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この作品はオリジナルキャラクターを含みます。

比企谷「俺に代わって」小松「オリジナルキャラが主人公の俺ガイル」

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  1. 1 : : 2018/05/08(火) 21:08:21
    ども、作者っす。
    突然ですが、「あ〜2次元の世界に行きたいなー」とか考えた事あります?僕はありますよ。
    でですね、最近なんとなく『俺ガイル』に興味が出てきましてね、試しにアニメを1通り見てみたらまぁこれが素晴らしい!久々に「この世界に行けたら楽しそうだなー」と妄想してしまった訳ですよ。
    ガキかよ!とか思うでしょ?いいんですそう言われても、僕は2次元の世界に行ってみたいと思うガキでいいんです。

    さて、本題に入りましょう(今更)
    ↑で書いたことから察しがついた方もいるでしょう…そう!僕は自分を主人公として俺ガイルの世界に行くというssを書こうと決めました!しょうもない理由ですいません!

    最近知ったばかりでまだまだ俺ガイルの知識が足りない、マイペース更新、文章力皆無、無茶苦茶な設定など不安な点は沢山ありますが、僕なりに頑張っていこうと思います!読者さんも是非僕が書く主人公を自分だと思って楽しんでみて下さい!よろしくお願いします!

    あ、批判コメが嫌なのでコメント出来ない設定にします、すいません←豆腐メンタル
  2. 2 : : 2018/05/08(火) 21:18:04

    説明し忘れ。
    自分を主人公にすると言いましたが、リアルの僕を主人公にはしません、正確には『自分の考えた自分を主人公にする』です。
    分かりにくくてすいません、簡単に言えば、自分の性格を取り入れた上で更に色々な要素を取り入れて自分とは別の自分を作りました。
    意味不明ですが、このss自体意味不明なんでそのへんは気楽に考えてもらってOKです。
    ゆるーく行きましょ^^*
  3. 3 : : 2018/05/08(火) 22:17:49

    小松「ふぁ〜」ポチポチ(スマホ)


    ?「(彼の名前は『比企谷 小松』、高校1年生で現在不登校…小学生の頃から休みがちで中学生で悪化し不登校に、現在まで続く…なんか言ってて悲しい気持ちになったわ)」


    小松「・・・」ポチポチ


    ガチャ(ドア)


    小松「(はぁ…)」


    ?「(今ドアを開けたのは彼の母親…彼の事など全く理解してくれずに一方的に自分の意見を押し付けて怒ってるクソ親である…ちなみに今からなにか言われて怒られると思う…)」


    ―数分後―


    小松「チクショウ…」グスン


    ?「(この通り彼は気が弱い、彼の母親が悪いのになぜか泣いてしまう・・・え?さっきからお前は誰だって?まぁまぁ、今から出るからちょいとまっててなー)」


    小松「なんで俺はこんなに…」グスン



    ?「やぁ」



    小松「うわっ!!え?え?何?え、何!?」



    ?「そうてんぱるなよー!俺は神様だー!」



    小松「・・・は?」



    神様「えー!もっと驚いてよつまんない!」



    小松「えぇ…いやだって…ねぇ?」



    神様「まぁ普通は驚くか。でも信じてくれ、俺は神様だ」



    小松「(あぁ、ストレスの溜まりすぎで幻聴と幻覚が同時に起こってるのか…適当にやって寝よ)・・・まぁ、体浮いてるしオーラみたいなの出てるしそうなのかな?」



    神様「そうそう、分かってくれたか!」ニコニコ



    小松「・・・で?」



    神様「ははっ、リアクションは求めないのが正解っぽいな」



    神様「よし・・・単刀直入に言う、今いる世界とは違う世界に行かないか?」



    小松「ん?・・・・・・ん???」



    小松「(あれ、一体俺はどんな幻覚を見てるんだ?)」



    神様「比企谷小松、キミはこの世界にいない方が良い、この先の暗い人生を歩んではならない」



    小松「・・・なんでそんな事言えるんだよ」



    神様「理解者」ボソッ



    小松「!?」



    神様「君が一番欲しいものだろ?」



    小松「な、なんで…」



    神様「言っただろ?俺は神様なんだ、君の事ならなんでも知ってるさ」



    神様「(そう、なんでも知ってる)」



    神様「(比企谷小松、11月11日生まれの15歳、高校1年生、小学生の頃から学校を休みがちで中学生になり悪化し不登校に、彼なりに努力してるのだが誰にも理解してもらえず家族を含む周りからは『努力もしねーでなにやってんだ?』『家族の恥』などの暴言の嵐、その事から『努力しても無駄』『味方なんていない』と思うようになってしまい現在は本来の明るく優しい姿は隠れ、ネガティブで暗い雰囲気を放っている。・・・とまぁこんな所か)」



    小松「(も、もしかして幻覚でも幻聴でもなくて本物?・・・い、いやそんなわけ…あるのか?)」



    神様「俺はキミを救ってやりたい、本来の姿を別の世界で取り戻して楽しく生きてほしい」



    小松「あ、あのー神様」



    神様「なんだい?」



    小松「そのー…別の世界ってのは具体的には?」



    神様「あー、あれだよ?見たこともないような生き物とかいないよ?普通に人間もいるし犬いる、猫もいるしね」



    小松「え、それってこの世界と変わらないんじゃ?」



    神様「地球…いや、もっと広くいえば全宇宙はこの世界と変わらない・・・ある一つの事を除いてはね」



    小松「そ、それは?」



    神様「住んでる生き物だよ。種類は変わらないけど存在はこの世界とは別だ」



    小松「???」



    神様「簡単に言えばこの世界にいるキミの母親は別の世界にはいない、キミが飼ってる猫も別の世界じゃいない。人間や猫という『生き物』は同じくいるんだけど違うんだ」



    小松「な、なるほど…よく分かったよ」



    神様「行ってみる気にはなったかい?」



    小松「・・・向こうの世界で俺は上手くやれるのか心配…」



    神様「まぁそうだよね、ぶっちゃけそこはキミ次第なんだ」



    小松「え?」



    神様「家族や通う学校は俺がなんとかするけど、キミは別の世界に行ったら努力をしなければならない、そうしなきゃ別の世界に行ってもまた今と同じ状況になる」



    小松「・・・」



    神様「(やば、言い過ぎたかな…)」



    小松「本当に」ボソッ



    神様「ん?」



    小松「本当に別の世界に行ける?」



    神様「もちろん!」



    小松「・・・じゃ…じゃあ俺行くよ!・・・正直不安だけど…このままなんて嫌だし…」



    神様「おーけー、細かい事は俺に任せとけ!キミは別の世界で努力し、楽しく生きろ!」



    小松「うん!それじゃあさっそくお願い神様」



    神様「よっしゃ!それじゃー行くぞー!」



    小松「(変えてやる…人生を!)」
  4. 4 : : 2018/05/09(水) 00:16:27

    ―数分後―


    結衣「サブレ〜早いよ〜」タタタ(犬の散歩中)


    ポワワワーン


    結衣「んー?何あれ?」ジー


    ピカ!


    結衣「わ!?光った!?」


    イテテー…ドコココ?…チバ!?


    結衣「人が出た!?てかなんか独り言言ってるし!」



    結衣「何が起こってるのー!??」



    サブレ「ワンワン!」ダッ!



    結衣「わ!?やばっ!」



    車「ブーン!」



    結衣「(間に…合わない…)」



    結衣「・・・え!?」


    ドン!(衝突)


    ―小松 side―


    ポワワワーン…ピカ!


    小松「いたたー…ってうわ!?何処ここ!?」



    神様『千葉県だ!』



    小松「千葉!?てか神様どこで喋ってるの?」



    神様『あー、私は神様だからなー』



    小松「なんか話長そうだから無視して…確実に別の場所…いや、別の世界に来ている!・・・ん?犬?」チラ



    車「ブーン!」



    小松「やばっ!このままじゃ轢かれる!」ダッ!



    神様『であるからしてー…ってあれ?小松?・・・ってえぇ!?』



    小松「(間に合え!)」



    車内「(!)」


    ドン!(衝突)


    結衣「う、嘘・・・はっ!」



    サブレ「ワン!」



    結衣「サブレー!良かったー!」ギュー



    結衣「た、助けてくれた人は!?」



    小松「・・・・・・」



    結衣「た、大変!えぇっと、救急車!」



    神様『死んではない、なんせ俺がとっさに頭にバリアを貼ったからな!・・・ってふざけてる場合じゃねーな…』


    ピーポーピーポー…


    ―夕方―


    小松「うぅ…」



    小松「・・・ここは…」キョロキョロ


    ガラガラ(ドア)


    ?「え!?」



    小松「ひっ!?」



    ?「お、起きてる!お医者さん呼ばなきゃ!」ダッ!



    小松「え…だ、誰?」



    神様『キミの妹だよ』



    小松「うわっ!びっくりしたー…神様いたのかよ」



    神様『う、うん』



    小松「なんでそんな控えめなんだよ」



    神様『え、いやあのその…』



    小松「何?」



    神様『すまなかった!』



    小松「・・・え、何が?」



    神様『いくらとっさの出来事だったとはいえ、お前を全身無傷で守れたはずなのに…頭しか守れなかった…だから…』



    小松「(頭に痛みがないのは神様が…)」



    小松「・・・あのさー神様」



    神様『なんだい?』



    小松「ありがと、守ってくれて」



    神様『あ、あぁ…でも体を守れなくて結果的に骨折に…』



    小松「いやあの時とっさに頭を守るのってすげーじゃん、それで十分。それに神様がチート過ぎなくて親近感湧いたわ」ハハッ



    神様『そ、そうか?』



    小松「うん」



    神様『(やっぱこいつを選んで正解だったようだな)』



    小松「それでさ、さっきのーその『妹』ってのはなんだ?」



    神様『あぁ、それはだな』


    ガラガラ(ドア)



    医者「失礼するよ、調子はどうだい?痛みとか」



    小松「え?あ、あぁはい大丈夫です痛みはありません」



    医者「それは良かった、妹さんも早く知らせてくれて・・・あれ、入らないのかい?」オーイ



    ?「は、はい今から入りますよー!」アセアセ



    医者「そうかい?えーと…じゃあ比企谷君には後で夕飯を持ってくるからね、お大事に」



    小松「はい、ありがとうございました」ペコ



    小松「・・・」



    ?「・・・」



    小松「お、おい」



    ?「!・・・は、はい?」



    小松「部屋に入って来なよ、話したい事がある」



    ?「は、はい…」テクテク



    小松「こんにちは…あーっともうすぐ夜だからこんばんはかな?」



    ?「えーっと…こんにちばんは」ペコ



    小松「ははっ、いいねそれ」



    ?「…えへへ」



    小松「えーっと、俺の名前はh「比企谷小松」



    小松「え?」



    ?「比企谷小松…お兄ちゃん…ですよね?」



    小松「・・・やっぱり妹なんだ」



    ?「はい…私は比企谷小町といいます」



    小松「名前…一文字しか違わないね」



    小町「はい、私も神様さんに最初聞いた時はびっくりしました」



    小松「え、小町ちゃんも神様に?」



    小町「えぇまぁ…ってか、神様いるんなら出てきてくださいよ」



    神様「・・・よう」



    小松「(あ、やっと姿を見せた)」



    小松「・・・で、いつ神様に会ったんだい?」



    小町「はい…実はですね、今日の朝」
  5. 5 : : 2018/05/09(水) 13:45:04

    ―今朝―


    小町「ふぁ〜ねむ…」



    小町「おはよ〜」


    シーン


    小町「今日も1人か…」



    神様「よっ!」



    小町「うわっ!?な、なに!?」


    ―――――――――――――――――――――――――――


    小町「って事がありまして、なんか別の世界から兄が来るとか、両親には昨日話してOK貰ってるとか…まぁこんな感じです」



    小松「そ、そうか…あのー神様?」



    神様「ん?」



    小松「なんとなく分かってるけど、念のためになぜ俺をこの家族の1員にしたのか教えて」



    神様「苗字が同じ!名前も似てる!以上!」



    小松「あ、やっぱりそすか」



    神様「聞いといてそりゃひどいよ〜」



    小松「あのー、小町ちゃん?」



    小町「はい?」



    小松「そのー…なんか神様とか意味わかんなくて混乱してると思うけど、どうやら今から俺がお前の兄になったらいしい」



    小町「はい」



    小松「それでな、俺は小町ちゃんが嫌なら元の世界に帰る…」



    小町「あ、別に嫌じゃないんでその必要は無いですよ」キッパリ



    小松「即答!?」



    小町「いやー、私の両親が共働きなので朝も学校から帰ってきてからも暇なんで」



    小松「(暇…か)」



    小町「ずっとお兄ちゃんが欲しいと思ってたんですよね!そりゃあ変な性格だったり、そのー…ルックス?とか悪かったりしたらあれでしたけど」



    小松「(やばい俺不登校ひねくれブスやん)」



    神様「(大丈夫、お前優しいしルックスは中の上だ。流石に俳優とかには適わないが学校内ならイケメンの部類に入るぞ)」



    小町「小松お兄ちゃんはイケメンだし優しそうだからOKです!」



    小松「え、そ、そうかな?」



    小町「はい!」ニコ



    小松「神様、俺のこの世界の両親は俺の事どう思ってる?」



    神様「もちろん大歓迎してたぞ。ご両親は小町をいつも1人にしてることに申し訳ないと思っててな、お兄ちゃんが出来て良かったと言ってた」



    小松「そっか・・・よし」



    小松「小町ちゃん…いや、小町」



    小町「は、はい!」



    小松「その…あんまりいいお兄ちゃんじゃないけど頑張る、だからこれからよろしく」ペコ



    小町「(お兄ちゃん…本当にお兄ちゃんが…)」



    小町「・・・うん、よろしくね!お兄ちゃん!」ニコ



    神様「いい話だ…」ウルウル



    小町「それにしても、お兄ちゃんが出来るって聞いた日の放課後に神様から『お兄ちゃんが交通事故』って聞いた時は焦ったよ」



    小松「あはは…ごめん」



    小町「そういえば、さっにお兄ちゃんが助けた犬の飼い主さん来てたよ」



    小松「そっか、犬が無事で良かった」ニコ



    小町「それでね!お礼にお菓子貰ったんだよ!」



    小松「しっかりしてる人だなー、今そのお菓子ある?」



    小町「あ…」



    小松「・・・まさか」



    小町「さっき全部食べちゃった♥」



    小松「ひどい〜!」



    小町「あ、ちなみにお兄ちゃん3ヵ月入院だから」



    小松「えぇ…」



    小町「それと、今んとこ俺ガイル要素無いから1年スキップするね!」



    小松「なにそれメタい…」



    小町「・・・とその前に」チラ



    神様「ん?俺?」



    小町「お兄ちゃん、神様ってなんか呼ぶの嫌じゃない?」



    小松「確かに」



    神様「え…」



    小町「名前付けよ!」



    小松「いいね」



    小町「んー、名前に『小』は付けたいよね」



    小松「あと、一応神様だから『神』も入れるか」


    ―数分後―


    小町「よし決まった!『慎吾』に決定!」



    神様「どうしてこうなった」(白目)



    小松「えーと、『神(しん)』と『小(こ)』で『しんこ』にしようと思ったけど変だから『しんご』にした。漢字は適当」



    神様「なんか嫌だ!神様なのに慎吾って嫌だ!」



    小町「もーつべこべ言わないの!よろしくね慎吾」ニコ



    小松「よろしく慎吾」ニコ



    慎吾「…はい」ガクリ



    小町「って事で今度こそ1年スキップ!」



    小松「だからメタいって」


    ―1年後―


    小松「(友達とは罪であり悪である

    聞こえはいいがその実態は弱肉強食の世界。A君とB君という友達が2人いたとして、その2人が問題になった時はカースト上位の方の味方をしてもう1人は切り捨てる。切り捨てられた方はもう友達じゃない、切り捨てた自分も心が痛む、でもこうすることでカースト上位から自分を守る事ができる。

    友達と言うのは所詮こんなもんだ、実に醜い。だから俺は友達を作らない。

    結論。友達なんてクソだ)」



    慎吾『小町といる時と全く雰囲気違う!?』
  6. 6 : : 2018/05/09(水) 20:21:56


    平塚「なぁ小松、私が授業で出した課題は何だったかな」



    小松「えぇーっと…『高校生活を振り返って』というテーマの作文でした」



    平塚「それで何故君はこんな意味不明な作文を書き上げてるんだ?何だこれ?どうしてこうなった?」



    小松「あ、あはは…」



    平塚「・・・君は他人と接する事が苦手か?」



    小松「い、いやー…話しかけられれば話せますよ」



    平塚「自分からは話に行かないのかね?」



    小松「まぁ、話に行く必要が無いですからね」



    平塚「はぁ…そんなんじゃ友達が作れないだろ」



    小松「必要ないんですよ、友達なんて」



    平塚「んなわけ無いだろ、高校生の頃の友達は一生の友達と言っても過言では無いほど大切なものだぞ」



    小松「そういう先生はまだ高校生の頃の友達と連絡取り合ってるんですか?」



    平塚「もちろんだ」



    小松「何年の付き合いですか?」



    平塚「どんくらいだっけなー…確か15年は超えてー…」



    小松「・・・となると先生の年齢は恐らく3じゅ」


    ブォン!!!


    小松「・・・」(硬直)



    平塚「女性に年齢の話をするんじゃない」ギロ



    小松「は、はい」



    平塚「・・・」



    小松「?」



    平塚「・・・ちょっと付いてきたまえ」



    小松「はい?」



    平塚「ちなみにさっきは間違えただけだ、本当は10年の付き合いだ」アセアセ



    小松「あ、そすか」


    ―とある教室―


    ガラガラ(ドア)


    平塚「・・・」テクテク



    小松「・・・?」チラ



    ?「・・・」(読書中)



    ?「・・・平塚先生、入る時はノックをお願いしたはずですが?」



    平塚「ノックをしても君が返事をした試しがないじゃないかー」



    ?「返事をする暇もなく先生が入って来るんですよ」



    ?「・・・それで、そのヒョロっとした人は?」



    小松「え…」



    小松「(俺は、この少女を知っている。けど面倒だから説前任せた慎吾、どうせ心の声も聞こえてるし姿を見せずにどこかにいるんだろ?)」



    慎吾『はいはい…名は雪ノ下雪乃、国際教養科J組という女子が多くて偏差値が高いクラスで一際異彩を放っており、全生徒に名を知られるほどである』


    小松「(ありがと慎吾)」



    慎吾『慎吾やめい』



    平塚「彼は入部希望だ」



    小松「あー、2年F組、比企谷小松です。ええっとー…」



    小松「入部ってなんだよ」(小声)



    平塚「君には、意味不明なレポートの罰としてここでの部活動を命じる、異論反論抗議質問口答えは一切認めない」



    小松「えぇ…」



    平塚「という訳でこいつはヒョロっとした見た目同様精神面もヒョロヒョロで半ば人間不信状態だ」



    平塚「そのせいでいつも孤独で憐れむべき奴だ」



    小松「(ひどい…泣きそう…)」



    平塚「この部で彼の気弱な心を改善する。これが私の依頼だ」



    雪乃「いいですよ」(即答)



    小松「(いいの!?)」



    平塚「意外だったな、お前の事だから拒否すると思ったのだが」



    雪乃「男ですが、いかにも気弱そうな人なので身の危険を感じるほどでもありませんし」



    小松「(おいおい、別にお前の慎ましい胸なんて興味ねーよ…どっちかって言うと巨にゅ…ゲフンゲフン!)」



    雪乃「それに、先生のお願いならば断るわけにはいきませんので」



    平塚「フッ…そうか。なら頼んだぞ、雪ノ下」テクテク



    小松「え、先生?」


    ガラガラ(ドア)


    小松「(うそーん…女子と2人きりとか経験ねーよ…)」



    小松「(まぁ俺は友達なんて作る気ねーし、邪魔になるだろうから気付かれないように撤退を)」



    雪乃「突っ立ってないで座ったら?」



    小松「(えぇ…)は、はいわかりました」


    ガタン(着席)


    小松「・・・」チラチラ



    雪乃「何か?」



    小松「え、あぁその…先生に説明貰ってなくて…ここは何部なんだ?」



    雪乃「当ててみれば?」



    小松「・・・ずばり読書部だ」



    雪乃「なぜ?」



    小松「読書をしてるから」



    雪乃「ハズレ」



    小松「じゃあなんだよ」



    雪乃「・・・それじゃ答えを」




    小松「お、おう」



    雪乃「持つ者が持たざる者に慈悲の心を持ってこれを与える、人はそれをボランティアと呼ぶの」



    雪乃「困ってる人に救いの手を差し伸べる、それがこの部の活動よ」



    雪乃「ようこそ奉仕部へ、歓迎するわ。あなたの問題を矯正してあげる、感謝なさい?」



    小松「・・・か」



    雪乃「?」



    小松「かっこいいな」ボソッ



    雪乃「・・・は?」
  7. 7 : : 2018/05/10(木) 07:45:23


    雪乃「かっこいいって何の事かしら?」



    小松「いや、なんか素でかっこいいと思ったんだよ…国語苦手だから説明出来ないが」



    雪乃「そう、その言葉は素直に嬉しいわ」



    小松「そうか?」



    雪乃「えぇ」



    小松「・・・そうか」



    雪乃「・・・」



    小松「・・・」



    小松「あ、あのさ」



    雪乃「何かしら?」



    小松「この部活って依頼が来ない間は暇なんだよな?」



    雪乃「まぁそうだけど…あなたもしかして依頼が来たら部活に参加するとか言うんじゃないでしょうね?依頼が来なくてもこの部室にいる事が部活動なのよ?」



    小松「いやそうじゃねーよ」



    雪乃「?・・・では何かしら?」



    小松「その…部室にいる時勉強していいか?」



    雪乃「宿題?」



    小松「いや、今日やった所」



    雪乃「へー、今日の授業の復習をするなんて意外と真面目なのね」



    小松「い、いやその…復習じゃないんだよ」



    雪乃「え?だってあなた『今日やった所』って言わなかったかしら?」



    小松「だから…その…」



    雪乃「授業受けてないの?」



    小松「・・・」



    雪乃「図星のようね」



    小松「すんません」



    雪乃「普段はどんな生活を?」



    小松「えっと…どんな時間でもいいから必ず1日1回は登校して、平塚先生が授業で使ったプリントとか渡してくれるから、今日やった所の教科書のページを教えてもらって自主勉って感じ」



    雪乃「わからない所はどうしてるの?」



    小松「んなもん自力でなんとかしてるよ。まずはよーく考えて、それでも駄目ならスマホ使って、最終手段は職員室で先生呼び出す。まぁ先生呼び出した事はあんまりないけど」



    雪乃「自主勉はクラスで?」



    小松「そう」



    雪乃「クラスじゃ居づらいからここで勉強させてくれと?」



    小松「まぁ…そうだ」



    雪乃「・・・なるほどね」



    小松「だめ…か?」



    雪乃「いいえ、別に構わないわ」



    小松「ほ、ほんとに?」



    雪乃「構わないと言ってるでしょう?」



    小松「よ、良かったー…ありがとう」



    雪乃「どういたしまして」


    ガラガラ(ドア)


    雪乃「先生、入る時はノックを…」



    平塚「すまんすまん。それよりも小松、良かったなー」



    小松「聞いてたんですか」



    平塚「いやー、お前の事だから雪ノ下と話せるか心配でなー」



    小松「話せなきゃ今後部活動なんて出来ないでしょう、これでも結構頑張って話したんですよ」



    平塚「だよな、普段のお前は自分から話に行かないからな」



    小松「(なに今さっき知った情報を自慢げに話してるんすか)」



    雪乃「へー、普段人に話しかけないあなたが私に話しかけるって事はかなりの下心があるのね」



    小松「いやなんでそうなるし、話せないようじゃ今後部活動が出来ないから頑張って話したって言っただろ」



    平塚「はっはっは、仲が良さそうで何よりだ」



    雪乃、小松「「いや全く」」



    平塚「・・・まぁ冗談抜きにして、雪ノ下に頼み事があるんだ」



    雪乃「何でしょう?」



    平塚「私が小松をこの部に入部させたのは2つの理由がある」



    雪乃「1つは豆腐メンタルの改善ですよね?」



    小松「ひでーなおい…間違ってないけど」



    平塚「もう1つは勉強場所の確保だ。クラスだとこいつも周りの目が気になるだろうし、落ち着いて勉強できる場所を用意してあげたかった」



    雪乃「2つとも問題ありませんので大丈夫ですよ」



    平塚「そうか…ありがとな」



    雪乃「いえいえ」



    平塚「それじゃ小松、頑張れよ」テクテク



    小松「はい、ありがとうございます」ペコ


    ガラガラ(ドア)


    小松「・・・じゃあ早速勉強するわ」



    雪乃「どうぞ」


    ―数分後―


    雪乃「・・・」チラ



    小松「ウーン…」



    雪乃「わからないの?」



    小松「え?あ、うん」



    雪乃「・・・見せて」


    そう言って雪乃は小松の隣に移動した


    小松「(やばいやばい、女子が…しかも美人が隣に…変な事は考えるなよ俺)」



    雪乃「あー、この問題は――――説明――――ってやれば出来るわよ」



    小松「あ、ほんとだ出来た。ありがとう」



    雪乃「(理解するのが難しい問題をやり方を教えただけで完璧に…普段はこういう問題も1人で解決してきたってことは…もしかして学習力は高いのかしら?)」



    雪乃「・・・わからない問題があったらいつでも頼りなさい」



    小松「(あれ?意外と優しい?)お、おう…そうさせてもらうよ」


    ガラガラ


    ?「しつれーしまーす」
  8. 8 : : 2018/05/10(木) 23:46:00


    雪乃「あら?部屋に入る時はノックをするのがマナーだと思うのだけど」



    ?「え、ノックしたのに返事が無かったから…」



    雪乃「・・・ごめんなさい、気付かなかったわ」



    小松「あ、あーその…雪ノ下は俺に勉強教えてたから気付かなかった…から…怒るなら俺に」



    雪乃(あら、小松くんいい所あるじゃない)



    ?「い、いや別に私怒ってないs・・・ってまっつー!?」



    小松「・・・え?」



    雪乃「知り合いなの?」



    小松「いや、初めて見た」



    ?「酷い!同じクラスなのに!」



    小松「うぅ…す、すまん」



    雪乃「由比ヶ浜結衣さんね?」



    結衣「は、はいそうです!」



    雪乃「その…悪いけど彼に強めの口調で言葉を発するのは控えてもらえないかしら?」



    結衣「え、あ、はい…」



    雪乃「えっと…彼は人と接するのが苦手だから」



    結衣「そうなんだ…ごめんねまっつー」



    小松「い、いやさっきは驚いただけだから気にすんな・・・てかまっつーって何だ?」



    結衣「あ、気になるー?」ニヤニヤ



    小松「いや、やっぱ大丈夫」



    結衣「えー…聞いてよー」



    小松「・・・どうせ小松の松からまっつーって付けたんだろ?」



    結衣「な、何故わかったし!?」



    小松「普通に考えてそうなるだろ。アホか」



    結衣「な!?アホって言うなー!」



    雪乃「あら、意外と喋れるじゃない小松くん」



    小松「慣れないけどな、話しかけられれば話は出来る」



    雪乃「そう、余計に心配して損したわ」



    小松「い、いや…最初は結構焦ってたから雪ノ下の言葉は助かった、ありがとう」



    雪乃「・・・ど、どういたしまして」



    結衣「ちょっとまっつー!話聞いてる?」



    小松「聞いてない」



    結衣「うぇーんゆきのんー、まっつーがいじめてくるー」



    雪乃「そもそもあなたは何か相談しに来たんじゃないの?それとゆきのんはちょっと…」



    結衣「あ、そうだったその為に来たんだった!当てるとか凄いねゆきのん!」



    小松(奉仕部に来る生徒なんだから相談に決まってるだろアホか…口には出さないけど)



    雪乃「だからゆきのんは…」



    結衣「いいじゃんいいじゃん!」ニコ



    雪乃「はぁ…で、相談の内容は?」



    結衣「えっとねー!」


    ―数分後 調理室―


    雪乃「ある人に手作りクッキーを食べて欲しいからお手伝いをして欲しいって事ね?」



    結衣「う、うん!…」チラ



    小松「・・・何?」



    結衣「な、なんでもない!」アセアセ



    雪乃「1つ言っておくけどいいかしら?」



    結衣「?」



    雪乃「この部活は願いを叶える部活じゃなく、あくまでもお手伝いをするだけだから。いいわね?」



    結衣「りょ、了解!」


    ―調理中―


    雪乃「由比ヶ浜さん、何故私達に依頼したの?お友達に頼めば良かったんじゃない?」



    結衣「え!?い、いやその…渡す相手とか知られたくないし…今どきこんな事やる子いないし…」



    小松「・・・」



    雪乃「ふーん、周りに合わせてるのね」



    結衣「だって周りに合わせないと「なぁ、それって楽しいか?」



    雪乃「・・・え?」


    雪乃が結衣に意見を言おうとした時に先に口を開いたのはまさかの小松だった。これには雪乃も結衣もびっくり。


    小松「相手に合わせて機嫌を取るとか俺には考えられねー…。なぁ、そいつら本当に友達なのか?友達辞めちまえよ」



    結衣「・・・」



    雪乃「小松くん、少し言い過ぎよ」



    小松「・・・悪い…でもさ由比ヶ浜、友達と接するならもっと自分の意見を持った方が俺はいいと思うぞ」



    結衣「・・・ありがとう」ボソッ



    小松「?な、なんか言ったか?」



    結衣「なんでもないし!もうまっつーの口悪すぎて泣いちゃうよ!」



    小松「泣いてないからセーフ」



    結衣「ゆきのーん!」



    雪乃「口より手を動かしなさい」



    結衣「この2人ひどいよ〜!」


    ―数十分後―


    ドヨーン(黒いクッキー)


    雪乃「わ、私が教えたのに…」



    小松「お前の料理センスもなかなかひどい…」



    結衣「傷口に塩を塗らないで〜!」



    結衣(でもやっぱこれはダメだよね…絶対不味いよね…)



    結衣「ご、ごめんね!これは捨てt「別に不味くないぞ?」



    雪乃「・・・確かに不味くはないわね」



    結衣「ほ、ほんと!?じゃあ私も1口」パク



    結衣「って不味いじゃん!2人とも私をいじめてるの!?」



    小松「ちげーよ」



    結衣「・・・え?」
  9. 9 : : 2018/05/12(土) 00:51:03


    雪乃「味はあれだけど、由比ヶ浜さんの気持ちが入ってるから不味くないのよ」



    結衣「???」



    小松「はぁ…このアホは実際に体験させた方が早い」



    結衣「ちょっと!アホ言うなし!」



    雪乃「小松くん、今からやるの?」



    小松「いや、お前らが作ってる時に作っといた(わざと不味く)」



    雪乃(まさか…あらかじめこの事を予測して…)



    結衣「わー!まっつーのクッキー食べたーい!」



    小松「いいぞ、ほれ」



    結衣「いただきまーす!」パク



    結衣「・・・・・・」



    小松「どうだ?美味いか?」



    結衣「・・・あ、あんまり美味しくないかなー」



    小松「そっか…由比ヶ浜と仲良くなりたくて作ってみたんだがな…」



    結衣「え…」



    小松「悪いもん食わせちゃってごめんな?残りは捨てるわ」



    結衣「い、いやいや!捨てなくていいよ!まっつーの頑張りは伝わったよ!・・・あ」



    小松「理解したか?俺達が言ってた事」



    結衣「う、うん」



    小松「って事で、お前が渡したい人に頑張りが分かってもらえれば男は不味くても心が揺れるんじゃね?」



    結衣「ま、まっつーは心揺れる?」



    小松「俺?もちろん揺れるよ。だって手作りクッキーだぜ?」



    結衣「そっか…」



    雪乃「もちろん不味いより美味しい方がいいけどね」



    結衣「もう!さっきから不味い不味いって言わないでよー!」



    雪乃「ごめんなさい、度が過ぎたわ。それで、もう1度作ってみる?」



    結衣「・・・ううん…私、自分のやり方でやってみるよ!ありがとう由比ヶ浜さん」ニコ


    ―後日 放課後―


    ガラガラ


    結衣「やっハロー!」



    雪乃「あら由比ヶ浜さんこんにちは。何か用かしら?」



    結衣「えっとねー」ガサゴソ



    雪乃「?」



    結衣「はいこれ!」



    雪乃「これは…クッキー?」



    結衣「うん!この前のお礼!」ニコ



    雪乃「そう。ありがたく受け取るわ」



    結衣「あれ、まっつーは?」



    雪乃「今日は用事があるからってさっき顔だけ出してって帰ったわ」



    結衣「そんなー・・・いや、まだ間に合う!」ダッ!



    雪乃「ちょ、ちょっと」


    ―廊下―


    小松「・・・」テクテク



    結衣「まっつー!」



    小松「ん?」チラ



    結衣「それ!」ポイ



    小松「おっと…」キャッチ



    小松「・・・何これ」



    結衣「この前のお礼!」ニコ



    小松「食べるの遺書を書いてからでいいか?」



    結衣「ちょ、ひどくない!?」



    小松「ったく分かったよ食えばいいんだろ食えば」



    結衣「やった!ありがと!」



    小松「お、おう」



    結衣「あ、もしかして心揺れた?」ニヤニヤ



    小松「バカ野郎、お前みたいなアホビッチに心揺れるわけねーだろ」



    結衣「さり気なくビッチ追加するなし!てかこの前手作りクッキーで心揺れるって言ったじゃん!」



    小松「誰にでもとは言ってない」



    結衣「もう!まっつーのバカ!アホ!ヘンタイ!後で感想頂戴!」



    小松「最後だけ意味わかんない上にお前のLINE持ってないから無理」



    結衣「あ、そうだった」



    小松「(アホ…)ほら、スマホやるから追加しとけ」



    結衣「むぅ、何その態度ムカつく…ってまっつー友達少なっ」ププ



    小松「ほっとけ」



    結衣「・・・よし、これでOK!はいスマホ」



    小松「おう。それじゃ俺帰るから」



    結衣「はーい、感想ちゃんと言ってね!」



    小松「あいよー」


    ―部室―


    ガラガラ(ドア)


    結衣「ゆっきのーん!」ダキッ



    雪乃「ちょっと、暑いから離れて頂戴」



    結衣「えぇーいいじゃん友達なんだし」



    雪乃「と、友達!?」



    結衣「違うの?」



    雪乃「・・・そ、そうね、友達よ」



    結衣「うん」ニコ



    雪乃「(友達出来たの初めて…)そ、それで小松くんはいた?」



    結衣「いたよ!ちゃんとクッキー渡せた!」



    雪乃「そう、良かったわね」



    結衣「うん!あ、それと明日から私この部活に入部するから」



    雪乃「・・・え」


    ―小松side―


    小松「・・・歩きながら食べるか」パク



    小松「不味い…けど」



    (この前のお礼!)



