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進撃の巨人Another ――番外編―― 第16話 『花火が照らす、彼女の靄《もや》』 

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  1. 1 : : 2013/12/18(水) 12:19:06

    進撃の巨人Another ――番外編―― 第16話


    ――Part 1――

    ――――前回までのあらすじ――――

    夏だけど、少しずつ暑さも遠退いてきたね。私は、104期訓練兵「アニ・レオンハート」さ。
    同郷の「ユーク・トラス」の事を考えると、最近は夜も寝られなくて困っている…私、どうしちゃったんだろ?

    前回は、ミーナが始めた怪談話がきっかけで、肝試しに出掛ける事になったんだったね

    当日は、くじ引きでペアを決めたんだけど、ユークと一緒になれて、私は正直嬉しかったよ

    で、最終組の私達2人も森を散策したんだけど…私はまたユークに頼み事をして――――


    ――――――――
    ――――
    ――

  2. 2 : : 2013/12/18(水) 12:19:58

    ――――夜 男子寮付近――――

    アニ「(ユークは、やっぱり優しかった…///)」トコトコ

    アニ「(私の頼みをいつものように、快く受け入れてくれて)」

    アニ「(そして、抱きしめてくれたあいつの身体が、頼もしくて、温かかった…///)」ポーー

    アニ「(ユーク…私はね…)」

    アニ「(アンタの事を…どういう風に思っているだろうね?)」トコトコ

    アニ「……」ピタッ
  3. 3 : : 2013/12/18(水) 13:07:49

    アニ「(私も知らない事を…アンタに聞いても…わかるはずないよね?)」

    アニ「(…でも、以前ミカサは、私のこの気持ちの正体を知っていると教えてくれた)」
    (『――番外編―― 第10話』参照)

    アニ「(そしてその正体は、私自身で見つけるべきだとも言ってくれたけど…)」

    アニ「(『ユークに傍に居てほしい』…その気持ちには、気付く事が出来た)」

    アニ「(けど、その先にあるものが何か、まだ掴めていないよ…)」

    アニ「(ねぇ、ユーク…私は一体…どうしたらいいの?)」
  4. 4 : : 2013/12/18(水) 13:08:04

    アニ「(私はいつだって、アンタに助けられてきたから…)」

    アニ「(私は…もうアンタ無しでは…生きられないんだよ…ユーク…)」トコトコ

    アニ「…あっ!」ピタッ

    アニ「(…軽い散歩のつもりだったのに、いつの間にか、男子寮の付近まで来てしまった)」

    アニ「(教官に見つからないうちに、さっさと帰ろう)」クル トコトコ

    アニ「(…ん?)」ピタッ
  5. 5 : : 2013/12/18(水) 13:08:37


    「――――」

    「――――」


    アニ「(話し声が聞こえる…誰だろ?)」コソコソ チラ

    アニ「(…あっ!あれって…!!)」ジーーッ

  6. 6 : : 2013/12/18(水) 13:09:03

    ――――――――

    ユーク「お待たせしたね」コソコソ

    女子訓練兵「あ、来てくれたんだ!」

    ユーク「俺に、何か用かい?」

    女子訓練兵「あ、う、うん…そうなの」

    ユーク「こんな言い方で失礼だけど、今は消灯前だし…その用件とは?」

    女子訓練兵「あの…そのぉ…」モジモジ
  7. 7 : : 2013/12/18(水) 13:09:15

    ユーク「......」

    女子訓練兵「えっと…そのね…」

    ユーク「…気持ちが固まっていないなら、また今度、話してくれるかい?」クル

    女子訓練兵「あっ、待って!」グイ

    ユーク「…なんだ、意志はちゃんとあるんじゃないか!」ニッ

    女子訓練兵「うん…今言う!」
  8. 8 : : 2013/12/18(水) 13:09:27

    ユーク「…それで、何の用だい?」

    女子訓練兵「……」スーハー

    ユーク「(一体、何だろうな?)」

    女子訓練兵「私、あなたの事が好きなのっ!!」ババーン

    ユーク「…そうかい」

    女子訓練兵「だ、だから…その…」モジモジ
  9. 9 : : 2013/12/18(水) 13:09:39

    ユーク「......」ジッ

    女子訓練兵「あぅ…わ、私と…つ、付き合ってくださいっ!!」ペコリ

    ユーク「…なるほどね」

    女子訓練兵「…ど、どうですか?」チラ

    ユーク「…ごめんなさい。それは…“できない”んだ」

    女子訓練兵「…ダメかぁ」ショボン
  10. 10 : : 2013/12/18(水) 13:09:51

    ユーク「…ごめんね?」

    女子訓練兵「じゃあ、誘ったところで…もうダメじゃん…」ボソボソ

    ユーク「何に誘うって?」

    女子訓練兵「な、何でもないの!」アセアセ

    ユーク「……」ジッ

    女子訓練兵「……」シュン
  11. 11 : : 2013/12/18(水) 13:10:04

    ユーク「君は、これでよかったの?」

    女子訓練兵「勿論、良い返事が貰えれば良かったんだけど、これでもいいの」

    ユーク「…どうして?」

    女子訓練兵「だって気持ちは、ちゃんと伝えられたから!」

    ユーク「…そうかい」クスリ

    女子訓練兵「1つ、聞いてもいい?」
  12. 12 : : 2013/12/18(水) 13:10:16

    ユーク「何?」

    女子訓練兵「あなたは、やっぱり…レオンハートさんの恋人なの?」

    ユーク「いいや、違うよ?」

    女子訓練兵「…でも、皆そう思っているよ?」

    ユーク「でも…違うよ?」

    女子訓練兵「好きじゃないの?」
  13. 13 : : 2013/12/18(水) 13:10:26

    ユーク「好きだよ?」

    女子訓練兵「え!?」

    ユーク「それは、あくまで…家族愛に近いものだけどね」

    女子訓練兵「それって…」

    ユーク「彼女に抱いているのは…恋愛感情じゃあ…ないんだよ」

    女子訓練兵「そ、そうなんだ…」
  14. 14 : : 2013/12/18(水) 13:10:40

    ユーク「…こんな答えじゃあ、不満かい?」ジッ

    女子訓練兵「う、ううん!そんな事ないよ」アセアセ

    ユーク「……」

    女子訓練兵「…どうしたの?」

    ユーク「…いや、何でもないさ」

    女子訓練兵「…レオンハートさんの事、考えていたの?」
  15. 15 : : 2013/12/18(水) 13:11:03

    ユーク「…なんで、わかったの?」ビックリ

    女子訓練兵「…ふふっ、誰でもわかるよ?」クスクス

    ユーク「…俺って、分かり易いのかな?」

    女子訓練兵「ううん、きっとレオンハートさんの事に限ってだけだと思う」クスリ

    ユーク「...?」

    女子訓練兵「ふふふ」クスクス
  16. 16 : : 2013/12/18(水) 13:11:12

    ユーク「…じゃあ、俺も1つ質問するよ?」

    女子訓練兵「え?あ、はい…どうぞ」オズオズ

    ユーク「正直言うと…君とは、1,2回しか話した記憶がないと思うんだけど」

    女子訓練兵「そ、そうだね」

    ユーク「なんで、俺の事を好きになって、告白するまでに至ったの?」

    女子訓練兵「え、なんでって…」
  17. 17 : : 2013/12/18(水) 13:11:43

    ユーク「…失礼だけど、俺は君の事は、ほとんど何も知らないし」

    ユーク「君だって、俺の本当の事は…何も知らないでしょ?」

    ユーク「だから、君の行動原理が…理解できなかったんだ」

    女子訓練兵「......」ポカーン

    ユーク「わかりにくいなら、分けて質問するよ、いい?」

    女子訓練兵「は、はい」
  18. 18 : : 2013/12/18(水) 13:11:55

    ユーク「俺の事を好きになったきっかけは、何だったの?」

    女子訓練兵「それは…よくわからないよ」

    ユーク「どういう事?」

    女子訓練兵「私は元々、何でもできるあなたに、とても惹かれていたの」

    ユーク「……」

    女子訓練兵「そして気が付いた時には、ずっとあなたの事を目で追っていたの」
  19. 19 : : 2013/12/18(水) 13:12:09

    ユーク「それは…気付かなかったよ」

    女子訓練兵「うん。だっていつも遠くから、あなたを眺めているだけだったから」

    ユーク「…君はそんな事で、満足していたのかい?」

    女子訓練兵「うん。だって私じゃあ、あなたには…とても手が届かなかったから」

    ユーク「…誰がそんな事を決めた?」

    女子訓練兵「だって、あなたの周りには、レオンハートさんやアッカーマンさんが居たもの」
  20. 20 : : 2013/12/18(水) 13:12:21

    ユーク「…2人は、特に関係はない」

    女子訓練兵「でも、あんな美人な女の子2人が傍に居た、あなたに対して」

    女子訓練兵「私はいつまでも、声を掛ける勇気が持てなかったの」

    女子訓練兵「だから、この告白も半分、玉砕覚悟だったの」

    ユーク「なんで、そんな非合理的な...」

    女子訓練兵「恋に…合理性なんて必要ないよ!」
  21. 21 : : 2013/12/18(水) 13:12:35

    ユーク「……!」

    女子訓練兵「あっ、ごめんなさい…大声出しちゃって…」

    ユーク「質問したのは、1つだけだったけど、それによってわかった事が2つもあった」

    ユーク「君が俺に好意を持った理由と、告白に至った経緯はわかった」

    ユーク「だけど…俺に好意を持ったきっかけについては、どうも納得がいかない」

    女子訓練兵「え?」
  22. 22 : : 2013/12/18(水) 13:12:50

    ユーク「君は…俺の現在の順位を知っているかい?」

    女子訓練兵「…6位…でしょ?」

    ユーク「そう、6位なんだ」

    女子訓練兵「...?」

    ユーク「前回まで順位は、大体ずっと5位だったのに」

    女子訓練兵「…何が言いたいの?」
  23. 23 : : 2013/12/18(水) 13:13:05

    ユーク「俺の上には、また5人もいる」

    ユーク「そのうち、男子は3人」

    女子訓練兵「う、うん」

    ユーク「マルコについては、理由があって、特別触れない事にするけどね」

    ユーク「しかしだ、ライナーやベルトルトは、常に2位,3位に着いていた」

    ユーク「因みにミカサ…彼女の強さは別格だから、比較する意味はない」
  24. 24 : : 2013/12/18(水) 13:13:26

    女子訓練兵「そ、そうだね」

    ユーク「つまり、さっき君が言ったような『何でもできる』俺よりも更に上位に」

    ユーク「その高みに居る人物が、2人も居るんだ」

    ユーク「彼らを見れば分かるが、明らかに俺よりも優秀だ」

    ユーク「見た目も男らしい2人で、好意を持つには申し分ないはずだ」

    ユーク「君は俺にじゃなくて、彼らに好意を持つ事こそが正しいと、俺は思った」
  25. 25 : : 2013/12/18(水) 13:13:51

    女子訓練兵「それは…違うと思うよ?」

    ユーク「俺の見解で、何か間違いがあった?」

    女子訓練兵「あなたは、とても頭がいいけど…殊更、恋心が解っていないのね」クスス

    ユーク「...?」

    女子訓練兵「でも、そんな純粋なあなただから…私は好きになったの」

    ユーク「え?」
  26. 26 : : 2013/12/18(水) 13:14:05

    女子訓練兵「能力だとか、優秀だとか…実際は、そんな要素なんて、どうでも良かったの」

    ユーク「……」

    女子訓練兵「私は、“あなただから”…好きになったの!」ニコ

    ユーク「…『俺だから』?」

    女子訓練兵「そっ!」ニコ

    ユーク「…ちょっとまだ…わからないや」
  27. 27 : : 2013/12/18(水) 13:14:16

    女子訓練兵「…そのうち、わかるようになるよ」

    ユーク「......」

    女子訓練兵「因みに…」チラ

    ユーク「ん?」

    女子訓練兵「レオンハートさんに告白したりはしないの?」

    ユーク「…さっきも言ったでしょ?」
  28. 28 : : 2013/12/18(水) 13:14:26

    ユーク「…彼女の事は、『そういう』対象として、見ていないって」

    女子訓練兵「ふぅーん」ジーーッ

    ユーク「何?」

    女子訓練兵「きっと彼女も、あなたが言って来るのを待ってるのかもしれないよ?」ニコ

    ユーク「…それは、ないって」

    女子訓練兵「どうかなぁ?」
  29. 29 : : 2013/12/18(水) 13:14:39

    ユーク「それよりも、次の質問があって…」

    女子訓練兵「あっ!そういえば、私もう寮に戻らなきゃ!!」

    ユーク「…そうかい」

    女子訓練兵「ごめんね?」

    ユーク「別にいいさ、気を付けてね」

    女子訓練兵「うん!今日は告白を聞いてくれて、ありがとう」ペコリ
  30. 30 : : 2013/12/18(水) 13:14:51

    ユーク「期待に添えなくて、申し訳なかったよ」ペコリ

    女子訓練兵「そんな事ないよ…っていうと、嘘になっちゃうけどね?」

    ユーク「…ごめんね」

    女子訓練兵「あなたは、レオンハートさんと末永く、お幸せにね!」ニコ

    ユーク「…余計なお世話さ」クスッ

    女子訓練兵「それじゃあ、おやすみなさぁーい!」フリフリ タッタッタ
  31. 31 : : 2013/12/18(水) 13:15:05


    タッタッタ…


    ユーク「(この調子で、さっき言っていた『誘う』の目的語を探ろうと思ったけど)」

    ユーク「(都合が悪くなったのか、適当に巻かれてしまった)」

    ユーク「(告白されたのなんて…初めてだな)

    ユーク「(さっきまでは、頑張って平静を装っていたけど…場を切り抜けて、力が抜けた)」

    ユーク「(…アニ)」

    ユーク「(君に抱いているこの感情は…一体、何なんだろうね?)」

  32. 32 : : 2013/12/18(水) 13:15:37

    ―――――――― 

    アニ「(…驚いた!)」ドキドキ

    アニ「(まさか、ユークが告白されていたなんて…)」

    アニ「(とても大事な場面に、遭遇してしまった気がするよ)」

    アニ「(ユーク、きっぱりと断っていたね…やっぱり私達の正体を気にしているんだよね?)」

    アニ「(それに…私に対して、恋愛感情はないって…言っていたな)」ハァ

    アニ「(…あれ?なんで…ため息が?)」ポロッ
  33. 33 : : 2013/12/18(水) 13:15:54

    アニ「(あっ…涙まで…)」ポロポロ

    アニ「(私、本当に一体、どうしちゃったんだろ…?)」ポロポロ

    アニ「……」ポロポロ

    アニ「(泣いていたら、ダメだよね…)」グシグシ

    アニ「(このままじゃあ、ユークにも見つかっちゃう…)」

    アニ「(こっそりと、この場を離れなきゃ!)」コソコソ
  34. 34 : : 2013/12/18(水) 13:16:19

    アニ「(そぉーっと…そぉーっと…)」ソローリソローリ


    パキッ!

    ガサガサ


    ユーク「…!!」ピクリ


    アニ「(やばいっ!やっちゃった…)」ビクビク

    アニ「(こんな時に…私のバカっ!)」ポカポカ


    ユーク「…誰だ?出てきな」キッ

    ユーク「(さっきのまでの会話…聞かれていたかもしれない)」
  35. 35 : : 2013/12/18(水) 13:16:41


    シーン...

    ヒョコッ トコトコ


    ユーク「……!」

    アニ「…ユーク」トコトコ

    ユーク「…アニ」

    アニ「あ、その…」チラチラ

    ユーク「とりあえず、そこに座ろうか」

    アニ「うん…そうだね」

  36. 36 : : 2013/12/18(水) 13:16:57

    ――――――――

    アニ「……」

    ユーク「......」

    アニ「(…気まずいよ)」

    ユーク「(よりにもよって、一番聞かれたくなかった人に…)」

    アニ「(な、何を話せば…いいんだろう?)」

    ユーク「(こうなったのも、俺の所為だ)」
  37. 37 : : 2013/12/18(水) 13:17:06

    アニ「(ユーク、何か喋ってよ)」チラチラ

    ユーク「(アニに、余計な気を遣わせない為には…)

