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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品はオリジナルキャラクターを含みます。

殺人ピエロvs104期生

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  1. 1 : : 2016/08/18(木) 00:24:51
    こんばんは。
    SS初投稿です。初投稿なので至らない点など多々あると思いますがどうぞよろしくお願いします。世界観がめちゃくちゃなのはどうか許してください(^^;;
  2. 2 : : 2016/08/18(木) 00:50:50
    アルミン「エレン!起きて!」ユサユサ

    エレン「うーん…もう朝か…」ムクッ

    エレン「おはようアルミン…」

    アルミン「大変なんだエレン!」

    エレン「おいおい…朝っぱらからうるせえぞアルミン…」

    アルミン「ちゃんと聞いてくれエレン!僕たちは今、知らない部屋に閉じ込められてるんだ!」

    エレン「は?何寝ぼけてんだアルミン…顔洗ってこいよ」

    アルミン「エレン…隣を見てくれ」

    ベルトルト「」スヤスヤ

    エレン「うわっ!なんでベルトルトが隣で寝てんだ⁈意味がわからねえ…」

    ジャン「おいうるせえぞエレン、アルミン…朝から何騒いでんだよ…」

    アルミン「ジャン…起きたのかい?大変なんだ…僕たちは知らない部屋に閉じ込められてるんだよ!」

    ライナー「」スヤスヤ

    ジャン「は?何意味わかんねえこと言ってるんだ…っておい!何で俺の隣でライナーが寝てるんだ…気持ち悪いな…おい起きろライナー」ユサユサ

    ライナー「何だ…眠い…」

    アルミン「ほら…ちゃんとこの部屋を見渡してくれ。いつも僕らが寝てる訓練兵の寮とは全然違うだろ?」

    ジャン「確かに…ベットが3つしかなくてエレンの隣でベルトルトが寝てて俺の隣でライナーが寝てやがる…。そして何より部屋が狭い」


    エレン達がいる部屋は狭くベットが3つ、小さな机が一つだけ置いてあった。


    エレン「アルミン…どういう事なんだ?これは」

    アルミン「朝起きたら知らない部屋で寝ていたという事以外は…全くわからない…」

    ベルトルト「おはようみんな…どうしたんだい?」

    アルミン「ベルトルト…おはよう。僕たちは今知らない部屋に閉じ込められてるんだ…」

    ベルトルト「…え?」

    ジャン「あ、あそこの机に紙が置いてあるぞ」




    『おはようございます。あなた達には今日から5日間150名のピエロ達とサバイバルをしていただきます。5日間生き延びる事ができた方には褒美を与えましょう。ピエロはありとあらゆる方法であなた達を殺しにかかります。あなた達も頑張って生き延びてくださいね。食料や武器などは館の中に色々置いているので積極的に拾った方が生存率は高くなるかと思います。では健闘を祈ります』

    エレン「何だよこれ…ふざけてんのか」

    ライナー「おう…お前らおはよう」

    ジャン「ライナーこの紙を読んでみろ」

    ライナーはジャンから渡された紙を手に取り読み始めた。
    そして絶句した。



    ライナー「何だこれは…どういう事なんだ…」

    ベルトルト「つまり僕たちは5日間ピエロとサバイバル…殺し合いをするっていう事…なのか?」

    コンコン

    突如ノック音がしてエレン、ライナー、ベルトルト、アルミン、ジャンの5人は背筋を凍らせた

    エレン「お、おい…早速ピエロが俺たちを殺しに来たんじゃねえのか⁈」

    アルミン「う、嘘だろ?そんな…まだあまり状況も理解できてないのに…」

    ライナー「俺が開ける。お前らは俺の後ろにいろ」

    ベルトルト「ラ、ライナー…開けたらダメだ!」

    ガチャ

    ベルトルトの制止を振り切りライナーは扉を開けた

    ライナー「ミ…ミカサ⁈」

    ミカサ「ライナー…」

    ライナー「何でお前らまでこの館に…」

    ミカサ「わからない…朝起きたらあなた達の左隣の部屋いた…アニ、ユミル、サシャ、クリスタも今、左隣の部屋にいる」

    ライナー「そうか。この部屋には俺とエレン、ベルトルト、ジャン、アルミンがいる」

    ミカサ「エレン…!アルミン…!怪我はない?」

    エレン「ああ。大丈夫だ」

    アルミン「僕も大丈夫だよミカサ。しかしなぜこんな事になったのか…全く理解できない…ミカサの部屋には机が置いてあったかい?」

    ミカサ「ええ…机の上に紙が置いてあって、今日から5日間ピエロ達が私たちを殺しに来るという趣旨の内容が書いてあった」

    アルミン「そうか…僕たちと同じだ」

    ライナー「ん?そういえばミカサ。さっき朝起きたら俺たちの左隣の部屋にいたって言ったよな?」

    ミカサ「ええ」

    ライナー「俺達の右隣の部屋もあるのか?」

    ミカサ「ある。そこにも誰かいるかもしれない」

    ライナーは廊下に出て右隣の部屋をノックした

    コンコン

    ヒッ
    ピエロカ⁈

    中から悲鳴に似た声が聞こえた。

    ライナー「ライナーだ。開けてくれ」

    ガチャ

    ???「ライナー…?」

    扉が半分開き金髪の少年が顔を出した。

    ライナー「トーマスか。大丈夫か?」

    トーマス「ライナー…一体これはどういう事なんだ?」

    ライナー「俺たちもあまり理解できていない。お前の部屋には誰がいるんだ?」

    トーマス「ミーナとダズとフランツとハンナとコニーと俺だ」








  3. 3 : : 2016/08/18(木) 09:26:38
    ライナー「6人か。俺の部屋にはエレン、ベルトルト、ジャン、アルミンがいた。そしてミカサの部屋にはアニ、ユミル、クリスタ、サシャがいるらしい」

    トーマス「そうなのか…これからどうする?」

    ライナー「とりあえず全員を集めて作戦会議だ…何としてでも5日間誰一人とピエロに殺されないようにするんだ」

    ミカサ「とりあえず私も部屋のメンバー全員を呼んでくる」

    ライナー「ああ頼む」


    〜3分後〜
    ライナーが前に立ち残りの15人は狭い廊下に整列した。

    ライナー「今回は全くわけのわからんサバイバルとやらに参加させられて不運だなお互い」

    ユミル「本当そうだぜライナーさんよ…ちゃんと5日間体を張って私たちを守ってくれよな」

    ライナー「まぁ守ってやりたいところだが俺一人の力じゃお前ら全員を守れるとも言い切れん。だから、全員が協力して何としてでも5日間凌ぎ切るぞ。誰一人と死ぬんじゃないぞ」

    エレン「ああ。こんな状況訓練の一環だと思えばどうって事ねえよ」

    ライナー「さっきと違ってえらく強気だなエレン」

    エレン「まあな…こんな所で死んでたまるか」

    ライナー「心強いな。さて、作戦だが何か提案はあるか?」

    アルミン「まずは館の中を徹底的に調べよう。あの紙には館の中に武器や食料が置いてあるって書いてたからね。そしてもし脱出できそうなら脱出しよう。僕もこんな所で死にたくないしね…」

    ライナー「そうだな。館の中を調べるか。どうする?全員でまとまって調べるか?」

    アルミン「いや…4人ずつのグループに分けよう。16人でゾロゾロと館の中を調べてて途中でピエロに囲まれたりした場合皆殺しにされるリスクもある。何しろ相手は色んな方法で僕たちを殺しに来るみたいだからね…。」

    コニー「でもよーピエロって本当にこの館の中にいるのか?さっきから全くそんな気配がしないぜ?」

    ユミル「馬鹿は黙ってろよ」

    コニー「何だよブス」

    クリスタ「やめなよ2人とも…」

    ライナー「じゃあアルミンの言った通り4人1組のグループを作るが異論はないか?」

    全員「」コクッ

    アルミン「えっと…僕がグループのメンバーを考えたんだけど言っていいかな?」

    ライナー「ああ」

    アルミン「じゃあまずは1つ目のグループなんだけど、ミカサ、ユミル、ダズ、ミーナの4人だ」

    ユミル「は⁈クリスタと一緒じゃねーのかよ!」

    アルミン「うん…ごめん。でも少しでも生存率を上げる上でこのメンバーにしたんだ。もしピエロの襲撃にあった場合あまり格闘が得意じゃないダズとミーナをミカサとユミルがカバーしてほしいんだ」

    ユミル「ダズとクリスタを入れ替えるのはダメなのか?」

    アルミン「…わがままを言わないでくれ…少し厳しい事を言うかもしれないけど、クリスタと君を一緒にしたら君はクリスタだけを守ろうとして他のメンバーとの連携が取れない恐れがある」

    ユミル「は⁈でも…」

    クリスタ「ユミル…私ユミルがいなくても絶対に生き延びるから…アルミンはできるだけ全員が生き延びれるようにグループのメンバーを考えてくれてるんだから従おうよ」

    ユミル「……わかったよ…」
  4. 4 : : 2016/08/18(木) 12:43:31
    アルミン「ありがとう」

    アルミン「じゃあ2つ目のグループのメンバーはライナー、フランツ、サシャ、トーマスの4人だ」

    ベルトルト「バランスの取れたグループだね」

    アルミン「うん。ライナーはもちろん頼りになるし、サシャ、トーマス、フランツも対人格闘の成績はいい方だしね」

    フランツ「ライナー、サシャ、トーマスよろしく」

    ライナー「ああ頼りにしてるぜ」

    サシャ「絶対に生き延びましょう!」

    トーマス「フランツ。よろしくな」

    アルミン「3つ目のグループはジャン、コニー、ベルトルト、ハンナの4人だ」

    フランツ「ジャン、ベルトルト、コニー…ハンナを頼んだよ本当に」

    ジャン「ああ…」

    ハンナ「…フランツ…」

    フランツ「大丈夫だよ。ジャンもベルトルトもコニーも強い。絶対に守ってくれるはずだ」

    コニー「よろしくなジャン、ベルトルト、ハンナ」

    ベルトルト「ああ…よろしく…」

    ハンナ「よろしくね…」

    ジャン「足を引張んじゃねえぞコニー」

    コニー「お前こそ足引っ張んなよ」

    アルミン「じゃあ4つ目のグループだけど、エレン、アニ、クリスタ、そして僕だ」

    エレン「アルミン。頼りにしてるぜ」

    クリスタ「よろしくねエレン、アルミン、アニ」

    アニ「ああ…よろしく」

    ベルトルト(しかしさすがだなアルミン…ちゃんと指揮官タイプの人をそれぞれのグループに組み込んでる…。ミカサのグループはユミル、ライナーのグループはライナー、そして僕のグループにはジャン、エレンのグループにはアルミン……いや…ユミルは指揮官タイプなのか?欲を言えばマルコがいればもっとバランスが良かったはずなんだけど…)

    ユミル「ここの館のマップとかはあるのか?」

    アルミン「いや…今の所はないんだ…」

    ユミル「そうか…とりあえずさっき言ったグループで手分けして何か手かがりを探すとするか」

    アルミン「そうだね。あわよくばこの館から脱出できたら最高なんだけど…」

    ユミル「そうだな」

    アルミン「みんな!さっき言ったグループに分かれてこの館の中を探索しよう!くれぐれもピエロからの襲撃に気をつけるんだ」

    全員「了解!」

    アルミン「ユミルのグループは北の方面、ライナーのグループは西の方面、ジャンのグループは東の方面を探索してくれ!僕のグループは南の方面を探索する。壁に掛かってる時計の通りだと今の時間は朝の8時だから昼の12時頃に一旦この寝室前に戻ってきてくれ!」

    4つのグループはそれぞれアルミンに言われた通りの方面に向かった

    〜北方面〜
    ユミルグループ

    ユミル「ん?階段があるぞ。上に上がるか?それとも下に降りるか?」

    ミカサ「下に降りよう」

    ミーナ「私も下に降りた方がいいと思う」

    ダズ「…」

    ユミル「じゃあ下に降りるか」

    ユミルたちが下へ進んで行くと階段の踊り場に”何か”が立っていた

    ユミル「止まれ…何かがいる…」

    ???「ヒヒッニャンニャンニャン…」

    その”何か”は笑い声のようなものをあげユミルたちの方を振り向いた

    ユミル「ピエロだ!逃げろ!」

    四人はすぐさま階段を駆け上がっていく

    ピエロ「ニャンニャンニャンニャン」

    ピエロは金槌のようなものを持ちユミルたちに襲いかかってきた。
    その時ダズが階段を踏み外した

    ダズ「ひっ!来るな!」ズルッ

    ダズ「うわっ…!」ゴロゴロ

    ダズは階段の踊り場に転落した

    ピエロ「ニャハハハハハハ」

    すかさずピエロがダズに襲いかかる

    ダズ「やめてくれ!頼む!」

    ユミル「ダズ!」

    ピエロはダズに馬乗りになり何度も金槌のようなものを打ち付けた

    ガツンガツンガツン

    鈍い音が階段の踊り場に響き渡る

    ユミル「この野郎!」ドカッ

    ユミルがダズに馬乗りになっているピエロの顔面に蹴りを食らわせた
  5. 5 : : 2016/08/18(木) 23:59:59
    ピエロ「ウキャー」ドサッ

    ピエロは仰向けに倒れこんだ。

    ユミル「こいつ!死ねっ!死ね!」ガスッガスッガスッ

    ユミルは仰向けに倒れているピエロの顔面を何度も踏みつけた

    30回ほど踏みつけただろうか。ピエロは動かなくなった

    ユミル「ダズ!大丈夫か⁈」

    ダズ「」

    ユミルが声をかけるが全く反応がない。

    ダズの顔はひどい有様だった。鼻はへしゃげ、前歯は全て折れて目も陥没していて全く見えない状態だった。

    ミカサ「ユミル…ダズは…?」

    ユミル「ダメだ…反応がない…」

    ミーナ「嘘…」

    コツコツコツ

    3人が呆然としていると足音のような音が聞こえてきた

    ミカサ「誰か来た」

    ユミル「またピエロか?」

    ピエロ「キャハハハハハハハハハ」

    ユミルの予想通りピエロがノコギリを持ち階段を降りてきた

    ミカサ「ユミル、ミーナ下がってて。私が殺る」

    ピエロ「キャハハハハハハハハハキャハハハハハハハハハキャハハハハハハハハハ」ブンッ

    ピエロは笑いながらミカサにノコギリを振り下ろした

    ミカサ「…」サッ

    ガッ ググッ

    ミカサはピエロの攻撃を避け素早く後ろに回り込んで首を絞めた

    ピエロ「ギギギギギギギ…」

    ミカサ「…」グググッ

    ピエロが苦しみのあまり呻き声のようなものを上げるがミカサは容赦なくピエロの首を絞め続けた

    ピエロ「ギギギギギギギ…ゲボッ」ドサッ

    ピエロは泡を吹きながら地面に崩れ落ちた

    ユミル「殺ったのか?」

    ミカサ「ええ…多分死んだはず」
  6. 6 : : 2016/08/19(金) 09:31:20
    ユミル「そうか…この調子だと私たちも5日間生き延びるのは難しいかもしれないな」

    ミーナ「ダズは死んだの…?」

    ユミル「いや…まだ脈はあるが意識がない状態だ。どのみち死ぬだろう…」

    ミカサ「残念だけどダズはここに置いていくしかない」

    ミーナ「こんな簡単に人の命を奪うなんて…」

    ユミル「ライナー達は大丈夫なのか」

    〜西方面〜
    ライナーグループ

    寝室から少し西方向に進むとすぐ隣に読書室と書かれた部屋があった

    ライナー「何だここは?読書室?」

    サシャ「本がいっぱいありますね」

    トーマス「難しい本ばっかり置いてるな」

    フランツ「そうだね」

    ライナー「何か武器になりそうなものはないのか?」

    サシャ「あっ、あそこに掃除道具が収納してあるロッカーがありますよ!」

    サシャが指差す方向には長方形の掃除道具収納ロッカーがあった

    トーマス「あそこにモップとかが入ってるかもしれない。モップでも一応武器になるはずだ」

    ライナー「待て」

    トーマスが掃除道具収納ロッカーを開けようとした瞬間ライナーがそれを制止した

    トーマス「どうした?ライナー」

    ライナー「俺が開ける」

    トーマス「え?どうしたんだ?」

    ライナー「お前ら下がってろ」

    ガチャ

    ピエロ「ケハハハハハハハ」

    ライナー「やっぱりな」

    ライナーが掃除道具収納ロッカーを開けるとチェーンソーを持ち満面の笑みを浮かべたピエロが入っていた

    サシャ「ひっ!」

    ブィーン

    ピエロ「ニャハハハハハハハハハー」ブンッ

    ピエロはチェーンソーを起動してライナーに襲いかかった

    ザッ

    ライナー「くっ!危ねえ!」

    ライナーは避けるもチェーンソーの刃はライナーの頬を掠めた

    ライナー「クソ…」ツー

    ライナーの頬から血が滴り落ちた

    ピエロ「ブヒャヒャヒャヒャヒャヒャ」ゴオッ

    ピエロは容赦なくライナーにチェーンソーを降り下ろす

    フランツ「ライナー!しゃがんでくれ」ブンッ

    ライナー「!ああっ!」サッ

    ライナーがしゃがみこむとその上を椅子が通過していった

    ドガッ

    ピエロ「ギャアッ」ドサッ

    椅子はピエロの体を直撃し、ピエロは倒れ込んだ

    ライナー「よくやったフランツ!」ダッ

    ライナー「これは貰うぜ」バッ

    ライナーはすかさず倒れ込んだピエロに駆け寄りチェーンソーを奪い取った

    ライナー「すまんが…死んでくれ…」ズガガガガガガガガガ

    ライナーは倒れているピエロの首にチェーンソーを振り下ろした
  7. 7 : : 2016/08/20(土) 00:11:49
    ピエロ「」ゴロッ

    チェーンソーによってピエロの首と胴体が切り離され無惨にピエロの首が転がる

    トーマス「おえっ…」

    フランツ「大丈夫か?トーマス」

    トーマス「ああ…」

    サシャ「その武器使えるんじゃないですか?」

    ライナー「ああ。これはかなり役立ちそうだ」

    ライナーはチェーンソーを手に入れた。


    〜東方面〜
    ジャングループ

    寝室から東方面に進むと絵画が展示されている通路に出た

    ジャン「何だ?絵がいっぱい展示されてるぞ」

    ベルトルト「本当だ。動物の絵が多いね」

    ベルトルトの言う通り豚や牛、イノシシなどの動物の絵がたくさん展示されていた

    ハンナ「綺麗に描けてるね」

    カツカツカツ

    ベルトルト「静かに!足音が聞こえる…」

    ジャン「来たぞ…ピエロだ」

    前方からピエロが3体がこちらに向かって来ていた
    1体のピエロは巨大なハンマー。1体のピエロは巨大な斧。1体のピエロは鉄パイプのようなものを持っていた

    ピエロ×3「ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」

    ジャン「3体か…盛大なお出迎えだな」

    ハンナ「いや……怖い…」

    コニー「やべえよ…全員武器持ってるぜ?俺たちは丸腰だってのに…」

    ベルトルト「このまま逃げても逃げ切れる保証はないからね…やるしかないか…」

    ジャン「ハンナ。正直俺たちがお前を守ってやれる保証はない…相手はあんなにデケェ武器持ってるしな…お前も戦えるか?」

    ハンナ「無理だよ…あんなの…無理無理」

    ジャン「じゃあ先に逃げてろ!俺たちもここで死ぬかもしれねえが…生きてたらすぐに追いつくからよ」

    ハンナ「わかった!」ダッ

    ピエロ×3「ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」

    コニー「来るぞ!」

    巨大なハンマーを持ったピエロがコニーに襲いかかる

    ハンマーピエロ「ウッヒャー」ド ゴ オッ

    コニーは回避するが後ろの壁が粉砕された

    コニー「やべえ…あんなので殴られたらマジで死んじまう…」

    鉄パイプピエロ「ケラケラケラケラケラケラ」

    斧ピエロ「ヒャヒャヒャヒャヒャヒャ」

    鉄パイプを持ったピエロと巨大な斧を持ったピエロが同時にジャンに襲いかかった

    ゴツッ

    ジャン「ぐあっ…!」

    斧の方は回避したものの鉄パイプがジャンの頬を直撃した

    ベルトルト「ジャン!」

    ジャン「クソッ…」

    ベルトルト「君たち…!よくも!」ゴオッ

    メキッ

    鉄パイプピエロ「キエッ」ズザッ

    ベルトルトの上段蹴りが鉄パイプピエロの顔面を捉え、鉄パイプピエロはよろめきながら倒れた

    ベルトルト「それを貸すんだ!」バッ

    ベルトルトは倒れたピエロに馬乗りになり鉄パイプを奪おうと試みる

    ベルトルト「貸すんだっ!」ググッ

    ググッ
    ググッ
    ググッ

    ピエロの抵抗は激しくなかなか鉄パイプを奪えない

    ジャン「ベルトルト!後ろだ!避けろ!」

    ジャンの叫び声を聞きベルトルトが後ろを振り返ると巨大な斧を持ったピエロが斧を振りかざしていた

    ズ チャ ッ

    周囲に肉が裂けるような音が響き渡り血飛沫が吹き上がった


  8. 8 : : 2016/08/20(土) 07:24:41
    鉄パイプピエロ「ギギッ…」ドボドボ

    巨大な斧はベルトルトではなく地面に倒れている鉄パイプピエロに振り下ろされていた。
    鉄パイプピエロからは大量の血が溢れ出ていた。
    ベルトルトは斧が振り下ろされる寸前で横に転がり回避していたのだ。