    小松「・・・」パクパク



    慎吾『可愛い子からのクッキーはどうだい?』



    小松「出番ないからって出しゃばるな黙れ」



    慎吾『またまたー照れ隠ししちゃってー』



    小松「作者さーんこいつでーす」



    慎吾『ちょ、ごめんごめん許して』



    小松「お、これで最後か」パク
  10. 10 : : 2018/05/12(土) 14:10:38


    途中ですんません、ここまで書いてみて「やっぱ地の文が無いとダメだな」と思ったので次から取り入れます。
    SS初心者なんで地の文も初めてだけど書いてく内に慣れればいいなー程度にやってみます
    これからもゆるーく気軽によろしくです
  11. 11 : : 2018/05/12(土) 17:13:18


    小松「・・・まぁ、美味かった…かな」


    おっと、死のクッキーと戦ってる間に家の前まで着いたようだ、ニヤニヤしてる奴はほっといてさっさと入ろう


    小松「ただいまー」ガチャ(ドア)



    小町「おかえりー!」ニコ


    あぁ至福…慎吾ありがとう


    小松「こまち〜疲れたよ〜」ギュー



    小町「お疲れ様」ナデナデ


    あぁ至福…慎吾ありがとう(2回目)


    小松「よーし疲れ吹っ飛んだ!で、言われた通り早く帰って来たんだが」



    小町「ふっふっふー…お兄ちゃん、イカ人間がインクを飛ばすゲームの第2弾が出たのを知ってるかね?」



    小松「まぁ知ってるけど…何?今から買いに行くの?」



    小町「バカだなーお兄ちゃんは」


    小町になら罵倒されても大丈夫、むしろ嬉しい


    慎吾『ドMシスコンくん少し黙りなさい』



    小町「今日発売のゲームを今から買いに行っても売り切れてるに決まってんじゃん」



    小松「まぁ、そうだな」



    小町「お兄ちゃん、スプラ2やりたい?」


    唐突だなおい


    小松「うん」



    小町「勉強ちゃんとやる?」



    小松「うん」



    小町「小町の事好き?」



    小松「愛してる、結婚しよう」



    小町「キモイ」



    小松「・・・」チーン



    小町「ふふっ、お兄ちゃん机の上を見てみ?」



    小松「あ、あぁ」


    もうだいたい分かってるけど見てみる


    小松「お!スプラ2あるじゃん!」


    と、わざと驚く


    小町「なんと!予約開始した瞬間に予約しときましたー!」



    小松「良くやったぞ小町」ナデナデ


    正直めっちゃ嬉しい、早くやりたい


    小町「えへへー」テレテレ



    小町「それでね、今日届くから早くお兄ちゃんとやりたくて」



    小松「そっか」


    そんな事の為に部活休んだのかよ!と思ってるあなた、小町は俺が部活やってるの知らないから責めないであげてね


    小町「ところでお兄ちゃん」



    小松「ん?」



    小町「その手に持ってる可愛い袋は何?」



    小松「ん?・・・あぁクッキー貰ったんだよ、部活のお礼として・・・あ」


    やべ


    小町「え、部活!?お兄ちゃん部活やってるの!?」



    小松「まぁ、な」



    小町「なんで教えてくれないの!」



    小松「いや、教える事でも無いかなーって」


    だって強制入部で自らの意志じゃないし


    小町「小町にとっては重大ニュースだよ!あのお兄ちゃんが部活だよ!?」


    なんかバカにされてね?まぁ良いけど


    小町「それで?何部に入ったの?」



    小松「えっと、奉仕部ってやつだよ」



    小町「ほうしぶ?」クビカシゲ


    やばい今の小町可愛すぎて死ぬ


    慎吾『シスコン君は黙りましょう』



    小松「簡単に言うと依頼者の手伝いをする部活だ」



    小町「へぇー、じゃあ『お手伝い部』だね」ニコ


    よし、明日部名をお手伝い部に変えるように雪ノ下と話し合おう


    小松「部員が俺ともう1人だけの少人数だけどな」



    小町「男?女?」



    小松「女」



    小町「なるほどー…さてはクッキーはその女の人から貰ったものだな?」ニヤリ



    小松「残念ちがいまーす」



    小町「むぅ、じゃあ誰からなの?」


    膨れてる小町かry


    小松「依頼した奴からのお礼だよ」



    小町「ふーん、美味しかった?」



    小松「まぁ…美味かった…よ?」



    小町「なんで『?』付けてんの」



    小松「気にすんな、それよりもスプラ2やるんだろ?」



    小町「うん!・・・ってあれ、もしかしてお兄ちゃん今日部活だった?」


    バレた


    小松「うん」



    小町「え!じゃあ小町のせいでお兄ちゃん部活休み!?」



    小松「いや、別にお前のせいじゃないだろ。俺が部活やってんの知らなかったんだし」



    小町「でも…」



    小松「俺が教えてなかったのが悪いんだからお前は悪くないんだよ、いいな」



    小町「うん…ごめんね?」



    小松「だから気にすんなって、ほら早くやれよ」



    小町「先にやっていいの?」



    小松「当たり前だろ」



    小町「やった!ありがと!」ギュー


    あぁ至福…慎吾ありがとう(3回目)


    小松「どういたしまして」


    雪ノ下には悪いけど、今日は小町とのゲームを楽しむぞ・・・ほんとにごめん雪ノ下


    慎吾(この世界に来てからは毎日学校に行ってるし他人とのコミュニケーションも取れてるな。やはり家族が違うとこれほどまでに違うんだな、ほんとに彼を連れてきて正解だったよ)


    こうして俺と小町は夜までゲームを楽しんだ、手作りクッキーも貰えたし最高の1日だったなぁ。
    あ、後で由比ヶ浜に感想とお礼言わなきゃ
  12. 12 : : 2018/05/13(日) 13:47:02


    ―22時―


    良い子のみんなは寝る時間、比企谷家では一人の女の子がわがままを言っていた


    小町「ねーねーやらせてよー!」



    小松「ダメだって言ってんだろ」



    小町「なんでー!」


    小町はまだまだゲームをやりたいらしい。ここは兄としてしっかり止めなければ…


    小松「寝る前にスマホとかテレビの画面見ると寝付けなくなるんだぞ、それに今日は沢山やっただろ」



    小町「ちゃんと寝れるもん!」



    小松「いいや絶対寝れないね」



    小町「寝れる!」



    小松「寝れない」


    そんなやり取りが何回か繰り返され、先に折れたのはどっちかっていうと…


    小町「やったー!ゲームするぞー!」


    俺である


    小松「いいか、30分だけだぞ」



    小町「分かってるって」ニコニコ


    俺は知っている、小町が30分後に「あと1回」を繰り返す事を…まぁその時に考えよう


    小町「よーし、敵を倒すぞー」ワクワク



    小松「俺は何すっかなー…」


    あ、由比ヶ浜にLINEしなきゃ…今の時間に平気か?いや、あいつは深夜まで起きてるイメージだから大丈夫か


    小松「んーっと…」ポチポチ


    『クッキー食べたよ』


    小松「まぁこれでいいだろ」


    ピロリン♪


    返信はや!


    『どう?美味しかった!?』


    小松「・・・」ポチポチ


    ―LINE―


    『まぁ、美味しかったと思う』


    結衣『ほんと!?やったー!』


    『いや、お前にしては美味かったけど一般的に見たら不味い』


    結衣『そんな〜ひどい〜』


    『まぁ…正直な感想を言うと』


    『美味い不味いってよりも、嬉しかった』


    結衣『え、ほんとにまっつー?』


    『酷いなおい』


    結衣『だってこんな事言わないじゃん』


    『え、俺は結構素直に言う方だぞ?』


    結衣『嘘だー、私と話してる時ツンツンしてるじゃん』


    『ふっ、俺は人間不信だからな、普段は素っ気ない態度になるんだよ』


    結衣『何それ全然かっこよくない』


    『言うな、自覚してる』


    結衣『あ!でもさっき素直になってくれたって事は私信頼されてる!?』


    『いや全然』


    結衣『そんな〜』


    『素直に感想言ったのは、手作りしてくれた(あと頑張り伝わった)のに対して相応の対応をとっただけだから』


    結衣『もしかしてまっつーってツンデレ?』


    『否定はしない』


    結衣『へー、じゃあ今ツンツンしてるのは私に気があるのかな〜?』


    『んなわけねーだろアホビッチ』


    結衣『アホビッチ言うなし!』


    『ん、ごめんごめん(棒)』


    結衣『ムカつくー!明日覚えてろよ!』


    『覚えてろよって言われてもねー…明日も遅い時間に行って部活やって終わりだから合わないんじゃね』


    結衣『ふっふっふー、安心したまえ、まっつーは明日必ず私に会う』


    『何かこの人怖いから学校休も、ついでにブロックしとこ』


    結衣『ちょ!まってまって!』


    『嘘だよテンパんなアホ』


    結衣『これイジメだよね!?ね!?』


    『知らん』


    結衣『もう!とにかく明日ちゃんと学校来るんだよ!いいね!』


    『はいよ・・・じゃあ俺も明日は午前中から行ってみよっかな』


    結衣『ほんと!?急にどしたの?』


    『教えない』


    結衣『え〜教えてよ〜』


    『明日俺に会えたらな』


    結衣『同じクラスだから話しかければ解決じゃん!午前中に来るんでしょ?』


    『あ…お前同じクラスだったっけ?』


    結衣『もう言っちゃったから撤回は無しだよ!』


    『あーはいはい分かりましたよ』


    結衣『分かればよろしい!それじゃまた明日!』


    『また明日・・・あ、それと』


    結衣『ん?』


    『クッキーありがとう』


    『そんじゃおやすみ』


    結衣『おおおおおやすみ!』


    ―――――――――――――――――――――――――――


    小松「LINEで焦ってんじゃねーよアホ」



    小町「ふーん…由比ヶ浜さんねー」ニヤニヤ



    小松「な!?見てたのかよ!?」



    小町「お兄ちゃんバトルの応援してくれないから何してんのかなー?って覗いたらねー」ニヤニヤ



    小松「ゲーム終わったなら電源消せ、そして寝ろ」



    小町「えー、お兄ちゃんのお友達の話聞かせてよー」



    小松「別に友達じゃねーよ」



    小町「え、そうなの?」


    そう、由比ヶ浜は友達じゃない、知り合いってだけだ…友達なんて


    小松「そうだって言ってるだろ、ほら寝ろ」



    小町「なーんだ、お兄ちゃんに彼女が出来るチャンスだと思ったのにな」



    小松「あいつが彼女とか無いわ」



    小町「やっぱ由比ヶ浜さんは女の人なんだ」ニヤリ


    やべ、誤魔化さねーと
  13. 13 : : 2018/05/13(日) 15:57:04


    小松「べ、別にあいつが男だから『彼女とか無いわ』って言っただけだし」



    小町「ふーん…ま、会話内容ほぼ全部見てたから女の人だって分かってるんだけどね」



    小松「小町ちゃーん、早く寝ましょうねー」ピキピキ



    小町「あはは、ごめんって」



    小松「ったく…」


    友達ですら有り得ないのに彼女とかは更に有り得ないわ


    小町「じゃ、小町寝るから」



    小松「おやすみのチューはいるか?」



    小町「キモイ、おやすみー!」ニコ


    やべー、小町からの罵言たまんねー


    慎吾「おい、流石にそれはやばいぞ…」



    小松「お、やっと出てきたなツッコミ役」



    慎吾「誰がツッコミ役じゃい!」


    ナイスツッコミ


    小松「話したいなら小町がいる時でも出てくればいいのに」



    慎吾「いやいや、家族の間に割込むなんて事は出来ねーよ」


    こいつめっちゃいい奴なんだよなー…まじで


    小松「別にお前も家族の一員だからいいじゃん」



    慎吾「・・・え?」



    小松「え?違うの?てっきり俺と慎吾の2人で比企谷家の一員になったと思ってたんだが?」



    慎吾「い、いや俺はそんなつもり全然無かったんだが?」



    小松「・・・明日小町にでも聞いてみな」



    慎吾「お、おう…そうするわ」


    多分小町も俺と同じ事言うだろうしな


    小松「で、なんか用があるのか?」



    慎吾「いや、俺って『』状態の時こことは別次元にいるじゃん」



    小松「ちょいまて、それ初見初見」



    慎吾「あれ、そうだっけ?作者さん説明しなきゃダメだぞー」


    作者『すんません遅くなりましたが説明します。慎吾は『』で言葉を話す時は別次元にいます、その場合口に出してない言葉でも考えただけで慎吾は聞き取れます。何てったって神様ですから。ちなみに「」で話す時は小松と同じ次元にいます、その場合は心の声までは聞こえません。その他、LINEの時や単語を使う時、こうして私が話す時などに『』を使います。説明下手ですが何となく理解してもらえたら幸いです』


    慎吾「って訳だ」ドヤ


    そこドヤる所じゃないだろ


    小松「てかさ、これ『俺ガイル』とかなりかけ離れてるけどいいの?ダメだよね?」



    慎吾「まぁオリジナルキャラ有りって設定にしてるし、コメント出来ない設定にしてるから批判コメは来ないから…このssを楽しいと思ってくれる方に読み続けて欲しいなぁと」



    小松「すげーメタい話してんな俺ら」



    慎吾「あ、このサイト管理してる方に消されるとアウトだけど…」



    小松「おー、メタいメタい」


    読者さんすいません話を戻しますんで怒らないでくだせー


    小松「慎吾、話の続きを」



    慎吾「あーっと、俺お前の心の声読めるからさ、聞こえたんだよね」



    慎吾「由比ヶ浜は友達じゃないって」



    小松「・・・まぁ友達だとは思ってないよ」



    慎吾「それでいいのか?」



    小松「友達なんていても嫌な事があるだけだし、それにあいつも俺の事友達だと思ってないだろ」


    慎吾(由比ヶ浜は完全にお前の事友達だと思ってるだろ)


    慎吾「・・・まぁ、俺はあーだこーだ言うつもりは無いし、お前もここに来てから頑張ってるからこのままお前のやり方でいいと思うけどさ…」



    慎吾「・・・やっぱいいや、これからも頑張れよ。何かあったら手助けするからさ」


    慎吾、お前最高にいい奴だな・・・でもごめん…俺はまだ友達ってのが信用出来ないんだよ…



    小松「何から何までありがとな、じゃあおやすみ」



    慎吾「おう、おやすみ」ニコ


    ―小松部屋―


    由比ヶ浜に午前中に行くと言ってしまったので念のため1時間目の分から教科書をリュックに詰め込んで目覚ましセットした。
    俺は約束を守る男だからな。


    小松「よし、寝るか」


    手作りクッキーを貰った事、部活の事、小町の事、新作ゲームの事、初めてまともに女子とLINEした事、慎吾の事、そして由比ヶ浜との友達の事、今日あった色んな事を考えながら俺は明日に備えて寝た…


    コンコン(ドア)


    はずだった


    ガチャ


    小町「お兄ちゃ〜ん」(小声)


    すげー申し訳なさそうな雰囲気で小町が部屋に来た

  14. 14 : : 2018/05/14(月) 17:12:27


    小松「どした?」



    小町「あぁ…あの…そのですね…なんというか…」


    はぁ…だからゲームするなと言ったのに


    小松「なんだ?もしかして寝れないのか?いやそんなはずないよなー、小町はゲームしても寝れるって言ったからなー」



    小町「うっ……それは…」


    そこのあなた、可哀想とか思わないでくれよ、これは小町のために必要な叱りだから


    小松「・・・反省してるか?」



    小町「はい…」



    小松「ならいい、今度から気を付けろよ」



    小町「こ、これ以上は怒らないの?」



    小松「あんまり怒るのも嫌なんだよ、お前も怒られるの嫌だろ?」



    小町「ま、まぁそうだけど…」



    小松「分かったならはよ寝ろ」



    小町「・・・」



    小松「どうした?まさか怖くて寝れないとか?」


    まさかねー


    小町「・・・ウン」コク


    そよまさかでした


    小松「え、まじ?」



    小町「その…暗い所でずっと寝れないのが…その…怖い…から」


    あれ、これはもしかして?


    小町「お兄ちゃんと…い、一緒に寝ていい?」


    まじかよ


    小松「俺と一緒に寝れば怖くないのか?」



    小町「うん」



    小松「他に方法は無いのか?」



    小町「うん」



    小松「うーん…どうしたものか…」



    小町「・・・やっぱ…だめ…?」


    はい来ました伝家の宝刀『小町の上目遣い』、これをされたら折れるしかない…


    小松「・・・今日だけだからな」



    小町「ほ、ほんとに?」



    小松「おう、分かったらさっさと来い」



    小町「うん…ありがとお兄ちゃん」ニコ


    そう言って小町は俺の隣に寝た


    ―数分後―


    小松「・・・」


    寝れない…


    小町「・・・」



    小町「・・・」ギュー


    え、なんか背中に抱きつかれたんだけど…


    小松「ちょ、小町さん何やってるんすか…」



    小町「お兄ちゃん大好き」ギュー


    これは神イベだわ…じゃなくてもう夜遅いんだししっかり叱らないと


    小松「離れなさい」



    小町「なんでよー」



    小松「んな事してたら寝れないだろ、明日学校行けなくなるぞ」



    小町「こうしてた方が安心出来る」


    そう言われるとなんも言えなくなるんだが…


    小松「・・・分かったよ好きにしろ」



    小町「お兄ちゃんもギューってしてよ」


    これはあれだ、無駄に言い争うより素直に従うのが最善策だな・・・いや小町に抱きつきたいとかそんな下品な理由じゃ無いからね?ほんとだよ?


    小松「はいはい」ギュー


    小町の方を向いて抱きしめる…あぁ幸せ


    小町「えへへ〜お兄ちゃん〜」ギュー



    小松「・・・」ギュー


    これ以上無いほどの幸福感だった。それと、自分でも不思議なくらいアレな感情が全く無かった…まぁ小町は妹だし当たり前だけどな


    小町「オニイチャーン…」ムニャムニャ


    ―翌朝―


    おはようございます、小町に文字通り『叩き起された』小松です、気分は最高です


    慎吾『今日もドMシスコン君は元気いっぱいです(白目)』


    小町「ほらほら!朝ご飯食べるよ!」



    小松「あいよ…てかお前昨日よく寝れたか?」



    小町「・・・う、うん//」



    小松「なんだ?またお兄ちゃんに抱きしめられたいのか?」ニヤリ



    小町「ち、違うよバカ!早くリビングに行こ!//」


    今日も小町は可愛いです


    ―リビング―


    小町「今日もお母さんとお父さんは朝早くから出かけたよ」



    小松「そっか」



    小町「はい、朝ご飯」


    小町が持ってきたのは白米と卵焼きと味噌汁。どれも『我が最高の妹であり最主婦力の小町』が用意したものだ


    慎吾『小町はそんな名前じゃありません』



    小松「毎日朝早くから準備してくれてありがとな」



    小町「料理するの楽しいし気にしないで」ニコ



    小松「おう」



    小町「それじゃ!いただきます!」



    小松「いただきまーす」パク



    小町「どう?」



    小松「激ウマ」


    今日も小町のご飯は最高でした


    ―玄関―


    小町「よし、忘れ物無し!」



    小松「気を付けて登校しろよ」



    小町「うん、お兄ちゃんも頑張ってね!それじゃ」



    小松「あ、ちょいまち」



    小町「?」



    小松「よいしょっと」ギュー


    何となく抱きしめてみた


    小町「お、お兄ちゃん!?//」



    小松「行ってらっしゃい」



    小町「・・・うん!行ってきます!」ニコ


    今日も小町は最高の笑顔で家を出ていきました
    ・・・よし、俺も頑張るか

  15. 15 : : 2018/05/15(火) 18:00:43


    ―11時―


    小松「よし、プランは固まった」


    俺レベルの遅刻マスターになると精神的ダメージを最小限に抑えた遅刻が出来る


    慎吾「小松先生、読者にわかりやすく説明オナシャス」



    小松「あいよ」


    小松「まず遅刻をする時に嫌な事を挙げてみよう

    1.授業中に教室に入った時の周りの目
    2.授業中に教室に入った時に先生が『えーっとこれが今やってるプリントで』とか来る時の周りの早くしてくれよって雰囲気
    3.休み時間に学校に来た時にリュックを背負ってる為、廊下での場違い感と『あいつ遅刻だ』という周りの目

    授業と授業の合間の休み時間に学校に行けば1と2は対策できるが3は対策が出来ない。
    しかし、逆も同じ事なので俺は今まで3を受ける代わりに1と2を回避していたが最近ついに完璧な対策が出来るようになった」



    慎吾「そ、その対策とは!?」



    小松「奉仕部の部室だ、あそこを使うとこうなる

    授業が終わる少し前に学校に行く→奉仕部室に行く(授業中なので廊下に誰もいないので3を回避)→部室にリュックを置いて休み時間に突入→部室を出てクラスに向かう(リュックを背負ってないので3を回避)→クラスに入る(1は多少あるが授業中に入って全員から目立つよりはかなりダメージ軽減できる&2を回避)

    どうだ?最高の対策法だろ」



    慎吾「す、すげー…」



    小松「そして今は11時、学校では3時間目の最中で終わるのは11時40分、家から学校まで20分、学校に着いてから奉仕部室での時間を余裕を持って10分とすると…」



    慎吾「な、なんて事だ…」


    ―11時5分―


    小松「本来なら10分に家を出ればOKだが登校中に何かあるかもしれないから余裕を持って5分前に出発・・・って事で行ってきます」



    慎吾「これが遅刻マスターの実力か(唖然)」


    ―登校中―


    小松「・・・あ、今日午前から行くから昼飯必要じゃん…コンビニ寄ってこ」



    慎吾『ご、5分前行動をした男は余裕があるな…』


    ―学校 11時30分―


    小松「よし、予定通りに到着」



    慎吾『時間ピッタリ…次は奉仕部室に向かうのか…』



    小松「・・・」テクテク



    小松「・・・」テクテク



    慎吾『流石は授業中…ほんとに人がいない…』


    ―奉仕部室―


    小松「よし、後は授業終了を待つだけだ…」



    慎吾「小松先生?教科書はどうするんですか?」



    小松「クラスに置き勉してある」



    慎吾「か、完璧だ・・・ってあれ?昨日の夜『教科書をリュックに詰め込んで』とか言ってなかった?」



    小松「あれは作者のミスだ、無かったことにしろ」



    慎吾「左様でございますか…(メタい話だなー)」



    慎吾「ってかお前学校行こうとする時から性格変わるよな…」



    小松「まぁ…人間不信だからこうなっちゃうんだよ…」



    慎吾「家では小町に優しいし由比ヶ浜とも普通にLINE出来たのにな」



    小松「んー…やっぱ前の世界の事もあって学校は苦手なんだよ」



    慎吾「・・・まぁ徐々に克服するしかないな」



    小松「おう」


    キーンコーンカーンコーン♪


    小松「・・・」ポチポチ(スマホ)



    慎吾「おい、チャイムなったぞ?」



    小松「休み時間は10分、休み時間中に教室にいる時間を少しでも減らすために5分前にここを出る」



    慎吾「流石っす先生」


    ―11時45分―


    小松「よし、行くか…」ガラガラ(ドア)



    小松「・・・」テクテク


    ワイワイザワザワ


    慎吾『凄い!リュックが無い事で完全に休み時間に歩いてるただの生徒にしか見えない!』



    小松「・・・」テクテク


    俺の教室が見えてきた、後はあそこに入るだけ・・・ってやべ


    慎吾『あぁっとあれは!『どこの学校にもだいたいいるシリーズ』の1つ、『教室の入口の前でクラスメイトとおしゃべりをする別クラスの生徒』だー!教室に入るにはどいてもらうしかないが小松には話しかける事が出来ない!これは絶対絶命!』



    小松「・・・」テクテク


    ならば俺は


    慎吾『おぉっと!なんと小松選手は男子トイレに突入!ここで時間を潰す作戦か!?しかし家を出る前にお〇〇こをしてきた小松選手は現在出ないので明らかに不自然だぞー!?』



    小松「・・・」テクテク


    ガチャ(ドア)


    慎吾『なんと大きい方をする用の個室のトイレに入ったー!これはファインプレー!』


    ―11時47分―


    慎吾『さてここからどうする…余裕をモットーとする小松選手は2分前には教室に入っておきたい所!』


    ガチャ(ドア)


    小松「・・・」テクテク



    慎吾『やはり動いた!果たして見事教室に入る事は出来るのかー!?』
  16. 16 : : 2018/05/16(水) 16:25:57


    ジャー(手洗い)


    慎吾『小松選手、よーく手を洗って〜』



    小松「・・・」テクテク



    慎吾『行ったー!!』



    小松「・・・」テクテク


    おいおいまじかよ


    慎吾『あぁっと!なんとまだ入口の前で生徒がおしゃべりをしているー!!もう小松選手に策はないのかー!?』



    小松「・・・」ピタッ



    慎吾『ん?小松選手ここで立ち止まってしまったが大丈夫か?』



    小松「・・・」ゴシゴシ



    慎吾『なーんと!ハンカチで手を拭いて時間を稼いでいるー!!なんという勝負根性だ!』



    生徒1「やば!もう1分前じゃん!」



    生徒2「まじで!?急いで戻らないと!」



    生徒3「ばいばーい」フリフリ



    慎吾『ここでようやく入口が開いたー!小松選手、このチャンスを逃さずに〜』



    小松「・・・」テクテク



    慎吾『ゴール!!小松選手!見事教室に入る事に成功しましたー!!!』



    慎吾『実況は私、神様こと慎吾がお送りしました。ではまた今度!』



    小松「ふぅ…」(うつ伏せ)


    いやー、危なかったわー…後で小町にナデナデしてもらお


    ピロリン♪(LINE)


    結衣『やっはろー♡』



    小松「・・・」チラ



    結衣「・・・」ニコ


    まじで同じクラスやんけ…


    小松「・・・」ポチポチ(LINE)


    『♡マークはビッチっぽいから辞めた方がいいぞ』


    小松「・・・」チラ



    結衣「・・・」ジー


    お、見てる見てる


    結衣「・・・」ムス


    わかりやすく怒ってんなー


    結衣『ビッチ言うなし!』


    さて、なんて返そうか…


    キーンコーンカーンコーン


    っと、授業始まるわ…だりー


    ―4時間目終了―


    小松「ふぁ〜…」ゴシゴシ


    寝てた…もう昼飯の時間か、部室行こ


    三浦「ねぇ、結衣最近ちょっと付き合い悪くない?」ギロ


    ・・・ん?なんかクラスの空気が重い?


    結衣「あぁ、それはなんというか…やむにやまれぬと言うか…私事で恐縮ですというか…」


    あれ、もしかして由比ヶ浜さんやらかしてる?


    三浦「それじゃ分からないからちゃんと言ってよ!あっしら友達じゃん」イライラ



    結衣「ごめん」シュン


    あぁだいたい察したわ…てかまじで俺はこれが1番嫌いなんだよ…気を使わないとだめとか辛すぎな


    三浦「だーから、ごめんじゃなくてなんか言いたい事あるんでしょ?」


    バカバカしい…ほっといて部室行くか…


    小松「・・・」チラ



    結衣「!…」フイ


    ・・・はぁ…由比ヶ浜はこんな俺に普通に接してくれてるしな…恩を返すって言い方は正しいかわかんねーけど一声だけかけてみるか・・・どうせ失うものなんて何も無いんだし


    小松「おい、少し言い方が…」



    三浦「・・・」ゴゴゴゴゴ



    小松「い、いい感じに肩が回ってきたから野球するためにエナドリでも買ってこよっかな〜なんて…」



    慎吾『突然ですがここからは小松の出番がないためアニメと全く同じ展開でござんす!って事でカット!』



    慎吾『・・・え?雑すぎだって?まぁまぁ怒らずに、ゆるーくかるーくがモットーなんでご了承お願いします!』


    ―って事でカァット!―


    ガラガラ(ドア)


    小松「・・・あ」



    結衣「え!?まっつー聞いてたの!?」



    小松「い、いや」



    結衣「・・・まぁ別に良いけど…それじゃ私ゆきのんとお昼食べに行くから!」


    え…


    小松「ちょ、ちょいまち」



    結衣「?」



    小松「それって奉仕部で?」



    結衣「うん」


    おぉ…まじかよ・・・ま、由比ヶ浜ならいっか


    小松「ふーん、んじゃ行くぞ」テクテク



    結衣「え、まっつーも奉仕部?」



    小松「イェス、俺は奉仕部に入ってから毎日あそこで昼を過ごしてる」



    結衣「そ、それってゆきのんと2人きりで…?」



    小松「?…そうだが?」



    結衣「・・・何もしてないよね?」


    アホかこいつ…いやアホだわ


    小松「バカ野郎、このヒョロヒョロ控えめ雑魚キャラ感満載の俺がそんな事する訳ないだろ」



    結衣「そ、そうだよねー!まっつーがそんな事する訳ないよねー!」アセアセ



    小松「何焦ってんだお前?ビッチなんだからこういう話なれてるだろ」



    結衣「な!?ビッチ言うなし違うし慣れてないし!」


    すげー三連コンボを見た


    結衣「ってかまっつーからのLINE酷すぎ!私をいじめるの好きなの!?」



    小松「うん」キッパリ



    結衣「も、もうまっつーのバカ!ドS!」



    小松「あーはいはい早く部室に行きましょーねー」



    結衣「もう・・・あ」ニヤリ



    小松「んだよ…」


  17. 17 : : 2018/05/17(木) 21:57:11


    結衣「なんでもないよー、早く部活行こー」ニヤニヤ



    小松「ニヤニヤすんじゃねーよビッチ」



    結衣「ビッチ言うなー!」


    ―部室―


    ガラガラ(ドア)


    結衣「おまたせー!」



    小松「腹へった…」



    雪乃「やっと揃ったわね、では食べましょうか」


    ―食事中―


    結衣「ほんとのほんとに大丈夫なの!?」



    雪乃「だから大丈夫だと言ってるでしょう?心配しすぎよ」


    由比ヶ浜は俺と雪ノ下が昼間ずっと一緒にいる事がかなり不安らしい


    結衣「まっつー、本当に何もしてない?」



    小松「だから何も」


    あ、いい事思いついた


    小松「・・・いや、してるな」



    雪乃「?」



    結衣「え!?な、何してるの!?」



    小松「えっと…何回も棒を動かしてな、上手く出来ると気持ちいいし、終わったら達成感が凄くて一気に力が抜けるんだよ」



    結衣「え?え?///」



    小松「・・・な?雪ノ下?」ニヤリ



    雪乃「(なるほどね…)そうね、確かに小松くんとやってるわよ、彼はまだ知識が無いから私が教えてあげてるの。あ、ちゃんとゴムは用意してあるから安心しなさい」



    結衣「うそ…ほんとに2人が…///」



    小松「ほんと雪ノ下は教える時のテクニックが凄くてな、どんどん棒が動いて気持ちいいぞ」



    雪乃「あら?小松くんだって教えたら完璧に出来るようになるじゃない?こうも上達が早いと私も気持ちがいいわ」



    結衣「あわわわわ///」



    結衣「まっつーと…ゆきのんが…///」



    雪乃「小松くん、これ以上は」(小声)



    小松「あぁ、俺ももうネタばらしする予定だった」(小声)


    由比ヶ浜の反応見るの楽しいんだよなぁ


    小松「おい、由比ヶ浜。お前顔赤くして何考えてるんだ?」



    結衣「な、何ってそれは…///」



    小松「本当にどうしたお前?俺達は勉強の話をしてたんだが?」



    結衣「・・・へ?勉強?」



    小松「そう、勉強。鉛筆と消しゴムを使うごく普通の勉強」



    結衣「じゃ、じゃあさっきの会話は…」



    小松「説明するとこうだ」



    小松「えっと…何回もシャーペンを動かして、上手く解けると気持ちいいし、勉強が終わると達成感で力が抜ける」



    雪乃「確かに小松くんと勉強をやってるわよ、彼はまだ知識がないから私が勉強を教えてあげてるの、ちゃんと消しゴムは用意してあるわよ」



    小松「ほんと雪ノ下は教え方が上手くてな、どんどんシャーペンが動いて(問題が解けて)気持ちいいぞ」



    雪乃「小松くんだってやり方を教えれば完璧に解けるようになるじゃない。こうも勉強の上達が早いと私も気持ちがいいわ」



    小松、雪乃「って事だ(よ)」



    結衣「・・・」


    あれ、やりすぎた?


    小松「由比ヶ浜さん?その、変な言い方してごめんな?」



    結衣「・・・」


    やばい本当にやりすぎたわ俺最低人間じゃん


    小松「申し訳ございませんでした!由比ヶ浜いじるの楽しくてついやってしまいました!」



    結衣「・・・フフッ」



    小松「・・・ゆい…がはま…さん?」



    結衣「あはは!まっつーめっちゃ不安な顔してウケる!」



    小松「うっ…」



    結衣「大声出して謝るとかどんだけ不安なんだし」



    小松「す、すまん…」



    結衣「別にいいよ、私心広いから許してあげる」ニコ



    小松「おぉ神様…由比ヶ浜様…」


    本来ならここでいじるのだが今やると確実に殺される…てか後ろから雪ノ下のオーラが怖い



    雪乃「(あなたに協力するんじゃなかったわ)」ゴゴゴゴゴ!


    ちょ、あなた結構楽しそうに乗ってくれたじゃん


    小松「ほんとになんとお詫びしたら…」



    結衣「んー、じゃあ1つ!」



    小松「なんでもお受け致します!」



    結衣「放課後私の家遊びに来て」ニコ



    小松「了解です!・・・・・・え?」



    結衣「はい決まり、じゃあこの話はおしまい」



    小松「え、ちょ、まって」



    結衣「何か?」ニゴ


    怖い怖い


    小松「なんでもございませぬ」



    結衣「よろしい」ニコ



    結衣「あ、まっつーに言うの忘れてた事があって」



    小松「ん?なんだ?」



    結衣「私奉仕部に入部したから」ニコ


    まじかー


    結衣「よろしく!」



    小松「よ、よろしく…」



    結衣「なんか毎回まっつーの良いように色々会話が進んでるから今は私が主導権取れてて楽しい!」



    小松「アホはすぐに主導権取り返されるからなぁ…」



    結衣「ちょっと!アホ言うなって言ってるじゃん!」



    小松「雪ノ下勉強教えてー」



    雪乃「いいわよ」



    結衣「無視すんなー!」
  18. 18 : : 2018/05/18(金) 15:14:57


    ―放課後―


    雪乃「じゃあ今日の部活はこれでおしまいね」



    小松「部活と言う名の勉強Time」


    そう、昼休みだけじゃなく部活動中も依頼者が来ない間は俺が雪ノ下に勉強を教えて貰ってる・・・あ、ついでに由比ヶ浜も


    結衣「うぅ…頭が…」


    思ってた通り由比ヶ浜は頭悪かった


    小松「いつもありがとな雪ノ下」



    雪乃「どういたしまして」



    小松「でも俺に勉強教えてないでもっと先の事勉強した方がいいんじゃないか?」



    雪乃「ううん、私も教える事でよりよく理解できるからwin-winってやつよ」ニコ



    小松「ならいいんだが…」


    俺のせいで雪ノ下の成績が下がるのはダメだからな…もっと頑張ろ


    結衣「よーし!勉強終わったし行こ?まっつー」


    そのやる気を勉強に使ってくれませんかねー…


    小松「めんどくせー…」



    結衣「そんな事言って女子の家に行けて嬉しいんでしょ〜」ニヤニヤ



    小松「帰る、じゃあな雪ノ下」テクテク



    結衣「ちょ、まってよー!あ、ゆきのんまた明日!」



    雪乃「えぇ、また明日」フリフリ



    雪乃(小松君が入部してから楽しくなったわ)フフッ


    ―帰り道―


    小松「なぜ2ケツ…」



    結衣「まっつーだけチャリずるいじゃん」



    小松「これだと後ろに乗ってるお前だけ楽でずるいんだが…」



    結衣「私の家の場所分かる?」ニゴ


    怖い


    小松「分かりませんので道案内オナシャス」


    ってかそれよりも周りの目が…


    ナニアノフタリ?ユイガハマサント…ダレ?オイ!ダレダアノオトコハ!オレノユイガハマサンガー!


    小松「うわぁ…この雰囲気マジ嫌い」


    一刻も早くこの場から逃げたい


    小松「行くならさっさと行くぞ、ちゃんと掴まれよ」



    結衣「うん!」ギュー!



    小松「!!」



    周り「!!」


    ・・・あかん…これはあかん…


    小松「ちょ、お前それはやばい!」アセアセ



    結衣「え?何が?」


    アホ!このバカ!


    小松「いやあれだよあれ!察しろ!無理なら離れろ!」



    結衣「なんで?離れたら落ちるじゃん」


    え、まじで分かんないのこの子?ってそれよりも周り見るの怖いんだけど…


    男子生徒1「おい!なんか由比ヶ浜さんが男に抱きついてるぞ!」



    女子生徒1「きゃー!あの男子分からないけど2人ともあつあつー!」



    男子生徒2「くっそー!誰だよあの気弱そうなヒョロヒョロイケメンは!?」



    男子生徒3「バカ!イケメンって言うな俺達が悲しくなるだろ!」



    男子生徒4「あぁ!俺の由比ヶ浜さんがー!」


    やばいやばいやばいなんか1人特にやばい


    小松「もういい掴まれ、早く行くぞ」



    結衣「うん!分かったー!」ギュー



    小松「最悪だ…」



    結衣(平常心平常心)ドキドキ


    ―道中―


    なんとか落ち着いてきた…


    小松「・・・なぁ由比ヶ浜」



    結衣「ん?」



    小松「お前って結構モテるんだな」



    結衣「うーん全然だと思うんだけど」



    小松「いやいや、さっきの騒ぎ聞けばお前がモテてる事は確定だろ」



    結衣「ふーん…そうなのかな」



    小松「なんで嬉しそうじゃないんだよ…」


    これがモテてるやつの余裕なのか!?ちくしょう!


    結衣「・・・いくらモテてるって言われても…好きな人から好かれないと嬉しくないよ…」(小声)



    小松「ん?ごめん聞こえなかった」



    結衣「わざと小声で言ったの!」



    小松「は?なんで?」



    結衣「言わない」ギュー


    ちょ、やっと落ち着いてきたのに更に強く来ますか!?こっちは結構やばいんですが!?


    小松「ゆゆゆゆゆ由比ヶ浜さん、このののの道はどっちに曲がるんでしゅか?」



    結衣「そこは右・・・ってかまっつーわかりやすく焦るよねー」ニヤニヤ



    小松「な!?お前最初から分かってて…その…あれを…あれしてたのかよ!?」


    くっそ…テンパって何言ってんのか自分でもわかんねー


    結衣「ふーん…焦るといつものまっつーとは別人のようになるんだねー」ニヤニヤ



    小松「お、お前…後で覚えてろよ…」



    結衣「照れ隠ししちゃって〜まっつーも男の子なんだね〜」


    もう由比ヶ浜とはチャリ乗らない…


    ―由比ヶ浜家―


    小松「着いた…」ズーン



    結衣「お疲れ様!」



    小松「そう思うなら早く離れてくれ…そろそろやばい」



    結衣「きゃー!まっつーに襲われるー!」


    すぐそういう考えになるのなぜ?ビッチだから?


