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ジャン「美しくて最高な一日」

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  1. 1 : : 2013/11/10(日) 13:12:51
    初投稿です!!


    マルコの死体が見つかってから1週間が経とうとしていた。みんな、沈んだ気持ちだったのが徐々に解消させれつつあり、元気を取り戻してきていた。ところが彼だけ元気がなかった。


    エレン「おい!訓練行くぞ、ジャン!!!」

    ジャン「先行っといてくれ。」


    最近はケンカする姿を見なくなった。いつもなら
    「あぁ!?お前がおそいんだろが!!!」とか言って口論になっているはずなのに・・・。


    ミカサ「・・・・・。」

    アルミン「ジャン、待ってるよ。」


    訓練中のときもあの時からミスが多くなった。
    得意な立体機動さえも、完璧だったはずがここ最近ではミスが目立つようになった気がする。それは誰がみてもわかることだし、私でも気づいた。


    仲間が死ぬのは悲しい。それはあたりまえのこと。彼にとってマルコは誰よりも大切なひとだったんだ。このままの状態が続くのであれば訓練でも集中できずに、命を簡単に落としてしまう気がする。どうにかしてでも状況を変えねば・・・・と思った。

  2. 2 : : 2013/11/10(日) 13:47:14
    訓練終了後。

    私はエレンとアルミンを呼んだ。

    ミカサ「エレン、アルミン。ジャンをあのままにすると危険だと思う。どうにかして、いつものようにならないだろうか。」

    エレンとアルミンは驚きを隠せず私をじっと見た。

    エレン「ま、ま、まさか、ミカサがジャンのこと心配するなんてありえないとおもったぜ・・・・。」

    アルミン「僕も正直ミカサがそんなこと言い出すとは・・・。そこまで心配なの?」

    ミカサ「いつもエレンにかまってこないし、立体機動でミスするのはありえない。つぎ壁外にでたとき死ぬかもしれない。」
  3. 3 : : 2013/11/10(日) 13:49:06
    きたい!!
  4. 4 : : 2013/11/10(日) 13:56:43
    いまだ信じていなくて混乱しているのがよくわかる。

    エレン「ミカサがそんなこと思ってるとはジャンも幸せ者だな・・。じゃなくて、どうすりゃあいつがいつもどおりにもどってくれるかだろ?んーー。あさって訓練一日休みとか利用できるんじゃねえ?」


    アルミン「ミカサ、ジャンと街でも行ってくればいいじゃないか?ジャンはさ、ミカサのことさry・・・とまぁ、ミカサ自身もジャン自身もいい気分転換になると思うしね?」

    ミカサ「・・・。」


    街か・・。エレンやアルミン、サシャたちとなら何度もいったけど、ジャンとは一度もない。ほぼ、誘われたのでどこへいけばいいかも正直わからなかった。
  5. 5 : : 2013/11/10(日) 14:00:12
    書留してないので時間かかります汗

    >>3  ありがとうございます!
  6. 6 : : 2013/11/10(日) 14:06:44
    ミカサ「わかった。あさってジャンと街に行く。どこへいけばいい?」

    エレン「おう・・・。やけに正直だなミカサ・・。んー、今度行こうと思ってた、最近できた店があるんだけどよ。そこにいけばいいじゃね?」

    エレンはそういって紙に簡単に地図と店名を書いて手渡した。

    ミカサ「ああ、ここ。サシャが行きたいといっていたところ。パンが美味しいと聞いた。エレンが言うならここへ行く。」



    アルミンが思いついたように言った。

    アルミン「そういえばあさっては壁内でも星がきれいに見える日なんだってさ!ついでに見てくればいいんじゃないかな?」

  7. 7 : : 2013/11/10(日) 14:13:20
    自分も今、ジャンのss書いてます!
    ジャン好きなんで応援してます!!
  8. 8 : : 2013/11/10(日) 14:15:00
    期待!です!
  9. 9 : : 2013/11/10(日) 14:16:22
    星・・か。そういえば最後に見た日っていつだったかな・・・。あのときかもしれない。エレンが私を家族と言ってくれたとき。あのときはきれいな星だった。


    ミカサ「星なんてひさしぶりだから、見に行く。そのときにジャンが落ち込んでるはっきりとした理由を聞く。」

    エレン「そんなもんでいいんじゃないか?俺たちはなるべく邪魔が入らないようにするからさ。がんばれよ。」

    アルミン「僕も応援するよ!今のジャンは面白くないし、エレンとまた仲良くなってほしいし!」


    エレンはアルミンの発言にあきれていたが、私は真剣だった。これ以上104期生から仲間が消えてほしくないと。
  10. 10 : : 2013/11/10(日) 14:17:42
    >>7  自分もジャン好きなので、今度拝見させていただきますね!ありがとうございます!!

