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女神さまの言うとおり 第2話 「猫が招くは”死”」 【修正版】

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  1. 1 : : 2017/02/18(土) 23:01:15
















    エレンとジャンは、死体で足場のない床を歩いていき、死体をまたぎ、扉に手をかける。

    すると、ゲームしている間、開かないと騒がれていた扉が普通に横に滑りながらガラガラと開いた。














    エレン「」ガラッ


    エレン「扉が、開いてる?」


    エレン「どうしてだ?さっきは閉まってたのに」


  2. 2 : : 2017/02/28(火) 22:14:52



    ジャン「おいエレン、マジで行く気かよ…?」


    エレン「誰が行くかよ!今は学校から出る場所を探すんだ!!」


    ジャン「あ、ああ…そうだな」


    エレン「そうだ、警察に電話……え?」














    エレンはスマホを取り出したが、電波は「圏外」と表示されていた。

    大抵圏外の場合は地下、トンネルなど

    電波の届きにくい場所がお決まりだが、エレンとジャンのいる場所は学校の2階。

    普通ならば、ここで圏外はまずあり得ない。














    エレン「なんで?どうして?」


    ジャン「おい、俺たち、ホントに出られんのかよ……」


    ???「エレン……?」














    奥の方からエレンに気づいた誰かが二人に声をかける。

    それはか細く、どこかで聞いたことのある声だった。














    ジャン「だ、誰だ!!?」


    アニ「エ、エレン!!!」


    エレン「アニ!!」














    そう、それはジャンと同様、共に中学時代を送ったもう一人の同期生

    「アニ・レオンハート」だった。

    制服には血がまだらに飛び散り、顔はとてもショックを受けたかのように真っ青になっていた。














    アニ「良かった……アンタ生きてたんだね!!」


    ジャン「おいアニ、お前まさか……」


    アニ「突然先生の頭が吹っ飛んで、中からダルマが……そして……!!ううぅ……!!」














    なんと、エレンとジャンの教室に限らず、あの惨劇はアニがいた別のクラスでも行われていた。

    アニはエレンの元に駆け寄り、彼の腕にしがみつき、座り込んだ。














    エレン「じゃあ、アニの教室でも……!?」


    ジャン「でもお前、よく生き残れたな」


    アニ「私は、偶然にもダルマの近くにいたから……」


    エレン「とにかくここから出よう!!そして警察に行くんだ!!」


    ジャン「あ、ああ、そうだな」

    タッタッタッタッタッタッタッタッタッ














    エレン、ジャン、アニの三人は学校で唯一の出入り口に向かった。














    ―――――――
    1階 出入口


    出入り口についたが、扉は閉ざされていた。

    だがカギはかかっていなかった。

    エレンはそれを見て軽く笑みを浮かべ、扉の取っ手に手をかけ、引こうとした。


    ガタガタガタガタッ ガタガタガタガタッ

    ガタガタガタガタッ ガタガタガタガタッ


    だが、開いているにも関わらず、扉は固く、引っ張ってもビクともしなかった。














    エレン「くそっ!!なんで開かねえんだ!!?」


  3. 3 : : 2017/03/03(金) 21:31:07




    ジャン「エレンどけ!!開かねえんなら……!」














    ジャンは近くにあった野球部の金属バットを両手で持ち、構える。














    ジャン「こうだ!!」ブン


    ガン ガン ガン














    ジャンはバットを振り下ろし、ガラスを思い切り叩きつける。

    だがそのガラスはヒビも入らず、何度叩いてもダメだった。

    特別強固なガラスで無いにも関わらず、そのガラスを壊すことはできなかった。














    ジャン「ハァハァ、ハァハァ」


    エレン「……なんでだよ?ヒビ1つ入ってねえぞ…!?」


    アニ「ねえ、私たち、一生このままなの?」


    ジャン「クッソーーーーーッ!!!!」ガン














    ジャンはここから出られず、どうすることもできない悔しさと、扉を壊せない二つの悔しさを噛みしめ、バットで扉を叩いた。

    無論壊れず。














    エレン「…………アニ、ジャン」


    エレン「体育館に行こう」














    突然エレンから信じられない言葉を聞いた二人は驚き、慌てるようにエレンを問い詰める。














    アニ「え!?」


    ジャン「おま!?正気かよ!!?気は確かか!!?」


    エレン「ここから出られないんじゃ、『試練』を終わらせる以外、方法はないと思うんだ」


    アニ「で、でも、また人が死ぬかもしれないのに……!!」


    エレン「そんなことは百も承知だ!!」