    アニ「あ…その…」

    ユーク「アニ」チラ

    アニ「あ、うん…」ジッ

    ユーク「アニは…聞いていたのかい?」
  38. 38 : : 2013/12/18(水) 13:17:22

    アニ「え…その…」チラチラ

    ユーク「(まずは、確かめようと思ったけど…)」チラ

    アニ「(うぅぅ…何て言えばいいんだろう…)」モヤモヤ

    ユーク「(これは…間違いなく、聞かれていたな)」

    アニ「(ユークに心配を掛けない為には…)」

    ユーク「(じゃあ、俺が言わなきゃならない事は…決まっているな)」
  39. 39 : : 2013/12/18(水) 13:17:37

    アニ「ユ、ユーク…私ね…」オズオズ

    ユーク「アニ、俺は…アニの事を大切に想っているよ?」

    アニ「え?」

    ユーク「アニの事は、家族のように愛している」

    ユーク「それは、間違いない」

    ユーク「だから...」
  40. 40 : : 2013/12/18(水) 13:17:53

    アニ「え...え?」ドキマギ

    ユーク「だから、アニはさっきの事は…何も気にしないで?」

    アニ「あ、あの…私が言いたかったのは…」

    ユーク「え?」

    アニ「ユ、ユークが…私の事を…」

    ユーク「家族のように愛している…けど?」
  41. 41 : : 2013/12/18(水) 13:18:28

    アニ「ううん。そうじゃなくてさ…」

    ユーク「じゃあ、一体、何?」

    アニ「私に対して、その…一切の…恋愛感情を抱いていないって…」

    ユーク「…その事かい?」

    アニ「…うん」コクリ

    ユーク「…本当さ」
  42. 42 : : 2013/12/18(水) 13:18:40

    アニ「そう…なんだね」ジワァ

    ユーク「アニ?」

    アニ「あっ…あれ…?」ポロッポロッ

    ユーク「なんで…泣いているの?」

    アニ「なんでだろうね…私には、わからないや」ポロポロ

    ユーク「俺がアニを傷つけたのかい?」ナデナデ
  43. 43 : : 2013/12/18(水) 13:18:54

    アニ「ううん…多分…違うかも」グスッグスッ

    ユーク「(俺は言葉の選択を…誤ったのか?)」ナデナデ

    アニ「(ユークの前で…泣いちゃった…)」グスッグスッ

    ユーク「(俺は何て言えば、『正しかった』んだ?)」ナデナデ

    アニ「(いい加減、泣き止んで…ユークに心配を掛けなくしなきゃ)」グシグシ

    ユーク「…アニ、落ち着いた?」ナデナデ
  44. 44 : : 2013/12/18(水) 13:19:06

    アニ「…うん」コクリ

    ユーク「それじゃあ、戻ろうか?」スクッ スッ

    アニ「うん」ギュッ

    ユーク「引くよ?」グイッ

    アニ「あっ、強いよ、ユーク!」トテテ

    ユーク「(…まだ動揺していて、力加減を間違えた)」
  45. 45 : : 2013/12/18(水) 13:19:19

    アニ「(あっ、まずい!ユークにぶつかる!!)」トテテ

    ユーク「(あれ?アニの勢いが…)」

    アニ「(ユーク、ごめんっ!)」ドテン

    ユーク「!!」ドテン

    アニ「きゃっ!」イタタ

    ユーク「アニ、何しているん…だい?」ドキリ
  46. 46 : : 2013/12/18(水) 13:19:42

    アニ「いたた…あっ!///」ビクリ

    ユーク「(アニに押し倒されるとはね…俺も情けないな)」

    アニ「(ど、ど、どうしよう…///)」カチーン

    ユーク「(アニの顔、すごく近いな…///)」ドキドキ

    アニ「(こんなに至近距離で、ユークの事を見たの…初めてかも...///)」ドキドキ

    ユーク「(…どうして俺はアニの顔を見て、動揺しているんだ?)」ドキドキ
  47. 47 : : 2013/12/18(水) 13:20:30

    アニ「(う、動きたいけど…身体を動かせない…///)」カチーン

    ユーク「アニ…退いて?」

    アニ「あ、あ…」カチーン

    ユーク「アニ?」

    アニ「い、いや…///」フルフル

    ユーク「はい?」
  48. 48 : : 2013/12/18(水) 13:20:48

    アニ「その…もうちょっと…このままがいい…///」

    ユーク「何、馬鹿な事を言っているんだい?」

    アニ「ば、馬鹿でもいいから…///」ジーーッ

    ユーク「誰かに見られたら…まずいでしょ?」

    アニ「い、いいから!///」ジーーッ

    ユーク「(アニは…何を考えているんだ?)」
  49. 49 : : 2013/12/18(水) 13:21:00

    アニ「(こ、このまま…顔を少しだけ、近づけたら…///)」スーーッ

    ユーク「(や、やばい!アニの顔が…すぐ傍に…///)」ドキンッ

    アニ「ユ、ユーク…///」スーーッ

    ユーク「(な、なんで…俺は身体を動かせないんだ?)」ドキドキ

    アニ「……///」スーーッ

    ユーク「(動けよ!俺の身体!!)」ドキドキ
  50. 50 : : 2013/12/18(水) 13:21:11

    アニ「(も、もうあと…数mmで…///)」スッ

    ユーク「ア、アニ…///」バクバク

    アニ「……///」ドキドキ


    ミカサ「アニ、そこにいるの?」トテトテ


    アニ「!!」ドキンッ バッ

    ユーク「!!」ビクッ バッ
  51. 51 : : 2013/12/18(水) 13:21:27

    ミカサ「なんだ、ユークも居たの」

    アニ「あ、あ、うん…///」アセアセ

    ユーク「ミ、ミカサは一体、どうしてここに?」アセアセ

    ミカサ「どうして2人は、倒れて重なっているの?」

    アニ「え!?あっ、ち、違うのっ!!」バッ

    ユーク「そ、そうだ!じ、事故だったんだよ!!」ムクリ
  52. 52 : : 2013/12/18(水) 13:21:37

    ミカサ「...何が?」キョトン

    アニ「わ、私が悪いんだよ!!」アセアセ

    ユーク「落ち着いて、アニ。俺が説明するからさ」アセアセ

    ミカサ「…2人とも、落ち着いた方がいい」

    アニ「そ、そうだね!」

    ユーク「一旦、起きて落ち着こう」スーハー

  53. 53 : : 2013/12/18(水) 13:21:51

    ――――――――

    ミカサ「…それで、落ち着いただろうか?」

    アニ「うん、おおよそね」ドキドキ

    ユーク「ミカサが突然現れて、尚更、驚いただけさ」

    ミカサ「それで、どうしたの?」

    アニ「ちょ、ちょっと事故があってね」

    ユーク「俺がアニの手を強く引いちゃった所為で、2人とも倒れちゃったという訳さ」
  54. 54 : : 2013/12/18(水) 13:22:39

    ミカサ「そうだったの」

    アニ「(ユーク…必要最小限の情報で的確に伝えてくれた…///)」ポーー

    ユーク「それで、ミカサはどうしてここに?」

    ミカサ「私は門限が近かったので、アニを探しに来ただけ」

    アニ「そうだったんだ。ごめん…」シュン

    ユーク「俺も引き留めて、悪かったよ」
  55. 55 : : 2013/12/18(水) 13:22:52

    ミカサ「それじゃあ、早く戻りましょう」クル スタスタ

    アニ「そうだね」スタスタ

    ユーク「(危ない、危ない…)」スタスタ

    ミカサ「(2人とも、あのまま…キスしてしまうくらい距離が近かった)」

    アニ「(ミ、ミカサには…見られてなかったよね?)」ドキドキ

    ユーク「(でも、ミカサが探しに来なかったら…多分、俺達はあのまま…///)」
  56. 56 : : 2013/12/18(水) 13:40:24

    ミカサ「(まぁ、2人が結ばれるのなら、私は一向に構わないけれど)」

    アニ「(私、あのまま…何をしようとしていたんだろう?)」

    ユーク「(アニ、君の事が…わからなくなってきたよ)」

    ミカサ「(でもアニがあんなに積極的な事をするようには、これまではあまり思えなかった)」

    アニ「(あぁ、また頭がぽーっとしてきたよ)」クラクラ

    ユーク「(“分からない事”は、増える一方だ)」ウムム
  57. 57 : : 2013/12/18(水) 13:40:37


    スタスタ スタスタ


    ユーク「そういえば、アニ」チラ

    アニ「ん?///」ポーー

    ユーク「いや、今日は…いいや」

    アニ「え?///」ポーー

    ユーク「今の君は、まともに受け答えができそうにないからさ」

    アニ「あ、うん…///」ポーー
  58. 58 : : 2013/12/18(水) 13:40:44

    ユーク「ミカサ」

    ミカサ「何、ユーク?」チラ

    ユーク「アニの事、よろしく頼んだよ?」チラ

    ミカサ「…ええ、わかった」チラ

    アニ「(ユーク…///)」ポーー

    ユーク「ご覧の通りだからさ」
  59. 59 : : 2013/12/18(水) 13:41:06

    ミカサ「そうね」

    ユーク「それじゃあね、2人とも」フリフリ

    ミカサ「ええ、おやすみなさい」フリフリ

    アニ「おやすみ…ユーク///」フリフリ

    ミカサ「(アニはとても重症のよう...)」チラ

    アニ「……///」ポーー
  60. 60 : : 2013/12/18(水) 13:41:27


    ガチャ バタン


    ミカサ「ユークも男子寮へ戻った」

    ミカサ「ので、私達も教官に見つからないように戻りましょう」

    アニ「…うん」

    ミカサ「アニ、ちゃんとついて来て?」

    アニ「うん…」トコトコ

    アニ「(私…一体…///)」ポーー


  61. 61 : : 2013/12/18(水) 13:42:51

    Part1は、これでおわり

    現在のレス数見れば分かるけど

    今回は...長いよ?

  62. 62 : : 2013/12/18(水) 21:27:56
    ミカサは、アニとユークが結ばれて欲しいなら出て行かなければ良かったのにねw
  63. 63 : : 2013/12/18(水) 21:51:37
    >>62
    門限と言う体裁上、長引かせない為にも仕方のない事なのさ

  64. 64 : : 2013/12/19(木) 16:50:07

    ――Part 2――

    ――――翌日 朝 食堂――――

    ユーク「おはよう、アニ」

    アニ「うん、おはよう」

    ユーク「...ここ、座るよ?」スチャ

    アニ「どうぞ」

    ユーク「......」シーン

    アニ「……」シーン
  65. 65 : : 2013/12/19(木) 16:50:23

    ユーク「…昨日の事はさ」

    アニ「…どっちの事?」

    ユーク「…『後の方』さ」

    アニ「…ごめんなさい」

    ユーク「…謝ったら、ダメだ」

    アニ「なんで?」
  66. 66 : : 2013/12/19(木) 16:50:38

    ユーク「…何となくさ」

    アニ「そんな『非合理的な事』、アンタらしくないよ」

    ユーク「…あぁ、そうさ」

    アニ「……」ジーーッ

    ユーク「この話は、もうしない事にしようか」

    アニ「…うん、そうだね」
  67. 67 : : 2013/12/19(木) 16:50:52

    ユーク「…昨日、話しそびれた事を聞いてもいいかい?」

    アニ「どうぞ?」

    ユーク「あの娘さ…」

    アニ「…うん」

    ユーク「…俺を何かに誘おうとしていたんだよ」

    アニ「そうなんだ」
  68. 68 : : 2013/12/19(木) 16:51:05

    ユーク「それは、聞こえていなかった?」

    アニ「小声だったしね」

    ユーク「そうだったな」

    アニ「それで?」

    ユーク「アニは、それが何か知っているかい?」

    アニ「…知らない」ツーン
  69. 69 : : 2013/12/19(木) 16:51:44

    ユーク「そっか。何だったんだろうな?」

    アニ「単純にデートのお誘いだったんじゃないの?」ツーン

    ユーク「…急に言葉が冷たくなったな」

    アニ「…いつも通りさ」

    ユーク「…何か、不愉快だったかい?」

    アニ「…別に、何もないさ」
  70. 70 : : 2013/12/19(木) 16:52:28

    ユーク「…少し、気になっただけなんだ」

    アニ「…そう」

    ユーク「……」

    アニ「......」

    ユーク「(気まずいな…上手く言葉が出てこない)」グヌヌ

    アニ「(私の…ばかっ…)」
  71. 71 : : 2013/12/19(木) 16:52:32

    ユーク「(このまま、“また”気まずい雰囲気になるのは、嫌だな)」
    (『――番外編―― 第13話』参照)

    アニ「(どうして私は…ユークにこんな冷たい態度しか…取れないんだろう)」

    ユーク「(アニと仲直りしたい…喧嘩したわけじゃないけど…)」

    アニ「(本当に伝えたい言葉が、どうしても言えない…私の意気地なし)」

    ユーク「(何か、きっかけがないかなぁ)」

    アニ「(何でもいいから、きっかけがほしい)」

  72. 72 : : 2013/12/19(木) 16:55:47

    ――――――――

    ミカサ「おはよう、2人とも」ヒョコッ

    ユーク「あぁ、おはよう」

    アニ「…おはよう」

    ミカサ「2人とも、元気がない」

    ミカサ「一体、どうしたの?」

    ユーク「ちょっと…気まずくなっちゃってね」
  73. 73 : : 2013/12/19(木) 16:55:57

    アニ「……」

    ミカサ「そう」

    ミカサ「でも、安心して!いい知らせを持って来た!!」

    ユーク「それは、一体?」

    アニ「……」チラ

    ミカサ「ふっふっふ、実は今度の連続休暇の2日目に、近くでお祭りが開催される」
  74. 74 : : 2013/12/19(木) 16:56:10

    ユーク「ふーん」

    アニ「......」

    ミカサ「ので、2人で一緒に行って、楽しんで来ればいい!!」ババーン

    ユーク「……」チラ

    アニ「……」チラ

    ミカサ「……」ジーーッ
  75. 75 : : 2013/12/19(木) 16:56:19

    ユーク「…嫌?」

    アニ「今、2人では…ちょっと…」

    ミカサ「ならば、仕方がない」ハァ

    ミカサ「私もエレンと2人で行くつもりだった」

    ミカサ「ので、また4人でダブルデートする事にしよう!」ドドーン

    ユーク「…アニ、それならどう?」チラ
  76. 76 : : 2013/12/19(木) 16:56:30

    アニ「…いいよ。付き合ってあげる」

    ミカサ「(何があったかは知らないけれど…2人とも素直じゃない)」ハァ

    ユーク「(なんか…心が苦しい…)」ズキズキ

    アニ「(また…やっちゃった…)」ズーン

    ミカサ「(まぁ、この機会に仲直りをしてもらわなければ!)」

    ユーク「(アニは俺の事が…嫌いになったのかな?)」ズキズキ
  77. 77 : : 2013/12/19(木) 16:56:47

    アニ「(なんで…私は、素直になれないんだろう?)」ズーン

    ミカサ「それで、ユーク!」

    ユーク「何だい?」

    ミカサ「貴方に頼みがある」

    ユーク「…まさか?」

    ミカサ「え、ええ…そのまさか」モジモジ
  78. 78 : : 2013/12/19(木) 16:56:59

    ユーク「…わかったよ、エレンを説得しに行こうか」スクッ

    ミカサ「ありがとう、ユーク!」パァァ!

    ユーク「きっかけをくれたのは、君だからね」

    ユーク「次は、俺が君に返す番さ」

    ミカサ「期待している」ニコ

    ユーク「よしっ!じゃあ、かたぁーい砦を崩しに行きますか」スタスタ

  79. 79 : : 2013/12/19(木) 16:57:09

    ―――――――― 

    ユーク「エレン、ちょっといいか?」チョイチョイ

    エレン「なんだ?」モッグモッグ

    ユーク「…一旦、飲み込みまで待つよ」

    エレン「すまねぇな」ゴクン

    ユーク「それで、本題なんだけどさ」

    エレン「ほうほう」
  80. 80 : : 2013/12/19(木) 16:57:19

    ユーク「今度の連休に、近くで祭りが催されるらしいんだよ」

    エレン「へぇ、そうなのか」

    ユーク「で、だ!」

    エレン「...?」

    ユーク「また、“4人”で祭りに“遊びに”行かないか?」ニカッ

    エレン「4人って、ユークとアルミンとジャンとか?」
  81. 81 : : 2013/12/19(木) 16:57:39

    ユーク「いいや、他にも4人で外出した事があっただろ?」

    エレン「…なくないか?」

    ミカサ「……」ズテン

    ユーク「(ミカサぁ…)」ホロリ

    エレン「ははっ!冗談だよ」ケラケラ

    ミカサ「え?」グググ
  82. 82 : : 2013/12/19(木) 16:57:53

    エレン「ユークとミカサとアニとで、4人で出かけた時の事を言ってるんだろ?」
    (『――番外編―― 第4話』参照)

    ユーク「……!」パチリ

    ミカサ「エレン!ちゃんと覚えていたの?」パァァ

    エレン「俺は友達と遊んだ事を忘れちまうほど、馬鹿じゃねぇよ」

    ユーク「…よかったよ」

    ミカサ「エレン、嬉しい!!」ユサユサ
  83. 83 : : 2013/12/19(木) 16:58:09

    エレン「わかったから…揺らすなよ」グラグラ

    ユーク「じゃあ勿論、返事は...?」ワクワク

    エレン「行くに決まってるだろ?」ニカッ

    ユーク「そう、安心したよ」ホッ

    ミカサ「エレン!エレン!!」ユサユサ ニコニコ

    エレン「お前、どれだけ喜んでるんだよ?」グラグラ
  84. 84 : : 2013/12/19(木) 16:58:17

    ユーク「(良かったね、ミカサ)」チラ

    ユーク「それじゃあ、また詳細はミカサとも話し合って、決めておくから待っていてくれ」

    エレン「おう、よろしくな!」

    ミカサ「それじゃあ、戻りましょう!」

    ユーク「機嫌がいいね」

    ミカサ「当然っ!」ドヤァ
  85. 85 : : 2013/12/19(木) 16:58:30

    ユーク「…上手く誘えてよかったね」ニコ

    ミカサ「ええ、ありがとう」ニコ

    ユーク「それじゃあ、アニにもこの事を伝えなきゃな!」

    ミカサ「ええ、2人の仲を深めるきっかけにしてほしい」

    ユーク「…ありがとね、ミカサ」

    ミカサ「どういたしまして」

  86. 86 : : 2013/12/19(木) 16:58:49

    ――――――――

    ユーク「アニ、エレンにも了解を貰って来たよ」ピース!

    ミカサ「当日は、4人でお祭りを楽しみましょう!」イエーイ!

