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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

全人類に捧ぐオールナイトニッポンのCM~回想編

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  1. 1 : : 2014/12/05(金) 23:44:17
    明日はぺトラさんのお誕生日ですが…いつもは乗っかるお誕生日記念SSに今回はまったく乗りません(爆)
    ぺトラさん、ごめんなさい!!
    私の中のぺトラさんへの想いは既に作品にしましたので…
    http://www.ssnote.net/archives/10859


    今日は別の個人的な記念の日のSSを書きはじめます


    今回は、ArtさんのSS作品「大人組好きの全人類に捧ぐオールナイトニッポン」シリーズに、ラジオの合間のCMとしてなすたまが投稿した小ネタを集めて、新たにSSとしてお話を展開します
    CMそのものも、諸事情により一部修正して掲載しますし、シリーズを知らない方にもお楽しみいただける内容になる予定です

    最近~なつかしめの元ネタCMがあるものが多いですが、キャラのイメージに合わせて勝手に創作したものもあります


    ちょっと変わった感じになると思いますし、二次創作から派生した三次創作みたいな部分が出てくると思います
    そうした趣向にご理解いただける方のみ先に進んでいただけますよう、どうぞよろしくお願いします


    出展元のArtさんのSS作品「大人組好きの全人類に捧ぐオールナイトニッポン」シリーズはこちらから
    http://www.ssnote.net/series/515

    私のCM作は第3回目以降5.5回までのところどころに採用していただきました


    なすたまのCMのSS前作はこちらから
    http://www.ssnote.net/archives/10206


    なお、執筆中はコメント規制させていただきますが、ご意見ご感想は研究室までお寄せいただけますとモチベーションが上がります
    http://www.ssnote.net/groups/749


    なんだかリンクだらけになりました…(焦)
    よろしくお願いします
  2. 2 : : 2014/12/06(土) 00:08:59
    調査兵団本部団長室


    リヴァイ「…チッ…汚ねぇな…」


    ハンジ「リヴァイがいつになく不機嫌だなぁ!」


    モブリット「分隊長はいつも通りマイペースですよね」


    リヴァイ「…エルヴィンの野郎、一見きちんと片づけていそうに見えるが、人目につかないところはグチャグチャじゃねぇか」


    モブリット「心底嫌そうですね、リヴァイ兵長」


    ハンジ「リヴァイは潔癖だからねぇ…埃の一つだって許せない性質だから」


    モブリット「まぁそうですねぇ…ハンジ分隊長の実験場で慣れてる僕でも引きますからね、この惨状…」


    リヴァイ「…未整理書類の山に、どっから来たのかもらい物だの郵便物だの、いるものもいらないものもごっちゃになってやがる…」


    ハンジ「うーん、ジャングル」


    モブリット「腐海とも言えますね…」


    リヴァイ「…早急に取り掛かるぞ」キュッ


    モブリット「リヴァイ兵長が三角巾を強く結んだ」


    ハンジ「ゴングが鳴ったね~」カーン


    リヴァイ「お前たち…口より先に手を動かせ」サッサッ


    ハンジ「はいはーい」


    モブリット「分隊長、そのままじゃ埃吸い込みますよ!」キュッ


    ハンジ「むぐぐ…モ、モブリット!苦しいっ!!」ギブギブ!


    モブリット「はっ…すみません、つい日ごろの恨みが…」パッ


    ハンジ「げほげほ…あー、苦しかった…危うく三角巾殺人事件だよ。手加減してよね、もー」


    リヴァイ「モブリット、お前はここの片づけが終わったら少し休養しろ。…ハンジ、お前はモブリットに背中を見せんじゃねぇ」サッサッ


    ハンジ「人の非常事態に顔色一つ変えずに片付けし続けるあなたもどうかしてると思うよ、リヴァイ」


    モブリット「僕は…僕の体はなんて正直なんだろう…」


    ハンジ「モブリット、結構危険な発言だからね、それ」



    リヴァイ「いいから黙って手を動かせ」ギロ



    モブリット「は、はい!!」

    ハンジ「は~い」
  3. 3 : : 2014/12/06(土) 00:49:37
    リヴァイ「確認が必要な書類はここだ。売れそうもないがらくたはこっちで、質屋で売れそうなものはこっちに分けろ」


