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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品はオリジナルキャラクターを含みます。

新人ハンター「ついにハンターになったぞ」

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  1. 1 : : 2015/07/31(金) 17:22:21
    亀更新です。
    長い目で見てやってくださいな。
  2. 2 : : 2015/07/31(金) 17:24:10
    期待です
  3. 3 : : 2015/07/31(金) 17:33:16
    カウンターで受付をすませ、ギルドカードを受け取った。
    (ついに念願のハンターだ!)
    何を狩りに行こう、等と考えながらギルドからでようとすると、受付嬢?に呼び止められた
    (なんだこの受付嬢!ゴツ!ほんとに女なのか!?俺よりゴツいぞ!)
    「ちょっとそこのお兄さ〜ん。自分の専属の村の確認しました〜?」
    (あ、やべっ忘れてた)
    首を横にふる。
    「やっぱりね〜こっちにおいで」グイッ
    無理やりひっぱられる。すげぇ力だ。声も野太いし多分男だろうが触れないでおこう。
    「ここの掲示板に貼ってあるハズよ〜ギルドカードに載ってる自分のハンターナンバーで専属先を確認して書類を持ってくといいわ。多分外にお迎えきてるから、じゃね」チュッ
    ほっぺにキスをされた…。
    吐きそうだが耐えろ…。俺は今からこの数千とあろう書物の中から大事な書類を探さなくては…。うっダメだ。
    _______________________________

    しばらくお待ちください

    _______________________________

    ふぅ。危なかった。だがお陰で胃袋がすっからかんだ。とっとと書類を見つけて飯でも食おう。
  4. 4 : : 2015/07/31(金) 17:52:38
    数時間後やっと見つけた。
    このギルドカードに記載されてるハンターナンバーとやらは桁が大きすぎる…。
    いい加減目が痛いぞ…。
    とりあえず適当なとこでこんがり肉でも買ってくか。
    「ヘイおっさん!こんがり肉くれ!」
    店員はおっさんじゃなかった。悪い事いっちまったな。テヘペロ。
    「…ファンゴの肉…で…いいか」
    無口な兄ちゃんだな〜テンション下がるわぁ。
    「じゃあそれで頼むわ」
    厨房の中に戻っていく兄ちゃん。
    ジュ〜といい油の音がする。
    あぁ、腹へったなぁ…。
    「待たせた…な…」
    サンキューガッツといい受け取る。
    ちなみにこれは方言だ。感謝の意味をもつ。
    颯爽とギルドから立ち去る。さて、迎えとやらはどれだ…?書類に目を向ける。
    ふむ、どうやらモンスターの襲撃を受けて復興中なのか。名前は…カト村か…。
    カト村のポポ車は…っと。
    あれか?なんか…ボロいな…。
    まぁ復興中だしな、しょうがあるまい。
  5. 5 : : 2015/07/31(金) 18:14:12
    行を開けた方がいいと思いますよ!
  6. 6 : : 2015/07/31(金) 18:25:13
    >>5なるほど、了解です!
  7. 7 : : 2015/07/31(金) 21:09:17
    〜カト村〜

    ところどころボロボロの建物がある広場にポツポツとテントが立っているくたびれた場所。経済的にも潤っているとはいえず、補給物資も足りていないようだった。
    広場の真ん中に一台のポポ車が停車した。
    バンッ!ドアが開く。村人達は集まってくる。なけなしの資金で要請されたハンターを一目見ようと思っているのだろう。

