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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

女神さまの言うとおり 第2話 「猫が招くは”死”」

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  1. 1 : : 2015/05/22(金) 13:18:08









    楽園、人はそれを天国とも呼びました。


    その楽園を収めるのは3人の姉妹の女神。


    ローゼ、マリア、シーナ。


    3人は互いに支えあい、共に楽園の安住を保っていました。


    しかし、末の妹であるシーナはある禁忌を犯し、2人の姉に楽園を追放されてしまったのです。


    共に支えあっていた柱、それは何よりも固く、そして、なによりも脆かったのです……。


    シーナは何故、今になって禁忌を犯したのか……。


    そして地に追放された彼女は何を思ったのか……。




    それは……
  2. 2 : : 2015/05/22(金) 13:19:05



































    エレン「」ガラッ



    エレン「扉が、開いてる?」


    エレン「どうしてだ?さっきは閉まってたのに」

  3. 3 : : 2015/05/22(金) 13:35:48


    ジャン「おいエレン、マジで行く気かよ…?」


    エレン「誰が行くかよ!今は学校から出る場所を探すんだ!!」


    ジャン「あ、ああ…そうだな」


    エレン「そうだ、警察に電話……え?」




      圏外





    エレン「なんで?どうして?」


    ジャン「おい、俺たち、ホントに出られんのかよ……」






    ???「エレン……?」






    ジャン「だ、誰だ!!?」







    アニ「エ、エレン!!!」







    エレン「アニ!!」


    アニ「良かった……アンタ生きてたんだね!!」


    ジャン「おいアニ、お前まさか……」


    アニ「突然先生の頭が吹っ飛んで、中からダルマが……そして……!!ううぅ……!!」


    エレン「やっぱりアニの教室も……」


    ジャン「でもお前、よく生き残れたな」


    アニ「私は、偶然にもダルマの近くにいたから……」



    エレン「とにかくここから出よう!!そして警察に行くんだ!!」


    ジャン「ああ、そうだな」







    タッタッタッタッタッタッタッタッタッ







    ―――――――
    1階 出入口






    ガタガタガタガタッ ガタガタガタガタッ

    ガタガタガタガタッ ガタガタガタガタッ






    エレン「くそっ!!なんで開かねえんだ!!?」


    ジャン「エレンどけ!!開かねえんなら……」スッ バット



    ジャン「こうだ!!」ブン




    ガン ガン ガン





    ジャン「ハァハァ、ハァハァ」



    エレン「……なんでだよ?ヒビ1つ入ってねえぞ…!?」


    アニ「ねえ、私たち、一生このままなの?」


    ジャン「クッソーーーーーッ!!!!」ガン




    エレン「…………アニ、ジャン」


    エレン「体育館に行こう」


    アニ「え!?」


    ジャン「おま!?正気かよ!!?気は確かか!!?」


    エレン「ここから出られないんじゃ、『試練』を終わらせる以外、方法はないと思うんだ」


    アニ「で、でも、また人が死ぬかもしれないのに……!!」


    エレン「そんなことは百も承知だ!!」


    エレン「でも、それ以外に、何も思いつかねえんだ…!!」


    ジャン「エレン……」
  4. 4 : : 2015/05/22(金) 13:48:51


    アニ「………私も行く」


    ジャン「アニ!?」


    アニ「エレンの言う通り、今はそれしかないと思うし」


    ジャン「……わかったよ。俺も行くぜ」


    エレン「良し。じゃあ行こう!」






















    ――――
    体育館



    ガラッ







    エレン「みんな…!」


    ジャン「…知り合いはいねえか。全員知らねえヤツばっかだな」


    アニ「ねえ、なにあれ」ユビサシ




    ネズミ着男子「」

    ネズミ着女子「」




    ジャン「ネズミ……の着ぐるみ?」


    エレン「なんでアイツら、あんなもん着てんだ?」


    ジャン「ん?」


    ジャン「おいお前ら」


    ジャン「床になんか書いてあっぞ」



    エレン「?」


    アニ「?」










    ――――――――――――――――――
      家のタマ公に鈴付けたら

        終     了



    参加者はこれを着るように














    エレン「タマ……公…?」


    アニ「鈴付けたら……終わり……」



  5. 5 : : 2015/05/22(金) 17:35:32
    はじめまして!!期待です!!
  6. 6 : : 2015/05/22(金) 18:59:10
    今回も期待してます!
    頑張ってください
  7. 7 : : 2015/05/22(金) 19:07:14
    期待
  8. 8 : : 2015/05/22(金) 21:50:52
    今回も期待です!ニ話は読んでないので楽しみです!エレン、ジャン、アニ!生き残ってくれー!!