    アニ「そう、よかったね」ツーン

    ユーク「(アニ…まだ怒っているの?)」

    ミカサ「……」

    アニ「…わ、私も」モジモジ
  87. 87 : : 2013/12/19(木) 16:59:00

    ユーク「ん?」

    アニ「私も…アンタ達とまた出掛けられる事が…嬉しいよ…///」モジモジ

    ユーク「…アニ」ウルウル

    ミカサ「(良かったわね、ユーク)」チラ

    アニ「何、泣きそうになっているのさ」クスリ

    ユーク「…アニがまた、ちゃんと話してくれるようになって…嬉しくてさ」グシグシ
  88. 88 : : 2013/12/19(木) 16:59:13

    ミカサ「ユークは、こういう所で涙脆いの?」

    アニ「さぁね?」クスッ

    ユーク「よしっ!じゃあ、計画を立てるとしよう!!」ケロッ

    ミカサ「あっ、切り替えが早い…」

    アニ「これも、ユークのいい所なのさ」クスス

    ミカサ「(アニも表情が柔らかくて、とても嬉しそうに見える)」ニコ

  89. 89 : : 2013/12/19(木) 16:59:26

    ――――――――

    ユーク「それで実際、どんなお祭りなの?」

    ミカサ「よくぞ、聞いてくれた!」

    アニ「テンション高いね」ヒソヒソ

    ユーク「今更の事さ。放っておこう」ヒソヒソ

    ミカサ「このお祭りは、『収穫祭』と言われていて」

    ミカサ「農作物の豊作の祈願と、感謝の気持ちを込めて行われるもの」
  90. 90 : : 2013/12/19(木) 16:59:41

    ミカサ「ので、当日は主に、食べ物関連の屋台が多く出店しているらしい」

    ユーク「へぇ、知らなかったよ」

    アニ「私も…去年まで行っていなかったし」

    ミカサ「そして夜には、花火大会が催される」

    ユーク「ロマンチックだね」ヘェー

    アニ「(花火…あまり見た事ないな)」ウズウズ
  91. 91 : : 2013/12/19(木) 16:59:53

    ミカサ「ので、前日の休暇1日目には、4人で浴衣を買いに行きましょう!」

    ユーク「…浴衣って何だい?」

    アニ「...?」

    ミカサ「え?」

    ユーク「…浴衣って何だい?」

    アニ「...?」ポカーン
  92. 92 : : 2013/12/19(木) 17:00:45

    ミカサ「2度言わなくても、ちゃんと聞こえていた」

    ユーク「そうかい」

    アニ「......」チラチラ

    ミカサ「2人は、知らなかったの?」

    ユーク「…アニも見た事がなかった?」チラ

    アニ「……」コクリ
  93. 93 : : 2013/12/19(木) 17:00:59

    ミカサ「ならば、簡単に説明すると」

    ミカサ「浴衣はお祭りなどに着て行く服の一種で、生地が薄く涼やかなのが特徴」

    ユーク「それは、夏だから?」

    ミカサ「そう、主に夏の暑さを避ける為に着るもの」

    ユーク「まぁ、おおよそはわかったけど」

    ミカサ「どうかしたの?」
  94. 94 : : 2013/12/19(木) 17:01:10

    ユーク「実物を見た事がない俺達が悪いのかもしれないけど」

    ユーク「それって、わざわざ買う価値があるのかい?」

    アニ「...?」ジーーッ

    ミカサ「勿論、ある!」ドンッ

    ユーク「…落ち着いて、ミカサ」ドウドウ

    ミカサ「…ごめんなさい。つい興奮してしまって」
  95. 95 : : 2013/12/19(木) 17:01:51

    ユーク「それで?」

    ミカサ「そう。浴衣は女性が着ると、とてもよく映える」

    ミカサ「ので、スタイルが良くて美人なアニは、浴衣が絶対に似合うはず!」

    ユーク「…ふぅーん」チラ

    アニ「…こっち見ないで///」テレテレ

    ミカサ「見た事が無いのなら、想像するのは難しいけれど」
  96. 96 : : 2013/12/19(木) 17:02:09

    ミカサ「買い物に行って、実際にアニが着ている姿を見れば、きっと納得するはず!」

    ミカサ「ので、是非一度、4人で試着に行くべき!!」グッ

    ユーク「…君の熱意は、ちゃんと伝わったよ」

    アニ「ユーク?」チラ

    ユーク「俺もアニには、可愛い服をたくさん着てほしいと思っているしさ」

    ユーク「お祭りの前日に、4人でその浴衣とやらを、見に行くとしようか!」ニコ
  97. 97 : : 2013/12/19(木) 17:02:35

    アニ「うんっ!」ニコ

    ミカサ「私もエレンに、綺麗な浴衣姿を見てもらいたい…///」テレテレ

    ユーク「きっと、大丈夫さ」

    ユーク「ミカサも美人だからね」

    ミカサ「ありがとう、ユーク」ニコ

    ユーク「(さて、エレンにはミカサの浴衣姿を褒める様、口添えしておかないとな)」
  98. 98 : : 2013/12/19(木) 17:02:52

    アニ「ユーク、ユーク…」グイグイ

    ユーク「ん、何だい、アニ?」チラ

    アニ「わ、私にも…///」モジモジ

    ユーク「何?」

    アニ「…ううん、何でもないんだ」

    ユーク「…?」キョトン
  99. 99 : : 2013/12/19(木) 17:03:05

    アニ「(『私も褒めてほしい』なんて…恥ずかしくて言えないよ…///)」モジモジ

    ユーク「(アニの浴衣姿も、ちゃんとを褒めてあげないとね)」

    ミカサ「それじゃあ、2人とも訓練に行きましょう」

    ユーク「…もう、そんな時間だったか」

    アニ「時間が経つのは、早いね」

    ミカサ「今日の午前の対人格闘では、私はアニと組み、女どうしで話をしたい」
  100. 100 : : 2013/12/19(木) 17:03:15

    ミカサ「ので、ユークはエレンと組んでほしい」

    ユーク「わかったよ。その時に浴衣を買いに行く事も伝えておく!」

    ミカサ「ええ、よろしくお願い」

    ユーク「それじゃあ、今日も1日、頑張ろうか!」スクッ

    ミカサ「ええ」スクッ

    アニ「そうだね!」スクッ
  101. 101 : : 2013/12/19(木) 17:03:36

    ユーク「エレンは、ミカサの浴衣姿を褒めてくれるかな?」ニマニマ スタスタ

    ミカサ「むっ!絶対に褒めてもらうから」グッ スタスタ

    アニ「どういう事だい?」チラ

    ミカサ「その通り!説明してほしい」

    ユーク「あのエレンだからなぁ」ハハ

    アニ「意地悪だね、アンタも――――」クスス トコトコ


  102. 102 : : 2013/12/19(木) 17:03:49

    ――――対人格闘訓練――――

    エレン「今日は、ユークとか」

    ユーク「エレンと組むのも、なんか久しぶりな気もするな」

    エレン「最近は、俺がアニに教えて貰って」

    ユーク「俺がエレンの代わりに、ミカサの相手を務めるのが定番だったからな」

    エレン「すまないな。大変な役を押し付けてしまって」ペコリ

    ユーク「アニと組む機会が減ったのは、少し寂しいけどさ」
  103. 103 : : 2013/12/19(木) 17:04:06

    ユーク「俺もミカサに鍛えてもらって、かなり腕も上達したと思うよ」

    エレン「そう言ってもらえると、助かる」

    ユーク「それに、ミカサと話をしているのも、楽しいしな」

    エレン「…そうか」

    ユーク「実際に面白い娘だよな、彼女はさ」ハハッ

    エレン「(ユークはミカサの事を、好きでいてくれているのか…なら)」
  104. 104 : : 2013/12/19(木) 17:04:20

    ユーク「エレン、話を聞いている?」

    エレン「あぁ、すまねぇ。始めようか!」

    ユーク「今日、俺がエレンと組んだのも、今朝の話の続きがあってな?」

    エレン「(この話は…また今度でも…いいよな?)」

    エレン「とりあえず、闘いながら話そうぜ?」スッ

    ユーク「確かにそうだな。俺の先攻だ!」ダッ
  105. 105 : : 2013/12/19(木) 17:04:32


    バッ バシッ

    ビュンッ スタッ


    ユーク「それじゃあ、ぼちぼち話を始めようか」

    エレン「今朝の『4人で祭りに行く』って話だよな?」

    ユーク「そう。それで、また3人で話を進めてさ」

    エレン「詳細は、どうなったんだ?」

    ユーク「詳細は、まぁまた今度かな?」

    エレン「なんだ、そりゃ?」
  106. 106 : : 2013/12/19(木) 17:04:43

    ユーク「他の話で盛り上がってさ」

    エレン「...?」

    ユーク「お祭りの前日にさ」

    エレン「あぁ」

    ユーク「4人で、街へ浴衣を見に行こうという話に纏まったんだ」

    エレン「あぁ、浴衣か」
  107. 107 : : 2013/12/19(木) 17:04:55

    ユーク「エレンは、浴衣を知っていたのか?」

    エレン「ミカサに教えてもらうまで、知らなかったけどな」

    ユーク「俺もアニも、昨日彼女に聞かされて、初めて知ったよ」

    エレン「地域的なものだしな」

    ユーク「俺達が知らなかったのは、その為か」

    エレン「それで、浴衣を買いに行くって?」
  108. 108 : : 2013/12/19(木) 17:05:11

    ユーク「そっ。多分、俺達が払うんだろうけどな」ハハッ

    エレン「それが『男の甲斐性』なんだろ?」

    ユーク「エレンも大事な事が解ってきたようだな」

    エレン「金、貯めとかないとな」

    ユーク「全くだよ」

    エレン「とりあえず、休暇1日目は『4人で街へ外出』って事でいいんだな?」
  109. 109 : : 2013/12/19(木) 17:05:25

    ユーク「そう言う事!当日はミカサの浴衣姿を褒めてやれよ?」

    エレン「…わかったよ」

    ユーク「ちゃんと言ったからな?」

    エレン「念を押さなくても、ちゃんと言うって」

    ユーク「それじゃあ、休暇2日間は宜しくな?」

    エレン「あぁ、こちらこそ!」

  110. 110 : : 2013/12/19(木) 17:05:39

    ―――――――― 

    ミカサ「アニ、よろしく」

    アニ「久しぶりだね、アンタと組むのは」

    ミカサ「そうね。最近はユークとばかり組んでいるから、エレンと組めなくて寂しい」

    アニ「それは、私に教えを乞うてくる、エレンに直接言いな」

    ミカサ「でも、貴方の教え方の方が上手なのは、明らか」

    ミカサ「ので、私はユークを鍛える事に専念している」
  111. 111 : : 2013/12/19(木) 17:05:50

    アニ「あいつも大変だね」

    ミカサ「そうね。本当ならば、ユークも貴方と組みたいと思っているはず」クスリ

    アニ「そ、そんな事ないさっ!」アセアセ

    ミカサ「急に慌てて、可愛い」ニコ

    アニ「か、からかわないで…///」プイ

    ミカサ「ユークにも、今の可愛いアニの姿を見せてあげたい」
  112. 112 : : 2013/12/19(木) 17:06:03

    アニ「や、やめてよ…///」

    ミカサ「でも、浴衣姿のアニはもっともっと可愛いと、私は思う」

    アニ「ミカサ…」

    ミカサ「だから、お祭りの前日は、一番可愛い浴衣を買って貰って」

    ミカサ「当日に、とびきり可愛い浴衣姿を見せる事が、ユークが一番喜ぶと思う」ニコ

    アニ「あくまで、『買って貰う』なんだね?」クスリ
  113. 113 : : 2013/12/19(木) 17:06:23

    ミカサ「ええ。勿論、私もエレンに買って貰う!」ニコ

    アニ「ユークは…喜んで…くれるのかな?」

    ミカサ「心配は要らない」

    ミカサ「アニは、自分が『これだ!』と思う浴衣を選んで、それを着ればいいだけ」

    アニ「そ、そんな事で…いいのかな?」オズオズ

    ミカサ「お金の事も、褒めてもらう事も含めて」
  114. 114 : : 2013/12/19(木) 17:06:33

    ミカサ「後の事は、ユークが何とかしてくれる」

    ミカサ「ので、私達が難しく考える必要はない」

    アニ「…うんっ!そうだよね!!」パァァ

    ミカサ「それじゃあ、考えも纏まった」

    ミカサ「ので、訓練を始めましょう!」

    アニ「手加減はしないよ?」スッ
  115. 115 : : 2013/12/19(木) 17:06:41

    ミカサ「望むところ」スッ

    アニ「久しぶりに本気出すから」

    ミカサ「でも、お互いに決して怪我だけはしないようにしましょう」

    アニ「当たり前さ…だって…」

    ミカサ「楽しみにしているお祭りに、行けなくなってしまうから?」ニコ

    アニ「うん、そうさ!」
  116. 116 : : 2013/12/19(木) 17:07:02

    ミカサ「...よかった」ニコ

    アニ「え、何がさ?」キョトン

    ミカサ「いいえ、何でもない」ニコ

    アニ「気になるから、教えてよ」

    ミカサ「アニ、訓練に集中」

    アニ「話を逸らさないでよ!ねぇってば…」ユサユサ
  117. 117 : : 2013/12/19(木) 17:07:16

    ミカサ「ふふふ」グラグラ

    アニ「……」ユサユサ

    アニ「(ユークは、私が浴衣を着ている姿を見て、どう思うんだろう?)」モヤモヤ

    アニ「(でもミカサが言ったように、私にできる事も限られている…)」

    アニ「(ユーク、私…頑張るからね?)」ドキドキ

    ミカサ「(エレンに褒めて貰えるのが…今からとても楽しみ♪――――)」


  118. 118 : : 2013/12/19(木) 17:07:29

    ――――夜 女子寮――――

    ミカサ「クリスタ、クリスタ!」チョイチョイ

    クリスタ「なぁに、ミカサ?」チョコン

    ミカサ「クリスタに、またお化粧を教えてもらいたい」

    クリスタ「いいけど、またお出掛けするの?」

    ミカサ「その通り。アニ達とダブルデートに行く!」デデーン

    クリスタ「また、あの4人で行くんだね!」
  119. 119 : : 2013/12/19(木) 17:07:39

    ミカサ「ええ。4人でお祭りに行く!」

    ミカサ「ので、私とアニの2人に、お化粧を教えてもらいたい」

    クリスタ「よぉし!任せて!!」エヘン

    ミカサ「今度のお祭りの日までに、なんとか間に合わせたい」

    ミカサ「ので、いつから教えてもらえるだろうか?」

    クリスタ「それじゃあ!もう早速、今から練習だぁ!!」
  120. 120 : : 2013/12/19(木) 17:07:50

    ミカサ「わかった。アニも呼んでくる」ドロン ピューーッ

    クリスタ「あれ?どこに行ったの、ミカサ?」キョロキョロ

    ミカサ「……」タッタッタ

    クリスタ「消えたと思ったら、いつの間にか、あんなところに…」

    クリスタ「……」

    クリスタ「(何か…懐かしいな――――)」
    (『――番外編―― 第7話』参照)

  121. 121 : : 2013/12/19(木) 17:08:00

    ――――――――

    ミカサ「――――というわけで、アニを連れてきた」ヨイショ

    アニ「突然、現れたと思ったら、いきなり担いで行くなんて、強引だね」

    ミカサ「急ぎの用だった」

    ミカサ「ので、必要な事」

    アニ「はいはい、それで?」

    クリスタ「はーい!今から私が、お化粧を教えちゃいまぁーす!!」ハイハイ!
  122. 122 : : 2013/12/19(木) 17:08:10

    アニ「…なんで?」ポカーン

    ミカサ「勿論、今度のお祭りに備えて」

    クリスタ「時間もないから、びしびし行くよぉ!」ウキウキ

    ミカサ「...という事」

    アニ「…わかったよ。お願いします」ペコリ

    クリスタ「じゃあ早速、前にやった基本から教えて行くよぉ!」
  123. 123 : : 2013/12/19(木) 17:08:21

    ミカサ「アニ、暫くは寝る暇もないと思って?」ニコ

    アニ「えぇぇ…」

    クリスタ「ほら、早速やるよ?」ウキウキ

    ミカサ「お願いします」ペコリ

    アニ「…お願い」ペコリ

    クリスタ「(2人が綺麗になってくれるの…楽しみだなぁ♪――――)」


  124. 124 : : 2013/12/19(木) 17:09:51

    Part2おわり

    会話中に矛盾点が起こり得るのは、私の構成力がまだまだという事です

  125. 125 : : 2013/12/20(金) 21:05:09
    期待期待気合期待期やいきたい期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待期待
  126. 126 : : 2013/12/20(金) 21:06:31
    >>125
    あらら・・・・・・・・・・何か・・・・・・
    変なワードが・・・・・・・
  127. 127 : : 2013/12/21(土) 21:45:18

    ――Part 3――

    ――――休暇1日目 兵舎門前――――

    ミカサ「おまたせ、2人とも」トコトコ

    アニ「待たせたね」トコトコ

    ユーク「おはよう、2人とも」

    エレン「おはよーさん」

    ミカサ「……」ワクワク

    アニ「......」ソワソワ
  128. 128 : : 2013/12/21(土) 21:45:37

    ユーク「(…あぁ、確かに『そう』だ)」

    エレン「...?」

    ユーク「(エレン、ミカサの恰好やお化粧を褒めてあげて)」ヒソヒソ

    エレン「(あっ、そう言う事か!)」ヒソヒソ

    ユーク「(最初は俺がアニを褒めるから、それに続いてくれ)」チラ

    エレン「(いつも先陣切らせて、すまないな)」チラ
  129. 129 : : 2013/12/21(土) 21:45:54

    ユーク「アニ、今日も可愛い恰好だな!」ニコ

    アニ「あっ!う、うん…ありがとう///」テレテレ

    エレン「ミカサも恰好が似合ってるし、化粧もいい感じだぞ?」ニカッ

    ミカサ「エレンっ!嬉しいっ!!」ダキッ ギューーッ

    エレン「いきなり抱き付く奴があるか」ギューギュー

    ミカサ「だって、嬉しかったから」ニコニコ
  130. 130 : : 2013/12/21(土) 21:46:10

    ユーク「(ミカサは、いつも通りだね)」

    アニ「(ユークが褒めてくれた…嬉しい...///)」ポーー

    アニ「(わ、私も…ミカサみたいに…///)」チラチラ

    ユーク「どうかした、アニ?」ジッ

    アニ「な、何でもないの…///」アセアセ

    ユーク「...?」
  131. 131 : : 2013/12/21(土) 21:46:26

    アニ「(やっぱり…恥ずかしい...///)」モジモジ

    ミカサ「それじゃあ、出発しましょう!」

    エレン「いつまでくっついている気だよ?」ギュウギュウ

    ミカサ「いつまでも!」ニコ

    エレン「はぁ…わかったよ」ヤレヤレ

    ミカサ「……」ニコニコ
  132. 132 : : 2013/12/21(土) 21:47:16


    ユーク「俺達も行くよ?」スッ

    アニ「あっ!」

    ユーク「手…繋がないの?」

    アニ「…繋ぐよ」ギュッ

    ユーク「…ふふっ」クスリ

    アニ「なにさ…///」ジッ
  133. 133 : : 2013/12/21(土) 21:47:28

    ユーク「なんか、照れているみたいだからさ」

    アニ「…ほっといて///」プイ

    ユーク「この間だって、繋いだじゃないか」ニコ
    (『――番外編―― 第15話』参照)

