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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

穂乃果「最後の宝」

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  1. 1 : : 2015/08/19(水) 22:58:27
    ラブライブ!と寄生獣のクロスのssです。

    地の文、グロテスクな表現、キャラ崩壊、盛大にございます。


    ラブライブ!、寄生獣の両面においてオリジナル設定があります。


    それでも読みたい人はよろしくお願いします。

    二作目の続きとなってます。

    これが最終作になります。

    以下、過去作

    一作目↓
    http://www.ssnote.net/archives/37238#bottom

    二作目↓
    http://www.ssnote.net/archives/37650#bottom
  2. 2 : : 2015/08/19(水) 22:58:56
    事件から5日後の夜・・・

    高坂家

    穂乃果「はぁーーー・・・」ゴロゴロ

    雪穂「暇そうだね〜・・・」

    穂乃果「本当だよ!あれからもう5日だよ!せっかくの休みだからたくさん寝たけど、はっきり言って暇すぎるよ!!」ガバッ!

    雪穂「・・・本当に大変だったもんね」

    穂乃果「ヒデコ、フミコ、ミカ、委員長も・・・」

    雪穂「でも、海未ちゃんとお姉ちゃんがいなきゃ、もっとたくさんの人が・・・」

    穂乃果「わかってるよ・・・でも、これじゃあ音ノ木坂は・・・」

    雪穂「また、廃校に悩まされるかもしれないね・・・」

    穂乃果「はぁ〜〜・・・」ハァー
  3. 3 : : 2015/08/19(水) 22:59:49
    ♪プルルルル…プルルルル…

    穂乃果「?電話だ、絵里ちゃんから・・・」スクッ

    穂乃果「雪穂、私ちょっと部屋に戻るね」スタスタ

    雪穂「んーーー」ゴロン

    ガラガラバタン…スタスタ…バタン

    ♪ピッ!

    穂乃果「もしもし?絵里ちゃん?」

    絵里「あ、穂乃果、久しぶり」

    穂乃果「どうしたの?電話かけてきて?」

    絵里「いえ、ちょっとね。ねえ、穂乃果・・・」

    穂乃果「うん、なぁに?」

    絵里「実は明日、この休み明けにいきなり練習はキツイだろうから、柔軟とかをメインに神田明神で練習しようってみんなで言ってるんだけれど。穂乃果は・・・」

    穂乃果「行く行く!!それどこ集合!?何時集合!?何持参!?」

    絵里「あ、相変わらずね・・・まだ立ち直ってないかもって思ったんだけど、そんな心配いらなかったわね」フフッ
  4. 4 : : 2015/08/19(水) 23:00:42
    穂乃果「・・・忘れたわけじゃないよ・・・」

    絵里「・・・えっ?」

    穂乃果「あっ!ごめんごめん!変なこと言っちゃったね!それでもちろん行くよ!どうすればいい?」

    絵里「えっと・・・10時に神田明神にいつもの練習着とお弁当持って来て。それで練習は4時くらいまでやるつもりよ」

    穂乃果「わかった、みんな来るんだよね?」

    絵里「ええ、明日は一応みんな集まる予定よ」

    穂乃果「わかった、じゃあまた明日ね・・・」

    絵里「あ、待って穂乃果」

    穂乃果「ん?なぁに?」

    絵里「無理・・・しないでね・・・」

    穂乃果「・・・わかってるよ」

    絵里「いつでも相談とか、乗るからね・・・」
  5. 5 : : 2015/08/19(水) 23:01:05
    穂乃果「うん、ありがとう。それじゃ、また明日」

    絵里「ええ、おやすみなさい」

    ♪ピッ!

    穂乃果「ふぅ〜〜〜〜・・・」フゥー

    穂乃果「練習だぁーー!!」

    スゥー

    ミギー「どうした穂乃果、明日は行動を起こすのか?」

    穂乃果「うん、みんなでちょっとした練習、まだ学校は始まらないけどね」

    ミギー「ここ最近の君は寝てばかりだったからな」

    穂乃果「あ、あははは。本当にやることなかっただけで・・・」

    ミギー「君がそんな生活ばかりしてたおかげで、私の体にもちょっとした変化が起こってしまった」

    穂乃果「え?どういうこと?」

    ミギー「実は困ったことに、あの日から私の体は、1日に四時間ほど、不定期な時間帯に完全に眠ってしまうのだ」

    穂乃果「いや、私はばっちり7、8時間は寝てるけど」

    ミギー「私にとっては睡眠ではなく、完全なる機能の停止だ、いわゆる仮死状態になってしまうのだ」
  6. 6 : : 2015/08/19(水) 23:01:44
    穂乃果「ええっ!?じゃあ、その四時間の間に敵がきたら!?」

    ミギー「独力で頑張ってもらう他あるまい」

    穂乃果「んな無茶苦茶な!」

    ミギー「元はと言えばこの連休中に君が寝すぎたのが原因なのだ!私はむしろ被害者だ!」

    穂乃果「ううっ、ごめんなさい・・・」

    ミギー「ああ、きた・・・」

    穂乃果「へっ?」

    ミギー「睡魔がやってきた・・・」

    穂乃果「ええっ!?今!?」

    ミギー「すまない眠る・・・」スッ…

    穂乃果「ああ!ちょっとミギー!」ペチペチ!

    右手「・・・・・」シーン

    穂乃果「おやすみ・・・なさい?」
  7. 7 : : 2015/08/19(水) 23:03:05
    翌日

    穂乃果「行ってきまーす!」バタン!

    穂乃果「やっばい遅刻するー!!」ダダダダ!

    穂乃果「ミギー!!どうして起こしてくれなかったの!?」ダダダダ

    ニョキッ

    ミギー「君はこの連休中に眠る時は私に散々起こすなと言っていたではないか」

    穂乃果「いやいや!あれは昼寝で逆に今日ほど起こして欲しかった日はないよ!」ダダダダ

    ミギー「だから日頃から私は言っているぞ、自分で起きる癖をつけろとな、最近の穂乃果は私に頼りすぎだ」

    穂乃果「ううっ、ごめんなさぃ」シュン

    穂乃果「まぁ大丈夫!神田明神は学校ほど遠くないから走れば間に合う!」ダダダダ!

    タタタタタッ

    穂乃果「・・・あれ?ことりちゃん?」タタタタ

    穂乃果「こんなところで何やってるんだろう?」タタタタ

    ことり「・・・・・・」ウロウロウロ

    穂乃果「ことりちゃーん!おはよー!何やってるのー!?」タタッ!

    ことり「あっ!穂乃果ちゃん!おはよう!」

    穂乃果「どうしたの?何かあった?」
  8. 8 : : 2015/08/19(水) 23:03:41
    ことり (言うんだ・・・ここで言わなきゃ・・・)

    穂乃果「・・・?ことりちゃん?」

    ことり「実は・・・穂乃果ちゃんに言いたいことがあるの・・・」

    穂乃果「言いたいこと?いや!それよりそれは後で急がなきゃ!練習に遅刻しちゃう!」

    ことり「い、いいの!みんなには、許可とってあるから・・・」

    穂乃果「え、そうなの?そんなに大事な・・・」

    ことり「うん、聞いて欲しいの」

    穂乃果「・・・わかった」

    ことり「実はことり、海外の服飾系の学校から、留学に誘われてるの」

    穂乃果「・・・・・」

    穂乃果「えっ?」

    ことり「お誘い自体は、かなり前から誘われてて、ずっと返事は待ってもらってたの・・・」

    ことり「でも、そろそろ返事が欲しいって言われて・・・」

    ことり「でも、ことり・・・決められなくて・・・」

    ことり「海未ちゃんとか、μ’sのみんなには話したの・・・」

    ことり「でもやっぱり!私が小さい頃からいつも一緒にいてくれて!私が大好きな穂乃果ちゃんならどう思うか!」

    ことり「聞いて・・・みたくて・・・聞いて欲しくて・・・」
  9. 9 : : 2015/08/19(水) 23:04:04
    穂乃果「ことりちゃん・・・」

    ことり「穂乃果ちゃんなら、私がどうするべきだと思う・・・?」

    穂乃果「・・・・・」スタスタ…

    ギュッ…

    ことり「!?ほ、穂乃果ちゃん?」

    穂乃果「本当に悩んでたんだね、ことりちゃん・・・」

    穂乃果「でも、『行かないで』なんて言えないよ、だってことりちゃんは、私の『物』じゃないもん」

    穂乃果「ここで私が『行かないで』って言うのは簡単だよ?でも、それじゃ、ことりちゃんの人生を踏みにじっちゃうもん」

    穂乃果「でも、行っちゃうのは本当に寂しい、穂乃果も海未ちゃんも毎日泣いちゃうかもしれない」

    穂乃果「だから、私が言えるのは・・・」

    穂乃果「ことりちゃんの未来は、ことりちゃんに選んでほしい」
  10. 10 : : 2015/08/19(水) 23:04:23
    ことり「!!!!!」

    穂乃果「でも、日本にいて私達と一緒にいてくれるなら!絶対に後悔なんてさせない!」

    穂乃果「留学しなかったことを後悔しないぐらい楽しい毎日にしよう!これからもμ’sで楽しいライブをやろう!」

    ことり「・・・・・うん」ウルウル

    ことり「うん!・・・うんっ!」ポロポロ

    穂乃果「えへへ、ちょっとらしくないこと言っちゃったかな」エヘヘ

    穂乃果「練習行こっ!!楽しいライブは練習からだよっ!!」ダッ!

    ことり「うんっ!行こうっ!」ダッ!

    ことり (ありがとう、穂乃果ちゃん・・・)
  11. 11 : : 2015/08/19(水) 23:04:50
    神田明神

    穂乃果「おーーい!みんなー!!」タタタタ!

    絵里「あら穂乃果、案外早かったのね」

    穂乃果「うん、ちょっとね」エヘヘ

    ことり「みんな、おはよう♪」

    凛「ことりちゃんに穂乃果ちゃん、おはようだにゃ!」

    穂乃果「うんっ!おはようっ!」

    海未「ことり・・・?」ボソボソ

    ことり「なぁに?海未ちゃん」ボソボソ

    海未「ちゃんと言えましたか?また穂乃果は変なこと言いませんでしたか?」ボソボソ

    ことり「うん、大丈夫、とってもいい話だった♪」ボソボソ
  12. 12 : : 2015/08/19(水) 23:05:29
    海未「それなら良かったです」ニコッ♪

    ことり「うんっ!」ニコッ♪

    にこ「さぁー!それじゃあ練習始めるわよー!」

    希「にこっちに仕切られてもなーんか締まりないなー?」クスクス

    にこ「別にいいじゃない!久しぶりにみんな集まったんだから!」

    真姫「まったく、本当にめんどくさい人達ね・・・」ハァー
  13. 13 : : 2015/08/19(水) 23:07:12
    練習開始ーーーー

    凛「うぎ、ぎぎぎぎ〜〜」グッグッ

    絵里「凛?体少し硬くなってるわよ?連休中の柔軟さぼってたでしょう?」グッグッ

    凛「いたーーー!!!絵里ちゃんもっと優しくー!!」グッ!

    絵里「嫌よ、この連休中で硬くなった体を早く戻さないとっ!」グッ!

    凛「にゃあ〜〜〜!!!」ボキボキ!

    花陽「ことりちゃんは相変わらず体が柔らかいね〜」グッグッ

    ことり「絵里ちゃんほどじゃないよ〜」グッグッ

    にこ「あばばばばばば」ガクガク

    希「にこっちー?股が割れてないでー?にこっちも柔軟さぼってたやろ?」グッグッ

    にこ「め、面目ない・・・」ガクガク
  14. 14 : : 2015/08/19(水) 23:07:45
    にこ「め、面目ない・・・」ガクガク

    希「練習さぼる悪い子には、お仕置きせないかんな〜?」スッ

    にこ「ひぃ!?」ビクッ!

    希「そぉれ!わしわしわし〜!!」ガシッ!

    にこ「いやぁぁぁぁ〜〜〜〜!!」ワシワシ

    海未「みなさーん!そろそろ柔軟を終えてダンスを始めますよー!」

    穂乃果「はーーい!」

    真姫「でも海未、曲はどうするのよ?」

    海未「そうですね、なら学園祭でやる予定だった曲をやりましょう、他の舞台で踊るかもしれませんし」
  15. 15 : : 2015/08/19(水) 23:08:26
    ♪〜〜カーベーハーhihihi!!コワセールモーノサー!!

    絵里「はい、みんなお疲れ様、少し休憩にしましょう」

    海未「では少し休憩にします!15分後に再開するのでよろしくお願いします!」

    穂乃果「ふぇ〜〜、相変わらず疲れるな〜この曲〜」ヘタッ

    にこ「ふん、ぜぇー、このくらい、ぜぇー、はぁー、なんとも、ぜぇーないわ、はぁー」ゼーハー

    真姫「めちゃめちゃ息切れてるじゃない」ハァハァ

    凛「はぁー、疲れたにゃー」バタリ

    花陽「お疲れ様ー、ふぁ〜」バタリ

    ことり「みんなー!お菓子作ってきたよー!」

    凛・花陽「うおっ!!!!」ガバッ!

    希「復活した!?」

    パクパクモグモグ アハハ!

    凛「ふぅー、お腹一杯だにゃー!」
  16. 16 : : 2015/08/19(水) 23:09:11
    海未「じゃあみなさん、練習再開しますよ!」

    穂乃果「よぉーし!やるぞぉー!」ガバッ!

    希「おお!穂乃果ちゃん、いつになくやる気やね!」

    穂乃果「うんっ!学園祭は終わっちゃったけど、まだまだラブライブへ向けて気が抜けないもん!ファイトだよっ!」グッ!

    μ’s「・・・・・」シーン

    穂乃果「あ、あれ・・・?みんなどうしたの?」

    絵里「穂乃果、実は・・・」

    海未「ラブライブには、もう出られないんです・・・」

    穂乃果「・・・・・」

    穂乃果「えっ・・・?」
  17. 17 : : 2015/08/19(水) 23:10:12
    絵里「実は、この前の学園祭の事件がきっかけで、学校自体が問題なって・・・」

    希「他の部活の大会にもやし、もちろん、うちらにも影響が出たんや」

    絵里「もう、スクールアイドルランキングにμ’sの名前は・・・ないわ・・・」

    穂乃果「そ、そんなっ!?」

    穂乃果「じゃ!じゃあ!ラブライブにはもう出られないの!?あんなに頑張ったのに!?20位以内にだって入ってたのに!?」

    絵里「残念だけど・・・登録を削除された以上は・・・」

    穂乃果「う、うそ・・・」

    にこ「仕方のないことなのよ・・・今回は、もう諦めるしかないわ」

    穂乃果「私のせいだ・・・私があんなところで無茶したせいで・・・」

    海未「違います!穂乃果のせいじゃありません!仕方のないことなんです!誰も悪くなんてないんです!」
  18. 18 : : 2015/08/19(水) 23:10:39
    穂乃果「違うよ・・・私が・・・もっと早くあの場に出ていれば、委員長も・・・ヒデコもフミコもミカも死なずにすんだのに・・・」

    ことり「そ、それは違うよ!だって穂乃果ちゃんは!穂乃果ちゃんの出来る限りのことを・・・!」

    穂乃果「だから私のせいなんだよ!私の出来る限りの小ささがこうなっちゃったんだよ!!」

    ことり「ほ、穂乃果ちゃん・・・」

    穂乃果「全部・・・私のせいなんだよ・・・」

    にこ「違うって言ってんでしょ!!あんたは何も悪くない!!むしろ海未が今生きてるのはあんたのおかげでしょ!」

    穂乃果「そんなことちっとも思ってないくせにっ!!」

    にこ「なっ!?」

    穂乃果「みんなが考えてることなんて大体分かるよっ!!どうせ『自分じゃなくてよかった』って心の底から思ってるんでしょ!!」
  19. 19 : : 2015/08/19(水) 23:11:19
    にこ「ッ!あんたねぇっ!!」グッ!

    真姫「ダメぇっ!!」ガシッ!

    にこ「離しなさいよ!!こいつのネガティブでひん曲がった根性叩き直してやるんだから!!」

    絵里「穂乃果!本当にあなたのせいじゃない!仕方のないことなのよ!今回の事は誰にもどうにも出来なかったのよ!」

    穂乃果「私にはどうにか出来たじゃん!!私がクラスメートをこの手で殺したから私と海未ちゃんは生きてるんだよっ!!」

    μ’s「!!!!!」

    穂乃果「それに!!みんなみんな!『全部お前が悪い』って顔してるじゃん!!」

    絵里「そ、そんなことない!私達は!!私・・・達は・・・」

    穂乃果「ほら、言葉に詰まった。心の中でずっとそう思ってた証拠だよ・・・」
  20. 20 : : 2015/08/19(水) 23:12:12
    穂乃果「今ので十分わかったよ!みんなにとって私なんか要らないんだって!!ずっと仲間だって思ってたのに!!」

    ことり「穂乃果ちゃん!落ち着いて!穂乃果ちゃんは本当に悪くないよ!!」

    穂乃果「うるっさいなぁ!!同じクラスなのにことりちゃんは私と海未ちゃんに任せっきりで何にもしなかったくせに!!」

    ことり「ち、ちがっ・・・」

    穂乃果「ことりちゃんは一番自分勝手だったよ!急に留学とか言い出してさ!!人に頼らなきゃ自分で決められもしないくせに!!」

    穂乃果「ことりちゃんなんかもう知らないっ!留学でも何でも勝手に行きなよっ!!」

    ことり「!!!!!」ポロポロ

    穂乃果「もうみんな何か大っ嫌い!!二度と私に関わらないで!!」
  21. 21 : : 2015/08/19(水) 23:12:51





    バチンッ!!!!!!!!!!!





  22. 22 : : 2015/08/19(水) 23:13:24
    μ’s「!?」ビクッ!

    海未「・・・・・」ジィン…

    穂乃果「・・・・・」ヒリヒリ

    海未「自分勝手も大概にしなさいっ・・・この大馬鹿者っ・・・!」

    海未「あなたは最低です!!人の気持ちを分かった気になって!よくもそこまで酷いことを!!」

    穂乃果「よく言うよ!!実際に委員長を殺したのは海未ちゃんでしょっ!!」

    海未「ッ!!!」

    穂乃果「何さ今のビンタ!!そこまであっさり人の事殴れる人初めて見たよ!!」

    穂乃果「それにミギーだって言ってた!!あの時に出した殺気は人間が出せるような殺気には思えなかって!!」

    海未「ち、違いますっ!!私はそんなつもりは!!」

    穂乃果「本当は海未ちゃんも寄生されてるんでしょ!?人間じゃないからこんなに簡単に人も殴れるし、あんな嘘みたいな殺気だって向けられるんだよっ!!」
  23. 23 : : 2015/08/19(水) 23:14:03
    凛「う、うそ・・・」

    花陽「海未ちゃん・・・本当なの?」

    海未「ごっ!誤解ですっ!!私は何も覚えもありません!!」

    穂乃果「ほら、みんな信じてないんだよ、私のことも、海未ちゃんのことも、最初っから誰も信じても、信じられてもなかったんだよ・・・」

    海未「穂乃果!違います!!私は小さい頃からあなたのことをずっと信じています!!」

    穂乃果「私はもう信じないよ、海未ちゃんのこと・・・だってもう私の知ってる『人間の』海未ちゃんはいないんだもん」

    穂乃果「人間の皮なんか被って人間面しないでよっ!!」

    海未「!!!!!」ポロポロ

    穂乃果「やっぱりみんな何か大っ嫌いだ!!顔も見たくないっ!!」ダッ!

    絵里「ほ、穂乃果!!待って!」ダッ!

    ダダダダダダ!