    >>8  ありがとうございます!ゆっくりおまりください!
  11. 11 : : 2013/11/10(日) 14:27:11
    ミカサ「相談に乗ってくれてありがとう。誘ってくる。」


    私は、エレンとアルミンの部屋から出た。


    ~~~ミカサが出た後のエレンとアルミンたち~~~~


    エレン「ミカサってそんなジャンのことおもってないよな?ある意味こわいんだけど。」

    アルミン「確かに。ジャンがミカサのこと好きなのは知ってたけど、ミカサ自身は気づいてなかったはずなんだけど。でも、僕が見る限りミカサは何もたくらんでないし、ただ単に心配なだけだと思うよ。」

    エレン「ミカサがか?ますます気になるなあ。でも、正直俺もジャンになんとかしてあげないといけねえなって思ってたし。今のジャンは嫌いだ。といっても、俺で機嫌直るわけないしね。ミカサには本気で感謝するよ。」

    アルミン「マルコの死は確かにつらかった。これでミカサも仲間を大切にしなくてはと改めて感じたかもね。てことでほかのみんなにも言っておこう、そっとしておいてくれと。」

    エレン「ああ。そうだな。さっそく言いに行くか。」
  12. 12 : : 2013/11/10(日) 14:36:17
    ジャンミカジャンミカ
  13. 13 : : 2013/11/10(日) 14:41:29
    ~~ミカサへ戻る~~~~


    最近のジャンはみんなと一緒ではなく一人でいることが多くなった。だから、人目の少ないところにいるはず・・・。

    芝生の上で一人寝そべっているジャンを見つけた。空を見ながら、風に当たっていた。

    ミカサ「見つけた。ジャン。」

    ジャンは私の声に気がつき飛び跳ねるように起き上がった。どうも動揺しているらしい。

    ジャン「!?ミカサ!?な、な、なにかようか?」

    ミカサ「あわてなくていい。あさっての訓練休みの日の午後、空いてる?」


    ジャンは大きく目を広げて、すぐに答えた。


    ジャン「あぁ!空いてるよ!それでなんだ?」

    ミカサ「街に出かけよう。最近のジャンは元気がない。」


    ジャンは顔が真っ赤になっていた。


    ジャン「もちろん!行く!ミカサが誘ってくれんるんだもんな!!えっと・・ほかは?」

    ミカサ「私とジャンで行く。だめなら断ってもいい。」

    ジャンは立ち上がり言った。

    ジャン「本当にか!?なにがなんでもいくとも!!あさっての午後な?わかった!!!」

    ミカサ「よかった。じゃあ、12時くらいにジャンの部屋のドアたたきに来る。」

  14. 14 : : 2013/11/10(日) 14:45:42
    俺もジャンクリとジャンアニ書いてるから期待
  15. 15 : : 2013/11/10(日) 14:52:09
    了承をもらってよかった。私と話している間のジャンは元気を取り戻していた。明日の訓練で少しでも元気になってるといい。私はエレンに報告しにもどった。


    ~~~エレンとアルミンへ戻る~~~~~

    エレンとアルミンは104期のジャンとミカサ以外のメンバーを食堂へよんだ。

    エレン「みんな、忙しい中集まってくれてありがとう。重大発表とまでは言いがたいが・・・・。あさっての訓練の休みの日にジャンとミカサが街へ出かけるから。ぜーーーーーーったいに邪魔すんなよ!!!!!わかったか!!!!???」

