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八幡「雪ノ下にジャンケンで負けた」雪ノ下「♪」
- やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
- 26613
- 18
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- 1 : 2013/11/15(金) 23:14:40 :
- 八幡「っち…たかがジャンケンと侮っていたが負けると悔しいもんだな」
雪ノ下「♪」ふふん
由比ヶ浜「わかる!あたしもゆきのんとジュース買うジャンケンで負けるとすっごい悔しいもん!」
雪ノ下「♪」ふふん
八幡「まあ、雪ノ下の負けず嫌いは凄まじいから案外負けて良かったのかもな」
雪ノ下「」
由比ヶ浜「そうかもだねー!ゆきのん負けると凄いんだよ!皆のまえだとさすがに無いけど、2人の時とかジタンダ踏んでほっぺたふくらませて拗ねちゃうの!」
雪ノ下「ゆ、由比ヶ浜さん!」カアァ
八幡(ほう…それは………見てみてーな…」
由比ヶ浜「」ピクッ
雪ノ下「ひ、比企谷くん?」
八幡「んあ?なんだ雪ノ下」
雪ノ下「いえ、あの…いま…」あたふた
八幡「?」
由比ヶ浜「ヒッキー自覚ないかもだけど、声に出てたよ!マジキモい…」
八幡「ま、まじかよ…」オワタ
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- 2 : 2013/11/15(金) 23:40:59 :
- 支援
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- 3 : 2013/11/15(金) 23:47:23 :
- 八幡「あー、その…すまん雪ノ下。軽率な発言だったよ」
雪ノ下「…」ペラッ
八幡「…」
由比ヶ浜「…」あたふた
八幡「…」チラッ
雪ノ下「…」ペラッ
八幡「…」はぁ
由比ヶ浜「…」あたふたあたふた
雪ノ下「由比ヶ浜さん。この男と話したい事があるから暫く席を空けてもらえるかしら?」
由比ヶ浜「え…でも」
雪ノ下「お願い由比ヶ浜さん。醜い現場を見せたくないのよ」
由比ヶ浜「うん…わかった。じゃ、じゃあ終わったら連絡して!あとあと、2人ともケンカしちゃヤだかんねっ!!」
スタタター
八幡「…」ドキドキ
雪ノ下「…ふぅ」ぱたん
八幡「!」ビクッ
雪ノ下「比企谷君。ジャンケンをしましょう」
八幡「え?」
雪ノ下「あら、とうとう耳まで腐ったのかしら?もう一度だけ言ってあげるわ。…ジャンケンをしましょう比企谷君」
八幡(人間って得体の知れない事態に遭遇するとここまで恐怖するもんなのか…何考えてんだ雪ノ下のやつ……こええ…)
雪ノ下「比企谷君?」ジー
八幡(従うしかないか…)
八幡「あ、ああ…わかった。」
雪ノ下「反応が愚鈍。まさしくゾンビ並と言ったところかしら。」はぁ
八幡「う…すまん」
雪ノ下「ではいくわよ。」
雪ノ下「さいしょはぐー、ジャンケン」
雪ノ下「ぽんっ」
雪ノ下「ぱー」
八幡「グー」
雪ノ下「……私の勝ちね」
八幡「ああ。」
雪ノ下「…」ボー
八幡「雪ノ下?これはいったい…」
雪ノ下「比企谷君、ジャンケンをしましょう」
八幡「」
雪ノ下「比企谷君?聞いているのかしら」
八幡「え、あ…ああ。聞こえてるんだがこれは雪ノ下なん
雪ノ下「さいしょはぐー、ジャンケン」
雪ノ下「ぽんっ」
雪ノ下「ちょき」
八幡「パー」
雪ノ下「…」ぐぬぬ
八幡(眉間に皺をよせてる…確実に怒ってる…)
八幡「な、なあ雪ノ下…さん?気持ち悪い事言ったのは謝るからもう
雪ノ下「さいしょはぐー、ジャンケン」
八幡「おい」