    期待です!
  9. 9 : : 2015/05/22(金) 22:33:59
    エレン,ジャン,アニ生き残れ!
  10. 10 : : 2015/05/24(日) 21:53:57



    エレン「今度はどういうゲームなんだ?」


    ジャン「クリア条件は『鈴付ければ終了』か……」


    アニ「鈴って……もしかしてアレのこと?」ユビサシ






    鈴 カラン カラン






    エレン「これが鈴?でけえな」


    ジャン「これを付けるのか?」


    アニ「でも、肝心の『タマ公』ってのはどこにいるんだい?」










    )))ピーンポーンパーンポーン(((



    アナウンス「あー、あー、テイステイス、マイクテイス」





    一同「!!?」ガタッ




    アナウンス「みなさんようやく体育館に集まりましたので、これより試練を始めますよ~~!」





    アニ「誰これ?誰が喋ってんの…!?」


    エレン「……わかんねえ」


    ジャン「声からするに男ってのはわかるけど、誰の声だ?聞いたことねえぞ?」






    アナウンス「何人かネズミになってないようだけど、まあいいや。こっちも時間ないから、ちゃっちゃと始めますね~~!!」



    アナウンス「それではみなさんには、これからある友達と遊んでもらいたいと思います♪」






    エレン「とも……だち……?」


    ジャン「多分床に書いてある『タマ公』のことだろうぜ」






    アナウンス「それでは紹介しましょう!」




    アナウンス「マイバディにしてマイフェアリー!!」




    アナウンス「ターーーーマーーーー!!!」




    ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


    ガタッ ガタッ ガタッ ガタッ




    男子1「な、なんだ?」


    男子2「地震?」



    男子3「お、おい見ろ!あそこ!!」






    ガタン ガタガタガタガタガタッ






    エレン「床が、開いた!?」


    ジャン「なんか出てくるぞ!?」


  11. 11 : : 2015/05/24(日) 22:03:03



    ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタッ

    ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタッ




    プシューーン






    招き猫







    エレン「これは……」


    ジャン「招き……ネコ?」


    アニ「なにこの大きさ……」


    ジャン「ん?」


    エレン「どうしたジャン?」


    ジャン「首輪にバスケットのゴールが……」


    エレン「……てことは……まさか」


    アニ「あそこにこの鈴を入れりゃいいってこと……?」









    アナウンス「それではみなさん、家のタマちゃん、よろしくね~~!!」



    プツッ











    招き猫「」キョロキョロ




    招き猫「」ジーーッ





    ネズミ着男子1「え…?」




    グバアアアァァッ




    招き猫「はむ!」バクッ




    バリボリバリボリ バキッ ゴキッ ビチャッ



    ゴクン



    招き猫「」ペロリ








    一同「・・・・・・・・・・・・」シーン






    エレン「く……」






    エレン「喰ったあああああああっ!!?」










    キャーーーーーッ!! キャーーーーーッ!!


    キャーーーーーッ!! キャーーーーーッ!!







    招き猫「はむ!」バクッ





    ジャン「おいおいマジかよ!!!?」


    アニ「あんなのにどうやってあの鈴入れろってんだい!!?」

  12. 12 : : 2015/05/24(日) 22:08:21
    期待です♪♪( ´▽`)

    頑張って下さい!
  13. 13 : : 2015/05/26(火) 22:52:57
    期待です!!
    更新頑張ってください!
  14. 14 : : 2015/05/28(木) 09:52:23


