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マネージャー始めました

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  1. 1 : : 2015/02/26(木) 18:20:29
    こんにちは、初めまして。ラブライブズと言うものです。ラブライブを話しを書こうと思っています。オリジナルの話ですが、良かったら見てみてください。
  2. 2 : : 2015/02/26(木) 23:36:23
     ~~とある中学校~~

    ??「ねぇねぇ、秀君、秀君!」

    秀「ん、どうしたの穂乃果ちゃん?」

    穂乃果「秀君はさ、高校とか決めてあるの?」

    秀「う~ん、まあなるべく近いところに進学しようかって思ってるかな。そういう穂乃果ちゃんは、何処の高校に行くつもりなの?」

    穂乃果「穂乃果はね、国立音ノ木坂学院ってとこに入るの!」

    秀「でもあそこって、最近入る人がいなくなって潰れちゃうって聞いた事があるけど?」

    穂乃果「そうなんだけどさ、なんでも廃校の危機を救うためにアイドルグループ作ったってきたんだよ!」

    秀「アイドルグループ....ってまさか!?」

    穂乃果「そう!私もそのアイドルグループに入ってその学校を救おうと思うの!」

    秀「ははは、穂乃果ちゃんがアイドルか~。なんか意外だな」

    穂乃果「穂乃果だけじゃあないよ、海未ちゃんもことりちゃんも入ってくれるの」

    秀「南さんに園田さんも?顔は見た事あるけど、実際あった事ないな~。どういう関係なの?」

    穂乃果「海未ちゃんとことりちゃんは、秀君と同じ幼馴染なんだよ。二人には、偶に秀君の事話してるんだよ」

    秀「へぇ~、そうなんだ。まあ、穂乃果ちゃんがそこまで言うんなら、僕は三人の事応援するよ」

    穂乃果「うん、応援よろしくね秀君!」


     それから僕たちは、無事中学を卒業しお互い高校に行った。それから穂乃果ちゃん達の入ったアイドルグループu`Sは人気を上げて学園の危機を救ったと聞いた。それから一年、新しい一年生が入って更に人気が出たと噂で耳にした。
  3. 3 : : 2015/02/28(土) 23:47:25
     中学を卒業してから2年

    教師「では、気を付けて帰るんだぞ」

    友人「なあなあ秀、これから皆でゲーセン行くんだけどお前も行かないか?」

    秀「ごめん、今日は遠慮しくよ。今日は、家でゆっくりしたいんだ」

    友人「そっか。じゃあ、また遊ぼうな!」

    秀「うん、また。さってと、僕も帰ろう」

     あれから2年、僕は穂乃果ちゃんとは会ってない。今では人気アイドルだから、練習とかしていて帰りも全然違う時間帯。

    秀「そういえば、中学の時は偶に穂乃果ちゃんと一緒に帰った事あったっけ」

    そうして中学の事を思い出しながら帰っているとすぐに家についた。家のドアを開けようとした時ーー

    ??「あ、いたいた!お~い!」

    秀「え、誰?」

     この声、どこかで聞いたことがある。

    ??「お~い、秀君~!」

    秀「この呼び方、まさか穂乃果ちゃん!?」

    穂乃果「やっほ~、久しぶり~!」タッタッタッ

    秀「うわ、びっくりした!本当に久しぶりだね、穂乃果ちゃん!」

    穂乃果「うん、本当に久しぶり。2年ぶりだね!」

    秀「それより、どうしたの?アイドルとかの練習は?」

    穂乃果「今日は、ちょっと用事があったから抜けて来たの」

    秀「そうだったんだ」

    穂乃果「ねえねえ、久しぶりに秀君の家に入っていい?」

    秀「うん、まあいいよ。今日は両親二人とも夜帰りだから」

    穂乃果「やった~!おじゃましま~す」

     変わらないな、穂乃果ちゃんは。

     ~~リビング~~

    秀「はい、オレンジジュースだけどいい?」

    穂乃果「うん、ありがとう!」

    秀「そういえば、どうして僕に会いに来てくれたの?それって穂乃果ちゃんの用事に関係あるの?」

    穂乃果「うん、実は秀君にお願いしたことがあるの」

    秀「お願い?あ、オレンジジュース飲むけど続けて」

    穂乃果「実はね....秀君にu`Sのマネージャになって欲しいの!」

    秀「ブー!」

    穂乃果「ちょっ、ちょっと秀くん!?」

    秀「ゲホッ、ゲホッ!」

    穂乃果「大丈夫、秀君!?」サスサス

    秀「ぼ、僕がu`Sのマネージャーに!?」
  4. 4 : : 2015/03/03(火) 22:42:07
    秀「ど、どうして僕がu`Sのマネージャーなんかに?」

    穂乃果「えっとね、この2年間で穂乃果達の人気がでたでしょう?」

    秀「うん」

    穂乃果「最近になって、忙しくなって皆で困ってるの。それで穂乃果がマネージャーなんてどうかなって言ったの」

    秀「断れたりとかなったの?」

    穂乃果「そこらへんは、穂乃果が頑張って皆を説得したの!『優しくていい人がいるから!』って」

    秀「そうなんだ。僕って、そんなに優しいかな?」

    穂乃果「うん、秀君はいつも色んな人に親切にしてたりしてたよ。穂乃果、ちゃんと秀君の事見てたんだから!」

    秀「そう....だったんだ///あ、そういえば何時ぐらいに行った方がいいの?」

    穂乃果「なるべく早い方がいいから、明日とか大丈夫かな?」

    秀「うん、特に予定もないし大丈夫だよ」

    穂乃果「良かった、じゃあ学校の正門で待ってて。迎えにいくから!」

    秀「でも、僕穂乃果ちゃんのメアド知らないよ?」

    穂乃果「じゃあ交換しよう!穂乃果も秀君のメアド交換したかったし」

    秀「待ってて、今携帯出すから!」

     ピロリン!

    あ、今思えば女の子のアドレス交換するの初めてだ。

    穂乃果「秀君に要件は伝えたし、そろそろ帰るね」

    秀「分かった、それじゃあまた明日ね」

    穂乃果「なんだか久しぶりに聞いたな、秀君のまた明日」

    秀「あ、言われてみればそうだね」

     中学の時、いつも帰って帰り道が分かれる時言ってたっけ。なつかしいな。

    穂乃果「それじゃあ、お邪魔しました!秀君、明日よろしくね!」

    秀「うん、バイバイ!」

     バタン

    秀「世の中って、何があるか分からないもんだな~」
  5. 5 : : 2015/03/04(水) 00:41:27
     ~~翌日~~

     音ノ坂学院 正門前

    秀「あ、此処だ此処だ。早速穂乃果ちゃんに連絡して」

    秀「これでよしっと」

    女子生徒1「ヒソヒソ」ジー

    女子生徒2「ヒソヒソ」ジー

    秀(なんか...すごく見られてる)

    穂乃果「お~い、秀君お待たせ!」タッタッタ

    秀「あ、穂乃果ちゃん!えっと、この学校の先生には?」

    穂乃果「ちゃんと言ってあるから大丈夫だよ。じゃあ案内するね!」テクテク

    秀「それにしても、結構広いねこの女子校って」テクテク

    穂乃果「そう?穂乃果はあんまりそう思わないけど」テクテク

    秀「そりゃあ、穂乃果ちゃんはいつも通ってるからそう思うんだよ」テクテク

     ~~そして部室へ~~

    穂乃果「ここが穂乃果達がいつも使ってる部屋だよ」

    秀「やっぱり女の子だから、綺麗だね」

    穂乃果「それじゃあ秀君はここで待ってて。穂乃果は、他の皆を探しに行ってくるから!」

    秀「うん、分かった」

    穂乃果「それじゃあ、行って来るね~!」ガラガラ

    秀「ちょっと、椅子でも出して待っておこう」

    ??「今日は、確か穂乃果ちゃんが言ってた人が来るんだよね?」

    ??「どんな人か、楽しみだにゃ~!」

     に、にゃあ?変わって口癖だな、u`Sのメンバー人かな?

     ガラガラ

    ??「えっ?」

    秀「あ、こ、こんにちは」

    ??「え~!?あ、あなただれですか~!?」

    ??「どうしたの、花陽ちゃん?って、男の人がいるにゃ~!」

    秀「えっ!?あ、あの」

    花陽「凜ちゃん、どうしよう!?どうしたらいいのかな!?誰か助けて~!」

    凜「そこの男の人!あなたは、誰にゃあ!」

    秀「え、えっと、僕はーー」

    穂乃果「どうしたの、二人とも?」ヒョイ

    花陽「あ、穂乃果ちゃん!私達の部屋に男の人がいます!」

    穂乃果「あ、この人が穂乃果が言ってた人だよ」

    凜「え、そうだったの!?」

    秀「ちょっと、穂乃果ちゃん!ちゃんと男の人だって言ったの!?」

    穂乃果「あ、ごめん!言うの忘れてた!」

    秀「もう、ちゃんと言ってよね!偶にあるんだから、穂乃果ちゃんの悪い癖」

    穂乃果「ごめん、ごめん」

    花陽「あの~、穂乃果ちゃんとはどういう関係なんですか?後、お名前は何ですか?」

    秀「えっと、僕の名前は一条秀って言うんだ。穂乃果ちゃんとは、幼馴染なんだ」

    花陽「そうなんですか。さっきは大声出してすみませんでした!」

    秀「こっちもごめんね。脅かしちゃって、良かったら君の名前を教えてくれないかな?」

    花陽「あ、はい。私の名前は、小泉花陽って言います。よろしくお願いします、一条さん」

    秀「ご丁寧でありがとう、花陽ちゃん」

    凜「あたしの名前は、星空凜にゃ!花陽ちゃんとは、友達だにゃ!」

    秀「凜ちゃんか、よろしくね」

    ??「おやおや~、ずいぶんと賑やかやな~」
  6. 6 : : 2015/03/04(水) 00:42:26
    ちなみに主人公の名前の呼び方はしゅうって言います。
  7. 7 : : 2015/03/19(木) 21:02:47
    穂乃果「あ、希ちゃん!来てたんだね!」

    希「と言うても、さっき生徒会の仕事をしてたからな。で~」チラ

    秀「あの...」

    希「今そこにいる彼が、穂乃果ちゃんが言ってた頼れる人っちゅう訳やな」

    穂乃果「うん、そうだよ!穂乃果の幼馴染み、秀君だよ!」

    秀「えっと、初めまして。僕は、穂乃果ちゃんの幼馴染の一条秀って言います」

    希「ご丁寧にどうも。うちは3年で生徒会で副会長をしてる、東條希って言うんよ。よろしくな、秀君」

    秀「あ、よろしくお願いします、東條先輩」

    希「そんなに堅苦しくてもええよ。うちの事、希って呼んでいいし」

    秀「えっと、じゃあ希さんでもいいですか?」

    希「うん、それでかまわへんよ」

    秀「じゃあ、これからは希さんって言わせてもらいます」

    穂乃果「じゃあ穂乃果は、また他の皆を探してくるね!」

    希「あ、そうや。絵里ちは生徒会の仕事してるから、生徒会室におるからな~」

    穂乃果「ありがとう~!じゃあ、また行ってきま~す!」タッタッタッ

    花陽「行っちゃいましたね」

    秀「あいう所は、全然中学の時から変わらないな」

    花陽「そうなんですか?」

    秀「うん。元気すぎるのも、ちょっと困ったもんだよ」

    凜「それじゃあ皆が来るまで何するにゃ?」

    秀「そうだな~、この人数だからトランプとかどうかなって、トランプとか持ってなかったな」

    希「うち持ってるよ」

    秀「えっ、何で持っているんですか?」

    希「実はうち、占いが趣味なんよ。今度占ってあげるな」

    秀「へぇ~、そうだったんですか。じゃあトランプ、借りますね希さん」

    凜「で、トランプで何するにゃ?」

    秀「そうだな~、ここは定番にババ抜きにしようかなって思うんですけど、いいですか?」

    希「うちは構わんよ」

    花陽「私も大丈夫です」

    凜「凜も賛成だにゃ!」

    秀「じゃあ決まりですね。それじゃあ、カードをシャッフルしてっと。じゃあ、カードを配りますね」

    希「ほうほう」

    花陽「ふむふむ」

    凜「なかなかだにゃ!」

    秀「全員に行きましたね。順番はどうしますか?」

    希「そうやな~、じゃあ秀君を最初にしてそこから時計回りで引いていくのとかどう?」

    花陽「私もそれでいいです」

    凜「凜も!」

    希「決定やね。それじゃあ、秀君からお願いな」

    秀「分かりました。それじゃあ、ババ抜き開始です!」
  8. 8 : : 2015/04/05(日) 19:33:30
    秀「じゃあ、僕からだね。え~と、どれにしようかな?」

    凜「さあさあ、早く選ぶにゃ!」

    秀「そうだな~、じゃあこの一番右端にしようかな」ヒョイ

    凜「次は凜の番だにゃ!凜はどれにしようかな~?」

    花陽「うぅ、なんだか緊張するよ~」

    秀「まあ、この時間がなんだかハラハラすろよね。引く方も取られる側もね」

    凜「これにゃ!あ、揃ったにゃ!えい!」

    希「あらら、凜ちゃんに一歩先行かれちゃったみたいやな」

    花陽「わ、私も負けられません!じゃあ私の番です!」

    希「はい、何処でも好きなとこええよ」

    花陽「え~と、え~と」

    秀「落ち着いて、花陽ちゃん」

    花陽「は、はい、分かりました!これです!」

    秀「どうだった?」

    花陽「あ、揃いました!」

    秀「おめでとう、花陽ちゃん」

    花陽「はい!」

    希「ほな、次はうちの番やな」

    秀「いよいよですね。さあ、どうぞ」

    希「う~ん、どれがええかな~?」

    秀「早くしてくださいね~」

    希「そうやな~、じゃあ真ん中にするな」ヒョイ

    希「あっちゃあ~、ババを引いてしもうた~」

    秀「へへ、やりました!僕は意外と、ポーカーフェイス得意なんですよ」

    希「む~、意外な強敵やな~」

    ??「ちょっと、何の騒ぎなのよ?」
  9. 9 : : 2015/05/06(水) 22:01:06
    秀「えっと、どちら様で?」

    ??「ちょっと、何でうちの部室に男子がいるのよ!」

    花陽「真姫ちゃん、落ち着いて!」オロオロ

    秀「真姫ちゃん?」

    希「そう、この子の名前は西木野真姫ちゃん。凜ちゃんと花陽ちゃんと同じ一年生なんよ。で、こっちの彼が穂乃果ちゃんがい言ってた頼れる人で名前が一条秀君って言うて穂乃果ちゃんと幼馴染なんやて」

    真姫「えぇ!年上だったの!?」

    秀「うん、そうなんだ。でも気にしてないからタメでいいよ」

    真姫「そ、そう?じゃあ遠慮なくタメで行くわね。ところで皆は何してたの?」

    花陽「えっとね、穂乃果ちゃんがほかの皆を探しに行ってそれで何をしようかなって思ってそれで皆でババ抜きをしようって一条さん提案したの」

    真姫「それで、あんなにテンション高かったって事ね」

    秀「まあそんなところかな。良かったら真姫ちゃんもやる?」

    真姫「そ、そうね私もちょっとやろうかしら」

    希「了解、今カード配るな」

    秀「あ、すいません希さん」

    希「別に気にせんでええよ?それじゃあ、はい真姫ちゃん」

    真姫「ありがとう、うんまあまあってところね。それじゃあ隣座るわよ」

    秀「いらっしゃい」

    真姫「まあ、たかがババ抜きだからそんな熱くはならないでしょう」


     ~~それから数分後~~

    真姫「何で私がババ持ってるってわかるのよ!」

    秀「だって、真姫ちゃん顔に出やすいんだもん」ハハハ

    真姫「く~、次はばれない様にしてあげるんだから!」

    希(熱くなってるやん)

    穂乃果「皆、お待たせ~って何に盛り上がってんの?」

    秀「あ、穂乃果ちゃんお帰り。いやちょっとババ抜きをしててね」

    穂乃果「ええ~、私もやりたい!」

    ??「穂乃果、そうじゃあないでしょう?」

    ??「あ、彼が噂の秀君なの?」

    ??「皆ごめんなさい、待たせてしまったわね」
  10. 10 : : 2015/05/14(木) 23:15:44
    穂乃果「おっと、ごめんごめん。とりあえず皆見つけて全員集合だね!」

    ??「それより、早く座りたいんだけど」

    穂乃果「あ、それもそうだねにこちゃん」

    秀「え、にこちゃん?」

    にこ「にっこにっこに~、どうも皆のプリティーアイドルにこにーで~す!」

    秀「...えっと、穂乃果ちゃん」

    穂乃果「ん、何?」

    秀「この子も真姫ちゃん達と同じ1年生?」

    にこ「誰が1年生じゃあ、この年下が~!」ペシ

    秀「あいた!えぇ~、年上だったんですか!?」

    希「そうよ、にこっちはうちと絵里ちと同じ3年生なんよ」

    秀「えっと、すいませんでしたにこ先輩!」

    にこ「分かればよろしい」

    絵里「はいはい、にこも君も落ち着いて早く座って自己紹介しましょう」

    にこ「分かったわよ」

    秀「はい、分かり...ました...」

    絵里「ん?」

    秀(な、なんて綺麗な人なんだ。綺麗な金髪だしハーフなのかな?それを差し引いても美人で可憐な人だな///)

    絵里「君どうかしたの?」

    秀「いえ、とても綺麗な金髪で美人で可憐な人だなっと思いまして」

    絵里「えっ?///」

      ん?僕さっきなんて言ったんだ?なんだかあの人が赤くなってるけど....

    秀「!??////」

    秀「あわわわ、ごめんなさい!!つい頭がボーとしていて考えてたことがそのまんま出てしまって!って、僕は何を言ってるんだ!!」ドゲザ

    絵里「わわ、そんなに謝らなくていいから!私もいきなり褒められてちょっと驚いてしまってけど気にしてないから!私もちょっと褒められて嬉しかったけどって、私も何言ってるのかしら!///」アタフタ

    海未「二人とも落ち着いてください!ことり、二人何かを冷たい飲み物を!」

    ことり「わ、わかった!絵里さん、秀君冷たいお茶です!」

    秀「あ、ごめんなさい頂きます」

    絵里「ええ、ありがとう」

    秀絵 ゴクゴク

    希「二人とも落ち着いたか?」

    秀「はい、お見苦しいところを見せてしまって皆さんすいませんでした」ペコリ

    絵里「私も取り乱してしまってごめんなさい。それじゃあ座って自己紹介しましょうか」

    秀「そうですね」

    秀絵(はぁ、何やってんだろう私(僕)。恥ずかしい...///)
  11. 11 : : 2015/05/23(土) 23:25:41
    絵里「え~ゴホン。では改めてメンバーの自己紹介をするわね」

    秀「あ、はい!」

    絵里「じゃあまずは、一年生からお願いね」

    花陽「は、はい、じゃあ私か言います!えっと改めましてこんにちは、一年の小泉花陽です。好きな物は白いお米です!」

    秀「うん、改めてよろしくね。へぇ~、花陽ちゃんってごはんが好きなんだ。今度花陽ちゃんが作ったおにぎりとか食べてみたいな」

    花陽「あ、はい今度作ってあげます!」

    秀「本当?ありがとう!」

    凜「じゃあ次は凜が言うにゃ!凜の名前は星空凜にゃ!好きな事は水泳だにゃ!」

    秀「うん、よろしくね。確かに凜ちゃんって運動とか好きそうだと思ったよ」

    真姫「じゃあ最後は私ね、改めて私の名前は西木野真姫よ。後は偶に曲とかも作ったりするわ」

    秀「へえ~、真姫ちゃんって曲とか作れるんだ!すごいね、僕になんかはとてもじゃあないけどできないよ」

    真姫「そ、そう?あ、ありがとう///」

    絵里「じゃあ一年生は終わりね。じゃあ次は2年生ね、穂乃果の事はもう面目があるそうだからことりと海未、自己紹介してくれる?」

    海未「はい、分かりました。一条君、えっと初めましてかしら?」

    秀「えっと、多分そうなるかな?」

    海未「では改めまして初めまして、私の名前は園田海未です。何度か、穂乃果と一緒にいる所を見た事あります」

    秀「そうだったの?全然気づかなかった」

    海未「遠めで見ていましたから」

    ことり「じゃあ次は私だね。初めまして一条君、私の名前は南ことりだよ。一条君にはちょっと興味があったんだ」

    秀「えっ、どういうこと?」

    ことり「中学の時、偶に穂乃果ちゃんが一条君事を話してくれた事があったんだ」

    海未「そういえば、時折そんな事を話していましたね」

    ことり「穂乃果ちゃんは、一条君は優しくていつも何かと助けてくれて自慢の幼い馴染みって聞いてたんだ」

    秀「そう言えば、穂乃果ちゃんの手伝いとかも偶にしてたな~」

    ことり「で、改めて一条君を見て穂乃果ちゃんの言うとおり優しそうでいい人そうだね。一条君とはきっといい関係になれると思うの」ギュウ

    秀「ふぁ!?///」(こ、ことりちゃんが僕の手を!///ことりちゃんも結構可愛いだな、手とかも柔らかいし///)

    穂乃果「どうしたの、秀君?なんだ顔赤いよ?」

    秀「うえ!?な、なんでもないから大丈夫だよ!」アセアセ

    海未「ことりもいきなり一条君の手を握らない!一条君が困っていましたよ」

    ことり「あ、そうだったね。ごめんね、一条君」

    秀「へ?あぁ、気にしてないから大丈夫だよことりちゃん」

    ことり「本当?そう良かった、やっぱり一条君は優しいね」ニコ

    秀「うぅ///」(だから笑顔にならないでよ!またドキドキしちゃうじゃないか!)