    モブリット「はい!」


    ハンジ「エロ本は?」


    リヴァイ「…あったのか?」


    ハンジ「いや、今のところないけどさ。あったら面白いかな~って」


    モブリット「いくら団長でも、執務室にエロ本は…」


    リヴァイ「ほう…悪くない」


    モブリット「え」


    リヴァイ「あいつがエロ本読んで薄ら笑いを浮かべてる姿なんざ想像するのもサブイボだが…しばらくネタには困らないな」


    ハンジ「じゃあじゃあ、私はエロ本探すね!!」ルン♪


    モブリット「待ってください、分隊長!一人だけ戦線離脱ずるい!!」


    ハンジ「エロ本エロ本~♪エルヴィンはどんなエロ本が趣味かな~?」ガサガサ


    モブリット「あかん…発掘作業に入り始めた…」


    ハンジ「巨人討伐作戦立てながら巨乳征服作戦展開するのかな?それとも制服を征服しちゃう系かな~?」


    リヴァイ「…おい、クソメガネ…」


    ハンジ「いやいや、禁断のロ〇コンとか!?超熟女とかもいけそうだなぁ、アイツ守備範囲広そうだし」イヒヒ


    モブリット「分隊長…下品です…」ヒキ


    ハンジ「そんなんじゃ足りないか!?もっと過激に緊縛系とか!?野外とかも~たまらん!とかって!?くふぅ!滾るうぅぅぅぅ!!」


    リヴァイ「エルヴィンの性癖想像して一人で盛り上がってんじゃねぇ!」シュパッ


    ハンジ「うわっ…危ねぇ!!クイックルハンドワイパー飛んできた!」


    リヴァイ「てめぇはおとなしく本棚の埃取りでもしてやがれ」


    ハンジ「えー。せっかくいいところなのにぃ」ブー


    モブリット「…分隊長、その包みは?」


    ハンジ「うん?どれ?」


    モブリット「その、発掘作業中の穴の中です」


    ハンジ「あー、これ?。…宅配便だねぇ」ゴソゴソ


    モブリット「食べ物とかじゃないですよね…」コワゴワ…


    ハンジ「どれどれ?」クンクン


    リヴァイ「そこであえて匂ってみる度胸は認めてやろう」


    モブリット「分隊長、ワイルドすぎです!!」


    ハンジ「別に変な匂いはしないよ。差出人は…どれどれ?」


    モブリット「えーと、『兵団統括広報局』ですね」


    ハンジ「と見せかけて~の、エロ本かもしれない!!」ビリビリ


    モブリット「ああっそんな、勝手に…」


    リヴァイ「もっと丁寧に開けろ」


    モブリット「そこ!?」



    ハンジ「なになに?『広報活動記録:調査兵団分』だってさ!DVDみたいだよ!」


    リヴァイ「エロDVDにしちゃ、ずいぶんカタいタイトルだな」


    ハンジ「カタいタイトルに体の一部がカタくなっちゃうのか…エルヴィンってやっぱ、変わってんなぁ」


    モブリット「何うまいこと言ってるんですか…それ、ほんとに活動記録なんじゃ…」


    ハンジ「え!?そうなの?」


    モブリット「確かめましょうか?」


    ハンジ「よし、そうしよう、そうしよう!!」



    リヴァイ「お前たち…とにかくここを片付けるんだ。話はそれからだ」ギロッ


    ハンジ・モブリット「…はーい…」ガサゴソサッサッ
  4. 4 : : 2014/12/06(土) 01:38:51
    所かわって―


    エルヴィン「…で?君たちはこれから、団長室で見つけた私のエロDVDかもしれない宅配物の内容を確認しようというわけだ?」


    ハンジ「あぁ、そうだよ」


    エルヴィン「それで?」


    ハンジ「え?」


    エルヴィン「なんでその場に私本人が呼び出されなきゃいけないのか教えてくれないか、ハンジ…?」


    ハンジ「そりゃあ、だって…こういうのは大勢で観た方が面白いじゃないか!」


    エルヴィン「いやまて」


    ハンジ「本人立ち会いの方がタイムリーにからかえるしさ!」


    モブリット「臨場感たっぷりですね」


    リヴァイ「本人がいねぇ所でこそこそ噂話されるよりいっそ健全だろうが」


    エルヴィン「…不健全なDVDなのが前提なんじゃなかったのか」


    モブリット「まあ、万が一にもエロDVDじゃなかった場合は、団長宛に送られてきた映像を責任もって確認することにもなりますし」


    エルヴィン「万が一って」


    リヴァイ「エロDVDでほぼ確定だな」


    エルヴィン「お前たちの私の扱い酷すぎないか」ハァ


    リヴァイ「普段の行いの賜物だな」
  5. 5 : : 2014/12/06(土) 01:59:55
    モブリット「さて、では上映会始めますよ」


    ハンジ「あ、ちょっとまって!」


    エルヴィン「なんだ、ハンジ」


    ハンジ「ほらここ、宿舎だから未成年も居るからさ。ちゃんとカーテン閉めておかないと!」シャッ


    エルヴィン「いや、だからエロDVDではないと…」


    リヴァイ「音量にも気をつけろ。ものによってはいきなりクライマックスから始まるのもあるからな」


    エルヴィン「あの、だから…」


    モブリット「大丈夫です。最低レベルから様子見て徐々に上げていきますから」←リモコンスタンバイ


    エルヴィン「…」


    ハンジ「さあばっちこい!エルヴィンの性癖!!」


    エルヴィン「だから違うと言っとろうがっ」クワッ


    モブリット「まぁまぁ、そうカッカしないでくださいよ。すぐにわかりますから」ウィーン


    ハンジ「うわぁ!ディスクが吸い込まれたよ♪わくわく♪」


    エルヴィン「ハンジは何がそんなに楽しいのか…」ハァ


    ハンジ「外面だけは完璧な団長さまの弱味を握る機会なんてそうそうないからね♪」


    エルヴィン「…外面だけ…」


    リヴァイ「部屋の様子は人間性を表すからな…。パッと見完璧な部屋のようでいて、見えないところが乱雑なあたり、エルヴィン本人もそうとう歪んだ趣味嗜好の持ち主だろうが」


    エルヴィン「部屋だけで人格まで査定されるとは…」



    ハンジ「あ、ほら!はじまるよ~!! 」


    それぞれの熱い視線が画面に注がれた

  6. 6 : : 2014/12/07(日) 02:24:29

    【広報活動記録:調査兵団分】


    <健康上の注意>

    ご鑑賞の際は部屋を明るくし、画面に近づき過ぎないようにしてご覧ください。

    長時間続けての鑑賞を避け、適度に休憩をとってください。
    体調の悪い方や小さいお子さまの場合は、より注意が必要です。

    このDVDは、兵団統括広報局の管理下にあり、資料目的での視聴のみ許可します。
    無断で複製、放送、上映、レンタル(有償・無償を問わず)の一切は禁止されています。
    違反が発覚した場合には兵法会議にて処遇を決定します。


    兵団統括広報局
  7. 7 : : 2014/12/07(日) 02:28:45

    モブリット「…なかなかきちんとしたクレジットですね…」


    リヴァイ「おい、これガチのやつじゃないのか」


    エルヴィン「だからそういってるだろうが」


    ハンジ「いやいや、まだまだこの程度、カモフラージュの範囲内だよ」


    モブリット「なるほど。ここで安心して引き返すか、根気強く確認するかが勝敗の分かれ目ですね」


    エルヴィン「何の勝負をしてるんだ、モブリット…」


    リヴァイ「いいから早く続きに行け」
  8. 8 : : 2014/12/07(日) 02:40:51

    【CM】

    ♪兵長の口ぐせ

    「うがい」ブクブク
    「手洗い」ジャバジャバ
    「ニンニク卵黄」ジャーン!


    「うがい」ブクブク
    「手洗い」ジャバジャバ
    「ニンニク卵黄」ジャーン!


    リヴァイ「おい、爪の間までキレイに洗えよ」

    リヴァイ「歯ァ磨けよ」

    リヴァイ「風呂入ったか」

    リヴァイ「宿題やったか」


    ♪あぁ 兵チョーの言う通り
    ♪あぁ 兵チョーにはかなわない


    リヴァイ「ぅおいっす~!!」


    ♪ここはニンニク健康兵チョー


    By 健康兵チョーさん
  9. 9 : : 2014/12/07(日) 02:55:59

    モブリット「…リヴァイ兵長…」アゼン


    ハンジ「ぶっは!なにこれ!?こんなのいつやったの!?」


    リヴァイ「…チッ…」←凶悪顔


    エルヴィン「黒歴史だな、リヴァイ…」


    モブリット「兵長とチョーさんをかけているんですね…なるほど…」


    リヴァイ「…まじめに分析するんじゃねぇ…」イラッ


    ハンジ「てか、今どきの若い子はチョーさん知らないってば!」


    モブリット「健康食品のようですし、特に若い層をターゲットにしていないんじゃないですか」


    ハンジ「いやぁ、いくら断れない性格だからって、仕事は選びなよリヴァイ~」アハハハ


    リヴァイ「…チッ…思い出したぞ…もとはと言えばこの仕事、お前が持ってきたんだろうが、ハンジ」


    ハンジ「ええ?私!?」


    リヴァイ「広報局から依頼が来た時に、受ければ実験費用を寄付してくれるからやれだのなんだの言ったのはてめぇだろうが、あぁん?」ゴゴゴゴ


    ハンジ「あれ?そうだっけ?まぁなんにせよ、いきなり笑かしてもらったよ!ひゃー、傑作!!」


    エルヴィン「で、私のエロDVD疑惑は晴れたところで続きを観ようか」


    モブリット「晴れたんですか」


    リヴァイ「まだ無罪放免とはいかねぇだろ」


    エルヴィン「今のリヴァイのチョーさんのどこにエロ要素があったというんだ?」


    ハンジ「ニンニク卵黄だろ?」


    エルヴィン「え」


    ハンジ「滋養強壮にいいんだろ?」


    エルヴィン「う」


    ハンジ「ニンニク卵黄でヴィンヴィンになったところでお楽しみ、ってことだろ?」


    エルヴィン「」絶句


    モブリット「分隊長、表現が下品すぎます」


    リヴァイ「品よく言えるようなことでもねぇがな」


    ハンジ「さて続きを見るよ!!エルヴィンのエロヴィン度を解明するまでは終われない!!」


    エルヴィン「もういっそほんとにエロDVDであってほしいような気になってきた…」シロメ

  10. 10 : : 2014/12/08(月) 01:43:04

    【CM】


    コニー「ふー…。生命保険に医療保険、年金保険に壁外調査保険か……保険ってのがよくわからないのは俺が馬鹿だからじゃないよな?」

    サシャ「ノーコメントです…でも、アルミンに相談するといいかもですよ!」


    ピンポーン


    アルミン「いや、僕よりちゃんとプロに相談したほうがいいよ」


    サシャ「でもアルミンは何でも知ってそうですよ」

    コニー「悪知恵とか抜け道とか知ってそうだしな」


    アルミン「コニー、褒めてないよそれ。うーん…いやいや、やっぱりプロに相談しよう」


    『よくわかる!ほけん相談』の看板のお店へ向かう3人


    アルミン「はい、ワフラックのお店です」


    サシャ「美味しそうに太ったアヒルさんです~♪」キラーン!

