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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

エレン「周りがリア充で辛い…」

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  1. 1 : : 2016/09/25(日) 20:55:09
    ※思いつき

    ※エレンは非リア。若干嫌われ要素あり(ぼっち)

    ※アルミンハーレム・エレンハーレム要素が入ってます

    ※エレンを上げて落とす仕様

    ※えぬてぃーあーる要素あり

    ※長くなる予定
  2. 2 : : 2016/09/25(日) 20:56:47
    期待です
  3. 3 : : 2016/09/25(日) 20:57:17
    >>2
    ありがとうございます
  4. 4 : : 2016/09/25(日) 22:32:09
    期待だぜ!
  5. 5 : : 2016/09/26(月) 18:33:16
    >>4
    ありがとうございます


    しっかし…まだ何にも書いてないのに、エレンが辛い思いをすると知っただけでお気に入りがつくなんて、この世界は残酷だぜまったく…


    書きます




    ー教室ー


    ワイワイガヤガヤ



    エレン「おはよー」ガラッ


    シーン


    ワイワイガヤガヤ


    エレン(俺が来た途端に静かになったと思えば、まだ騒ぎ出した…)スタスタ


    エレン(…何となく気づいてはいたが、俺って嫌われ…)


    エレン(いいや、気にしちゃ駄目だ。それに俺には二人の大親友が…)


    アルミン「――ね、ミカサ。でさ―――――」


    ミカサ「ふふ、そうなの?―――うん、私もそう思う――――」


    エレン「おはよう。アルミン、ミカサ!」ニコッ


    アルミン「ところで、ミカサ…今日も可愛いね」フフ


    ミカサ「…アルミンのほうがずっとカッコいい///」


    アルミン「えー?そんなこと無いよー!」


    ミカサ「そんなことある。私が保証する」キリッ


    アルミン「えぇーw」


    エレン(…気づかない、か)


    ミカサ「あ。エレン、おはよう」


    アルミン「あれ、エレンいつから居たの?おはよー」ニコッ


    エレン「…おはよう」


    エレン(朝から何だよこれ…)
  6. 6 : : 2016/09/27(火) 19:22:41
    ー授業中ー


    先生「…と、まぁ方程式はこんな感じで―――――」カリカリ


    エレン(眠ぃ…数学とかだる過ぎるだろ…)ダラーン


    プスッ


    エレン「っ!?」ビクッ


    ヒュッ

    カサッ


    エレン(手紙…か。後ろから回ってきたんだな。つうか俺に気づかせるためとはいえ、シャーペンで刺さなくてもいいだろ…痛いわ…)ズキズキ


    エレン(送り主はぁ…クリスタ?ふぅん…クリスタの書いた手紙か…どんな内容だろ…まさか俺に向けてのラブレターだったりしてw…)ピラッ


    エレン「…」ヨミヨミ


    エレン「…チッ」




    ライナー(ふむ…なるほど、この式はここをこうやって…)



    ビュンッ

    トサッッ



    ライナー「うぉっ!?」ビクッ


    先生「…ブラウン、どうかしたのか?」フリムキ


    ライナー「あ、何でもありません…」


    先生「そうか?」


    先生「じゃあ、話を戻すが…ここはな――――」カリカリ


    ライナー(…びっくりしたな…急に右となりの机から、物凄い速度で白い小さな塊が飛んで来るんだから…)


    ライナー(白い塊は、よく見たら手紙みたいだな…読むか)ピラッ


    ライナー(ん…?ん…?んんん!?)


    ライナー(『ずっと前から、ライナーのことが好きでした』…!?『クリスタより』…!?』)


    ライナー「っ!!」フリムキ


    クリスタ「…ふふ///」


    ライナー「…////」カアアッ



    エレン(マジありえねぇ…俺へのあてつけだろ…クソッ…)
  7. 7 : : 2016/09/27(火) 19:32:46
    良いぞもっとやれ
  8. 8 : : 2016/09/27(火) 19:35:37
    ーお昼時間ー


    エレン「あぁ…午前中はマジで散々だった…授業中に告白とかどこの少女マンガだっての…リア充どもめ…」イライラ


    エレン「気を取り直して飯食うか。アルミンは…」チラッ


    ミカサ「はい。アルミン、あーんして」スッ


    アルミン「ん…むぐっ…美味しいよ!やっぱりミカサの卵焼きは世界で一番美味しいね!」ニコッ


    ミカサ「そんなこと無い////」テレテレ


    エレン「…よし、ジャン探すか」スタスタ


    エレン(確かあいつに彼女は居なかった…多分、マルコはミーナと二人で食うからあいつは一人になっているはず…)スタスタ


    ジャン「…」ゴソゴソ


    エレン「あ、居た!ジャン、一緒に昼飯食おうぜ!」ニカッ


    ジャン「あ?昼飯?悪ぃけど俺は…「エレン?」


    アニ「…なんでここにいるのさ」


    エレン「…アニか…一体俺たちに何の用が…」


    アニ「こっちのセリフだって、それ。ジャンは私と食べるんだけど」


    エレン「…え?何、お前らって付き合って…」


    ジャン「知らなかったのかよ…ま、そういうことだ。他を当たってくれ」


    エレン「…あぁ。邪魔したな」


    アニ「じゃあね」フリフリ


    エレン「…」スタスタ
  9. 9 : : 2016/09/27(火) 19:53:10
    ー中庭ー


    エレン(あの後も、ベルトルトやコニーとかにまで声を掛けたが、みんな『彼女と食べる』と言って断られてしまった)


    エレン(いつから俺の周りは、彼女持ちしか居なくなったんだよ!!ふざけんな…昼飯を食う相手も居ないとか辛すぎるわ…)


    エレン(…だからって、トイレで食うのは衛生面的にも精神面的にも厳しいし…)


    エレン(いつもほとんど人が居ない、俺の穴場スポット…中庭にやってきたわけだが)