    にこ「にやにや」

    秀(なんかにこ先輩にやにやしてるし、腹立つな~もう!)
  12. 12 : : 2015/06/04(木) 23:17:08
    絵里「2年はこれで終わりね。じゃあ次は私達三年紹介をしましょうか。じゃあ、希からいいかしら?」

    希「ほいきた。じゃあ改めてうちが3年の東條希や。趣味もトランプの時に言ったけど占いとかが趣味なんよ。スピリチュアルパワー使ってな」

    秀「スピリチュアルパワーですか」

    希「あ、信じてないな。スピリチュアルパワーをどう受け取るか知ってるか?」ジジジ

    秀「いえ知らないですけど、希さん何で近づいて来るんですか?」オドオド

    希「こうやってやるんよ!わ~しわしわしわし!」コチョコチョ

    秀「ちょっ、やめ、あっははははは!くすぐったい!」

    希「ほ~れ、わしわしわしわし!」コチョコチョ

    秀「あはははは、もうやめて!あっはははは!」

    絵里「こら希!そこまでにしなさい!」

    希「は~い」

    秀「はぁはぁ、なんか疲れた」グッタリ

    にこ「相変わらず、希のわしわしはすごいわね」

    希「これがスピリチュアルパワーを取り込み方や」

    秀「はぁ、なるほど」

    希「それに、うちの胸にあたって嬉しかったやろう?男の子好きなからな」ヒソヒソ

    秀「!?///」

    希「ふふ、秀君顔赤いな。なんか秀君からかうの面白いわ」クスクス

    秀(なんか、この人には一生敵わない気がする)

    絵里「希、何を話していたの?」

    希「別に何もないよ。じゃあ次はにこっちな」

    にこ「は~い。んじゃあ改めて3年の矢澤にこよ。あと、私をもう一年とか間違えるんじゃあないわよ!」ジッ

    秀「わ、分かってますよ。肝に銘じていますので」

    にこ「じゃあよろしい!まあこれからよろしくね。それじゃあ最後にお願いね」

    絵里「分かったわ、それじゃあ改めて初めまして。私は3年で名前は綾瀬絵里って言うの。あなたの言うとおりはハーフなのよ」

    秀「あ、やっぱりそうだったんですね」

    絵里「まあ、この金髪と目の色を見ればそう思うわね。おばあ様がロシア人でそれを受け継いでいるの」

    秀「へぇ~、ロシアのハーフだったんですか」

    絵里「えぇ、そうなのよ。そしてこのu`Sのリーダーもしているのよ」

    秀「えっと、つまり部長ってことですか?」

    絵里「まあその方が簡単ね。後はこの学園の生徒会長をしているの、希から聞いてるわよね?」

    秀「はい、聞きました」

    絵里「とりあえず、これが私達のu`Sのメンバーよ。これから君には私達のサポートをしてほしいの。まあ、主には飲み物の準備タオルとかの用意や片付けね。他にもあるけど、今日はこれぐらいにしとくわね」

    秀「あ、はい分かりました!これから皆さんのマネージャーになるので、全力でサポートをしますのでよろしくお願いします!」ペコリ

    花陽「はい、こちらこそよろしくお願いします」ペコリ

    凜「よろしくにゃあ!」

    真姫「まあ、これからよろしく」

    穂乃果「一緒に頑張っていこうね、秀君!」

    海未「私も一条君のお手伝いもいますので頑張りましょう」

    ことり「私も海未ちゃんと同じだよ、一緒に頑張ろうね一条君!」

    希「困ったことがあったら、なんでも聞いてな」

    にこ「サポート頼んでわよ!」

    絵里「それじゃあ、今日は顔合わせだけだからこれで解散しましょう」

    一同「はい!」
  13. 13 : : 2015/06/09(火) 23:09:37
    秀「さてと、とりあえず顔合わせも終わった事だし家に帰ろうかな。特にやることないし」シュタ

    穂乃果「あ、ちょっと待って秀君!」

    秀「えっ、どうしたの穂乃果ちゃん?」

    穂乃果「せっかく秀君が穂乃果達のマネージャ-さんになったんだし、同じ中学の皆でお祝いしようよ!」

    海未「み、皆って私達も入っているんですか!?」

    穂乃果「当たり前じゃん!せっかく中学が一緒だったのにあんまり話してなかったし、これを機に仲良くなろうって思ったんだよ!」

    秀「ほ、ほんと相変わらずだね穂乃果ちゃんは」

    ことり「ことりも別にいいよ、穂乃果ちゃんの意見には賛成だし」

    海未「まあ私も特に用事がないので大丈夫ですけど」

    穂乃果「じゃあ、決まりだね!」

    秀「それで場所は何処なの?喫茶店とファミレスとかなの?」

    穂乃果「ううん、場所は秀君のお家だよ!」

    秀海「はぁぁぁ!?」

    海未「ちょっと穂乃果!どうして一条君の家でお祝いをするんですか!」

    秀「そ、そうだよ!それに、今日は母さんもいるから駄目だと思うし」

    穂乃果「えぇ~、今日秀君のお母さんがいるの!?なら直させら行きたい!」

    海未「こら、穂乃果!」

    ことり「まあまあ、海未ちゃんそんなに焦らないで。でも、ことりは一条君のお家とか興味あるな~」

    秀「はぁ~、仕方ないな~。もし母さんが駄目って言ったら諦めてよね」

    穂乃果「本当?ありがとう、秀君!」ダキ

    秀「ちょ、いきなり抱きつかないでよ穂乃果ちゃん!///」

    ことり「穂乃果ちゃん、嬉しそうだね。ことりも抱きついた方がいいのかな?」

    海未「こら、ことりまで一条君を困らせることをしてはいけませんよ」

    穂乃果「それじゃあ、秀君の家に向かってレッツ・ゴー!」

     そして場所変わり秀の家へ

    秀「....で、なんでu`Sの皆まで家に来てるんですか!?」

    にこ「なんでって、穂乃果に誘われたのよ」

    希「うちは最初から秀君の家に興味あったから、穂乃果ちゃんに頼んだんよ」

    絵里「私は一様断ったのだけど、穂乃果がどうしても言われちゃって。ごめんなさいね」

    花陽「あの、迷惑でしたか?」

    秀「いや、もうここまで来たら気にしないよ。それじゃあインターホン鳴らすよ」ピンポーン

    秀の母「は~いって、あら秀じゃない。お帰りなさいって、偉く大人数でいるけどどうしたの?」

    穂乃果「おばさん、お久しぶりです!」

    秀の母「あら、穂乃果ちゃんじゃない!どうしたの、穂乃果ちゃんも一緒に来て」

    穂乃果「実は今日、秀君が私達のアイドルグループのu`Sのマネージャーさんになったです!それで、秀君のお家でちょっとしたお祝いをしたいんです!」

    秀「という事なんだけど、流石に無理だよねこの人数なんて」

    秀の母「あら、構わないわよ?家のリビングまあまあ広いし」

    秀「いいのかよ!」

    穂乃果「ありがとうございます、おばさん!」

    秀の母「ほら、皆もそこに突っ立ってないで家に入って入って!」

    一同「おじゃまします!」

    秀(そうだった、家の母さん結構ノリが軽いの忘れてたし)ガク
  14. 14 : : 2015/06/15(月) 23:48:08
     ~~リビング~~

    秀の母「さあさあ、皆自分の家だと思ってゆっくりしてね」

    凜「ほぇ~、本当に広いにゃ~!」

    希「本間やな~、確かにこれならこの人数でいけそうやな」

    絵里「あの、本当にありがとうございます」

    秀の母「良いの、気にしないで。それより秀」

    秀「ん、何母さん?」

    秀の母「皆に何か飲み物とか出してあげなさいよ」

    秀「はいはい、了解。母さんの仰せのままに」テクテク

    海未「あ、私も手伝います!」テクテク

    秀「うん、ありがとう園田さん。助かるよ」

    海未「いえいえ、上がらせてもらった身ですか当然の事です」

    秀「え~と飲み物はっと。あ、オレンジジュースと林檎ジュースがあった。えっと、皆さんはオレンジジュースと林檎ジュースどっちがいいですか?」

    穂乃果「秀君、私は昨日と同じでオレンジジュース!」

    ことり「じゃあ、ことりは林檎ジュースしよう!」

    凜「凜はオレンジジュースがいいにゃあ!」

    真姫「私もオレンジにしようかしら」

    花陽「じゃあ私は、りんごジュースにします」

    希「うちは、オレンジにしようかな」

    にこ「にこは林檎にするわ」

    絵里「じゃあ私も林檎にしようかしら」

    秀「え~と、オレンジが穂乃果ちゃんに凜ちゃん、真姫ちゃんと希さん。それで林檎がことりちゃんに花陽ちゃん、にこさんと絵里さんだね。そういえば、園田さんどっちにするの?」

    海未「そうですね、ではオレンジで」

    秀「了解。それじゃあ僕は飲み物の準備するから、園田さんは引出しにあるお菓子を出してもらえるかな?」

    海未「分かりました」

      数分後

    秀「はい、飲み物の準備が出来ましたよ。それじゃあ、それぞれに配りますね」

    ことり「あれ、そういえば秀君は飲み物とか入れなくていいの?」

    秀「ん?あぁ~、僕は良いんだよ。後で入れて飲むから」

    ことり「でも、今日は秀君が主役だし。そうだ、じゃあことりが秀君に飲み物を入れてあげる!」

    秀「えぇ~!?い、いいよ、そんなに気を使わなくても!」アセアセ

    ことり「もしかして、迷惑だった?」ウワメズカイ

    秀(うぅ~、そんな顔しないでよ///なんだか罪悪感が出るじゃないか!)「....林檎ジュースでお願いします」

    ことり「ありがとう!林檎ジュースだね、今入れてくるから!」タッタッタッ

    秀「はぁ~」(どうして、僕って女の子が泣きそうになると断れないんだろう?)

    秀の母「にやにや」

    秀「母さんなんだよ、その顔は?」

    秀の母「別に~。いや~、青春だね~」ニヤニヤ

    にこ「その気持ち、にこにも分かりますよ」ニヤニヤ

    秀の母「あら、貴方とは気が合いそうね」

    秀「そこ!変な所で同盟組むな!」

    ことり「どうしたの、秀君?」

    秀「うえ、ことりちゃん!え、えっとなんでもないから気にしないで!」アセアセ

    ことり「そう、なら良かった。それとはい、秀君の林檎ジュース!」サシダス

    秀「あぁ、ありがとうことりちゃん」ウケトル

    絵里「それじゃあ皆飲み物行ったわね。それじゃあ、一条君がマネージャーになったのに記念して、乾杯!」

    一同「かんぱ~い!」カキーン
  15. 15 : : 2015/06/26(金) 20:33:36
     ワイワイガヤガヤ

    秀(ん~、やっぱりこんなに人数がいるからお菓子の量が減るのも早いだろうな。仕方ない、昨日作りかけのクッキーとホットケーキでも作るか)」

    秀「よいっしょっと」テクテク

    絵里「あら、一条君どうかしたの?」

    秀「あ、気にしないでください。ちょっとキッチンに行くだけだけですから」

    絵里「何か作るの?」

    穂乃果「え~、秀君って料理とかできるの!?」

    秀「ただの趣味でやってるだけだよ、穂乃果ちゃん。え~と、確か冷蔵庫に作りかけのチョコクッキーの生地が合ったはずだけど。母さん、何処だったか知ってる?」

    秀の母「真ん中に置いてたはずだわよ」

    秀「真ん中?あ、あったあった。ありがとう母さん」

    秀の母「どういたしまして」

    秀「あとは、予めにホットケーキの材料をスタンバイしておこうかな」

    にこ「趣味って言うか、本格的なんだけど!?」

    ことり「一条君のお母さん、一条君ってそんなに上手なんですか?」

    秀の母「まあ、上手いっちゃあ上手いな。この子ったら男のくせに無駄に女子力高いのよね。料理とかも偶に手伝いとかしてるし」

    真姫「見た目によらず、意外と家庭的なのね」

    絵里「うん、私も手伝ってあげよう。すいません、少しいいですかお母さん」

    秀の母「あら、お義母さんだなんて。息子をもらってくれるつもりかしら?」

    秀「うえっ、ゲホゲホ!な、ななななに言ってんだよ母さん!///絵里さんを困らせるようなこと言うなよ!後、ミュアンスがおかしいから!」

    絵里「そ、そそそうですよ!私はただ聞きたいことがあって呼んだだけですよ!///」

    秀の母「分かってるわよ。でもこんなに女子がいるんだし、いっその事誰かがうちの息子を婿に貰う気とかない?」

    ことり「ええ!?///」

    花陽「お、お婿さんですか!?///」

    希「あらあら、秀君のお母様は意外と大胆やな~」

    真姫「ちょっと、何言ってるんですか!?///」

    凜「ありゃりゃ、珍しく真姫ちゃんが敬語になってるにゃ」

    真姫「そりゃ、敬語になるわよ!」

    秀「もう、母さん!!///」

    秀の母「はいはい、分かったからそんなに睨まないでよ。それで絵里ちゃんだったっけ、どうしたのかしら?」

    絵里「やっと本題に入れました。あの、すいませんけどエプロンとか余ってる物とかありますか?」

    秀の母「えぇ、あるわよ。でもどうして?」

    絵里「私も一条君のお手伝いをしようと思いまして、一人で二つの事をするには大変ですから。手伝いたいと思いまして」

    秀「良いんですか、絵里さん?」

    絵里「えぇ、私が手伝いたいだけだから気にしないで一条君」

    秀「そうですか、ありがとうございます絵里さん」ペコリ

    絵里「どういたしまして」

    秀の母「うんうん、絵里ちゃんいい子だね。嫁ポイント1ポイント追加ね」

    絵里「そんなポイント入りません!」

    秀の母「はいはい、それじゃあとって来るから待っててね」バタン

    秀「なんか皆さん、すいません。あんな母親で」

    希「良いお母さんやん。明るくて元気なお母さんで」

    にこ「そうね、にことも気が合いそうだし」

    秀「それは、性格が少しにこさんと似てますからね。後、にやにやすんな!」

    穂乃果(秀君がお婿さんか。もしそうなったら、穂乃果の和菓子屋の跡取りになるのかな?)
  16. 16 : : 2015/07/06(月) 23:36:23
     ガチャ

    秀の母「はい、お待たせ絵里ちゃん。可愛いエプロンがあったからこれ使って」

    絵里「あ、ありがとうございます」シュッ

    秀「それじゃあやりましょうか、絵里さん」

    絵里「ええ、頑張りましょう!」

    秀「えっとそれじゃあ、まずサランラップで巻いていたくきいーの生地を出してもらっていいですか?」

    絵里「ラップを外してっと、外したわ」

    秀「では、クッキーの生地を適当な厚さに切っといてもらっていいですか?記事に塗る用の卵は用意しますから」

    絵里「分かったわ、じゃあ早速作業するわ」

    秀「じゃあ僕もホットケーキの準備をしますか!」

    穂乃果「おお~、二人とも手際がいいね」

    希「絵里ちは、普通に料理とかお菓子作りとかできるからな」

    ことり「でも、男の子がキッチンにいるのってちょっといいかもね」

    にこ「そう?私は何とも思わないけど」

    花陽「旦那さんと一緒にお料理とするのもなんだか憧れるな~」

    真姫「まさかあんた、さっき秀さんのお母さんの言葉を真に受けて言ったの?」

    花陽「そ、そそそんなのじゃあないよ!///単純にそういうのに憧れているだけだから!」

    秀「どうですか絵里さん、切れましたか?」シャカシャカ

    絵里「ええ、丁度全部切り終えたわ」

    秀「おお~、均等に綺麗に切れてますね。じゃあさっきといでおいた卵を塗っておしてください」

    絵里「ありがとう、一条君。手際が良くて助かるわ」

    秀「いえいえ、絵里さんがやりやすいようにサポートしてるだけですから」

    絵里「それでもありがとう。後は出来るから、一条君も自分の作業してもらって大丈夫よ」

    秀「そうですね。皆に美味しいホットケーキを食べさせてあげたいですし」

    海未「それにしても、一条くんと絵里さんの姿がなんだか夫婦みたいに見えますね」

    穂乃果「海未ちゃんもあーゆうのに憧れたりするの?」

    海未「そうですね、まあ少なからず私も女の子でいいなと思う事はありますね」

    穂乃果「あ、そういえば中学の時一度だけ秀君のお菓子食べた記憶があるような~」

    凜「どんな味だったんだにゃ?」

    穂乃果「う~ん、それがあんまり覚えてないいんだよね。今作ってるお菓子を食べれば思い出せるかも」

    希「じゃあ、楽しみやな」
  17. 17 : : 2015/07/21(火) 22:29:28
     それから30分後

    秀「よし!全員分のホットケーキが完成した!」

    絵里「こっちも丁度焼けたわ」

    凜「わぁ~い、待ってたにゃあ!」

    にこ「結構いい匂いすわね」

    穂乃果「秀君に絵里ちゃん、早く早く!」

    秀「ちょっと待って、そんなに一気に置けないんだから。はい、まずは真姫ちゃんに凜ちゃんね」コト

    凜「うわ~、いい匂いでふわふわしてるにゃ!」

    真姫「すっごいおいしそう~」キラキラ

    秀「次に、花陽ちゃんに園田さんね」コト

    花陽「うわ~、とっても美味そう~」

    海未「ありがとうございます、一条君」ペコリ

    秀「はい、ことりちゃんに穂乃果ちゃんお待ちどうさま」コト

    穂乃果「もう、においだけでお腹いっぱいになりそう!」

    ことり「本当に美味しそう~!」

    秀「最後に希さんににこさんの分です」コト

    にこ「ありがとうね」

    希「待ってたで、う~んいい匂い」

    絵里「それでこれが、クッキーよ」コト

    ことり「うわ~、こっちも美味しそう!」

    秀「はい、絵里さん。受け取ってください」

    絵里「うん、ありがとう一条君。それじゃあ皆、手を合わせましょうか」

    9人「いただきま~す!」パク

    ことり「なにこれ!?すごく美味しい!」

    真姫「生地が柔らかくて、お店とかでも出せそうな味じゃあない!」

    希「う~ん、本間に美味しいわ~。これやったら毎日食べたくなるわ~」

    秀「お口に合って良かったです」

    にこ「クッキーの方はどうかな?」パク

    凜「あ、凜もだべるにゃ!」パク

    穂乃果「じゃあ、穂乃果も!」パク

    凜「むむ!こっちもすっごく美味しいにゃ!」

    にこ「何これ!?あんた本当に男子なの?」

    秀「男子ですよ!失礼な!」

    穂乃果「あ、思い出した!」

    秀「どうしたの、穂乃果ちゃん?」

    穂乃果「この味よ!中学の時、秀君が作ってくれたお菓子の味!」

    秀「あぁ~、そういえば偶に作って食べさせてあげてたっけ」

    海未「本当にありがとうございます、一条君。こんなに美味しい物を作ってくれて」

    秀「いいですよ、海未さん。これくらいお安いご用です」

    海未「あ、今下の名前で」

    秀「あ、ごめんなさい。馴れ馴れしかったですか?」

    海未「いえいえ。寧ろ、私も下の名前で呼んでほしかったです」

    秀「良かった~」

      それから20分後

    絵里「ご馳走になりました。ありがとうございます、一条君にそれに一条君のお母さん」

    秀の母「良いのよ、またいらっしゃい」

    ことり「本当にお皿洗いお手伝しなくていいの?」

    秀「大丈夫だよ、ことりちゃんは本当に優しいな」

    希「それじゃあ、失礼しました。秀君、明日からよろしくな~」

    にこ「いや~、食べた食べた!」テクテク

    花陽「本当に一条さんのお菓子美味しかったね!」テクテク

    真姫「そうね、また一条さんの家行こうかしら?」テクテク

    凜「あ、真姫ちゃんだけ狡いにゃ!その時は凜も連れてってほしいにゃあ!」テクテク

    海未「本当に一条君を見つけてくれてありがとうございます、穂乃果。ってあれ?」

    ことり「あれ、そういえば穂乃果ちゃんは?」

    絵里「見てないわね?」

     再び一条家

    秀「さてと、皆が使った食器を洗いますか!」

    穂乃果「あ、穂乃果も手伝うよ秀君!」

    秀「ありがとう、穂乃果ちゃん!」

    穂乃果「どういたしまして!」

    秀「.....ところで穂乃果ちゃん」

    穂乃果「ん、何かな秀君?」

    秀「何で家にまだいるの?」
  18. 18 : : 2015/07/23(木) 01:10:09
    凄くおもしろいです!期待!!
  19. 19 : : 2015/07/23(木) 05:34:08
    期待です
  20. 20 : : 2015/07/24(金) 17:45:10
    コメントありがとうございます!初めてなので、少し自信がなかったんです。しかも、オリジナルに改造してしまってなるべくアニメに近いように頑張ります!
  21. 21 : : 2015/07/24(金) 20:04:55
    穂乃果「えっ、理由を言ったらいいの?」

    秀「うん、出来ればお願い」

    穂乃果「それはね~、秀君ともちょっといたいから!」

    秀「.......。穂乃果ちゃん、少し携帯借りてもいい?」

    穂乃果「えっ、いいよ」

    秀「え~と、どこかな。あ、あった」ピッピッピ

    穂乃果「な、何してるの秀君?」アセアセ

     ガチャ

    ことり『もしもし、穂乃果ちゃん?何処にいるの?』

    秀「あ、僕だよ。一条秀」

    ことり『え~!?何で一条君が穂乃果ちゃんの携帯で話してるの!?』

    秀「それには、あとで言うよ。ところでそこに海未さんはいるかな?」

    ことり『うん、いるよ』

    秀「悪いけど、ちょっと変わってもらっていいかな?」

    ことり『うん、分かった。ちょっと待って』

    穂乃果「あの、秀君?」

    秀「穂乃果ちゃんは静かに!」

    穂乃果「は、はい!」(なんか秀君、海未ちゃんや絵里ちゃんみたいで怖いよ~)

    海未『もしもし、お電話変わりました。それでどうしたのですか?』

    秀「すいませんけど、家にまだいる穂乃果ちゃんを引き取ってもらえませんか?」

    海未『.....分かりました。すぐ向かいますので、待ってください』

    秀「よろしくお願いします」ピッ

    秀「まったく、もうちょっと自重してよね穂乃果ちゃん。母さんがいたけど、男の子の家にいつまでもいない!」

    穂乃果「え~、いいじゃあない~。私と秀君との仲じゃない!」

    秀「それでも、だめ!」ペチ

    穂乃果「あぅぅ」

     ことりSido

    ことり「一条君、なんて言ってたの?」

    海未「彼の家にいるから、引き取ってくてと言っていました」

    真姫「やっぱり、そうだったのね」

    絵里「まったく、困ったものだわ」ハァ

    凜「穂乃果ちゃんだけ狡いにゃあ!それだったら凜も、残ればよかった!」

    花陽「り、凜ちゃんそれはだめだよ」オロオロ

    海未「それじゃあ私とことりは、穂乃果を迎えに行きます。それではまた!」

    ことり「皆、また明日!」

    にこ「気を付けて帰りなさいよ~」

     それから10分後

    海未「すいません、一条君のお母さん。穂乃果を迎えに来ました」

    秀の母「はいはい、待ってたわよ」

    ことり「それで肝心の穂乃果ちゃんは、何処いるんですか?」

    秀の母「あぁ~、それなら」チラ

    海こと「えっ?」

    秀「大体穂乃果ちゃん、前にもこんな事あったよね!?中学の時はことりちゃんや海未さんとは知り合ってなかったけど、今日は泊まりたいとか意味分からないこと言って!」ガミガミ