    穂乃果 (何で・・・何でっ!!!)ポロポロ

    ミギー (はぁーー、さて、どうなることやら・・・)
  24. 24 : : 2015/08/19(水) 23:15:24
    夕方

    河川敷

    穂乃果「ううっ・・・ヒック…」ポロポロ

    穂乃果 (違うの・・・私だってあんな酷いこと言いたくなかったのに)ポロポロ

    穂乃果 (言い出したら止まらなくなって・・・なんで・・・なんでっ!)ポロポロ

    スタスタスタ

    絵里「やっと見つけた・・・」

    穂乃果「・・・・・?」グスッ…

    絵里「こんなところにいたのね・・・」

    穂乃果「絵里ちゃん・・・」

    絵里「となり、座るわよ?」スッ…

    穂乃果「・・・・・」ゴシゴシ

    絵里「・・・ミギーは?」

    穂乃果「ついさっき寝ちゃった、しばらく起きないよ・・・」

    絵里「それなら良かったわ、2人で話したかったの・・・」

    穂乃果「どうしたの・・・?」

    絵里「海未とことり、あれから泣きっぱなしよ・・・まぁ、みんな泣いたけどね・・・もちろん私も」

    穂乃果「なんで・・・」

    絵里「・・・・・?」

    穂乃果「普通怒るとこだよっ、、あんなに酷いこと、たくさん言っだの゛にっ、あんなに、嫌いだって、言っだのに゛!」ポロポロ
  25. 25 : : 2015/08/19(水) 23:15:51
    穂乃果「どうして・・・どうして!!」ポロポロ

    絵里「・・・簡単よ」

    ギュッ・・・

    穂乃果「!!!!!」

    絵里「どんなに酷いこと言われても、みんな、穂乃果のことが大好きだからよ・・・」ギュッ

    穂乃果「!!ううっ、ごめんな゛さい!!ごめんなさい!!」ポロポロ

    絵里「その証拠に、私がここにいるのは海未とことりのおかげだもの・・・」ナデナデ

    絵里「穂乃果が人生で数える程しかないけれど、落ち込んでた時はここに来るって、あの二人が教えてくれたんだもの・・・」

    絵里「本当に穂乃果のこと考えてなきゃ、そんなこと分からないわよ」

    絵里「本当に、あなた達三人の友情が羨ましいわ・・・」

    穂乃果「ううっ、海未ちゃん、ことりちゃん・・・」ポロポロ

    穂乃果「本当はあんなこと言いだくなかったのっ!、みんなが大嫌いなんて嘘なの゛っ!本当はみんなのこと大好きだよっ!!」ポロポロ
  26. 26 : : 2015/08/19(水) 23:16:25
    穂乃果「絵里ちゃんだって!希ちゃんだって!にこちゃんだって!花陽ちゃんだって!凛ちゃんだって!真姫ちゃんだって!」ポロポロ

    穂乃果「海未ちゃんだって!ことりちゃんだって!」ポロポロ

    穂乃果「本当は大好きなのっ!!大嫌いなんて少しも思ってもないのにぃっ!!」ポロポロ

    絵里「よしよし、辛かったわね、次はあなたが泣く番よ、思いっきり泣いていいのよ?」ナデナデ

    穂乃果「絵里ちゃああああああああん!!!!!うわああああああああああああああ!!!!!」ポロポロ
  27. 27 : : 2015/08/19(水) 23:16:55
    絵里「もう落ち着いた?」

    穂乃果「うん、ありがとう、もう大丈夫・・・」

    絵里「そう、良かったわ・・・」

    穂乃果「絵里ちゃん、本当にごめんなさい・・・」

    絵里「私はもういいのよ・・・明日、みんなにも謝らないとね」

    穂乃果「みんな、許してくれるかな?」

    絵里「大丈夫よ、だってみんな、穂乃果のことが大好きなんだもの」

    穂乃果「ありがとう・・・絵里ちゃん」

    絵里「さて!日も暮れたし今日は帰りましょう!明日、元気に学校で会いましょう!」

    穂乃果「うん!じゃあまた明日!」

    絵里「ええ!また明日!元気で!」
  28. 28 : : 2015/08/19(水) 23:17:37
    2日前

    警視庁

    スタスタスタスタ

    刑事「本部から呼ばれるなんてなんすかね?」スタスタスタ

    平間「さぁな・・・もしかしたら、覚悟しといた方が身のためかもな・・・?」スタスタスタ

    ガチャ…

    ザワザワザワザワガヤガヤ

    刑事「な、何だこりゃ・・・」

    隊員「部隊長、来ました」

    部隊長「わかった・・・」スタスタスタ

    部隊長「・・・・・」ペコリ

    平間「どうも、神田から参りました、平間です」

    部隊長「情報提供にご協力願いたい、こちらに、サインを」スッ

    平間「・・・?」スッ

    部隊長「守秘義務の誓約書です、本作戦は、秘匿作戦として進行しております」

    平間「!? 失礼ですが・・・あなたは?」

    部隊長「失礼、本作戦を指揮しております、特殊部隊の山岸です」

    刑事「特殊部隊・・・!」

    平間「SATですか!?」

    山岸「はい、音ノ木坂学院で起こった事件についての、情報提供をお願いしたい」
  29. 29 : : 2015/08/19(水) 23:17:58
    山岸「なるほど、確かに受け取りました・・・」

    平間「それで、先ほどの作戦というのは、本当に実行するんでしょうか?」

    山岸「ええ、音ノ木坂学院のメインコンピュータを拝見したところ、奇生生物の資料が多数発見されました」

    山岸「選択の余地はありません・・・三日後、本部隊の武装力を持って、音ノ木坂学院に突入します」

    刑事「なんてこった・・・」

    平間「被害は最小限に食い止めるよう、神田署も勤めます、何卒、よろしくお願い致します」ペコッ

    山岸「もちろんです、民間人を巻き込むわけにはいきません、特殊部隊も最善を尽くしましょう」

    SAT隊員「・・・・・」カタカタ…

    SAT隊員「・・・・・」ニヤリ
  30. 30 : : 2015/08/19(水) 23:19:13
    その二日後の夜

    理事長室

    コンコン

    理事長「・・・・・」ペラッ

    ガチャ…

    ???「返事ぐらいしてくれてもいいんじゃないのー?」

    理事長「警察の調べが来てから色々と忙しいの、今のは気づかなかっただけよ・・・」

    ???「ふぅ〜ん、まぁいいけど、さっ」ボフッ

    ???「相変わらず柔らかいね〜ここのソファーは・・・」

    理事長「何だか随分久しぶりにあなたを見るようだけれど、何の用?」

    ???「明日、来るよ・・・」

    理事長 「・・・・・」ピクッ

    理事長「何のこと・・・?」

    ???「とぼけないでよ、わかってるんでしょ?メインコンピューターがハッキングされた時点で」

    理事長「人間風情が・・・」ギリッ

    ???「だから言ったじゃん、共存なんて所詮幻想なんだよ、これが人間の出した答えだよ・・・」

    理事長「それは確かな情報なのよね?」
  31. 31 : : 2015/08/19(水) 23:19:40
    ???「私が送り出したSATの隊員に寄生してる奴からの報告だから間違いないよ」

    理事長「狙いは・・・私とあの子達ね・・・」

    ???「何その顔?まさかこれで死ぬ気なの?」

    理事長「まぁ・・・それでも仕方ないと思ってるわ・・・」

    ???「まぁ、寄生してる奴もそこまで立場ある奴じゃないから、兵力まではわからなかったけど」

    ???「あんたの実力なら、そうそう人間には負けないと思うけどね」

    理事長「あなたがよくそれを言えるわね・・・」

    ???「あははははっ!まぁ私はある意味、この日をずっと楽しみに待ってたからね・・・」
  32. 32 : : 2015/08/19(水) 23:20:08
    ???「兵力・・・貸そうか?」

    理事長「・・・数はどれだけ?」

    ???「150、あれから色々と飛び回ってかき集めたのよ?すごいと思わない?」

    理事長「あなたの好きにすればいいわ・・・」

    ???「あははははっ!これで明日は戦争だね・・・」

    理事長「やはり、争いか・・・生き物にはそれしか道がないというのかしらね・・・」

    ???「やっぱり人間は争いが好きだねぇ〜、まぁ私のこの体も争った末に手に入れた体なんだけど」

    理事長「・・・私は行こう、せめて最後の日は、娘と過ごそう」

    ???「母性までついたんだ、面白いね・・・」

    ???「最後の日になるかは、あなた次第だけどね・・・」

    理事長「なら明日、会いましょう」

    ???「お宅の生徒さん、借りるよ?」

    理事長「好きになさい・・・」

    ???「じゃ、また明日・・・」ガチャ…

    ???・理事長「戦場(ここ)で会いましょう・・・」

    バタンッ!!!!
  33. 33 : : 2015/08/19(水) 23:20:35
    翌日

    高坂家

    穂乃果「じゃ!行ってきまーす!」

    雪穂「あれ?今日は何だかめちゃくちゃ早くない?」

    穂乃果「えへへ、ちょっと色々あってね」エヘヘ

    ほの母「気をつけるのよー!」

    穂乃果「はーーい!!」ガラガラ!

    ほの母 (今日の朝のあの子の枕、涙でびしょびしょだったけど・・・)

    ほの母 (あの調子なら大丈夫そうね、それに、いつまでも落ち込んでるのは穂乃果らしくないし!)

    ほの母「さすが我が子ね…」ボソッ

    雪穂「え?何か言った?」

    ほの母「何でもないのよ!ほら!雪穂も早く行かないと遅刻するわよー!?」

    雪穂「私はまだ一生で一度も遅刻したことないですよーだ」モグモグ
  34. 34 : : 2015/08/19(水) 23:21:05
    同時刻

    警視庁

    山岸「うっうぅん!!」ゴホン!ゴホン!

    山岸「これより!音ノ木坂学院への寄生生物殲滅作戦の実行を開始する!」

    山岸「本作戦は!寄生生物殲滅の第一の矢であると考え、速やかに任務を全うしたい!」

    山岸「全体!乗車!開始!!」

    SAT隊員一同「ハッ!!!!」バッ!

    ブロロロロロロ!!!!!!
  35. 35 : : 2015/08/19(水) 23:21:44
    スタスタスタ

    ニョキッ

    ミギー「今日は珍しく走らないんだな?」

    穂乃果「まぁねー、そのために早く起きたし」

    ミギー「なぜだ?」

    穂乃果「今日は1対1で話しがしたいんだ・・・」

    ミギー「仲直り、というものか?」

    穂乃果「うん、海未ちゃんにもことりちゃんにも酷いこと言っちゃったからね・・・ちゃんと謝ろうと思うんだ!」

    ミギー「私が起こさずともこんな時間に起きるとは、友情とは不思議なものだな」

    穂乃果「ずうっと一緒だからね・・・あっ!」

    海未「・・・・・」ソワソワ

    穂乃果「驚いた・・・海未ちゃんっていつもこんな早く来てるの?」

    ミギー「何だか挙動不審だな、落ち着きがなさすぎる」

    穂乃果「じゃあ、私行ってくるからミギーは出てきちゃダメだよ?昨日みたいに寝てないから聞く分は許してあげるけど」
  36. 36 : : 2015/08/19(水) 23:22:50
    ミギー「仕方ない、また後でだ」スゥー

    穂乃果「ふぅーー・・・」フゥー

    穂乃果「よしっ!!」

    海未「・・・・・」ソワソワ

    穂乃果「海未ちゃんっ!!」

    海未「わぁっ!?ほ、穂乃果!?き、来てくれたんですか!?」

    穂乃果「・・・ごめんね」

    海未「・・・えっ?」

    穂乃果「昨日は散々酷いこと言ったね、海未ちゃんが人間じゃないとか、他にもたくさん・・・」

    穂乃果「あんなこと言うなんて、私が間違ってた・・・」

    穂乃果「今までも海未ちゃんとは喧嘩してたけど、今回は本当に酷いこと言っちゃったって自分でも思ってる・・・」

    穂乃果「あんなこと言っといて、仲直りしようなんて自分勝手すぎるのもわかってる!」

    穂乃果「それでも!昨日あの後に、私たちの友情は本当にすごかったんだってわかったの!!」

    穂乃果「私は!例え今回みたいに喧嘩しても!数え切れないくらい喧嘩しても!三人でいつまでも仲良くしたい!!」

    穂乃果「だから・・・」

    穂乃果「海未ちゃん、ごめんなさいっ!!」ガバッ!
  37. 37 : : 2015/08/19(水) 23:23:28
    海未「・・・・・」

    海未「穂乃果・・・頭を・・・上げて下さい・・・」

    穂乃果「うん・・・」

    海未「穂乃果、私も同じです・・・」

    海未「昨日は恐らく、人生の中で一番泣きました・・・もう三人で仲良く笑えることはないんじゃないかと思うと・・・涙が止まりませんでした・・・」

    海未「私も同じなんです!いつまでも三人で仲良く笑いたいんです!」

    海未「私の方こそ、ごめんなさいっ!!」ガバッ!

    穂乃果「なんで海未ちゃんが謝るのさ!?悪いのは私なのに!」
  38. 38 : : 2015/08/19(水) 23:23:56
    海未「私だって昨日穂乃果を殴ったじゃないですか!実は持てる限りの全力でやったんですよ!?」

    穂乃果「道理で!すっごい痛かった!めちゃくちゃいい音したもんね!?海未ちゃん人間だけど女の子じゃないんじゃないの!?」

    海未「女ですよ!!そこまで根に持つことないじゃないですか!」

    穂乃果・海未「・・・・・」

    穂乃果・海未「・・・・・ぷっ!」

    穂乃果・海未「あはははははははははははは!!!!!!!!」

    穂乃果「何やってんだろうね、本当、一回笑ったらすっごいすっきりした!」

    海未「そうですね、ずっとこれを望んでたのかも知れません・・・」

    穂乃果「あとは、ことりちゃんだね・・・」

    海未「私は、いない方がいいですか?」

    穂乃果「うん、1対1で謝りたいの、だから、終わるまで待ってて」

    海未「ええ、でもことりは後10分ほどしないと来ませんよ?」

    穂乃果「うっそお!?とほほ、日頃の穂乃果がどんだけ遅刻してるかわかったよ・・・」

    海未「では、そこの角にいるので、待っていますね」

    穂乃果「うん、ありがとう」

    スタスタスタ
  39. 39 : : 2015/08/19(水) 23:24:35
    10分後・・・

    ことり (穂乃果ちゃん・・・学校来てくれるかな・・・)スタスタスタ

    ことり (はぁ〜〜〜〜〜・・・)

    ことり「嫌だよ、これでお別れなんて・・・」スタスタ…

    ???「もちろん、私も絶対に嫌だよ」

    ことり「・・・えっ?」クルッ

    穂乃果「おはよう、ことりちゃん」スッ…

    ことり「ほ、穂乃果ちゃん!?」

    穂乃果「えへへ、どうしても、謝りたくってさ・・・」

    穂乃果「今も言ったけど!これでお別れなんて絶対に嫌だ!!昨日はごめん!!留学したかったら勝手にすればなんて言って!!」

    穂乃果「本当はそんなこと全然思ってない!また三人で一緒に仲良くお喋りしたい!μ’sで9人で歌いたい!」

    穂乃果「昨日は自分で留学は決めてほしいって言ったけどやっぱり訂正する!」

    穂乃果「お願い!行かないで!!このままお別れしたくない!まだまだことりちゃんと思い出たくさん作りたい!!」

    ことり「穂乃果ちゃあああああああああああん!!!!」ダキッ!

    ことり「うえぇぇぇぇん!!うえぇぇぇぇぇん!!!!!!」ポロポロ

    ことり「ありがとおぉぉぉぉ!!!ありがとぉぉぉぉ!!!!」ポロポロ

    ことり「うええええええええええええええええええええええぇぇぇぇぇん!!!!!!」ポロポロ

    穂乃果「うん・・・うん、ごめんね、ごめんね・・・」ナデナデ

    海未 (よかったですね、ことり、穂乃果・・・)グスッ
  40. 40 : : 2015/08/19(水) 23:26:27
    スタスタスタスタ

    穂乃果「なんだか、こうやって三人で歩きながら登校するの久しぶりだね・・・」スタスタ

    海未「一週間休みでしたからね、でも、それ以上に穂乃果がここまで起きれるようになったことに驚きですよ・・・」スタスタ

    ことり「いつもは、三人で一緒に行くとしても、ダッシュがほとんどだったからね・・・」スタスタ

    穂乃果「いっつも遅刻ギリギリで、たまに私だけ置いてかれたりしてね・・・」

    海未「そして、決まって穂乃果はその日の宿題を忘れて私とことりに見せてと頼んでくる、そんな日常でしたね」

    穂乃果「うん、とっても大切な毎日だよ・・・」

    穂乃果「でも、ミギーが来てから色々変わったよ・・・」

    海未「そうですね、こんな風に語り合いながら、登校すること・・・」

    ことり「穂乃果ちゃんが宿題をやってくるようになったこと・・・」

    穂乃果「そんな毎日でも、三人がいればそれで良かったんだ・・・」

    ほのことうみ「ふふふっ♪」ニコニコ
  41. 41 : : 2015/08/19(水) 23:27:09
    ミギー (おかしい・・・なんだこれは・・・)

    ミギー (一体何なんだ・・・この『数』はっ!?)

    ミギー「穂乃果・・・」ニョキッ

    穂乃果「あ、ミギー、丁度今ミギーの話を・・・」

    ミギー「脳波だ・・・脳波を感じる・・・」ボソボソ

    海未「なっ!?またですか!?」ボソボソ

    ことり「で、でも、近くには音ノ木の生徒ぐらいしか・・・」ボソボソ

    穂乃果「ミギー、今どの辺りにいるの?」ボソボソ

    ミギー「・・・周りだ」ボソボソ

    穂乃果「・・・えっ?」

    ミギー「周りから感じるんだ、そこの彼女からも、あそこの彼女からも、向こうの彼女からも、脳波を感じる・・・」

    穂乃果「う、うそっ・・・」キョロキョロ

    海未「で、でも・・・襲ってきませんよ?」ボソボソ

    ミギー「わからない、だが囲まれてる以上、下手に身動きはできない」ボソボソ

    穂乃果「とりあえず学校に入ろう、学校の中なら隠れる場所とか色々あるよ」ボソボソ
  42. 42 : : 2015/08/19(水) 23:28:02
    校内廊下

    一年生「・・・・・」スタスタ

    三年生「えー!?それ本当にー!?」

    三年生「嘘じゃないってー!◯◯ちゃんがさー!!」

    二年生「・・・・・」スタスタ

    ミギー「何てことだ・・・ほとんどの生徒が寄生生物だぞ」ボソボソ

    穂乃果「ほ、本気で言ってるの?みんな普通に見えるけど?」ボソボソ

    ミギー「冗談ではない、校内に入るまで君がすれ違った生徒の8割は寄生生物だったぞ」ボソボソ

    ことり「は、8割っ!?」ボソボソ

    海未「ほとんど全ての生徒が寄生生物じゃないですか!」ボソボソ

    穂乃果「呑気にホームルームの教室行ってる場合じゃないよ!」ボソボソ

    ことり「部室ならどう?内側から一応鍵もかけられるよ?」ボソボソ
  43. 43 : : 2015/08/19(水) 23:28:37
    海未「確かに大勢の寄生生物がいるかもしれないホームルームに行くよりはいいですね」ボソボソ

    穂乃果「じゃあみんなもメールで呼ぼう!みんなで隠れれば大丈夫だよ!」ボソボソ

    ミギー「みんなが寄生されていないとは限らないぞ?それにメールでは寄生されているかは脳波ではわからんぞ」ボソボソ

    海未「たしかにわざわざ敵を招き入れるのは自殺行為ですね・・・」ボソボソ

    穂乃果「それでもほっとけない!まだ仲直りだってしてないもん!」

    一年生「・・・・・」チラッ

    二年生「・・・・・」チラッ

    ミギー「バカっ!!大きな声を出すな!!」ボソボソ

    穂乃果「ごっ!ごめん!」

    海未「多くの人に注目されています、ひとまずここから離れましょう」ボソボソ

    ことり「じゃあことりがみんなにメールで連絡しておくよ」ボソボソ

    タッタッタッタッタッ
  44. 44 : : 2015/08/19(水) 23:29:06
    部室

    ガチャ!

    穂乃果「ぶっはぁーーー!!死ぬかと思ったー!!」

    スゥー

    ミギー「一体どういうことだ、この連休中にこの学校の生徒に何があったというのだ」

    海未「ことり、みんなに連絡は取れましたか?」

    ことり「うん、みんながメールを見ればその内ここに来ると思う」

    ミギー「誰も寄生されていなければいいがな」

    ガチャ!

    絵里「ことり?どうしたの?訳は来たら話すから急に部室に来てくれだなんて」

    希「お!三人ともおはよー!」

    真姫「ほ、穂乃果!?あなた!」

    凛「やったー!穂乃果ちゃん学校来てくれたにゃー!」

    花陽「よ、よかったぁ!みんな心配したんだよ?」

    穂乃果「うん、ごめんねみんな、昨日はあんなに酷いこと言って・・・」

    ガチャ

    にこ「どうしたのよ急に?部室に来てくれ・・・なんて・・・」

    希「あ、にこっちもおはよー」

    にこ「穂乃果ッ・・・!」ギリッ

    穂乃果「ひっ!?」ビクッ!

    にこ「あんたよくこの後に及んでここに顔出せたわねぇ!?」ドスドス!

    絵里「にこストーーーップ!!」ガシッ!
  45. 45 : : 2015/08/19(水) 23:31:30
    穂乃果「ミギー、みんなの中に寄生されてる子はいる?」ボソボソ

    ミギー「いや、ここにいる者達からは脳波は感じない」ボソボソ

    穂乃果「ほっ、よかった、ひとまず安心だね・・・」

    海未「ミギー、今の内に何故ここにみんなを呼んだかの理由の説明を」

    ミギー「私でいいのか?」

    海未「ミギーが言った方が私達が言うより信憑性があると思います」

    ミギー「そういうことならば了解しよう」

    にこ「ぬぐぐぐぐ!!!」グググ!

    絵里「にこって案外、力弱いのね」ググ

    にこ「う、うるさい!」ジタバタ

    ミギー「みんな!聞いてくれ!」

    希「あれ?ミギー君が話すん?」

    ミギー「ああ、君達をここに呼んだのは他でもない、私達の種が大きく関係している」

    真姫「・・・ごめんなさい、話が見えないわ、どういうこと?」

    ミギー「誰か気付いた者はいないのか?」

    にこ「気付くって何に?」
  46. 46 : : 2015/08/19(水) 23:32:05
    ミギー「実は今、この学校内にいるほとんどの生徒は寄生生物なのだ」

    凛「ふぅ〜〜ん・・・」

    花陽「生徒のほとんどが・・・」

    希「寄生生物・・・ね〜・・・」

    μ’s「・・・・・」

    μ’s「ええええええ〜〜!!!??」

    真姫「ちょっ!?ようするにうちの学校の生徒の大半がこの連休中にあの化け物になったってわけ!?」

    ミギー「だからそうだと言っている」

    絵里「いや!そう言われても、みんなそんないつもと様子は変わってなかったわよ!?」

    ミギー「君達は我々の脳波を感じることができない、我々を見抜くには脳波くらいしか手段がない、何故なら見た目は変わらないからな」

    花陽「わ、私達食べられちゃうよぉ〜!」

    凛「ど、どどどうするにゃー!!」

    希「ミギー君、その寄生生物の数ってどんくらいかわかるん?」
  47. 47 : : 2015/08/19(水) 23:32:42
    ミギー「ざっと見積もっても150はいる」

    μ’s「150!?」

    穂乃果「うちの生徒の本当に八割だよ!150は多すぎだよ!!」

    ことり「三、四人で一人を食べ合わないと足りないね・・・」

    μ’s「ひぃ〜〜!?」

    絵里「こ、ことり!怖いこと言わないでよ!!」

    海未「何にしても、今ここから出て行くことはただの自殺行為ですね」

    ミギー「そうだな、今はここでこうして隠れているべきだ」

    ♪キーンコーーンカーーンコーン

    凛「あっ、授業開始のチャイムだ・・・」

    海未「気にすることはありません、どちらにしろ私達はここにいると決めたのですから」

    穂乃果「っていうことは授業はサボっていいんだね!?バンザーイ!」
  48. 48 : : 2015/08/19(水) 23:33:58
    海未「その代わり、ここでみっちり勉強です♪」ニコッ♪

    穂乃果「えええぇぇ〜〜!?そんなぁ〜〜・・・」

    ブロロロロロロ!!!!!!!!!!

    にこ「う、うるさっ!?一体何!?」

    絵里「あの3台のトラックね、確かににこの言う通りちょっとうるさいわね」

    真姫「あれ?あれって確か警察の特殊部隊『SAT』の護送車じゃ・・・」

    花陽「ま、真姫ちゃん見たことあったの!?」

    真姫「まぁね、昔、パパの友人関係のおかげで二、三回見てるわ」

    ことり「特殊部隊?こんな所を通るなんて、何かあったのかなぁ?」
  49. 49 : : 2015/08/19(水) 23:34:28





    ブロロロロロロ!!!!!!!!





  50. 50 : : 2015/08/19(水) 23:34:44
    穂乃果「ど、どんどんこっちに近づいてくるよ!?」

    希「ま、まさかあのトラックが目指してる場所って!?」

    海未「学校(ここ)だって言うんですか!?そんなバカな!」

    ミギー「いや、ありえなくはない、現にここにいる生徒のほとんどは寄生せいぶt・・・」
  51. 51 : : 2015/08/19(水) 23:35:11





    ブロロロロロロ!!!プシュー…





  52. 52 : : 2015/08/19(水) 23:35:42
    μ’s「き、きたーーーー!!!?」

    穂乃果「ミギー!戻って!!狙われちゃうよ!!」

    ミギー「無事を祈る!」スッ!
  53. 53 : : 2015/08/19(水) 23:36:13
    ガタッ!!バタバタバタ!バッ!