    小松「おう、なにか勘違いしてるようだがまじで襲うぞ」



    結衣「暴力反対」



    小松「いいから離れろ」
  19. 19 : : 2018/05/21(月) 14:32:00


    ガチャ(ドア)


    小松「お邪魔します」



    結衣「はーい」



    結衣「じゃ、私の部屋行こう!」


    普通に男子を部屋に上げていいのかよ…


    小松「おい、親に挨拶したいんだが」



    結衣「あ、今日は親いないの」



    小松「へー、そうなんだ」



    結衣「ちょっと!女子と2人きりなんだからもう少しドキドキしなよ!」



    小松「お前は俺に何を期待してるんだよ…」



    結衣「ちぇー…まっつーの意気地無し」テクテク


    意気地無しねー…前の世界の俺ならこの場面で変な事考えてたなー…今は違うけど


    小松「・・・」テクテク


    友達…ましては彼女なんてのはありえない。俺は両親と小町と慎吾が居てくれればそれでいいんだ


    ガチャ


    結衣「さぁ入って入って」


    だから


    小松「おう・・・と、その前に…由比ヶ浜」



    結衣「ん?」クル



    小松「・・・ゴメン」ギュー


    だから俺は由比ヶ浜に嫌われる…それがお互いのためだ


    結衣「え!?ま、まっつー!?//」


    さっき校門の前の騒ぎで分かった…俺と由比ヶ浜は一緒にいない方がいい…


    結衣「ちょっと…//」


    俺はどうだっていい…でも由比ヶ浜がダメなんだ…こんなゴミクズ人間の俺なんかといればあいつはどうなる?ハブられる所の話じゃない、最悪イジメに…


    結衣「//」


    ・・・こいつとなら友達になりたいと思った…それほど俺にとって由比ヶ浜は大きな存在なんだ。
    でも、だからこそ俺は由比ヶ浜から離れる


    小松「・・・急に悪かったな、この通り俺は超ド変態最低人間です、殴るなり蹴るなり好きにしてください」


    これで終わりだ…


    小松「・・・」


    あれ?


    小松「おい、聞いてるか?」



    結衣「///」プシュー



    小松「・・・なんで気絶してんの?」


    ―数分後―


    なぜ気絶してんのか分からないがとりあえずベットに寝かせた…え?今ならやりたい放題だって?いやいや紳士小松はそんな事しませんよ


    小松「・・・気絶中の女子を置いて帰るわけにはいかないよなぁ」


    起きるまで待つか


    慎吾「流石!小松君優しい!」



    小松「そりゃどうも」



    慎吾「・・・なぁ」



    小松「・・・」



    慎吾「本当にお前はそれでいいのか?」



    小松「・・・本当はこんな事したくない…でも由比ヶ浜の事を考えるとこれでいい」



    慎吾「そっか…前も言ったが俺はお前の選択を尊重するよ…お前の人生なんだ、好きに生きろ」



    小松「その割には俺の選択を変更してほしいようだが?」



    慎吾「それについては謝る」



    小松「気にすんな、気にかけてくれてありがとう」



    慎吾「おう」


    ―1時間後―


    結衣「・・・」パチ



    結衣「え…私寝てた…?」



    結衣「なんで・・・ってまっつーは!?」



    小松「ムニャムニャ…コマチー…」(熟睡中)



    結衣「あ!確か急にまっつーに抱きつかれてそれで…//」



    結衣「・・・いや、まっつーは理由も無くあんな行為をする人じゃない…なんであんな事したんだろ…」



    慎吾「どもー」



    結衣「うわっ!?」



    慎吾「・・・俺の事知ってるよな?」



    結衣「(知ってる…ってより見た事がある)」



    結衣「・・・はい」



    慎吾「だよなー、やっぱお前だったかー」



    結衣「あ、あの…誰ですか?」



    慎吾「あぁごめんごめん、俺は『神様』で名前は『慎吾』だ」



    結衣「か、神様ですか!?」



    慎吾「イェス!」



    結衣「へー、神様なんて本当にいるんだー…」



    慎吾「で、お前に話があるんだが」



    結衣「は、はい!なんでしょうか?」



    慎吾「お前の事気になっててしばらくの間観察させてもらったんだが・・・あ、風呂とか覗いてないから安心しろよ」



    結衣「は、はい…?」



    慎吾「お前、小松に飼い犬を助けてもらっただろ」



    結衣「な、何故それを!?」



    慎吾「観察したって言っただろアホか」



    結衣「なっ!?アホ言うなし!」



    慎吾「よしよし、俺敬語とか苦手だからその調子でタメ口でね」



    慎吾「・・・それでその時の事を小松に聞くために家に呼んだんだろ?」



    結衣「うん…あの時のお礼を言いたかったのと、慎吾…さん」



    慎吾「慎吾でいいぞ〜」



    結衣「・・・慎吾の事を知りたくて」



    慎吾「まだあるだろ?」



    結衣「ま、まっつーともっと仲良くなりたかった」



    慎吾「・・・お前、小松と仲良くなると後悔するかもしれんがそれでもか?」



    結衣「な、なんで後悔する事になるの?」



    慎吾「うーん…見せた方が早いか」



    結衣「?」
  20. 20 : : 2018/05/24(木) 00:15:15

    ―――――――――――――――――――――――――――
    【ストーリーと全く関係ない話】


    慎吾「作者さーん、最近投稿速度が落ちてますよー」



    作者「ま、毎日投稿するとは言ってないよ」アセアセ



    慎吾「まぁほら、このssを楽しみにしてる方のために早く投稿しようぜ?」



    作者「・・・楽しみにしてくれてる方がいるのかなぁ」



    慎吾(多分いない)



    作者「でも、俺も飽きたとか疲れた訳じゃなくて忙しいだけだからちゃんと投稿するよ」



    慎吾「頼むぞマジで」



    作者「おう!・・・って事で」



    慎吾、作者「これからもゆるーくかるーくお願いします」



    作者「放置する際や長期間書けない場合はしっかりと報告するので」



    慎吾(放置します!とか言うつもりかこいつ…)

    ―――――――――――――――――――――――――――
  21. 21 : : 2018/05/24(木) 14:18:22


    結衣「見せるって何を?」



    慎吾「小松がお前に抱きついたときのやつ」



    結衣「え、盗撮してたの!?」



    慎吾「言い方悪いなー…とりあえず見ろ」


    そう言って慎吾は由比ヶ浜の前にモニター的なやつを出してその時の映像を映し出した


    結衣「わっ、何これ?モニター?」



    慎吾「その認識でOK、まぁ俺神様だからなんでもありなんだよねー」ドヤ



    結衣「うわぁ…」ドンビキ



    慎吾「ゲフンゲフン!・・・さ、見ろ見ろ!」



    結衣「う、うん」ジー



    結衣『・・・』テクテク



    結衣「あ、私だ」



    小松『(友達…ましてや彼女なんてのはありえない。俺は両親と慎吾と小町がいてくれればそれでいいんだ)』



    結衣「?この声は…?」



    慎吾「小松の心の声だ!これはあの時小松が心の中でどんな事を考えてたかを見れる映像なんだ!」ドヤ



    結衣「ほぇー…そうなんだー…」ジー



    慎吾(もはや相手にされない)シクシク


    その後、由比ヶ浜はこの映像をずーっとじーっと見ていた


    小松『(だから俺は由比ヶ浜に嫌われる…それが由比ヶ浜のためだ)』



    結衣「・・・」ジー



    小松『(俺と由比ヶ浜は一緒にいない方がいい)』



    結衣「・・・」ジー



    小松『(俺はどうだっていい…でも由比ヶ浜がだめなんだ)』



    結衣「・・・」ウルウル



    小松『(こいつとなら友達になれると思った…)』



    結衣「・・・」ポロポロ


    そして映像終了


    慎吾「・・・とまぁこれが小松の思いだ」



    結衣「・・・」



    慎吾「本当は小松の選んだ事に対して俺が何かする事もしないし何もする権利もないんだが…」



    慎吾「友達でも…恋人でもなんでもいい、俺はどうしても小松に大切な人を作って欲しかった」



    結衣「・・・ありがと」



    慎吾「いや、こちらこそ急に悪かったな」



    結衣「ううん、慎吾のおかげで私がどうしたいのかよく分かった」



    結衣「まっつーと2人で話し合ってみる」ニコ



    慎吾「そっか…じゃあ俺はこれで」



    結衣「うん!またね!」



    慎吾「おう・・・本当にありがとな」



    結衣「・・・」フリフリ



    結衣「・・・」チラ



    小松「ムニャムニャ…」



    結衣「よし!」


    ―30分後―


    小松「・・・ん…」


    あ…俺寝てたのか…


    小松「・・・?」


    ん?何この感じ?顔面がなんか暖かくて柔らかいもので包まれてて…


    小松「・・・」ドキドキ


    え、まじでどうなってんの?目の前暗くて見えないしなんかめっちゃいい匂いするし頭撫でられてるし・・・・・・ん?

    …頭撫でられてる?


    結衣「えへへ…いつもこんな感じに素直になってれば可愛いのにな〜」ナデナデ


    由比ヶ浜さん何してるんすか…てかこのままじゃやばい、俺的にも読者様の目線的にも…

    ・・・ここは上手いことやるしかないか


    小松「ん〜…」ゴロン



    結衣「あ…」


    よし、脱出成功。ちょっと名残おs((殴


    小松「んんー」パチ



    結衣「あ…」


    こいつ『あ…』しか言ってないな…


    小松「・・・あぁ…俺寝てた?」


    寝てたに決まってんだろ何言ってんだよ俺


    結衣「う、うん」アセアセ



    結衣(ギュッーってして頭撫でてたのバレてないよね?///)



    小松「・・・」



    結衣「・・・」


    この沈黙の時間辛い…えっと…俺は何をしようとしてたんだっけ?


    小松「・・・あ」



    結衣「な、なに!?」



    小松「あ…いや…なんでもない」


    そうだ…嫌われようとしたんだった…


    結衣(ちゃんと話し合わなきゃ)


    今からもう1度…やりたくない心が痛い失いたくない…でもやるしかない


    結衣(いや…まっつーの事だから今から嫌われようとするよね)



    小松「・・・ゆいg」



    結衣(先手必勝!)



    結衣「おりゃ」ギュー



    小松「・・・え?は?え?」


    んん??どうなってる!?


    結衣「ねぇまっつー」



    小松「・・・な、なに」



    結衣「さっきね、慎吾に会ったの」



    小松「あいつ…」


    慎吾…由比ヶ浜のためなんだ分かってくれよ…


    結衣「私のために嫌われようとしたんでしょ?」



    小松「・・・」プイ



    結衣「もう…あのねまっつー」



    結衣「私まっつーに嫌われたら嫌だな…私のためを思ってくれるなら嫌われようとするのは辞めて欲しいな…」


    なんで…


    小松「・・・俺といるとお前が辛い思いをするんだぞ」



    結衣「別にいいけど」



    小松「いやダメだ、お前は俺と関わらずに今まで通り楽しく学校生活を送った方がいい」
  22. 22 : : 2018/05/25(金) 20:17:33


    結衣「何そのまっつーがいない方が私の学校生活が充実するって言い方」



    小松「だってそうだし…」



    結衣「違う!」



    小松「・・・」



    結衣「どうしてそこまで自分より私を優先するの!?もっと自分優先で考えてよ!てか、まっつーと離れるとか全然嬉しくないんだけど!」



    小松「・・・」



    結衣「まっつーは私となら友達になれるって、私と友達になりたいって思ってるんでしょ!ならそれでいいじゃん!」



    小松「それじゃあお前が…」



    結衣「まっつーは自分が嫌われてるとか思ってるかもしれないけど…それは違う!」



    小松「違くない!俺と話す人が笑顔でも、きっとその奥で嫌な感情が隠れてるんだ・・・それはお前もだ由比ヶ浜…」



    結衣「そんな事は!」



    小松「無い!」



    結衣「・・・え?」



    小松「お前はそんな奴じゃない…笑顔の奥で人を弄ぶ奴じゃない…」



    結衣「じ、じゃあ!」



    小松「でも信じきれないんだよ…」



    結衣「・・・」



    小松「な?俺ってクソ人間だろ…?ここまで優しくされても人を信用出来ないんだぜ?」



    小松「怖いんだよ…お前に裏切られる事を考えると怖い…」



    結衣「まっつー…」



    小松「・・・もう帰るよ…俺がここにいたって意味が無い…」



    結衣「待って!」



    小松「・・・なに」



    結衣「絶対に…まっつーを裏切らないって約束する!」



    小松「俺と約束したって…意味無いじゃん…」



    結衣「まっつーとじゃない!慎吾と!」



    小松「・・・え?」



    結衣「まっつーを裏切ったら私の存在を消してもらう」



    小松「お、おい」



    結衣「神様なんだから出来るよ」



    小松「・・・命は大事にしろよ…」



    結衣「大事にしてるよ!だって私は消えないから…まっつーを裏切らないから!」



    小松「・・・」



    小松「・・・うぅ…」グスン



    結衣「え、ちょっとまっつー大丈夫?」アセアセ



    小松「そ…んな事…され…たら…」



    結衣「・・・うん…」



    小松「そんな事されたら信用するしかないじゃん…」ポロポロ



    結衣「うん…信用していいんだよ」ギュー



    小松「ゆいがはま〜」ギュー



    結衣「ちょ、ちょっとまっつー雰囲気変わりすぎ!?」



    小松「グダクダだったけどやっと書き終わったよ〜って作者が」ギュー



    結衣「そこ!?」



    小松「・・・だからもう少しこうさせて」ギュー



    結衣(作者が疲れたのと関係ないじゃん…照れ隠し下手だなぁ)



    結衣「いいよ!お姉ちゃんがもっとギューってしてあげる!」ニコ



    小松「あ、いまの気持ち悪いからやっぱいい」



    結衣「そんな酷い…」ガーン


    とまあこんな感じで由比ヶ浜とお友達になった…作者さんお疲れ、正直凄く書くの下手くそだったよ


    作者『ほっとけ、俺はこういうシーン書くの下手なんだよ』


    ―8時―


    本当に色々な不安が吹っ飛んでめちゃめちゃ泣いた…ずっと由比ヶ浜は俺を抱きしめてくれた

    ・・・え?高校生の男女2人がベットの上で抱き合って寝てるのに何も無いのはおかしい?
    ふっふっふ、このssは性描写無しって設定で守られている!ので何も無いったら何も無い



    小松「・・・もう大丈夫」



    結衣「そう?」



    小松「・・・」コク



    結衣「はぁー…まっつーが心開いてくれてよかったー…」



    小松「・・・今更だが凄い恥ずかしい」



    結衣「えへへー、ギューってしてるまっつー可愛かったよ」ニコ


    まじで何してたんだ俺…本音暴露した上に泣いた上に抱きしめるとか…と、とりあえず流れを変えよう


    小松「くそ…こんなビッチなんかに…」



    結衣「な!?ビッチ言うなし!」


    よし、アホは思い通りになってくれて助かる。
    この調子で更に…


    小松「なぁ、8時なんだけど俺帰った方がいいよな?」


    これで帰れる


    結衣「あ、8時?じゃあそろそろ来るかな?」



    小松「・・・は?」


    え、誰?親?親はまずい特に由比ヶ浜父に殺される?


    ピーンポーン♪


    結衣「来た!今行きまーす!」タッタッタ


    やばいやばいやばい


    ―玄関―


    ガチャ(ドア)


    結衣「いらっしゃーい」ニコ



    ?「こんばんは、おまじゃまするわ」ニコ



    結衣「夜に呼び出しちゃってごめんね」



    ?「気にしないで、私も彼に話があるから」



    結衣「うんうん、じゃあ私の部屋行こ」ニコ


    ―結衣部屋―


    ワイワイ


    小松「我が人生に一遍の悔いなし」


    とか言ってる場合じゃねぇよ…
  23. 23 : : 2018/05/26(土) 23:21:40


    ガチャ(ドア)


    結衣「どうぞー」ニコ



    ?「お邪魔しm」



    小松「申し訳ありません!今すぐ出ていくのでお許しをー!」(土下座)



    ?「・・・え?」



    小松「・・・ん?」チラ


    あ…


    小松「ゆき…の…した?」



    雪乃「こ、こんばんは」


    いつどんな状況でも礼儀正しいなおい


    小松「お、おう…」



    結衣「急にどうしたのまっつー?」



    小松「いや、てっきり由比ヶ浜の親が帰ってきたのかと」



    結衣「あー、親は泊りがけで出かけてるから今日は帰ってこないよ?」


    ・・・は?親いないの?


    結衣「あ、言うの遅くなってごめんだけど今からまっつーも親に連絡しといてくれない?」



    小松「な、何を?」


    まさか…


    結衣「今日お泊まり会だから」


    そのまさかでした〜(なんか前も言った気がする)


    小松「じ、じゃあ雪ノ下を呼んだのは…」



    雪乃「料理担当…と、あなたに話があるから」ニコ


    雪ノ下さーん、その笑顔怖いっす


    結衣「急にごめんね?まだまっつーに色々と用があるから…その…」



    小松「いや、別に嫌じゃないから」


    つ、遂に俺もお泊まり会デビュー来た!絶対縁がないと思ってたのに!


    結衣「よかった…じゃあ早速準備しよー」ニコ



    雪乃「由比ヶ浜さん、あなたは料理に関わらない方がいいと思うのだけど…」



    小松「同感」



    結衣「ちょ、ゆきのん酷いよ〜。あとまっつーも」


    おい『あと』はやめろ


    雪乃「嘘よ、是非とも手伝ってもらいたいわ」ニコ



    結衣「うん!行こ行こ!」



    小松「あ、俺ちょっと妹に電話してから行くわ」



    結衣「(電話?)分かった、先行ってるね」



    小松「おう」


    バタン(ドア)


    小松「・・・さてと」


    プルルル…プルルル


    小町『もしもし』


    やっぱすげー怒ってる


    小松「お、おう小町」



    小町『・・・今どこいるの』


    ここは素直に言わなければ


    小松「と、友達の家」



    小町『そう、今すぐ帰ってきt・・・え!?友達の家!?』


    流石俺の妹、リアクションも超一流


    小松「こんな遅くまで連絡出来なくてごめん…色々あって」



    小町『おおおおお兄ちゃんに友達!?』



    小松「そう、なんと友達が出来たんですよ」



    小町『あああああの人間不信で友達とか絶対無理なお兄ちゃんに友達!?』



    小松「おぉ…今結構心が傷ついたよ…?」



    小町『ご、ごめん』



    小松「でさ、流れで友達の家に泊まることになったんだが」



    小町『うん!いいよ!泊まってきていいよ!絶対泊まった方がいいよ!』



    小松「・・・お前を1人にしちゃってごめんな」



    小町『そんな事気にしなくていいって!小町はもう中3だよ?寂しくなんか無いよー』


    あーこれは…


    小松「そっか…ありがとう」



    小町『うん!楽しんできてね!』



    小松「おう、じゃあおやすみ」



    小町『うん!おやすみ!』



    小松「・・・」


    本当にごめんな小町…そしてありがとう


    小松「・・・行くか」


    ―リビング―


    ガチャ(ドア)


    小松「遅くなってすまん…って由比ヶ浜お前料理してないのか?」



    結衣「食器の用意と後片付け班の班長に任命されました!」


    あっ…(察し)


    小松「そ、そうか…」



    雪乃「小松君もだらけてていいわよ」



    小松「手伝わなくていいのか?」



    雪乃「3人分は手伝ってもらうほど大変じゃないから」



    小松「そっか、じゃあお言葉に甘えて」



    結衣「それじゃ私お風呂洗ってくる」



    小松「あ、それ俺がやるわ」



    結衣「まっつーはゆっくりしてていいよ」



    小松「じゃあ俺が皿洗いやるでいいか?」



    結衣「そ、それも私が」



    小松「由比ヶ浜?」ニゴ



    結衣「お、お風呂掃除お願いします…」



    小松「お任せ下さいませ」ペコ



    結衣「あ、お風呂場に案内するね」



    小松「お願いしまーす」


    風呂はめっちゃ綺麗に掃除した・・・ってより元々めっちゃ綺麗だった


    ―1時間後―


    ゴチソウサマデシタ!


    小松「雪ノ下の手料理やばい…美味すぎ」



    結衣「ねー、美味しすぎて食べすぎちゃった」



    雪乃「そう言ってもらえると嬉しいわ」ニコ



    小松「風呂沸くまで寝てたい…」



    結衣「まっつー、食べてすぐ寝ると豚になるんだよ」



    小松「由比ヶ浜、豚はめちゃめちゃ体脂肪率が低いって知ってるか?」



    結衣「ほんと!?私今から寝る!」


    アホだ…


    雪乃「あーゴボンゴホン…」



    雪乃「ちょっと話があるのだけれどいいかしら?」


  24. 24 : : 2018/05/27(日) 18:53:34


    小松「なんだ?」



    雪乃「小松君、どうやら由比ヶ浜さんと友達になったらしいわね?」ニコ


    な、何故知ってる…


    小松「あ、あぁそうだが」



    雪乃「じゃあ私とも友達になりなさい」


    ふぁ?


    小松「い、いやしかしそう簡単に友達って訳には…」



    雪乃「超人間不信のあなたを奉仕部に歓迎した上にあなたのために授業時間中や昼ご飯時の部室の利用を許可、さらに勉強まで教えてあげてる私を信用しないと?」



    小松「了解っす!お友達になるっす!」


    まぁ、そう言われなくても雪ノ下とは話し合った上でこちらからお友達をお願いしたい所だったんだがな…


    結衣「えー、なんかゆきのん簡単に友達になってずるい!」



    雪乃「まぁ私は信頼の塊のような人間だから」



    小松「ちげーよ、お前ぼっちだから友達になってあげたんだよ」



    結衣「まっつー優sなんか酷い!」



    雪乃「あら?先にぼっち卒業していい気になってるようだけど…私前から由比ヶ浜さんとお友達なのよ?」


    ま、まじか…


    小松「く、くそぉ…」


    オユハリガシュウリョウシマシタ


    結衣「あ、風呂沸いたよ」



    小松「あーお前ら先入っていいぞ」



    結衣「いいの?」


    ふふっ、これがレディファーストってやつだ


    小松「男が入った風呂とか入りたくないだろ」



    雪乃「まぁそうね」


    遠慮ねぇなおい


    結衣「じゃあ先に入ろゆきのん」ニコ



    雪乃「えぇ、行きましょう」


    バタン(ドア)


    小松「さーて、皿洗いでもするか…由比ヶ浜がやる予定だったけど俺がやってもいいよな?」


    いいとも!


    小松「・・・自分で言ってて悲しくなったわ」


    ―数十分後―


    小松「フフフーン♪♪♪」(鼻歌)



    小松「よし皿洗い終了」


    小町と家事を分担してるおかげで皿洗いはそこらの新米主婦よりは上なのだよ


    慎吾「よっ!小松!」



    小松「あ、俺のお願い聞かずに由比ヶ浜に喋った奴だ」



    慎吾「ごめんって」アセアセ



    小松「・・・まぁ、今回は感謝してるよ」



    慎吾「それはよかった」ニコ



    小松「で、何か用か?」



    慎吾「ほれ、お届け物」ポイ



    小松「これは…着替え?」



    慎吾「小町に配達頼まれてよ」


    あいつ…


    小松「神様なのに扱き使われてんなぁ」



    慎吾「ほんとだよな!まぁ別にいいんだけど」ハハッ



    小松「・・・で、小町の様子はどんな感じだ?」



    慎吾「あぁ、俺と話す時はいつも通りなんだけどな…寂しい思いしてるよ」



    小松「そっか…」



    慎吾「ま、お前は楽しめって言われてんだろ?楽しまなきゃだめだぞ」



    小松「・・・だよな、小町の事よろしく頼む」



    慎吾「ほーい、それじゃ!」



    小松「あ、由比ヶ浜と雪ノ下の風呂覗くんじゃねーぞ」



    慎吾「んな事する訳ねーだろ」



    小松「小町に手を出したら…ぶっ〇すからな」



    慎吾「だからやんないって!」



    小松「ハハッ、じゃあな」フリフリ



    慎吾「おーう」


    慎吾とかいうただの最高にいい奴…もう人、神とか関係なく親友な気がする


    ガチャ(ドア)


    雪乃「ふぅ…いいお湯だった」



    結衣「まっつー次どうぞー」ニコ



    小松「はいよ」



    結衣「じゃあ私は皿洗いを・・・ってあれ?」



    小松「あ、俺やっといたから」



    雪乃「あら、これは女子的にポイント高いわね」



    結衣「まっつーありがとー!」ギュー


    おいまてバカバカ


    小松「ちょ、離れなさい!」



    結衣「あれれ〜?恥ずかしいのかな〜?」ニヤニヤ



    小松「いや、ほら風呂上がりの女子、いい匂い、生地が薄い部屋着でよく伝わる柔らかさの三連コンボで俺じゃなきゃ襲われてるぞ」



    結衣「まっつーなら襲わないから安心だね!」ニコ


    何故そうなる…


    小松「おおおお俺風呂入ってくるから!」ダッ



    雪乃「・・・由比ヶ浜さん、それ他の男子にはやらない方がいいわよ」



    結衣「分かってるって、まっつーだけだよ」



    雪乃「そう、小松君の事が好きなのね」ニコ



    結衣「うーん…好きなんだけど…色んな意味で好きなの!」



    雪乃「色んな意味で?」



    結衣「うん!友達としてのまっつーが好き、何だかんだ言って凄く気にかけてくれるお兄ちゃんみたいなまっつーも好き、弟みたいに泣いたりして甘えてくるまっつーも好き、もちろん異性としてもね」



    雪乃「・・・なんか某異世界物の名台詞みたいね」



    結衣「うそ!?全然意識してなかったんだけど」アセアセ



    雪乃「・・・でも、それなら私も友達として小松君は好きよ。異性としては違うかもだけど」ニコ


  25. 25 : : 2018/05/27(日) 23:12:43


    結衣「そっか」ニコ



    雪乃「だから、これからも小松君と仲良くするために」



    結衣「うん、あの時の事をしっかりと話さなきゃね」


    ―小松side―


    小松「・・・どうするかなぁ…」


    はい、絶賛悩み中の小松ですどうも。
    え?何を悩んでるかって?・・・そりゃ風呂に入るか入らないかですよ


    小松「あぁ、温かそうなお湯が俺を待っている…しかし女子が入った後の風呂に入るのはどうかなぁ」


    てかクソ寒い!入りたい!もう割り切って入る!?


    小松「入るか」


    チャポン


    小松「ふぁ〜」


    あったけぇ


    ―数十分後―


    ガチャ(ドア)


    小松「いいお湯だった…」



    結衣「あ、ごめんまっつー着替え大丈夫だった?」



    小松「ほら、見ての通り」



    雪乃「あらかじめ持ってきてたの?」ジトー


    こんな展開を予想して着替えを持ってくる奴がいるからそいつは神だよ


    小松「ちげーよ、慎吾に持ってきてもらったんだよ」


    ・・・あ、やべ


    小松「あぁええっと慎吾ってのはな…」



    雪乃「あ、説明しなくていいわよ知ってるから」


    ・・・は?


    小松「えぇっと…慎吾知ってんの?」



    雪乃「由比ヶ浜さんに教えて貰ったのよ」


    ふぇ?


    小松「おい由比ヶ浜…慎吾の存在を教えるのはな」



    結衣「違うよまっつー。ゆきのんは慎吾の事知ってもいい人なの」



    小松「な、何故?」



    結衣「・・・1年前のあの時に関係あるから」


    1年前?一体何の事だ…?


    ―結衣部屋―


    とりあえず由比ヶ浜の部屋で話を聞くことになった


    結衣「・・・ねぇまっつー、1年前…まっつーがこの世界に来た瞬間に起こった事故覚えてる?」



    小松「え?あぁ覚えて・・・ってもしかして?」



    結衣「あの時、まっつーが助けた犬の飼い主が私で」



    雪乃「小松君を跳ねた車に私が乗っていたの…」



    小松「まじかよ…」


    そんな偶然あるのか?


    雪乃「ごめんなさい、あの時は突然の事で怖くて…気を失っちゃってて…今日まであなただと気づかなかったの」ペコ



    結衣「私も…2年になって同じクラスになった時に気付いたけどなかなか話しかけられなくて」ペコ



    小松「お、おい頭上げろよ…頼むから」


    ―数十分後―


    突然の事で混乱したが、なんとか2人から詳しく事情を聞くことが出来た


    小松「つまり、今日由比ヶ浜は俺にこの事を話すために家に呼んだと・・・で、色々ある中で慎吾から1年前の事故のことも聞き、雪ノ下も関係ある事が分かり呼び出した。雪ノ下はあの時の事故に俺と由比ヶ浜が関係ある事を知りここに来た…って事でOK?」


    おい作者、そんな事書いたか?


    作者『フッ…あえて書かなかったのさ』


    あっそ…


    雪乃「その通りだわ」



    結衣「うん」



    小松「なるほどねー…」



    雪乃「本当にごめんなさい」



    結衣「ごめんなさい」


    はぁ…全く…


    小松「・・・いや、別に怒ってないし…むしろお前らに感謝しかないんだが」



    結衣、雪乃「・・・え?」



    小松「由比ヶ浜はこんな俺の事を1年も覚えててくれた上に何度も話しかけようとしてくれたし、実際にこうやって俺に事実を伝えてくれた」



    結衣「う、うん」



    小松「雪ノ下は事実を知ってすぐ俺に伝えに来てくれた。乗ってた車が突然事故なんてしたら怖くなるのはしょうがないだろ」



    雪乃「小松君…」



    小松「だからさ、俺がお前らに怒る要素なんて1つもないし事実を伝えてくれた事に感謝しかないよ」



    結衣「う、うぅ…」ウルウル



    小松「お、おい由比ヶ浜泣くなよ…」



    結衣「まだ…泣いてないし」ポロポロ



    小松「今泣いたじゃねーか…」



    結衣「うわぁぁん」ギュー


    すぐ抱きつくな・・・って言いたい所だが…不安がなくなった時に安心してこうなるのはよく分かる、俺もさっきこんな状態だったし


    小松「はいはい気が済むまで頭でも撫でてやるよ」ナデナデ



    結衣「まっつ〜…」ギュー


    なんか小町みたいだな…


    小松「・・・」チラ



    雪乃「よかった…よかった…」グスン


    あの雪ノ下が泣いてる…かなり不安だったんだな…


    小松「・・・ほら、お前もこっち来い」



    雪乃「・・・」グスン



    小松「その…ありがとな。あの時も今も怖かっただろ…」



    雪乃「・・・」コク



    小松「うん…でも大丈夫だから安心しろ」ギュ



    雪乃「・・・」ポロポロ


    左側から由比ヶ浜に抱きつかれ左手で頭を撫でつつ右腕で雪ノ下を抱きしめる・・・事情知らない男子がみたら発狂物だなこれ…

  26. 26 : : 2018/05/28(月) 15:10:51


    ―22時―


    俺含む3人が落ち着いた後、寝る時の話になりました。
    ・・・はい、勘のいい読者さんならお分かりでしょう…


    小松「なぁ…ほんとにここじゃなきゃダメ?」



    結衣「だめ」


    そうです、由比ヶ浜と雪ノ下に一緒に寝ろと言われてます…これハーレム系のssじゃないんだが…意味わからん


    小松「リビングのソファーじゃダメなのか?最悪床でもいいから」



    雪乃「小松君、これにはちゃんと理由があるのよ」



    小松「理由?」



    雪乃「由比ヶ浜さんの両親が明日の朝早くに帰ってくるって」


    うん、納得だわ


    小松「よし、この部屋で寝よう」



    結衣「やった!」



    小松「勘違いするなよ、お前の親に見つかって通報されたくないだけだ」



    結衣「でた、ツンデレまっつー!」



    小松「違うな、ツンツンツンツンツンデレだ」



    雪乃「凄く面倒くさそう…」



    小松「それに俺はこの部屋で寝ると言ったがベットで寝るとはいっt」


    ガシッ


    ・・・え?


    結衣「ほらまっつー!」グイグイ



    小松「おいバカ引っ張るな!っておわっ!」



    結衣「いぇーい!ベットにまっつー投下完了!」


    いや別に逃げればいいだけじゃ・・・いや、辞めとくか…


    小松「あーはいはい良かったですねおやすみ」



    雪乃「なるほど…今のうちに夢の中に逃げる作戦ね」


    いちいち解説しなくていいから…


    結衣「ちょっと!まだまだ起きてようよ!」



    小松「夜更しは肌に良くないぞ」



    結衣「日付変わるまでは夜更しじゃないし!」



    小松「そんなの誰が決めたんだよ」



    結衣「私!」


    アホだ…


    雪乃「確かにそうかもしれないわね…」


    雪ノ下さん…?お前もアホなの…?


    小松「別にうるさくても寝れるから俺だけ寝る」


    こいつらと寝てるって考えたら絶対寝れない自信がある…今のうちに寝なければ


    雪乃「しょうがないわね…では私達は寝てる小松君を使って遊びましょう」



    結衣「いいね!」


    怖いよ…この2人怖いよ…


    小松「・・・分かったよ寝ないよ」



    結衣「わーい!」



    小松「で、何して遊ぶの?」



    雪乃「私はなんでもいいけど…」



    結衣「うーん…」



    小松「・・・」チラ


    さっきから気になるのがあるんだよなぁ


    小松「なぁ由比ヶ浜」



    結衣「ん?」



    小松「お前…もしかして結構ゲーマーだったりする?」



    結衣「え!?そ、それはその」アセアセ



    小松「いや隠そうとするなよ、あそこにゲーミングPCあるからバレバレだぞ…」



    結衣「うっ…」



    雪乃「あら、私の部屋にもあるわよ?」


    え、まじ…?


    小松「お、俺の部屋にもあるぞ…」



    結衣「え…って事は」



    小松「全員ゲーマー?」



    雪乃「・・・小松君はイメージあるけど」


    まぁ否定はできない…


    小松「由比ヶ浜は以外だよな」



    結衣「あ、あはは…私ゲーム好きって周りに言ってないし、イメージ無いでしょ?」


    無い…全然無い…


    小松「け、結構ゲームすんのか?」



    結衣「うん、PUBGとかBFとかLoLとか…スマホなら荒野行動とvaingloryとシャドバと…あと任天堂ならイカや大乱闘かな」


    ガチ…この子ガチだ…


    小松「お、結構俺と同じのやってんな」



    雪乃「私も似たような感じね…」


    雪ノ下…お前も意外すぎるんだが…


    雪乃「まぁ私の場合はスマホとSwitchでイカちゃんをやる位だけど…ゲーミングPCは姉から貰ったものでPUBG位しかやってないわ」


    な、なんだこの状況は…


    結衣「な、なんか2人ともゲーム好きて嬉しいな、私周りに黙ってたから親しい人とゲームやるの夢だったんだー」



    雪乃「まぁ、私も…」



    小松「言わずもがな俺もだ…」



    結衣「じゃあ・・・3人でゲームしよっか!」ニコ


    ―数分後―


    小松「んじゃ行くか」



    結衣、雪乃「おー」


    読者さんが知ってそうなゲームって事で荒野行動を選択・・・そんなゲーム知らないよって方はすいません…しばらくお付き合い下さい


    結衣「どこ降りる?」



    雪乃「任せるわ」



    小松「・・・デパート行くか」


    ―着地―


    雪乃「デパートの密集具合は何回見ても気持ち悪いわね…」



    結衣「私達もその1人だけどね」アハハ



    小松「武器武器〜♪お、95式ゲット!これで勝つr」



    雪乃「M24…スコープ無いけどヘッショすれば関係ないわね」



    結衣「ふぅ…相手も銃持ってなくて良かった…やっぱ殴り合いはレンガが最強だね!」(1キル)


    こ、この人達怖い…
  27. 27 : : 2018/05/28(月) 19:18:33


    ―数分後―


    えー、ただいまデパート内での戦いが続いておりますが…


    雪乃「やっぱ8スコ付いたM24は強いわね」バン!(ヘッショ)


    何なのこの人…


    バババババ!(銃声音)


    小松「あ、すまんやられたわ」


    油断した…


    小松「多分止めさされるから後はよr」


    バババババ!


    結衣「やったー間に合った!蘇生するからこっち来れる?」


    この人もおかしいだろ…


    小松「あぁ、悪いな」



    結衣「回復は?」



    小松「包帯すら無い」



    結衣「運が悪いね〜、とりあえず蘇生っと」



    結衣「・・・よしOK、ここに止血とスポドリ置いとくから」ニコ


    『大丈夫?ゆっくり休んでね。あ、ポカリ置いとくから』みたいな優しさを感じた


    小松「ありがとう」(回復中)


    正直ここまで2人が強いとは思わなかったが…これは俺と同等…下手したら俺以上の可能性が…


    ―数分後―


    デパート勢のトップに立ちました。
    ・・・俺も活躍したよ?ほんとだよ?


    雪乃「この後どこに行きましょうか?」



    小松「もう物資はかなり揃ったしな」



    結衣「とりあえず今範囲の中央の家取っとく?次の範囲でも移動しなくて住むしかなり運が良ければ最後まで移動無しで行けるかも」



    小松「そうするか、じゃあ車拾ってくる」



    小松「・・・」チラ



    結衣「ゆきのん弾と回復大丈夫?」



    雪乃「えぇ、大丈夫よ」ニコ


    本当にゲーム好きなんだな、初めて出来た友達と趣味まで合うとは…こんな幸運な事があっていいのか?


    ―数十分後―


    何だかんだで最終決戦まで来ました。
    残りが7人なので俺達を外すと4人、チームなのか2、2で分かれてるのか1、3なのか分からんが


    小松「・・・範囲の神様は味方しなかったか」



    結衣「早めに範囲入っとく?」



    小松「あぁ、幸いこの先は木や岩が多いから身を隠しやすい…先にそこを取って後ろから来るやつ警戒でいっか」



    雪乃「そうしましょう」


    ―移動完了!―


    小松「さーて、範囲外から来る奴はいないかなー?」



    結衣「てかこの岩の安心感凄くない?でかいから範囲内からの射線がほとんど通らないよ」



    小松「な?早めにここ取って正解だったろ?」



    雪乃「まぁ先約が2人いたのだけれど」


    その先約さんを躊躇なく殺った雪ノ下先輩ぱねぇっす


    ―数十秒後―


    結衣「結局来なかったね」



    小松「流石に残り2人は範囲内にいたか」



    雪乃「1人発見。125ね」


    索敵能力たけー…あいつギリースーツ着てるぞ…


    小松「OK把握」



    結衣「あ、150に1人いた!今125の人と撃ち合い始めたよ」



    雪乃「そうね、じゃあ私125見るから由比ヶ浜さん150お願い」



    結衣「了解!生き残った方の頭飛ばせばいいんだね!」


    会話が怖くて漏れそう…


    小松「じゃあ俺の出番無しか…」



    雪乃「ここでな無くても、ここに来るまで運転とか物資漁り中の見張りとかでよく貢献してくれたわ」



    小松「雑用じゃねーかよ」



    結衣「あはは、でも何だかんだ言ってまっつーが1番ゲーム上手いよ・・・ね」バコン!


