前回の続きです。
ソレでは、どうぞ。


八幡「…言うぞ、覚悟しとけ。」
雪乃「…ええ、聞かせて頂戴。」
八幡「まず、俺と小町は『兄妹じゃなかったんだ。』」
雪乃「………」
八幡「そして、今日家を出た。」
雪乃「…小町さんは、元から知っていたの?」
八幡「いや親父が、あの人が言ったんだ。」
雪乃「貴方は、いつ知ったの?」
八幡「昔、家のパソコンで調べたら一家表に俺の名前がなかったんだ。中2ぐらいから知ってた。」
雪乃「何故、その場で御両親に聞かなかったの?」
八幡「それは『雪乃ちゃん、それぐらい自分で考えなよ。』
大介「雪乃ちゃんは彼のこと僕よりも知ってるでしょ?何でもかんでも、聞いてから考えるって遅いと思わない?」
雪乃「……」
大介「高校2年生でしょ。半分大人みたいな立場だよ。」
雪乃「…そうですね。ごめんなさい、比企谷君。」
八幡「いや、お前は悪くない。」
八幡「続けるぞ。総武校に入ってお前の姉ちゃんに会って『この人なら、きっと大丈夫だろ。』って思って調べてもらっていたんだ。」
雪乃「……」
八幡「最近教えてもらったんだ。『やっぱり兄妹じゃないよ』って。」
雪乃「……」
八幡「さっきの質問に対しては『きっと小町が知ったら余計な気を使わせることになっちまうじゃないか?』って思って言わなかったんだ。……俺は弱えよ。怖いからって避けてちゃいけねーもんを避けて、結局小町を泣かしちまったんだからな。こんなヤツ兄として失格だ。」
雪乃「……」


今回はここまで。長かったり短かったり、すいません。なるべく同じように書いているつもりです。雪乃が今回話すことが少ないかも…。雪ノ下ファンの皆さんごめん。次回もどうかよろしくお願いします。それじゃまた次回お会いしましょうm(_ _)mby赤とんぼ。