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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品はオリジナルキャラクターを含みます。

この作品は執筆を終了しています。

【進撃のバイオハザード】

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  1. 1 : : 2020/05/15(金) 00:19:12
    ある年のある夏休みの話ー

    私の名前はミカサ 。唯一国家エルディア国の進撃大学の剣道部に所属している。

    進撃大学はエルディア国内でトップクラスの偏差値を誇り、剣道部も強豪と有名である

    幼馴染みのエレン、アルミン、コニー、サシャ
    の4人と大学の長期休暇を利用して無人島でバカンスを楽しんだ

    ちなみに4人も私と同じく進撃大学の剣道部に所属している



    私達は誰にも邪魔をされず自由に遊んだ















    ーミカサ の家ー





    コニー「いや!!!楽しかったな!!!!」



    サシャ「本当にそうですね!!また海の幸が食べたいです!!!!」




    エレン「お前は殆ど食ってばかりだったけどな」




    サシャ「むっ!!!失礼な!!!私だって泳いだり走り回って満喫してましたよ!!!」




    ミカサ 「でも剣道の練習は怠っていた。毎日素振りをしないと腕が鈍る」




    アルミン「ミカサは木の枝で素振りとかしていたからね。」



    コニー「しかもよー。ミカサ 野生の猪を手作りの槍で仕留めたよな」




    コニー「あの光景を見たときは俺の目を疑ったぜ」



    エレン「ミカサは国内トップの実力者だからな。」



    ミカサ 「そう言われると悪い気はしない」




    サシャ「私も同じ女の子として負けてられませんね!!!」




    アルミン「いやいや、男なのにこの中で1番弱い僕の方が君たちに負けてられないよ」




    エレン「まぁでも俺たちは全員がトップクラスなんだから、アルミンも普通の奴と比べたら全然強いだろ」





    アルミン「でも僕だってもっと強くなりたいよ」




    コニー「てかさサシャ‥お前‥女だったのかよ」




    サシャ「コニー‥そのシャレは許しませんよ」




    コニー「わ、わりぃ」





    エレン「んじゃ俺はそろそろ帰ろうかな。一週間遊びまくって疲れたし」




    コニー「おいおい。あれくらいで疲れたのかよ?俺はまだ遊び尽くせるぜ?」



    サシャ「私もです!!!」




    ミカサ 「二人とも3日後に強化合宿がある事忘れてない?」





    コニー・サシャ「おう‥」





    アルミン「うん。疲れを取らないといけないし、色々準備をしなければいけないでしょ?」




    アルミン「今日のところはもう解散でいいんじゃないかな?」





    ミカサ 「アルミンの言う通り。人間の身体は頑丈ではない」




    アルミン(君の場合は違うと思うけどね)






    ミカサ 「アルミン。今私に物凄く失礼な事考えてない?」ニッコリ





    アルミン「え!?ははっ!?ま、まさか!!!」ギクッ!!!





    ミカサ 「なら良かった」ニッコリ






    アルミン(目が本気だったよ!!!!殺気を感じたよ!!!!)



  2. 2 : : 2020/05/15(金) 00:24:29
    ミカサ 「それじゃ」フリフリ←手を振る




    エレン・アルミン・コニー・サシャ「」フリフリ、スタスタ






    ミカサ 「さて‥私も‥親に顔を合わせないと‥」





    ミカサ 「結構会ってなかったから、なんだか懐かしく感じる」





    平和な日常と言うものは簡単に崩壊する



    でも何故かそれが当たり前の物だと錯覚してしまっていた




    この時の私は‥いや‥私達は




    この後とんでもなく‥恐ろしい目に遭うなんて



    誰も想像すらしてなかった









  3. 3 : : 2020/05/15(金) 00:30:57
    ミカサ 「」ガチャ!!!←扉を開ける



    ミカサ 「ただいま‥!」



    家に入った瞬間私は違和感を覚えた


    空気が重くまるで他人の家に入った感じ。そしてこの嗅いだこともない‥悪臭


    私は何か異常事態が起きていると察知した




    ミカサ 「お母さん!!!お父さん!!!いないの!?」スタスタ



    私は大声でいるはずの両親に呼びかける。しかし返答はない




    ミカサ 「何か‥音が聞こえる」スタスタ



    グチャリ、グチャリ。薄君の悪い音が聞こえてくる。そちらの方に歩みを進めると、その不快音は大きくなっていく。

    この音も今までの人生で聞いたことのないものだったが、嫌な予感がした。






    ???「」グシャ!!!!バキッ!!!!!







    ミカサ 「!」




    私は不快音のしていたキッチンにたどり着いた。あたり一面には血飛沫のようなものが悲惨しており、吐き気を催すほどの嫌悪感がした。





    ミカサ 「そんな‥」






    ???「」バキッ!!!!ボキッ!!!!ボドッ!!!!




    それは間違いなく私のお母さんだった‥


    そしてそれは何かを食べていたようで、その食べ物にも私は見覚えがあった




    これは‥





    ゾンビ「あぁ‥」ムクリ



    その映画とかドラマでよく見たことのある化け物は私の存在に気づくとゆっくりと近づいてきた



    涎を垂らしながら‥ゆっくりと‥







  4. 4 : : 2020/05/15(金) 00:43:13
    ミカサ 「お母さん‥やめて‥冗談なんでしょ?」



    ゾンビ「あ‥うう‥」スタ‥



    これは何かのドッキリだ。きっと久しぶりに帰ってきた娘に対するサプライズだ。

    そう思いこれは冗談なのかと問いかけるも、それは返答もせずゆっくりと私に近づいてくる



    そしてこいつが食べていた食べ物は首から上がなくなっている。さっき落ちたのは‥




    ゾンビ「‥」スタスタ



    徐々に速度が上がる‥私のイメージでは‥もっと遅いものだと‥




    ミカサ 「くっ!!!!」スチャ!!!!!包丁



    私は身の危険を感じて‥近くにあった包丁を咄嗟に取って


    それに向かって構えた




    ゾンビ「ぐるるる‥」ビチャ!!!!



    全身が血塗れだ‥きっと長い時間をかけて
    あの床に転がっている食べ物を食していたのだろう



    ミカサ 「お母さん!!!!全然面白くないから!!!!もうやめて!!!!」スッ!!!



    ゾンビ「」スタスタ



    私の問いかけにも反応せずさっきより歩みを進めている。

    顔からは正気を感じない。まさに狂気





    ミカサ 「」プルプル




    得体の知れない恐怖を感じているとは言え

    この程度の動きの生き物なら、私ならば簡単に仕留めることができる

    秒殺‥だが




    ミカサ 「それ以上近づいたら‥!」プルプル




    近づいたら?私は何をするつもりなの?

    この包丁で何をするの?
    これはドッキリかもしれないのに‥まだゾンビと決まったわけじゃないのに‥


    私はこのゾンビを殺そうとしていたの?




    ゾンビ「ううう‥ぐっ‥」スタスタ




    ミカサ 「!」




    私は考え事をしていた。自分ではそんなに長く止まっているつもりは無かった。

    もう距離は殆どなかった。やらなければ‥


    私がコイツに殺される





    ミカサ 「うわあああああああああぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」ザシュッ!!!!!



    ゾンビ「」ドサッ!!!!!




    私はゾンビの急所の頭に包丁を勢いよく突き刺した


    そしてそのゾンビは力なく床に倒れ込んだ






    ミカサ 「」ガクンッ!!!!




    そしてゾンビを倒した私も力が抜けて

    床に倒れてしまった。バカンスの疲れ?いや、そんなに‥今の動きだって疲れるほど激しくない



    ミカサ 「うっ!!!」オロオロオロ!!!!!




    私は嘔吐をしてしまった。この血生臭い異様な空間に飲まれたのか‥それとも母親だったものを殺したこと‥それの罪悪感


    父親だったはずの肉の残骸に絶望したのか?


    もう戻ってこないと悟り、喪失感に打ちのめされたのか?


    おそらく全てだろう





  5. 5 : : 2020/05/15(金) 01:00:40
    ミカサ 「はぁ‥はぁ‥」ムクリ

    目からは自然と涙が溢れ出てくる

    だが私は心を強くしなければならない

    このままここで倒れているわけにはいかない。ここにいたら‥確実に死ぬ

    それは衛生的な問題ではなく‥もっと別の問題でだ



    ミカサ 「」ゴク!!!!ゴク!!!!



    私は勢いよく水をコップに注いで、一気に飲み干した



    ミカサ 「‥ごめんなさい」


    私はその動かなくなった肉塊にそう告げて
    キッチンから立ち去った



    私が向かったのはまず自分の部屋だ



    ミカサ 「」ダッ!!!!!ゴソゴソ!!!!!


    これは間違いなく非常事態だ。判断の一つ一つに責任が伴い。失敗すれば‥その先は言うまでもないだろう




    ミカサ 「災害用の‥バッグ‥」


    カロリーメイトやゼリー。水。私は災害時に備えてサバイバル用品や非常食を入れているバッグを手にした



    もちろんサバイバルナイフは必須だろう。忘れずにこれもバッグにしまって置く




    ミカサ 「ガスは‥さっき止めた」



    理由は二次災害を防ぐため。判断は早く。そして迅速に行動して、私の生存確率を上げるために



    私は自分の持っている能力を解放しなければならない。今は危機的な状況だからだ





    ミカサ 「‥」スタスタ




    私は次に物置に移動する。サバイバルナイフは確かに切れ味もよく、私は整備も怠っていなかったからよく使える


    だが、これはリーチが短い。普通のナイフや包丁よりもリーチは長いが


    もっとリーチのある‥そして壊れにくい武器が欲しい。できれば飛び道具も‥





    ミカサ 「物置には‥金属バットと‥猟銃があったはず」


    私の父親はハンティングと野球が好きで、自分でも道具を買い揃えるほどだった。


    まさか‥私がこれを使う日が来るとは‥



    ミカサ 「よし‥あとは‥」



    これだけでも十分な武器を揃えたと思うが


    何が起きるか分からない。万全な準備をするべきだと、そう私の本能は警告している。






    ミカサ 「あった!!!」スチャ!!!!←ブレード



    超硬質ブレード。普段の剣道の稽古は木刀や竹刀でやるが


    これは特別な行事の時に使われる。切れ味は通常の鉄ならば紙の如く容易に切断できるほど








    ミカサ 「」ダッ!!!!!!






    私はまた二階の自分の部屋に戻り。外の状況を再確認する。何やら騒がしい‥



    私達が帰ってきた時は‥何も起きてなかったのに‥

    これは偶然なの?


    それとも私達がただ気づいて無かっただけ?
    だが私は自分の危機察知能力には自信がある


    私が気づかないなんて‥





    ミカサ 「いや‥今はそんな事は考えてる場合じゃない」ダッ!!!!!





    そう独り言を呟き。私は自分の部屋から退出。比較的安全だと思われる裏口から外に行くことにした。



    ミカサ 「そんな‥」



    ゾンビ複数「‥」スタスタ




    今、私たちの住んでいるシガンシナ区は人間に似た生き物が人間を喰らっている。


    警官が応戦してはいるが、不規則的な動きをする的にはなかなか弾丸を命中できない





  6. 6 : : 2020/05/15(金) 01:17:35
    警官「くそっ!!!実戦だとこんなに難しいのか!!!!」ダン!!!!←発砲音



    警官2「何をやってるんだ!!!このヘタクソが!!!!」ダン!!!



    ゾンビ「」スタスタ



    警官「うるせぇなぁ!!!!お前だって命中してないだろ!!!!」ダン!!!!



    本来ならお互いに助け合うべきなのに‥

    この異常事態に適応できてない。あれではすぐにゾンビのお仲間になってしまう。





    ミカサ 「ふっ!!!!!」ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!!





    警官・警官2「!」





    ゾンビ複数「!」ドサッ!!!!!




    ミカサ 「はあっ!!!!!」ザシュッ!!!!ザン!!!!!


    私は力いっぱいにブレードを振り回して、10人ほどのゾンビを斬り倒した。

    いつもならもっと冷静に出来ていたはず‥やはり私は‥





    ミカサ 「大丈夫ですか!?」





    警官「あぁ‥すまない。助かったよ」



    警官2「まさか守るべき市民に助けられるとは‥警官も落ちぶれたものだな」




    ミカサ 「‥悲観している場合ではありません。今は生き残ることに集中すべきです」



    警官「馬鹿にするな。俺たちだってそれくらい分かってるさ。」



    警官2「実戦で拳銃を使うのは初めてだからな。‥まぁ‥君も実戦でブレードを使うのは初めてか」





    こんな会話をしている場合ではない。やはり私だけでなく、この警官二人も冷静ではないのだろう




    ミカサ 「どこか安全な場所にいきましょう」



    私は‥そう提案する




    警官「さっき無線で進撃大学が避難所に指定されたと報告があった。」




    私の大学だ‥確かにあの大学は新しい校舎だし、大学内にはコンビニや武器庫まである。避難所には最適な場所だ





    警官2「おい!!!!!!!」






    ゾンビ大勢「」スタスタ





    ミカサ 「しまっ‥」




    迂闊だった‥まさか頭なく近づいてくるとは



    知性を感じられない顔をしているが


    獲物の追い込み方は熟知しているようだ。さすがは元人間と言ったところだろうか?


    だがそれはもう人間ではない





    ミカサ 「しっ!!!!!」ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!!ザシュッ!!!!!




    ゾンビ複数「!?」ドサッ!!!!!



    私は警官の二人よりも早くブレードでゾンビに斬りかかっていった




    ミカサ 「はあっ!!!!!」ザン!!!!!




    警官「あ、あの子‥何者なんだ?」



    警官2「し、知らないが‥俺たちも応戦するぞ!!!!」ダン!!!ダン!!!!





    警官「了解だ!!!!」ダン!!!!




    ミカサ 「‥」スチャ!!!!!



    ゾンビ複数「‥」スタスタ



    ゾンビの動きが変化した。どうやらあの二人が発砲した事により、意識が分散したようだ


    相変わらずヘタクソな射撃だが、ゾンビの意識が分散している事で私は格段に戦いやすくなった





    ミカサ 「一気に決める!!!!!!!」ブォォン!!!!!!




    ゾンビ複数「!!!!!!」ブシャァ!!!!!ドサッ!!!!!!!!!






    警官・警官2「!」ダン!!!!ダン!!!!ダン!!!!!





    警官「いける!!!イケるぞ!!!!」ダン!!!!



    警官2「口を動かす前に1匹でも多くゾンビを殺せ!!!!やられる前にやってやるぞ!!!!」ダン!!!!!ダン!!!!ダン!!!!




    火事場の馬鹿力だろうか?私の動きはより速く、筋肉は強靭になり、力も向上して技の精度も上がっている



    私はこの瞬間に剣道部に所属していて、小さい頃から稽古をしてきて良かったと強く感じた






    心なしか‥警官2人の射撃性能もずっと上がっているように感じるのは、気のせいではないか。






    ミカサ ・警官・警官2「」ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!!ダンダン!!!!ダン!!!!





    ゾンビ複数「!!!!!!!!!」ブシャァ!!!!!!←血





    とにかく私は警官以外の動いて近づいてくる生き物を殺して殺して‥殺しまくった




  7. 7 : : 2020/05/15(金) 01:39:03
    ミカサ ・警官2人「‥」



    ゾンビ大勢「」ドサッ!!!!!!




    私達3人はどうやら接近してきた全てのゾンビを返り討ちにしたようだ。しかも奇跡的な事に誰も噛まれていなかった




    警官「ハッハッハッ!!!!どうやら俺はこの狂った状況の中で進化したようだな!!!」



    警官2「厨二病かよ‥見苦しいぞ」



    ミカサ 「でも‥皆んな良い動きをしていた。強くなっているのは‥本当だと思います」





    ゾンビ大勢「」スタスタ



    さっきの倍近くはいる。また‥増援‥




    警官「おいおい‥嘘だろ?」



    警官2「ふっ‥また倒せばいい‥」



    さっきの銃声や雄叫びが原因だろうか?またはこのゾンビの悪臭に引き寄せられてきた?