    穂乃果「そ、そんなに怒らなくても」

    秀「いいや、それはだめ!中学の時から変わってないのが可笑しい!もしかして、小さい頃からことりちゃんや海未さんにこんな迷惑なことしてないよね?」

    海未(そういえば、そんなことがあったような)

    ことり「はははっ」

    秀の母「はいはい秀、そこまでにしときなさい。ことりちゃんや海未ちゃんが来たんだからそこまでにしなさい」

    秀「うえ!?わわわわ、なんだかお見苦しいとこ見せてごめんなさい!」

    穂乃果「お、おばさん」ジーン

    海未「いえ、気にすることはありません。その気持ち、私にはわかります」

    秀「...苦労したんだね、海未さんも」カタニポン

    海未「はい....」

    ことり「穂乃果ちゃん、大丈夫?」

    穂乃果「なんか、秀君が海未ちゃんは絵里ちゃんみたいで怖かった」

    ことり「あははっ、よしよし」
  22. 22 : : 2015/07/28(火) 20:42:34
    海未「では、これで私達は失礼いたします。ほら穂乃果、行きますよ」

    穂乃果「は~い」ズーン

    ことり「それじゃあ、明日からよろしくね一条君。バイバ~イ!」バタン

    秀「はあ~、やっと全員帰ってくれた。それじゃあ、早速洗い物を洗いますか!」

     10分後

    秀「これでよしっと!さってと、じゃあ今度はみんなのためにレモン蜂蜜漬けを作ろうかな。母さん、まだレモンってあったっけ?」

    秀の母「二、三個ぐらいあったはずよ」

    秀「ありがとう!え~とレモンレモンっと、あったあった。それじゃあもう一仕事しますか!」

     さらに20分

    秀「ふう~、終わった~。後は冷蔵庫に冷やしておいてっと、それじゃあ風呂に入って寝ようかな。お風呂出来てる、母さん?」

    秀の母「お風呂は洗ってあるから、あとは入れるだけよ。悪いんだけど、お湯入れておいてくれる?」

    秀「はいよ~、了解~」

      翌朝

    秀「ん~、良く寝たけど変な時間帯に起きちゃったな。ちょっと歩こうかな」

    秀「制服に着替えてっと」テキパキ

    秀「それじゃあ行こうかな」ガチャ

    秀の母「ふぁ~、あら秀じゃあない。おはよう」

    秀「あ、おはよう母さん」

    秀の母「どうしたのこんなに朝早く起きて?」

    秀「うん、ちょっと早起きしちゃったから軽く散歩でも行こうかなって」

    秀の母「そう。朝御飯用意しておくから、それまでには戻ってくるのよ」

    秀「分かってるよ、それじゃあ行ってきます」バタン

    秀「とは言ったものの、何処まで行こうかな~」テクテク

    秀「あんまり遠すぎても駄目だし、近すぎてもつまらないし」テクテク

    秀「そう言えばここら辺って、確か神社とかあったよな。よし、そこまで散歩しますか!」

    秀「ふんふ~ん。ん、あれって」テクテク

    凜「やっぱり凜には、朝起きは苦手だにゃ~」

    真姫「そんなこと言わずほら、シャッキっとする!」

    花陽「皆早起きしてきてるから、頑張ろうよ凜ちゃん」

    凜「分かったにゃ~」

    秀「三人とも、こんなとこで何してるの?」

    花陽「あ、一条さん!おはようございます!」ペコリ

    真姫「あら、一条さん。おはよう」

    凜「あ、秀さんにゃ!おっはよう!」

    秀「うん、三人ともおはよう」

    真姫「一条さんはどうしてこんなに早くいるの?」

    秀「ん~なんというか、変な時間に起きちゃったから軽い散歩をね」

    花陽「そうだったんですか。どこまで行くんですか?」

    秀「近くの神社まで行こうかなって思ってるよ」

    凜「あ、じゃあ凜たちと同じだにゃ!」

    秀「神社まで行って何するの?」

    真姫「そこでいつもあたしたちは、基礎体力を付けるトレーニングをしてるのよ」

    秀「基礎体力か、ふむ」

    花陽「一条さん、どうかしたんですか?」

    秀「よし、じゃあ今から神社まで競争だ!」

    真姫「はあ!?競争ですって!?」

    秀「その方がトレーニングになるし、それになんか面白そうだし」

    花陽「うう~、私そんなに足早くないからな~」

    秀「あ、ちなみに最下位の人は罰ゲームをしてもらうから」

    凜「罰ゲーム!?」

    秀「じゃあ、スタート!お先に!」ダッ

    真姫「あ、こら!待ちなさ~い!」ダッ

    花陽「さ、最下位だけは嫌だよ~!」ダッ

    凜「凜も朝から罰ゲームいやだにゃ~!」ダッ
  23. 23 : : 2015/07/28(火) 20:46:56
    いきなりですが、アンケートです。主人公の秀君、花陽ちゃんと凜ちゃんに真姫お嬢、この4人が誰が一位で誰が最下位を決めてもらいます。 まあ三人までにします。

    では、よろしくお願いします
  24. 24 : : 2015/07/30(木) 23:28:47
    1位:凜

    最下位:お嬢
  25. 25 : : 2015/08/05(水) 13:22:01
    1 りん  
    2 まき
    3 はなよ
    4 ひで
  26. 26 : : 2015/08/11(火) 13:14:30
    第1位 凛ちゃん

    第2位 しゅう君

    第3位 花陽ちゃん

    第4位 真姫お嬢
  27. 27 : : 2015/08/11(火) 19:50:48
    皆さん、ご協力ありがとうございます。見た感じ一位と最下位が凜ちゃんと真姫お嬢が多いですので、それにさせてもらいます
  28. 28 : : 2015/08/11(火) 21:10:43
    そして場所は神社へ

    凜「やった~、凜が一番だにゃ!」

    秀「くそ~!!やっぱり制服だからか動き辛かったから思うようにいかなかったか~」

    花陽「はぁはぁ、何とか最下位にならずにすんだよ」

    真姫「な、なんで私が最下位なんて」ズーン

    秀「まあなんと言うか、どんまい真姫ちゃん」ポン

    真姫「もとはと言えば、一条さんが罰ゲームを入れるわフライングして不意を突かれて遅れをちゃったのが原因じゃあない!」プンスカ

    秀「はてさて、罰ゲームの事は覚えてるけどフライングって何の話かな~?覚えてにゃいにゃ~」

    真姫「何で凜みたいな喋り方になっているのよ!腹立つからやめないよ!」

    秀「にゃははは~」

    真姫「も~!!」

    花陽(真姫ちゃん、一条さんに弄ばれてるな)

    凜「それより秀さん、罰ゲームって何をするんだにゃ?」

    秀「お、いい質問だね凜ちゃん」

    真姫「そ、そうよ、罰ゲームって何するよ」

    秀「ふっふっふ、では罰ゲームを発表しよう」

    花陽「真姫ちゃん、何されちゃうんだろう?」

    秀「罰ゲームは....」ゴゴゴゴゴ

    真姫(この雰囲気、絶対ろくでもないこと言うそうじゃない!)

    凜「ば、罰ゲームはなんだにゃ?」

    秀「罰ゲームは...この三人に何かを奢ってもらおうかな」ケロ

    真姫「えっ、そんなのでいいの?」

    秀「そうだけど、変だったかな?」

    真姫「じゃあさっきの貯めはなんだったのよ!?」

    秀「う~ん、その方が面白いから?」

    真姫「なんなのよそれ」

    花陽「まあまあ真姫ちゃん」

    真姫「まあ、それぐらい良いわ。奢ってあげるわよ」

    秀「じゃあ今日の練習が終わったら何か食べに行こうよ」

    凜「それいいにゃ~!」

    花陽「私はなんでもいいよ」

    真姫「了解、分かったわ」

    秀「あ、罰ゲームは良いけどお金とか大丈夫なの真姫ちゃん?」

    花陽「あ、その辺は大丈夫ですよ一条さん」

    秀「えっ、どういう事なの花陽ちゃん?」

    花陽「真姫ちゃんのお家は、お金持ちで真姫ちゃんのお父さんがお医者さんをしていて病院も持ってるんです」

     えっ、ちょっと待って。花陽ちゃん今なんて言った?

    秀「えっと、もう一度言ってもらっていいかな?」

    真姫「だから、うちは病院を持っていて家もそれなりに大きいって事なのよ」

    秀「つまりそれって....」

    花陽「はい、いい所のお嬢さんなんです」

    秀「ええええ~!??」

    凜「うわっ、秀さん凄い顔してるにゃ!」

    秀「なんかさっきから失礼なこと言ってすいませんでした、真姫お嬢!」ペコリ

    真姫「ちょっと、何でいきなり謝るのよ!?それになによ、真姫お嬢って!?」ワタワタ

    花陽(私も真姫ちゃんのお家見た時は驚いたな~)
  29. 29 : : 2015/08/22(土) 13:02:04
    希「皆、おはようさん!」ダキッ

    秀「うわ~!なんだなんだ、なんや~!」

    凜「あ、希ちゃんだにゃ!おっはよう~!」

    希「うん、おはようさん」まだ抱き着いてる

    真姫「おはようじゃあないわよ!確かに、今はおはようって言う時間だけど何で一条さんに抱きついてんのよ希!」

    希「いや~、珍しい人がいたから挨拶がてらとからかいも含めてやってやったらおもろいかなって」

    花陽「あの、いつまで抱き着いてるの希ちゃん?そろそろ離れないと、一条さんが困ってるよ?」

    秀「あわわわ、背中に柔らかい感触が!すばらなおもちの感触が!」

    凜「あははは、なんだか秀さんとっても面白い顔になってるにゃ!」

    真姫「そんなこと言いてる場合じゃあないでしょう!?ほら、希も早く離れてあげなさいよ」

    希「おもろいからこのままでいいやん」

    真姫「いいから!」

    希「は~い」

    秀「はっ!僕は一体今まで何を?一瞬意識が飛んだような気が」

    希「やっほ、秀君。おはようさん」

    秀「あれ、希さんじゃあないですか。おはようございます、いつ来たんですか?」

    希「今来たところなんよ」

    秀「そうだったんですか~」

    真姫(さっき希に抱きつかれた時の記憶が飛んでるし)

    穂乃果「皆、おはよう!早いねってあれ?」

    ことり「どうしたの、穂乃果ちゃん?あ、一条君だ!」

    海未「あら、本当ですね。おはようございます、一条君」

    秀「あ、穂乃果ちゃんに海未さんそれにことりちゃんも。おはよう、三人とも体力鍛えるためにだよね?」

    穂乃果「うん、そうだよ。それで秀君がどうして此処にいるの?」

    秀「ちょっと、早く起きちゃったってそれで散歩がてらしてたら偶々真姫ちゃん達に会ってね」

    海未「そうだったのですか」

    秀「あ、そうだ。僕って今日からμ’Sのマネージャーになったから、こういう朝練とかに来た方がいいのかな?」

    ことり「そうだね~、確かに朝練とかにも来た方がいいかもね」

    希「でも今日初めて知ったんやから、次の時でもええよ」

    秀「本当ですか?分かりました、じゃあ朝練する時には連絡してください」

    穂乃果「うん分かった、その時は携帯で連絡するね!」

    秀「ありがとう、穂乃果ちゃん。それじゃあ僕はこれで失礼するね」

    凜「え~、もう帰っちゃうの?」

    秀「うん、まだ朝ご飯とかも食べてないから戻らないといけないから。それじゃあ皆、また放課後に会うね」

    ことり「うん、また放課後にね一条君!」

    秀「うんまた」テクテク

    秀「誰もいないよね?」テクテク ピタッ

    秀「はぁ~、びっくりした~。いきなり後ろから希さんが抱きつくなって驚くよ。ていうか、希さんあれで生徒会の副会長してるのが信じらんない」

    秀「絵里さん、希さんとかに苦労とかしてないといいけど」テクテク

    ??「さっきの男の人、どうしてお姉ちゃんの事知ってるんだろう?」
  30. 30 : : 2015/08/31(月) 20:30:41
     ~~そして時間は進み放課後へ~~

    秀「ふう、少し早く来すぎちゃったかな?皆の練習時間はまだだし、どうしようかな?」

    係員「はい、この名札を首にかけておけば自由に歩けますから。帰る時は名札をきちんと返してください」

    秀「あ、はい。分かりました、ありがとうございます」テクテク

    秀「そうだ!せっかくだから、この学校を探検して行こう。意外と面白い物があるかもしれないし、行ってみよ~!」

    ??「そこのあなた、何を騒いでいるのかしら?」

    秀「うわわ、ごめんなさい!声、大きかったですよね?」

    ??「ええ、いくら放課後だからと言ってそんなに大きな声を出されたら生徒が驚きます。あら、あなたは確か...」

    秀「えっと、どこかで会いましたか?」(あれ?この人、なんだか誰かに似てるような?)

    理事長「私はこの学校の理事長をしていて南ことりの母親です」

    秀「ことりちゃんのお母さんで理事長さんだったんですか。えっと、はじめまして!僕は一条秀と申します。今日からことりちゃん達のマネージャーをするものです!」

    理事長「ご丁寧にどうも。君の事は娘から聞いてあるわよ」

    秀「えっ、そうなんですか?」

    理事長「えぇ、とてもいい人で頼りになるって聞いてあるわ」

    秀「そ、そうなんだですか。なんだか恥ずかしいな///」テレテレ

    理事長「まあとにかく、娘たちの事をしっかりサポートしてあげてね」

    秀「ええ、そのつもりです」

    理事長「それじゃあ私は仕事に戻るけど、あまり他の生徒の迷惑ならないようしてね。貴方は男子なのだからね」

    秀「分かりました、気を付けておきます」

    理事長「じゃあね」テクテク

    秀「さてと、迷惑にならないように探検しようか」テクテク

     飼育小屋

    秀「ここは飼育小屋かな?やっぱり、鶏とか兎とかがいるのかな~?えっ、何あれ?」

    アルパカ「メエ~」

    ことり「えへへ~、やっぱりふわふわしてて可愛いな~。アルパカさん~!」

    秀「....」

    秀(今、僕はあり得ない状況を見てる。普通、高校の飼育小屋にいるはずのないアルパカがいてそのアルパカを撫でていることりちゃんがいる....。何これ?)

    秀「と、とりあえず違う所を行ってみようか」クル

    アルパカ2「メエ~!」

    ことり「どうじたの?あ、一条君!」

    秀「あはは、見つかちゃった。やあ、ことりちゃん」

    ことり「一条君、朝ぶりだね!こんな所でどうしたの?」

    秀「いや~、ちょっと早く来ちゃったからこの学校を探検してみようかなって。あ、それとさっき理事長さんにあったよ」

    ことり「お母さんに会ったの?」

    秀「うん、娘たちのサポートをよろしくねって言われたよ」

    ことり「そうなんだ~。あ、じゃあ今からことりがこの学校の事案内してあげる!」

    秀「えっ、いいの?」

    ことり「うん!まだ練習時間じゃあないし、ことりが案内してあげるよ!」

    秀「ありがとう!それじゃあ、よろしくねことりちゃん」

    ことり「うん!それじゃあ行こう~!」

    秀「お~!」
  31. 31 : : 2015/09/12(土) 18:57:36
    ことり「ここが中庭だよ。此処の木の下で座ると日陰とかもあって涼しんだよ。ちょっと座ってみて、一条君」

    秀「うん、よいっしょ。う~ん、確かにちょっと涼しいね」

    ことり「そうでしょう?お昼御飯とか食べる時に結構いいんだよ。偶にここで、穂乃果ちゃんと海未ちゃんと一緒に食べてるんだよ」

    秀「それもそうだね。ここでのんびりしながらお昼御飯とか食べるのはいいかもね。わっ、風だ!はあ~、涼しい~」

    ことり「う~ん、やっぱりここだと風が冷たくて気持ちいんだよね~。じゃあ、次のところに向かおうか」

    秀「分かったよ、よいっしょっと」パンパン

    秀「次は何処に向かうの、ことりちゃん」テクテク

    ことり「う~んとね~、じゃあ次はことり達がいつも練習に使う屋上に案内するね」テクテク

    秀「うん、分かった。」テクテク

     そして場所は屋上へ

      ガチャ

    ことり「うんっしょっと。はい、ここがいつも練習してる屋上だよ!」

    秀「はえ~、なかなか広いね~!」

    ことり「えへへ、でしょう~?あ、あれはもしかして?」

    秀「どうしたの、ことりちゃん?あ、にこ先輩だ!」

    にこ「一、二、一、二!」シュ シュ シュタ

    秀「一様声掛けてみよう。お~い、にこせんぱ~い!」

    にこ「うん?あら、ことりに一条じゃあない。どうしたのよ?」

    ことり「えっと、今ことりが一条君に学校の中を案内してるんだよ。にこちゃんは、自主練してたの?」

    にこ「ええ、その通りよ。ところで、一条が持ってる袋は何なの?」

    秀「あ、これですか?これはちょっと秘密です。練習の時に出しますんで」

    にこ「ふ~ん、まあいいわ」

    ことり「にこちゃんも一緒に学校案内する?」

    にこ「まあ、さっきで練習終わってし別にいいわよ」

    ことり「ありがとう、にこちゃん。次は何処がいいかな?」

    秀「あ、そういえば海未さんは一緒にいなかったけど何かしているの?」

    ことり「あ、そうだ!海未ちゃんで思いついた!今から弓道部に向かおう!」

    秀「えっ、弓道部?海未さんって、弓道部もしているの?」

    にこ「そうよ。海未はμ‘Sをしながら弓道部もしているのよ」

    秀「へえ~、そうなんですか。でも弓道か、なんか似合うな」

    ことり「それじゃあ決まりだね。それじゃあ弓道部にレッツ・ゴー!」

     また場所は変わり弓道部へ

    海未「.....はっ!」バッ

     ボス

    秀「お~、すごい!ど真ん中にはまってる」

    海未「あら、一条君ではないいですか。こんなところにどうしたんですか?」

    秀「いや~、今ことりちゃんに学校の中を案内してもらってるんだ。で、さっきにこ先輩と会ってことりちゃんと一緒に学校を周ってるんだ」

    にこ「ねえ、言った通りだったでしょう?」

    秀「はい!弓とかを引いてる時の海未さんがキリっとしててかっこ良かったな」

    海未「そ、そうですか?普段そんな事を言われた事がないので、少し照れますね///」

    ことり「海未ちゃんはこの後どうするの?」

    海未「私ですか?私は片付けとかがあるので後で部室に向かいます」

    ことり「分かったよ、海未ちゃん」

    にこ「それじゃあ、次のところに向かいましょう」

    秀こと「は~い!」
  32. 32 : : 2015/09/25(金) 23:47:34
    にこ「それで、今度は何処行きたいのよ一条?」

    秀「そうですね~、どこがいいかな?」

    ??「あれれ、秀君にことりちゃんとにこちゃんじゃん!」

    ことり「あ、穂乃果ちゃん!」

    穂乃果「やっほ~、秀君!ことりちゃんはさっきぶりで、にこちゃんはおはよう!」

    にこ「まあ、今日会ったから確かにおはようね」

    穂乃果「それで三人は何してるの?」

    秀「えっとね、ことりちゃんとにこ先輩に学校の中を案内してもらっているんだよ」

    穂乃果「おお~、なんだか面白そうだね!穂乃果も混ぜて!」

    にこ「混ぜてって、遊んでるわけじゃあないんだから」タラリ

    ことり「あはは...。それで一条君、どこか行きたいとこ思いついた?」

    秀「う~ん、そうだね~。あ、そうだ!じゃあ音楽室に案内してもらっていいかな?」

    ことり「分かったよ。それじゃあ、音楽に案内するね!」

      数分後

    穂乃果「ここが音楽室だよ、秀君!偶にここで真姫ちゃんが新しい曲を作る時にここにいるんだよ」

    秀「へえ~、真姫ちゃんがここで作ったりしてるんだ」

    にこ「まあ基本的に、音楽室と自分の家とかで曲を考えたりしてるのよ」

    ことり「今日は音楽室に来てないみたいだね」

    秀「自分の教室で勉強とかをしてるんじゃないのかな?」

    にこ「あ、それもほうね。あの子って、がり勉な所とかあったしね」

    真姫「誰ががり勉ですって?」

    にこ「わあっ、びっくりした!」

    穂乃果「あれ、真姫ちゃんだ!今来たの?」

    真姫「そうよ。というかにこちゃん、またあたしの悪口言ってたでしょう?」

    にこ「何の事かな~?にこにー、全然分かんな~い」

    秀(うわ~、なんか改めて見るとキツイな~。このキャラ)

    にこ「ふん!」ゲシ

    秀「いったあ!いきなり何するんですか、にこ先輩!」

    にこ「なんか、悪口を言ってたと思ったから」

    秀「そんなこと思ってませんって!」

    秀(この人超能力でもあんのかよ!?)