    コニー「蝶ネクタイなんかつけやがって…プレゼントってことか!?太っ腹だな、ワフラック」


    アルミン「いや、マスコットキャラクター食べないでよ?」

    サシャ「だめですか…じゃあ後でこっそりと」ジュルっ


    アルミン「不穏な空気…とにかく!保険をヨクワカラナイからヨクワカルへ。
    ワフラックのお店だよ!」


    ♪ワフラック


    By 保険のワフラック
  11. 11 : : 2014/12/08(月) 02:01:27

    エルヴィン「…な?普通の広報資料だろう?」






    ハンジ「…まさかエルヴィンがそっちだとは…」


    エルヴィン「は?」


    ハンジ「このあとアレだろ?ワフラックのマスコットアヒルを拐かして~の…」


    モブリット「…!そんな…まさか、いたいけな鳥獣を…!?」


    リヴァイ「獣姦ものたぁ…えげつないにも程があるな…」チッ


    エルヴィン「まて落ち着けお前たち」


    リヴァイ「ああ…さすがに獣姦はねぇのか…。むしろあれか、シメてさばいて…エログロスプラッタ系か」


    ハンジ「どっちにしても、いやあ、引くわぁ…」


    モブリット「分隊長の口数が少なく…本気で引いてますね」


    リヴァイ「しかも主演が未成年だしな…引くな…」




    エルヴィン「だから、違うと言ってるだろうが!!!」ムキー!!
  12. 12 : : 2014/12/09(火) 01:49:51
    ハンジ「ま、エルヴィンをからかうのはこのくらいにしておくか」


    モブリット「大分引っ張りましたしね」


    エルヴィン「…からかわれてたのか…」


    ハンジ「そりゃそうだよ!こんなエロDVDあるわけないじゃん!?」


    モブリット「団長をからかうなど、失礼とも思いましたが…好奇心が勝りました」


    ハンジ「モブリットって割とSっ気強いよね」


    エルヴィン「皆して焦る私をおちょくって遊んでいたんだな…」


    リヴァイ「バカいえ…俺は結構本気だった」


    エルヴィン「えっ」

  13. 13 : : 2014/12/09(火) 02:18:47
    バターン!


    エレン「失礼します!兵長、買い物リストの確認お願いします…って…アレ?」


    リヴァイ「…エレン…ドアを開ける前にノックしろっつってんだろうが…この鶏頭が…」


    エレン「すっ…すみません、兵長!…でも俺、トサカとか付けてないッス!」


    モブリット「いや、髪形の話ではなく…」


    エレン「てか、昼間っからカーテン閉めて薄暗い部屋で皆で何観てんですか?」


    エルヴィン「いや、これは…」


    エレン「団長趣味のいかがわしいヤツですか」


    ハンジ「なぜ名指しだし」ブッ


    リヴァイ「…認めてやるよ、お前の妙な勘の良さを」


    エルヴィン「いや、そこは否定しろ、リヴァイ」


    モブリット「新兵にもエロ趣味バレてますよ、団長」


    エルヴィン「バレるとか…火のないところに火炎放射するような真似はよさないか、モブリット!」


    エレン「隠さなくても良いじゃないですか。変わった性癖のひとつやふたつ、誰にでもあるって親父が言ってましたよ」


    ハンジ「エレンの親父さんの性癖が気になる発言」


    エルヴィン「ようやくエロDVDネタから脱却したところだったというのに…エレン、恐ろしい子!!」


    リヴァイ「折角だから、お前も付き合え」


    エレン「えー。俺、未成年だからあんまエグいのは勘弁してくださいよ?」


    エルヴィン「だから違うと言っとろうが!!」ガァッ
  14. 14 : : 2014/12/11(木) 18:07:02
    【CM】
    ♪BGM:Ghostbusters


    If there's Titan's sign in your neighborhood
    (隣近所で巨人の気配がしたら)

    Who you gonna call?
    (誰を呼ぶ?)

    Titanbusters!
    (巨人バスターズだ!)



    リヴァイ「どの道 俺の敵じゃあねぇがな」スチャ←掃除機構える



    If there's something weird and you wanna sweep out Titan
    (なんだか奇怪な雰囲気があって巨人を始末したかったら)

    Who you gonna call?
    (誰を呼ぶ?)

    Titanbusters!
    (巨人バスターズだ!)



    ハンジ「大丈夫、お前を痛くなんかしないよ!一息に吸い込まれちゃうからさぁ…//」メガネキラーン



    I ain't afraid of no Titan
    (巨人なんて怖くはないさ)


    エレン「正直、掃除機怖いです…」ガクブル



    リヴァイ、ハンジ、エレン「ダイソン。吸引力の変わらない、ただ1つの掃除機」


    あのダイソン社創始者サー・ジェイムズ・ダイソンと調査兵団武器開発チームがタッグを組んだ!


    デュアルサイクロンシステムによる強力な吸引力
    巨人を吸い込んで駆逐する脅威の掃除機、巨人バスターズ
    鋭意開発中!



    人類の進撃は
    これからだ!




    By 調査兵団&ダイソン・デュアルサイクロン開発チーム
  15. 15 : : 2014/12/12(金) 00:08:40
    モブリット「おぉ…ダイソンが世界を救う…」


    リヴァイ「おい、巨人を吸い込むダイソンは一体どういう状況だ…」


    エルヴィン「巨人の一部を吸い込んで、吸い込んだ先から超音波で破砕してナノ化するから排気がクリーンだとかなんとか…」


    エレン「駆逐…してやる…この世から…一匹残らず…」


    ハンジ「おい…エレン…?」


    エレン「メチャメチャの…グチャグチャの…ギタギタのズタズタにして…コロシテヤル…!」ブツブツ…


    ハンジ「おーい、なんか突然エレンが黒化しちゃったよ~?」


    リヴァイ「…てめえがダイソンの開発にエレン使って実験なんざしたから、掃除機みると変なスイッチ入るんじゃねぇのか…」


    モブリット「分隊長の実験、過激だからなあ…気の毒に…」


    ハンジ「けどさ、髪の毛とかナノイオンで艶々にしといたんだよ?」


    リヴァイ「体をミンチにされそうだったのを髪の毛艶々にして帳消しだと言わんばかりだな…」


    エルヴィン「艶々よりもフサフサのがいいよな…」


    モブリット「え」


    ハンジ「…やっぱり…」


    リヴァイ「語るに落ちたな…」


    エルヴィン「な…わ、私は一般論として言ったまででだな、べ…別に不自由などッしていないぞ!?」




    エレン「ツルツルの…テカテカの…ピッカピカに…してやる!!」ブツブツ…




    エルヴィン「な…!エレン、君まで何てことを…!!」サッ


    モブリット「…頭をガードしましたが…」


    リヴァイ「…エレンは掃除をしてる幻覚をみてるだけじゃねえのか、エルヴィンよ…」


    エルヴィン「あ…」


    ハンジ「エルヴィン…ああ!可哀想に!!」ププッ


    エルヴィン「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛~!!!」
  16. 16 : : 2014/12/12(金) 00:33:23
    エレン「ハッ…俺は…俺は何を…!?」


    モブリット「正気に戻ったようだね、エレン」


    エレン「…すみませんでした…俺、掃除機苦手で…ところで、巨人を吸い込むダイソンは、結局どこまで開発が進んだんですか?」


    リヴァイ「…よせ!エレン…!」ガタッ


    エレン「へ?」




    ハンジ「…やっぱり?気になる?気になるよね~?」キラーン


    リヴァイ「…チッ…」


    モブリット「…!あ…あ、あの、分隊長…」


    ハンジ「遠慮しなくて良いよぉ!そうだな、どこから話そうか…そう、まずはダイソン卿との出会いから…」ウフフフフ




    モブリット「…エルヴィン団長~!止めてください!!」


    エルヴィン「…ピカピカにされる私ごときに何ができると言うんだ…」イジイジ


    モブリット「…ダメだ…考えるのが怖いんだ…」


    リヴァイ「…そりゃあアルミンの台詞じゃねぇのか」




    モブリット「団長!貴方は…貴方は何かを変えるために何かを犠牲にすることができる人です!
    …テカテカにされるくらいなんですか!
    貴方はいつだって…前に…前に進んでいたじゃあないですか!!
    しっかりしてください!!」


    エルヴィン「…!!そう…そうだな、モブリット…。
    私が…私がこんな弱気では、調査兵団の…人類の未来が…!!」


    モブリット「そうですとも!さあ、団長!共に立ち上がりましょう!」


    エルヴィン「ありがとう!モブリット!!!」ガシッ


    モブリット「ファイトぉー!!」


    エルヴィン「いっぱあぁぁぁぁぁぁつ!!!!」




    リヴァイ「…おい…なんの茶番だ、こりゃあ…」ヤレヤレ…ツイテイケナイ…

  17. 17 : : 2014/12/12(金) 18:48:44
    ハンジ「…でね、巨人の体はうなじを削いだあとには蒸発して跡形もなく消えてしまうって言ったら、ダイソン卿はすごく興味を持ってくれてね。それで…」