    【第1位!!】


    終わり方雑すぎワロタ


    小松「ナイスヘッショ」



    雪乃「お疲れ様」



    結衣「1位!やったね!」



    小松「なぁ、俺が1番強いってなんでだ?今の見てたら普通雪ノ下だろ」



    雪乃「いや、私はそこまで」


    謙虚かっ


    結衣「んー…なんかまっつー本気出してないなーって感じがしたから」



    雪乃「あら、小松君手抜きだったの?」



    小松「あぁいや、確かに調子悪かったがそれは手抜きとかじゃなくてお前らの強さに驚いてただけだからな。俺はゲームで舐めプはしない」



    結衣「えー、私強かったー?」



    雪乃「強かったわよ」ニコ



    小松「あぁ、かなりな」


    うん、今回は雪ノ下の活躍が目立ったけど由比ヶ浜めちゃめちゃ上手い…


    結衣「な、なんか照れるなぁ」テレテレ



    小松「もう1戦やるか?それとも別ゲーやる?」



    雪乃「別ゲーやりましょうか」



    結衣「だね!」


    この後も色んなゲームをして遊んだ


    ―1時間半後―


    とうとう寝る時間になってしまった…


    小松「・・・なぁ、俺壁側がいいんだが…」


    何故か2人に挟まれる形で真ん中にいる


    雪乃「決まった事よ、もう変えられないわ」


    俺の意見無視して勝手に決定したじゃねーか…


    小松「・・・分かったよ…おやすみ」



    結衣「おやすみ〜」



    雪乃「おやすみなさい」


    ―1時間後―


    寝れる訳がないんだよなぁ…2人はぐっすりだけど


  28. 28 : : 2018/05/29(火) 13:11:34


    小松「・・・」チラ



    結衣「・・・」スー…スー…



    小松「・・・」チラ



    雪乃「・・・」スー…スー…


    なんで俺の方向きながら寝てんの?人に寝顔見られてもいいの?まじで寝れないんだけど…


    ―朝 6時半―


    小松「ん〜…」パチッ


    あれ、寝てた…?とりあえず起きるか…


    小松「ん?」


    両手が動かない…


    小松「・・・何してんだ2人とも…」


    状況を説明しよう、2人がそれぞれ俺の片腕を抱き枕のように抱えて寝ている。よってうごけない


    小松「起こすのも可哀想だよな…」


    さて、作者よ…これはほのぼの系ssじゃないのか?


    作者『ほのぼの系ssです!2人が腕を抱き枕代わりにして寝てるとか小動物みたいで可愛らしいし、微笑ましいじゃないですか』


    だそうです。
    あっち系を期待してる読者さん、性描写有りの設定になるような事はないのでご理解お願いします


    雪乃「ん〜」パチッ


    あ、起きた


    小松「よっ、おはよ」



    雪乃「おはよう・・・あっ」バッ


    あ、離した


    雪乃「その…ごめんなさい」



    小松「大丈夫だ、たまに妹に同じ事されてるから慣れてる」



    雪乃「シスコン?」



    小松「否定はしない・・・それにお前も妹みたいで可愛かったぞ」



    雪乃「え…」


    あ、これ誤解されるやつだ


    小松「あぁ…そういう意味の可愛いじゃなくて犬とか猫とか見た時の可愛いだから勘違いするなよ」



    雪乃「いや、その事は誤解してないんだけれど…」


    察しが良くて助かる…由比ヶ浜なら罵声を浴びせられてたな


    雪乃「小松君…素直になった?前は可愛いとか全然言わない感じだったし腕に抱きつかれてたら離そうとするような人だったけど…」


    観察力高いな…由比ヶ浜なら気付かないだろ


    小松「信頼してるやつに対してはこんな感じだぞ?こうする相手は家族とお前と由比ヶ浜だけだからかなり激レア」



    雪乃「あら、それは嬉しいわね」



    雪乃(普段は人間不信が原因で暗くて表情を読み取りにくいけど…)



    小松「ん?考え事か雪ノ下?」



    雪乃「えぇまぁ、本当の小松君は素直で表情も喜怒哀楽がちゃんと分かるのね…って思って」



    小松「な、なんか恥ずかしからやめろ」



    雪乃「そう言われるともっと弄りたくなるのだけれど…」ニコ


    怖い怖い


    小松「やめろ、弄るなら俺の左側の熟睡娘にしろ…もはや腕じゃなくて俺の体に抱きつい来てて暑い…」



    雪乃「あら、美少女に抱きつかれてラッキーね」



    小松「アホか…確かに男としては最高だが」



    雪乃「最高だが?」



    小松「なんか説明むずいけどそういう感情は無い!俺が妹に抱きつかれても超嬉しいだけで変な感情が無いのと同じだ」



    雪乃「・・・まぁ分からなくも無いわね、私もあなたに恋愛感情は無いけど近くにいると安心するし…そんな感じね」



    小松「そうそうそれそれ」



    雪乃「それにたまにあなたが言う『なんちゃら描写は無い』って設定だから安心ね」



    小松「イェス!」


    ほんとに理解が早いと助かるわー


    小松「って事で由比ヶ浜起こして」



    雪乃「分かったわ」


    ―30分後―


    由比ヶ浜が雪ノ下に叩き…優しく起こされ現在リビングに


    小松「土曜日っていいな〜明日も休みだし気持ちが楽だ」



    結衣「ね〜」



    雪乃「2人とも、もう朝ご飯出来るから準備してちょうだい」


    俺と由比ヶ浜がソファーでグータラしながらテレビやスマホを見てる間、キッチンでは楽しそうに料理してる雪ノ下といい匂いが漂ってくる・・・すでに最高だが、小町と慎吾がいれば俺の夢空間の出来上がりだな


    ―朝食中―


    小松「なぁ、お前の親はいつ帰ってくるんだ?」



    結衣「んー、もう帰ってきてもいい時間だと思うんだけど…ってあれ?」



    小松「どした?」



    結衣「親からLINE来てて…用事が1日延長されて明日の昼に帰ってくるって」



    雪乃「あら、なんか私達にとって都合の良い展開ね」


    作者『ギクッ!』


    結衣「じゃあお泊まり会もう1日やる?」


    神展開


    小松「いいのか?」



    結衣「うん!親から『お友達さえ良ければ今日もお泊まり会していいわよ』って」ニコ



    雪乃「私は勉強する時間があるなら今日も是非やりたいわ」



    小松「同じく・・・だが1つ頼みが」



    結衣「なになに?」



    小松「俺の妹も一緒にいいか?」



    結衣「妹?」



    小松「そう、実はだな…」


    ―説明終了―


    結衣「うんいいよ!是非妹ちゃんも来て!てか私の所為で妹ちゃん1人になっちゃったのごめん!」



    小松「ありがと。それと知らなかったんだし謝るなよ」
  29. 29 : : 2018/05/30(水) 15:07:09


    雪乃「それじゃあ食べ終わったら1度家に帰ろうかしら?」



    結衣「でもゆきのんの家ってここから結構遠いよね」



    雪乃「そうなのよね…」


    あ、いい事思いついた


    小松「あー、ならちょっと待ってろ」



    雪乃「?」



    小松「食事中悪いが…電話していい?」



    結衣「?…いいよ」



    小松「あざーす」


    プルルルル…プルルルル…プルル


    ?『もしもーし!』



    小松「おう小町、おはよう」



    小町『おはよー!朝からどしたの?』


    ―説明終了―


    小松「って事で朝食が終わったら必要な物持って慎吾に連れてきて貰えよ」



    小町『え!?ほんとにいいの?邪魔じゃない?』



    小松「もしろ2人ともウェルカムだぞ」



    小町『やった!じゃあお兄ちゃんの花嫁候補さんに挨拶も兼ねて行く!すぐ行くね!』


    友達なんだが…


    小松「ちゃんと慎吾にお願いしますって言うんだぞ?」



    小町『はーい!それじゃまた後で!…30分後くらいかな?』



    小松「はいよ、待ってるぞー」


    (通話終了)


    小松「って事で30分後に妹来るから…その…仲良くしてやってくれ」ペコ



    結衣「言われなくてもそうするよ!」ニコ



    雪乃「もちろん私も仲良くさせてもらうわ、それと慎吾さんとも早く会ってみたいわね」


    2人ともいい人過ぎて泣きそう


    結衣「慎吾めっちゃいい奴だから気を付けてね」



    小松「何に気を付けるんだよアホか」



    雪乃「アホね」



    結衣「アホ言うなし!」



    小松「・・・この流れ毎日あるよな」



    雪乃「そうね、いっその事毎日のノルマにしようかしら」



    結衣「ちょ、それ毎日私がアホって言われるって事!?」


    ―30分後― 結衣「ちょっと!無視して時間進めんな!」


    小松「そろそろだな」



    結衣「そうね」(白目)



    雪乃「いい加減立ち直りなさい、言い過ぎた事は反省してるわ(?)」


    この人絶対反省してない!


    雪乃「どんな感じで来るのかしら?」



    小松「それはだな…」


    ポワワワーン


    小松「そう、こんな感じになってピカーン!だ」


    ピカーン!


    小町「おっじゃまっしまーす!!…っと」(着地)



    慎吾「おじゃましまーす!」


    着地慣れしてる…小町のやつワープを便利道具として頻繁に使ってるだろ…


    結衣「おーおー!2人ともいらっしゃい!」



    小町「あ!結衣さんお久しぶりです!」


    久しぶり?・・・あぁ1年前の時病院来たんだっけ?


    結衣「久しぶりー!1年で大きくなったねー!」ナデナデ



    小松「うん、問題無さそうだな・・・こっちは」チラ



    雪乃「おはようございます、あなたが慎吾さんね」



    慎吾「おう!よろしく雪乃!」



    雪乃「えぇ、こちらこそ」ニコ



    小松「うんうん、いい感じ」



    小町「雪乃さーん!」



    雪乃「あら、初めまして小町さん」ニコ



    小町「初めまして!兄と仲良くしていただきありがとうございます!」



    雪乃「いえいえ、礼儀正しいのね」フフッ



    小町「まぁお兄ちゃんの花嫁候補さんですから」ニコ



    雪乃「え?」



    小町「結衣さんも」ニコ



    結衣「へ?」


    あかん…


    小松「ちょぉーーっと待て!」



    小松「こっち来い小町!慎吾、2人を頼む」



    慎吾「はいはい」



    小町「どしたのお兄ちゃん?」



    小松「いいか小町、由比ヶ浜と雪ノ下とはそういう関係じゃない!友達だぞ と も だ ち!」



    小町「いやぁ、友達から結婚に発展とかよくあるし」



    小松「小町、将来の事を心配してくれるのは嬉しいが2人とはそういうの無しで頼む…ほんとに」



    小町「・・・うん、分かった」



    小松「おぉ!ありがてぇ!」



    小町「その…勝手に変な事言っちゃってごめんなさい」ペコ



    小松「気にすんな、お前の気持ち嬉しかったぞ」ナデナデ



    小町「えへへ〜」



    雪乃「あらあら、とても仲がいいのね」



    結衣「兄弟愛って素晴らしいな〜」


    おばさんみたいだぞお前ら…


    小松「まぁ俺の小町は世界一可愛いくて世界一優しい世界一の妹だからな」ドヤ



    結衣「うわぁ…」



    雪乃「ちょっとそれは…」



    慎吾「流石に…」



    小町「気持ち悪い…」



    小松「そ、そんな…」


    この後5分くらい泣いた


    ―5分後―


    小町の『大好きだよお兄ちゃん!』の一言で復活!


    結衣(シ)



    雪乃(ス)



    慎吾(コ)



    小町(ン)


    なんかシスコンだと思われてる気がするけど気のせいだろう


    小松「よし、まずは雪ノ下の勉強道具だな」


  30. 30 : : 2018/05/31(木) 00:48:36


    雪乃「小松君に何か考えがあるんでしょう?」



    小松「あぁ、慎吾に頼んで雪ノ下の家まで送ってもらうってのはどうだ?」



    結衣「いいね!」



    雪乃「でも、慎吾さんに悪いわ」



    慎吾「ん?俺は別に構わないぞ」


    流石慎吾、優男だな


    雪乃「そう…じゃあお願いしようかしら?」



    慎吾「おう!任せろ!」



    結衣「場所は分かるの?」



    小町「あ、それは大丈夫なんですよ」ニコ



    結衣「へ?何で?」



    小松「おいおい由比ヶ浜、そんなの分かりきってるだろ?」



    結衣「???」



    小松、小町「神様だから何でもありなんだ(です)!」



    結衣「あ、そ、そうなんだ」アハハ…


    とりあえず困ったら慎吾使えばOK!作者側から見たら何でもありってのはかなり助かる要素である


    慎吾「ども、雑用神こと慎吾です」



    雪乃「あなたはイライラしないの?」



    慎吾「ん?全然、むしろ楽しい」ニコ



    雪乃「そ、そう…良い意味であまり神様って感じがしないわね」



    慎吾「褒め言葉をありがとう、そんじゃ行くか?」



    雪乃「お、お願いします」ペコ



    小松「緊張すんなって、痛くないし100%安全だから」



    雪乃「ありがとう…それじゃあ行ってきます」



    結衣「行ってらっしゃい!」フリフリ


    ―雪乃部屋―


    ポワワワーン…ピカーン!


    雪乃「きゃっ!…っとと」(ギリ着地)



    慎吾「いやー、出口だけは少し浮いちゃうんだよな」アハハ



    雪乃「送ってくれてありがとう、少し待ってて貰えるかしら?」



    慎吾「言われなくてもお待ちしますぜ」



    雪乃「ありがとう」ニコ



    雪乃(まずは勉強道具ね)



    雪乃「・・・」ガサゴソ(準備中)



    雪乃「・・・ねぇ慎吾さん」



    慎吾「ん?」



    雪乃「小松君は別の世界から来たって聞いてたけど、なぜこの世界に連れてきたの?」



    慎吾(んー、まぁ雪乃や結衣には言っていいよな小松)



    慎吾「小松はな、前の世界だと気弱で弱虫で泣き虫で今と全然違かったんだ」



    雪乃「気弱そうなのは分かるけど、弱虫で泣き虫ね…」



    慎吾「しかも向こうの世界の親が酷くてな…助けてあげたくなったって訳だ」



    雪乃「そう…でも、これは小松君には悪いけどもっと助けてあげるべき人はいたんじゃない?病気の子とかお金が無くて苦しんでる子とか」



    慎吾「んー、確かにその通りだが俺は小松を助けたかった。これ以上の理由は無い」



    雪乃「そう、でもあなたが小松君を助けたおかげで私は彼に出会う事が出来た…感謝するわ」



    慎吾「おう・・・小松は凄いよ、関わりを持つ人は少ないけど、関わりを持つ人からは必ずお前みたいに感謝される…それほどいい奴なんだ」



    雪乃「確かにいい人だわ」フフッ



    雪乃「・・・そういえば、小町ちゃんと小松君は兄弟よね?」



    慎吾「そうだが?」



    雪乃「2人でこの世界に来たの?」



    慎吾「いや違うぞ、比企谷家に小松が家族の一員として加わったんだ」



    雪乃「え、それじゃあ血は」



    慎吾「繋がってないぞ」



    雪乃「そう…」



    慎吾「でもあいつらはお互いを男、女として意識してない…兄、妹として認識してる本物の兄弟だ」



    雪乃「・・・でも最初からそうだった訳じゃないのでしょ?」



    慎吾「その通りだ…最初は色々あったなー」



    雪乃「・・・興味あるわ」



    慎吾「んー、この話は小松と小町の許可もらってから由比ヶ浜と一緒にな」ニコ



    雪乃「確かに…今聞くべきじゃ無いわね、ごめんなさい」



    慎吾「気にすんな、それより準備は?」



    雪乃「終わったわ、勉強道具と今日の分の着替えとその他色々」



    慎吾「んじゃ戻るか」



    雪乃「えぇ、お願いします」ペコ



    慎吾「はいよー」


    ―結衣部屋―


    ポワワワーン


    小松「お、来たか」


    ピカーン!


    雪乃「よっ…と」(着地)



    結衣「おかえりー」ニコ



    小町「おかえりなさい!着地上手いですね!」



    雪乃「ただいま、1度経験すれば簡単よ」ニコ



    小松「おーおーかっこいいなー」イラッ



    雪乃「あら?何か気に触ったかしら?」



    小町「お兄ちゃん…まだ1度も着地成功してないんです」(小声)



    雪乃「あっ…そうなのね…」


    同情は要らない、俺が悲しくなるから


    雪乃「それより小町さん、あのシスコンは血が繋がってないって理由でいつ襲ってきてもおかしくないから注意しなさい」


    おいおい


    小松「慎吾…お前何話した…」



    慎吾「血が繋がってない事を教えただけだが…」



    小松「そ、そうか…」


  31. 31 : : 2018/05/31(木) 13:47:33


    小町「大丈夫ですよ、お兄ちゃんとはほっぺにキス以上はしません」ニコ



    雪乃「そ、そう?」



    小町「お兄ちゃんは血が繋がってなくてもお兄ちゃんなので」



    小松「そうだぞー、小町は俺の愛する妹だから絶対変な事はしない」



    結衣「おー!お手本って感じの綺麗な兄弟愛だねー!」



    雪乃「そ、そうね」ニコ



    雪乃(・・・私とは違うわね…)



    小松「そんで、今日の予定は?」



    結衣「まだ8時だから外で遊ぶのは早いね」



    雪乃「なら、早めに今日の分の勉強を終わらせましょう。その方が後が楽だわ」



    小松「そうするか、由比ヶ浜はどうだ?」



    結衣「いいよ!早めに終わらせて後は思いっきり遊ぼう!」



    小松「決まりだな・・・って事で雪ノ下先生お願いします」



    雪乃「えぇ、任せなさい」



    小町「雪ノ下先生?」



    小松「おう、勉強を教えるのがめっちゃ上手いこの雪ノ下大先生によって俺は毎日メキメキと学力を付けてるんだ」



    小町「へー、雪乃さん毎日ありがとうございます」ペコ



    雪乃「いえいえ、小町さんも分からない所があれば私に聞いてちょうだい、力になるわ」ニコ



    小町「はい!ありがとうございます!」



    結衣「わ、私は自分のペースでやろっかなぁ…なんて…」



    雪乃「由比ヶ浜さんも私と一緒にね?」ニゴ


    その笑顔だめ…鳥肌立つわ


    結衣「ひ、ひゃい!」


    お前は怯えすぎな


    ―2時間後―


    雪乃「さて、ここで終わりにしましょうか」



    小松「今日もありがとうございました」ペコ



    結衣「あいあおーおあいあいあ」(白目)


    由比ヶ浜…どんまい


    小町「分からない所がすぐ出来るようになったからよく進んだなー、雪乃さん凄いですね」



    雪乃「最初はあんまりだったけど…毎日小松君に教えてるうちに分かりやすく教えられるようになったわ」ニコ


    あなた最初から分かりやすかったよ?謙虚すぎな


    小町「お兄ちゃん、毎日教えてもらってるんだからちゃんとお礼しないとダメだよ?」



    小松「た、確かに…」



    雪乃「大丈夫、お礼ならもう沢山貰ってるわ」


    へ?


    小松「いや、プレゼントとかは何もしてないんだが…」



    雪乃「ま、あなたには分からないわよ」フフッ



    小松「???」



    結衣「うへー…1週間分の勉強やった気分…」グテー



    小松「気持ちは分からんでもない」



    雪乃「1週間分とは言わないけど、今日は明日の分の勉強もやった気分ね」



    小松「え、お前毎日5時間くらい勉強やってんじゃないの?」



    雪乃「それは偏見ね、私の自主勉強時間は1日1時間よ」



    小町「うそ!?なのにこんなに頭がいいの!?」



    雪乃「小学生がよくやってる進〇ゼミだって1日20分でしょ?中学なら40分、高校なら1時間で十分よ」



    結衣「へー、ちょっと意外だなー…」



    雪乃「大事なのは問題の本質を理解する事よ、例えば数学なんかは、なぜこのような計算式になるのか?なぜこの場合この計算式を使うのか?ってのを理解さえすれば時間はかからないわ」



    小松「理解力ないと無理じゃね?」



    雪乃「まぁ、確かにそうね…でも小松君と由比ヶ浜さんは理解力高いから大丈夫よ」



    結衣「へ?私?」



    雪乃「あなたは何だかんだ言って教えた事はすぐに出来るじゃない、やる気が無いだけよ」



    結衣「すすすすいません!」



    雪乃「小町さんも小松君と同じで頭がいいからきっと高校受験も上手くいくわ」ニコ



    小町「ほんとですか!?ありがとうございます!」



    小松「雪ノ下大先生のお墨付きを貰った…もう小町の受験は怖くない!いやっほう!」



    雪乃「こ、小町さんの事になるとテンション凄いのね…」



    結衣「流石シスコン…」



    小町「いつもこうなので慣れました」アハハ…



    小松「・・・さ、さて…勉強終わったし遊ぶか」



    結衣「何する?」



    雪乃「任せるわ」



    小町「私もお任せします」



    小松「行きたい所とかあるか?」



    結衣「んー…あ!ある!」



    小松「どこ?」



    結衣「それはねー…」


    ―1時間後―


    結衣「ついたー!」



    慎吾「なぁ、電車よりもワープした方が良かったんじゃないか?」



    小松「いいよ別に、皆で電車乗ったりする方が遊びに行ってる感じがするしな」



    慎吾「確かにそうだな」



    雪乃「・・・」ボケー



    小町「どうしたんですか雪乃さん?」



    雪乃「え?あぁ…ほんとに由比ヶ浜さんの言う通りでビックリしてたの」

  32. 32 : : 2018/06/01(金) 01:51:42


    小町「確かに結衣さんの言う通り『ゲーセンが多い所』ですね」



    結衣「でしょでしょ!1度来てみたかったんだー」ニコ


    なるほど、普段ゲーム好きを隠してるから来たこと無いのか…いやゲーセンなんだからウェーイ系の奴らも好きだろ、気にする事ないのに


    小松「パッと見た感じ、既に3つは確認できるな」



    小町「それじゃあ一つ一つ回っていきますか!」



    結衣「うん!」


    ―1箇所目―


    とりあえずゲーセン内は自由行動で好きなやつをやる事に・・・まぁ俺は小町と一緒にいるんだが


    小町「もう、付いてこなくていいのに」



    小松「いやいや、こんな美少女が1人で歩くのは危険だ…ゲーセンにいるオタクに何されるか分からん…」


    こう言ってるが俺はオタクを批判するつもりは無い…むしろオタク=危険ってのは偏見で9割がいい奴、1割がやばい奴だと思ってる


    小町「大丈夫だって、お兄ちゃんは心配しすぎだよ!」



    小松「しかしだな…」



    小町「あ!小町あっち見てくるね!」タタタ



    小松「お、おい!」


    その1割がいないとは限らないだろ…まぁ確率は低いだろうし大丈夫か


    小松「・・・お、これいいじゃん」


    ―数分後―


    小町(やばい…)



    男1「君可愛いねぇ、今1人?」グヘヘ



    男2「ねぇねぇ、僕達と遊ぼうよ」グフフ



    小町(太ってる中年男性から典型的なナンパ…)



    小町「ええええええっとですね…その…」アセアセ


    ―結衣&雪乃side―


    結衣「・・・ん?…ってあぁ!!」



    雪乃「ど、どうしたの由比ヶ浜さん?」



    結衣「あ、あれあれ!」



    雪乃「あれ?・・・・・・こ、小町さん!?」



    結衣「気持ち悪い人に絡まれてる…すぐに助けに行かなきゃ!」



    慎吾「ちょーいとストップ」



    雪乃「慎吾さん、今小町さんが危ないので」



    慎吾「落ち着け、小松が助けに行ったぞ」



    結衣「あ、ほんとだ…」



    雪乃「でもモヤシ体型の小松君よ…心配だわ」



    結衣「そうだよ!まっつー喧嘩とか弱そうだし!」



    慎吾「まぁまぁ、とりあえず2人には見といて欲しいんだ…驚くと思うぞ」



    結衣「・・・分かった…けどやばかったらすぐ動くからね」


    ―小松side―


    小町「お、お兄ちゃん」



    小松「だから1人になるなと言ったのに…」



    男1「お兄ちゃん?このひょろひょろがか?w」



    男2「弱そうだなw」



    小松「さ、こいつらほっといて行くぞ小町」


    小松が小町の所に行こうとしたその時、男2が間に割って入る


    男2「おっと、僕達は今からこの子と遊ぶからなー、邪魔しないでほしいなー」グフフ



    小松「じゃま、どいて」



    男2「どけって言われてどく奴がいるかよw」



    男1「店員の目に付きにくい所だし多少無理矢理でも大丈夫!ほら行くぞ!」


    そう言って男1は小町の腕を掴んだ


    小町「い、嫌っ!」



    小松「・・・」ブチッ


    小松がブチ切れた・・・そう、男1のこの行動がダメだったのだ


    男2「そんじゃお兄さん、妹ちゃんはお預かりしまs」


    ボコーン!!


    男2「!!・・・・・・おぇぇ…」(悶絶)



    男1「ん?どした男2?」クルッ



    小松「おい」


    男1が振り返ると、そこにはとてつもなく怒ってる小松がとてつもなく低く怖い声で喋っている


    男1「うわっ!?」



    小松「お前…今なにしてんの?」ギロ



    男1「ひぃ!」



    小松「汚ぇ手で小町に触ってんじゃねーよ…」


    ボコーン!!!


    男1「!!・・・おぇぇ…」(悶絶)



    小松「・・・ふぅ」



    小町「お兄ちゃん…」



    小松「怖い思いさせちゃったな…こいつらと俺が」



    小町(また私のために…)



    小町「・・・ううん、お兄ちゃんは怖くなかったよ」ギュー



    小松「・・・そうか」ナデナデ


    ―結衣&雪乃side―


    慎吾「どうよどうよ?」



    結衣「いや『どうよ?』って言われても意味わかんなすぎ!」



    雪乃「今頃読者さんの頭『???』状態よ、早く説明しなさい」



    慎吾「えーめんどくさい」



    雪乃「早く」ニゴ



    慎吾「了解っす!」



    慎吾「んー、そうだなー…やっぱあの時の話かなぁ」



    結衣「早く早く!」



    慎吾「そう急かすなって」


    ―8ヵ月前―


    これは、去年の夏に海に行った時の話


  33. 33 : : 2018/06/01(金) 14:40:50


    慎吾「ん?ちょっと聞き取れなかったからもう1回」



    小松「だから、パワーが欲しい」



    慎吾「・・・小松、このssはそんな魔法とかパワーとかじゃなくてほのぼの日常系なんだが…」



    小松「それは分かってるが…」



    慎吾「・・・まぁ、理由を聞こう」


    なんとか慎吾を納得させるぞ


    小松「ほら、今海じゃん?」



    慎吾「おう」



    小松「チャラチャラしてる男がナンパとかしてんじゃん?」



    慎吾「おう」



    小松「中には凄く危なそうな奴とかもいるじゃん」



    慎吾「おう」



    小松「小町は世界一可愛いじゃん?」



    慎吾「おう…?」



    小松「小町は世界一可愛いじゃん?」



    慎吾「お、おう!」



    小松「可愛いから絶対ナンパされるじゃん?」



    慎吾「お、おう」



    小松「ナンパされた場合危ないじゃん?」



    慎吾「おう」



    小松「俺って非力じゃん?」



    慎吾「おう」



    小松「ガタイのいいチャラ男とか相手に勝てないから助けられないじゃん?」



    慎吾「おう」



    小松「パワーが欲しい」



    慎吾「ノー」


    ちくしょー!


    小松「ねー!ねー!頼むって!」



    慎吾「でもなぁ…」



    小松「お願い!」



    慎吾「・・・よし、じゃあ会議を開こう」



    小松「ん?会議?」


    ―会議―


    作者「これより、会議を開始する」



    慎吾「お願いしまーす」



    小松「お、お願いしまーす」


    作者って俺の顔を1ランク下げた感じだな…


    作者「今回の議題は『ほのぼの日常系ssにパワーとかいうファンタジー的な要素を入れるかどうか』だな?」



    慎吾「そうでーす」



    作者「では、意見のある者はいるか?」



    慎吾「はい」



    作者「慎吾君どうぞ」



    慎吾「神によって与えられたパワーとかめっちゃ中二病っぽいしほのぼの日常系ssにはかなり違和感があるので無理だと思いまーす」



    作者「なるほど…」



    小松「はい」



    作者「小松君どうぞ」



    小松「慎吾の言う『違和感』を感じさせないために、普段はなんもないけど『大事な人がやばい時に怒りによってパワーが上がっていく』ってのはどうすか?」



    作者「な、なるほど…」



    小松「それに、慎吾って存在自体がファンタジー的な感じなんで、この程度ならいいんじゃないですか?」



    作者「そうだな、じゃあそれに決定!」


    簡単に決めるなぁ


    慎吾「えぇ…」


    ―会議終了―


    小松「って事でお願いしまーす」



    慎吾「仕方ない…」


    てれれれってってー♪(ドラクエ風)
    小松はパワーを手に入れた


    ―――――――――――――――――――――――――――


    慎吾「って事があって今に至る」



    結衣「お、俺ガイル要素が全くない…」



    雪乃「大丈夫なのかしらこのss」



    慎吾「まぁこの世界観を楽しんでくれる方が1人でもいれば作者は大喜びで頑張るからな…多分批判的な人が多いだろうからコメント出来ない設定にしてるけど」



    雪乃「そうね…随分メタい話になってしまったけどこれからも頑張りましょう」



    結衣「だね!」



    慎吾「あ、遅ればせながら、お気に入り数が3も…ありがとうございます!!」



    雪乃「だからメタいわよ…」


    ―12時―


    何箇所か回って昼飯の時間、どこで食べるかって?そりゃあガストだろ?


    雪乃「このお店初めて来たわ」


    O☆KA☆NE☆MO☆CHI


    小松「ファミレスを甘く見ちゃいかんぜよ」



    小町「ファミレスは最高ですよ」ニコ



    結衣「見栄張ってオシャレな所行くよりはファミレスの方が落ち着くよね」ニコ



    雪乃「確かに気楽な感じね」



    小松「雪ノ下は何頼む?」



    雪乃「そうね・・・じゃあ小松君と同じのにするわ」


    なんでやねん


    結衣「まっつー何頼むの?」



    小松「俺はチーズインハンバーグだが」



    小町「同じく!」



    結衣「あ!私もいつもそれ頼んでる!」


    流石ガストの定番、チーハンの安定感はやばい


    雪乃「それはチーズが中に入ってるの?」



    小松「そうだぞ、ハンバーグを切ったら中からトロトロのチーズがぶわぁっと」



    雪乃「そ、それは美味しそうね」


    雪ノ下がファミレスにハマるのはもうすぐだ


    ―数分後―


    注文を頼み終えドリンクバーへ・・・しかし


    雪乃「これはどういう機械なの?」


    この年でドリンクバー知らないのは珍しい


    小松「これはだな、ボタンを押すと飲み物が出てくる機械だ」



    雪乃「へー、凄い機械ね」


    凄いじゃないかドリンクバー!雪ノ下に褒められたぞ!

  34. 34 : : 2018/06/02(土) 00:55:35


    小松「紅茶もあるが辞めとけ」



    雪乃「それはなぜ?」



    小松「お前が普段飲んでるのより確実に不味いと思う」


    いやファミレスの紅茶美味しいんだよ?でも雪ノ下が飲んでる紅茶やばいよ?高級感満載で勝ち目ない…


    雪乃「そう…小松君のおすすめは何かしら?」



    小松「おすすめ?んー…そうだなー…」



    小松「ここにあるジュースで飲んだ事あるのは?」



    雪乃「ええっと…カルピスとオレンジジュースくらいかしら?」


    子供かっ、可愛いなおい


    小松「炭酸は飲んだ事無いのか?シュワってなるやつ」



    雪乃「それは無いわね」



    小松「なるほど・・・よし、じゃあコーラ飲んでみるか」



    雪乃「コーラ?この赤いボタンの?」



    小松「そうだ、試しに少しだけ入れてダメだったら俺が飲むから」



    雪乃「そうね、じゃあコーラを飲んてみるわ」


    よし!雪ノ下コーラデビュー来た!


    雪乃「どうやるのか教えて貰えるかしら?」


    当たり前体操♪テッテー


    小松「まずコップを置く。あ、コーラのボタンがここだからコップを置くのはここね」



    雪乃「なるほど、これでいいかしら?」



    小松「OK、後はコーラのボタンを押すだけだが…ボタンを押してる間出続けるから注意しろよ」



    雪乃「わ、分かったわ」ドキドキ


    来るぞ…雪ノ下の初ドリンクバーが…


    雪乃「えい」ポチ


    ジャー…


    雪乃「そ、そして指を離す」パッ



    小松「おぉ、いい感じに少なめに出来たな」



    雪乃「や、やったわ」


    本当に子供みたいだな


    小松「んじゃ戻るか」


    これほどドリンクバーの事を考えたのは初めてだったわ…


    ―席―


    結衣「でさ、小町ちゃんを助けた時のまっつーかっこよかったね!」



    小町「え、見てたんですか!?」



    小松「ただ今戻りましたよっと」



    雪乃「見なさい、コーラをゲットしたわ」ドヤ


    凄い嬉しそう


    小町「おぉ!初コーラですね?」



    雪乃「小松君におすすめされたの」



    結衣「なんかゆきのんがコーラって違和感凄いね」アハハ


    ティーカップにコーラ入れれば違和感無くなる説・・・こんな事言ったら雪ノ下に殺されそう


    慎吾『慎吾君聞いちゃった☆』



    小松「じゃあ…初コーラどうぞ」



    雪乃「えぇ」



    雪乃「・・・」ゴク…


    すげー…雪ノ下が飲むとコーラが高級に見える…


    小松、結衣、小町「・・・」ドキドキ



    雪乃「・・・これは」


    こ、これは!?


    雪乃「・・・驚いた…とても美味しいわね」


    来たー!


    小松「ほほほほ本当か!?俺に気を使ってるとかじゃなくて?」



    雪乃「本当よ、紅茶とは全然タイプの違う飲み物だけどこれはとても好きだわ」



    小松「おぉ…おすすめして良かった」



    雪乃「感謝するわ」ニコ



    結衣「おめでとうコーラ!」



    小町「凄いねコーラ!」


    こうしてコーラが賞賛され雪ノ下のコーラデビューが終わった。
    何が凄いって雪ノ下の本当にコーラ評価がかなり高く、好きな飲み物『紅茶、コーラ』って言えるほどだと…


    慎吾『余談だが、この後他のジュースも飲んでみたがそこまで口に合わず…何故コーラが雪ノ下の口に合ったのか謎である』


    ―数分後―


    小松「で、俺が戻ってきた時になんか驚いてたが何話してたんだ?」

  35. 35 : : 2018/06/02(土) 17:31:58


    結衣「あぁ…1箇所目のゲーセンの話してて」



    小町「お兄ちゃんが小町を助ける所見てたんだって」


    まじ?


    雪乃「私も由比ヶ浜さんと一緒に見てたわ…助けに行こうとしたら慎吾さんに止められて」



    慎吾『やめて!事実だけどやめて!小松に殺されちゃう!』



    小松「あいつ…後で話し合うか」



    慎吾『・・・』(白目)



    雪乃「それにしてもあの時は不安だったわ」



    結衣「ねー、モヤシ体型のまっつーとか私がやばい時に助けに来られても不安でしかないよ」


    反論出来ない


    小町「私も何度かピンチになってて、その度に助けに来てくれますが頼りないですよ」アハハ



    小松「小町ちゃん?君はピンチにならないように行動しましょうね?」ニコ



    小町「り、了解!」アセアセ



    雪乃「でも毎回助けに行くなんて凄いわね」



    小松「いや当たり前だろ」



    小町「キャーお兄ちゃんかっこいい」(棒)



    小松「おい感情込めろ感情」



    小町(もう…恥ずかしいからこういう言い方してるのに)



    結衣「でさ、さっきのまっつーかっこよかったよね!『俺の妹に触ってんじゃねーよ』って!」



    小松「言うな…恥ずかしい」



    雪乃「あら?そんな事言ってるけど由比ヶ浜さんがピンチになった時はかっこよく助けるんでしょ?」



    小松「いや、相手に向かって『どうぞ持ってってください』って言うわ」



    結衣「ちょっと!まっつー酷い!バカ!」



    雪乃(小町さんも小松君も照れ隠しが下手ね)フフッ


    ―16時 慎吾『ちょまてまて!』


    作者『ん?』



    慎吾『展開早くない!?午後は?午後のゲーセン巡りは?』



    作者『ゲーセン巡り楽しいんだけどやる事は同じじゃん?・・・って事でカット!』



    慎吾『えぇ…』


    ―16時―


    あの後皆でチーハン食って午後のゲーセンを堪能した。
    ちなみにチーハンは雪ノ下に大好評だった。
    ・・・そして現在


    小松「え?先に帰る?」



    雪乃「えぇ、夕飯のために買い物を…小町さんも手伝ってくれるって」



    小町「料理が上手い雪乃さんから色々教えて貰うの!」ニコ



    結衣「なら私も一緒に…私達だけ遊んでるのは悪いし」



    小松「だな」



    雪乃「いえ、2人にはお願いがあるの」



    小松「お願い?」



    雪乃「その…なんというか…」



    小町「げ、ゲーセン限定のパンさんぬいぐるみのクレーンゲームが17時から始まるから取ってきて欲しいの!」


    そんなんやってんのか…


    雪乃「凄い人気で1人1回限りなんだけど…お願いできるかしら?」


    パンさんってそんな人気なのか!?