    エレン「とにかく逃げるぞ!!喰われちまう!!」





    ネズミ女子1「キャーーーーーッ!!」


    招き猫「はむ!」バクン







    アニ「あっ!!」ドタン


    エレン「アニ!!」ダッ


    ジャン「エレン、待て!!喰われるぞ!!」


    エレン「アニをほっとけるかよ!!」









    招き猫「」ジーーーッ



    アニ「あ……」



    エレン「アニーーーーーッ!!!逃げろーーーーーーっ!!!」



    アニ「あ……あぁ…」


    アニ(ダメ……怖くて脚が……)プルプルプルプル








    招き猫「・・・・・・・・・・・」



    招き猫「」プイ









    アニ「え……?」


    ネズミ男子2「ワーーーーーーーッ!!」


    招き猫「はむ!」バクン











    エレン「アニ!!大丈夫か!!?」


    アニ「エレン……う…うぅ……」





    ジャン「……どういうことだ?」


    ジャン「アイツ、目の前のアニを無視しやがったぞ……?」


    ジャン「どうしてわざわざ後ろにいたネズミのヤツを……」


    ジャン「ネズミの……」


    ジャン「まさか!!」


  15. 15 : : 2015/05/28(木) 10:17:18


    ジャン「おいみんな!!」



    ジャン「そのネズミ着を脱げ!!」


    ジャン「アイツはネズミ着のヤツを襲ってくるぞ!!」



    一同「!!!」




    ネズミ女子2「イヤーーーーーッ!!!」


    招き猫「はむ!」バクン














    ハヤクハヤク!! ヌガシテクレーーーーッ!!

    イソゲ!!クワレチマウゾ!!

    アクシロヨ!!




    ヌギヌギヌギヌギ ヌギヌギヌギヌギ













    招き猫「」キョロキョロ


    招き猫「・・・・・・・・・・・」









    ジャン「おとなしくなった……」


    ジャン(よし!これで一応大丈夫なはずだ)










    バキッ





    ジャン「?」




    男子3「テメエ!!ふざけんなよ!!」


    男子3「お前が会長命令だからって言ったからこれ着てやったんだぞ!!」


    生徒会長「で、でも逆らったら殺されるかもしれないと思ったから、俺はみんなのためにも言ってやったんだぞ!!」


    男子3「そのせいで3人も喰われたんだぞ!!あぁ!?」


    生徒会長「まさか…罠だとは思わなかったからね」


    男子3「開き直ってんじゃねえぞゴラ!!!」




    ジャン「アイツら何やってんだ!?」


    ジャン「おい!!やめろ!!」ダッ














    招き猫「はむ!」バクン





    ジャン「………え?」





    バリボリバリボリ ゴキッ ムチャムチャッ



    ゴクン






    ジャン「なんで……どうして……?」



    ジャン(まさかネズミがいなくなったから、しかたなく人間を喰うってのか……?)



    ジャン「ダメだ……どっちみち喰われるんじゃ……俺たち……」


  16. 16 : : 2015/05/28(木) 17:44:38
    久しぶりに来たら更新されてた!期待です★
  17. 17 : : 2015/05/28(木) 19:19:06
    お久しぶりです。 期待です!
  18. 18 : : 2015/05/28(木) 22:56:57
    ヤッベェ、コエー・・・( д )° °期待!アニ!ラッキーだな!
  19. 19 : : 2015/05/28(木) 22:57:46
    すごい進んでた!!期待!
  20. 20 : : 2015/05/29(金) 09:27:28



    シュッ




    パスン










    「良し!行けるぞ!!」




    ジャン「あ、アイツ確か……」



    「おいイェーガー!!鈴よこせ!!」





    男子3「アイツ確かバスケ部の……」



    生徒会長「エースの『レオン』だ…!」






    レオン「俺がシュートする!!こっちによこせ!!」


    エレン「で、でも……」


    レオン「早くしろ!!時間がねえぞ!!」





    ジャン「ちくしょうアイツ……無茶しやがって!」


    エレン「わ、わかった…!!」



    エレン「レオン!!」シュッ



    レオン「よっしゃ!!」パシッ














    レオン(俺は中学の時からバスケに目覚め、それからの約5年間は、バスケに明け暮れていた…)


    レオン(学校でも家でも、毎日毎日シュートの練習……俺の365日はそんな1日の繰り返し…)


    レオン(爪も何十枚も剥がれ、血も出した…)


    レオン(なんでこんなにバスケに執着するのか……執着するようになったのか…シュートをしていてはよく思っていた)





    レオン(だけど、その答えが今ここでわかった気がする!!)







    レオン(そう)







    レオン(全てはこの瞬間のため!!)





    レオン「ウオオオオオオオオオオオゥッッ!!!!」ダダダダダダッ






    レオン「セイッ!!!」シュッ








    男子3「うおおおおお!?」



    生徒会長「入る!!入るぞ!!!」




    行けーーーーーーーッ!!!! 入れーーーーーーーッ!!!







    レオン「勝った……!!!」


  21. 21 : : 2015/05/29(金) 09:38:06

























































































    招き猫「パシッ!」キャッチ!


