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果南「母の日?」

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  1. 1 : : 2017/05/16(火) 22:20:30
    どうも、たけのこまんじゅうです!
    母の日を題材にしたssを母の日から2日後に書くという暴挙!
    しかも書き溜めてないので更新遅いですが、よろしくお願いします!
    かなまり!かなまり!かなまり!イェーイ!
  2. 2 : : 2017/05/16(火) 22:20:56









  3. 3 : : 2017/05/16(火) 22:21:17

    鞠莉「そうだよ果南!今日は母の日!」


    果南「母の日なのは知ってたけど…
    それがどうかしたの?」


    鞠莉「母の日…それは日頃の感謝を母親へ伝える日…
    確か日本ではカーネーションを送ったりするのよね?」


    果南「まあそうだね?
    …いや待ってよ鞠莉、母の日だから何かあるの?」


    鞠莉「ふふふ、聞きたい聞きたい?」


    果南「聞きたいっていうか…普通に気になるし」


    鞠莉「もぉ〜、果南ってばせっかちなんだから!今教えてあげマース!うふふっ!」


    果南「テンション高いなぁ今日の鞠莉」


    鞠莉「では!耳の穴をかっぽじってよーく聞きなさい!」


    果南「女の子がそういう言葉使わない」


    鞠莉「ごめん…」シュン…


    果南「わかればいいけど
    …で?結局なんなの?」


    鞠莉「…っふっふっふ」


    果南「もったいぶるなぁ」


    鞠莉「聞いて驚け!
    今日1日、私が果南のママになりまーす!」


    果南「……は?」
  4. 4 : : 2017/05/16(火) 22:21:34

    果南「ごめん意味がわかんないんだけど…」


    鞠莉「あれー?分かるように言ったつもりだったのだけど…」


    果南「いや、うん…
    意味はわかるよ、言ってる意味は…
    たださ、理解できないよね?」


    鞠莉「えー!そのまんまだよー!
    母の日だから、私が今日1日果南のママになるの!」


    果南「??????」


    鞠莉「…?もしもーし?果南?」


    果南「なんで鞠莉が私のお母さんになるの?」


    鞠莉「母の日だから?」


    果南「????????」


    鞠莉「そんなにおかしなこと言ってるかなぁ…」


    ダイヤ「なんですの、朝から騒がしいですわよ」


    鞠莉「ダイヤ!シャイニー!
    おはようハグー!」ガバッ


    ダイヤ「はいはい、おはようございます」ポンポンッ


    果南「…ねえダイヤ、鞠莉が私のお母さんになるんだって」


    ダイヤ「はぁ???」


    鞠莉「だって母の日じゃない?
    私が果南のお母さんになって、いっぱいいっぱい感謝してもらうの!」


    ダイヤ「はぁ???」


    果南「意味わかんないよね」


    ダイヤ「意味が分かりませんわ…」


    鞠莉「意味が分からなくても決定したことなのです!
    いい、果南?今日は私のことを『お母さん』って呼ぶこと!」


    ダイヤ「果南さん、無視していいと思いますわ」


    果南「だよね」


    鞠莉「ひどい!」


    果南「いやいやいや、だって鞠莉の言ってること寸分も理解できないんだもん」


    鞠莉「…」


    ダイヤ「…鞠莉さん?」