    「ふぅ、やっとついたか…。大分ボロボロだな…」

    人混みの中から背筋のスラッとした老人が現れる。

    「長旅おつかれだったな!俺はこの村の村長だ!なんか困った事があったら孫に聞いてくれ!」

    ひょっこりと12歳くらいの少年が現れる。

    「住居についてはここを使ってくれ!」

    ドアのついた木製のテント。造りもしっかりしているようだ。

    「必要なもんはあらかた揃ってるぜ!じゃあこれからよろしくな!ハンターさん!」

    差し伸べられた手を握り、硬い握手を交わす。

    「ハンターさーん!!」

    振り向くと帽子を被った優しそうな顔の青年が読んでいた。

    「僕がクエストカウンターのスタッフを勤めさせていただきます。よろしくお願いします!」

    軽く会釈する。どうでもいいが寝たい。

    流石に疲れた。ポポ車の中で寝ようにも道がガタガタで寝れなかったし。
    眠くてしょうがない。

    フラフラとした足取りで今日から俺の家になったテントに入っていく。


    なるほど。中々良さげな部屋だ。
    アイテムボックスがギルドのものと比べると少々小さいがな。

    とにかく一旦寝るか。
  8. 8 : : 2015/07/31(金) 21:23:22
    起きる。

    寝心地がよかったな。
    布団に入ったと思ったら今になっていた。
    長旅の疲れも癒えた。
    が、欲を言えば風呂に入りたい。
    まぁ良い。とりあえずクエストを受けよう。

    「ふぁあ…ん!?ハンターさん随分朝早いんですね。クエスト行きますか?」

    頼む。と言い、依頼書を手に取る。

    ん!?ゲネポスの討伐クエスト!?
    いくらなんでも何故!?最初は採取
    クエストしか依頼がこないはずだが。

    どっちにしても契約金に払う金が足りない。まずは採取クエストで金を貯めよう。

    鉄鉱石3個の納品…。
    報酬は…350zか…。しかも状況不安定。

    どう考えても割にあわない。
    状況不安定の中でのクエストは1000z超えの報酬でも危険という理由で受注しないハンターも少なくはない。

    しかし他のクエストを見た限りこのクエストが1番難易度が低い。

    他はほとんどが討伐クエストや狩猟クエストだ。

    しかしこの辺りはモンスターが多い為、どうしても討伐クエスト等の危険なクエストが多くなる。

    モンスターの存在は資源の流通にも影響してしまうからだ。

    とりあえずこのクエストを受ける他あるまい。
  9. 9 : : 2015/07/31(金) 21:47:31
    〜孤島〜

    カト村から小舟で約2時間。
    1番近いフィールドだ。暖かく、
    資源もありふれているので活動
    しやすいが、その分モンスター達も
    多く生息している。

    「支給品は…ボロピッケル3本、応急薬、携帯食料、地図、か…」

    普通に考えれば少ない。だが十分だ。
    俺ならできる!

    状況不安定。もし何かあれば俺の背中に担いでるアイアンソードで叩き斬ってやる。

    ちなみにギルドから支給されたのは
    アイアンソード
    ハンターナイフ
    クロスボウガン
    の3つだけだった。訓練所で1番使いこなせたのは太刀だが、無いからしょうがなく大剣を使っている。

    そんなことはいいとして、早く
    クエストを達成しよう。

    たしか鉄鉱石は崖の岩石の露出したところや、洞窟の中に多くあるらしい。

    行ってみよう。
  10. 10 : : 2015/07/31(金) 22:20:12
    大分歩いた…。疲れてきた。
    というか腹減ったぞ。
    アプトノスでも狩るか。

    「フンッ」グォォォォ

    ズ ド ーz___ン

    鮮血が飛び散る。

    振るった大剣は、アプトノスの喉元を
    華麗に削りとった。

    遠慮無しに剥ぎ取る。
    不格好な形になったがそのうち
    馴れる。こういうのは経験が
    必要なんだよ。

    その辺の倒木を剥ぎ取り用ナイフで
    削る。摩擦で少し火がつく。
    削った木を火にくべる。
    よし、成功だ。サバイバル能力は
    割と高いんだぜ。

    剥ぎ取った肉を火にかける。
    焼けるまで待とう。




    ぐぅぅぅうううう。

    あぁ、腹減ったんだな。まだ焼けてないか。

    ぐるるるぅうううう。

    おかしいなぁ、そういえば朝飯食ってなかったな。

    がるるるるるるぅぅぅぅぅううう

    この音は…!?

    「ま、まさかッ!」バッ

    視界に入ったのは

    ジャギィの群れだった。
    恐らく5匹ほどいるだろう。
    この肉の匂いで寄ってきてしまったのだろう。

    だが俺も腹が減っている。
    黙ってくれてやるという訳にはいかないぜ!