  22. 22 : : 2015/05/29(金) 09:41:54



    一同「!!!!!!?」




    レオン「嘘だろ……」



    レオン「手……動くのかよ……」




    招き猫「」ポイ



    招き猫「ニャン!」ブン










    グチャアアッ









    ジャン「なんだよ…コイツ……マジかよ…」






































        「普通に動いてんじゃねえか!!!!!」


  23. 23 : : 2015/05/29(金) 09:59:30


    ジャン「もう駄目だ……ホントにこれで…おしまいだ……」ガクン



    エレン「アニ!!早く!!こっちだ!!」


    アニ「エレン…もう駄目。アタシ……もう走れない…」ハァハァ


    エレン「なに言ってんだ!!?喰われたらおしまいだぞ!!」


    アニ「そんなこと言ったって……!!」




    招き猫「ニャン!!」ブン






    エレン「うわっ!!」ドタン


    アニ「きゃっ!!」ドタン













    招き猫「」ジリジリジリジリ





    ジャン「アニ!!!」



    アニ「あ……あぁ…」



    アニ(ダメ……アタシ、今度こそ本当に……)プルプルプルプル









    グバアアアアァァッ










    ジャン「アニーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!」








    アニ「ッ!!」








































    「おいタマ公!!!!」









    招き猫「?」クルッ






    ネズミエレン「こっちだ!!ネズミならここにいるぞ!!!」












    アニ「エ……エレン……!?」




    ジャン「な…」


    ジャン(なにやってんだあのバカ!!)


    ジャン(アニを助けるために自分を……!!)


  24. 24 : : 2015/05/29(金) 10:25:26



    ネズミエレン「ほらこっちだ!!!捕まえてみろ!!!」




    招き猫「ニャン!!」ブン


    ネズミエレン「うおっ!?」ヒラリ


    招き猫「ニャン!!」ブン


    ネズミエレン「くっ!!」ヒラリ





    男子3「なんだよアイツ…」


    生徒会長「あの猫の攻撃を……」


    アニ「避けてる……!?」


    ジャン「アイツ、いつの間にあんな身軽に……?」










    ネズミエレン(別にこれは俺がすごいんじゃない)


    ネズミエレン(俺はこのタマ公の攻撃パターンを分析しただけだ)


    ネズミエレン(コイツは人間を喰う際、あるいは潰す際に目的を視認して襲ってくる!!)


    ネズミエレン(そして猫は骨格上、前脚は人間の腕と違ってあまり横に広げれない)


    ネズミエレン(つまりコイツは)


    ネズミエレン(自分の横には攻撃できにくいってことだ!!)






    ネズミエレン「おいみんな!!」ヒラリ


    ネズミエレン「俺がコイツを引き付けるから、シュートしてくれ!!!」ヒラリ



    男子3「む、無理言うなよ!!!」


    生徒会長「そ、そうだよ!!レオンの二の舞になったら!!!」


    ジャン「なに言ってんだお前ら!!エレンが死ぬのを黙って見てんのかよ!!」


    男子3「うるせえ!!じゃあお前が行けよ馬面!!!」









    ネズミエレン「なにやってんだアイツら!!」


    招き猫「ニャン!!」ブン


    ネズミエレン「うわっ!!」ヒラリ



    ネズミエレン(もう体力が……クソッ!)ハァハァ













































    「かゆいよ~~ん」












    ネズミエレン「え…?」





    「かゆいよ~~ん」




    ネズミエレン「な、なんだ?」





    「背中かゆいよ~~ん」






    ネズミエレン「誰だ?誰の声だ?」






    「背中かゆくて眠れないニャ~~ン」











    ネズミエレン「『ニャ~~ン』?……まさか!」




    招き猫「背中がかゆいよ~~ん」



    ネズミエレン「コイツが……コイツが喋ってんのか?」


  25. 25 : : 2015/05/29(金) 11:22:07


    ネズミエレン「つまり背中をかいてやればコイツは眠る」


    ネズミエレン「そうすれば……!!」




    ネズミエレン「よし!!」ダダダダダダッ


    アニ「エレン!?どうしたの!!?」


    ネズミエレン「コイツの言った通りにするんだ!!」


    アニ「えっ!?」


    ネズミエレン「いいから早くしろ!!」












    ネズミエレン「ハッ!!」ガバッ



    アニ「え…なに?」


    アニ(なんでエレン、アイツの背中にしがみついて)



    ネズミエレン「オリャアアアアアアアアッッ!!!」

    カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ



    招き猫「んん~~」



    ネズミエレン「どうだ!?気持ちいいか!?」カリカリカリカリカリカリ




    招き猫「んん~~、もっと~~、もっとかいてニャ~~ン」



    ネズミエレン「ハァ?クッソッ!!」カリカリカリカリ



    ネズミエレン「おおいアニ!!みんな!!手伝ってくれ!!」


    アニ「えぇ!?エレン、いったいなんなの!!?なにをすればいいんだい!!?」



    ネズミエレン「とにかくコイツの背中をかくんだ!!頼む!!早く!!」


    アニ「わ、わかった!!」ダッ




    ネズミエレン(なんだよみんな、今のコイツの声聞こえてなかったのか…?)