    結衣「うんいいよ!ね?まっつー?」



    小松「・・・まぁ、断る理由は無い」



    雪乃「あ、ありがとう」パァ


    めっちゃ喜んでる


    小町「お兄ちゃん、雪乃さんのためにしっかり取ってきてよ!」



    小松「お前は欲しくないのか?」



    小町「んー、別にー」ニコ



    小松「・・・そうか…んじゃそっちも夕飯頼むわ」



    雪乃「任せなさい」ニコ



    小町「頑張るぞ!」


    ―17時―


    店員「ただ今より!限定パンさんぬいぐるみキャッチャーを開始します!なお、ぬいぐるみが無くなり次第終了となります!」



    結衣「めっちゃ並んでるね…」



    小松「めっちゃ並んでるな…」


    パンさん恐るべし…


    結衣「でも早めに来たから前の方に並べたね!」



    小松「あぁ、ぬいぐるみ無くなって終了って事は無いな」



    結衣「うん!よーし頑張るぞー!」


    ―数分後―


    結衣「そろそろだね」



    小松「あぁ」


    ここまで7人挑戦して1人しかゲット出来てない・・・なんかアームが弱く見えたり強く見えたりするが気のせいなのか?


    店員「次の方どうぞー!」



    男1「おっしゃ!パンさん取るぜ!!」



    男2「お前いい年してパンさん好きとか可愛いなおい!がんばー!」



    男3「イェーイ!華麗にとっちゃおうぜー!」


    うわぁ…ウェーイ系だぁ…


    店員「・・・チッ」ゴソゴソ


    今回は左か…毎回左右どちらかのポッケに手を入れるんだよなぁ・・・ん?左右どっちか!?(コナン風)


    男1「ここだ!」ポチ


    ウィーン…ガチ!


    男1「ど、どうだ?」


    ウィーン…ポロッ


    男1、2、3「あ…」


    アームが弱い…


    店員「・・・フッ」


    まさか…


    小松「おい由比ヶ浜」



    結衣「ん?」



    小松「お前、俺と来たこと店員にバレないようにしろ。1人で来た感じで行って…もし出来るなら店員さんからの評価が上がる感じに振舞え」



    結衣「?…りょーかい?」



    小松「頼んだぞ」

  36. 36 : : 2018/06/03(日) 00:29:45


    俺の仮説か正しければ由比ヶ浜はパンさんをゲット出来る…はず


    店員「次の方どうぞー!」



    結衣「あ、はーい」ニコ


    頼むぞー…頼むぞー…


    店員(お、この子可愛い)



    店員「お嬢ちゃん、今日は1人で来たのかい?」



    結衣「そうなんですよー、勉強早く終わらせて大好きなパンさんをゲットしに来ました」ニコ



    店員「偉いねー!きっとパンさん取れるよ!」



    結衣「ありがとうございます!頑張ります!」



    店員「・・・」ゴソゴソ


    やはり右ポケットか


    結衣「・・・ここ!」ポチ


    ウィーン…ガチ


    結衣「ど、どうかな?」



    ウィーン…ウィーン…ポトッ



    結衣「わ!?やったー!!」



    店員「おめでとう!」



    結衣「ありがとうございます!」ニコ



    小松「・・・フッ」


    確信した…あの店員は自分の好みでアームの強さを調整してる・・・てか遠隔操作で調整できるとか凄くね?


    店員「次の方どうぞー!」


    問題は俺だ…どうするかな…


    結衣「まっつー頑張れ!」



    店員「え?」



    小松「あ…」



    結衣「?・・・・・・あ…」


    アホ…何してくれてんだ…


    店員「ええっと…お嬢ちゃん1人で来たんじゃないの?」


    やばい、誤魔化さないと本格的に終わる…


    小松「おぉ、やっと気づいたか由比ヶ浜…さっきからお前の後ろにいたのにお前ったらパンさんに夢中で…」


    頼む…これくらい合わせてくれ


    結衣「あぁごめんまっつー!さっき気づいた」アハハ


    よし…上手いこと誤魔化せたがどうだ?


    店員「・・・チッ…コンナカワイイコトトモダチトカウラヤマシイ!」


    聞こえてる!声に出てますよ店員さん!


    小松「じ、じゃあ始めます」チラ



    店員「・・・」ガサゴソ


    左ポケット…オワタ…


    小松「・・・」


    どうする?アーム弱いから普通にベストポイントで掴んでも上がらない・・・タグ狙いで行くか


    小松「・・・よし」ガチャガチャ(アーム移動)


    タグは狙える…上手いこと通せばアームの力無くても上がる…はず


    小松「・・・いけ」ポチ


    ウィーン…


    小松「・・・」


    理想通り…入れ入れ入れ入れ入れ入れ


    タ|グ


    小松「よし!」



    店員「な、なに!?」



    結衣「す、凄い…」


    ウィーン…ウィーン…ポトッ


    店員「・・・あっ、お、おめでとうございます!」アセアセ



    小松「ども」ペコ


    ふぅ…なんとかゲット出来た…


    小松「行くぞ」(小声)



    結衣「うん」テクテク


    この時は安堵していた俺だが…まさか帰りにあんな事になるとは…


    ―帰り 電車内―


    めっちゃ混んでる…最悪…


    小松「早く帰りてー…」



    結衣「・・・」


    ん?なんで黙ってんの?なんか具合悪そうだが…


    小松「・・・」チラ


    まさかな・・・・・・・・・は?


    男「・・・」サワサワ



    結衣「・・・」(俯き)


    え…何してんのこいつ…由比ヶ浜を触って…る?


    小松「・・・」チラ



    結衣「・・・っ」


    嫌がってる…顔色も悪い…


    小松「・・・」ブチッ



    男「・・・」ニヤニヤ


    ガシッ!(腕掴み)


    男「!?」



    結衣「・・・え?」



    小松「おい…」ギロ


    その声は周りには聞こえなく相手にぎりぎり聞こえるほどの小さな声だったが…相手は一気に恐怖に怯えた


    小松「お前…この手で…触ったよな…」



    男「・・・」ガクガク



    小松「俺の…友達で…大切な人を触った…」



    男「す、すみません…」アセアセ



    小松「あぁ許してやるよ…」



    男「あ、ありがt」



    小松「骨折か警察か…どっちがいい?」



    男「・・・」(白目)



    小松「許さねー…由比ヶ浜を…」



    結衣「まっつー!」(小声)



    小松「!・・・あ…」


    やっちまった…


    小松「・・・とりあえずお前は警察行きな…」



    男「・・・」ガクガク


    ―数分後―


    駅に降り警察に突き出し家に帰る道中…俺は色んな事にイライラしてた…


    結衣「まっつーは悪くないよ!何も出来なかった私が悪いの」


    由比ヶ浜はそんな俺を慰めてくれている…でも


    結衣「怖かったけどまっつーが助けてくれて嬉しかったよ!」



    小松「少し黙ってくれ」



    結衣「!・・・ごめん…」ウルウル


    もう…最悪だ…


    ―家―


    ガチャ(ドア)


    小松「・・・ただいま…」



    結衣「ただいま…」



    小町「おかえr・・・どうしたの…?」



    小松「・・・少しだけ由比ヶ浜の部屋借りていいか…?」



    結衣「・・・」コク

  37. 37 : : 2018/06/04(月) 12:59:11


    小松「・・・」テクテク



    雪乃「あら小松君、おかえりなさい」



    小松「・・・タダイマ…」テクテク



    雪乃「?」



    結衣「うぅ…」シクシク



    小町「ど、どうしたんですか結衣さん?喧嘩でもしたんですか?」アタフタ



    雪乃「小松君の様子が変だったのだけど…何かあったの?」



    結衣「・・・」コク


    ―数分後 結衣部屋―


    小松「ハァ…」


    最悪…勝手にブチ切れて…それで…相手の腕を折ろうとした…いくら相手が悪くても折るなんて事はダメだろ…


    小松「・・・」


    しかも由比ヶ浜に対して酷い事を言った…


    小松「・・・」


    何なんだよ…由比ヶ浜が誰かに触れてるだけでこうなるとか短気過ぎだろ…いや独占欲が強いクソ野郎か…


    小松「・・・」


    由比ヶ浜もこんな奴といるのは嫌だろうな…


    ガチャ(ドア)


    小松「・・・」



    結衣「まっつー…」



    小松「・・・」



    結衣「あのね…私は「俺は」



    小松「・・・俺は独占欲が強いクソ野郎なんだよ…」



    小松「誰かがお前に嫌な事をしたらすぐに切れる…こんな奴と一緒にいたく「思わない!」



    結衣「そんな事思わないよ!」



    結衣「まっつーは私の事を大切に思っててくれてるからあれだけ怒ったんだよ!独占欲って悪いように言うけど裏を返せばそれほど大切に思ってくれてるって事でしょ!」


    どうしてお前はそんなに…


    結衣「あの時のまっつーは小町ちゃんを助けた時と同じだった!」



    小松「小町・・・あ」


    そうだ…初めて小町を助けた時…


    ―――――――――――――――――――――――――――


    小町「えへへー♪」



    小松「おい…なんでそんなに嬉しそうなんだよ…」



    小町「だってー、お兄ちゃんが小町の事大切に思ってくれてるって分かったから♪」



    小松「・・・は?」



    小町「だってお兄ちゃん超怒ってたじゃん!お兄ちゃんって『大切な人がやばい時に怒りによってパワーが上がってく』って感じの中二病的なやつがあるんでしょ?」



    小松「中二病言うな…」



    小町「まぁまぁ・・・って事はだよ?超怒ってた=超大切に思ってくれてるって事じゃん!」



    小松「そうなのか?」



    作者『そうです』



    小町「だから!短気だとかそんなネガティブ思考にならないでいいんだよ」ニコ



    小松「・・・そっか」


    ―――――――――――――――――――――――――――


    自分の悪い所を探すのに夢中ですっかり忘れてた…


    結衣「小町ちゃんと同じって事はそれだけ私の事を大切に思ってくれてるって事でしょ!だから独占欲だとかそんなネガティブ思考にならないでいいんだよ!」ニコ



    小松「・・・そっか」


    悪い所を探して落ち込むのはダメではないと思う…けど良い所を探してポジティブに行くことも大切だよな


    小松「ごめん…勝手に1人でこんな事になって」



    小松「・・・1つだけ言いたい事がある」



    結衣「ん?」



    小松「自分で言うのも変だけど、その…俺って普段冷たい感じになってるけどさ…それは素直になれてないだけで…」



    結衣「ふふっ、そんなの分かってるよ」ニコ



    小松「そうか・・・それと、やっぱ俺って独占欲が無いわけじゃないから…些細な事で拗ねたりするかもしれないけど…それでもいいならこれからもよろしく」



    結衣「うん、よろしくね」ニコ


    ガチャ(ドア)


    小町「やったー!仲直り出来たー!」



    雪乃「良かったわね由比ヶ浜さん」ニコ



    小松「き、聞いてたのか?」



    小町「もちろん!」


    もちろんじゃねーよ、恥ずか死ぬわ


    雪乃「それにしても私だけ仲間はずれね」



    結衣「何が?」



    雪乃「小松君に助けられてない」



    小町「確かに!」



    小松「いや、俺もあんま怒りたくないしさ?危なくならないように行動してね?・・・ね?」



    雪乃「分かってるわよ」フフッ



    小町「それにしてもお兄ちゃんって女子みたいだよねー」


    やばい、このままじゃいじられコースだ


    小松「す、少し寝る」



    結衣「あ、ベッドに逃げた」



    雪乃「しばらく出てきそうに無いわね、先にお風呂に入ってましょう」



    結衣「もう湧いてるんだ!?」



    小町「ふっふっふー、これが主婦力高い私達の実力です!」



    結衣「おー!」パチパチ



    雪乃「ただ、お風呂に3人はきついから私と小町さんで先に入らせてもらっていいかしら?」



    結衣「うん、2人とも疲れてるだろうし遠慮なく」ニコ



    雪乃「ありがとう」ニコ



    小町「ありがとうございます!では行ってきまーす!」


    バタン(ドア)

  38. 38 : : 2018/06/04(月) 23:41:05


    結衣「2人とも優しいね」



    小松「何がだよ」



    結衣「2人きりにしてくれたんだよ」ニコ



    小松「ふーん…」



    結衣「・・・それにしてもさ、小町ちゃんが言ってた『女子みたい』って結構合ってるよね!」



    小松「まぁ、すぐ嫉妬するとかウザイ女子の特徴だよな」



    結衣「もう…この話やめ」



    小松「・・・由比ヶ浜ちょっと」



    結衣「んー?お姉さんと一緒に寝たいのかなー?」



    小松「はいはい、そうだから来て」



    結衣「え…あ、うん…」



    小松「さてと…俺がどれだけ独占欲が強くて嫉妬深い女子なのか見せてやろう」ギュー


    言っててわかる、俺最低最悪のクズやん


    結衣「何だかんだ理由をつけて女の子に抱きつきたい変態さんだね」フフッ



    小松「ご、ごめん…独占欲が強くて嫉妬深い女子みたいな上に女子に抱きつきたい変態とかまじごめん…」



    結衣「大丈夫、私も同じだから!」ギュー



    小松「そ、そうか…なら安心」


    妹みたいだと思ったらたまにお姉さんにも思えてくるな


    小松「・・・あのさ」


    なんかお姉さんみたいで甘えたくなるんだよなぁ…


    結衣「んー?」



    小松「俺、お前の事好きだよ」



    結衣「・・・」



    結衣「・・・え!?…え!?」



    小松「あ、すまん説明足りんかった」



    結衣「う、うん…?」



    小松「これは異性として好きとは違うんだ…かと言って友達として好きとも違う」



    結衣「??」



    小松「あー、小町と同じだな」



    結衣「小町ちゃん?」



    小松「そう、俺はあいつの事が妹として…家族として大好きだ」



    結衣「わ、私家族じゃないよ?」



    小松「そこが不思議なんだよなぁ…でも異性として好きって事はないから安心しろ、お前は好きな奴が出来たら俺の事なんか気にしないでアタックしろよ」



    結衣「り、了解」



    結衣(好きな人まっつーなんだけどなぁ…)



    結衣「でも、私はまっつーの思ってる事分かる気がする…」



    結衣(異性として好きとかはどうでもよくて、まっつーはもっと特別な好き…まっつーもきっと同じ感情だと思う…)



    小松「そっか・・・なんか、ありがとな」



    結衣「うん」ニコ


    とまぁこんな感じで由比ヶ浜とはさらに深い関係になれた気がする・・・変な意味じゃないよ?
    てか、ほんと不思議だよ、小町にも由比ヶ浜にも言える事だがこんなに密着して抱き合ってるのに『安心』だけで変な感情がないんだよなぁ…


    ・・・はっ!…もしかして俺女の子なのかも…もしくはホモ…


    作者『そういう設定はないから安心しろ』



    小松「それにしても」



    結衣「ん?」



    小松「あの電車の痴漢野郎…思い出しす度にイライラする…」



    結衣「私も同じく」



    小松「どこ触られてたっけ?」



    結衣「太もも」



    小松「変態だな…我慢できないのかあいつは…」



    結衣「我慢と言えばまっつーは凄いよね、こんなに密着してるのにキスしてこないし胸や太ももなどなどのデリケートな場所は触ってこない」



    小松「当たり前だろ…お前にあれな感情は無い」



    結衣「なんか傷ついた…私ってそんな魅力ないの…?」



    小松「・・・まぁ完全にないって訳じゃないぞ…小町と違って家族じゃないんだから」



    結衣「えー、じゃあ私襲われちゃうじゃん」


    アホか…


    小松「お、そうだな襲ってやるよ」(棒)



    結衣「きゃー」ニコ



    小松「・・・いやそこは嫌がれよ」


    ガチャ(ドア)


    小町「上がりましたー、次どうz・・・何してるの?」



    雪乃「あら、随分楽しそうね」ニゴ


    ぎゃー!やめて死にたくない!


    結衣「えへへー、まっつー弟みたいで可愛いんだよー」ギュー



    小松「お、おいやめろ離せ」


    この後由比ヶ浜→俺の順番で風呂に入った


    ―夕食―


    雪乃「なんだか私だけ置いてかれてる気がするわねー」



    小松「何がだ?」



    雪乃「あなたの事よ、由比ヶ浜さんとかなり仲良くなってるみたいね」


    そんな事気にしてんのかよ嬉しいじゃねーか


    小松「アホ、俺とお前は由比ヶ浜が奉仕部に来る前からの仲だろ?」


    作者が由比ヶ浜ばっかスポット当ててるから分かりにくいけどかなり雪ノ下と仲いいのよ俺・・・てか作者さん雪ノ下嫌いなの?


    作者『ゆきのん大好きっす!』



    雪乃「そ、それもそうね…エヘヘ」



    小町「口に出てますよー、どんだけ嬉しいんですか」アハハ



    雪乃「あ、安心しただけだから勘違いしないように」


    ツンデレってめんどくせーな


    慎吾『小松くーん?それブーメランだよブーメラン』

  39. 39 : : 2018/06/05(火) 11:40:48


    ―食後―


    結衣「あ!そういえば渡すの忘れてた!」



    雪乃「?」



    結衣「はいパンさん!」



    雪乃「パン…さん」キラキラ



    雪乃「ありがとう由比ヶ浜さん」ニコ



    結衣「うんうん」



    小町「・・・」ジー


    わかりやすいな…


    小松「あれ、やっぱ小町も欲しかったのか?」ニヤニヤ



    小町「べべべ別に!」アセアセ



    小松「あれれー、こんな所にパンさんがもう1匹いるなぁ…」



    小町「お、お兄ちゃんそれって!?」



    結衣「もう、からかわないで素直に渡せばいいのに」フフッ



    小町「え、渡すって私にですか?」



    結衣「うん、まっつーったら小町ちゃんのために本気でゲットしたの」



    小松「は、別に本気じゃないし小町への愛のパワーでゲットしたんだし」



    雪乃(ツンデレってめんどくさいわね、皿洗いしましょ)テクテク



    慎吾『雪乃…お前もブーメラン…』



    小松「・・・で、欲しいのか?欲しくないのか?」



    小町「ぐぬぬ…あれだけ否定したのに急に欲しいって言うのは虫が良すぎる…」



    小松「あー、じゃあこのパンさんは他の誰かにあげよっかなー」



    小町「だ、ダメ!待って!」



    小松「ん?欲しいの?」



    小町「ほ、ほし…ほし……んー!結衣さーん!」ギュー



    結衣「おーよしよし」ナデナデ



    小町「欲しいのに言えないよー!」



    結衣「まっつー、もう小町ちゃんにあg「はいよ」



    結衣、小町「・・・へ?」



    小松「ん?小町いま『欲しい』って言っただろ?だから、ほら」



    小町「あ、ありがとう」



    小松「なんか嬉しそうじゃないなー…お兄ちゃん頑張ったんだけどなぁ…」



    結衣「まっつーが散々イジワルすらからだし!小町ちゃんは私が守る!」ギュー



    小町「えへへー」



    小松「・・・まぁ、確かにやりすぎた…ごめんな小町」ナデナデ



    小町「えへへ、ありがとお兄ちゃん」ニコ



    雪乃「また置いてきぼりな気がするわね…作者さん?」



    作者『ち、ちゃんとゆきのんの事も書くから!』アセアセ


    ―結衣部屋―


    雪乃「私、小松君と小町さんが出会ってから仲良くなるまでの経緯を知りたいわ」



    結衣「あ!それ私も知りたい!」



    小松「えぇ…聞いてもつまんないと思うぞ…」



    小町「もうそんな事言わずに話してもいいじゃん」ニコ



    小松「まぁ小町のお願いなら」



    結衣「シスコン…」



    小松「ほっとけ」



    雪乃「・・・」ワクワク


    どんだけ楽しみなんだよ…


    小松「んじゃ話すぞ」



    小松「・・・こういう話は最初は仲良くなくてだんだん仲良くなってくってのがテンプレだが俺と小町は違った」



    小松「そう、最初から仲良かった」



    結衣「え、話おしまい?」



    小松「まぁ待て、まだ終わらん」



    小松「でも俺も小町も表では仲良く話したりとかしてたけど、内面はかなりよそよそしかったんだ」



    小松「無理もない、俺からしてみれば突然年が2つしか違わない超絶美少女が妹になったんだ…こんなんすぐに適応する方が無理だ」



    雪乃「確かにそうね」



    小松「小町からしてみれば突然引きこもり陰キャひ弱アホブスバカゴミ野郎が兄になったんだ…こんなん適応するどころかしたくもなかっただろう」



    結衣「そうなの?」(小声)



    小町「違いますよ、お兄ちゃんが勝手にそう思ってるだけです」(小声)



    結衣「だよねー」(小声)

  40. 40 : : 2018/06/06(水) 01:00:28


    小松「で、骨折が治って7月に退院したんだが、退院した後も小町を含む家族との関係や慣れない毎日登校で俺は完全に疲れてた」



    小松「それを察してくれた小町がマッサージをしてくれるって言うので、ありがたく小町の部屋でマッサージしてもらってたんだが」



    雪乃「流石小町さんね」



    小町「ありがとうございますー」ニコ


    だろ?この完璧な妹を全世界に自慢したいと言いたい所だが…言うとドン引きされるので言わない


    小松「まぁこれが超上手いんだよ、だから気持ち良すぎて寝てしまったんだ」



    小松「あ、言うの忘れてたがこれは夜寝る前の話な」



    結衣「って事は…」



    小松「そう、本来小町が寝る場所で俺が寝た…気がついたら朝で状況を確認しとんでもない罪悪感に見舞われたが…」



    小松「なんと小町が一緒に寝てたのである」



    結衣「おぉ!」



    小松「今でこそ一緒に寝るなんてなんら問題無いが、当時の俺達に…いや俺にとってはありえない事だった」



    雪乃「確かに、小町さんは相当の覚悟で寝たんでしょうね」



    小町「ま、まぁあの時は腹を括りましたね」アハハ



    小松「うんうん、小町は『兄』としての俺を信じてくれた…でなきゃ年頃の男と寝るなんて危険行為だからな」



    小松「そのおかげで俺も決心がついた、小町を俺の妹として認識出来た・・・この日から俺と小町はようやく『兄弟』になりましたとさ」



    小松「おしまい」



    雪乃「うん…とてもいい話だったわ」



    結衣「今は凄い仲良しでどこからどう見ても兄弟なのにね…最初は色々あったんだ」



    小松「おう。ちなみに余談だが、後日小町と買い物に言った際に店員から『仲のいい兄弟なんですね』と言われた時は実感が湧いたよ」



    小町「あ、それ私も同く実感湧いたよ!」



    小松「あの時は嬉しかったよな」



    小町「うん」ニコ


    この後は色々と話して寝た


    …って言いたかった


    ―就寝前―


    結衣「ベットに4人は流石にきついので布団をひきましたー」



    小松「ありがとう、じゃあ俺布団でいいからお前ら3人ベットなそれじゃおやすみ」



    雪乃「待ちなさい」ニゴ


    あぁ…さっさと寝る作戦が…


    雪乃「小松君だけ1人はずるいわ、公平に2、2で別れましょう」



    小町「賛成!」



    結衣「私も!それじゃくじ引きしよー!」


    俺の意見は通らなさそうですね、はい


    ―数分後―


    由比ヶ浜と小町、俺と雪ノ下のペアになった


    小町「んー、結衣さんってお母さんみたいで落ち着きますー」ギュー



    結衣「おーおー、小町ちゃんは可愛いなぁ」ナデナデ



    雪乃「・・・私もやってあげましょうか?」



    小松「だめだ、お前には包容力(物理)が無い」



    雪乃「あら?喧嘩売ってるのかしら?」



    小松「違う違う、お前はそんなんじゃなくて妹みたいだから」ナデナデ



    雪乃「妹?私の普段の態度からして何故妹に見えるのか分からないのだけど…」



    小松「まぁ、確かにお前は主婦力高いし凛々しいしお姉さんタイプかもしれんが俺にはそうは見えない・・・そう、お前は小動物のような感じだ」



    雪乃「小動物…悪くないわね」


    おチビな兵長の真似かな?


    小松「そんじゃおやすみ」



    雪乃「おやすみなさい・・・手を出したら〇すわよ」



    小松「んな事しねーよ」

  41. 41 : : 2018/06/08(金) 11:41:51


    ―朝 7時30分―


    ♪♪アラーム♪♪


    小松「んー…」パチ



    小松「・・・ん?俺のスマホ?」


    ♪♪アラ…


    小松「うーん?アラームなんて設定してたっけ?」


    なんか小町からLINE来てるし


    小町『もう7時30分だよー!結衣さん起こしてリビングに来てね!』



    小松「・・・なるほどね」チラ



    結衣「ムニャムニャ…」



    小松「雪ノ下もいないし先に起きてご飯作ってくれてるのか…そして面倒な作業(由比ヶ浜起こし)を俺に押し付けたと」


    この時間まで寝てた俺は反論出来ないという保険付きか…


    小松「おーい、起きろー」



    結衣「・・・」(熟睡)


    まぁ声掛けただけじゃダメだよな


    小松「由比ヶ浜ー」ユサユサ



    結衣「ワーイ…」(熟睡)


    ワーイってなんだよ…この揺れをジェットコースターかなんかに勘違いしてね?


    ―数分後―


    小松「色々試したが全然起きない…」


    しかし、昨日の雪ノ下のように叩き起したくはない…


    小松「よし…最終手段を使うか」


    最終手段…その名は『こちょこちょ』
    強い刺激を与えないと起きないが痛みは与えたくない…って事でこちょこちょならセクハラにはならないと信じてやるぞ


    小松「おーきーろー!」コチョコチョ


    ―数分後―


    ガチャ(ドア)


    小松「おはよー」



    雪乃「おはよう小松君」



    小町「おはよー!・・・結衣さんは?」



    小松「あー…ほら由比ヶ浜」



    小町「?」



    結衣「お…は…よー」グッタリ



    雪乃「ど、どうしたの?」



    小松「全然起きないから最終手段としてこちょこちょしたらこうなった」



    小町「そ、それだけで?」



    結衣「ち、ちがーう!」ゼェ…ゼェ…



    雪乃「・・・小松君?」ニコ



    小松「た、楽しくなっちゃってやりすぎた」



    雪乃「最初から素直にそう言えばいいのよ…なかなか起きない由比ヶ浜さんにも非があるからこれでおあいこね」


    ふぅ…助かった


    結衣「いや…違う!」


    おいバカっ!やめろ!


    小町「な、何か他にあったんですか!?」



    結衣「じ、実は…」


    ―数分前―


    由比ヶ浜が起きた後


    結衣「ま、まっつー!アハハ!もう起きたから!」


    何これ超楽しい


    小松「そうだなー、俺の事好きって言ったらやめてやるよ」



    結衣「えっ…」


    ―1分後―


    なんか全然好きって言ってくれなくて悲しんでたらようやく


    結衣「す、好き!好きだからストップ!」



    小松「ほい」



    結衣「ま…まっつーのドS変態シスコンバカ!」ゼェ…ゼェ…



    小松「シスコンは余計だろ」



    結衣「ふん」プイ



    小松「はぁ…」


    そう言って小松は由比ヶ浜の横に倒れ込み、顔を耳に近づけて…


    小松「おはよう由比ヶ浜」(小声)



    結衣「!」(撃沈)


    ―――――――――――――――――――――――――――


    結衣「って事があったの!」プンスカ



    雪乃「これただのイチャイチャ話じゃない…」



    小町「バカップルみたいだよ?」



    小松「そうなのか?全然意識してなかったんだが…」



    結衣「こちょこちょ終わるまではまっつーのいたずらだって事にするけど最後は何!?」



    小松「え?だってお前起こすの疲れたから隣に倒れ込んで、朝の挨拶してなかったから言おうと思ったら耳が近いから小声でおはようって言った」



    雪乃「そう言われるとそうね」



    小町「まぁお兄ちゃんがそんなオシャレなこと出来るはず無いもんね」アハハ


    何言ってんだこいつら?


    慎吾『鈍感だなぁ』



    小松「それにしても由比ヶ浜がなかなか好きって言ってくれなかった時は悲しかったなぁ」



    雪乃「いや、なかなか言えないのは当たり前でしょう」



    小松「何でだ?そりゃ異性として好きなやつに向かってはそんな事言いづらいが」



    小町(それだよお兄ちゃん…言わないけど)



    結衣「も、もうこの話おしまい!ってかまっつーそれ小町ちゃんにやってるんじゃないでしょうね?」



    小松「やってるけど?」



    雪乃「うわぁ…」


    そんな目で見ないでくれ…


    小町「お兄ちゃんったらこちょこちょして来ては『お兄ちゃんの事好き?』って聞いて来るんですよ、好きって言ったら機嫌よくなるし」



    結衣「まっつー…シスコンにも程があるよ…」



    小松「だって…」



    結衣「だって?」



    小松「・・・何でもない」



    結衣「えぇー…」


    普通に聞くのが恥ずかしいからこちょこちょとかして聞いてるなんて言ったら絶対に『子供みたい』ってバカにされるだろ


    慎吾『えへ、慎吾君聞いちゃった☆』

  42. 42 : : 2018/06/08(金) 15:14:54


    ―――――――――――――――――――――――――――

    ―本編とは関係無い話―


    作者『このssを書き始めて1ヶ月が経ちました!』



    慎吾『ガチのss初心者にしてはよく続いてるなぁ』



    作者『自分でも驚いてる』



    作者『それとさ、本来の主人公じゃなくてオリジナルキャラを主人公にする事をオリ主って言うらしいぞ…批判が集まりやすいらしい』



    慎吾『批判なんて関係無い、楽しんでる方にこれからも楽しんでもらえればそれでいい』



    作者『そっか、そうだよな』



    慎吾『って事で』



    作者、慎吾『これからもゆるーくかるーくよろしくです!』



    作者『ちなみにこのssを起点としてシリーズ化も考えてるよ!』



    慎吾『・・・へ?』


    ―――――――――――――――――――――――――――
  43. 43 : : 2018/06/11(月) 00:06:49


    雪乃「さて、この話はおしまいにして朝ご飯食べましょう」ニコ



    小松「そうだなご飯だな」(即答)



    結衣「もー、まっつー自分が不利になるとすぐ逃げるんだから」



    小町「まだまだお兄ちゃんの扱いが甘いですね結衣さん」フフッ



    結衣「どうしたら小町ちゃんみたいにまっつーを扱えるのかなぁ…私には無理かなぁ」



    小町「慣れれば子供のように結衣さんに甘えると思いますよ!今度お兄ちゃんの扱い方教えましょうか?」



    結衣「いいの!?」


    おい、扱い方ってなんだよ俺は機械なのか?


    小町「はい、雪乃さんも是非!」ニコ



    雪乃「そうね、お願いするわ」


    雪ノ下…お前はあかんって


    小松「よ、よーしご飯食べるぞー」アセアセ


    ―2時間後―


    えー…食後に今日の予定を話し合った所、昨日のように早い時間に今日の分の勉強を終わらせ、その後遊びで明日学校なので夕方にはそれぞれの家に帰ることになりました。
    ・・・そして今勉強が終わった所です


    雪乃「今日もいい勉強が出来たわ」



    小松、小町「今日もありがとうございました」ペコ



    結衣「あいあおーおあいあいあ」チーン


    由比ヶ浜…その経験が将来役に立つぞ…多分


    雪乃「小松君に教えるようになってから勉強が楽しくなったわ」ニコ



    小松「俺もだ、これからもよろしく」ニコ



    小町「お兄ちゃん〜疲れた〜」



    小松「おう、頑張ったなー」ナデナデ



    結衣「あー、わ、私も疲れたなー」チラチラ



    小松「そうだな、おつかれー」(適当)



    結衣「・・・」


    この後拗ねてベットに閉じこもった


    ―10分後―


    小松「ほら、なんで拗ねてんのか言ってみ?」



    結衣「うぅ…」



    雪乃「いつも小松君はあんな感じなの?」



    小町「いや…あそこまでのドS具合は初めて見ました…結衣さんの反応がいいから楽しいんでしょうねぇ」アハハ…



    小松「言ってみなって…な?」



    結衣「うぅ…その……んー言えないよぉ!」



    小松「・・・残念だなぁ…由比ヶ浜とかなり仲良くなれたと思ったんだけど俺の思い違いだったか…話しにくい事聞いてごめんな」



    結衣「え!?まって!ち、違うから!言うから!」



    小松「んー?なになに?」ニヤ



    雪乃「確かに楽しそうね」



    小町「完全に我を忘れて結衣さんを弄りまくってますね…お兄ちゃんあぁなるとなかなか止まりませんから…」



    結衣「い、言うからね?」ドキドキ



    小松「うん」



    結衣「そ、その…ま、まっつーに」ドキドキ



    小松「俺に?」



    結衣「ま、まっつーになでなd「ほい」ナデナデ



    結衣「えっ、ちょっ急に!?」



    小松「ははっ、ほんと面白い反応するな」



    結衣「んー!折角言おうとしたのに!//」



    雪乃「怒ってるけど嬉しそうね」



    小町「相性抜群ですね」


    ―数分後―


    雪乃「さて、何をしましょう?」



    結衣「ゲーム!」



    小町「私もゲームしたいです!」



    小松「俺も・・・そろそろ離れてくれないか由比ヶ浜?」



    結衣「私を散々いじめた罸でーす」ギュー



    小町「実は結衣さんにそうされて嬉しいんじゃないの?」



    小松「暑いだけだし…小町に抱きつかれた方が100倍嬉しいし」



    小町「照れちゃってこのこのー」ニヤニヤ



    雪乃「普段ツンツンたまに超デレでドSって相当ひねくれてるわね」



    小松「俺も昔はいつもにっこにこで素直で元気な少年だったんだけどなぁ…どうしてこうなっちゃったのかなぁ…」


    長年引きこもったせいですね、はい


    小松「・・・で、なんのゲームする?」


    まぁもう決まってるようなもんだけど


    ―数分後―


    小松「よーしいくぞー」



    結衣、雪乃、小町「おー」


    そうです、知名度の神こと荒野行動です

  44. 44 : : 2018/06/12(火) 08:41:55


    小町「どこに降りますかー?」ワクワク



    雪乃「お任せするわ」



    小松「俺も…って事で由比ヶ浜決めてー」



    結衣「んー、やっぱデパートかな?」ニコ


    知ってた


    雪乃「ところで、小町さんはゲーム得意なの?」



    小町「なんと!勝率90%超えです!」ニコ



    結衣「おー!それは凄いね!」



    小松「当たり前だ、俺の妹だからな」


    まぁ、小町は嘘って言えない程度に嘘ついてるんだけどな…


    雪乃「そろそろ飛ぶわよ」



    小松「あいよー」


    ―空の旅終了―


    雪乃「じゃあ私は2階から」



    結衣「私もー!」



    小町「では小町は屋上に行きまーす!」



    小松「俺も屋上」


    バババババ!(銃声音)


    小町「わっ!?」



    雪乃「え…」



    結衣「へ?」



    小松「・・・」


    まぁ、こうなるわな バババババ!


    慎吾『冷静にツッコミを入れつつ小町を倒した敵を排除する小松まじイケメン』



    小町「あ、あはは…すいませんダウンしました」



    小松「救助するから動くなよー」



    雪乃「ま、まぁ不意をつかれると誰でもやられてしまうものね」



    結衣「そ、そうだよ、ドンマイ小町ちゃん!」



    小町「あ、は、はい」ニコ



    小町「どうしようお兄ちゃん…」(小声)



    小松「アホ、あんな嘘つくから変に期待されるんだよ」(小声)


    そう、小町はゲームが全く上手くないのである


    小町「嘘は言ってないもん!勝率90%超えだもん!」(小声)



    小松「俺と一緒に行ってるデュオの話じゃねーか」(小声)



    小町「んー!」プクー


    可愛い…まじ可愛い…


    小松「そ、そんな怒り方してもダメだ、ほら、ここに止血置いとくから使え、次やられたら正直に言うんだぞ」アセアセ



    小町「はーい・・・助けれくれたのと回復ありがと」


    俺…小町に一生尽くせる…


    ―数分後―


    バババババ!


    小町「うわー!」


    あまりにも早い2度目のダウンであった バババババ!