    ガコッ

    ホルダーから刀身を外し、大剣を引き抜く。

    しかしジャギィはそこまで待ってくれるほど律儀な奴ではない。

    飛び掛かってくる。

    「ぶち砕けろッ!!」ヒュッ

    とっさに右足を蹴り出す。
    右足のつま先はジャギィの顎を撃ち抜いた。

    そのまま右足ごと体を前に倒し、
    その力でアイアンソードを引き、
    蹴りをくらい、怯んだジャギィにぶちかます。

    斬るのではなく叩き潰す。
    さらに身体の軸を右にずらし、
    上半身を半回転させ、なぎ払い。

    2匹のジャギィを吹っ飛ばす。

    あと4匹!

    そこから体をひねって左斜め上に
    剣を振り上げる。

    既に目の前まで突進してきていたジャギィにかちあたる。首から上が吹っ飛んでいる。

    しかし剣を持ち上げれない。

    思い切り叩きつけたせいで地面に埋まってしまった。

    飛びかかってくる。
    マズイ!

    バシュッ


    ん?

    「ちょっとあんた、なに人の獲物勝手にとってるの?」

    は?

    「ジャギィの討伐は私が受注したクエストよ!」

    「肉焼いてたら襲ってきたんだからしょうがないだろ!」

    こういう女は嫌いだ。自己中心的極まりない。
  11. 11 : : 2015/07/31(金) 22:32:01
    グルァァガアア!!

    マズイ!2匹吹っ飛ばした内の1匹は生きてた!片方は死んでたのか、良かった

    大剣は間にあわねぇ!

    とっさに武器になるものを探し、
    確かに何かで殴った。
    それはジャギィの喉元に突き刺さり、深いダメージを負わせた。

    ジャギィを攻撃していた物は支給品の
    ボロピッケルだった。

    (こりゃもう使えねーな)

    「おかしいわ…」

    ん?

    「なにがだ?」

    「私が撃ったのは1匹。あんたが仕留めたのは3匹。あと1匹いるはず」

    まさか…

    「おい弾こめとけ。ヤバイぞ。できれば散弾が好ましいな」

    「なに言ってんのあんた?」

    「いいから早く!」

    ノッシ ノッシ ノッシ ノッシ

    遅かった…!!

    「生き残った1匹は仲間を呼びにいったんだ!しかも親玉もつれてな!」

    周りのジャギィより二回りでかい灰色の長。


    こいつがドスジャギィ、か
  12. 12 : : 2015/08/01(土) 08:49:33
    慌てない。
    これが大型モンスターと対峙する時にもっとも大事な事だ。

    大丈夫だ。俺は落ち着いている。

    「逃げましょう!危険よ!」

    は?
    確かに危険な相手だが俺はここで引きたくねぇ。

    試してみたい。自分の実力を。

    「逃げたいなら勝手に逃げろ。俺はこいつを仕留める!」

    それに多分今さら逃げるなんて無理だ。

    周りはすでにジャギィどもに取り囲まれている。
    そいつらをなぎ倒しながらドスジャギィから逃げるのは不可能だ。

    つまり交戦はまぬがれない。

    この女もそれを察したらしく、腹をくくってボウガンを構える。

    ヴルルルルゥルゥ ギャオヴァ!

    「来るぞ!」

    大剣を盾にし、様子を伺う。

    奴は俺に向けて体を横向きにし、そのまま全身を後ろに引いた。

    ガギィィン

    (体当たり!?)

    凄い衝撃をうける。俺は少しのダメージで済んだが、アイアンソードが吹っ飛ばされた。

    (しまった!迂闊だった!)

    「このバカ!」

    ドスッドスッドスッドスッ

    ライトボウガンの特徴、連射か!
    ドスジャギィは得体の知れない攻撃をうけ、後ろに下がる。

    俺は今のうちにアイアンソードを取りにいかねば!

    急げ! ダダダダダダダ

    走っている途中で横からジャギィが攻撃してくる。前転で回避。

    ガシッ 掴んだ!

    振り向いた。




    !?


    女ハンターが倒れている!?死亡防止装置が自動で救援弾を挙げているということは力尽きちまったのか!
  13. 13 : : 2015/08/01(土) 14:06:57
    一体何故!
    ドスジャギィは動いていない。
    ふと目をやるとジャギィより一回りでかいジャギィノスとやらが3匹いた。

    なるほど、コイツらに不意打ちされたか。
    太刀さえあればこんな奴らなんとでもなるのに…。そうもいかねぇか。

    流石にこの数相手じゃ俺がどんなに太刀を使いこなしても勝てる気がしねぇ。


    ズシン ズシン ズシン ズシン ズシン

    なんだこの音は。地面が揺れている。
    まさかもう一体の大型モンスターか!?