    ???「」ダッ!!!!!!!!


    ミカサ ・警官・警官2「!?」



    動きの遅いゾンビの群れから‥走って私達の方に接近してくる!?




    ゾンビ犬「ガアッ!!!!!」ガブリ!!!!!




    警官「ぐっ!?や、やめろ!!!!」ブシャァ!!!!!!!



    ゾンビと化した犬は勢いよく警官の制服を噛みちぎって、肉に食いついた




    ミカサ 「っ!!!」ザシュッ!!!!!!!



    私は動きの速いゾンビ犬よりもさらに速く動いて、首を斬り落とした






    警官2「お、おい‥大丈夫か?」



    警官「‥噛まれちまった‥か」



    噛まれたらどうなるか‥それはお決まりのパターンだ。ゾンビと化した生物に噛まれたら‥辿る末路は同じく‥





    警官「ここは‥俺に任せろ」



    ミカサ ・警官2「!」





    ゾンビ大勢「」スタスタ




    ミカサ 「ゾンビの犬はもういません。ここは3人でまた協力して‥」




    警官「さっきの倍近くはいるぞ?それにいくら君でも疲労しているだろう?」



    ミカサ 「‥」


    私は身体能力が高く、もちろんスタミナもある。でも今は‥




    警官2「‥確かにそう何度も上手くはいかないか。だが逃げる事はできるだろ?」



    警官「‥分かってるだろ?ゾンビに噛まれたらどうなるか‥」



    警官2「いや‥分からないな。これは映画でもドラマでもない。噛まれてゾンビ化するのは作り話の話だろ?」




    警官「本当にそう思うのか?」



    ミカサ ・警官2「‥」





    言葉が返せなかった。これからの未来が無いと宣告されたような人に‥何て顔をかければいいのだろう?






    警官2「‥俺も残る」



    警官「何を言っているんだ?お前は噛まれてない。まだ先がある。その女の子を守って‥」



    警官2「なぁ?正直に答えてくれるか?俺と一緒に逃げるのと、君1人で逃げるのどっちが生存率が高いと思う?」




    ミカサ 「‥」




    警官2「君は人から守られるような人じゃない。既に俺たち2人よりも強い。はっきり言って俺はもうそんなに長く走れない。」



    警官2「俺もここで時間稼ぎをする。なるべく注意を逸らすために大声を出してな」




    警官「‥」




    ミカサ 「すみません‥」




    警官2「警官として当然の仕事だ。もう行け‥距離を詰められてきた」





    ゾンビ大勢「」スタスタ





    ミカサ 「」ダッ!!!!!!!!






    警官「さて‥最期の仕事だ。しくじるなよ?」




    警官2「当たり前だ。」スッ!!!←警棒



    警官「拳銃はどうした?」




    警官2「もう弾がねぇよ。お前もそうだろ?」




    警官「‥」




    警官2「さぁて!!!楽しい楽しい宴の始まりだぜ!!!!」





    警官「知っているか?こういう時は格好つけた奴から死んでいくんだぜ?」





    警官2「ならば‥せいぜい格好悪く戦ってやるか!!!!!!」ダッ!!!!!!!






    警官2「覚悟しやがれ!!!!死に損ないの糞野郎共がぁ!!!!!」ブォォン!!!!!







    バゴォン!!!!!!!ドゴォ!!!



  8. 8 : : 2020/05/15(金) 20:13:22
    憲兵じゃなくて警察なんだ
  9. 9 : : 2020/05/15(金) 20:39:19
    今回はミカサ中心のSSかな?
  10. 10 : : 2020/05/16(土) 19:12:24
    ー進撃大学 表校門前ー

    ミカサ「はぁ‥はぁ‥」グッタリ


    つ、疲れた‥さすがの私もあそこまでの激しい戦闘をした後にずっと走り続けるのには骨が折れる


    そもそも実戦は今日が初めてだ‥あまり自覚はしていないが無意識下で緊張もしているんだろう





    ミカサ「‥」ボロッ


    ここまで来るまでに奇跡的に噛まれてない。だが、金属バットとサバイバルナイフは失った


    今私が持っている武器は超硬質ブレードと猟銃だ。猟銃は遠距離から攻撃できる高火力の武器だが、残弾数には限りがある。

    そして超硬質ブレード。これも無限にゾンビや化け物を切り裂けるわけではない。

    通常の鉄よりも頑丈だが、壊れないわけではない。ブレードの鉄は薄く切っ先を間違えると刃こぼれして、最悪の場合にはバラバラに弾け飛ぶ。


    私は冷静さを失うことが度々ある。普通にしていればまずブレードの扱いを誤ることはないが、この状態で冷静さを保てるのだろうか?




    ミカサ「取り敢えず‥大学の中の方が‥安全」スタスタ



    大学の敷地内は広い。また大きな校門が各出入り口に設置されておりゾンビの侵入を防ぐ事ができる。


    シガンシナ区の状況から考えると、住民の殆どがゾンビ化しているだろう。

    下手したらマリア領域全てにゾンビが出現しているかもしれない。


    だから頑丈で広い敷地内の進撃大学ならば外よりは安全だろう。それでも危険なことに変わりはないと思うが




    ミカサ「!」ギィン!!!!!!ガシャン!!!!!!



    私は数人がかりでないと閉めれない大きな扉を閉めて、ここの校門を閉鎖した。




    これでゾンビの侵入を防げる。校門さえ封鎖してしまえば、進撃大学は大きな壁に囲われているので‥大丈夫なはず‥










    そして私は異変に気づく。こんな状況じゃなければもっと早くに気づいていたと思うが‥





    進撃大学の周りにはゾンビが近寄って来ない。


    さっきまではあれだけゾンビが沸いていたのに‥もちろん私が走って振り切ったということもあるのだろうが



    これだけの広い敷地内にゾンビの姿が見当たらないなどあり得るのだろうか?


    警官達はここが(進撃大学のこと)避難所に指定されたと言っていたけど、避難民は大学の中にいるのだろうか?


    だが‥地面には血痕が複数あり
    明らかに人間ではない何かと争った形跡がある




    そしてこの違和感‥人もゾンビもいないと言う不自然さ‥



    絶対に油断してはならないと私の本能が警告している。もしかしたら‥ゾンビより厄介な化け物がいるのかもしれない


    だからゾンビが寄り付かない?





    この私の予想は嬉しくないが、的中することになる






  11. 11 : : 2020/05/16(土) 19:58:17
    ゾンビ「‥」スタスタ



    ミカサ「!」スチャ!!!!←ブレード


    私は遠くから来るゾンビを発見して、素早くブレードを構える


    大丈夫‥ゾンビはたった1匹‥さっきまでは大勢を相手にしていたのだから‥



    ゾンビ「ぐおおおおおおおおお!!!!!おおおおおおっ!!!!」ダッシュ!!!!!!




    ミカサ「!?」



    こちらに向かって走ってくる!?しかも結構速い!!!!


    まぁ‥走るゾンビは映画とかにも出てきたけど

    やはり実物を見ると凄い脅威に感じる‥





    ミカサ「」ダッシュ!!!!!!!

    ゾンビ「!」ダッシュ!!!!!!




    ゾンビに向かって私も走り出した。どうせ1匹だけ。倒してしまった方が速い。奴らの体力はほほ無限に近い。


    ならば追いかけ回されればいつか体力が尽きるのは私の方‥



    一瞬走ってくる私に動揺したように見えたのは私の気のせいだろうか?


    ミカサ「ふんっ!!!!!」ザシュッ!!!!!!




    ゾンビ「!」ブシャァ!!!!!!!




    浅い!!!!動きが速くて首を斬り落とさなかった!!!ならば続けて追い討ちを‥




    ミカサ「!」バッ!!!!!




    私は咄嗟に下がって、追い討ちをやめた。危険だと判断したからだ‥





    ゾンビ「あぁ‥おおっ?」ジュウウウウウウウウウウウ!!!!!!



    そのゾンビは私の斬りつけた傷を瞬時に再生した。動きが速くて回復能力も有している


    見たことないゾンビのタイプだ



    ミカサ「」ズドォッ!!!!!!←発砲音





    ゾンビ「!?」ドシュ!!!!!!!ドサッ!!!!!


    私は接近戦は危険と判断して、すぐさま猟銃を放った。弾は貴重だが、自分の命が1番大切だ


    気にしている場合ではなかった。




    ミカサ「‥」スッ


    私は猟銃を下ろした。さっきの一撃でゾンビの頭の一部は飛散して、血と脳ミソが散乱している。




    ミカサ「‥とにかく‥今は中に‥!」スカッ!!!!!




    何かが飛び出してきた!?それは長いもの‥のように見えたが





    ゾンビ「」ムクリ




    ミカサ「そ、そんな!?」スチャ!!!!!




    ゾンビ「」ブォォン!!!!!!!ビュン!!!!!!




    ゾンビは身体を激しく動かして、長い舌で攻撃してきた。そうか‥さっきのは変形した舌だったのか



    それに頭の傷が回復している!?何故?

    何か倒すためには条件があるの?


    それとも‥さっきは完全に頭を破壊出来ていなかった?さっき勢いよく地面に倒れたのは私を油断させるための‥





    ミカサ「もう一発!!!!!!」ズドォッ!!!!!!





    ゾンビ「グガアッ!!!???」ブシャァ!!!!!!




    身体が変異している。四足歩行動物のような‥とても元が人間とは思えない


    人間離れした骨格と筋肉‥そしてこの再生能力




    私は猟銃を続けて発砲した





    ゾンビ「」ドシャァ!!!!!!!



    そのさっきまでゾンビだった化け物は頭を完全に猟銃で吹き飛ばして


    やっと力尽きた







    ミカサ「はぁ‥はぁ‥」



    私は死ぬかもしれないという危機感と

    猟銃の反動に疲労を感じていた



    心拍数が上がっている‥今にも心臓が飛び出そうな勢いだ









    化け物複数「」ゾロゾロ!!!!!!スタスタ!!!!!!





    ミカサ「!?」スチャ!!!!!!




    さっきの化け物の‥完成形?明らかに今倒した化け物よりも強そうなのが



    ゾロゾロと湧いてきた‥銃声がきっかけ?


  12. 12 : : 2020/05/16(土) 20:06:00
    ミカサ「‥」スチャ!!!!!

    私は残り少ない装填数の猟銃を奴らに向かって構える。しかしこんなのがまだいたなんて‥


    街中で遭遇しなかったのは奇跡としか言いようがない‥それとも



    化け物複数「」スタスタ



    ミカサ「え‥?」




    予想外の展開になった。私を化け物達は通り過ぎていったのだ。



    もしかして‥目が見えてない?さっき倒した奴はまだ変異が完全ではなかったから‥


    私を視認出来たのだろうか?




    ミカサ「」スタスタ




    化け物複数「」ビュン!!!!!!!



    化け物達は物凄い跳躍力でどこかに行ってしまった。しかし私は忍足を続行した。

    何故ならば奴らは目が見えないなら、聴覚が優れている可能性が高いからだ。


    しかし幸運だ


    あの厄介な化け物の完成形?‥まだあれすら変異の途中段階かもしれないが


    いくら私と言えど、この装備では死闘を免れなかっただろう。


    神様に救われた気分だ



    ミカサ「!」ウィーン!!!!!



    自動ドアがまだ機能している。良かった。このドアが開かなければ無理矢理破壊しなければならなかったからだ。


    大きな音は出来るだけ出したくない。ゾンビならまだしも、あの化け物に集団で襲われるのは



    考えただけでも恐ろしいからだ






    ミカサ「」スタスタ





    私は少し休みたいと思った。本当はここにいるはずの避難民や警官隊と合流した方が良いのだろうが



    私の疲労度合いも凄いし



    何より大学内は異様なほど静まり帰っている。嵐の前の静けさと言ったところか?


    まずは体力を回復するために





    私は進撃大学内にある、複数ある中でここから1番近い医務室を目指すことにした。





  13. 13 : : 2020/05/16(土) 20:26:48
    ー医務室ー


    エレン「なぁ!!!アルミン!!!どうなっている?」


    アルミン「僕に聞かれても分からないよ!!!」



    コニー「まさかゾンビなんて本当にいたなんて‥な」



    サシャ「それよりも今はこの資料から多くの情報を得て、生き残る方法を考えましょう!!!不幸中の幸いなことにここには、食堂やコンビニなどに食べ物もありますし!!!!」




    エレン「普段ならまた食い物のことかよってツッコミを入れたくなるが、今は食料は大事だからな」



    アルミン「うん‥救助がいつ来るか分からないし‥ここに籠城することも考えないとね」




    コニー「そもそも救助なんて本当に来るのか?」





    エレン・アルミン・サシャ「‥」






    ジャン「」ガラガラ!!!!!





    エレン・アルミン・コニー・サシャ「!?」ガタッ!!!!スチャ!!!!!




    ジャン「おいおい!!!落ち着けって!!!俺はゾンビでもあの化け物共でもない!!!!」




    アルミン「それは分かったけど、大きな声を出さないでくれるかな?」



    アルミン「ここが奴らにバレるかもしれない」




    ジャン「誰だっていきなり立ち上がられて、そんな物騒なブレードを向けられたら慌てるだろ?」




    ミカサ「‥みんな!!!」




    エレン「み、ミカサ!?そいつは知りなのか?」



    ミカサ「たまたまさっき会った‥それだけ」




    アルミン「‥みんな武器を下ろそう。」




    コニー「いいのか?コイツがさっきみたいに異常者の1人だったら‥」




    ミカサ「安心して。たぶん大丈夫だと思う」



    サシャ「まぁ‥ミカサがそう言うのでしたら‥」




    ジャン「ミカサ。お前の知り合いだったのか?」



    ミカサ「えぇ。4人とも私の幼馴染み。ここの大学の学生で剣道部に所属していた」




    エレン「俺はエレン・イェガー」



    コニー「俺はコニー・スプリンガー」



    サシャ「私はサシャ・ブラウスです!!」



    アルミン「僕はアルミン・アルレルト」




    ジャン「俺はただの高身長イケメンだ」






    エレン・アルミン・ミカサ・コニー・サシャ「‥」




    確かに彼はイケメンだし、身長も190センチはある大男だ。きっとモテるのだろうが


    今は非常事態。こんなのが通用する状況ではない




    ジャン「悪いな。ジャン・キルシュタインだ。」





    アルミン「君もこの大学の学生なの?」




    ジャン「いや、俺はトロスト区にあるジナエ大学の学生だ」




    ミカサ「では、何故このシガンシナまで?」




    ジャン「ダチのマルコ・ボットが音信不通になってな。心配ではるばるこの街まで来てみたんだが‥」




    アルミン「そうか‥その友達もゾンビ事件に巻き込まれたんだ」



    ジャン「まだそうと決まったわけじゃない。俺はアイツを探すつもりだ」




    コニー「でも今は大人しくしていた方がいいぜ?外にいる化け物を見ただろ?」




    ジャン「まぁな。だが奴らは目が見えない。隙をついて掻い潜るのは簡単なはずだ」




    アルミン「武器は?」



    ジャン「このオートのハンドガンしかねぇよ。弾は結構あるけどな」





    サシャ「友達を助けたいなら、私たちと協力すべきです」




    ジャン「何故だ?」





    今は生き残っている者同士で協力していかなければならない


    そういう意味だろうか?