    果南「おーい?鞠莉?聞こえてるよね?」


    鞠莉「……」


    ダイヤ「…?」


    果南「……あー、そういうことか」


    ダイヤ「どういうことですの?」


    果南「こうなったら鞠莉は頑固だから付き合ってあげるか…」


    鞠莉「頑固オヤジに言われたくない!」


    果南「『お母さん』って呼ばれない限り返事をするつもりなかったんだよね?
    意思を強く持とう?」


    鞠莉「はっ!?」


    ダイヤ「あ、なるほどそういう…」


    果南「もう…
    分かったよお母さん、今日1日付き合ってあげるから」


    鞠莉「……!」パァァッ


    ダイヤ「ものすごく嬉しそうですわね」


    果南「単純だなぁ」


    鞠莉「果南大好きー!」ギュウゥッ


    果南「…どっちがお母さん?」


    ダイヤ「正直分かりかねますわ」
  5. 5 : : 2017/05/16(火) 22:21:52

    ──放課後──


    善子「…なにあれ?」


    曜「さあ?何かあったんじゃない?」



    果南「…」


    鞠莉「はーい、果南!
    練習着に着替えましょうねー!」


    果南「着替えぐらい自分でできるよ…」


    鞠莉「子どもは親に甘えるものでしょう?
    遠慮しなくていいってばー」


    果南「鞠莉…じゃなかった、お母さんしつこい…」



    善子「お、お母さん…?」


    曜「今日も仲良しだねー、あの2人」


    善子「いや、え?
    あの状況にツッコまないの?」


    曜「うーん…
    よくわかんないけど、多分鞠莉さんがお母さんになりたがったんだよ」


    善子「あー、なるほど」


    梨子「なるほどで済ませるんだ…」


    善子「あらリリー、今日は遅かったのね」


    梨子「少しだけ作曲進めようって思ってやってたんだけど、思いの外捗っちゃって…」


    千歌「梨子ちゃんったら呼んでも返事してくれないんだもん!ずーっと紙とにらめっこしててね!」


    善子「そーだったんだ…」


    曜「ところで、千歌ちゃんは何か知らない?果南ちゃんと鞠莉さんのアレについて」



    鞠莉「こら逃げるな!服を脱ぎなさーい!」ドタドタ


    果南「いやだからさっきから言ってるじゃん!着替えぐらい自分でできるって!」ドタドタ


    鞠莉「もう!私が着替えさせたいの!だからストップよ果南!」ドタドタ


    果南「これだから嫌だったんだよ!」ドタドタ



    千歌「2人は今日も仲良しだねー」


    梨子「それで済ませるんだ…」


    善子「ってことは千歌さんもこの状況については何も知らないのね」


    梨子「あとはダイヤさんぐらいしか…」


    ルビィ「お姉ちゃんがどうかしたの?」


    花丸「何だか騒がしいね?」


    善子「ルビまる遅い!
    さては2人で暗がりの図書室で秘密の儀式を…!」


    花丸「してないずら」



  6. 6 : : 2017/05/16(火) 22:32:36


    〜〜〜〜


    果南「…」ムスーッ


    鞠莉「Oh…果南のほっぺが風船みたいに…」


    梨子「よかった…ダイヤさんが予定よりも早く生徒会の仕事を終えてきてくれて…」


    曜「あんなに大きな声の『お黙らっしゃーい!』はこれから先聞きたくないなー…」


    ダイヤ「全く…お二人とも恥ずかしくはありませんの?私たちは最上級生、本来ならば他のメンバーの手本となるよう努めなければならないというのに…
    それなのに貴方がたときたら…!」