    エレン「でも、それ以外に、何も思いつかねえんだ…!!」


    ジャン「エレン……」


    アニ「・・・・・・」














    エレンの歪んだ顔を見て二人は沈黙する。

    確かに現状を考えれば、ここから出られない以上、さっきダルマの言っていた試練をクリアする以外、脱出法はないだろう。

    その誰もが避けたいと思う道を避けられないのならば、あのダルマと同じように覚悟を決めて挑むしかない。














    アニ「………私も行く」


    ジャン「アニ!?」


    アニ「エレンの言う通り、今はそれしかないと思うし」


    ジャン「……わかったよ。俺も行くぜ」


    エレン「良し。じゃあ行こう!」














    三人の答えは決まった。そして覚悟も決まった。

    三人はそこから西の方にある体育館へと向かっていった。

    果たして次は、どのような試練が用意されているのだろうか。





  4. 4 : : 2017/03/03(金) 21:47:23




    ――――――――――――
    体育館








    三人は体育館に着き、大きなドアを開ける。


    ガラガラガラガラッ


    するとそこには、すでに10人ほどの生徒たちが待機していた。














    エレン「みんな…!」


    ジャン「…知り合いはいねえか。全員知らねえヤツばっかだな」


    アニ「ねえ、なにあれ?」


    ネズミ着男子「・・・・・」


    ネズミ着女子「・・・・・」














    アニはその中に何故か「ネズミの着ぐるみ」を着ている生徒たちを指さした。

    着ぐるみと言っても形状はタイツに近い薄型の布でできているようだった。

    そのネズミ着を着ている生徒たちはみんな、制服の上からそれを着用していた。














    ジャン「ネズミ……の着ぐるみ?」


    エレン「なんでアイツら、あんなもん着てんだ?」


    ジャン「ん?」


    ジャン「おいお前ら」


    ジャン「床になんか書いてあっぞ」


    エレン「?」


    アニ「?」














    ネズミ着も気になるが、その前にジャンが何かを見つけ、それは「床に書いてある」と伝える。

    エレンとアニは目を下に向けるとそこには、


    ―――――――――――――――――――――――――


      家 の タ マ 公 に 鈴 付 け た ら




            終       了



    参加者はこれを着るように


    ―――――――――――――――――――――――――


    とでっかく書かれていた。

    サイズは大きく異なるが、この内容はダルマの背中に書かれていたあのクリア法と同じ文法が用いられている。














    エレン「タマ……公…?」


    アニ「鈴付けたら……終わり…?」



  5. 5 : : 2017/03/04(土) 22:47:04




    エレン「今度はどういうゲームなんだ?」


    ジャン「クリア条件は『鈴付ければ終了』か……」


    アニ「鈴って……もしかしてアレのこと?」














    アニは向こう側に転がっている黄色いボールを指さす。

    大きさはバスケットボールぐらいで、振ると鈴のようにカランカランと音が鳴った。

    そしてその鈴には、デジタル式の画面がセットされていた。














    エレン「これが鈴?でけえな」


    ジャン「これを付けるのか?」


    アニ「でも、肝心の『タマ公』ってのはどこにいるんだい?」














    三人は辺りを見てみるが、その「タマ公」と思しき人物は見当たらない。













    )))ピーンポーンパーンポーン(((


    アナウンス「あー、あー、テイステイス、マイクテイス」


    一同「!!?」ビクッ














    体育館に放送のチャイムが鳴り、マイクテストのセリフが発せられる。

    生徒たちはビクッと驚き、体育館の上を見回した。














    アナウンス「みなさんようやく体育館に集まりましたので、これより試練を始めますよ~~!」


    アニ「誰これ?誰が喋ってんの…!?」


    エレン「……わかんねえ」


    ジャン「声からするに男ってのはわかるけど、誰の声だ?聞いたことねえぞ?」














    その声の主は、エレンたちには聞きなれない声でアナウンスを開始。

    それは聞く限りでは、低い男性の声ということは分かる。

    だが口調は無邪気で幼稚。まるで子供のようだった。














    アナウンス「何人かネズミになってないようだけど、まあいいや。こっちも時間ないから、ちゃっちゃと始めますね~~!!」


    アナウンス「それではみなさんには、これからある友達と遊んでもらいたいと思います♪」


    エレン「とも……だち……?」


    ジャン「多分床に書いてある『タマ公』のことだろうぜ」














    アナウンスの声は、何やらテンションが高いかのようにウハウハ声で言った。

















    アナウンス「それでは紹介しましょう!」


    アナウンス「マイバディにしてマイフェアリー!!」