    エレン「は、はぁ…」



    リヴァイ「…こっちはまだ続いてたか…」チッ


    モブリット「完全にスイッチ入っちゃってますからね…ああなった分隊長はなかなか止められません…」ハァ…


    エルヴィン「苦労してるな、モブリット」


    モブリット「あの人、ほっとくと自室でもずっとしゃべり続けますよ…大好きですから、巨人」


    リヴァイ「ひとりでもしゃべり続ける…サンマ・アカシヤか…」


    エルヴィン「ラヴ★巨人うちわでも作ってやったらどうだ」


    モブリット「ジャ○ーズ的なあれですか…すでに作成済みですよ。『壁外調査に行くときに、これ振ってキャーキャー言ってたらこっち見てくれるかなぁ…』とか言ってましたよ」


    エルヴィン「なんと…。もはや巨人グルーヴィ…」


    モブリット「巨人狂いのほうがぴったりですけどね」




    リヴァイ「おい、俺のサンマ・アカシヤに誰も反応しないのは」
  18. 18 : : 2014/12/12(金) 18:58:56
    エルヴィン「さて。そろそろ本腰入れてハンジを止めるか…」


    モブリット「さすが団長!!そんな裏技が…!?」


    エルヴィン「…何年あいつの上官やってると思う?」


    モブリット「!!…勉強させていただきます!!」


    エルヴィン「うむ。巨人好きにはやはり巨人で対抗するのが正しいやり方だろう」


    モブリット「…といいますと…?」


    エルヴィン「まぁ、見ているがいい…」スゥ




    エルヴィン「あー!!あんなところに服を着た巨人が…!!!」マイガッ



    ハンジ「えっ!?どこどこ!?服着てるって!?しゃべる巨人以来の大発見じゃないか!!」キョロキョロ



    エレン「…助かった…」


    モブリット「…お見事です、団長…」


    エルヴィン「ざっとこんなものだ…」フッ




    ハンジ「どこどこ!?エルヴィン!?お洋服の似合う巨人ちゃん、出ておいで~!!」



    エルヴィン「…さぁハンジ、その服を着た巨人が出ている…かもしれないDVDの続きを見ようじゃないか…」


    ハンジ「ええッ!?これってそんな貴重な資料だったの!?見よう見よう、すぐ見よう!!」


    モブリット「…分隊長…嘆かわしいほど単純です…」


    エレン「…いやぁ、ハンジさんってほんと巨人好きなんですね…」





    リヴァイ「…結局俺は無視のままか」
  19. 19 : : 2014/12/12(金) 19:08:28

    【CM】


    エルヴィン「踊っていただけますか?」ニッコリ



    あの調査兵団団長エルヴィン・スミスが教えるワルツ!

    自宅に居ながら簡単にレッスンできる「ダンス入門DVD」シリーズ第1弾!!


    本作では、ワルツの基本ステップをレクチャー
    優雅で気品あふれる甘い時間を、貴女と


    調査兵団団長のエルヴィン・スミスが丁寧に教える踊り方のコツにより、初心者でもメキメキ上達すること請け合いです!




    エルヴィン「今宵舞踏会の中心で、愛のワルツを踊ろう」キラーン★





    初版限定特典:タキシード姿の団長のポストカード


    ご注文は
    巨大樹の森出版まで


    By 巨大樹の森出版

  20. 20 : : 2014/12/12(金) 21:10:38

    ハンジ「…ねえ!巨人は!?巨人はまだかなぁ!?」ワクワク


    エルヴィン「…巨人ではないが、タキシードを着た巨チnモブリット「言わせませんよ!?」


    エルヴィン「なんだ、モブリット…やぶからぼうに…」


    モブリット「エロDVDネタから脱却した途端の下ネタですか!?油断も隙もない…」


    リヴァイ「そうすると『藪から棒』ってのもエロくきこえるな…」


    モブリット「リヴァイ兵長は…想像がたくましすぎでは…」


    エレン「兵長がたくましいのは想像力だけじゃないですよ」


    エルヴィン「何だ急に…リヴァイの肉体にほれたか」


    モブリット「突然のBL…」


    リヴァイ「…チッ…妙な目で見てんじゃねぇ」


    エレン「ち…違いますよ…!!」


    エルヴィン「リヴァイみたいに小柄で鞭みたいにしなるのがタイプか…私のように大柄な巨こnモブリット「だから言わせませんって!!」


    リヴァイ「ウォール・モブリットがいい仕事してやがる」


    ハンジ「だろ?あ、でもだめだよ!モブリットは私の副官だからね!あげないよ、エルヴィン?」




    エレン「…えーと…体が大きいからといって持ち物が大きいとは限らないって父さんが言ってました」


    モブリット「…エ、エレン…?」


    エレン「俺の同期も、馬面で馬に似てるけど、馬並みってわけじゃないですし…やっぱり外見だけじゃあ、わからないですよね」フムフム


    ハンジ「真面目な顔して何言っちゃってんの、エレン」


    リヴァイ「…イェーガー家の日常会話はどうなってるんだ」

  21. 21 : : 2014/12/12(金) 21:22:24

    【CM】


    調査兵団ダンスシリーズ第2弾!


    タンゴとは-愛、祖国への誇り、そして人生全てを捧げた音楽

    哀愁の調べが私をここへ導いた
    溢れ出す感情が私の心を躍らせる


    ミケ・ザカリアスが愛と官能のアルゼンチン・タンゴに挑むドキュメンタリー!


    DVD『殿下帝国~情熱を貴女に』



    合言葉はミケメン!



    Now on sale
    By 巨大樹の森出版

  22. 22 : : 2014/12/12(金) 22:02:35
    ハンジ「ミケメン!」


    モブリット「ミケメン!」


    エレン「み、ミケメン!」


    エルヴィン「ミケメン!」


    リヴァイ「…」



    じーっ



    リヴァイ「…なんだ…」チッ…



    ハンジ「んもう!ノリ悪いなぁ!少しは空気読んで合わせようよ。
    合言葉だよ!今言ってたでしょ、ミケメン!」


    リヴァイ「…こうして観ると、本当にミケはでかいな…」


    ハンジ「あっ!話逸らした!」


    モブリット「いやでも、本当に大きいですね、ミケ分隊長…ちょっとした巨人ですよね」


    エルヴィン「うむ…1.9メートル級か…チェ・ホンマンほどではないがな」


    リヴァイ「チェ・ホンマンは普通に2メートル級巨人じゃねえか」


    エルヴィン「!そうか!ハンジ!服を着た巨人居たじゃないか!」


    ハンジ「…チェ・ホンマンに失礼じゃない?」


    エルヴィン「じゃあミケ…」


    モブリット「調査兵団所属の巨人ですか…」


    リヴァイ「タンゴ踊ってるが」


    ハンジ「いやぁ、ミケみたいに無口な奴が情熱的なタンゴ踊るとか、ギャップにやられるよねぇ!!」


    エルヴィン「実際、けっこう売れたと聞いている…」


    リヴァイ「てめえのワルツとどっちが売れたんだ?」



    エルヴィン「…ノーコメントだ…」



    モブリット「…ミケさんのが売れたんですね…」
  23. 23 : : 2014/12/13(土) 00:27:49
    エレン「ミケさんって、鼻がいいんですよね…俺、審議所で後ろから嗅がれましたし」


    ハンジ「あ~、あれね~。初対面だとかならずやるんだよね…人の匂いを嗅いでは鼻で笑うやつ」


    エルヴィン「男女問わずだからな…女性の時は特に気をつけろと言ってるんだが…」


    リヴァイ「匂いフェチも極めりゃ立派な技能だ。匂いで巨人の接近を感じ取れるなんざ、誰にも真似できねぇ」


    モブリット「匂いをよく嗅ぐせいか、ミケ分隊長って鼻そのものも大きかったですよね」


    エレン「…鼻がデカイ人は、ナニもデカイって…」


    エルヴィン「…なんだ、また親父さん情報か?」


    エレン「いえ、それは母さんが」


    リヴァイ「エレン…てめえの家の教育方針について両親を小一時間問い質したいんだが」


    エレン「いや、母さんは巨人に殺られましたし…父さんは行方不明ですから…」


    モブリット「てか、なんでお母さんとそんな話に…」


    エレン「さあ…小さい頃でしたし、よく覚えてません…ただ…」


    ハンジ「ただ?」


    エレン「父さんの鼻は、大きくはなかったですね…」




    ハンジ「あ…」アア…


    モブリット「…親父さん…」ウウッ


    エルヴィン「…大きさだけが全てじゃない…全てじゃないんだ…そうだろう、親父さん…親父さんに、敬意を…」クッ


    リヴァイ「エレンの親父擁護派が増えたぞ…良かったな、エレン…」



    エレン「へ?あ…あぁ、ありがとうございます」キョトン
  24. 24 : : 2014/12/14(日) 03:09:55

    【CM】


    調査兵団ダンスシリーズ第3弾!