    ‥テーブルに置いてある謎の資料が少し気になる





  14. 14 : : 2020/05/16(土) 20:35:09
    アルミン「サシャの言う通りだ。これはコニーとサシャが見つけてくれた資料だ」スッ



    アルミンは私とジャンに謎の資料を手渡した


    ジャン「は?これの何が俺たちが助け合うことに関係あるんだ?」



    アルミン「よく資料を見てくれ。それにはゾンビやさっきの外を彷徨いている化け物についての情報が記載されている」




    ジャン・ミカサ「!」ペラッ


    確かに‥アルミンの言う通りゾンビに関する情報が細かい字で紙に記されていた。


    あの化け物はリッカーという化け物?ゾンビの変異種

    やはり目が見えなく聴覚が優れているという私の予想は当たっていたようだ



    ジャン「つまり‥なんだ?」




    アルミン「この大学の関係者が、このゾンビ事件の何かしらの事に関与しているって証拠さ」



    アルミン「それは頑丈な金庫に保管されていたらしい。だがその金庫は開いていて、持ち出されそうになっていたそうだ。持ち出そうとした理由は、証拠隠滅のためじゃないかな?」




    アルミン「わざわざ手書きにしたのはハッキングや内通者による情報の漏洩を防ぐため。持ち出そうとしたってことは‥この大学の関係者もこのゾンビ事件は予想外だったんだろうけどね」




    ミカサ「いったい‥何があったの?」




    エレン「実はこのA棟の体育館に避難民が集められていたんだ。そして警官や大学の職員が指示を出していた」




    ジャン「まぁ‥そういう対応はするだろうな。で?他の奴らはどこに行った?」





    コニー「‥もういねぇよ」




    ジャン「はっ、そうかそうか。じゃあ避難民同士で殺し合いでも始めたのか?」





    アルミン「その通りだ」



    ミカサ「そんな‥」




  15. 15 : : 2020/05/16(土) 20:43:21
    アルミン「避難民の何人かがゾンビになったんだ。そしてそれに混乱した人が銃を発砲して‥その後は」



    ジャン「だいたい分かるからいいぜ。辛かったな。」



    ジャン「なるほどな。それでその後にその金庫とやらを見つけたんだな。それにしても何故この大学を捜索しようと思ったんだ?」




    エレン「この大学は人の出入りが多く、変な仕掛けがあると噂があった。」



    ジャン「変な仕掛け?隠し部屋でもあるって言うのか?」



    アルミン「あくまで噂だけど、あると僕らは確信している。その資料が見つかったからね。少なくともこれ以上の証拠も見つかるんじゃないだろうか?」





    確かに‥この大学は妙な構造だ。


    そもそも10メートル超えの巨大な壁で囲まれているのは


    まるで‥何かの襲撃に備えているかのような‥


    食堂やコンビニだけでなく、武器庫や食糧庫も複数ある






    ジャン「正直マルコはもう手遅れだと思っているんだよ。マルコの住んでいた地域は特にゾンビが酷く湧いていたらしいからな。探すつもりだったが、半分はヤケクソになっていた」




    ジャン「だがその証拠やらでマルコの無念を晴らせるんだったら、俺もお前らに協力する。いっぱい証拠を掻き集めて、絶対に生き延びる。必ず‥」




    サシャ「ジャン‥」




    エレン「‥そうだな。じゃあ作戦内容をミカサとジャンにも伝えた方がいいんじゃない?アルミン」





    アルミン「うん。そうだね」



    またアルミンには何か考えがあるのだろうか


    さすがだ。彼には正解を導く力がある。こう言う状況に役に立つのはやはり頭脳



    肉弾戦ではまともにやれば化け物には勝てないが、知恵を絞れば出し抜くことはいくらでも可能だ



    私とジャンはアルミンの提案する作戦内容を真剣に聞く事にした



  16. 16 : : 2020/05/16(土) 22:47:29
    アルミン「やることは沢山あるんだ。まず僕たちが助かるには自力で脱出するか、救助を呼びかけるしかない」



    ミカサ「誰かスマホは持ってないの?ないならこの学校のパソコンでも‥」



    コニー「それが通信障害があって、電子機器は使えないんだ。」



    アルミン「そう。ただ電力はまだ供給されているから、学校内の自動ドアや機械は使えるんだ。」




    通信障害が起きている‥それも誰かが意図的に仕組んだもの?



    アルミン「信号弾を撃ったり、ペンキなどの塗料を使ってSOSのサインを書いたり‥できる限りの救援要請はしよう。生き残るために」




    ジャン「だな。で?他には?」




    アルミン「ゲームや映画のようにゾンビや人間の死体を放置しておくわけにはいかない。ゾンビの病気の他にも‥違う病気が発生しかねない」




    ゾンビの病気‥やはりウイルス関連でゾンビ化したのだろうか?映画の設定では呪術関係のものある‥




    ジャン「確かに死体を放置はマズイな?外で燃やすか?」



    サシャ「リッカーをお忘れですか?あの化け物が徘徊する外では作業は無理ですよ」



    ミカサ「なら、どうするの?」



    アルミン「体育館内に物置として使われていた、大きな倉庫に死体を集める。そして防腐剤を撒こうかと」



    ジャン「防腐剤なんかでどうにかなるか?仮にゾンビがウイルス性のものならば‥」




    ミカサ「あのリッカーとかいう化け物を一掃して、外で燃やした方が早いのでは?」




    エレン「お、お前‥正気かよ」



    コニー「アイツらめちゃくちゃ速いぞ?見つかったらしつこく追い回されるし‥」



    サシャ「いくらミカサでも‥装備を整えないと無理ですよ」



    ミカサ「ならば装備を整えればいい。進撃大学には武器庫が複数ある」



    アルミン「でもこの僕たちのいるA棟にはないよ?武器を取りに行きたいなら、外に出て行くしかない」


    アルミン「それに他の校舎にはゾンビだっているかもしれない。」




    ミカサ「でもゾンビだってこの校舎に侵入するかもしれない。バリケードで固めたとしても、大量のゾンビとあのリッカーが同時に攻めてきたら‥私達はなす術なく殺される」




    ミカサ「外にはゾンビはいない。目の見えないリッカーならば付け入る隙もある。戦闘モードになる前に仕留められればいい」




    コニー「確かに外のゾンビが入ってきたらヤバイが‥リッカー相手にそんなに上手くいくか?」




    ミカサ「頭を完全に破壊すれば絶命する。リッカーも富士見の化け物じゃない。」




    アルミン「武器庫は外にあるから‥あの武器庫の扉を開ける音でリッカーに気づかれる。だから僕たちの今持っている装備だけで、殲滅しないといけない」




    アルミン「僕たち4人は超硬質ブレードのみ。そしてジャンはハンドガン。連射できるけど、威力は高くない。ミカサの猟銃は威力は高いけど、連射速度が遅い」





    アルミン「何か作戦を立てなければ‥いけない。」




    エレン「接近して一気にブレードで斬り込むってのは?」




    ミカサ「それもいいかもしれない。リッカーは私のすぐ近くを通り過ぎても気づかなかった」





    アルミン「‥分かった‥かなり危険だけどやるしかなさそうだね。皆んなはそれでいい?反対の人は?」






    ジャン「やるしかねぇだろ」





  17. 17 : : 2020/05/16(土) 23:06:57
    誰も反対する人はいなかった


    アルミン「じゃあ‥リッカーを殲滅したら‥全ての校門を閉鎖してゾンビの侵入を防ごう」



    エレン「だが‥他の生存者も入ってこれなくなるだろ?」




    アルミン「‥この状況では全員が生き残れるわけじゃない。‥さっきのようにゾンビだけじゃなくて狂った人間も恐ろしい‥」




    アルミン「それに‥この状況下で生き残っているのは僕たちぐらいだよ。街の惨状は知っているでしょ?」



    誰も否定する人はいなかった。ハッキリ言ってまだ生存者がいる可能性はあるが、アルミンは校門を封鎖すると言い放った


    自分たちが助かるために、他の生存者を見殺しにする事にしたのだ。




    ジャン「‥頑丈なロープとかはねぇのか?壁の上に上がって、上からロープを下ろして他の生存者を昇らせるってのは?」




    アルミン「確かにその方法なら完全に封鎖した後でも出来るけど、ロープで登るのは至難の業だ」




    ジャン「でもやらないよりマシだろ?」

    確かに‥その方法なら‥


    ミカサ「やってもいいと思う。リッカーを倒して、全ての校門を封鎖した後の私達に余裕があるなら」




    エレン「だな。ひょっとしたら何かいい道具も見つかるかもしれん」




    アルミン「そうだね‥なんか自分が助かりたいために‥変な提案をしちゃったね」




    コニー「よせ。自分を卑下するなよ。お前が居なかったら、俺たち3人はここまで来れなかったんだぜ」



    サシャ「そうですよ!!!失敗は誰にでもあります!!!!」




    アルミン「‥ありがとう」



    アルミンは昔から姑息な手段を考えるのが得意だ。そして私たちを大切にしてくれているのは伝わるけど、それ以外の人間については割と冷たい



    まぁ、今のは私たちの命を優先するという考え方だったんだろうけど‥






    コニー「だがリッカーを倒したところで‥この広い敷地だ。全ての校門を封鎖するには時間がかかるんじゃないか?」




    サシャ「駐輪所にある自転車を使うのはどうですか?あとは車が使えるなら使ってもいいかもしれません」




    エレン「確かに‥自動車なら‥あんまり音も出ないしな。」





    アルミン「なら自転車や自動車を使って行こうか。そして6人だから‥3組のペアで。あの校門の扉はデカくて重いからね」




    ミカサ「私なら1人でも閉めれる。だから余った1人は別のペアに入ってもらう」





    エレン「お前‥あれを一人で閉めたのか?」




    ミカサ「?‥そうだけど?」




    コニー「はは‥やっぱりミカサは頼もしいな。」







    ジャン「じゃあまずはあの化け物狩りか。」





    アルミン「うん。リッカーを倒さない事には何も始まらない。危険だけど頑張ろう。僕たちが生き残るためにも」



    もし誰かがブレードで仕留め損ねたら‥




    ミカサ「ジャン。猟銃は使える?」



    ジャン「あぁ。まぁな」



    ミカサ「ならこれを使って」スッ



    ジャン「でもこれはお前のだろ?それに俺にはハンドガンがある」




    ミカサ「私ならほぼ確実に隙をつけばリッカーをブレードで仕留められる。あなたにはこの猟銃で、仕留め損ねたら人のバックアップをしてほしい」





    エレン「そうだな‥この中では俺たち5人がブレードの扱いに慣れているから‥銃のバックアップはジャンが適任だな」





    ジャン「分かった‥任せておけ」スチャ!!!!




    ジャン「そういえばお前ら強豪剣道部だったもんな」




    サシャ「それに私は武器の扱いには自信があるんです!!!!気配の消し方も上手いですから!!!」


    コニー「それなら俺も負けてないぜ!!!!」


    確かにコニーとサシャは天然だけど

    野生の勘というか‥気配の察知や動きは常人離れしている

    不意打ちは得意なんだろう



    ジャン「とてもそうは見えんが‥任せても平気なのか?」



    アルミン「安心してよ。この二人は運動能力だけは高いからね」




  18. 18 : : 2020/05/16(土) 23:20:40
    コニー「おいアルミン。それはどういう意味だ?」


    サシャ「今のは聞き捨てなりませんね。明らかに私達に対する侮辱ですよね?」



    アルミン「ご、ごめん。そう言うつもりで言ったわけじゃないんだ」



    ジャン「‥おべんちゃらはいい。とにかく今は迅速な行動が必要だ。さっさとリッカー共を片付けるぞ」ガチャ!!!!





    エレン「あぁ‥そうだな‥狙うべきは頭だ。やってやる。1匹残らず駆逐してやる!!!!」スチャ!!!!!






    アルミン「それじゃ行こうか。」スタスタ








    もしこのゾンビ事件が人為的なものだとしたら


    私達を狙ってくる人間達が必ず立ちはだかる。いや、私たちと言うより生存者を殺すつもりなんだろう


    証拠隠滅のために‥全てを無かったことにするために‥口封じのために邪魔者は消す


    もはやお決まりのパターンだ








    ー校舎外ー






    リッカー「!?」ザシュッ!!!!!!ブシャァ!!!!!!!





    ミカサ「!」ジャキン!!!!!



    やった!!!!他の皆んなは!?





    コニー「ハッハッハッ!!!!ざまぁ見やがれ!!!!」ザシュッ!!!!!




    エレン「死ね!!!!!」ザシュッ!!!!!




    リッカー「グギ!!!!!!!!!」ドサッ!!!!!



    何とかなったみたいだ‥





    リッカー「‥」ビュン!!!!!!!





    エレン・ミカサ・アルミン・コニー・サシャ「!」






    リッカー「」ビュオン!!!!!!



    リッカーがコニーに向かって爪で斬りかかろうとしている!!!!!




    サシャ「コニー!!!!!」





    ズドォッ!!!!!!ドシャァ!!!!!!!






    コニー「!」ガクンッ!!!!




    ジャン「油断するなって言っただろ?俺が居なかったら死んでいたぞ?」スチャ




    あの俊敏な動きをしてリッカーに難なく着弾させた‥やはりジャンに持ってもらって正解だったようだ






    コニー「へっ‥今のはリッカーを油断させるためにわざと隙を見せたんだよ」




    ジャン「へいへい。そう言う事にしておいてやるよ」





    アルミン「ミカサ。本当にこれで全部?」




    ミカサ「たぶん‥」




    エレン「でもリッカーってゾンビが変異するんだよな?だったら新しいのが出てくるのは時間の問題なんじゃねぇのか?」




    アルミン「確かに‥A棟以外の校舎にはまだゾンビが残っている可能性が高いし‥早く全ての校門を封鎖しよう」





    全員「了解!!!!」




    エレン・アルミン・ジャン

    サシャ・コニー


    そして私


    この3つのチームで各エリア内にある校門を封鎖する作業に取り掛かる


    自動車は音も出るが、早く封鎖しなければいけなかったので


    やむを得なかった







    ミカサ「ふん!!!!!ぐっ!!!!!」ガシャン!!!!!!ズドドドドドドド!!!!!






    よし‥これで



    私は報告するために大学内にあった無線機を取り出した



    ミカサ「終わった?」ザザッ!!!!




    アルミン「うん‥何とかね」ザザッ!!!!





    コニー「こっちも終わったぜ!!!!」ザザッ!!!!!





    ミカサ「ならA棟に戻ろう。また、作戦会議をする必要がある」



    今回は上手くいっている


    リッカー殲滅に‥校門も全て封鎖した。あとは、この大学内を安全にして



    外への救援要請





    大丈夫‥大丈夫なはず







  19. 19 : : 2020/05/17(日) 00:02:41
    ー医務室ー




    ライナー・アニ「!?」ガタッ!!!!!



    エレン・ミカサ・アルミン・コニー・サシャ・ジャン「!?」ガラガラ!!!!