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- 4 : 2013/11/16(土) 00:00:39 :
- 由比ヶ浜のあたふたかわいい
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- 5 : 2013/11/16(土) 00:43:20 :
- 雪ノ下「?」ピタッ
八幡(ダメだ…普段の雪ノ下と違い過ぎて何を考えているのか全くわからん、、、まあ普段あんな気持ち悪い発言してこなかったんだが…気が緩んでたな俺。いっそのこと土下座でもするか…)
八幡「き、聞いてくれ雪ノ下。さっきの発言だがあれはなんつーか何となく考えてた事が無意識に出ただけだから気にしないでくれ。それにお前が望むならもう由比ヶ
雪ノ下「…比企谷君」
八幡「は、はい」ビクッ
雪ノ下「あなたは無意識とは言え自分が放った言葉の責任すら取れない様な脆弱な男なのかしら?それに、私の望みというのならばさっきも言った筈よ?」
八幡(責任…そうだ。俺は今までぼっち道をひた走ってどんな責任だってなかった事になんてしないで背負って来た。まさか雪ノ下に気付かされるとはな……こうなったら雪ノ下の望みとやらにひたすら付き合ってやる)
八幡「…わかった!もう言い訳はしねえよ、みっともないとこ見せて悪かったな」
雪ノ下「…ようやくまともな目に戻ったわね。…ごめんなさい、間違えたわ。ようやくまともな腐った目に戻ったわね。」ニコッ
八幡(くそっ…やっぱ反則だろその笑顔)
八幡「わざわざ言い直してまで人を貶したいのかよ…んで、やんだろ?ジャンケン」
雪ノ下「ええ。やるからには本気で来なさい、比企谷君」
八幡「当たり前だ。いくぞ、最初はグー、ジャンケン」
2人「ぽんっ!」
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- 6 : 2013/11/16(土) 00:45:18 :
- 続きが気になってしょうがない
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- 7 : 2013/11/16(土) 01:07:54 :
- 雪ノ下「ぐー」
八幡「ぐー」
八幡「あいこで…」
雪ノ下「」ニコニコ
八幡「しょっ!」
雪ノ下「ぐー」
八幡「チョキ」
雪ノ下「……………」ギリッ
八幡「」ビクッ
八幡(おおぉいいぃ…人間てこんなにでけえ歯軋り出来んのかよ…つーか雪ノ下本気のジャンケンで1回でもあいこになったのがそんなに悔しいのかよ…こええよほんとに…あと怖い)
雪ノ下「…比企谷君」
八幡「な、なんすかね」
雪ノ下「ジャンケンよ。」目に炎
八幡「わ、わかった」
八幡「じゃあ、さいしょは
雪ノ下「待ちなさい」
八幡「…はい」
八幡(なんなんだよこいつ本当に。手負いの虎を相手にしてる気分だ…何してもつっかかって来そうでこええな。ていうかこいつさっきから全勝してる癖にまったく喜んでないとか、これだけの数勝っただけじゃ気が済まないってか…)
雪ノ下「私はちょきを出すわ」
八幡「」
雪ノ下「私はちょき。あなたは?」
八幡(自分の手明かしてどうしろってんだよ…あれか?接待ジャンケンしろって事か。…いや待て八幡!雪ノ下は本気で来いと言った、そして連勝を重ねてなお喜ばないあの態度…なるほど。心理戦という高度な勝負の末に勝たないと気が済まないんだな。俺も男だ…本気でいってやる!)
八幡「俺はパーを出す」
雪ノ下「!」ムムー
八幡(このリアクション。間違いない、あいつは俺の手の裏の裏まで読んで来る…こいつとの読み合いを経て俺が出すべき手はたった一つ。言った手をそのままだす、これが雪ノ下への勝率が最も高いはずだ!!)