    ことり「今から新しい曲を考えるの、真姫ちゃん?」

    真姫「ええ、そうよ。練習時間にちょっと遅れるかもしれないけど、なるべく早く来るようにするから」

    穂乃果「分かった!絵里ちゃんに伝えておくね!」

    秀「あ、それなら僕が言うよ穂乃果ちゃん。それこそ、マネージャーの仕事だし」

    真姫「それじゃあよろしくお願いね、一条さん。じゃああたしは曲作りするから」ガラガラ

    にこ「じゃあ時間的に次がラストね。何処にするのよ?」

    秀「じゃあ絵里さんに真姫ちゃんが遅れるってことを伝えないといけないから、生徒会室にしようかな」

    ことり「それじゃあ案内するね、一条君」

     ~~そして場所は生徒会室へ~~

      コンコン

    ことり「失礼しま~す」ガラガラ

    絵里「あら、ことりじゃない。どうかしたの?」

    ことり「実はあたしだけじゃないんだ」

    秀「へえ~、ここが生徒会室か~。結構広いんだね」

    穂乃果「そうでしょう、秀君!」

    希「おやまあ、かなりの大人数やな」

    絵里「えっと、この集まりは一体何なのかしら?」

    にこ「一条に学校の案内をしてるのよ」

    希「へえ~、楽しそうなことしてるやん!」

    秀「うん?なんかやたらと書類系が多いですね。整理をしてるんですか?」

    絵里「今はその整理をしてるところなのよ」

    秀「なんなら、僕がやりましょうか?こういう雑用とか得意ですから」

    希「そうなん?じゃあ、お手並み拝見させてもらおうかな」

    絵里「良いのかしら、頼んでも?」

    希「人が多い方がやりやすいやん?」

     ~~そして数分後~~

    秀「えっと、これがこっちの書類だから。はい、終わりましたよ絵里さん」

    絵里「...あれだけあった書類をここまで綺麗に纏めるなんて」

    希「秀君、学校とかで何かやってんの?」

    秀「やってるも何も、学級委員してるだけですよ?まあ、主に雑用ばかりしてますけどね。だからか慣れてるのかな?」

    希「なあなあ絵里ち、秀君を臨時の生徒会に入れてみいひん?」ヒソヒソ

    絵里「それはどうかしら?きっと聞いたらやってくれそうだけど」ヒソヒソ
  33. 33 : : 2015/10/07(水) 00:15:27
     こうして僕と穂乃果ちゃんにことりちゃん、そしてにこ先輩とで学校案内が終わってμ‘Sの練習時間になりました。

    絵里「穂乃果、ステップが少し遅いわよ!」

    穂乃果「うん、ごめん!」

    秀「皆凄いな~、あんなにダンスが出来るなんて。僕はダンスなんてあんまりしたことないから分からないしな」

    秀「そんな事よりみんなの飲み物を用意しなきゃ」

    絵里「ことり、もうちょっと踊りにキレをいれて」

    ことり「うん、分かったよ絵里ちゃん」

    秀「さてと皆の分の紙コップに飲み物を入れてっと」ジョジョジョ

    秀「それと皆のタオルとかも用意しなくちゃ」テキパキテキパキ

    絵里「よし、それじゃあ少し休憩しましょうか」

    凜「はあ~、やっと休憩だにゃ~」

    秀「皆さんお疲れ様です!これ皆さんの飲み物とタオルです」

    海未「ありがとうございます、一条君。助かります」

    秀「あ、それとこれもどうぞ」

    にこ「それって確かあんたがずっと持ってたやつよね?確か練習の時に出すって言ってたわね」

    秀「その通りです、にこ先輩」

    花陽「それで、中身はなんなんですか?」

    秀「じゃじゃ~ん、疲れた時にはこれ!レモンの蜂蜜漬けです」

    希「おお~、なかなかの上出来やない」

    ことり「わあ~、美味しそ~う」

    秀「遠慮せずに食べてください。さあ、おあがりよ!なんちゃって」

    穂乃果「それじゃあ、頂きま~す!」パク

    絵里「ん~、絶妙な甘さと酸味があって疲れた体に良いわね」

    凜「美味しいにゃあ!これなら疲れてなくても食べていたいにゃあ!」

    秀「ありがとうね、凜ちゃん」

    にこ「あんたって本当にこういう事を上手くできるわね」パク

    秀「家とかで手伝いをしていたらなんか出来るようになっちゃっいまして」

    希「それやったらいっそ秀君、専業主夫してみたらええんちゃうん」

    秀「なんでそうなるんですか希さん。大体まだ僕には恋人もいないのに何で専業主夫になるんですか」

    希「まあそれもそうやね。でも秀君って、恋人とか欲しいって思う事とかあるん?」

    秀「何で軽い女子会みたいになってんですか?」

    希「まあまあええやん。それでどうなん?」

    秀「ま、まあそりゃあ欲しいって思う時はありますけど」

    にこ「まあ、一般の男子としては当然よねその反応は」

    秀「でも僕ってこの通り地味ですから、女の子と縁とか少ないですから」

    穂乃果「でも、秀君は穂乃果と仲良くしてたよね?」

    秀「それもそうだけど、穂乃果ちゃんは数少ない女子の友達なんだし。それ以外いなかったよ」

    ことり「でも今はこうして私達と仲良く出来るよ、一条君」

    秀「確かにそうだね。まさか地味な僕がμ‘Sのマネージャーになるとは、思わなかったもん」

    絵里「あなたはそんな地味じゃあないわよ、一条君。とても優しい良い人じゃあない」

    秀「絵里さん」

    花陽「一条さんは、面白いですし一緒にいて楽しいですよ?」

    凜「凜もババ抜きしてる時とか、意外と楽しかったにゃ!」

    秀「花陽ちゃん、凜ちゃん」

    穂乃果「だからね秀君、秀君はすごい人なんだよ!穂乃果が保証するもん!」

    秀「穂乃果ちゃん...。口元に蜂蜜がついてなっかたらかっこ良かったんだけど」

    穂乃果「ふえ!?どこらについてたの?」

    秀「あ~もう。僕が拭くからちょっとじっとしてて。あとタオル貸してくれる?」

    穂乃果「うん、はい」

    秀「まったく、もう高校生なんだから子供みたいな事しないでよね」クシクシ

    穂乃果「えへへ、ごめんごめん」

    海未「一条君も穂乃果も気にしてないようですが、男の子が普通に女の子顔とかを簡単に拭くものなんでしょうか?」

    ことり「あれじゃあないかな?二人とも幼馴染だからそういうの気にしないんじゃあないかな」

    海未「そういうものなんですかね?私もことりも男子の幼馴染がいませんでしたから、分かりませんけど」

    ことり「うん、そうだね。でも、なんか穂乃果ちゃんいいな~」

    にこ「えっ?」
  34. 34 : : 2015/10/17(土) 21:51:05
    秀「これでよし!もういいよ、穂乃果ちゃん」

    穂乃果「ありがとう、秀君!」

    ことり「ねえねえ秀君、ちょっといいかな?」

    秀「どうしたの、ことりちゃん?」

    ことり「穂乃果ちゃんにはあんなこと何時もしてたの?」

    秀「あんな事?」

    ことり「ほら、さっき穂乃果ちゃんの口元とか拭いてたところだよ」

    秀「う~ん、まあそうかな。僕の家に遊びに来た時にね、クリーム系のお菓子をあげたらいっつも口元についてたから拭くようにしてあげてるんだよ」

    ことり「恥ずかしくはなかったの?」

    秀「まあ最初は少し恥ずかしかったけど、毎回同じことしてるから恥ずかしくなくなったのかな。ほら、穂乃果ちゃんってあんな感じだし」

    穂乃果「ふえ、な~に?」

    希「ふ~ん、じゃあウチも口元になんかついてたらウチも拭いてくれる?」

    秀「えぇ!?なんでそうなるですか!?」

    希「だって、穂乃果にはそういう事が出来るんやったらウチにもできるやろう?」

    秀「で、でででで出来ません!///それに年上の人にそういう事をするのはちょっと...」

    希「穂乃果に出来るのに?」

    秀「そ、それは同年代だから出来ると言いますか。年上の人にするには、恥ずかしいと言いますかなんと言いますか...///」モジモジ

    希「もお~、可愛いな~秀君は」ツンツン

    秀「ちょっ、やめてくださいよ!///」アワアワ

    絵里「こらこら、希!一条君を困らせるようことをしない!」

    希「は~い」

    絵里「大丈夫だった、一条君?」

    秀「う~、恥ずかったです///」

    にこ「あんた顔赤いけど大丈夫なの?」

    秀「しばらくしたら、元に戻りますよ」

    にこ「ふ~ん、そう。希はなんな感じでいつもからかってくるから気をつけなさいよ」ナデナデ

    秀「あの、これは?」

    にこ「黙っておきなさい。あんたを落ち着かさせようとしてるだけだから、おとなしく年上の言う事を聞きなさい」ナデナデ

    秀「...はい」

    穂乃果「お~、なんだか秀君が猫みたいになって大人しくなってる」

     ガチャ

    真姫「皆、遅れてごめん。今来たわよって、あれ?」

    秀「う~///」

    にこ「ほら、男でしょう?しっかりしなさいよ」

    真姫「何この状況?」
  35. 35 : : 2015/10/17(土) 22:39:22
      数分後

    真姫「なるほどね、それで一条さんがさっきみたいなことになっていたのね」

    花陽「うん、そうなんだよ」

    秀「ふう~、何とか落ち着きました」

    にこ「良かったわね、落ち着いて」

    希「ごめんな~、秀君。秀君がついつい良いリアクションしてたから、からかってしもうたわ」

    秀「もう。次からはあんまりしないでくださいよ?」

    希「う~ん、それはどうやろうな~」

    絵里「こ~ら、希」

    希「分かってるって。もう~、絵里地は怖いな~」

    秀「本当に絵里さんは、僕の救いの人ですよ。なんだかお姉ちゃんがいるみたい感じですね」

    絵里「まあ実際に、私には妹がいるからね」

    秀「妹さんがいるんですか?」

    絵里「えぇ、中学生の妹よ。私の妹もこのμ`Sの事が好きなのよね」

    秀「へぇ~、そうなんですか。じゃああれですかね?高校生になったら、μ‘Sのメンバーに入って絵里さんみたいにスクールアイドルになったりして」

    絵里「一条君凄いわね。まさか妹が考えてる事に気付くなんて」

    秀「ええ!?本当にそうだったんですか?」

    絵里「ええ、そうよ。妹はここに入学してスクールアイドルってなるって言ってたわ」

    秀「へえ~、姉妹揃ってスクールアイドルですか。いいですね」

    絵里「ふふっ、ありがとう。一条君」

    凜「秀さん秀さん!」

    秀「うん、どうしたの凜ちゃん?」

    凜「真姫ちゃんが来たにゃあ!」

    秀「あ、本当だ。真姫ちゃん今来たんだね」

    真姫「やっと気付いたわね。ちゃんと私が遅れるって伝えておいたわよね?」

    秀「うん、ちゃんと絵里さんや皆にも言っておいたから大丈夫だよ」

    真姫「そう、なら良かったわ」

    秀「あ、そうだ。真姫ちゃん、これをあげるよ」ゴソゴソ

    真姫「えっ、何これ?飴玉?」

    秀「曲作りで頭使ったでしょう?だから甘い物を食べてリフレッシュしてね」

    真姫「あ、ありがとう」

    秀「それと後でも良いけど、僕が作ったレモン蜂蜜漬けも食べてみみてね」

    真姫「そんなのも作ってたの?」

    花陽「うん。すっごく甘酸っぱくて、とってもおいしかったんだよ。一条さんのレモン蜂蜜漬け」

    真姫「そ、そう。じゃあそれも食べるわね」

    秀「うん、是非ともそうしてね」

    絵里「さてと!真姫も来たことだし、練習の続きをするわよ」

    絵里以外「は~い!」

    秀「さてと、じゃあ僕は皆の迷惑にならない所にいておこう」テクテク オッチン

    秀「それにしても、日差しが暖かくて風も涼しいし気持ちいいな~」

    秀「なんか少し...眠たくなってきたな。....zzZ」

    絵里(あら?一条君、寝てるわね)

    絵里「ちょっと皆先にやっておいて」タッタッタ

    希「ほ~い、了解や」

    秀「zzZ」

    絵里「希にからかわれたから疲れたのかしら?」

    秀「zzz」

    絵里「フフッ、意外と可愛い一条君寝顔してるのね。お休みなさい、一条君」ナデナデ

    秀「う、う~ん...zzz」
  36. 36 : : 2015/10/22(木) 14:27:41
    ーーーーーーー
    ーーーー
    ーー


    秀「う~ん、あれ?ここは何処なんだ?」

    秀「僕はさっきまで屋上にいたはずなのにどうしてこんな所に?それに服装まで変わってるし」

    ??「あ、いたいた!ごめんなさい、遅れてしまったわ」

    秀「えっ、絵里さん!?」

    絵里「ごめんね、待っちゃったかな?」

    秀「えっえっ?どうして絵里さんがこんな所にいるんですか?」

    絵里「どうしてこんな所にって。今日はデートする予定だったじゃあない」

    秀「ええーー!?ぼ、僕と絵里さんとデート!?そ、そそそんなまるで恋人みたいじゃあないですか!?」

    絵里「さっきからどうしたの、秀君?どこか体調でも悪いの?」

    秀「しゅ、秀君!?」

    絵里「本当に大丈夫なの?ちょっと何処かで休もうか?」

    秀「あの、絵里さん!つかぬことをお聞きしますが、ぼ、僕と絵里さんはその、付き合っているんですか?」

    絵里「何を言っているの、そんなの当たり前じゃない。秀君から私に告白して付き合う事になったじゃあない」

    秀(な、ななななんだこれ?これはもしかして夢なのか?)

    絵里「ちょっとじっとしてて、秀君」ピト

    秀「はわわわ///」

    秀(近い!近すぎますよ、絵里さん!心臓のドキドキがー!///)ドキドキ

    絵里「特に熱があるっていう訳じゃあないみたいでよかったわ」

    秀「は、はい。なんともないんで気にしないでください」

    絵里「それじゃあ、デートを始めましょうか!」ギュウ

    秀「え、絵里さん!?///」(む、胸が当たって!)

    絵里「どうしたの?いつも腕を組んでデートしてたじゃあない」クス

    秀「そ、そうでしたね!あは、あははは」

     それからと言うもの、僕と絵里さんはデートで定番と言う定番の事をしまくり、あったという間に夕方になりました。そして現在は公園のベンチにいます

    絵里「はあ~、今日も楽しかったわね~!」

    秀「そ、そうでしたね。絵里さん」

    絵里「でも、なんだか付き合いって初めての頃の秀君に戻ったみたいだった」

    秀「そ、そうでしたか?」

    秀(そりゃあそうですよ!この方生まれてデートの一つもした事ないんですから!)

    絵里「うん、そうよ。なんにでも緊張していて、ちょっとした事に驚いてなんだか面白かったわ」

    秀「あはは、お恥ずかしい」

    絵里「でも、あの頃の私もそんな感じだったわ。私も初めて恋人とかが出来て緊張して、今までしたことがなんか新鮮に見えてきてたわ。そんな時の頃に戻ったみたいで楽しかったわ」

    秀「そうですか」

    絵里「でも、もうそろそろ私の事名前で呼んでもいいんじゃあないかしら?」

    秀「ええ!?さ、流石にそれは恥ずかしいと言いますか」

    絵里「ダ~メ。いいから試しに私の事、呼んでみてくれる?私も下の名前で呼ぶから」

    秀「そ、その。え.....絵里///」

    絵里「何かな、秀?」

    秀「うぅ~、やっぱり恥ずかしいです///」

    絵里「そ、そうね。頼んで言ったものの、意外と恥ずかしいものなのね///」

    秀「ゆ、ゆっくり慣れていきましょう」

    絵里「そ、そうね。私達のペースで行きましょう。....ねえ、秀君」

    秀「はい、なんですか?」

    絵里「キス...してくれる?」

    秀「えっ?」

    絵里「いいでしょう?お願い」ズイ

    秀「え、絵里...」

    ??『...じょうくん。....一条君!』

    ーーーーーーー
    ーーーーー
    ーーーー
    ーー


    絵里「一条君、起きて。練習終わったわよ」

    秀「あれ?ここは屋上?」

    希「秀君えらい爆睡してたな。可愛い寝顔見れたけど」

    ことり「風と日差しが気持ちよくて寝ちゃってたんだね」

    絵里「ほら、立てるかしら?」

    秀「すいません、寝てしまいました。起こしてくれてありがとうございました、絵里」

    絵里「えっ?」

    穂乃果「秀君?」

    秀「えっ、どうした穂乃果ちゃん?」

    穂乃果「今、絵里ちゃんの事さん付けじゃあなくて『絵里』って呼んだよ?」

    秀「えっ?.......!?///」

    秀「ち、違います!///これはつい寝ぼけてしまっただけでありまして!」ゴン

    秀「いった~!壁に頭ぶつけた~、痛いよ~!」

    にこ「何やってのよ、あんた」

    希「エリチ?」

    絵里「...」ポー

    希「エリチ、大丈夫か?」

    絵里「ふへ?あ~、ごめんなさい!大丈夫だから気にしないで希!」アセアセ

    希「そう?ならええんやけど。秀君、どんな夢見てたんやろうか?少なくともその夢にエリチが出来たのは確かやな」

    絵里「さ、さあどうのかしらね?」

    絵里(お、男の子に初めて下の名前を呼び捨てにされた。は、恥ずかしい~///)
  37. 37 : : 2015/11/03(火) 00:11:05
     ~~それから5分後~~

    秀「あ~、まだちょっと頭痛いな。ケースを早く洗わないと」ジャー

    穂乃果「秀君、お疲れ!あれから頭とか大丈夫なの?」

    秀「まだちょっと痛いかな?タンコブが出来てるかどうか分からないけどね」

    穂乃果「そうなんだ。う~ん、どうしようかな~?あ、そうだ!ことりちゃん、ちょっと来てくれるかな?」

    ことり「どうしたの、穂乃果ちゃん?」

    穂乃果「ちょっと、秀君の頭にタンコブとか出来てないか見てくれないかな?」

    ことり「うん、いいよ。じゃあ一条君、頭をこっちに向けてもらっていいかな?」

    秀「えっ、あ、うん」ヒョイ

    ことり「う~んと~」

    秀「あの~、穂乃果ちゃん。どうしてことりちゃんに言ったの?」

    ことり「あ、一条君。じっとしてて」

    秀「あ、ごめん」

    秀(なんなの、ほんとこれ?)

    穂乃果「それはね、ことりちゃんは保健委員してからそれで丁度良かったんだよ」

    秀「なるほどね」

    穂乃果「それでことりちゃんどうだった?」

    ことり「うん、特にタンコブは出来てなかったから大丈夫そうだったよ」

    穂乃果「ホント?良かったね、秀君!」

    秀「あ、うん」

    ことり「それにして一条君の髪の毛ってサラサラしてるね。女の子みたい!」サワサワ

    秀「ちょっ、ことりちゃん!恥ずかしいから、あんまり頭触らないでよ!」

    ことり「でも一条君の髪の毛触ってて気持ちいもん。ほら~、よしよし」ナデナデ

    秀「わあ!本当に撫でないでよ、ことりちゃん!///」

    穂乃果「あ~、ことりちゃんだけ狡い!穂乃果も秀君の事撫でる!よしよし」ナデナデ

    秀「ほ、穂乃果ちゃんまで~!///」

    海未「こら、二人とも!」ペシペシ

    ことり「あう!」

    穂乃果「いたっ!叩くことないじゃん、海未ちゃん」サスサス

    海未「貴方達が一条君を困らせていたからでしょうが!」

    秀「た、助かったよ海未さん。ありがとう」

    海未「いえ、当然のことしただけです。二人も一条君を困らせることをしてはいけませんよ!」

    穂乃果「穂乃果は一条君と遊んでたいと思っただけなのに」

    ことり「あ、もうこんな時間だ。二人とも、そろそろ帰らないと!」

    海未「それもそうですね。それでは一条君、また明日」ペコリ

    穂乃果「秀君、また明日ね!」フリフリ

    ことり「じゃあね、一条君!レモンありがとうね!」

    秀「うん、三人ともまた明日!」

    希「さてと、ウチもバイトあるし行こうかな」

    秀「お勤めご苦労様です、希さん」

    希「うん、ありがとうな。ほらエリチ、早よ出えへんと」

    絵里「分かっているわ。鍵を閉めってっと」ガチャリ

    秀「あれ?にこ先輩と一年生の皆はどうしたんですか?」

    希「にこっちも一年生も秀君が来る前にもう帰ってしもうたんよ」

    秀「そうだったんですか。あ、その、気を付けて帰ってくださいね。え、絵里さん」

    絵里「あ、ありがとう一条君。気を付けて帰るわね」

    希「どないしたん二人とも?もしかして二人とも、秀君がエリチの絵里って事引っ張ってるん?」

    秀絵里「ひ、引っ張ってなんかない(わよ)ですよ!」

    希「なんか二人とも何気に息ぴったりな」

    秀「そ、そんな事ないですよね、絵里さん?」

    絵里「そ、そうよ。一条君の言う通りよ」

    希「ふ~ん、まあええわ。それじゃあお疲れさん」テクテク

    絵里「一条君も気を付けて帰ってね」テクテク

    秀「お疲れ様でした。さてと、僕も早く終わらそう」

      ~~そして5分後~~

    秀「名札をここに返してっと。えっと、真姫ちゃん達は何処にいるかな?」テクテク

    花陽「あ、一条さん!こっちですよ~!」

    秀「あ、花陽ちゃんだ。皆、お待たせ。遅くなってごめんね」

    凜「全然気にしてないから大丈夫にゃあ!」

    真姫「凜の言う通りよ。そんなに気にしてないから」

    秀「それじゃあ行こうか、皆!」

    花陽「はい、一条さん!」
  38. 38 : : 2015/11/03(火) 15:58:06

    × 希「どないしたん二人とも?もしかして二人とも、秀君がエリチの絵里って事引っ張ってるん?」

    〇 希「どないしたん二人とも?もしかして二人とも、秀君がエリチの事を絵里って呼んだ事引っ張ってんの?」

     こっちが正解です。うちミスしてしまってすいませんでした
  39. 39 : : 2015/11/14(土) 16:57:56
    真姫「それで、場所は何処にするの?」