    ベルトルト「危なかった…」

    斧ピエロ「アワアワ」

    ジャン「…」ダッ

    ガッ

    斧ピエロ「エアッ」

    斧ピエロが再びベルトルトに襲いかかろうとした瞬間ジャンが斧ピエロを背後から羽交い締めにした

    ジャン「今だ!それでこいつを何回も殴れ!」

    ベルトルト「ああ!」

    ベルトルトは下に転がっていた鉄パイプで斧を持ったピエロの頭部を何度も激しく殴りつけた

    ガツッ
    ガツッ
    ガツッ
    ガツッ
    ガツッ

    斧ピエロ「キエッキエッキエッキエッキエッ」ガクッ

    斧ピエロは崩れ落ちた。

    ジャン「よし…殺ったか…次はコニーの援護だ!」

    ベルトルト「ああっ!」

    ドゴォッ

    メリメリッ

    コニー「相手の攻撃が遅いから何とか避けれてるけどよっ!」

    ドガアッ

    コニー「早く助けてくれっ!ジャン!ベルトルト!」

    ジャン「ああ!今助けてやる!」


    ジャン「おらっ!気持ち悪いツラしやがってこっちだクソピエロ!」

    ハンマーピエロ「ニャハハハハハハハハハ!」ゴオッッ

    ハンマーピエロはコニーへの攻撃をやめジャンへハンマーを振り下ろした

    バキバキバキ

    しかし攻撃は当たらず壁を粉砕した

    ベルトルト「このっ!」ビュン

    ガツン

    ベルトルトはハンマーピエロの後頭部に鉄パイプを一閃した

    ハンマーピエロ「ヒャハハハハハ」クルッ

    ハンマーピエロは何事もなかったかのように笑いながらベルトルトの方へ振り向きハンマーを振り上げた

    ベルトルト「くっ…倒れないか…」

    ハンマーピエロ「キエエエエエエエエエエエエエエエ」ドオッ

    ドゴォッ

    ベルトルト「危ないっ…」

    ハンマーピエロ「ゲラゲラゲr」ズ チャッ

    ブシュー

    ハンマーピエロがベルトルトへの攻撃を続けようとした瞬間、鈍い音が響きピエロの後頭部が真っ二つに割れ血が噴水のように吹き出た

    ベルトルト「ジャン!」

    ジャン「この斧…めちゃくちゃ重いぞ…」

    ジャンは斧ピエロから奪った斧でハンマーピエロの頭を叩き割ったのだった

    ハンマーピエロ「」ブシュー

    ズシャッ

    ハンマーピエロは大量の鮮血を噴き出しながら地面に仰向けになって倒れた。即死だったようだ

  9. 9 : : 2016/08/20(土) 10:43:44
    コニー「おい…マジかよ…全員倒しちまったぜ?」

    ジャン「ああ…まさかあの状況から3人とも生き延びれるとは…運がいいというか…」

    ベルトルト「そうだね…本当にそう思うよ」

    ジャン「この武器はどうする?持ってくか?」

    コニー「ああ。俺はその鉄の棒がいいな」

    コニーはベルトルトが持っている鉄パイプを指差した

    ベルトルト「そうだね。これなら軽いからコニーも持てそうだね」

    ベルトルト「はい」

    ベルトルトはコニーに鉄パイプを渡した

    ジャン「俺はこの斧を持って行きたいが…かなり重い…20kgくらいありそうだ」

    ベルトルト「20kgか…僕なら何とか持てそうだよ」

    ジャン「じゃあお前が持っててくれ」

    ベルトルト「わかった」

    ジャン「このハンマーは…とてもじゃねえけど持てねえな…仕方ねえ俺は丸腰で行くからもし、またピエロと遭遇したら武器を持ってるお前らがちゃんとカバーしてくれよ」

    ベルトルト「了解」

    コニー「任せろ」

    キャアアアアアー!!

    その時ジャンたちの後方から悲鳴があがった

    ジャン「何だ⁈」

    ベルトルト「この悲鳴…まさか…」

    コニー「ハンナか⁈」

    ジャン「まずい…‼︎行くぞ!」ダッ

    ジャンたちはすぐさま悲鳴が聞こえた方向へ向かった

    〜南方面〜
    アルミングループ

    アルミンたちは寝室から南方面に進んだ。少し進むと扉があった

    アルミン「扉だ…開けてみよう」

    ガチッ

    アルミン「あれ…開かないや」

    エレン「鍵が掛かってるみたいだな」

    アルミン「うん…ここの鍵もこの館の中にあるかもしれないね」

    エレン「ああ」

    アルミン「ここの部屋は開かないからもっと進もう」

    クリスタ「うん」

    アニ「…」

    エレン「しかし何で俺たちがこんな目に遭わなきゃいけないんだよ…」

    クリスタ「そうだね…あの紙に書かれてる限りだと5日間ピエロからの襲撃に耐えれたら大丈夫みたいな事は書いてあったからとりあえずは5日間みんなピエロに殺されないように協力し合わないとね」

    エレン「そうだな。まぁ俺たちのグループにはアニがいるから大丈夫だ。アニが全員なぎ倒してくれるだろ」

    アニ「…私もか弱い乙女なんだ。あんたにしっかり守ってもらわないと」

    エレン「は?何言ってんだ。お前の方が強いんだから頼りにしてるぞ」

    ドカッ!

    アニの鋭い蹴りがエレンの尻に直撃した

    エレン「痛っ!何すんだよ…」

    クリスタ「もう…エレンは本当にわかってないね」

    アルミン「あはは…」

    いつもと変わらないようなやり取りをしながら進んでいた4人だったが、その刹那

    ドスッ

    アルミン「うぐっ!」

    エレン「アルミン⁈」

    アルミンの右肘付近には矢が突き刺さっていた

    アルミン「くっ…ピエロだ…!」

    ピエロ「ニャンニャンニャン」

    前方から弓矢を持ったピエロが不気味な笑い声をあげながら近づいてきた

    エレン「あいつがピエロ…」

    アルミン「飛び道具を使ってくるなんて…くっ…!」

    クリスタ「アルミン!大丈夫⁈」

    ピエロ「ウヒャヒャヒャヒャ」ググッ

    ピエロは再び矢を放とうと準備をする

    アニ「…」ダッ

    エレン「アニ!」ダッ

    その瞬間アニがピエロに向かっていき、エレンもアニの後を追う

    ピエロ「ニャニャッ」バッ

    アニ「…」サッ

    ピエロは慌ててアニに矢を放つが見事に外れた

    アニ「フッ!」シュン

    アニは鋭いローキックをピエロの膝に食らわせる

    ゴキッ

    ピエロ「ギャァァァ」ドサッ

    何かが砕けるような音が響きピエロは地面に崩れた

    アニ「…」バッ

    アニは素早くピエロから弓を奪い取り

    エレン「よこせ!」バッ

    エレンはピエロから矢を奪い取った

    エレン「死ね!」ドスッ

    エレンは奪った矢をすぐさまピエロの喉元に思いっきり突き刺した

    ピエロ「ゲホッ」ガクッ

    すぐにピエロは息絶えた
  10. 10 : : 2016/08/20(土) 14:08:22
    エレン「やったなアニ」

    アニ「ああ…あんたも良くやったよ」

    アルミン「さすがだね2人とも…」ポタッポタッ

    アルミンの右肘からは血が滴り落ちていた

    エレン「アルミン大丈夫か?」

    アルミン「矢が深くまで突き刺さっていたからちょっと腕が動かしにくいね…」

    クリスタ「血が止まらないね…包帯でもあったらいいんだけど…」

    エレン「ほら俺の上着を貸すよ。これで縛っとけよ」

    エレンは自分の黒い上着をアルミンに渡した

    アルミン「ありがとうエレン」

    エレン「気にすんな」

    アルミン「今回は怪我で済んで良かったけど…こんな調子で5日間もピエロに襲われ続けたら…死ぬかもしれない…」

    クリスタ「そうだね…みんなは大丈夫かな…」

    〜北方面〜
    ユミルグループ

    ユミル「ダズは殺されちまったが……とりあえず階段を降りるぞ」

    ミーナ「うん…ダズごめんね…」

    ミカサ「この金槌は使えるかもしれないから持って行こう」

    ユミル「そうだな。ミカサが持っててくれ」

    ミカサ「わかった」

    ユミルたちが階段を降りて行くと木の扉で閉ざされた部屋があった

    ユミル「何だこの部屋は?」

    ミカサ「木製の扉なら蹴破れるかもしれない」

    ユミル「3人同時に思いっきり蹴ってみるか」

    ミーナ「うん」

    ミカサ「そうしよう」

    ガンッ! ガンッ! ガンッ!

    バキッ メリメリッ

    3人同時の蹴りを3回ほど繰り出すと木の扉は音を立てて壊れた

    ユミル「よし、入ってみるか」

    3人は屈みながら部屋に入った

    ミーナ「暗いね。何にも見えないよ」

    ミカサ「ここにマッチがある」

    ユミル「おっ火をつけてくれ」

    ミカサ「うん」シャッ ボオオッ

    ユミル「狭いな。物置と言ったところか」

    ミーナ「あ、ここに懐中電灯があるよ!」

    ミーナが地面から懐中電灯を拾い上げた

    ユミル「どうだ?使えるか?」

    ミーナ「うん」ピカー

    ミカサ「明るい」

    ユミル「これは今後もかなり役立ちそうだな」

    ミーナ「うん!これで物置の中から使えそうなものを探そうよ」

    ユミル「そうだな」

    ミカサ「こんなところに包帯がある」

    ユミル「こっちには乾パンがあるぞ」

    ミーナ「ここには水がある!」

    ユミル「おっ…ここには麻袋があるぞ。使えそうな物は全部ここに入れてけ」

    3人は次々と使えそうな物を麻袋に詰め込んでいった

    〜ライナーグループ〜

    読書室の出口から外に出るとすぐ近くに階段があった。
    階段からは微かに血のような匂いがした

    ライナー「血の匂いがするな…」

    フランツ「降りてみよう」

    ライナー「ん?何だあれは?」

    ライナーは階段の踊り場に転がっている3つの人のようなものに気づいた

    ライナー「ピエロが2体と…」

    サシャ「あれ⁈ダズじゃないですか⁈」

    ライナー「ダズ!大丈夫か⁈」ユサユサ

    ライナーはダズを揺さぶるが全く反応がない

    ライナー「死んでるぞ…」

    トーマス「嘘だろ?」

    サシャ「ダズは確かユミルたちのグループでしたよね?ユミルたちは大丈夫なんでしょうか…?」

    ライナー「ピエロが2体死んでるってことは何とか切り抜けたってことじゃないのか?ミカサかユミルが2体のピエロを倒したんだろうな…しかし早くも犠牲者が出ちまうとは…」
  11. 11 : : 2016/08/20(土) 18:36:23
    コメできるようになってる!?ずっと見てました!期待です!
  12. 12 : : 2016/08/20(土) 19:33:16
    面白いです!期待してます
  13. 13 : : 2016/08/20(土) 21:16:37
    >>11 ありがとうございます!
    読んでる方の感想も知りたくてコメント可能にしました!

    >>12 ありがとうございます!

  14. 14 : : 2016/08/20(土) 21:34:21
    〜ジャングループ〜

    ジャンたちが悲鳴の上がった方向に向かうとそこはまさに地獄だった

    ジャン「嘘だろ…おい…」

    ベルトルト「うっ…!何だこれは…!」

    コニー「うぷっ…」

    ピエロ「ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ」

    ブィーン

    ゾブブブブッ

    寝室の前の廊下ではチェーンソーを持ったピエロが倒れているハンナをめちゃくちゃに切り刻み、辺り一面に手足、指、耳や鼻などの体のパーツが散乱し血の海が広がっていた

    ピエロ「ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!」

    ゾブブブブッ

    ブチブチッ

    ピエロはハンナの腹を切り裂き腸を引きずり出した

    ピエロ「ペンニャーー」

    ザシュシュシュシュシュ

    ピエロは引きずり出した腸をチェーンソーで切りバラバラにし始めた

    コニー「おえええええ!」ビチャビチャ

    あまりにも凄惨な光景にコニーが耐え切れず嘔吐した

    ジャン「くっ…やるぞお前ら!」ダッ

    ベルトルト「ああっ!」ダッ

    コニー「はぁはぁ…」ダッ

    ジャンはベルトルトとコニーを鼓舞しピエロに向かっていた

    ピエロ「ンニャニャニャ」クルッ

    ピエロは腸を切り刻む手を止めジャンの方を向いた

    コニー「よくもハンナを殺しやがって!死ね!」ブオッ

    ピエロ「ムハハハハハハハ」ギャリリリリリ

    コニーが鉄パイプを振り降ろしたがピエロはチェーンソーで受け止めた

    グググググググ

    ベルトルト「死んでくれっ…!」ヒュオ

    ザシュッ


    ベルトルトがピエロの右足を斧で切り落とした

    ピエロ「イギャアッ」ガクッ

    片足だけになったピエロはバランスを崩し転倒した

    ベルトルト「…」ゴオッ

    ベルトルトは転倒したピエロの頭部に斧を振り下ろした


    グシャッ


    ピエロ「」ガクッ

    ピエロが息絶え辺りは静寂に包まれた

    ジャン「殺ったか…」

    ベルトルト「まさかハンナがこんな事になるなんて…」

    ベルトルトは”ハンナだったモノ”に目を向け絶句した

    コニー「…」

    ジャン「あの時ハンナを一緒に戦わせていれば…こんな事にならなかってのによ…クソ…俺のせいだ…」



  15. 15 : : 2016/08/21(日) 00:50:12
    ベルトルト「ジャンのせいじゃないよ…僕もあの状況だったらジャンと同じ選択をしていたと思う」

    コニー「そうだ…ジャンは悪くねえよ…」

    ジャン「ははっ…これじゃあフランツに何言われても文句言えねえな…」

    〜アルミングループ〜

    ピエロを倒したアルミンたちはピエロから弓矢を回収し探索を再開した

    しばらくまっすぐ進んで左に曲がると扉があった

    アルミン「開くかな」

    アニ「また鍵がかかってるんじゃないの?」

    ガチャ

    アルミン「あ、開いた。鍵はかかってなかったみたいだね」

    エレン「食堂か?」

    アルミンが扉を開けるとそこは食堂のようだった

    クリスタ「美味しそうなご飯が置いてある…」

    食堂のテーブルにはパンやスープ、果物などが並べられていた

    エレン「美味そうだな…起きてから何も食ってねえから腹減った…食ってもいいか?」

    アルミン「ダメだよ…サシャじゃないんだから…」

    アニ「…」

    アルミン「どうしたの?アニ?」

    アニ「あれ…何?」

    アルミン「え?」

    アニが指差した方向にはシーツのようなものに包まれた”何か”がテーブルのど真ん中に置いてあった

    エレン「豚の丸焼きじゃないのか?」

    アニ「豚にしては大きすぎない?」

    アルミン「何だろう…めくってみる?」

    アルミンがシーツのようなものに包まれた”何か”近づきエレンたちの方に向き直り問いかけた瞬間その”何か”が動いた

    アニ「…アルミン!後ろ!」

    いち早く気づいたアニがアルミンに大声で叫ぶ

    アルミン「え?」クルッ

    ピエロ「ギャハハハハハハハハハ」

    アルミンが振り返るとまな板と包丁を持ったピエロが満面の笑みでテーブルのど真ん中で仁王立ちをしていた

    アルミン「またピエロか!」ダッ

    アルミンはすぐにエレンたちの方向に駆け寄る

    エレン「アニ!やるぞ」

    アニ「わかってる」

    エレン「つーか包丁はわかるが何であいつまな板なんか持ってるんだ?」

    アニ「私たちを料理するつもりっていう事じゃないの…」

    エレン「なるほど」

    ピエロ「ギャハハハハハハハハハ」ドオッ

    ピエロはテーブルの上に置いていたスープなどを蹴飛ばしながらエレンたちの方に突進してきた

    エレン「もったいねえ!サシャが見たら絶対怒るぞ…」

    アニ「喋ってる暇があるなら集中しな!」

    ピエロ「ヒャッホウ」ブンッ

    ピエロはまずアニに包丁を振り下ろす

    アニ「そんな攻撃…全く当たんないよ!」シュッ

    ガッ

    アニが強烈な蹴りを繰り出したがまな板によってガードされた

    アニ「ちっ…」

    ピエロ「ニヒャッ」

    バシュッ

    ピエロが再び包丁を振り下ろしアニの手の甲を切った

    アニ「くっ…」ポタポタ

    エレン「てめえ!」ブンッ

    ガツッ

    エレンはピエロに殴りかかったがまな板によって阻まれた

    エレン「クソがっ!」シュッ

    ガツッ

    エレンの蹴りもまな板によってガードされた

    エレン「こいつ…強いな」

    ピエロ「シュシュシュシュシュ」ビュン ビュン ビュン

    ピエロは反撃に出ようと包丁を振り回す

    ビシュ

    エレン「ぐあっ…」ボタボタボタ

    ピエロの振り回した包丁がエレンの額を切り裂き血が飛び散る

    ピエロ「シェシェシェノシェー」ゴオッ

    なおも追撃を加えようとピエロがエレンに向かって包丁を振り上げる

    しかし

    クリスタ「エレン!アニ!」ビュン

    パリン

    ピエロ「エガッ」フラッ

    ピエロの頭にクリスタが投げたガラスの皿が直撃した
    さっきまでスープが入っていた皿だった

    そしてピエロが衝撃によりよろめいた瞬間

    アニ「…」ビュンッ

    ズドン!

