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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

エレン「故郷を失い」アルミン「能力者の僕らは旅に出る」

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  1. 1 : : 2016/06/19(日) 23:46:36
    今回は進撃の巨人と能力系のSSです!

    進撃の巨人の要素も混じりまわせております

    キャラが崩壊する場合がありますので注意です!

    誤字脱字はしょっちゅう...良かったら優しく(ここ重要)指摘してください
  2. 2 : : 2016/06/20(月) 00:00:42
    ~マジックウォール・ローゼ区
    シガンシナ村~

    エレン「暇だな、アルミン」


    アルミン「うん、暇だね...エレン」


    君たちは能力は知っているだろうか?


    そんなもの、ありえないなどと思う人もいるかもしれない


    しかし、その考えは撤回して欲しい


    なぜなら彼らは能力者だからだ


    と言っても、まだまだ未熟でろくに魔法は使えない子供だ


    だが、彼らに限らずここに生きている人はほとんど能力があると思ってもらってもいい


    エレン「相変わらず暇だよなー...あー、外に行ってみたいなー!」


    アルミン「でもそれは平和が乱れることを意味してるから...僕も出来ることなら見てみたいけどさ...」


    エレン「あーあー...ったく!魔障壁<マジックウォール>が邪魔くさいんだよなー...」


    アルミン「ぶっ、物騒だよエレン...でも、もう少し範囲は広くして欲しかったよね」


    ここは〔内壁世界〕と呼ばれている


    この大陸には昔から巨人や亜人、獣人や魔物などといった幅広い生物が暮らしている


    しかし、異なる生物同士の共存は到底無理だった

  3. 3 : : 2016/06/20(月) 00:15:43
    ことの発端となったのは巨人が人の姿をした種族を食べ始めてからだ


    巨人とは基本的に知性のない人の姿をした種族〔人族〕を食料としている大きな人のような姿だ


    ...しかし、人の見た目ながら人の心ではあらず


    巨人たちは人族を食い尽くすことで殲滅も狙っていたのだ


    さらに、魔物は昔から自分たちの邪魔をする人族を嫌っており、巨人たちと手を組んだ


    これが、後に〔人族〕と〔異族〕との大きな戦争となった


    結果は最後の戦力同士が同士討ちという結果でかたがついた


    そして、人族の1人がもう二度とこんなことを繰り返さないように外と内を分ける魔力で出来た壁...すなわち魔障壁を作り出したのだ


    これが内壁世界と〔外壁世界〕を分離させたわけだ


    そして、内壁世界には人族


    外壁世界には異族が暮らすことで長年平和が保たれた


    そのため、魔障壁が無くなるということは再び平和を失うということなのだ


    しかし、外壁世界は内壁世界より広く珍しいものが多い


    そのため外壁世界に興味を持つ子供も僅かだが存在するのだ
  4. 4 : : 2016/06/21(火) 13:59:05
    期待です
  5. 5 : : 2016/06/21(火) 23:07:00
    >>4 ありがとうございます!
  6. 6 : : 2016/06/21(火) 23:29:48
    エレン「...能力の特訓でもやるか!」


    アルミン「えぇ!?ダメだよエレン!能力の特訓は3日に1回だって言われてるから!」


    未熟者といえど、特訓を積めば能力も強くなるし、高度な能力も出せるだろう


    しかし、幼い頃から特訓をし過ぎると能力の消費の燃費が悪くすぐに能力が尽きてしまうのだ


    能力を使いすぎると体内にある力が低下し、様々な症状を起こすことになる


    これにより基礎体力や力はだんだんと低下していき、次第に能力の力も激減する


    これこそが【ハイリスクローリターン】である


    燃費が悪くても特訓するにも関わらず、返ってくるものはむしろ減っているのだ


    そのため、能力の特訓は幼少期の場合、3日に1回が適正とされている


    エレン「へーきだろ!まさか今日に限って危険なことが起こるわけじゃあるまいし!」


    アルミン「そうやって油断している時が一番危ないんだよ?」


    エレン「心配症だなアルミンは...大丈夫だろ!な?」


    アルミン「....まぁ、少しだけならね」


    エレン「よし!決まりだな!」


    この時、彼らがこの選択肢を選んでいなかったら


    また、違う運命を辿っていただろう


    しかし、過ちはもうやり直せない


    いや、もしかしなくてもこの運命は避けられなかったのだろうか


    運命の歯車は既に動いていたのだから
  7. 7 : : 2016/06/21(火) 23:52:34
    エレン「俺、今度こそ能力を掴めそうな気がするんだよな...だから、もう少し頑張りたくてさ」