    アニ「あれは、夜の森が怖かったから…」

    ユーク「じゃあ、俺達だけは手を繋がないで行く?」チラ

    アニ「……」チラ
  134. 134 : : 2013/12/21(土) 21:47:42


    ミカサ「エレンの手、温かい…」ニコニコ

    エレン「夏なのに、暑くないのか?」

    ミカサ「全然」ニコニコ

    エレン「まぁ、お前がそうしていたいなら、そうしていろよ」

    ミカサ「ええ、ずっとこうしていたい」ニコニコ

    エレン「(ミカサ、最近よく甘えてくるよな)」
  135. 135 : : 2013/12/21(土) 21:47:55


    ユーク「眩しいね」

    アニ「...うん」

    ユーク「俺達は…手を離す?」

    アニ「…ううん。このままがいい」ギューーッ

    ユーク「…ありがと、アニ」ボソリ

    アニ「え?」
  136. 136 : : 2013/12/21(土) 21:48:12

    ユーク「ううん。何でもないさ」ニコ

    アニ「(ユーク、何て言ったんだろう?)」

    ユーク「(アニ、別に君だけが照れているわけじゃ…ないんだよ?)」

    ユーク「(俺も手を繋いで…胸が高鳴っている)」

    ユーク「(なぜなのかは…知らないけどね…)」

    アニ「(ユーク…)」
  137. 137 : : 2013/12/21(土) 21:48:22


    ミカサ「行きましょう!」グイグイ トコトコ

    エレン「だから、引っ張るなって」スタスタ

    ユーク「アニ、行こう?」グイ

    アニ「そうだね」ギューーッ


    スタスタ トコトコ


  138. 138 : : 2013/12/21(土) 21:48:34

    ――――街中 服屋――――

    ミカサ「この店で探してみようと思う」

    アニ「なんで、お店を知っていたの?」

    ミカサ「こういう事は、クリスタの専売特許」

    ミカサ「ので、彼女に予め聞いておいた」エヘン

    ユーク「準備がいいね」

    エレン「やるな!ミカサ」
  139. 139 : : 2013/12/21(土) 21:48:46

    ミカサ「それ程でもない///」テレテレ

    アニ「ほら、案内して?」

    ミカサ「ええ、張り切っていい浴衣を見つけましょう!」

    ユーク「楽しそうだな」

    エレン「そうだな」

    ミカサ「あっ、浴衣のコーナーを見つけた!」
  140. 140 : : 2013/12/21(土) 21:48:58

    アニ「あそこに沢山並んで掛かっているのが、浴衣かい?」ジーーッ

    ミカサ「その通り。試しに1つ広げてみよう」バサッ

    ユーク「なるほど。こういう類の服なのか」ジーーッ

    アニ「変わった形状だね」

    エレン「ユークとアニは初めて見るんだったな」

    ミカサ「確かに見慣れないかもしれないけれど」
  141. 141 : : 2013/12/21(土) 21:49:32

    ミカサ「とりあえず、試着してみる事をお勧めする」

    アニ「どれがいいのか、わかんないよ」

    ミカサ「では、私とユークで可愛い浴衣を探してみるとする」

    ユーク「俺もかい?」

    ミカサ「ええ」

    ユーク「俺に浴衣を選ぶセンスなんて、ないと思うよ?」
  142. 142 : : 2013/12/21(土) 21:49:43

    ミカサ「そんな事はない。大切なのは、これを着てほしいという気持ち」

    ミカサ「ので、ユークが真剣に選んだものであれば、アニもきっと着てくれるはず」チラ

    ユーク「……」チラ

    アニ「うっ…うん///」コクリ

    ミカサ「ね?」チラ

    ユーク「わかった!」コクリ
  143. 143 : : 2013/12/21(土) 21:49:52

    ミカサ「では、探してみましょう」ガソゴソ

    ユーク「(どんな柄がいいだろうか?)」ガサガサ

    アニ「(ユークが選んでくれるんだ…嬉しいな///)」ジーーッ

    ミカサ「まずは、アニ。こういうのはどうだろうか?」スッ

    ユーク「(先を越された…)」

    ミカサ「アニ?」ジッ
  144. 144 : : 2013/12/21(土) 21:50:10

    アニ「(ユーク…)」チラ

    ユーク「(ものは試しさ、アニ?)」コクリ

    アニ「(うん、わかった)」コクリ

    アニ「じゃ、じゃあ、着てみる事にするよ」

    ミカサ「では、試着室へ行きましょう!」グイグイ

    アニ「押さないでよ、ミカサ」トテテテ
  145. 145 : : 2013/12/21(土) 21:50:25


    シャーーッ


    ミカサ「わくわく」

    ユーク「(ミカサには、まぁ…触れなくてもいいだろうな)」

    ユーク「(それよりも、アニが気になる)」ワクワク

    エレン「どんな感じなんだろうな?」

    ユーク「(ミカサが選んでいたのは、白の生地に紺色のラインが入ったものだったな)」

    ミカサ「(まず標準的なものを選んでみた。果たしてどうなるだろうか?)」ワクワク
  146. 146 : : 2013/12/21(土) 21:50:42


    シャーーッ


    アニ「お、おまたせ…///」モジモジ

    ユーク「……!」ジーーッ

    ミカサ「(よく似合っている)」ジーーッ

    エレン「(へぇ、綺麗だな)」ジーーッ

    アニ「こ、これは、どうなの?」オズオズ

    ユーク「浴衣姿って、可愛いんだな」ポツリ
  147. 147 : : 2013/12/21(土) 21:50:58

    アニ「え!?」ドキリッ

    ユーク「あっ!いや、そのね…」アセアセ

    アニ「……///」テレテレ チラチラ

    ユーク「…うん、よく似合っているよ!」ニコ

    アニ「あ、ありがと…///」テレテレ

    ミカサ「ユーク、そしてアニもよくやった!」
  148. 148 : : 2013/12/21(土) 21:51:23

    エレン「ミカサは、何を言ってるんだ?」ポカーン

    ユーク「ミカサ、俺は浴衣姿の魅力を見くびっていた」

    ミカサ「ええ、実物はこれ程の破壊力を持つ」

    ユーク「確かに、これは買う価値があると言える!」グッ

    アニ「は、恥ずかしいよ…ユーク///」モジモジ

    ミカサ「いいえ、それだけ今の貴方の姿は魅力的だという事」
  149. 149 : : 2013/12/21(土) 21:51:38

    ミカサ「ので、自信を持って!」グッ

    アニ「あ、あぅぅ…///」モジモジ

    ユーク「アニ」

    アニ「え?」

    ユーク「俺もアニに一番似合う浴衣を探し出すからさ」

    ユーク「少しの間、そのままで待っていてくれ!」ダッ
  150. 150 : : 2013/12/21(土) 21:51:52

    アニ「あ、う、うん…行っちゃった」

    ミカサ「ユークがとてもやる気になってくれて、良かったわね、アニ?」チラ

    アニ「…そうだね」

    ミカサ「ユークがアニにどんな浴衣を選ぶのか、とても楽しみね?」ニコ

    アニ「…うん、待っているよ」

    エレン「俺はその間、何をしていればいいんだ?」
  151. 151 : : 2013/12/21(土) 21:52:06

    ミカサ「エレンも私に似合いそうな浴衣を探してきてほしい」ニコ

    エレン「わかったよ。じゃあ行って来る!」スタスタ

    ミカサ「これでよし!」グッ

    アニ「アンタも楽しみが出来たね」

    ミカサ「ええ、とても楽しみ」ニコ

    アニ「ところでさ、この浴衣って…なんかスースーするね」
  152. 152 : : 2013/12/21(土) 21:52:21

    ミカサ「ええ、涼しさを追求した形状だからだろうと推測する」

    アニ「服は腰の帯で固定しているだけだから…前の所も、少し不安なんだよね…」ジッ

    ミカサ「そうね。浴衣というものは、意外と簡単に肌蹴《はだけ》てしまう」

    アニ「こんなのを…皆が着ているの?」

    ミカサ「ええ、お祭りの時は着ている人が多い」

    アニ「それに…スカートみたいに長くて…すぐに躓《つまづ》きそう」チラ
  153. 153 : : 2013/12/21(土) 21:52:36

    ミカサ「浴衣は走ったりする事には、向いていないから」

    アニ「いざという時には、自分では闘えないね」

    ミカサ「そういう時の為に、彼が居る」

    アニ「…そうだね」

    ミカサ「明日は、貴方は何も心配せずに、彼に全て任せたらいい」

    アニ「今日の事も含めて、何から何まであいつ任せになるとはね…」
  154. 154 : : 2013/12/21(土) 21:53:18

    ミカサ「偶には、そう言う日があってもいいと思う」

    アニ「そうかな?」

    ミカサ「この間も言ったけれど、可愛い浴衣姿を見せる事が、彼への感謝の形となる」

    ミカサ「ので、彼に全て委ねてはどうだろうか?」

    アニ「…うん、そうするよ」

    ミカサ「では、彼が可愛い浴衣を選んで持ってくるのを待ちましょう」
  155. 155 : : 2013/12/21(土) 21:54:02

    アニ「そうだね。待とうか」

    ミカサ「勿論、エレンも!」

    アニ「はいはい」

    ミカサ「エレン、早く、早く!」ワクワク

    アニ「落ち着きなよ」

    ミカサ「……♪」ワクワク


  156. 156 : : 2013/12/21(土) 21:58:39

    ――――男子組――――

    ユーク「うーん。探すとは言ったもの…どれがいいだろうか?」ウムム

    エレン「おーい、ユーク」スタスタ

    ユーク「エレン」チラ

    エレン「悩んでるのか?」

    ユーク「あぁ。啖呵切って来たものの、やはり1つに選ぶのは難しくてな」

    エレン「そうかぁ」ガサガサ
  157. 157 : : 2013/12/21(土) 21:58:57

    ユーク「エレンは?」

    エレン「俺もミカサに選ぶよう、頼まれてな…」ガサゴソ

    ユーク「そっか。頑張ろうな!」

    エレン「おう!」

    ユーク「どうしようか。店員に流行でも聞いてみるか?」

    エレン「まぁ、参考までに聞いてみるか」
  158. 158 : : 2013/12/21(土) 21:59:35

    ユーク「そうだな。じゃあ早速…」スタスタ

    ユーク「すみません」

    店員「はい。何かご用でしょうか?」

    ユーク「今年の女性用の浴衣の流行等を教えていただきたいのですが」

    店員「はい。プレゼントですか?」

    ユーク「はい。向こうで私が選んでくるのを待っているのですが、どうもよく分からなくて」
  159. 159 : : 2013/12/21(土) 21:59:47

    店員「左様でしたか。それでは流行について、ご案内いたします」

    ユーク「よろしくお願いします」

    店員「今年は、去年と比べて流行が――――」ペラペラ

    ユーク「(なるほどね、参考になるな)」フムフム

    エレン「(ついて来たけど、やっぱりユークは頼りになるなぁ)」

    エレン「(俺も話をちゃんと聞いとかないとな!)」フムフム

  160. 160 : : 2013/12/21(土) 22:00:02

    ――――――――

    店員「――――というわけです」

    ユーク「ありがとうございました」ペコリ

    エレン「ありがとうございました」ペコリ

    店員「はい。失礼いたします」ペコリ スタスタ

    ユーク「それじゃあ、浴衣選びを再開するか!」

    エレン「あぁ!いい情報も沢山聞けたし、いいのを選ぶぞ!!」
  161. 161 : : 2013/12/21(土) 22:00:18

    ユーク「(情報が得られたお陰で、さっきより明確に選びやすくなった気がする)」ガサゴソ

    エレン「(ミカサには、どんな柄が似合うかな?)」ガサゴソ

    ユーク「(うぅーん…)」ナヤミ

    エレン「(あっ!これがいいかもな!!)」ジャーン

    ユーク「ん?エレンはもう決まったのか?」

    エレン「あぁ、これに決めたから、ミカサ達の所に先に戻っているからな!」スタスタ

    ユーク「もう少ししたら、俺も戻るから」フリフリ

    エレン「おう!そう伝えとくよ」フリフリ
  162. 162 : : 2013/12/21(土) 22:00:27


    スタスタ スタスタ


    ユーク「…さて、俺も選ばないとな」

    ユーク「(アニに似合うもの…アニに似合うもの…)」ガサゴソ

    ユーク「…あっ!この柄が気に入った!!」ジャーン

    ユーク「(ちょっと、アニの浴衣姿をイメージしてみよう…)」ホワホワ…

    ユーク「…うん、いける!」

    ユーク「よし、俺も3人の元へ戻ろう――――」スタスタ


  163. 163 : : 2013/12/21(土) 22:00:38

    ――――店内 元の所――――

    ミカサ「どちらが先に戻ってくるだろうか」

    アニ「さぁ、どっちだろうね?」

    ミカサ「アニ、賭けをしない?」

    アニ「『ユークとエレンのどちらが先に戻ってくるか』、って?」

    ミカサ「その通り」

    アニ「いいよ。やってみようか」
  164. 164 : : 2013/12/21(土) 22:00:48

    ミカサ「では、私は当然、エレンへ賭ける」

    アニ「それじゃあ、必然的に私はユークの方だね」

    ミカサ「ふふっ、感謝して?」ニヤリ

    アニ「何がさ」クスリ

    ミカサ「では、待ちましょうか」

    アニ「そうだね」
  165. 165 : : 2013/12/21(土) 22:01:09


    オーイ


    ミカサ「戻って来た」

    アニ「でも、この声は…」

    エレン「ミカサ、浴衣を選んでいたぞ?」スッ

    ミカサ「ありがとう、エレン!貴方を信じていた!!」ギュッ

    エレン「おう!真剣に選んだんだ。気に入ればいいな!!」ニカッ

    ミカサ「私はエレンが選んでくれたものならば、何だって受け入れる」
  166. 166 : : 2013/12/21(土) 22:01:23

    アニ「よかったね、ミカサ」

    ミカサ「ええ。それじゃあアニには、明日、何か1つ奢って貰う事にする」

    アニ「この前のお菓子のお礼も兼ねて、奢らせてもらうよ」
    (『――番外編―― 第10話』参照)