    Sean-nós-シャン・ノース
    アイルランドの陽気な伝統音楽に合わせて踊る即興のステップダンス


    古くから受け継がれた伝統のもと、人々は集い、踊り、笑う
    素朴な日常のひととき、ありのままの自分自身を体現する
    熱い想いを潜ませて



    調査兵団の麗人・ナナバが
    アコーディオンの音色に合わせて軽快に、そして鋭く、艶やかに舞う


    観る者を惹きつけてやまないスピード感あふれるシャン・ノース
    即興での表現力を高めるコツをレクチャー!

    ちょっと引っ込み思案のあなたのことも麗人が優しくエスコート!



    ナナバ「ほんのひととき、性も名もすべて忘れて、私とステップしよう?」



    DVD『ナナバの魅惑のシャン・ノース』



    Now on sale

    By 巨大樹の森出版

  25. 25 : : 2014/12/14(日) 15:46:43
    リヴァイ「性も名も忘れる…の性は姓の間違いじゃあねぇんだよな?」


    モブリット「ナナバさんですからね。性別の方で間違いないのでは」


    ハンジ「てか、モブリットなんでナナバに敬語?」


    エルヴィン「ナナバの方が職位も階級も下だろう?」


    モブリット「…そうなんですが…あの人、妙に迫力あるから…」


    リヴァイ「違いねぇ…アイツだけ、幹部でも何でもないのにDVD出してるしな」


    エレン「カリスマオーラなんでしょうか」


    エルヴィン「いや、どちらかというと調査兵団の裏番長というか…」


    モブリット「ナナバさんの通った後には草一本生えないと専らの噂で…」


    ハンジ「何その謎の妖力」



  26. 26 : : 2014/12/14(日) 16:12:07
    エレン「…で、ナナバさんはどっちなんですか?」


    ハンジ「何が?」


    エレン「性別です。あ、ハンジさんはもういいです、性別ハンジってことにしておきます」


    エルヴィン「ナナバか…ナナバは…どうなんだろうな…」


    リヴァイ「部下の性別も知らねぇのか、お前…エルヴィンよ」


    エルヴィン「個人情報保護法があってな」


    モブリット「団長が法のもとに言えないだけなのか、知らされてすらいないのかで、兵団本部の運営方針を審議する必要がありそうですが」


    エルヴィン「実際知らなくてもあまり問題はないしな」


    リヴァイ「知らねぇのかよ…」


    エレン「ナナバさんは、ハンジさんと同種の生き物なんですね」


    ハンジ「同種の生き物って…人間だよぅ、私は」


    モブリット「ナナバさんは違うみたいに言いましたね、今」


    リヴァイ「そういやエレンはナナバに会ったことがないんだったな」


    エレン「はい。俺は兵長の引き抜きで入ってからずっとリヴァイ班で動いてますから、他の班のことはよく知らないんですよね」


    ハンジ「そっかぁ。じゃあ、教えてあげyエレン「いえ、結構です」


    ハンジ「遠慮しなくていiエレン「いえ、本当に結構です」


    ハンジ「まぁそう言わず、私だけが知ってる秘密を教えてあgエレン「いえ、間に合ってます」


    エルヴィン「Noと言える男、エレン・イェーガー」


    モブリット「ばっしばし叩き伐りましたね」


    リヴァイ「ほう…悪くない…」


  27. 27 : : 2014/12/15(月) 01:12:07

    【CM】

    調査兵団ダンスシリーズ第4弾!


    初めに歌(カンテ)があり、踊り(バイレ)が生まれ、ギターが加わり生まれた舞踊~フラメンコ


    彼を揺さぶり、激しく足を踏み鳴らさずにはいられない衝動へと駆り立てるのは、闇に包まれた地下街での過去の記憶か、志半ばにして散って行った仲間への想いか


    瞳に映るのは、生きることへの苦悩、哀愁…そして失われない希望…



    この魂は、翔ぶために生まれた



    人類最強の兵士、リヴァイ兵士長の目にも止まらぬ超高速サパテアード(足打ち)が圧巻!

    神経質なまでの繊細さと大胆さを兼ね備えた迫力のフラメンコ!



    リヴァイ「俺以外に適役がいないからな…認めてやるよ、お前のDVD鑑賞を…」



    DVD『リヴァイ 魂の飛翔―ソレア・ポル・ブレリア―』



    Now on sale
    By 巨大樹の森出版

  28. 28 : : 2014/12/19(金) 01:51:36
    モブリット「…リヴァイ兵長みたいに影のあるタイプの人ってフラメンコ似合いますね…」


    エルヴィン「苦悩とか哀愁とか情念とかの世界だからな、フラメンコ」


    リヴァイ「おい、俺を根暗野郎みたいに言うな」


    ハンジ「違うの?」


    リヴァイ「あ゛あ゛ん!?」


    ハンジ「やだ怖い♪マフィアとかギャングとか鉄砲玉とかみたい♪」きゃるん♪


    モブリット「最後のだけ異様に小者感です、分隊長」


    エレン「たしかにフリフリフラメンコシャツもお似合いですが、白のボルサリーノを斜に被って白スーツで葉巻…!とか似合いそうですよ、兵長!」


    エルヴィン「ドン・リヴァイオーネ…」チャララ、ララララ、ラララララ~♪


    リヴァイ「誰がゴッドファーザーだ。まだ誰のファーザーでもない。
    そして葉巻は酸素の取り込みを悪くするから体に悪い…うまく巨人を削げなくなるじゃねぇか」


    ハンジ「バラ咥えるよりはよっぽど似合ってる気がするけどなぁ、葉巻!」


    モブリット「世の中喫煙者に対して冷たくなってますからねぇ。苦労しますよ、リヴァイ兵長」


    エレン「駆逐してやる…この世から…煙草を…一葉も残さずに…!!」


    エルヴィン「突然の撲滅宣言」


    ハンジ「…その日…人類は思い出した…。
    ヤツら(ニコチン)に支配されていた恐怖を…。鳥かご(喫煙所)の中に囚われていた屈辱を…」


    エレン「一葉も残さず…ぐちゃぐちゃの…メチャメチャの…ギッタギタに…!!!」


    リヴァイ「…喫煙者じゃねぇが、ちょっと可愛そうになってきた」
  29. 29 : : 2014/12/19(金) 02:21:49
    ハンジ「…ねぇ。エルヴィンもミケもリヴァイも、何故かナナバまでダンスDVD出しちゃってるんだけどさ…」


    エルヴィン「どうした、ハンジ?」


    ハンジ「…なんで私のは無いの?」


    モブリット「…分隊長…踊れるんですか…?」


    ハンジ「嫌だな、モブリット。そんなの嗜みだよ、タ・シ・ナ・ミ!!」


    エルヴィン「奇行種にタシナミを説かれるとか…」


    ハンジ「奇行種ってなんだよ…!!」


    リヴァイ「…踊ってるお前は奇行種以外の何者でもないだろ…」


    ハンジ「ああ…。憑かれたような踊りだとは良く言われる…雄叫びあげるし、髪振り乱すしねぇ…」


    エレン「…ハンジさんはなんの踊りを…?」


    エルヴィン「…暗黒舞踏…」


    エレン「…」


    ハンジ「ん~?あれあれぇ!?
    よく知らない、って顔してるね~、エレン!?
    よし、教えてあげるから別室でじっくり話そうか…」キラーン

    エレン「」チーン
  30. 30 : : 2014/12/21(日) 02:27:20
    エルヴィン「暗黒舞踊の需要はないが、ダンスシリーズを新兵で作る企画はいくつかあった」