    突如、音ノ木坂学院の校庭に現れた三台のトラックは停車するやいなや、特殊部隊隊員が一瞬にして陣形を組み、いつもの平和な音ノ木の校庭は無数の兵隊によって物々しい雰囲気に包まれた


    山岸「あ、あーあーー・・・」



    ことり「兵隊さんがたくさん出てきたよ!?」

    凛「た、隊員さん、全員銃もってるにゃ・・・」ビクビク

    にこ「え、えええ絵里!あの銃本物よね!?本物よね!?」ビクビク

    絵里「私に聞かないでよ!わたしだってこんなの初めてよ!」

    海未「みなさん静かに!何か話し始めるみたいです・・・」

    隊員「隊長、スピーカーの用意、完了しました」

    山岸「よし・・・」

    山岸「校内の全生徒に告ぎます!その校内に殺人犯が隠れています!至急!全生徒は校庭に出てください!繰り返します!全生徒は至急!校庭に出てください!」
  54. 54 : : 2015/08/19(水) 23:37:57
    真姫「こ、校庭に出ろって言われたって・・・」

    希「今出て行ったら寄生された生徒と鉢合わせやん!」

    花陽「それに!出て行ったら絶対に銃撃戦に巻き込まれますよ!」

    絵里「でも、下手にここに残って隊員に疑われたらどうするのよ!?」

    にこ「う、撃たれるわよ!それこそ無実の私達が撃たれるわよ!」

    穂乃果「ど、どうする!?このままだと・・・」

    ♪ピンポンパンポーン

    理事長「みなさん、よく放送を聞いてください・・・」

    ことり「お母さん!?」

    海未「今度は学校内の放送ですね、恐らく、落ち着いて校庭に出てくださいとの指示でしょう」

    凛「いよいよ校庭に出るしかなくなっちゃうよ!!」
  55. 55 : : 2015/08/19(水) 23:38:34
    真姫「凛ちょっとうるさい!放送が聞こえないわよ!」

    理事長「校内の生徒は、決して校庭に出ないでください、もう一度繰り返します、校内にいる生徒は決して校庭に出ないでください」

    花陽「で、出ないでください!?」

    にこ「お互いで逆のこと言わないでよ!どっちの指示に従えばいいのよ!」



    隊員「隊長、聞こえましたか?」

    山岸「聞こえている、全くふざけている・・・それがそちらの出す答えならば・・・」

    山岸「全体!構えろ!」
  56. 56 : : 2015/08/19(水) 23:38:57





    バッ!!ジャキジャキジャキ!!!





  57. 57 : : 2015/08/19(水) 23:39:26
    希「ちょっ!?ちょっとあれ!!」

    真姫「ぜ、全員銃を構えてるわよ!?」

    凛「う、撃たれるにゃ!凛達撃たれちゃうにゃー!」

    にこ「うちの理事長はどういうつもりよ!?なんでわざわざSATと喧嘩してるわけ!?」


    カッ…カッ…カッ…

    山岸「来たか・・・」

    理事長「・・・・・」カッ…カッ…カッ…

    山岸「第1陣!装填!」

    ガチャガチャガチャ!!!


    絵里「!!見てっ!!向こうの校舎の玄関のところ!理事長がいる!」

    海未「一人だけで何をするつもりですか!?相手は銃だって持っているんですよ!?」

    ことり「お母さん・・・!」

    穂乃果 (理事長・・・一体何を・・・)
  58. 58 : : 2015/08/19(水) 23:40:53
    理事長「初めまして、特殊部隊のみなさん、ここ、国立音ノ木坂学院の理事長を務めております」ペコリ

    山岸「わざわざ敵に礼をするとは、出来た化け物だな・・・」

    理事長「あなた方の正体については、この学校のメインコンピューターにアクセスされた時点でわかってはおりましたが、ここまで思い切った行動に出るとは思いませんでしたよ・・・」

    山岸「担当直入に聞こう、化け物はお前だけではないだろう?あれだけのデータが集まっているんだ、そうでなければおかしい」

    理事長「ご想像にお任せしますよ・・・」

    山岸「・・・第1陣!!」

    ザザザザッ!!!

    山岸「何か言い残すことはあるか?」

    理事長「その言葉、あなたに先に差し上げるべきでしたね」

    山岸「撃てーーーーッ!!!」
  59. 59 : : 2015/08/19(水) 23:41:24





    バババ!!!ダギャ!!ダギュ!!





  60. 60 : : 2015/08/19(水) 23:42:10
    希「!!!みんな伏せてっ!!」

    ババババ!!!!

    μ’s「きゃあぁぁぁぁーー!!!」

    シーン…

    絵里「・・・・・と?」

    真姫「止まった・・・の・・・?」

    ことり「お、お母さん!!お母さんが!!」ダッ!

    穂乃果「あっ!!ことりちゃん!待って!!」ダッ!

    花陽「ああっ!二人とも!」

    にこ「どうすんのよ!あいつら行っちゃったわよ!」

    絵里「お、追うわよ!!二人が危ない!!」ダッ!

    希「みんな!気ぃつけて付いてきてな!!」
  61. 61 : : 2015/08/19(水) 23:42:46
    パラパラパラパラ…

    理事長「・・・・・」パン…パン…


    特殊部隊の放った弾丸は理事長には届くことはなく、その届くことのなかった弾丸は、理事長の手に受け止められ、その手の平から種子を撒くように薬莢が地面に落ちた


    山岸「う、受け止められた・・・だと・・・?」

    理事長「どうした、人間共よ?この程度では・・・」

    理事長「私は殺せない・・・」

    山岸「くっ!!装填!」

    ジャキジャキジャキジャキ!!!

    理事長「いくらやっても無駄だと言っただろう・・・」スッ

    ことり「ダメーー!!お母さーーん!!」タタタタ!

    理事長「ッ!!!?」ビクッ!

    山岸「撃ッ・・・!!」

    理事長「!!ことりっ!!!」バッ!ギュッ!

    ことり「わぷっ!?」ギュッ!

    山岸「てーーーーーっ!!」
  62. 62 : : 2015/08/19(水) 23:43:25





    ズダダダダダダ!!!!!!!!!!!





  63. 63 : : 2015/08/19(水) 23:44:12
    理事長「ッ!!ッ!!ッ!!」ギュッ!

    穂乃果「ッ!!ことりちゃん!理事長!!」ダッ!

    ことり「お、お母さん・・・?」

    理事長「・・・つッ!!!!」ピチャッ…ピチャッ…

    理事長「ことり、怪我は・・・ない・・・?」ピチャッ…ピチャッ…

    ことり「あ、ああああああああああああああああああああ・・・」ガタガタ!


    SATが銃弾を放つ瞬間、理事長はことりを力の限り抱きしめ、自分の子を身を呈して守った・・・その体からは血が滴り落ち、弾丸は理事長の体に深くめり込んだ


    絵里「ッ!!みんな大変!ことりと理事長が!!」ダッ!

    隊員「化け物が人間を身を呈して守るとは・・・気が狂ったか?それとも親子とも化け物か?」
  64. 64 : : 2015/08/19(水) 23:44:49
    山岸「予備陣!生徒の保護に回れ!一般市民を巻きむな!」

    予備陣「ハッ!!!!」ババッ!

    理事長「止まりなさいっ!!!!」

    予備陣「ッ!!」ビクッ!

    理事長「この子たちは、私の・・・大切な学校の・・・生徒達よ・」

    理事長「それ以上近づくなら、全員殺すっ!!」グワッ!!

    予備陣「ひいっ!!?」ビクッ!

    山岸「感情も知らぬ化け物ごときが・・・」

    山岸「・・・第2陣、準備しておけ」

    第2陣「ハッ!!」

    ジャキジャキジャキ!!!

    理事長 (ぐっ!!思ったよりも傷も多く弾丸も、多い・・・覚悟はしていたけれど・・・後は・・・あの子次第・・・かしら・・・)ポタッ…ポタツ…

    理事長「ことり・・・ごめんなさい、お母さん、行かなきゃ・・・」

    ことり「!!いっ!嫌だよっ!!お願い!行かないで!!お母さんは何も悪くないのに!何があったの!?わからないよ!ことりにはわからないよぉ!!」ポロポロ
  65. 65 : : 2015/08/19(水) 23:46:54
    理事長「わかるでしょう?穂乃果さん達とは、同じだけれど、違うのよ・・・」

    ことり「嘘!!嘘だよ!!だってお母さんはことりが生まれてから今日まで!いつもの優しいお母さんだったのに!」ギュッ!

    理事長「ありがとうね、・・・ことり、こんな不思議な感覚は初めてだわ・・・」

    理事長「体はどんどん・・・冷たくなっていくのに・・・」

    理事長「心が・・・とても、暖かい・・・」ポロポロ

    ことり「!!お母さぁん!お母さぁん!!嫌だぁ!!」ポロポロ

    理事長「ことり・・・お別れよ・・・」スッ…

    理事長「んあぅっ!!」ブンッ!


    理事長は今にも倒れそうな自分の体に無理を押し、最後の力を振り絞って自分に抱きつくことりを投げ飛ばした


    ことり「うわぁ!!?」ヨロッ!

    穂乃果「こっ!ことりちゃん!」ガシッ!
  66. 66 : : 2015/08/19(水) 23:49:26
    理事長「高坂 穂乃果、ミギー、お別れだ・・・」

    穂乃果「理事・・長・・・」

    ギョロ…〈◉〉

    ミギー「ダメだ、出血が酷すぎる、もう手遅れのはずがなぜ立っていられる?なぜそこまでする?たかが人間の子供だぞ?」

    理事長「さぁ・・・私にもわからないわ・・・」

    理事長「ただ、この子には生きていてほしい・・・」

    理事長「愛情を・・・この子の心にいれておきたかった・・・」

    理事長「それだけなのだ・・・」
  67. 67 : : 2015/08/19(水) 23:49:49



    ミギー「・・・お別れだな」



  68. 68 : : 2015/08/19(水) 23:50:14
    理事長「・・・・・」クルッ…

    ジャキン!!

    山岸「・・・・・」カチャッ…

    山岸「何か言い残すことはあるか?」

    理事長「私の後ろにいるこの子供達、そしてこの学校は・・・」

    理事長「私のたった一つの宝だ!これからの未来を紡ぐ宝だ!」

    理事長「お前達に!私の宝を渡しはしない!!」

    理事長「撃つなら私だけを撃ちなさい!!」

    山岸「・・・・・」

    ことり「ダメ!!!お母さーーーーーーーん!!!!!!!」ダッ!

    山岸「見事だった・・・・」
  69. 69 : : 2015/08/19(水) 23:50:44





    ダァーーーーーン!!!!!!!!!





  70. 70 : : 2015/08/19(水) 23:51:36
    山岸の銃が火を吹いた瞬間、理事長の体は弾丸を受け宙を舞った、愛する我が子と自分の身を投げ打ってでも学校を守ろうとした理事長に、山岸は最高の敬意を評した・・・


    バタッ……


    理事長の頭部はみるみる内に朽ちていく・・・しかし、その朽ちていく中の表情は、寄生されて以降、見ることの出来なかった彼女の笑顔があった・・・


    ことり「あ、、あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!………」ガクガク…
  71. 71 : : 2015/08/19(水) 23:52:25
    穂乃果「ことりちゃん!見ちゃダメ!」バッ!

    ことり「・・・・・」バタッ…

    穂乃果「・・・ことりちゃん!?ことりちゃん!!」ユサユサ!

    ミギー「大丈夫だ、気絶しているだけだ・・・」

    穂乃果「よ、よかった・・・」フゥ…

    山岸「・・・・・」カチャ…

    山岸「これより!!校内への侵攻を開始する!」

    山岸「侵入経路!行動陣形は作戦通りだ!!」

    SAT隊員「ハッッ!!!!」バッ!
  72. 72 : : 2015/08/19(水) 23:52:54





    グオオオオォォォォォン!!!!!!





  73. 73 : : 2015/08/19(水) 23:53:28
    ミギー「!!!? 危険だっ!!伏せろっ!!!」

    後方SAT隊員「う、うわああああああああああああああああああああああああああ!!!!」


    ゴシャアアアアァァァン!!!!!


    敵の撃破に歓喜するSAT隊員の背後から突如飛来してきたのは、SATの護送トラックだった・・・あまりにも急すぎる出来事に、ミギーの警告も虚しく、後方の隊員達の骨の砕ける音と共にその命もろとも砕け散ったのだった・・・


    海未「な、何が起こったのですか!!?」

    希「と、トラックや!トラックが投げ飛ばされたんや!」

    真姫「トラックを投げ飛ばすですって!?そんな馬鹿げた力なんて一体誰が!?」
  74. 74 : : 2015/08/19(水) 23:58:49
    ミギー「穂乃果!気を抜くな!何かが来るぞ!すごい殺気だ!あの時の海未以上だぞ!!」

    穂乃果「む、無茶苦茶だよ!こ、こんな大っきなトラック投げるような相手にどう挑むのさ!!」

    SAT隊員「た、隊長!後方に新たな敵を補足!!」

    山岸「取り乱すな!!全体回れ右!後方の敵を補足しろ!」

    バババババッ!!!!!

    ???「あーあ、理事長も死んじゃったか・・・実力だけは認めてたのになぁ・・・」スタスタ…

    山岸「貴様・・・何者だ?よくも俺の部下をゴミのように殺してくれたな・・・」

    ???「私が何者かって?ふふふふふ、まぁ私が誰かは、後ろの女の子達の方がよーく知ってるよ…」フフフ…

    海未「ま、まさか!!あ、あなたはっ!?」

    絵里「そ、そんなっ!?あ、あの子は!?」

    穂乃果「う、うそでしょ・・・?」ブルブル…

    ???「ねぇ、そうでしょ?」
  75. 75 : : 2015/08/20(木) 00:05:43





    雪穂「お姉ちゃん♪」ニヤリ





  76. 76 : : 2015/08/20(木) 00:06:23
    穂乃果「ゆ、雪穂・・・嘘だよね?雪穂が今のやったって言うの・・・?」

    ミギー「残念だが穂乃果、この状況では彼女がやったと考えるしかないぞ・・・」

    穂乃果「そんなわけないよ!今さっき家を出て行くまではいつもの雪穂だったじゃん!!」

    雪穂「いつもと同じ・・・ねぇ・・・じゃあことりちゃんは理事長の正体に気づいてたっけ?」

    穂乃果「そ、それは・・・」

    雪穂「はぁ、やっぱり人間なんてその程度だね・・・失望したよ」

    にこ「な、何々!?一体何がどうなってるのよ!?」

    花陽「あのトラックを投げた女の子は一体誰なんですか!?穂乃果ちゃんと海未ちゃんと絵里ちゃんの知り合いなんですか!?」
  77. 77 : : 2015/08/20(木) 00:07:17
    絵里「違う・・・あの子は・・・」

    海未「穂乃果の・・・妹なんです・・・」

    真姫「穂乃果の妹!?」

    凛「ま、まさか、理事長だけじゃなくて・・・穂乃果ちゃんの妹まで・・・」

    希「寄生生物やったんや・・・」

    「お喋りもそこまでだ!!!!」

    μ’s「!!!!!?」ビクッ!

    山岸「陣形変更!!全体攻撃態勢!!」

    バババババババ!!!ジャキジャキジャキジャキ!!!

    雪穂「これまた綺麗に規律されてるねぇ・・・まぁ知らぬ内に群れを作るのが人間の本能だしね・・・」

    山岸「すぐにその減らず口を閉じてもらおうか・・・」
  78. 78 : : 2015/08/20(木) 00:07:50
    雪穂「それになーんもわかってないね、所詮あんた達の武器じゃこの私は・・・」

    山岸「撃てーーーーーーっ!!!」

    バババババババババババババババババババババババババババババババババババ!!!!!!!!!!!

    μ’s「きゃああああああああああああああああああああああ!!!!」


    少なく見積もっても100人以上はいる特殊部隊の放った100発以上の銃弾が、一人の女子のみを標的に火を吹いた・・・その瞬間、空気やその場の空間さえも飲み込むような爆発と破裂音が街中を包み込み、その場の者はただ耳を塞ぐしかなかった


    穂乃果「はっ!?雪穂!?雪穂ーっ!!」バッ!

    山岸「・・・ふん、他愛もない」

    雪穂「本当にそうかな?」

    山岸「なっ!!?」


    段々と晴れていく煙幕の向こうには、確かに無数の弾丸をその身に受けたはずの少女が悠々とたたずんでいた・・・

    山岸「貴様、あの数の弾丸をどうやって・・・」

    雪穂「避けられるよ、あのくらいならら・・・まぁいきなりきたから少しはびっくりしたけどね・・・」
  79. 79 : : 2015/08/20(木) 00:08:36
    山岸「ば、化け物めっ・・・!」

    雪穂「まぁ、君達から見たらそう見えるかもね」

    雪穂「でも地球から見たら、私と君達人間、どっちが化け物に見えるかな?」

    雪穂「いや、化け物というよりも・・・悪魔・・・かな?」

    穂乃果「い、生きてる・・・よかったぁ・・・」

    ミギー「そんな呑気なことを言っている暇はないぞ、あの強さは本物だ、何をしてくるかわからないぞ」

    ミギー (しかし、何だか妙な違和感がある・・・なんだこの得体の知れない違和感は・・・)

    雪穂「さぁSATのみなさん、今度は私の番だね・・・」

    雪穂「お姉ちゃーん!!ちょっと離れといた方が身の為だよー!!」

    山岸「怯むなっ!!全体攻撃態勢!今度こそ完全に仕留めるっ!!」

    ジャキジャキジャキジャキ!!!

    穂乃果「え?今、なんて言った?わ、私に言ったの?」
  80. 80 : : 2015/08/20(木) 00:09:06
    雪穂「さぁて・・・」ググッ…


    雪穂はその場にしゃがみ込むと、踏み込んだ右足を地面に食い込ませ、持てる限りの力を脚に込めた


    雪穂「でぇあぁぁぁ!!!!!」

    ダンッ!!!!!!

    穂乃果「と、飛んだっ!?」


    唸るような怒号の直後、自身の限界の力が込められた右脚を解放し、雪穂の身体は大空へ舞い上がった


    凛「あ、あれじゃパンツ見えちゃうにゃー!!///」

    にこ「んなこと言ってる場合じゃないでしょ!!」

    真姫「に、人間があそこまで自力で飛べるなんて・・・」

    穂乃果「ゆ、雪穂・・・何をする気なの・・・?」

    ミギー「!!! 穂乃果!!ことりを連れてみんなの所へ下がれ!!」

    穂乃果「え?な、なんで?」

    ミギー「雪穂もそう言っただろう!あれは警告だったんだ!!早く走れ!死にたいのか!!」

    穂乃果「わ、わかった!!」グッ!ダッ!
  81. 81 : : 2015/08/20(木) 00:09:39
    山岸「撃てーーーーーーっ!!!」

    雪穂「でぇりゃあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

    ズドーーーーーーーン!!!!!!
    ズゴゴゴゴゴゴ!!!!!!


    雪穂の全体重と全身全霊を込めた拳が地面に炸裂したその瞬間、校庭はまるで悲鳴を上げるように地割れを起こした


    花陽「きゃあああぁ!!じ、地震!?」

    海未「ち、違います!!雪穂です!雪穂がやったんです!」

    穂乃果「みんな離れて!!ミギーも言ってる!!早くしないと巻き込まれちゃうよ!!」ダダダダ!!

    絵里「ほ、穂乃果!?一体どういうことよ!?」

    穂乃果「いいから早く!!」

    ビキビキビキビキビキビキ!!!!

    SAT隊員「う、うわああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」ガラガラ!!


    大きく口を開けた大地は次々にSATの隊員をその口で飲み込んでいく、必死に這い上がろうとする者もいるがまるでアリジコクに落ちたアリのように大地に吸い込まれていった


    ビキビキ…・・・・・

    希「地割れが・・・」

    絵里「止まっ・・・た?」

    凛「た、助かったぁ〜〜・・・」ヘタッ
  82. 82 : : 2015/08/20(木) 00:10:51
    ミギー「なんて奴だ・・・限りなく自然的な災害を自力で起こすことができるとは・・・」

    穂乃果「ひょ、ひょっとしなくても理事長より全然強いよね?」

    ミギー「ああ、理事長なんてまだ可愛い方だったと言える・・・これを見せられた後ではな」

    にこ「こ、こんなデタラメな力持ってるなんて反則じゃない・・」

    雪穂「あははははっ!!全員綺麗に落っこちたね〜、あははははっ!」

    SAT隊員「た、隊長!どうなさいます!?」

    山岸「全員体勢を整えろ!地面に上がり次第、作戦を再開するぞ!」

    雪穂「じゃあ、そろそろ呼ぶことにするよ・・・」

    雪穂「みんな・・・おいで・・・」

    ミギー「!!!!!」ビクッ!
  83. 83 : : 2015/08/20(木) 00:11:20
    花陽「こ、これからどうしたらいいんですか!?」

    海未「SATの隊員も生きています、ですがあの雪穂に勝てるとは思えません・・・」

    ミギー「まずいぞ穂乃果!!寄生されている生徒の脳波が一気にこちらに近づいてきている!!」

    穂乃果「あぁっ!!忘れてた!!こっちで起こったことが衝撃的すぎて忘れて・・・」

    バリーーン!!バリーーン!!バリーーン!!

    にこ「きゃああああ!!!こ、今度は何!?」


    次々と学校の窓ガラスを割り、校庭へと舞い降りる寄生された生徒達、強固なガラスをその身で割ってもその表情が少しも変わることはない


    生徒「・・・・・」ザッザッ…

    雪穂「ふふっ、ちゃんと全員集まったね、偉い偉い♪」

    SAT隊員「た、隊長!!敵に囲まれています!!」

    山岸「ぜ、全員止まれっ!!良いと言うまで動くなっ!!」
  84. 84 : : 2015/08/20(木) 00:12:01
    雪穂「さぁて、まぁ本来なら私一人であなた達を殺すなんて1分もあればできるんだけど」

    雪穂「それだとこの子達を用意した意味がなくなっちゃうから・・・」

    雪穂「もう、私は手は出さないよ」

    山岸「な、なんだと?」

    雪穂「ただ、見ててあげるよ・・・」

    雪穂「あなた達が、『生』にしがみつくさまをね・・・」

    雪穂「ほら、死にたくないなら生き残ってみせなよ」

    雪穂「今までだってそうしてきたんでしょ?人間は・・・」

    生徒「・・・・・」グパァ…

    生徒「・・・・・」グパァ…

    生徒「・・・・・」グパァ…


    SAT隊員「ひいいいっ!?」

    μ’s「い、いやああああああああああああああああぁぁぁぁ!!!」
  85. 85 : : 2015/08/20(木) 00:12:30
    寄生せれた生徒の全てがその頭部を変形させ、寄生生物の本体が姿を現した、今まで学校生活を共に送った多くの生徒が人ではない化け物に変化する姿は、彼女達にとっても、SATにとっても恐怖の光景でしかなかった・・・


    雪穂「さぁ、今一度見せてみてよ・・・」

    雪穂「あなた達が『生』にしがみつくさまを・・・」

    雪穂「さぁて、どっちが早いかな?」

    雪穂「あなた達が、この子達を殺して地上に出るのが早いか・・・」

    雪穂「この子達が、あなた達を食べ終わるのが早いか・・・」

    雪穂「さぁ、始めようか・・・」
  86. 86 : : 2015/08/20(木) 00:13:28
    生徒「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!」バッ!