    ミカサ「ええ、明日の楽しみが1つ増えた」ニコ

    アニ「早速、着替えてみたら?」

    ミカサ「ええ、ではお先に」
  167. 167 : : 2013/12/21(土) 22:01:36


    シャーーッ


    アニ「(ユークはまだかなぁ?)」チラチラ

    エレン「(ミカサに似合ってるといいなぁ)」


    シャーーッ


    ミカサ「ど、どうだろうか?」

    エレン「おお!似合ってるな!!」

    アニ「綺麗だね、ミカサ」

    ミカサ「ありがとう、2人とも!とても嬉しい!!」ニコ
  168. 168 : : 2013/12/21(土) 22:01:46


    スタスタ


    ユーク「アニ、お待たせ」スッ

    アニ「あっ、ユークもちょうど来たし、ミカサを見てみなよ」

    ユーク「おっ!ミカサも着替えたのか?」

    ミカサ「ええ、それで私の浴衣姿はどうだろうか?」クルクル

    ユーク「とても良く似合っているね!」

    ミカサ「ありがとう」ニコ
  169. 169 : : 2013/12/21(土) 22:01:58

    アニ「そ、それで…ユークが選んでくれたのは?」

    ユーク「あぁ、これだよ」スッ

    アニ「うん。それじゃあ、早速、着てみるよ」

    ユーク「似合っているといいんだけどね?」

    アニ「うん。信じているからさ?」ニコ

    ミカサ「きっと大丈夫」
  170. 170 : : 2013/12/21(土) 22:02:12

    ミカサ「ので、早く着替えて見せて」ワクワク

    エレン「お前は、ただ早く見たいだけだろ?」

    ミカサ「そうでもある」キリッ

    ユーク「アニ、お願い」ジッ

    アニ「少し、待っていて?」ニコ

    ユーク「あぁ」ニコ
  171. 171 : : 2013/12/21(土) 22:02:36


    シャーーッ


    ユーク「(それにしても…)」

    ユーク「(俺が選んだ浴衣を着て、その姿を見せてくれるなんて…楽しみだ)」ドキドキ

    ミカサ「(ユークは、どんな浴衣を選んだのだろうか?)」

    ミカサ「(でも、何も心配はしていない)」

    エレン「……」チラ

    エレン「(ミカサ…ほんとに良く似合ってるよな…)」ジーーッ
  172. 172 : : 2013/12/21(土) 22:02:58


    シャーーッ


    アニ「ユーク…どう?」ヒラヒラ

    ユーク「…感動して…言葉が出ないよ」

    ミカサ「大丈夫。ちゃんと言葉は出ている」

    エレン「ははっ、そう言う意味じゃないって」

    アニ「…どうなの?」ジーーッ

    ユーク「とても綺麗だよ、アニ」ニコ
  173. 173 : : 2013/12/21(土) 22:03:12

    アニ「はうっ…///」テレテレ

    ミカサ「(アニ、嬉しそう)」ニコニコ

    エレン「(アニもミカサと同じくらいに見惚れるほど、とても良く似合ってるな)」

    ユーク「(イメージした以上に、綺麗だ!)」ジーン

    ユーク「(真剣に選んで、本当に甲斐があったよ)」

    ユーク「(その浴衣、絶対に俺が買ってあげるからな、アニ!)」
  174. 174 : : 2013/12/21(土) 22:03:22

    アニ「……///」モジモジ

    アニ「(『き、綺麗』だって…///)」テレテレ

    アニ「(人前でそんな事を言われて、恥ずかしいけど…)」

    アニ「(…それ以上に、嬉しい///)」モジモジ

    アニ「(この浴衣、すごく好きになった…)」

    アニ「(…ユークに買って貰いたい///)」チラチラ

  175. 175 : : 2013/12/21(土) 22:03:34

    ――――――――

    ミカサ「それじゃあ、私達の浴衣も決まった」

    ミカサ「ので、次は、貴方達の番」

    ユーク「なんだ、俺達もやっぱり着ないとダメなのかい?」

    エレン「まぁそうなるとは、なんとなく思ってたけどな」

    ミカサ「勿論、純粋に4人全員が浴衣姿で、お祭りを楽しみたいと思っている」

    ミカサ「アニだって、そうでしょ?」チラ
  176. 176 : : 2013/12/21(土) 22:03:43

    アニ「う、うん…」ジーーッ

    ユーク「わかったよ。でもね…」

    ミカサ「...?」

    ユーク「明日は俺とエレンは、普段の動きやすい私服が最適だと思うんだ」

    ミカサ「なぜ?」

    ユーク「君達を守る為さ」
  177. 177 : : 2013/12/21(土) 22:03:56

    アニ「私達を?」

    ユーク「エレンもそう考えていたんじゃないの?」チラ

    エレン「あぁ、確かにそうだ」

    ミカサ「エレンもどうして?」

    エレン「この浴衣って、動きにくいだろ?」

    ミカサ「ええ」
  178. 178 : : 2013/12/21(土) 22:04:03

    ユーク「だから、君達のような美人な女の子を狙った輩を撃退する為には」

    ユーク「付き添っている俺達が、いざという時に動けないと、意味がないのさ」

    アニ「そういう事ね」

    ミカサ「アニ、美人という事には無関心?」ニヤニヤ

    アニ「い、今はそんな話じゃないだろっ?」アセアセ

    ミカサ「ごめん、冗談」クスリ
  179. 179 : : 2013/12/21(土) 22:04:38

    アニ「もうっ!」アセアセ

    ユーク「君達2人は、俺達が私服を着て行くのは、反対かい?」

    エレン「どうしてもって言うなら、仕方ねぇけど」

    ユーク「でも、動きが鈍る君達を守る為には、これが最善の策なんだ」

    ユーク「それだけは、わかっていてほしい」

    ミカサ「…わかった」
  180. 180 : : 2013/12/21(土) 22:04:52

    アニ「うん…そう言う事なら、仕方ないよね」

    ユーク「ありがとう、わかってくれて」

    アニ「ただし!」

    エレン「ん?」

    ミカサ「今、ここでだけでも貴方達の浴衣姿を見せてほしい」ニコ

    アニ「うんうん!」コクリ
  181. 181 : : 2013/12/21(土) 22:05:07

    ユーク「それなら、お安い御用さ」

    エレン「あぁ、構わないぞ?」

    ミカサ「それでは、次は私達が貴方達の浴衣を選ぶ番」

    アニ「『ので、少しだけ待っていて』?」

    ミカサ「アニ、台詞を盗らないでほしい」シュン

    アニ「ふふっ、ごめん、ごめん」クスクス
  182. 182 : : 2013/12/21(土) 22:05:19

    ユーク「それじゃあ、待っているから」

    エレン「その恰好のまま、探しに行くのか?」

    ユーク「まっ、どうせ買うんだし、少しくらいならいいだろ?」

    エレン「…それもそうだな」

    ミカサ「では、行って来ます」

    アニ「また後でね!」ヒラヒラ

  183. 183 : : 2013/12/21(土) 22:05:42

    ―――――――― 

    ミカサ「ただいま」ヒョコッ

    アニ「お待たせ」ヒョコッ

    ユーク「『お待たせ』って言われるほどには、待ってはいないんだけどね?」

    エレン「お前ら、早くないか?」

    ミカサ「とりあえず、『適当』に選んで持って来た」ドサァ

    アニ「とりあえず、『全部』着て見せてよ」ドサァ
  184. 184 : : 2013/12/21(土) 22:06:08

    ユーク「……」ジーーッ

    エレン「……」ジーーッ

    ミカサ「......」ニコニコ

    アニ「……」ワクワク

    ユーク「本気?」

    アニ「本気」ニコ
  185. 185 : : 2013/12/21(土) 22:06:26

    エレン「いや、どうせ買わないんなら、別にそんなに着なくてもいいだろ?」

    ミカサ「エレンは分かっていない」チッチッチッ

    ミカサ「買わないのなら、見る機会は今しかない」

    ミカサ「ので、今のうちに様々な浴衣姿を、目に焼き付けておきたいという事」

    ユーク「アニもそうなのかい?」チラ

    アニ「そっ!」ニコ
  186. 186 : : 2013/12/21(土) 22:06:38

    ユーク「男のファッションショーなんて見ても…面白くないよ?」

    ミカサ「そんな事はない」

    ユーク「こういうのを披露するのは、君達女の子の仕事ではないのかい?」

    アニ「アンタは、そんなつまんない事を言う男じゃなかったでしょ?」

    ミカサ「2人とも、覚悟を決めて」ズイ

    アニ「さぁ、全部着て!」ズイ
  187. 187 : : 2013/12/21(土) 22:06:50

    ユーク「......」ジーーッ

    エレン「……」ジーーッ

    ユーク「エレンよ」

    エレン「あぁ、逃げられないみたいだな」

    ユーク「…覚悟を決めるか」

    エレン「…お互い、苦労が絶えないな」
  188. 188 : : 2013/12/21(土) 22:07:00

    ミカサ「……」ニコニコ

    アニ「……」ワクワク

    ユーク「(でも、アニもとても楽しそうで、なによりかな?)」

    エレン「(また、ミカサがユークに迷惑掛けちまったな)」

    ミカサ「エレン!早く、早く!!」グイグイ

    エレン「急《せ》かさなくても、着てやるっての!」
  189. 189 : : 2013/12/21(土) 22:07:45

    アニ「……」ジーーッ

    ユーク「…えっとね」チラ

    アニ「……」ニコ

    ユーク「…アニさ」

    アニ「…ユーク?」ニコ

    ユーク「…はい。仰せのままに――――」


  190. 190 : : 2013/12/21(土) 22:08:11

    ――――帰宅後 食堂――――

    ユーク「…疲れた」グッタリ

    エレン「だなぁ…」グテーン

    ミカサ「2人とも情けない」

    アニ「あれくらい、普通さ」

    ユーク「君達は、はしゃぎすぎなんだよ」ハァ

    エレン「男の着替えを見て、何が楽しいんだよ…」グテテーン
  191. 191 : : 2013/12/21(土) 22:09:13

    ミカサ「今からそんな調子では、明日は身体が持たない」

    ミカサ「ので、今夜のうちにしっかりと体力を蓄えておいて」

    アニ「明日は頼んだよ、2人とも?」

    ユーク「はいはぁーい」ヒラヒラ

    エレン「わかったぜぇぇ…」ヒラヒラ…ストン

    ミカサ「では、今日はこれで解散にして」
  192. 192 : : 2013/12/21(土) 22:09:25

    ミカサ「また明日の朝食後、兵舎門前に集まりましょう」

    ユーク「了解」グテーン

    アニ「おやすみ、2人とも」ヒラヒラ

    ミカサ「お先に失礼する。おやすみなさい」スタスタ

    ユーク「…おやすみぃ」ヒラヒラ

    エレン「じゃあなぁぁ…」ヒラヒラ
  193. 193 : : 2013/12/21(土) 22:09:35


    ガチャ バタン


    ユーク「……」グテーン

    エレン「……」グテテーン

    ユーク「…さて、俺達も寮へ戻ろうか」ノソノソ

    エレン「…あぁ、そうだな」ノソノソ

    ユーク「それにしても、疲れたな」

    エレン「今日は、さっさと寝よう――――」


  194. 194 : : 2013/12/21(土) 22:10:14

    Part3おわりです

  195. 195 : : 2013/12/22(日) 21:55:51

    ――Part 4――

    ――――休暇2日目 朝 食堂――――

    ユーク「おはよう、2人とも」

    エレン「おはよーさん…ふぁぁあ」ノビーン

    ミカサ「おはよう、2人とも」

    アニ「おはよ」

    ユーク「…まだ少し眠いかも」グシグシ

    アニ「ユーク、目擦ったらダメだって」
  196. 196 : : 2013/12/22(日) 21:56:16

    ユーク「そういえば、前にもそんな事を言われたな」
    (『――番外編―― 第10話』参照)

    エレン「…Zzz」コクリ…コクリ

    ミカサ「ふふ、エレンはまだ起きていないみたい」クスリ

    ユーク「出発は、正午だったよね?」

    ミカサ「ええ、その通り」

    ミカサ「ので、お昼までの間は、また寝ているといい」
  197. 197 : : 2013/12/22(日) 21:56:41

    ユーク「そうするよ」

    アニ「昨日、疲れたの?」

    ユーク「…少しね」

    ミカサ「私達は疲れを感じない程、楽しかった」ニコニコ

    ユーク「アニも?」チラ

    アニ「い、いや…私は別に…」モジモジ
  198. 198 : : 2013/12/22(日) 21:57:23

    ユーク「...?」ポカーン

    アニ「ほら!さっさと食べようよ」

    ユーク「そうだね…2人分取って来るよ」チラ

    エレン「Zzz」グテーン

    ミカサ「よろしくお願い」

    ユーク「それじゃあ、すぐ戻って来るから」スタスタ

  199. 199 : : 2013/12/22(日) 21:58:09

    ――――――――

    ミカサ「ほら、エレン。ちゃんと起きて食べて」グイグイ

    エレン「お、おぉ…Zzz」ウツラウツラ

    ユーク「寮へ帰る時、厄介だな」

    ミカサ「大丈夫、私がおんぶしていくから!」キリッ

    ユーク「この前の肝試しの帰路では、おんぶが叶わなかったもんね」クスリ
    (『――番外編―― 第15話』参照)

    ミカサ「ええ。ので、この機会を逃すべからず!!」キリッ
  200. 200 : : 2013/12/22(日) 21:58:39

    アニ「はいはい。いいから食べようよ」

    ユーク「そうだな。いただきます」スッ

    ミカサ「…いただきます」スッ

    エレン「Zzz」グーグー

    ユーク「俺達は、この後また少し寝る予定だけど、君達2人の予定は?」モグモグ

    ミカサ「私達は午前中、おめかしに時間を使うつもり」
  201. 201 : : 2013/12/22(日) 21:58:59

    ユーク「…何で?」

    アニ「アンタにしては、察しが悪いね」

    ユーク「...?」キョトン

    ミカサ「ふふっ、ユークも男なのだから、わからなくても仕方がないのかもしれない」クスリ

    ユーク「それで結局、何にそんなに時間を使うんだい?」

    アニ「…まぁ、その時になってからのお楽しみさ」フイ
  202. 202 : : 2013/12/22(日) 21:59:19

    ミカサ「ええ」ニコ

    ユーク「(またお化粧…かな?それとも…浴衣の事で?)」

    ユーク「じゃあ…楽しみにしておくよ…?」

    アニ「う、うん…///」モジモジ

    アニ「(ユーク、褒めてくれるかな?///)」モジモジ チラチラ

    ミカサ「(エレンに可愛い恰好を見せるのが、とても楽しみ♪)」ウキウキ


  203. 203 : : 2013/12/22(日) 21:59:36

    ――――正午 兵舎門前――――

    ミカサ「おまたせ、2人とも」

    アニ「今回も先に来ているとは、感心だね」

    エレン「随分な言い草だな」

    ユーク「まぁ、女の子を待たせるわけにもいかないしね?」

    ミカサ「偉い!」ニコ

    アニ「…ありがとね」ボソリ
  204. 204 : : 2013/12/22(日) 21:59:53

    ユーク「何が?」

    アニ「何でもないよ」フイ

    ユーク「……」ウーン

    ミカサ「それでは、今日も楽しんでデートに行きましょう!」

    エレン「え?これってデートだったのか?」

    ユーク「そう思っていたのは、ミカサだけだったのかもね?」クスス
  205. 205 : : 2013/12/22(日) 22:00:35

    アニ「(わ、私だって…)」チラ

    ミカサ「そんな事はない。これは歴《れっき》としたダブルデートPart2!!」ドドーン

    ミカサ「ので、私はとても楽しみだった」

    ユーク「…まぁ、楽しみではあったよ。とてもね」

    エレン「そうだな。偶《たま》にしかないお祭りだしな!」

    アニ「(ユークと…デ、デートを…///)」プシューー!
  206. 206 : : 2013/12/22(日) 22:00:53

    ユーク「(アニの顔が赤いけど、熱でもあるのかな?)」チラ

    アニ「……///」プスプス

    ミカサ「(…みたいに、鈍感な事を考えていそう、このユーク)」チラ

    エレン「皆、行かないのか?」

    ユーク「勿論、行くさ。でも…」チラ

    ミカサ「そう!まだ大切な事を言ってもらっていない」
  207. 207 : : 2013/12/22(日) 22:01:20

    エレン「…あっ!そっか」ピコーン

    ユーク「(今まで何度か経験して、エレンもコツが掴めてきたな)」ジーン
    (『――番外編―― 第4話』参照)

    ミカサ「(エレン…///)」ポッ

    エレン「今日は、俺が奢ってやるからな!」ドヤァ

    ユーク「(…うんっ!ちょっとだけ急いだな、エレン)」ズテテッ

    ミカサ「(…こ、これくらいなら…今までだって耐えてきたっ!!)」ズテテッ
  208. 208 : : 2013/12/22(日) 22:01:39

    ユーク「気が早いぞ、エレン。確かにそれも大事だけどさ」

    ミカサ「うんうん!」

    エレン「…なんてな!俺だって、もうわかってるって!!」フンスッ

    ユーク「(おっ?意外な返しが来た)」ムムッ

    ミカサ「エレン?」ジッ

    エレン「浴衣がよく似合ってるな、ミカサ!」ニカッ
  209. 209 : : 2013/12/22(日) 22:02:10

    ミカサ「エ、エレン…」ウルウル

    ユーク「(エレン…やったじゃないか!)」グッ!

    ユーク「(そして良かったね、ミカサ)」ジーン

    ミカサ「(とても嬉しい!!)」バンザーイ

    アニ「(…私の事は…褒めてくれないのかな?)」シュン

    ユーク「(そんな顔しないで、アニ?)」クルッ!
  210. 210 : : 2013/12/22(日) 22:02:24

    アニ「(ユーク…)」シュン

    ユーク「アニも浴衣姿がとても綺麗だよ?」ニコ

    アニ「(…ユーク!)」パァァ

    ユーク「やっぱり、見立ては正しかったよ」ドヤ!

    アニ「ありがと、ユーク!」ニコ

    ミカサ「(良かったわね、アニ)」ニコニコ
  211. 211 : : 2013/12/22(日) 22:04:05

    アニ「(ユークに褒めて貰った…嬉しい///)」

    ユーク「そして午前に時間を掛けたのは、やっぱりそれの為?」

    ミカサ「ええ、その通り」

    エレン「今回も化粧してるのか!」

    アニ「あくまで軽くだけね」

    ユーク「寧ろ、その軽さがいいんだよ」
  212. 212 : : 2013/12/22(日) 22:04:27

    ミカサ「その通り。今回のメインは、やはり浴衣姿!」

    ミカサ「ので、お化粧はあくまでおまけ」

    エレン「おまけに時間掛け過ぎじゃね?」

    ユーク「エレン、彼女達も気合を入れてきたって事なんだからさ」

    アニ「そういう無粋な事は言わない」

    ユーク「あっ!台詞盗られた!!」ガーン
  213. 213 : : 2013/12/22(日) 22:04:45

    アニ「ふふっ」クスス

    エレン「それもそうだな。すまん!」

    ミカサ「それじゃあ、そろそろ出発しましょう」

    エレン「よぉーし、今日は遊ぶぞぉ!」

    ユーク「何か、遊べるような出し物もあるのかい?」

    ミカサ「さぁ?行ってみてからのお楽しみ♪――――」


  214. 214 : : 2013/12/22(日) 22:07:37

    ――――街中――――


    ワイワイ ガヤガヤ

    イラッシャイ! イラッシャイ!


    ユーク「賑わっているな」トコトコ

    アニ「ほんとだね。人の多さに酔いそうだよ」

    ミカサ「皆、楽しそう」

    エレン「ミカサ達のように、浴衣姿の人がちらほら居るな」キョロキョロ

    ユーク「2人とも、離れないでね?」チラ

    アニ「わかってるさ」
  215. 215 : : 2013/12/22(日) 22:08:12

    ミカサ「ええ、勿論。エレンから絶対に離れない」キリッ ギューーッ

    エレン「だからといって、終始しがみついていられても困るけどな」シレッ

    ミカサ「エレンのいじわるぅ」ギューギュー

    エレン「…暑いから、少し離れろ」

    ミカサ「いやっ!」ニコ

    アニ「……」ジーーッ
  216. 216 : : 2013/12/22(日) 22:08:36

    ユーク「何か気になるの、アニ?」チラ

    アニ「...いや」

    ユーク「...?」

    アニ「あのさ…ユーク」ジッ

    ユーク「何?」

    アニ「んっ」スッ
  217. 217 : : 2013/12/22(日) 22:08:57

    ユーク「手を?」

    アニ「んっ!」スッ

    ユーク「…ちゃんと、わかっているさ」ギュッ

    アニ「…うん」ギューーッ

    ユーク「離れないでね?」

    アニ「アンタが離さない限りはね?」
  218. 218 : : 2013/12/22(日) 22:09:41

    ユーク「じゃあ、離さないさ!」

    アニ「…ふふっ」クスリ

    ミカサ「ほら、2人も行きましょう」グイグイ

    エレン「…あんまり強く引っ張るなよ、ミカサ?」

    ミカサ「わかった。ゆっくり歩きましょう」トコトコ ギューーッ

    エレン「それなら…いいさ」トコトコ
  219. 219 : : 2013/12/22(日) 22:14:28

    ユーク「微笑ましいな、あの2人」

    アニ「そうだね」

    アニ「(でも、私達だって…手を繋いでいるんだよ、ユーク?)」チラ

    アニ「(ユーク、アンタはこうしていて、ドキドキしないの?)」

    アニ「(私は…さっきからずっと…ドキドキしっぱなしさ…///)」ドキドキ

    ユーク「(最近、アニの手を握ったり、アニを抱きしめたりする事が多い…よね?)」ウーン
  220. 220 : : 2013/12/22(日) 22:14:37

    ユーク「(このままで…いいんだろうか?)」

    ユーク「(俺とアニの関係は…ただ――――)」

    ミカサ「2人とも、早く来て!」

    エレン「置いて行っちまうぞ?」

    アニ「ほら、ユーク?」グイグイ トコトコ

    ユーク「…あぁ」スタスタ


  221. 221 : : 2013/12/22(日) 22:14:56

    ――――レストラン――――

    ミカサ「お昼は…ここ?」

    ユーク「そっ!一応、決めておいたんだよ」

    エレン「こういうのは、ユークに任せたから安心だ」

    ユーク「俺だって、数件しか知らないよ。こういうお店は」

    アニ「センスいいね」

    ユーク「ありがとね!」ニコ
  222. 222 : : 2013/12/22(日) 22:15:15

    ミカサ「では是非、お昼はここにしよう!」

    エレン「何があるんだろうな?」

    ユーク「俺も初めての来店だから、わかんない」

    アニ「誰かに教えてもらったの?」

    ユーク「こういう事は、クリスタにね」

    アニ「…そう」
  223. 223 : : 2013/12/22(日) 22:15:37

    ユーク「クリスタにこの事を聞いた時、なぜか彼女の顔がニヤついていたけど…」

    ユーク「…まぁ、よくわからなかったよ」ケロッ

    ミカサ「(鈍感)」ジトーーッ

    エレン「(うーん…なんでだろうな?)」

    アニ「(ユークが他の女の子と親しく話すの…なんか嫌だよ…ミカサにだって…本当は…)」

    ユーク「それじゃあ、入ろうか!」


    カランコロン♪


  224. 224 : : 2013/12/22(日) 22:15:55

    ――――街中――――

    ユーク「美味しかったね」

    ミカサ「ええ、ご馳走様でした」ペコリ

    エレン「まぁ喜んでもらえて、甲斐があったってもんだよ」

    アニ「アンタも言えるようになってきたね」

    エレン「ユークのおかげかもな?」チラ

    ユーク「まぁそれ程でも…あるな!」ニヤリ
  225. 225 : : 2013/12/22(日) 22:16:07

    ミカサ「狙っていたの?」クスリ

    ユーク「さぁな?」

    アニ「(本当の事を言えばいいのに)」

    ユーク「ところで2人共、浴衣は大丈夫かい?」

    ミカサ「ええ、特に汚れたりはしていない」チラチラ

    アニ「そうだね。注意して食べたし」チラチラ
  226. 226 : : 2013/12/22(日) 22:16:24

    エレン「だな。汚れちまうと嫌だしな!」

    ユーク「どうしても、気になってしまうからね」

    ミカサ「ええ、でも大丈夫。ありがとう」

    アニ「アンタも心配症だね」

    ユーク「注意するに、越した事はないからね」

    アニ「ありがとね」
  227. 227 : : 2013/12/22(日) 22:17:12

    ミカサ「それにしても、貴方達の恰好…」

    ユーク「おっ、ようやく触れてきたか」

    エレン「へっへっへー」

    アニ「なんだい、その笑い方は?」クスス

    ユーク「エレンだってまた、君達のように気合入れて服を選んでいたからな」

    エレン「あっ、それを言うなって!」アセアセ
  228. 228 : : 2013/12/22(日) 22:17:33

    ユーク「すまん、すまん」ハハッ

    ミカサ「......」ジーーッ

    ミカサ「(エレンも随分と変わった気がする)」

    ミカサ「(以前は、服には興味を示さなかったのに)」

    ミカサ「(きっと友達が出来たからだろう)」

    ミカサ「(エレンはもう、私の世話の手が届かない所まで、行ってしまったのかもしれない)」
  229. 229 : : 2013/12/22(日) 22:18:12

    アニ「結構、薄着で動きやすそうだよね」

    ユーク「まぁ昨日言ったように、変な輩から君達を守る為のものさ」

    アニ「ありがと。この恰好、少し歩きづらくてね」

    ミカサ「こういうのは、慣れの問題」

    ミカサ「ので、初めて浴衣を着たアニは、これは仕方のない事」

    アニ「(それよりも、いい加減に気付いてもらいたいものが…)」チラ
  230. 230 : : 2013/12/22(日) 22:18:27

    ユーク「(アニとミカサの着けている『あれ』ってやっぱり…)」チラ

    アニ「あの...」

    ユーク「2人とも、少しいいかい?」

    ミカサ「何?」クル

    アニ「あっ…」

    ユーク「2人が着けている髪飾りって、もしかして…」
  231. 231 : : 2013/12/22(日) 22:18:48

    ミカサ「ふふっ、ようやく?」クスリ

    アニ「(気が付いてくれた!)」パァァ

    ユーク「“あの時”に、買った物だよね?」

    ミカサ「ええ。私の髪飾りは、ユークに買って貰った物」
    (『――番外編―― 第6話』参照)

    アニ「あの…ユーク」モジモジ

    ユーク「アニのその髪留めと、簪《かんざし》も…」
  232. 232 : : 2013/12/22(日) 22:19:05

    アニ「そ、そうだよ」チラ

    アニ「アンタに買って貰ったものだよ…///」

    ユーク「この髪留め…アニの眼と同じ『蒼』だったから、気に入って買ったんだったよね」
    (『――番外編―― 第4話』参照)

    アニ「…なんか、懐かしいね」

    ユーク「そしてこの簪は、絶対にアニに似合うと思って買った物だ」
    (『――番外編―― 第6話』参照)