    医務室には見覚えのある二人がいた




    ライナー「お、お前ら!!!無事だったのか!?」



    アニ「‥どうやら生き残りは私たちだけじゃなかったみたいだね。あんたらの顔を見て安心したよ」




    エレン「お、おう。お前らも無事で良かったぜ」




    コニー「おい‥ベルトルトはどうした?一緒じゃないのか?」




    ベルトルトはアニとライナーの幼馴染みだ




    ライナー・アニ「‥」




    サシャ「‥そうですか‥残念です」





    ジャン「誰だコイツら?またお前らの幼馴染みか?」




    アルミン「高校時代‥同じ剣道部だったんだ。大学は違うけど」






    ジャン「俺はジャン・キルシュタイン。よろしくな。こんな状況なんだ。お互いに助け合っていこうぜ」




    アニ「よろしく‥私はアニ・レオンハート」



    ライナー「俺はライナー・ブラウンだ。力仕事なら任せろ」




    アルミン「うん。早速なんだけど、これから力仕事をしないといけないんだ」




    ライナー「‥その物騒な装備‥まさか大学内のゾンビ共を一掃するつもりか?」




    アルミン「もちろんそうするつもりだけど、まずはこのA棟にある死体の山をどうにかしないと」




    アニ「‥だね‥匂いも酷いし‥」





    エレン「これから死体を燃やしたり、A棟だけは清掃しようと思っているんだ。手伝ってくれるか?」




    ライナー「当たり前だ。協力しない理由がない」




    アニ「他に選択肢はないしね」




    エレン「よし。決まりだな」




    アニ「ところで‥他の棟の清掃はどうするの?」





    アルミン「さすがに今日だけじゃA棟の清掃で精一杯だと思うよ。もうすぐ日が暮れるし」




    ライナー「だが他の棟のゾンビ共は片付けておいた方がいいんじゃないか?寝込みを襲われるのはごめんだからな」




    コニー「確かにそうだな。」



    サシャ「寝る人と起きて見張りをする人を交代でやるのはどうでしょう?」




    アルミン「もちろんゾンビは今日中に一掃するよ。それにいくら大学内のゾンビを片付けても何が起こるかわからないし、全員が寝るのはマズイ」





    ライナー「なら、とっとと作業を始めようぜ。時間は限られている」





  20. 20 : : 2020/05/17(日) 00:17:08
    エレン・ライナー・アニ・アルミン・コニー・サシャ・ジャン・私の8人は死体を外に集めて

    焼却したあと‥A棟にある血痕やゾンビの体液を処理した。

    だが清掃活動には思った以上に時間がかかり
    この疲労度合いからすぐに休んだ方がいいと結論に至り


    それぞれの校舎の探索とゾンビの討伐は明日の朝から行われる事になった


    私達は食事を済ませたあと‥それぞれ交代で休みを取っていた






    コニー「外は静かだな‥数時間前まではあれだけ悲鳴や銃声が聞こえていたのに」



    ライナー「そうだな‥」



    ミカサ「‥」



    見張り役は3人。今は私とコニーとライナー。2時間交代でそれぞれ役割を果たす


    私たち3人以外は仮眠を取っている




    ライナー「だが全員死んだとは思えない。俺たちのようにどこかで身を潜めているんだろう」



    ミカサ「私もそう思う。」




    コニー「確かに避難所はここだけじゃなかったよな?」




    ライナー「あぁ‥市民会館や難民キャンプ。警察署や軍事施設も避難所に指定されていたはずだ‥今どうなっているかは分からないが‥」




    ミカサ「一応さっき信号弾を撃ったけど‥救援は来ない」




    コニー「そりゃすぐには駆けつけてくれないだろ。こんな大規模なゾンビ事件なんて前例がないんだ。対応にも困っているだろう」









    ズドォッ!!!!!!!!!ズドォッ!!!!!!!!


    ダァオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!



    ズドオオオオオオオオオオオオオオオオツ!!!!!!!!!!!






    エレン・アルミン・サシャ・ジャン・アニ「!?」ガバッ!!!!!!





    エレン「お、おい!!!今のデカイ音はなんだ!??」




    コニー「俺たちにも分からない‥」




    ライナー「全員武器を持て!!!!外の様子を見に行くぞ‥」



    今のは間違いなく爆発音‥しかもかなり高火力の‥


    嫌な予感しかしない‥そしてこう言う時の悪い予感はよく当たる



    それにしてもライナーはやはり頼りになる


    皆んな怖いはずなのに、ライナーも


    すぐさま冷静な判断をして、行動に移すことができる。私も見習うべきだ




    ミカサ「‥」ダッ!!!!!!




    全員「」ダッ!!!!




    私達は勢いよく武器を持って外に飛び出した



    きっと、早く何か起きたか確認しないといけないと全員分かっていたんだろう




    たとえそれが‥見たくもない


    残酷な現実だったとしても‥




  21. 21 : : 2020/05/17(日) 08:59:40
    このミカサはエレン命じゃない普通のミカサかな?
  22. 22 : : 2020/05/18(月) 10:40:07
    ー進撃大学A棟近くの校門付近ー



    ゾンビの大群「」ゾロゾロ!!!!!!


    なに‥あの数は‥装備を整えた私達でも殲滅できる数ではない


    コニー「お、おい!!!!なんで校門が破壊されているんだ!?」




    サシャ「それより今は逃げることを‥」




    アルミン「さっきの爆発音‥同時に色々な所から聞こえてきた‥まさか‥既に他の校門も破壊されている?」





    エレン「だとしたら‥まずいんじゃ‥ねぇのか?」







    ウィーン!!!!!ウィーン!!!!!!!




    エレン・アルミン・ミカサ・コニー・サシャ・ジャン・ライナー・アニ「!?」ビクッ!!!!




    この音は‥警報機!?何故このタイミングで!?






    アニ「これはヤバいね‥奴らが集まってくる」





    ズドドドドドドド!!!!!!ズドドドドドドド!!!!!!!!!!







    ライナー「今度はなんだ!?」




    私達は目の前の光景に驚愕した‥それと同時に自分たちがおかしくなってしまったのでは


    と、錯覚した




    ジャン「なんでデカイ壁が出てくるんだよ!!!!」






    アルミン「まずい!!!!完全に壁で包囲された!!!!」




    エレン「逃げ場がないぞ!!!!戦うしかねぇんじゃねぇか!?」





    ゾンビ大群「」ゾロゾロ!!!!!


    私達が焦って会話をしている最中にゾンビ達は進軍を続けて

    私達を目指している‥しかも警報機のせいでどんどんゾンビが集まってきている







    ライナー「とにかくA棟の中に逃げるぞ!!!!!!ここにいては食い殺されちまう!!!!!」ダッ!!!!!!!









    ゾンビ大群「」ゾロゾロ!!!!!!!!!!








    私達はまたA棟に向かって逃げた‥正直‥


    その後の策は考えてなかった。いや考えれなかったと言う方が正しいだろう



    マシンガン、ショットガン、ハンドガン、アサルトライフル、爆弾、ブレード、ナイフ、
    スナイパーライフル、グレネードランチャー



    あらゆる武器を持っているが‥ジャン以外は素人同然


    それにあんなゾンビの大群を殲滅する訓練など
    警察や軍隊でもしてないだろう



    あれだけ不規則な動きをするゾンビの頭をピンポイントで狙うのは至難の技だ


    しかも頭を完全に破壊しなければ死なない。しかも変異してリッカーという化け物になるかもしれない



    誰がどう見ても絶望的な状況だった


    ゲームのように怪我をしても治らない。ゾンビの返り血を浴びるだけでも危険なのだ




    私達も症状がないだけで、感染している可能性があるのだから



  23. 23 : : 2020/05/18(月) 10:48:59
    ガシャン!!!!ガシャン!!!!!ガシャン!!!!!!




    全員「!?」ビクッ!!!!!


    私達がA棟に入った瞬間に防火シャッターが降りてきた。




    エレン「はぁ‥はぁ‥なぁ?」




    アルミン「‥言いたいことは分かるよ。明らかに僕たちは何者かに誘導されている」





    コニー「じゃあ‥さっきの爆発音は誰かが爆弾を仕掛けて‥あの巨大な壁やこの防火シャッターは人為的なものなのか?」





    ジャン「そうなるな‥俺たちはまるで‥巧みに何かに誘導されているみたいだ」



    なるほど‥みんな感じることは同じか‥




    ライナー「ふっ‥見てみろよ」




    全員「!?」




    監視カメラが作動している!?




    エレン「高みの見物をしてるやつがいるみたいだな‥」




    アニ「気に入らないね!!!!」ドン!!!!!




    アニはハンドガンを撃って監視カメラを破壊した






    ライナー「アニ。無駄撃ちはやめておけ。弾は貴重だ」





    ジャン「それにしても‥夕食を食べて‥仮眠をして良かったな」






    アルミン「そうだね‥どうやらまだ休むわけにはいかないようだ」





    エレン「ここに誘導したってことは‥何かあるって事だよな?」





    ジャン「間違いねぇ。捜索開始だ。高みの見物をしてる奴を引きずりだしてぶちのめしてやる‥」





    ドシン!!!!!ガチャ!!!!!!





    全員「!?」






    エレン「今度は施設内の防壁が作動した!?」





    ジャン「そもそもなんでそんなものがあるんだよ‥」




    アニ「人様には言えないことをやっていたからでしょ?」





    ライナー「だが好都合だな。ゾンビの侵入も防げるし、何より案内してくれるなら俺たちは進むまでだ」






    コニー「でもゾンビより厄介な化け物のところに誘導されているかもしれないぞ?」





    全員「‥」





    サシャ「でも行くしかありません。他にあてはありませんし」





    ミカサ「サシャの言う通り。行こう」





    その先にさらなる地獄が待ち受けていたとしても‥





  24. 24 : : 2020/05/18(月) 13:15:30
    ーA棟 一階 体育館ー



    エレン「ここは‥体育館‥」スタスタ



    ガシャン!!!!!!!ドシン!!!!!




    全員「!?」クルッ!!!!




    ジャン「退路を塞がれたな‥グレネードランチャーや爆弾を使えば破壊できるが‥」





    ライナー「!‥いや、ちょっと待て」





    何か感覚が変だ‥床だ!!!床が変形している!?




    コニー「な、なんだこれは!?」グラッ!!!!




    サシャ「み、見てください!!!!!」グラッ!!!!




    収まった‥あれは‥





    アルミン「階段?‥もしかして地下に通じているのか?」




    アニ「来いってことかい?上等だよ」スタスタ





    エレン「お、おい!!!一人で勝手に行くなよ!!!!」






    ミカサ「‥どう考えても危険しかないけど‥行くしかない」スタスタ






    ライナー「そうだな‥」スタスタ





    私達は全員で地下に通じる階段を降りていった

    この体育館だけでなく、この大掛かりな仕掛け‥


    いったいこの先には何があると言うの?







    ジャン「あれは‥トロッコか?」




    コニー「先が見えないな‥またどこかに通じているのか?」




    サシャ「行きましょう」ガチャ!!!!




    ライナー「‥動かした方が分かるのか?」





    サシャ「!‥まぁ‥私の村でもありますし‥」




    ジャン「そうか。なら頼むぜ。どうせ移動手段はこれしかねぇんだ」






    コニー「窮屈だが‥全員乗れるな」




    エレン「お前ら警戒を怠るなよ?引き金から手を離すな」ガチャ!!!!!






    アニ「もちろんだよ‥」スチャ!!!!





    そしてサシャがトロッコを起動して



    私達は地下空間を進んで行った。かなり広い空間だ






  25. 25 : : 2020/05/18(月) 13:25:05
    ー数時間後ー




    ミカサ「」ムクリ





    ミカサ「ん‥ここは?」キョロキョロ




    おかしい‥私は皆んなとトロッコで地下空間を進んでいたはず‥


    ここは‥どこ?何故私は一人でベットに寝ていたの?みんなはどこに‥





    ミカサ「‥!」スタスタ、ガチャ!!!



    扉は開く‥まずはここがどこなのか調べなくては‥そして丸腰では危険すぎる



    何か武器になるものは‥




    ミカサ「」スチャ!!!!←ナイフ



    ナイフか‥まぁ無いよりはマシか




    ミカサ「‥」バタン!!!!



    なんだろう‥立派な洋館だ。さっきまでのは夢?


    いや、夢なら何故私はここにいる?




    ミカサ「もしかして‥誰かに眠らされて‥ここに運ばれてきたの‥」キョロキョロ



    私は周囲を警戒しながらそんなことを考える


    とにかく広い洋館だ。逃げやすいし、敵の発見も比較的早くできる。


    室内なら戦術も‥





    ゾンビ「グオオオオオオオオオオオ!!!!!!」バタン!!!!!



    ミカサ「!?」バッ!!!!



    私は勢いよく扉の開いた方に振り向き、ナイフを構える



    身体が‥赤い‥ゾンビのように見えるけど‥普通では無い



    筋肉が剥き出しになっていた‥リッカーに似ているけど、アイツには皮膚がある‥そして目が白目で爪も伸びている






    ゾンビ「ガアッ!!!!!」ブォォン!!!!!




    ミカサ「!」スカッ!!!!!ビュン!!!!




    ゾンビ「!!!!!」ビシュ!!!!!




    私は爪で攻撃されそうになったので、カウンターでナイフで攻撃


    首を狙ったが‥斬り落とす事は出来なかった


    浅い!!!!!




    ミカサ「!」バッ!!!!ゲシッ!!!!




    ゾンビ「!?」ガクンッ!!!!!!



    私は足払いをして、そのゾンビと思われる赤い化け物を転ばす




    ミカサ「うおおおお!!!!!!」ビュオン!!!!ドスッ!!!!!




    ゾンビ「グギッ!?」ブシャァ!!!!!!!




    私はすかさずナイフを頭に突き刺す‥こういう素早い相手には一瞬の隙を見せてしまっただけでも


    命取りになる





    ミカサ「はぁ‥はぁ‥」




    私は何とかその化け物を倒すことができた



  26. 26 : : 2020/05/18(月) 13:36:43
    とにかく状況を整理しよう

    あの出来事が夢じゃ無いなら‥私は今まで寝ていたのは

    誰かに眠らされていたということになる

    もしくはトロッコで移動中に私が気絶して

    ここに仲間が移動させてくれたのか‥いや‥それなら誰もいないのはおかしい



    ミカサ「」スタスタ、スチャ!!!!


    私は血だらけのナイフを手に取る。


    私はどのくらい寝ていたのだろうか?

    どれだけ時間が経っているのか‥分からない‥


    私は時計を持ってないし、ここには置き時計の類もない




    ゾンビ「ごぉ!!!!」バタン!!!!!




    またか‥同じタイプのゾンビだ


    いけるか?


    ゾンビ「ごぉ!!!!!おおおおおおおっ!!!!」



    反対側からも来た!!!!!さすがに2人は私の手に余る!!!!!



    ミカサ「」ダッ!!!!!!



    私は階段から二階に移動する。移動したところで、その先にまた新手がいるかもしれないが


    私は目の前の恐怖から逃げるのに必死だった





    ミカサ「」ダッ!!!!!!


    ゾンビ2匹「」ダッ!!!!!!!




    速い!!!!私は色々な部屋に入り


    走って逃げているが、奴ら2匹は変わらない速度で私を追跡する



    もしかして‥体力が無限なのでは!?






    ミカサ「はぁ‥‥」ダッ!!!!!!



    このままじゃ‥一か八か賭けるしかない!!!!!




    ミカサ「はあっ!!!!!!」バキッ!!!!!



    ゾンビ「」メキッ!!!!!!




    私は瞬時に振り返り、ゾンビに飛び蹴りを喰らわせた



    首にヒットして不快音が響き渡る





    ゾンビ「」ブォォン!!!!!!




    ミカサ「落ちろ!!!!!」ダン!!!!!





    ゾンビ「!?」ビュオン!!!!!!ドシャァ!!!!!!!





    私は下のフロアにゾンビを突き落とした



    首から落下したため、そのゾンビの首はあり得ない方向に曲がる








    ライナー「」バタン!!!!!!!!





    ミカサ「!?」





  27. 27 : : 2020/05/18(月) 13:45:35
    ライナー「み、ミカサ!?」スチャ!!!!



    ライナーはショットガンを持っていた。



    ミカサ「ライナー‥無事だったの」



    ライナー「あぁ‥何とかな」




    ミカサ「いったい‥何が起こっているの?」




    ライナー「さぁな‥気付いたらここにいたんだ。さっきから動きの速いゾンビに追い回されていた」




    ライナー「取り敢えずお前はこれを持っておけ」スッ!!!



    私はライナーからハンドガンと少量の弾を受け取った



    ミカサ「‥ありがとう」


    ライナー「あぁ‥気にするな。仲間を助けるのは当たり前のことだ。」




    ミカサ「これからどうする?まずは仲間を探す?」




    ライナー「‥そうだな‥お前はそうしてくれ」




    ミカサ「え?‥あなたはどうするつもりなの?」




    ライナー「‥少し気になる事があってな」





    ミカサ「気になること?」





    ライナー「俺は調査を続行する。お前は仲間と合流する事を最優先にしろ‥まぁ‥お前なら1人でも大丈夫だとは思うが」


    ライナーは何かもの知り顔をしている‥何を知ったのか‥分からないが‥



    彼を突き動かすほどの理由なのだろうか?



    ミカサ「1人で行動するのは危険。私もあなたに同行する」




    ライナー「いや‥お前は危険だから来るな」




    ミカサ「どういう事?」




    ライナー「‥他の人を巻き込みたくない‥それに‥」





    ライナー「これは俺がやらないといけない事なんだ」ギロッ!!!!



    ミカサ「‥分かった‥でも気をつけて。何が出てくるか分からない」





    ライナー「あぁ‥」スタスタ、ガチャ!!!!