    ピエロ「ゲボッ」ガクッ

    アニの強烈な蹴りが目にも留まらぬ速さでピエロの鳩尾を捉えピエロは一瞬で崩れ落ちた
  16. 16 : : 2016/08/21(日) 12:59:40
    アニ「エレン」

    エレン「ああ…!」

    ブスッ

    エレンは倒れてるピエロから包丁を奪い取りピエロの喉元に突き刺した


    エレン「しかしすげえな…アニ…何ださっきの蹴り」

    アニ「クリスタが皿を投げてピエロを怯ませてくれたおかげだよ」

    アルミン「ごめんね…僕も弓矢で援護しようと思ったんだけどモタモタしちゃって…そのせいでエレンとアニに怪我をさせてしまって本当にごめん…」

    エレン「気にすんなよ。また次は頼むぜ」

    アルミン「うん」

    クリスタ「エレン…額を切られてるから血が目に入ってくるよね…?」

    エレン「ああ…目が見えづらい」

    クリスタ「アニも大丈夫?」

    アニ「私は大丈夫。そんなに深く切られてないしね」

    クリスタ「あっ、テーブルの上に紙ナプキンがあるよ
    これで怪我したところを押さえてるといいよ」

    クリスタは紙ナプキンを2人に渡した

    エレン「ありがとな」

    アニ「ありがとう…」

    エレンとアニの紙ナプキンはすぐに血で真っ赤に染まった

    アルミン「2人とも結構出血してるね…」

    エレン「まぁどうって事ねえよ。そんな事より使えそうなもの持って行こうぜ」

    アルミン「そうだね」

    クリスタ「この果物は食べれるかな?みんなの食糧として持って行こうと思うんだけど」

    クリスタは地面に散乱しているリンゴやメロン、オレンジ、ぶどうを指差しアルミンに聞いた

    アルミン「うーん…ピエロたちに毒を注入されてるかもしれないから持って行かないほうがいいかもしれない…紙にも書かれていたけどピエロはあらゆる手段で僕たちを殺しにかかるみたいだし」

    クリスタ「そっか…」

    エレン「この包丁は使えそうだな」ブシュ

    エレンはピエロの喉元に突き刺さってる包丁を引き抜いた


    アニ「まな板は…?使える?」

    アルミン「いや…いらないかな」アハハ…

    クリスタ「このナイフは使えるかな」

    クリスタは地面に落ちていたナイフを拾った

    アルミン「ステーキナイフだね。殺傷能力はあまり高そうじゃないけど持ってても損はないと思うよ」

    エレン「それ以外はあまり使えそうなものはないな」

    アルミン「そうだね…」

    4人は包丁、ステーキナイフを手に入れた

  17. 17 : : 2016/08/21(日) 14:45:03
    殺人ピエロってドッキリの方だと思ってた笑
    期待です!
  18. 18 : : 2016/08/21(日) 15:07:53
    ハンナがグロい…期待です!
  19. 19 : : 2016/08/21(日) 17:19:39
    >>17 ありがとうございます!
    ドッキリの殺人ピエロの動画を見て今回の作品を書こうと決めました笑

    >>18 期待ありがとうございます!
  20. 20 : : 2016/08/21(日) 17:19:55
    〜ユミルグループ〜

    ユミル「使えそうなものはもうないな?」

    ミカサ「ええ」

    ミーナ「結構あったね。懐中電灯にマッチ、包帯、乾パン、水、絆創膏、置き時計、ポケットナイフなどなど」

    ユミル「ああ。そういえば今何時だ?」

    ミーナ「えーと」

    ミーナは物置で手に入れた置き時計を確認する

    ミーナ「10時30分だね」

    ユミル「そうか…確かアルミンは12時に寝室前に一旦集合って言ってたよな」

    ミカサ「うん。まだあと1時間30分もある」

    ユミル「もうこの物置に用はないから別の場所を探索するか」

    ガタッ ガタッ ガタッ ガタッ

    ユミル「…!」ビクッ

    ミーナ「え?」ビクッ

    ユミルたちが物置から出ようとすると物置の奥から音がした

    ユミル「何だ?ミーナ懐中電灯を貸せ」

    ミーナ「わかった」

    ミーナはユミルに懐中電灯を手渡した

    ユミル「…」ピカッ

    ユミルは音がした方に懐中電灯を向ける

    ユミル「ん…?棺…?」

    ミカサ「え?」

    ミーナ「棺…?」

    ユミル「棺があるぞ…誰か入ってるみたいだ」

    ミカサ「物置の外で開けよう。万が一ピエロだった場合物置の中だと戦いにくい」

    ユミル「万が一というかほぼ100%ピエロだと思うが…」

    ミーナ「別に開けなくてもいいんじゃないかな…?怖いし…」

    ユミル「まぁ気になるから開けようぜ」ズルズル

    ユミルは物置の外に棺を運び出す

    ユミル「よし開けるぞ…」

    ガコッ

    ???「ンーンー」

    ユミル「…⁈」

    ミカサ「え…」

    棺を開けると予想だにしない人物が入っていた

    ミーナ「マルコ⁈どうして棺の中なんかに⁈」

    マルコ「ンーンー」

    マルコは両手足を縛られ口にはガムテープが貼られていた

    ユミル「何でマルコが…」ベリベリベリ

    ユミルはマルコの口のガムテープを外した

    マルコ「ユミル!ミカサ!ミーナ!助かったよ本当に…!」

    ミカサ「何で棺の中に入っていたの…?」

    マルコ「わからないよ…目が覚めたら真っ暗で両手と両足も動かせないし声も出せないし…本当に気が狂うかと思ったよ…ここはどこなんだ?」

    ユミル「軽く状況を説明するが、私たちは今全く知らない館に閉じ込められている。そしてピエロと5日間殺し合いをしなければならない。そして5日間生き延びたら多分元の世界…元の場所に帰れる…はずだ」

    マルコ「え…?ピエロ…?殺し合い…?元の世界…?どういう事なんだ…?」

    ユミル「正直なところ私もあまり理解できてない。でもピエロが私たちを殺しにかかってくる事は間違いないんだ。現にダズはピエロによって殺されてしまった」

    マルコ「ダズが?殺された?」

    ユミル「ああ。金槌で何度も頭や顔を殴られてな」

    マルコ「嘘だろ…何でこんな事に…」

    ユミル「とりあえずマルコ…お前にも仲間に入ってもらうぞ。あとでアルミンたちと合流するから」

    マルコ「アルミンたちもいるのか?」

    ユミル「ああ。104期生が16人いる。ダズが殺されて15人になったがお前がいたから現時点では16人だな」

    マルコ「そうか…わかった。みんなで協力して絶対に5日間生き延びよう」

    ユミル「ああ…頼りにしてるぜ」

    マルコ「両手と両足縛られているから紐を切ってくれないか」

    ユミル「ああ。そうだったな」パチン

    スパッ スパッ

    ユミルはポケットナイフでマルコの両手足を縛っていた紐を切った

    マルコ「ありがとう」

    ユミル「ああ…」

    ミカサ「よろしくマルコ」

    ミーナ「よろしくねマルコ」

    マルコ「うん。よろしく」

  21. 21 : : 2016/08/21(日) 18:06:11
    〜ライナーグループ〜

    サシャ「何でダズがこんな事に…次こうなるのは私たちかもしれませんよ…」

    トーマス「縁起でもない事を言うなよサシャ…」

    ライナー「大丈夫だ。お前らは絶対に俺が守ってやる」

    サシャ「ライナー…」

    フランツ「ライナーは本当に頼もしいな…尊敬するよ…そういえばハンナは大丈夫かな…」

    ライナー「ハンナはベルトルトとジャンとコニーのグループだったはずだ。あいつらは強いからハンナは絶対に大丈夫だ」

    フランツ「そうだよな」

    ライナー「よし降りるぞ」

    ライナーたちはダズの遺体に手を合わせ階段を降りていった

    ライナー「ん?ユミルたちのグループじゃないか」

    ライナーたちは階段を降りるとユミルグループと遭遇した

    ユミル「お前ら…大丈夫だったか?」

    ライナー「ああ…それよりダズは殺されちまったのか…」

    ユミル「ああ。階段の踊り場にピエロが待ち構えていて私たちはすぐさま階段を駆け上がったんだがダズは足を踏み外して踊り場に転落しちまったんだ…ピエロは金槌で容赦なくダズを殴りやがった…」

    ライナー「そうか…」

    ユミル「私たちが助けに入った時にはもうダズは…」

    ライナー「本当に許せん…」

    サシャ「あの…何でマルコがいるんですか…?さっきもいましたっけ?」

    ユミルはサシャたちに今までの経緯を説明した

    ライナー「なるほどな。棺の中に閉じ込められてたのか」

    マルコ「そうなんだよ…」

    ライナー「俺たちはベッドの上で寝かされていたのに何でマルコだけ棺の中に…」

    トーマス「ひどい扱いだな」

    マルコ「ははは…本当にひどいよ」

    ユミル「ところでライナー。なんで頬に血が滲んでるんだ?」

    ライナー「ああ…さっきピエロに襲撃されてな。そこで怪我をした。フランツのおかげで何とか倒せたが」

    ユミル「なるほど…その武器はピエロから奪い取ったやつか?」

    ユミルはライナーが持っているチェーンソーを指差し聞いた

    ライナー「そうだ。この紐を引くと起動するんだ。電動のノコギリみたいなもんだな」

    フランツ「すごい切れ味だったねそれ」

    ライナー「ああ。ノコギリとは全然違う切れ味だった」

    ユミル「何か切ったのか?」

    ライナー「ピエロの首だ」

    ユミル「なるほどな」

    ライナー「さて…とりあえず合流して探索を続けるか?」

    ユミル「そうだな。合流しよう。思ってたよりピエロは危険だ。人数が多い方が心強い」

    ライナー「まぁアルミンの言ってた通り囲まれたりしたら皆殺しにされるリスクもあると思うが俺たちも武器を持ってるしな」

    ユミル「お前らも合流という形でいいな?」

    ユミルはミカサとマルコとミーナに問い掛けた

    ミカサ「ええ。構わない」

    マルコ「僕も賛成だ」

    ミーナ「私も賛成」

    サシャ「頼りになるライナーに加えミカサやユミルも合流してくれるのは本当に心強いですね」

    トーマス「ああ」

    フランツ「よろしく頼むよミカサ、ユミル、ミーナ、マルコ」

    ユミル「ああよろしくな」

  22. 22 : : 2016/08/21(日) 22:32:45
    〜ジャングループ〜
    寝室前

    ジャンたちは未だバラバラにされたハンナの遺体の前で呆然としていた

    仲間が惨殺された現実を受け入れる事ができなかった

    ベルトルト「ジャン…」

    ジャン「ああ…すまん…まさか仲間がこんな風になっちまうなんてな…」

    コニー「もしかしたら俺たちもいつかこんな事になっちまうかもしれない…嫌だ…」ガタガタ

    ベルトルト「こんな風にされない為にもハンナの死を受け入れて僕たちは戦わなきゃダメだよ…いつまでも落ち込んでても何も変わらないよ」

    ベルトルトは未だ座り込んでいる2人を諭した

    ジャン「そうだよな…」

    ジャンは再び立ち上がった

    その時

    ピエロ「ニャンニャンニャンニャンニャン」

    前方と後方から1体ずつピエロがこちらに近づいてきていた

    前方のピエロは日本刀を持ち後方のピエロはバールを持っていた

    ジャン「クソ…次から次へと…」

    ベルトルト「僕は前から来るピエロの相手をする。ジャンとコニーは後ろから近づいて来ているピエロの相手をしてくれ」ダッ

    ジャン「ああ。わかった…行くぞコニー」ダッ

    コニー「…ああ…」ダッ

    ベルトルト「君たちは一体何が目的なんだ!」ゴオッ

    ベルトルトはピエロの頭部に斧を振るう

    日本刀ピエロ「ニャハハハッ」ガキン

    ピエロは日本刀で受け止める

    グググググ

    日本刀ピエロ「ケヒャッ」シュッ

    ズバシュ

    ベルトルト「うっ…!」パッ

    ドッ

    ピエロの日本刀がベルトルトの手を切り裂きベルトルトは思わず斧を落とした

    ベルトルト「くっ…」

    日本刀ピエロ「ヒャッハハハハハハ」ビシュ

    ピエロは手を押さえてるベルトルトに日本刀を振り下ろした

    ズシュ

    ベルトルトは日本刀を素手で受け止めていた

    ベルトルト「まだ…死んでたまるかっ!」グググ

    ドカッ

    ピエロ「エヒャ」フラッ

    ベルトルトの上段蹴りを顔面にもろに受けたピエロはよろめく

    ベルトルト「死ぬのは君だ!」ブオッ

    ゴッ

    ベルトルトは攻撃の手を緩めることなく回し蹴りを食らわせる

    ピエロ「キエエエエ」ドサッ

    ピエロは首元に回し蹴りをくらい尻餅をついた

    ベルトルト「…」ブオッ

    ドカッ
    ドスッ
    メキャ
    ゴツッ
    ゴキッ

    ベルトルトは尻餅をついているピエロを冷たい目で見下ろし何度も蹴り続けた

    ピエロ「…」ドサッ

    何度も蹴られ続けたピエロはついに気を失い仰向けに倒れた

    ベルトルト「…悪いけど僕はこんなところで死んでられないんだ…」ゴオッ

    グシャッ

    ベルトルトは血まみれの手で斧を再び手に取りピエロの頭を粉砕した

    ピエロ「」ガクッ

    ピエロは絶命した


  23. 23 : : 2016/08/21(日) 23:06:22
    一方ジャンとコニーは

    バールピエロ「イイヤッホー」ブンッ

    コニー「…くっ!」ガキン

    バールピエロがバールを振り回しコニーに襲いかかるがコニーは鉄パイプで対応する。
    その隙にジャンがピエロの腹に蹴りを叩き込む

    ジャン「おらよっ!」ドカッ

    バールピエロ「イヤヤヤヤアヤ」

    ピエロは全く効いてない様子だった

    バールピエロ「チネエエエエエエエエ」ブンッ

    ゴキッ

    ジャン「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」ゴロゴロ

    ピエロが振るったバールがジャンの左膝を砕きジャンは痛みのあまり悶絶する

    コニー「ジャン!」

    バールピエロ「ニャハハハッ」ブンッ

    更にピエロはコニーにバールを振り下ろした

    ガキン

    コニーは鉄パイプで受け止めるが衝撃で鉄パイプが飛んでいった

    コニー「あ…」

    バールピエロ「ピヒャー」ブンッ

    ガツン

    ピエロは容赦なくバールを振るいコニーの頭を激しく殴りつけた

    コニー「う…あ…」ドサッ

    コニーはバールで殴られた衝撃により昏倒した

    バールピエロ「ヒャッハハハハハハハハハ」ゴオッ

    バールピエロはコニーにとどめを刺そうとバールをふりかざす

    ベルトルト「ジャン!コニー!」ダッ

    ドカッ

    バールピエロ「エエエエエエエエエエエエエエエエエ」ドサッ

    ベルトルトの跳び蹴りにによってバールピエロはとどめを刺せずに吹き飛ばされた

    ベルトルト「君…よくもジャンとコニーを…!絶対に許さない」

    ベルトルトはピエロから奪った日本刀を構えピエロに向かっていく

    バールピエロ「ンヒャヒャヒャヒャ」ドオッ

    バールピエロもすぐさま立ち上がりベルトルトに向かっていく

    ガキン!
    ギャリン!

    日本刀とバールは激しくぶつかり合った

    グググググググググ

    ベルトルト「…ふっ!」ビュン

    チーン

    ベルトルトは一瞬の隙を突きピエロの股間を思いっきり蹴り上げた

    バールピエロ「ギャァァァァァァァァ」

    ベルトルト「死んでくれ」ビュン

    ドスッ

    ベルトルトは悲鳴をあげてよろめくピエロの喉元を日本刀で突き刺した

    バールピエロ「ゴボッ…」ドサッ

    ピエロは血を吐きながら息絶えた


  24. 24 : : 2016/08/22(月) 11:03:45
    これで、ベル…なんとかさんの存在感強まりそうw


    期待です!
  25. 25 : : 2016/08/22(月) 16:23:52
    >>24
    原作では見せ場が少なかったのでこの作品では活躍してもらいたいと思ってます笑
  26. 26 : : 2016/08/22(月) 16:24:03

    ベルトルト「ジャン…コニー大丈夫かい…?」

    ジャン「ダメだ…膝が………立てねえよ…」

    コニー「」

    ベルトルト「コニーは…意識を失っている…」

    ジャン「すまねえなベルトルト…俺もコニーも戦えそうにねえよ」

    ベルトルト「そっか…」

    その時

    エレン「おい!ベルトルト!」

    アルミン「ベルトルト⁈どういう状況なんだこれは⁈」

    クリスタ「ベルトルト大丈夫なの⁈」

    アルミングループが寝室前に戻ってきた

    ベルトルト「ああ…エレン…アルミン…アニ…クリスタ…戻ってきたのか…もう12時なのかい?」

    アルミン「食堂があってそこの時計を見たら11時30分だったから戻ってきたんだ…それよりどういう状況なんだい…?これは……」

    アルミンは頭から血を流しているコニー、膝を押さえ座り込むジャン、喉に日本刀が突き刺さっているピエロ、更にその向こうにある''ハンナだったモノ”を目にし絶句した

    ベルトルトは今までの出来事を説明した

    アルミン「なるほど…そんな事が…」

    クリスタ「ひどい…」

    エレン「許せねえ…何でこんなことに…コニーは大丈夫なのか?」

    ベルトルト「いや…今は意識を失ってる状態で大丈夫とは言えない」

    ジャン「俺のことも心配しろよ死に急ぎ野郎」

    エレン「ん?ああ…お前も大丈夫か?」

    ジャン「大丈夫じゃねーな…もう戦えねえよ…つーかお前もデコから血が出てるが大丈夫かよ?」

    エレン「お前が俺の心配をするなんてな…明日は大雨だな」

    ジャン「うっせえよ」

    エレン「軽く切られただけだ。血は思ったより出てるが全然戦える」

    ベルトルト「アニは大丈夫なのかい?手が…」

    アニ「私も大丈夫だよ。エレンと同じでそんなに深く切られてないからね」

    ベルトルト「そっか…良かった」

    クリスタ「ライナーのグループのみんなやユミルのグループのみんなは大丈夫かな…」

    アルミン「ライナーやユミルも強いし大丈夫だと思いたいけど…ハンナがこんなことにされた以上大丈夫だとは断言できないね」

    そこへユミル、ライナーグループも到着した

    ミーナ「あ、みんな…きゃあああ!」

    ミカサ「っ…!」

    サシャ「ひっ!」

    トーマス「うわっ!」

    ミーナたちは足元に転がっているハンナの身体のパーツを見て驚愕した

    ライナー「おい…何だこれは…誰なんだ?」

    ハンナの死体は原型をとどめていなかった

    ユミル「うぐっ…おい…ベルトルさん…これは誰なんだ?」

    ベルトルト「……ハンナだ…」

    フランツ「何だって⁈」ガシッ

    フランツはベルトルトの胸ぐらにつかみ掛かった

    フランツ「どういう事なんだ⁈これは⁈これがハンナの訳ないだろ⁈ベルトルト!ふざけないでくれよ!」ユサユサ

    ライナー「フランツ…落ち着け」

    フランツ「落ち着けるわけないだろう⁈嘘だと言ってくれよベルトルトォ!なぁ⁈嘘なんだろ⁈答えろよ!」

    ジャン「その死体はハンナだ…嘘じゃない…守ってやれなくて本当にすまない」

    フランツ「は……」ガクッ

    フランツは膝から崩れ落ちた

    ライナー「一体何が起きたんだ?説明してくれ」

    ベルトルトとジャンは今までの経緯を全て説明した

    ライナー「お前らのグループがピエロからの襲撃を一番多く受けたんだな…」

    ユミル「じゃあコニーも…」

    ベルトルト「うん…意識がない状態なんだ」

    ユミル「…そうか」

    ユミル「私たちのグループはダズが死んだ…そして、マルコが棺に閉じ込められていてな。私たちが助け出して合流という形になった」

    ベルトルト「そっか…マルコよろしくね」

    マルコ「うん、よろしく」

    フランツ「ライナー…さっきピエロから奪った武器を貸してくれ」

    ライナー「…は?なぜだ?」

  27. 27 : : 2016/08/22(月) 20:06:38
    おい、フランツ。お前…ベルトルトルトルトル殺さないよなぁ
  28. 28 : : 2016/08/22(月) 20:18:46
    期待
  29. 29 : : 2016/08/22(月) 22:11:18
    >>27 いつもコメントありがとうございます!