    雪穂の静かな号令と共に寄生された150人の生徒が地割れの中に取り残されたSAT隊員に襲いかかる、後にも先にもこの世の誰かがこんな光景を見たことがあるだろうか・・・


    生徒「アアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!」ガッ!

    SAT隊員「い、いやだぁ!!やめて!やめてくれぇぇぇぇ!!!!ぎゃああああああああああ!!!!!」

    グチャッ!!グチャッ!!ブチッ!ブチブチッ!!

    雪穂「あははははははははははははは!!!!あはははははははははははははははははははははははははははははは!!!!!!!!」

    にこ「うぉえ!!うえっ!!」ビチャビチャ!

    真姫「も、もうダメッ、見てられないっ!!おえええっ!!」ビチャビチャ!

    ミギー「な、なんて奴だ・・・ここまでの奴とは・・・」

    穂乃果「も、もうやめてぇ!!もうやめてよ雪穂ぉ!!」ガシッ!

    雪穂「何言ってんのさ、これが今まで人間が他の生物にしてきたことじゃないの?」
  87. 87 : : 2015/08/20(木) 00:13:58
    雪穂「いいから黙って見てなよ、地獄に行っても、こんな楽しい光景見られるかどうかなんてわかんないよ?」

    雪穂「あっははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!!!!」

    穂乃果「うっ!!!うげえええええええぇぇぇぇっ!!!」ビチャビチャ

    山岸「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」

    ベキッ…グチャグチャ!ミチミチッ!!


    まさに地獄絵図だった・・・そこから聞こえてくる音は3つのみ、寄生生物が人間の肉を裂き、食す鈍い音と、隊員達が叫ぶ断末魔、そして雪穂の嘲笑した笑い声のみだった
  88. 88 : : 2015/08/20(木) 00:14:31
    10分後・・・

    SAT隊員「かはっ・・・がっ・・・」ピクッ…ピクッ…

    寄生生物「・・・・・」ブチッ!

    SAT隊員「」バタッ…

    雪穂「あの人で最後か・・・終わったね・・・」

    雪穂「ふふっ、ふふふっ!私達の勝ちだね・・・」

    雪穂「みんな、戻っておいで」

    ババッ!バッ!バババババッ!!

    雪穂「んー、147か・・・3人はやられちゃったね」

    雪穂「でも逆にあの人数でも3人しかやられなかったんだ・・・」

    雪穂「ちょっと日本の警察にはがっかりだね・・・」

    雪穂「どう?私達の種がいかに優れてるかわかったでしょ?」

    雪穂「お姉ちゃんの右手さん♪」

    ミギー「君も中々惨いことをするな・・・下手をすれば生物や生態の理念に反するぞ」

    雪穂「まぁまぁ、そう言わないでよ、実際は今殺した人間だってこの地球のいくつもの生物を絶滅に追いやったんだよ?」
  89. 89 : : 2015/08/20(木) 00:14:56
    雪穂「それと、もう目だけじゃなくて本体も出したらどう?もう誰も見る人なんかいないよ?」

    ミギー「穂乃果、吐き気と体調の方は落ち着いたか?」

    穂乃果「うん、さっきよりは・・・落ち着いた・・・」ハァ…ハァ…

    ミギー「よし・・・」スゥー

    雪穂「ふふっ、初めまして、お姉ちゃんの右手さん♪」

    ミギー (なんだ・・・先ほどから感じる彼女からの違和感は・・・)

    ミギー (彼女は一体何者だ・・・なんだこの彼女から感じる得体の知れない違和感は・・・)

    雪穂「じゃあみなさん、改めまして自己紹介しましょう」

    雪穂「どうも、初めましての人は初めまして、久しぶりの人はお久しぶりです」

    雪穂「そこの姉がいつもお世話になっております」
  90. 90 : : 2015/08/20(木) 00:16:08
    雪穂「高坂 穂乃果の妹の高坂 雪穂です♪」ニコッ

    海未「雪穂っ・・・」

    雪穂「どうも海未さん、久しぶりになるかな?でも海未さんはよくうちに来るからそうでもないね」

    穂乃果「違う・・・」

    穂乃果「違う!違う!違う違う違う違う違う違うっ!!」

    穂乃果「あなたは雪穂じゃない!!雪穂がこんな酷いこと出来るわけない!!」

    穂乃果「寄生されて脳を操られてるだけだよっ!!」

    雪穂「あぁーーー・・・それもそうだったね・・・」

    雪穂「じゃあいいよ、見せてあげる、もう用事も済んだしね」

    雪穂「右手さんもさっきから不思議がってみるみたいだしね、これで分かると思うよ・・・」
  91. 91 : : 2015/08/20(木) 00:16:52
    ミギー「? どういうことだ?」

    雪穂「まぁ見てなって、μ’sのみんなも目を離しちゃだめだよ?」

    雪穂「・・・・・・」スッ


    雪穂は目を瞑り、その両腕をまるで天秤のように広げると、その意識を集中し始めた・・・


    寄生生徒「・・・・・」ブチッ!

    寄生生物「・・・・・」ポトッ!カサカサ…

    凛「うわああっ!?」ビクッ!

    真姫「せ、生徒の耳からき、寄生生物が出てきた・・・」

    生徒「・・・・・」ズボッ!

    寄生生物「・・・・・」ポトッ!カサカサ…
  92. 92 : : 2015/08/20(木) 00:17:50
    希「ひいっ!!ど、どんどん出てきてる!!」

    ばたばたばたっ…ばたっ…ばたっ…

    にこ「そ、それに寄生生物を抜かれた生徒がどんどん倒れてる・・・」

    雪穂「ふふふっ、心配しないでよ、みんな生きてるよ、寄生生物を抜いたショックで気絶してるだけ」

    雪穂「驚くのはここからだと思うけどね・・・」

    ぷちっ…ぷちぷちっ!ぷちぷちぷちぷちぷちぷちっ!

    穂乃果「ひっ!?」ビクッ!

    海未「ゆ、雪穂の身体にどんどん寄生生物が!!」

    ミギー「お、己の身に寄生生物を吸収しているというのか!?」

    雪穂「そういうこと♪流石に物分かりがいいね、人間よりも全然」ズズズ

    雪穂「そう、私は寄生生物を自分の身体に飼って、私の思うように動くように吸収した寄生生物を私の身体の中で育成してるの」

    ミギー「寄生された生徒が君の合図で動いてたのはそのためか・・・」

    雪穂「そういうこと、おっと、今最後の1匹が身体に戻ったね」ズズズ

    雪穂「さぁ、これが私の能力、そして、これが私の正体だよ♪」
  93. 93 : : 2015/08/20(木) 00:19:49
    絵里「しょ、正体?寄生生物を取り込める寄生生物ってこと?」

    雪穂「いやぁ、絵里さんも間違ってこそないけど、多分お姉ちゃんの右手さんが気になってるのはそこじゃないと思うよ」

    ミギー「・・・そういうことか、これが違和感の正体か・・・しかしそんな馬鹿なことがあるとは驚きだな・・・」

    穂乃果「えっ?ど、どういうこと?教えてよミギー!」

    ミギー「脳波がないんだ・・・」

    海未「えっ!?の、脳波がないですって!?」

    ミギー「ああ、この雪穂からは寄生生物の発する脳波を感じない」

    穂乃果「そ、それって!雪穂は実は寄生生物じゃないってこと!?」
  94. 94 : : 2015/08/20(木) 00:20:32
    にこ「んな馬鹿なことあるわけないでしょ!さっきだってあんたの妹は自分の身体に何匹もあのウネウネしたやつを入れてたじゃない!」

    雪穂「おっと、あと少し待ってね」

    理事長「」

    雪穂「よかったよかった、寄生生物自体はまだ生きてるや」ピトッ…

    雪穂「ありがたく頂くよ・・・理事長・・・」ズズズ


    雪穂が理事長の首に触れると、朽ちていた寄生生物がみるみる内に雪穂の腕に吸い込まれていった・・・


    雪穂「ほっ!」スポンッ!

    海未「り、理事長まで・・・!」

    雪穂「はははっ!どう?驚いたでしょ?」

    花陽「じゃ、じゃあ・・・」

    凛「今、目の前にいる雪穂ちゃんは・・・」
  95. 95 : : 2015/08/20(木) 00:21:48
    希「正真正銘、思考も寄生生物には取られてない本物の雪穂ちゃんなんか・・・?」

    雪穂「そうだね、簡単に言えばそういうことだよ」

    穂乃果「うそっ・・・うそだっ・・あの、あの雪穂が・・・」

    ミギー「しかし何故だ、一体どうしたらそんな身体になるのだ・・・」

    雪穂「知りたい?なら説明してあげるよ・・・」

    雪穂「私もある日、寄生生物に寄生されそうになったんだよ、私の口に寄生生物が入ってきて自分の脳がかき回されるのがわかった」

    雪穂「私は必死になって抵抗したよ、『自分を取られてたまるもんか!』ってね」

    ミギー「ま、まさか・・・」

    雪穂「そう!勝ったんだよ!私の意志が!!寄生生物に!そうして私は私の意志をそのままに寄生生物を身体の中に自分の一部として取り込んだんだよ!」

    雪穂「おかげで私の知能、身体的能力は飛躍的に増大した!そんじょそこらの寄生生物とは訳が違う!」
  96. 96 : : 2015/08/20(木) 00:22:16
    ミギー「私達の寄生能力を上回る人間がいるとは・・・どんな精神力を持っているんだ・・・」

    雪穂「そして、私は寄生生物を取り込んで、この知能を持つようになって考えたことがあったの・・・」

    雪穂「この世に本当に人間は必要なのか?ってね」

    雪穂「だから理事長とは仲よかったけど、元々気が合わなかったんだよね〜」

    雪穂「だって、理事長が共存を望んでたのに君達人間が出した答えは今、私の後ろにある死体達でしょ?」

    雪穂「人間と戦って私達が負けるはずないよ、本当に馬鹿だね、人間って・・・」

    穂乃果「認めない・・・」

    雪穂「ん?何を?」
  97. 97 : : 2015/08/20(木) 00:25:05
    穂乃果「あなたが雪穂だなんて!そんなの認めない!!雪穂は人を殺したりなんか絶対にしない!!」

    雪穂「あっ、そぉ〜?私もお姉ちゃんが人を殺すなんて思いもしなかったけどな〜?」

    穂乃果「ッ!!!」ギリッ!

    穂乃果「ミギー!!」ザッ!

    雪穂「ふふっ、いいよ、かかって来なよ、お姉ちゃん」

    穂乃果「うわあああああああああああああああああああ!!!!」ダッ!

    ミギー「よせ!穂乃果っ!!」

    ズドオオオオォォン!!!!!!!

    μ’s「!!!!!」

    穂乃果「ぅあ・・・」ビチャビチャ…

    雪穂「隙だらけだよ、お姉ちゃん」
    メリメリ


    穂乃果が雪穂に向かって走り出したその瞬間、まるで瞬間移動でもしたかのような雪穂の速さから繰り出された正拳突きが穂乃果のみぞおちを完璧に捉え、その衝撃のあまり、穂乃果はその口内から胃酸混じりのだ液を垂らした・・・


    ミギー (は、速いっ!!全く見えなかった!それになんて重い一撃なんだ!身体を貫かれてもおかしくはなかった!これでは穂乃果が!!)
  98. 98 : : 2015/08/20(木) 00:25:44
    雪穂「おやすみ、お姉ちゃん・・・」スッ…

    穂乃果 (意識が・・・だんだん・・・遠く・・・なって・・・)グラッ

    穂乃果 (動いてよ・・・私の身体・・・)

    ミギー「穂乃果!!穂乃果!!」

    穂乃果(雪穂を・・・雪穂・・・を・・・)

    穂乃果「」ドサッ…
  99. 99 : : 2015/08/20(木) 00:26:06
    穂乃果「・・・・・」パチッ

    穂乃果「ここは・・・?」

    穂乃果「ひょっとして天国かな?もしかして穂乃果死んじゃった!?」

    雪穂「おはよう、お姉ちゃん」スッ…

    穂乃果「ゆ、雪穂!?」

    雪穂「がっかりしたよ、たった一発で倒れちゃうなんて・・・」

    ミギー「本当に君には失望したな・・・」スッ…

    穂乃果「ミギー!?なんで雪穂の右手に!?」

    ミギー「私も雪穂の話を聞いて痛感したよ、この世界に人間は必要ない・・・だから私は雪穂と共に生きることにしたのだ」

    穂乃果「そ、そんな!?待ってよ!人間にだって良いところはたくさん!・・・」
  100. 100 : : 2015/08/20(木) 00:26:47
    雪穂「地球温暖化って結局なに?あなた達人間が出した二酸化炭素が原因でしょ?」

    ミギー「砂漠化とは何だ?人間が所構わず森林を燃やすからそうなっているんだろう?」

    雪穂・ミギー「生物の絶滅とは何(だ)?人間が他の生物のことを考えずに好き勝手に生物を殺すからでしょ(だろう)?」

    穂乃果「やめて!!やめてよっ!!私は!私は何もしてないのに!!」

    雪穂「そうやって自分の都合の良いようにしか物事を見ないんだ・・・お姉ちゃんは・・・」ガッ!

    穂乃果「あぐっ!く、苦しっ!」ググッ!

    雪穂「全く、反吐が出るよ・・・」ググッ!

    穂乃果「はぐっ・・み、ミギー・・・助け・・・て・・・」パクパク…

    ミギー「人間など必要ないのだ、もちろん穂乃果、君もな」

    穂乃果「い、いやだ・・・見捨てないで・・・お願い・・・」ググッ…
  101. 101 : : 2015/08/20(木) 00:27:05
    ノカ…

    穂乃果「雪穂ぉ・・・ゆき、ほぉ」ゴロゴロ

    ホノカ…ホノカ…

    穂乃果「いやだ・・・置いていかないで・・・雪穂ぉ」

    海未「穂乃果ッ!!」ガッ!

    穂乃果「いだぁーーー!!」

    海未「あ、ああっ!?すいません穂乃果!大丈夫ですか!?」ユサユサ!
  102. 102 : : 2015/08/20(木) 00:27:27
    穂乃果「い、いたぁーーーい!!」

    真姫「海未!!穂乃果を揺らさないで!!さっきも触るなって言ったでしょ!!」

    穂乃果「み、みんな・・・?」

    凛「穂乃果ちゃん起きたにゃ!」

    花陽「ほ、本当!?本当に凛ちゃん!?」クルッ!

    絵里「穂乃果!大丈夫!?」

    海未「すいません、真姫・・・穂乃果がうなされていたので・・・」

    真姫「まぁいいわ・・・今、ベット半分起こすわね」ウィーン

    穂乃果「いてて、大丈夫だよ・・・海未ちゃん、みんな」

    穂乃果「夢だったんだ・・・そうだ!ミギー!ミギー!」ペチペチ!
  103. 103 : : 2015/08/20(木) 00:30:54
    <◉>ギョロ ミギー「いるぞ、心配するな」

    穂乃果「ほっ、よかったぁ〜」

    穂乃果「それでここは?」

    真姫「うちの病院よ、あなたさっきまでずっと寝てたんだから」

    真姫「ろっ骨が砕かれてお腹の周りの筋繊維が何本も断裂してる、しばらくはまともに動けないわ」

    穂乃果「ことりちゃんは?」

    ことり「ここにいるよ、穂乃果ちゃん」ヒョコッ

    穂乃果「もう、大丈夫なの?」

    ことり「うん、大丈夫だよ」

    穂乃果「ごめんね・・・お母さん、守ってあげられなくて・・・」

    ことり「いいの、穂乃果ちゃんは悪くないから・・・」

    ことり「それに、最後にお母さんが学校を・・・私を守ってくれた時・・・」
  104. 104 : : 2015/08/20(木) 00:31:59
    ことり「とってもあったかく感じたから・・・」

    穂乃果「学校・・・学校の方はどうなったの!?」

    にこ「学校なら、また警察に占拠されたわ、今度は特殊部隊だけじゃなくて刑事もいたけどね、みんなあの光景を見て面食らってたわ」

    希「なんたって校庭が地割れで
    真っ二つや、ニュースとかメディア関連もたくさん来とったで」

    穂乃果「そうだ!!雪穂!!雪穂は!?雪穂はどこ!?」

    μ’s「・・・・・」

    穂乃果「み、みんな・・・?」

    花陽「雪穂ちゃんなら・・・」

    にこ「あんたの妹さんなら、成羽(なりは)国際空港に向かったわ・・・」

    穂乃果「な、成羽国際空港?なんでそんなところに・・・」
  105. 105 : : 2015/08/20(木) 00:32:43
    海未「穂乃果、よく聞いて下さい・・・」

    絵里「雪穂ちゃんは、本気で人間を滅ぼすつもりなのよ・・・」

    穂乃果「・・・・・」

    穂乃果「・・・えっ?」

    海未「これから、穂乃果が気絶していた時のことを話します・・・」

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    時は戻り、音ノ木坂学院

    校庭

    穂乃果「」ドサッ…

    海未「穂乃果ッ!!」ダッ!

    雪穂「ありゃりゃ、一発で終わっちゃった、どーしよーもないね」
  106. 106 : : 2015/08/20(木) 00:33:46
    ミギー「穂乃果!しっかりしろ!穂乃果!!」

    海未「穂乃果ッ!穂乃果!!」ユサユサ!

    雪穂「大丈夫だよ海未ちゃん、右手さん、死なないように威力はセーブしたからさ」

    海未「雪穂ッ!あなたなんてことをっ!!」

    雪穂「もうわかってるでしょ?今の私は海未ちゃんの知ってる私じゃない、私はもう今の人間から見たらただの化け物なんだよ」

    雪穂「まぁ、地球からしたらあなた達の方がよっぽど化け物に見えるだろうけどね・・・」

    真姫「何よ!あなただって結局は思考回路は人間なんじゃない!あなただって私達と同じよ!!勝手に私達人間を下に見ないでくれる!?」ズカズカ!

    絵里「真姫!落ち着きなさい!」グッ!
  107. 107 : : 2015/08/20(木) 00:34:17
    真姫「離しなさいよ!!ここまでコケにされて黙ってられないわよ!」

    雪穂「人間を下に見るな、私だって結局は人間・・・かぁ」

    雪穂「まぁ確かに言う通りかもね、私は他の人とは違って姿形は人間のまんまだし・・・」

    雪穂「じゃあこれから私はやることもあるし、そのついでに私が人間じゃないことを証明しに行くとするよ・・・」クルッ…スタスタ…

    にこ「ちょっと!待ちなさいよ!一体この状況放っといてどこに行くつもりよ!!」

    雪穂「う〜ん、どこに・・・かぁ」クルッ…

    雪穂「別にどこでもいいんだけれど、私が考えたのは、成羽国際空港かな・・・?」

    希「な、成羽国際空港?そんなとこ行って何する気なん?」

    雪穂「私が人間じゃないことを証明するだけだよ」

    真姫「そういうことじゃなくて具体的に何するかって聞いてんのよ!」

    雪穂「全人類を滅ぼすんだよ、この私の手でね」

    μ’s「!!!?」

    花陽「ぜ、全人類を滅ぼす!?」
  108. 108 : : 2015/08/20(木) 00:35:24
    凛「で、でも!空港って旅行する所だよ!それでどうやって人類を滅ぼすにゃ!?」

    雪穂「なーんにも知らないんだね、成羽国際空港には、日本の自衛隊の戦闘機や飛行機が発着陸を行うための軍事基地が併設されてるんだよ?」

    海未「そ、それが人類を滅ぼすのと何の関係があるんですかっ!?」

    雪穂「わかんないかなぁ・・・軍事基地だからミサイルだって兵器だってあるんだよ?」

    真姫「馬鹿ね!いくら軍事基地って言っても日本のよ!パパに聞いたけどミサイルや兵器があるって言っても数はあっても400か500発ぐらいだわ!!そんなんじゃ到底世界の人類どころか日本の人口だって・・・」

    真姫「・・・よ、400か500?」

    真姫「あ、あなたまさか・・・」

    雪穂「ふふふ・・・真姫さんは頭もいいし察しもいいみたいだね・・・真姫さんの方が案外この世界を上手に滅ぼせるかもね・・・」

    にこ「ちょ、何よ!一体どういうことよ!?」

    雪穂「ほら、真姫さん、まだわからないお馬鹿さんがいるよ?答えでも教えてあげたら?」
  109. 109 : : 2015/08/20(木) 00:36:00
    絵里「真姫、あなたはわかるの?雪穂ちゃんが何をするつもりなのか」

    真姫「・・・今、全世界には原子力発電所が431基ほどあるの・・・」

    雪穂「おおー!正解!正解だよ真姫さん!!」パチパチ!

    凛「げ、原子力発電所?それがどうかしたの?」

    真姫「いい?今、あの子が行こうとしてる成羽国際空港に併設してる軍事基地にはミサイルを含めた兵器が400か500個ぐらいあるの」

    海未「ま、まさかそのミサイルや兵器で原子力発電所を!!」

    絵里「そ、そんなことしたら!全世界が放射能に包まれて!!」

    真姫「あの子の狙いはそれなのよ!これで本当に正解だって言うなら、あの子は本気で世界の人間を一人残らず殺すつもりよ!!」
  110. 110 : : 2015/08/20(木) 00:36:50
    雪穂「まぁ、半分正解、半分不正解かな?」

    真姫「なんですって?」

    雪穂「考えてもみてよ、原子力発電所なんて先進国にしかないし、原子力発電所がたくさんある国もあればほとんどない国だってあるんだよ?」

    雪穂「でも、国によっては核兵器をいくつも持ってる国があって、実際それが全部爆発したら世界を何回かぶっ壊せちゃうんだよ?」

    雪穂「そんな国の軍事基地の格納庫に一発でもミサイルが当たったらどうなるかなぁ?」

    海未「なっ!?しょ、正気ですか!?」

    雪穂「ふふふっ、まぁ見てなよ、私はそろそろ行くからさ・・・」スタスタ

    雪穂「人類最後の時まで、自分の好きなように過ごしなよ・・・」スタスタ

    絵里「ま、待ちなさい!そんなこと宣言されてあなたをこのまま行かせるわけには・・・!」

    雪穂「・・・あのねぇ、みんなもうちょっと自分の命は上手に使った方がいいよ・・・」クルッ…

    雪穂「殺してほしいなら素直にそう言えば!?」ギンッ!