    秀「あ、そういえばまだ決めてなかったな~」

    真姫「え~、決めてなかったの!?」

    秀「うん、直前までに考えておこうと思ってたんだけど。なかなか思いつかなかったんだ」

    花陽「じゃあ、どうするんですか一条さん?」

    真姫「時間とかも気にしないといけないしね」

    凜「凜は、美味しい物が食べれたらそれで良いにゃあ!」

    花陽「ははっ、凜ちゃんらしいね」

    秀「う~ん、どうしようかな?あ、み、皆ちょっと隠れて!」

    真姫「どうしてなのよ?」

    秀「いいから!」

    真姫「わ、分かったわよ」テクテク

    秀「凜ちゃんも花陽ちゃんも早く!」

    花陽「あ、はい!」テクテク

    凜「なんかかくれんぼみたいにゃ」テクテク

    秀「これで大丈夫かな?」

    友人1「あれ、秀じゃん」

    友人2「おっ、本当だ。どうしたんだよ、こんな所にいるなんてよ」

    秀「い、いや~、ちょっと母さんに頼まれたお使いに行く最中だったんだ」

    友人2「お使いって、夕飯の材料とか?」

    秀「うん、その通りなんだよ」

    友人1「ふ~ん、そうだったんだな。まあ、秀が料理できるのは知ってるし当然だな」

    友人2「それじゃあ、俺達は行くから。また明日な」

    秀「うん、また明日」

    友人1「じゃあな~」テクテク

    秀「ふう~、行ってくれた。皆、もう出てきてもいいよ」

    花陽「今のは、一条さんのお友達ですか?」

    秀「そうだよ。高校で出来た友達さ」

    真姫「それがどうして私達が隠れる理由になるのよ?」

    秀「実は僕がμ‘Sのマネージャーをしているって事言ってないんだ」

    凜「ふえ?どうしてそれを黙っているんだにゃ?」

    秀「ほら、それでみんなに知られたら色々と言われそうだから。そういうのを避けてるんだよ」

    花陽「そうだったんですか」

    真姫「それじゃあ、あんまり知り合いに会わない所がいいわね」

    秀「そうだね、知ら合いに会わない所に。いやちょっと待て」

    花陽「どうしたんですか、一条さん?」

    秀「良い所があった!皆、僕について来て!」テクテク

    凜「分かったにゃ!」テクテク

    真姫「何処に向かうのかしら?」テクテク

      10分後

    秀「あ、此処だ」

    花陽「ここは、喫茶店ですか?」

    秀「そうだよ、花陽ちゃん。ここは友達にも教えていない所なんだ。まあ簡単に言ったら、僕の秘密の場所かな?」

    真姫「いいの?私達にこの場所を教えて?」

    秀「構わないよ。ただし、これは僕たちの秘密って事にしてくれたら嬉しいな」

    花陽「わ、分かりました!秘密にします」

    秀「凜ちゃんもいいかな?」

    凜「秀さんが黙って欲しいなら、凜も約束するにゃ!」

    秀「ありがとう、凜ちゃん」

    真姫「まあ、それぐらいなら黙っておくわよ」

    秀「真姫ちゃんもありがとう。それじゃあお店の中に入るよ、こんにちは~」ガチャ

    マスター「いらっしゃいませ。おやおや、一条君じゃあないか」

    秀「マスター、こんにちは。4名なんですけど、空いてますか?」

    マスター「4名?おやおや、今日は随分と可愛いお友達がいるね」

    秀「ははは、後輩達なんですよ、マスター。それで大丈夫ですか?」

    マスター「うん、空いているよ。さあ、座りたまえ」

    秀「ありがとうございます、マスター。皆こっちだよ」

    4人「は~い」
  40. 40 : : 2015/11/26(木) 00:39:33
    マスター「ここだよ。丁度4人分の席だから、ゆっくりしていいてね」

    秀「ありがとう、マスター。じゃあ、座ろっか」

    凜「かよちん、一緒に座ろう!」

    花陽「あ、うん。いいよ」

    真姫「って事はえ~と」

    秀「僕の隣になるね」

    真姫「そう...なるわよね。それじゃあ失礼するわよ」

    凜「さ~て、どんなものがあるかにゃ~?」

    花陽「一条さん、何かおすすめとかありますか?」

    秀「おすすめ?う~ん、どうかな?僕はいつものやつを頼んでいるからね」

    真姫「いつものって、どんなのを頼んでいるのよ」

    秀「えっとね、チョコのケーキと紅茶とかを頼んでるかな」

    花陽「うわ~、なんか一条さんのおしゃれな組み合わせですね!」

    秀「そうかな?」

    花陽「はい!なんかそんな感じがします」

    凜「決めたにゃ!凜は苺のショートケーキとオレンジジュースにするにゃ!」

    花陽「よし、私も決まりました!」

    秀「花陽ちゃんは何にするのか決まったんだね」

    花陽「はい!私はチョコのケーキにして林檎のジュースにします」

    真姫「それじゃあ私は苺のショートケーキと紅茶にしようかしら」

    秀「皆、決まったみたいだね。マスター、決まりました!」

    マスター「はいはいっと。それで何にするんだい?」

    秀「えっとですね、苺のショートケーキが二つにチョコのケーキをね。それと飲み物はオレンジジュースと林檎ジュースに紅茶です」

    マスター「了解っと。一条君はいつものだよね?」

    秀「もちろんですよ、マスター」

    マスター「やっぱりね。それじゃあ今から持ってくるから少し待っててね」

    4人「は~い」

     ~~五分後~~

    マスター「おまたせしたね。それじゃあゆっくりしていってね」テクテク

    凜「わぁ~、とっても美味しそうだにゃ~!」

    秀「ふふ~ん、そうでしょう~?」

    真姫「何で一条さんが自慢げにしてるのよ。自分が作ったわけじゃあないのに」

    花陽「でも本当に美味しそうだよ、このケーキ!」

    真姫「ま、まあそれもそうだけど」

    秀「それじゃあ皆、頂こうか。頂きます」

    三人「頂きます」パク

    花陽「うわ~、とっても美味しい!」

    真姫「本当に美味しいわね、これ。味も程よい甘味が良いわね」

    秀「でしょう?だから僕が秘密って言った意味分かった?」

    花陽「隠れた名店みたいですね。自分だけが知ってるお店ってなんか特別な感じで良いかもしれませんね」

    花陽「一条さんが秘密にしたくなる理由が分かりました。私もこのお店の事をしっかり黙っておきますね」

    真姫「私もここを気に入ったわ。雰囲気とかお店の感じも良いし、偶に来てもいいかも」

    秀「なら良かった。あ、そうだ」

    真姫「どうしたのよ?」

    秀「ゴホン。喜んでもらえて何よりです、真姫お嬢様」ペコリ

    真姫「なっ!?///何言ってんのよ!」

    秀「なんとなく執事っぽく言ってみただけだよ?上手かった?」

    真姫「そ、そんなの分からないわよ」プイ

    秀「ありゃりゃ、残念」

    真姫(...ちょっとかっこいいと思っちゃったじゃない///)

    凜「どうしたんだにゃ?」

    秀「えっ?何でもないよ凜ちゃん。あ、凜ちゃん、ちょっとじっとしてて」

    凜「ふえ?」

    秀「ごしごしっと。はい、もういいよ。」フキフキ

    凜「凜の口元に何かついてたの?」

    秀「うん、口元にクリームがついてたよ。穂乃果ちゃんじゃないんだから、気をつけてね」

    凜「ありがとうだにゃ!なんだか秀さん、凜のお兄ちゃんみたい!」

    秀「凜ちゃんが僕の妹か~。それはそれで楽しそうだな」

    凜「秀お兄ちゃん!」

    秀「どうしたの、妹よ?」

    真姫「なんかそれ変ね」

    4人「ははは」
  41. 41 : : 2015/12/11(金) 00:01:01
      ~~5分後~~

    秀「そろそろいい時間だし、帰ろうか」

    真姫「もうそんな時間だったのね」

    花陽「なんか楽しくて時間の事忘れちゃいましたね」

    凜「楽しかったにゃ!」

    真姫「それじゃあ私は皆の分の会計を払って来るから、外で待ってくれる?」

    秀「うん、分かったよ。じゃあ凜ちゃんに花陽ちゃん、行こっか」

    凜「は~い!」

    花陽「じゃあ待ってるね、真姫ちゃん」

      ガチャ

    秀「え~と」キョロキョロ

    凜「秀さん、キョロキョロしてどうしたんだにゃあ?」

    秀「いや、知り合いがいないか確認してるんだよ」

    花陽「あっ、そうですよね。ここは一条さんの秘密の場所ですからね」

    秀「そういう事だよ。よし、誰もいない」テクテク

    花陽「一条さん、今日はここを教えてくれありがとうございます」

    凜「ありがとうにゃ!」

    秀「どういたしまして」

    花陽「あの一条さん!」

    秀「うん、どうしたの花陽ちゃん?」

    花陽「私、またここに来ていいですか?」

    秀「別にいいよ。ちゃんと秘密を守ってもらったらそれでいいし。それにマスターもお客さんが増えて嬉しいと思うし」

    花陽「ありがとうございます!」

    凜「じゃあ凜もかよちんと一緒に来てまた美味しいケーキ食べるにゃあ!」

     ガチャ チリンチリン

    真姫「皆、お待たせ。何話してたの?」

    秀「花陽ちゃんがここを気に入ったからまた来ますって言う話をしてたんだよ。ねえ、花陽ちゃん」

    花陽「はい、その通りです!」

    真姫「そうだったの。まあ私も中で言ったけど、ここは良い所だし偶に来てのんびりしに来るのに丁度いいしね」

    秀「はははっ、じゃあこれで解散だね。帰り道には車とかに気を付けてね」

    花陽「ありがとうございます、一条さん。じゃあまた明日会いましょう」テクテク

    凜「秀さん、バイバイだにゃ~!」テクテク

    真姫「今日は本当にありがとうね~」テクテク

    秀「うん、またね~」フリフリ

    秀「本当にいい子たちだったな、真姫ちゃん達。さてと、僕も帰らなきゃ」テクテク

    秀「やっぱりたまに来る秘密の場所は良いな~。落ち着くと言うかなんというか」テクテク

    穂乃果「何が落ち着くの、秀君?」

    秀「え~、それはね~。って、えっ?」クル

    穂乃果「やっほ~、秀君!」

    秀「ええ~!?穂乃果ちゃん!?」
  42. 42 : : 2015/12/22(火) 00:11:32
    秀「な、なんで!?確かことりちゃんと海未さんと帰ったんじゃあないの!?」

    穂乃果「うん、海未ちゃん達とは帰ったよ。でも家に着いた時に、無性にパンが食べたくなって戻ってきたんだ!」

    秀「パンって、急に食べたくなるものなの?和菓子とか食べれば良かったじゃあないの?せっかく和菓子の娘さんなのに」

    穂乃果「う~ん、それもいいんだけど。穂乃果はどっちかと言うよね、和菓子よりパンの方が好きなんだよね!」

    秀「って、ええ~!?和菓子屋の娘なのにそんな事言っていいの?」

    穂乃果「う~ん、いいんじゃないかな?」

    秀「え~」

    穂乃果「それより秀君、さっき言ってた落ち着くって何の事だったの?」

    秀「え、えっと、それは...」

    穂乃果「うんうん、それは?」

    秀(穂乃果ちゃんに秘密の場所を知られるわけにはいない!)

    秀「えっと、こうやってのんびり散歩をするのは落ち着くなって言ったんだ」

    穂乃果「へえ~、そういう事だったんだ。普段通らない所を通って新たな発見とかあるかもしれないしね」

    秀「う、うん、そうなんだよ!」

    秀(ふう~、何とか誤魔化せた)

    穂乃果「そういえば秀君、こんな時間まで外にいていいの?おばさんとか心配してるんじゃあないの?」

    秀「ううん。今日は母さんも仕事に行ってるから遅くなるって言ってたからこんな時間までいるんだよ」

    穂乃果「そうなんだ。あ、そうだ!ねえねえ秀君!」

    秀「えっ、何かな穂乃果ちゃん?」

    穂乃果「それだったらさ、ちょっと家に来て話さない?」

    秀「えっ、穂乃果ちゃんのお家?」

    穂乃果「そう、穂乃果のお家で穂むらの和菓子屋さんに!」

    秀「いや、でも穂乃果ちゃんのお母さんとか困るんじゃあないかな?」

    穂乃果「大丈夫大丈夫!それは穂乃果が何とかするから!」

    秀「なんとかって」

    穂乃果「そうと決まったら行こう、秀!」ギュウ タッタッタ

    秀「ってうわ~!穂乃果ちゃん、走ったらこけるから!」タッタッタ

     ~~そうして穂乃果ちゃんの家へ~~

    穂乃果「とうちゃ~く!」

    秀「ここが穂乃果ちゃんの家で和菓子屋さん。そういえば僕は穂乃果ちゃんの家には来たことがなかったね」

    穂乃果「あ、そういえばそうだったね!じゃあ初めて秀君をあたしの家に入れるんだね!」

    秀「う、うん、そうなるのか?」

    穂乃果「じゃあ中に入るよ。ただいま~」ガラガラ

    ??「おかえりなさい。あら、隣にいる男の子は誰なの?」

    穂乃果「あ、お母さん!この子は、一条秀君って言うの!」

    秀「あ、どうも初めまして。穂乃果ちゃんと仲良くさせてもらってる一条秀って言います」ペコリ

    穂乃果の母「あら、あなたが一条さんとこのお子さんだったの。初めまして、穂乃果の母親です」

    秀「えっと、母の事を知ってるんですか?」

    穂乃果の母「知ってるも何も、貴方のお母さんとは同じ高校からの付き合いで今でも偶に会って喋ったりしてるのよ」

    秀「ええ~!?同じ高校って事は、音ノ木坂学院の生徒だったんですか!?」

    穂乃果の母「その通り」

    秀「えっ、穂乃果ちゃんは知ってたの?」

    穂乃果「ううん。お母さんが音ノ木坂の生徒だったのは知ってるけど秀君のおばさんと一緒って言うのは知らなかったよ!」

    穂乃果の母「そういう事だから、これからも穂乃果と仲良くしてね」

    秀「は、はい!」

    穂乃果「じゃあ、穂乃果の部屋に行こうか。案内するから」

    秀「うん。それじゃあ失礼します」

    穂乃果の母「いらっしゃい、秀君」ニコ
  43. 43 : : 2016/01/06(水) 00:10:37
    秀「....」キョロキョロ

    穂乃果「どうしたの、秀君?さっきからキョロキョロして」

    秀「いや~、なんと言うか。うちとは違って和風な感じだな~ってさ」テクテク

    穂乃果「そりゃあ、穂乃果の家じゃ和菓子屋さんだからね。はい、穂乃果の部屋に到着!」

    穂乃果「それじゃあ、開けるよ~。それ~」ガラ

    秀「おお~、ここが穂乃果ちゃんの部屋か~」

    穂乃果「ささ、入って入って!」

    秀「じゃあ改めて、失礼します」テクテク

    秀「あ、荷物とか何処に置いたらいいのかな?」

    穂乃果「適当な所でいいよ」

    秀「分かった、なるべく邪魔にならない所に置いてくね。隅っことかがいいな、よいっしょっと」

    穂乃果「それじゃあ穂乃果、お茶とお菓子を持ってくるかえら」

    秀「うん、分かった」

    穂乃果「じゃあ待っててね~」テクテク

    秀「よ~く見て見ると、やっぱり穂乃果ちゃんも女の子なんだな。いや、それは失礼か」

    秀「女の子らしい部屋と言うか、ぬいぐるみとかもあったり。あ、少女マンガだ。しかも結構あるな」

    ??「あの~、すいませ~ん」

    秀「あっ、はい!なんでしょうか!」

    ??「あ、驚かしてごめんなさい」

    秀「えっと、君は?」

    雪穂「えっと、初めまして。あたしはお姉ちゃんの妹の高坂雪穂って言います」

    秀「あ、穂乃果ちゃんの妹さんだったんだ。じゃあ僕も自己紹介するね。僕の名前は一条秀だよ、よろしくね」

    雪穂「はい、こちらこそよろしくです。えっと、一条さんはお姉ちゃんと同じ中学だったんですよね?」

    秀「うん、そうだよ」

    雪穂「中学の頃のお姉ちゃんって今とあんまり変わんないですよね?」

    秀「あ~、うん。中学の頃から何一つ変わってないかな」

    雪穂「はぁ~、やっぱりそうでしたか」

    秀「まあそれが穂乃果ちゃんの良くも悪くもいい所だからさ」

    雪穂「まあ、それもそうですけど。でもなんか新鮮ですね」

    秀「何がなの、雪穂ちゃん?」

    雪穂「普段お姉ちゃんの部屋にはことりさんや海未さんとが来たりしてますから、それでお姉ちゃんの部屋に一条さんみたいな男の人がいるのが変な感じだなって」

    秀「う~ん、まあ確かにそうかもね。実際僕も、相手が穂乃果ちゃんでも女の子の部屋に入るのは初めてだからね」

    雪穂「そうなんですか?」

    秀「うん、そうだよ。小さい頃は男の子家に入った事はあるけど、女の子の家に入った事はないよ」

    雪穂「そうだったんですか、なんか意外ですね」

    秀「どういうこと?」

    雪穂「いえ、なんというかですね。一条さんって見た目からして女子の部屋にも入った事がありそうな感じでしたから」

    秀「期待とは違った感じでごめんね」

    雪穂「いえいえ。それじゃあ、あたしは自分の部屋に戻って勉強してますから。それで失礼しますね」

    秀「分かったよ、雪穂ちゃん。勉強頑張ってね」

    雪穂「はい、ありがとうございます。それじゃあ失礼しますね」テクテク

    秀「ふぁ、ふぁ~。う~ん、なんだろう少し眠いな。さっき花陽ちゃん達と食べたケーキで眠たくなったのかな?」

    秀「でもさすがに穂乃果ちゃんの部屋で寝るわけにもいか..ないし」ヒュー パタン

    秀「...zzz」

    穂乃果「秀君、お待たせ~!お茶とお菓子持ってきたよ~!ってあれ?」

    秀「zzz」

    穂乃果「秀君、もしかして寝てるの?そういえば練習中の時も寝てたし」カシャ

    穂乃果「う~ん。あ、そうだ!ちょっとことりちゃんや海未ちゃんに連絡しよう」ゴソゴソ

    秀「zzz」
  44. 44 : : 2016/01/16(土) 23:26:12
     ~~10分後~~

    穂乃果「二人とも、こっちこっち!」

    海未「突然なんなのですか、穂乃果。いきなり穂乃果の家に集まれなんて」テクテク

    ことり「私達に見せたいものってなんなの?」テクテク

    穂乃果「実は、これなんだ!」ガラ

    秀「zzz」

    海未「って、何で穂乃果の部屋に一条ーーー」

    穂乃果「しー!秀君が起きちゃうから!」

    海未「もごもご!」

    ことり「一条君、寝てるの?」

    穂乃果「うん、穂乃果がお茶とお菓子を持って戻ってきたらこんな感じになっていたの」

    海未「ぷはー!そもそも、どうして一条君が穂乃果の部屋にいるのですか!」ヒソヒソ

    穂乃果「えっとね、海未ちゃん達と別れた後にふと急にパン屋さんに行きたくなったんだ」

    海未「またパンですか」

    穂乃果「それでパンを買い終わってふと見たら秀君がそこにいたの」

    ことり「一条君もまだ帰ってなかったの?」

    穂乃果「うん、なんか散歩してたって言ってたよ」

    穂乃果「それで何でこんな時間まで散歩してるのって聞いたら、おばさんが帰って来るの遅いからのんびり散歩してるんだって」

    穂乃果「で、それだったら秀君を家に誘おうかなって思って今に至るの」

    海未「はあ、とりあえず分かりました。それで、私達を呼んだは一緒に寝ている一条君を見ようと?」

    穂乃果「そういう事だよ」

    海未「そういう事じゃあありません!ことりも何か言ってください」チラ

    海未「あれ、ことり?」

    ことり「お~い、一条く~ん」

    秀「ん~?...くう~」

    ことり「つんつんつん」フニフニ

    秀「う~ん。...zzz」

    ことり「本当に起きないね」

    海未「な、何をしてるんですか、ことり!」

    ことり「しー!一条君が起きちゃおうでしょう?」

    海未「何で私が悪い流れになっているのですか」

    穂乃果「秀君って男の子なのに可愛い顔で寝ているよね」

    ことり「あ、一条君が屋上で寝てた時もそれことりも思ったよ」

    海未「それにしても気持ち良さそうに寝ていますね、一条君」オッチン

    ことり「本当だね、よしよ~し」ナデナデ

    秀「う、う~ん」パチ

    穂乃果「あ、秀君おはよう」

    海未「いえ、おはようと言う時間ではありませんからね」

    秀「...」ポー

    ことり「一条君?」

    秀「...枕だ~」

    ことり「へ?」

    秀「わ~い」パス

    ことり「ひゃ!一条君!?///」秀がことりの膝に膝枕状態

    秀「やわらか~い。...zzz」

    穂乃果「あ、また寝ちゃった!」

    海未「と、ととと言うかなにをしてるのですか、一条君!」

    秀「zzz」

    穂乃果「寝てるから聞いてないね、これ」

    ことり「え~と、どうしよう?」

    穂乃果「う~ん、こればっかりは秀君が起きて退いてもらうしかないと思うけど。ことりちゃん、膝とか痛くない?」

    ことり「うん、それほど痛くないけど。でも、いやではないかな」

    海未「どういう事ですか、ことり?」

    ことり「う~ん、なんていうのかな?こうやって誰かに膝枕してあげるのが、なんか幸せだなって思うんだ」

    海未「誰かにって」

    ことり「あ、もちろん知ってる人にだよ」

    海未「それは分かっています」

    穂乃果「う~ん」

    ことり「どうしたの、穂乃果ちゃん?」

    穂乃果「ちょっと、良い事思いついた」

    ことり「良い事?」

    穂乃果「海未ちゃん、そこにあるぬいぐるみを取ってくれる?」

    海未「えっ、ぬいぐるみですか?まあいいですけど、どれを取れば良いですか?」

    穂乃果「じゃあ兎の奴にして」

    海未「はあ、分かりました。これですね」

    穂乃果「うん、ありがとう海未ちゃん」

    海未「これをどうするんですか?」

    穂乃果「それはね、こうするの!」チョコン

    ことり「一条君の近くにおいてどうするの?」

    穂乃果「まあちょっと試してみたくて」

    秀「うん?...兎だ~、ぎゅう」ギュウ

    三人(あ、ちょっと可愛い)
  45. 45 : : 2016/01/18(月) 14:27:19
    うぅ、ひたすら淡々と書いていますけど見ている人はいるんでしょうか? ちゃんとうまく書けているんでしょうか?
  46. 46 : : 2016/01/28(木) 19:13:19
    閲覧数2000超えてますから、結構いいんじゃないでしょうか?
    すごく面白いですよ!更新まってます!
  47. 47 : : 2016/02/06(土) 22:56:37
    ことり「よしよ~し、気持ちいですか~?」ナデナデ

    秀「う~ん、えへへ」zzz

    穂乃果「なんだかこうして見ると、秀君が動物の何かに見えて来たよ」

    海未「しかし、このまま寝たままではあれですから。そろそろ起こしましょう」

    ことり「え~、ことりは別にいいのに」

    海未「そういう訳にはいきません。ほら一条君、起きてください」ユサユサ

    秀「ほえ?う~ん。あれ、僕寝ちゃったの?」

    穂乃果「秀君、おはよう!良く寝てたね」

    秀「あっ、おはよう穂乃果ちゃん。僕ってどれくらい寝てたの?」ゴシゴシ

    穂乃果「そうだな~、10分ぐらいは寝てかな」

    秀「そうだったの?あ、そういえば僕に枕とかおいてくれてたの?なんか頭に柔らかい物があったから」

    ことり「あ、それはことりの膝だよ」

    秀「そうか、ことりちゃんの膝だったのか~。って、えっ?」

    ことり「うん、どうしたの?」

    秀「可笑しいな、まだ寝ぼけて幻覚を見てるのいるかな?穂乃果ちゃん、悪いんだけど頬っぺた引っ張ってくれるかな?」

    穂乃果「えっ、まあいいけど。じゃあ行くよ、ぐにー!」

    秀「伊ひゃい、いひゃい!と言う訳は、これは幻覚じゃあない?」

    海未「そういう事です、一条君」

    秀「ええ~!?何でことりちゃんや海未さんがいるの!?」

    穂乃果「穂乃果が呼んだんだよ」

    秀「何で呼んだの、穂乃果ちゃん!?」

    穂乃果「う~とね、なんか面白そうだったからかな」

    秀「なんだよ、その理由!ていうか、僕何かしてたの?」

    ことり「う~とね、確か一条君がことりの膝を枕代わりにしてたし。それになんだか動物さんみたいになんか甘えてきて可愛かったな」

    穂乃果「それにまた秀君の可愛い寝顔もまた見れたよ」

    秀「~~!!///」カオマッカ

    海未「こら、二人とも!」

    秀「うわ~、見ないで!僕の今の顔を見ないで~!!///」ガバ

    秀(はっ!これってよくよく考えたら穂乃果ちゃんがいつも使ってるベットじゃん!逆に顔が熱くなるよ~!)ゴソゴソ

    海未「ほら、二人が言うから一条君が顔を隠してしまったではありませんか!」

    ことり「でもことりは、一条君がやってた事を正直に言っただけだよ?」

    海未「それが駄目だと言っているんです!」

    ことり「えっ、そうだったの!?」

    海未「無自覚だったんですか!とにかく、とりあえず一条君を落ち着けましょう」

    ことり「うん、そうだね。あのね、一条君」

    秀「なに?」ヒョコ

    ことり「さっきはごめんね?ことり、正直に言った事が一条君を恥ずかしくして」

    秀「うん。まあ、僕が寝ぼけてことりちゃんになんというか、迷をかけちゃったと言うか」

    ことり「あ、ううん!そこら辺は大丈夫だよ!」

    秀「えっ、どういうこと?」

    ことり「別にいやって思ってなかったし、それになんか新鮮な気分になったんだ。男の子にこういうことするの」ニコ

    秀「うぅ///」

    秀(な、何をドキドキしているんだ僕は!///)