    リヴァイ「おいハンジ、口開けろ…俺の手作りだ…食え」スッ


    ハンジ「えー待って?今ちょっと、部活に使う書類を…」カリカリ


    リヴァイ「無理やり部長を押し付けられたくせに、真面目に仕事こなしてんじゃねぇよ」グイグイ


    ハンジ「むごっ…ちょ、リヴァっ!…んぐ…」モグモグ


    リヴァイ「そんなに無理しなくても、誰かに仕事押し付け返せばいいのによ。お前って変なところで義務感持つからな…」


    ハンジ「もう!だからってから揚げを口に押し込まなくたって!」ゴクンッ


    リヴァイ「そうでもしないと、まともに食事しねぇだろ?」ジッ


    ハンジ「そーだけどさぁ…」


    リヴァイ「ちゃんと食って、ちゃんと休めよ。体を大事にしろ」


    ハンジ「分かってるってば…」カリカリ


    リヴァイ「分かってねぇだろ」ゴッ


    ハンジ「痛ッ!?彼女にゲンコツとか普通するかよ!」


    リヴァイ「俺はする」フッ


    ハンジ「はぁ…」グデーッ




    エレン(3年生のカップルか…?ミカサとアルミンほどベタベタはしてないが、なんか……信頼みたいなものが感じられて超ムカつく)イラッ




    ※リヴァハン書きたくなっちゃったんです。なんか適当になってすみません
  10. 10 : : 2016/09/27(火) 20:03:49
    ー♪ 


    エレン「っやべえ!昼休み終了のベルだッ…昼飯、リア充たちのせいで食い損なった…!!」←


    ー教室ー


    バタバタ


    エレン「ん、移動教室か…美術だな。急がないと」ダッ



    ※掃除は割愛



    ー美術室ー


    先生「えーじゃあ、今日は友達を描いてもらいます…クロッキーですね」


    先生「まずは二人一組になってください…ペアの人の絵を描きます…」


    ガヤガヤ


    エレン(ペア…先生もなんて鬼畜なことを…)


    アルミン「ミカサ、やろう」


    ミカサ「うん」


    アニ「ジャン」


    ジャン「あぁ。ペア組もうな」


    ベルトルト「ユミル…ペア、組んでいい?」


    ユミル「ん、いいぞ」


    エレン(やべぇ…どんどんペアが出来て…あ、余ってるのは?)


    シーン


    エレン(…え、俺ぼっち…?)


    先生「あれ、イエーガー君ひとり?」


    エレン「あ…はい」


    先生「じゃあ先生と組もうかぁ」


    エレン「はい…」


    エレン(………)
  11. 11 : : 2016/09/27(火) 20:07:12
    ぼっち…(´・ω・`)期待です
  12. 12 : : 2016/09/28(水) 20:04:07
    >>11
    ありがとうございますー




    ー十数分後ー



    アニ「んー…ま、こんなものかな」カリカリ ピラッ


    リアルジャン「」キラキラ


    ジャン「うわっ!俺そっくりじゃん!!…てかアニ、絵も得意だったのかよ。凄ぇ…」オオー


    アニ「…ふふ」ニマニマ


    ジャン「んじゃあ、次は俺がアニの絵を描くんだな」


    アニ「スタイル良く…あと、顔可愛く描いてよ?」


    ジャン「おう。任せろ」キリッ


    アニ(心配だ…)


    ユミル「うわぁwwベルトルさんの身長が高すぎて、紙ん中に納まりきらねぇwwww」ゲラゲラ


    ベルトルト「えぇぇ!?ど、どんなになって…」バッ


    八頭身の棒人間「」


    ベルトルト「ちょっ…これ棒人間じゃないか!真面目に書いてくれよ、ユミルー!」


    ユミル「はっ、バレたか…しゃあねぇ。じゃあポーズ取ってくれよ、カッコよく描いてやるから」ヘヘッ


    ベルトルト「ポーズ…どんなのがいいの?」


    ユミル「ブリッジとか…足を首の裏まで持ち上げるとk「無理言わないでくれ」


    ベルトルト「僕が体硬いこと知ってるだろ…」


    ユミル「おうwwwwさぁ、ブリッジ20分だ!ww頑張ってキープしろよwwww」


    ベルトルト「だから無理だってばぁ」マジメニヤッテヨー
  13. 13 : : 2016/10/03(月) 20:28:25
    エレン「…先生、どうでしょうか」ピラッ


    皺がまったく無い先生「」


    先生「まぁ…随分若く描いてくれたのね。ありがとう…でもね、先生の指は5本しかないわ」フフ


    エレン「…え?」エヲミカエス


    皺がまったく無く、右手の指が6本ある先生「」


    エレン「あッ」ヤベッ


    先生「書き直しましょうね?」ニコ


    エレン「はい…」




    ミカサ「アルミン、そんなにくっ付かないで…絵が描けない…」グイグイ


    アルミン「ミカサのほうが体を押し付けてきてるんだろ?」グイグイ


    ミカサ「そんなこと無い…////」



    エレン(ゴミ共め…!)ビキッ


    先生「イエーガー君、あんまり動くと先生描けないわ」ジロッ


    エレン「あ、スミマセン…」ピタッ


    先生「そう。じっとしててねー」カリカリ


    エレン(俺…何やってんだろ…)ボーッ
  14. 14 : : 2016/10/03(月) 20:29:48
    設定

    ※美術の先生の年齢は50半ばの美魔女系熟女(適当)
  15. 15 : : 2016/10/03(月) 20:48:03
    ーそして放課後ー


    エレン「あー…今日は部活無いんだっけか」


    エレン(まぁどっち道…ほぼ幽霊部員みたいなモンだけど…)←サッカー部


    エレン「帰るか……一人で」スタスタ



    ー下駄箱ー


    アルミン「んー?」ゲタバコノゾキコミ


    エレン「…どうした?アルミン」チラッ


    アルミン「いやね、なんか紙が入ってて…」カサッ


    エレン「それ…ラブレターか」


    アルミン「ぽいね。まぁ僕、彼女居るけど」ピラッ


    エレン「でも読むのか…」


    アルミン「読まないと書いた子に失礼だもん」


    エレン「そうだな」


    アルミン「ふんふん…」ヨミヨミ


    エレン「どうだ?」


    アルミン「中身は普通の告白の文章みたいだ…でも、送ってきたのg」


    ミカサ「…アルミン?」


    アルミン「あっ、ミカサ。今日は塾無いのかい?」ビクッ テガミカクシ


    ミカサ「あるけど…いつもの時間だから、部活が無いので急ぐ必要が無い。一緒に帰らない?」


    アルミン「いいよ。帰ろうか」


    エレン「…あの、アルミン?続きって…」


    アルミン「っ…!」ビクッ


    アルミン『黙れKY野郎!!そんなだから嫌われるんだ!!』ヒソッ バシッ


    エレン『KY野郎!?っつうか痛い!全力で殴らないで!!』ヒソッ


    ミカサ「…どうかしたの?」


    アルミン「いや、何でもないよ」テガミエレンニオシツケ


    エレン(何で俺に…!?)