    ライナーは行ってしまった。止める事が出来なかった‥彼の気迫の前には‥



    どう考えても私が同行した方が


    彼の目的を達成する可能性が高い。でもライナーは私が来るのは危険だと判断したのだ


    それはどういう事?私の方が身体能力は高いのに‥いったい何が危険だと言うのだろう?




    とにかくライナーもこの状況を理解できていなかったようだ。



    今は仲間と合流して情報共有をしなければならない




  28. 28 : : 2020/05/18(月) 13:54:57
    エレン・アルミン「」バタン!!!!!!!




    ミカサ「!?」




    ミカサ「エレン!!!!アルミン!!!!!」




    2人は何やら焦っている様子で‥ハンドガンを握っていた






    エレン「ミカサ!!!!お前も戦えるか!?」




    ミカサ「もちろん‥何があったの?」




    アルミン「気をつけてくれ!!!!武器の効かない化け物がいるんだ!!!!」





    ミカサ「武器の効かない‥」




    エレン「しかも‥」





    ドガァ!!!!!!ズドォッ!!!!!!



    エレンの言葉を遮った‥何かがでかい扉を破壊した!?


    でも姿は見えない!!!!





    アルミン「とにかく撃つんだ!!!!そこにいるのは確かなんだ!!!!!」ドン!!!ドン!!!!ドン!!!!





    エレン・ミカサ「」ドン!!!!ドン!!!!!




    何もないところから‥血が噴き出す



    と言う事は‥その未知の化け物は姿を消す事ができる!?






    ???「グオオオオオオオオオオオ!!!!!!!」ブォォン!!!!!!





    エレン「ごはっ!!!!!!!?????」ドシン!!!!!!




    エレンが吹っ飛ばされる




    アルミン・ミカサ「ぐっ!!!!」ドン!!!ドン!!!!



    足音が近くで聞こえる!!!!何かがいる!!!!私とアルミンはとにかく連射した








    ???「」ビュン!!!!!ドォッ!!!!!






    アルミン「はぁ‥はぁ‥どうやら‥行ったようだね」





    ミカサ「え‥ええ‥でもまだ生きている。それに弾がもう残り少ない」




    アルミン「僕もだよ」




    エレン「」プルプル





    ミカサ「エレン!!!!しっかり!!!!」スッ!!!!





    アルミン「大丈夫‥気を失っているだけだ」




    ミカサ「この近くに私が寝ていたベッドがある!!!そこにエレンを運ぶ!!!」





    アルミン「うん‥その方が良さそうだ」





  29. 29 : : 2020/05/18(月) 14:02:03
    ー洋館 さっきミカサのいた部屋ー




    エレン「‥」



    アルミン「痣が出来てるけど‥命には別状はないと思う」



    本当にそうだろうか?目を覚ましたらエレンまでゾンビになってしまうのではないだろうか?




    ミカサ「さっき‥ライナーに会った」




    アルミン「それで‥ライナーはどこに?」




    ミカサ「ライナーは調べたい事があると言って、どこかに行ってしまった」



    アルミン「え!?何故彼を止めなかったの!?」



    ミカサ「ごめんなさい‥ライナーは何か思い詰めたような顔をしていた。」




    アルミン「くそっ‥実は僕とエレンは起きてからすぐに合流した後‥ジャンの声を聞いたんだ」




    ミカサ「ジャン?」




    アルミン「うん。でもさっきの見えない化け物が出てきて‥結局ジャンとは合流出来なかった」





    ミカサ「ならば‥早く助けに行かなければ‥」





    アルミン「でも‥エレンを置いてはいけないから‥暫くはここにいないと‥」





    エレン「‥起きてるぞ‥」




    ミカサ・アルミン「!」



    エレン「ミカサのいうとおりだ‥ジャンと早く合流しないと‥奴らの餌食になっちまう」



    エレン「コニー達も見てないし‥」ムクリ




    アルミン「身体は大丈夫なの?」




    エレン「‥今休んでられるかよ?急がないと手遅れになるぞ」





    アルミン「ならここから1番近くにある‥大広間に向かおう。そこでジャンの声がした。何か手掛かりがあるかもしれない」スタッ!!!!





    ミカサ「わかった」スタッ!!!!







    私達3人は部屋から出て、調査を続行することにした。



  30. 30 : : 2020/05/18(月) 14:18:09
    アルミン「忘れていた‥先に進む前に‥」スッ


    アルミンは通信機を取り出して、ミカサ に手渡した


    アルミン「これはこの洋館で偶然拾ったものだ。どんな仕掛けがあるか分からない。」




    アルミン「はぐれた時のためにこれを持っておいた方がいい」




    ミカサ「ありがとう‥」





    ズドォッ!!!!!!バシャアッ!!!!!!





    エレン・アルミン・ミカサ「!?」バタン!!!!!






    ジャン「この化け物め!!!!!来るんじゃねぇよ!!!!」ズドォッ!!!!!




    あれはグレネードランチャー!?しかも硫酸弾



    ジャン「がっはっ!!!!!!」ドスッ!!!!!!!






    ???「‥ヴ!!!!」





    エレン・アルミン・ミカサ「!?」





    ジャンは鋭い爪で腹を貫かれてしまった。そして‥姿の見えなかった化け物は



    トカゲのような‥舌の長い大きな体格をしている





    ジャン「へへ‥お前ら‥俺みたいにしくじるなよ!!!!」





    エレン「ジャン!!!!今助ける!!!!!」





    ジャン「馬鹿野郎!!!!来るんじゃねぇ!!!!」ピン!!!!!



    あれは手榴弾!?




    ジャン「‥絶対に‥生き残れ‥」ズドォッ!!!!!!!!





    化け物「グギャアッ!!!!!!ガアッ!!!!!!」ズドォッ!!!!!!!!




    ジャンとその化け物は手榴弾の爆撃で身体が吹き飛んだ






    アルミン「そんな‥」





    ガラッ!!!!!!!ズドォッ!!!!!!







    ミカサ「え‥」ビュオン!!!!!!!!




    エレン「み、ミカサ!!!!!!」




    アルミン「エレン!!!!離れるんだ!!!!!」




    アルミン「僕たちまで落下してしまう!!!!」




    エレン「でも!!!!ミカサが!!!!」









    ミカサ「」ビュオン!!!!!ドガァ!!!!!!







    痛い‥落下した衝撃‥何とか受け身は取れたけど





    ミカサ「」チラッ





    上にはエレンとアルミンは見えない。床が閉じてしまったようだ。











    また知らない場所に‥しかも1人



    そしてまたカラクリ仕掛け‥いい加減に腹が立ってくる






    ミカサ「武器は‥落としてない」




    炭鉱のような場所‥何が出てくるかわからない



    私はハンドガンを構えながら


    1人で探索を続けることにした




  31. 31 : : 2020/05/18(月) 16:08:04
    ミカサ「」ピッ!!!ピピッ!!!!


    ダメだ‥通信機が繋がらない。さっきの落下の衝撃で壊れてしまったのか?



    ミカサ「」スタスタ




    それにしても‥何故洋館の下にこんな炭鉱のような広い空間があるの?‥




    そもそもこの洋館はいったい‥どこにあると言うの?

    非日常的な事ばかりが起きすぎて理解が追いつかない




    ゾンビ「」ドシュ!!!!!




    ミカサ「くっ!!!!」ドン!!!!ドン!!!!ドン!!!!




    ゾンビが出てくる‥弾が少ないから頭を正確に撃ち抜く必要がある



    いざとなったら‥ナイフ‥最悪の場合は素手で戦うことになる





    ゾンビ「」ドサッ!!!!!!






    ミカサ「」スタスタ





    何分ぐらい経ったのだろうか?時計がないから‥時間感覚が狂っている




    でも落ちてから‥割と時間は体感的にたつていると思う





    私は順調に炭鉱内の捜索を続けていった











  32. 32 : : 2020/05/18(月) 16:16:01
    ミカサ「」スタスタ





    ライナー「‥だ、誰だ!?」スチャ!!!



    あれは‥ライナー!?血塗れで倒れている!?

    こちらに銃を向けている




    ミカサ「私はミカサ!!!!ライナー!!!撃たないで!!!!」スタスタ




    ライナー「その声は‥ミカサか!!!‥」





    ミカサ「その傷は‥何があったの!?」




    傷が深すぎる‥これでは手の施しようがない



    ライナー「すまない‥もう‥ほとんど目が見えてない‥」




    ライナー「だから‥ちゃんと聞いてくれ‥」



    ミカサ「わ、わかった‥」





    ライナー「ミカサ‥俺たちの中に‥裏切り者がいる‥」





    ミカサ「裏切り者‥」



    ライナー「驚かない所を見ると‥お前も薄々気付いていたんだな‥」




    ミカサ「それは‥だ‥」






    ドン!!!!!!!!!!





    ライナー「ぐはっ!!!!!」ドシュ!!!!





    ミカサ「!?」バッ!!!!!




    銃撃!?誰か走り去っていくのが見えた!!!





    ミカサ「ライナー!!!!しっかり!!!!」





    ライナー「」





    ダメだ‥元々傷が深かったから‥


    今ので即死したんだ‥しかし‥いったい誰が




    この距離から‥私をすり抜けて‥ライナーの心臓を正確に撃ち抜く事ができるなんて‥






    ミカサ「」スチャ!!!!



    どうやら‥敵はゾンビや化け物だけじゃないようだ


    銃を持った人間の敵がいると言うなら‥今まで以上に警戒して進まないといけない‥







    ゾンビ複数「ヴ!!!!グオオおっ!!!!」ダッ!!!!!




    タイミングが良すぎる‥しかも多い




    私はライナーの銃から弾を取り出して

    すぐさま引き金を引いた






    ミカサ「!!!」ドン!!!ドン!!!ドン!!!ドン!!!!





    ゾンビ複数「」ドシュ!!!!ドシュ!!!ドシュ!!!!ドシュ!!!!




    私はまだ死なない!!!!私達の仲間に裏切り者がいる!?


    ‥絶対に正体を暴いてやる!!!!そしてこの悲惨な事件の真相を世間に公表してやる!!!!







    ミカサ「うわああああああああ!!!!!!」ドン!!!ドン!!!ドン!!!







  33. 33 : : 2020/05/18(月) 22:36:56
    ー洋館ー




    エレン・アルミン「」ドン!!!!ドン!!!ドン!!!ドン!!!!ドン!!!!




    ゾンビ複数「」ドシュ!!!!ドシュ!!!!ドシュ!!!!!!



    いったい何体湧いてくるんだ!?身体能力の高いエレンもそろそろ体力の限界だ



    くそっ!!!!何か作戦を‥知恵を絞り出さなければ!!!!!






    アルミン「!」カチッ!!!!




    弾切れ‥こうなったら‥




    アルミン「」スチャ!!!!←ナイフ





    エレン「アルミン!!!!よせ!!!!」ドン!!!!ドン!!!!!




    ゾンビ複数「」ドサッ!!!!!!





    アルミン「!?」ガクンッ!!!!!!!





    ダメだ‥もう身体に力が入らない





    僕は‥何の役にも立たないのか!!!!!





    エレン「くそっ‥俺も弾切れだ」





    ゾンビ「ぅおおおおと!!!!!ごおむ!!!!」ブォォン!!!!!





    エレン「失せろ!!!!!」ザシュッ!!!!!




    ゾンビ「ぎゃっ!!!」



    エレンも弾切れなのか!?くそ!!!僕もナイフを持って戦わなければ!!!!



    頼むから動いてくれよ!!!!





    エレン「あと!!!!1匹!!!!!」ブォォン!!!!!




    何が強豪剣道部だよ!?この程度で疲れるな!!!!



    アルミン「‥」プルプル





    エレン「ふぅ‥危なかった‥ぜ」スチャ!!!!



    結局僕の身体はいう事を聞いてくれなかった






    エレン「‥ぐっ‥大丈夫か?アルミン?」スタスタ






    アルミン「‥」コクリ



    僕はなんて弱い奴なんだ。親友が命を懸けて戦っていたのに‥僕は床に這いつくばって


    それを眺めていることしか‥出来なかった



    今までの付けが回ってきたんだ


    身体能力ではエレンやミカサやコニーにサシャ


    皆んなには勝てないと諦めて


    勉強に逃げた‥その結果がこのザマだ


    確かに勉強はトップにまで上り詰めた‥でも何か拭きれない劣等感が僕の中には存在した


    そしてそれは勉強の成績が伸びるにつれて


    膨れ上がっていた


    僕は気づかないフリをしていたんだ。勉強で勝てばいいと。将来役に立つのは剣道じゃなくて、勉強なんだと



    身体能力を高める努力を諦める理由を勝手に作っていたんだ


    体力が無いから疲れて頭が回らなくなる。僕の取り柄なんて、頭脳くらいだ



    そりゃ一般人よりは体力もあるけど、エレン達にはついていけない



    これが対等な友人関係と言えるのだろうか?




  34. 34 : : 2020/05/18(月) 22:48:03
    エレン「背負ってやる‥少し休もう」



    アルミン「ごめん‥」



    エレン「‥気にするな‥」



    ごめんだと?違う。謝るのはお前じゃなくて


    俺の方だ。俺は身体能力が高いことくらいしか取り柄はない


    アルミンの頭を活かすにはアルミンを守り切ってやるくらいの成果を上げないとダメだ



    俺がちゃんとやれてないから、アルミンまで戦闘で疲労させちまっている


    俺たちは素人だ‥ただ身体能力が高くて剣道の強い‥一般人に過ぎない



    だからこそこういう非常事態にはアルミンのような奇抜な発想のできる奴が重宝される




    なのに‥俺は自分の役割すら全う出来てない


    しっかりしろ。俺は頭が良くねぇから‥身体能力を活かすことしかできねぇんだぞ!!!


    もっと気合を入れろ‥ちゃんとやれ




    エレン「‥待ってろ‥確か休憩室があったはずだ。あそこも安全とは言えないが、ここよりはマシだろう」








    リッカー「」ガシャン!!!!!!!






    エレン・アルミン「!?」





    こんな時にリッカーかよ!!!!しかもこっちに気付いている様子だ




    エレン「かかってこい!!!!!」スチャ!!!!!!






    リッカー「」ズドォッ!!!!!ドシャァ!!!!






    エレン・アルミン「!」






    サシャ「2人とも‥無事だったんですね!!!!」ダッ!!!!!



    スナイパーライフル。サシャが狙撃してくれたのか!?




    コニー「ずっと探していたんだ。お前らが無事で何よりだ」スタスタ




    コニーもスナイパーライフルを持っている。




    アルミン「2人とも‥助かったよ」




    サシャ「気にしないでください。それより‥お二人は他の人達に合流しましたか?」




    エレン「‥ミカサとは会ったが落とし穴の仕掛けで下に落下しちまった」





    エレン「そしてジャンは‥姿を消すトカゲのような化け物に殺された‥いや正確には自爆して化け物を仕留めたんだ」





    コニー「そうか‥ジャンは勇敢な奴だった」




    サシャ「‥残念です」





    エレン「あぁ‥だが俺たちは前に進まないといけねぇ。ジャンも俺たちが立ち止まることは望んでない」




    エレン「だが今はアルミンの疲労度合いがヤバイ。お前らいい武器を持っているな?護衛を任せたい」




    サシャ「任せてください。ところでお二人は弾はありますか?」





    アルミン「‥ハンドガンの弾すらないよ‥」





    コニー「これを使え。ハンドガンの弾を全部くれてやる」スッ




    エレン「え?いいのか?」




    コニー「俺たちにはスナイパーライフルがある。何も問題はない」





    サシャ「この先に休憩室があります。急ぎましょう。」





  35. 35 : : 2020/05/19(火) 10:19:19
    ー炭鉱内ー



    ミカサ「」スタスタ



    私は向かってくる敵を全て倒した

    しかしゾンビに傷を負わされてしまった
    映画やゲーム通りなら‥私が特別な抗体でも持っていない限り私も奴らの仲間になってしまう



    ミカサ「」スタスタ



    でも私は最後まで諦めない。ゾンビ化するなら‥人間のうちに出来るだけ奴らの数を減らして


    他の生存者の負担を少しでも減らす







    ???「‥あぁ‥作戦は成功だ」





    ミカサ「!?」




    この声はまさか!?何か‥誰かと通話している!?