    アニ「あの時のアンタは、ミカサに唆されたのさ」クスッ
  233. 233 : : 2013/12/22(日) 22:20:04

    ユーク「そんな事はないさ」

    アニ「本当?」チラ

    ユーク「本当の気持ちだよ?」

    アニ「…ありがとね」

    ミカサ「2人だけで、そんな雰囲気はずるい!」

    ミカサ「私だって、ユークに買って貰った!」ジャーン
  234. 234 : : 2013/12/22(日) 22:20:41

    ユーク「それこそ、君がおねだりしてきたんじゃないか」

    ミカサ「むぅぅ…」プクッ

    アニ「何だい、その顔」クスリ

    エレン「(ユーク、ミカサに買ってあげていたのか)」

    エレン「(また、借りが出来ちまったな)」

    エレン「(…悔しい…あれ?)」
  235. 235 : : 2013/12/22(日) 22:21:04

    エレン「(俺は今…なんでそんな事、思ったんだ?)」

    エレン「(うぅーん…)」ナヤミ

    ユーク「でも、この機会に着けて来てくれて、とても嬉しいよ!」

    ミカサ「ええ、こういう機会でないと滅多に着けられないから」

    ユーク「ミカサの髪飾りに限っては、そんな派手でキラキラなものを選ぶからでしょ?」

    アニ「ほんとに眩しいね、それ」チカチカ
  236. 236 : : 2013/12/22(日) 22:21:46

    ミカサ「だってあの時は、一目見て欲しくなった」

    ミカサ「ので、後悔はしていない!」キリッ

    ユーク「喜んでくれるのなら、何だっていいさ」ケロッ

    アニ「私も…嬉しかったからね?」

    ユーク「あぁ、俺もさ!」ニコ

    アニ「ユーク…」パァァ
  237. 237 : : 2013/12/22(日) 22:22:06

    ミカサ「それでは回想もこのくらいにして、次へ巡《まわ》りましょう!」

    エレン「これから何するんだ?」

    ユーク「夜の花火やその前の夕食までは時間もあるし、散策して楽しもうか」

    アニ「私は構わないよ」

    ミカサ「ええ、何かないか探しましょう」キョロキョロ

    エレン「おっ!何か発見!!」スッ
  238. 238 : : 2013/12/22(日) 22:22:26

    ユーク「あれか?」

    ミカサ「あれは…」

    アニ「『射的』?」

    エレン「面白そうだな!」ワクワク

    ユーク「エレン、やった事はあるのか?」

    エレン「いいや、ないけど?」ケロッ
  239. 239 : : 2013/12/22(日) 22:22:47

    ミカサ「私もやってみたい」

    アニ「そもそも、この『射的』って何するものなのさ?」

    エレン「簡単に説明すると、おもちゃの銃で景品を撃ち落とす遊びさ」

    ユーク「ほぉ、面白そうだな」

    ミカサ「ええ、固定砲の訓練をここで活かす時!」グッ

    アニ「それは...なんか違うんじゃない?」クスス
  240. 240 : : 2013/12/22(日) 22:23:16

    ユーク「まぁ初めは、好きにやらせてみよう」

    エレン「すみませーん!一回お願いします!!」タッタッタ

    ミカサ「私も一回お願いします」

    アニ「(私もこの後にやってみようかな?)」

    ユーク「(『射的』…ねぇ…計算可能かな?)」

    エレン「よっしゃ!やってやる!!」ガチャン

  241. 241 : : 2013/12/22(日) 22:23:38

    ―――――――― 

    エレン「うーん…上手く落とせないな」グヌヌ

    ミカサ「当てる事も少し難しい…理論通りにいかない」グヌヌ

    ユーク「現実は、そういう物さ」

    アニ「ねぇ、次は私がやってみたいんだけど」

    エレン「はいよ、銃」スッ

    アニ「…よし!」ガチャン
  242. 242 : : 2013/12/22(日) 22:24:31

    ユーク「何を狙うの?」

    アニ「…あの『お菓子詰め合わせ』」ジーーッ

    ユーク「あ…そうなんだ」ヘェェ

    アニ「(…絶対に、欲しい)」ジーーッ

    ユーク「(相変わらず、アニはお菓子が好きだなぁ…)」ジーーッ

    アニ「…はっ!」パシュン
  243. 243 : : 2013/12/22(日) 22:24:53


    スカッ!


    アニ「あれ?当たらない」

    ユーク「惜しい。もう少しで当たるな」

    ミカサ「ええ、実際にやると中々当たらないものだという事が分かる」

    エレン「そうだよな。難しかった」

    アニ「(むぅぅ…)」ジーーッ

    アニ「もう一度!」パシュン
  244. 244 : : 2013/12/22(日) 22:25:22


    パンッ! シーン


    アニ「今度は当たったけど、倒れないよ」シュン

    ユーク「……」ジーーッ

    アニ「...あと2回だね」

    ユーク「(2発あれば…いけるかな?)」ジーーッ

    アニ「(うぅーん、ここら辺に照準を合わせて…っと)」ジーーッ

    ユーク「アニ、少し待って」ズイッ
  245. 245 : : 2013/12/22(日) 22:25:42

    アニ「えっ!」ドキリ!

    ユーク「俺が指示するから、それに従って撃ってみて」スッ ピトッ

    アニ「(ユ、ユークが背後に…///)」ドキドキ

    ユーク「(弾の威力を増す為に、手助けもするか)」ギュッ

    アニ「(か、肩と手に…ユークの手が添えられているよ…///)」バクバク

    ユーク「(角度、距離、照準…問題なし。いけるか?)」ジーーッ
  246. 246 : : 2013/12/22(日) 22:25:54

    アニ「......///」ドキドキ

    ユーク「(1発目で、半分だけずらす!)」

    アニ「(ユ、ユーク…近いよ///)」バクバク

    ユーク「アニ、トリガーを引いて」ボソッ

    アニ「は、はい…///」パシュン

    ユーク「(さぁ…どうだ?)」
  247. 247 : : 2013/12/22(日) 22:26:26


    パンッ!! ズズッ グラグラ


    ユーク「(良い感じだな。威力も十分。あと1発で…)」ジーーッ

    アニ「......///」ポーー

    ユーク「もうちょっとだけくっつくけど、我慢してね?」チラ

    アニ「は、はい…///」ポーー

    ユーク「(…照準よし!絶対に獲る!!)」ジーーッ

    ユーク「アニ、撃って」ボソリ
  248. 248 : : 2013/12/22(日) 22:26:45

    アニ「う、うん…///」パシュン

    アニ「(くらくらする…///)」ポーー

    ユーク「(…どうだ?)」


    パンッ!! グラグラ コテン


    ユーク「…やったな!」

    アニ「……///」ポーー

    ミカサ「すごい!本当に落とした」
  249. 249 : : 2013/12/22(日) 22:27:04

    エレン「すげぇな、ユーク!」

    ユーク「アニ、良くやったね…アニ?」

    アニ「...はっ!」パチリ

    ユーク「大丈夫?」

    アニ「え、えっと…私、一体…」エエト

    ユーク「ほら見て、2人で獲ったんだよ?」スッ
  250. 250 : : 2013/12/22(日) 22:28:07

    アニ「あっ!お菓子!!」パァァ

    ユーク「後で、皆で食べようか」

    エレン「太っ腹だな!」ヤッタ!

    ミカサ「いいの、アニ?」チラ

    アニ「え?うん…獲れたのもユークのおかげだし」モジモジ

    ユーク「アニ、楽しかったね!」チラ
  251. 251 : : 2013/12/22(日) 22:31:16

    アニ「うん、そうだね」ニコ

    ミカサ「では、今度は私とエレンがコラボ(密着)する!」ヨシ!

    エレン「え、やだよ。あっついし」ケロッ

    ミカサ「えぇぇ…」シュン

    ユーク「えれぇぇん」ホロリ

    アニ「…ふふっ」クスリ


  252. 252 : : 2013/12/22(日) 22:33:21

    ――――街中 散策中―――― 

    ユーク「結局…」チラ

    アニ「2人で仲良く獲りました…と」チラ

    ミカサ「……」ニコニコ ホッコリ

    エレン「あっちぃ…」パタパタ

    ユーク「まっ、よかったじゃないか」

    アニ「花火セットを獲るとはね」
  253. 253 : : 2013/12/22(日) 22:33:47

    ミカサ「今度、皆でやりましょう!」

    ユーク「兵舎内では…無理かもね」

    アニ「許可が下りないと思う」

    ミカサ「なら、私が教官に話(物理)に行ってくる!」

    ユーク「もう知らないよ」

    アニ「同感だね」
  254. 254 : : 2013/12/22(日) 22:34:47

    ミカサ「むぅぅ…じゃあ、今度4人で夜に抜け出して、やりましょう」イジイジ

    ユーク「…それくらいなら付き合うさ」

    アニ「だから、落ち込まないでよ」

    ミカサ「貴方達の息が、とても良く合っている」

    ミカサ「羨ましい…」イジイジ

    エレン「なぁ、人混みは暑くないか?」パタパタ
  255. 255 : : 2013/12/22(日) 22:35:55

    ユーク「そういえば、団扇を持って来ていたんだったな」サッ

    ユーク「はい、アニ」スッ

    アニ「ありがと、助かるよ」

    ミカサ「ユーク、私は?」チョウダイ!

    ユーク「エレンに貰いなよ?」チラ

    エレン「扇いでやるよ」パタパタ
  256. 256 : : 2013/12/22(日) 22:36:28

    ミカサ「涼しい」ウットリ

    エレン「ミカサの分、忘れちゃったからな」

    アニ「……」チラ

    ユーク「…はいはい」パタパタ

    アニ「…涼しい」ニコ

    ユーク「(なんか今日のアニは、外でも構わずに甘えてきているね)」パタパタ
  257. 257 : : 2013/12/22(日) 22:36:55

    ユーク「(何か、心境の変化でもあったのかな?)」パタパタ

    アニ「あぅぅ…」ヒンヤリ

    ユーク「この後は、何かしたい事とかある?」パタパタ

    ミカサ「そうね。もう少し散策してから、ご飯にしましょうか」

    エレン「俺ももう少し、遊びたいな!」

    ユーク「歩きながら夕食の内容でも考えるかな」
  258. 258 : : 2013/12/22(日) 22:37:19

    アニ「晩御飯は、決めてなかったの?」

    ユーク「こういう時は、屋台での食事もしたくてね」

    ミカサ「ええ。お祭りだから、それもまた一興」

    エレン「俺も考えとく!」

    ユーク「それじゃあ、また歩こうか」トコトコ

    ミカサ「お祭りを楽しみましょう!」トコトコ


  259. 259 : : 2013/12/22(日) 22:37:45

    ――――引き続き 街中散策中―――― 

    ユーク「……」スタスタ

    ミカサ「……」チラ

    アニ「……」ソワソワ


    チラチラ ヒソヒソ

    ジロジロ ヒソヒソ


    アニ「何か、視線を感じるね」チラ

    ミカサ「確かに。でも悪い感じの視線ではない」チラ

    ユーク「かといって、良くもない視線だけどね」ギロリ
  260. 260 : : 2013/12/22(日) 22:38:23


    ササッ シーン


    エレン「ユーク、何で周囲を睨みつけてんだ?」

    ユーク「『悪い虫』が寄り付かないように、牽制をね」

    ミカサ「ユーク、そこまで過敏にならなくても大丈夫」クスリ

    アニ「どういう事?」

    ユーク「周りの人は、皆、君達2人の事を見ていたのさ」

    アニ「だから、何で?」キョトン
  261. 261 : : 2013/12/22(日) 22:39:11

    ユーク「…2人が可愛いからさ」ハァ

    アニ「(どきりっ!!)」キュンッ

    ミカサ「ユーク、照れる…///」モジモジ

    ユーク「いや、そういうのは、別にいいからさ」フリフリ

    ミカサ「むぅぅ…ふんっ!」プイ

    ユーク「だから言ったでしょ?」
  262. 262 : : 2013/12/22(日) 22:39:31

    ユーク「2人が可愛いから、『悪い虫』が寄り付きやすいんだよ」ハァ

    ユーク「だから、俺達が守らなきゃな!」

    ユーク「エレンもそう思うだろ?」チラ

    エレン「あ、あぁ…そうだな」

    アニ「そ、そうなのかな?」チラ

    ユーク「アニ、女子寮でも『可愛い』って言われなかった?」
  263. 263 : : 2013/12/22(日) 22:39:52

    アニ「確かに、ミーナやクリスタはそう言っていたけど」

    アニ「それはいつもの事だし、テキトーに受け流していたよ」ケロッ

    ユーク「…はぁ」

    アニ「アンタ、さっきから溜息ばっかりだね」

    ユーク「アニ、今の君は…本当に可愛いんだよ?」ジッ

    アニ「え!?」ドキリ
  264. 264 : : 2013/12/22(日) 22:40:26

    ユーク「…自覚して?」ジーーッ

    アニ「そ、そんな言い方されると…恥ずかしいじゃないか…///」テレテレ

    ユーク「(何人《なんぴと》も…俺の『玉』には、近づけたくないんだよ)」

    アニ「(でもユークが…私の事を『可愛い』って、認めてくれたんだよね?)」

    アニ「(…嬉しい///)」パァァ!

    ミカサ「それでは気を取り直して、引き続き、街を散策しましょう!」


  265. 265 : : 2013/12/22(日) 22:41:41

    Part4おわり

    と言っても...実はまだこの話は続くんですよね、これが!あはは

  266. 266 : : 2013/12/23(月) 17:00:15
    面白い。アニが…可愛く表現されてますねー!
    次回も期待
  267. 267 : : 2013/12/23(月) 18:34:44
    >>266
    そりゃあ...アニですから!

  268. 268 : : 2013/12/23(月) 20:10:55
    イイネ(・ω<)dグッ
    にしても今回は長いね
    読みごたえがある
  269. 269 : : 2013/12/24(火) 02:18:57
    追い付いた~
    本編も気になる
  270. 270 : : 2013/12/24(火) 11:59:38
    269と同じ人だよ♪
    ユークみたいなお兄さん欲しかった
  271. 271 : : 2013/12/24(火) 13:47:03
    ユーク、座額一位だろ。
    理由 射的で落ちる角度とかそうそうわからんし、チェスとか将棋でアルミンにかっているから
  272. 272 : : 2013/12/25(水) 00:33:48
    >>268
    そうなんだよね。
    これ書いたのもかれこれ1か月前だから、それからずっと文章の校正して
    より良い仕上がりになっていると自負しているよ!

    Part1での会話もかなり予定より長くなって、それに相応して
    各Partも平均25Pくらいになるように会話を膨らませたんだよ

  273. 273 : : 2013/12/25(水) 00:41:10
    >>271
    これはあくまで物語だから、多少の設定は許されるのさ!

    ユークはあくまで頭脳派です。とりわけ体力面に秀でていた訳ではありません。
    この時点で彼が10傑に入っているのも、偏に努力の賜物です

    ここ重要!

  274. 274 : : 2013/12/25(水) 09:27:30

    ――Part 5――

    ――――出店一帯――――

    エレン「なぁ、そろそろ晩飯にしないか?」グゥゥーー

    ユーク「そうだな、丁度ここら辺は、食べ物の屋台が多いしな」キョロキョロ

    ミカサ「では、どこにしましょうか?」

    アニ「私は何でもいいけど、皆の希望は?」

    エレン「そうだなぁ、折角だし、お祭りらしいものが食べたいな!」

    ユーク「一見あるのは、サンドイッチ、丼物、ふかし芋…そんなところだな」キョロキョロ
  275. 275 : : 2013/12/25(水) 09:27:39

    アニ「なんか、ありきたりだね」

    ミカサ「何かこれといった物が少ない」

    エレン「…あっ!あれなんだ?」スッ

    ユーク「…あれのこと?」

    アニ「…らしいね」

    ミカサ「…『バターポテト』?」
  276. 276 : : 2013/12/25(水) 09:28:17

    エレン「食った事ねぇな」

    ユーク「まぁ、俺もないな」

    アニ「私もだね」

    ミカサ「おそらく、ふかし芋にバターがかかっているものと思われる」

    ユーク「…バターか」

    アニ「少し、高そうだね」
  277. 277 : : 2013/12/25(水) 09:28:35

    ミカサ「…でもまぁ、お祭りなんだし」チラ

    エレン「なっ!いいだろ?」

    ユーク「…そうだな!」

    アニ「付き合ってあげるよ」クスリ

    エレン「よぉし!じゃあ行ってみようぜ!!」ワクワク

    ユーク「まさかとは思うけど、それだけ?」クス
  278. 278 : : 2013/12/25(水) 09:29:49

    アニ「あまりに偏り過ぎじゃない?」クスス

    ミカサ「では、何か他に買って食べましょう」

    エレン「折角だし、肉を食いたいな!」

    ユーク「これはまた…」チラ

    アニ「高い注文だね」チラ クスリ

    ミカサ「エレン、お金は大丈夫なの?」
  279. 279 : : 2013/12/25(水) 09:29:59

    エレン「おう!ずっと貯めて多分があるからな、大丈夫だ!!」

    ユーク「あれだけ服を買っても、まだ残っていたんだな」

    アニ「案外、エレンも倹約家だったのかもね」

    エレン「いいや、特訓ばかりやってたら、これといって使う機会がなくてな」ハハッ

    ミカサ「エレン、素敵」ポッ

    ユーク「ミカサの事は置いといて、中々やるな、エレン!」
  280. 280 : : 2013/12/25(水) 09:31:14

    ミカサ「置いとかれた…」シュン

    アニ「いつもの事じゃないか」

    ミカサ「酷い…」ズーン

    エレン「立ち話もなんだし、さっさと行こうぜ?」

    ユーク「そんな事まで、エレンに言われるとは思わなかったけど、行こうか!」

    アニ「エレンもアンタの教育の所為で、随分と達者になったもんだね」
  281. 281 : : 2013/12/25(水) 09:31:31

    エレン「おう、ありがとな!」

    ユーク「…ははっ」

    アニ「…ふふっ」

    ミカサ「私だけ、話から置いて行かないで…」

    ユーク「悪かったよ」

    アニ「ミカサも行こ?」
  282. 282 : : 2013/12/25(水) 09:31:45

    ミカサ「ええ、行く!」フッカツ!