    アルミン「早く帰ろう」


    ミカサ「…そうね。じゃあね、エレン」


    エレン「あ、あぁ。じゃあな」




    エレン「やっとアルミンたち帰ったか…」


    エレン「さて、ラブレターの送り主は…っと」


    エレン「ん?ぺトラ・ラルって先輩に居た気が…」


    エレン「…」


    エレン「…もう怒りも沸いて来ない…」ズーン
  16. 16 : : 2016/10/04(火) 19:40:40
    ※上のアルミンが怒った理由、分かりにくかったかもなので一応補足

    ミカサは多少だけどヤンデレ成分を含む設定
    束縛が強めなので、アルミンがいつもラブレターを貰ったときは読んだあとでこっそり処分している

    しかし今回はエレンがKY行動を起こしたので、ミカサにばれたらヤバイ!とアルミンは切羽詰まったわけです…



    はい。では続き書きます
  17. 17 : : 2016/10/04(火) 19:46:46
    ー下校中ー


    エレン「はぁ…一人か」トボトボ


    エレン「俺、いつからこんなぼっちになったんだ?…周りのやつらは、いつからあんなに色気づいていた?」トボトボ


    エレン「いつの間にか…だよな。カップルが増えるのと反比例に、俺の友達も減ったような気もする」トボトボ


    エレン「………中学校生活、まだ後2年もあるのに…俺は…」ピタッ


    エレン「孤独なまま…………卒、業…して…………………」



    エレン「…そんなの」グッ















    エレン「…嫌だ…………!!」ダッ
  18. 18 : : 2016/10/04(火) 19:52:39
    ー翌日ー


    先生「出席取るぞー…アルミン・アルレルト」


    アルミン「はい」


    先生「よし。エレン・イエーガー」


    エレンの席「」シーン


    先生「ん?休みか、あいつ」カリカリ


    アルミン(休みだったんだ。気づかなかった…)


    ミカサ(風邪だろうか…幼馴染として、看病に行くべきかもしれない。しかし今日はアルミンと…)ウーン


    先生「次は…サシャ・ブラウス」


    サシャ「はい!」



    ――――――――――――――――

  19. 19 : : 2016/10/04(火) 20:09:36
    ーイエーガー家ー


    グリシャ「…ん?今日は学校休みなのか?」


    カルラ「違うわよ。あの子が『調子悪いから休む』って…」ハァ


    グリシャ「昨日までは元気だったのにな…俺が診てやろうかな」ガタッ


    カルラ「やめときなさい。あの子…部屋に入ろうとすると怒るから」


    グリシャ「何だ。急に思春期でも来たか?」フフッ


    カルラ「元々来てたわよ。そんなもの」


    グリシャ「そーか?んじゃ反抗期だな」


    カルラ「はぁ…っていうか、あんたは早く仕事行きな!!もうこんな時間だよッ!」バンッ


    グリシャ「本当だ!」ガタタッ


    カルラ「早く!急がないと朝は混むわよ!!」


    グリシャ「ああ…じゃ、いってきます」ダッ


    カルラ「いってらっしゃい…」
  20. 20 : : 2016/10/04(火) 20:31:57
    ーエレンの部屋ー


    カチッ カチカチッ


    エレン「どうしたら…俺はリア充に…」


    エレン「どいつもこいつも使えねぇよ…分かってるわ。勉強もスポーツも出来たら…顔も良かったら…モテるのなんて当たり前だ…」


    エレン「俺はそうなる方法を探してんだよ!!」バンッ


    エレン「クソッ…どうしたら…ん?」


    PC『誰でもモテモテ!あなたの夢を叶える最強の惚れ薬…』


    エレン「……嘘くさい…けど、こんなのにでも頼らねぇと…俺は駄目かもしれねぇな…」カチッ


    エレン「値段は…ギリ買えるか。よし………お前に託した!!」カチッ



    ー数時間後ー



    エレン「…ん」ゴクゴク


    カルラ「体調はもう大丈夫なの?エレン」


    エレン「あぁ。大丈夫だ(仮病だしな)」プハッ



    ピンポーン



    カルラ「宅配便なんて頼んだ覚えが無…」


    エレン「宅配便…?っ、退いて母さん!」ダッ


    カルラ「何あんた、私に内緒で頼んで…」ムッ


    ガチャッ


    宅配のお兄さん「お届けものでーす。判子お願いします」


    エレン「はい」ポン


    宅配のお兄さん「ありがとうございましたー」ペコッ


    エレン「はい…」バタン


    カルラ「何頼んだのよ?お金はお小遣いから出したんでしょうね?」ジロ


    エレン「自分のから出したって。何を頼んだかは…まぁ、うん。母さんには関係ない」ダッ


    カルラ「待ちなっ!……行っちゃった」ハァ
  21. 21 : : 2016/10/06(木) 19:39:22
    期待イイイイイイイ!!!
  22. 22 : : 2016/10/06(木) 20:13:19
    >>21
    ありがとうございます
  23. 23 : : 2016/10/06(木) 20:19:06
    ーエレンの部屋ー


    エレン「こんなに早く届くなんてな…とりあえず開けるか。にしても結構デカイ箱だ」


    エレン「さてさて…中身はっと?」ベリベリ パカッ


    小さい瓶「」


    エレン「……え、無駄にデカイ箱なのに…入ってたのはこんなちっせぇのかよ。詐欺じゃねぇか?」イラ


    エレン「ん?説明書もあるな。薬は…錠剤っぽいな」カラン


    エレン「…説明書長い…読むのめんどくせぇ」ペラペラ


    エレン「でも『薬の説明書はよく読め』って父さんが言ってたよな。…ちゃんと読むか」ヨミヨミ
  24. 24 : : 2016/10/06(木) 20:25:17
    ー二時間後ー