    アナウンス「ターーーーマーーーー!!!」



  6. 6 : : 2017/03/10(金) 00:00:42



    ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

    ガタッ ガタッ ガタッ ガタッ


    すると体育館の床がハッチのように開き、館内が揺れ始める。














    男子1「な、なんだ?」


    男子2「地震?」


    男子3「お、おい見ろ!あそこ!!」


    エレン「床が、開いた!?」


    ジャン「なんか出てくるぞ!?」














    ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタッ

    ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタッ


    下から、収納されていた何かがリフトと共に上がってきた。

    それは体育館の天井に届きそうなほどの大きさを持つ

    巨大な「招き猫」だった。














    エレン「これは……」


    ジャン「招き……ネコ?」


    アニ「なにこの大きさ……」


    ジャン「ん?」


    エレン「どうしたジャン?」


    ジャン「首輪にバスケットのゴールが……」


    エレン「……てことは……まさか」


    アニ「あそこにこの鈴を入れりゃいいってこと……?」














    ジャンは招き猫の首輪に注目する。

    そして猫は、大きな目をギョロリと動かし、生徒たちを上から見上げる。














    招き猫「」キョロキョロ


    アナウンス「それではみなさん、家のタマちゃん、よろしくね~~!!」


    プツッ














    招き猫「」ジーーッ


    ネズミ着男子1「え…?」














    猫はネズミ着の男子をジーッと見つめ、


    グバアアアァァッ


    そして大きく口を開けた。














    招き猫「はむ!」バクッ


    バリボリバリボリ バキッ ゴキッ ビチャッ

    ゴクン














    猫はネズミ着の男子を頭から食らいつき、丸のみ。

    固いモノが折れたり粉々になったかのような音を立て、人間をペロリと一瞬で捕食した。














    招き猫「」ペロリ


  7. 7 : : 2017/03/11(土) 18:49:56



    一同「・・・・・・・・・・・・」


    エレン「く……」


    エレン「喰ったあああああああっ!!?」


    キャーーーーーッ!! キャーーーーーッ!!


    キャーーーーーッ!! キャーーーーーッ!!














    招き猫から逃げ始める生徒たち。

    そして招き猫はまたネズミを着た生徒を頭から食らいつく。














    招き猫「はむ!」バクッ


    ジャン「おいおいマジかよ!!!?」


    アニ「あんなのにどうやってあの鈴入れろってんだい!!?」


    エレン「とにかく逃げるぞ!!喰われちまう!!」


    ネズミ女子1「キャーーーーーッ!!」


    招き猫「はむ!」バクン














    エレン、ジャン、アニの三人は一緒に逃げ回り、エレンはアニの手を引いていた。














    アニ「あっ!!」ドタン


    エレン「アニ!!」











    アニは不意に転んでしまい、エレンとジャンから離れてしまった。

    エレンは方向転換し、アニの元へ向かう。

    だが、同時に招き猫までもが、彼女へと向かっていった。














    ジャン「エレン、待て!!喰われるぞ!!」


    エレン「アニをほっとけるかよ!!」














    エレンはジャンの腕を振りほどき、アニを助けに行く。

    だが招き猫は、もうアニの真正面に仁王立ちし、彼女を見下ろしていた。














    招き猫「」ジーーーッ


    アニ「あ……」


    エレン「アニーーーーーッ!!!逃げろーーーーーーっ!!!」


    アニ「あ……あぁ…」


    アニ(ダメ……怖くて脚が……)プルプルプルプル














    アニは恐怖で脚がすくみ、そのまましりもちをついた。














    招き猫「・・・・・・・・・・・」


    招き猫「」プイ


    アニ「え……?」


    ネズミ男子2「ワーーーーーーーッ!!」


    招き猫「はむ!」バクン














    なんと招き猫はアニを食べようとせず、そっぽを向き、後ろにいたネズミ着の男子を食べた。

    エサであるはずのアニを無視して。



  8. 8 : : 2017/05/26(金) 23:32:23
    きたいーー!!
  9. 9 : : 2017/07/09(日) 17:52:58
    期待

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著者情報
hinokagututi

ローリン・ナオトLV.50

@hinokagututi

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