雪ノ下「…いくわ。さいしょはぐー、ジャンケン」
雪ノ下「ぽんっ」
雪ノ下「ちょき」
八幡「パー」
八幡(なん…だと…俺が読み間違えた⁉いや、純粋に雪ノ下に俺の手が読まれたって事か。…なんだかんだ言ってこいつは俺の事を理解してくれてんだよな。これで雪ノ下も機嫌治してくれんだろ)
雪ノ下「…」ぷるぷる
八幡「いやー、負けた!ここまで本気でジャンケンなんてした事無かったぜ!完敗だ。さすが雪ノ下ってとこだな」ハハッ
雪ノ下「…て」ぷるぷる
八幡「へ?」
雪ノ下「出てって!!!」ばんっ
八幡「」ビクッ
雪ノ下「…」ぐすっ
八幡(な、泣いてる⁉あの雪ノ下がたかがジャンケンに勝った位で泣いてるだと…そうか…そこまで俺に勝ったのが嬉しかったのか…)
八幡「ゆ、由比ヶ浜呼んでくるわ…」
雪ノ下「…」グスッ
ガラガラ、ピシャリ
-
- 8 : 2013/11/16(土) 01:43:08 :
- ーーー特別棟、廊下ーーー
八幡「ーーって訳で追い出されたんだよ」
八幡(とてもじゃないが俺には手が負えん。ここはもう当事者は引いて由比ヶ浜に任せよう)
由比ヶ浜「ヒッキー2ついい?」
八幡「おう、なんだ?」
由比ヶ浜「うん。それって別にゆきのん怒ってないよ?…やり方がちょっとアレなだけで…」
八幡(怒ってない?あれはどうみても怒ってただろ…でもまあ、雪ノ下に関しては由比ヶ浜の方が理解してるだろうしここは信じてみるか)
八幡「まあ、怒ってないのなら安心した。で、2つ目ってなんだ?」
由比ヶ浜「ヒッキーのバーーーーカ!!だよっ!」二パー
八幡「はあ?」
由比ヶ浜「あーあ、どうなっちゃうんだろって心配して損したっ!」
八幡「まあ、お前の心配してたケンカにもなんなかったからな」
由比ヶ浜「うん、それもなんだけど。別のも、良かった!もしかしたら…って考えてたから」
八幡「?」
八幡(こいつはアホそうに見えてたまになに考えてるかわかんねえ時があるから困るな…)
由比ヶ浜「そうだヒッキー!次ゆきのんとジャンケンしたら勝ってあげてね!」
八幡「は?なんで
由比ヶ浜「いいからっ!約束だよ?破ったらハニトー奢ってもらうから!」
八幡「おい勝手に約束すんなよ」
由比ヶ浜「じゃああたし先に部室入ってゆきのんと話してくるから、2.3分経ったらヒッキーは来てね!」
八幡「ん、おう。頼む」
由比ヶ浜「あと、今の約束。忘れないでよ?」ジー
八幡「…わーったよ」
ガラガラ
由比ヶ浜「ゆきのんただいまー!」
-
- 9 : 2013/11/16(土) 02:16:36 :
- 八幡「そろそろか…」
ガラガラ
雪ノ下「」ピクッ
由比ヶ浜「」Zzz
八幡「え、由比ヶ浜ねてんの?」
八幡(おいおい頼むぜ!気まずいだろーが。ぼっちのコミュニケーション能力高く見積もり過ぎてねえか⁈)
雪ノ下「ええ、少し話したのだけれど急に眠くなったみたいでそのまま…」
八幡「ん、そうか…」
雪ノ下「えぇ…」
由比ヶ浜「…うーん」Zzz
雪ノ下「!」ピクッ
八幡「?」
雪ノ下「あ、あの。比企谷君…」
八幡「ん?」
雪ノ下「さっきはごめんなさい。みっともないところを見せてしまったわ」
八幡「べつに、いいんじゃねーの。ここにはお前よりみっともない人間がいるんだしな」
雪ノ下「ふふっ。ええ、そうね。でもそれでは私の気が収まらないわ」
八幡「そうかよ。じゃあどーすんだ?」
雪ノ下「あなたの発言と私の態度。みっともない所はお互い見せたのだし、そういった事はもう置いておいて、もう一度純粋にジャンケンをしたいのだけれど」
八幡「ああ、いいぜ」
雪ノ下「ありがとう…これでふりだしね」ニコッ
八幡(まだ目が少し赤いが、いつもの雪ノ下の笑顔に戻ったな…あとは、由比ヶ浜との約束を果たすだけだ)
由比ヶ浜「Zzz」そわそわ
八幡「雪ノ下、俺はチョキを出すぜ」
雪ノ下「そう。なら私はパーを出すわ」
由比ヶ浜「Zzz」ほっ
八幡「最初はグー!」
雪ノ下「ジャンケン…」
2人「ぽいっ!!」
八幡「チョキ」
雪ノ下「ぱー」
八幡(ふう。由比ヶ浜、約束は守ったぜ…でも本当に勝って良かったのか⁈めっちゃ悔しがりそうなんだが)
雪ノ下「や、やったやった!やっと比企谷君が勝ってくれたーー!……ハッ」ガクゼン
由比ヶ浜「ゆきのんアホー!喜んでどうすんだしっ!!」ガバッ
八幡「うわ!由比ヶ浜起きてたのかよ!」ビクッ
八幡「ていうか今なんて…?」
八幡(ていうかなんで雪ノ下のやつ俺に負けて喜んでんだ?逆ジャンケンなんてしてたっけ?)