    エレン「うわ、もう夜か…まぁちゃんと読んだおかげで、説明書の内容は理解できた」


    エレン「つまりこの薬は、惚れさせたい相手に1錠だけ飲ませる。んでこの薬の効果の基本は『気分を高ぶらせて、恋と勘違いさせる』ってことらしいから…」


    エレン「…意中の相手が、俺に恋をしたと勘違いするような状況を作り出す必要があるってことか」


    エレン「無理だろ…丁度いい雰囲気にして、そのタイミングで薬まで盛るなんてこと…」


    エレン「………どうしよ」


    エレン「誰かに手伝いでも頼むか?」


    エレン「でも誰が俺のモテるための手伝いなんてしてくれr…」


    エレン「いや、ネガティブ思考は一旦置いておこう。とりあえずアルミンに聞いてみるか」
  25. 25 : : 2016/10/06(木) 20:46:38
    エレン「…と、まぁ…そんな感じなんですけど」


    アルミン『なんで敬語なの?w』←電話越し


    エレン「いや…なんていうか、うん…気にしないで」


    アルミン『ふーん…んで、惚れ薬なんて買ったんだ』


    エレン「はい、それを使って…その、モテたいんですけど」


    アルミン『薬の効果から考えて、自分一人じゃ惚れさせることが難しいので、僕に協力を頼んだと』


    エレン「そういうことになります」


    アルミン『…っていうか、一つ聞いていい?』


    エレン「何でしょうか」


    アルミン『僕が協力してあげた場合、エレンは誰に薬を盛る気なの?』


    エレン「え?あ…」


    アルミン『盛る相手によって、危険度とか難易度が変わって来ると思うんだけど』


    エレン「確かに…あー…誰に…(あんまり考えてなかったな…)」


    アルミン『まぁ、ミカサ以外なら正直誰の彼女でもフリーでもいいけどさ』


    エレン「…では、手伝ってくださる…」


    アルミン『うん。別に良いよ』


    エレン「マジか!…じゃなくて、ありがとうございます」


    アルミン『相手が決まったら教えてね。作戦立てるから』


    エレン「分かりました…」


    アルミン『んじゃ、おやすみ』


    エレン「おやすみなさい…」
  26. 26 : : 2016/10/06(木) 20:50:41
    アルミン……www
  27. 27 : : 2016/10/06(木) 20:59:19
    ここで安価とか取ってみる

    エレン&アルミン&惚れ薬の最初の標的となる女子は?


    ミカサと104期女子以外は控えてください…


    >>28
  28. 28 : : 2016/10/06(木) 21:00:39
    ぺドラさん…とか?
  29. 29 : : 2016/10/06(木) 21:00:43
    じゃあクリスタ
  30. 30 : : 2016/10/06(木) 21:00:46
    クリスタ( ^ω^ )
  31. 31 : : 2016/10/07(金) 19:10:44
    ぺトラは後々出します

    ってことで、最初の標的はクリスタに決定!…ごめんねライナー
  32. 32 : : 2016/10/07(金) 19:12:08
    どうせ最後は失敗する方に80000レイス賭ける
  33. 33 : : 2016/10/07(金) 19:36:40
    >>32
    でも、一旦はエレハー出来上がりますよ

    後に崩れますけど




    ー次の日・教室ー


    ワイワイガヤガヤ


    エレン「…」ガララ…


    シーン


    ガヤガヤ


    エレン(別にもう慣れたし?)


    アルミン「あ、おはようエレン」


    エレン「おっ、おはよう…ミカサは?」


    アルミン「今日休みなんだってさ。風邪らしいよ」


    エレン「そうなのか…看病とか」


    アルミン「放課後行くつもりだよ、だから君の用事をさっさと終わらせたいんだけど…」


    エレン「あ…」


    アルミン「相手は決まった?」


    エレン「あ、あぁ。クリスタにしようと思う」


    アルミン「ふーん…結構レベル高いところ選んだね」


    エレン「どうせなら美人がいいかなって…」


    アルミン「まぁね。ライナーの恋は儚く散る訳ですが…最近のろけがウザイし別にいいけど」


    エレン(のろけのウザさならお前も相当なものだよ)