    絵里「ひっ!?」ビクッ!

    雪穂「ふんっ・・・」クルッ…スタスタ…
  111. 111 : : 2015/08/20(木) 00:37:32
    穂乃果「そ、そんな・・・」

    穂乃果「雪穂が・・・人類を滅ぼすなんて・・・」

    にこ「だ、大丈夫よ!たった一人で人間を滅せるわけないじゃない!」

    ミギー「雪穂には大量の寄生生物がいる、それで空港の管制塔を奪われてしまえばあっという間に人類は終わるぞ」

    にこ「うぐっ・・・」

    希「もう・・・ウチらに出来ることは何もない・・・」

    にこ「だからって!このまま人類が仲良く死ぬのを指咥えて見てろってわけ!?」

    穂乃果「私が・・・行くっ!」ググッ!

    真姫「ほ、穂乃果!やめなさい!ろっ骨に響くわよ!」
  112. 112 : : 2015/08/20(木) 00:38:22
    穂乃果「いいの、私はこれから行かなきゃ!いけないからっ!・・・」ググッ…

    花陽「い、行くってどこに?」

    穂乃果「決まってるじゃん、雪穂の所だよ・・・」

    ことり「そ、そんなの無理だよ!いくら穂乃果ちゃんとミギーでも!雪穂ちゃんには!」

    穂乃果「でも!このままじゃ雪穂は!!」

    ガラッ!!!

    μ’s「!!!!!」ビクッ!

    平間「お取込み中、失礼します・・・」スッ…

    刑事「ちょっ!ちょっと平間さん!」コソコソ

    平間「これも仕事なんや、仕方ないやろ、それに、あの現場には謎が多すぎる、一つでも多くの証言が必要やろう・・・」コソコソ

    刑事「平間・・・さん・・・」

    平間「申し訳ありません、警視庁の平間です。つい先ほど起こった音ノ木坂学院での事件について・・・事情聴取を・・・」
  113. 113 : : 2015/08/20(木) 00:39:02
    絵里「はい、わかりました・・・」ガタッ…

    にこ「ちょっ!絵里!話しはまだ!」ガタッ!

    希「にこっち、警察の頼みなんや、行くで・・・」ガタッ

    希 (絵里ちは『しっかりしてる』ってイメージが強いけど、譲らない時は本当に譲らないんや・・・)

    希 (こんな修羅場で素直に出て行くなんて普段の絵里ちならありえへん、きっと何か考えがあるんや・・・)

    にこ「わかったわよ、ほら、みんな行くわよ・・・」ガタッ…スタスタ

    凛「かよちん、行こう?」

    花陽「うん、わかった・・・」スタスタ

    刑事「部屋はこちらで用意してあります。どうぞ、こちらへ・・・」

    平間「あ、高坂さんは今は結構です。
    容態が安定してからまたここまで参りますので・・・」
  114. 114 : : 2015/08/20(木) 00:39:29
    穂乃果「あ、はい。わかりました」

    絵里「・・・・・」スタスタ…ギュッ…

    穂乃果「? 絵里ちゃん?」

    絵里「ミギー、穂乃果をよろしく頼むわよ・・・」ギュッ!

    ミギー「・・・最善を尽くそう」

    穂乃果「・・・?」

    絵里「それじゃ・・・」スタスタ…

    海未「穂乃果、私たちはしばらくは戻って来ないと思うので、じっくり考えていてください・・・」

    ことり「穂乃果ちゃん、無理しないでね?」

    穂乃果「うん、ありがとう・・・二人とも・・・」

    スタスタスタ・・・

    平間「では、失礼・・・」ペコッ

    ガチャ・・・
  115. 115 : : 2015/08/20(木) 00:39:49
    スゥー

    ミギー「さて、これでようやく君と私の二人きりだな・・・」

    穂乃果「二人きりって・・・何かあるの?」

    ミギー「流石に君でもわかっているだろう?雪穂についてだ」

    穂乃果「でも・・・あんなにあっさり負けちゃったじゃん・・・」

    ミギー「確かに、今のままではどうやっても彼女に勝つことは出来ないだろう・・・」

    ミギー「しかし、今の私達が少しでも強くなれるとしたら・・・どうだ?」

    穂乃果「つ、強くなれるの!? 」

    ミギー「ああ、だがそれで雪穂に勝てるようになるとは限らないがな・・・」

    穂乃果「でも・・・無理だよ、穂乃果こんな怪我しちゃってるし」
  116. 116 : : 2015/08/20(木) 00:40:12
    ミギー「それでいい、正確に言えば怪我を治して強くなるのだ」

    穂乃果「・・・どういうこと?」

    ミギー「簡単に説明しよう、まず、私は君の血管を伝って君の負傷した、ろっ骨と腹部の筋繊維の修繕を試みる」

    ミギー「そして、その後が重要だ、君の身体を治す時、私は私自身の細胞を使って君の身体を治す」

    穂乃果「それってつまり・・・」

    ミギー「そう、君の身体の一部が私と同じになると言っていい、そして、血中に残した私の細胞が君の血管を伝って全身に行き渡り、君の身体は私の細胞を取り込んでさらに活性化する。という仕組みだ」

    穂乃果「穂乃果の身体が・・・ミギーと同じに・・・」

    ミギー「そうだ、筋力や体力だけでなく、反射神経や免疫力など様々な面で君の身体は活性化される。簡単に言えば、今の雪穂もそういう身体なのだ」

    穂乃果「じゃ、じゃあ!」

    ミギー「だがいくつか問題もある・・・」

    穂乃果「・・・問題?」

    ミギー「まず一つは、この方法で君の身体を強くしたとしても、あの雪穂に勝てる保証はどこにもない、これは先ほども言ったな」
  117. 117 : : 2015/08/20(木) 00:42:02
    ミギー「次に、君の精神面も活性化される恐れがあるということ」

    穂乃果「精神面?」

    ミギー「君達の身体は君達が考えている以上に身体と精神が密接な関係にある、当然、君の精神が私の細胞によって影響を受けることもある」

    穂乃果「それってつまり、ミギーや他の寄生生物みたいな考え方になるってこと?」

    ミギー「その通りだ、雪穂の場合は精神への影響も大きく受けている、人類を滅ぼすなんて考えが浮かんだのはその為だろう・・・」

    ミギー「まぁこれに関しては、可能性の問題だ、どちらに転ぶかは君の精神の強さが決める」

    ミギー「そして、これが最後の問題だ・・・」

    穂乃果「うん・・・」

    ミギー「一度私の細胞を君の身体に広めてしまえば、君の身体は一生元の身体に戻ることはない」

    穂乃果「え?そんなこと?それぐらい普通だと思ってたけど・・・」
  118. 118 : : 2015/08/20(木) 00:42:26
    ミギー「わかってないな、少しでも君の思考が私の細胞で変わってしまえば・・・」

    穂乃果「あ!元に戻らないから!」

    ミギー「そう、下手をすれば君は雪穂を止めた後に雪穂の二の舞を演じることになるかもしれないぞ?」

    穂乃果「・・・それでも」

    穂乃果「それでも!それでもやらなくちゃ!雪穂を助けられるのは私しかいない!」

    穂乃果「それに!私は例え、色々ごちゃごちゃしてることがあっても、今をみんなで笑って過ごせるこの世界を守りたい!!」

    ミギー「決まりだな・・・」

    穂乃果「うんっ!!」

    ミギー「ではまず、君の折れたろっ骨と断裂した筋繊維の修復を行い、その後、君の血中に私の細胞を残す」

    穂乃果「その間は穂乃果は何すればいいの?」

    ミギー「出来ればおとなしく寝ていてくれ、その方がやりやすい」

    穂乃果「わかった、じゃあ寝てるね」モゾモゾ

    ミギー「それと、私が君の身体にいる間は君の右手は何をしてもただの右手だ、私が応答することはない」

    穂乃果「わかった」

    ミギー「それでは、終わり次第起こす、また後でな・・・」

    穂乃果「うん、おやすみ・・・」

    スゥー…

    穂乃果「zzzzzz」
  119. 119 : : 2015/08/20(木) 00:42:45
    その後、夜8時頃

    穂乃果の病室

    ガラッ

    看護婦「高坂さーん?寝てますかー?」

    穂乃果「・・・・・」zzz

    看護婦「ふふっ♪大人しく寝てるみたい・・・」クスッ

    看護婦「今のうちに点滴交換しちゃいますよー?」ガバッ…

    丸めた布団「(^ω^)スカだよ♪」

    看護婦「ぁんの小娘ェ・・・!」ブチブチ!
  120. 120 : : 2015/08/20(木) 00:43:36
    ダダダダダダ!

    穂乃果「ハッ!ハッ!」ダダダ!

    <◉>ギョロ

    ミギー「穂乃果、身体の調子の方はどうだ?」

    穂乃果「もう全然何ともないよ!それに体もすっごく軽いよ!」

    ミギー「まさかこれほどまでに私の細胞が君の身体に合うとはな、おかげで目覚めもかなり早かったが」

    穂乃果「とりあえず病院の看護婦さんに見つからないようにここをでないと・・・」ダダダ…

    「待ちなさいっ!!」

    穂乃果「ぎくっ!!」ビクッ!

    真姫「こんな時間に患者がどこに行くつもりかしら?」スッ

    穂乃果「ま、真姫ちゃん・・・」

    ミギー「穂乃果、どうする?」
  121. 121 : : 2015/08/20(木) 00:43:56
    穂乃果「真姫ちゃん、一度しか言わない、そこを退いて」

    真姫「残念だけど、私がここを退くわけには行かないわ・・・」

    穂乃果「ッ!お願い!私はどうしても雪穂を止めなきゃ・・・!」

    真姫「はぁー・・・呆れた」ハァー

    穂乃果「え? な、なに言ってるの真姫ちゃん・・・?」

    真姫「あんた達、まさかと思うけど
    成羽国際空港まで歩いて行く気だったんじゃないでしょうね?」

    穂乃果「あ・・・」

    ミギー「そこは薄々私も気になっていたんだが・・・どうなんだ?」

    穂乃果「えっと・・・あはは」アハハ

    真姫「はぁー・・・付いて来なさい」スタスタ…

    穂乃果「えっ?ちょ、ちょっと真姫ちゃん!?」スタスタ
  122. 122 : : 2015/08/20(木) 00:44:19
    ガチャン!!

    真姫「さ、着いたわよ」

    穂乃果「こ、ここって・・・」

    真姫「病院の屋上よ、もう直ぐ来るはずなんだけど・・・」

    バババババ!!!!

    穂乃果「う、うわぁ!ヘリコプターだ!」

    真姫「うちの病院のヘリコプターよ、ちょっとパパに我儘言っちゃったわ、これなら成羽までだってひとっ飛びよ。感謝しなさいよ?」

    穂乃果「うん!ありがとう真姫ちゃん!」

    真姫「それに・・・」チラッ…

    μ’s「穂乃果(ちゃん)!!」

    穂乃果「み、みんな!!」

    ことり「穂乃果ちゃん!体はもう大丈夫なの!?」オロオロ

    穂乃果「うん!ミギーのおかげでね!」

    希「それに、何だか今までの穂乃果ちゃんとは違ったパワーを感じるやん?スピリチュアルやね!」

    絵里「ふふっ♪やっぱりあの時ミギーに任せて正解だったわね」

    ミギー「絵里はかなりの観察眼を持っているようだな、伊達に生徒会長は勤めていないらしい」

    絵里「お褒めにあずかり光栄だわ♪」クスクス

    海未「穂乃果、今回は協力というよりはあなたに丸投げする形になってしまいましたが・・・雪穂を・・・この世界を・・・よろしくお願いします・・・」
  123. 123 : : 2015/08/20(木) 00:45:19
    穂乃果「海未ちゃん・・・」

    にこ「私からもお願いするわ、私がプロのアイドルになるまで、この世界にはなくなられちゃ困るもの!」

    凛「凛もまだまだμ’sのみんなで楽しく歌いたいにゃ!」

    花陽「わ!私もです!」

    穂乃果「みんな・・・」

    ことり「穂乃果ちゃん・・・」

    穂乃果「ことりちゃん・・・」

    ことり「お願い、穂乃果ちゃんにしか出来ないの・・・」

    ことり「そして、絶対に生きて帰ってきて・・・」

    穂乃果「・・・うんっ!約束する!絶対に世界を守って帰ってくる!そしたらみんなで、また一緒にライブやろう!」

    絵里「・・・そうね!」

    穂乃果「あ!そうだ!!」

    穂乃果「昨日、みんなに酷いこと言っちゃったのまだ謝れてなかったね、あの時は・・・本当に・・・」

    にこ「馬鹿ねぇ!あんたが世界を救って戻ってきてくれればそれでいいのよ!!」

    穂乃果「にこちゃん・・・」

    にこ「そしたらまた、仲直りも喧嘩もライブだって出来るでしょ?」

    穂乃果「!!! うんっ!!」

    希「・・・それじゃあ!」
  124. 124 : : 2015/08/20(木) 00:46:10
    μ’s「行ってらっしゃい!穂乃果(ちゃん)!!」

    穂乃果「・・・う〜〜ん、行ってらっしゃいかぁ〜〜」ウーン…

    海未「・・・えっ?」

    バッ!

    μ’s「!!!」

    穂乃果「穂乃果だけじゃなくて、みんなで一緒に行こう!気持ちはいつも一緒だよ!!」

    凛「賛成にゃ!!」

    絵里「よーし!みんな行くわよ!」

    バッ!バッ!バババッ!
  125. 125 : : 2015/08/20(木) 00:46:57
    穂乃果「いち!」

    ことり「に!」

    海未「さん!」

    真姫「よん!」

    凛「ご!」

    花陽「ろく!」

    にこ「なな!」

    希「はち!」

    絵里「きゅう!」

    ミギー「じゅう!」
  126. 126 : : 2015/08/20(木) 00:47:29
    μ’s「!!?」

    ミギー「・・・私が一緒では不満か?」

    μ’s「・・・ふふっ♪あははっ!あははははっ!」クスクス

    穂乃果「そんなことないよ!私が帰ったら、ミギーも私の身体でライブするんだもんね!」

    ミギー「嫌でもそうなるからな」

    穂乃果「よし!行こう!」ダッ!

    真姫「パイロットさん、くれぐれもよろしくね?」

    パイロット「お任せを、お嬢様」

    ことり「穂乃果ちゃん!気をつけて!」

    海未「絶対に帰ってきて下さいね!」

    穂乃果「うん!それじゃあ!」

    ババババババババババ!!!!!

    花陽「行っちゃったね・・・」

    凛「大丈夫だよ!穂乃果ちゃんなら絶対に大丈夫!」

    希「それにしてもにこっち、ちょっと死亡フラグ立てすぎやなかった?」

    にこ「え、縁起でもないこというんじゃないわよ!伝えたいことを伝えたらああなっただけよ!」

    海未「あの二人の姉妹喧嘩はよく見てきた方ですが、未だに類を見ない姉妹喧嘩になりそうですね」

    ことり「本当だね、まさかここまですごい姉妹だとは思わないよね」

    絵里「大丈夫よ・・・穂乃果なら、きっとね・・・」
  127. 127 : : 2015/08/20(木) 00:48:27
    成羽国際空港 屋上


    雪穂「・・・ここらでは聞き慣れないヘリの音だね・・・」

    雪穂「退屈しのぎには・・・丁度いいか・・・」

    雪穂「来なよ、お姉ちゃん・・・」
  128. 128 : : 2015/08/20(木) 00:48:40
    成羽国際空港

    ヘリポート

    ババババババババババ!!!!!

    パイロット「着いたぞ!お嬢ちゃん!」

    穂乃果「ありがとう!パイロットさん!帰りもよろしく!」ダッ!
  129. 129 : : 2015/08/20(木) 00:50:35
    成羽国際空港 ターミナル内

    ザワザワ ガヤガヤ ザワザワ

    穂乃果「ひ、広っ!?」

    ニョキッ

    ミギー「さて、では雪穂を探すとしようか・・・」

    穂乃果「こんな広い中から!?流石に冗談きつい・・・」

    穂乃果「あ!でもミギーの脳波があるじゃん!」

    ミギー「忘れたのか?雪穂には脳波はないぞ」

    穂乃果「あああああああああぁぁぁぁ!!!そうだった!それじゃあどうしよう!?」アタフタ

    ミギー「うるさい!よく聞け!探す方法は何も脳波だけでは・・・」

    「コンピューターが全く繋がらないですって!!?」

    穂乃果・ミギー「!!?」ビクッ!

    受付嬢「そんな馬鹿なことあるわけないじゃない!管制塔!管制塔の方はどうなっているの!?」

    職員「わかりません!ですがこれではこれから飛行機に乗って離陸されるお客様方は・・・!」

    受付嬢「とりあえずこれから何が起こるかわからないわ!私達は今この場にいるお客様の安全を第一に考えるのよ!いいわ・・・」

    ターミナル内アナウンス「成羽国際空港にお越しのお客様!並びに全職員に告ぎます!!」
  130. 130 : : 2015/08/20(木) 00:51:37
    ターミナル内アナウンス「成羽国際空港にお越しのお客様!並びに全職員に告ぎます!!」

    ターミナル内アナウンス「空港内に複数の爆弾が仕掛けられています!直ちに空港の非常用ルートに従って避難を開始してください!!繰り返します!避難を開始してください!」

    男客「空港内に・・・」

    女客「ばく・・・だん・・・?」

    外国人客「Oh my god……」


    ウワアアアア!!!ニゲロォォォ!!!

    ダダダダダダダダ!!!!

    職員「せ、先輩どうします!?」

    受付嬢「あ、あああ慌てるんじゃないわよ!お客様の安全が第一!非常用ルートの確保急ぐわよ!」ダッ!

    職員「は、はいっ!」ダッ!

    ダダダダ!!ウワアアアア!!!

    穂乃果「ど、どうしようミギー!みんなパニックだよ!!」オロオロ

    ミギー「やつめ・・・仕掛けてきたか・・・」
  131. 131 : : 2015/08/20(木) 00:52:07
    穂乃果「やつ・・・ってことはさっきの放送って雪穂の!?」

    ミギー「まずそう見て間違いないだろう、正確には、雪穂自身ではなく雪穂が奪った管制塔が流した放送だろうが・・・」

    穂乃果「と、とりあえず!雪穂を探さなきゃ!でも脳波で場所はわからないし!あーーーもーーー!!」

    ミギー「落ち着け、何も探す方法は脳波だけではない・・・」

    穂乃果「えっ!?他に何かあるの!?」

    ミギー「殺気だ、雪穂の殺気は学校でも体験している、あんなにバカでかい殺気なら少し集中すれば見つかる」

    穂乃果「そ、それじゃあ早く探してよ!!」

    ミギー「探すには集中力がいる、集中するには少しうるさすぎる」

    穂乃果「うるさすぎるって言われたって!こんな大勢の人のパニックをいきなり沈められるわけが!」

    ミギー「周りのうるささは関係ない、うるさいのは君の内面だ」

    穂乃果「わ、私の!?」

    ミギー「そうだ、周りの声は気にするな、自分の精神をリラックスして落ち着かせるんだ、それで雪穂の殺気は探せる」
  132. 132 : : 2015/08/20(木) 00:53:07
    穂乃果「わ、わかった・・・スゥーー・・・ハァーー・・・」スーハー

    ウワアアアア!!!ウワアアアア!!!キャーー!!

    穂乃果 (気にするな!気にするな!)

    穂乃果 (・・・・・)

    穂乃果 (・・・少しずつ、落ち着いてきた・・・)スッ…

    ミギー (感じろ・・・やつの殺気だ、あんなにでかい殺気平然と隠していられるわけがない・・・)スッ…

    ミギー (・・・屋上かっ!!)ビクッ!

    ミギー (忘れもしない、あの時の圧倒的な殺気だ!)

    ミギー「穂乃果!目を開けろ!場所がわかったぞ!」

    穂乃果「本当に!?それで雪穂はどこ!?」パチッ!

    ミギー「ここの塔の屋上だ!急げ!雪穂がミサイルを撃つ前に!」

    穂乃果「当たり前!!」ダッ!

    ダダダダダダダダ!!

    ミギー「穂乃果!?い、いくらなんでも早くないか!?雪穂と戦うまでに体力は残しておいた方が!」

    穂乃果「大丈夫!なんでかわかんないけど、自然に走ってこのスピードだし!全然息も切れないから!」
  133. 133 : : 2015/08/20(木) 00:53:31
    ミギー (私の細胞の影響か・・・ここまで相性が合うのも偶然とは言い難いな・・・穂乃果・・・君は私にとって一体・・・)

    穂乃果「ミギー!雪穂の所まで後どのくらい!?」ダダダダ!

    ミギー「そこの角を曲がって職員専用のドアを開けてすぐにある階段で屋上まで上がるだけだ!」

    穂乃果「よし!あと少しだ!」ダダダダ!

    ガチヤ!

    穂乃果「あった!階段!これを上がれば!」

    カンカンカンカン!

    ミギー「穂乃果、一つ聞きたいことがある」

    穂乃果「ん?何?ミギー」カンカンカン

    ミギー「この階段を上がって屋上に出れば雪穂がいる、感じる殺気からすれば、相手は話し合いで納得することはほとんどないと言っていい、そうすれば当然戦闘になる。そうなったら君は・・・」

    穂乃果「雪穂と本気で戦えるのかって聞きたいわけ?」カンカンカン
  134. 134 : : 2015/08/20(木) 00:53:54
    ミギー「!? あ、ああ・・・」

    穂乃果「バカにしないでよ、妹の人生かかってる時に本気になれないほど私はバカなお姉ちゃんじゃないよ・・・」カンカンカン

    穂乃果「それに!妹が間違っちゃった時に怒ってあげるのも、お姉ちゃんとしての仕事だしさ!」カンカンカン

    穂乃果「まぁ、今までは私が雪穂に怒られてばっかだったけど・・・」

    穂乃果「それと!お腹に一発殴られちゃったからそのお返しもしなきゃ姉妹喧嘩は始まらないよ!」カンカンカン

    穂乃果「それが姉妹ってもんでしょ!?ねぇ、ミギー!」カンカンカン

    ミギー「まぁ、そういうことにしておこうか・・・」

    ミギー (以前の戦いを怖がっていた君はもう君の中にはいないようだな・・・全く、君は見ていて退屈しないほど成長が早いな・・・)

    穂乃果「つ、着いた・・・」カン…

    穂乃果「このドアを開ければ・・・雪穂が・・・」

    ミギー「ああ、殺気はこの先から感じる。向こうもおそらく私達がいることをわかっているのだろう、さっきより殺気は比べ物にならないほどに増している・・・」

    穂乃果「ふぅーーーー・・・」フーー

    穂乃果「行くよ・・・」

    スゥー

    ミギー「ああ・・・」

    ガチャ!
  135. 135 : : 2015/08/20(木) 00:54:20
    成羽国際空港ターミナル屋上

    雪穂「・・・来たね」

    雪穂「お姉ちゃん・・・」クルッ…

    ガチャ!