    アルミン「本当かい!?それはおめでとう!」


    彼らにも能力はあるとは言ったが、少し訂正した方がいいだろう


    彼らは能力さえ持っているものの、なにぶん未熟者のために


    【自分が生まれ持った能力が分からない】のだ


    これは誰しもが必ず体験することである


    そのため、幼い頃はまずは自分の能力を理解することから始めなくてはならない


    集中して、能力を一点にためてそれを外に流すようにする


    上手く行けば能力が体の外に放出されて、そこで始めてどんな能力かが分かるのだ


    アルミン「そういう事なら話は別だよね!頑張ろうねエレン!僕も頑張るから!」


    エレン「あぁ!」


    集中する際は自分が集中しやすい環境と落ち着いた精神、楽な体制で挑む必要がある


    そうすることによって能力が一点に集まる傾向があるのだ


    エレン「...よし、行くぞ!」


    エレン「んっ...!はぁぁぁぁ.....!」


    アルミン「頑張れエレン!!」


    簡単に見えそうだが、これはかなり難しいことだ


    【能力の開花】は【能力三大難関】の一つとして数えられている


    そのへんは、のちのち習うことだろう


    エレン「ぐぅ...!あぁぁぁ....!」


    アルミン「!エレンの周りに能力のオーラが!」


    能力のオーラが出たということは、能力が一点に引き寄せられる力に抗っているのだ


    それで、無意識に体外から放出されている


    それさえもすべて体内の一点に集める必要がある


    エレン「はぅ...!ぅぐぁ....!がっ...!」


    アルミン(僕は見守ることしか出来ない...せめて心から祈るばかりだよ...)


    エレン「うぉ...!こんの...!」


    アルミン「!!能力が体内に戻り始めた!」


    エレン「うぐぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


    一点に集まった際は、幼い頃の体ではとてもキツい力が集中しているということなので激しい苦しみが伴う


    しかし、それこそが一点に集めきれた証でもある
  8. 8 : : 2016/06/23(木) 23:43:49
    エレン「はぁ...はぁ...はぁ...」


    アルミン「エレン凄いじゃないか!!あとはその能力を放出するだけ...!」


    放出する際は、能力を外へ押し流すようにしなければならない


    エレン「あぁ...任せて、おけ...!」


    エレン「あぁぁぁぁぁぁぁ....!」


    しかし、それもまた難関


    集めた能力は塊となっているが、それは一つ一つのの能力の粒が集まったからだ


    そのため、能力を外に出す際に一つでも粒が離れてしまえば能力の塊が一気に分解される


    塊を維持しながら、ゆっくり外へ出していくのはこれもまた難関なのだ


    エレン「ぐぁ...!いぎぃ...!がぁ...!」


    アルミン「頑張れ!エレン!!」


    .....プツッ.....


    エレン「.....!!」


    エレン「あー、失敗しちまった!」


    そういってエレンは寝転がる


    体内で何かが離れていくような感覚がしたらそれはつぶが離れてしまったということ


    エレンはそれを感じ取った


    つまり、失敗したのだ


    エレン「くそっ、もう少しで成功するのに!」


    アルミン「焦っても仕方ないよ...一応、僕もやってみようかな」


    しかし、アルミンも能力を集める時点で体力が切れてしまった


    アルミン「はぁ、はぁ...こ、れ...キツい、ね...」


    エレン「あぁ、こんなに苦労するとは思わなかったな...」


    アルミン「でも、みん、な...こうやっ、て...くろ、うしながら...能力をか、いか、させた、んだからね...」


    アルミンは息も絶え絶えになりながらエレンに話す


    アルミン「ぼ、くも...早く、じぶ、ん、の...のう、りょ、く...みた、い、な...」


    エレン「すぐに見れるようになるだろ。...今日は帰ろうぜ」


    アルミン「うん、でも...もう、動けない...」


    エレン「当たり前だろ?俺だって動けねぇよ」


    アルミンとエレンは目を合わせる。アルミンはん?となったようだ


    アルミン「じゃ、じゃあ...どうやって、かえ、るのさ?」


    エレン「...支え合いながら帰ろうぜ」


    アルミン「一番きついパターンだよエレン...」


    アルミンは驚きのあまりか、いつの間にか普通に呼吸をしていた
  9. 9 : : 2016/07/19(火) 20:43:13
    アルミン「ぜぇ、ぜぇ...はぁー...ちょ、ちょっと休憩させて!」


    アルミンはそう言って木陰に寝転がる


    どうやら、エレンを支えるのが限界になったらしい


    エレン「おいおい、大丈夫か?まだ5分も経ってないぞ?」


    アルミン「エレンは筋力がある程度あるから20分も持てるだろけど...僕は女子並みだから...」


    エレン「お前が軽すぎるんだよ」


    アルミンはそんな嫌味っぽいことさえも聞く余裕はなかった


    息切れをまずは抑え、呼吸は整える


    落ち着くと、心地よいそよ風と草木の匂いが伝ってきた


    アルミンは心が安心したようになり、思わず眠ろうとした、その時だった

  10. 10 : : 2016/07/19(火) 20:44:42









    ズゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン......