    千歌「ま、まあまあまあ!ダイヤさん!
    落ち着きましょ、ね?ね?
    ほら、練習の時間なくなっちゃうし!」


    ダイヤ「………はぁ、それもそうですね」


    千歌「あ、あはははっはは…」ホッ


    花丸「でもどうして『お母さん』?」


    鞠莉「どうしてって…それは…」


    花丸「…?」


    果南「はぁ…『感謝してほしい』でしょ?」


    鞠莉「…んー、まあそうなるかしら?」


    果南「すっごーく感謝してますよお母さん」


    鞠莉「もうちょっと心込めてくれてもいいんじゃな〜い?」ニヤニヤ


    果南「これだから金持ちは…」


    ダイヤ「お金持ちかどうかは全く関係ありませんわよ?」


    果南「はい」


    鞠莉「こら果南!」


    果南「いきなり母親ぶらないでよ!」


    ダイヤ「はぁ…
    …とにかく2人ともはやく着替えなさい、いつまで経っても練習できませんわよ?」


    果南「はーい…」


    鞠莉「OK〜!」


    ダイヤ「他の皆さんは先に屋上に行っててください。私はこの2人を監視しておかなくてはいけませんので」ジロリ


    曜「了解であります!」


    千歌「よーし、じゃあ屋上まで競争!」ダッ


    梨子「千歌ちゃん走ったら危ないよ!」


    善子「クックックッ…
    いざ行かん、約束の地へ!」


    花丸「ルビィちゃん、飲み物持った?」


    ルビィ「うん!行こう、花丸ちゃん!」


    善子「……」


    花丸「ほら善子ちゃんも、そんな所で固まってないで早く行くよ?」


    善子「だから善子言うな!
    それとヨハネモードをスルーするなー!」



  7. 7 : : 2017/05/16(火) 22:52:32




    ダイヤ「それじゃあ、早く着替えなさい?」


    果南「なんだかダイヤの方がよっぽどお母さんしてるよ」


    鞠莉「ダイヤはみーんなのお母さんってことね」


    ダイヤ「いいから早く着替えなさい!」


    果南「はーい」


    鞠莉「はーい」


    ダイヤ「……」


    果南「…」ヌギヌギ


    鞠莉「……」ソーッ


    ダイヤ「鞠莉さん」


    鞠莉「はい…」ヌギヌギ


    ダイヤ「……」


    果南「……あれ、シャツがない」


    鞠莉「ふっふっふ……かなーん?
    じゃあママと一緒にお着替え


    ダイヤ「鞠 莉 さ ん ?」


    鞠莉「………」


    果南「いつの間に取ってたの…」


    鞠莉「ダイヤが来る前にそーっとね」


    果南「油断も隙もないな…」ヒョイッ


    鞠莉「あっ……」


    果南「……」


    鞠莉「……」シュン…


    果南「………」


    ダイヤ「……全く」


    果南「ねえダイヤ、」


    ダイヤ「分かってますわ、皆さんには言いませんから」


    果南「………よし」


    果南「……わー、1人じゃ着替えられないよー!」


    鞠莉「……!!!」パァァアッ


    果南「お母さんに着替え手伝って欲しいなー?」


    鞠莉「かなーん…!」


    果南「早くしないと練習の時間ホントになくなっちゃうから、ほら早く」


    鞠莉「お母さんにお任せでーす!
    じゃあまずは首を通すわよ〜」


    果南「はーい」


    ダイヤ「…ふふふっ」



  8. 8 : : 2017/05/16(火) 22:57:20








    〜〜〜〜






  9. 9 : : 2017/05/16(火) 23:27:02

    果南「あー、今日も練習疲れた!」


    鞠莉「今度のイベントに向けてみんな頑張ってるものね、最近はいつもに増して熱が入ってるもの」


    果南「うん、そうだね」


    鞠莉「……?」


    果南「…」


    鞠莉「どうしたの果南?
    いきなり立ち止まって」


    果南「ああ、いや特に何もないんだけどさ…
    夕日が綺麗だなぁって」


    鞠莉「夕日…?
    ワォ、本当!すっごく綺麗!
    何だか海に溶けていってるみたい…」


    果南「…夕日見てたらさ、あの日のこと思い出しちゃうんだよね」


    鞠莉「あの日…?」


    果南「ほら、鞠莉が内浦から居なくなっちゃったあの日」


    鞠莉「あ…」


    果南「……歩きながら話そっか」





    ……




    果南「鞠莉はさ、あの日どんなこと考えてた?」


    鞠莉「うーん、そうね…頭空っぽだった」


    果南「え?」


    鞠莉「果南たちにとっては『留学』なのでしょうけど、私にとっては日常が消え去ることと同義だったから」


    果南「……」


    鞠莉「まあ空っぽになるぐらいにはショックだったけど…
    私あの時すっごく悲しかったし、すっごく悔しかったよ」


    果南「悔しい…?」


    鞠莉「だって私じゃどうしようもできなかったもの…
    先生やパパ、パパの周りにいる人たちが私のことを高く評価してくれてることは知っていたし、留学を断ってた唯一の理由を失くしてしまっていたし」


    果南「…っ」


    鞠莉「だからね、あっちの大学を1年とちょっとで卒業してきたの」


    果南「…は?」


    鞠莉「たった2年で内浦に戻れるなんて普通じゃおかしいでしょ?
    果南もダイヤも、私とはもう会えないって思ってたみたいだし」


    果南「確かに早すぎるとは思ってたけど…
    え、まさか」


    鞠莉「ええ、交換条件ってやつ!
    『留学』という名目でここを離れなきゃいけないなら、大学を卒業したらあっちにいる意味はないでしょ?
    だからパパを言いくるめて…」