    穂乃果「穂乃果もごめんね?あたしもことりちゃんみたいについ無意識に言っちゃうことあるから」

    秀「穂乃果ちゃん....。それ、中学の時も何度もあったから分かったてるから」ファサ

    穂乃果「ちょっ!!ことりちゃんと反応が違くないかな!?」

    秀「だって、穂乃果ちゃんだし?」

    穂乃果「なにそれ!」

    海未「....ふっ」

    秀「...ははは」

    穂乃果「ははは」

    ことり「ふふふ」

    4人「あはははは!」

    秀「あはは、なんかさっきまでの事がどうでもよくなっちゃった」

    海未「ははは、確かにそうですね」

    穂乃果「そうだね。じゃあ、今から皆でないしようか?」

    ことり「話でも遊びでもいいね」

    秀「ここはあえての勉強とか?」

    穂乃果「え~、やだよ~」

     それからしばらく僕と穂乃果ちゃんにことりちゃんと海未さんと中学の時の事を話したり、トランプで遊んだりと帰る時間まで楽しく過ごしました。 

     \キャッキャッキャ/

    穂乃果の母「フフッ、みんな楽しそうね」
  48. 48 : : 2016/02/16(火) 23:06:03
      ~~次の日~~

    秀(今日は休日か。練習がないからって穂乃果ちゃんから連絡があったからな~)

    秀「さてと、どうしようかな。このまま家でのんびりするのもいいしな」

      ピンポーン

    秀の母「秀、悪いんだけど代わりに出てくれる?」

    秀「うん、分かったよ母さん」ガチャ

    秀「一体誰なんあろう?それとも配達の人かな?」テクテク

      ガチャ

    希「あ、やっほう秀君。暇やから遊びに来たで」

      バタン

    秀「あれ、これって夢なのかな?まだ寝ぼけているのかな、えい」グニー

    秀「痛い、と言う訳は夢じゃあない」

    秀の母「あら、秀どうしたの?さっきの呼び鈴は誰だったの?」

    秀「あ~、うん。なんか誰かの悪戯だったみたい」

     ピンポーン ピンポーン

    秀の母「また呼び鈴が鳴ってるけど?」

    秀「す、すぐ鳴りやむと思うよ」

     ピンポーン ピンポーン ピンポーン

    秀「あ~、もう!なんなんですか、何回も鳴らさないでくださいよ希さん!」

    希「あ、やっと出てきた。もう、どうしていきなりドアを閉めたんよ!」

    秀「そりゃあいきなり希さんがうちに来たりしたら、驚いて閉めちゃいますよ!」

    秀の母「うるさいわよ、秀」パシ

    秀「あいた!」

    希「あ、秀君のお母様、こんにちは」

    秀の母「あら、貴方は確か希ちゃんだったわよね。こんにちは」

    希「うちの事を覚えてはるんですか?」

    秀の母「ええ、覚えてるわよ。これでもあたし、記憶力は良い方だから」

    秀の母「それより秀、いきなり女の子が来て閉めるのはいけないわよ」

    秀「仕方ないじゃない!いきなりきたら戸惑って閉めちゃうよ!」

    秀の母「それでもダメなものは駄目なの。じゃあ改めて希ちゃん、家に入って」

    希「はい、それじゃあ失礼しま~す」テクテク

    秀「はあ、何で目に。というか、どうしていきなり家なんかに来ようとか思ったんですか、希さん」

    希「う~ん、なんとなく秀君と会って遊ぼうかな~って思ったからかな?」

    秀「そ、そんな理由で」

    秀の母「はいはい、質問はそれぐらいにして。希ちゃんは何か飲みとかいるかしら?」

    希「ありがとうございます。じゃあお言葉に甘えて」

    秀の母「は~い」

    秀「何で家は僕しかいないんだよ」

    希「あれ、そういえば秀君のお父さんはやらへんの?今日は休みななのに」

    秀「えっと、父さんは会社の人達となんか遊びに行ってるんだ」

    希「そうやったんか」

    秀の母「さあ、どうぞ」

    希「あ、ありがとうございます、秀君のお母様」

    秀の母「まあ、あの人も会社の人とのお付き合いとかもしっかりしないといけないからね」

    秀「そう考えると、大人って大変だな」

    秀の母「まあ、やってれば慣れてくるわよ」

    秀「ふ~ん。あ、そうだ」

    希「うん?どうしたん、秀君?」

    秀「いえ、一応言っておこうかなって思いまして。実はうちの母さん、希さんと同じ音ノ木坂の生徒だったんですよ」

    希「ええ!?じゃあ秀君のお母様って、うちの先輩になるやな」

    秀の母「その通りよ、希ちゃん。私も音ノ木坂の生徒だったのよ」

    希「へえ~、こんな近くに学校を卒業した先輩がいはるなんて」

    秀(ここは自分の部屋に行った方が良いかもしれない。こっそり出て行こう)コソコソ

    秀の母「あ、折角希ちゃんが家まで来てくれたんだし。ちょっと、秀」

    秀「へっ?何かな、母さん」

    秀の母「ちょっとお金渡すから、希ちゃんとデートしてきなさいよ」

    秀「.....えっ?」
  49. 49 : : 2016/02/28(日) 15:07:26
    秀「えっと、ごめん母さん。もう一回行ってくれないかな?」

    秀の母「だから、あんたと希ちゃんでデートして来なさいって言ったのよ」

    秀「は、はああ!?な、何で希さんとその、デ、デートしないといけないんだよ!」

    秀の母「だって、あんたどうせ部屋とかでゴロゴロしてるんでしょう?」

    秀「まあ、そんなこと考えてたけど」

    秀の母「じゃあ良いじゃない。と言う訳であんたは希ちゃんとデートしてきなさ~い」

    秀「何で母さんが一方的に言ってるの!それに希さんの意見も聞いてないし!」

    秀の母「希ちゃんはどうなの?」

    希「別にいいですよ、秀君とのデート」

    秀「」

    秀の母「はい、では行ってらっしゃ~い」

      ~~そして街中で~~

    秀「どうしてこんな事になったんだ?」テクテク

    希「まあまあ、そんな気を落とさんとせっかくなんやしその分楽しん方がええで」テクテク

    秀「そういう希さんは、どうしてそうノリノリなんですか」

    希「だって秀君をもっと知る良い機会やもん。新たな秀君の一面を見られるかもしれへんし」ニコ

    秀「っ...別にそんな事言われて喜びませんよ」

    希「その割には何で目を逸らしてるんや?」

    秀「し、知りませんよ」

    希「もう~、そんな離れんともっとこっちに寄り」ギュウ

    秀(ふ、ふああ///希さんの胸が僕の、う、腕に///)

    秀「の、希さん、一体何を?」

    希「あんまりにも秀君が離れてるから秀君の腕に抱きついて近くに居らそうと思って」

    秀「だからって、腕に抱きつかなくても」

    希「それもそうなんやけど。せっかくの秀君のお母様がデートして来なさいって言ってくれはったんやし」

    希「それでデートらしいことをしてみようかなって思ったんよ」

    秀「そう、だったんですか」

    希「それで感想はどうや?」

    秀「わ、分かりませんよ。今まで女の事とデートなんてした事ないんですから」

    希「ふ~ん、そうやったんか。まあウチもデートなんてした事なんてないけどね」

    秀「そうなんですか?」

    希「うん、そうなんよ。だから、これがお互いの初デートやな」ニコ

    秀「うっ///」

    希「どないしたん秀君、物凄く顔が真っ赤なで?」

    秀「見、見ないでください。恥ずかしいですから///」

    希「あははは、秀君女の子みたいな反応やな。可愛い可愛い」ナデナデ

    秀「ちょ、頭撫でないでくださいよ///」ワタワタ

    希「可愛いもんはつい撫でたくなるやろう?それと同じや」

    希「それに秀君は年下でウチは年上やもん、ここは甘えるのがええと思うで?」

    秀「年の差の余裕ですか?希さんは僕みたいに動揺なんてしないいんですね」

    希「そんな事あらへんで?ウチかって、ちょっとはドキドキしてるんやから」

    秀「えっ?」

    希「ふふふ///」

    秀「あっ///」

    秀「それじゃあ、歩きましょうか」

    希「うん、そうやね」テクテク

    周り(なんだよこの甘い空間!リア充爆発しろよ!)

    絵里「あら?あれってもしかして...」

    ??「お姉ちゃん、どうかしたの?」
  50. 50 : : 2016/03/13(日) 23:30:20
    秀「えっとじゃあ、希さんは何処か行きたいところとかありますか?」

    希「ふ~ん、そうやな~。ウチは今のところ行きたいところは思いつかんかな」

    秀「そうなんですか。えっと、どうしようかな?」

    希「別にウチは秀君の行きたいところに行ってもええんよ?」

    秀「えっ、良いんですか?」

    希「うん。二人で楽しめたらそれでいいし」

    秀「じゃあすいませんけど、ちょっと本屋に寄ってもいいですか?」

    希「うん、構わへんよ」

    秀「ありがとうございます。それじゃあ本屋に行きましょう」

    希「ほ~い」

     ~~本屋~~

    「いらっしゃいませ~」

    希「それで秀君、本屋でどんな物を買うの?」

    秀「えっと、小説ですよ」

    希「へえ~、秀君って小説とか読むねんな」

    秀「と言ってもアニメとかの小説ですけどね」

    希「今読んでるのはどういう感じなやつなん?」

    秀「今読んでるのは、冒険系なんですけど少しギャグが混じってる話です」

    希「へえ~、ちょっと面白そうやね」

    秀「なんだったら、今度貸してあげましょうか?」

    希「ええの?」

    秀「ええ、構いませんよ」

    希「ありがとう。じゃあ今度借りさせてもらうわ」

    秀「はい。あ、喋ってたら小説の棚に着きましたね。ちょっと、待ってくださいね」

    希「うん、分かったわ」

    秀「え~と、あるかな~?」


    絵里「なんとなく着いて来ちゃったけど、あれはどう見ても希に一条君ね」

    ??「お姉ちゃん、希さんは分かるけど一条さんって誰なの?」

    絵里「えっ?あぁ、そういえば亜里沙に言ってなかったわね」

    絵里「一条君って言うのは、穂乃果が連れて来てくれたマネージャーなのよ」

    亜里沙「へえ~、穂乃果さんが連れて来た人なんだ」


    希(あれは、絵里ちに亜里沙ちゃんやね。何でこんな所に居るんやろうか?)

    希「もしかして...」

    秀「えっ、どうかしましたか?」

    希「ううん、なんでもないよ。それよりお目当ての小説は見つかったん?」

    秀「あ、はい。ちゃんとありました。それじゃあ会計のところに行きましょう」テクテク

    希「うん、分かったわ」テクテク


    絵里「どうやら一条君の買い物に付き合ってる感じね」

    亜里沙「お姉ちゃん、何でそんなに一条さんの事を気にしてるの?」

    絵里「えっ?べ、別に気になってるわけじゃあないんだけど、あの二人が一緒に居るのが珍しいから」

    亜里沙「そうなの?あ、希さん達が出て行ったよ!」

    絵里「あ、本当だわ!また後を追いましょう!」

      ~~そして再び町中へ~~

    秀「ふう~、まだ残っていて良かったですよ」

    希「良かったな、お目当ての物があって」

    秀「はい。うん?」クル

    希「どないしたん?」

    秀「あっ、いえ、なんでもないんですけど。なんか誰かにつけられてるきがして」

    希(意外に察知能力はあるねんな)

    秀「気のせいだったかな?すいません、気の性でした」

    希「そうなん?それならええんやけど」

    秀「じゃあ、今度は何処に向かいましょうかね」

    希「そうやな~、何処がええかな?」


    絵里「危なかったわ。もう少しでバレるところだったわ」

    亜里沙「意外と勘が鋭いんだね、一条さんって」

    絵里「とにかくこのままバレないように後を追いかけましょう」コソコソ

    亜里沙「なんだか探偵さんみたいだね」コソコソ


    凜「今日も天気が晴れてて気持ちいいにゃ!」

    花陽「今日も元気だね、凜ちゃんは」

    凜「にゃにゃにゃ?」

    花陽「どうしたの、凜ちゃん?あ、絵里ちゃんと亜里沙ちゃんだ」
  51. 51 : : 2016/03/16(水) 19:32:11
    だんだん後続が増えてきてわろた
  52. 52 : : 2016/03/19(土) 23:34:54
    あげ
  53. 53 : : 2016/03/20(日) 21:29:53
    なんかごちうさ思い出しますねw
    期待&支援です
  54. 54 : : 2016/03/24(木) 17:09:52
    凜「その奥にいるのは~。あ、秀さんに希ちゃんにゃ!」

    花陽「もしかして絵里ちゃんと亜里沙ちゃんは、一条さん達を追いかけてるのかな?」

    凜「面白そうにゃあ!凜たちもばれないようにこっそり行くにゃ!」テクテク

    花陽「あ、凜ちゃん待って~!」テクテク


    秀「さてさて、次は何処に行きましょうか?」

    希「う~ん、何かおもろいもんはないかな?」キョロキョロ

    秀「あ、そうだ希さん」

    希「うん、どないしたん?」

    秀「ここは学生らしく、ゲーセンとかどうですか?」

    希「ゲーセンか~、良いかもしれへんな。ここ最近行ってないし」

    秀「じゃあ決まりですね。そうと決まればいざゲーセンです」

    希「ほ~い」

     
    絵里「この道は確か、ゲームセンターがある道ね」

    亜里沙「じゃあ希さん達はゲームセンターに行くんだね」

    絵里「多分そうみたいね。じゃあ私達もゲームセンターに向かいましょう」テクテク

    亜里沙「うん、お姉ちゃん」テクテク

      ~~そしてゲームセンターへ~~

    秀「うわ~、休みだから少し人が多いですね」

    希「まあそういうもんとちゃうの、大抵の休みの日って」

    秀「確かに言われてみればそんな気がしてきたような」

    希「とにかく、早う遊ぼうや!」テクテク

    秀「あ、引っ張らないでくださいよ!」テクテク


    亜里沙「うわ~、やっぱり音がおっきいな~」

    絵里「あの二人、何処行ったのかしら?」キョロキョロ

    亜里沙「お姉ちゃん、あたし希さん達を探すついでに遊んでくる!」タッタッタ

    絵里「あ、ちょっと亜里沙!」タッタッタ


    凜「わ~い、ゲーセンだにゃあ!」

    花陽「一条さん達はゲーセンに来たんだ」

    凜「かよちん、秀さんを探すついでに遊ぶにゃあ!」グイグイ

    花陽「わっ、引っ張らなくても行くから~」テクテク


    希「ふ~む、何しようかな~?」

    秀「色々やりますからね」

    希「秀君も探してな」

    秀「あ、はい」

    秀(ゲーセンには来たものの何をするかは決めてなかったんだよな。ん?)

    秀「あ、この猫のぬいぐるみ可愛いな~」

    希「へえ~。秀君って意外に可愛いもん好きなったんやな」

    秀「うえ!?ぼ、僕、声に出してました?」

    希「うん、思い切り」

    秀「あ、あう///」

    希「あはは、顔真っ赤にして可愛いな。よしよし」ナデナデ

    秀「は、恥ずかしいですからやめてください///」

    秀「じゃ、じゃあ、この猫のぬいぐるみを取って希さんにあげます」

    希「本間に?ありがとう、秀君」

    秀「それじゃあ、やりますね。まだ鈍ってなかったら良いけど」チャリン

    希「秀君、クレーンゲーム得意なん?」

    秀「中学の頃、何回もしてやっていたんですよ。高校になってからあまり行かなくなりましたけど」

    希「そうやったんや」

    秀「ここをこうしたら、いけるかな?よし、いけた!」ガタン

    希「おお~、本当に取れた!」

    秀「良かった、まだ鈍ってなくて。はい、どうぞ希さん」

    希「うわ~、ありがとうな秀君。大事にするな」ニコ

    秀「あ、はい///」ポリポリ
  55. 55 : : 2016/04/04(月) 23:47:40
    花陽「希ちゃん、いいな~。一条さんに縫いぐるみをプレゼントしてもらって」

    凜「そのまま、そのまま。にゃー、落ちちゃったにゃー!」

    花陽「り、凜ちゃん!そんなに叫んだら気付かれちゃうよ!」


    秀「あれ?なんか聞きなれた声が聞こえたような?」

    希「そう?うちには聞こえんかったけど」

    秀「う~ん、気のせいかな」

    希「まあ別に気にせんでもええやん」

    秀「それもそうですね。じゃあ今度は何をしましょうか?」

    希「そうやな~、じゃあ今度はガン系のやつがええかな」

    秀「分かりました。じゃあ行きましょう」

     ~~10分後~~

    希「ん~。なかなかの得点が取れたな」

    秀「お互いがお互いをサポートし合ってからいけたんじゃあないですかね」

    希「そうかもな。あ、次これやろうや、秀君」

    秀「えっ?これって、ダンス系のゲームですよね?」

    希「うん、そうよ」

    秀「えっと僕、こういうのやった事ないんですけど」

    希「えっ、そうなの?秀君、こういうのもやってると思ったのに」

    秀「いえ、僕は基本的にこういうのは友達がしてるの見てるだけで」

    希「せっかくなんやし、一回だけやってみいひん?」

    秀「一回だけですか?」

    希「うん、一回だけ」

    秀「まあ、そこまで言うんでしたら。でも僕初心者ですから、足を引っ張っちゃうかもしれませんよ?」

    希「ええのええの。こういうのは楽しむもんやから」

    秀「分かりました、とりあえず頑張ってみます!」

    希「うん、その意気や!落ち着いてうちのやってる通りにやればいけるから」

    秀「はい!」

    希「じゃあ始めるで!」

    秀(ふう~、落ち着いて。希さんの動きを見て体を動かすんだ!)

    希「よっ、はっ」クイクイ

    秀「せい、よっと」クイクイ

    希「そうそう秀君、そんな感じや!」

    秀「はい!」

    秀(あれ?なんか、すごく楽しい!)


    亜里沙「う~ん、希さん達何処に行ったんだろう?」

    絵里「もう、亜里沙が燥いでるから見失ったじゃあない」

    亜里沙「うぅ、ごめんなさい」

    絵里「まったく。あれ、あそこのいるのって希に一条君?」

    亜里沙「あ、希さん達が踊ってる!行こうよ、お姉ちゃん!」

    絵里「あ、亜里沙!」


    凜「ふう~、何とか取れて良かったにゃ~」

    花陽「取れて良かったけど、一条さん達を見失っちゃったね」

    凜「あ、あそこにいたにゃ!しかも秀さんが踊ってるにゃあ!」

    花陽「凄い、希ちゃんと一緒にちゃんと踊れてる!」

    凜「もっと近くにいてみよ、かよちん!」タッタッタ

    花陽「あ、凜ちゃん!」


    希「最後の中盤やで、しっかりな」

    秀「はい!」

    希「これで」

    秀・希「最後だ(や)!」

      ジャン

    希「凄いやん、秀君!初めてなのにこんなに踊れるやなんて」

    秀「自分でも驚きましたよ。なんかやって最中に楽しくなってきて」

      パチパチパチパチ

    秀「えっ?」

    凜「秀さん上手だったにゃあ!」

    花陽「一条さん、かっこ良かったですよ」

    亜里沙「初めてでここまでやるなんて、凄いです!」

    絵里「正直驚いたわ。意外なセンスがあったのね、一条君」

    秀「凜ちゃんに花陽ちゃん!それに、絵里さんまで!」
  56. 56 : : 2016/04/11(月) 22:45:37
    秀「えっと、絵里さんの隣にいる子は?」

    絵里「この子が前に話した、私の妹よ」

    亜里沙「初めまして一条さん。お姉ちゃんの妹の亜里沙と言います」ペコリ

    秀「初めまして、亜里沙ちゃん。どことなく絵里さんに似てますね」

    絵里「それは姉妹だもの、当然よ」

    凜「それより秀さん、本当にさっきの踊り良かったにゃあ!」

    秀「あ、ありがとうね、凜ちゃん。実は僕もこれやるのは初めてだったんだ」

    亜里沙「ええ!?初めてであんなに踊れたんですか!?」

    秀「うん、そうだよ。頑張って希さんの動きとかをよく見てみ様見真似でね」

    花陽「希ちゃんの踊りを見てあそこまで出来たんですか!?」

    秀「うん、我ながら自分でも驚いちゃったよ」

    秀「でもやってる最中になんだかだんだんと楽しくなって、気持ちが良かったな」

    絵里「フフフ、ダンスってやってて楽しくなるのは良い事よ。今度は皆で練習してる時に軽く一条君もやってみる?」

    希「おお、それはおもろそうやな」

    秀「面白そうですけど、僕はあくまで皆さんのマネージャーですから。皆さんのサポートに全力に当たりますから」

    秀「でも休憩の時間とかに教わるのは良いですけど」

    絵里「それでも構わないわ。少しでも興味をもってもらえて嬉しいもの」

    亜里沙「ねえねえ、一条さん!」

    秀「うん?何かな、亜里沙ちゃん」

    亜里沙「今度は私とあれをやってくれませんか?」

    凜「あ~、ずるいにゃあ!それなら凜も秀さんと踊りたいにゃあ!」

    花陽「えっと、私も一緒にやってもいいですか?」

    秀「えっと、僕なんかでいいの?始めたばかりなのに」

    希「まあ、ええんちゃう?こ言うのは楽しむのがあれやし」

    絵里「希の言う通りね。こういうのは楽しんでなんぼのもんよ」

    秀「...そうですね。じゃあやろうか!」

    亜里沙「じゃあ私からで!」

     それから僕は亜里沙ちゃんや凜ちゃんに花陽ちゃんと踊った。その後になんと絵里さんとも踊る事になった。なんかこの日は、色々驚いた日になりました。それから日曜を飛び越えて月曜日、更に僕を驚かすことが起きました。