  11. 11 : : 2016/07/19(火) 20:58:49
    アルミン「!!」


    地面から届いた大きな音にアルミンは一気に起き上がる


    なにか、危険を感じたようだ


    アルミンの顔は驚愕の表情をしている


    エレン「なっ、なんだ!?この地響き!?」


    エレンは頭が働くよりもパニックが先に来たようだ


    落ち着きがない動きをしている


    すると、自分の町...そして自分たちまでもを黒い影が多い尽くした


    エレン「おっ、おい?嘘だろ...まさか...」


    エレンはなにか気づいたらしく後ろに下がる


    アルミンも既に気付いたのか、顔がどんどん青ざめていく


    魔障壁に大きな手が乗っていたのだ


    もう片方手が乗り、顔が魔障壁から姿を現す


    ...それは、皮膚がほとんどない60m級の巨人だった


    アルミン「まさか、伝説の...超大型巨人...!?」


    それは人族と異族の歴史を語るにあたって外せない名前の一体でもある、伝説の超大型巨人がそこにはいた
  12. 12 : : 2016/07/19(火) 21:07:26
    超大型巨人は、異族の巨人族の中でも五本指に入る強さである


    その見上げても顔が見えないほどの大きさと重い一撃、そして高熱を出す蒸気が人族たちを苦しめたという


    超大型巨人を倒すまで莫大な被害が起こり、厄災までと言われたほどだ


    その厄災〔超大型巨人〕がここに、目の前にいる


    それは、重大な問題だった


    超大型巨人は町の方をじっと見つめて、何かを仕掛けようとしていた


    アルミン「...!まっ、まさか...」


    エレン「なっ、何が起こるんだアルミン!?」


    アルミン「...魔障壁<マジックウォール>の強度は推定10000...これはトップレベルの固さだ」


    アルミン「だけど、超大型巨人の破壊力は蹴りで最高...12500」


    エレン「なっ、それって...!?」


    アルミン「魔障壁<マジックウォール>が、破壊される!!!」


    2人の中から、平和という二文字が崩れる音がした
  13. 13 : : 2016/07/19(火) 21:08:33










    ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!










  14. 14 : : 2016/07/19(火) 21:17:47
    アルミン「あ.....!」


    エレン「おっ、おい!!」


    魔障壁<マジックウォール>がいとも簡単に壊された


    それは村に影響が出ていた


    アルミン「あっ、ああ...そんな!魔障壁<マジックウォール>の一部が破壊されたら...そこから異族たちが!!!」


    そう言って、村を見ると...


    既に、異族に占領されかけていた


    エレン「うっ、嘘だろ...?まだ母さんが!母さんが村にいるのに!」


    アルミン「エレン!」


    エレンは半狂乱状態になりながら、村へと必死に走った


    アルミンも後ろから追いかけるが


    アルミン「うっ...」ガクッ


    アルミン「ちっ、力が入らない...」


    アルミン「...!最悪だ...こんな日に限って特訓を早めたから...!」


    アルミン「運が悪すぎる...!エレン...!



    アルミンは這いつくばりながらも、村へと力を振り絞った
  15. 15 : : 2016/07/19(火) 21:43:04
    エレン「はっ、はぁ...母さん!母さん!」


    エレンは叫びながら見るにも無残な村を駆け抜けていた


    周りは崩壊した建物に、巨人や魔物が群がっている


    魔物が人を殺し、そして巨人が死骸を食べる


    見事な連携プレーとでも言うのだろうか?


    残念ながら、エレンはそんな洒落を言えるほど落ち着いてはない


    だが、頭だけは冴えていた


    異族がいないところを的確に通り、家へと着実に向かっていた


    エレン「そうだ...大丈夫だ...!ここを曲がったら、いつもみたいに家が...!」


    エレンが右に曲がる


    そこには、崩落している家があった


    そして、エレンの母...カルラ・イェーガーもまた、瓦礫の山の下敷きになって埋もれていた


    カルラ「うっ、うぅ...」


    エレン「母さん!!」


    カルラ「エッ、エレン...!どうしてここに...!」


    エレン「どうしても何も!助けに来たんだよ!」


    カルラ「自分から危険なところに来たの...!?何をやっているの...!早く逃げなさい!」


    エレン「嫌だ!母さんを助けてから逃げる!」


    エレンはそう言って瓦礫を持ち上げようとする


    しかしそれは、1cmどころか1mmも動かなかった


    エレン「力が入らねぇ...どうして............!」


    そこで、エレンはようやく自分の過ちに気がついた


    エレン「くそっ!何やってんだ俺は!!こんな日に...!」


    カルラ「...あんた、能力の特訓をしたんでしょ?」


    エレン「!!」


    カルラ「やっぱりね....それなら、余計早く逃げなさい!助けきれないよ!あんたじゃ!」


    しかし、エレンもここでは引き下がれない


    目の前で生きているのに死なせてたまるかとつい意地になる


    エレン「嫌だ!俺は最後まであきらめない!そう決めたんだぁぁぁぁぁ!!」


    しかし、瓦礫の山はびくともしない


    ....キキ...