    果南「そういうことだったんだ…」


    鞠莉「本当大変だったのよ?
    お陰で色々と学べて、今は理事長できるぐらいにはなったけど」


    果南「ハイスペックすぎる…」


  10. 10 : : 2017/05/16(火) 23:48:39


    鞠莉「そういう果南はどうだったの?
    あの時、なにを考えてた?」


    果南「そうだな…
    …鞠莉を乗せたヘリが見えなくなった途端にさ、何だか心にポッカリ穴が空いたみたいになって」


    果南「そっから暗くなっても、私もダイヤもそこから動こうとしないでただ空を見てて…
    何も考えてなかった。私たちが頭空っぽだったかもね…」


    鞠莉「…」


    果南「しばらくして私がダイヤに帰ろうって言って、2人で歩いて帰ってたんだけど…
    ダイヤが大声で泣きだしてさ」


    鞠莉「え、そうだったの?」


    果南「あんなに泣いてるダイヤ、小学校以来に見たな…
    で、私もつられて…っていうか、ずっと泣きそうになってたのが我慢できなくなって」


    鞠莉「…」



    果南「2人で泣きながら帰ってたらいつの間にかダイヤの家の前に来てて、そっからは1人でバスに乗って…」


    果南「…帰って寝た」


    鞠莉「寝た!?」


    果南「寝た、はず…
    泣き疲れてたんだよきっと、何だか次の日は目覚めだけはよかったし」


    鞠莉「へー…私が居なくなった初日は目覚めよかったのね…ふーん…」


    果南「だから目覚めだけだって!
    学校行ったらどんよりしたダイヤがいるし、自分のせいで鞠莉はいないし…」


    果南「それからしばらくしてお父さんが腰やっちゃって学校行けなくなって、ダイヤともめっきり会わなくなって…」


    鞠莉「…私が帰ってきた?」


    果南「ってわけ」


    鞠莉「……2年間も無駄にしてたの、私だけじゃなかったのね」


    果南「え?何か言った?」


    鞠莉「バカって言いました〜」


    果南「え、なんでいきなり…」


    鞠莉「言われて当然です!
    大体、なんでダイヤとすら連絡取り合ってないの!」


    果南「それは…」


    鞠莉「…っふふ、分かってる」


    果南「え?」


    鞠莉「分かってるよ、後ろめたかったんでしょう?私を遠ざけた後に今まで通りにダイヤと接するのが」


    果南「…」


    鞠莉「ずっとずっと我慢してたのは私も果南もダイヤも同じだったってことね…
    よし、分かった!」


    果南「え?なにが?」


    鞠莉「ねえ果南?
    お母さんと子どもが一緒に寝るのって当たり前のことよね?」


    果南「まさか…」


    鞠莉「淡島に着いたら着替えを持ってホテルに集合!拒否権はありません!」


    果南「ははははは…はいはい…」


    鞠莉「 " はい " は1回!」


    果南「はーい…
    いきなりお母さんモードにならないでよ…」


  11. 11 : : 2017/05/17(水) 17:07:09




    〜〜〜〜〜



  12. 12 : : 2017/05/17(水) 17:19:18

    鞠莉「もー、ダイヤも来ればよかったのにね」


    果南「やらなきゃいけない事があるらしいし仕方ないよ、また今度ってことで」


    鞠莉「今度…今度……
    あ、じゃあ父の日にマリーと果南がダイヤのパパになるっていうのは…」


    果南「お父さんが2人っておかしいでしょ…
    変な事言ってないで、明日も学校なんだから寝るよ?」


    鞠莉「えー!果南とおしゃべりしたいよー!」


    果南「ダメです、電気を消します」パチッ


    鞠莉「あー真っ暗…
    仕方ない…」モゾモゾ


    果南「やっと諦めたか…」モゾモゾ


    果南「じゃ、おやすみ」


    鞠莉「……ハグ」


    果南「え?」


    鞠莉「ほら、抱き枕になってあげるからおいで?」