    エレン「他に何食べるんだ?」

    ユーク「そうだなぁ、例えば、あれなんかどうだ?」

    ミカサ「私は、あっちのを食べてみたい!」グイグイ

    ユーク「アニは何がいい?」チラ

    アニ「そうだね。それじゃあ、私は――――」


  283. 283 : : 2013/12/25(水) 09:32:01

    ――――夕食後 街中――――

    エレン「美味かったな!」

    ユーク「そうだな、バターとの相性は良かった」

    アニ「とても甘かったね」

    ミカサ「訓練所でも偶にでいいから、出してほしい」

    エレン「まぁ、そりゃあ」

    ユーク「無理だろうな」
  284. 284 : : 2013/12/25(水) 09:32:08

    アニ「バターは高いしね」

    ミカサ「私はアニに奢って貰ったけれど、あんなに高価なものを良かったのだろうか?」

    アニ「いいのさ、そういう約束だったでしょ?」

    ミカサ「ええ、昨日は私が賭けに勝った」

    アニ「私もユークに奢って貰ってばかりで、お金には余裕があったからね」

    ユーク「2人は何の話をしているんだい?」
  285. 285 : : 2013/12/25(水) 09:32:32

    ミカサ「秘密」ニコ

    ユーク「アニ、教えて?」チラ

    アニ「秘密だよ?」ニコ

    ユーク「ずるいなぁ」

    エレン「ははっ、ユークも巻かれてるなぁ」

    ユーク「偶にこういう事があってね」
  286. 286 : : 2013/12/25(水) 09:32:57

    エレン「そうなのか…で、わかった試しはあるのか?」

    ユーク「いいや、全然」ケラケラ

    ユーク「よく分からないんだよなぁ」アハハ

    エレン「お前らしくないな、それは!」アハハ

    アニ「(悪いね、ユーク)」チラ

    ミカサ「(こういう事も、女どうしの秘密だから――――)」

  287. 287 : : 2013/12/25(水) 09:33:18

    ――――――――

    ミカサ「では、そろそろ花火が始まる時間」

    ユーク「なら、早めに行って、場所を取らなきゃな!」

    アニ「どこら辺でやるの?」

    ミカサ「実は、もう近くまで来ている」

    ミカサ「ので、向かいましょう」

    エレン「案内は任せた!」
  288. 288 : : 2013/12/25(水) 09:33:36

    ミカサ「任された!」

    ユーク「楽しみだな」チラ

    アニ「そうだね、楽しみ」チラ

    エレン「あっ!」

    ミカサ「どうかしたの、エレン?」

    ユーク「何か見つけたか?」
  289. 289 : : 2013/12/25(水) 09:33:54

    アニ「...?」

    エレン「あそこ!」スッ

    ミカサ「あれは…ミーナとマルコ」

    ユーク「なるほど、あの2人も来ていたのか」

    アニ「きっと、デート中だね」

    ユーク「おそらく、目的は俺達と同じさ」
  290. 290 : : 2013/12/25(水) 09:34:10

    エレン「声掛けるか?」

    ミカサ「そうね。声くらいは掛けても構わないと思う」

    ユーク「…迷惑には、ならないんじゃないかな?」

    アニ「まだ、花火は始まってないしね」

    エレン「どういう事だ?」ポカン

    ミカサ「花火の最中に話しかけるのは、流石に無粋」
  291. 291 : : 2013/12/25(水) 09:34:30

    ミカサ「ので、話しかけるのなら、今くらいしか許されない」

    ユーク「そういう事さ」

    エレン「まぁお前らがそう言うなら、そうなんじゃないか?」

    ユーク「それで結局、声は掛ける方向性?」

    エレン「いいのなら、掛けた方がいいだろ?」

    アニ「アンタの好きにしなよ」
  292. 292 : : 2013/12/25(水) 09:34:43

    ミカサ「ええ、誰も文句はない」

    エレン「じゃあ、行って来る」

    エレン「おーい、マルコ!ミーナ!」フリフリ

    マルコ「エレンじゃないか!」

    ミーナ「やっぱり会っちゃったね」

    ユーク「そっか。ミーナは今日の俺達の予定は、知っていたわけだね」
  293. 293 : : 2013/12/25(水) 09:35:05

    ミーナ「あっ、ユークも!そうなんだよ!!」

    マルコ「楽しんでいるかい?」

    ユーク「ははっ、それはこちらの台詞さ」

    ミーナ「言われちゃった!」

    マルコ「勿論、楽しんでいるさ」ニコ

    ミーナ「うん!とっても楽しいよ!!」
  294. 294 : : 2013/12/25(水) 09:35:22

    ミカサ「良かったわね、2人とも」ニコ

    マルコ「ありがとう」ニコ

    アニ「アンタ達も花火を見に行くところ?」

    ミーナ「そうだよ!」

    ユーク「それじゃあ、そこまでは一緒に行かないかい?」

    マルコ「そうだね。そうしようか」
  295. 295 : : 2013/12/25(水) 09:35:39

    ミーナ「さんせーい!」ピョンピョン

    ミカサ「2人は、今日は何をしていたの?」

    ミーナ「へっへっへー、デートだよ!」バン

    マルコ「ミーナ、そんなにはっきりと言うと、恥ずかしいさ」テレ

    ユーク「良い事じゃないか」

    アニ「(デート…か)」
  296. 296 : : 2013/12/25(水) 09:36:02

    マルコ「今日の君達は、見たところ…」

    ミーナ「ダブルデートだね!!」キャッキャッ

    ユーク「…そうだな」

    アニ「あっ…」

    ユーク「...?」

    アニ「な、何でもない」アセアセ
  297. 297 : : 2013/12/25(水) 09:36:16

    エレン「まっ、ミカサの誘いに付き合ってもらっているんだよ」

    ミカサ「エレン、楽しくなかったの?」ジーーッ

    エレン「そりゃあ、4人でわいわいと楽しかったさ」

    エレン「でもな…」

    マルコ「あっ!そこが観客用の会場だね」

    ミーナ「それじゃあ、私達はここら辺で…」
  298. 298 : : 2013/12/25(水) 09:36:38

    アニ「そうだね。行って来なよ」

    ユーク「また、訓練所でな」

    エレン「じゃあな!」フリフリ

    ミカサ「(エレン…何を言おうとしたの?)」ジーーッ

    マルコ「またね」フリフリ

    ミーナ「ばいばーい!」フリフリ
  299. 299 : : 2013/12/25(水) 09:37:34


    スタスタ トコトコ


    ユーク「楽しそうだったな、2人とも」

    アニ「そうだね」

    エレン「あの2人は、デートかぁ」

    ミカサ「あの2人ももうすぐ、結ばれるはず」

    ミカサ「ので、楽しみ♪」ウキウキ

    ユーク「2人の邪魔だけは、したらダメだからね?」
  300. 300 : : 2013/12/25(水) 09:37:50

    アニ「絶対だよ?」

    ミカサ「それはちゃんと弁《わきま》えている」

    エレン「俺達も行こうぜ?」

    ミカサ「ええ、そうね…でも」

    ユーク「...?」

    ミカサ「私達もここで一旦、分かれましょうか」
  301. 301 : : 2013/12/25(水) 09:38:05

    アニ「なんで?」

    ミカサ「折角なのだから、お互いに2人きりで居たいはず」

    アニ「…!!」ドキリ

    エレン「まぁ俺は、別に構わねぇけどよ」チラ

    ユーク「…いいよ。そうしようか」

    アニ「(ユーク…!!)」チラ
  302. 302 : : 2013/12/25(水) 09:38:15

    ユーク「花火が終わったら、どこで待ち合わせにする?」

    ミカサ「では、会場の入り口はきっと混む」

    ミカサ「ので、少し離れた、あの看板のところで落ち合いましょう」

    ユーク「了解」

    ミカサ「それでは、ここで一旦、お別れ」クルッ

    エレン「またな!」フリフリ
  303. 303 : : 2013/12/25(水) 09:38:26

    ユーク「あぁ、またな」フリフリ

    ユーク「エレン、ちゃんとミカサの事を守ってやれよ?」

    エレン「当たり前だっての!」

    ミカサ「また、待ち合わせ場所で」フリフリ

    ユーク「わかったよ。終わったら、2人で向かうからさ!」

    アニ「......」
  304. 304 : : 2013/12/25(水) 09:38:44


    スタスタ トコトコ


    ミカサ「エレン」チラ

    エレン「なんだ?」

    ミカサ「さっき…」

    エレン「…なんでもねぇよ」

    ミカサ「でも…」

    エレン「…何も聞かなかった…それでいいだろ?」
  305. 305 : : 2013/12/25(水) 09:39:09

    ミカサ「…うん、わかった」

    エレン「…すまねぇな」

    ミカサ「私は…エレンについて行く…ただそれだけだから」

    エレン「…そうか。好きにしろよ」

    ミカサ「うん。好きにする」ギュッ

    エレン「(…俺が言おうとした事)」
  306. 306 : : 2013/12/25(水) 09:39:33

    エレン「(『ミカサの事は、ユークに任せたいんだ』って言えなかった)」

    エレン「(マルコが話を遮った事が理由じゃない…)」

    エレン「(言おうとした直前に、俺の中でなぜか留まってしまった)」

    エレン「(ユークがミカサに髪飾りを買ってやった事にも…何かを感じた)」

    エレン「(なぜかそれが…悔しいとも思った)」

    エレン「(…何でだろうな?)」

  307. 307 : : 2013/12/25(水) 09:40:11

    ―――――――― 

    ユーク「…2人になっちゃったね」

    アニ「…そ、そうだね」ドキドキ

    ユーク「俺達も場所を取りに行こうか」ギュッ

    アニ「あっ!…///」モジモジ

    ユーク「……」ジーーッ

    アニ「……///」モジモジ
  308. 308 : : 2013/12/25(水) 09:40:29

    ユーク「今更、どうしたの?」クスリ

    アニ「…何でもないよ」

    ユーク「…行こうか?」

    アニ「…そうだね!」ニコ

    ユーク「混んでいるから、注意して?」ギュッ

    アニ「わかっているさ」ギューーッ
  309. 309 : : 2013/12/25(水) 09:40:43


    スタスタ トコトコ


    ユーク「ここら辺は、人が少ないね」

    アニ「どこかに、いい場所はないかな?」キョロキョロ

    ユーク「…あそこでいいんじゃないかな?」スッ

    アニ「…ベンチ?」

    ユーク「2人でゆったりと座って、花火を眺めていようよ」

    アニ「うん、そうだね」
  310. 310 : : 2013/12/25(水) 09:41:30


    スタスタ トコトコ

    スチャ チョコン


    ユーク「……」

    アニ「……」

    ユーク「あのさ…」チラ

    アニ「あの…」チラ

    ユーク「ん?」

    アニ「あっ…」
  311. 311 : : 2013/12/25(水) 09:42:51

    ユーク「…アニから言う?」

    アニ「い、いいよ。アンタからで」ドキドキ

    ユーク「アニは…今日、楽しかった?」

    アニ「うん。勿論楽しかったさ」

    ユーク「どんな風に?」

    アニ「浴衣を着て街を散策して、美味しいご飯も食べて…」
  312. 312 : : 2013/12/25(水) 09:43:11

    アニ「…楽しくないわけが…ないじゃないか」ニコ

    ユーク「…ありがとう」

    アニ「...?」ポカン

    ユーク「アニのそんな姿が見られて、俺も安心したよ」

    アニ「…どうして?」ジーーッ

    ユーク「アニの事は、大切に想っているから」
  313. 313 : : 2013/12/25(水) 09:43:36

    アニ「…『家族のように』?」

    ユーク「…そう。『家族のように』」

    アニ「…そっか」

    アニ「(でもね…ユーク)」

    アニ「(私の望む答えは…多分、そうじゃないんだよ…)」

    ユーク「…それで、アニが言いたかった事は?」
  314. 314 : : 2013/12/25(水) 09:44:03

    アニ「あっ!」ドキリッ

    ユーク「俺が先に言ったでしょ?」

    アニ「うん…それはね…」

    ユーク「……」ジーーッ

    アニ「アンタはさ、今日の事は…デ、デートとは…思っていなかったんでしょ?」ジッ

    ユーク「その事はね…」
  315. 315 : : 2013/12/25(水) 09:44:25

    アニ「私はっ!…デートだと…思っていたよ?」ジーーッ

    ユーク「……!」ピクッ

    アニ「アンタにその気がなくても…」

    アニ「私は…これが『そう』だって…そう思っていたんだ」

    ユーク「アニ…俺はね…」

    アニ「……」チラ
  316. 316 : : 2013/12/25(水) 09:44:56

    ユーク「俺は…“あれから”ずっと…考えていたんだ」

    アニ「…何を?」

    ユーク「…“あの娘”が、俺を何かに誘おうとしていた事を」

    ユーク「多分、このお祭りの事だったんじゃないかって…わかったんだ」

    アニ「…きっと、そうだろうね」

    ユーク「そしてこの花火にも…きっと誘ってきたに違いない」
  317. 317 : : 2013/12/25(水) 09:45:26

    アニ「そりゃあ…デートなんだから…」

    ユーク「アニ…俺には…『その気』があったんだよ?」

    アニ「…えっ!?」ドキリ

    ユーク「俺はこれを…デートだと…認識していたよ?」

    アニ「…そうだったんだ」

    ユーク「あの時の事を思い出させて、ごめん」ペコリ
  318. 318 : : 2013/12/25(水) 09:45:52

    アニ「いいさ…今更…」

    ユーク「でも、これをちゃんと言わないと…」

    ユーク「アニにもあの娘にも…申し訳が立たなくて」

    アニ「……」

    ユーク「女の子と街へ出掛け、花火を見る」

    ユーク「これを『そう』だと思わなかったとしたら…」
  319. 319 : : 2013/12/25(水) 09:46:15

    ユーク「人として、すごく失礼だから」

    ユーク「だから例え…その相手が家族のように想っている…アニだったとしても…」

    アニ「(ユーク…)」

    ユーク「これが歴《れっき》としたデートだと、そう思うようにしたんだ」

    アニ「…ありがとう」

    アニ「でも…やっぱり私は――――」
  320. 320 : : 2013/12/25(水) 09:47:41


    ヒューーーッ ドーーーンッ!!

    パチパチ シーン


    ユーク「――――『私は』?」

    アニ「…ううん。何でもないよ」ニコ

    ユーク「…アニ」

    アニ「花火、綺麗だね!」

    ユーク「…ふふっ、そうだな」ニコ

    アニ「……」チラ
  321. 321 : : 2013/12/25(水) 09:48:32


    ヒューーーッ ドーーーンッ!!

    パチパチ チカチカ


    アニ「(花火の音に…掻き消されちゃったけど)」

    アニ「(今は…まだいいや)」

    アニ「(ユークが…この事をデートだと…ずっと思っていてくれた)」

    アニ「(今の私は…それだけでも…満足だから)」

    アニ「(だから…今はこの…2人で花火を見る時間を…大切にしよう)」

    アニ「(それが…今の『私の幸せ』だから)」
  322. 322 : : 2013/12/25(水) 09:49:05

    アニ「…あっ」ハッ

    アニ「(…そっか。解っちゃった…この気持ちの正体が)」

    アニ「(私の中で…ずっともやもやしていた…この複雑な気持ち)」

    アニ「(私は…ユークの事を…異性として…好きになっていたんだね)」

    アニ「……」ジワァ

    アニ「(…良かった)」ポロッ
  323. 323 : : 2013/12/25(水) 09:49:34

    アニ「(初めて好きになった人が…『ずっと隣に居た人』で…)」ポロポロ

    アニ「……」チラ

    ユーク「......」

    アニ「(ねぇ…ユーク)」ジーーッ

    アニ「(私は今が…“半分”幸せだよ?)

    アニ「(いつも傍に居てくれて、ありがとう…ユーク――――)」

  324. 324 : : 2013/12/25(水) 09:50:04

    ――――――――

    ユーク「(花火、綺麗だな)」

    ユーク「(来た甲斐があったものだ)」

    ユーク「(それにアニの浴衣姿も見られて…本当に良かった)」

    ユーク「(…俺もまた…大胆な事を言ってしまったな)」

    ユーク「(『デート』…か)」

    ユーク「(でもこうやって、気持ちを打ち明けても…)」
  325. 325 : : 2013/12/25(水) 09:50:30

    ユーク「(俺の中には…まだ晴れない『靄《もや》』がある)」

    ユーク「(…中々、その正体が掴めないなぁ)」

    ユーク「(アニも…さっきから静かだな)」チラ

    アニ「…...」ポロポロ

    ユーク「......!」

    ユーク「(アニ…なんで泣いているの?)」
  326. 326 : : 2013/12/25(水) 09:50:45

    ユーク「……」

    ユーク「(俺は…)」

    ユーク「(なんて…声を掛けたらいいんだろう?)」

    ユーク「(…悩んでいても、仕方がないな)」

    ユーク「(まず、声を掛けてからだ!)」

    ユーク「アニ…どうかした?――――」
  327. 327 : : 2013/12/25(水) 09:51:39


    ヒューーーッ ドーーーンッ!!

    パチパチ チカチカ


    アニ「……」ポロポロ キラキラ

    ユーク「(日が沈み、薄暗い中…花火の灯りが…アニを照らして…綺麗だ)」ドキドキ

    アニ「…何?」チラ グシグシ

    ユーク「な、何でも…ないんだ…///」プイ

    アニ「…?」キョトン グシグシ

    ユーク「(今のは…一体…?)」ドキドキ
  328. 328 : : 2013/12/25(水) 09:52:25

    アニ「あっ!また花火が上がるよ」スッ

    ユーク「…あぁ」チラ

    アニ「ふふっ、綺麗だね?」ニコニコ

    ユーク「あぁ、そうだな」

    アニ「……」ニコニコ

    ユーク「(あぁ…心底、綺麗だと思ったよ…アニ、君がね)」チラ

  329. 329 : : 2013/12/25(水) 10:01:45

    ――――――――

    アニ「(折角、2人きりなんだし…少しだけ…甘えようかな?)」チラ

    ユーク「……」シーン

    アニ「(逃げないでね、ユーク?)」ススッ ピトッ

    ユーク「…!!」ピクリ

    アニ「(逃げちゃ…いや)」ジッ

    ユーク「(いつもは、膝枕なんて平気でやっているじゃないか)」
  330. 330 : : 2013/12/25(水) 10:02:03

    ユーク「(…これくらい、何て事はないだろ?)」ドキドキ

    アニ「(…よかった、避けられてない)」ホッ

    ユーク「(冷静に…冷静に…)」スーハー

    アニ「ねぇ、ユーク…」ボソリ

    ユーク「何だい、アニ?」チラ

    アニ「暫く…このままで…いい?」ジッ ウルウル
  331. 331 : : 2013/12/25(水) 10:02:37

    ユーク「(そんな表情…反則だろ)」ドキドキ

    アニ「…ダメかい?」ジーーッ

    ユーク「…いいよ?」

    アニ「ありがと…///」ピトッ

    ユーク「(これはもうダメだな…花火の音すら、聞こえなくなってきたよ…///)」バクバク

    アニ「(ゆーくぅ…)」スリスリ

  332. 332 : : 2013/12/25(水) 10:02:50

    ――――――――


    ヒューーーッ ドーーーンッ!!