雪ノ下「ひ、比企谷君!もう一度、もう一度だけジャンケンをしましょう?」
八幡「はあ、嫌だよ。ていうかもう下校時刻だろ」
雪ノ下「そこをなんとか…こんなにお願いするなんてあなたが5回生まれ変わろうとも無い事よ?」
八幡「おいおいそれがお願いしてる奴の言い方か?あいにくだけど小町が料理作ってまってるんでな。帰るわ」
雪ノ下「お願いよ」
八幡「やだ」
由比ヶ浜「」あたふた
雪ノ下「お願い!」ムー
八幡「嫌なもんは嫌だよ。ほらどけよ雪ノ下」
由比ヶ浜「」あたふたあたふた
雪ノ下「うぅー…比企谷君のけちっ!」ほっぺぷくー
八幡「!」
由比ヶ浜「ゆ、ゆきの
雪ノ下「なんでジャンケンしてくれないのよっ!」ダンダン
八幡「///」
八幡(うわ、由比ヶ浜の言った通り…ほっぺふくらませて地団駄踏んでる…なにこの可愛い生き物///)
由比ヶ浜「ゆ、ゆきのん。」つんつん
雪ノ下「なにかしら、由比ヶ浜さん」ほっぺぷくー、むすー
由比ヶ浜「えとー、なんていうのかな?目標、達成?」
雪ノ下「……………………!」
雪ノ下「〜///」ダッ
八幡「…」
由比ヶ浜「…」あははー
八幡「おい由比ヶ浜」
由比ヶ浜「」ダッ
八幡「」
八幡「なんだってんだよ……帰るか」
-
- 10 : 2013/11/16(土) 02:22:26 :
- ーーー翌日ーーー
ガラガラ
八幡「おっす」
雪ノ下「こ、こんにちは、比企谷君。今日は腐敗臭がしないのね」
八幡「俺はゾンビじゃねえんだよ…ていうか臭くないよな?…臭くないよね」すんすん
雪ノ下「…比企谷君」
八幡「なんだよ」
雪ノ下「ええ、その…」
八幡「なんだよもったいぶって、らしくねえ。言いたい事があんなら言えよ」
雪ノ下「ええ、では。お言葉に甘えさせていただくわ……比企谷君」
雪ノ下「ジャンケンをしましょう♪」ニコッ
八幡「ーーーー勘弁してくれ。」
終わり*\(^o^)/*
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- 11 : 2013/11/16(土) 11:37:58 :
- よかった
雪ノ下めっちゃ可愛かった
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- 12 : 2013/11/16(土) 11:39:45 :
- 良かったです
-
- 13 : 2014/02/08(土) 22:54:37 :
- イイね。
-
- 14 : 2014/02/16(日) 20:40:32 :
- 可愛よい
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- 18 : 2020/09/28(月) 11:21:36 :
- 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
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恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
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害悪ユーザーカグラ
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害悪ユーザースルメ わたあめ
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害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
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害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
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害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
http://www.ssnote.net/archives/81774
害悪ユーザー筋力
http://www.ssnote.net/archives/84057
害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
http://www.ssnote.net/archives/85091
害悪ユーザー空山
http://www.ssnote.net/archives/81038
【キャロル様教団】
http://www.ssnote.net/archives/86972
何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
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