    エレン「!この声!」


    カルラ「まさか...悪魔...」


    悪魔とは人族にいたものの、最終的には裏切って異族となった種族


    別名裏切りの種族とも言われている


    悪魔は能力がとても豊かで小さい悪魔でさえも高位能力が使える


    まさに、最強に近い種族だろう
  16. 16 : : 2016/07/28(木) 21:24:45
    子供悪魔「キキキ...」


    子供悪魔の手には膨大な炎の塊があった


    エレン「くそっ...!ふざけるな...!俺は助けなきゃいけないんだ...!」


    エレンは自分の無力な力に悲観しながらも、諦めの心は持ってはいなかった


    カルラ「もうお願い!逃げてエレン!」


    エレン「嫌だ!嫌だ嫌だ!」


    カルラ「最後くらい言うこと聞いなさい!エレン!」


    エレン「最後なんて言わないでくれよ...!頼むから!」


    しかし、とうとう指の先の力さえ抜けてしまった


    エレンは反動で後ろに尻もちをついてしまう


    エレン「ぐぅ...!くそぉ...!」


    アルミン「エレン!!」


    エレン「アルミン!?」


    アルミンは建物に支えにしながら、なんとか立っていた


    カルラ「あんたたち...何やってるの2人して!早く逃げなさい!!」


    アルミン「エレン...僕も...!!」


    しかし、アルミンは力が入らないのか倒れてしまう


    エレン「アルミン!!」


    アルミン「うぅ...僕は、無力だ...」


    「心配するな!」


    突然、目の前に中年ほどの男性が現れた


    カルラ「!ハンネス!!」


    ハンネス「エレン、アルミン大丈夫か!?待ってろ!」


    ハンネス「カルラも一緒に...!!」


    ハンネスはエレンとアルミンの側により、カルラの方を見たところで子供悪魔の存在に気付く


    ハンネス「くそ、よりによってこいつがいやがるのか!?」


    エレン「ハンネスさん!早く!俺たちと母さんを連れて逃げて!ハンネスの瞬間移動<テレポート>なら...!」


    ハンネスの能力は瞬間移動<テレポート>


    頭で考えた場所に移動できる能力だ


    ハンネス「あぁ!もちろんだ!」


    カルラ「ダメ!ハンネス!子供悪魔なら追いつけてしまうわ!」


    ハンネス「...!」


    そう言われてハンネスは思い出した


    子供悪魔は身体能力も普通の遺族の子供よりも優れている


    よって、子供といえど瞬間移動<テレポート>にも追いつけることが可能なのだ


    そのため、今すぐ別の場所へ瞬間移動<テレポート>すれば子供悪魔には殺されずに、エレンたちを生かせる


    だが、カルラは助からないだろう


    子供悪魔が瞬間移動<テレポート>しているうちにカルラを殺してしまうからだ


    だが、カルラを助けようとするとこちらがもろに攻撃を受ける


    そうすれば、子供たちはおろか、自分も助からないかもしれない


    犠牲を得て確実に目の前の幼い命を助けるか


    全員が助かる確率は低いがもしかしたら助かるかもしれない賭けをしてみるか


    ハンネスは今、究極の選択を迫られているのだ
  17. 17 : : 2016/07/28(木) 21:25:15
    期待!
  18. 18 : : 2016/07/28(木) 21:27:32
    >>17
    ありがとうございます!
  19. 19 : : 2016/07/28(木) 21:28:09
    こ、これで初心者!?
  20. 20 : : 2016/07/28(木) 21:55:07
    カルラ「ハァ!!」


    子供悪魔「キキッ!?」


    ハンネス「カルラ!?」


    子供悪魔は何故か、エレンたちの後方へと吹き飛ばされる


    カルラ「...ハンネス、もう私は力が入らない...今ので限界なの...」


    カルラ「だから、早く!私は足でまといにしかならないの!お願い!早く...子供たちを連れて...」


    ハンネス「....!!」


    カルラの切実な願いが、ハンネスには最後の願いと思えてきた


    ハンネス「カルラ.........すまない....」


    エレン「はっ、ハンネスさん...何言ってんだよ...?」


    ハンネス「エレン、カルラの最後の願いだ...聞いてやれ...!」


    エレン「いっ、嫌だ!!ハンネスさん!お願いだよ!母さんを助けて!!」


    ハンネス「エレン!言う事を聞いてやれ!」


    アルミン「ハンネスさん...!」


    ハンネス「すまん、すまんカルラ...!」シュン


    エレン「いやだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


    シュン.....


    カルラ「...それで、いいの...ごめんねエレン...最後まで一緒にいれなくて...」


    カルラは涙を零しながら目を閉じた


    ズシン...ズシン...


    カルラ「...最後は、苦しまず死にたかった...」


    子供悪魔「ギギギ...キィ!!」


    子供悪魔は怒りに狂っている


    すぐさま手の炎の塊を投げつけようとしたが


    グシャ!!!