    穂乃果「雪穂っ!!」

    雪穂「また会ったね、お姉ちゃん、あの学校で最後にするつもりだったのに、まさかここまで追ってくるとは思わなかったよ、私はしつこい人はあんまり好きじゃないよ?」

    穂乃果「雪穂!世界を滅ぼすなんて!そんなのダメだよ!!」

    雪穂「世界を滅ぼす?人聞き悪いなぁ、私が滅ぼすのは世界じゃなくて人類だよ?」

    穂乃果「でも!原発や格納庫にミサイルなんて撃ったりしたら!」

    雪穂「もちろん加減はするよ、地球がちゃんと残るぐらいにね」

    ミギー「わからないな、そんなに上手く人類だけを滅せるはずがない、大量の放射能を浴びればきっと他の生き物も死ぬぞ」

    雪穂「そっちこそわかってないよ、放射能を浴びても死なない生き物もこの世界にはたくさんいるんだよ?」

    雪穂「地球を今一番苦しめているのは人類なんだよ、だからどうしようと人類は滅ぼすべきなの」

    雪穂「でも、人類は他の生き物みたいに決まったところに生息しているわけじゃない、この世界の至る所にいる、だから仕方ないんだよ、他の生き物が死ぬのは・・・」

    雪穂「それに、何を今さら他の生き物の心配なんてしてるのさ?今までだって人類は多くの生き物を絶滅に追い込むまで喰い殺したじゃない」
  136. 136 : : 2015/08/20(木) 00:54:41
    穂乃果「それでも!他の生き物と関われるのは人間だけだよ!人間は相手のことを思ってお互いの手を取りあって生きていこうとすることが出来る!」

    穂乃果「これからもそれは変わらない!だから他の生き物とだって!」

    雪穂「それが遅すぎるんだよ、結果的にはどう?今、たくさんの問題を抱えた地球は悲鳴を上げてるよ」

    雪穂「だから、地球のためにも、他の生物のためにも、私が今この手で人類を終わらせる」

    穂乃果「雪穂っ・・・!」ギリッ!

    ミギー「やはり、話を聞く気はないな・・・」

    雪穂「それに、もう管制塔も自衛隊の人達もとっくに私の寄生生物の支配下にあるんだよ?」
  137. 137 : : 2015/08/20(木) 00:55:12
    穂乃果「う、うそっ!?」

    ミギー「もうこれで私達が彼女を止めるしか方法はなくなったということになるな・・・」

    雪穂「ふふふ、想像してみなよ、核兵器によって焼け死ぬ人類の姿を・・・」

    雪穂「たとえ、爆発から生き残っても、核兵器と原発の放射能を浴びて苦しみながらゆっくりと死んでいく人類を・・・さ」

    雪穂「人間が作った兵器によって人間が滅びるんだよ?こんなに楽しいことはないよ・・・」

    雪穂「くくくくくっ・・・あはははははははははははははははははははははっっ!!!!!!」

    雪穂「私が変えるんだ!この世界を!私は新しい世界の創造者としてこの世界に『人類の滅亡』という爪跡を残すんだよ!!」

    穂乃果「そんなことさせないっ!!
    今の雪穂もこの世界も私が!みんなが変えてみせる!!」

    雪穂「だったら!!今ここで私を倒してそれを証明してみなよお姉ちゃん!!」

    雪穂「ミサイル発射までの時間は30分!人類に残された時間はあとたったの30分ってことだよ!!」

    穂乃果「終わらせない!!人類も!この世界も!!」

    雪穂「やれるもんならやってみなよ!!」ダンッ!!

    ミギー「穂乃果!来るぞ!!」ジャキン!

    穂乃果「わかってる!」ザッ!
  138. 138 : : 2015/08/20(木) 00:55:43
    雪穂「でりゃああああ!!」ブンッ!

    穂乃果「ッ!!」バッ!

    ズドンッ!!!ベキベキッ!!!


    穂乃果に目がけて繰り出された雪穂の拳は空を切り、屋上のコンクリートの地面に亀裂を走らせる


    雪穂「!? 交わした!?あのお姉ちゃんが!?」

    穂乃果「ふん!驚いたでしょ!これでもお姉ちゃんだからね!」

    穂乃果 (見える!・・・はっきりと・・・学校の時は全く見えなかった雪穂の動きが!)

    穂乃果「今度はこっちから行くよっ!」バッ!

    雪穂「ッ!!?」ザッ!

    穂乃果「はあっ!ふっ!」ブンッ!

    雪穂「そんなの当たらないよ!舐めてもらっても困るよお姉ちゃん!」

    ミギー「私がいるのを忘れてないか!?」ガシッ!

    雪穂「しっ!しまっ!?」ガッ!

    ミギー「ぬんっ!!」グワッ!

    雪穂「うわっ!!」グイン!

    ミギー「穂乃果!今だ!」

    穂乃果「でえりゃあああああああああああああああ!!!!」ザッ!

    ドゴンッ!!!メリメリッ!!!


    一見すればただの素人の右ストレートとキックだった。しかし、彼女の右手に住まう生き物の腕は伸縮自在である。それを上手く使い敵を捉え、敵を引き寄せ、その勢いを最大限に活かし、穂乃果の右足の回し蹴りが雪穂の腹に直撃した


    雪穂「ッ!?う、うぐっ!!!!」

    ゴロゴロゴロゴロ……ドシャッ…


    穂乃果とミギーの連携からなる渾身の蹴りを腹に喰らった雪穂の身体はその勢いを殺し切れず宙を舞い、屋上の地面にその体を二転、三転と打ち付けた


    雪穂「ううっ・・・はぁっはぁ・・・」グッ…
  139. 139 : : 2015/08/20(木) 00:56:02
    雪穂「な、なんで・・・いくらあなた達が強くなったと言っても所詮、能力は今の私には敵いもしないのに・・・」

    雪穂「今の完璧な一撃は・・・なんっ・なの・・・」ザッ

    ミギー「簡単な話さ・・・」

    ミギー「確かに、君の力は素晴らしい、能力においては私達では残念ながら足元にも及ばない」

    ミギー「しかし、君の場合、力は持っていても、力の使い方を知らない!」

    雪穂「ッ!!」ギリッ!

    ミギー「だがその点、私達は君とは違い、力を持っていなくても、力の使い方を知っている」

    ミギー「私は穂乃果の右手に寄生してすぐに、人間の戦闘技術について様々なことを学んだのだ」
  140. 140 : : 2015/08/20(木) 00:56:40
    ミギー「そして私の宿主である穂乃果は幼い頃から剣道で鍛えた戦闘技術がある・・・」

    ミギー「それに、アイドルとしてダンスを学んだ穂乃果は、知らず知らずの内に身のこなし方、身体の筋肉の使い方を熟知していたのだ」

    穂乃果「なるほど!」

    ミギー「ようするに君の力は宝の持ち腐れということだ・・・元となる物があっても、それを扱う能力がない」

    ミギー「例え話を挙げるなら、素人の撃つ拳銃が達人の投げるナイフに負けることだってある」

    雪穂「なるほど・・・力の使い方、ねぇ・・・」

    雪穂「良いこと聞いたよ、ありがとう・・・」

    雪穂「少し戦い方を変えてみることにするよ・・・」

    雪穂「これなら、少しは楽しく戦えそうだよ・・・」スッ…

    ミギー「穂乃果!また来るぞ!くれぐれも手加減はなしだぞ!」

    穂乃果「当然!!」ザッ!
  141. 141 : : 2015/08/20(木) 00:57:01
    雪穂「だあっ!」バッ!ブンッ!

    穂乃果「くっ!でいっ!」サッ!ガッ!

    雪穂「遅いっ!!」バッ!

    ミギー「それは君の方だと思うがな!!」ブンッ!

    雪穂「でぇあ!!!」ガキンッ!

    ミギー「なっ!!私の刃を素手で弾くだと!?」

    雪穂「喰らえ!!」ドウッ!

    穂乃果「わぶっ!?」バシッ!

    雪穂「受け止めるなんて流石!でもこれだけじゃないよ!!」ザッ!

    穂乃果「負けるもんかあああああああああああ!!!!」


    繰り返される激しい拳と蹴りの打ち合い・・・ひたすら動き、攻撃を続ける穂乃果。ミギーは穂乃果の動きに合わせ攻撃を仕掛けるが、それをも見切り、いなし続ける雪穂。手数においては穂乃果達が完全に有利。しかし、そんな手数を物ともしない雪穂の身体能力に穂乃果は必死で食らいついていった

    激しい打ち合いと二人の魂の叫びは十数分に渡って続いた。

    そんな互角の戦いの中・・・動きを見せたのは・・・
  142. 142 : : 2015/08/20(木) 00:57:46





    雪穂だった・・・・・・





  143. 143 : : 2015/08/20(木) 00:58:09
    雪穂「ふっ!!はっ!」ガッ!ガッ!

    穂乃果「うっ!くっ!」バシ!バシ!

    ミギー「でぇあ!!」ビシュ!

    雪穂「ふんっ!!」ガキンッ!

    ミギー (ど、どういうことだ!?最初は散漫だった雪穂の攻撃が徐々に集中し始め、身のこなしもさっきまでとは段違いになっている!)

    雪穂「おおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!!」ブンッ!!

    穂乃果「うわっ!!!」バシッ!

    雪穂「ぬぐぐぐぐ!!」ギリギリ!

    穂乃果「ううううっ!」ビリビリ!

    穂乃果 (さ、最初のパンチより全然強いっ!押されてる腕がしびれる!)ビリビリ!

    雪穂「だあああああっ!!」ブンッ!

    穂乃果「うわあああああああああああぁぁぁぁぁ!!」ゴロゴロ!


    穂乃果は自身が持てる力の限りを尽くし雪穂の重い拳を受け止めるが、雪穂の全力は穂乃果の力を上回り、穂乃果の身体はまるで大砲で撃たれたかのように吹っ飛んだ


    穂乃果「うぐっ・・・!」ズシャッ…

    雪穂「あははは、ははははははははははははははははははははははははははははははははっ!!!」

    雪穂「やっぱり所詮は出来損ないの寄生人間!私に少しでも勝てると思ったら大間違いだよ!」
  144. 144 : : 2015/08/20(木) 00:58:37
    ミギー「穂乃果!大丈夫か!?」

    穂乃果「う、うんっ・・・あぐっ!、まだまだ!平気!」グッ!

    雪穂「ふふふっ、そんな付け焼き刃の力がいつまで持つかな?」

    ミギー「何故だ、先ほどまでとは動きが別人だ・・・君をそこまで突き動かすものは一体何だ?」

    雪穂「お姉ちゃんは知らなくても右手さんは見てたよね?私が理事長の寄生生物を取り込んだの」

    ミギー「!? なるほど、君の中のベースに理事長の寄生生物を加えたということか・・・」

    雪穂「そういうこと、お姉ちゃん達もわかってるでしょ?寄生されてた理事長の知能がいかに高かったか」

    雪穂「その寄生生物をベースにしてお姉ちゃん達の戦い方を学習して私がその戦い方を熟知した、これならもう後は実力の勝負だよね?」

    ミギー「どうする穂乃果、この勝負における私達の唯一の強味が奪われてしまった、これだと勝率はかなり薄い、まだやるか?」

    穂乃果「何言ってんのミギー!やるに決まってるでしょ!私達がここでやんなきゃ世界は本当にお終いなんだよ!?」
  145. 145 : : 2015/08/20(木) 00:59:19
    穂乃果「そんなことさせない!みんなで約束したんだ!また一緒にライブやるって!」

    雪穂「本当に・・・お姉ちゃんはどうしようもないバカだね・・・」

    雪穂「そんなに死にたいなら今すぐ殺してあげるよ!!」バッ!

    穂乃果「ミギー!用意して!」バッ!

    ミギー「よ、用意するって何をだ!?」

    雪穂「でぇあ!!」ブンッ!

    穂乃果「っ!!」サッ!

    雪穂「どうしたの!?動きが鈍ってきてるんじゃないお姉ちゃん!」サッ!


    再び激しい撃ち合いの舞台が切って落とされる、しかしこうなれば穂乃果とミギーが不利になるのは明白だった・・・

    しかし、雪穂本人は気づく余地すらなかった・・・

    穂乃果とミギーがかもし出す雰囲気がこの時から少しだけ変化していたことに・・・


    雪穂「だあああああああっ!!」ブンッ!!
  146. 146 : : 2015/08/20(木) 00:59:49
    穂乃果「あぶなっ!!?」ダンッ!

    ズドオオオオオオォォォン!!!!

    バキバキバキバキ!!!


    雪穂の剛拳が地面に突き刺さると共に地面にはまるで雷のようなヒビが入るが、それは跳躍した穂乃果とミギーには届かなかった


    穂乃果「ミギー!今なら雪穂の脚ががら空きだよ!!」

    ミギー「! なるほど!そういうことか!わかったぞ君の考えが!」スッ!

    ミギー「ふんっ!!」ガシッ!

    雪穂「なっ!?ま、まずい!」グッ!

    穂乃果「でりゃあああああああああああああああ!!!!!」ブンッ!!

    ズダァァァン!!!

    雪穂「おふっ!ぐはっ!!!」


    ミギーによって脚を絡めとられた雪穂は穂乃果の渾身の力によって宙へと引き上げられ、その身体を地面に叩きつけられた


    雪穂「うぐっ・・・」バタッ…

    ミギー「穂乃果!いけるぞ!」シュル!ジャキン!


    ミギーは雪穂の脚から手を離すと右手の指の一本一本を鋭い爪のように変化させた


    穂乃果「これで!!終わりぃぃぃぃぃ!!!!!!」ブンツ!!


    地面に仰向けになる雪穂に向かって穂乃果はその鋭く尖った右手の爪を持てる力の限りに降り下ろす、この一撃で全ての勝負にケリがつく・・・
  147. 147 : : 2015/08/20(木) 01:00:32




    ガキンッ!!!!!!!




  148. 148 : : 2015/08/20(木) 01:01:02





    はずだった・・・





  149. 149 : : 2015/08/20(木) 01:01:44
    穂乃果「えっ・・・?」

    雪穂「参ったなぁ・・・まさかこれまで見せる羽目になるなんて・・・」ググッ…


    穂乃果の一撃は雪穂に通ることはなく、まるで盾のように変化した雪穂の左手によって阻まれた・・・


    雪穂「でえいっ!!!!」ブンッ!

    穂乃果「うわあああああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」ゴロゴロ!


    一瞬で雪穂の腕は元に戻り、穂乃果の腕をがっちり掴み取り、力任せに穂乃果の身体を投げ飛ばした


    雪穂「はははっ、どう?びっくりした?」スタッ

    穂乃果「いたっ・・たたたっ」ムクッ…

    ミギー「な、何だ今のは・・・雪穂の腕が・・・」

    雪穂「そう、今のが私の本当の左手だよ・・・」

    雪穂「まぁ、左手だけじゃないんだけどね・・・」スッ…
  150. 150 : : 2015/08/20(木) 01:02:03
    バッ!!!!!

    穂乃果・ミギー「ッ!!?」


    雪穂が自分の両腕を振り下ろし、天秤のように腕を広げると、その両腕がおぞましい鎌のように変化した


    ミギー「寄生・・生物・・・だと?」

    雪穂「そういうこと、私は自分の身体に寄生生物を飼うことが出来る」

    雪穂「それを利用して自分の右腕と左腕、それに右脚と左腕、計4匹の寄生生物を自分の特定の部位に寄生させてるんだよ・・・」

    ミギー「バ、バカな・・・そんなことまで出来るとは・・・」

    雪穂「まさかこれまで見せることになるとは思わなかったよ・・・」

    雪穂「見せてしまった以上、本気で戦ってあげるよ・・・」

    雪穂「あなた達もまだ隠してる力があるなら使っていいよ?」

    雪穂「隠してる力があるなら、だけどね・・・ふふふっ」ジャキン

    穂乃果「負けない、何がっ・・・あっても・・・!」ググッ!
  151. 151 : : 2015/08/20(木) 01:02:40
    雪穂「その減らず口をいい加減閉ざしてあげるよっ!!」バッ!

    ミギー「くっ!!」ジャキン!

    雪穂「ふっ!はっ!!だあっ!!」
    ブンブンブンッ!

    穂乃果「!? ミギー!」バッ!!

    ミギー「言われずとも!」ブンブンッ!

    ギィン!ガギィン!ギュイン!!


    交錯する刃物が次々と奏でる金属音、耳障りな音の中には音よりも速い剣撃の嵐が繰り広げられている


    雪穂「どうしたのさ!動きが鈍ってきたよ!?」ギィン!

    ミギー「穂乃果!しっかりしろ!まだ終わらないぞ!!」ガキンッ!

    穂乃果「うっ・・・」フラッ…

    穂乃果 (意識が朦朧とする・・・疲れてきたのかな・・・私はまだまだ負けられないのに・・・・・)ガクッ…


    穂乃果は疲労感からついに地面に膝を着く、すでに20分ほどにもなる激戦、その間、穂乃果は自身の持てる力と集中力を限界まで駆使して戦い続けていた、常人なら20分と持たずとっくにへばっていただろう穂乃果の身体もまた限界を迎えてきたのだ


    ミギー「!? ま、マズイ!!」
  152. 152 : : 2015/08/20(木) 01:03:26
    雪穂「そこっ!!」ブンッ!

    ビシャンッ!!!!!!!

    穂乃果「うわあああああああああああああああぁぁぁっ!!!」ドテッ!

    ミギー「ッ!!!!」ボチッ!


    雪穂がその隙を見逃すはずがなかった、雪穂の一撃は穂乃果の右腕を完璧に捉え、穂乃果とミギーを分断し、ミギーは地面に転げ落ちた


    雪穂「これで終わりぃっ!!!」ブンッ!

    穂乃果「ひっ!!」バッ!

    ミギー「穂乃果ッ!!!!」ダッ!


    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    『穂乃果「雪穂・・・?」』フッ…

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


    雪穂「!!!??」ズキッ!

    ガツンッ!!!!!
  153. 153 : : 2015/08/20(木) 01:04:07
    ミギー「ぐっ・・・!!」ギリギリッ!

    穂乃果「ありがと、ミギー・・・」

    ミギー「礼など後で言え!それよりも早く立て!まだ戦いは終わってないぞ!!」ギンッ!!

    雪穂「くっ!!」ヨロッ…

    ミギー (理由は分からんが雪穂の動きが一瞬だけ遅れた・・・おかげで穂乃果の右腕にギリギリで戻れて攻撃を防げた・・・だがこんなラッキーは二度と起こるまい・・・)

    雪穂 (今のは何!?お姉ちゃんの意志が私の頭の中に流れてきて・・・!)

    雪穂 (後悔しているって言うの!?この私が!?お姉ちゃんと戦うことを!?)
  154. 154 : : 2015/08/20(木) 01:04:34
    雪穂 (ありえない!そんな意志はあの時に完全に捨て切った!!)


    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    『穂乃果「雪穂ーー!」ダキッ!』

    『雪穂「わあっ!?お、お姉ちゃん!?」ビクッ!』

    『穂乃果「可愛いなぁー!もぉー!雪穂ーー!」スリスリ』

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


    雪穂「うぐっ!!」ズキン!

    ミギー「・・・?」

    雪穂 (ま、また!?そんなバカなことあるはずないっ!私がこの状況に未練があるなんて!!)

    穂乃果「? 何か雪穂の様子がおかしい?」

    ミギー「君もそう思うか?私も同じことを考えていたところだ」

    雪穂 (この後に及んでっ!お姉ちゃんの意志が私の意志を邪魔するって言うの!?)ズキズキ!

    雪穂「そんなはずないっ!!私はとっくに覚悟は決めたの!!」ダンッ!

    穂乃果「うわっ!?」ビクッ!

    ミギー「・・・なるほど、そういうことか・・・」

    穂乃果「えっ?」
  155. 155 : : 2015/08/20(木) 01:05:47
    ミギー「さっきの雪穂の一撃だ、私と穂乃果を切断したことによって雪穂の右手の寄生生物に君の細胞が付着したんだ・・・」

    穂乃果「えっ?私の細胞?でも私の右手の細胞はもうミギーに・・・」

    ミギー「君の全身に私の細胞が行き渡るようになった時点で私達は完全な共存関係にある、よって既に君の右手には君の細胞と血液が通うようになっている・・・」

    穂乃果「そ、そっか!でもそれが雪穂の様子がおかしいのと何が関係してるの?」

    ミギー「我らの種族の言う寄生とは、いかなる時も宿主との血管や神経を繋げているのだ」

    ミギー「当然、神経や血管を巡っていけば、いずれ宿主の脳や感情にたどり着く」

    ミギー「そして、問題になるのが雪穂の右手に君の細胞が付着したことで、雪穂の脳や感情に君の細胞が混じった血液が回ったということだ」

    ミギー「君の細胞が雪穂の思考回路に何らかの障害をもたらした、そう見るのが正しいだろう」

    雪穂「うるさいっ!!!」ダンッ!!

    穂乃果・ミギー「!!!!」ビクッ!

    雪穂「私はその気になればお姉ちゃんのことなんか簡単に殺せる!!今のはただの気の迷いだよ!!」

    ミギー「・・・試してみる価値はあるか・・・」ザッ…

    ミギー「穂乃果、最後の作戦がある・・・」ボソボソ

    穂乃果「!! あるんだね!勝つ方法が!」

    ミギー「成功するかは分かない、だがやってみる価値は大いにある」ボソボソ
  156. 156 : : 2015/08/20(木) 01:06:45
    ミギー「今ので雪穂の右手の寄生生物は雪穂の脳に確実に通じることはわかった、それを逆手に取る」ボソボソ

    穂乃果「ぐ、具体的にどうするの?」ボソボソ

    ミギー「いいか、君がやるべきは私自身を雪穂の右手にねじ込むことだ」ボソボソ

    穂乃果「ね、ねじ込む!?」ボソボソ

    ミギー「そうだ、そして私はその瞬間に雪穂の血管に入り込み、雪穂の脳内に侵入し、雪穂と他の寄生生物を繋げる神経を切る、そうすれば雪穂は・・・」ボソボソ

    穂乃果「元に戻るんだね!」

    ミギー「いや、元にというのは間違いだ、彼女の身体は始めに寄生された時点で活性化されている、よって彼女の超人的な身体能力は戻らない、だが彼女の両腕、両脚の寄生生物はなくなる」ボソボソ

    ミギー「そうなるだけで私達にとっては圧倒的に有利になるはずだ」ボソボソ

    穂乃果「わかった!!じゃあ行くよ!!」ザッ!