    >>28 期待ありがとうございます!
  30. 30 : : 2016/08/22(月) 22:13:28
    フランツ「いいから…早く貸してくれっ!」」ダッ

    フランツはライナーに物凄い勢いで飛びかかる

    ライナー「なっ…!」ググッ

    フランツ「ジャンとベルトルトを殺して僕も死ぬ!ハンナは死んだのに君たちだけ生きるなんて不公平だ!」ググッ

    ライナー「何をめちゃくちゃなことを言ってるんだお前は!!」ググッ

    フランツはライナーに馬乗りになりチェーンソーを必死に奪おうとする

    ドカァ

    フランツ「っく…!」ゴロッ

    その時フランツは何者かの蹴りによって地面に転がった

    ミカサ「いい加減にして」

    フランツ「…」

    ミカサ「あなただけが辛いと思わないで。私たちもダズとハンナを殺されて悲しいし悔しい…」

    ユミル「そうだ。普通はこれ以上仲間を殺されない為に私たちは協力しなきゃダメなのにあろうことかお前は仲間を殺そうとしたよな?どういうつもりなんだよ」

    ミカサ「フランツ…今のあなたは冷静じゃない…一回頭を冷やすといい」

    フランツ「はは…は…」

    フランツは脱力したように座り込んだ

    アルミン「えーと…みんな…何か役に立ちそうなものは見つかったかな…?」

    シーン

    フランツの暴走により104期生たちの間では最悪の空気が流れていた

    ユミル「ああ…そうだな。階段を降りて1階に行ったんだが、物置があってそこで乾パンや水、置き時計2つ、懐中電灯、包帯などが手に入った。あとマルコが物置の奥の棺に閉じ込めれていてな。助け出して合流という形になった」

    マルコ「みんなよろしくね」

    エレン「マルコがいると心強いぜ」

    クリスタ「よろしくねマルコ」

    マルコ「エレン、クリスタよろしく」

    ジャン「よろしくなマルコ」

    マルコ「ジャン…大丈夫か?」

    ジャン「膝を思いっきりピエロにやられちまってな…曲げたり伸ばしたりできねえんだ…もう戦えねえと思う」

    マルコ「そうか…」


    アルミン「じゃあ今からこれからの話をしようと思うんだけどいいかな?」

    ライナー「ああ、いいぜ」

    アルミン「今の時刻は午後12時05分だ。まだあれから4時間しか経ってないのにダズとハンナは殺されてコニーも意識を失っている状態だ。それに負傷者も多い…これはピエロの危険さを物語ってると思うんだ…」

    クリスタ「こんな調子でピエロの襲撃が5日間も続いたら…」

    アルミン「うん。ここにいる全員が必ず生き延びれるとは思わない。確実に誰か死ぬはずだ」

    ライナー「おいおい…」

    サシャ「怖いこと言わないでくださいよアルミン…」

    アルミン「ごめん…でも」

    ノシッ ノシッ ノシッ

    アルミンが言葉を続けようとした時大きな足音が聞こえてきた

    ユミル「何だ?」

    ピエロ「ワヒャヒャヒャヒャヒャヒャ」

    身長は2mを確実に超えていて体重も200kgはありそうな巨大なピエロが近づいてきていた

    エレン「でけえ…何だあいつ…」

    アニ「エレン。行くよ」ダッ

    エレン「ああ」ダッ

    エレンとアニは真っ先に巨大なピエロに向かっていった

    ライナー「あっ!お前ら!」

    ジャン「アニまで死に急ぎになっちまったな」

    アニ「ふっ!」シュ

    アニは鋭いローキックを巨大なピエロに放つ

    ガシッ

    アニ「…え…」

    巨大ピエロ「ニャンニャンニャン」ドゴッ ゴツッ メキッ

    巨大ピエロはアニのローキックを片手で受け止め足を掴みアニを激しく何度も壁に叩きつけた

    アニ「カハッ …ケホッ…」ドサッ

    ベルトルト「アニ!」ダッ

    ベルトルトは日本刀を手にしピエロに向かい走り出した

    ガシッ

    エレン「がっ…!」

    グググググググ

    更にピエロはエレンの首を片手で持ち上げ激しく締め上げた

    ミカサ「エレン!」ダッ

    巨大ピエロ「ニヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」ブンッ

    巨大ピエロは向かってくるベルトルトとミカサにエレンを投げつけた

    ドカッ

    ベルトルト「うわっ…」ズデン

    ベルトルトはエレンがぶつかり転倒した

    ミカサ「エレン!大丈夫⁈」

    エレン「」

    ミカサは倒れているエレンを揺さぶるが反応がない。気を失っているようだった

    ベルトルト「よくもアニを…」ダッ

    ベルトルトは再び立ち上がりピエロに向かっていった
  31. 31 : : 2016/08/22(月) 22:55:34
    巨大斧ならワンパンじゃねw


    期待ですよ!
  32. 32 : : 2016/08/22(月) 23:07:15
    >>31 確かにそうですね笑
    ベルトルトは斧は重いので日本刀を持っています笑
    期待ありがとうございます!
  33. 33 : : 2016/08/22(月) 23:07:25
    巨大ピエロ「ヒャハハハハハハ」

    ベルトルト「許さない…死ね!」ブンッ

    ザシュッ

    ベルトルトは日本刀を振るいピエロの肩を切り裂いた

    巨大ピエロ「キャハハハッ」

    ガッ

    グググググググ

    巨大ピエロはベルトルトの日本刀を掴み奪おうとする

    ベルトルト「くっ…!離せ!」グググググググ

    バキィッ

    ベルトルト「がっ…」ドサッ

    ベルトルトはピエロの強烈な拳を顔面に受け倒れた

    ライナー「俺たちもすぐに援護に向かうぞ!クリスタとアルミンはここで待ってろ!」

    アルミン「え?」

    クリスタ「私も戦うよ!」

    ライナー「お前らの力を借りなくても絶対に倒せるからよ」ハハッ

    ライナー「ユミル、マルコ、ミーナ、サシャ、トーマス行くぞ!」

    ユミル「ああっ!」

    ユミルたちはピエロに向かって行く

    フランツ「ライナー!待ってくれ!」

    ライナー「何だ?」

    フランツ「ライナー…その武器を貸してくれ」

    フランツは再びライナーにチェーンソーを渡すように要求する

    ライナー「お前なぁ…」

    フランツ「違うんだ…僕もあいつと戦う。さっきのお詫びと言ってはなんだけど必ず役に立つからそれを貸してくれ」

    ライナー「わかった。頼りにしてるぞ」

    フランツ「ありがとう」

    ライナー「俺はこいつで行くか」

    ライナーはベルトルトが使っていた斧を手に取った

    ライナー「よし行くぞ!」

    フランツ「ああ!」ブィーン

    フランツはチェーンソーを起動しピエロに向かっていった

    ゴキャッ

    ユミル「ぐあっ…」ドサッ

    ドゴオッ

    トーマス「うぐっ…」ドサッ

    ピエロの圧倒的な力によってユミルたちは次々と倒されていく

    ユミル「けほっ……こいつ…強すぎる…」

    ミーナ「いやぁぁぁぁぁぁぁ!やめてぇぇぇぇぇ!」

    巨大ピエロ「ニャハハハハハハハハ」ブンッ

    ザシュッ

    ミーナ「」ボトッ

    ピエロはベルトルトから奪った日本刀でミーナの首を斬り飛ばした

    ミカサ「くっ!」ダッ

    ミカサは低い姿勢でピエロに飛びかかった

    ドゴッ メキッ グキッ

    巨大ピエロ「ニャハハハハハハハハ」ポーン

    ミカサはピエロの顔、腹に強烈なパンチをお見舞いする。しかしピエロは歯が折れただけで全く効いていなかった

    ゴツッ

    ミカサ「…っ!」ズザッ

    逆にミカサはピエロの裏拳を顔に受け吹っ飛ばされてしまった

    ライナー「随分と派手にやってくれたなクソピエロが」ブンッ

    巨大ピエロ「ムヒヒヒヒヒヒヒヒ」ガッ

    ライナー「あっ…!」

    ライナーはピエロに斧を振るうが足で弾き飛ばされてしまった

    ライナー「クソがっ!」ガッ

    ライナーはピエロに素手で掴みかかった

    グググググググ

    ライナー「フランツ!今のうちにやれ!」

    フランツ「ああ!」ブィーン

    ゾブブブブブ

    巨大ピエロ「ギャハハハハハハハ」ボトッ

    フランツはピエロの左腕を斬り落とした。

    ゴツッ

    ライナー「うっ…くっ…」ドサッ

    ピエロはライナーの腹に膝蹴りを放ちライナーは崩れ落ちた

    ゴキャッ

    ライナー「がはっ……」

    更にピエロは崩れ落ちたライナーの顔を蹴り上げた

    フランツ「ライナー!」

    巨大ピエロ「アハハハハハハ」

    ドスッ

    フランツ「うぐっ…」

    ピエロは日本刀でフランツの胸部を貫いた

    フランツ「まだ…死ぬわけには…カハッ…いかないんだ…ゴボッ…必ず君を殺さないと…」ブィーン

    巨大ピエロ「ニャンニャンニャン」

    フランツ「ああああああああ!」ダッ

    フランツはピエロに飛びかかった

    巨大ピエロ「アニャッ」

    ゾブブブブブ

    片腕だけのピエロはフランツの捨て身の攻撃を捌けずチェーンソーで頭を真っ二つにされた

    巨大ピエロ「」ガクッ

    フランツ「…やった…」ガクッ

    フランツは巨大ピエロを殺害したことを確認し息絶えた
  34. 34 : : 2016/08/23(火) 07:11:55
    巨大ピエロ強っ!?ほとんど、瀕死じゃん!


    着たいでーす!
  35. 35 : : 2016/08/23(火) 07:12:43
    着たい→期待

    でしたw
  36. 36 : : 2016/08/23(火) 07:54:58
    負傷者が増えてきたな…
  37. 37 : : 2016/08/23(火) 13:28:57
    ライナー「殺ったのか…」

    サシャ「はい…でもフランツはもう死んでしまいました…」

    マルコ「フランツは勇敢だった…僕はピエロを見た瞬間足がすくんで何もできなかった」

    サシャ「私もです…」

    ダッダッダ

    クリスタ「みんな大丈夫⁈」

    クリスタとアルミンが駆け寄ってきた

    ライナー「俺は大丈夫だ…」

    マルコ「ミーナとフランツが殺されてしまった…」

    クリスタ「もう嫌だよ…みんなが殺されていくのは…」

    ベルトルト「今回のやつは相当強かったよ…」フラフラ

    地面に倒れていたベルトルトが起き上がった

    ライナー「大丈夫か?ベルトルト…」

    ベルトルト「ああ…ちょっとふらつくけどね」

    ミカサ「くっ…」

    ライナー「ミカサも大丈夫か?」

    ミカサ「ええ…唇がちょっと切れただけ」

    ベルトルト「アニ!大丈夫か?」ユサユサ

    アニ「うう…」ポタポタ

    ベルトルト「鼻血が出てる…立てそうかい?」

    アニ「ああ…立てるよ」ポタポタ

    ミカサ「これを使うといい」スッ

    ミカサは物置で手に入れたタオルをアニに手渡した

    アニ「ありがとう…」

    ユミル「いてててて…あの野郎思いっきり顔面殴りやがって…」

    クリスタ「ユミル…大丈夫?」

    ユミル「ああ…何とかな…でも奥歯が2本折れちまったよ」ペッ

    ユミルは血の混じった唾を吐き出した

    マルコ「トーマス…無事か?」

    トーマス「うぐ…思いっきり腹を殴られた…しばらく息ができなかった…」

    ユミル「エレンは大丈夫なのか?」

    ミカサ「今は気を失っている状態…でも大丈夫そう」

    ユミル「そうか」

    ライナー「しかしまだ1日目なのにこんなに負傷者が出ちまうとはな」

    ユミル「そして4人も死んじまった…」


  38. 38 : : 2016/08/23(火) 13:29:20
    >>34 コメントありがとうございます!今まで全然強敵を出してなかったので今回の巨大ピエロを出しました笑

    >>36 コメントありがとうございます!
    現在 死亡者がダズ、ハンナ、フランツ、ミーナ
    重体がコニー
    重傷がジャン
    軽傷がユミル、ミカサ、ライナー、トーマス、ベルトルト、アニ、エレン、アルミン
    無傷がマルコ、サシャ、クリスタとなっています
  39. 39 : : 2016/08/23(火) 17:00:38
    ライナー「アルミン。今からどうする?」グー

    トーマス「おいおいライナー腹減ったのか?」

    ライナー「ま、まあな…」

    ユミル「そういや物置から乾パンと水持ってきたから昼食にしようぜ。朝から何も口にしてないし」

    ライナー「そうするか」

    アルミン「そうだね」

    ベルトルト「どこで食べるんだい?」

    アルミン「寝室…の中かな。念のため寝室の外には見張りを2人置いておきたいんだけど…」

    ライナー「俺がやる」

    ベルトルト「じゃあ僕もやるよ」

    アルミン「2人ともありがとう」

    ユミル「ほらお前らも外で食えよ」

    ライナー「ああ。すまんな」

    ベルトルト「ありがとう」

    ライナーとベルトルトはユミルから乾パンを1缶ずつとペットボトルの水を1本ずつ受け取った

    ユミル「じゃあ私たち女子はこっちの部屋で食べるからな」

    アルミン「わかった。男子はこっちの部屋で食べよう」

    こうしてライナー、ベルトルトを除いた11人は寝室の中に入っていった

    〜寝室の前〜

    ライナー「しかし…これじゃあ食欲が…」

    ベルトルト「うん…」

    寝室の前にはバラバラにされたハンナの遺体が転がっていた

    ライナー「まさかこんな事になっちまうとはな」

    ベルトルト「そうだね…僕たちはこれからどうなってしまうんだろう」

    ライナー「ああ…」

    〜男子寝室の中〜

    アルミン「はぁ…もう疲れたよ……」

    ジャン「俺もだ…」

    トーマス「ん?机の上に服と手紙が置いてあるぞ」

    アルミン「え?本当だ」

    アルミンは机の上に置いてあった手紙を手に取り読んだ

    『皆さんお疲れ様です。この館の地図と着替えを差し入れさせていただきます。では頑張ってくださいね』

    アルミン「地図と着替えか…」

    ジャン「ん?俺たちが普段着ている服だな」

    トーマス「あれ?俺のはない…」

    アルミン「トーマスは隣の部屋で寝ていたから隣の部屋にあるんじゃないかな?」

    トーマス「そうか。後で取りに行くよ」


    アルミン「でも地図が手に入ったのは良かったよ」

    ジャン「そうだな」

    エレン「うーん…」ムクッ

    アルミン「あ、エレンが目を覚ましたよ」

    ジャン「遅いお目覚めだな」

    エレン「ああ…アルミン…さっきのピエロは?」

    アルミン「フランツが倒してくれたよ…」

    エレン「フランツが?フランツは今どこにいるんだ?」

    アルミン「死んだよ…彼は刀で刺されながらも捨て身の攻撃で見事にピエロは倒したんだ」

    エレン「そうか…」

    アルミン「エレンも食べなよ。朝から何も口にしてないだろ?」

    アルミンは乾パンと水をエレンに差し出した

    エレン「ああ…ありがとう」

    こうして104期生たちは味気ない昼食を終えた

    ライナー「地図と着替えが部屋に置いてあったのか?」

    アルミン「そうなんだ。この地図があれば探索もスムーズにいくはずだ」

    ユミル「地図は私たちの部屋にもあったぜ」

    アルミン「そっか。じゃあその地図を頼りに今から探索を再開しよう。でもジャンは歩けないしコニーは意識を失っている状態だから寝室で待機しててもらおうと思うんだけど、もし寝室にピエロが来た場合手負いの2人じゃ対応できないから誰かジャンとコニーのボディガードをしてて欲しいんだ」

    ミカサ「私がやる」

    アルミン「ありがとう」

    ライナー「じゃあ俺もやるぜ」

    アルミン「ありがとう助かるよ」

    アルミン「じゃあジャン、コニー、ライナー、ミカサ以外のメンバーは探索を続けようと思うんだけどもう一回グループを組み直さないとね」

    ユミル「じゃあAグループとBグループの2つのグループに分けようぜ」

    アルミン「うん。じゃあAグループはベルトルト、マルコ、トーマス、サシャ、クリスタの5人でBグループは僕とエレンとアニとユミルの4人でいこう」

    ユミル「またクリスタと離れ離れかよ…」ガクッ

    アルミン「ごめんね…」アハハ…
  40. 40 : : 2016/08/23(火) 17:39:28
    マルコ「じゃあ二手に分かれて探索を開始しよう」

    アルミン「うん。みんな行こう」

    〜ベルトルトグループ〜

    ベルトルト「地図があるから助かるね。まずはどこから行く?」

    マルコ「1階にBARがあるみたいだよ。そこで食料などが手に入るかもしれない」

    ベルトルト「そうだね。みんな1階のBARに行こうと思うんだけどいいかな?」

    クリスタ「うん」

    トーマス「賛成だ」

    サシャ「いっぱい食料を手に入れましょう!」

    ベルトルト「あ、そういえばみんな武器は持ったかい?」

    トーマス「ああ」

    サシャ「もちろんですよ」

    マルコ「ああ持ってるよ」

    クリスタ「こんなので戦えるのかな…」

    トーマスはコニーが使っていた鉄パイプ、サシャはアルミンから譲り受けた弓矢、クリスタはステーキナイフ、マルコはライナーから受け取ったチェーンソー、ベルトルトは日本刀を各自持っていた

    〜アルミングループ〜

    アルミン「地図を見る限りこの館は3階建みたいだね」

    ユミル「結構でかい館だな」

    エレン「で、どこから探索するんだ?」

    アルミン「3階に厨房があるらしい。そこで食料を調達しよう」

    ユミル「いいなそれ。乾パンだけじゃ味気なさすぎる」

    アニ「確かにね…」

    エレン「よし!行くか」

    アルミン「うん!」

    ユミル「あ、お前たち武器はちゃんと持ったな?」

    エレン「もちろんだ」

    アルミン「役に立てるかわからないけど…」

    アニ「持ってるよ…」

    ユミル「じゃあ行くぞ」

    ユミルはポケットナイフ、エレンは包丁、アルミンはバール、アニはハンナを殺したピエロから奪ったチェーンソーを持って3階に向かった

    〜ライナーグループ〜

    ライナー「…」

    ミカサ「…」

    ライナー「…」

    ミカサ「…」

    ライナー(ミカサの奴…ずっと無言で気まずい…こんな雰囲気でずっと寝室の前で立ってるなんて苦痛だ…)

    ミカサ「あの…トイレに行きたいのだけど…」

    ライナー「ん?ああ行ってこいよ」

    ミカサ「どこにあるの?」

    ライナー「待てよ」ゴソゴソ

    ライナーはトーマスたちが寝ていた部屋にあった地図を取り出した

    ライナー「地図を見る限り1階の物置を左に曲がって直進すればあるみたいだぞ」

    ミカサ「ありがとう。行ってくる」

    ライナー「ああ。ピエロには気をつけろよ」

    ミカサ「わかってる」

    〜ベルトルトグループ〜

    ベルトルトのグループはBARの入り口にたどり着いた
    中では音楽が流れているようだった

    マルコ「音楽が聞こえる…中に誰かいるんじゃないか?」

    サシャ「どうします?」

    ベルトルト「入ろう。みんな戦う覚悟はできてる?」

    マルコ「ああ…」

    サシャ「相手をぶっ倒して食料をゲットしましょう!」

    クリスタ「うん…」

    ベルトルト「行こう!」

    ガチャッ

    ベルトルトが扉を開けるとバーテンダー服に身を包んだピエロが1体、カウンターに座っているピエロが6体いた

    ジロッ

    ピエロたちの視線は一斉に突然の来訪者に注がれた

    ベルトルト「7体だ!一気に片付ける!」
  41. 41 : : 2016/08/23(火) 18:12:56
    AグループとBグループどちらにもクリスタがいますよ!


    期待です!
  42. 42 : : 2016/08/23(火) 18:13:53
    >>39の下の方です!あと上は僕です!
  43. 43 : : 2016/08/23(火) 18:31:07
    >>41 >>42
    すみません(^^;;
    ご指摘ありがとうございます!修正しました!
  44. 44 : : 2016/08/23(火) 19:40:51
    超絶期待
  45. 45 : : 2016/08/23(火) 21:24:48
    >>44 期待ありがとうございます!
  46. 46 : : 2016/08/23(火) 21:42:05
    ベルトルトたちは武器を手にカウンターに座っているピエロに向かっていった

    ピエロ×6「ニャハハハハハハハ」

    カウンターに座っていたピエロたちも立ち上がり襲いかかってきた

    ベルトルト「…」ザシュ

    ベルトルトは早速1人のピエロの首を斬り落とした

    サシャ「はあっ!」

    ドスッ

    ピエロ「グガッ…」

    サシャもピエロの心臓部に矢を放ち命中させた

    ピエロ「キャハハハッ」

    ドカッ

    クリスタ「きゃあ!」ドサッ

    クリスタはピエロに蹴り飛ばされ地面に転がった

    ピエロ「ニャンニャンニャン」ゴオッ

    更にピエロはクリスタに襲いかかった
    しかし

    ドスッ

    ピエロ「ガガッ」ドサッ

    サシャが放った矢がピエロの頭に突き刺さりピエロは地面に突っ伏した

    サシャ「大丈夫ですか?クリスタ」

    クリスタ「うん…ありがとう」

    トーマス「おらっ!」ブンッ

    ガツン!