    リヴァイ「ほう…まだこれで稼ぐ気だったか」


    モブリット「稼げるとわかったらとことん食らいつきますね、巨大樹の森出版」


    ハンジ「へぇ…私を飛ばして新兵をね、へぇ!」


    エレン「若さへの嫉妬ですか、ハンジさん」


    ハンジ「エレン…君はよほど強烈な実験に協力したいようだねぇ」ゴゴゴ


    エレン「俺の体が目的ですか?」


    モブリット「かなり問題発言」


    ハンジ「ああ、あーんなコトやこーんなコトをしちゃおうじゃないか…はああああ!想像しただけで滾るねぇ!!!じゅるっ」


    モブリット「問題発言に拍車をかけてます、分隊長!」


    エレン「…男子たるもの、女性を満足させてこそ一人前だと言われて育ちました。
    良いでしょう、かくなるうえは俺も覚悟を決めます…駆逐してやる!実験を!ひとつ残らず!!」


    エルヴィン「エレンに女性を満足させてこそと言ったのが親父さんなのか母君なのかで微妙に変わる夫婦関係」


    リヴァイ「ハンジを女の範疇に入れる潔さは認めてやるよ」


    モブリット「分隊長を満足させるまでとは、なかなか手強いですよ…」


    エルヴィン「…君らの間にも何かありそうな問題発言だよ、モブリット…」


    モブリット「ノーコメントです、エルヴィン団長」


    ハンジ「なにそれ、怪しい!」


    リヴァイ「なんでお前はちょっと楽しそうなんだ、ハンジ」




    エレン「…両親ともです」


    エルヴィン「え」


    エレン「だから、両親ともから言われてました。
    父さんが俺に女性を満足させてこそ~って言った後に、母さんがこっそり同じことを小声で…そんなに言わなくてもわかったってのに。
    俺、そんなにバカに見えてたんですかね?」


    エルヴィン「…親父さん…」


    モブリット「涙で前が…見えません…!!」


    リヴァイ「…流石に俺も目頭が熱く…」


    ハンジ「…大人になると色々あるよね…」


    エレン「…?はぁ…。」きょとん

  31. 31 : : 2014/12/21(日) 02:49:35
    モブリット「…それで、新兵のダンスシリーズはどんな企画だったんですか?」


    エルヴィン「うむ。すでに製作が進んでいた新兵ダンスシリーズ第1段は、『コニーのヒップホップ入門』」


    リヴァイ「ああ、アイツはなかなか小回りが利くからな。あの坊主頭でくるくる器用に回りやがる」


    エレン「Yo! Yo! って言ってればそれなりに見えますしね」


    ハンジ「エレン、コニーにもヒップホップにもけっこう失礼だよ?」



    エルヴィン「それから…第2段は『ライナーのコサックダンス』」


    モブリット「彼は何故か…毛皮のベストとコサック帽がハマりますね…」


    ハンジ「ウォッカ飲んでほっぺた赤くしてそうなイメージ、あるある!!」


    リヴァイ「未成年なのに妙な貫禄だな…気の毒に」


    エレン「兵長も年齢不詳ですよ、ライナーとは逆の意味で」


    リヴァイ「ああ?」ギロッ


    エレン「…殺気で貫禄十分です…」ブルッ
  32. 32 : : 2014/12/21(日) 03:03:36

    エルヴィン「そして第3弾!『逸材ミカサの究極カポエイラ!』」


    リヴァイ「ダンスであり、格闘技でもあるカポエイラ…あの根暗野郎、そんな特技持ってたか…」


    エレン「幼なじみの俺がいうのも何ですが、あいつのカポエイラ、かなりすごいですよ…かるーくバク宙三回とか入ってるし」


    モブリット「普通に兵士向けのトレーニングメニューになりそうな」


    ハンジ「ミカサの腹筋を見習って、トレーニング頑張れそう」


    エルヴィン「兵団のジムにDVD配置を検討する」


    ハンジ「やったあ♪カポエイラ♪」


    モブリット「自分がやってみたかったんですね、分隊長」


    ハンジ「てへっ」




    エルヴィン「そして、実は一番期待された第4弾!!『アルミンとクリスタで二人はプリキュア♪』」


    リヴァイ「おい…ダンスDVDじゃなかったのか…?」


    モブリット「どうにもアキバが見え隠れしてる気が」


    ハンジ「いやいや、モブリット!全然隠れてないし!完全にソッチ系だし!」


    エルヴィン「ちなみに二人の衣装はメイド服をアレンジしたもので、ポップでキュートな色違い…らしいぞ?」


    エレン「アルミン…あいつ可愛い顔して…やっぱり!」


    モブリット「…『やっぱり』?」


    エレン「俺に…内緒で…こんな!!
    俺も入れてくれればっ…!Perfumeが出来たのに…!」クッ



    エルヴィン「…エレン、君には何が見えている?何処に行こうとしてる…の…かな…?」遠い目
  33. 33 : : 2014/12/21(日) 14:51:50
    【CM】


    ♪うーら、うーら、裏切りー!♪


    ♪噛むーとうんらら うらうらうら♪

    ♪噛むーとうんらら うらうら♪


    ♪噛むーと 裏切られる ラッテのFit’s♪



    「裏切り果実!!」


    (ダンス出演:山奥組 ライナー、アニ、ベルトルト)



    By 奥地のお口の恋人ラッテ

  34. 34 : : 2014/12/22(月) 01:15:34
    エルヴィン「…ガムのCMだそうだが…」


    モブリット「…お口の恋人という辺りにエロスを感じるのは僕が男だからでしょうか」


    リヴァイ「言われてみりゃあ、たしかにお口に何かをブッこみたくなるフレーズだが…欲求不満なんじゃねぇのか、モブリット」


    エルヴィン「ハンジにこきつかわれて残業続きだからな、無理もない…」


    ハンジ「ええっ!それは大変だ!
    部下の不満解消も上司のつとめ。さぁ、モブリット!
    私のお口にブッこむんだ!」


    エルヴィン「えっ」
    リヴァイ「ほぅ」
    エレン「は?」


    モブリット「ぶ、分隊ちょ…!!あ、あんた、い…意味わかってます!?///」


    ハンジ「へ?
    …(←きょろ)
    …(→きょろ)
    …(↑ん~?)



    …ガムの話でしょ?」


    エレン「いえ、ガムというよりどちらかというとゴムのついtモブリット「ストップ!エレン!」ムググググ


    エルヴィン「…エレンは一体どこまで知っててどこまで天然なんだ?」


    リヴァイ「ひとつだけ言えるのは、エレン…あいつは人類にとって何重の意味でも爆弾だってことだけだ」
  35. 35 : : 2014/12/22(月) 02:01:18
    【CM】

    ホワイトデーに捧ぐ
    BGM:SMAP 「Dear Woman」

    ♪どんなに否定しても本当だから揺るがない
    ♪「世界はとても美しい」という真実


    エレン「どれだけ世界が残酷でも関係無い。戦え!!戦え!!戦え!!」


    ♪あまりに広い世界で愛しい巨人が 
    ♪この壁の中で生きてる 震えるくらいの奇蹟



    ハンジ「あっつ!皮膚ないとクッソ熱いぜ!!」

    モブリット「分隊長!生き急ぎすぎです!!」



    ♪WELCOME ようこそ壁内へ 君が今ここにいること
    ♪とびきりの運命に 心からありがとう


    ライナー「兵士には引けない状況がある。今がそうだ」


    ♪今日も 君が君らしく 壁に囲まれた空の下で輝いている
    ♪きれいだね 君こそ我が誇り


    アニ「流されるような弱いやつでも人間だと思われたいだけ…」


    ♪君が毎日を懸命に生きる中で 笑って泣いて 
    ♪心から美しさを育ててるという喜び


    クリスタ「皆…最悪なことになっていなくて、良かった…」ジワッ


    ♪同じ国に咲いた 愛しくてかけがえのないものを
    ♪胸の真ん中に拳を当てて 想いながら守るよ


    リコ「皆……死んだ甲斐があったな…人類が今日…初めて…勝ったよ…」

    ハンネス「お前らが揃ってねぇと俺の日常は戻らねぇからな」






    ミカサ「…エレン、聞いて。伝えたいことがある」


    ♪WELCOME ようこそ壁内へ 君が今ここにいること
    ♪とびきりの運命に 心からありがとう Dear all casts



    ユミル「女神さまも、たまには悪くないさね」


    (by オールナイトニッポンに捧ぐホワイトデー推進委員会)
  36. 36 : : 2014/12/23(火) 00:09:47
    モブリット「…ようこそ壁内へ…?」ピク