    私は隠れてその会話を盗み聞きすることにした




    ???「ちゃんとアレも回収した。あとは彼らと戦わせて、戦闘データを取れば全て終了だ。」





    ???「証拠?証拠なんて残りませんよ?政府には原子力発電所の事故と伝えてあります」





    ???「全て終了しだい街ごとね‥」ニヤリ







    ???「それではこの辺で」ピッ!!!!







    ミカサ「」ダッ!!!!






    ???「!!!!!」クルッ!!!




  36. 36 : : 2020/05/19(火) 10:27:24
    ミカサ「ベルトルト!!!!!」




    ベルトルト「‥ミカサか」



    ベルトルト「よく無事だったね。とても心配していたんだよ?」ニッコリ




    ミカサ「さっき通信機で話していた相手は‥アンブレラなの?」スッ←ライナーが握っていたアンブレラ製の薬品




    ベルトルト「!‥何を言ってるんだい?今のはエレンと話をしていたんだよ」






    ミカサ「なんであなたがエレンの通信機の周波数を知っているの?この通信機はたまたま見つけたものなのに‥」




    ミカサ「それに‥このアンブレラ製の薬品‥そしてさっきの会話‥あなたがアンブレラと繋がっているとしか思えないんだけど」





    ベルトルト「‥」






  37. 37 : : 2020/05/19(火) 12:04:46
    ベルトルト「いやはや、君みたいな脳筋クズがここまで嗅ぎつけていたなんて思いもしなかったよ」



    ミカサ「ライナーが言っていた裏切り者って‥あなたの事だったの?そして‥ライナーを殺したのも‥」



    ベルトルト「‥そうだよ?彼は知らなくて良いところまで知ってしまったんだからね。」





    ミカサ「ここは‥いったいどこなの?」




    ベルトルト「ここは進撃大学のすぐ近くにある進撃山の洋館。そして洋館内の地下にある炭鉱を模した生物兵器施設」




    ベルトルト「君たちをトロッコに乗っている時に催眠ガスで眠らせて、それぞれ条件をつけて化け物達と戦ってもらっていたのさ」



    ミカサ「‥条件?」




    ベルトルト「そう。当たり前だけど君たちは個人スペックは異なる。だから死ぬギリギリのラインで条件をそれぞれ与えて、その中で戦わせる。君みたいな戦闘能力の高い人は武器を少ししか与えなかったり、単独行動をさせるように誘導したり。まぁライナーと遭遇したのは誤算だったけど、結果オーライだね」





    ミカサ「何故私たちを化け物共と戦わせるの!?」





    ベルトルト「いいかい?生物兵器ってのはそれだけじゃ価値はない。戦闘データがあって実用性を証明できないと誰にも買い取って貰えないからね」





    ベルトルト「もうその先は言わなくても分かるよね?」





    ミカサ「‥ここに呼んだのは‥私たちだけなの?」





    ベルトルト「もちろん警察や兵士も連れてきてたくさん戦わせたよ。でも今の平和ボケした警察や兵士では十分な戦闘データは得られなかった」




    ベルトルト「だから君たちみたいに身体能力が高くて、潜在能力の優れている人間を呼んだ。その方が戦闘データを取りやすかった。現にここまで生き残っているのが、何よりの証拠だね」




    ベルトルト「特に君の成長速度は素晴らしい。この極限状態の中で、ゾンビに匹敵する成長速度を繰り返して文字通り人外の力を有している。ははっ!!!君のクローンをたくさん作って訓練して、兵士としてオークションに売り出した方が儲かったかもな!!!!」




  38. 38 : : 2020/05/19(火) 12:14:38
    ミカサ「あなた達のせいでたくさんの人が死んだ!!!!人の命をデータ扱いしないで!!!」



    ベルトルト「君も知っているだろ?今の時代人間なんていくらでも造れるんだよ。減ったら増やせばいい。絶滅する事はないから安心しなよ。」




    ベルトルト「それに無能な人間共が大勢死んだだけの話。僕たちみたいな有能な人間さえ生き残っていれば、人類の未来は安泰なんだよ!!!」





    ミカサ「くっ!!!!」スチャ!!!!





    ベルトルト「!」ドン!!!!!





    ミカサ「ぐっ!!!!」ガキンッ!!!!!



    ベルトルト「射撃が得意らしいね?」




    ベルトルト「でも所詮はクズはクズ。君よりさらに潜在能力が高くて天才の僕には敵わないんだよ」ニッコリ




    ベルトルト「まぁ君が僕と同じように戦闘訓練を受けていればまた違う結果があったかもしれないけど。残念ながらそんな妄想の話は現実世界では通用しない」スチャ





    ミカサ「くっ!!!」ジリッ




    ベルトルト「君にはまだ知ってもらいたいことがあったんだけど‥ここで幕を下ろさせてもらう」ピッ!!!!!!






    ズドォッ!!!!!ズドドドドドドド!!!!!!






    ミカサ「!?」グラッ!!!!





    ベルトルト「すごい設備でしょ?悪いけど簡単には殺さないよ?」ピッピッ!!!!





    ベルトルト「君には僕の最高傑作と戦ってもらう。」







    ゴォ!!!!!!!←ショットガンとハンドガンの弾






    ミカサ「!!!」バッ!!!!!ドン!!!!!






    ベルトルト「」ガキンッ!!!!!!






    あれは防弾ガラス‥





    ベルトルト「さすがに速い反射神経だ!!!惜しかったね!!!!」ウィーン!!!!!


    ベルトルトの周りに防弾ガラスが出現‥


    なるほど‥そこで私とその最高傑作とやらの戦いを見て‥データとして売るのか


    ベルトルト「ほら早くその武器を整えて戦いに備えなよ?早くしないと僕の最高傑作が出てきちゃうよ?」ニッコリ





    ベルトルト「この部屋の様子は複数の隠しカメラで録画されている。だから僕がここでわざわざ見届ける必要はないんだ。でも僕は生で見たい。」





    ベルトルト「頼むからあっさり殺されるなよ?僕と取引相手を楽しませろ」ニヤリ






    ミカサ「ゲス野郎め‥」スチャ!!!!!!!







    ???「」ガシャン!!!!!!!!!






    ミカサ「そ、そんな!?」



    ベルトルト「さぁ‥宴の始まりだ」ニッコリ







  39. 39 : : 2020/05/19(火) 19:56:01
    アニ「」スタスタ



    ミカサ「まさか‥アニに何をした!?」




    ベルトルト「別に‥僕は彼女の本当の姿を解き放ってあげただけさ」ニッコリ






    アニ「」ギロッ!!!、ビュン!!!!!







    ミカサ「ごふっ!!??!」ズドォッ!!!!!



    恐ろしく速い蹴り‥この私でも見逃しちゃう





    ベルトルト「痛そうだね。どうだい?普通の状態でも君を吹き飛ばすほどの威力。これがさらに変異したらどうなるか‥」





    アニ「」ドシュ!!!!!ガチャ!!!!






    ミカサ「!?」



    体から血を噴き出して‥何が起こっているの!?





    ベルトルト「ウイルスは定型じゃない‥どんな危機に直面して、変異して強くなり真っ向からその危機を乗り越えようとする。アニの身体は今進化の途中なのさ。人間という弱さを捨て、あらゆる生物を力で捻じ伏せる圧倒的な力を手に入れたのさ」ニヤリ





    ミカサ「あなたはアニと幼馴染みだった!!!彼女をこんな姿に変えて何も思わないの!?」




    ベルトルト「そりゃ感動しているさ!!!ここまで強くなるのは想定外だったからね!!!ウイルスを注入することでどんな人間でも強くなれる。でも、全員がアニのように成功するわけじゃない。ゾンビ化したり、ウイルスの濃度に耐えきれず絶命する奴もいるのさ。まぁゾンビ化は一概には失敗とは言えないけどね。リッカーやクリムゾンヘッドのように一定の条件を満たせば変異する個体も出てくるから」






    ミカサ「あなたが何を言っているか全然わからない!!!!アニを元に戻しなさい!!!!」





    アニ「があっ!!!!」ドクン!!!!



    何!?アニの身体が大きく‥白くなっていく!?




    ベルトルト「残念ながらもう元には戻せない。さっきまでならどうにかなったかもしれない。でもここまで変異が進行すればワクチンを打ったところで無意味だ。仮に効いたとしても変異を抑制するか、ワクチンの拒絶反応で死に至るだけ。つまり君が生き残るにはアニを倒すしかないのさ」ニヤリ






    ミカサ「そんな‥」スチャ!!!!






    アニ「」パキッ!!!!!!






    アニ「」フッ!!!!←血




    血を噴き出して‥




    ボォ!!!!!!!ボォ!!!!ボォ!!!!!!






    ミカサ「!?」バッ!!!!!!




    血が発火した!?こんな事までできるの!?



  40. 40 : : 2020/05/19(火) 20:11:59
    ベルトルト「血の発火能力如きで驚かないでよ。こんなのはまだ序章に過ぎないよ。」



    ベルトルト「それにしてもやっと戦闘モードになったか。それにしても今の不意打ちをよく避けたね。まるで体操選手‥いやそれ以上の動きだ」



    ベルトルト「さぁアニ!!!!君の新しい力を試すには良い相手だ!!!!思う存分その力を僕と取引相手!!!!そしてミカサに見せつけてくれ!!!!」




    ベルトルト「君の変異を記録して、それを模倣して生物兵器を量産すれば‥僕はもうアンブレラになんか頼らなくて済む!!!!そうなれば闇ルートは僕の独占市場になる!!!!」







    アニ「」スッ!!!!!ビチャ!!!!!!





    ミカサ「!」ビュン!!!!!ダッ!!!!






    ベルトルト「避けるばかりで何故攻撃しないんだ!?攻撃しなければ君はここで無残に死ぬんだぞミカサ!!!!」





    ベルトルト「それに戦闘データが全然足りないよ!!!!それとも君は自殺願望者なのかい!?もっと頑張ってくれよ!!!!ミカサ!!!!」





    ミカサ「」ダッ!!!!!!





    アニ「」スッ!!!!!




    ボォッ!!!!ボォッ!!!!ボォッ!!!!



    ベルトルト「さぁ!!!!僕のために!!!!全てを捧げるんだ!!!!!」ドキドキ!!!!







    ミカサ「」ビュン!!!!!ドゴォン!!!!




    私は勢いをつけて渾身の上段蹴りをアニに向かって放った





    アニ「」ガシッ!!!!!!←掴む





    ミカサ「!!!!!」ブォォン!!!!!←片腕で投げ飛ばされる






    ベルトルト「ハッハッハッ!!!!いくら君が強いとは言えただの人間の蹴りが今のアニに通じるわけがないだろう!!!!」




    ベルトルト「誰も君とアニの肉弾戦なんて望んでないよ。どうせ結果は分かっているからね。ほら、やっぱり武器を使わないと‥」





    ベルトルト「ハンドガンの弾とショットガンは持っているだろ?それを使わなくちゃ‥ダメだよ?」ペロリ








    ミカサ「」ムクリ





    アニ「‥」スタスタ





    反応速度がさっきよりも上がっている‥そして80Kg近い私を片腕で投げ飛ばすなんて



    物凄い怪力になっている‥






    ミカサ「‥仕方ない‥」スチャ!!!!!





    ベルトルト「やっとアニを殺す気になったか!!!!待ちくたびれたよ!!!!」





    ベルトルト「実はね!!!僕はミカサ!!!君の全ての潜在能力を解放した姿を見てみたいんだ!!!!」




    ベルトルト「手駒は多い方がいいからね。君のバラバラの死体から組織サンプルを抽出して、あとでクローンを量産する。アニとミカサの生物兵器を量産すれば、僕はもう一生遊んで暮らせる莫大な金が手に入る!!!!!」







    アニ「」スタスタ





    ベルトルト「あぁっ!!!!もう僕の優雅な暮らしを想像するだけでヨダレが止まらなくなっちゃうよ!!!!!」ジュルリ!!!!!






    ミカサ「」ドン!!!ドン!!!!ドン!!!!!






    アニ「」ドシュ!!!ドシュ!!!ドシュ!!!!ドシュ!!!!





    アニ「」ジュウウウ!!!!!←再生中





    全て頭に着弾したのに‥倒れない


    それどころか再生をしている!?






    ベルトルト「数発のハンドガンの弾で倒せるわけがないだろ!?弱点の頭もさらに強化されて全身の再生速度は並みの生物兵器を凌駕しているのさ!!!!!」






    アニ「」スウッ!!!!←完治





    ベルトルト「ミカサ!!!!ショットガンを使うんだ!!!!そうすればなんとか勝てるかもしれないぞ!!!!」







    ミカサ「‥」スチャ!!!!←ショットガン




    ベルトルトの言いなりになりたくはないけど‥ショットガンを使うしか私がアニに殺される



    いや‥そもそもショットガンを使ったところで





    アニ「」ビキッ!!!!!!





    ベルトルト・ミカサ「!?」



    アニ「」ドシャァ!!!!!←触手




  41. 41 : : 2020/05/19(火) 20:33:37
    ベルトルト「す、素晴らしい!!!!なんて変異の速さだ!!!!この段階で体から触手を生やすとは!!!!!!」




    ミカサ「」ジリッ!!!!




    アニ「」グッ!!!!ググググ!!!!←触手を動かす





    ベルトルト「いいぞ!!!!このままショットガンでミカサと戦う!!!!これは貴重な戦闘データが取れそうだ!!!!」





    ベルトルト(ミカサ‥君は本当に金のなる木だよ‥おそらくアニはショットガンを使うミカサにはさらに変異をしないと勝てないと悟ったんだ‥体内のウイルスは感情に呼応して変異することがある)






    ベルトルト(やはりミカサ‥君は金のなる木だよ‥君のクローン兵を量産すれば飛ぶように売れる。クローンは最新まではコピーできない。だからどうしてもオリジナルよりは劣る‥)




    ベルトルト(でも問題ない。戦闘訓練を受けさせれば、オリジナルのミカサよりも強くなる。仮に精神状態が不安定になったとしても、優秀な兵士の擬似人格をクローンミカサに移植させれば良い。最強の肉体と鋼の精神力。そして完璧な管理体制の元で行われる戦闘訓練‥初期投資はデカいけど、ハイリターンだ。気にする事ではない)






    ビュオン!!!!!!!!!







    ミカサ「!」バッ!!!!!!!





  42. 42 : : 2020/05/19(火) 23:45:06
    ベルトルト「ぐっ!!!!!」バリーン!!!!
    ドスッ!!!!!!




    アニ「‥」ビュン!!!!←触手を振り回す



    ミカサ「あ、アニ!?意識を取り戻したの!?」





    ベルトルト「ごはっ‥馬鹿な!?」




    ベルトルト「精神も肉体も改造を施した!!!何故だ!?自我を取り戻せるわけが‥早すぎたのか!?」






    アニ「‥全てがあんたの思い通りになると思ったら‥」





    アニ「大間違いだよ!!!!!」ガクンッ!!!!!!






    アニ「え‥」プルプル






    ベルトルト「なーんてね。これも想定内。自我を取り戻したら自動的に君の体内に埋め込んだ複数のナノマシンがワクチンを放出する仕組みになっている」







    アニ「ぶっ!!!!おえっ!!!!」ベチャ!!!ビチャ!!!!!





    ベルトルト「今君の身体は高濃度のウイルスと高濃度のワクチンの戦場と化している。どちらが勝っても君の身体はただじゃ済まない」





    ベルトルト「それに‥僕は蘇生薬をあらかじめ飲んでいてね‥このくらいの傷なら問題ない」







    アニ「そ、蘇生薬‥」プルプル





    ベルトルト「そうだよ。所詮は公表されている遺伝子工学や生物実験の成果は氷山の一角に過ぎない。裏ではもっと‥」ドスッ!!!!!!