    果南「…何言ってんの鞠莉?」


    鞠莉「ノンノン、マリーじゃなくて?」


    果南「はぁ…
    はいはい、分かったよお母さん」ギュッ


    鞠莉「ん〜っ、いい子いい子」ギューッ


    果南「はははっ、苦しいよ」


    鞠莉「気のせいでーす」ギューッ


    果南「気のせいではないんだけどなあ…」


    鞠莉「うふふっ、たまにはいいじゃない?」


    果南「まぁ…たまには、ね」ギュッ


    鞠莉「…うん」


    果南「…」


    鞠莉「……」


    果南「……ねえ、鞠莉」


    鞠莉「なーに?」


    果南「どうして『お母さんになる』なんて言い出したわけ?」


    鞠莉「あら、聞きたい?」


    果南「聞きたい、っていうかやっぱり気になるからさ」


    鞠莉「じゃあ可愛い我が子に教えてあげましょう…」


  13. 13 : : 2017/05/17(水) 17:36:54

    鞠莉「ホントはね、ただ単に果南に甘えてほしかっただけなの」


    果南「え?」


    鞠莉「2年間もお預け食らってたからたっくさんハグされたかっただけなの
    それで思いついて実行したってだけ」


    果南「それだけ…?
    だったらそう言ってくれればよかったのに…」


    鞠莉「遠慮しないで甘えてー、って言っても果南は甘え下手だから甘えてはくれないでしょ?
    それに『ハグしてほしい』だけじゃなくて『甘えてほしい』わけだし」


    果南「そりゃあまあ、甘え下手なのは自覚してるけどさ…」


    鞠莉「どうせ言っても甘えてくれないだろうから、無理やり甘えさせようって思ったの」


    果南「そういうことだったんだ…
    ていうか、私も甘え下手だけど鞠莉は甘えさせ下手だよ…」


    鞠莉「あら、そうだった?
    結構上手くできてるつもりだったのだけど」


    果南「色々と無理矢理すぎるんだよ…
    …まあ、だから甘えれたんだけどさ」


    鞠莉「でしょー?
    ふふふ、もう果南可愛いー!」ギューッ


    果南「だから苦しいって!もう!」


    鞠莉「やめてって言ってもやめないからね?
    今日は絶対に果南とハグしたまま寝るんだから」


    果南「分かってる分かってる…もう…」


    鞠莉「…」


    果南「ん?どうしたの、鞠莉?」


    鞠莉「あっ、その…
    …ううん、なんでもないよ」


    果南「嘘。言いたいことあるなら言って?」


    鞠莉「えぇ…だって恥ずかしいし…」


    果南「恥ずかしがるようなことなの?」


    鞠莉「いや、そこまで恥ずかしくはないんだけど…口に出すと私が恥ずかしいっていうか…」


    果南「言いたいことは言う、伝えたいことはちゃんと伝える。そう決めたでしょ?」


    鞠莉「はぁ…分かった言う、ちゃんと伝える
    だから笑わないでよ?」


    果南「分かった分かった」



  14. 14 : : 2017/05/17(水) 17:53:53

    鞠莉「その……ね、昔はよく果南からハグしてくれてたでしょ?」


    果南「え?そうだったっけ?」


    鞠莉「そうだよ!私からハグするのなんて数えるほどしかなかったよ!」


    果南「そうだったかな…?」


    鞠莉「もうっ!
    …それでね、果南からハグしてほしいの……朝学校で会ったら『おはよう』って…」


    果南「……それだけ?」


    鞠莉「えっ?」


    果南「そんなこと恥ずかしがってたの?
    鞠莉が?」


    鞠莉「え、ちょ!そんな反応しないでよ!
    これでも結構気にしてたんだから!」


    果南「なんだ、そんなこと気にしてたんだ」


    鞠莉「当たり前よ…
    昔は果南からハグしてくれてたのに、帰ってきてからは私からすることが多くなってて…
    もしかして果南は私のこと前より好きじゃなくなったのかな?
    ってずっと考えてたんだから…」