     ~~秀君が通っている高校の校長室~~

    秀「失礼します。校長先生、どうしたんですか?」

    校長「うむ、君に話があるんだ。一条君はここ最近、音ノ木坂のスクールアイドルの手伝いをしてるみたいだね」

    秀「はい、マネージャーをしています。それがどうしたんですか?」

    校長「ここから毎日、音ノ木坂まで行くのは少し大変だろう」

    秀「まあ、大変は大変ですけど」

    校長「それでだ。今回、音ノ木坂の理事長と一条君の話をしたんだ」

    秀(理事長さんって、確かことりちゃんのお母さんだったな)

    校長「そして話し合って決めて、君は明日から音ノ木坂に転校してそこの生徒になる事になったんだ」

    秀「...」

    秀「ええ~!?」

     そう。それは、僕が穂乃果ちゃん達がいる音ノ木坂に転校すことである
  57. 57 : : 2016/04/15(金) 19:12:16
    × そう。それは、僕が穂乃果ちゃん達がいる音ノ木坂に転校すことである

    〇 そう。それは、僕が穂乃果ちゃん達がいる音ノ木坂に転校することである

     誤字があってすいません
  58. 58 : : 2016/04/26(火) 23:00:18
    秀「えっ、僕が音ノ木坂に行くんですか!?」

    校長「あぁ、その通りだ」

    秀「学生服とかはどうなるんですか!?」

    校長「学生服はそのままでいい。うちは学ランだから、ボタンだけを変えればそれで済む」

    秀「それに僕の親には?」

    校長「ちゃんと承諾を得たよ」

    秀「...本当に行くんですね、音ノ木坂に」

    校長「男子一人で心細いと思うが、君が手伝っている彼女たちのために頑張ってくれたまえ」

    秀「ええ、その気持ちは手伝い始めてから思っているので大丈夫です」

    秀「そういえば、僕はいったいどこのクラスになるんですか?」

    校長「その事だが、それは理事長が説明してくださる」

    秀「ことりちゃんのお母さんが」

    校長「そう言うわけだから、明日からは音ノ木坂学園で頑張ってくれたまえ」

    秀「はい、分かりました」

     ~~そして音ノ木坂学園 転校初日~~

    秀「ふう~、改めて緊張してくるな。僕だけが音ノ木坂に行くんだからな」テクテク

    秀「でも良かった、こっちの学校が使ってる教科書が一緒で」テクテク

    秀「でもちょっと早く来すぎたかな?今日はとりあえず朝練の方ないって連絡はあったけど」

    ??「もう来てたのね、一条君」

    秀「あ、ことりちゃんのお母さんじゃなくて、理事長さん。おはようございます、今日からお願いします!」ペコリ

    ことり母「はい、おはようございます。今日からこの学園で頑張ってね」

    秀「はい、頑張ります。あの、早く来すぎちゃいましたか?」

    ことり母「いいえ、むしろ好都合だったわ。生徒が多いときに来ていたらあなたに話しかけてきて騒ぎにあるから」

    秀「あ、それもそうですね。というか、この学園の生徒は僕がここで勉強するって知っているんですか?」

    ことり母「ええ、知らしてあるわ。でもちゃんと理由を言ってあるから大丈夫よ」

    秀「そうだったんですか。でもそれだと、ちょっと話かけれる人が多そうだな」

    秀「あ、そういえばクラスの方は理事長さんに聞くようにって言われたんですけど」

    ことり母「丁度その事を話そうと思っていたの。とりあえず、私について来てくれるかしら」テクテク

    秀「あ、はい、分かりました」テクテク

     ~~とある空教室~~

    秀「ここは?」

    ことり母「とりあえず、貴方がしばらく間の教室とでも言っておこうかしら」

    秀「この空き教室がですか?」

    ことり母「ええ、その通り。今日は初日だからここしばらくあなたの事に関して騒がしくなるから、落ち着いたら何処のクラスにするかを決めるようなの」

    秀「そういう事ですか。分かりました、しばらくはこの教室で頑張ります」

    ことり母「ごめんさいね、一人だけ広い教室に居させてしまって」

    秀「いえ、気にしませんから。むしろ正しい判断ですよ。見しも知らない男子高校生をいきなり女子だけのクラスに入れるのあれですし」

    ことり母「ふふ、貴方がそう思ってくれて嬉しいわ。じゃあ私は部屋に戻らないといけないからそろそろ行くわね」

    秀「はい」

    ことり母「それじゃあ、頑張ってね」ガラガラ

    秀「さてと、授業が始まるまで何をしておこうかな?」

     コンコン

    秀「あれ、誰だろう?ことりちゃんのお母さんかな?は~い、どなたですか?」ガラガラ

    ことり「あ、本当にいた!おはよう、一条君!」ニコ

    秀「うえ~!?こ、ことりちゃん!?」

    ことり「うん、ことりだよ。お母さんに一条君がいる教室を教えてもらっちゃったんだ!」
  59. 59 : : 2016/05/07(土) 23:42:51
    秀「理事長さんに?」

    ことり「うん、そうだよ。わ~、一人だとこんなに広く感じるんだ~」

    秀「えっと、穂乃果ちゃんや海未さんには教えたの?」

    ことり「ううん、まだ言ってないよ。どうして?」

    秀「いや、なんとなくね」

    ことり「ねえねえ、一条君。何しようか?」

    秀「何しようかって言われても、困ったな~。まあちょっとお話とか軽いお遊びとか」

    秀「あとは、漫画があるくらいだしな」

    ことり「漫画?漫画ってどんなやつを持ってきたの?」

    秀「えっと、ギャグ系だけどちょっとラブコメが入ってる漫画かな」

    ことり「面白そう!ねえ一条君、見せてもらっていいかな?」

    秀「うん、いいよ。じゃあ、ちょっと待っててね」ゴソゴソ

    ことり「うん、分かった。じゃあ私は椅子とか持ってくるね」テクテク

    秀「はーい。え~と、どこだったかな?あ、あったあった!」

    秀「はい、ことり。これだよ」

    ことり「ありがとう、一条君。うわ~、これ絵とかが可愛いね!」

    秀「そうでしょう?そこら辺も気に入ってるんだ」

    ことり「それじゃあ早く座って読もうよ」

    秀「うん、そうだね。よいっしょっと」オッチン

    ことり「おいっしょっと、ここまで持ってきてっと。よいっしょっと」オッチン

    秀「...あの、ことりちゃん」

    ことり「うん、何?」ニコ

    秀「...いや、なんでもないです」

    ことり「そう?それじゃあ早速読ましてもらうね」ペラ

    秀「あ、うん。どうぞ」

    ことり「...」

    秀「...」

    ことり「わあ~、これ意外と面白いね」

    秀「そう?なら良かった」

    秀(近い!近いよ、ことりちゃん!なんでこんな近くで読んでるの!?)

    秀(こんな広い教室でわざわざ僕の隣で読まなくてもいいのに)

    秀(それにしてもことりちゃんって、ほんと可愛い顔してるな~。いや、そもそもμ‘Sの皆も可愛いけどね)

    秀(なんというか、女の子らしい匂いがすると言うか。それに髪の毛とかも柔らかそうだし。って)

    秀「...」スク

    ことり「一条君?どうかしたの?」

    秀「...」テクテク

    ことり「一条君?」

    秀「何を考えているんだ、僕は~!!」ガンガンガンガン

    ことり「わ~、一条君!!そんなことしたら、血が出て怪我しちゃおうよ!」ガシ

    秀「大丈夫だよ、血は出てないし。それにこれは僕とってはマイブームだから平気だよ!」

    秀「あ、やっぱり痛い」ジンジン

    ことり「もう、あんなことまたしちゃあいけないよ」サスサス

    秀「なるべく改善します。というか、頭を摩らなくてもいいのに」

    ことり「でももしかしたら、撫でてたら傷が消えていくかもよ?」

    秀「でもそれを思うのは子供だと思うよ?」

    ことり「ことりや一条君だって、まだ子供だよ」

    秀「フフッ、それもそうだった」

    ことり「あははは」

     コンコン

    秀・ことり「えっ?」

    にこ「お邪魔だったかしら?」

    秀「にこ先輩!」

    ことり「にこちゃん!」
  60. 60 : : 2016/05/15(日) 14:11:30
     祝4000までいきました!
    皆さま、この作品を見てくださりありがとうございます!
  61. 61 : : 2016/05/27(金) 23:22:04
    にこ「あんたの叫び声、廊下まで聞こえてたんですけど」

    秀「えっ、そんなに叫んでました?」

    にこ「かなり聞こえてた」

    ことり「にこちゃんは、どうしてここに来たの?」

    にこ「なんだか聞いたことのある声が聞こえたから見に来ただけよ」

    にこ「それよりあんた」

    秀「えっ、なんですか、にこ先輩?」

    にこ「頭から血が出てるわよ」

    秀「まさかそんなわけが...」ツーウ

    秀「うわ、本当に血が出てる。ははは....はう」バタン

    ことり「わ~、一条君!しっかりして~!」

    にこ「ちょっとあんた、倒れるんじゃあないわよ!」タッタッタ

    にこ「ことり、あたしは右肩を持つからあんたは左肩を持って運んで!」

    ことり「うん、分かった!急いで保健室に行かないと!」

     その後、僕はことりちゃんとにこ先輩の助けがありきちんと治療してもらい、授業をしました

    秀「はあ~、転校初日から何やってんだろう」

    教師「どうかしたの、一条君?もしかしてまだ頭が痛むの?」

    秀「あっ、なんでもないので気にしないでください!」

    教師「そう?もし何かあったらちゃんと言ってね」

    秀「はい、分かりました。あと先生、この問題なんですけど」

     ~~そして時間は昼休みになり~~

    教師2「はい、今日はここまでだ。ちゃんと復讐をしておくんだぞ」ガラガラ

    秀「ふう、やっとお昼か。どうしようかな?ここで食べるのもいいし、違う所で食べてもいいしな~」

    秀「でも移動したら下で騒がれちゃうしな~。う~ん、どうしよう?」

      ダダダダダ

    秀「えっ、何なの?だんだん近づいて来るんだけど!」

     ガラガラ

    穂乃果「秀君、音ノ木坂学園にようこそ~!」

    秀「うわ!ほ、穂乃果ちゃん!どうしたの!?」

    穂乃果「それはもちろん秀君に会いに来たんだよ!本当は休み時間に行きたかったんだけど秀君の教室まで遠いから」

    秀「あっ、穂乃果ちゃんの教室ってここから遠いんだ」

    穂乃果「そうなんだよ!だから行くならお昼ぐらいにした方が良いって海未ちゃんが言ったんだ」

    秀「それで穂乃果ちゃんは僕に会いに来たは分かったけど、他には何かあるのかな?」

    穂乃果「あ、そうだった。ねえ秀君、今からお弁当を持ってついて来てくれるかな?」

    秀「お弁当を持ってって、僕が外に出たら騒がれるんじゃあないかな」

    穂乃果「大丈夫だよ、きっと!ほら、一緒に来て!」グイ タッタッタ

    秀「わあ~、穂乃果ちゃん!引っ張らないで~!」
  62. 62 : : 2016/06/07(火) 22:34:58
     ~~中庭~~

    穂乃果「はい、到着!」

    秀「はぁはぁ、疲れた。あとあんまり大きな声は出さない方が良いよ」

    穂乃果「まあまあ、気にしない、気にしない」

    秀「いや、僕が気にするんだけど」

    穂乃果「とにかく、はやくお昼ご飯を食べよう」

    秀「分かったよ。あ、此処って確かことりちゃんが教えてくれたところだ」

    穂乃果「えっ?秀君、知ってるの?」

    秀「うん、前にここの案内をことりちゃんに案内してもらった時に」

    穂乃果「あぁ~、あのときか!」

    秀「そう、あのとき」

    穂乃果「そっか、秀君はもうここを知ってたのか~。ふふふ」

    秀「何で笑ってるの?」

    穂乃果「なんだか、嬉しいな~って思っただけだよ」ニコ

    秀「そ、そう///は、早くご飯を食べよう」オッチン

    穂乃果「うん、そうしよっか」オッチン

    秀「うん?穂乃果ちゃんはパンなの?」

    穂乃果「うん、そうだよ。いつもの行きつけのパン屋さんのね」

    秀「本当に好きだなんだね」パカ

    穂乃果「わあ~、秀君のお弁当美味しそう!おばさんが作ったの、これ?」

    秀「うん。なんやかんやで、母さんは僕よりうまいからね」

    穂乃果「秀君も上手だと思うよ?」

    秀「それはありがとう。じゃあ手を合わせて」

    秀・穂乃果「頂きます」

    秀「....うん、いつもながら美味い」モグモグ

    穂乃果「はあ~、やっぱりあそこのパン屋さんは美味しいな~」モグモグ

    秀(から揚げはやっぱり最後に食べようかな)

    穂乃果「ねえねえ、秀君」

    秀「どうかしたの、穂乃果ちゃん?」

    穂乃果「そのお弁当のタコさんウィンナーもらってもいいかな?」

    秀「えっ、ウィンナー?別にいいけど」

    穂乃果「本当?やった~、頂きま~す!」パク

    穂乃果「う~ん、やっぱりおばさんの料理は美味しい~!」

    秀「そういえば、偶に中学の時にこうやってお弁当の具をあげたことがあったっけ」

    穂乃果「んく。穂乃果も覚えてるよ、パンとかもあげたりとか」

    秀「半分にして別けてたっけ」

    穂乃果「なんだか中学の時に戻ったみたいだね、秀君」

    秀「ハハハ、確かに言われてみれば」

    ことり「あ、やっぱりここにいた!」

    秀・穂乃果「えっ?」

    海未「こんにちは、一条君」

    秀「海未さんにことりちゃん」
  63. 63 : : 2016/06/18(土) 22:39:12
    ことり「もう、授業が終わっていきなり走り出すからびっくりしたんだから」

    秀(うわ~、なんかそれで目立ってる穂乃果ちゃんが想像できるんだけど)

    穂乃果「ごめんごめん。なんだか穂乃果の野性的な感が言っても立っても入れない感じで」

    海未「もう高校生なんですから、それくらい我慢しなさい」

    穂乃果「は~い」

    海未「えっと、一条君」

    秀「えっ、はい」

    海未「改めまして、音ノ木坂学園にようこそです」

    ことり「一条君、これから一緒に学校で会えるね」

    秀「う、うん!こちらこそ改めてよろしくね」

    穂乃果「ことりちゃんも海未ちゃんも一緒に食べようよ!」

    ことり「うん、そのつもりだよ」

    海未「まあ、よくここで食べていますからね」

    ことり「じゃあことりは秀君の隣に座るね」オッチン

    秀「うえ!?///」

    海未「それじゃあ私は穂乃果の隣になりますね」オッチン

    ことり「別に隣に座ってもいいよね、一条君?」

    秀「う、うん、大丈夫だよ」

    ことり「良かった~」

    穂乃果「あ、これさこれさ」

    三人「??」

    穂乃果「同じ中学校同士のメンバーでお弁当食べてるよね!」

    秀「あ、そういえば」

    ことり「言われてみれば」

    海未「そうですね。私とことりはまだ食べてませんけど」

    秀「まあ、このメンバーで食べるのは初めてだけどね」

    ことり「穂乃果ちゃんとは?」

    穂乃果「食べた事あるよ!同じクラスだったし!」

    海未「とりあえず私達も食べましょうか、ことり」

    ことり「うん、そうだね。頂きます」

    海未「頂きます」

    秀「んん。喉乾いたな、お茶お茶っと」ゴクゴク

    穂乃果「あ、そういえば秀君」

    秀「ん?」

    穂乃果「秀君がゲーセンでダンスをしてたって本当なの?」

    秀「ぶー!」

    ことり「わっ、一条君!」

    秀「ゲホッゲホッ!」

    ことり「一条君、しっかりして!」サスサス

    秀「えっと、何でそれを知ってるのかな?」

    海未「えっ、本当にダンスをしたんですか?」

    秀「えっと、まあ、初めてだったけど」

    穂乃果「えっとね、これは希ちゃんから聞いたんだ」

    秀「....」スク テクテク

    海未「ど、どうしたんですか、一条君?」

    秀「すう~」

    秀「何を勝手に教えてるんですか、副会長~~!!」

    穂乃果「うえ!?」

    ことり「うわ!?」

    海未「ほわ!?」

     ~~生徒会室~~

    絵里「希、ちょっと見てほしい事があるんだけど良いかしら?」

    希「ええよ。どれなん?」

    絵里「えっとね―――」

    秀『何を勝手に教えてるんですか、副会長~~!!』

    絵里「うわ~!」バタン

    希「今の声って」

    絵里「一条君の声だわ。なんだか希に怒ってるように聞こえるんだけど、何かしたの?」スク

    希「ありゃありゃ、言ってしもうたみたいやな」

    絵里「??」

     ~~そして場所は中庭へ~~

    秀「はあ、はあ」

    海未「あ、あの、一条君?」

    秀「まったく、どうしてあの人はこう言っちゃうのかな」テクテク スク

    ことり「とりあえず一条君、落ち着こうよ、ね?」

    秀「うん」

    ことり「ほら、よしよし」ナデナデ

    秀「うん....ってうわ!」

    秀「何で頭を撫でるの!?」

    ことり「えっとね、なんとなく落ち着くかなって思って」

    秀「まあ、ちょっと落ち着いたけど///」

    穂乃果「でもさ、穂乃果は秀君の踊りとか見たかったな」

    秀「そんな上手いわけじゃあないから、穂乃果ちゃん達には敵わないよ」

    穂乃果「う~ん。あ、そうだ!」

    三人「??」

    穂乃果「じゃあちょっと軽くさ、この四人で踊ってみない?」

    秀「...」

    海未「...」

    ことり「....」

    三人「えっ?」
  64. 64 : : 2016/07/01(金) 00:13:04
    秀「えっ、踊るの?」

    穂乃果「うん」

    秀「今から?」

    穂乃果「そうだよ」

    ことり「さすがに時間がないと思うよ?」

    海未「そうですよ。それに昼食を食べた後ですから、気持ち悪くなってしまいますよ」

    穂乃果「あ、そっか。う~ん、じゃあ曲のサビの部分だけのところだけやろうよ!」

    秀「しないって言う概念はないの?」

    穂乃果「ないね!」

    秀「胸を張って言うんじゃあありません!」ペシ

    穂乃果「あいたっ。相変わらず秀君のツッコミは鋭いね」

    秀「穂乃果ちゃんがボケなければこんなことはしないよ」

    秀「どうする、ことりちゃんに海未さん?穂乃果ちゃんはこんな感じだし」

    海未「仕方ありませんね。付き合うしかありませんね」

    ことり「そうだね。私もちょっと一条君と踊ってみたいし」

    秀「それでどんな曲で踊るの?」

    穂乃果「えっとね~。あ、この曲とかが良い!」

    『START:DASHI!!』

    海未「この曲は」

    ことり「うわ~、懐かしい曲だな~」

    秀「えっと、どうしたの?何かこの曲に思い出とかがあるのかな?」

    海未「まあ、あるといえばありますね」

    ことり「うん、あることにはあるね」

    秀「よく分からないけど、そうなんだ。それでサビの部分はどういう感じなの?」

    穂乃果「お、やる気が出たの?」

    秀「ここまで来たらもうやるよ。それじゃあ教えてもらえるかな」

    ことり「分かった。まずはここのフレーズの部分はね――」

     ~~~

    秀「あ、あれ?上手くいかない」フラ

    海未「違いますよ、一条君。ここはこうやって」

     ~~~

    秀「えっと、こうやって、こうやって、こう!」

    穂乃果「そうそう、その調子だよ、秀君!」

    ことり「その調子で他のところも頑張ってみよう!」

    秀「うん」

     
    穂乃果「それじゃあ準備は良いかな?」

    秀「うん、大丈夫だよ」

    ことり「ことりも問題ないよ」

    海未「私も問題ありません」

    穂乃果「じゃあ最初から流すよ。せ~の!」

    「♪~~」

    秀「よっと、はっ!」

    海未「一条君、いい感じです!」

    秀「リズムに、のってきた!」

    ことり「一条君、良い動きになってるよ!」

    秀「なんかやっぱり、楽しいよ!」

     ~~数分後~~

    穂乃果「フィニーシュ!」ジャン

    秀「はあ、はあ」

    秀「なんとか、いけた~!」

    穂乃果「秀君!」

    秀「えっ?」

    穂乃果「イエーイ!」スッ

    秀「うん、イエーイ!」パチン

    ことり「一条君、ちゃんと踊れたね!」ギュウ

    秀「ふ、ふあああ!///こ、ことりちゃん!!///」

    海未「とても上手でしたよ」

    秀「えっと、そうかな。途中から、無我夢中でやってたから」

    秀「後、ことりちゃん。そろそろ恥ずかしいから、離れて///」

    ことり「あ、ごめんね。なんだか嬉しくなっちゃって」パッ

    秀(あ~、やばかった。ことりちゃんの胸が当たっててすごくドキドキした)

     パチパチ

    三人「えっ?」

    「凄いぞ、転入生の男の子!」

    「凄くかっこ良かったよ、転校生くん!」

    秀「えっ?えええええ!?」
  65. 65 : : 2016/07/19(火) 23:52:02
    穂乃果「うわ~!知りない間に人が集まってる!」

    海未「いつの間にこんな...」

    ことり「踊りに集中しすぎて全然分からなかったよ」

    秀「えっ?えっ?」

    にこ「あ、いたいた!」

    穂乃果「あ、にこちゃん!」

    秀「にこ先輩!あの、すいません。いつからこんなに集まっていたんですか?」

    にこ「えっ?あたしが見つけた時にはかなり集まってたわよ」

    秀(つまりその前から集まってたことなの!?)