    アルミン「クリスタ…となると、問題はユミルかな」


    エレン「仲いいもんな…」


    アルミン「最近はベルトルトと一緒に居ることが増えたけど、やっぱり一番よく一緒に居るのはクリスタだからね」


    エレン「しかもあいつ、近寄る男は大体排除してたしな」


    アルミン「クリスタの方から好きになった相手とだけしか、付き合わせる気は無かったらしいよ」


    エレン「へぇ…」


    アルミン「学校に居る間は薬を盛るのも、ユミルから引き離すのも大変だろうね」


    エレン「じゃあ放課後…」


    アルミン「そうなるかな。適当に理由つけて、ベルトルトにユミルを押し付けとけばいい気がする」


    エレン「なるほど」


    アルミン「…ちょっと訊くけどさ、エレンって童貞だよね?」


    エレン「え?」


    アルミン「え?」


    エレン「え…あ、まぁそうだが…」


    アルミン「んじゃさ、『誰で』童貞卒業したい?」


    エレン「誰…って」


    アルミン「詳しい説明はあとで話すけど、君の持ってる惚れ薬…少し飲ませ方を変えたら、媚薬に変わると思う」


    エレン「え!?」


    アルミン「だからさ、エレンだってこの際童貞捨てたいって思うでしょ?誰が良い?」


    エレン「うーん…誰…」


    アルミン「決められないなら、クリスタでもいいんじゃない?『ホモ』とか言われてるけど…あれでも純粋なライナーのことだから、多分まだ手は出してないはず」


    アルミン「運がよければ相手は処女だけど」


    エレン「処女…あまりそういうのには拘ってないんだが…」


    アルミン「まぁ…クリスタでもいいよね?」


    エレン「あ、あぁ」


    アルミン「んじゃ、学校終わったら薬持って僕の家に来て」


    エレン「分かった」


    ガラッ


    先生「おーいお前ら席に着けー」


    アルミン「じゃ」スタスタ


    エレン「おう…」




    ※ご都合設定ということで、この日も部活は無し
  34. 34 : : 2016/10/07(金) 20:21:00
    ーとんで放課後:アルレルト家ー

    ピーンポーン


    エレン「…」


    ガチャッ


    アルミン「ん。入って良いよ」


    エレン「お邪魔しまっす…あれ、親とかは?」キョロキョロ


    アルミン「お母さん仕事。お父さんも仕事。ちなみに爺ちゃんはお散歩」ボフッ


    エレン「は、はぁ…」


    アルミン「だからここ(リビング)でいいよ。座って座って」ポンポン


    エレン「失礼しまーす…」ボフッ


    アルミン「早速ですが、惚れ薬を出してください」


    エレン「あ、はい」ゴソゴソ


    エレン「…これだけど」カラン


    アルミン「ふむ…ちょっと借りるよ?」


    エレン「おう」スッ


    アルミン「…」カチッ クルクル ポイッ


    エレン「か、勝手に開け…」


    アルミン「んっ」ハムッ


    エレン「ちょお!食べッ…!!?」


    アルミン「硬いね。水は?水」ガキッ


    エレン「あ、はい持ってきますけど…俺の金で買ったのに…」


    アルミン「一粒くらいいいじゃん」


    エレン「まぁ…うぅん…」トポトポ


    エレン「はい」スッ


    アルミン「どーも」ゴクッ


    アルミン「…」


    エレン「…」ドキドキ


    アルミン「うん、確かに体がポカポカするね…顔赤い?」


    エレン「少し…あんまり効果ないのか」


    アルミン「あるよ?たださ、男二人だけの空間で興奮も何もないじゃん?」


    エレン「まぁ…そうだよな」


    アルミン「うーん…薬の成分からして、やっぱ一粒二粒増やすくらいなら問題ないかなー…」


    エレン「分かるのか?」


    アルミン「まぁ、理系だし」


    エレン「はぁ…」


    アルミン「ちょい待って。薬加工してくる」


    エレン「加工…?」


    アルミン「粒のままじゃ盛りにくいでしょ」


    エレン「確かに」
  35. 35 : : 2016/10/07(金) 20:33:35
    ー数分後ー


    アルミン「はい。ざっとまぁこんな感じ」スッ


    エレン「おお、粒状だった薬が粉末状に…」


    アルミン「この袋で大体3粒分。あと5袋くらい作っておいた」


    エレン「悪いな、色々」


    アルミン「本当だよ」フン


    エレン「…」


    アルミン「んじゃクリスタんとこ行こうか」ガサガサ


    エレン「え、ユミルとか…ていうかクリスタが今どこにいるかわかって…」


    アルミン「ユミルはベルトルトとショッピング。クリスタは僕の家から5分くらいのカフェについさっき呼び出した」スタスタ


    エレン「お、そ、そうか…」


    アルミン「あ。薬を盛るまでの手筈は…」スッ


    エレン「何だコレ?」


    アルミン「このマイクを耳につけてて?色々と行き詰ったらアドバイスしてあげるよ」


    エレン「あ、ありがとう…」カチャッ


    アルミン「僕の命令に従っていればいいんだからね」


    エレン「あぁ」


    アルミン「あ、あとこれも」スッ


    エレン「服…?」


    アルミン「服装って大事なんだよ。エレンに似合うヤツ、僕が選んでおいた」フッ


    エレン「お前はどこまで完璧なんだ…」アゼン


    アルミン「服装代、借りねこれ」


    エレン「あっはい」
  36. 36 : : 2016/10/08(土) 20:11:22
    ーカフェ・店内ー


    店員「いらっしゃいませー」


    エレン(クリスタ…どこだ…?)キョキョロ


    クリスタ「…あれ、エレン…偶然だね!誰と待ち合わせなの?」ニコッ


    エレン「あ、ク、クリスタ…誰って…」


    アルミン『僕がミカサのことで呼び出したことになってるから。<アルミンの代わりに俺が来た>って言って』ボソッ


    エレン「あ、あぁ。実はな、アルミンに急用が出来たんで俺が代わりに…」アハハ


    クリスタ「そうなんだ。じゃあ前どーぞ!」


    エレン「おう…」スッ


    クリスタ「それで…相談って?」


    エレン「えーと…」


    アルミン『ミカサの束縛が強すぎる』ボソッ


    エレン「えっ。あー…ほら、アルミンってミカサと付き合ってるだろ?」


    クリスタ「うん」


    エレン「それなんだけど、なんか…ミカサの束縛が強いみたいで…それについての相談らしい」


    クリスタ「ふーん…確かに、私がアルミンと喋ろうとするとミカサの視線が怖いときがある…」


    エレン(そうだったのか?…あ、じゃあラブレターのときも…)←悪い意味で鈍感


    クリスタ「でも、それって私がどうこうできる話なのかなぁ…」


    エレン「確かに…」


    クリスタ「ミカサの束縛って、アルミンを好きだからそうなるわけで…それを解くって言っても、二人が付き合ってる限りはどうにも…」


    エレン「だよな…俺もそう思う」


    クリスタ「…なんか、ごめんね。あまり力になれなくて…」


    エレン「大丈夫だ。アルミンにはアドバイス通り伝えておく」


    クリスタ「よろしくね…じゃあ私はこの辺で…」スッ


    エレン「!!」ビクッ


    エレン(お、おい…これじゃ…)


    アルミン『呼び出したのに、これで終わりなのも何だから…これからどこか行こう。と誘って?言い方に気をつけて』


    エレン「あ、クリスタ…」


    クリスタ「何?」


    エレン「呼び出したのにこれで終わりなのも何だから…今からどこか行かないか?時間があったら、だけど」オズッ


    クリスタ「…良いの?」


    エレン「あぁ、俺も暇だからさ」


    クリスタ「じゃあよろしく」


    エレン「おう…」


    アルミン『場所は決めてある。ゲーセンに行こう』ボソ


    エレン(ゲーセン…何故?)
  37. 37 : : 2016/10/08(土) 20:30:07
    ー店の外・大通り的なー


    クリスタ「それで…どこに行くの?」スタスタ


    エレン「あ…ゲーセン、とか」スタスタ


    クリスタ「ゲーセン!?本当?連れてってくれるの!?」バッ


    エレン「お、おう」ビクッ


    クリスタ「やったぁ…何やろうかなー!太○の達人とか…あ、でも UFOキャッチャーもやりたいなぁ…!」キラキラ


    エレン(何でこんなにも食いつきがいいんだ…?)