    ピエロ「ギガッ」ドサッ

    トーマスも鉄パイプでピエロを1体仕留めた

    マルコ「はっ!」ブィーン

    ゾブブブブブ

    ピエロ「ギャァァァァァァァァァァァァ」ガクッ

    マルコもチェーンソーでピエロを1体仕留め残り2体となった

    ピエロ「ヒャッハァ」

    ドガッ

    ベルトルト「全然当たってないよ!」ビュン

    ビシュッ

    ピエロ「ノア…」ドサッ

    ピエロは椅子でベルトルトに殴りかかったがあっさりと喉元を搔っ切られ息絶えた

    トーマス「あと1体だ」

    ベルトルト「案外楽だったね」

    ベルトルトたちはバーテンダー服のピエロを囲んだ

    トーマス「お前もこれで終わりだ!」ダッ

    バーテンダーピエロ「…」チャキ

    ズドン

    トーマス「が……はっ……」ゲボッ

    トーマスは果敢にピエロに飛びかかっていったが散弾銃によって胸を撃ち抜かれてしまった

    ベルトルト「トーマス⁈」

    マルコ「銃を持ってるなんて…嘘だろ…」

    バーテンダーピエロ「ヒヒッ」チャキ

    バーテンダーピエロは更にベルトルトに散弾銃の銃口を向け引き金に指をかけた

    ベルトルト「こんな所で終わってしまうなんて…」
  47. 47 : : 2016/08/23(火) 21:56:23
    期待
  48. 48 : : 2016/08/23(火) 22:58:18
    >>47 期待ありがとうございます!
  49. 49 : : 2016/08/23(火) 23:01:18
    期待です。
  50. 50 : : 2016/08/23(火) 23:05:29
    ベルトルトが絶望した瞬間

    ドスッ

    バーテンダーピエロ「ンニャ?」

    バーテンダーピエロの手に矢が突き刺さり散弾銃が手から離れた

    サシャ「何諦めてるんですかベルトルト!さあ今のうちに早く!」

    ベルトルト「…ああ!」ダッ

    ベルトルトはカウンターを飛び越えバーテンダーピエロに襲いかかり地面に引きずり倒した

    ベルトルト「よくもトーマスを!」チャキ

    ベルトルトは地面に転がっていた散弾銃を拾い上げバーテンダーピエロの頭に突きつけた

    ベルトルト「死んでくれ」ズドン

    ビシャッ

    バーテンダーピエロの血が辺り一面に飛び散った

    ベルトルト「サシャ…ありがとう」

    サシャ「気にしないでください。でも今ので矢がなくなってしまいました」

    クリスタ「みんな…トーマスが…」

    マルコ「トーマス!しっかりしろ!」

    トーマス「ゼェハァゼェゼェ…」

    ベルトルト「トーマス!」

    トーマス「ゼェゼェゼェゼェ………みんな……頑張って……生き延びてくれ……よ」ガクッ

    クリスタ「トーマス…」

    マルコ「また1人死んでしまった…」

    その時トーマスが鉄パイプで仕留めたはずのピエロが起き上がった

    ピエロ「ニャンニャンニャン」

    クリスタ「きゃっ!」

    ピエロは酒瓶を手に持ちクリスタに襲いかかる

    ピエロ「ヒャハハハハハハハハハハ」ブンッ

    ズドン

    ピエロ「ギャア」ドサッ

    ピエロはベルトルトの銃弾によりすぐに倒された

    ベルトルト「クリスタ大丈夫かい?」

    クリスタ「うん…大丈夫」

    ベルトルト「…そっか良かった」

    マルコ「…食料を集めようか…」

    ベルトルト「そうだね…いつまでも仲間の死を引きずっててはいけない…」

    〜アルミングループ〜

    厨房前

    厨房からはカレーの匂いが漂ってきていた

    エレン「おい…アルミンいい匂いがするぞ…腹減ってきた…」

    アルミン「確かに…カレーの匂いかな?」

    ユミル「中で誰かが何か作ってんのか?」

    アルミン「開ける?」

    アルミンは厨房のドアに手をかける

    ユミル「ああ。開けてくれ」

    アルミン「わかった」

    ガチャッ

    アルミンがドアを開けるとコックの服を着たピエロが5体いた
    5体のピエロはそれぞれ何かを煮込んでいたり洗い物をしたり包丁で何かを切ったりと分担して仕事をしていた

    ユミル「行くぞ!突っ込め!」ダッ

    ユミルたちは仕事をしているピエロたちに飛びかかっていった

    ユミルは何かを煮込んでるピエロに向かっていった

    ユミル「調理中悪いが死んでもらうぜ」

    コックピエロ「ムヒッ」

    ガシッ

    ユミル「えっ?」ドッシャーン

    ユミルはコックピエロに腕を掴まれて鋭い一本背負を決められカレーのようなものが入った巨大な鍋の中に叩き込まれた

    ユミル「熱いっ!熱い!熱い!熱い!助けてくれっ!」

    コックピエロ「ニャハハハハハハハ」ガシッ

    ズブブブ

    コックピエロはユミルの頭を掴んでカレーのようなものの中に沈めていく

    アルミン「ユミル!」

  51. 51 : : 2016/08/23(火) 23:05:44
    >>49 期待ありがとうございます!
  52. 52 : : 2016/08/23(火) 23:39:16
    アルミン「ユミル!今助ける」ダッ

    コックピエロ3「ニャハハハハハハハハハハ」ザッ

    アルミンがユミルを助けに向かおうとした瞬間前方に肉切り包丁を手にしたピエロが立ち塞がった

    アルミン「くっ…!」


    ズドン ゴキャッ

    コックピエロ2「ギャァァァァァァ」ドサッ

    アニ「…」

    アニは洗い物をしていたピエロを瞬殺しユミルの方へ向かった

    アニ「ユミル…!」

    シュッ シュッ シュッ

    ガッガッガッ

    ガシッ

    アニ「くっ…!」

    コックピエロ「バイバイ」ポイッ

    ザブン

    アニはユミルを助けるためにピエロに挑むが得意の蹴り技をことごとく封じられ最後には髪の毛を掴まれて鍋に放り込まれた

    アニ「熱い…熱い…!」

    アルミン「くっ…アニとユミルが…」

    コックピエロ3「ンニャン」ブンッ

    ザクッ

    アルミン「ぐああああっ…!」

    肉切り包丁がアルミンの肩を切りアルミンは痛みで絶叫する

    アルミン「…僕はユミルとアニを助けないといけないんだっ!だから邪魔をしないでくれ!」ブンッ

    ゴキャッ

    肉切り包丁ピエロ「ギャウッ」

    アルミンの振るったバールがピエロの顔面を捉えピエロは失神した

    エレン「おらっ!死ねよ!」

    ドスッ ブスッ

    コックピエロ4「ギエエエエエエ」ドサッ

    コックピエロ5「ギャァァァァァァァァァァァァ」ガクッ

    エレンも2体のピエロを同時に包丁で片付けユミルとアニの方へ向かった

    エレン「てめぇぇぇぇぇ!」ブンッ

    コックピエロ「ニャハハハハハハハッー」

    ドゴッ

    エレン「がっ…」ガクッ

    エレンは包丁でコックピエロに立ち向かうが鳩尾を殴られ崩れ落ちた

    しかしその隙にアルミンのバールがコックピエロの頭を打ち砕いた

    ゴキッ

    コックピエロ「ウキャ……」ドサッ

    骨の折れるような音が響きコックピエロは昏倒した

    アルミン「ユミル!アニ!大丈夫か⁈」

    アルミンは鍋の中からアニとユミルを引っ張り出した

    ユミル「コホッ ゲホッ ケホッ ハァ…ハァ」

    アニ「熱い…熱い…」

    ユミルとアニはカレーのようなものにまみれていた

    エレン「ほらよ」ザブン

    アニ「冷たっ!」

    ユミル「うおっ…!」

    エレンが厨房にあったバケツに水を汲んできて2人に水をかけた

    エレン「大丈夫か?」

    ユミル「大丈夫じゃねーな…カレーくせえし…」

    アニ「ちょっと火傷したね…」

    ユミル「本気で死ぬかと思ったぜ…」
  53. 53 : : 2016/08/23(火) 23:48:32
    次はマルコだな…
  54. 54 : : 2016/08/24(水) 11:12:49
    >>53 コメントありがとうございます
    その可能性は十分あります笑
  55. 55 : : 2016/08/24(水) 12:43:58
    〜トイレ〜

    トイレで用を足したミカサは手を洗っていた

    そして、ふと鏡を見ると真後ろに巨大な木槌を持ったピエロが立っていた

    ミカサ「っ!」

    ドガッ

    巨大な木槌がミカサに向けて振り下ろされたがミカサは何とか回避した

    パリンッ

    後ろにあった鏡が粉々に砕け散った

    木槌ピエロ「ニャハハハハハハハ?」

    ミカサ「邪魔」シュッ

    ゴキャッ

    木槌ピエロ「ギエエエエエエ…」フラッ

    ミカサは左ストレートをピエロの顔面に叩き込みピエロはよろめいた

    そこからはミカサがピエロを圧倒した
    ピエロの髪を鷲掴みにして顔面に膝蹴りを食らわせ地面に引きずり倒した
    更にミカサはピエロに馬乗りになり首を絞め続けた

    グググググググググ

    木槌ピエロ「ギギギギギギギ」

    ガクッ

    ピエロはそのまま力尽きた

    ミカサ「…」スタスタ

    ミカサはピエロの死体に背を向け寝室前に戻っていった

    〜寝室前〜

    ガチャッ

    突然ジャンが寝室の中から出てきた

    ジャン「ライナー…」

    ライナー「どうしたんだ?」

    ジャン「コニーが…死んでる」

    ライナー「何だと⁈」

    ガチャッ

    ライナーは寝室に入りコニーの元に駆け寄るがコニーはすでに息を引き取っていた

    コニー「」

    ライナー「嘘だろ…コニーが…」

    ガチャッ

    その時トイレから帰ったミカサが寝室に入ってきた

    ミカサ「どうしたの?」

    ジャン「コニーが死んじまった…」

    ミカサ「…え?」

    ジャン「まぁあんな鉄の棒で思いっきり頭を殴られて無事なわけねえよな…」

    ライナー「これで死者は5人目だ…」

    ミカサ「まだ1日目なのに」

    ライナー「ベルトルトたちは大丈夫なのか」

    〜BAR〜
    ベルトルトグループ

    ベルトルトたちはカウンターの中で食料を集めていた

    サシャ「うわっ!こんなところに肉がありますよ!」

    サシャは冷蔵庫から肉の塊を取り出した

    マルコ「すごいな…こんな肉の塊見たことないよ」

    クリスタ「すごい種類のお酒が置いてあるね」

    ベルトルト「うん。何本か持って帰ろうか」

    マルコ「酒盛りなんかしてる途中にピエロに襲われたらどうするんだよ…」

    ベルトルト「確かにそうだね…」

    ガチャッ

    その時BARの扉が開き身長が160cmくらいで前頭部が見事に禿げ上がったピエロが入ってきた

    ベルトルト「何だ⁈」チャキ

    ベルトルトはすぐさま散弾銃の銃口をピエロに向ける

    ハゲピエロ「コウゲキノイシハナイ」

    クリスタ「攻撃の意思はないって言ってるよ」

    バッ

    ハゲピエロはトーマスの遺体を背中に担ぎ上げた

    ベルトルト「トーマスをどうするつもりなんだ⁈」

    ハゲピエロ「オシエナイ」

    ズドン

    ベルトルトはピエロに散弾銃を発砲したが狙いは外れた

    ハゲピエロ「バイバイ」

    ガチャッ

    ハゲピエロはトーマスを背負ったままBARを出て行った
  56. 56 : : 2016/08/24(水) 15:49:54
    ハゲピエロはもしかして…あの人?(ハゲは何人もいるからなぁ…)あ、期待
  57. 57 : : 2016/08/24(水) 16:31:20
    凄く面白いです!
    登場人物がアッサリ死ぬところは進撃らしいですね!
    マルコはピエロ側だと予想してます…
  58. 58 : : 2016/08/24(水) 17:18:08
    >>56 期待ありがとうございます!ハゲピエロは某元都知事をモデルにしています笑

    >>57 コメントありがとうございます!それに近い構想は今頭の中にあります笑
  59. 59 : : 2016/08/24(水) 17:18:34
    マルコ「トーマスの遺体が持って行かれてしまった」

    ベルトルト「後を追うよ!」ダッ

    ガチャッ

    ベルトルト「あれ?消えた…?」

    ベルトルトがBARの外に出て辺りを見渡すもハゲピエロは姿を消していた

    マルコ「いなかったのかい?」

    ベルトルト「ああ…どこに行ったんだ…」

    クリスタ「トーマスの遺体を持って行ったのには何の意味があるんだろう…」

    マルコ「わからないな」

    ベルトルト「全く見当がつかないね」

    〜寝室〜

    ライナー「コニーの遺体はどうする?」

    ジャン「ここのベッドに寝かせておくか」

    ライナー「そうだな。その他にもこの部屋の前にはハンナの遺体とその近くにはフランツの遺体とミーナの遺体がある。そして階段にはダズの遺体もある」

    ジャン「さすがに放置ってわけにもいかねーしな」

    ミカサ「その件についてはまたみんなが帰ってきた時に話し合おう」

    ライナー「そうだな」

    ミカサ「じゃあ私たちは寝室前の見張りにつくから」

    ジャン「ああ」

    ガチャッ

    ミカサ「え?」

    ライナー「どうしたんだミカサ?」

    ミカサ「ハンナの遺体が消えてる…あっちにあったフランツとミーナの遺体もなくなってる…」

    ミカサの言った通りハンナの遺体は跡形もなく消え去っており散乱していた身体のパーツもなくなっていた。
    そしてフランツとミーナの遺体も消えていた

    ライナー「確かに…どういうことだ?誰かが持って行ったのか?」

    ミカサ「わからない…飛び散った血の痕も綺麗に掃除されている…」

    ライナー「俺たちが寝室に入ってた時間もそんなに長くなかったはずだ。お前がトイレから帰ってきた時は何も異常はなかったのか?」

    ミカサ「ええ…何も…」

    ライナー「そうか…こんな短時間でどうやって3体の遺体を運んで血の痕も掃除したってんだ…」

    〜厨房〜
    アルミングループ

    ユミル「あー…カレーくせえ…風呂入りてー」

    アルミン「浴室なら1階にあるけど…着替えとか持ってないよね」

    ユミル「当たり前だ…また後で入るよ…」

    エレン「まぁアニもユミルも無事で良かったな」

    アニ「アルミンのおかげだよ…ありがと」

    ユミル「お前も勇敢なところあるじゃねーか」

    アルミン「あはは…そうかなぁ」

    エレン「アルミンは昔から勇敢だった」

    アルミン「そうだったかな?」

    エレン「ああ。お前は勇敢だよ本当に」

    アルミン「ありがとう。なんか照れるね」アハハ

    ユミル「よし。じゃあ食料を探すか」

    アルミン「うん!」

    アルミンたちは食料を探したがニンジン6本、ピーマン3個しか手に入らなかった

    ユミル「全然ねーな…」

    アニ「まだ肝心の冷蔵庫を探してないじゃないか」

    ガチャ

    アニが業務用冷蔵庫を開けるとコートを着たピエロが中に入っていた

    ピエロ「ニャンニャンニャン」

    アニ「…」ビクッ

    ピエロ「ヒヒヒヒヒ」ノソッ

    ピエロは冷蔵庫の中から出てきた

    アニ「ビックリしたじゃないか…」

    アルミン「その発想はなかったね…」

    エレン「ふざけたことしてんじゃねーよ!」ドスッ

    ピエロ「ギエア…」ドサッ

    エレンが背後からピエロの心臓部を包丁で突き刺しピエロは倒れた

    ユミル「ピエロたちも身体を張ったことしてくんな」

    アルミン「確かにね…冷蔵庫の中に入るなんて…寒かっただろう」

    その後アルミンたちは冷蔵庫の中からチーズやバターなどを手に入れた
  60. 60 : : 2016/08/24(水) 17:45:17
    バター?…はっ!そういうことか

    ーーーーー


    ーーー





    エレン 「くらえっ!」つバター


    ピエロ 「うおっ」ツルッ


    ドッテーン




    ーーー


    ーーーーー



    っていう…使えねーな ポイッ
  61. 61 : : 2016/08/24(水) 17:57:31
    >>60 コメントありがとうございます!
    なるほど…そういう使い方があったとは笑
  62. 62 : : 2016/08/24(水) 18:01:38
    BAR
    〜ベルトルトグループ〜

    マルコ「結構食料は手に入ったね」

    ベルトルト「ああ。燻製肉の塊に缶詰18缶、飲料水2ℓ入りが6本、カボチャ1個」

    サシャ「早く肉を食べたいですね〜」

    ベルトルト「また夜にみんなで食べよう」

    クリスタ「そういえばもう3時30分だね」

    ベルトルト「うん。そろそろ寝室に戻ろうか」

    マルコ「そうしよう」

    ガチャッ

    ベルトルトたちがBARから出ると廊下で何かが佇んでいた

    ベルトルト「ピエロか…?」チャキッ

    ベルトルトはすぐに散弾銃を構える

    ピエロ「ヒャッヒャッヒャッヒャッ」

    クリスタ「ね…ねぇ…あれ…ダズに似てない…?」

    サシャ「え?」

    ベルトルト「ダズ?確かダズは死んだはずじゃ…」

    マルコ「あれはダズだよ…」

    そのピエロはピエロ特有のメイクが施されてるとはいえ髪型、体型などがダズと一致していた。ダズのトレードマークであるほうれい線もくっきりと表れていた

    サシャ「ダズは死んだはずですよ…?一体どういうことなんでしょうか…」

    ダズピエロ「ヒャッハァッ!」ダッ

    ダズピエロはものすごいスピードでベルトルトたちに接近してきた

    ベルトルト「うわっ!」ズドン

    ダズピエロ「グエッ」ドサッ

    ベルトルトが散弾銃を放ちダズピエロは吹き飛んだ

    ベルトルト「やったのか?」

    クリスタ「何でダズが…ピエロに…嘘でしょ?」

    クリスタはピエロが本当にダズであるかを確認するために倒れているピエロに近づいた

    その時
    ガバッ

    クリスタ「きゃっ!」

    ダズピエロ「オロロロロロロ」

    ピエロが起き上がり何かをクリスタの顔に吐きかけた

    クリスタ「え…何…」ドロドロ

    クリスタの顔がみるみるうちに溶けていき骨があらわになった

    ベルトルト「嘘だろ⁈何なんだこいつ⁈」

    サシャ「クリスタ⁈」

    マルコ「早く逃げよう!こんな化け物に勝てるわけがないよ!」

    ベルトルト「死ねっ!」ズドン

    ベルトルトは再び散弾銃を放つ

    ダズピエロ「ギャアッ」ドサッ

    ベルトルト「今度こそ…」

    ダズピエロ「ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」ムクリ

    ベルトルト「ダメだ!逃げよう!」ダッ

    サシャ「クリスタは⁈」

    マルコ「クリスタは…もうダメだ…」ダッ

    3人は勝ち目がないと判断し逃げ去った
  63. 63 : : 2016/08/24(水) 19:21:20
    あぁ!?クリスタの顔がぁ!!…ユミルが暴れること間違いなし(´・ω・`)
    期待
  64. 64 : : 2016/08/24(水) 19:38:39
    ダズなにしてくれとんじぁーーー!クリスタがぁー!話の展開的にピエロになるやろーガー ( ; ; )ユミル覚醒したらバター使ってくれるかな?笑
  65. 65 : : 2016/08/24(水) 20:28:31
    く、クリスタがここで離脱とは...結構悲しいでござった(´・ω・`)
  66. 66 : : 2016/08/24(水) 21:23:08
    >>63 期待ありがとうございます!ユミルには派手に暴れてもらいたいと思ってます笑

    >>64 コメントありがとうございます!展開次第で考えてみたいと思います笑

    >>65 コメントありがとうございます!自分もちょっと早いかなとは思ったんですが、思い切って離脱させました(^^;;
  67. 67 : : 2016/08/24(水) 21:57:08
    〜寝室前〜

    ライナー「あいつらまだ戻ってこないのか」

    ミカサ「うん…」

    ライナー「何かあったんじゃないのか」

    ダッダッダッ

    ライナー「おっ!戻ってきたみたいだ」

    ベルトルト「ライナー!大変だ!」

    ライナー「ベルトルト!どうしたんだ?クリスタとトーマスはどこに行ったんだ?」

    ベルトルト「トーマスは殺された…そしてクリスタもだ…」

    ライナー「何だと⁈どういうことなんだ⁈」

    サシャ「それよりも化け物が…いやダズが来ますよ!」

    ライナー「は?一体何が起きたかちゃんと説明してくれ!」

    マルコ「僕が説明するよ!」

    マルコは今までの経緯を説明した

    ライナー「クリスタがダズに似たピエロに殺された?ダズは死んだはずだが…」

    ベルトルト「死んだはずなんだけどなぜかピエロになってたんだよ!」

    ミカサ「何かが来た!」

    ダズピエロ「ゲラゲラゲラゲラゲラ」

    100m先の廊下にダズピエロが現れた
    ダズピエロはゆっくり歩いてこちらに近づいてくる

    ベルトルト「あいつだ!」

    マルコ「あいつは口から人体を溶かす液体を吐き出すから気をつけるんだ!クリスタの顔もその液体で溶かされた…」

    ライナー「どうする⁈殺るか?」

    ベルトルト「でも近付いたらあの液体をかけられる…!」

    ユミル「おーいどうしたんだ?」タッタッタッ

    ベルトルト「ユミルたちが戻ってきた!」

    ユミル「どうしたってんだよ?」

    ベルトルト「あれを見るんだ!」

    ユミル「ん?ただのピエロじゃねーか。しかも丸腰。何ビビってんだ?」

    ベルトルト「あいつはダズだ…そしてクリスタはあいつに殺された…」

    ユミル「は………?クリスタが…?殺された……?あいつに……?」

    ベルトルト「そうだ…」

    ユミル「殺す…!」ダッ

    ガシッ

    ベルトルト「待つんだ!あいつは口から人を溶かす液体を吐き出す!君が向かっていったところでクリスタと同じ目に遭うだけだ…!今は感情を抑えてくれ!」

    ダズピエロ「ギャハハハハハハハ」

    ダズピエロは50m先まで近づいてきていた

    アルミン「あの動き…自分の意思で動いてるようには見えない…何かに動かされてるような感じだ…何かがあのピエロの中に入ってあのピエロを動かしているんだ」

    ライナー「つまりどうすればいいんだ⁈」

    アルミン「あいつをバラバラしてあいつを動かしている何かを取り出すんだ」

    ベルトルト「バラバラにする…か」

    ダズピエロとの距離は30m、20mと狭まっていく

    アルミン「ベルトルトはその銃を撃ってあいつを吹き飛ばしてくれ…その隙にライナーがその斧で、僕はこのバールであいつをめった打ちにする。そしてアニとマルコはチェーンソーであいつの身体をバラバラにするんだ…液体を吐き出させないように首を最優先に切断してくれ」