    黒っぽい緑色。二足歩行。バカでかい。

    それがこいつの印象だった。

    正直いってチビりそうだ…。

    女ハンターは救助アイルーにキャンプまで運ばれたのだろう。

    ならこいつから逃げることに専念できる。
    倒れている女を見捨てて逃げるなんて俺にはできないからな。

    ドスジャギィ程度なら逃げなくても戦えばなんとかなるだろう。

    だが目の前にいるこいつは多分上位クラスのモンスターだ。

    下位装備の中でも弱い方のチェーン装備などこんなバケモノにとっては
    紙切れ以下の防御力だろう。

    攻撃を一発でもくらえば恐らく即死。

    慎重に逃げなければ。

    体を回転させ、尻尾をこちらにふってくる。

    10匹ほどのジャギィがふっとぶ。

    幸い俺には当たらなかった。

    吹っ飛ばされたジャギィ達がいた方面に走っていく。

    ジャギィ達がいなくなれば進める。

    さらに幸運な事にドスジャギィとバケモノが戦い始めたのだ。

    結果も気になるがとりあえずあの洞窟に避難しよう。あそこなら
    あのバケモノは入ってこれないはず。

    ジャギィ達も戦いに参加しているのでスムーズに逃げれた。








    ふぅ。まだ足が震えてやがる。
    上位ハンター達はあんなのと戦うのか。

    とりあえず鉄鉱石の採掘を済ませよう。

    震える手でポーチからボロピッケルを取り出す。

    「ボロいから慎重にやらないと」

    ツカーン ツカーン ツカーン

    「おっ、ラッキー!マカライト鉱石発見!」

    ツカーン ツカーン ツカーン

    「鉄鉱石ゲット。まずは1つ目」

    ツカーン バギン

    折れちまった。


    ボロピッケルはあと1つしかない。
    失敗はできねぇ…。

    コツコツコツコツコツコツ

    ゆっくり…ちょっとずつ…。

    コツコツコツコツコツコツ

    よし!鉄鉱石ゲット!

    3つ納品だからあと1こか!

    コツコツコツコツ バギン!

    えっ…

    終わった…?

    マジか…?

    折れちまった…?

    「やっと見つけた!まさかこんなとこにいるなんて!信じられない!」

    ん?この声はさっきの…。

    「あんたそれなりに腕が立つみたいね。まさかドスジャギィを1人で倒すなんて」

    「それにわざわざベースキャンプまで届けるなんて…」

    へ?

    「初めてのクエストだからつい張り切っちゃって変なこと言っちゃってごめんなさい…」

    なんか誤解してんな。ベースキャンプまで届けたのは救助アイルーだし。ドスジャギィを倒したのはあのバケモノだし。

    でもこの状況はいいぞ!
    上手くピッケルをゲットできるかも!

    「あぁ、気にすんなよ。ただピッケルが無くなって困っちまってな。1本くれないか?」

    「お安いご用よ」 ゴソゴソ

    ポーチの中から手にとったピッケルを渡される。すごい!ボロピッケルじゃない!贅沢な。

    「ありがとうな!これで依頼を達成できるぜ!」

    「じゃ、私はクエストの続きがあるから」

    「おう!今度会った時は正式に一緒にクエスト行こうぜ!」

    首を縦に振り、洞窟から出ていく。
    なんだ、悪い奴じゃなかったのか。

    何はともあれこれでクエストはクリアできる。よかった〜。
  14. 14 : : 2015/08/01(土) 14:24:11
    クエストが終わり、村へ戻る。

    広場に着いた。村長と誰かが話している。

    確かあれはギルドバードシリーズ。
    ギルドナイトの精鋭の装備だ。

    村長が俺に気がついたらしく、話しかけてくる。

    「イビルジョーが出たのか!?」

    イビルジョー?