    ミギー「私は君がねじ込みやすい形態に変わる、いつチャンスが来るかわからない、よって形態を戻すつもりはない、その間は君が主体的に、動いてもらうことになる、それでもいけるか?」

    穂乃果「当然!ミギーにばっかり頼ってられないもん!今度は私が頑張る!」ザッ!
  157. 157 : : 2015/08/20(木) 01:07:27
    ミギー「ふっ、頼んだぞ!」ジャキン!


    ミギーは右手の指の一本一本を鋭利な爪状に変形させる、そのリーチは短く、仕留めの分野以外では戦闘には不向きだが、作戦を成功させるための一か八かの策に打って出たのだ


    雪穂「作戦会議は終わった!?いい加減飽きてきたよ!」

    穂乃果「終わったよ!どっからでも来なよ!」

    雪穂「だあああああああああああああああああああぁぁぁっ!!」ブンブンブンブンブンブンッ!!

    穂乃果「ッ!!うっ!ていっ!はっ!ふっ!」ギンッ!バシンッ!

    穂乃果 (速い!でも見える!これなら私でも防御出来る!いける!)


    雪穂の長い両腕から襲い来る音速の斬撃を穂乃果は己の右手を使い、無駄な動きなく弾き続ける、ここに来て穂乃果の集中力は本来以上の力を引き出すことになった

    穂乃果の体内では今、急激に分泌されたアドレナリンが駆け巡り、一種の興奮状態となっている、人間の世界ではこれを『火事場の馬鹿力』と呼ぶ


    穂乃果「はあっ!!」ガッ!!

    バキンッ!!!!

    雪穂「!? くっ!!」ヨロッ!

    穂乃果「ここだっ!!」ダッ!


    穂乃果は一度だけ雪穂の攻撃を強く弾いた、それにより雪穂は体勢を崩し、穂乃果は雪穂の懐に潜り込むように走り出した


    雪穂「!! このおっ!!」ブンブンブンッ!
  158. 158 : : 2015/08/20(木) 01:07:49
    穂乃果「はああああああああああああああああっ!!!」

    ガキンッ!バチィッ!ギンッ!!


    雪穂の連続の斬撃の嵐の中を己の右手で弾きながら突き進み続ける穂乃果、その猛進により雪穂との距離はあっという間に縮まっていった


    雪穂「うわああぁぁぁっ!!」キンッ!ガキンッ!

    ズキンッ……!

    雪穂「ッ!!?」フッ…
  159. 159 : : 2015/08/20(木) 01:08:24

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


    ゆきほ(小2)「ヒック…ふえぇぇん…」グスグス

    男の子1(小2)「やーい!泣き虫ゆきほー!弱虫ゆきほー!」

    男の子2(小2)「くやしかったらやり返してみろよー!」

    男の子1・2「なーきむし!よーわむし!」

    ゆきほ「ふええぇぇん…ヒック…もうやめてよぉ〜…」グスグス

    ほのか「こらーー!ユッキーをいじめるなー!!」タタタタ!

    男の子2「げっ、あれゆきほの姉ちゃんだ・・・」

    男の子1「別に怖くなんかねぇよ!だってこの泣き虫の姉ちゃんだぜ?」

    男の子2「それもそうか!ははっ!」ガシッ!

    男の子2「ん?」クルッ…

    うみ「男の子が女の子をいじめるなんて、いい趣味してますね」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
  160. 160 : : 2015/08/20(木) 01:08:47
    ことり「二人ともことりのおやつになりたい?それともことりのマカロンになりたい?」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

    男の子1・2「ひいっ!?」ビクッ!

    ほのか「みんなやっちゃえー!!」


    ポカポカ!ワーワー!ギャーギャー!


    ゆきほ「おねぇちゃーーん!怖かったよぉ〜!」グスグス

    ほのか「よしよし、ユッキー、あの男の子はもういないよぉ〜」ナデナデ

    男の子1・2「」チーン

    うみ「ふんっ!いい気味です!」

    ことり「(#・8・#)」プンプン

    ゆきほ「ありがとう!お姉ちゃんってとってもつよいんだね!」

    ほのか「当然!お姉ちゃんはいつでもユッキーの味方だよ〜」スリスリ

    ゆきほ「えへへ///お姉ちゃんだーい好き!」ダキッ!

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  161. 161 : : 2015/08/20(木) 01:09:27
    雪穂「ぐっ!!!」ズキンッ!

    穂乃果 (また雪穂が頭を抑えた!ここしかないっ!!)

    穂乃果「でえええええええええええええええい!!」ダダダッ!!

    雪穂「!? くっ!!」バッ!


    雪穂は目前に迫る穂乃果の姿を捉えると、その右手を盾のように変化させ防御の体勢を取る


    ミギー「穂乃果!今だ!!叩き込め!!」

    穂乃果「だああああああああああああああああああっ!!!」ダンッ!

    ドスッ!!!!

    ミギー「よし!!後は任せろ!腕は抜くんじゃないぞ!押し込み続けろ!」

    穂乃果「何度も言わなくてもわかってるよ!!」グググッ!

    雪穂「!? ぁああああぁぁあああああぁぁああああっ!!!!!!!」メリメリ!


    鈍い音と共に穂乃果の右手が雪穂の構えた盾に突き刺さる、それと同時にミギーは雪穂の右手に入り込む、雪穂は自身の右手を襲う異物感にひたすら叫ぶしかなかった


    雪穂「やめっ!ろおっ!は、入ってくるなぁ!!わぁしに、私の中にっ!!入ってくるなぁぁぁぁぁ!!!」ズキズキ!
  162. 162 : : 2015/08/20(木) 01:10:01
    穂乃果「離すもんかっ!!雪穂!戻ってきて!私の大好きな!!雪穂!」ググッ!

    雪穂「うあああああああああああああああぁぁぁっ!!!ああああああああああぁぁぁぁぁっ!!!」


    雪穂の暴れる様子から見るにもう既にミギーは雪穂の脳にたどり着いたのだろう、雪穂の目は焦点は合わなくなり脚元がふらついている


    穂乃果「ぬぐぐぐぐ!!!」ググッ!

    ミギー (穂乃果!もういいぞ!引き抜け!)

    穂乃果 (ミギー!?よし!わかった!)

    穂乃果「うっ!りゃああああああああああああああ!!!」ズボッ!


    穂乃果はミギーの合図と共に雪穂が作り出した右腕の盾から力任せに自分の右手を引き抜いた


    ミギー「ぶはっ!!やっと息ができる・・・」

    穂乃果「ミギー!どうなった!?」

    ミギー「恐らく成功だ、雪穂と寄生生物を繋げる神経はほとんど断ち切ってきた」

    穂乃果「!! っていうことは!」

    雪穂「うぐっ!うぐぐぐぐっ!!あぐっ!あああっ!!」
  163. 163 : : 2015/08/20(木) 01:10:39
    雪穂「げええぇっ!!ぅおおええぇぇっ!!」ビチャビチャ!

    寄生生物「キィ!…キゥ…」ジュウウ…

    穂乃果「!!!!!」


    雪穂は寄生生物を自分の脳から切り離されたショックでたまらず嘔吐を繰り返す、その嘔吐物の中には雪穂が取り込んでいた寄生生物が含まれ、吐き出された寄生生物は自分の宿主から離れた瞬間、立ち所に朽ち果ててしまった


    雪穂「がふっ!・・・はぁ!はぁ・・・」ポタポタ…

    寄生生物「きいぃ・・・…」ジュウウ…

    ミギー「今吐き出したのが彼女の体内にいた寄生生物の全てだ、つまりもう彼女の身体の中には寄生生物は残っていない!」

    穂乃果「う、うそ!?」

    ミギー「それに、今管制塔と自衛隊を支配している寄生生物も寄生こそしている状態のままだろうがもう彼女の管理下にはない!」
  164. 164 : : 2015/08/20(木) 01:10:59
    穂乃果「じゃ!じゃあ!」

    ミギー「ああ!今の雪穂では寄生生物に何の命令も下せない!よって人類を滅ぼすことは出来ない!」

    穂乃果「や!やった!!やったんだね!!」

    雪穂「まだ終わってない!!!!」

    穂乃果・ミギー「!?」ビクッ!

    雪穂「確かに私の中にもう寄生生物は残ってないけれど私の力と能力はまだ残ってる!!」

    雪穂「寄生生物だってまた集められる!この戦いだけは、絶対に譲れないっ!!」

    ミギー「とんでもない執念深さだな、そういうところは姉の君にそっくりだ」
  165. 165 : : 2015/08/20(木) 01:11:20
    穂乃果「あはは、やっぱりそんな一筋縄じゃいかないよね・・・」

    ミギー「ところで穂乃果、ここに来てまた一つ問題が発生した・・・」

    穂乃果「何?もうそれにも大分、慣れてきたよ」

    ミギー「雪穂の神経と寄生生物を切り離すのに全力を使い切ってしまった・・・どうしても眠い、もう私が戦いに参加することは無理だ」

    穂乃果「・・・なるほど、もうミギーは無理ってことか・・・」

    ミギー「すまない、後は君の独力でどうにかしてくれ・・・」

    穂乃果「はぁ!?えっ!?えぇ!?ちょっ!ちょっと待ってよ!それは流石に困るよ!たかが睡魔でしょ!?どうにかならないの!?」

    ミギー「もう奴には加勢となる寄生生物は残ってない、後は地力の勝負だ・・・何とかなる・・・」

    穂乃果「あははっ、まぁしょうがないよね、うん・・・」

    穂乃果「やっぱり最後は私自身で雪穂を止めてあげないと!」

    ミギー「すまない・・・後はよろしく頼む・・・」

    スゥーー……

    雪穂「ふふふっ、右手さんはお休みかな?最後は結局こうなるんだね、お姉ちゃん・・・」
  166. 166 : : 2015/08/20(木) 01:11:42
    雪穂「お姉ちゃんだけじゃ私の力に勝てるわけがない!最後は私の勝ちだよ!!!」

    穂乃果「勝ち負けなんかどうでもいいよ・・・私は、雪穂が戻ってきてくれればそれでいいもん」ニコッ♪

    雪穂「!! このっ・・・!」ギリッ!

    穂乃果「えへへへ、ここまですごい姉妹喧嘩も久しぶりだね、雪穂・・・」ググッ…

    穂乃果「今までたくさん喧嘩もしたし、仲直りもしてきたけど・・・」フラッ…

    穂乃果「たまに殴り合いの喧嘩もして、お互い大泣きしたけど・・・」

    穂乃果「殴り合いの喧嘩なんて、これっきりにしよう!」ザッ!
  167. 167 : : 2015/08/20(木) 01:11:59
    穂乃果「それで!また仲直りして!いつもの楽しい毎日を送ろう!」

    穂乃果「私はそれが出来れば、十分だから!」

    穂乃果「雪穂と!家族みんなと過ごす日々が!」

    穂乃果「私の・・・一番大切な宝物だから!!」

    雪穂「・・・・・」

    雪穂「そんな下らない幻想の毎日!私が終わらせてあげるよ!!」

    雪穂「ぐっ!?」ズキッ!

    雪穂 (ま、また・・・!?)ズキズキ!
  168. 168 : : 2015/08/20(木) 01:14:07

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


    雪穂(中2)「ちょっとお姉ちゃん!また私が楽しみにとっておいたデザート食べたでしょ!?」

    穂乃果(高1)「ち、違うよ!私じゃないよ!今日のは本当に!!」

    雪穂「嘘だね!お姉ちゃんじゃなきゃ他に誰がやるっていうのさ!」

    穂乃果「いや!本当に私じゃないんだって!」

    雪穂「ふんっ!そうやっていつもいつも食べ過ぎるからブクブク太っていくんだよ!!」

    穂乃果「」ピクッ

    雪穂「そんなんだからいつまでたってもお姉ちゃんはデブなんだよ!介護が必要なぐらい太っても私知らないんだから!!」

    穂乃果「なにを〜〜っ・・・」ゴゴゴゴ
  169. 169 : : 2015/08/20(木) 01:14:41
    雪穂「ひっ!?」ビクゥ!

    穂乃果「だぁから私じゃないって言ってるじゃん!!!!今の言葉で私は完全に怒ったよ!!いくら雪穂と言っても許さないんだから!!!」

    雪穂「な、何さ!!今回はお姉ちゃんじゃないとしてもお姉ちゃんにはいくつも前科があるんだから!!私だって今日という今日は絶対に許さないんだから!!」

    穂乃果「だからぁ!今日のは私じゃないって何回言えばわかるのさっ!!」ドンッ!

    雪穂「きゃあっ!?」ドテッ!

    穂乃果「あ・・・」

    雪穂「いったあ、よくもやってくれたね・・・」ムクッ

    雪穂「こんのバカお姉ちゃん!!」ゴツン!

    穂乃果「うがっ!?いったいなぁ!!もう怒ったあ!!」バッ!

    雪穂「ひえっ!きゃあ!?」バタッ!
  170. 170 : : 2015/08/20(木) 01:15:19
    ドタバタドタバタ!ワーワー!ギャーギャー!

    ほの母「? 何だか上の方が騒がしいわね?」

    ほの父「・・・?」


    雪穂「このーーーっ!!」ガリッ!

    穂乃果「いったぁ!?くらえ!横四方固め!!」グッ!

    雪穂「きゃあ!?ちょぅ!重い!重いー!それ反則ー!」ジタバタ!

    穂乃果「へへーん!今の中学校じゃ体育で柔道は必修科目なんだよーだ!」ググッ!

    雪穂「ひゃん!///ちょ!ちょっとお姉ちゃん!///お姉ちゃんの腕が私の股に当たって!あんっ♡///」ビクッ!

    穂乃果「あれぇ?雪穂はもう大人の階段結構上ってるんだね?ほれほれ〜これならどうかな〜?」スリスリ

    雪穂「はぁん!///こ、擦んないで!
    ま、待って!そっ、それ本当にダメだからぁ!///やぁん♡!」ビクビクッ!

    穂乃果「さぁ〜、そんなにやめて欲しいならお姉ちゃんに謝ってもらおうかな〜?」サスサス

    雪穂「だ、誰が謝るもんかぁ!がぶっ!!」ガブリ!!

    穂乃果「いったぁーーー!!よ、よくも私の腕を!!」ヒリヒリ
  171. 171 : : 2015/08/20(木) 01:16:02
    雪穂「今度は私の番だぁーー!!覚悟ーー!!」バッ!

    穂乃果「負けるもんかぁー!!」

    ガチャッ!!!!

    ほの母「ちょっと!うるさいわよ!ご近所さまに迷惑でしょ!」

    雪穂・穂乃果「あ・・・・・」

    ほの母「ちょっ!?何よこれ!部屋がぐちゃぐちゃだし二人とも傷だらけだしどういうこと!?」

    雪穂「わ、私は悪くないもん!お姉ちゃんが私のデザート勝手に食べて一人で勝手に逆ギレして私のこと突き飛ばして!それで!それで!」

    ほの母「・・・え?」

    穂乃果「だから食べたの私じゃないって言ってるのに雪穂がいつまでも私のこと疑うんだもん!それで挙句の果てには私のことデブとか言ってさ!それで!それで!」

    ほの母「あ、ああそぉ・・・」

    雪穂「あぁそう、じゃなくて!お母さんもお姉ちゃんにビシッと言ってよ!そうじゃないとお姉ちゃん一生このままだよ!?」
  172. 172 : : 2015/08/20(木) 01:16:39
    穂乃果「はぁ!?何言ってんの!雪穂の方こそお母さんに怒られるべきだよ!勝手に人のこと散々疑ったくせに!」

    雪穂・穂乃果「ねぇ!お母さん!」

    ほの母「ええっとお・・・」

    雪穂・穂乃果「なに!?」

    ほの母「あ、あのロールケーキ、お、おいしかっなぁ・・・」アハハハ…

    雪穂・穂乃果「・・・・・」

    雪穂・穂乃果「は?」

    ほの母「ごめんなさい!」ガバッ!

    雪穂・穂乃果「いやお前かい!!」

    ワーワーギャーギャー!

    ほの父「・・・・・」ウルサイナァ…


    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  173. 173 : : 2015/08/20(木) 01:17:09
    雪穂「あぁ・・・そんなこともあったっけ・・・」ズキズキ

    穂乃果「・・・?」

    雪穂「まぁいいや、これで喧嘩は最後なんだし・・・」

    雪穂「お姉ちゃんをここで殺して!これが最後の喧嘩にする!」

    穂乃果「!!!!!」

    雪穂「いくよ!お姉ちゃん!」ダッ!

    穂乃果「これで最後になんかさせない!勝負だよ!雪穂!!」ダッ!

    雪穂「だああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁーー!!」ブンッ!

    穂乃果「ふっ!でやっ!!」サッ!ガッ!

    雪穂「うがっ!?ぬんっ!!」メリッ!

    穂乃果「!?!?うぐっ!」メリメリッ!

    雪穂「だりゃああああ!!!」ゲシッ!

    穂乃果「ふぅんっ!!」ガシッ!
  174. 174 : : 2015/08/20(木) 01:17:37
    雪穂「し、しまっ!?」グッ!

    穂乃果「喰らえぇぇ!右ストレーーーーーートォォォ!!!!」ブンッ!!

    ごしゃあああああああ!!!!!

    雪穂「が、がはっ・・・」ビチャビチャ!

    ゴロゴロゴロ!ドサッ…

    雪穂「き、効いたぁ・・・今の一発ぅ・・・」グググッ…

    雪穂「ふふふっ、そうじゃなきゃ、そうこなくっちゃ・・・」フフフ…

    雪穂「あぁもぉ!スカート長い!邪魔!」ビリビリ!

    雪穂「さぁ!お姉ちゃんの気持ちをありったけ私にぶつけて来なよ!私はただそれを打ち砕くだけさ!!」

    穂乃果「雪穂ぉぉぉぉぉぉ!!!」バッ!

    雪穂「うおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」バッ!


    空気をビリビリと振動させながら轟き渡る二人の怒号、その中でひたすら繰り返される拳と蹴りの打ち合い、相反する姉妹の感情はその戦いをより熾烈なものへと変えていく

    雪穂が一撃もらえば雪穂が一撃を見舞う、穂乃果が一撃をもらえば穂乃果がまた一撃を返す、そんな一進一退の攻防がまたしても続く

    雪穂「だあぁぁぁっ!!!」ドゴッ!

    穂乃果「うぐっ!!でぇい!!」グッ!ズドンッ!
  175. 175 : : 2015/08/20(木) 01:18:07
    雪穂「ぁはっ・・・」ヨロッ…

    雪穂・穂乃果「はぁっ・・・っーはぁーー・・・」フラフラ…

    雪穂「へへっ・・・お姉ちゃん、そろそろ限界なんっ、でしょ?いい、加減諦めっ、たら?」フラフラ…

    穂乃果「そう言う、雪穂の方っ、こそっ、足下っ、ふらついてるよ?」ハァーハァー…

    雪穂「あははっ・・・お互いにもう限界ってことだね・・・」

    穂乃果「本当、ここまで頑固な妹を持つ姉の気分にもなってよ・・・」

    雪穂「おあいにく様、頑固なのはお姉ちゃんゆずりなんでね・・・」

    穂乃果「えへへっ、それもそっか・・・」

    雪穂「でも、これでお終いにしよう・・・」

    雪穂「次の一撃が、私の出せる、最後の一撃になる・・・」

    穂乃果「私も、雪穂と同じことを言おうと思ってたとこだよ・・・」
  176. 176 : : 2015/08/20(木) 01:18:27
    雪穂「ふんっ!私は、例え何があっても・・・負けられない!!」ザッ!

    穂乃果「私だって!この姉妹喧嘩は何があっても譲れない!!」ザッ!

    雪穂「でやあああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」ダンッ!

    穂乃果「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」ダンッ!
  177. 177 : : 2015/08/20(木) 01:19:16





    バキイイイイィィィッ!!!!!!!!





  178. 178 : : 2015/08/20(木) 01:19:34
    雪穂「うぐっ!!!!!」メリメリ!

    穂乃果「いぎぎっ!!!」メリメリ!


    雪穂と穂乃果の壮絶なクロスカウンター、お互いの全身全霊をかけた一撃により、二人の意識は気絶寸前にまで追い込まれた


    穂乃果「あはっ・・・」バタッ…

    雪穂「うっ・・・」バタッ…


    互いの頬から拳が離れ、二人は崩れるようにうつ伏せになって倒れる


    穂乃果「うううっ・・・!」グググッ

    雪穂「このぉっ・・・・!」グググッ


    二人は離れかける自身の意識を決して手放さず、意地でも起き上がろうとする、しかし、二人の身体はすでに限界を超え、いくら力を込めても微動だにしなかった


    穂乃果「も、むり・・・」バタッ…

    雪穂「ぬぐぐぐっ!!!」ググッ!

    雪穂「ぬああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!」ダンッ!
  179. 179 : : 2015/08/20(木) 01:20:05
    雪穂「ははははっ!私は立てる!まだ戦える!!」

    雪穂「でもお姉ちゃんはどう!?もう立ち上がれない!指一本も動かせない!」

    雪穂「私が!私が!私が勝ったんだ!!」

    穂乃果「ゆ、、ゆき、ほ・・・」

    雪穂「お姉ちゃんもよく戦ったよ、人類の為に無理をしてまで私に立ち向かった」

    雪穂「人類滅亡はこの勝負での私の勝利を機にここに成る!!」

    雪穂「ふふふふふふふっ、あはははははははははははははははははははははははははははっ!!!!」


    全力を使い果たして地に伏せる穂乃果を見下ろし、雪穂は自分の勝利に歓喜し、高らかに嘲笑する


    雪穂「さぁ、お姉ちゃん・・・」スッ…
  180. 180 : : 2015/08/20(木) 01:20:40
    雪穂「今までお世話になったお礼と、ここまで戦った私からの賞賛、人類滅亡の第一歩として・・・」

    雪穂「私がお姉ちゃんの息を止めてあげるよ・・・」

    穂乃果「・・・・・」ポロポロ

    雪穂「どうしたの?感動で言葉も出ない?」

    穂乃果「ううん、ちがうよ・・・」ポロポロ

    雪穂「じゃあ、どうしたのさ?最後に言い残すことがあるなら聞いてあげるよ・・・」

    穂乃果「ずっと・・・一緒だと思ってたのに・・・」ポロポロ

    雪穂「!!!!!」

    穂乃果「ずっと、一緒に笑っていられるって思ってたのに・・・」ポロポロ

    穂乃果「これからも一緒に・・・美味しい物を食べられると思ったのに・・・」ポロポロ

    穂乃果「たくさん思い出・・・作れると思ってたのに・・・」ポロポロ

    雪穂「・・・・・」

    穂乃果「嫌だよぉ・・・グスッ…これで終わりなんて・・・そんなの嫌だよぉ・・・」ポロポロ

    雪穂「・・・・」

    雪穂「さよならだよ、お姉ちゃん」グッ!