    ライベルアニマル「わかった!」

    ユミル「マルコ…私にやらせてくれ」

    マルコ「え?」

    ユミル「この手でクリスタの仇を討つ…」

    マルコ「…わかった」

    マルコはチェーンソーをユミルに渡した

    ダズピエロ「ギャハハハハハハハハハハハハ」

    ライナー「来るぞ!」

  68. 68 : : 2016/08/25(木) 00:04:43
    ベルトルト「もうちょっと引きつけて!」

    ダズピエロ「ニヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」

    ベルトルト「撃つ!」ズドン

    ダズピエロ「ギアッ」ドサッ

    ダズピエロは至近距離で発砲され吹き飛んだ

    アルミン「今だ!」

    ダッ

    4人はダズピエロに向かって飛びかかった

    アルミン「アニ!首を切断するんだ!」

    アニ「わかってる…!」

    ゾブブブブ

    アニはダズピエロの首を切断した

    ドボドボ

    切断面から血ではない液体が溢れてくる

    アルミン「その液体に絶対に触れないで!」

    アルミン「ユミルとライナーは四肢を切断してくれ!」

    ライナー「わかった!」

    グシャッ ザシュ

    ユミル「死ねよ!死ねよ!死ねぇぇぇぇぇぇぇぇ!」ゾブブブブブブブブブブブ

    ユミルは半狂乱になりながらダズピエロの四肢をめちゃくちゃに切り刻みダズピエロの胴体だけが無残に残った

    アルミン「これでこいつは動けないはずだ…」

    ライナー「後は胴体だけだ」

    アルミン「ダズの腹部には分厚い鉄の板が仕込んである…これじゃあ中に入ってると思われるバッテリーを取り出せない」

    ライナー「鉄の板が仕込んであるのか…だからベルトルトの銃撃を受けても吹き飛んだだけで済んだんだな」

    アルミン「背中から取り出そう。アニ、チェーンソーでダズの背中を抉ってくれ」

    アニ「わかった」

    ゾブブブブブブブブブブブ

    ゴロッ

    5分くらいダズの背中を抉り続けると中から長方形の形をしたバッテリーが出てきた

    アルミン「これか…このバッテリーでダズは動き続けていたのか…」

    ライナー「どういう仕組みかさっぱりわからん…」

    アニ「私もだよ…」

    アルミン「僕もあんまり詳しいことはわからないけどダズの死体はピエロに改造されてしまったんだ」

    ライナー「改造…?…ということは…」

    アルミン「どうしたんだい?」

    ライナー「さっきちょっと目を離した隙にハンナとフランツとミーナの死体が消えてたんだ…」

    アルミン「え…?」

    ライナー「あいつらも改造されてるかもしれない…」

    ベルトルト「僕たちもピエロにトーマスの死体を持って行かれてしまったんだ…もしかしたらトーマスも…」

    アルミン「何てことだ…」

    アニ「それはまずいんじゃないの?」

    アルミン「まずい…」

    ミカサ「アルミン…1階に研究室っていう場所があるけど…もしかしたらそこで…」

    アルミン「行こう!ミカサはジャンのボディガードをしててくれ!それ以外の人たちは1階の研究室に向かおう!」

    ダッ

    ミカサとジャンとユミルを除くメンバーは急いで研究室に向かった

    ミカサ「ユミル…あなたは行かなくてもいいの…?」

    ユミル「…」

    ユミルは茫然自失の状態だった

    ミカサ「…」
  69. 69 : : 2016/08/25(木) 21:28:19
    〜研究室前〜

    アルミン「ここが研究室か…」

    エレン「本当にここであいつらの死体を改造してるのか…?」

    ガチャ

    その時研究室の扉が開き中からトーマスの死体を持ち去ったハゲピエロが出てきた

    ハゲピエロ「コンニチハ」

    ベルトルト「こ、こいつだ…こいつがトーマスの死体を持って行ったんだ!」

    アルミン「トーマスやフランツ、ミーナ、ハンナの遺体を返してください…」

    ハゲピエロ「ムリデスネ」

    エレン「何が無理だ!てめえ!」ドスッ

    エレンはハゲピエロの腕に包丁を突き刺した

    ハゲピエロ「ボウリョクテキデスネ」

    ドゴッ

    エレン「ごあっ…げほっ…」ドサッ

    ハゲピエロは目にも留まらぬ速さでエレンの腹部に蹴りを叩き込んだ

    ライナー「お前も暴力的じゃないか」ゴオッ

    ハゲピエロ「アブナッ」サッ

    ドガアッ

    ライナーはハゲピエロに斧を振り下ろしたが見事に避けられてしまった

    ハゲピエロ「メンドクサイデスネー」ガッ

    ライナー「がっ…!」ググググググ

    ハゲピエロはライナーの首を片手で持ち上げ激しく締め上げた

    ベルトルト「ライナー!」カチャ

    ベルトルトはハゲピエロに向けて散弾銃を構える

    カチッ

    ベルトルト「あれ…?」

    ハゲピエロ「タマガハイッテナイミタイデスネ」

    ゴキャッ

    ベルトルト「ごっ…が…」ガクッ

    ハゲピエロは右腕でライナーを持ち上げたままベルトルトの首に手刀を叩き込み気絶させた

    マルコ「くそ…強いな…」ブィーン

    アルミン「でも倒さなきゃ!」ブンッ

    マルコはチェーンソーでアルミンはバールでハゲピエロに攻撃を仕掛けた

    ハゲピエロ「…」ブンッ

    ゴツン

    アルミン「うわっ…!」ドサッ

    ハゲピエロ「…」ビュン

    バキャッ

    マルコ「ぐっ…」ガクッ

    ハゲピエロは向かってくるアルミンにライナーを投げつけマルコにはハイキックを顔面に叩き込んだ

    アルミン「何なんだ…こいつは……強すぎるよ…」

    ハゲピエロ「ジカンカセギハコノクライカナー」

    ガチャ

    その時研究室の扉が再び開き”何か”が出てきた

  70. 70 : : 2016/08/25(木) 21:42:25
    その何かとはなんだぁ!?
    期待ぃぃっ!!
  71. 71 : : 2016/08/25(木) 22:28:08
    ま、まさかσ(((;・ω・;;;)))ダラダラダラ
    ピエロ!?(もしくはキース教官かなww)期待
  72. 72 : : 2016/08/26(金) 17:07:54
    >>70 期待ありがとうございます!

    >>71

    ガチャッ

    キース「今しがた大きな物音がしたが誰か説明できる者はいるか?」

    期待ありがとうございます笑
  73. 73 : : 2016/08/26(金) 17:08:55
    出てきた”何か”はもはや異形の化け物だった

    ピエロのメイクが施されている顔こそフランツの面影はあるものの右腕にはチェーンソーが装着されており左腕には手の代わりにハンナと思われる顔が付いていた。そして身体中にはハンナのものと思われる腸が巻きついていた

    フランツ&ハンナピエロ「アガガガガガガガガガガガガガ」

    アルミン「何だ……これ…………」

    サシャ「ひっ……何ですか…これは…化け物じゃないですか…」

    ハゲピエロ「ジャアアトハマカセタヨ」

    ガチャ

    ハゲピエロはそのまま研究室に入って行った

    フランツ&ハンナピエロ「ガガガガガガガガガガガガガガ」

    エレン「はは…何だこいつ…」

    サシャ「早く逃げましょう…」

    アニ「でも…ライナーとベルトルトが…」

    ライナーとベルトルトはハゲピエロの攻撃により気を失っている状態だった

    アルミン「ライナー…ベルトルト…ごめん!」ダッ

    サシャ「ごめんなさい…!」ダッ

    エレン「ライナー…ベルトルト…」ダッ

    アニ「…ごめんなさい…ごめんなさい…」ダッ

    マルコ「…」ダッ

    5人はライナーとベルトルトを置いて逃走した

    フランツ&ハンナピエロ「ギギギギギガガガガガガガガガガガガガガ」ダッダッダ

    しかしフランツ&ハンナピエロは倒れているライナーとベルトルトには目もくれず5人を追いかけ始めた

    アルミン「まずい…!僕たちを狙ってる!」ダッダッダ

    サシャ「何でですか…⁈」ダッダッダ

    アルミン「わからない!巨人でいう奇行種みたいなものかもしれない…目先の人間よりも集団で行動してる人間を襲うように改造されてるんだ!」ダッダッダ

    サシャ「そんな…!」ダッダッダ

    エレン「どうするんだ⁈アルミン…!いつまでも逃げ通せるわけないだろ…」ダッダッダ

    アルミン「でも…立ち向かっていったところで確実に殺されるよ!」ダッダッダ

    エレン「全員で戦えば勝てるかもしれねえだろ!」ダッダッダ

    アルミン「もし勝てたとしてもこっちに犠牲者が出ることは確実だよ…!」

    エレン「でも、このまま逃げ続けてもいずれかはみんな殺されてしまうだろ…!」

    ミカサ「どうしたの⁈みんな…」

    アルミン「ミカサ!」

    5人はいつの間にか寝室前まで来ていた


    〜研究室前〜

    研究室前ではベルトルトが目を覚ましていた

    ベルトルト「ん…?あれ…みんなはどこに…」

    ライナー「」

    ベルトルト「ライナー…」ユサユサ

    ライナー「…何だ?」

    ベルトルト「みんなはどこに行ったんだろう」

    ライナー「わからん…俺も今まで気絶してたからな…」

    ガチャッ

    その時研究室の扉が開きハゲピエロが再び出てきた

    ベルトルト「みんなはどこに行ったんだ?」

    ライナー「答えろ」

    ハゲピエロ「ハハハ…ヨワイヤツガエラソウニ」

    ライナー「何だと?」

    ハゲピエロ「アノコタチハワタシタチノサクヒンニオイカケマワサレテマスヨ」

    ライナー「作品に追いかけ回されている?」

    ベルトルト「どういうことなんだ⁈」

    ハゲピエロ「メンドクサイデスネェ」

    ライナー「まあいい…ここでお前をぶっ殺してあいつらを助けに行く」

    ベルトルト「これ以上話してても面倒くさいだけだしね」

    ライナーは地面に落ちていた斧を手に取り
    ベルトルトは日本刀を手に取った

    ハゲピエロ「カカッテキナヨ」

    ライナー「ああ」

  74. 74 : : 2016/08/26(金) 17:20:27
    巨人組!!死ぬなよ…
  75. 75 : : 2016/08/26(金) 17:33:49
    頑張れ!ライナーとベルトなんちゃら!ww
    期待
  76. 76 : : 2016/08/26(金) 21:55:26
    >>74 コメントありがとうございます!ライベルには頑張ってもらいます笑

    >>75 期待ありがとうございます!ベルトルトの名前覚えてあげてください笑
  77. 77 : : 2016/08/26(金) 21:55:39
    ライナー「さっさと片付けるぜ」ゴオッ

    ハゲピエロ「…」ビシュッ

    ゴキャッ

    ライナーはハゲピエロに斧を振るうがあっさりと躱され顔面に拳を叩き込まれた

    ライナー「がっ…」ポタポタ

    ライナーの鼻から血が滴り落ちる

    ベルトルト「くたばってくれ!」ビュン

    ズビシュ

    ベルトルトの刃はハゲピエロの右手小指を切り落とした

    ハゲピエロ「イテテ」

    ライナー「おらっ!」

    ドカッ

    ハゲピエロ「オッ…」ドサッ

    ハゲピエロはライナーのタックルをまともに受け吹っ飛んだ

    ライナー「よし!チャンスだ!」ダッ

    ハゲピエロ「ウザイデスネー」

    ゴキッ

    ライナー「ぐっ…がっ…」

    ライナーはハゲピエロに襲いかかるがハゲピエロは一瞬で体勢を立て直しライナーの顎に強烈な拳を叩き込んだ

    しかしその隙にベルトルトが無音でハゲピエロの後ろに回り込みハゲピエロの背中を叩き斬った

    ベルトルト「…」ザシュッ

    ハゲピエロ「エッ」ブシャッ

    ハゲピエロの背中から血が噴き上がる

    ライナー「おらぁぁぁぁぁ!」

    ドカッ

    ハゲピエロ「グアッ!」

    ライナーは真正面からタックルを仕掛けハゲピエロを壁に押し付けた

    ライナー「さっきのお返しだ」

    ググググググ

    更にライナーはハゲピエロの首を締め上げた

    ハゲピエロ「ヤメ…テ……クレ」

    ライナー「さっきまでの余裕はどこに行ったんだ?」ググググググ

    ベルトルト「終わりだ」ドスッ

    ベルトルトはハゲピエロの心臓のあたりを日本刀で突き刺した

    ハゲピエロ「ゴア……」ガクッ

    ライナー「殺ったか…さすがベルトルトだな」

    ベルトルト「いや…ライナーも良くやったと思うよ」

    ライナー「よし!あいつらを助けに行くぞ」

    ベルトルト「ああ!」

    2人はエレンらを助けに向かった

    〜寝室前〜

    ミカサ「どうしたの⁈」

    アルミン「ハンナとフランツが融合したピエロが現れたんだ…!ピエロたちによってフランツとハンナも改造されたみたいだ…」

    フランツ&ハンナピエロ「ギギギギギギギギ」

    アルミン「来た!」

    ミカサ「どうするの?」

    アルミン「寝室に逃げ込もう…!」

    アニ「寝室に閉じこもったところですぐに扉を破られるよ…」

    マルコ「僕もそう思うよ…扉が破られたら逃げ場もないし…」

    アルミン「そ、そうだよね…えっと…どうしよう…」

    マルコ「とりあえず今は逃げ続けるしかないよ…武器も研究室前に置いてきてしまったし」

    その時茫然自失の状態で座り込んでいたユミルが口を開いた

    ユミル「私が時間を稼いでやるよ…」

    アルミン「え?」

    ユミル「私にはこれがある」

    ユミルはチェーンソーを手に取った

    アルミン「で、でも…」

    ユミル「もういいんだよ…クリスタも死んじまったし…もう失うものなんてないしな…最後はお前らの為に死んでやるよ」

    アルミン「ユミル…」

    フランツ&ハンナピエロ「グガガガガガガガガガガガ」

    フランツ&ハンナピエロはどんどんと近づいてきていた

    ユミル「早く行け!」

    アルミン「…わかった…!」

    ユミル「誰かジャンを背負って行ってやれよ」

    マルコ「僕が背負っていくよ」

    ユミル「ああ…じゃあなお前ら」

    エレン「ユミル…すまない…」

    ユミル「ああ…早く行け」

    ダッ

    ユミル「さて…どれだけ時間を稼げるかだな…」ブィーン

    7人が逃げたことを確認しユミルはチェーンソーを起動した

    フランツ&ハンナピエロ「ゴガガガガガガガガ」

    フランツ&ハンナピエロとの距離はもう10mほどに迫っていた

  78. 78 : : 2016/08/26(金) 21:57:10
    期待!
  79. 79 : : 2016/09/06(火) 22:31:10
    放置…ですか…
  80. 81 : : 2016/09/10(土) 10:22:33
    しばらく放置してて本当に申し訳ありません。今月は少し忙しくて…
    9月22日以降に更新していきたいと思っています…
  81. 82 : : 2017/08/17(木) 13:32:04
    そしてまた放置
  82. 83 : : 2017/08/17(木) 13:32:07
    ねのなままはなまさまま
  83. 84 : : 2017/08/17(木) 13:32:09
  84. 85 : : 2017/08/17(木) 13:32:11
  85. 86 : : 2017/08/17(木) 13:32:14
  86. 87 : : 2017/08/17(木) 13:32:17
  87. 88 : : 2017/08/17(木) 13:32:20
  88. 89 : : 2017/08/17(木) 13:32:23
  89. 90 : : 2017/08/17(木) 13:32:26
  90. 91 : : 2017/08/17(木) 13:32:29
  91. 92 : : 2017/08/17(木) 13:32:31
  92. 93 : : 2017/08/17(木) 13:32:35
  93. 94 : : 2017/08/17(木) 13:32:45
    ゴミ
  94. 95 : : 2017/08/17(木) 13:32:48
  95. 96 : : 2017/08/17(木) 13:32:50
  96. 97 : : 2017/08/17(木) 13:32:52
  97. 98 : : 2017/08/17(木) 13:32:55
  98. 99 : : 2017/08/17(木) 13:32:59
  99. 100 : : 2017/08/17(木) 13:33:24
    100到達イィィィィィィィエェェェェェェェェェガァァァァァァーーー!!!!
  100. 101 : : 2017/08/17(木) 13:33:33
  101. 102 : : 2017/08/17(木) 13:33:36
    ァァァァァァ
  102. 103 : : 2017/08/17(木) 13:33:41
    ァァァァァァ
  103. 104 : : 2017/08/17(木) 13:33:52
    ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ
  104. 105 : : 2017/08/17(木) 13:34:00
    かあ
  105. 106 : : 2017/08/17(木) 13:40:27
    なまにはたはたは
  106. 107 : : 2017/08/22(火) 23:43:44
    イヤ〜、続が気になってしょうがない。
  107. 108 : : 2017/08/22(火) 23:45:46
    最後に作者さんが 投稿して 1年。。。
  108. 109 : : 2017/10/20(金) 19:27:58
    ITっていう映画ににてる
  109. 110 : : 2018/02/10(土) 11:09:44
    エレン様の聖なる逆鱗!!!
































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































  110. 111 : : 2018/02/10(土) 11:09:53
    エレン様の聖なる逆鱗!!!
































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































  111. 112 : : 2018/02/10(土) 11:09:58
    エレン様の聖なる逆鱗!!!
































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































  112. 113 : : 2018/02/10(土) 11:10:03
    エレン様の聖なる逆鱗!!!
































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































  113. 114 : : 2018/02/10(土) 11:10:07
    エレン様の聖なる逆鱗!!!
































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































  114. 115 : : 2018/02/10(土) 11:10:11
    エレン様の聖なる逆鱗!!!
































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































  115. 116 : : 2018/02/10(土) 11:10:16
    エレン様の聖なる逆鱗!!!
































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































  116. 117 : : 2018/02/10(土) 11:10:20
    エレン様の聖なる逆鱗!!!
































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































  117. 118 : : 2018/02/10(土) 11:10:24
    エレン様の聖なる逆鱗!!!
































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































  118. 119 : : 2018/02/10(土) 11:10:28
    エレン様の聖なる逆鱗!!!
































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































  119. 120 : : 2018/02/10(土) 11:10:34
    エレン様の聖なる逆鱗!!!
































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































  120. 121 : : 2018/02/10(土) 11:50:39
    エレン様の聖なる逆鱗!!!
































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































  121. 122 : : 2018/02/10(土) 11:50:44
    エレン様の聖なる逆鱗!!!
































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































  122. 123 : : 2018/02/10(土) 11:50:48
    エレン様の聖なる逆鱗!!!
































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































  123. 124 : : 2018/02/10(土) 11:50:52
    エレン様の聖なる逆鱗!!!
































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































  124. 125 : : 2018/02/10(土) 11:50:56
    エレン様の聖なる逆鱗!!!
































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































  125. 126 : : 2018/02/10(土) 11:51:01
    エレン様の聖なる逆鱗!!!
































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































  126. 127 : : 2018/02/10(土) 11:51:05
    エレン様の聖なる逆鱗!!!
































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































  127. 128 : : 2018/02/10(土) 11:51:09
    エレン様の聖なる逆鱗!!!
































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































  128. 129 : : 2018/02/10(土) 11:51:13
    エレン様の聖なる逆鱗!!!
































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































  129. 130 : : 2018/02/10(土) 11:51:18
    エレン様の聖なる逆鱗!!!
