    ギルドバード装備の男が言った。

    「クエスト中になにか妙なモンスターがでなかったか?」

    クエスト中に起こったありのままの事を話した。ジャギィと戦った事。
    ドスジャギィが現れた事。
    そしてあのバケモノが現れた事。

    村長の顔が1段険しくなった。

    「イビルジョーとみて問題無さそうですね」

    「うむ…。そんな…この近隣までヤツが…」

    「大丈夫です。我々ギルドナイトが始末します。故郷はなんとしても守りたい」

    「頼んだぞ誇り高きワシの息子よ」

    「えぇ、なんとしてもイビルジョーとこの村を襲ったモンスターは、この手で始末してみせます」

    なるほど。大体事柄が理解できた。
    このギルドバードの男は村長の息子。
    俺が会ったバケモノはイビルジョーというらしい。

    後々の話を聞いてわかったのだが、イビルジョーは上位モンスターの中でもかなりの実力を誇り、轟竜ティガレックスや火竜リオレウスをも圧倒するほどだそうだ。

    そんな奴と遭遇して生きてる俺すげぇ。
    なんて言ってる場合じゃないな。
    超ヤバイ奴じゃねぇか。
  15. 15 : : 2015/08/01(土) 14:57:35
    とりあえず今日は飯食って寝よう。どっと疲れた。

    アイルーが経営する居酒屋。前から興味があった。クエストの報酬の他にイビルジョーの生態報告の協力費としていくらかもらったからきてみた。

    「らっしゃニャ!旦那!活躍は聞いてるニャ」

    「ははっ随分気さくのいい店長だな」

    これがメニューかな…?

    木の板に小汚く『めにゅ〜』とかいてある。

    このユクモ村特産厳選焼酎っての飲みたいけど高いな。う〜ん。

    やっぱ疲れた時はビールが1番だよな!

    「店長!タンジアビールグラスで一杯!つまみはサシミウオの丸焼きで!」

    「あいよ」

    慣れた手つきでビクからサシミウオを取り出し串に刺して火にかける。

    そして樽からグラスにタンジアビールを注いでいく。

    (う、旨そうだ…)ゴクリ

    グラスに放り込まれていった氷がカランコロンと小気味良い音を立てる。

    「そろそろかニャ」

    こんがり焼けたサシミウオを皿の上にのせ、塩をまぶしていく。

    「おまちどおさんニャ」

    きたきたきたーっ!
    自分でも驚く程の勢いでグラスを掴み、ビールを喉に流し込む!

    う、旨すぎる…。

    サシミウオにかぶりつく!
    こちらも絶品だ!程よい感触に塩味が効いてる!

    アイルーってすげぇ!

    (このお客さんすごい勢いで食べてるニャ…よっぽどお腹が減ってたんニャね)

    完食。

    またこよう。そう硬く決心したのだった。

    欲張りしなければ財布にも優しい値段だな。いい所だった。

    そう思いながら、家に帰り、眠りについた。
  16. 16 : : 2015/08/01(土) 15:22:03
    2日目

    うぅん。よく寝た。
    昨日の夜飯は最高に旨かった。

    そうだ!報酬で素材も集まったし武器の強化に行こう。





    ここがこの村の鍛冶屋か。
    随分きちんとしてるな。テントじゃないし。

    かまどの近くにいかにも職人って感じの老人が座っている。

    あれ?この人って雑誌[狩りに生きる]の職人特集に載っていたオリバー氏じゃないか?まさかな。

    「すみません、武器を鍛えたいのですが」

    「ふむ、なるほどお主がこの村の新しいハンターか。あいわかったその前に一つ聞きたい。お主太刀と双剣は使えるか?」

    「…?太刀は使えますが双剣はあまり…」

    「そうか…ちょっと待っとれ…」

    店内へ消えていく。

    しばらくすると戻ってきた。

    「これを見よ」

    刀…?訓練所にあった鉄刀に似ているがなにか違う。こう、迸る何かを帯びているような…。

    「これは斬破刀。雷属性の太刀じゃ。刀身はできたがいまいち電流が弱いんじゃ。そこでお主にフルフルというモンスターを狩って、電気袋を納品してもらいたいんじゃ」

    フルフル…大型モンスターだ。ドスジャギィよりかなり手強い。
    というか飛竜種は全体的に強い。

    「もちろんタダでとは言わん。もし斬破刀が完成した暁にはお主にくれてやる」

    ふむ、悪い話じゃない。

    俺は引き受ける事にした。

    「よしきた!じゃあワシはクエストカウンターのへっぽこ兄ちゃんに依頼を出しとくぜ!
    で、武器を強化すんだったな!」

    素材と金とアイアンソードを渡した。

    「何日くらいでできますか?」

    「ワシを舐めるなよ!こんなもん3時間で終わらせちゃるわい!」

    「じゃ、じゃあ3時間後にとりにきます…」

    さて、3時間か…何しよう…。

    そうだ、ギルド行こう。
    1番近くのギルドは…タンジアか。
    ちょうどいい。現地のビールでも飲むとしよう。
  17. 17 : : 2015/08/01(土) 23:25:46
    〜タンジア〜