    雪穂「うわあああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ブンッ!

    雪穂「・・・!?」ズキンッ!
  181. 181 : : 2015/08/20(木) 01:21:09

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


    穂乃果「ただいまー」ガラガラ

    雪穂「お帰り、オープンキャンパスステージお疲れ様」

    穂乃果「あ!雪穂も来てたよね!どうだった!?私達のライブ!」

    雪穂「そりゃまぁ、すごかったよ?」

    穂乃果「もぉー!それだけじゃなくてさー!もっとこう、感動した!とか、この学校に入ろう!って思ったとかさ!ないの!?」

    雪穂「まぁ、それなりには」

    穂乃果「ドライすぎない!?」

    雪穂「だってー、音ノ木坂広いんだもん、校内見学なんてされた時にはもうヘトヘトのバテバテだよ」
  182. 182 : : 2015/08/20(木) 01:21:31
    ほの母「ほらー、二人ともー?晩ご飯出来てるわよー?」

    穂乃果「わーい!お腹減ったー!」ダダダ!

    雪穂「全く、調子良いんだから」スタスタ

    高坂ファミリー「いただきまーす」

    穂乃果「げっ、サラダにピーマン入ってるし・・・」

    ほの母「いつまでも好き嫌い言ってるんじゃないの、ピーマンは身体に良いんだから、文句言わずに食べなさい?」

    穂乃果「ううぅ・・・苦い」モソモソ

    ほの母「それより雪穂、どうなの?今日、行ってきたんでしょ?音ノ木のオープンキャンパス」

    雪穂「うん、一応ね、亜里沙達と一緒に・・・」モグモグ

    ほの母「どう、音ノ木坂は?そろそろ決めてみてもいいんじゃないかしら?」
  183. 183 : : 2015/08/20(木) 01:23:41
    雪穂「・・・・・」モグモグ

    雪穂「・・・ねぇ、お姉ちゃん」

    穂乃果「ん?なぁに?雪穂」モグモグ

    雪穂「・・・スクールアイドルって私にも出来るかな?」

    穂乃果「!!!」パアァ!

    雪穂「か、勘違いしないでよね!///別にお姉ちゃんのライブ見て感動したとかそういうんじゃなくって!///UTXでスクールアイドルやるより楽だろうなぐらいにしか思ってないんだから!」カアァ///

    穂乃果「雪穂ぉーーー!!」ダキッ!

    雪穂「ぎゃーー!暑い!///離れろ!バカお姉ちゃん!///」グイグイ

    穂乃果「かわいいーー!!」スリスリ

    ほの母「あぁ!穂乃果それ以上動くとテーブルの味噌汁が!」

    バッシャーーーン!!

    穂乃果「あっつう!!あちちち!」
    バタバタ

    雪穂「熱い!!今度は本当に熱い!冷やしてー!早くーー!!」バタバタ

    ほの母「はぁ、何でうちの子はここまで落ち着きがないんだか」ハァー

    ほの父「・・・・・」フッ

    ほの母「あなた、無言でニヤけるとキモいわよ」

    ほの父「」

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  184. 184 : : 2015/08/20(木) 01:24:18
    ズガンッ!!!!!!!!

    雪穂「くっ・・・・・!」パラパラ…


    穂乃果へと目掛けて放たれた雪穂の拳は穂乃果に当たることはなく、地面にヒビを入れたのだった


    穂乃果「ゆき・・ほ・・・?」パラパラ…

    雪穂「・・・負けたよ」ズボッ

    穂乃果「・・・え?」

    雪穂「相変わらずだね、お姉ちゃんは・・・」

    雪穂「他人に何か言われても何も気にならないのに・・・」

    雪穂「お姉ちゃんに言われると、何だか心にいつまでも突っかかって残っちゃうんだよね・・・」

    雪穂「私や家族と送る毎日が大切な宝物だって?今さら何を言ってんのさ・・・」
  185. 185 : : 2015/08/20(木) 01:24:57





    雪穂「私にとっても・・・大切な宝物だよ・・・」




  186. 186 : : 2015/08/20(木) 01:25:12
    穂乃果「! 雪穂ぉ・・・!」ポロポロ

    雪穂「ほら、いつまでも泣いてないで、帰ろう?」ガシッ

    雪穂「私達の、宝物のある場所にさ!」グイッ!

    穂乃果「うん!行こうっ!」スタッ

    雪穂「歩ける?肩貸すよ?」スッ…

    穂乃果「いてて、誰のおかげだと思ってんのさ誰の」スタスタ…

    雪穂「ふふふっ、面目ない♪」スタッスタッ…
  187. 187 : : 2015/08/20(木) 01:25:45
    成羽国際空港

    ヘリポート

    パイロット「・・・・・」

    パイロット「むっ!?」ジッ!

    雪穂・穂乃果 ザッザッ…

    パイロット「戻ったか!!」

    穂乃果「いてて、パイロットさん、お待たせ〜」ヘナヘナ…

    パイロット「全く心配かけやがって、待ちくたびれて帰るところだったぞ」

    雪穂「うちの姉がどうもご迷惑おかけしました」ペコッ

    穂乃果「それはないでしょ!」

    パイロット「ははっ、さぁ二人とも乗りな、お嬢様の病院に戻るぞ」

    穂乃果「うん、よっこいしょ」ボフッ

    雪穂「ほっ・・・」ギシッ…

    雪穂「・・・・・!?」ビクッ!

    穂乃果「? どうしたの?雪穂、早く乗りなよ」

    雪穂「そっか・・・すっかり忘れてたよ・・・」ガタッ…

    穂乃果「忘れてたって、何を?」

    雪穂「あいつらだよ・・・」

    ガチャッ!!バァン!!!!

    寄生生物「アアアアアアアアアアアアアアァァァ・・・」グパァ…

    寄生生物「オオオオオオオオオオオオオオォォォ・・・」グパァ…

    穂乃果「ひっ!?」ビクッ!

    パイロット「なっ!?一体なんだあいつら!?」
  188. 188 : : 2015/08/20(木) 01:26:06
    雪穂「さぁて・・・やるしかないか・・・」ザッ…

    穂乃果「こ、これってまさか!!」

    雪穂「そう、元々は私が飼ってた寄生生物、もう私の管理下にはないから自由に動き回って私を見つけんだろうね・・・」

    穂乃果「こ、こんな数どうやって!!」

    雪穂「もちろん、私がやるよ・・・」

    穂乃果「雪穂!?」

    雪穂「元は自分で蒔いた種だもん、私が責任持たなきゃダメでしょ」

    寄生生物『オオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォ!!』

    穂乃果「雪穂!!乗って!早く!」
  189. 189 : : 2015/08/20(木) 01:26:33
    雪穂「ダメだよ、私がここでやらなきゃ、こいつら、ここの空港の人達みんな食べちゃうもん・・・」

    穂乃果「そ、それでも!!私は雪穂が・・・!」

    雪穂「いいんだよ・・・お姉ちゃん・・・私は・・・もう・・・」

    穂乃果「ゆき・・・ほ・・・」

    雪穂「パイロット!!もたもたしてないで早く出せ!あんたまで死にたいの!?」

    パイロット「!! くそぉっ!」グッ!

    ブロロロロロロ!!!!

    穂乃果「ま、待って!パイロットさん!まだ雪穂が!雪穂が!」

    雪穂「お姉ちゃん・・・」

    穂乃果「雪穂!!」
  190. 190 : : 2015/08/20(木) 01:27:00





    雪穂「・・・大好き」ニコッ




  191. 191 : : 2015/08/20(木) 01:27:25
    穂乃果「!!!!!」ブワッ!

    ババババババババババ!!!!

    穂乃果「嫌だ!雪穂!雪穂ー!」

    穂乃果「ミギー!!手伸ばして!」バッ!

    右手「」シーン…

    穂乃果「!! そうだった!寝てるんだった!」

    パイロット「おい!ちゃんと座れ!お前まで落ちるぞ!!」

    穂乃果「雪穂ー!!雪穂ー!!」

    バババババ・・・・・・・・

    雪穂「・・・行っちゃったか」

    雪穂「さて、と・・・」クルッ…

    寄生生物「アアアアアアアアアアアアアアアア・・・」

    雪穂「数にして147、これじゃ勝てるわけないね・・・」

    雪穂「まぁなるべく多く倒しとかないとね、後で来る刑事さんとかが倒しやすいように・・・」

    寄生生物「オオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォ!!」

    雪穂「まぁまぁ落ち着きなよ、そんなにデカイ口開けてないでさ」

    雪穂「お姉ちゃん、向こうの世界で会おうね・・・あんまり遅すぎても向こうで私が老けちゃうよ・・・」

    雪穂「まぁ、お姉ちゃんだから遅刻は多めに見るけどさ・・・」

    寄生生物「ォォォォ………」

    雪穂「さて、行くか・・・」

    寄生生物「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォ!!!!!」ダダダダダダダダ!

    雪穂「うああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁ!!!!!」ダッ!
  192. 192 : : 2015/08/20(木) 01:27:55
    雪穂が起こした音ノ木坂の校庭の地割れは程なくして修復が完了し、音ノ木坂の死傷者は理事長、音ノ木坂の生徒3人、SAT隊員を含む100人以上の死傷者が出る痛ましい事件となった・・・


    成羽国際空港では、屋上に入ったヒビの修復や、客からのトラブルへの批判に追われていた・・・死傷者は一般人にこそ出なかったが、自衛隊職員、管制塔の職員を含む100人以上の死傷者が出る事件となった・・・


    穂乃果が雪穂との戦いで負った傷は無事に完治し、学校に登校するのに何の問題もないほど回復した


    しかし、雪穂はいつまでたっても戻ってこなかった・・・
  193. 193 : : 2015/08/20(木) 01:28:50
    一ヶ月後・・・

    音ノ木坂学院 講堂 ステージ裏


    海未「また、ここに戻ってきたのですね・・・」

    ことり「思えば、ここで初めてライブをやった時も、廃校を阻止するためにここに集まったんだよね」

    真姫「色々あったおかげで、学校はすっかりイメージダウンしちゃったけどね・・・」

    凛「でも!まだ終わりじゃない!」

    絵里「えぇ!ここからまた新しく始めればいいのよ!」

    希「ウチら、μ’sはこんな所で終わらない!」

    花陽「例えラブライブに出場できなくても!」

    にこ「にこ達には!にこ達の頑張り方がある!」

    穂乃果「ここが!また新しい私達の始まりになる!」

    穂乃果「行くよ!みんな!」バッ!

    バッ!バッ!バババッ!
  194. 194 : : 2015/08/20(木) 01:29:53
    穂乃果「いち!」

    ことり「に!」

    海未「さん!」

    真姫「よん!」

    凛「ご!」

    花陽「ろく!」

    にこ「なな!」

    希「はち!」

    絵里「きゅう!」

    ミギー「じゅう!」
  195. 195 : : 2015/08/20(木) 01:30:17
    穂乃果「ちょっとミギー!今回はダメだよ!これはμ’sのスタートなんだから!」

    ミギー「何故だ!?私はμ’sの一員ではないのか!?それに私だって私なりに活動再開の方法を提案していたというのに!」

    穂乃果「ダメったらダメ!こればっかりは譲れないよ!」

    絵里「まぁまぁ、良いじゃないの、もう終わっちゃったことだし」クスクス


    司会『それでは!音ノ木坂学院スクールアイドル!μ’sの登場でーす!』

    ワァーーー!!!

    にこ「!! お呼びのようね」

    凛「よーし!行っくにゃー!」ダッ!

    ダダダダダダダダ!
  196. 196 : : 2015/08/20(木) 01:30:36
    穂乃果「みなさん!こんにちは!私達は、音ノ木坂学院スクールアイドルのμ’sです!」

    穂乃果「私達は!以前まで、この学校の廃校を阻止することを目標に活動を続けてきました!」

    穂乃果「でも!今日でそれはお終いにします!」

    穂乃果「これからは!もっともっとこの学校をたくさんの人に知ってもらうために!一生懸命活動していきます!」

    穂乃果「このライブが!μ’sの新しいスタートのライブです!」

    穂乃果「そして!今から送る曲が!新しいμ’sのスタートの曲です!」

    穂乃果「聴いてください・・・」

    μ’s『START:DASH』!
  197. 197 : : 2015/08/20(木) 01:31:09
    穂乃果「みなさん!今日はどうも、ありがとうございました!」

    ワーー!パチパチパチパチ!

    司会『これにて、ライブは終了です本日はご来場いただきまして、誠にありがとうございました』

    ゾロゾロ…スゴカッタネー!ウンウン!

    絵里「さ、戻りましょ?」

    花陽「き、緊張しました〜・・・」スタスタ

    ことり「今日のライブは大成功だったね!」スタスタ

    真姫「まぁ、これから頑張らないとお話にならないのよね・・・」スタスタ
  198. 198 : : 2015/08/20(木) 01:31:49
    希「ウチらなら大丈夫やんね、きっとこれからも頑張れる、ウチはそう信じとる・・・」スタスタ

    にこ「ま!にこがいればそんなのお茶の子さいさいよ!」

    凛「ちょっと寒くないかにゃ〜?」

    にこ「いい加減その塩対応っぷりやめなさいよ!」

    穂乃果「ふふふっ、やっぱりライブは楽しいな・・・」スッ…
  199. 199 : : 2015/08/20(木) 01:32:31





    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    雪穂『お姉ちゃん・・・?』
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー





  200. 200 : : 2015/08/20(木) 01:32:48
    穂乃果「!?」バッ!

    シーーン……

    穂乃果「・・・・・」

    海未「? 穂乃果、戻らないんですか?」

    穂乃果「あ、ううん、なんでもないよ、行こ?」スタスタ

    穂乃果 (気のせい・・・だよね・・・)

    穂乃果 (だって・・・もう・・・雪穂は・・・)
  201. 201 : : 2015/08/20(木) 01:33:16





    雪穂「いないと思った?」





  202. 202 : : 2015/08/20(木) 01:33:45
    穂乃果「!?」バッ!

    雪穂「はぁ、人がせっかく呼んであげたのに気のせいはないでしょ」

    穂乃果「ゆ、ゆき・・・ほ・・・なの?」

    穂乃果「で、でも・・・雪穂はあの時に・・・」

    雪穂「私があの後どんだけ頑張ったか言っても想像つかないでしょ?本当にマジで死ぬかと思ったんだから・・・」

    穂乃果「ほ、本当に雪穂なの!?」

    雪穂「何さ〜、一ヶ月会わなかっただけでもう愛しの妹の顔も忘れちゃったわけ?」スッ…
  203. 203 : : 2015/08/20(木) 01:34:09
    雪穂「早くいつもみたいに抱きしめてよ・・・広げた両手が寂しいんだからさ・・・」

    穂乃果「!!!!!」ポロポロ

    穂乃果「本当、いつまでたっても、素直じゃないんだから」ポロポロ

    雪穂「ほっといてよ、バカお姉ちゃん・・・」ポロポロ

    穂乃果「雪穂ぉ!雪穂ーーーーーーーー!!!!!!」ダキッ!

    雪穂「お姉ちゃーーーーーーーーーーーーーん!!!!!」ダキッ!

    穂乃果「うえええぇぇぇん!!雪穂ぉ!雪穂ぉ!!!!」ポロポロ

    雪穂「会いたかった・・・ずっと・・・ただ・・・お姉ちゃんに会いたかった・・・!」ポロポロ
  204. 204 : : 2015/08/20(木) 01:34:32
    絵里「よかった・・・よかったわねぇ・・・穂乃果も・・・雪穂ちゃんも・・・」エグエグ

    希「ふふっ、絵里ちぃ、涙と鼻水で顔がぐしゃぐしゃやで?」グスッ…

    花陽「よかった・・・本当によかったよぉ・・・」ポロポロ

    凛「凛、信じてたにゃ、穂乃果ちゃんならなんでもやれるって、ずっと信じてたにゃー・・・」ポロポロ

    真姫「まったく・・・世話ぁ・・・かけさせるんじゃ、ないわよぉ・・・」グスグス

    にこ「本当、真姫ちゃんも素直じゃないんだから・・・」ポロポロ

    ことり「本当に・・・二人とも幸せそう・・・」ポロポロ

    海未「えぇ、あそこまで仲が良い姉妹もあの二人以外にはいないでしょうね・・・」ポロポロ
  205. 205 : : 2015/08/20(木) 01:35:03
    講堂入口、ドア付近

    ヒック…グス…

    刑事「本当に、これでよかったんですかね?平間さん」

    平間「ええんや、あの子たちはまだこの現実に向き合うにはあまりにも小さすぎる・・・」

    平間「それに、これからの未来を担っていく大切な子供たちや、ほれ見てみぃ、あの子達の笑顔・・・」

    フフフ!アハハハ!!

    平間「何も悪い奴捕まえるんだけが刑事の仕事じゃない・・・」

    平間「人の笑顔を守るために汗を流すのも、刑事の仕事やろ?」

    刑事「・・・それもそうですね」

    平間「さ、早よ帰るぞ、とっとと本部行って頭下げに行かなならん、なんせ一ヶ月も音信不通にしてたんやからな・・・」スタスタ

    刑事「うわぁ〜〜、それ考えると憂鬱になりますよ〜・・・」スタスタ

    平間「ま、その前に腹ごしらえや、取り調べの気分になってカツ丼でも食って行こうや・・・」スタスタ

    刑事「いいですよ・・・俺が奢りますから」スタスタ

    平間「おぉ、気が利くな、お前とはこれからも仲良くやってけそうや・・・」スタスタ

    刑事「平間さん、俺、平間さんの部下でよかったです・・・」スタスタ

    平間「そりゃあ、嬉しいわ、ははははははっ!」スタスタ
  206. 206 : : 2015/08/20(木) 01:35:27
    ミギー「ほらー、全員早く並べー、ちゃんと全員収まるようになー」ニョキニョキ

    海未「本当、ミギーがいると便利ですね、遠くのカメラにも手が届きますから」

    ことり「それに、ミギー君がいなかったら、今の私達はいないんだろうね・・・」

    海未「はい、全部ミギーのおかげです」

    穂乃果「あー!海未ちゃんそれひどいー!穂乃果だって頑張ったのにー!」

    ことり「大丈夫♪穂乃果ちゃんが頑張ったのも、みんなわかってるから♪」

    海未「ええ、それよりもほら、もっと雪穂の方に寄ってあげてください、せっかくの再会でしょう?」

    穂乃果「・・・うん!そうだよね!二人ともありがとう!いつまでも私達は一緒だよ!」

    ことり「うん!もちろん!」ニコッ♪

    海未「ええ、当たり前です」ニコッ♪

    穂乃果「雪穂、もうちょっとだけくっついてもいい?」

    雪穂「しょうがないな〜、今回だけだよ?」グイッ

    穂乃果「えへへ〜♪」

    雪穂「本当、いいお姉ちゃんなんだから」ボソッ

    穂乃果「ん?なんか言った?」

    雪穂「何でもないよ〜」フフッ♪
  207. 207 : : 2015/08/20(木) 01:35:49
    にこ「ちょっと!どきなさいよ希!あんたが私の前に立ったら私が見えないじゃない!」

    希「にこっち、背ぇ小さいもんなぁ〜仕方ないんやない?」クスクス

    にこ「ムキー!いいわよ!じゃあこうするわよ!」ムンズ!

    絵里「ひゃあ!?なによにこ!急に乗らないでよ!」

    にこ「これならいいわよ!ちゃんと顔も出るんだから!」

    絵里「まぁ、たまにはいいかしらね、よいしょ!」クスクス
  208. 208 : : 2015/08/20(木) 01:36:14
    凛「かよちーん!凛も肩車するにゃ!」ムンズ!

    花陽「ぴゃあ!お、重い・・・」ガクガク

    真姫「仕方ないわね〜、花陽、手伝うわよ」ヒョイ

    花陽「あ、ありがとう真姫ちゃん!」

    真姫「肩車なんてしたの何年ぶりかしらね、本当」フフッ…

    凛「あー!いいなー!二人とも降ろしてー!凛も真姫ちゃんとかよちんの横がいいー!!」バタバタ!

    真姫「あんたワガママすぎよ!」
  209. 209 : : 2015/08/20(木) 01:36:51
    ミギー「タイマー10秒後だー、ポーズ取るならやっておけよー」ピッ!

    穂乃果「ミギー!早く早く!」

    ミギー「わかっている、そうあせるな」ウネウネ…

    穂乃果「ねぇ、ミギー・・・」

    ミギー「なんだ?言われなくても右手に戻る、それに残り約半分で10秒たつぞ?」

    穂乃果「いいじゃん!ミギーも写りなよ!それでさ・・・」

    ミギー「わかったわかった!落ち着け!それでなんだ?」
  210. 210 : : 2015/08/20(木) 01:37:13





    穂乃果「ありがとう♪」ニコッ♪





  211. 211 : : 2015/08/20(木) 01:37:43
    ミギー「・・・・・」

    ミギー「礼には及ばん・・・」

    海未「みなさーん!そろそろ10秒経ちますよー!」

    にこ「みんなー!合言葉はー!?笑顔の魔法ー!!」

    μ’s・雪穂・ミギー「にっこにっこにー!!」

    パシャ!
  212. 212 : : 2015/08/20(木) 01:38:06
    彼女達の不思議な不思議な青春を収めた一枚の写真、その一枚の写真の中には、10人の溢れんばかりの笑顔と、とても不思議な右手の笑顔が、まるで宝物のように美しく写し出されていた・・・
  213. 213 : : 2015/08/20(木) 01:38:22
    これにてシリーズENDです。こんな長文に長々と付き合っていただきありがとうございました。
  214. 214 : : 2015/08/21(金) 20:34:00


    文章力あり
  215. 215 : : 2015/08/24(月) 00:12:32
    お疲れさまでした!!!
    とっても面白かったです!!!!!
  216. 216 : : 2015/11/05(木) 22:56:57
    すっごい面白かったです!!
    アニメ化はまだですかね!?w
    スピンオフとかでもいいのでこの話の続きが見たいです!!

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メロンパン野郎

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