    雪乃「大丈夫小町さん?」



    結衣「ち、調子が悪い時もあるよね!」



    小松「・・・あー、小町が言いたい事あるらしいぞー」



    小町「・・・」ドキドキ



    結衣「ん?何かな?」



    小町「・・・ご…」



    雪乃「ご?」



    小町「ごめんなさい!結衣さんと雪乃さんにいい所見せようと思って嘘ついてました!本当は凄く弱くて勝率90%なのはお兄ちゃんと一緒に戦ってたからです!」


    よく言った小町、後で抱きしめてやる


    慎吾『抱きしめたいだけじゃねーかシスコン』



    雪乃「小町さん、それはー…」



    小町「うぅ…」


    少し怒られるのはしょうがないか…



    雪乃「小松君が悪いのよ?」



    小松「は?」



    小町「え?」



    雪乃「だって小町さんは嘘を言ってないわよ?勝率90%なら誰でも自慢したくなるものよ…って事で小松君が悪い」


    そんなバナナ…


    小松「そ、それはそうだが…」



    雪乃「それに勝手に勘違いしてた私達にも非があるわ、そうでしょ由比ヶ浜さん?」



    結衣「そうだね、勝手に勘違いしてごめんね?」



    小町「い、いや…え?え?」(テンパってる)



    結衣「そしてこれはまっつーが」



    小松「嘘だろ…由比ヶ浜ぁ!お前だけは味方だy「悪い!」


    今すんげー悲しいBGMが流れてるnow


    慎吾『なんか言葉おかしいぞ…』



    雪乃「小町さんのためよ、少し我慢しなさい」(小声)



    小松「うぅ…そういう事なら…うぅ…」



    結衣「ごめんねまっつー、後でなでなでしてあげるから」(小声)



    小松「いや、いい」



    結衣「拒否するのはや!」


    まぁ、雪ノ下のとっさの行動により俺のライフと引換に小町を守る事が出来た、これでこの後も楽しくゲーム出来るな…うぅ…


    慎吾『メンタル弱すぎワロタ』


    ―数分後―


    デパート制圧完了


    小町「いやー、2人とも上手ですねー」



    結衣「ありがと!でもゆきのんの方がめっちゃ上手いよね!」ニコ



    雪乃「そ、それほどでも無いわ」テレテレ


    小町と由比ヶ浜に甘すぎだろ…いや、今なら行ける


    小松「ほんと雪ノ下は上手いよなぁ」



    雪乃「小松君が言うと嫌味にしか聞こえないわ」


    はい無理でしたー


    小町「ドンマイお兄ちゃん」



    小松「うん・・・あ、小町お前回復大丈夫か?」



    小町「ええっと…止血2包帯10スポドリ4、うん大丈夫!」



    小松「いや、止血が足りないから俺の2つやるよ、それとスポドリも後2本くらいもっとけ」



    結衣「す、凄い過保護…」

  45. 45 : : 2018/06/13(水) 13:09:22


    小松「過保護じゃないぞ、俺は全員で勝ちたいんだ」



    雪乃「あら、たまにはいい事言うわね」



    結衣「超シスコンって訳じゃないんだね」ニコ



    小松「小町、使ってる弾は5.56だよな?念のため俺の50発やる、これで弾切れの心配無しだ」



    小町「あ、ありがとう・・・お兄ちゃん回復と弾あるの?」



    小松「・・・」チラ


    小町→弾200、止血4包帯10スポドリ6


    小松「・・・」チラ


    俺→弾100、止血1包帯10スポドリ3


    小松「・・・大丈夫だ」



    結衣「全然大丈夫じゃない!」



    雪乃「前言撤回ね…やっぱただのシスコンだわ」


    あかん、このままじゃ毒のんの毒舌攻撃で死ぬ…心が死ぬ…


    小松「つ、次行くぞー」アセアセ



    雪乃「待ちなさい」



    小松「ん?」



    雪乃「リュックに空きを作りたいから私の回復を受け取りなさい、少し多めにあって邪魔だわ」


    優のん来たー


    小松「おう、ありがと」



    雪乃「リュックの空きを作りたかっただけだから勘違いしないように」



    小松「分かってるよー」



    小町「テンプレツンデレ…凄い」



    結衣「まっつーもツンデレでしょ?」



    小町「いや、お兄ちゃんはひねくれてるツンデレなんで」



    結衣「あー、わかるわかる!」


    おい…聞こえてるぞ


    ―数分後―


    結衣「うーん次の範囲決まるまでこの少し大きめな街を取っておきたいんだけど…先約さんいるかな?」



    小松「小町よろしく」



    小町「了解!偵察隊長小町!いっきまーす!」



    小松「気をつけろよー」



    雪乃「1人で行かせて大丈夫かしら…?」



    結衣「そうだよ危ないよ」



    小松「あー、大丈夫。小町は撃ち合い弱い族だが索敵能力はクソ高いから」



    結衣「そ、そうなの?」



    小松「ほら見ろ、あの完璧な身のこなし」



    雪乃「・・・なるほど」



    結衣「え?さっぱり分かんないんだけど?」



    小松「こういう時にバカと天才って差が出るよな」



    結衣「ちょっ!バカ言うなし!」



    小松「あーはいはい、そんで説明すると」



    小松「まずざっと見て敵がいそうな家といなさそうな家を確認、まぁこれは経験があれば誰でも分かるが小町の場合は勘だな」



    結衣「2人ともわかるの?」



    雪乃「完璧には分かんないわ、でも確実にいない家とかあるのよ、例えばあの小さな1回建ての家は見晴らしが悪い上に家を出て戦闘する場合に不利な場所にあるわ」



    結衣「確かに、私だったらあそこに潜むって事はないなぁ…2階建てで見晴らしの良い場所がいいよね」



    雪乃「そう、それよ」



    雪乃「そういう条件の良い家はプレイヤーが潜んでる確率が高いわ、他にも場所によって条件はあるけど今回は割愛」



    作者『今度荒野行動編でも書いてみようかな?』



    結衣「なるほど、少しだけ理解出来た気がする!」



    雪乃「それを踏まえた上でもう1度小町さんを見てみなさい、敵がいそうな家何箇所かに目をつけて行動してるわ」



    結衣「あ、その時に敵がいない家を使って隠れながら近づいてるんだ!」



    雪乃「その通りよ、本来ならどの家に敵がいるか分からなくて焦るけど、こうやって『敵がいない家』を決めることでそれは敵からの視線や射線を切れる優秀なオブジェクトになるの」



    小松「まだ経験の浅い小町は勘でそれを実行して、並外れた動体視力で敵が少しでも動けば発見する・・・まさに天性」


    つまり俺の妹最強!


    慎吾『撃ち合い弱い族…』



    小町「あのー、私を褒めてくれてる所悪いんですけど…敵いましたよ」テレテレ



    小松「良くやった小町!」



    小町「敵はこの家の2階に4人です」(ピンを指す)



    雪乃「他に敵がいるかわかるかしら?」



    小町「私の目では確認出来ませんでしたが、この家にいる敵が圧力鍋などを振り回して遊んでいるので多分いません」


    小町の目で確認出来ないって事は、敵がいないって事なんだよな


    結衣「あー、敵がいないとそうやって遊びたくなるよねー」ニコ



    小松「よし、じゃあ隠れながらこの家に近づくとして・・・由比ヶ浜は俺の後ろについてこい」



    結衣「わ、私だってバレずに移動出来るし!」



    小松「本当か?」



    結衣「・・・やっぱ付いてく!」



    小松「おう」



    小松「そんじゃ行動開始、小町は敵を見張ったり他の敵が来てないかの確認頼む」



    小町「はーい」

  46. 46 : : 2018/06/18(月) 22:18:15


    作者「朗報、あれから何度も可能性のあるパスワードを入力し、遂にログイン出来ました!」



    作者「またこのアカウントでssを書きますのでよろしくお願いします!」



    慎吾「まさか本当にパスワードを忘れてたとは…」



    小松「正直偽物出たかと思ってた」



    作者「酷いなおい」

  47. 47 : : 2018/06/18(月) 22:31:18


    作者「とりあえず別アカウントでやってた方から書いたものを切り取ってこっちに繋げます、その後別アカウントのssを削除します、たった2回分の投稿でしたが繋げてくれてありがとう別アカウント!」
  48. 48 : : 2018/06/18(月) 22:32:26


    ―1分後―


    小松「さて、かなり近寄れたがここからどうするか」



    結衣「突撃してドーン!」



    小松「脳筋プレイダメ絶対」



    雪乃「では小松君の考えを聞こうかしら?」



    小松「☆ガン☆待ち☆」



    雪乃「そんな陰キャプレイは現実だけにしなさい」



    小松「酷い…」



    雪乃「小町さん、敵がどの辺にいるのか分かるかしら?」



    小町「えっとですねー…2階に上がってすぐの窓に2人、その隣の部屋に2人ですね」



    雪乃「ありがとう、では私がグレ投げて2人ダウンさせるからその後に突入してもう2人を殺りましょう」


    そんな怖い事言わないで…


    結衣「了解!やっと殺れるぅ!」


    お前もか…


    雪乃「では第一段階グレを・・・・・・それ」ポイ



    小松「ナイス、しっか入ったな」



    雪乃「当然よ、では第二段階の準備を…」



    小松「あいよー…」



    結衣「行くよー…行くよー…」ウズウズ


    ボン!(爆発)


    雪乃「ゴー」ダッ!



    小松「・・・」ダッ!



    結衣「いやっほーう!」ダッ!


    由比ヶ浜…相当なキル厨だな…


    ババババババババババ!(銃声音)


    小町「うひゃー…撃ち合いって怖い怖いー・・・あっ」



    結衣「いぇーい!制圧完了!」



    小松「さーて、物資漁りターイム」



    小町「お兄ちゃん、北方向に敵が…3人だね」



    小松「距離は?」



    小町「遠めだよ」



    結衣「私カーちゃんと8スコあるから撃てるよ」



    雪乃「私もM24と8スコあるから行けるわ」



    小松「あー、俺SR無いから任せた」



    雪乃「小松君?この人AWMもってたわ」



    小松「まじ?」



    AWM『やぁ』



    小松「ほ、ほんとだ」


    都合良すぎだろ


    雪乃「ついでに15スコもあるわね」



    小松「ほ、ほんとだ」


    都合良すぎだろ(2回目)


    小松「じゃあ小町のとこ行くか」


    ―移動―


    小町「敵さんあそこです」



    小松「おっけー把握」



    雪乃、結衣「把握」


    あ、『把握』ってのは敵の場所を把握したって時とかに使う言葉ね


    小松「んじゃ撃つぞー…3,2,1」


    バン!バン!バン!


    小町「・・・動いてる敵をこんなにあっさりと…凄い」



    小松「やっぱ15スコやべーな」



    雪乃「私の8スコと交換する気はない?」ニコ



    小松「ん?欲しいならやるけど」



    雪乃「え・・・ほんとに?」



    小松「あぁ、ほれ」



    雪乃「あ、ありがとう」



    小町「お兄ちゃんが優しいだと…」



    小松「いつもわがまま聞いてあげてる事を忘れたのか小町ちゃん?」



    小町「ひゃい!お兄ちゃんはいつも優しいです!」


    なんか俺がイジメてるみたいじゃねーか…


    結衣「あ!じゃあ私AWM欲しい!」



    小松「やだ」キッパリ



    結衣「そんなぁ…」



    小松「・・・」ポトッ



    結衣「・・・?」チラ



    AWM『やぁ』



    小松「あ、やっべー手が滑って落としちゃったわー、これは由比ヶ浜に拾われても文句言えないなー」



    結衣「???」



    小町「結衣さん、その武器拾ってあげて下さい、お兄ちゃんの遠回しな優しさなんで」(小声)



    結衣「え?あ、うん」ヒョイ



    小松「あー、拾われちゃったかー、しょうがないから由比ヶ浜が代わりに落としたカーちゃんでも使うかー」



    結衣「・・・」ポケー



    小町「お兄ちゃん、結衣さん頭がこんがらがってるよ」



    小松「・・・」プイ



    小町「雪乃さんには素直なのになー」



    雪乃「由比ヶ浜さんが大好きなのね」フフッ



    小松「なんでそうなるんだよ…」


    ただ由比ヶ浜の焦ったり驚いたりしてるのを見るのが楽しいだけなんて言ったら絶対〇されるから言えない


    ―何だかんだで最終範囲―


    小松「敵は残り2人…家は無し、木と岩だけか」



    雪乃「どうする?」



    結衣「突っ込んでドカン!でしょ!」



    小松「どうするかなぁ」



    結衣「ちょ、無視すんなし!」



    小町「300に1人いますね」



    雪乃「把握・・・撃つわね」バン!



    雪乃「即死…って事は残り2人は別パーティだったようね」



    小松「4対1で圧倒的有利だし先に範囲中央取って勝ちだな」



    結衣「それじゃあレッツゴー!」



    小町「おー!・・・って!250に敵いますよ!」



    小松「ナイス小町」バン!


    第1位!


    小松「おつかれー」



    雪乃「お疲れ様」



    結衣「おつかれー…最後倒したかったなぁ」



    小町「じゃあもう1戦やります?」



    結衣「いいね!」
  49. 49 : : 2018/06/18(月) 22:34:02


    その後色んなゲームをプレイしてたらいつの間にか夕方になっていた


    小松「んじゃ、そろそろ俺らは帰るよ」



    雪乃「私も帰るわ」



    結衣「うん」ニコ



    小松「・・・あのさ」



    結衣、雪乃「?」



    小松「ま、またやろうぜ、お泊まり会」


    よく言えた俺!でもこれでダメだったら恥ずかしいぞ…


    結衣、雪乃「・・・」



    小松「だ、ダメか…?」



    結衣「ダメ!」


    えぇ…


    結衣「な訳ないじゃん!」ニコ


    きたー!


    小松「おぉ、やった!やったぞ小町!」



    小町「良かったねー」ニコ



    雪乃「では、次は私の家でやりましょう」



    結衣「いいの?」



    雪乃「私1人暮らしだから暇なのよ、なんなら毎日来てくれてもいいのよ?」



    小町「だからあんなに家事が出来るんですね!」



    雪乃「そうね、生活に必要な事は毎日を過ごす内に勝手に覚えていったわ」



    小松「うーん、料理が下手だった頃の雪ノ下を見てみたい」



    雪乃「恥ずかしいから辞めてちょうだい」



    小松「す、すまん」



    結衣「じゃあ今度はゆきのんの家でお泊まり会しようね!絶対だよ!」ニコ



    小松「おっけ」



    小町「うぅ、お兄ちゃんにこんな良いお友達が出来て小町は嬉しいよ」


    お前は俺の母ちゃんか


    小町「雪乃さん、結衣さん、これからもお兄ちゃんと仲良くしてやってください」ペコ



    結衣「うん、任せて」ニコ



    雪乃「しっかり面倒見るわ」ニコ


    雪ノ下…お前は俺の何?教育係?トレーナー?


    慎吾「よっ!」



    雪乃「あら、シンゴジラさん」



    慎吾「ガオー!・・・ってちゃうわ!」



    小松「ちょうどいい所に、雪ノ下を家まで送ってくれないか?」



    慎吾「言われなくてもそうするつもりだったぜ」



    雪乃「ありがとう、助かるわ」ニコ



    雪乃「じゃあ私はこれで、また明日」



    結衣「ばいばーい!」フリフリ



    小町「さようならー!」フリフリ



    小松「・・・」フリフリ



    慎吾「それワープ!」シュン



    小松「・・・さてと、俺らも帰りますか」



    小町「うん!」



    結衣「気をつけて帰ってよ?」



    小松「ニケツには慣れてるから安心しろ、ほれ小町乗っていいぞ」



    小町「はーい」



    小松「・・・んじゃ」



    結衣「また明日、無理しないでね」ニコ



    小松「おう、ありがとな」



    小町「さようならー!」フリフリ



    結衣「ばいばーい!」フリフリ


    ―帰り道―


    小町「ねぇお兄ちゃん」



    小松「なんだー?」



    小町「お兄ちゃんはさ、雪乃さんの事好き?」



    小松「好きだぞ・・・あ、友達としてな」



    小町「結衣さんも?」



    小松「うん、好き」



    小町「異性としては好きじゃないんだ」



    小松「そーだなー、異性としては違うな」



    小町「へー…」



    小松「・・・雪ノ下はさ、何でも出来るお姉さんって感じなんだけど、実は寂しがり屋な部分があって…でもこっちから構うとツンツンするから…まぁ面倒可愛いってやつだな」



    小町「面倒臭いと可愛いって混ぜたらそうなるのね」



    小松「・・・由比ヶ浜は…あいつはお姉さんぶってるけどドジで上手く出来てないのが面白いよ」



    小町「からかうのは程々にしないとダメだよ?」



    小松「分かってるよ・・・でも俺のために色々してくれてさ…本当に優しいよ」



    小町「そっか」



    小町「・・・お兄ちゃん」



    小松「なんだー?」



    小町「男友達も作りなよ?」



    小松「あのな、あの2人が特別であって俺は友達なんか信用しない主義なんだよ」



    小町「もう!そんな面倒な主義要らない!」



    小松「いいや要るね、この壁を乗り越えて出来る友達こそ由比ヶ浜や雪ノ下のような真の友達なんだよ」



    小町「はぁ…お兄ちゃんに友達を作れってのは無理な注文だったかぁ…」



    小松「そ、そんな落ち込まないでくれよ」アセアセ



    小町「・・・お兄ちゃん」



    小松「なんだー?」



    小町「今日一緒に寝よ?」


    唐突だなおい


    小松「・・・しょうがないなー、寂しがり屋の小町のために一緒に寝てやるかー」ニコ



    小町「またまたー、可愛い妹と一緒に寝れて嬉しいんでしょー?」ニヤニヤ



    小松「否定はしない」



    小町「シスコン」



    小松「はいはいシスコンですよー」



    小町「・・・でも、それほど小町を大切に思ってくれるお兄ちゃんが大好きだよ」ニコ



    小町「あっ!今の小町的にポイント高い!」


    この作品初のポイント高いおめでとうございます


    小松「はいはい、高いですねー」

  50. 50 : : 2018/06/19(火) 00:05:31


    ―翌日 12時―


    空は快晴、暑くもなければ寒くもない、過ごしやすい日の昼間…まぁ学校にいる訳がないんだよな


    小松「そろそろ行くか」


    あの2人と親密な仲になり、ここから俺が変わって朝から登校したり友達増やしてリア充化すると思ったそこのあなた、そう簡単には行かないんですよ…


    慎吾『1度学校に行けなくなると立て直しがきついからなぁ…なんか嫌な事があって1日休むと次の日に学校行きたくなくなるやつの進化版みたいなもんだ、時間は昼からでも毎日登校出来るようになった小松は凄い』


    ―学校―


    小松「フフフーン♪♪」(鼻歌)



    慎吾「なぁ小松、今って昼休みなんだろ?なんで廊下に人がいないんだ?」



    小松「今は昼休みだが始まったばかり、つまり皆は昼飯を食べてる」



    慎吾「なるほど!」



    小松「10分も経てば食べ終わって遊び出すやつが出てくるからそれまでにたどり着けばOK」



    慎吾「たどり着くって?」



    小松「決まってるだろ?ここだよ」


    ガラガラ(ドア)


    小松「どもー」



    慎吾「あぁそっか、ここに荷物置いとくんだったな」



    雪乃「あら、小松君に慎吾さん、こんにちは」



    慎吾「いやー、今日もうちの小松が遅く来てすいません」ヘコヘコ


    何言ってんだか…


    小松「はぁ、自転車は疲れるなぁ」グテー



    雪乃「歩くよりは楽でしょ?」ポチポチ



    小松「まぁそうなんだが・・・なんでスマホいじってんだ?本は?」



    雪乃「由比ヶ浜さんにLINEしてるのよ、小松君が来たら教えてって頼まれたから」



    小松「別に昼休み終われば教室で会うからいいのに…」



    雪乃「いえ、由比ヶ浜さん何か企んでたわよ?」


    へ?


    小松「た、企んでたって何を?」



    雪乃「詳しくは分からないわ」


    タッタッタッ


    雪乃「来たわね」


    いくら何でも速すぎませんかね?


    ガラガラ(ドア)


    結衣「やっはろー!」



    小松「バカ登場」



    結衣「ちょ、会って1言目がそれ!?」



    小松「すまん、あまりにバカっぽい挨拶だったからつい」



    結衣「バカじゃないし!天才だし!」



    雪乃「えっ…」



    結衣「ゆきのんその反応はやめて!普通に傷つくから!」


    賑やかになりましたなぁ


    小松「で、そんな急いで何か用か?そんなに俺が好きなのか?」



    結衣「ち、違うし!まっつーのナルシスト!」アセアセ



    小松「冗談なんだが…てか違うならそんな焦るなよ…」



    結衣「ゴホンゴホン!・・・実は」


    強引に切り替えやがった


    結衣「まっつーに紹介したい子がいるの!」



    小松「へーそうなんだー・・・・・・ん?」



    小松「ごめんもう1回」



    結衣「だから、まっつーに」


    ガラガラ(ドア)


    〇〇「し、失礼します…」ハァ…ハァ…



    結衣「あ!来た来た!」



    〇〇「由比ヶ浜さん…速いよ…」ハァ…ハァ…



    雪乃「どちら様かしら?」



    戸塚「あっ、ごめんなさい言い遅れました。戸塚彩加です」ペコ



    結衣「まっつー男友達いないじゃん?だから彩ちゃんならまっつーに合うとおもって!」ニコ



    小松「いや…男友達って戸塚さん女子だよね?」



    戸塚「い、一応男なんだ」モジモジ


    女子!顔も声も仕草も女子!


    小松「そ、そうなのか…勘違いしてすまん」



    雪乃「意外ね、由比ヶ浜さんならいつも一緒にいるメンバーを連れてくると思ってたのだけれど」



    結衣「あのうぇーい感はまっつーダメでしょ!それ位わかるし!」



    小松「確かにあの葉山ってやつはあんま好きじゃないな…」



    結衣「うーん…優しくていい人なんだけどね」



    戸塚「あ、あの…」



    結衣「あぁごめん!それでね、彩ちゃんは大人しくて優しいからまっつーも接しやすいかなぁって思ったんだけど」


    どうする…確かにいい人っぽいけど裏に何があるか分からん…しかし由比ヶ浜の優しさを無駄にする訳には…とりあえず様子を見るか


    慎吾『相変わらず警戒心強いなぁ』



    戸塚「その、次の授業体育でテニスやるでしょ?今日いつも一緒にやってる友達が休みで…もし良ければ一緒にやらない?」ニコ


    うん、女子だなこれ


    小松「お、おう…いつも一緒にやるやつがいなくて困ってたんだ…こちらこそよろしく頼む」



    戸塚「うん!」



    結衣「うんうん、いい感じだね」ニコ



    雪乃「では小松君が着替え終わるまで外に出てましょうか」



    小松「いやいいよ、更衣室行くから」



    雪乃「他の生徒もいて嫌でしょう?私達のことは気にしなくて大丈夫よ」


    こんな細かい気遣いが出来る人になりたい

  51. 51 : : 2018/06/20(水) 00:58:03


    小松「ありがと、すぐ終わらすわ」


    ―そして体育の時間がやって来た―


    戸塚「小松君、しっかり準備運動できた?」



    小松「あぁ、大丈夫だ」



    小松「・・・戸塚さんってテニス部だったりするの?」



    戸塚「うんそうだよ、なんでわかったの?」ニコ


    女子だわー、やっぱ女子だわー


    慎吾『もうその反応飽きたわー』



    小松「いや、皆普通の運動靴に借りてるラケットだけど、戸塚さんはシューズとかラケットとか本格的だったから」



    戸塚「あ、確かにそうだね」アセアセ



    戸塚「あのさ、僕の事さん付けなくていいよ!」



    小松「おっけー、戸塚」



    戸塚「うん、まっつー」ニコ


    何故そうなる…


    ―数分後―


    今回はペア組んだ人と少し練習をして、その後ダブルスで試合する事になっている、なお混合ダブルスとかは関係なくペアは男同士、女同士、男女ペアなど自由である。
    そして現在ペア練が終わり試合までの休憩時間である。
    ちなみに1組32人でC組との合同体育なので計64人です。


    小松「確かトーナメント形式でやるんだっけか?」


    ならさっさと負けてグータラしてたいんだが…


    戸塚「そうだよ、絶対勝とうね!」ニコ


    うーん…そう言われると頑張るしかないか…


    小松「足引っ張ったらごめんな」



    戸塚「大丈夫!まっつーさっきの練習で凄く上手かったから!」ニコ



    小松「そ、そうか?」



    戸塚「うん!だから自信もって!」



    小松「お、おう!」


    あれ、もしかして戸塚って裏とか無くただのいい奴?


    慎吾『もしかしなくても戸塚はいい奴、まぁ小松には言わないけど』



    戸塚「そういえば、他の人はどんなペアなんだろう?」



    小松「確かに気になるな…」


    まぁ知らない人ばかりだからよく分からんが・・・知ってる人で言うと…
    葉山&三浦ペア、海老名&戸部ペア、なんか名前忘れたうぇーい軍団の男2人ペア


    慎吾『おい作者』



    作者『ごめん、よく調べとく…』



    小松「ん?そうなると由比ヶ浜は誰とかな?」



    結衣「やっはろー!呼んだ?」



    小松「呼んでない、帰れ」



    結衣「まっつー酷い!」



    戸塚「由比ヶ浜さんは誰とペアなのかなぁ…って思って」



    結衣「私?本当は由美子とペアが良かったんだけど…」



    戸塚「?・・・あっ、そういう事ね」



    小松「どういう事??」



    戸塚「三浦さんって…葉山君の事好きなんだよ」(小声)



    小松「ほー、なるほどー」


    全然興味ないわ


    小松「で、優しい優しい由比ヶ浜は三浦の事を応援してるから三浦とペアを組まなかったと」



    結衣「そゆこと、他の皆もペア組んじゃったし誰と組もっかなぁ…って思ってた時にあの人に誘われたの」ユビサシ



    小松「ん?」クル



    男2「お前由比ヶ浜さんとペアとか羨ましいぞおい!」ニヤニヤ



    男3「お前がペア申し込みに行く時はヒヤヒヤしたぞ」ワハハ



    男1「羨ましいだろ?てか快諾してくれたって事は俺に気があるんじゃね?ワンチャンあるんじゃね?」ニヤニヤ


    あー…←小松の横なので小松にだけ会話が聞こえてる


    小松「あの男1ってやつ?」



    結衣「そうそう、他に探すのもめんどくさいし断るのも気が引けるからOKしたの」ニコ



    小松「ふーん…そうなんだ…ふーん」



    戸塚「ど、どうしたのまっつー?」



    小松「いや別に」



    結衣「あ、じゃあ私そろそろ行くね!」



    戸塚「うん、お互い頑張ろうね!」



    結衣「うん!まっつーも頑張ってね!」



    小松「・・・おう…」



    小松「・・・」チラ



    男1「由比ヶ浜さん俺の物になっちゃう?これ来ちゃう?行ける?俺の時代くる?来るよなこれ!」ニヤニヤ



    小松「・・・」



    戸塚「?」


    ―休憩明け―


    先生「えー、64人なので32ペアだから…ABCDの4ブロック作って…1ブロックに8ペアに分ける…でいっか!今から適当に分けるぞー!」


    雑すぎワロタ


    ―ブロック分け終了―


    小松「俺らは…」



    戸塚「Aブロック!2戦勝てばブロック1位で、Bブロックの1位と戦って勝てば決勝進出だね!」ニコ



    小松「なるほどーで、そのBブロックには…」



    結衣「頑張ろうね」ニコ



    男1「お、おう!(いい所見せて由比ヶ浜さんゲットだぜ!)」



    小松「・・・」



    戸塚「まっつー?」



    小松「あ、あぁすまん」


    なんか…よく分かんないけどなんか嫌だな…


    戸塚「Cブロックには葉山君と三浦さんペアでDブロックには戸部君と海老名さんペアがいるね」



    小松「見事に分かれたなぁ、まぁまずは初戦頑張ろうぜ」

  52. 52 : : 2018/06/20(水) 17:07:20


    戸塚「うん」ニコ


    ―初戦―


    戸塚「よっ!」ポーン!



    相手「うわっ!」



    小松「よいしょ」ポーン!



    相手「うわぁ!」


    難無く突破


    ―2戦目―


    戸塚「それ!」ポーン!



    相手「とりゃ!」ポーン!



    戸塚「まっつー!」



    小松「おーう」ポーン!



    相手「うわっ!」


    よし勝てた


    ―休憩時間―


    戸塚「やっぱまっつー上手いよ!テニス部来ない?」



    小松「奉仕部があるから無理だな…」



    戸塚「そっかぁ」



    小松「それに次辺りから俺弱いぞ」



    戸塚「え?どうして?」



    小松「スタミナ切れだ☆」



    戸塚「そ、そんなかっこよく言われても…」


    まぁ冗談抜きにまじで疲れた…普段自転車登校くらいしか筋肉使ってないからなぁ…


    戸塚「あっ、そういえば次の試合は由比ヶ浜さんとだね!」


    ふぁ?


    小松「あ、あいつら勝ち抜けてきたの?」



    戸塚「うん、まっつー試合終わるとすぐ寝てたから見てなかったと思うけど男1君が覚醒気味で」



    小松「へ、へぇ…」チラ



    男2「おいどうしたお前!覚醒したか?」



    男1「いやー!これが愛の力って奴なのかなぁ?」ワハハ


    は、ははは……


    男3「これで由比ヶ浜さんゲットは確実…って由比ヶ浜さんは?」



    男1「ええっと…あ、いた」


    ん?なんでこっちの方見てんの?


    結衣「やっはろー!」


    なるほどね


    小松「今日何回目だよ…帰れ」



    結衣「いやいや、遊びに来たんじゃないよ!次の相手だから挨拶!」



    戸塚「由比ヶ浜さん、僕達は負けないよ!ね?まっつー」ニコ



    小松「んー…まぁ…頑張る」



    結衣「元気ないね、どうしたの?」



    戸塚「スタミナ切れだって」アハハ…



    結衣「もー!ゲームばっかじゃなくて運動しないとダメだよ!」


    出た、母ちゃん風の由比ヶ浜(なお母ちゃん感0)


    慎吾『言い方ひでー…』



    小松「分かったからさっさと帰れ、試合まで寝てる」



    男1「おいおい由比ヶ浜さんに帰れとは酷い事言う奴だなぁ」


    嫌な奴来たー


    小松「何か用ですか?」



    男1「別にお前に用なんてねーよ、俺の由比ヶ浜さんが男と話してるから気になってな」


    何言ってんのこの人


    結衣「???」



    男1「由比ヶ浜さん、次の相手が誰であろうと俺に任せとけ!絶対勝つ!」



    結衣「つ、次の相手この2人なんだけど」



    男1「・・・は?戸塚と…このひょろひょろ?」


    おい…いや間違ってないけど


    結衣「まっつーひょろひょろだって言われてるよ」ププツ


    お前も笑うなよ


    小松「事実なんだからしゃーない、今度こそ寝るから」



    先生「休憩終わりー!試合始めるぞー!」



    男1「おっ、寝れなくて残念だったな」ニヤ


    うぜー


    男1「行こうぜ由比ヶ浜さん!」ガシッ


    おい…さり気なく腕つかんでんじゃねーよ


    戸塚「僕達も行こう」ニコ



    小松「おう、勝つぞ」ゴゴゴゴゴ!



    慎吾『疲れが見えない…』


    ―試合開始―


    戸塚「相手は基本的に男1君が1人で戦ってる感じだよ」



    小松「なるほど、だから由比ヶ浜あんまり疲れてなかったのか」



    男1「由比ヶ浜さん!今回も俺に任せろ!すぐ終わらしてやる!」



    結衣「よ、よろしくー」アハハ…



    戸塚「じゃあ行くよ・・・それ!」ポーン!



    男1「おりゃ!」ポーン!



    戸塚「よっ!」ポーン!



    男1「ふん!」ポーン!



    戸塚「ほっ!」ポーン!



    男1(流石テニス部は強いな…でも!)



    男1「そりゃぁ!」ポーン!!



    結衣「あっ…」



    男1(戸塚を右に振っといて左側に強打!これは決まった!)



    小松「アホ、俺の目の前に打つなよ」ポーン!!



    男1「なっ!?」



    戸塚「ナイスまっつー!」



    小松「おう」



    結衣「ど、どんまい!」ニコ



    男1「く、くそ!」


    チャーンス


    小松「あれれー、ひょろひょろに返り討ちにされちゃったねー」



    男1「ぐぬぬ…」



    慎吾『小松は根に持つタイプだからなぁ』



    男1「今のは相手を戸塚1人に絞ってただけだし!お前なんか本気出せば簡単だし!」



    小松「戸塚、今のどうだった?」



    戸塚「バッチリ!ナイスショットだったよ」ニコ



    男1「聞けぇ!」


    ―次―


    戸塚「行くよー・・・それ!」ポーン!



    男1(ひょろひょろは…全然動いてないじゃねーか!舐めプか!?)



    男1「おりゃ!」ポーン!



    結衣「あっ…」


    ガス!(ネット)


    男1「なぁ!?」
  53. 53 : : 2018/06/21(木) 11:33:56


    男1(クソ…ひょろひょろが気になった上にムキになって力んでしまった…)



    小松「とか考えてるんだろーな」


    ―次―


    男1「簡単なことだ、ひょろひょろはサーブを打ち返せない…今は左にいるから左に打って」ポーン!



    戸塚「えい!」ポーン!



    男1「右に打つ!」ポーン!



    男1「ははは!簡単だったぜ!どうだバカめ!」



    小松「はははー、特大ブーメラン刺さってんぞー」ポーン!



    男1「嘘だろ!?」



    結衣「ど、どんまい」ニコ



    男1「違う…こんなはずじゃ…」



    小松「・・・」


    ―次―


    男1「なんで…」ポーン!


    ガス!(ネット)


    男1「あぁ…も、もう一回」



    男1「いけ!」ポーン!


    ガス!(ネット)


    男1「そ、そんなぁ…」



    戸塚「よし、とりあえず1本取ったね」



    小松「あぁ・・・ただ少し言いたい事がある」



    戸塚「ん?何?」



    小松「いや、戸塚じゃない」



    戸塚「あぁ…男1君ね」



    小松「違う」



    戸塚「え?・・・じゃあ誰?」



    小松「・・・少し待ってろ」


    ったく、あいつら見てるとイラつくんだよな


    慎吾『そのあいつらとは…』



    観客1「おい男1よぉ、あんだけ調子のって負けてんじゃん」ニヤニヤ



    観客2「由比ヶ浜さんと組んだからってイキってんじゃねーよ雑魚」ニヤニヤ



    観客3「雑魚は雑魚なりに相手に向かって土下座して降参しろ」ニヤニヤ



    観客4「おい、それ動画にとって一生ネタに出来るな」ニヤニヤ



    慎吾『こいつらである・・・ちなみに男1に敗北した奴らでもある』



    男1「う、うぅ…」



    結衣「ちょっと、それは言い過ぎ」



    小松「なぁ、お前ら口閉じろよ」



    結衣「ま、まっつー?」



    小松「おい観客3」



    観客3「な、なんだよ…」



    小松「弱い奴って強い奴に土下座しないとダメなの?ならこの試合の後俺と試合しろよ、そんで試合開始直後に生徒の前で土下座な?」



    観客3「か、勝手に決めんな!」



    小松「あれ、お前さっき男1に向かって土下座しろって決めつけてたよな?」



    観客3「くっ…」



    小松「で、その様子を動画にとって全校生徒に振り撒くか…あ、お前らも土下座やるんだからな?」



    観客1、2、4「うぅ…」



    観客4「や、辞めてくれ…」



    小松「はい出ました『辞めてくれ』、自分はあんなに簡単に言ってた事をいざ自分が受けるとなると『嫌だ』、『辞めろ』ってか?」



    観客4「それは…」



    小松「分かったんなら黙ってろよ・・・負けた相手にはこうしないと仕返し出来ないのかよ…バカだなぁ」



    男1「お前…」



    小松「男1、お前もあんな事してたら言われるに決まってるだろ」



    男1「す、すまん…」



    小松「まぁ気持ちは分かるぞ」ボソッ



    男1「えっ…?」


    そう、男1の気持ちは分かる


    小松「次からは由比ヶ浜にも打たせてやれよ、お前らペアなんだから」



    男1「お、おう!」


    だからこれだけはあいつらに言おうと思う


    小松「あー、それと言い忘れてたけど、観客1と2」



    観客1、2「ななな何か?」



    小松「由比ヶ浜とペア組んで調子のってだのイキってんじゃねーよだの言ってるけどさぁ」



    観客1、2「・・・」ゴクリ



    小松「由比ヶ浜とペア組んで嬉しくない男子なんていないんだよ!!」(結構大声)



    観客1、2「・・・え…」



    男1「ほぉ…」



    戸塚「ふふっ」ニコ



    葉山「へー」



    三浦「ふーん」ニヤニヤ



    海老名「わーお」



    戸部「やっべー」



    生徒「ザワザワ…」


    ・・・あれ?もしかして俺誤解を招く事言ったやつ?