    うぉぉ、すっげぇいっぱい人がいるぞ!
    あそこの人はジャギィ装備か!?うおお!あの人はクック装備だ!
    すげぇ!あれはグラビ装備だ!重そうだな〜。

    ここには俺と同じようなレベルの奴はいないのかな?

    「おーい!そこのあんたー!」

    ん?俺か?

    振り向くと3人ハンターが集まっていた。
    1人はハンター装備でハンマーを腰に吊るしている男。
    2人はアロイ装備のランサー。これまた男。
    3人目は…この前の女ハンター!?

    「そこのチェーン装備の兄ちゃん!あんただよ!」

    「ん?なんか用かい?」

    「今からイャンクックの狩猟クエストに行くんだが一緒に行かないか?どうやらこの子とは顔見知りらしいし」

    クックか…まだお目にかかった事は無かったな。恐らく他のハンター達は自分達よりも強そうで話しかけにくいから同じくらいの経験であろう俺に話しかけた、というのが主な理由だろう。

    しかし…。
    このアロイ装備のランサー…。
    知っている。訓練生時代に同期だった。成績はこいつがトップで俺が2位だった。通りで1番装備が強いわけだ。

    ま、さほど大差ないが。

    「いいね。是非連れて行かせてくれ」

    「つかぬ事を聞くが大型モンスターとの対峙経験は?」

    「ドスジャギィと一回。それっきりだな」

    「えっすげぇ!俺なんて一回もないぜ!でもこっちの兄ちゃんが一番経験者だな!なんたってドスジャギィ、ドスランポス、ドスゲネポスを狩猟してるらしいぜ!」

    流石は成績トップ。しかしこのハンター装備の男、随分とよくしゃべるな。

    後ろの2人はずっと黙ってるぞ。

    とにかくコイツから離れたい。

    「じゃあクエストに登録してくるぜ」

    ちなみに登録の仕方は簡単だ。
    受注され、クエストボードに貼られた依頼書に自分の名前をサインする。

    「早く行くぞ」

    本日初めてのランサーの発言。

    出発だ。
  18. 18 : : 2015/08/04(火) 23:40:41
    アルミュール=ジャベロッド
    それが彼の名だった。
    エリートの家系で彼と同様に現在ギルドナイトの兄も訓練所をトップの成績で出ている。

    産まれた瞬間からハンターになることを義務づけられ、訓練されていた彼と物心ついてからハンターになりたいと思い出した者では圧倒的に実力に差がある。

    だからこそ訓練所トップは彼にとっても家族にとっても当たり前だった。

    しかし、彼はそうはいかなかった。2位だったこの目の前にいるチェーン装備の男。こいつに1時期成績を抜かされていたのだ。

    あいつが卒業間際にあの問題を起こさなかったら俺は2位だった。
    もしも2位だった場合、トップをとれなかった場合には素質無しとされ、家庭から追放される。それがエリートのやり方、アルミュール家のやり方だった。

    そしてこいつは自滅する形で成績を落とし、俺がトップになった。

    しかしそれでも父親は納得せず、古龍でも狩猟してから顔を見せろ!と言い彼を家から追い出したのだ。

    なに。別にこいつにも父にも逆恨みはしていない。俺がそこまでだった。それだけだ。

    だが俺も負けず嫌いなんだ。いつか2人とも見返してやるぜ。


    他の3人はチェスをしていた。
    あいつとハンター装備の男、メルゾが対局し、女ハンターがそれを見ている。

    メルゾが俺の視線に気付いたらしく、声をかけてくる。

    「何仏頂面してんだよ〜ジャベロもおいでよ!」

    いそいそと輪に入る。
    たまにはこういう騒がしいのもいいかもしれんな。

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TdnEitayuta

KYW@( ̄p ̄)暑いおー

@TdnEitayuta

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