    ベルトルト「!?」ブシャァ!!!!!!






    ミカサ「はっ!!!!」バキッ!!!!!!



    ミカサはショットガンでフルスイングをした





    ベルトルト「ごはっ!!!!!」ドサッ!!!!!






    ミカサ「」ドン!!!!ドン!!!!!←足を撃ち抜く






    ベルトルト「ぐっ!!!!があっ!!!!」ビチャ!!!!







    ミカサ「これであなたは動けない」ショットガンを構える






    ベルトルト「‥油断して‥いたよ‥」ヨロッ





    ミカサ「動かないで。ベルトルト。知っていることを全て話しなさい」スチャ!!!!






    アニ「‥」






    ベルトルト「拷問したところで‥無駄さ‥今の僕は痛みを和らぐ鎮痛剤も投与している‥」







    ミカサ「」ズドォッ!!!!!!!






    ベルトルト「!!!?!?!!??」ドシュ!!!!!ベチャ!!!!!






    ミカサ「これだけ肉体を破壊されれば鎮痛剤を投与しても、激痛のはず」スチャ







    ベルトルト「‥がっ‥脳筋のクズの分際で‥」プルプル





    ミカサ「はっきり言ってこの程度じゃ死んだ人達は報われない。仮にあなたが死んだとしても」





    ミカサ「だから私達は世に真実を公表する。そうすれば‥」






    ベルトルト「はは‥正義のヒロインを気取ったつもりかい?」





    ベルトルト「確かに君は正しい‥だが僕たちのやってる事も正しい」




    ベルトルト「世の中は良い人ばかりじゃ回らない‥僕らみたいに悪に徹することができる人間も必要なんだ」







    ベルトルト「むしろ‥良い人っていう大多数の無能は消えて‥」ドシャァ!!!!!!!!!








    ミカサ「もういい‥」







    アニ「いいのかい‥まだ聞きたいことがあったんじゃ‥」





    ミカサ「‥自力で探す。それにこの施設自体が動かぬ証拠」






    アニ「‥いや‥どうだろうね?」






  43. 43 : : 2020/05/19(火) 23:57:57
    ミカサ「え?」




    アニ「ぶっ!!!!‥ごはっ!!!!」ベチャ!!!!



    ミカサ「だ、大丈夫!?」スッ




    アニ「触るな!!!!感染するかもしれないだろ!?」




    ミカサ「ごめんなさい‥」





    アニ「‥この施設みたいなところは‥必ず自爆装置がある‥」





    ミカサ「‥確かに‥」






    アニ「だから‥自爆装置を起動させられるのを阻止するか‥できるだけ証拠を集めてから‥脱出するかしないと‥」





    ミカサ「‥まず‥他の街は安全なの?この街みたいに汚染が広がっているのでは?」





    アニ「‥そうかもね‥でもシーナ領域中枢は軍事力が集中してるから、簡単には陥落はしないでしょ?」




    アニ「あんたらが証拠を持ってそこまで辿り着けたなら‥あんたらの勝ちさ‥」







    ミカサ「‥分かっている。あなたも一緒に‥」






    アニ「見たら分かるでしょ?‥私の身体は‥もうダメだ」





    アニ「それにいつまで自我を保っていられるか‥分からない」





    アニ「あんたが‥殺してくれ。‥私は‥自分のまま死にたい‥奴らのような化け物の仲間はごめんだよ‥」








    ミカサ「‥」







    アニ「ミカサ‥頼む‥」






    アニ「私を救って‥」







    ミカサ「分かった‥」ガチャ!!!!!








    ミカサ「必ず‥脱出してみせる‥」






    アニ「‥大丈夫‥あんたなら‥できる‥他の生存者と協力すれば‥」






    ミカサ「‥ありがとう‥アニ」





    ミカサ「さようなら‥」







    アニ「‥あぁ‥」











    ズドォッ!!!!!!!!!!!






  44. 44 : : 2020/05/20(水) 13:55:26
    ー洋館内ー





    ミカサ「はぁ‥はぁ‥やっと戻ってこれた」スタスタ





    ミカサ「!?」






    ミカサ「何‥この化け物の死体の数は‥いったい‥ここで何が起こったというの!?」









    サシャ「ミカサ!!!!!!」






    ミカサ「サシャ!?良かった無事だったの‥」






    サシャ「あなたこそ‥それより!!!大変です!!!!」





    ミカサ「何があったの?」





    サシャ「この洋館の地下施設に通じる隠しエレベーターを見つけました!!!!!!」





    ミカサ「もしかして炭鉱の事?」





    サシャ「違いますよ!!!!それよりさらに地下深くに何かの研究所があったんです!!!!」







    ミカサ「研究所‥もしかして生物兵器の?」






    サシャ「はい‥おそらく。しかし中々足を踏み入れるのが怖くて‥全員が集まるのを待っていたんです」





    ミカサ「じゃあコニーやアルミン‥エレンは先に待っているの?」





    サシャ「はい!!!!あとは生きている人ではミカサだけです!!!!皆さん待っているので急ぎましょう!!!!!」






    ミカサ「‥分かった‥」






  45. 45 : : 2020/05/20(水) 14:01:59
    ー研究所ー




    サシャ「こっちです!!!!」ダッ!!!!!






    ミカサ「こ、コニー!!!!!」






    コニー「‥」






    ミカサ「ど、どうした‥」






    サシャ「ミカサ。下手な真似はしない方がいいですよ?」スチャ!!!!←銃を構える






    ミカサ「‥そうか‥」







    コニー「やっと能天気なお前でも気づいたようだなミカサ・アッカーマン」






    コニー「どうだった?俺たちが用意したアトラクションは。ちゃんと楽しんでくれたか?」ニッコリ







    コニー「この楽しいアトラクションを用意した俺自身とても驚いているよ。身体能力やIQが高いとはいえ、一般人のお前らがここまで生き延びるなんてな」







    ミカサ「‥あなただったの‥あの化け物共の実践データを取るために私たちを利用していたのは‥そして‥サシャも!!!!!」







    サシャ「驚きましたか?私達は進撃大学の学生に成り済まして研究所の警備をする潜入工作員だったんですよ」ニッコリ





    サシャ「このくらいのオモチャなら使い慣れているんですよ」スチャ!!!!






    ミカサ「‥まさか‥あなた達が」





    コニー「普段の馬鹿を演じている俺たちに見事に騙されたようだな。結局誰一人として俺とサシャの本性を見破れなかった」






    ミカサ「じゃあ‥ベルトルトも同じって事か?」









    サシャ「!」







  46. 46 : : 2020/05/20(水) 14:10:27
    コニー「ほぅ‥ベルトルトにも会ったのか。アイツが動いていると言うことは、アレの回収は済ませたんだな」




    ミカサ「いったいなんの話をしているの!?」





    コニー「こっちの話だ。お前には関係のない話だ。だがせっかくここまで生き延びたんだ。お前には少しだけこの騒動の事を教えてやろう」





    コニー「この研究所はアンブレラが所有する極秘軍事研究施設。Tウイルスを中核として運用していた所なんだ」





    ミカサ「Tウイルス?」





    コニー「正式にはTーyrant virusだ。生体の遺伝子を組み替える有機生物の起源と呼ばれる古代生物の特性をさらに強化したものだ」





    コニー「あらゆる生物を突然変異させて肉体や凶暴性を強化する。まさに生物兵器の主となるウイルスだ。人間に投与すれば死んだ細胞を復活させることができる。歩けない足を歩けるようにする事も可能だ」







    サシャ「でも投与しても抗ウイルス剤を投与し続けていかないと細胞が突然変異を起こし続けて身体が耐えられなくなり死に至るんです。」





    サシャ「そして死んだ人間は再び蘇り、突然変異の影響で皮膚の腐敗が進行します。つまりゾンビになるんですよ」





    ミカサ「!」





    コニー「‥」





    ミカサ「彼らはそのウイルスに侵されて‥あの姿になってしまったの?」






  47. 47 : : 2020/05/20(水) 14:17:11
    サシャ「その通りです。彼らの異常な生命力の源となつているのは急速に働く新陳代謝です。これにより常に膨大なエネルギー摂取を必要とするため一定の行動を続けるんです」





    ミカサ「つまり‥?」





    サシャ「食べることです」ジュルリ






    コニー「ははは!!!!どうだ?怖いだろ?」





    コニー「有り難く思えよ。この計画を思いつかなければお前らも奴らの仲間入りだったんだぜ?」




    コニー「お前らを生かしておくために感染が広がる前に適当な無人島まで連れて行き、完全にシガンシナが汚染されるまで保護していたんだ」ニヤリ





    ミカサ「何!?」





    コニー「まぁ他にも生存者がいたのは誤算だったけどな。だがじきに奴らも死ぬ。二人は確実と言って良いだろう」





    ミカサ「二人って‥まさか!?」






    サシャ「エレン・イェーガーとアルミン・アルレルトをこの研究所のどこかに閉じ込めているんですよ。」





    ミカサ「二人をどこに幽閉した!?」





    サシャ「素直に答えると思いますか?かわいそうに‥時間が経てば化け物共に八つ裂きにされちゃうでしょうね」ニッコリ






    ミカサ「くっ!!!!ふざけないで!!!!」





  48. 48 : : 2020/05/20(水) 14:21:42
    コニー「まぁそんなに悲しむなよ。すぐにお前も後を追うことになるんだからな」





    コニー「サシャ。俺は先に行く。そいつにアレを見せてやれ」





    サシャ「わかりましたコニー」スチャ!!!







    コニー「」スタスタ





    ミカサ「‥」






    コニー「Tウイルスの真の恐ろしさを目の当たりにするんだな」ニヤリ






    ミカサ「‥」スッ






    サシャ「動いた瞬間頭の頭が弾けますよ?」スチャ!!!!





    ミカサ「」ピタッ!!!






    コニー「さよならだ‥ミカサ‥」スタスタ








    サシャ「さてと‥ゆっくり奥の部屋まで進んでください。ゆっくりとね」スタスタ






    ミカサ「」スタスタ





  49. 49 : : 2020/05/20(水) 14:25:14
    ー研究所 とある部屋ー



    サシャ「さぁ来なさい。良いものを見せてあげましょう」スチャ!!!!!






    ミカサ「こ、この部屋は?」






    サシャ「この部屋はこの施設でもっとも重要な機密の研究をしている部屋です」







    サシャ「目の前のカプセルをよく見てください」






    ミカサ「!?」






    タイラント「」ゴポッ!!!!







    ミカサ「この大きな人間のような化け物は‥いったい‥」







    サシャ「美しいでしょう?」







    ミカサ「‥こんなもののために‥あなた達は!!!!!」







    サシャ「」ニヤリ





  50. 50 : : 2020/05/20(水) 15:51:17
    サシャ「このタイラント以外ここの化け物はクズばかりなんですよ。実践データだけでも取れれば十分です」




    サシャ「あとはこの街もろとも消し飛ぶだけですよ」





    ミカサ「ま、街ごと!?」





    サシャ「この研究所には街の中心部に仕掛けられている中性子爆弾を爆破させる起動装置があるのです」





    ミカサ「中性子爆弾!?私達の街にそんなものが!?」





    サシャ「えぇ。もし何らかの事故でバイオハザード が起きてしまい、シガンシナ外に汚染が拡大しそうになったときは、最後の手段としてこの街をエルディア国の地図から消すって寸法です」






    サシャ「最初に研究所が自爆して、続いて十分後にこの街も抹消されます。全ての痕跡は闇に消える‥素晴らしい計画でしょ?」ニヤリ






    ミカサ「そんなことしたら‥政府が黙ってない!!!!大ニュースになるはずでは!?」






    サシャ「シナリオは出来ています。原子力発電所での悲劇的な事故。政府はもうこの事を認識しています。軍事目的の生物兵器の開発なんて国民にバレたらデモが起きるどころではありません。反乱が起きてしまいます」







    サシャ「だからそんな事が起きないように全ての証拠を抹消するんです」






    ミカサ「何故あなた達はそんな事ができると言うの!?」





    ミカサ「私達の故郷が‥全てが失われると言うのに!?」






    サシャ「終わり良ければ全てよし。コイツのデータさえ取れれば後は明るい未来が待っていますよ」








    サシャ「」カチカチ!!!!カチカチ!!!カチカチ!!!!ガチャ!!!!







    タイラント「」ズドォッ!!!!!!バラバラ!!!!!!!








    ミカサ「!?」ジリッ!!!






    サシャ「さぁ!!!!そこにいる女を殺してしまいなさい!!!!」





    サシャ「ただし死体はそのままにしなさい!!!!そいつの肉は私が食べるから!!!!」










    ミカサ「‥」






    タイラント「」ギロッ!!!!!!







    サシャ「‥え?」





  51. 51 : : 2020/05/20(水) 20:03:21
    ん?初対面なのになんでミカサはベルトルトとアニが幼馴染ってこと知ってんの?
  52. 52 : : 2020/05/20(水) 21:36:58
    ちゃんと読んでいれば分かると思うんですけどベルトルトとミカサは同じ高校でしたよ
    もちろん例の3人が幼馴染みだってことも知っています
  53. 53 : : 2020/05/21(木) 04:22:48
    そもそも初対面なんて一言も俺は書いてないんだが
  54. 54 : : 2020/05/21(木) 04:26:24
    質問するのは良いけどちゃんと読んでからコメントしてくれ
  55. 55 : : 2020/05/21(木) 10:12:01
    タイラント「」スタスタ



    サシャ「な、何をしているんですか!?」ジリッ





    ミカサ「?」






    タイラント「」ズズスッ!!!←巨大な爪






    サシャ「そ、そんな‥まさか‥早すぎ‥」ドスッ!!!!!!ベチャベチャ!!!!!!







    サシャはタイラントに腹部を巨大な強靭な爪で貫かれた






    タイラント「」.ブン!!!!!←サシャを投げ捨てる







    サシャ「ごはっ!!!!!」ドシャァ!!!!!!





    サシャはあの致命傷だ。まず助からない。







    タイラント「」ドシュ!!!!ドシュ!!!ドシュ!!!!ドシュ!!!!←着弾






    ミカサ「」ドン!!!ドン!!!!ドン!!!!ドン!!!!←ハンドガンを発砲







    タイラント「」スゥ!!!!←完治






    傷が再生している‥変異したアニよりも早い再生速度‥

    ハンドガンではラチがあかない!!!!!







    ミカサ「」ドン!!!!ドン!!!!カチカチ!!!!





    タイラント「」ニヤリ、スタスタ






    タイラント「」ブォォン!!!!!!←殴る






    ミカサ「!!!!!!」ガッ!!!!!←防御








    ミカサ「ぐっ!!!!?????」ドゴォン!!!!!←吹っ飛ばされる






    速すぎて避けられなかった‥防御をした上から‥私を難なく吹っ飛ばすほどの威力の打撃



    身体が痺れて動かない!!!!





    タイラント「」スタスタ





    まずい!!!!このままじゃ私も殺される
    !!!!!




  56. 56 : : 2020/05/21(木) 10:22:12
    タイラント「!」ブシャァ!!!!ビチャビチャ!!!!!!ジュウウウ!!!!!!




    ミカサ「!!!‥あれは‥硫酸弾!?」ヨロッ!!!!





    エレン「ミカサ!!!!大丈夫か!?」ガチャン!!!!←グレネードランチャー





    ミカサ「エレン!!!!アルミン!?あなた達はコニー達に閉じ込められていたのでは!?」






    アルミン「あぁ‥でも扉が勝手に開いて‥なんとか化け物達を倒してここまで来れたんだ」






    ミカサ「どうしてここが‥」





    タイラント「」ムクリ!!!!





    エレン「コイツ!!!!まだ立ち上がれるのか!!!!」ズドォッ!!!!ズドォッ!!!!ズドォッ!!!!!←グレネードランチャー発射







    タイラント「グオオオオオオオオオオオ!!!!!!」ドシャァ!!!!!ベチャ!!!!!!ドシャァ!!!!←硫酸弾着弾






    アルミン「話は後にしよう!!!立てるかい!?」スッ!!!