    リヴァイ「おい、エルヴィン。これはいったい…どういう状況だ…?」


    エルヴィン「…ホワイトデーに捧ぐ、ということにはなっているが…」


    ハンジ「いやいやいやいや!キャスト何コレ!?」


    エレン「…ほとんど巨人化能力者ですね…」


    リヴァイ「撮影時にはそんな話無かっただろう?偶然か?」


    ハンジ「いや…それはどうかな…」


    モブリット「…ガムのCMも、そう言えば…『裏切り果実』って…」


    エルヴィン「ああ、そうだ。出来すぎているな…これは…」


    リヴァイ「おい…キャスティングしてんのは広報局なのか?」


    エルヴィン「…特に指名がなければ広報局で適当に人選することもあるが…」


    モブリット「そうじゃないことも?」


    エルヴィン「企業から特別に指名があれば、基本的には指名通りに広報局からスケジュール調整のオファーが来る。

    あとは…

    例えば『小柄な笑わないタイプの女性訓練兵と、対照的に体の大きくて真面目そうな男性訓練兵二人で挟んで、ギクシャクとしたトリオで、意外性がウリの商品のイメージを出したい』とかなんとか、適当な理由をつけてある程度キャスティングを操作することも可能だろうな…」


    エレン「え…?それって…どういうこと…ですか…?」


    ハンジ「壁内に知性巨人が侵入していることを知っている…おまけにその侵入者が誰かも知ってる奴が、壁内にいる。
    しかも、ソイツは企業か広報局に指示を出せる立場にある…かもしれない…ってことだね、エルヴィン?」


    エルヴィン「ああ、そのとおりだ」


    エレン「は?な…そんな…な、何のために…そんな、そんなこと!?」


    ハンジ「…このCMは映像で残しているけど、放送はラジオだった…ラジオの電波は、壁の外にも流れていくだろう…周波数さえ合わせれば、かなり遠くまで飛ばせるかもしれないな…」


    モブリット「つまり、壁内から壁の外への何らかの合図だった可能性が…!?」


    リヴァイ「ハッ…だとしたら俺たちはとんだマヌケだな。CMなんぞに全面協力して…せっせと壁の外の敵に情報をやる手助けをしてたってことか…」チッ…


    エルヴィン「まだ決まったわけではないが…調べてみる価値はありそうだ」


    ハンジ「爽やかでいいCMなのにな…そんな裏があるかもしれないなんて…悲しいな」




    エレン「…さっきまでギャグだったのに何ですか、この急展開」
  37. 37 : : 2014/12/23(火) 01:05:45
    モブリット「…片腕をなくす大怪我をしたエルヴィン団長を励まそうと集まったのに、よもやこんな展開になるとは…」


    ハンジ「励ますどころか、ハゲ増しちゃうよねぇ」


    リヴァイ「誰がうまいこと言えと言った…」


    エレン「あ、やっぱりギャグで行くんですか?」


    ハンジ「DVDもあと少しだしね。重要な手がかりは得たんだし、急いで現実に戻らなくても良いんじゃない?」


    モブリット「…エルヴィン団長は、すぐには本部に帰れませんし…」


    エレン「帰れない?」


    エルヴィン「…片腕を無くした上官を可哀想だと思わないのか、と聞いた私に、リヴァイがな…」


    リヴァイ「…可哀想なお前に代わって、俺が色々決めておいてやっただけだろうが」


    エルヴィン「その色々決めてくれた中に、

    『エルヴィンのココ(片腕)、空いてますよ』キラーン☆

    とかいう怪しげな募集ポスターが含まれていなければパーフェクトだったよ、リヴァイ…」


    リヴァイ「チッ…片腕になる兵士と嫁さんと両方募集できて一石二鳥だろうが」


    モブリット「それで朝から本部に女性が大挙して押し寄せていた、というわけで」


    ハンジ「仕方ないから、入院中に大掃除してたら出てきたDVD鑑賞に誘ってあげたってわけ。
    ねー?
    貞操が危なかったねぇ、エルヴィン?」


    エレン「据え膳食わぬは恥だと父さんは言ってました」


    エルヴィン「…エレン、お前の父さんも据え膳が山のように攻めてきたら前言撤回すると思うよ」


    リヴァイ「母さん一人の据え膳も持て余しぎみだったようだしな…」


    エレン「え?親父はいつも母さんの料理は残さず食ってましたよ?」


    ハンジ「だからぁっ!天然かッ!!」


    エレン「?」きょん



    モブリット「…どうやら、次のCMで最後のようです。CMというか…ラジオ本編への応援メッセージのようですが」


    リヴァイ「良いだろう。認めてやるよ、お前がスタートボタンを押すことを」



    ハンジ「たかがリモコンひとつに、なんでそんな上から目線なのかな?」




  38. 38 : : 2014/12/23(火) 01:43:08
    【ED】

    BGM:世界でいちばん頑張ってる君に(Haruco)



    ナイル「俺は知ってるぞ」

    ナナバ「ちゃんと見てるよ」

    エルヴィン「頑張ってる君たちのこと」


    3人「ずっと守っていたいから、君のために歌おう」




    ハンジ「当たり前って言うけど」

    ミケ「当たり前などではない」スン

    モブリット「頑張ってるあなたのこと」


    3人「ちゃんとわかってあげたいから、あなたに捧ぐラブソング」



    オルオ「たまにはけんかもしちゃうけd」ガリィッ

    ぺトラ「…すぐに噛んじゃう君だけど…」モウッ!オルオッタラ!



    リコ「幸せって意味を」

    ピクシス「教えてくれた」

    リヴァイ「お前たちに感謝してるから///」


    3人「ちょっと照れくさいけれど、君のために歌おう」



    エルド「この広い世界で」

    リヴァイ「お前たちに会えたなんて」

    グンタ「奇跡だと、思います!」


    3人「ずっと大切にしたいから、君に捧ぐラブソング」



    全員「君に捧ぐラブソング、君のために歌おう」




    エルヴィン「大人組好きのオールナイトニッポンで出会えたすべての人々に感謝を。
    そして、ラジオプロデューサーの兄弟に最上級の敬意を!
    これが本物の敬礼だ!心臓を捧げよ!」


    全員「ハッ!」バッ



    エルヴィン「君たちは勇敢な兵士だ。心から尊敬する!」



    【SSラジオ作者とその兄と全リスナーに捧げる応援歌~歴代パーソナリティ大集合】
  39. 39 : : 2014/12/23(火) 02:08:08
    エレン「一番上の【ED】って…」


    エルヴィン「エンディングだぞ?勃たないほうじゃないぞ?」


    ハンジ「いやあ、目の付け所が違うなあ…エレン」


    リヴァイ「俺には分かる…こいつの中には獰猛なエロ遺伝子が組み込まれてやがる。誰の指図もうけねぇ英才教育がなされている」


    モブリット「エロの英才教育って」


    エレン「そんなに褒められると…照れます//」


    ハンジ「褒め言葉に聞こえちゃうんだね…」


    エルヴィン「奇行種を呆れさせるとは大物だな、エレン」


    エレン「いや、そんなとこ見ないで下さいよ!恥ずかしいじゃないですか//」


    リヴァイ「…どこの話をしてんだ、お前は…」


    モブリット「シモの話でしょうねぇ」


    ハンジ「恐るべしエロ界の秀才…!!!」


    エレン「ハンジさんまで!やめてくださいよぉ///」テレテレ//


    エルヴィン「どこまで引っ張る気だ」


  40. 40 : : 2014/12/23(火) 02:28:02
    リヴァイ「おい、エレン。お前のせいでせっかくのいいエンディングが下ネタになっちまっただろうが」