    パチパチ シーン…


    ユーク「(終わった...のか?)」ドキドキ

    アニ「(花火…終わったみたいだね)」ピトーーッ スリスリ

    ユーク「(だとしたら、この状況も必然的に…)」チラ

    アニ「(終わりたく…ないなぁ)」シュン

    ユーク「(アニ…離れないの?)」ジーーッ

    アニ「(離れたく…ないよ)」ピトーーッ
  333. 333 : : 2013/12/25(水) 10:03:10

    ユーク「......」ナデナデ

    アニ「......」スリスリ

    ユーク「(仕方ない。もう暫くの間は、花火の余韻に浸るとしようか…)」

    アニ「(もう少し…もう少しだけ…)」スリスリ

    ユーク「(アニも和んでいるし)」ナデナデ

    アニ「(この余韻もまた…心地いいなぁ)」スリスリ

  334. 334 : : 2013/12/25(水) 10:03:25

    ―――――――― 

    ユーク「……」

    アニ「……」

    ユーク「アニ、もういいかい?」

    アニ「うん…ありがとう」スッ

    ユーク「…それじゃあ、待ち合わせの場所まで行こうか」

    アニ「うん」
  335. 335 : : 2013/12/25(水) 10:04:42


    スタスタ トコトコ

    シーン


    ユーク「……」

    アニ「……」

    ユーク「(あんな雰囲気の後だったから…)」

    アニ「(またちょっと…気まずいね)」

    ユーク「(何か話題を振らなきゃな)」モンモン

    アニ「(ユーク、何か喋って…)」チラチラ
  336. 336 : : 2013/12/25(水) 10:05:10

    ユーク「“あの2人”、どうなったと思う?」

    アニ「…どっちの事?」

    ユーク「あっ!ごめん、エレン達の方で」

    アニ「さぁ、ミカサがまた空回りしてなきゃいいけどね」

    ユーク「…十分起こり得るからな」

    アニ「ミーナ達の方は、どうなっただろうね?」
  337. 337 : : 2013/12/25(水) 10:05:44

    ユーク「上手く行っているさ、きっとね!」チラ

    アニ「だと、いいね」ニコ

    ユーク「…ミカサ達ももう待っているかもしれないし、少し早足でね?」スタスタ

    アニ「あっ、うん」スタスタ

    ユーク「(まだアニを直視できなくて…少し気まずいから…///)」スタスタ

    アニ「(…なんか、足に違和感が――――)」スタスタ


  338. 338 : : 2013/12/25(水) 10:06:07

    ――――待ち合わせ場所――――

    ミカサ「あっ、アニ達が来た」

    エレン「よぉ、先に着いていたぜ!」

    ユーク「ごめんな。少し余韻に浸っていてね」チラ

    アニ「うん」

    ミカサ「とても綺麗だったわね」

    ユーク「…そうだな」
  339. 339 : : 2013/12/25(水) 10:06:25

    エレン「どうかしたのか、ユーク?」

    ユーク「いや…何でもないさ」

    アニ「(ユーク、動揺しているの?)」チラ

    ミカサ「…そう。ならばそれでいい」

    ユーク「……」

    アニ「……」チラチラ
  340. 340 : : 2013/12/25(水) 10:06:40

    ミカサ「そろそろ帰りましょう」

    エレン「そうだな。夏とはいえ、もう暗いしな」

    アニ「いつの間にか、真っ暗だね」

    ミカサ「ええ。迷子になるといけない」

    ミカサ「ので、気を付けて帰りましょう」

    ユーク「ちゃんと手を繋いでね」ニコ
  341. 341 : : 2013/12/25(水) 10:07:01

    ミカサ「...!!」ピクリ

    ミカサ「…ええ、その通り」ニコ ギュッ

    エレン「いててっ!力強ぇよ、ミカサ」ギューギュー

    ミカサ「あら、ごめんなさい」クスリ

    エレン「ちっくしょぉ」ジンジン

    ユーク「君達2人に、何かあったのかい?」クスス
  342. 342 : : 2013/12/25(水) 10:07:18

    アニ「(もしかして…ね?)」クスッ

    ミカサ「その話は…帰りながら話しましょう」

    ユーク「話しても…大丈夫な事なのかい?」

    ミカサ「…聞いてほしい」シュン

    アニ「わかったから、行きましょう?」

    ミカサ「…ええ」シュン
  343. 343 : : 2013/12/25(水) 10:07:36

    エレン「(…しゃあねぇな)」ハァ

    ユーク「はい、アニ」スッ

    アニ「あっ!...あぅ///」モジモジ

    ユーク「嫌?」

    アニ「そんなわけ…ないさ///」ギュッ

    ユーク「離れるまで、離さないよ?」ギュッ
  344. 344 : : 2013/12/25(水) 10:07:54

    アニ「…うん///」コクリ

    ミカサ「(この2人の間にも、何かがあったみたい)」

    ミカサ「(けれどきっと良い事であったと、直感的にそう思う)」

    ユーク「さぁ、帰ろう!」グイグイ

    アニ「また…引っ張らないでよ…」トテテ

    ミカサ「(こんなやり取りを見たのも、久しぶりかもしれない――――)」

  345. 345 : : 2013/12/25(水) 10:09:11

    ―――――――― 

    ミカサ「――――」

    ユーク「――――」


    スタスタ トコトコ

    プチッ!


    アニ「あっ!」ステン

    ユーク「アニ!大丈夫!?」アセアセ

    アニ「いたた…一体どうしたんだろ?」

    ミカサ「…アニのつっかけ、はな緒が壊れている」
  346. 346 : : 2013/12/25(水) 10:09:28

    アニ「あっ!ほんとだ」

    エレン「見事に切れてるな」

    ユーク「アニ、足は大丈夫?」

    アニ「これくらい平気さ」

    ユーク「でも、歩けないでしょ?」

    アニ「少し汚れるけど、これくらいなら歩いても…」
  347. 347 : : 2013/12/25(水) 10:09:40

    ユーク「ダメっ!」

    アニ「わっ!な、なにさ…」ドキドキ

    ユーク「あっ、ごめん…」シュン

    エレン「なら、ユークがおぶってやればいいじゃねぇか」

    エレン「この前の肝試しの帰り道でだって、平気でやってただろ?」
    (『――番外編―― 第15話』参照)

    ユーク「…そうだな」
  348. 348 : : 2013/12/25(水) 10:09:52

    アニ「そ、そうだけどさ…」ドキドキ

    ミカサ「ユーク、男の甲斐性を見せる時」グッ

    ユーク「…アニ」スッ

    アニ「…また、世話になるね」ギューーッ

    ユーク「ちゃんと掴っていてね?」チラ

    アニ「…離さないさ」ギューーッ
  349. 349 : : 2013/12/25(水) 10:10:15

    ミカサ「(羨ましい…)」チラ

    ミカサ「…エレン、私も!」ハイハイ!

    エレン「…...」ツーン

    ミカサ「あぅぅ…」シュン

    ユーク「2人とも、行くよ?」トコトコ

    アニ「(ユーク、ありがとう)」ギューーッ ムニュムニュ
  350. 350 : : 2013/12/25(水) 10:10:26

    ユーク「(…また、これか)」ドキドキ
    (『――番外編―― 第5, 12話』参照)

    エレン「…ほら、これで我慢しろよ」スッ プイ

    ミカサ「…エレン!!」パァァ!

    エレン「置いてかれちまうぞ?」

    ミカサ「うん!」ギュッ

    エレン「…帰ろう」スタスタ

    ミカサ「うんっ!!」ニコニコ トコトコ


  351. 351 : : 2013/12/25(水) 10:10:41

    ――――翌日 対人格闘訓練――――


    バシバシ ビュンッ

    バッ ステン


    ユーク「……」

    ミカサ「今日の貴方は、少し気が抜けている」

    ユーク「…そうかもね」スクッ

    ミカサ「昨日の疲れが、まだ残っているの?」

    ユーク「そういうわけでは…ないけれど」パッパッ

    ミカサ「じゃあ、一体?」
  352. 352 : : 2013/12/25(水) 10:11:24

    ユーク「……」シーン

    ミカサ「…話してみて?」

    ユーク「花火の灯りに照らされたアニの顔が…綺麗だと思った」

    ミカサ「…!!」

    ユーク「ただ…それだけだよ」

    ミカサ「それって…」
  353. 353 : : 2013/12/25(水) 10:11:40

    ユーク「…この話は、これで終わりさっ!」

    ミカサ「…そうしましょう」

    ユーク「それよりも俺は、昨日の君の話が面白くて堪らなくてね」ククッ

    ミカサ「そ、その話こそ、終わりにしてほしい」アセアセ

    ユーク「やーだね」ケロッ

    ミカサ「ユ、ユーク…」ワナワナ
  354. 354 : : 2013/12/25(水) 10:12:01

    ユーク「『エレンに迫って、文字通りに躱された』って?」クスス

    ミカサ「だ、だから終わりに…」オロオロ

    ユーク「そんな面白い話、すぐに終わらせられるわけがないだろ?」ニヤニヤ

    ミカサ「くっ、ユークぅ…」ギリギリ

    ユーク「…また、チャンスがあるさ」

    ミカサ「…ええ、頑張る」
  355. 355 : : 2013/12/25(水) 10:12:13

    ユーク「ミカサ…」

    ミカサ「何?」

    ユーク「アニと俺をお祭りに誘ってくれて…ありがとう」ペコリ

    ミカサ「…どういたしまして」ニコ

    ユーク「さっ!気持ちも切り替えて、訓練に励むか!!」

    ミカサ「ええ、でも…」
  356. 356 : : 2013/12/25(水) 10:12:29

    ユーク「何だい?」

    ミカサ「一度くらい、私に勝ってみたら?」クスリ

    ユーク「随分と言ってくれるな!」バッ

    ミカサ「そう。そうやって、ひたすらに向かってくればいい」サッ

    ユーク「油断するなよ?」ビュンッ

    ミカサ「いいえ、まだまだ」サッ
  357. 357 : : 2013/12/25(水) 10:12:48


    ビュン バシィ

    サッ シュタッ


    ミカサ「(昨日花火を見ている間に、2人に何があったのかは私にはわからない)」

    ミカサ「(けれど、帰路や部屋でのアニの様子を見るに)」

    ミカサ「(何かしらの心境の変化があったように見受けられる)」

    ミカサ「(そして、ユークの『あの発言』…)」

    ミカサ「(彼にも確実に、変化が訪れてきている)」

    ミカサ「(…この2人も、あと少し――――)」
  358. 358 : : 2013/12/25(水) 10:13:06


    ハッ!! ビュンッ!!

    イイエ マダマダ


    ユーク「(このもやもやを振り払うには、訓練に励むのが一番かな?)」

    ユーク「(あの時に感じた“情動”…まさかね)」

    ユーク「(アニ、君は今、何を考えているの?)」

    ユーク「(俺はやっぱり…俺自身の事すら…はっきりとわからないや)」

    ユーク「(だから、もう少しだけ…時間がほしいんだ)」

    ユーク「(君の気持ちに応え得る…その時まで――――)」
  359. 359 : : 2013/12/25(水) 10:13:48


    ユーク! ツギヘイコウ!!

    マダマダ タオレナイサ!!


    アニ「(今日はあいつと、なんか顔を合わせ辛かった)」

    アニ「(でも…この“辛さ”は、決して“辛いもの”じゃない)

    アニ「(きっと嬉しいんだ…私は)

    アニ「(ありがとう。私がこの気持ちに気付けたのも…アンタの優しさのおかげだよ…)」

    アニ「(ようやく見つけたこの気持ちに、1つ名前を付けるとしたら、それは…)

    アニ「(大好きなユークへの…恋慕――――)」



    進撃の巨人Another ――番外編―― 第16話

    『花火が照らす、彼女の靄《もや》』



    La Fin.

  360. 360 : : 2013/12/25(水) 10:14:34

    【投稿完了 / シリーズ名 / 話数 / タイトル / URL】

    ――本編――

    【13/12/24 進撃の巨人Another 第32話 『特質』】
    http://www.ssnote.net/archives/5206

    【13/12/20 進撃の巨人Another 第31話 『敵の敵』】
    http://www.ssnote.net/archives/5204

    【13/12/17 進撃の巨人Another 第30話 『隠す者』】
    http://www.ssnote.net/archives/4699

    【13/12/15 進撃の巨人Another 第29話 『ハツゲン』】
    http://www.ssnote.net/archives/4697

    【13/12/06 進撃の巨人Another 第28話 『キタイ』】
    http://www.ssnote.net/archives/4287

    【13/12/05 進撃の巨人Another 第27話 『夜明け』】
    http://www.ssnote.net/archives/4235

    【13/11/30 進撃の巨人Another 第26話 『蓄積』】
    http://www.ssnote.net/archives/3742

    【13/11/27 進撃の巨人Another 第25話 『帰る先』】
    http://www.ssnote.net/archives/3554

    【13/11/23 進撃の巨人Another 第24話 『隠れる』】
    http://www.ssnote.net/archives/3249

    【13/11/21 進撃の巨人Another 第23話 『行き互い』】
    http://www.ssnote.net/archives/3189

    【13/11/18 進撃の巨人Another 第22話 『次世代』】
    http://www.ssnote.net/archives/2988

    【13/11/15 進撃の巨人Another 第21話 『鍵《ヒント》』】
    http://www.ssnote.net/archives/2740

  361. 361 : : 2013/12/25(水) 10:14:50

    【13/11/10 進撃の巨人Another 第20話 『懐古、そして展望』】
    http://www.ssnote.net/archives/2440

    【13/11/08 進撃の巨人Another 第19話 『待つ者』】
    http://www.ssnote.net/archives/2307

    【13/11/06 進撃の巨人Another 第18話 『以心』】
    http://www.ssnote.net/archives/2219

    【13/11/05 進撃の巨人Another 第17話 『志と命』】
    http://www.ssnote.net/archives/2140

    【13/11/04 進撃の巨人Another 第16話 『選ぶ』】
    http://www.ssnote.net/archives/2041

    【13/11/03 進撃の巨人Another 第15話 『悪癖』】
    http://www.ssnote.net/archives/1992

    【13/11/02 進撃の巨人Another 第14話 『クチは...』】
    http://www.ssnote.net/archives/1943

    【13/11/01 進撃の巨人Another 第13話 『ドウキ』】
    http://www.ssnote.net/archives/1886

    【13/10/31 進撃の巨人Another 第12話 『人柄』】
    http://www.ssnote.net/archives/1841

    【13/10/30 進撃の巨人Another 第11話 『危機と嬉々』】
    http://www.ssnote.net/archives/1815

    【13/10/29 進撃の巨人Another 第10話 『見上げる先』】
    http://www.ssnote.net/archives/1748

    【13/10/28 進撃の巨人Another 第9話 『辛辣』】
    http://www.ssnote.net/archives/1702

    【13/10/10 進撃の巨人Another 第8話 『本物』】
    http://www.ssnote.net/archives/805

    【13/10/10 進撃の巨人Another 第7話 『捨てる』】
    http://www.ssnote.net/archives/800

    【13/10/10 進撃の巨人Another 第6話 『側』】
    http://www.ssnote.net/archives/796

    【13/10/10 進撃の巨人Another 第5話 『指令』】
    http://www.ssnote.net/archives/795

    【13/10/10 進撃の巨人Another 第4話 『再び』】
    http://www.ssnote.net/archives/793

    【13/10/10 進撃の巨人Another 第3話 『解散式の夜』】
    http://www.ssnote.net/archives/792

    【13/10/10 進撃の巨人Another 第2話 『見たもの、見るもの』】
    http://www.ssnote.net/archives/791

    【13/10/10 進撃の巨人Another 第1話 『4人目』】
    http://www.ssnote.net/archives/790

  362. 362 : : 2013/12/25(水) 10:15:09

    ――番外編――

    【13/12/14 進撃の巨人Another ――番外編―― 第15話】
    http://www.ssnote.net/archives/4702

    【13/12/10 進撃の巨人Another ――番外編―― 第14話】
    http://www.ssnote.net/archives/4373

    【13/12/04 進撃の巨人Another ――番外編―― 第13話】
    http://www.ssnote.net/archives/3949

    【13/11/30 進撃の巨人Another ――番外編―― 第12話】
    http://www.ssnote.net/archives/3487

    【13/11/24 進撃の巨人Another ――番外編―― 第11話】
    http://www.ssnote.net/archives/3066

    【13/11/17 進撃の巨人Another ――番外編―― 第10話】
    http://www.ssnote.net/archives/2668

    【13/11/12 進撃の巨人Another ――番外編―― 第9話】
    http://www.ssnote.net/archives/2257

    【13/10/27 進撃の巨人Another ――番外編―― 第8話】
    http://www.ssnote.net/archives/1550

    【13/10/24 進撃の巨人Another ――番外編―― 第7話】
    http://www.ssnote.net/archives/1374

    【13/10/15 進撃の巨人Another ――番外編―― 第6話】
    http://www.ssnote.net/archives/1078

    【13/10/14 進撃の巨人Another ――番外編―― 第5話】
    http://www.ssnote.net/archives/1040

    【13/10/13 進撃の巨人Another ――番外編―― 第4話】
    http://www.ssnote.net/archives/941

    【13/10/12 進撃の巨人Another ――番外編―― 第3話】
    http://www.ssnote.net/archives/923

    【13/10/12 進撃の巨人Another ――番外編―― 第2話】
    http://www.ssnote.net/archives/878

    【13/10/11 進撃の巨人Another ――番外編―― 第1話】
    http://www.ssnote.net/archives/845


    ――その他――
    【執筆中 進撃の巨人Another ――104期相談所編―― 第2話】
    http://www.ssnote.net/archives/5371

    【13/12/08 進撃の巨人Another ――104期相談所編―― 第1話 ユーク「勉強の方法が分からない?」】
    http://www.ssnote.net/archives/4493


    ――雑談――

    【随時更新中 進撃の巨人Another シリーズ ――思い出(過去コメント)保管所――】
    http://www.ssnote.net/archives/1038

    【随時更新中 進撃の巨人Another シリーズ ――雑談所――】
    http://www.ssnote.net/archives/924


    ――その他情報媒体――

    【随時更新中 SS Pedia記事 『進撃の巨人Another』】
    http://dic.ssnote.net/articles/%E9%80%B2%E6%92%83%E3%81%AE%E5%B7%A8%E4%BA%BAAnother
  363. 363 : : 2013/12/25(水) 10:22:09

    番外編16話ここに完結!!
    今回は、長くて内容も充実だったかと思います。

    ここでようやくアニが本当の気持ちに気が付きました
    さて、彼はいつになるんでしょうか...


    製作的な話をすると、今回はワード125ページまで到達し、
    番外編12話の77ページを遥かに更新しました

    まさか、お祭りの1アイデアから始まり、告白イベントからのきっかけ作り、浴衣の買い物etcにより
    こんなにも話を膨らませることが出来るとは、自身でも予想だにしませんでした

  364. 364 : : 2013/12/25(水) 18:19:42
    毎日このSSを楽しみに見させてもらっています!!
    これからも頑張って下さい!!
  365. 365 : : 2013/12/25(水) 19:12:56
    読みごたえ抜群だな
    これからもよろしく!!!!!!
  366. 366 : : 2013/12/25(水) 19:48:04
    毎回思うけどサブタイ?がすごくいいでござるんるん
  367. 367 : : 2013/12/25(水) 20:16:27
    >>346
    応援ありがとう!

    頑張るよ!!
  368. 368 : : 2013/12/25(水) 20:32:38
    >>365
    勿論!1語1語丁寧に精査してるからね!!
  369. 369 : : 2013/12/25(水) 20:34:04
    >>366
    貴殿が言う『サブタイ』は『本タイ』の事でござる

    番外編は最後にタイトルを明かすスタイルでござる

  370. 370 : : 2013/12/25(水) 22:24:52
    >>368
    1語1語かぁ
    大変だろうけどがんばって!!

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