    ミカサ「えぇ‥なんとか‥」ムクリ







    エレン「先に出ろ!!!!俺はコイツを食い止めておく!!!!!」ズドォッ!!!!ズドォッ!!!!!!





    タイラント「オオ!!!!グオオオオオオオオオオオ!!!!!!」ドシャァ!!!!ドシャァ!!!!!!!







    アルミン・ミカサ「」ダッ!!!!!!






    エレン「ちっ!!!!なんでこれだけ撃っても死なないんだよ!!!!良い加減にしやがれ!!!!」ズドォッ!!!!ズドォッ!!!!!







    タイラント「!」ガクンッ!!!!ジュウウウ!!!!!!!








    アルミン「エレン!!!!!そいつに構うな!!!!早くここから出るんだ!!!!」







    エレン「わ、分かった!!!!!」







    アルミン「」ガチャガチャ!!!!!






    ミカサ「何をしているのアルミン!?」






    アルミン「爆弾で爆破してこの部屋を封鎖する!!!奴をここに閉じ込める!!!!」カチリ!!!!!







    アルミン「さぁ!!!!急ぐんだ!!!!もう爆発する!!!!!」ダッ!!!!!







    エレン・ミカサ「了解!!!!!」ダッ!!!!!!!











    タイラント「‥」ジュウウウ!!!!!スゥ!!!!!!←完治







    タイラント「」スタスタ














    ズドドドドドドド!!!!!!ズドドドドドドド!!!!!!!!


    ズドオオオオオオオオオオオオオオオオツ!!!!!!!!!






  57. 57 : : 2020/05/21(木) 10:32:03
    エレン・アルミン・ミカサ「!!!!」ダッ!!!!




    エレン「なぁ‥本当にあれでどうにかなるのか?」ダッ!!!!




    アルミン「‥時間稼ぎにはなると思うよ」ダッ!!!!!!





    アルミン「今はこの施設から脱出する方法を考えよう」ダッ!!!!!





    警告アナウンス「警告致します。落ち着いて聞いてください。これは訓練ではありません。非常事態に備えてください。」ウィーンウィーン!!!!!







    ミカサ「これは!?」ピタッ!!!!





    警告アナウンス「緊急用自爆装置が起動しました。繰り返します。」ウィーンウィーン!!!!!






    警告アナウンス「緊急用自爆装置が起動しました。」ウィーンウィーン!!!!!!






    エレン「な、なんだと!?」





    アルミン「映画やゲームと同じ展開だね‥まずいよ!!!!」





    警告アナウンス「緊急用自爆装置が起動しました。解除することは不可能です。」ウィーンウィーン!!!!!





    警告アナウンス「各研究員ならびに関係者様は速やかに避難経路を利用して、地下5階のプラットホームに行き、列車で脱出してください。」ウィーンウィーン!!!!!






    エレン「列車で脱出!?そんなものまで完備されているのか!?この施設は!!!!」





    ミカサ「場所は分かる!?私は分からない!!!!」






    アルミン「研究員らしきゾンビから端末を入手した。もしかしたら‥」ピッ!!!ピピッ!!!!






    アルミン「あった!!!僕が先導するからついてきて!!!!!!」ダッ!!!!!







    エレン「やっぱりアルミンは頼りになるぜ!!!!」ダッ!!!!!







    ミカサ「‥」ダッ!!!!!!





    緊急用自爆装置が起動‥まさかコニーがやったとうの!?




    ミカサ「‥」ダッ!!!!!!!





    アイツの思い通りにはならない!!!!!!





  58. 58 : : 2020/05/21(木) 12:16:03
    エレンとアルミンもコニサシャとグルだったら面白いなこれ
  59. 59 : : 2020/05/23(土) 10:53:09
    ープラットホーム 列車前ー





    警告アナウンス「施設の爆破まで残り20分。落ち着いて避難してください。繰り返します」ウィーンウィーン







    エレン・アルミン・ミカサ「!」ダッ!!!!!







    ミカサ「あった!!!あれで脱出できる!!!!」ダッ!!!!






    エレン「‥」ダッ!!!!!







    ミカサ「アルミン!!!!操縦はできるの!?」ダッ!!!!






    アルミン「やった事ないし分からない!!!でも脱出用の列車だから‥」ダッ!!!!





    アルミン「素人でも操縦できるようにアシスト機能や、操縦が簡略化されていると思う!!!!」ピタッ!!!






    ミカサ「なるほど‥」








    ズドドドドドドド!!!!!!!ズドドドドドドド!!!!!!!!







    エレン・アルミン・ミカサ「!?」バッ!!!!









    エレン「‥この音は‥まさか‥」







    アルミン「これは爆発音じゃない‥何かが暴れているんだ‥」






    エレン「この暴れ具合‥さっきのタイラントが暴れているのか?だとしたらまずいな‥」



    ミカサ「急いで脱出しましょう!!!!」






    アルミン「ねぇエレン。」





    エレン「ん?」






    アルミン「なんでさっきの化け物が‥タイラントって名前だって‥」






    ミカサ「!」






    アルミン「知っていたの?」







  60. 60 : : 2020/05/23(土) 18:48:13
    エレン「‥あのカプセルに書いてあっただろ?だからだよ」




    ミカサ「私はちゃんとカプセルを見たから覚えている。タイラントとは書いていなかった。何かの文字と番号のようなものが書いてあった」





    エレン「‥あぁ‥そうだ。間違えたわ。洋館の資料に書いてあったんだ。すまん」





    アルミン「僕と君は殆ど行動を共にしていた。でもそんな重要な資料は見つけてなかったよね?」





    エレン「お前と遭遇する前に見つけていたんだ。確か資料室に‥」





    アルミン「洋館の見取り図では資料室の場所は遠かった。僕と遭遇した時間から考えてもエレンがそこにいく暇はなかったんじゃない?君は起きてからすぐに僕と遭遇したと言っていたよね?」





    エレン「‥」





    アルミン「それになんでそんな重要な情報を今まで黙っていたの?もし本当に資料を見つけていたのだとしたらあの化け物の名前以外にも有益な情報を知っていたはず。それに普通カプセルと洋館の資料室を間違えるかな?」






    ミカサ「まさか‥エレン。あなたもコニー達の‥」








    エレン「お前らのような勘のいい奴らは嫌いだ」スチャ!!!!←銃







    ミカサ・アルミン「!」バッ!!!!






    エレン「少しでも動いたら脳髄をぶちまけてやるぞ?」スチャ!!!!






    アルミン「‥エレン‥君とは本当の親友同士だと思っていたのに‥」




    エレン「それはよかったな。だが俺は違うぞ」スチャ!!!





    アルミン「でも君は僕をちゃんと守ってくれていた。明らかにコニーやサシャ達とは違う」






    エレン「‥お前を信頼させるためだ。その方が都合が良いからだ」スチャ!!!





    アルミン「何か事情があるんでしょ!?僕たちはまだ話し合うことができる!!!!!」









    エレン「‥」







    ズドォッ!!!!!!!バゴォン!!!!!!






    アルミン・ミカサ「!」







    タイラント「ヴオオオオオオオオオ!!!!!!!!」ムクリ!!!!!!






    ミカサ「ほ、本当に来た!!!!!」







    列車「」グァン!!!!ブゥン!!!!









    アルミン「え、エレン!!!!」





  61. 61 : : 2020/05/23(土) 20:11:48
    ミカサ「どういうつもり!?」





    エレン「この列車は一人乗りなんだ」ニヤリ





    アルミン「僕たちを見殺しにするのか!?ふざけないでくれよ!!!!」





    エレン「黙れ!!!!それ以上近づくな!!!!!」カチカチ!!!!!







    ミカサ「エレン!!!!!!」







    エレン「奴の狙いはお前ら2人だ。楽しんでくれよな」ガチャン!!!!!!








    アルミン「くそっ!!!!開けろ!!!!頼むからこれを‥」ガシッ!!!!!






    ミカサ「アルミン!!!!!」ビュン!!!!!






    タイラント「」ズドォッ!!!!!!←爪攻撃!!!!!










    アルミン「あの巨体でなんて速さだ!!!!しかもあの破壊力!!!!!」ムクリ!!!!






    ミカサ「アルミン!!!!!何か策はないの!?」






    タイラント「」ズブリ!!!!!床に刺さった爪を引き抜く






    アルミン「脱出用の列車は一つだけじゃないはずだ!!!!ここの研究員の数が入り切る分はあるはず!!!!」





    アルミン「後発の列車は探す!!!!セキュリティルームには何かしらの情報があるはずだ!!!!」







    ミカサ「分かった!!!!ならここは私に任せて!!!!!」






    アルミン「君1人で食い止められるわけないだろ!?」





    ミカサ「‥アルミン。超硬質ブレードを貸して。それならまだ勝機はある」






    アルミン「銃や硫酸弾が効かないアイツに‥ブレードで対抗するのかい?」






    タイラント「」スチャ!!!!!←爪








    ミカサ「多少の弾丸や硫酸弾ではすぐに再生されてしまう。でもこのブレードなら一瞬で身体をズダズダに切断できる。そうすれば再生する間もなく死ぬ」






    アルミン「た、確かに‥でも接近戦は奴の土俵‥ましてや‥いくら君でもパワーが違いすぎる。何も出来ないで殺されてしまうぞ!?」





    ミカサ「‥出来なければ死ぬだけ。それに言い方は悪いけど、戦闘面に関してはあなたは足手まとい。私だけの方が勝機はある」





    アルミン「!」






    ミカサ「適材適所‥お互いにできる事を最後までやり遂げよう」スチャ!!!!






    ミカサ「脱出経路の確保はあなたに任せる。これは私には出来ない」ダッ!!!!!!






    タイラント「」ダッ!!!!!!!








    アルミン「あぁ!!!!任せてくれ!!!!必ず生きてここを脱出しよう!!!!!」ダッ!!!!!!






















    タイラント「」ブォォン!!!!!!!ズガァッ!!!!!!!!






    ミカサ「!!!」ビュン!!!!!!!





    大振りだけどスピードがあって全く隙がない



    何よりこのパワーとリーチの差はヤバい‥







    ミカサ「」ダッ!!!!!!





    タイラント「‥」ビュン!!!!!ドォッ!!!!!!





    あの右腕の爪攻撃のみで牽制される‥この威圧感


    少しでも奴の間合いにいる時間が長くなってしまえば、一瞬でバラバラにされてしまうだろう







    ミカサ「!!!」ガキン!!!!ギィン!!!!!ズサァッ!!!!!!!





    タイラント「」スタスタ










    しっかりブレードを握りしめているのに‥攻撃を受けるたびに腕‥いや‥全身が痺れる感覚



    でもブレードは無傷。私が力の入れ方や攻撃の受け流し方を間違えさえしなければ






    戦える!!!!!!







    ミカサ「はあっ!!!!!!」ビュン!!!!!ザシュッ!!!!!!






    タイラント「!」ブシャァ!!!!





    やった!!!!斬撃が決まった!!!!もう一撃‥








    タイラント「」ドゴォン!!!!!!←蹴り








    ミカサ「ごはっ!!!????」ブォォン!!!!←吹っ飛ばされる









    ミカサ「ぐっ!!!???‥がっ‥」ドゴォン!!!!!←壁に叩きつけられる






    ミカサ「‥くっ‥」ズルズル!!!



    しまった‥今のは突っ込みすぎた‥時間は無いけど

    焦ってはダメ‥しっかりと奴の攻撃を見極めなくては‥




    でも‥例え見極めたところで、身体があの驚異的なスピードに反応できなければ意味はない




    頭で思い浮かべている事を、私の身体で実行しなくてはならない!!!!














    タイラント「‥」スタスタ、スチャ!!!!!








    ミカサ「‥」ムクリ!!!!







    ミカサ「」ギシッ!!!!!








    タイラント「!」ピタッ!!!!










  62. 62 : : 2020/05/24(日) 15:59:54
    >>59
    操縦?運転じゃね?
  63. 63 : : 2020/05/24(日) 16:04:33
    エレンが裏切り者か
    ミカサアルミン達が裏切った原作とは真逆だなあ…
  64. 64 : : 2020/05/24(日) 16:39:44
    私はエレンのように誰彼構わず戦いを挑むのは好きでは無い

    喧嘩を売られたり、剣道の稽古のために戦う事はあっても自分に危害を加える輩が出てくるといった場合以外‥自分からは手を出さなかった


    私は小さい頃から運動が得意だった
    勉強も人並み以上に出来た方だと思う

    私は女だけど身長は176cmに体重80kgほど。体格にも恵まれた

    力勝負は男の土俵。でも私は男に負けた事はない。ましてや同性には‥


    剣道の大会も初出場で優勝。その後はエルディア国主催の数々の大会で優勝




    それだけじゃない。例え不意打ちで襲われようとも私は完璧に対応できるという自信があった

    事実、強姦を返り討ちにしたりすることがあった






    ミカサ「」ヨロッ!!!





    つまり私は自分の人生において一度も自分を上回る相手と巡り合ったことが無かったのだ








    タイラント「」スチャ!!!!






    でも‥



    今‥私は人生最大の危機にして初めての感覚に陥っている


    自分の力が全く及ばない‥圧倒される強者との戦いがどれだけ自分の力を伸ばすのか‥




    今まで閉じていた感覚が解き放たれて

    敏感になり神経の伝達速度の向上
    人外とも言える怪力‥



    私は身をもって実感できた






    ミカサ「」バキッ!!!!!!ドゴォン
    !!!!!!





    タイラント「!」ブシャァ!!!!!







    ミカサ「」ブォォン!!!!!






    タイラント「」ビュン!!!!!




    逃がさない!!!!!!






    ミカサ「ふっ!!!!!!」ザシュッ!!!!!







    タイラント「グオッ!!??」ザシュッ!!!!←右腕切断





    タイラント「」ボドッ!!!!!巨大な爪






    爪を切断したからと言って油断は出来ない










    ミカサ「うおおおおおおおおお!!!!!!」ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!ザシュッ!!!!!!







    タイラント「!!!!!!!」ブシャァ!!!!ベチャ!!!!!





    私は間髪入れずに斬撃を繰り出す
    身体をバラバラにする


    そうすればこいつは再生できない!!!!!











    身体が思い通りに動く














    ミカサ「はあっ!!!!!!」ザシュッ!!!!!!ザン!!!!!!








    タイラント「」ボドッ!!!!!!!←頸切断













    タイラント「」ドサッ!!!!!!!









    ミカサ「‥」ガクンッ!!!!!!








    勝った‥なんとか‥勝てた

















  65. 65 : : 2020/05/24(日) 16:39:59
    アルミンだけ特別にモノローグが書かれてるところからしてスレ主のお気に入りはアルミンと見た
  66. 66 : : 2020/05/24(日) 16:42:26
    でも原作だとベルトルトの方が強そうだったよな
    生身のベルトルトに不意打ちしたにも関わらず押されてたじゃん
  67. 67 : : 2020/05/24(日) 16:59:02
    これ原作じゃねぇから
  68. 68 : : 2020/05/24(日) 17:03:20
    ミカサは三國志の王異みたいなもんか
    アルミンが荀彧かな
  69. 69 : : 2020/05/24(日) 17:09:20
    間違いではないかな
  70. 70 : : 2020/05/25(月) 00:38:19
    上級国民ネタとゾンビネタ好きだねぇ
  71. 71 : : 2020/05/25(月) 00:38:56
    お、よく読んでるな
  72. 72 : : 2020/05/26(火) 13:29:58
    アルミン「ミカサ!!!!早く乗れ!!!!」





    ミカサ「アルミン!!!!」ダッ!!!!






    アルミン「もうこの施設の地上が爆破される!!!!衝撃に備えるんだ!!!!」






    ミカサ「わ、分かった!!!!」







    この後




    私達は何とか施設から後続の列車で脱出することができた




    マリア全域までゾンビ化の影響は出ていたが


    軍隊や警察の特殊部隊により騒動は鎮圧





    私達被災者はローゼ領域の避難キャンプで暮らすことになった








    ー完ー



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