    果南「そんなこと考えてたの?
    もう、ちゃんと伝えるって決めたのに」


    鞠莉「だってなんだか恥ずかしいもの!
    小さい人間って思われそうだったし…」


    果南「このぐらいじゃそんなこと思わないよ…」


    鞠莉「本当…?」


    果南「ほーんーと!」ギューッ


    鞠莉「きゃっ!ちょっと果南やめてよー!」


    果南「鞠莉が満足するまでハグする!」


    鞠莉「…!」


    果南「朝だって昼だって、なんなら夜でもさ、ハグしてあげるから」


    鞠莉「…いいの?」


    果南「突っぱねたはずの私たちのために2年間も1人で頑張ったんだもん、これが鞠莉にとって報酬になるんだったらいくらでもしてあげるよ」


    鞠莉「……ぐすっ」


    果南「ああもう、そんなに気にしてたんだ…」


    鞠莉「だってぇ…」


    果南「もう、鞠莉も甘え下手じゃん」


    鞠莉「うるさいぃ…」




  15. 15 : : 2017/05/17(水) 18:05:45





    〜〜〜


    ダイヤ「おはようございます、果南さん」


    果南「ダイヤおはよう、珍しいねこんなに早く教室に来るの」


    ダイヤ「やるべき事は片付けてきましたので。
    …あら?鞠莉さんは一緒じゃないのですね?」


    果南「ははは…わざと私より遅く学校に着くようにしたんだと思うよ」


    ダイヤ「? どういう…」



    ガラガラガラッ



    鞠莉「シャイニー!みんなおはよう!」


    ダイヤ「噂をすれば、といったところですね」


    鞠莉「ダーイヤー!おはようハグー!」ギューッ


    ダイヤ「はいはい、おはようございます鞠莉さん」


    鞠莉「グッモーニン!今日もいい天気ね!」


    ダイヤ「そうですわね、雲ひとつない晴天です」


    果南「…」ガタッ


    ダイヤ「あら?果南さんどうしたのです?
    いきなり立ち上がって」


    果南「鞠莉、おはようのハグ」


    鞠莉「〜〜〜〜!!!」


    果南「ほら、おいで?」


    鞠莉「かーなーんー!!!!」バッ‼︎


    ダイヤ「まあ!」


    果南「ちょ、飛んでこないでよ!」ギュッ


    鞠莉「だってすっごく嬉しいもの!」ギューッ


    ダイヤ「あの…鞠莉さん?
    鞠莉さんからハグしていませんか?」


    果南「あ」


    鞠莉「あー!果南やり直し!
    ほら、カモン!」


    果南「はいはい…」ギュッ


    鞠莉「うん、これでオッケー!」ギュッ


    果南「…おはよう、鞠莉」


    鞠莉「うん、おはよう果南!」


    ダイヤ「……っ」ウズッ


    鞠莉「…オーゥ」


    ダイヤ「っ!な、なんですの!?
    別に私も混ぜて欲しいなんて思って…」


    鞠莉「…果南」


    果南「任せて」


    ダイヤ「い、いつの間に後ろに!?」


    鞠莉「せーのっ!」


    果南・鞠莉「おはよう、ダイヤ!」ギューッ‼︎


    ダイヤ「きゃっ!
    もう苦しいですわ2人とも〜!」


    果南「そのぐらいがちょうどいいの!」


    鞠莉「そうでーす!
    ハグはこうでなくっちゃ、ね?」


    ダイヤ「……ふふっ、そうかもしれませんわね」



  16. 16 : : 2017/05/17(水) 18:05:52








    おわり
  17. 17 : : 2017/05/17(水) 18:08:09

    はい!終わり!いぇい!
    読んでくださった皆様ありがとうございます!

    自分は三年生組が大好きなんですよね、特にかなまりが…
    かなまりが好きなんですけど、やっぱりダイヤ様もいなきゃなってなっちゃうんですよ
    この気持ちわかってほしいです
  18. 18 : : 2020/10/26(月) 23:04:24
    http://www.ssnote.net/users/homo
    ↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️

    http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
    ↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
    ⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️

    ⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
    10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
    みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
    今回は誠にすみませんでした。


    13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
    >>12
    みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
    現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました

    私自身の謝罪を忘れていました。すいません

    改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
    今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
    あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
    SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
    本当に今回はすみませんでした。




    ⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️

    http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi

    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️

    56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ごめんなさい。


    58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ずっとここ見てました。
    怖くて怖くてたまらないんです。


    61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
    お願いです、やめてください。


    65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    元はといえば私の責任なんです。
    お願いです、許してください


    67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    アカウントは消します。サブ垢もです。
    もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
    どうかお許しください…


    68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    これは嘘じゃないです。
    本当にお願いします…



    79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ホントにやめてください…お願いします…


    85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    それに関しては本当に申し訳ありません。
    若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
    お願いですから今回だけはお慈悲をください


    89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    もう二度としませんから…
    お願いです、許してください…

    5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
    ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
    本当に申し訳ございませんでした。
    元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
    私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
    今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。

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donguri

たけのこまんじゅう

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