    カルラ「...え?」


    子供悪魔は気づくと、巨人によって木っ端微塵になっていた


    巨人「ガァ...グァ...」


    巨人はそのままカルラを持ち上げて...


    カルラ「今のは...」


    カルラに疑問を残させたまま...


    バキィ!!!


    噛み砕いて胃の中に入れた


    巨人「ガァ...」シュウウウウウウ...


    巨人?「........」
  21. 21 : : 2016/07/28(木) 21:57:52
    >>19
    ありがとうございます!
    もちろん初心者です!
    誤字脱字が度々見られますし、内容ももう少し詳しく伝えたいとか...もう少し簡潔が良かったなとか度々思います!
    まだまだ、初心者なのでもっと上手くなるように頑張ります!
  22. 22 : : 2016/07/28(木) 23:01:44
    〜平地〜


    シュン!!


    ハンネス「はっ...!ハァ、ハァ....」


    まっさらな平地にハンネスたちは瞬間移動<テレポート>した


    そして、エレンがハンネスに向かってすぐに掴みかかる


    エレン「どうして!!母さんを置いていったんだよ!!助けられたかもしれないのに!!」


    エレンは怒りに身を任せ、ハンネスの胸ぐらを掴んでいた


    ハンネス「......」


    ハンネスは下を俯き、ただ黙る


    アルミン「エレン、やめなよ...!」


    アルミンは必死に静止するがエレンはそれでもやめない


    エレン「ハンネスさん、なんでなんだよ!!ハンネスさんなら出来たはずなのに!目の前にある母さんの命をあんなに簡単に見捨てるなんて!!どうかしてるよ!!」


    ハンネス「.....エレン」


    ハンネスはエレンの手を振りほどき、エレンの肩をぐっと掴む


    ハンネス「カルラを、お前の母さんを助けられなかったのは...」


    ハンネス「お前に力がなかったからだ....」


    エレン「っ!!」


    一番の正論


    エレンは動揺していた


    自分に力がなかったから...他人に怒りをぶつけて...誤魔化そうとしていた


    だけど、一番悪くて無力なのは自分だ


    エレンは、気付いてしまった


    ハンネス「...だが、一番は...」


    ハンネス「俺に!!!力と勇気がなかったからだ!!」


    エレン「...!」


    ハンネスは悲痛な顔をして、泣いていた


    ハンネス「もっと、力があれば良かった...俺に勇気があれば...!立ち向かう勇気が!!」


    ハンネス「だが!俺にはなかった!強い勇気が!!光り輝いている勇気が!!俺にあるのは、冷たい冷酷な身勝手な理屈だけだった!!」


    ハンネス「自分の命が助かりたいばっかりに...お前らを言い訳にして!!カルラを見捨てた!!」


    ハンネス「俺は!俺は...!」


    ハンネス「お前たちよりも、弱く...脆い人間なんだ...」


    ハンネスは涙を流しながら、項垂れた


    エレン「...ハンネス、さん...」


    エレンも涙を流す


    自分の間違いに気付いたのだ


    自分の命を犠牲にして、人を助けようとする人間がいる方がおかしいんだと


    気付いたのだ


    アルミン「.....エレン、ハンネスさん...」


    アルミンはかける言葉が見つからずに、ただ傍観者としているしかなかった
  23. 23 : : 2016/07/28(木) 23:17:54
    ハンネス「...ぐずぐずしちゃいられねぇ...そろそろ村は占領されるだろう...」