    アルミン『クリスタの家は厳しくて、中々ゲームの類をさせてもらえないらしいんだ。でもクリスタは大のゲーム好きだから、ユミルによく連れてってもらってるらしいよ』


    エレン(へぇ…なるほど…)


    クリスタ「ね!エレン、早く行こう!!」ダッ


    エレン「あ、あぁ!」ダッ
  38. 38 : : 2016/10/09(日) 19:53:02
    ーゲームセンターー


    クリスタ「ふっふふ♪」ウィーン カチャッ


    エレン(クリスタは現在、UFOキャッチャーに熱中しています)


    エレン(とても楽しそうです)ホホエマシキ


    クリスタ「ふふ…くまのぬいぐるみさん!私の手にかかったなら…あなたはもう終わりよ!!」ビシッ


    ぬいぐるみ「俺は…持ちこたえてみせるッ!!」


    クリスタ「…ここだ!」カチャッ


    キャッチャー『ウィーン・・・ゴソッ』


    ぬいぐるみ「何だと!お、俺のしっぽを掴んで…!?」


    キャッチャー『ガガガ・・・』


    ぬいぐるみ「ぁあ!やめろぉぉぉおおお!!!」パッ ヒュウウウウウ


    ゴソッ


    クリスタ「とれたー!」ニコッ


    エレン「すげぇな、こんな大きいの一発で…」


    クリスタ「でしょ?いっつも通ってるからね。余裕だよ…あ、これあげる」スッ


    エレン「折角取ったのに…悪いって、自分で持って帰れよ」


    クリスタ「駄目なの!小さいストラップとかならともかく…こんな大きいの、持って帰ったら怒られちゃう」


    エレン(あー…)ソウイエバ


    アルミン『素直に貰っちゃいなよ』ボソッ


    エレン「…ありがとな」


    クリスタ「いいのいいの。さ、次遊ぼー!」タタッ


    アルミン『まさか…女の子にプレゼントして貰うだけで、終わらせないよね?』


    エレン「あぁ。何か…いいところをみせないと」ウーン


    アルミン『ってことで、エレンにはあるゲームをプレイしてもらいます。彼女の遊びに一通り付き合ったら、店の2階に移動してください』ボソッ


    エレン「何があるんだ?」


    クリスタ「エレン!こっちこっち!」


    アルミン『まぁ…とりあえず今は楽しんで』


    エレン「分かった。…今行く!」タタッ
  39. 39 : : 2016/10/09(日) 20:01:19
    ー1時間後ー


    クリスタ「楽しかったぁ」スタスタ


    エレン(本当にクリスタは生粋のゲーマーなんだな…どのゲームもハイスコアを叩き出してた)


    クリスタ「…なんか、私ばっかり楽しんじゃってあれだね…エレン、何か遊びたいのある?」チラッ


    エレン「あ、俺二階に…」


    クリスタ「二階か!そういえばユミルと来ても、一階でたくさん遊んで時間が来ちゃって…あんまり二階に行ったことない」


    エレン「じゃあ、行こうぜ」


    クリスタ「うん!エレンのゲームの腕前もみたいなぁ」


    エレン(ゲーム…苦手な方じゃないが、クリスタの前じゃ俺なんてカス同然…)


    アルミン『自信持ちなよ、エレン。大丈夫。例のゲームはエレンが得意なやつだから』ボソッ


    エレン(俺が得意なジャンル…なんて、あったか?w)
  40. 40 : : 2016/10/10(月) 20:45:43
    ーゲームセンター・二階ー

    ワーワー


    クリスタ「なんか…凄い歓声だね?」


    エレン「一つのゲームを、大人数で取り囲んでるみたいだが…こいつらは観客だな。応援してるし」


    クリスタ「…どんなゲームなんだろ」キニナル


    エレン「この観客たち越しで見えないな…プレイしてる人も…」


    クリスタ「じゃあ…潜り込もう!」バッ


    エレン「え?…って、クリスタ待…」


    クリスタ「早く!こっちこっち!」モゾモゾ


    エレン「待てよっ…」モゾモゾ
  41. 41 : : 2016/10/10(月) 21:00:06
    クリスタ「ぷはっ…お、着いたよ。一番前」タッ


    エレン「勝手に行くなよな…って、これ」タッ


    男「く…!はっ!ぁあああッ!!」バッ ゲシッ ドドドドッ


    観客「おらッ、そこだ!やられちまうぞ!」


    男「ぐぅぅ…うぁあっ!?」ググ・・・バッ


    観客「だから言ったのに…こいつにゃまだ無理だったな」


    男「くそ…」ガシャン


    エレン「これは…アクションゲーム、か?」


    クリスタ「しかも自分で装置みたいなものを体につけて、相手キャラと戦う…バーチャルリアリティみたいな感じの…」オォー


    エレン「男の様子だと、このゲームって相当難しそうな気が…」


    エレン「アルミン!お前、俺にこれをやらせる気なのかよ!?無理だろっ…」コソッ


    アルミン『ん、あぁ…大丈夫。下調べで僕もプレイしたけど、相手キャラの動きを良く見て…的確に急所に打ち込めばいい』カンタンカンタン


    アルミン『エレン…君、昔から格闘技オタクだったろ?』フッ


    エレン「それとこれとは別だろ!知識として持ってたって、実際に出来るわけが…」コソッ


    アルミン『あーも-五月蝿いな。さっさとクリスタにいいところ見せろよ、馬鹿!ホラ、席開いたし』ボソッ


    エレン「おま…馬鹿って!」


    店員「次にやられる方、いらっしゃいますかー?」キョロキョロ


    クリスタ「エレン。やりなよ!」キラキラ


    エレン「くっ…分かった、やる…」ハァ


    店員「お客様、やりますか?」


    エレン「はい」


    店員「分かりました。次の挑戦者は!この少年に決まりました!!」


    ワーワー


    クリスタ「がんばってー!」ニコニコ
  42. 42 : : 2016/10/15(土) 19:14:34
    ゲーム画面『体を動かすと同時に、戦闘が始まります』


    対戦キャラ「…」ジロ


    エレン(うわ…何か、対戦相手怖くない?キャラ選択に迷ってたら、店員さんがこの人選んだけど…)


    アルミン『そいつ、たしか対戦キャラで一番強いやつだよ。主人公にとっては親の仇って設定の』


    エレン(は!?そんなん無理だろ!)