    慎吾『うん、言ったやつ』



    結衣「ま、まっつー//」



    小松「ちちち違うぞ!これはあれだ!えっとえっと…とにかくお前の事好きとかじゃないから安心しろ!後お前の友達の誤解も解いとけ!いいな!」



    結衣「へ?あ、うん…?」



    小松「それと、男1と2人でテニスするんだぞ、しっかりボール打つんだぞ」



    結衣「う、うん!ありがと!」ニコ



    男1(なるほど…こりゃ適わねぇや)



    慎吾『男1の失恋の瞬間である』


    その後もテニスを楽しんだ


    ―放課後 奉仕部―


    ガラガラ(ドア)


    小松「どもー」



    雪乃「こんにちは、由比ヶ浜さんの彼氏さん」ニコ



    小松「な、何故お前がそれを…ってか彼氏じゃねーよ」



    雪乃「噂ってのは思ってる以上に早いものよ、それに彼氏じゃない事くらい分かってるわよ」

  54. 54 : : 2018/06/21(木) 23:41:54


    ―――――――――――――――――――――――――――
    ―ストーリーとは関係ない話―


    作者「突然ですがコメント可能にしてみます」



    慎吾「おい…急にどうした…?頭でも打ったか?」



    作者「いやー、応援コメントとか貰えたら嬉しいからさー・・・もちろん豆腐メンタルだから批判的なコメント来たら即コメント不可にしますが…」



    慎吾「これ絶対批判コメ来るやつだ…絶対来る!」



    作者「頼む!応援コメント来てくれ!」



    小松「おい、人気なさすぎて誰もコメントしないとかは考えてないのか?」



    作者、慎吾「・・・・・・」



    小松「おい…」


    ―――――――――――――――――――――――――

  55. 55 : : 2018/06/22(金) 03:26:00
    頑張って完結させてください!!
  56. 56 : : 2018/06/22(金) 08:09:26
    >>55
    ありがとうございます!頑張ります!
  57. 57 : : 2018/06/22(金) 09:17:22


    小松「じゃああいつしかいないか…」


    ガラガラ(ドア)


    噂をすれば


    結衣「やっはろー!」



    雪乃「こんにちは、小松君の彼女さん」



    結衣「へ?あ、あははー」アセアセ



    小松「おい否定しろよ」



    結衣「うっ…ごめん…」



    雪乃「もしかして…問い詰められた時は今みたいな反応してたの?」



    結衣「うん…」



    小松「なぁ、由比ヶ浜」



    結衣「ひ、ひゃい!」


    小町みたいな反応すんじゃねーよ可愛いじゃん


    小松「・・・噂の件だが…」



    結衣「・・・」ドキドキ



    小松「・・・」



    結衣「・・・」ドキドキ



    小松「・・・まぁ別に俺はいいんだけど」



    結衣「・・・へ?」



    小松「だってこの噂で困るのって俺じゃなくて由比ヶ浜だろ?レベル高い女子が俺なんかと付き合ってるなんて噂が出ればお前の評価はどうなる?」



    雪乃「でも、あなたみたいな人が由比ヶ浜さんと付き合ってるって事は弱みでも握ったクソ野郎なんじゃないかって思われるかもしれないわ」



    小松「そ、それはあるかもしれないが…」



    小松「と、とにかく!俺はちゃんと否定してさっさと噂を消す事をオススメする!」


    俺なんかどうだっていいんだが、由比ヶ浜が悪く思われるのは絶対に嫌だ。


    結衣「・・・はいはい分かりました」ムス



    小松「な、なんで怒ってんの?」



    結衣「別に怒ってないし、バーカ」ムス


    怒ってんじゃん…


    小松「な、なぁ雪ノ下…なんであいつ怒ってんの?」



    雪乃「自分で考えなさい」



    小松「・・・せめてヒントを下さい」



    雪乃「そうね・・・小松君は自分の評価を改めなさい。そうしないと一生分からないわよ」



    小松「評価??わ、分かった…?」



    小松「・・・」チラ



    結衣「・・・」クルッ



    雪乃「小松君、さっき話は後でいいからとりあえず由比ヶ浜さんの機嫌を直しなさい」



    小松「わ、分かった…」


    ―数分後―


    由比ヶ浜の機嫌が直る気配が全くない…


    ・・・ん?


    結衣「・・・」チラ…チラ…



    結衣「!…」フイ


    ふーん…評価とかよく分かんないけど、雪ノ下に言われた通り今の期限だけは直してもらわんとな…


    ―数分後―


    小松「・・・」



    慎吾『何もしてないがこれが作戦なのか?』(脳内直接語りかけ)


    まぁ見てろって


    結衣「・・・」チラ…チラ…



    小松「なぁ由比ヶ浜」



    結衣「!…」フイ



    小松「遅い…さっきからチラチラこっち見てんのバレバレだったぞ」



    結衣「んー!//」



    小松「なんでこっち見てたの?俺に対して怒ってんじゃないの?・・・もしかして構ってほしいの?」ニヤリ



    結衣「なっ!?ちちちち違うし!何言ってんの!」



    小松「ん?違うならなんでそんな慌ててんの?」



    結衣「こ、これはそのあのえっと…」アセアセ



    小松「ほら答えてみろよ」ニコ



    結衣「ま、まっつーのバムニャムニャ」


    ほっぺ柔らかっ!


    小松「そんなムスッとすんなよ、ほれグニグニ」



    結衣「ムニャムニャムニャ(辞めてー!)」



    小松「まぁこんなもんか」パッ



    結衣「い、いきなり何すんの!」



    小松「いやー、お前がムスッとしてんの似合わないから…ほら?お前の取得ってバカ丸出しの笑顔じゃん?」



    結衣「ば、バカ言うなし!」



    小松「本当はこちょこちょしようと思ったんたが…」



    結衣「そ、それはやめて!」



    小松「いやセクハラになるからやらねーよ…ってか何?お前もしかしてこちょこちょ弱い?」



    結衣「べべべべべ別に?」アセアセ



    小松「雪ノ下、いい情報聞いたな」ニヤ



    雪乃「そうね」ニコ



    結衣「ゆ、ゆきのん…ゆきのんは優しいからこちょこちょなんてやらないよね?・・・ね?」



    雪乃「そうねー…普段ならやらないんだけれど…」



    結衣「ひぃぃ…!」



    雪乃「・・・なーんて、やる訳ないじゃない」



    結衣「え?」



    雪乃「小松君を許してあげなさい、さっきの発言は由比ヶ浜さんを大切に思っての発言よ」(小声)



    結衣「・・・そうだけど…」



    雪乃「そもそも、あの鈍感に恋心を理解しろという方が無謀よ」(小声)



    結衣「・・・」チラ



    小松「何話してんだ??」



    結衣「・・・ふふっ、確かにそうだね」ニコ



    雪乃「えぇ、小松君はバカなのだから」



    小松「・・・は?」


    え、俺バカだねって話?そうなの?そうなの雪ノ下さん?


    慎吾『あながち間違ってはいない』



    雪乃「ほら、小松君もしっかり謝りなさい」



    小松「あ、あぁ…」

  58. 58 : : 2018/06/23(土) 09:49:28


    小松「その…えっと…お、俺ってバカだからさ、なんでお前が怒ったのか本当に分からなくて…」



    小松「でも、お前の気持ちが分からないとか嫌だから…色々考えていつか必ずお前に謝る」



    小松「だからその…今回だけは許してくれ」ペコ



    結衣「・・・」



    結衣「・・・まっつーが私の気持ちを知ったらどんな反応するんだろ?」ニコ



    小松「ちょ、なんか怖いって」



    結衣「ふふっ、いいよ!許してあげる!」ギュー



    小松「お、おいちょっと!離せって!」アセアセ



    雪乃「由比ヶ浜さん、こんな所を平塚先生に見つかったら大変よ、勘違いされるわ」



    結衣「大丈夫だって!ほらまっつーもお姉さんに甘えていいんだよ?」ニコ



    小松「バカ、誰がお姉さんだよ!いいから離せって!」



    雪乃「他の生徒に見られたら噂が広まる一方ね…」


    ガラガラ(ドア)


    雪乃「あっ…(フラグを回収してしまったわ)」



    葉山「失礼しm・・・あっ…」



    三浦「へー、ここが奉仕部k・・・あっ…」



    戸部「ねーねー!なんか騒がしいけど何やっt・・・えっ…」



    姫菜「わー…熱々だねー…(結衣と葉山くんを入れ替えたら…へへへ///)」



    慎吾『最後だけおかしいぞ…』



    結衣「・・・・・・」



    小松「ほんと何してくれてんだよ…」



    三浦「結衣ー、やっぱ松男(まつお)と付き合ってんじゃーん」ニヤニヤ



    結衣「ちちち違うのこれは!あのね!色々あって…」アセアセ



    戸部「まっつー君!おめでとう!」



    小松「別に付き合ってねーよ…てか何その呼び方、まっつー君はいいとして松男って何?」



    姫菜「あー、そこは気にしないで」


    気にするわ気になるわ


    葉山「やぁ、さっきのテニス以来だね」ニコ


    うーんこの雰囲気…好きじゃない…


    小松「スタミナ切れでボロボロだったのによく覚えてたな」



    葉山「大声であんな事言うんだから誰でも覚えてるよ」ハハッ



    小松「え、まじ…」



    姫菜「さっきから雰囲気見てる感じ、結衣が否定しないから噂が広まってるんだと思うんだけどー」


    女子って雰囲気で色々察するから怖いよな…


    姫菜「元はと言えばまっつー君の一言が始まりだよね!?ね!なんであんな事言ったの!?」


    怖っ!急にテンション変わったぞこの人!


    小松「えっとだな…これでも一応由比ヶ浜とはまぁまぁそこそこ仲良くさせてもらってまして…」



    結衣「めっちゃ仲良いよ!えっと…兄弟!兄弟みたいな感じ!」



    雪乃「由比ヶ浜さん、少し口を閉じなさい…」



    小松「・・・でだな、俺も由比ヶ浜のいい所いっぱい見てきてるから、由比ヶ浜は素晴らしい人だと。って事で由比ヶ浜とペア組んで嫌な奴はいないと言った」



    小松「これでいいか?」



    姫菜「うんうん!よく分かった!」



    戸部「ねーねー!由比ヶ浜さんが兄弟みたいって言ってたけどさ、どっちが年上って感じ?」


    テンション高杉


    小松「決まってんだろ?俺が兄で由比ヶ浜が妹だ、それもかなりバカでアホでわがままな妹」



    結衣「なっ!私がお姉ちゃんだし!」



    雪乃「それは違うと思うわ」



    三浦「松男の言ってる事分かるー」



    結衣「そ、そんなぁ…」


    ―数分後―


    雪乃「それで?あなた達が奉仕部に来た理由は何かしら?依頼?」



    葉山「あー、依頼では無いんだ」



    雪乃「?」



    葉山「最近結衣が放課後になると楽しそうに部活に行ってるからどんな部か気になって」



    雪乃「そう…いいお友達を持ってるのね、由比ヶ浜さん」



    結衣「えへへー」テレテレ



    小松「なぁ、お前らは部活行かなくていいのか?」



    三浦「少しサボってんの、流石にそろそろやばいから行ってくる!」



    姫菜「あ!私も!じゃあ皆またねー!」



    結衣「・・・サッカー部の2人はいいの?」



    葉山「マネージャーに少し遅れて行くって言っといたんだ。まぁ、そろそろ呼びに来るだろうし俺達はこれで」


    ガラガラ(ドア)


    葉山「噂をすれば来るもんだね」ニコ

  59. 59 : : 2018/06/24(日) 00:08:42

    ごめんなさい、間違いに気づきました。
    先程小松が『もしかして由比ヶ浜こちょこちょ弱い?』というシーンがありましたが、既にお泊まり会で分かってましたね。

    何故か修正出来ないのでこの場で謝らせてもらいますm(_ _)m
  60. 60 : : 2018/06/25(月) 21:49:18


    ??「失礼しまーす…葉山先輩は…あ!いた!」



    結衣「いろはちゃん!やっはろー!」



    いろは「やっはろーです!」



    小松「知り合いなのか?」



    結衣「うん!一色いろはちゃん」ニコ


    まぁ葉山関係ならそうなのか…


    いろは「葉山先輩!次の試合に向けた話し合い始まっちゃいますよ?・・・あと戸部m…戸部先輩も!」


    この子今『戸部も!』って言おうとしたよ…


    戸部「まじ!?隼人君!急いでいかないとやばいっしょ!」



    葉山「そうだな、少し長居しすぎた…」


    いやそこまで長居はしてないかと


    葉山「それじゃ俺達はこれで、急に来たりして悪かった」



    小松「気にすんな、部活頑張れよ」



    葉山「!・・・ありがとう」ニコ


    ガラガラ(ドア)


    いろは「・・・あっ!置いてかれたぁ!」



    結衣「い、急いで戻ろう!」



    いろは「いや、マネージャーの話し合いはさっき終わったんで少し暇なんですよねぇ」ニコ



    いろは(雪ノ下先輩は有名だから知ってるけど…この人は知らないなぁ)



    いろは(この人も他の男子みたいに下心丸出しかなぁ…)



    小松「悩み事か?」



    いろは「うわぁ!?」



    小松「あぁ…す、すまん」



    いろは「い、いえ!こちらこそ急に驚いちゃってすいません」ニコ



    いろは「えっと…」


    あ、これは名前を言うパターンですね


    小松「あぁ、比企谷小松だ…こいつが雪ノ下雪乃」



    雪乃「よろしく」ペコリ



    いろは「小松先輩に雪ノ下先輩ですね!よろしくです!」ニコ


    あざとい…小町感が凄い…けど小町と何か違う!


    いろは「ここが結衣先輩の言ってた奉仕部なんですね」ニコ



    結衣「そうそう!ゆきのんがリーダーで私が副リーダー!」



    雪乃「そうね、私がリーダー、小松君が副リーダー・・・あとおまけが1人の部活よ」



    結衣「うん!・・・って違うよ!」



    小松「すまん、俺には何が間違ってんのか分からないんだが…」



    結衣「まっつー酷い〜!」



    いろは(この人凄い…暗い感じなのにコミュ力高い…)



    雪乃「こんな話ししてても一色さんが困るだけよ、なので終わり」



    結衣「まって!間違ったまま終わらせないで!」



    小松「おいおい、おまけさん、間違えって何?」



    結衣「それ!それだってぇー!」



    雪乃、小松「フフフフフ…」ゴゴゴゴゴ



    慎吾『ドSコンビやばい…』



    いろは「ふふっ、結衣先輩は毎日楽しそうですね」ニコ



    結衣「この2人と話すの大変だよー!」



    小松「そっか…じゃあ友達辞めるわ…悪かったな」



    雪乃「私も…ごめんなさいね」



    結衣「まって!ねぇまじで待ってってばー!嫌だー!」



    小松「ん?誰も『お前と』友達辞めるとは言ってないだろ?」



    雪乃「何を勘違いしてるのかしら?」



    結衣「もー!!」



    いろは(本当に楽しそう…まぁ私も毎日楽しいんだけど……)



    小松「・・・」


    ―数分後―


    いろは「では私はこれで!」



    雪乃「ごめんなさい、一色さんがいるのに私達だけで騒いでしまって」



    いろは「いえいえー!楽しかったですよ!」ニコ



    結衣「ほんとー?」



    いろは「はい!また来てもいいですか?」



    雪乃「いつでも歓迎するわ」ニコ



    いろは「ありがとうございます!では失礼しましたー!」


    ガラガラ(ドア)


    小松「・・・」



    小松「・・・少しお手洗いに」



    結衣「いってらー」フリフリ


    ―廊下―


    いろは(あの3人なら相談出来るかな…でも迷惑かな…)



    小松「おーい、一色ぃー」



    いろは「先輩?どうしたんですか?」



    小松「・・・1つだけ言いたい事がある」



    いろは「はぁ・・・はっ!もしかして告白ですか!?いくら先輩がいい人そうとは言え今日初めてあった人からの告白は無理ですごめんなさい」ペコ



    小松「ん、そうだな・・・で」



    いろは「もう少し反応して下さいよ…疲れるんですよこれ…」


    じゃあ言わなきゃいいだろ



    小松「すまん・・・言っていいか?」



    いろは「はい、何でしょう?」



    小松「いやぁ…奉仕部って部活があるんだから気軽に相談しに来ていいぞ、3人が嫌なら俺個人で聞く・・・あ、下心とか無いからね」



    いろは(!…私の事何か知ってる…?)



    いろは「ありがとうございます!・・・でも私って悩みあるように見えます?」ニコ



    小松「全く」



    いろは「ですよねー!では私はこれで」ニコ



    小松「・・・ただ…」



    いろは「!・・・」ピタッ



    小松「お前は昔の俺に似てる」

  61. 61 : : 2018/06/26(火) 11:17:06


    いろは「先輩が私に似てる…?」



    小松「昔の俺にな」



    いろは「・・・」



    いろは「・・・も、もーう!そんな冗談は辞めてくださいよぉ」ニコ


    まぁこうなるわな


    いろは「てか私みたいってどの辺がですか?昔の先輩の話し聞いてみたいです」ニコ



    小松「いいぞ」



    いろは(気になる…聞いてみたい…)



    慎吾『言っていいのか?』


    いいよ別に、これを言って何も変化しないようじゃそれまでだ


    小松「先に言っておくが、俺の親はクソだ」



    いろは「は、はい」



    小松「・・・小学生の頃なんだが…誰に対しても笑顔で、自慢じゃないが女子や先生からの人気はあったな」



    いろは「へぇ…普通のいい人じゃないですか」



    小松「ただその笑顔は偽物だ」



    いろは「え…」



    小松「皆に好かれたい、褒めて欲しい、認められたい…そんな思いが強くて誰にでも愛想を振りまいてた…」



    小松「本来は親が、自分の子供に愛情を持ち、褒めたり、認めたりするもんだが…俺はそんな事されなかった・・・だから代わりとして先生やクラスメイトから良く思われようとした」



    小松「本当は…自分の思いを正直にぶつけ合える友達や冗談を言ってからかったり出来るほどの友情で結ばれた友達が欲しい、ただの小学生なのに…」



    いろは「・・・でも、それで問題が無ければ良いんじゃないですか?人気者だし、理想の友達を作る事は簡単だと…思います…」



    小松「男子から嫌われてたんだよ」



    いろは「っ…」



    小松「きっと人気者の俺が気に入らなかったんだろう…小さな嫌がらせは何度も受けた」



    いろは「た、助けてもらえば良かったんじゃ」



    小松「言ったろ?俺は皆に良く思われたいんだ…だから『嫌がらせを受けてる』なんて言えるはずが無かった…」



    いろは「・・・」



    小松「しかも当時の俺は小学生だから…分からなかったんだ」



    小松「なんで嫌がらせを受ける?皆にとっていい人なのに・・・他にも色んな事が分からなくて…でも助けを貰うことは拒否してる」



    小松「何もかも分からなくなった上に、良い人の俺と普通の俺…これもこんがらがって怖かったなぁ…二重人格みたいなもんだ、自分が2人いる気がした」



    いろは「・・・で、その後はどうしたんですか…?」



    小松「学校に行かなくなった」



    いろは「えっ…」



    小松「中学3年間はほぼ登校してない」



    いろは「・・・」



    小松「地獄だったよ…味方のはずだった女子や数少ない男子友達から裏切られたり…先生に見捨てられたり…思い出したくないな…」



    いろは「あっ、ごめんなさい」ペコ



    小松「いや、俺から話してる事だ…逆にすまんな」



    小松「・・・で、高1の春に…まぁ色々あってとりあえず毎日登校出来るようになったが性格はこの通りの暗いクソ野郎だ…友達だって両手で数えられるくらいしかいない」



    小松「終わり」



    いろは「・・・」



    小松「・・・おい、一色?」



    いろは「へ?あっ、すいません…」



    小松「どうだ?昔の事話だがお前に重なる事はあったか?」



    いろは「・・・い、いやぁ!よく分からなかったです」ニコ


    まぁあったとは言いにくいよな


    小松「そっか、時間取って悪かったな」



    いろは「いえいえー!気にしないでください!」ニコ



    小松「・・・最後に一つだけ」



    いろは「?…」



    小松「俺は…あの小学校に奉仕部みたいな所があれば良かったと思ってるよ」



    いろは「・・・」



    小松「・・・じゃ、部活行ってらっしゃい」



    いろは「先輩」



    小松「ん?」



    いろは「先輩のLINE、教えてください」ニコ



    小松「・・・はいよ」


    その後、LINE交換をして一色は部活に戻った


    慎吾「・・・もっと直接的に言えばよかったんじゃないか?」



    小松「いや、あれで良いと思ってる…少なくとも俺が一色の立場ならこう言われた方が良いと考えて言った」



    慎吾「そうか…最後のは伝わったのか?」



    小松「小学校に奉仕部の事か?」



    慎吾「イェス」



    小松「・・・きっと伝わってるよ」


    ―いろはside―


    いろは(俺は小学校に奉仕部のような悩みを相談できる場所があれは解決出来かもしれないと思ってる…お前はいつでも相談出来るんだから遠慮なく相談しに来い)



    いろは「って事だよね…」



    いろは「私はLINE交換をした…きっと内心では助けを求めてる…」



    いろは「・・・奉仕部の先輩達…小松先輩なら…」


    ―奉仕部―


    ガラガラ(ドア)


    小松「ただいま戻りましたよーっと」

  62. 62 : : 2018/06/27(水) 18:03:00


    雪乃「随分と遅かったじゃない」



    小松「あー…ちょっと一色と話しててな」



    雪乃「小松君、後輩に手を出すのはだめよ?」



    小松「ちげーよ…」



    結衣「何の話してたの?」



    小松「由比ヶ浜はバカだねーって話」



    結衣「そうなんだー・・・って違うでしょ!」



    小松「ただの世間話だよ」



    結衣「ふーん」



    小松「・・・あ、そうだ」


    隠すことじゃないし、話しとくか


    雪乃「どうかしたの?」


    この2人には隠し事はしたくないしな


    小松「俺の昔話…聞きたいか?」


    ―小松家―


    ガチャ(ドア)


    小松「ただいまー」



    小町「おかえりー!」


    あぁ至福…慎吾ありがとう


    慎吾『お前それ毎日言ってんな』



    小松「今日も疲れた〜」ギュー



    小町「お疲れ様〜」ナデナデ



    小松「よし!疲れ吹っ飛んだ!」



    小町「ゲームしよ!」



    慎吾『ここまでが小松帰宅時のテンプレです』


    ―風呂―


    小松「ふぃー…」チャプ



    小松「・・・」ポチポチ



    スマホ「♪♪♪」


    風呂の中でやる音ゲーは最高


    スマホ「♪♪…ピロリン♪」


    ぎゃー!LINEやーめーてー!・・・ん?


    ―LINE―


    いろは『せんぱーい!ちょっといいですか?』



    小松『何?』



    いろは『今週の土曜って空いてます?』



    小松『今の所は空いてるけど』



    いろは『じゃあ遊びませんか?』


    これは遊びと言う名の相談パターンですね


    小松『いいぞー』



    いろは『やった!では詳しい事は学校かまたLINEで話すので!』



    小松『ん、了解』



    小松『あ、俺基本的に奉仕部にしかいないから、それも午後だけ』



    いろは『はーい!』


    ―――――――――――――――――――――――――


    小松「・・・」


    あいつは…助けてやらないとな


    小松「・・・」



    小松「さて、続き続き」



    スマホ「♪♪♪」


    ―夜ご飯―


    小松「美味い…美味すぎる…」



    小町「えっへん!将来の旦那さんのために練習あるのみ!」



    小松「だ…旦那…さん…だと…」



    小松「そんな…」



    小町「いやいや、小町だって将来は結婚とかするかもしれないんだよ?」



    小松「・・・うぅ」シクシク



    小町「だ、大丈夫だって!小町まだ中学生だよ?」



    小松「そっかぁ…」



    小町「う、うん!」



    小松「今のうちに面接の内容と合格基準を考えとこ」



    小町「は、ははは…」



    慎吾『東大合格より難易度高そうだな…』


    ―翌日 昼―


    今日も元気に遅刻♪遅刻♪


    慎吾『バカにしか見えない…』



    小松「昼休み入ったばかりで昇降口はいつも通り誰も・・・・・・」



    慎吾『おい、どうした』



    小松「い、いる…」



    女子1「入れるよー!」



    女子2「きゃー!やっちゃったねー!」


    何あれ…下駄箱に手紙?・・・ラブレターってやつ?


    女子1「いろはちゃんの反応どうだろうね?」



    女子2「楽しみ〜!」


    いろは?一色の友達?・・・なんか違和感が凄いが…


    ―1分後―


    小松「そうやく行ったか…」


    さてと


    小松「・・・これか」



    小松「慎吾、仲間確認出来るか?」



    慎吾『簡単簡単』



    小松「てかお前…誰もいないんだから姿表わせよ…」



    慎吾『誰かに見つかるかもしれないだろ?・・・まぁ見つかったら記憶を改造して見なかった事にするんだけどな』



    小松「うん、やっぱそのままでお願い」



    慎吾『はいよ・・・で、中身なんだが』



    小松「・・・」



    慎吾『酷い内容だな…もちろん誰からか分からなくしてある…』



    小松「やっぱりか…」


    ゲーム感覚でこれかよ…女子って怖いなぁ…


    慎吾『どうする?』



    小松「とりあえず戻しとこう。辛いと思うが一色には見てもらわないと解決にならない」



    慎吾『了解、俺はあくまでもサポートだからな、お前に任せるよ』



    小松「ありがと」


    ―下校時間―


    雪乃先生教え方上手すぎだろ…家庭教師としてお金稼げるレベルだろ…俺めっちゃ頭良くなってるよ…ありがとうゆきのん


    慎吾『本人にゆきのんなんて言ったら〇されそう』



    小松「・・・さてと」


    はい、下駄箱の前でござんす、一色を待ってるでござんす


    慎吾『そのしゃべり方はなんでござんすか?』


    移ってるでござんすよ?


    慎吾『あっ…』


    お、来た来た

  63. 63 : : 2018/06/27(水) 22:47:35


    ごめんなさい誤字りました


    小松「慎吾、仲間確認出来るか?」×


    小松「慎吾、中身確認出来るか?」〇


    です。
  64. 64 : : 2018/06/29(金) 17:28:33


    女子1「でさー!」



    いろは「えー、ほんとー?」



    女子2「うけるー!」


    ちょいまて…おい、なんであの2人が一色といるの?


    いろは「あっ」



    小松「・・・ん?」


    え?見つかった?


    慎吾『うん、見つかった』



    いろは「せんぱーい!」


    バカ!アホ!なんでこっち来ちゃうの!


    小松「お、おう一色…」



    いろは「誰か待ってるんですかぁ?」ニコ



    小松「ん?あ、あぁいや今から帰るとこだった」



    いろは「ですよねー!先輩が友達と一緒に帰るとかありえないですもんねー!」ニコ


    くっそ…言い返せない


    小松「ほら、はよ行け」



    いろは「はーい!」(敬礼)


    あざとい


    女子1「いろはちゃん、あの人誰?」



    いろは「小松先輩」



    女子2「うーん?聞いたことない…」


    当たり前だ、俺はこの学校の超レアキャラだからな


    慎吾『自慢する事じゃねーだろ…』



    女子1「でもさ!結構かっこよくない?」


    おっ、性格悪い奴だと思ってたがいい所あるじゃん


    いろは「えー、全然かっこよくないよ」アハハ


    一色ぃ!少しは褒めろぉ!

    ・・・あっ


    いろは「・・・ん?」



    女子2「どうしたのいろはちゃん?」



    いろは「なんか手紙が入ってたんだけど」



    女子1、2「・・・」ニヤリ


    やっぱこの2人性格悪いわ


    女子1「男子からのラブレターかもしれないよ!」



    女子2「開けてみようよ!」



    いろは「い、今?」


    一色の事だ…中身は察しがついてるだろうが…


    女子1「早く早くぅ!」



    いろは「う、うん…」



    いろは「・・・」



    女子1、2「・・・」ニヤニヤ


    うわー…クソうぜー…


    いろは「・・・あっ…」



    女子1「どうだった!?・・・あっ…」



    女子2「これは…」


    謎に演技うまいな…最近の女子って皆こうなの?怖すぎな


    いろは「・・・ま、まぁこれは良くあることだからさ!2人とも気にしないで!」



    女子1「でも…」



    いろは「大丈夫だって!さ、帰ろ!」ニコ



    女子2「うん…」



    小松「・・・さて…俺も行くか」



    慎吾『あれでいいのか?』



    小松「あいつが俺に助けを求めたなら、俺はそれに対して全力で答えるまで。今の所は土曜に遊ぶ事しか頼まれてないから俺はそれしかやらない…今のだって情報収集だ」テクテク



    慎吾『一色いろは次第って事か』



    小松「俺とお前で全部解決ってのは一色のためにならないだろ?」テクテク



    慎吾『まぁな』



    小松「・・・ただ、このやり方が合ってるのかは分からない」テクテク



    慎吾『?』



    小松「俺は一色に昔の自分を当てはめて行動してる…『俺ならこうして欲しかった』ってのを基準に考えてやってるんだが…合ってるかなぁ…」テクテク



    慎吾『・・・合ってると思うぞ…ほら、前を見ろ』



    小松「?・・・あっ」ピタッ



    いろは「・・・先輩」



    小松「友達と帰ったんじゃ無かったのか?」



    いろは「先に帰って貰いました」



    小松「そうなんだ・・・んじゃまた」



    いろは「待ってください!」



    小松「・・・」



    いろは「先輩に…相談があります」



    小松「・・・良く言えたな、んじゃ行くか」



    いろは「い、行くってどこに…」



    小松「一色が希望するならどこでも」



    いろは「どこでも?」



    小松「うん。公園、マック、喫茶店、どこでもいい」



    いろは「えーっと…」



    いろは「奉仕部は・・・もう学校閉まってるからダメかぁ…」



    小松「おっけー、奉仕部ね」



    いろは「え?いやいや、閉まってますよ?」



    小松「ちょっとだけ失礼」ガシッ



    いろは「ひぇ!?先輩!?」



    小松「んじゃお願いしまーす」



    慎吾『ほーい』


    シュン


    ―奉仕部―


    シュン


    小松「・・・よっと」


    ふっ、ようやく着地できたぜ


    いろは「きゃっ!」ドテ



    小松「大丈夫か?」



    いろは「いてて…大丈夫じゃないですぅ…」



    いろは「・・・えっ…奉仕部?」



    小松「さて、早速相談しますか」



    いろは「ちょ、ちょっと待ってください!」



    小松「ん?」



    いろは「『ん?』じゃないですよ!どうなってるんですか!?」


    さて、どうする慎吾?身バレが嫌なら俺の魔法の力って説明するが


    慎吾『いや、俺の事知ってもらった方が楽だろ、やばくなったら記憶消せばいいし』


    了解…記憶を消す事にならないように祈るわ


    小松「一色、神様って信じてる?」

  65. 65 : : 2018/06/30(土) 15:37:01


    いろは「神様ですか?…もう!信じてるわけないじゃないですか!私の事子供だと思ってますー?」ニコ



    小松「いやー、実はいるんだなー」



    慎吾「神様ってのがな」




  66. 66 : : 2018/06/30(土) 16:30:54


    いろは「・・・」ポケー



    小松「おーい、一色ぃー?」



    いろは「はっ!…」



    いろは「え?…えっと…かみ…さま?」



    慎吾「どもー、神様っす」



    慎吾「・・・あっ、名前は慎吾といいまっす」



    小松「変な喋り方やめろ」



    いろは「し、慎吾さんかぁ…」



    慎吾「タメ口嫌いなんで慎吾と呼んでくれ」



    いろは「は、はい…?」



    小松「こんがらがる気持ちは分かる、俺も最初は意味不明だった」



    いろは「・・・あっ、先輩が高1の時に色々あったってのは慎吾さ…慎吾に会ったからですか?」



    小松「ご名答、俺別世界出身なんだけど慎吾が急に現れてこの世界にピューンって来た」



    いろは「な、なんか色々と凄いですね」



    小松「嘘言ってるように見えるか?」



    いろは「いえいえー、奉仕部に来てる時点で嘘じゃない事は証明されてるんで」ニコ



    小松「・・・お前、おバカで軽い女に見えて実は物事を冷静に考えられるのな」



    いろは「ふっふっふー、まぁ私ですからね」ドヤ



    小松「さておバカさん、相談するか慎吾の事を詳しく話すか」



    いろは「むっ、バカじゃないです一色いろはですぅ!」



    小松「お、そっか。・・・で、どうする?」



    いろは「もう!相談でお願いします!」



    小松「了解、そこ座っていいぞ」



    いろは「・・・」ガタ



    小松「・・・さて、ここからは真面目にやるわ」



    いろは(雰囲気変わった…)



    小松「相談内容はなんだ?」



    いろは「あ、はい…実は…」



    いろは「・・・」チラ



    手紙「ども」



    いろは(いくら先輩が私の事を理解してるとは言え…やっぱこの手紙の事知ったら私の事どう思うんだろう…)



    いろは(酷すぎて見捨てられるかな…どうしよう、先輩を引き止めたのは私なのに)



    小松「待つよ」



    いろは「・・・えっ?」



    小松「楽しい話は簡単に言えるけど、辛い話とかは言いづらいよな」



    いろは「・・・はい、ごめんなさい」



    小松「謝んなよ、悪いのはお前じゃないんだし」



    いろは「・・・先輩って私の気持ちをなんでも読み取れるんですね」



    小松「おい、なんか俺変態みたいじゃねーか」



    いろは「いえいえー、そんな意味ではありませんよ」ニコ



    小松「ならいいんだが…」



    いろは「・・・よし!」



    小松「・・・」



    いろは「こ、これです」



    小松「手紙か…」


    まぁさっき見たんだけど


    小松「中身見ていいか?」



    いろは「・・・は、はい…」



    小松「大丈夫だって、俺はどんな内容でも一色の味方だから」


    あ、今の小松的にポイント高い


    小松「なんなら今から由比ヶ浜呼ぶか?隣にいたら安心するだろ」



    いろは「い、いえ、今から呼ぶのは悪いですし…」



    小松「そっか」



    いろは「・・・じゃあ先輩が隣に来てください」



    小松「え?俺?」



    いろは「はい」



    小松「別にいいけど他の男子にそれは辞めとけよ。『もしかして自分に気があるんじゃないか』って勘違いする奴が大半だから」



    いろは「分かってますよ、ほらさっさと来てください」



    小松「口の悪い後輩だなぁ」ガタ



    いろは「・・・」ギュー



    小松「一色さん?何してるんすか?」



    いろは「不安なので先輩の腕で気持ちを紛らわしてるだけです勘違いしないでください」



    小松「あっそすか…」


    作者さん?なんであなたはすぐこんな展開にするの?


    作者『え?小動物みたいで可愛くね?』


    あっそすか…


    いろは「早く中身見てください」



    小松「腕に抱きつかれてるので無理に動かせません」


    柔らかいものが当たってるんだよなぁ…俺じゃなきゃ中身見る事を建前に腕を動かして感触を味わってるとこだわ


    慎吾『小松の理性半端ないって!女子に抱きつかれて動じないとか出来る!?そんなん出来ひんやん!』



    いろは「離しません中身見てください」



    小松「無茶苦茶な事言うなよ…」


    しょうがないな…


    小松「・・・・・・」ガサガサ



    いろは「なんで左腕だけで開けてるんですかぁ…」



    小松「右腕が動かせないから、以上」



    いろは「そんな強く抱きしめてないですよ」



    小松「動かしたら当たるんだよ察しろ、そして俺以外の男子にそれはやるな」



    いろは「・・・もう、テンパる先輩が見たかったのに」


    一色タイプは小町で慣れてるんだよ


    小松「さてと…中身見るぞ」



    いろは「!…はい」ギュー


    相当不安なんだな…


    小松「・・・ほう」



    いろは「・・・」ドキドキ

  67. 67 : : 2018/07/01(日) 17:33:36


    小松「なるほどねぇ…これは酷いわ」



    いろは「何度か似たような事されてるんですけど…そのレベルの内容は初めてで…」



    小松「誰がやったか分かるか?」



    いろは「いえ…分からないです」



    小松「・・・んじゃ先に言っとくが、この手紙の犯人はお前と一緒に帰ってた2人だ」



    いろは「えっ…?」



    いろは「そんな・・・それは違うんじゃないですか!?」



    小松「いや、違くない本当だ」



    いろは「ち、違います…あの2人はいつも一緒にいる友達で…こんな事するわけ」



    小松「・・・」


    どうするかなぁ…


    慎吾「小松、今なら行けるぞ」



    小松「おっけ、サンキュー慎吾」



    小松「・・・一色、今からあの2人の所に行くぞ」



    いろは「い、今から…?」


    ―ワープ!―


    女子1「でねー」



    女子2「あはは!」



    小松「おっ、いたいた」



    いろは「2人とm…」



    小松「静かにしろ」



    いろは「・・・はい…」


    ―1分後―


    小松「よし、声が聞こえる所までこれた…」



    いろは「・・・」



    女子1「ほんと、いろはちゃんの反応面白かったよねー!」



    女子2「私達のこと味方だと思ってるしほんと面白い!」アハハ



    小松「一色…分かってくれたか?」



    いろは「・・・」コク



    小松「辛い気持ちは分かr「てかいろはちゃんまた新しい先輩捕まえてるしー」



    女子2「ほんと、いろはちゃんも性格悪いけど、あの先輩も馬鹿だよねー!いろはちゃんなんかにデレデレしちゃって!」


    いや、全くデレてないんだが…


    小松「一色、もう帰るぞ・・・ってあれ?」



    女子1「今度あの先輩の事調べてみよ!」



    女子2「いいね!」



    いろは「・・・ちょっと」


    お、おい!それはダメだって!