    ハンネスは顔つきを変え、エレンたちに指示を出す


    ハンネス「...ここにも魔の手が襲いくるかもしれない」


    ハンネス「...お前たち、東に東洋人が暮らす村があるのを知っているか?」


    アルミン「確か、鍛冶や錬成を得意とする人族の人たちですよね...」


    エレン「...確か、ここから50kmは歩かなきゃならないな」


    ハンネス「そこまでお前らだけで迎え!」


    エレン「!」


    アルミン「え...!?」


    突然の無理難題な指示に2人は驚く


    ハンネス「そこなら安全なはずだ...あそこはほかの村人も寄せ付けないほどの強力な兵器があるはずだからな」


    ハンネス「ここから距離はある。まだ、異族たちの進行も来てないはずだ」


    ハンネス「だが、数日はかかるだろう」


    ハンネス「それで、寝袋や食料は今から俺が持ってきてやる...それで東洋人の村【サムライ村】まで行くんだ」


    アルミン「そっ、そこまでしれくれるのにハンネスさんはどうして...」


    ハンネスはアルミンを真っ直ぐな目で見つめて言った


    ハンネス「...すまねぇ、俺はやる事があるんだ」


    ハンネス「それに、道具を運んだところで俺の能力も多く消費するからな...俺がついてくると足でまといになっちまう」


    ハンネス「だから、2人で言ってきてくれ」


    アルミン「でっ、でも...」


    エレン「...わかった、行くよ」


    アルミン「エレン!?」


    エレン「だってそれしか俺らに残された道はないんだろ?じゃあ、その指示に従うしかない...そうだろアルミン?」


    エレンの声は決意が表れているような声で、目からは強い信念が読み取れた


    アルミン「...そうだね、僕らに今出来る事は...!」


    アルミンも決意を固めて、強く頷いた
  24. 24 : : 2016/07/29(金) 19:34:42
    エレン「.....」


    アルミン「ハァ....ハァ....」


    エレン「アルミン...大丈夫か?無理するなよ?」


    アルミンは既に息を切らしていたが、それでも歩き続ける


    アルミン「無理なんかしてないよ...それに、ここから早く離れないといけないから...少しは無理ぐらいしないと」


    アルミンとエレンは荷物を分けて持っていた


    アルミンはできるだけ軽い食料の方を持っていた


    それでも、アルミンは体力面に自身がないため疲れが見えてきていた


    アルミン「ハァ...ハァ...まだ、歩かなきゃ...うっ...」ガクッ


    アルミンは膝をついて地面に座り込む


    エレン「...!おい!もう無理するな!明日歩けなくなるぞ!」


    アルミン「...!...そうだよね、ごめん...心配させちゃって...」


    エレン「ゆっくりでも俺は構わない。とにかく、無事にサムライ村まで着くことが一番大事だろ?」


    エレンはそう言って、木の上を登り始めた


    エレン「...うん、この木は丈夫そうだな...今日はこの木の上で寝るか」


    アルミン「...分かった」


    ハンネスから就寝時に気をつけろと言われた言葉


    それは、『必ず高いところで寝ること』


    異族がいる今、高いところに行って見えにくい場所で寝なければ襲われる可能性が高いからだ


    エレン「よし、アルミン待ってろ!すぐにロープを降ろすから!」


    木の上からロープが降りてきて、アルミンはそれに捕まる


    エレンはロープを力いっぱい引っ張り上げる


    エレン「っ、よいしょ!!...ハァ、ハァ...あとは食べ物を食べて寝るだけだな」


    アルミン「...なんか、迷惑かけてごめんね...」


    エレン「気にするなって。俺たち友達なんだからさ」


    しかし、アルミンのどうしても迷惑をかけたくない気持ちはどんどん積もっていた
  25. 25 : : 2016/07/29(金) 19:50:08
    エレン「...パン、硬かったな...」


    アルミン「うん、噛む力がこころなしか付いた気がするよ...」


    2人は、就寝準備の作業をしながら雑談をしていた


    寝袋にフックをかけて、フックの反対側にある杭にトンカチで木の幹に打ち込む


    こうすることで、木の上から落ちても蓑虫状態になって地面に落ちるのを防ぐことが出来る


    だが、よく打ち込まないと杭が抜けるため時間がかかる作業なのだ


    子供のエレンたちなら軽くて蓑虫状態でぶら下がってもある程度は耐えられるだろう


    エレン「.......」


    アルミン「どうしたの?エレ.....」


    急に黙ったエレンにアルミンは話しかけようとするが、エレンの視線の先に気付いて自然と黙ってしまう


    それは、自分たちの故郷が炎によって燃え盛っている姿


    巨人や魔物がうろついていて、まさに地獄絵図そのものだった


    エレンはその光景に、呆気を取られていた


    アルミン「...エレン、大丈夫?」


    エレン「...完全に大丈夫って言えば嘘になる」

    エレン「けど、大丈夫。心配はしなくていいから」


    しかし、、アルミンの目には無理に明るい表情を作るエレンの姿が見えた気がした


    エレン「...作業も終わったし、寝るか。明日朝早く出なきゃいけないしな」


    アルミン「...そうだね」


    アルミンもエレンも、その日は不安でなかなか寝つくことが出来なかった
  26. 26 : : 2016/07/29(金) 21:17:07
    〜早朝5時〜


    ....ン....レン....エレン!


    アルミン「エレン!」


    エレン「!...アルミン...おはよう...」


    アルミン「おはよう...良く、眠ってたね」


    エレンは下を向いてふと口に出してしまう


    エレン「...夢じゃ、無かったんだな」


    アルミン「...!」


    そこから合間見えたエレンの顔は、恐怖


    そう、顔に表れていた


    エレン「...ごめん、すぐ準備する」


    エレンは眠りにつく前、思ってしまったのだ


    実はこれは夢で、次の日目覚めたらいつもの日常が待っていると


    起きると母さんがいて、朝ご飯が目の前にできてて...家を出るとアルミンが待ってて2人で遊んで...