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































  130. 131 : : 2018/02/10(土) 12:46:19
    エレン「さぁて、少し遊んでやろうか」【エレンチート】
    進撃の巨人 523
    エレン

    その他
    Good
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    1 : エレレレン : 2018/02/09(金) 18:26:01 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    あともうちょっとしたら書きます。
    2 : エレレレン : 2018/02/09(金) 22:13:32 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ※現パロです。



    不良「………もう我慢できねェ」


    煙草をふかした男が路地裏で呟いた。
    その周りには同じ格好をした三人が壁によりかかり、静かにその時を待っている。


    不良2「おい、マジでやんの?」


    一人が呟く。
    そう、今この不良達が立ち向かおうとしているのは前代未聞の化物なのだ。


    不良3「その覚悟がなきゃここにいねェだろうがよ」


    もう一人が鉄パイプを壁に当てながら呟く。


    不良4「しかし、集まったのがこの四人だけか?…あの『返り血の般若』をブッ飛ばすためのチームはよォ」


    もう一人はその化物の異名を口にする。
    普通に聞けば「どこの厨二病だ」と言われるが、その異名を付けるほどにその男は凶暴だった。


    不良2「いや、三人くらいいれば十分じゃねーの?プロボクサーでも三人に囲まれて一斉に殴られれば一発は当たるっつぅしな」


    壁によりかかっていた男が漫画の中で見た豆知識を言葉にする。


    不良「各自鉄パイプは持ったか?」


    その中でもリーダー格の男が周りの男達に問う。


    不良2.3.4「」コクン


    周りの男達は準備はできていると言うように力強く頷いた。


    不良3「…おい、来たぞ」ボソ


    男がそう呟くと、歩道からやけに顔が整った少年があるいてくる。


    「ふぅうぁ………」スタスタ



    不良「うし!お前ら行くぞ!」バッ


    男たちは四方八方に飛び出した。その方が例え負けてもダメージくらいは負わせられると思ったからだ。だがその予想は外れてしまった。


    不良2.3.4「おうよ!」バッ



    「んぁ?」パチ


    男が閉じていた目を開ける。すぐそこに鉄パイプを持っている男が向かってきていた。


    不良2「くらいやがれーーーッ!?」ガシッ


    男は鉄パイプを思い切り振り下ろす。が、掴まれた。


    「おいおい……危ねェだろうがよ」ギギギ


    今にも鉄パイプが悲鳴をあげそうなほど曲がっている。その隙を見つけ、別の男が真正面から駆け出してくる。


    不良3「しゃあッ!」グァ



    「真正面から突っ掛かって来るなよ…オラ」ドカ


    だが真正面に突っ掛かってきた事もあり、顔を足で押さえられる。


    不良3「ふぐっ!?(足で!?)」


    男がじたばたしていると、更に別の男が後ろから鉄パイプを振り下ろす。


    不良4「後ろ取った!!」ギュン


    だがその鉄パイプは無惨にも空を切った。


    「よ」スカ


    少年が左に避け、男を押さえていた足を最初の男の脇腹に入れる。


    不良2「ぐッ…!」ドシャ


    最初の男は地面に倒れる。その時を見計らい、少年は体勢を立て直そうとしている男に足払いをする。


    不良4「うおッ!?」グラ


    男が今にも転びそうな所で、少年は男の顔面に右ストレートを入れる。


    「おっりゃぁッ!!」ドゴォ



    不良4「ごォッ……ハァ!?」ゴロゴロ



    男は無惨に歩道を転がっていく。



    不良3「負けてたまるかァァッ!」ダダッ



    そこへ足で押さえられていた男が低い姿勢で足を狙おうと突進してくる。



    「ほっ」ピョン



    少年は男の上まで軽々とジャンプし、男の頭を踏みつけた。



    不良3「がッ…!」ドサ



    「ふぅ」スタ



    不良「……!」バッ



    少年は溜め息をつくと足早にその場を離れようとした。その隙を狙ってリーダー格の男が少年の後頭部に鉄パイプを振り下ろす。



    ガンッ!



    鈍い音が響き渡る。



    不良「や、やった………ッ!?」



    男は腰が抜ける。安堵感と共に恐怖が襲ってきた。



    エレン「テメェ………おれの頭に傷をつけやがったなァァァ……!!!」ギロ



    少年は先程の表情とうって変わって鬼のような形相をしている。
    頭からは血が滴り落ち、目はギラギラと獲物を狩る目になっている。


    不良「こ……これが…『返り血の般若』……『エレン』……ッ?」


    男は初めて少年の名を口にする。


    エレン「死ねエェェェッ!!!」グォア
  131. 132 : : 2018/02/10(土) 12:46:26
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    ※現パロです。



    不良「………もう我慢できねェ」


    煙草をふかした男が路地裏で呟いた。
    その周りには同じ格好をした三人が壁によりかかり、静かにその時を待っている。


    不良2「おい、マジでやんの?」


    一人が呟く。
    そう、今この不良達が立ち向かおうとしているのは前代未聞の化物なのだ。


    不良3「その覚悟がなきゃここにいねェだろうがよ」


    もう一人が鉄パイプを壁に当てながら呟く。


    不良4「しかし、集まったのがこの四人だけか?…あの『返り血の般若』をブッ飛ばすためのチームはよォ」


    もう一人はその化物の異名を口にする。
    普通に聞けば「どこの厨二病だ」と言われるが、その異名を付けるほどにその男は凶暴だった。


    不良2「いや、三人くらいいれば十分じゃねーの?プロボクサーでも三人に囲まれて一斉に殴られれば一発は当たるっつぅしな」


    壁によりかかっていた男が漫画の中で見た豆知識を言葉にする。


    不良「各自鉄パイプは持ったか?」


    その中でもリーダー格の男が周りの男達に問う。


    不良2.3.4「」コクン


    周りの男達は準備はできていると言うように力強く頷いた。


    不良3「…おい、来たぞ」ボソ


    男がそう呟くと、歩道からやけに顔が整った少年があるいてくる。


    「ふぅうぁ………」スタスタ



    不良「うし!お前ら行くぞ!」バッ


    男たちは四方八方に飛び出した。その方が例え負けてもダメージくらいは負わせられると思ったからだ。だがその予想は外れてしまった。


    不良2.3.4「おうよ!」バッ



    「んぁ?」パチ


    男が閉じていた目を開ける。すぐそこに鉄パイプを持っている男が向かってきていた。


    不良2「くらいやがれーーーッ!?」ガシッ


    男は鉄パイプを思い切り振り下ろす。が、掴まれた。


    「おいおい……危ねェだろうがよ」ギギギ


    今にも鉄パイプが悲鳴をあげそうなほど曲がっている。その隙を見つけ、別の男が真正面から駆け出してくる。


    不良3「しゃあッ!」グァ



    「真正面から突っ掛かって来るなよ…オラ」ドカ


    だが真正面に突っ掛かってきた事もあり、顔を足で押さえられる。


    不良3「ふぐっ!?(足で!?)」


    男がじたばたしていると、更に別の男が後ろから鉄パイプを振り下ろす。


    不良4「後ろ取った!!」ギュン


    だがその鉄パイプは無惨にも空を切った。


    「よ」スカ


    少年が左に避け、男を押さえていた足を最初の男の脇腹に入れる。


    不良2「ぐッ…!」ドシャ


    最初の男は地面に倒れる。その時を見計らい、少年は体勢を立て直そうとしている男に足払いをする。


    不良4「うおッ!?」グラ


    男が今にも転びそうな所で、少年は男の顔面に右ストレートを入れる。


    「おっりゃぁッ!!」ドゴォ



    不良4「ごォッ……ハァ!?」ゴロゴロ



    男は無惨に歩道を転がっていく。



    不良3「負けてたまるかァァッ!」ダダッ



    そこへ足で押さえられていた男が低い姿勢で足を狙おうと突進してくる。



    「ほっ」ピョン



    少年は男の上まで軽々とジャンプし、男の頭を踏みつけた。



    不良3「がッ…!」ドサ



    「ふぅ」スタ



    不良「……!」バッ



    少年は溜め息をつくと足早にその場を離れようとした。その隙を狙ってリーダー格の男が少年の後頭部に鉄パイプを振り下ろす。



    ガンッ!



    鈍い音が響き渡る。



    不良「や、やった………ッ!?」



    男は腰が抜ける。安堵感と共に恐怖が襲ってきた。



    エレン「テメェ………おれの頭に傷をつけやがったなァァァ……!!!」ギロ



    少年は先程の表情とうって変わって鬼のような形相をしている。
    頭からは血が滴り落ち、目はギラギラと獲物を狩る目になっている。


    不良「こ……これが…『返り血の般若』……『エレン』……ッ?」


    男は初めて少年の名を口にする。


    エレン「死ねエェェェッ!!!」グォア
  132. 133 : : 2018/02/10(土) 12:46:30
    エレン「さぁて、少し遊んでやろうか」【エレンチート】
    進撃の巨人 523
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    煙草をふかした男が路地裏で呟いた。
    その周りには同じ格好をした三人が壁によりかかり、静かにその時を待っている。


    不良2「おい、マジでやんの?」


    一人が呟く。
    そう、今この不良達が立ち向かおうとしているのは前代未聞の化物なのだ。


    不良3「その覚悟がなきゃここにいねェだろうがよ」


    もう一人が鉄パイプを壁に当てながら呟く。


    不良4「しかし、集まったのがこの四人だけか?…あの『返り血の般若』をブッ飛ばすためのチームはよォ」


    もう一人はその化物の異名を口にする。
    普通に聞けば「どこの厨二病だ」と言われるが、その異名を付けるほどにその男は凶暴だった。


    不良2「いや、三人くらいいれば十分じゃねーの?プロボクサーでも三人に囲まれて一斉に殴られれば一発は当たるっつぅしな」


    壁によりかかっていた男が漫画の中で見た豆知識を言葉にする。


    不良「各自鉄パイプは持ったか?」


    その中でもリーダー格の男が周りの男達に問う。


    不良2.3.4「」コクン


    周りの男達は準備はできていると言うように力強く頷いた。


    不良3「…おい、来たぞ」ボソ


    男がそう呟くと、歩道からやけに顔が整った少年があるいてくる。


    「ふぅうぁ………」スタスタ



    不良「うし!お前ら行くぞ!」バッ


    男たちは四方八方に飛び出した。その方が例え負けてもダメージくらいは負わせられると思ったからだ。だがその予想は外れてしまった。


    不良2.3.4「おうよ!」バッ



    「んぁ?」パチ


    男が閉じていた目を開ける。すぐそこに鉄パイプを持っている男が向かってきていた。


    不良2「くらいやがれーーーッ!?」ガシッ


    男は鉄パイプを思い切り振り下ろす。が、掴まれた。


    「おいおい……危ねェだろうがよ」ギギギ


    今にも鉄パイプが悲鳴をあげそうなほど曲がっている。その隙を見つけ、別の男が真正面から駆け出してくる。


    不良3「しゃあッ!」グァ



    「真正面から突っ掛かって来るなよ…オラ」ドカ


    だが真正面に突っ掛かってきた事もあり、顔を足で押さえられる。


    不良3「ふぐっ!?(足で!?)」


    男がじたばたしていると、更に別の男が後ろから鉄パイプを振り下ろす。


    不良4「後ろ取った!!」ギュン


    だがその鉄パイプは無惨にも空を切った。


    「よ」スカ


    少年が左に避け、男を押さえていた足を最初の男の脇腹に入れる。


    不良2「ぐッ…!」ドシャ


    最初の男は地面に倒れる。その時を見計らい、少年は体勢を立て直そうとしている男に足払いをする。


    不良4「うおッ!?」グラ


    男が今にも転びそうな所で、少年は男の顔面に右ストレートを入れる。


    「おっりゃぁッ!!」ドゴォ



    不良4「ごォッ……ハァ!?」ゴロゴロ



    男は無惨に歩道を転がっていく。



    不良3「負けてたまるかァァッ!」ダダッ



    そこへ足で押さえられていた男が低い姿勢で足を狙おうと突進してくる。



    「ほっ」ピョン



    少年は男の上まで軽々とジャンプし、男の頭を踏みつけた。



    不良3「がッ…!」ドサ



    「ふぅ」スタ



    不良「……!」バッ



    少年は溜め息をつくと足早にその場を離れようとした。その隙を狙ってリーダー格の男が少年の後頭部に鉄パイプを振り下ろす。



    ガンッ!



    鈍い音が響き渡る。



    不良「や、やった………ッ!?」



    男は腰が抜ける。安堵感と共に恐怖が襲ってきた。



    エレン「テメェ………おれの頭に傷をつけやがったなァァァ……!!!」ギロ



    少年は先程の表情とうって変わって鬼のような形相をしている。
    頭からは血が滴り落ち、目はギラギラと獲物を狩る目になっている。


    不良「こ……これが…『返り血の般若』……『エレン』……ッ?」


    男は初めて少年の名を口にする。


    エレン「死ねエェェェッ!!!」グォア
  133. 134 : : 2018/02/10(土) 12:46:37
    エレン「さぁて、少し遊んでやろうか」【エレンチート】
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    煙草をふかした男が路地裏で呟いた。
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    不良2「おい、マジでやんの?」


    一人が呟く。
    そう、今この不良達が立ち向かおうとしているのは前代未聞の化物なのだ。


    不良3「その覚悟がなきゃここにいねェだろうがよ」


    もう一人が鉄パイプを壁に当てながら呟く。


    不良4「しかし、集まったのがこの四人だけか?…あの『返り血の般若』をブッ飛ばすためのチームはよォ」


    もう一人はその化物の異名を口にする。
    普通に聞けば「どこの厨二病だ」と言われるが、その異名を付けるほどにその男は凶暴だった。


    不良2「いや、三人くらいいれば十分じゃねーの?プロボクサーでも三人に囲まれて一斉に殴られれば一発は当たるっつぅしな」


    壁によりかかっていた男が漫画の中で見た豆知識を言葉にする。


    不良「各自鉄パイプは持ったか?」


    その中でもリーダー格の男が周りの男達に問う。


    不良2.3.4「」コクン


    周りの男達は準備はできていると言うように力強く頷いた。


    不良3「…おい、来たぞ」ボソ


    男がそう呟くと、歩道からやけに顔が整った少年があるいてくる。


    「ふぅうぁ………」スタスタ



    不良「うし!お前ら行くぞ!」バッ


    男たちは四方八方に飛び出した。その方が例え負けてもダメージくらいは負わせられると思ったからだ。だがその予想は外れてしまった。


    不良2.3.4「おうよ!」バッ



    「んぁ?」パチ


    男が閉じていた目を開ける。すぐそこに鉄パイプを持っている男が向かってきていた。


    不良2「くらいやがれーーーッ!?」ガシッ


    男は鉄パイプを思い切り振り下ろす。が、掴まれた。


    「おいおい……危ねェだろうがよ」ギギギ


    今にも鉄パイプが悲鳴をあげそうなほど曲がっている。その隙を見つけ、別の男が真正面から駆け出してくる。


    不良3「しゃあッ!」グァ



    「真正面から突っ掛かって来るなよ…オラ」ドカ


    だが真正面に突っ掛かってきた事もあり、顔を足で押さえられる。


    不良3「ふぐっ!?(足で!?)」


    男がじたばたしていると、更に別の男が後ろから鉄パイプを振り下ろす。


    不良4「後ろ取った!!」ギュン


    だがその鉄パイプは無惨にも空を切った。


    「よ」スカ


    少年が左に避け、男を押さえていた足を最初の男の脇腹に入れる。


    不良2「ぐッ…!」ドシャ


    最初の男は地面に倒れる。その時を見計らい、少年は体勢を立て直そうとしている男に足払いをする。


    不良4「うおッ!?」グラ


    男が今にも転びそうな所で、少年は男の顔面に右ストレートを入れる。


    「おっりゃぁッ!!」ドゴォ



    不良4「ごォッ……ハァ!?」ゴロゴロ



    男は無惨に歩道を転がっていく。



    不良3「負けてたまるかァァッ!」ダダッ



    そこへ足で押さえられていた男が低い姿勢で足を狙おうと突進してくる。



    「ほっ」ピョン



    少年は男の上まで軽々とジャンプし、男の頭を踏みつけた。



    不良3「がッ…!」ドサ



    「ふぅ」スタ



    不良「……!」バッ



    少年は溜め息をつくと足早にその場を離れようとした。その隙を狙ってリーダー格の男が少年の後頭部に鉄パイプを振り下ろす。



    ガンッ!



    鈍い音が響き渡る。



    不良「や、やった………ッ!?」



    男は腰が抜ける。安堵感と共に恐怖が襲ってきた。



    エレン「テメェ………おれの頭に傷をつけやがったなァァァ……!!!」ギロ



    少年は先程の表情とうって変わって鬼のような形相をしている。
    頭からは血が滴り落ち、目はギラギラと獲物を狩る目になっている。


    不良「こ……これが…『返り血の般若』……『エレン』……ッ?」


    男は初めて少年の名を口にする。


    エレン「死ねエェェェッ!!!」グォア
  134. 135 : : 2018/02/10(土) 12:46:43
    エレン「さぁて、少し遊んでやろうか」【エレンチート】
    進撃の巨人 523
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    煙草をふかした男が路地裏で呟いた。
    その周りには同じ格好をした三人が壁によりかかり、静かにその時を待っている。


    不良2「おい、マジでやんの?」


    一人が呟く。
    そう、今この不良達が立ち向かおうとしているのは前代未聞の化物なのだ。


    不良3「その覚悟がなきゃここにいねェだろうがよ」


    もう一人が鉄パイプを壁に当てながら呟く。


    不良4「しかし、集まったのがこの四人だけか?…あの『返り血の般若』をブッ飛ばすためのチームはよォ」


    もう一人はその化物の異名を口にする。
    普通に聞けば「どこの厨二病だ」と言われるが、その異名を付けるほどにその男は凶暴だった。


    不良2「いや、三人くらいいれば十分じゃねーの?プロボクサーでも三人に囲まれて一斉に殴られれば一発は当たるっつぅしな」


    壁によりかかっていた男が漫画の中で見た豆知識を言葉にする。


    不良「各自鉄パイプは持ったか?」


    その中でもリーダー格の男が周りの男達に問う。


    不良2.3.4「」コクン


    周りの男達は準備はできていると言うように力強く頷いた。


    不良3「…おい、来たぞ」ボソ


    男がそう呟くと、歩道からやけに顔が整った少年があるいてくる。


    「ふぅうぁ………」スタスタ



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    男たちは四方八方に飛び出した。その方が例え負けてもダメージくらいは負わせられると思ったからだ。だがその予想は外れてしまった。


    不良2.3.4「おうよ!」バッ



    「んぁ?」パチ


    男が閉じていた目を開ける。すぐそこに鉄パイプを持っている男が向かってきていた。


    不良2「くらいやがれーーーッ!?」ガシッ


    男は鉄パイプを思い切り振り下ろす。が、掴まれた。


    「おいおい……危ねェだろうがよ」ギギギ


    今にも鉄パイプが悲鳴をあげそうなほど曲がっている。その隙を見つけ、別の男が真正面から駆け出してくる。


    不良3「しゃあッ!」グァ



    「真正面から突っ掛かって来るなよ…オラ」ドカ


    だが真正面に突っ掛かってきた事もあり、顔を足で押さえられる。


    不良3「ふぐっ!?(足で!?)」


    男がじたばたしていると、更に別の男が後ろから鉄パイプを振り下ろす。


    不良4「後ろ取った!!」ギュン


    だがその鉄パイプは無惨にも空を切った。


    「よ」スカ


    少年が左に避け、男を押さえていた足を最初の男の脇腹に入れる。


    不良2「ぐッ…!」ドシャ


    最初の男は地面に倒れる。その時を見計らい、少年は体勢を立て直そうとしている男に足払いをする。


    不良4「うおッ!?」グラ


    男が今にも転びそうな所で、少年は男の顔面に右ストレートを入れる。


    「おっりゃぁッ!!」ドゴォ



    不良4「ごォッ……ハァ!?」ゴロゴロ



    男は無惨に歩道を転がっていく。



    不良3「負けてたまるかァァッ!」ダダッ



    そこへ足で押さえられていた男が低い姿勢で足を狙おうと突進してくる。



    「ほっ」ピョン



    少年は男の上まで軽々とジャンプし、男の頭を踏みつけた。



    不良3「がッ…!」ドサ



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    不良「……!」バッ



    少年は溜め息をつくと足早にその場を離れようとした。その隙を狙ってリーダー格の男が少年の後頭部に鉄パイプを振り下ろす。



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    鈍い音が響き渡る。



    不良「や、やった………ッ!?」



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    エレン「テメェ………おれの頭に傷をつけやがったなァァァ……!!!」ギロ



    少年は先程の表情とうって変わって鬼のような形相をしている。
    頭からは血が滴り落ち、目はギラギラと獲物を狩る目になっている。


    不良「こ……これが…『返り血の般若』……『エレン』……ッ?」


    男は初めて少年の名を口にする。


    エレン「死ねエェェェッ!!!」グォア
  135. 136 : : 2018/02/10(土) 12:46:50
    エレン「さぁて、少し遊んでやろうか」【エレンチート】
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    煙草をふかした男が路地裏で呟いた。
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    不良2「おい、マジでやんの?」


    一人が呟く。
    そう、今この不良達が立ち向かおうとしているのは前代未聞の化物なのだ。


    不良3「その覚悟がなきゃここにいねェだろうがよ」


    もう一人が鉄パイプを壁に当てながら呟く。


    不良4「しかし、集まったのがこの四人だけか?…あの『返り血の般若』をブッ飛ばすためのチームはよォ」


    もう一人はその化物の異名を口にする。
    普通に聞けば「どこの厨二病だ」と言われるが、その異名を付けるほどにその男は凶暴だった。


    不良2「いや、三人くらいいれば十分じゃねーの?プロボクサーでも三人に囲まれて一斉に殴られれば一発は当たるっつぅしな」


    壁によりかかっていた男が漫画の中で見た豆知識を言葉にする。


    不良「各自鉄パイプは持ったか?」


    その中でもリーダー格の男が周りの男達に問う。


    不良2.3.4「」コクン


    周りの男達は準備はできていると言うように力強く頷いた。


    不良3「…おい、来たぞ」ボソ


    男がそう呟くと、歩道からやけに顔が整った少年があるいてくる。


    「ふぅうぁ………」スタスタ



    不良「うし!お前ら行くぞ!」バッ


    男たちは四方八方に飛び出した。その方が例え負けてもダメージくらいは負わせられると思ったからだ。だがその予想は外れてしまった。


    不良2.3.4「おうよ!」バッ



    「んぁ?」パチ


    男が閉じていた目を開ける。すぐそこに鉄パイプを持っている男が向かってきていた。


    不良2「くらいやがれーーーッ!?」ガシッ


    男は鉄パイプを思い切り振り下ろす。が、掴まれた。


    「おいおい……危ねェだろうがよ」ギギギ


    今にも鉄パイプが悲鳴をあげそうなほど曲がっている。その隙を見つけ、別の男が真正面から駆け出してくる。


    不良3「しゃあッ!」グァ



    「真正面から突っ掛かって来るなよ…オラ」ドカ


    だが真正面に突っ掛かってきた事もあり、顔を足で押さえられる。


    不良3「ふぐっ!?(足で!?)」


    男がじたばたしていると、更に別の男が後ろから鉄パイプを振り下ろす。


    不良4「後ろ取った!!」ギュン


    だがその鉄パイプは無惨にも空を切った。


    「よ」スカ


    少年が左に避け、男を押さえていた足を最初の男の脇腹に入れる。


    不良2「ぐッ…!」ドシャ


    最初の男は地面に倒れる。その時を見計らい、少年は体勢を立て直そうとしている男に足払いをする。


    不良4「うおッ!?」グラ


    男が今にも転びそうな所で、少年は男の顔面に右ストレートを入れる。


    「おっりゃぁッ!!」ドゴォ



    不良4「ごォッ……ハァ!?」ゴロゴロ



    男は無惨に歩道を転がっていく。



    不良3「負けてたまるかァァッ!」ダダッ



    そこへ足で押さえられていた男が低い姿勢で足を狙おうと突進してくる。



    「ほっ」ピョン



    少年は男の上まで軽々とジャンプし、男の頭を踏みつけた。



    不良3「がッ…!」ドサ



    「ふぅ」スタ



    不良「……!」バッ



    少年は溜め息をつくと足早にその場を離れようとした。その隙を狙ってリーダー格の男が少年の後頭部に鉄パイプを振り下ろす。



    ガンッ!