    にこ「それよりあんた、結構踊りとかできたのね。しかも結構楽しそうにやってたし」

    秀「えっと、それは」

    にこ「皆、あんたの踊りにいい感じだったし」

    「ねえねえ、転校生くん。もう一回踊りってくれないかな?」

    「マネージャーだけじゃあなくて踊りとかできたんだね」

    「先輩の踊り、また見たいです!」

    秀(えっ?こんなに見られてたって事は、かなりの人が僕を見てたって事!?」

    秀「...」プルプル

    ことり「一条君?」

    秀「み、見ないでー!僕の姿を見ないでくださ~い!///うわ~~~~!」ダダダダダダ

    穂乃果「あ、秀君!お弁当忘れてるよ!」

    にこ「あれ聞こえてないわね」

    海未「よくよく考えみれば、普通にこの学校の生徒に見られているのは恥ずかしい事でしたね。慣れてすっかり忘れていました」

    ことり「一条君の踊り、良かったのにな」

     ~~そして時は進んで放課後へ~~

     部室

    秀「...」ズーン

    花陽「あ、あの、どうしたんですか、一条さん?」

    秀「何でもない...何でもないんだよ」ズーン

    花陽「で、でも」

    真姫「来たわよ~、ってどうしたの!?」

    花陽「あ、真姫ちゃん」

    秀「死にたい...死んじゃいたい」ズーン

    真姫「凄く落ち込んでるけど。もしかして、お昼のあれなのかしら?」

    花陽「お昼のあれ?」

    真姫「穂乃果とことりと海未、それに一条さんでーー」

    希「あ~、四人で踊ってて結構多い人数見られてたって奴かな」

    真姫「そう、それ。あ、希」

    絵里「私もいるわよ」

    花陽「あ、絵里ちゃん」

    秀「うわ~~!消えろ消えろ、僕の記憶から消えろ~~!」ガンガンガンガン

    花陽「あわわわ、一条さん!怪我しちゃいますよ!」グイ

    絵里「ちょっ!?落ち着いて一条君!そんなことしたらまた血が出ちゃうわよ!」グイ

    秀「はあ、はあ」

    絵里「とにかく落ち着いて、ね?」

    秀「は、はい。すいません」

    希「あれ、軽く秀君には黒歴史になってしもうてるな」

    真姫「どんな感じで踊ってたのかしら?ちょっと、見たかったわね」
  66. 66 : : 2016/07/31(日) 23:13:33
    秀「嫌な事は忘れるには、やっぱりあれしかない」タッタッタ

    絵里「あ、何処へ行くの!?」

    希「行ってしもうたな」

    花陽「どこに行っちゃったんでしょうか?」

     タッタッタッタ

    真姫「あ、戻ってきた。しかも、体操服姿になってる」

    秀「嫌な事を忘れるには、雑務に専念する事です!」

    真姫「雑務?」

    秀「とりあえずまずは、この部屋を一旦掃除しますので、皆さんは少し出て行ってください」

    絵里「掃除なら私達もやるわよ?」

    秀「いいえ、一人で集中したいので。さあさあ、皆さんは出てください」グイグイ

    絵里「あわわ、ちょっと」テクテク

    希「そんなに急かさんでも」テクテク

    花陽「一条さん、こけちゃいます!」テクテク

    秀「それじゃあすいませんけど、しばらく外で待っててください」ガラガラ バタン

    真姫「なんか、強引に出されちゃったわね」

    凜「あれ?何で皆、廊下にいるんだにゃあ?」

    花陽「あ、凜ちゃん」

    凜「早く入ろうにゃあ」ガラガラ テクテク

    花陽「あ、今は」

    秀「はい、今は入らないでね、凜ちゃん」プラプラ パッ

    希「猫みたいに掴まれえる」

    凜「はにゃあ!」コテン

     ガラガラ バタン

    凜「秀さん、どうかしたの?」

    花陽「なんというか、嫌な事を忘れたいからって部室のお掃除をしてるの」

    凜「そうだったのかにゃ」

     ~~そして10分後~~

    絵里「知らない間に皆が揃っちゃったわね」

    にこ「いつまでやってんの、あいつは」

    穂乃果「穂乃果、早く部室で寛ぎたいのにな~」

    凜「ところでことりちゃん、その袋はなんなの?」

    ことり「これ?これは、一条君のお弁当が入ってるんだよ」

    絵里「何でことりが一条君のお弁当を?」

    海未「なんと言いますか、一条君が走り出してしまってお弁当の事を忘れてしまいまして」

    穂乃果「ちなみに、お弁当の中身は穂乃果が代りに食べました!」

    にこ「なんであんたが食べちゃうのよ」ペシ

    穂乃果「あいたっ!えへへ、秀君のお母さんが作ったお弁当が美味しくてつい」

    絵里「ついって」

     ガラガラ

    一同「うん?」

    秀「皆さん、お待たせしました。掃除が終わりましたよ」

    真姫「ええ!?まだ10分しかたってないのに、もう終わったの!?」

    秀「うん、集中してやってたらなんか知らない間に終わっちゃって」

    秀「まあとにかく、もう入っていいです」

    絵里「えっと、それじゃあ入らせてもらうわね」テクテク

    希「さてさて、どれくらい綺麗なったんかな?」

    穂乃果「どんな感じになったの?って」

    にこ「なによ、これ」

     キラキラキラ

    秀「とりあえず、あと通りに掃除しましたが、どうでしょうか?」

    一同「何この綺麗になった部屋!!??」

    秀「うえ!?」
  67. 67 : : 2016/08/11(木) 23:01:33
    にこ「なによ、これ!あたしたちがやるのとは全然違うじゃあない!」

    海未「私達がやった時はここまで綺麗には」

    凜「あれれ?部屋間違えたかにゃ?」ゴシゴシ

    花陽「凜ちゃん、ここで合ってるよ?...多分」

    絵里「一条君、どうやってここまで綺麗にしたの?」

    秀「えっ、どうやってって。普通に掃除をしただけだけど?」

    真姫「普通に掃除して此処まで綺麗になるものなの!?」

    穂乃果「でもよく10分で終わったね」

    秀「いや~、僕なんてまだまだだよ」

    希「まだまだって、何がまだまだなん?」

    秀「えっとですね、母さんに比べたらこんなのまだまだって意味です」

    花陽「へ?」

    ことり「ちなみになんだけど一条君」

    秀「えっ、何かな、ことりちゃん?」

    ことり「一条君のお母さんはお掃除をどれくらいで終わらすのかな?」

    秀「母さん?う~ん、確か五分ぐらいで終わらすかな。家全体で」

    一同「家全体で!?」

    絵里「一条君のお母様って、何者なの?」

    希「ウチ、秀君のお母さんにお掃除から何から教えに行こうかな」

    秀「そんなすごくないですよ。母さんはただの主婦で会社で働いてるお母さんですよ、もう~」

    にこ「な、なんかあいつの感覚、麻痺してない?」ヒソヒソ

    海未「おそらくずっとその風景を見ていたせいで違和感がないものだと思っているのでは」ヒソヒソ

    真姫「一条さんがあんなのなんだから、その親の遺伝じゃあないかしら」ヒソヒソ

    秀「??」

    秀「あ、母さんで思い出しました!」

    穂乃果「えっ、秀君のお母さんがどうしたの?」

    秀「うん。母さんが穂乃果ちゃん達にこれを良かったら食べさせてあげてって、クッキをー預かってるんだ」ガサゴソ

    凜「うわ~、美味しいそうにゃあ!」

    ことり「見た目からして、既に美味しいそうだよ~」

    秀「今からお茶を入れますから、寛いでてくださいね」

    秀「ふんふ~ん」ジョジョジョ

    絵里「なんだか、一条君が執事さんに見えるのだけれど」

    希「気のせいちゃう?」

    真姫「執事...」

    秀『これでよろしいですか?真姫お嬢様』

    真姫「って、何考えてるのよ!」ブンブン

    花陽「どうかしたの、真姫ちゃん?」

    真姫「な、何でもない!」

    秀「皆さん、お茶が入りましたのでどうぞ」

    ことり「あ、ありがとう、一条君!」

    にこ「それじゃあ、早速一条のお母さんが作ったクッキーを食べみましょうか」

    絵里「そうね。じゃあ皆、一個ずつ持ちましょう」

    一同「うん」

    希「それじゃあ」

    一同「頂きます」パク

    一同「....」モグモグ

    秀「どうですか?母さんが作ったお菓子は?」

    一同「お...」

    秀「お?」

    一同「お、美味し~い」トロ~ン

    秀「うわ!?皆の顔がなんかすごい事になってる~!?」
  68. 68 : : 2016/08/23(火) 21:37:29
    にこ「何よこのお菓子~。今まで食べたことがないわよ~」

    秀「うわ、にこ先輩がふにゃふにゃだ!」

    絵里「なんだか、幸せな気持ちになるわ~」

    凜「はわ~、幸せだにゃ~」

    ことり「ずっと食べていたくなるよ~」

    花陽「一条さんのお母さん、凄いです~」

    秀「さ、流石母さんが作ったお菓子だ!僕のとは全然反応が違う」

    希「確かにこれは、秀君が作ったのとは全然違うな」

    穂乃果「秀君のお菓子も美味しいけど、秀君のお母さんはもっと美味しいだよ!」

    秀「えっ、希さんと穂乃果ちゃんは平気なの?」

    希「へ?別に何ともないけど?」

    穂乃果「あ、穂乃果は偶に秀君がいない時にお邪魔して秀君のお母さんに作ってもらってたんだ!」

    秀「まあ、希さんは大丈夫かは分からないけど。穂乃果ちゃん、家の母さんにそんなの頼んでたの!?」

    穂乃果「うん、その通り!」

    秀「何を羨ましいことしてるんだよ!」パシン

    穂乃果「いったい!」

    秀「穂乃果ちゃんだけズルいよ!僕が母さんに頼んでもなかなか作ってくれなくて、気分が良いときしか作ってくれなかったのに中学の時にそんなことしてたのか!」

    海未「一条君、一旦落ち着いてください!ところで手に持っているそれは?」

    秀「穂乃果ちゃん専用のツッコミハリセンです!押入れから出してきたんです」

    真姫「ツッコミハリセンって」

    秀「というか、真姫ちゃんや海未産も母さんのお菓子を食べても大丈夫なの?」

    海未「え、ええ。私は何ともないですが」

    真姫「なんというか、私もこれに近いようなお菓子を食べたことがあるから」

    秀「マジですか」

    穂乃果「いたた、もう秀君!それ痛いからやめてって言ったじゃあない!」

    秀「穂乃果ちゃんが変な事や行動とかをしなきゃ、これで叩いたりしないよ」

    希「その言い方だと、何回もあったそうな言い方やな」

    秀「ええ、その通りです。こいつにはかなりお世話になりましたからね」

    穂乃果「これ痛いから穂乃果嫌い!」

    希「これどこかで買ったん?」

    秀「いえ作りました」

    真姫「ええ!?作ったの!?」

    秀「うん、そうだよ。作るのは大変だったけどね」

    海未「ところで、一条君のお母様はどうしてこんなにも美味しいお菓子を作れたんですか?」

    秀「えっ?何だったかな、ごめん。忘れちゃった」

    海未「そうですか」

    真姫「ところで、ずっと聞きたかったんだけど」

    秀「えっ、何かな?」

    他五人「」ポワー

    真姫「あれっていつまで続くの?」

    秀「えっと、二分で戻ると思うよ」

     ~~そうして時間はあっという間に進んで、下校時間になりました~~

    穂乃果「それじゃあ皆、また明日ね」

    海未「お疲れ様です」

    絵里「ええ、また明日ね」

    ことり「一条君もまた明日ね」

    秀「うん、また明日ね」

    真姫「それじゃあまたね」

    秀「皆、ばらばらに帰ったね。僕も家に戻ろうかな」

     グウー

    秀「あ、そういえばお昼あんまり食べてなかったな。穂乃果ちゃんに中身食べられたし」

    花陽「あれ?どうかしたんですか、一条さん?」

    秀「あれ、花陽ちゃん。どうしてまだ学校に?凜ちゃんは一緒じゃあないの?」

    花陽「私はちょっと先生に聞きたい事がありまして、凜ちゃんには先に帰ってもらたんです」

    秀「そうだったんだ」

    花陽「それで一条さんは?」

    秀「いや、ちょっとお腹が減っちゃったからどうしようかなって思っててさ」

    花陽「お腹が。あ、もしかしてお昼の」

    秀「あ、うん、まあそれかな。逃げて残りの弁当を食べ忘れてね。ははは」

    花陽「あ、ごめんなさい!嫌な事を思い出させちゃって!」

    秀「い、いや、もう気にしなくてもいいから」

    花陽「そ、それならいいんですが。それで、お腹をどうするかの話でしたよね?」

    花陽「もしかして、昨日教えてくれた喫茶店に行くんですか?」

    秀「あ、それもいいかもね。誰もいないみたいだし」

    花陽「あ、あの!それでなんですけど」

    秀「うん、どうしたの?」

    花陽「え、えっと、わ、私も一条さんと一緒に行っても、いいですか?」
  69. 69 : : 2016/09/03(土) 22:33:56
    秀「えっ、花陽ちゃんも?」

    花陽「はい。あの、駄目ですか?」

    秀「あ、う、ううん、別にいいよ」

    花陽「本当ですか!?ありがとうございます!」

    秀「そう言えば、花陽ちゃんの親御さんには連絡はしたの?」

    花陽「あ、まだでした!ちょっとあっちで電話してきます」タッタッタ

    秀「ここで待ってるからね」

    花陽「あ、もしもし、お母さん?実は――」

    秀「それにしても花陽ちゃん、どうして一緒に行きたいって言ったんだろう?」

    秀「まあ、知り合いの子とあそこに行くのは嬉しいけど。と言ううか、これってデートなのかな?」

    秀「....」

    秀「何を考えてるんだ、僕は!そう、これは後輩との交流なだけだよ!」

    花陽「お待たせしました、お母さんから許可をもらいました」

    秀「うわっ、花陽ちゃん!」

    花陽「はい、どうかしたんですか?」

    秀「い、いいいや、なんでもないから気にしないで!」アセアセ

    花陽「は、はあ」

    秀「それで親御さんはなんて?」

    花陽「もう、さっき言ったじゃあないですか。ちゃんと許可はもらいましたよ」

    秀「そっか、じゃあ出ようか」

    花陽「はい、うわっ!」ズル

    秀「あ、危ない!」ダキ

    秀「ふう、ギリギリセーフだね。大丈夫?」

    花陽「あ、はい、大丈夫です」

    秀「そっか、良かった」

    花陽「あと、あの...」

    秀「えっ、なにかな?」

    花陽「もうそろそろ、離してくれると///」モジモジ

    秀「へ?...うわ、ご、ごめん!///」パッ

    花陽「い、いえ!転びそうになった私が悪いですから!」アセアセ

    秀「じゃ、じゃあ、次からは足元とかに気を付けようね!」

    花陽「は、はい」

    秀「じゃあ、喫茶店に向かおうか」テクテク

    花陽「はい」テクテク

    秀(後輩に、ドキドキするな///あれは、転びそうになった花陽ちゃんを助けただけなんだから)ドキドキ

     ~~そして、場所は例の喫茶店へ~~

    秀「こんにちは~、マスター」カランカラン

    花陽「こ、こんにちは」

    マスター「おや、いらっしゃい一条君」

    マスター「おや、君は確か一条君が連れて来た女の子の一人の」

    花陽「ど、どうも」

    マスター「はは~ん。もしかしてデートかい、一条君?」

    花陽「デー///」

    秀「もう、からかわないでよ、マスター!///花陽ちゃんがまた来たいって言ったから連れて来たんだよ!」

    マスター「ハハハ、冗談だよ」

    秀「も、もう~」

    秀「花陽ちゃんもごめんね」

    花陽「い、いえ、私は別に気にしてませんから!」

    秀「そっか」

    秀(それはそれでなんか悲しいような。別に泣かないからね!)

    秀「それより、今日は人が僕たちしかいないですね」

    花陽「そういえば」

    マスター「丁度さっきお客さんが出て行ってね。今は一条君と後輩君だけだよ」

    花陽「そうだったんですか」

    マスター「まあ、何処でも好きなところに座ってくれたまえ」

    秀「まあ人がいないのは好都合だね。じゃあマスター、久々に例のやつをお願いね。二つね」

    マスター「はいはい、了解」

    秀「じゃあ行こうか、花陽ちゃん」テクテク

    花陽「あ、はい。それより一条さん、例のやつってなんですか?」テクテク

    秀「うん?えへへ、来てからのお楽しみだよ」テクテク

    花陽「??」テクテク
  70. 70 : : 2016/09/14(水) 23:11:29
     ~~そしてしばらくして~~

    花陽「それで、結局例のあれってなんなんですか?」

    秀「うん?それはね~」

    マスター「はい、お待たせさんお二人さん」

    秀「あっ、噂をすればだね」

    マスター「はい、ご注文の当店裏メニュー。と言うか、一条君だけの特別メニューなんだけどね」

    マスター「おむすびとスープのセットだよ」コト

    花陽「ええ~!?喫茶店でおにぎり!?」

    秀「まあ、やっぱり驚くよね」

    花陽「だ、だって、普通は喫茶店とかは出さないじゃあないですか」

    花陽「どうしてマスターさんが一条さんにこんなメニューを?」

    マスター「これを作って言ったのは確か中学の時だったね」

    秀「いやはや、懐かしいな~」

    マスター「年寄みたいな言い方だね、一条君」

    秀「なんとなく言ってみたんですよ」

    マスター「あの時の一条君は今みたいにお腹が減っていたんだ」

    マスター「『ケーキとパン系じゃあお腹がなかなか膨らまないから、ちょっとお腹が膨れるものを考えてよ』って言われたんだ」

    マスター「それで思いついたのがこのメニューなんだよ」

    花陽「なるほど、そういう事だったんですか」

    花陽「あ、そういえば、一条さんが丁度お客さんが少ないって言うのはなんだったんですか?」

    秀「あぁ、それはね、このメニューはお客さんがあんまりいない時にしか作ってくれないって言う条件なんだよ」

    花陽「いつもじゃあないんですね」

    秀「そうなんだよ。偶にここに来てこれを頼もうと思った時に限ってお客さんが多いときが連続にあったんだよ」

    マスター「まあ話すのもいいけど、冷めないうちに食べてね。じゃあ、ごゆっくり」テクテク

    秀「それじゃあ、頂こうか」

    花陽「あ、はい!じゃあ」

    秀・花陽「頂きます」

    花陽「それにしても、美味しそうなお米ですね~」

    秀「えっ、花陽ちゃんってお米が好きなの?」

    花陽「はい!大好きなんです!」ニコ

    秀「そうだったんだ。じゃあこのメニューにして正解だったかな」

    秀「さてと、今回のおにぎりの具はなんなのかな~?」

    花陽「いつも同じ具じゃあないんですか?」

    秀「うん、そうだよ。マスターの気分でいつも変わるんだ」

    花陽「そうなんですか。なんだか、具が何かワクワクしてきますね」

    秀「おっ、花陽ちゃんもそんな気持ちになる?」

    花陽「はい、一条さんと同じです」

    秀「じゃあおにぎりを食べよう。僕は右の方から行こうかな」ヒョイ

    花陽「じゃ、じゃあ私は左の方を」ヒョイ

    秀「いざ、パク」

    花陽「パク」

    秀・花陽「...」モグモグ

    花陽「うん~!!とっても美味しいです!」

    秀「でしょう?マスターが作るおにぎりは絶妙な塩加減だからね」

    花陽「はい!マスターさんは一流の方です!」

    マスター「ハハハ、なんだか照れるね」

    秀「それで、左の方は何が入ってたの?」

    花陽「あ、焼き鮭の切り身が入ってました!一条さんの方には」

    秀「オーソドックスだけど、梅が入っていたよ」

    花陽「梅ですか!梅のおにぎりもいいですよね!」

    マスター(なんだかはたから見たらカップルの会話みたいに思ってしまうな。言ったら二人は照るだろうね~)
  71. 71 : : 2016/09/27(火) 23:31:33
    花陽「それにしても、本当にマスターさんのお料理はとっても美味しいですね」

    マスター「ふふ、どういたしまして」

    秀「そういえば、マスターがこんなにも色んな料理が出来るの聞いてなかったな」

    花陽「そうなんですか?」

    秀「うん。ねえマスター、マスターは何処でこんなにも料理が出来るの?」

    マスター「うん?言ってなかったっけ?」

    秀「うん、言ってないよ」

    マスター「それじゃあ、教えてあげよう」

    花陽「本当ですか!」

    秀「おお、ここに通い始めてから聞いていないことをついに聞けるんだ!」

    マスター「では話そうか。なぜ私がここまで色んな料理が出来るのか」

    マスター「それはね...」

    秀・花陽「ごくり。それ、それは?」

    マスター「それは...秘密だよ」

    秀・花陽「だああ!」スッテンコロリン

    秀「溜めに溜めておいて秘密ってなんですか、マスター!」

    花陽「もう~!教えてくださいよ~!」

    マスター「ふふん、まだまだ話すわけにはいかない。料理と一緒で気分が良かったらいつか話すよ」

    秀「本当ですか?」

    マスター「本当だよ。気分が良かったら、ちゃんと話すから」

    秀「マスターがそこまで言うんでしたら信じますけど」

    花陽「一条さん、もしその話が聞けたら私にも教えてくださいね!」

    秀「う~ん、どうしようかな?まあ僕も気分が良かったラ話そうかな~」

    花陽「もう~!一条さんまでマスターさんの真似をしないでください!」

    秀「ははは、ごめんごめん」

    花陽「むう~。あ、一条さん、ほっぺにお米がついていますよ」

    秀「えっ?どこについてるの?」

    花陽「あ、じっとしておいてください!私が取りますか」

    秀「あ、そう?」

    花陽「そ~っと。はい、取れましたよ」

    秀「ありがとう、全然気づかなかったよ」

    花陽「駄目ですよ、一条さん。お米に七人の神様がいるって言うんですから、残したらいけませんよ」パク

    秀「!?///」

    花陽「??どうかしたんですか、顔が赤くなってますよ?」

    秀「えっと、あの、気、気にしないで!///」アタフタ

    花陽「??」

    秀(花陽ちゃんが、僕のほっぺについてたお米を食べっちゃったよ!花陽ちゃん全然気づいてないし)

    秀(ほっぺについてたとはいえ僕も口につけてたから、か、間接キスになっちゃってるし。恥ずかしい///)

    マスター「ふふん」

    秀「な、何笑ってるんですか、マスター」

    マスター「いやいや、青春だな~と思ってね」

    秀「くそ」

    花陽「うん?」

     カランカラン

    マスター「あ、お客さんだ。いらっしゃいませ」

    ??「...」

     さあ、喫茶店に来たのは誰でしょう?安価で、五人までです

    1.真姫ちゃん

    2.凜ちゃん

    3.海未ちゃん

    4.絵里さん

     お好きな方をどうぞ
  72. 72 : : 2016/10/02(日) 00:07:46
  73. 73 : : 2016/10/03(月) 06:19:17
    3がいいです
    いつも楽しんで読ませていただいています
  74. 74 : : 2016/10/03(月) 06:29:21
  75. 75 : : 2016/10/17(月) 19:39:06
    4で
  76. 77 : : 2016/10/27(木) 16:16:20
  77. 78 : : 2016/10/27(木) 16:21:47
     あらら、多いのが二つありますね。もう一人追加します。
    後、変な荒らしさんは無視してください
  78. 79 : : 2016/10/31(月) 19:11:43
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