    招き猫「あぁん、いいニャ~~ン」ガクン



    ネズミエレン「うわっ!」ガクッ パサッ



    招き猫「ニャ~~ン、ニャニャ~~ン」




    ネズミエレン「え…?」



    招き猫「ニャニャ~~ン、ニャニャ~~ン」



    ネズミエレン「なんだコイツ?急に猫かぶりやがって」




    ネズミエレン「……ちょっと待てよ」


    ネズミエレン「ひょっとして……」



    ネズミエレン「」カブリ



    招き猫「背中かゆいよ~~ん」




    ネズミエレン「……やっぱりそうか」




    ネズミエレン(このネズミ着には、コイツの声が聞こえる機能が付いてるんだ!!)


    ネズミエレン(でもコレを着てればコイツに狙われる)


    ネズミエレン(だけど、着ていなければクリアはできない……)








    ネズミエレン(自らリスクを負わなければならないシステム……!!)



    ネズミエレン(なんだよそれ!!)



    ネズミエレン(リアル所見殺しもいいとこじゃねえか!!!)


  26. 26 : : 2015/05/29(金) 13:44:11



    ネズミエレン「おいみんな!!聞いてくれ!!」


    ネズミエレン「とにかくコイツの背中をかきまくるんだ!!」


    ネズミエレン「そうすればコイツは眠るぞ!!!」



    ジャン「眠らせる……そうか!!」




    アニ「ホントに眠ってくれるんだろうね!?」カリカリカリカリカリカリ


    エレン「そうだ!!とにかくかくんだ!!」カリカリカリカリカリカリ




    招き猫「あう~~ん、気持ちいいニャ~~ン♪」




    ジャン「オラアアアアアアアッ!!」カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ



    生徒会長「俺たちもやるぞ!!」ダッ


    男子3「お、おおう」ダッ







    カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ

    カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ

    カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ










    招き猫「あぁん、あきまへんわぁ~~~」ウトッ






















    招き猫「く~~~~」Zzz


    招き猫「」Zzzzzzz















    ジャン「やった……」


    アニ「眠った……」


    エレン「よし、今のうちだ!」


  27. 27 : : 2015/05/29(金) 14:41:02


    エレン「これをシュートして、ちゃっちゃと…」



    生徒会長「おい、ちょっと待て!」


    ジャン「な、なんだよ会長、こんな時に」


    生徒会長「もしかしたら、今回も、ダルマと同じようにシュートしたヤツだけが生き残るヤツなんじゃないのか?」


    アニ「えぇ!?」


    男子3「おい、それマジかよ……!」


    ジャン「いや、今回はみんなで協力してクリアしたゲームだから、みんな生き残れるはずだ」


    生徒会長「絶対って言いきれるのか!?」


    ジャン「今は言い争ってる時じゃねえだろ!早くシュートを決めないと!」



    生徒会長「じゃあ俺が決める!!鈴よこせ!」


    男子3「誰がお前で良いつったんだよ!!」


    生徒会長「離せ!俺は生徒会長だぞ!!」


    男子3「こんな時に会長ぶってんじゃねえぞ!!」



    ジャン「おいお前ら!!騒ぐな!!アイツが起きるぞ」










    招き猫「」ピクッ


  28. 28 : : 2015/05/29(金) 21:11:07
    男子3ー!!?
    期待です!生き残れ!生き残れ!!
  29. 29 : : 2015/05/30(土) 00:04:30
    おいおい揉めてないでやらないと…。オーノー!!! 期待です
  30. 30 : : 2015/05/31(日) 12:04:09
    うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!期待です!!!どうなるんだぁ!ドキドキビクビク
  31. 32 : : 2015/05/31(日) 21:30:37