    アルミン『だから大丈夫だって。あ、そいつキックがめっちゃ速いよ。んでも体力が無いみたいだから、撃たせるだけ撃たせた後反撃とかすれば…』


    エレン(えぇ…)


    クリスタ「頑張れエレンー!!」


    エレン「…まぁ、どっち道やるしかないよな…」


    店員「さぁ行きますよ。レディー…ファイッ」


    エレン「…」スッ


    対戦相手「フゥッ」バッ ギュオォッ シュババババ


    エレン(あぶねぇ!油断したら当たるぞこれ…)ヒュヒュヒュッ


    対戦相手「グ…ヌヌヌヌ…!」


    エレン(何?なんか変な構えに入ったんだけど!?)


    アルミン『あ、それね…』


    観客「必殺技に入ったな。あれは寸前で避けないと確実に当たる技だ…素人じゃタイミングがわからねぇよ」


    エレン(えぇ…どうしたら良いんだよ)


    アルミン『合図するから、そしたら全力で体ずらして』


    エレン(あ、はい)


    対戦相手「グゥ…ハァッッ!!」ギュウウウウッ


    アルミン『今!』


    エレン「くっ」バッ


    対戦相手「ァアアアア!!!!」ドォォォォオオオオオオオン!


    店員「避けた!」


    エレン「マジでギリギリだな…」


    アルミン『休まない!必殺技が終わったときが、こいつの一番の隙だから!』


    エレン「あ、ああ」


    アルミン『右拳を思いっきり振りかぶって、鳩尾に撃つ。必殺技のすぐ後は、それだけ体力も無い』


    エレン(おう)


    対戦相手「ハァァッ…」スッ


    エレン(行け!俺の…全力駆逐パンチ!!)←


    エレン「!!!」ビュオッ


    対戦相手「ぐああああああ!」ドゴォオオッ


    カンカンカンカン!


    ゲーム画面「ゲームセット」


    店員「しょ、少年の…勝利!!」


    オオオオオオ!


    観客「な…!?」


    エレン(え、何コレ。本当に買っちゃったの?)スタッ


    クリスタ「わぁあ!すっごいねエレン!!」


    エレン「あ、あぁ…」


    クリスタ「カッコいい!」


    エレン(カッコいい……////)


    アルミン『なんか…反応が童貞臭いね』


    エレン(何だって!?)


    アルミン『ごめんごめん。じゃ、僕のおかげでゲームに勝てたし…次は、家に行こうか』


    エレン(…家…って、誰の家!?)


    アルミン『誰の家かって言うと、エレンの家。まさか掃除してるよね?』


    エレン(いや、掃除云々よりも母さんとか…)


    アルミン『君の親とかについては、また追っ払っといたからご心配なく』


    エレン(追っ払…)
  43. 43 : : 2016/10/16(日) 08:41:13
    アルミン完璧過ぎワロタ
  44. 44 : : 2016/10/18(火) 21:13:46
    >>43
    このssはアルミンが万能&天才です



    クリスタ「…わ、もう外まっ暗だ…どうしよ…」


    エレン「門限とかあるのか?」


    クリスタ「あるけど…今日はお母さんは仕事で居なくて、お父さんはそもそも海外だし…」


    エレン(海外…)


    クリスタ「お手伝いさんに電話入れておけば、たぶん大丈夫…電話するね」ガサッ


    エレン「おう」


    クリスタ「……えっと…自宅自宅…」スイスイ


    アルミン『エレン?』コソッ


    エレン「っ…何だよ、急に」ビクッ


    アルミン『何だよじゃねぇだろ。お前の家にクリスタを連れ込むんだろ?クリスタは帰る気だぞ』オイ


    エレン「俺にど、どうしろと…」


    アルミン『それくらいご自分でお考えなさっては?』ハッw


    エレン「ぐぬぅ…ここまで来て…!」


    クリスタ「…あ、お手伝いさん?」モシモシ


    アルミン『あーほらぁ、今何とかしないとー…』


    エレン「くッ…!!」


    クリスタ「私です。クリスタです…あ、それ…門限なんですけど、今いつものゲームセンターに居て…」


    エレン「クリスタ!変われッ!」バッ


    クリスタ「!エ、エレン!?何を…」


    エレン「…あー、もしもし。初めまして、エレンという者です」


    クリスタ「エレンッ!返してっ…」


    エレン「ユミルさん?…あ、そうです。俺はそのユミルの代理で、クリスタさんと…え?」


    クリスタ「…エレン?」ピタリ


    エレン「あなたはクリスタとどういう関係かと?…と、友達…です。はい」


    クリスタ「…」


    エレン「…ん?今なんて仰いました?……クリスタはよろしく頼みました…って」


    クリスタ「!?」ビクッ


    エレン「私は今から帰ります…今日の夜から休暇を取る予定ですので…?だ、だからクリスタは家に帰さないでくれと?」


    クリスタ「ちょ、お手伝いさん!何勝手にっ…!?」アセアセ


    エレン「手を出しても構いませんよ…って何言って…あ!切らないでくだs……切れた」ツーツー


    クリスタ「は…はぁ…!??」


    エレン「…って、ことらしい。スマホ返す」


    クリスタ「私、家の鍵持って無いし…何?これ…どこかに泊まるの…?」


    エレン「!!」キュピィーン


    クリスタ「ユミルは…」スイスイ


    クリスタ「…出ないし……ミカサやサシャも…ど、どうしよう…」


    クリスタ「ホテルを借りるにも、そんなお金はもって無いし…の、野宿なんて…」


    アルミン『はい、見事に現れた大チャンス…誤解させないような誘い方でお願いしますよ。ちなみにお手伝いさんもユミルたちの電話も、僕の手回しだから』


    エレン(それもかよ!?)


    クリスタ「うぅ…どうしよう…」


    エレン「…クリスタ」


    クリスタ「何?今はちょっとそれどころじゃ…」


    エレン「俺の家…昔はミカサとかアルミンが泊まりに来てたから、俺の部屋の隣は空き部屋なんだけど…その、良かったら」


    クリスタ「!…で、でも悪いよ…」


    エレン「いいって、親出かけてるし…宿賃は取らないからさ」


    クリスタ(どうしよう…緊急事態とはいえ、彼氏が居るのに彼氏以外の家に泊まるなんて…)


    クリスタ(そうだ、ライナーの家!…待って。付き合い始めたばかりなのに、いきなり家に行くのも誤解させちゃいそうな…)ウーン


    クリスタ「…」


    エレン「…?」


    クリスタ(折角誘ってくれてるんだし…エレンは彼女居なかったよね。それに疚しい気持ちは言葉から感じられない、頼ろうかな…?)