    ハンジ「歴代パーソナリティ全員集合の応援歌だもんねぇ」


    エルヴィン「ナナバ、ミケ、リヴァイ班のエルド、グンタ、オルオ、ぺトラ…」


    ハンジ「そしてピクシス指令…」


    モブリット「…指令はまだご存命です、分隊長…」コソッ


    ハンジ「いけねっ!つい願望が…」


    リヴァイ「皆…このころは生き生きしてやがる…」


    エレン「…兵長…」


    リヴァイ「…チッ。こっちを見るな…」


    エルヴィン「…今は亡き、戦友に敬意を」


    ハンジ「敬意を」スッ


    モブリット「…」スッ


    エレン「俺も…」スッ


    ―1分間の黙祷―

  41. 41 : : 2014/12/23(火) 02:55:04
    リヴァイ「…で?てめぇはこれからどうする?エルヴィン」


    エルヴィン「…早馬をナイルのところにやってくれ。
    馬車を用意するようにとな」


    モブリット「ナイル師団長と…?」


    エルヴィン「…やつとは古い馴染みでね…奴に送ってもらって、中央に探りを入れてくる」


    ハンジ「王政召集がかかっているんだったね」


    エルヴィン「気は進まないが…。ニック司祭が中央第一憲兵にやられたことと、このCMのDVDの件…王政が絡んでいるとみて間違いないだろう」



    リヴァイ「まぁ…俺に言わせりゃ今後の方針は二つだ。
    背後から刺される前に外へ行くか、背後から刺すやつを駆除して外へ行くか」


    エルヴィン「…お前はどっちだ、ハンジ?」


    ハンジ「…両方だ。どっちも同時に進めよう」


    エルヴィン「…うむ。私も同じだよ、ハンジ」

  42. 42 : : 2014/12/23(火) 03:04:52
    モブリット「…そういえば、団長」


    エルヴィン「なんだ?モブリット?」


    モブリット「DVDはここで終わっていますが、ラジオはその後どうなってるんですか?」


    エルヴィン「…現在は放送休止中だ」


    ハンジ「広報局も、今は活動停止して手の足りなくなった駐屯兵団を手伝っているよ」


    モブリット「放送の休止は…戦況が悪化したからですか?」


    エルヴィン「ああ、それもあるが…プロデューサーが旅に出たからな」


    エレン「旅に…?」


    エルヴィン「そう。彼らは我々と違い、自由に旅に出て、自由に見たいものを見て、自由に書くことができる」


    リヴァイ「ああ…俺たちはだから、奴らがまたラジオを始めたいと思った時に自由に放送できる世界を取り戻すために、せいぜい命がけで戦うしかねぇ」


    ハンジ「自由の翼を背にしている限り、ね」


    モブリット「彼らが戻るその時には、この壁の中も壁の外にも平和が訪れているといいですね」


    エレン「…俺…俺、やります!俺たちの自由を、取り戻すために!!駆逐してやる!!巨人を!一匹残らず!!
    そのためなら、硬質化の実験だってなんだって俺、やります!」


    エルヴィン「いい返事だ、エレン。それでこそ主人公」


    ハンジ「そうだね。私たちは、今私たちにできることを全力でやろう」


    モブリット「それがどんなに過酷な運命でも」



    一同「自由の翼を背にする限り!」



    リヴァイ「また悠長なCM作れる世の中に戻るその日まで、な」


    そして彼らは、壁内に潜む強大な敵へと挑む戦いに身を投じるのだった


    【完】
  43. 43 : : 2014/12/23(火) 03:39:01
    オールナイトの呪い(?)により、大部分が深夜更新で書き進めました、オールナイトニッポンのCM、執筆終了いたしました。


    ほとんどのCMに何らかの修正を施しながらの作業は、古いタンスを整理するような懐かしさとそっと胸を締め付けるような感覚とを伴いました。


    回想編と銘打っていたので、何となく予想していた方もいたかもですが、かなり追い込まれた状態の調査兵団が今回の登場人物達でした。

    キツい状況で昔を懐かしく(茶々をいれながら)振り返りつつも、過酷な現実から目を背けずに進む強さを表せていたらよいなと思います。


    ssnoteは便利な機能がたくさんあるし、手軽に自由に書けて作家と読者の交流もできるステキなサイトです。


    執筆するもしないも、執筆ペースも自由で良いのが、忙しい現代社会では大きな魅力ですが、手軽なせいなのか、好きな作家さんが突然いなくなってしまうことが最近多いように感じられます。


    もちろん書くのは個人の自由だし、それぞれの都合に合わせて良いのですが、実は待ってる人もいますよ…そんなメッセージも込めさせてもらいました。


    コメント解禁させていただきます。
    よろしくお願いします。
  44. 44 : : 2014/12/23(火) 06:46:48
    執筆お疲れさまでした。

    エレンの教育に不安を抱きつつも、最後はしんみりさせられました。

    好きな作家さんがいなくなってしまううのは悲しいですよね。
    みなさんプロではないので、いなくなるのも自由なのですが。

    数年前にやってた『泣くなはらちゃん』というドラマでスランプになった漫画家に作中で殺されたキャラ達が二次創作で蘇り、昔作者に捨てられた記憶を思い出して泣いてたシーンを見てから、さらにキャラを大事にしようと思うようになりました。

    ドラマは極端なフィクションですが、うちのキャラたちも大事にしてあげたいものです。
  45. 45 : : 2014/12/23(火) 07:48:32
    執筆お疲れさまでした。
    最初ギャグっぽいなという印象を受けました

    エレン…一体どういう家庭で育ってきたのかw
    面白かったです。良い作品をありがとうございました^ ^
  46. 46 : : 2014/12/23(火) 08:15:25
    執筆お疲れ様でした!

    CM集、面白かったです。
    あのラジオ番組は私も途中からですが、視聴させていただいていたので、懐かしくなりました。皆さん面白い投稿してましたよね…。

    ギャグとシリアスを織り混ぜつつ、最後はハッとさせられる内容になすたまさんらしさが感じられました。
  47. 47 : : 2014/12/23(火) 10:07:49
    >>44
    ありゃりゃぎさん

    コメントありがとうございます。
    そうなんですよね。プロではないし、仕方ないのですけど、やはり淋しいなぁと思ってしまいます。

    まぁ、私もいつまでやれるのかわからないのですが。
    諸行無常ですわ。

    『泣くなはらちゃん』タイトルだけは存じています。
    そんなシーンがあったのですね。
    TLに時々、作品を大量に削除されてる方を見かけるのですが、せっかく書いたのに勿体ないなぁと思ってしまいます。事情があるのかもしれないですけどね。


    ありゃりゃぎさんちのキャラは、相当大事にされてる気がしますよ!

  48. 48 : : 2014/12/23(火) 10:18:32
    >>45
    とあさん

    コメント&お星さまありがとうございます!
    最後ひっくり返しただけで、ギャグでいいんですよぉ~!!


    今回は下ネタ多めでした…( ̄▽ ̄;)


    エレンくん家の家庭の事情、わりとシュールにしてしまいました。
    強いぞカルラ!頑張れグリシャ!!みたいな(笑)

    イェーガー家の夫婦攻防戦、そのうち書こうかな←どこに需要が…
  49. 49 : : 2014/12/23(火) 10:34:17
    >>46
    キミドリさん

    コメントありがとうございます!!

    ラジオ、楽しかったですよね!
    皆の投稿をまとめて作品に盛り込むの大変だったと思いますが、センスよくまとまってくださっていて、面白かったです


    全編ギャグにしようかとも思ったのですが、ついついひっくり返してしまいました。
    悪いくせ(笑)


    私のSSの原点であるラジオのCMを、朔旦冬至で一区切り付けられてホッとしています。

    読んでいただいてありがとうございました!
  50. 50 : : 2020/10/27(火) 14:01:08
    http://www.ssnote.net/users/homo
    ↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️

    http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
    ↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
    ⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️

    ⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
    10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
    みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
    今回は誠にすみませんでした。


    13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
    >>12
    みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
    現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました

    私自身の謝罪を忘れていました。すいません

    改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
    今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
    あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
    SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
    本当に今回はすみませんでした。




    ⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️

    http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi

    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️

    56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ごめんなさい。


    58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ずっとここ見てました。
    怖くて怖くてたまらないんです。


    61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
    お願いです、やめてください。


    65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    元はといえば私の責任なんです。
    お願いです、許してください


    67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    アカウントは消します。サブ垢もです。
    もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
    どうかお許しください…


    68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    これは嘘じゃないです。
    本当にお願いします…



    79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ホントにやめてください…お願いします…


    85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    それに関しては本当に申し訳ありません。
    若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
    お願いですから今回だけはお慈悲をください


    89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    もう二度としませんから…
    お願いです、許してください…

    5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
    ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
    本当に申し訳ございませんでした。
    元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
    私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
    今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。

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miyatama55

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