    女子1「い、いろはちゃん!?」



    いろは「私の…私の事はなんとでも言っていいけど!先輩の事は悪く言わないで!」



    小松「・・・」



    女子1「・・・」



    女子2「・・・行こ、女子1ちゃん」



    女子1「うん」



    女子2「じゃ、盗み聞きしてた先輩大好き女さん、さようなら」



    いろは「・・・」



    小松「なんでこんな事したんだよ…」



    いろは「・・・」グス



    小松「・・・一色…この後まだ時間あるか?」



    いろは「・・・」コク



    小松「慎吾、由比ヶ浜は?」



    慎吾「暇そうだぞ」



    小松「・・・よし、行くぞ一色」


    ―由比ヶ浜家―


    結衣「何しよっかなぁ♪」


    シュン


    小松「3連続着地」



    いろは「あわわ…」ボス(ベット)



    結衣「うわっ!?・・・まっつーといろはちゃん!?」



    小松「由比ヶ浜、突然すまんが少しここにいさせてくれ…頼む」



    結衣「うん、別にいいけど」


    ありがてぇ…ってか返答はやーい


    結衣「どしたの?」



    小松「・・・一色がな…」



    いろは「・・・」グス



    結衣「まっつーがいじめたの…?」ジロリ



    小松「違うって…」



    結衣「まぁ違うのは分かってるけど」


    じゃあ聞くなよ


    結衣「いろはちゃん、大丈夫?」ナデナデ



    いろは「…はい」ギュー



    結衣「うんうん、泣いていいよ」ナデナデ



    いろは「うぅ…うぅ…」ポロポロ



    小松「おっ、珍しくお姉ちゃんに見えるぞ由比ヶ浜」



    結衣「いつもお姉ちゃんだし!まっつーの妹じゃないし!」



    小松「えっ?由比ヶ浜って俺の妹なの?嫌だよ」



    結衣「そういう意味じゃない!ってか普通に否定しないでよ!」


    おっけーおっけー、この雰囲気なら時間が経てば一色の気も紛れるだろう


    ―15分後―


    結衣「どう?落ち着いた?」ニコ



    いろは「はい…ありがとうございます」



    小松「・・・ごめんな一色」



    いろは「?」



    小松「わざわざ辛い場面を見せるような事して」



    いろは「いえ、あぁでもしてくれなければ信じられてなかったので感謝してますよ」ニコ



    結衣「???」



    小松「あぁ悪い、知らない話して」



    結衣「だ、大丈夫だよ!なんなら私部屋から出てもいいし」ニコ



    いろは「結衣先輩を追い出すなんてダメです、事情話させてください」



    結衣「そ、そう?ありがとう」ニコ



    小松「いいのか?追い出してもいいんだぞ?」



    結衣「ちょ!少しは遠慮してよ!」



    いろは「結衣先輩にも相談に乗ってほしいんです・・・あと雪乃先輩にも」



    小松「雪ノ下か…」



    慎吾「今はゲームしてるぞ」


    あっ、勉強してるんじゃないのね…


    小松「じゃあ呼ぶか」

  68. 68 : : 2018/07/03(火) 14:00:24


    小松「呼びに行ってくるから少し待ってろー」



    結衣「はーい」



    いろは「よろしくです」ペコ



    小松「じゃあ慎吾、お願い」



    慎吾「ほーい」


    シュン


    ―雪乃部屋―


    シュン


    小松「もう着地はマスターした」トン



    雪乃「あら小松君、どうかしたの?」ポチポチ



    小松「急に人が来たんだからもう少し驚けよ…」



    雪乃「驚きなんて、ゲームへの集中力には勝らないわ」ポチポチ


    わーゲーマーって凄いなー


    小松「で、何のゲームしてるの?」チラ



    小松「・・・クラロワか」



    雪乃「悪い?」ポチポチ



    小松「いや、俺もクラロワ大好きだぞ」



    雪乃「今度対戦しましょ」ポチポチ



    小松「・・・お前の使ってる枯渇デッキほんと嫌いだけどいいぞー」



    雪乃「楽しいじゃない・・・ほら、このバレルが相手に刺さるわよ」フフッ


    怖いわー…ゆきのん怖いわー


    ―勝利!―


    雪乃「投下されたバレルに対して何も出来ない相手を見るのが楽しいのよ」ニコ



    小松「ほんと…趣味の悪いデッキだな…」



    雪乃「・・・で、何でここに来たのかしら?」



    小松「あー実は――――説明――――」



    雪乃「すぐに言ってくれればゲーム中断したのに」



    小松「いやいや、同じゲーマーとしてそんな事は出来ませんよ」



    雪乃「そう?一応…ありがとう…」



    小松「どーいたしまして」



    雪乃「・・・そ、それで…提案なんだけれど」



    小松「ん?」



    雪乃「由比ヶ浜さんの家じゃ親に迷惑がかかるでしょう?ここなら私達以外誰もいないし、話すにはいいと思うのだけれど…」



    小松「あー、確かに・・・ってか今更だがすげー所住んでるな」



    雪乃「地震があったらよく揺れるわ」



    小松「だろうな、俺高所恐怖症だから内心ビクビクしてるわ…」



    雪乃「あら、いい事を聞いたわ」ニコ



    小松「怖いって…」



    小松「じゃあ俺は2人を呼んでくるから」



    雪乃「お茶の準備でもして待ってるわ」



    小松「ありがと、じゃあ慎吾お願い」



    慎吾「ほーい」


    シュン


    ―結衣部屋―


    シュン


    小松「回転降り」クルクルシュタ



    結衣「まっつー…何やってんの」ヒキ



    いろは「キモイです」ドンビキ



    小松「・・・ゲフンゲフン!」



    小松「い、今から雪ノ下の家に行くぞ、ほらレッツゴー」



    結衣「ゆきのんの家?」



    小松「ここだと親に迷惑がかかるだろうからうちに来いだってよ」



    結衣「別にそんな事ないのにー」



    小松「いいから行くぞ、すげー所だから」



    いろは「行きましょう結衣先輩!」



    結衣「う、うん!ゆきのんの家気になる!」



    小松「慎吾…何度も悪いがお願い」



    慎吾「気にすんなって!行くぞー」


    シュン


    ―雪乃部屋―


    シュン


    小松「回転…はやめとこう」



    結衣「わっ、っとっと…」



    いろは「ち、着地!」



    雪乃「いらっしゃい」ニコ



    小松、結衣、いろは「おじゃましまーす」



    雪乃「適当に座っていいわよ」



    小松「ほーい」



    雪乃「あっ、紅茶かコーラどっちがいい?」


    出ましたコーラ


    いろは「こ、コーラ?」



    結衣「ゆきのんコーラ好きだねー」ニコ



    雪乃「じゃあ今回はコーラにしましょう」フフッ



    小松「すげー…超高級そうなグラスに真ん丸で綺麗な氷とコーラ…」



    いろは「お店で出されたら1000円はしそうですね」アハハ…



    雪乃「どうぞ」ニコ



    結衣「ありがとー!」



    小松「あざーす」



    いろは「ありがとうございます」ニコ



    雪乃「慎吾さんもどうぞ」ニコ



    慎吾「さん付けはやめろって…」



    雪乃「呼び捨ては好きじゃないのよ・・・では慎吾君にするわ」



    慎吾「まぁそれならいいけど…あ、いただきます」


    神様がコーラ飲んでるよ…


    ―数分後―


    小松「んじゃそろそろ真面目な話するか」



    いろは「お願いします」ペコ



    結衣「そんな緊張しないで、リラックスリラックス」ニコ



    いろは「は、はい」ニコ



    小松「んじゃまずは俺と一色がなぜ由比ヶ浜の家に行ったのかの理由を説明・・・でいいか?」



    いろは「はい、私が話します」



    いろは「今日の放課後、帰らうとして下駄箱から靴を取り出そうとしたら…これが」



    手紙「どもー」



    結衣「手紙?」



    雪乃「内容を見ていいかしら?」



    いろは「はい」コク



    雪乃「ありがとう、では」ガサガサ



    雪乃「・・・」ペラ



    結衣「どう?」ジー

  69. 69 : : 2018/07/05(木) 23:36:26


    ―――――――――――――――――――――――――――

    ―ストーリーと関係ない話―


    作者「なんか見てくれる人が急に増えた気がするんだが!いゃっほう!」



    慎吾「喜ぶ暇があるなら書きなさい」



    作者「書きたいのは山々なんだがリアルが忙しくて…一応隙間時間にちょくちょく書いてるから明日投稿できると思う」



    小松「寝ないで書けば?」



    作者「悪魔かっ!」



    作者「・・・って事で更新されたと思って来てくれた方には申し訳ないですが、いいわk…更新出来ない理由を説明したかったのでどうかお許しください…毎日投稿は無理でも完結まで頑張りますんで!」


    ――――――――――――――――――――――――
  70. 70 : : 2018/07/06(金) 13:00:16


    雪乃「これは…」



    結衣「酷い…」



    雪乃「これを見て小松君に相談して、由比ヶ浜さんの家に行ったって事かしら?」



    いろは「・・・いえ、相談してからある場所に行って結衣先輩の家に行きました」



    結衣「そうなの?」



    いろは「はい…」



    雪乃「それはどこかしら?」



    いろは「・・・それは…」


    まぁこの事言うのはキツイよな…


    小松「まて一色、俺が説明する」



    いろは「先輩…」



    小松「お前は人を頼るって事を覚えろ、いいな?」



    いろは「は、はい」



    小松「よし・・・んじゃ説明を」



    小松「一色にも言ってなかったが、実は俺が学校来た時に見たんだよ」



    結衣「何を?」



    小松「この手紙を一色の下駄箱に入れてる所」



    いろは「えっ、そうなんですか?」



    雪乃「犯人は誰?」



    小松「一色が友達…だと思ってた友達(嘘)だ」



    いろは「・・・っ…」



    結衣「どういう事??」



    小松「俺も最初は理解出来なかった…下駄箱に手紙を入れてた女子2人が放課後一色と一緒に仲良く喋ってるんだからな」



    雪乃「ちょっと待って、何故あなたが一色さんの様子を知ってるの?ストーカー?」


    おい最後は要らんやろ傷つくわ


    小松「すまん説明不足だった。慎吾に手伝ってもらって手紙の中身を知ったんだが…ここで手紙を捨てたりしても意味が無いと思った」



    小松「正直な話、慎吾に頼み込めば解決できるがこれは一色の問題だ…一色が問題に直面して、しっかりと向き合って解決しなければダメだ・・・と思った」



    小松「だから手紙には手を加えず、様子を見つつ一色に相談された時だけ対応しようと決めた」



    小松「って事だ」



    雪乃「なるほど…一色さんは辛いでしょうけど間違ってはない選択だと思うわ」



    いろは「はい、確かに辛いですが・・・もし私が知らない間に解決して、この先もあの2人が犯人だと知らずに仲良く接してるって事を考えると…気持ち悪いので…小松先輩の選択は正しいです」グス…


    な、泣きながらそう言われても…


    小松「本当にごめん…他に最善策があったかもしれんのに…」



    いろは「・・・もう…先輩は悪くないって言ってるじゃないですか…何度も言わせないでくださいよ」グス…



    結衣「よしよし…まっつー酷いね」ナデナデ


    おい待てそれは違うだろ…俺泣くよ?


    小松「つ、続き説明するぞ」



    小松「そんで一色が手紙の事に気付いたんだが…その時のあの2人の反応がな…」



    結衣「反応が…?」



    小松「一色を心配してる振りしてニヤけてるんだよ…思い出しただけで気持ち悪い…」



    雪乃「それは悪質ね…」



    小松「で、俺が帰ろうとした時に一色に相談したいと言われた」



    小松「超絶優しいこの小松様は心が広いから快く引き受k」



    雪乃「小松君?」ニゴ



    小松「・・・ふ、普通にその相談を引き受けて、まずは犯人を教えたんだが…まぁ信じるはずがない」



    いろは「ご、ごめんなさい…」



    小松「アホ、信じられないのが当たり前なんだよ…信じたら逆に怖いわ」



    結衣「わかった!犯人を教えるために、2人の所に行って証拠を見せた!って事でしょ!?」


    なんでそんなハイテンションなんだよ


    小松「ま、まぁそうだ」



    小松「慎吾に手伝ってもらって2人の話し声が聞こえる所で聞いてた・・・そして手紙の事を話した事で一色も犯人だと認識することが出来た」



    結衣「友達が犯人ってかなりショックだよね…」



    雪乃「小松君ではどうする事も出来ないから由比ヶ浜さんの家に行った…って事かしら?」


    なんか悪く言われてる気がしなくもない


    小松「いや、もう一つある事が起こってな…」



    結衣「ある事?」



    小松「あぁ、その場から離れようとした時に、あの2人が俺の悪口?的な事を言ったのが聞こえてな…」



    小松「何故か知らんが一色が怒ってあの2人の所に行った」



    いろは「うっ…」



    小松「聞きそびれてたから今聞くが、あの行動はなんもメリット無いだろ…なんであんな事をした?」



    いろは「そ、それは…言えません」



    小松「え…なんで?いや別に嫌なら言わなくても良いけど…そんな言えない事なのか?」



    結衣「まっつーの鈍感!バカ!アホ!キモイ!」



    小松「な、何故そこまで罵倒されてんの…むじで泣くよ?」



    雪乃「由比ヶ浜さん落ち着いて、小松君だからしょうがないのよ」



    小松「それ俺の事庇ってないだろ、てか絶対馬鹿にしてんだろ」



    結衣「そうだね」



    小松「『そうだね』じゃねーよ」

  71. 71 : : 2018/07/08(日) 23:21:14


    いろは「えーっと…」



    雪乃「あっ…ごめんなさい話が逸れたわね」



    いろは「いえいえー、お気になさらずー」ニコ



    いろは「それに私が先輩の事スキとかありえないですよ」



    結衣「え、そうなの?」



    小松「絶妙に俺に聞こえない声でなんて言ったんだよ、気になるだろ」



    雪乃「小松君、知らない方がいい事もあるのよ」


    それっぽいセリフ言ってんじゃねーよ…お前にそのセリフ似合ってるじゃねーか


    小松「・・・んじゃ話戻すけど」



    小松「一色が怒って、それに対して相手が酷い事言って帰った後に由比ヶ浜の家に行った」



    小松「それからはご存知の通りでござんす」



    雪乃「なるほど…一色さんが怒った時に謝らなかったってことは冗談でやった訳では無さそうね」



    小松「まぁ流石に冗談じゃないだろ、あの悪魔みたいな顔からしてガチだ」



    結衣「女子ってちょっとした事がきっかけで酷い事するからねー…何か心当たりある?」



    いろは「私もさっきからその事を考えてて、これかなぁって事はあります」



    結衣「ほんと?話してくれる?」



    いろは「もちろんです。2つ程ありまして…」



    いろは「1つ目は女子1ちゃんの事で、入学式が終わった数日経った頃に恋バナ?的な事を話しまして…」



    結衣「ほうほう恋バナですか!」


    女子って恋バナに食いつくのなんで?


    いろは「はい、仮にA先輩として、女子1ちゃんはA先輩に一目惚れしたって言ったんですよ」



    結衣「一目惚れかぁ」



    いろは「それで1度話してみたいって事で2人で会いに行ったんですよ」



    いろは「でも会ったはいいものの女子1ちゃんが緊張しちゃってて全然話せなくて、何とかしようと私がA先輩と話してその場を繋いでたら…」



    結衣「繋いでたら…?」



    いろは「翌日にA先輩に告白されました」



    結衣「うわー…それだけで告白かぁ」



    雪乃「とんだ勘違い野郎ね」


    ボロクソ言われてるA先輩君が可哀想…


    小松「まぁ一色あざといからなぁ、勘違いするのも無理は無い」



    いろは「むー!あざといって酷いですぅ!」プクー


    そういう所だよそういう所


    小松「で?返事はどうした?」



    いろは「振るに決まってるじゃないですか!」



    小松「ですよねー」



    結衣「振って正解だよ、うん!」



    雪乃「でも、小松君と違って陽キャだから一色さんに合う人かもしれないわよ?小松君と違って陽キャだから」


    2回も言うな、まぁ確かに俺は陰キャだけど…うぅ…


    慎吾『安心しろ、お前はそろそろ陰キャ卒業だぞ』



    いろは「んー、確かにいい人そうでしたけど告白が早すぎたので無理です、あと顔がタイプじゃなかったです」



    小松「ほー、お前ってどんな顔がタイプなんだ?」



    いろは「あれ?もしかして『先輩がタイプです』って言うの期待してます?残念でした葉山先輩がタイプでーす」ニヤリ



    小松「え?俺が期待?なんで?」



    いろは「・・・」



    結衣「ごめんねいろはちゃん、まっつーってこういう人だから…」(小声)



    雪乃「小松君に恋する人は大変ね、由比ヶ浜さん?」(小声)



    結衣「あ、あはは…」アセアセ



    いろは「へー、結衣先輩って小松先輩の事好きなんですかー」ニコ(小声)



    結衣「ほ、他の人には内緒だからね!」(小声)



    いろは「もちろんです」ニコ(小声)


    何話してんだあいつら?


    小松「おーい、楽しそうな所悪いが話の続きしないか?」



    いろは「あっ、そうでした…すいません」ペコ



    小松「あっ、いや別に楽しい方がいいんだから気にすんな」



    いろは「はい!・・・では2つ目の話を…」



    結衣「・・・」ワクワク


    由比ヶ浜さん?一応真面目な話だからね?


    いろは「A先輩に告白されてから数日後に、女子2ちゃんが遊びに誘ってくれたんですよ」



    結衣「遊び?」



    いろは「はい、なんでも気になってる先輩が遊びに誘ってくれたらしくて・・・あっ、その先輩は仮にB先輩としますね」



    雪乃「女子2さんが遊びに誘われたのに一色さんも?」



    いろは「B先輩が人数を増やして遊びたいって理由で『あー、君の友達の茶髪の子とかどう?』って言って私を誘うように女子2ちゃんに言ったらしいです」



    小松「なんかもう結末が見えたわ…」



    雪乃「同じく私も…」



    いろは「・・・まぁこの時点で私も嫌な予感はしました…女子2ちゃんは嬉しさで全く気づいてませんでしたが」



    結衣「え?何?私全く分からないんだけど?」



    小松「バカだからしょうがない、気にしなくていいぞ」



    結衣「バカ言うなし!」

  72. 72 : : 2018/07/11(水) 11:41:09


    いろは「結衣先輩、今からちゃんと説明しますから分からなくても大丈夫ですよ」ニコ



    結衣(遠回しにバカって言われてる気がする…)



    いろは「では続き話します」



    いろは「そんなこんなで遊びに行って、翌日に女子2ちゃんが思いきってB先輩の好きな人を聞いてみたんですよ」



    結衣「おぉ、積極的だねー」



    いろは「そしたら『一色いろは』って…」



    結衣「えっ…」



    いろは「『君のおかげで好きな人と遊ぶことが出来たよ、ありがとう』って言ったらしいですよ」



    結衣「えっ?え?」



    小松「簡単に言うと、女子2はB先輩と一色を繋ぐパイプみたいなもんだ」



    雪乃「おそらく彼に悪気は無かったんでしょうけど、悪い意味で捉えると女子2さんは彼の恋に利用されたって事になるわね」



    結衣「なにそれ!?超辛いじゃん!」



    結衣「・・・ってあれ?なんでその事をいろはちゃんが知ってるの?」



    いろは「B先輩に告られたからですよ。後から聞いた話によると『遊んだ時にめっちゃニコニコで楽しそうだったから俺に気があるのかと思った』との事です」



    結衣「そ、そうなんだ…」



    雪乃「なんで男の人ってこうも勘違いが多いのかしらね?」チラ



    小松「・・・え?俺?」



    雪乃「いや、あなたは逆ね」



    小松「???」



    結衣「ゆきのん…私ダメかも…」



    雪乃「ご愁傷様としか言いようがないわ…」



    いろは「元気出してください!今度男ウケが良い仕草とか教えますよ」ニコ



    小松「男ウケ?何、お前ら揃ってビッチマスターにでもなろうとしてるのか?」



    雪乃「少し黙ってなさい」ニゴ


    なんでや…


    慎吾『今のはお前が悪い』



    いろは「あっ、話戻しますが」



    いろは「私的にミスだと思うのが、2人にそれぞれの好きな先輩に告られた事を教えちゃったんですよ」



    小松「ほう、その心は?」



    いろは「いや、なんか隠し事とかしたくないしなぁ程度の気持ちで言っちゃいまして…今思い返せば相当酷い事を言ったなぁと」



    小松「まぁこれは難しいよな。告られた事を隠し続けてれば、そんな事を知らない2人が先輩を好きでいる事を見てなきゃだめ…そんな恋は無駄だって分からってるのにな」



    雪乃「それと、先輩に告白した時にいろはちゃんが好きだから無理って断られた時のリスクがあるわね…」



    結衣「なるほどー…なんで隠してた!なんで教えてくれなかったんだ!ってなるのかぁ…」



    いろは「そうなんですよねー…」



    小松「んじゃ一色の予想だと、今の話が原因で2人から恨まれてる…だから今回みたいな事をされた・・・って事でおっけ?」



    いろは「おっけーです」



    小松「依頼は『今回のような事を無くして欲しい』でいいか?」



    いろは「んー、減らしてもらえるんならそれで十分です」ニコ


    どんだけ嫌がらせ受けてるんだよ…


    小松「一応聞くけど、あの2人を許すという気は?」



    いろは「・・・ありません、人に対してあんな事した人を許すとか私には無理です」



    小松「だよなぁ…『いいよ!また1から友達をやり直そう!』とかアニメやドラマの世界でしかないからなぁ」



    いろは「全くその通りです」



    結衣「いろはちゃん、私達も出来る限り協力するよ!奉仕部だしね」ニコ



    雪乃「えぇ、そうね」



    いろは「ありがとうございます」ニコ



    小松「多分だが、俺が1番解決において動きやすいと思うぞ」


    そう、俺の中ではもう解決までのプランが出来上がってる


    結衣「え?なんで??」



    小松「・・・まぁ見てろって」



    雪乃「無理はダメよ」



    小松「ほーい」


    この後適当に世間話やゲームをして解散した


    ―小松部屋―


    小松「慎吾、ちょっといいか」



    慎吾「ん?」



    小松「一色の件についてだが、俺が考えた解決方を確認して欲しい」



    慎吾「おっけー」



    小松「まずは―――――」



    慎吾「ふむふむ」


    ―小町side―


    小町「んー!この問題分かんない!」



    小町「・・・お兄ちゃんに聞いてみよう」テクテク



    小町「お兄ちゃん、数学だけは変態的に得意だからなぁ」テクテク


    ガチャ


    小町「お兄ちゃーん!勉強教えて!」



    小松「――――ってのはどうだ?」



    慎吾「問題無いと思うぞ!」



    小松「よかった・・・なぁ慎吾」



    慎吾「おう」



    小松、慎吾「明日から忙しくなるなぁ」ニヤリ



    小町「わー悪い顔してんなー」(棒)


    ―翌日 昼前―


    小松「さて、行くか」


    待ってろ一色、すぐ解決してやる


    慎吾『ふぅ↑小松かっこいぃ↑』

  73. 73 : : 2018/07/14(土) 00:07:03


    ―学校―


    小松「一度味を占めたやつは同じ事をやりたがる、つまり…」チラ



    女子1「どんな反応するだろうねー!」ニヤニヤ



    女子2「もう犯人が私達だってバレてるから、証拠隠す努力しなくて済むから楽だわぁ」ニヤニヤ


    相変わらず酷いなぁ…


    慎吾『そろそろか?』



    小松「あぁ、作戦開始するぞー」テクテク



    女子1「戻ろっか!」



    女子2「だねー!」



    小松「ねぇ君達!」



    女子1(やばっ、見られた?・・・ってこの人…)



    女子1「き、昨日いろはちゃんと一緒にいた人だ…」



    女子2「何か用ですか?先生に言いつけても無駄ですよ?」


    まぁそうなるよな・・・だか


    小松「ちょ、ちょっと待ってくれよ!俺は被害者なんだってば!」



    女子1「・・・は?」



    小松「だから、一色からいいように扱われてジュース買わされたりとか荷物持たされたりとか」



    女子2「は、はぁ」



    小松「昨日なんて早く帰って勉強したいのに一色のやつが『1人じゃ不安だから一緒に来い』とか言ってきてさ!」



    女子1「あ、だからあの時一緒にいたんですか」



    小松「そうそう、しかもその後泣き出してよー…家まで送らされた上にジュース買わされた」



    女子2「そ、それはご愁傷さま…です」



    小松「正直あの時一色が泣いて内心笑ってたわ」ハハッ



    女子1「先輩も悪ですねぇ」アハハ!



    女子2「でもいろはちゃんは先輩の事嫌いでは無いと思いますよ?昨日は本気で怒ってたし」



    小松「えー、気持ち悪いからほんと無理」



    女子2「そうなんですかっ!」アハハ!


    はぁ…一色ごめん…作戦とは言えこれはキツイ…


    慎吾『大丈夫か?治すか?』


    いや…大丈夫…なるべく手は借りたくない…


    慎吾『了解』


    それで…?この小松様の…あぁ気持ち悪い…俺の名演技の効果は…?


    慎吾『バッチリだ、しっかり騙されてる。次に行ってOKだぞ』


    おっけ…俺の予想が正しければもうひと踏ん張りで…!


    小松「でさー!俺もそれやりたいんだけどいいかな?もう一色に扱われてるの限界なんだよねー!」



    女子1「はい!実は私達だけじゃなくて、結構大人数でやってるんです!」


    ビンゴ


    女子2「いろはちゃんを恨んでる人が集まってるので、先輩も入れると思いますよ!リーダー先輩(今後はボスと表します)に連絡してみますね!」



    小松「そんな多いのかよ」ハハッ



    女子1「いまんとこ合計20人です!3年に5人、2年に5人、1年に10人で、私達は1年のリーダー的な立ち位置なんですよー」



    小松「おぉ、これはこれはリーダー様でしたか」



    女子2「もう!やめてくださいよー!」アハハ



    女子1「今聞いてみたんでまた後で結果教えますね!LINE教えて貰っていいですか?」



    小松「うん、いいよ!」


    ―1分後―


    女子1「じゃあ今日中には連絡出来ると思うんで!」



    小松「了解!」



    女子2「・・・あれっ?先輩って葉山先輩と同じクラスですよね?」


    ん?葉山?


    小松「うん、そうだけどどうしたの?」



    女子2「いや、葉山先輩もこのグループに入ってるんですよ」



    女子1「先輩と似たような理由なんで後で声かけてみたらどうです?」


    ・・・は?葉山が?一色を…?


    慎吾『ふーん…なるほどねぇ…まぁ小松には頼まれた事以外は言わないしやらないように言われてるから教えないけど』



    小松「分かった!声かけてみるよ!」



    女子2「はーい、では!」



    小松「ばいばい!」



    小松「・・・・・・」



    小松「・・・・・・ふぅ…」


    ―奉仕部―


    ガラガラ


    小松「どもー」



    結衣「あっ!まっつーやっハロー!」



    雪乃「今日は少し遅かったわね」



    小松「あぁ、あの2人と話してた」



    結衣「えっ!?早速行動開始したの!?」



    雪乃「早いわね・・・顔色悪いけど大丈夫?」



    小松「あ、あぁ大丈夫だから、由比ヶ浜」



    結衣「?」



    小松「今すぐ葉山を読んでくれないか?出来るだけ早く」



    結衣「い、いいけどなんで?」



    小松「すまん理由は後にしてくれ…早く…」



    結衣「う、うん分かった!」



    小松「ありがとう…」



    雪乃「本当に大丈夫なんでしょうね?ほら、水飲みなさい」



    小松「あざす…」ゴクゴク



    小松「・・・ふぅ…俺の事は大丈夫だから安心しろ」



    雪乃「慎吾君、本当にダメそうだったら止めてちょうだい」



    慎吾「あぁ、分かってる」



    結衣「・・・あっ、すぐ来るって!」



    小松「おう、サンキューな」


    葉山…

  74. 74 : : 2018/07/17(火) 13:08:54


    ―数分後―


    ガラガラ


    葉山「お待たせ、何か用かな?」


    やばい、顔見たら抑えられない


    小松「葉山…お前…!」ガシッ


    『小松は葉山に掴みかかり壁に押し付けた』


    結衣「まっつー!?」



    葉山「ど、どうしたんだ急に!?」



    小松「どうしただと?ふざけてんのか!」



    雪乃「小松君落ち着いて」



    小松「落ち着いてられるか!・・・こいつも一色を…」


    ・・・いやまて、2人に一色のアンチグループの存在は教えられない…


    小松「2人とも出てってくれ…頼む」



    結衣「で、でも!」



    葉山「・・・いや、出てってくれないか?」



    結衣「何言ってるの!危ないよ!」



    雪乃「・・・・・・」



    雪乃「・・・由比ヶ浜さん、出ていきましょう」



    結衣「なんで!」



    雪乃「いいから、では私達はコーラでも買って待ってるわ」



    葉山「・・・ありがとう」



    結衣「も、もう!暴力はダメだよまっつー!」


    ガラガラ


    小松「・・・何故俺が怒ってるか分かるか?いや分かるよな…」



    葉山「あぁ、いろはの事だろ?」



    小松「そうだ、お前が一色のアンチグループに入ってるって聞いたが…それは本当か…?」



    葉山「・・・本当だ」



    小松「っ…!ふざけんな!一色に酷いことして楽しいのk「落ち着け!」



    葉山「俺はいろはを助けるために入ってるんだ」



    小松「・・・」



    葉山「話を聞く様子だと…君もいろはを助けたいようだね」



    小松「・・・」



    葉山「・・・多分君と同じさ、ある日たまたまいろはが嫌がらせを受けてる事を知って、解決しようと内部に潜り込んだ…」



    小松「・・・まじか…」



    葉山「信じてくれるか?」



    小松「・・・」



    小松「・・・す…」



    葉山「す?」



    小松「すまん…勘違いしてた…」



    小松「まじで…ほんとごめん…」



    葉山「いや、いいんだ」



    葉山「いろはを大事に思ってくれる人がいてくれて嬉しいよ」ニコ


    あなたは神ですかぁ!


    小松「あぁ、いや、一色に助けを求められたからやってるだけだし…」



    葉山「ははっ、素直じゃないね君は」



    小松「うるせぇ」



    葉山「・・・実の所を言うと…潜り込んだはいいものの次の行動を起こせなくて悩んでるんだ…」



    小松「それは何故だ?」



    葉山「それは…」



    葉山「皆が傷つかずに解決出来る方法が無いか探してるんだ」


    あぁ…そっか…葉山はそういうやつだよな


    小松「葉山、確かにその考えは素晴らしい…だがな」



    葉山「分かってる…そんな事出来ないって…結局俺は自分が人を傷つけたくないからこういう建前を作って逃げてる…」


    では、そんな葉山君にピッタリの仕事をお願いするか


    小松「それでいいぞ葉山」



    葉山「・・・えっ…?」



    小松「今から頼みたい事がある。これをやってくれればお前は誰も傷つけないし、いろはを助けることが出来る」


    ―部活動時間 サッカー部―


    葉山「・・・よし」


    ――――――――――

    小松「あの2人は部活あるのか?」



    葉山「あぁ、2人ともテニス部だから今日もやるよ」



    小松「なるほど・・・じゃあ一色を部活途中で帰宅させてくれないか?」



    葉山「途中で?」



    小松「そう、あの2人は今日も手紙を置いてて放課後に手紙を見た一色の様子を見ようとしてる…下手すりゃそのまま一色に絡んで何かするもしれん」



    葉山「それを回避するために早く部活を上がらせるって事か」



    小松「頼む…同じ部活のお前にしか頼めない」



    葉山「・・・わかった」



    葉山「顧問には俺が適当に理由をつけとく、その後は頼んだよ」



    小松「ありがとう」


    ――――――――――


    葉山(確かに俺は誰も傷つけないな…小松君と違って情けない…)



    葉山「いろは、ちょっと」チョイチョイ



    いろは「なんですかぁ?」


    ―数分後―


    小松「そろそろかなぁ」



    いろは「・・・」テクテク


    おっ、来た


    小松「おーい、一色ぃー」



    いろは「あ、先輩!どうしたんですか?」



    小松「お前を待ってたんだよ、そろそろ来ると思って」



    いろは「待ってた?・・・まさか葉山先輩…」



    小松「あぁ、俺が頼んだ」



    小松「あ、安心しろ葉山はお前が嫌がらせを受けてる事は知らないから」



    いろは「え、じゃあどうやって頼んだんですか?」



    小松「一生のお願いって言った」(嘘)



    いろは「そんな子供じゃないんですからもう少し上手くお願い出来ないんですか…?」



    小松「ん、善処するよ」

  75. 75 : : 2018/07/19(木) 17:38:28


    いろは「もう…それで?早く帰らせた理由はなんですか?」



    小松「とりあえず下駄箱見てみろ」



    いろは「?」



    いろは「・・・あっ」



    小松「今日もあいつらがやってたぞ」



    いろは「そうですか…」



    小松「で、その様子を見たいとか言ってたからそれをさせないためにお前を早く帰らせた」



    いろは「・・・別に見られたりしても大丈夫です…」



    小松「嘘つけ、思ってるより辛い事は知ってる・・・俺もそれやられた事あるしな」



    いろは「っ…」



    小松「まぁ、自分のために他の人に色々されると申し訳なくなるよなぁ」



    いろは「先輩、私が思ってる事をことごとく言い当てないでくださいよ」


    だって言い当てられるんだもん、しょうがないもん


    慎吾『男が『もん』って言うな気持ち悪い』



    小松「ん、すまんすまん」



    いろは「ふん!先輩なんて知りません!私帰りますんで!」



    小松「おい待て、帰るってどうやって」



    いろは「?普通に歩いてですが…?」



    小松「バカ、テニスコートの前通る事になるだろ…あいつらに見られるぞ」



    いろは「あっ…」



    いろは「じゃあ遠回りですが別の門から…」


    どんだけ迷惑かけたくないんだよ…


    小松「いや、そんな事しなくても丁度いい奴がいるだろ」



    いろは「?」



    慎吾「ども、丁度いい奴です」



    いろは「・・・一応、神様ですよね?」



    慎吾「うん」



    いろは「いつもこんな感じなんですか?」



    慎吾「うん」



    いろは「その、気持ち的には」



    慎吾「超楽しい」



    いろは「あ、そうですか…」



    小松「って事で、慎吾に頼めばOKなんだが…どこに送ればいい?」



    いろは「どこでもいいんですか?」



    小松「いいよな慎吾?」



    慎吾「うん」



    いろは「へー」ニヤリ


    なんか…嫌な予感がするんだが…


    いろは「では先輩の家にお願いします」ニコ



    いろは(先輩の事もっと知りたいし)



    小松「いや、それはだめ」



    いろは「・・・まぁ、親とかいるんなら迷惑だし行きませんが…」



    小松「いや…まぁ…親はいないけど」



    いろは「では!」



    小松「だめ」



    いろは「・・・なんでですか」ムスー



    小松「いいか一色、俺達は高校生」



    いろは「はい」



    小松「絶賛思春期真っ只中」



    いろは「はい」



    小松「俺は男、お前は女」



    いろは「はい」



    小松「一つ屋根の下危ない」



    いろは「いえ別に」



    小松「・・・」(白目)



    慎吾「おーい、小松くーん」



    いろは「てか、見た目童顔で気弱そう、体ヒョロヒョロの先輩がそんな事出来るわけないじゃないですか」



    小松「うっ…」



    慎吾「こ、小松くーん」



    小松「・・・ったく、分かったよ」



    いろは「わーい!」ニコ



    小松「じゃあ慎吾、お願い」



    いろは「慎吾お願い!」



    慎吾「あいよー」


    シュン


    ―小松家―


    シュン


    小松「ただいまー」



    いろは「おじゃましまーす!」



    小町「あっ!お兄ちゃんおかえりー」ニコ



    小松「こまちぃー疲れたよー」ギュー



    小町「はいはいお疲れ様ー」ナデナデ



    いろは「先輩何やってるんですか…」



    小松「世界一可愛い俺の妹にナデナデしてもらってる」



    いろは「・・・」



    小町「あっ、挨拶遅れてすいません。妹の小町です」ペコリ



    いろは「あーいや、こちらこそごめんなさい!一色いろはです」ペコリ



    小町「いやー、うちの兄がお恥ずかしい所を見せちゃってすいません。あっ私の方が年下なんでタメ口でOKです」ニコ



    いろは「う、うん…お兄ちゃん…シスコンなんだね」



    小松「ドン引きしてんじゃねーよ」



    いろは「いや普通は引きますよ」


    そうなのか…


    小松「・・・そ、それよりも小町、あいつらまだ来てないのか?」



    いろは「あいつら?」



    小町「もう来てるよ・・・お兄ちゃんの部屋にね」ニヤ


    えっ…


    小松「ちょ、ちょっと待ってろ一色」ダッ



    いろは「?」


    ―小松部屋―


    ガチャ


    小松「・・・おい」



    結衣「あっ!まっつー!」



    雪乃「こんにちは」



    小松「あ、ども・・・じゃなくて」



    小松「俺の部屋で何してんの?」



    結衣「えへへー、なんかないかなぁって」



    雪乃「例えば・・・男子高校生が好きそうな本とか…」ニコ



    小松「いや持ってねーよ」



    雪乃「冗談よ」フフッ



    小松「とりあえずリビング来いよ、訳あって一色が来てるから」

  76. 76 : : 2018/07/21(土) 17:48:46


    ―――――――――――――――――――――――

    ―ストーリーとは関係ない話―


    慎吾「ゴホンゴホン!・・・えー、いつも見てくださる方、たまたまこのssを見てくださった方にお知らせがあります」



    小松「性格とか全然違うけど俺のベースとなる人・・・つまりこのssの作者が、そろそろ夏休みに突入するため更新速度が大幅に落ちると思います」



    作者「いやー、友達とかと遊ぶ予定が多くて時間取れそうにないですごめんなさい」



    慎吾「ちょくちょく書けよ?」



    作者「善処する」


    ―――――――――――――――――――――――

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著者情報
KoinKyatto111

猫帝王

@KoinKyatto111

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