    そんな当たり前の日常が来るんじゃないかと期待してしまったのだ


    だが、どれもこれも全て夢の中の空想


    理想とは遥か遠く、現実は無慈悲なものだった


    しかし、その反面エレンは何故か落ち着いていた


    何かが、起こりそうな...そんな予感がしていた


  27. 27 : : 2016/08/07(日) 20:01:58
    エレン「...残り、半分といったところか?」


    ちょうど昼時、早朝から休まず歩いていたエレンは直感的にそう感じた


    アルミン「ハァ...今日は、なんだか...ハァ...あんまり疲れないな...」


    しかし、約15kmほど休まず歩いたアルミンに疲れが見え始めていた


    エレン「アルミン、疲れてきたか?俺も流石に疲れそうだ...」


    アルミン「息も切れていないくせに何言ってんのさ...」


    そういいながらも、自分は疲れているため安心して休める場所を探すと...


    アルミン「!あそこなんてどうかな?」


    アルミンが指さしたところは二階建てのやけに広い木の家だった


    見た目はボロボロだが、充分休めそうな家だった


    エレン「...いいな...それに、人の住んでいる感じも無さそうだし...」


    アルミン「誰かここに前住んでいたのかな?」


    そう疑問に思ったが、どうでもいいかと思いアルミンとエレンはその家の中に入った


    〜木の家〜


    アルミン「こんにちはー...あのー...」


    アルミンは、誰もいない雰囲気を分かっていながらも念のため挨拶をした


    エレン「アルミン、誰もいないと思うぞ?」


    アルミン「いっ、一応だよあはは...でも、本当に誰もいないみたいだね...」


    エレンとアルミンは全ての部屋を見ることした


    エレン「この部屋も...うん、何もないみたいだな」


    エレンは何も思ってないみたいだが、アルミンはこのいえが何だったのかを考えていた


    アルミン(...さっきからどこの部屋にも武器といってもいいものが沢山飾ってある)


    アルミン(これは前にいた人の趣味なのか...?それとも...)


    アルミン(それに、このかまど...一体何なんだろう...?)


    そう、疑問を抱きつつも分かるわけもなく2人は二階へ上がっていった
  28. 28 : : 2016/08/07(日) 22:02:46
    エレン「...この部屋が一番広いな...よし、ここで一旦休むか」


    二階の大広間らしきところに2人は休んでいた


    エレンはまた硬いパンを歯で噛んでは水で無理矢理胃に流し込む


    アルミンはどうやら非常食を食べているらしい


    1人につき、3つまでの貴重な食べ物だ


    アルミン「...やっぱり、味が薄いなぁ...硬いパンよりましなんだけど...」


    エレン「まぁ、唯一旨そうなのは...この貴重な少量の干し肉だからな...」


    干し肉はハンネスがこっそり隠し持っていたものを持たせてくれていた


    噛むと味が急に伝ってきてとても美味だという


    エレン「大事にとっておかねぇと...」


    .....ギィィ.....


    それは突然だった


    アルミン「!!」


    エレン「!なっ、誰なんだ...!?」


    この古ぼけた家に誰か入ってきたのだ


    アルミン「足音からして、複数人...!?」


    そしてコツコツコツと、二階に上がってくる


    アルミンは胸騒ぎがしてたまらなかった...


    エレン「もしかして、ここに誰か住んでいたのか...?なら、謝らないと...」


    アルミン「いや、違う...!エレン!荷物をまとめて...」


    アルミンは周りを見渡すとふと、クローゼットがあるのに気付いた


    アルミン「このクローゼットの中に入って!!」


    エレン「は!?ど、どうして!?」


    アルミン「いいから早く!!」


    エレンはアルミンの顔が険しいのに気付いて急いで荷物をリュックに詰めた


    そして、リュックと一緒にクローゼットの中に入った


    アルミン「僕も...」


    アルミンも急いでクローゼットに入ろうとした時、目の前の刀に気付いた


    それは切れ味の良さそうな刀で光り輝いていた


    アルミン「.....」


    アルミンはそれを無言で取って、クローゼットに入り込んだ


    バタン!!


    「ふー、こんなところにボロ空き家があるとはな...」


    「マジ超ラッキーだな...助かったぜ!」


    「へへへ...誘拐も楽勝だったな...」


    アルミン(誘拐...?まさか...!)