    男子3「よこせゴラ!!」


    生徒会長「はなっせ!!」


    アニ「ちょっとアンタたち!!いい加減にしなよ!!」






    招き猫「」ピクッ






    ジャン「大丈夫だ!!絶対にみんな生き残れる!!そうなるはずだ!」


    男子3「そんなの信じられるかよ!!」


    生徒会長「そう言って鈴を取る気だろう!!ダマされないぞ!!」









    招き猫「」 パチッ パチッ












    ネズミエレン「よせ!!これいじょうやったら……」








    「ううん、うるさいニャ~~ン。うるさくて眠れないニャ~~ン









    ネズミエレン「え……ハッ!!」





    男子3「よこせ!!」ドン


    生徒会長「ガハッ!!」ドタン




    男子3「ハハッ!!取ったぜ!!イヤハハハッ!!」





    生徒会長「てんめえ、よく……も………あ……」



    アニ「あ……あぁ……」

















    男子3「どうだお前ら!!このゲームは、おれの勝ち……」













    招き猫「はむ!」バクン








    バキッ ゴキッ ムチャムチャムチャムチャッ


    ヒューーン


    カラーーン カラーーン






    招き猫「」ゴクン ペロリ














    ジャン「……言わんこっちゃねえ」


    アニ「また……また眠らせないと……」



    ネズミエレン「駄目だ……」


    ネズミエレン「もうそんな時間ねえ……」


  32. 33 : : 2015/05/31(日) 21:50:51


    ジャン「おい生徒会長!!」



    生徒会長「は、はひっ!!」


    ジャン「責任とってお前がシュートしろ!!」


    生徒会長「む、無理だお。起きてたらまた止められる……」プルプルプルプル


    アニ「ずべこべ言ってないでやるの!!あんなにシュートしたがってたでしょうが!!」カッ



    生徒会長「あ、あぁ……ううぅ……」ガタガタガタガタッ


    ジャン「大丈夫だ生徒会長!!俺たちが注意をそらす!!お前はゴールに向かって投げればいい!!」


    生徒会長「で、でもぉ……」ガタガタガタガタッ






    アニ「いいから死ぬ気でやれ!!」



    ジャン「アニ、ソレイッチャダメダロ……」



    生徒会長「は、はいいいいいいっ!!!」ガタガタガタガタッ











    ジャン「よし、じゃあ俺もこれを……」


















    ネズミエレン「おいこっちだタマ公!!」パンパン



    ネズミジャン「おい、こっちだこっち!!」パンパン



    招き猫「」キョロキョロキョロキョロ




    招き猫「どっちがいいか迷うニャ~~ン」





    ネズミジャン「なんだこれ!?猫の声がわかんのか!?」





    招き猫「決~~めた♪」



    招き猫「ニャン!!」ブン







    ネズミジャン「ウオッ!?」ヒラリ



    ネズミジャン(今はビックリしてる時じゃねえ!注意を引き付けねえと!!)







    招き猫「ニャン!!」ブン


    ネズミエレン「フン!!」ヒラリ



    招き猫「ニャン!!」ブン


    ネズミジャン「おっとぉ!!」ヒラリ







    ネズミエレン(アニは、スタンバイできたか!?)
















    アニ「」コクッ











    ネズミエレン「よし!!」


    ネズミエレン「会長!!今だああああああああっっ!!」


    ネズミジャン「投げろおおおおおおおっ!!!」




















    生徒会長「うぅ……」







    生徒会長「ウオオオオオオオオオオオッッ!!!」ブーーーーーーン








    生徒会長「あ……」


    生徒会長(駄目だ……。あれじゃあゴールに入らない……)


    生徒会長(終わった……。もう……あきらめ……)