    クリスタ「……明日、朝になったらすぐ出るから…お邪魔します」


    エレン「!!…あぁ。分かった…」


    アルミン『うわ、マジで上手く行きやがった』


    エレン「…えっ」


    アルミン『エレンなのにな…まぁでも、僕が考えた作戦だしね』


    エレン「…」
  45. 45 : : 2016/10/19(水) 18:42:48
    ーということで、イエーガー家ー


    ガチャッ


    クリスタ「…お、お邪魔します」


    エレン「かしこまらないでいいよ、どうせ俺しか居ないんだし…」パチッ


    クリスタ「そう…だよね」スタスタ


    エレン「んーと…あれ?クリスタってまだ夕飯食べてない?」スタスタ


    クリスタ「!…そういえば食べてない」


    エレン「だよな…どうしよ、何かあったかな」ガサゴソ


    クリスタ「いっ、良いよ!ご飯まで用意してもらうのは流石にっ…」ワタワタ


    エレン「遠慮すんなよ。腹減ってるだろ?」ガサガサッ


    クリスタ「そんなこと無いし…」グウゥ


    クリスタ「…」


    エレン「やっぱり減ってるじゃねぇか。何か作るから、待っててくれ」ゴソッ


    クリスタ「…ごめん、ありがとう」
  46. 46 : : 2016/10/19(水) 18:47:34
    ーキッチンー


    エレン「材料はそれなりにあった…こういう日は、大体カップラーメンとかで済ませちゃうから、食材残ってるか心配だったけど…」


    アルミン『何作るの?』


    エレン「そうだな…あ、アルミンはクリスタの好物知ってるか?この材料で作れるやつなら、作りたいんだが…」


    アルミン『知らないよ。知ってるわけ無いだろ』


    エレン「…そうか?いやぁ、何でも完璧なアルミン様だからこのくらいは知ってるかと…」


    アルミン『オムライスだった気がする。ライナーが言ってた』


    エレン「知ってるじゃんかー」


    アルミン『思い出したんだよ、良いから作れ』


    エレン「はいはい…オムライスなら、俺でも出来るからな。よかったよかった」ゴソゴソ
  47. 47 : : 2016/10/19(水) 18:52:58
    ー調理中ー


    エレン「っあああ!卵の殻が混ざッ!?」


    アルミン『下手糞www』



    トゥル ルッルッル♪ トゥル ルッルッル♪ トゥル ルッルッルッルッ ルルルルル♪



    クリスタ(エレンの手料理ってどんなんだろ…というか、やっぱり悪いよね。お金…明日、食事の分だけでもいくらか持ってこようかな…)

  48. 48 : : 2016/10/19(水) 19:04:37
    エレン「…何とかセーフなモノが出来た…かな」フーッ


    アルミン『ギリギリアウトだろ?』ナニイッテンダヨ


    エレン「セーフだっつうの…クリスタ」


    クリスタ「あ、エレン。出来たんだ…?」ハッ


    クリスタ「って!オ、オムライス?しかも私の好きなデミグラスソースの…!」


    エレン(…え、デミグラス好きなの?適当に余ってたの使っただけなんだが…)グウゼンカ?


    クリスタ「すごいおいしそう…冷めないうちに早く食べよう!」ガタッ


    エレン「お、おう」ガタッ


    クリスタ「ん…」パクリ


    エレン「どうだ?」


    クリスタ「…美味しい。エレンって料理上手かったんだね…知らなかったよ!」ニコッ


    エレン(いや、スマホとアルミンに頼ってばっかだったんだが…)


    エレン「俺も食べるか」パクッ


    エレン(確かに美味ぇな、これ。クリスタのお世辞じゃなさそうだ)


    クリスタ「ふふっ…」ニヤッ


    エレン「…どうかしたか?」


    クリスタ「ううん。いやね、夕食をこんな風に食べるが久しぶりで…いつも一人で食べてるからさ」


    エレン「そうなのか…」


    クリスタ「ごめんね。こんな風にお邪魔しちゃって」


    エレン「全然大丈夫だぞ。あ、そうだ」


    クリスタ「?」


    エレン「冷蔵庫にプリンあるんだが、食うか?」


    クリスタ「良いの?」


    エレン「おう」


    クリスタ「じゃあ、コレ食べたらプリン…頂くね」


    エレン「あぁ、分かった」
  49. 49 : : 2016/10/19(水) 19:20:11
    クリスタ「ふぅ…オムライスもプリンも、凄い美味しかった」


    エレン「そうか。ありがとな」


    クリスタ「この後って…?」チラッ


    エレン「どうする?ゲームでもするか?」


    クリスタ「いや、ゲームはさっきしてきたし…ねぇ、お風呂借りてもいいかな…?汗かいたし…」


    エレン「別に良いぞ」


    クリスタ「じゃあ借りまーす…」スクッ


    スタスタスタ


    エレン「…」ボー


    アルミン『エレン、何をボケッとしてるんだ』イラッ


    エレン「え…?」


    アルミン『バァカ。お前、クリスタに裸で過ごして貰うつもりか?服用意しろよ』


    エレン「あ…でも、うちにクリスタが着れるサイズの服なんてあったか?母さんのを勝手に借りるわけにも…」


    アルミン『ふーん…それではエレンくん、今君が座っているソファーの…右側の肘掛を外してみてください』


    エレン「肘掛…?」カパッ


    エレン「え、何でこんなところに収納が…ってか女物のパジャマ入ってるんだがこれって…」


    アルミン『うん、僕が用意したクリスタの服。サイズも多分合ってるはず…理由は適当に、<前にミカサが泊まりに着てたときの服>とか言えばいいよ』


    エレン「そうか。こんなのまでありがとな…あのさ、アルミン。聞きたいんだが、どうしてこんなところに収納があるんだ?」


    アルミン『ん?あ、そこはグリシャおじさんのエロ本の隠し場所だよ』


    エレン「父さんの…!?」


    アルミン『そう、君の父親の』


    エレン(何してんだよ父さん…)


    アルミン『そういうのはいいから…ほら、さっさと脱衣所にそれ置いてこいよ』


    エレン「おう」スクッ
  50. 50 : : 2016/11/16(水) 18:58:27
    放置かな?
  51. 51 : : 2021/08/14(土) 18:47:20
    続きお願いします!
  52. 52 : : 2021/08/14(土) 18:47:30
    期待です!

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