    すると、黒い袋から少女が出てきた


    アルミンは確信した


    間違いなく、これは誘拐の現場だと
  29. 29 : : 2016/08/08(月) 21:19:02
    「んー...!ん...!」


    少女は口をテープで塞がれていて、両手両足をロープで縛られていた


    少女はアルミンとエレンと同じ歳ぐらいで金髪の髪だった


    とても可愛らしく、可憐な少女だった


    おそらく、男は惚れる者は多いだろう


    エレン「アルミン...あれって...」ヒソヒソ


    アルミン「しっ!静かにしてて...」ヒソヒソ


    誘拐犯C「へへ...しかし、本当に可愛い子だよな...」


    少女は恐怖の顔に染まっていた


    誘拐犯B「なんか、捨て子らしいぜ...これじゃ誘拐っていうか保護だよな...?」


    誘拐犯A「えっ?そうなのかよ?じゃあ...」


    A「何しても、いいよな?」


    「ーーー!!」


    少女はその言葉を聞いて急にもがきだす


    C「おい!暴れるんじゃねぇ!じっとしてろ!!」


    そういって誘拐犯の1人が少女の顔を殴る


    少女は顔に痣が出来てしまい涙目になるが、もがくのをやめない


    A「くそっ、ヤるのに苦労しそうだな...その分、そそられるけどなぁ...ひひひ」


    誘拐犯の1人は不敵な笑みを浮かべている


    エレン「アルミン...あいつら...殴りやがったぞ...!」


    エレンは怒りに震えている


    思わず、拳を握りしめてしまう


    アルミン「...まずいよ、これは...早く助けてあげないと!」


    B「ん?なんだ?今、子供の声が...」


    アルミン「!!」


    誘拐犯の1人がアルミンたちの声を聞いたことを知って、アルミンは口を思わず手で抑える


    A「気のせいだろ?それか、この子供の声だろ」


    B「...そうだといいが...」


    誘拐犯の1人は探すのを諦めたようでアルミンはひとまずホッとする


    C「おら!とっとと脱がせろ!!大人しくしてろって!へへへ...!」


    「ん....!!んん......!!んー....!」


    少女は白い服のボタンを少しずつ外されていき、その素肌が明らかになっていく


    A「じゃあ、こっちもお披露目しようかな...!」


    誘拐犯の1人が少女が履いていたスカートを下ろし、下着が露になる


    少女は頬をどんどん赤らめているが、その顔は以前恐怖に染まっている


    少女の生まれた時の姿が晒されようと今まさに、行われていた


    アルミンは1つ呼吸を置き、作戦を考えようとする


    そして、エレンに考えを聞こうとするが


    アルミン「エレ.......!?」


    隣を見ると、さっきまで一緒にいたはずのエレンと先ほど持ってきた鋭い刀が無くなっていた


    そして、クローゼットの戸は完全に開いていた


    アルミン「あぁ!!エレン!!」


    エレンは刀を手に持って、凄い勢いで誘拐犯の1人を...


    ドスッ!!!


    刀で、肩の辺りを刺していた


    B「...は?」バタッ
  30. 30 : : 2016/08/08(月) 22:13:15
    「.....!」


    少女は驚きのあまり、恐怖さえ忘れていた


    エレン「...見てらんねぇよ、クズが!」


    エレンは誘拐犯の1人の肩に刺さった刀を抜いた


    B「ぐぁぁ!?あがぁ....!!!」


    誘拐犯の1人は肩を抑えて、悶絶している


    肩からは血が流れ出ていて、床に広がっていく


    C「おぉ、おい!!しっかりしろ!!おい!」


    A「くそ!ガキがいたのか!?ぶっ殺してやる!!」


    誘拐犯の2人は内ポケットからナイフを取り出す


    アルミンは、それに加勢するかのようにリュックを前と後ろに背負って少し重そうにして、出てきた


    足はガクガク震えているものだが、覚悟は決めているようだ


    対してエレンは、鬼の形相で誘拐犯たちを睨んでいる


    その目は憎しみと怒りがこもっていた


    誘拐犯の2人はエレンとアルミンに突進していく


    エレン「お前ら、クズみたいなヤツらがいるから...いるから!!」


    その時、エレンに何か大きな気のようなものを感じた


    エレン「動くんじゃねぇ...」


    エレン「止まれェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!」


    ビリビリビリ.....!


    エレンが叫んだ瞬間、全員の脳内に電撃が走る


    脳内がエレンの命令に侵食されたような感覚になった


    エレン「アルミン!それと、そこのお前!!逃げるぞ!!」


    名前を呼ばれたアルミンと指さしされた少女は、ハッとなり動けるようになる


    アルミン「...!うっ、うん!!」


    エレンは少女を担いで、手に少女のスカートを持って二階の大広間を出ていく


    アルミンが続くようにして後ろからあたふたと出ていく


    2人が階段を降りきった頃、誘拐犯たちは漸く動けるようになっていた


    A「っ!!はぁ、はぁ...なんだ今の!?」


    B「多分、能力だろうな...おそらく覚えたてだろうがな」


    そう言って、誘拐犯の1人は包帯で止血している


    C「へぇ、珍しい能力だな...ああいうのって裏で高く売れるよな...へへ...」


    A「あぁ、いいな...あのガキ3人捕まえて...」


    B「俺を刺したガキはいっぺんタコ殴りにして売り飛ばす、あの誘拐したガキはヤって奴隷にでもするか」


    A「それ名案だな!いつでも処理してもらえるとか最高だぜ...ひひひ...」


    C「じゃあ、あの金髪のガキは?」


    B「アイツはバラバラにして森に捨てるぞ...なぁに、巨人が食ってくれるさ...」


    C「だな、へへへ...」


    誘拐犯たちの考えは、普通の人間では考えきれない狂った両域に達していた
  31. 31 : : 2023/01/06(金) 03:14:48
    あ、終わり?
  32. 32 : : 2023/01/06(金) 20:13:55
    終わりだ(^ω^)

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