  33. 34 : : 2015/05/31(日) 21:58:49


    アニ「アアアアアアアアアッ!!!」ダダダダダダッ



    生徒会長「え……」


    アニ「ハッ!ハッ!ハッ!」ダダダダダダッ


    生徒会長「アイツ……猫の上を……走って……」













    アニ「くっ!!」パシッ





    ネズミエレン「良し!!!」




    ネズミジャン「行けーーーーーーーッ!!!アニーーーーーーーーーーーッ!!!!」



















    アニ「セイッッ!!!!!!」




























    ダーーーーーーーーーーーン



















    生徒会長「ダンク………シュート……」


  34. 35 : : 2015/05/31(日) 22:02:44
    アニすげー!
  35. 36 : : 2015/05/31(日) 22:28:52


    招き猫「ニャニャ~~ン、ニャニャ~~ン」




    招き猫「ピロリロリン!ピロリロリン!」




    招き猫「終ーーーーーーーーー了ーーーーーーーー!!!」
























    ネズミエレン「や……」ヘナッ



    ネズミジャン「やった……」ヘナッ




    アニ「ハァハァ、ハァハァ」クテッ



    生徒会長「生きてる……俺、生きてる……!!」


    生徒会長「頭もちゃんとある!!」


    生徒会長「やった!!生きた!!生きたぞ!!」














    招き猫「今回、生き残ったのは……」










    招き猫「エレン・イェーガー」




    招き猫「ジャン・キルシュタイン」




    招き猫「アニ・レオンハート」




    招き猫「シャビイ・イノセンシオ」





    招き猫「以上4名、生きる。生きる」







    生徒会長「……ハァ?」


    生徒会長「ちょっと待てよ!俺は!?俺は生きのこっ……」




    ザシュッ





    生徒会長「ガハッ!!」



    ???「お前は生きる価値がない」


    生徒会長「な……なにぃ……!?」


    ???「せめて協力させてもらったことを有難く思って逝け」


    生徒会長「シャビイ……!!テメ……ガ、ガハッ!!」





    ザシュッ ドスッ ドスッ






    エレン「お前、なに、やって……!!」


    シャビイ「お疲れさん。なかなかいいチームプレイだったじゃないか」


    アニ「アンタ、今までどこに……?」


    シャビイ「倉庫にいた。俺あんま体力ないから、隠れてたんだ」


    ジャン「な……なんだと……!?」


    シャビイ「みんなの脚引っ張っちゃ悪いと思ってさ」



    アニ「アンタ…!!」


    エレン「よせアニ!!」



    シャビイ「チッ、イライラするな」


    アニ「あぁ!?」


    シャビイ「その金髪見てると、バカな妹を思い出す…」



    アニ「なにワケわかんないこと言ってんの!?何逆ギレしてんのよ!!バッカじゃないの!!」


    エレン「よせアニ!!こんなヤツ刺激すんな!!」






    シャビイ「こんなヤツ?ハハハッ、よく言うぜイェーガー」


    エレン「は?」


    シャビイ「お前と俺は、同じ人間なんだぜ」


    エレン「な、なんだと…!!」


    シャビイ「お前の眼とニオイでわかるんだ。お前は、俺によく似ている……!!」


    エレン「な、そんなこと……」


    アニ「いい加減にしてよアンタ!!」


    アニ「エレンはアンタなんかと違う!!中学の時から見てる私にはわかる!!エレンはアンタなんかとは、全然違うんだから!!!」


  36. 37 : : 2015/05/31(日) 22:42:32


    シャビイ「ホンットにイライラする女だな。ここで俺が裁いてやろうか?」


    エレン「おい、やめ……!!」































    「突撃ーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!」




    ドタドタドタドタドタドタドタドタッッ











    SAT隊員1「厳重に警戒せよ!!」


    SAT隊員2「学生4名の生存を確認!!」


    SAT隊員3「一人は剣を持っています!!」


    SAT隊員4「武器は取り上げろ!!全員確保!!!」


    SAT隊員5「了解!!」







    エレン「グアッ!」ガシッ


    ジャン「クッ!」ガシッ


    アニ「アウッ!」ガシッ


    シャビイ「………ククク」




















    刑事「状況は?」


    巡査「殺人があった模様で、死体が1つ。男子高校生1人を殺人容疑で確保しました」


    刑事「他には、誰かいたのか?」


    巡査「はい、他に男子が3人、女子が1人いたので、共犯の疑いもあって全員確保しました」


    刑事「なるほど。他には?」


    巡査「はい、他……なんですが……」


    刑事「?なんだ?」


    巡査「大変申し上げにくいんですけど……」


    刑事「だからなんだ?」


    巡査「でっかい……招き猫が……体育館に…」


  37. 38 : : 2015/05/31(日) 22:51:34



















    ――――――――――
    放送室





    ???「フウ、やっと終わったか」


    ???「やっぱ10分は長かったかなぁ?」


    ???「いや、でも」


    ???「いい収穫があったから、結果オーライかな♪」


    ???「でも案外生き残っちゃったけど、大丈夫かなこれで」


    ???「……まあいいか」


    ???「別に僕が決めるわけでもないし」






    ピッ ポッ パッ

    プルルルルルルルル




    ???「もしもし、僕だけど」


    ???「今選別が終わった」


    ???「今回4人残ったけど、どうする?」


    ???「うん……うん………あ、そう」


    ???「わかった。じゃあスタンバイさせとくよ」


    ???「じゃあね」



    ピッ


  38. 39 : : 2015/05/31(日) 22:55:41



    ???「フゥ、まったく」


    ???「ホントに『女神』は人使いが荒いなぁ」


    ???「家に帰って『シズル』見たかったのに…」ブーブー















    ガチャガチャガチャガチャガチャガチャッ











    ???「フフン、さ~~~てと」






















    ???「『次の試練』の準備をしなきゃ♪」
































    続く






  39. 40 : : 2015/05/31(日) 23:00:32
    うわぁぁぁ続き気になるっ!
    今回もすごかったです!???は一体誰なんだろう・・・
  40. 41 : : 2015/05/31(日) 23:06:20



    あとがき





    少し多忙で更新が遅れてしまい、申し訳ありません。


    はい、「女神さま」2話いかがでしたでしょうか?