    鈍い音が響き渡る。



    不良「や、やった………ッ!?」



    男は腰が抜ける。安堵感と共に恐怖が襲ってきた。



    エレン「テメェ………おれの頭に傷をつけやがったなァァァ……!!!」ギロ



    少年は先程の表情とうって変わって鬼のような形相をしている。
    頭からは血が滴り落ち、目はギラギラと獲物を狩る目になっている。


    不良「こ……これが…『返り血の般若』……『エレン』……ッ?」


    男は初めて少年の名を口にする。


    エレン「死ねエェェェッ!!!」グォア
  136. 137 : : 2018/02/10(土) 12:46:56
    エレン「さぁて、少し遊んでやろうか」【エレンチート】
    進撃の巨人 523
    エレン

    その他
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    1 : エレレレン : 2018/02/09(金) 18:26:01 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    あともうちょっとしたら書きます。
    2 : エレレレン : 2018/02/09(金) 22:13:32 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ※現パロです。



    不良「………もう我慢できねェ」


    煙草をふかした男が路地裏で呟いた。
    その周りには同じ格好をした三人が壁によりかかり、静かにその時を待っている。


    不良2「おい、マジでやんの?」


    一人が呟く。
    そう、今この不良達が立ち向かおうとしているのは前代未聞の化物なのだ。


    不良3「その覚悟がなきゃここにいねェだろうがよ」


    もう一人が鉄パイプを壁に当てながら呟く。


    不良4「しかし、集まったのがこの四人だけか?…あの『返り血の般若』をブッ飛ばすためのチームはよォ」


    もう一人はその化物の異名を口にする。
    普通に聞けば「どこの厨二病だ」と言われるが、その異名を付けるほどにその男は凶暴だった。


    不良2「いや、三人くらいいれば十分じゃねーの?プロボクサーでも三人に囲まれて一斉に殴られれば一発は当たるっつぅしな」


    壁によりかかっていた男が漫画の中で見た豆知識を言葉にする。


    不良「各自鉄パイプは持ったか?」


    その中でもリーダー格の男が周りの男達に問う。


    不良2.3.4「」コクン


    周りの男達は準備はできていると言うように力強く頷いた。


    不良3「…おい、来たぞ」ボソ


    男がそう呟くと、歩道からやけに顔が整った少年があるいてくる。


    「ふぅうぁ………」スタスタ



    不良「うし!お前ら行くぞ!」バッ


    男たちは四方八方に飛び出した。その方が例え負けてもダメージくらいは負わせられると思ったからだ。だがその予想は外れてしまった。


    不良2.3.4「おうよ!」バッ



    「んぁ?」パチ


    男が閉じていた目を開ける。すぐそこに鉄パイプを持っている男が向かってきていた。


    不良2「くらいやがれーーーッ!?」ガシッ


    男は鉄パイプを思い切り振り下ろす。が、掴まれた。


    「おいおい……危ねェだろうがよ」ギギギ


    今にも鉄パイプが悲鳴をあげそうなほど曲がっている。その隙を見つけ、別の男が真正面から駆け出してくる。


    不良3「しゃあッ!」グァ



    「真正面から突っ掛かって来るなよ…オラ」ドカ


    だが真正面に突っ掛かってきた事もあり、顔を足で押さえられる。


    不良3「ふぐっ!?(足で!?)」


    男がじたばたしていると、更に別の男が後ろから鉄パイプを振り下ろす。


    不良4「後ろ取った!!」ギュン


    だがその鉄パイプは無惨にも空を切った。


    「よ」スカ


    少年が左に避け、男を押さえていた足を最初の男の脇腹に入れる。


    不良2「ぐッ…!」ドシャ


    最初の男は地面に倒れる。その時を見計らい、少年は体勢を立て直そうとしている男に足払いをする。


    不良4「うおッ!?」グラ


    男が今にも転びそうな所で、少年は男の顔面に右ストレートを入れる。


    「おっりゃぁッ!!」ドゴォ



    不良4「ごォッ……ハァ!?」ゴロゴロ



    男は無惨に歩道を転がっていく。



    不良3「負けてたまるかァァッ!」ダダッ



    そこへ足で押さえられていた男が低い姿勢で足を狙おうと突進してくる。



    「ほっ」ピョン



    少年は男の上まで軽々とジャンプし、男の頭を踏みつけた。



    不良3「がッ…!」ドサ



    「ふぅ」スタ



    不良「……!」バッ



    少年は溜め息をつくと足早にその場を離れようとした。その隙を狙ってリーダー格の男が少年の後頭部に鉄パイプを振り下ろす。



    ガンッ!



    鈍い音が響き渡る。



    不良「や、やった………ッ!?」



    男は腰が抜ける。安堵感と共に恐怖が襲ってきた。



    エレン「テメェ………おれの頭に傷をつけやがったなァァァ……!!!」ギロ



    少年は先程の表情とうって変わって鬼のような形相をしている。
    頭からは血が滴り落ち、目はギラギラと獲物を狩る目になっている。


    不良「こ……これが…『返り血の般若』……『エレン』……ッ?」


    男は初めて少年の名を口にする。


    エレン「死ねエェェェッ!!!」グォア
  137. 138 : : 2018/02/10(土) 12:47:03
    エレン「さぁて、少し遊んでやろうか」【エレンチート】
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    不良「………もう我慢できねェ」


    煙草をふかした男が路地裏で呟いた。
    その周りには同じ格好をした三人が壁によりかかり、静かにその時を待っている。


    不良2「おい、マジでやんの?」


    一人が呟く。
    そう、今この不良達が立ち向かおうとしているのは前代未聞の化物なのだ。


    不良3「その覚悟がなきゃここにいねェだろうがよ」


    もう一人が鉄パイプを壁に当てながら呟く。


    不良4「しかし、集まったのがこの四人だけか?…あの『返り血の般若』をブッ飛ばすためのチームはよォ」


    もう一人はその化物の異名を口にする。
    普通に聞けば「どこの厨二病だ」と言われるが、その異名を付けるほどにその男は凶暴だった。


    不良2「いや、三人くらいいれば十分じゃねーの?プロボクサーでも三人に囲まれて一斉に殴られれば一発は当たるっつぅしな」


    壁によりかかっていた男が漫画の中で見た豆知識を言葉にする。


    不良「各自鉄パイプは持ったか?」


    その中でもリーダー格の男が周りの男達に問う。


    不良2.3.4「」コクン


    周りの男達は準備はできていると言うように力強く頷いた。


    不良3「…おい、来たぞ」ボソ


    男がそう呟くと、歩道からやけに顔が整った少年があるいてくる。


    「ふぅうぁ………」スタスタ



    不良「うし!お前ら行くぞ!」バッ


    男たちは四方八方に飛び出した。その方が例え負けてもダメージくらいは負わせられると思ったからだ。だがその予想は外れてしまった。


    不良2.3.4「おうよ!」バッ



    「んぁ?」パチ


    男が閉じていた目を開ける。すぐそこに鉄パイプを持っている男が向かってきていた。


    不良2「くらいやがれーーーッ!?」ガシッ


    男は鉄パイプを思い切り振り下ろす。が、掴まれた。


    「おいおい……危ねェだろうがよ」ギギギ


    今にも鉄パイプが悲鳴をあげそうなほど曲がっている。その隙を見つけ、別の男が真正面から駆け出してくる。


    不良3「しゃあッ!」グァ



    「真正面から突っ掛かって来るなよ…オラ」ドカ


    だが真正面に突っ掛かってきた事もあり、顔を足で押さえられる。


    不良3「ふぐっ!?(足で!?)」


    男がじたばたしていると、更に別の男が後ろから鉄パイプを振り下ろす。


    不良4「後ろ取った!!」ギュン


    だがその鉄パイプは無惨にも空を切った。


    「よ」スカ


    少年が左に避け、男を押さえていた足を最初の男の脇腹に入れる。


    不良2「ぐッ…!」ドシャ


    最初の男は地面に倒れる。その時を見計らい、少年は体勢を立て直そうとしている男に足払いをする。


    不良4「うおッ!?」グラ


    男が今にも転びそうな所で、少年は男の顔面に右ストレートを入れる。


    「おっりゃぁッ!!」ドゴォ



    不良4「ごォッ……ハァ!?」ゴロゴロ



    男は無惨に歩道を転がっていく。



    不良3「負けてたまるかァァッ!」ダダッ



    そこへ足で押さえられていた男が低い姿勢で足を狙おうと突進してくる。



    「ほっ」ピョン



    少年は男の上まで軽々とジャンプし、男の頭を踏みつけた。



    不良3「がッ…!」ドサ



    「ふぅ」スタ



    不良「……!」バッ



    少年は溜め息をつくと足早にその場を離れようとした。その隙を狙ってリーダー格の男が少年の後頭部に鉄パイプを振り下ろす。



    ガンッ!



    鈍い音が響き渡る。



    不良「や、やった………ッ!?」



    男は腰が抜ける。安堵感と共に恐怖が襲ってきた。



    エレン「テメェ………おれの頭に傷をつけやがったなァァァ……!!!」ギロ



    少年は先程の表情とうって変わって鬼のような形相をしている。
    頭からは血が滴り落ち、目はギラギラと獲物を狩る目になっている。


    不良「こ……これが…『返り血の般若』……『エレン』……ッ?」


    男は初めて少年の名を口にする。


    エレン「死ねエェェェッ!!!」グォア
  138. 139 : : 2018/02/10(土) 12:47:10
    エレン「さぁて、少し遊んでやろうか」【エレンチート】
    進撃の巨人 523
    エレン

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    不良「………もう我慢できねェ」


    煙草をふかした男が路地裏で呟いた。
    その周りには同じ格好をした三人が壁によりかかり、静かにその時を待っている。


    不良2「おい、マジでやんの?」


    一人が呟く。
    そう、今この不良達が立ち向かおうとしているのは前代未聞の化物なのだ。


    不良3「その覚悟がなきゃここにいねェだろうがよ」


    もう一人が鉄パイプを壁に当てながら呟く。


    不良4「しかし、集まったのがこの四人だけか?…あの『返り血の般若』をブッ飛ばすためのチームはよォ」


    もう一人はその化物の異名を口にする。
    普通に聞けば「どこの厨二病だ」と言われるが、その異名を付けるほどにその男は凶暴だった。


    不良2「いや、三人くらいいれば十分じゃねーの?プロボクサーでも三人に囲まれて一斉に殴られれば一発は当たるっつぅしな」


    壁によりかかっていた男が漫画の中で見た豆知識を言葉にする。


    不良「各自鉄パイプは持ったか?」


    その中でもリーダー格の男が周りの男達に問う。


    不良2.3.4「」コクン


    周りの男達は準備はできていると言うように力強く頷いた。


    不良3「…おい、来たぞ」ボソ


    男がそう呟くと、歩道からやけに顔が整った少年があるいてくる。


    「ふぅうぁ………」スタスタ



    不良「うし!お前ら行くぞ!」バッ


    男たちは四方八方に飛び出した。その方が例え負けてもダメージくらいは負わせられると思ったからだ。だがその予想は外れてしまった。


    不良2.3.4「おうよ!」バッ



    「んぁ?」パチ


    男が閉じていた目を開ける。すぐそこに鉄パイプを持っている男が向かってきていた。


    不良2「くらいやがれーーーッ!?」ガシッ


    男は鉄パイプを思い切り振り下ろす。が、掴まれた。


    「おいおい……危ねェだろうがよ」ギギギ


    今にも鉄パイプが悲鳴をあげそうなほど曲がっている。その隙を見つけ、別の男が真正面から駆け出してくる。


    不良3「しゃあッ!」グァ



    「真正面から突っ掛かって来るなよ…オラ」ドカ


    だが真正面に突っ掛かってきた事もあり、顔を足で押さえられる。


    不良3「ふぐっ!?(足で!?)」


    男がじたばたしていると、更に別の男が後ろから鉄パイプを振り下ろす。


    不良4「後ろ取った!!」ギュン


    だがその鉄パイプは無惨にも空を切った。


    「よ」スカ


    少年が左に避け、男を押さえていた足を最初の男の脇腹に入れる。


    不良2「ぐッ…!」ドシャ


    最初の男は地面に倒れる。その時を見計らい、少年は体勢を立て直そうとしている男に足払いをする。


    不良4「うおッ!?」グラ


    男が今にも転びそうな所で、少年は男の顔面に右ストレートを入れる。


    「おっりゃぁッ!!」ドゴォ



    不良4「ごォッ……ハァ!?」ゴロゴロ



    男は無惨に歩道を転がっていく。



    不良3「負けてたまるかァァッ!」ダダッ



    そこへ足で押さえられていた男が低い姿勢で足を狙おうと突進してくる。



    「ほっ」ピョン



    少年は男の上まで軽々とジャンプし、男の頭を踏みつけた。



    不良3「がッ…!」ドサ



    「ふぅ」スタ



    不良「……!」バッ



    少年は溜め息をつくと足早にその場を離れようとした。その隙を狙ってリーダー格の男が少年の後頭部に鉄パイプを振り下ろす。



    ガンッ!



    鈍い音が響き渡る。



    不良「や、やった………ッ!?」



    男は腰が抜ける。安堵感と共に恐怖が襲ってきた。



    エレン「テメェ………おれの頭に傷をつけやがったなァァァ……!!!」ギロ



    少年は先程の表情とうって変わって鬼のような形相をしている。
    頭からは血が滴り落ち、目はギラギラと獲物を狩る目になっている。


    不良「こ……これが…『返り血の般若』……『エレン』……ッ?」


    男は初めて少年の名を口にする。


    エレン「死ねエェェェッ!!!」グォア
  139. 140 : : 2018/02/10(土) 12:47:17
    エレン「さぁて、少し遊んでやろうか」【エレンチート】
    進撃の巨人 523
    エレン

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    不良「………もう我慢できねェ」


    煙草をふかした男が路地裏で呟いた。
    その周りには同じ格好をした三人が壁によりかかり、静かにその時を待っている。


    不良2「おい、マジでやんの?」


    一人が呟く。
    そう、今この不良達が立ち向かおうとしているのは前代未聞の化物なのだ。


    不良3「その覚悟がなきゃここにいねェだろうがよ」


    もう一人が鉄パイプを壁に当てながら呟く。


    不良4「しかし、集まったのがこの四人だけか?…あの『返り血の般若』をブッ飛ばすためのチームはよォ」


    もう一人はその化物の異名を口にする。
    普通に聞けば「どこの厨二病だ」と言われるが、その異名を付けるほどにその男は凶暴だった。


    不良2「いや、三人くらいいれば十分じゃねーの?プロボクサーでも三人に囲まれて一斉に殴られれば一発は当たるっつぅしな」


    壁によりかかっていた男が漫画の中で見た豆知識を言葉にする。


    不良「各自鉄パイプは持ったか?」


    その中でもリーダー格の男が周りの男達に問う。


    不良2.3.4「」コクン


    周りの男達は準備はできていると言うように力強く頷いた。


    不良3「…おい、来たぞ」ボソ


    男がそう呟くと、歩道からやけに顔が整った少年があるいてくる。


    「ふぅうぁ………」スタスタ



    不良「うし!お前ら行くぞ!」バッ


    男たちは四方八方に飛び出した。その方が例え負けてもダメージくらいは負わせられると思ったからだ。だがその予想は外れてしまった。


    不良2.3.4「おうよ!」バッ



    「んぁ?」パチ


    男が閉じていた目を開ける。すぐそこに鉄パイプを持っている男が向かってきていた。


    不良2「くらいやがれーーーッ!?」ガシッ


    男は鉄パイプを思い切り振り下ろす。が、掴まれた。


    「おいおい……危ねェだろうがよ」ギギギ


    今にも鉄パイプが悲鳴をあげそうなほど曲がっている。その隙を見つけ、別の男が真正面から駆け出してくる。


    不良3「しゃあッ!」グァ



    「真正面から突っ掛かって来るなよ…オラ」ドカ


    だが真正面に突っ掛かってきた事もあり、顔を足で押さえられる。


    不良3「ふぐっ!?(足で!?)」


    男がじたばたしていると、更に別の男が後ろから鉄パイプを振り下ろす。


    不良4「後ろ取った!!」ギュン


    だがその鉄パイプは無惨にも空を切った。


    「よ」スカ


    少年が左に避け、男を押さえていた足を最初の男の脇腹に入れる。


    不良2「ぐッ…!」ドシャ


    最初の男は地面に倒れる。その時を見計らい、少年は体勢を立て直そうとしている男に足払いをする。


    不良4「うおッ!?」グラ


    男が今にも転びそうな所で、少年は男の顔面に右ストレートを入れる。


    「おっりゃぁッ!!」ドゴォ



    不良4「ごォッ……ハァ!?」ゴロゴロ



    男は無惨に歩道を転がっていく。



    不良3「負けてたまるかァァッ!」ダダッ



    そこへ足で押さえられていた男が低い姿勢で足を狙おうと突進してくる。



    「ほっ」ピョン



    少年は男の上まで軽々とジャンプし、男の頭を踏みつけた。



    不良3「がッ…!」ドサ



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    不良「……!」バッ



    少年は溜め息をつくと足早にその場を離れようとした。その隙を狙ってリーダー格の男が少年の後頭部に鉄パイプを振り下ろす。



    ガンッ!



    鈍い音が響き渡る。



    不良「や、やった………ッ!?」



    男は腰が抜ける。安堵感と共に恐怖が襲ってきた。



    エレン「テメェ………おれの頭に傷をつけやがったなァァァ……!!!」ギロ



    少年は先程の表情とうって変わって鬼のような形相をしている。
    頭からは血が滴り落ち、目はギラギラと獲物を狩る目になっている。


    不良「こ……これが…『返り血の般若』……『エレン』……ッ?」


    男は初めて少年の名を口にする。


    エレン「死ねエェェェッ!!!」グォア
  140. 141 : : 2018/02/21(水) 23:36:55
    「ホラー」SSの交流広場
  141. 142 : : 2019/10/07(月) 00:10:15
    ⚠️盗作ユーザーバフマフ@☆5カエサル(@caesar0909)
    http://www.ssnote.net/archives/80906


    ⚠️害悪ユーザー(@kouhei)
    http://www.ssnote.net/archives/78042


    ⚠️害悪ユーザー華虞螺(@RIRI)
    http://www.ssnote.net/archives/78041
  142. 143 : : 2022/02/21(月) 20:09:53
    うんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこう
  143. 144 : : 2022/02/21(月) 21:24:52
    (^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^)(^ω^

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