    ちょっと個人的な感想を。

    映画の招き猫はあっちゃんが演じてることもあって、ちょっと可愛かったです(笑)

    あの残酷ささえなければ、間違いなく好きになれてました。


    漫画だとおじさんみたいに描かれてたから、これは有難い変更でした。





    今回1番苦労したのは「天谷ポジを誰にするか」という点でした。


    あんなキャラは誰にしたらいいだろうかということで、少し考えた結果、BTFのキャラ「シャビイ」を選びました。


    個人的にコイツはあんま好きじゃないキャラなので、「どうせだったら悪役にしてやろう」という思いで、彼を登場させました。



    シャビイ好きのみなさん、ホントにすいません。

  41. 42 : : 2015/05/31(日) 23:13:51


    今回もたくさんの「期待」のコメをくださり、ありがとうございます!!!


    その中で「レギュラーキャラをもっと出してほしい」というコメをいただいたのですが、これ結構難しい注文ですね(苦)


    まずみなさんに理解していただきたいのは「このストーリーは1話につき必ず人が死ぬ」ことです。


    僕も進撃好きですから、あまりレギュラーは出したくないんです。

    ただでさえ登場人物が少ないのもそのためです。


    今思えば、「ジャンは殺さないでおいで正解だった」と書いてるうちに考え直しました。



    レギュラーの活躍を見たいのはわかります。


    でもあまり出すとこっちもこっちで「選別」に苦労しますので、そこはご理解願います。


  42. 43 : : 2015/05/31(日) 23:17:39



    そこで僕は、あることを決定しました。




    レギュラーは簡単には殺しません!!


    ただし、それ以外には容赦しません。



    いいですね?







    ご承知いただいた方は、次回の3話でお会いしましょう。


    それでは!








    あとがき長くなってすいません。ペコリ


  43. 44 : : 2015/06/01(月) 06:51:20
    今回も面白かったです! ???が誰か気になる…続きに期待です!
  44. 45 : : 2015/06/01(月) 17:59:06


    >>40 >>44


    雛莉華さん、ジャンさん

    1話に引き続き、コメありがとうございます!!!


    すいません。
    ラストのコイツは、正体がわかるまで結構かかります(謝)

    でも、神さまを全部読んでいれば、少し察しがつくと思うんですが………

  45. 46 : : 2015/06/01(月) 18:08:22
    私ホラー漫画あんまり読めないものでしてw
    だけどこのssなら恐怖を感じながらも楽しめるので!
    続編も期待です★
  46. 47 : : 2015/06/01(月) 18:34:56
    執筆お疲れ様です!
    今回も良かったです!!
    次回も見させていただきます。
  47. 48 : : 2015/06/01(月) 18:37:25
    >>45 分かりませんね…でも女神は分かった気がします!引き続き期待です!
  48. 49 : : 2020/10/04(日) 15:25:16
    高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
    http://www.ssnote.net/archives/80410

    恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
    http://www.ssnote.net/archives/86931

    害悪ユーザーカグラ
    http://www.ssnote.net/archives/78041

    害悪ユーザースルメ わたあめ
    http://www.ssnote.net/archives/78042

    害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
    http://www.ssnote.net/archives/80906

    害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
    http://www.ssnote.net/archives/81672

    害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
    http://www.ssnote.net/archives/81774

    害悪ユーザー筋力
    http://www.ssnote.net/archives/84057

    害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
    http://www.ssnote.net/archives/85091

    害悪ユーザー空山
    http://www.ssnote.net/archives/81038

    【キャロル様教団】
    http://www.ssnote.net/archives/86972

    何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
    コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
    http://www.ssnote.net/archives/86986

    http://www.ssnote.net/categories/%E9%80%B2%E6%92%83%E3%81%AE%E5%B7%A8%E4%BA%BA/populars?p=12

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著者情報
hinokagututi

ローリン・ナオトLV.50

@hinokagututi

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女神さまの言うとおり シリーズ

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