    だれもが騒ぎ始めた。

    ライナー「ジャンのやろう・・・・。抜け駆けかよ・・・・。おれなんか・・・・・・。」

    ベルトルト「ライナー・・・。誘えばいいじゃないか。クリスタをさ・・。」

    ライナー「できるかよ!!!彼女は女神なんだ。俺には遠い存在だぜ・・。」


    サシャ「珍しいですね。ミカサとよく出かけますがジャンに対して感情を抱いてたわけに見えませんし・・・。」

    コニー「あはははwwwジャンのやつうらやましいじゃんw」

  16. 16 : : 2013/11/10(日) 15:00:12
    クリスタ「ミカサがねぇ・・・・。びっくりだよ!意外すぎ!」

    ユミル「wwwwwwwwwぜってー罠だろwwwwwww」

    クリスタ「んーでもアルミンの説明きくかぎり、罠ではなさそうだよ。」

    ユミル「まぁなwwまぁいいやw邪魔しないでおこうwいやあ恋が発展したらおもしろいわwwwww」

    クリスタ「もーユミルってば。」


    アニ「ミカサが・・・?めずらしいことするねぇ。」

    アルミン「最初聞いたときは本当にびっくりしたよ。あのミカサがね。やさしく見守ってあげようよ。」

    アニ「あぁ、そうだな。あ、あとアルミン教えてほしいところあるんだけどさ、あさって大丈夫?」

    アルミン「うん。いいよ。」


    エレン「ってことでよろしくなあああああ!!!!」
  17. 17 : : 2013/11/10(日) 15:18:04
    ~~~ミカサが去った後のジャン~~~~

    まさか、ミカサにさそわれるとは・・・。
    ドキドキが全くとまらないぜ・・・・。二人きりってことだよな。これは、告白のチャンス到来か!?これは俺の時代きたあああああああ!!!!

    というかさすがのミカサにも気づかれてたのか。まぁな・・・・・これで気分変えられたらいいがな。としても、一緒に出かけるなんてほんとにうれしい!

    いやぁ楽しみだぜ・・。


    ~~~~ミカサへ戻る~~~~

    誘えたことをエレンたちに言おう。エレンの部屋をノックしようとしたとき後ろにエレンがいた。

    エレン「104期のメンバーに言っておいた。これで邪魔はしてこないとおもうぞ。それでどうだった?」

    ミカサ「ありがとう、エレン。大丈夫だった。」

    エレン「ほんとか!よかったよかった。とりあえず、明日の訓練がんばって、あさってに備えろよ!」

    ミカサ「うん。エレンが言うならそうする。」

    そして私は自室へと戻り、布団の中へもぐった。
    私と出かけるだけで簡単に機嫌が直るとは思えないが、ジャンは私と話してるときは機嫌がよくなっていたので少しは変わるだろうと確信した。

    そしていつのまにか寝ていた。
  18. 18 : : 2013/11/10(日) 15:27:12
    ジャンミカもいいなあ…ってか、ジャンが絡むSS好きなんだな、僕はw
  19. 19 : : 2013/11/10(日) 15:28:04
    >>18
    同じく
  20. 20 : : 2013/11/10(日) 15:41:54
    いつもどおり訓練が始まった。私は昨日でジャンが少しでもかわればいいと、ジャンを見ていた。少しだけミスは減り、立体機動に関しては前のように戻っていた。安心した。

    エレン「ジャンのやつ、今日はすっげー調子いいんじゃねーの?」

    ミカサ「少しでも変わった。よかった。」

    アルミン(ミカサ効果すごいなあ)

    そして本日の訓練が終了した。私は明日の準備をしてすぐ寝ようとした。正面にいたアルミンが近寄ってきて言った。

    アルミン「今日のジャンよかったね。僕も驚いた。やっぱちょっとしたことでも変わるんだね。ミカサもでかしたもんだよ。」

    ミカサ「ありがとう。明日で元気にさせる。」

    アルミン「ところでさ、ミカサってさ・・。ジャンがミカサのことすきなのしってるでしょ?」

    ミカサ「・・・・。」


    確かに知らないと言ったら嘘になる。態度でわかるし、私のことを見ているのもばればれだ。


    ミカサ「知ってる。最初会ったときも髪のことほめてた。顔赤らめて。」

    アルミンは私のことをじっとみて小声で言った。

    アルミン「・・・・・ミカサさ、ジャンのこと嫌いじゃないでしょ?というか、好きでしょ?」


    ミカサ「・・・・・//」


    確かに嫌いじゃない。かといってエレンほど好きではないけど、どうもほうっておけなかった。

    最初に壁外へ出たとき、ジャンはみんなのことをまとめていて指揮を執っていた。マルコも言ってたとおりジャンは指揮官に向いているし、すごく仲間思いだ。そんなジャンを見ていてうらやましかった。仲間から信頼されていて、うまくまとめていけることを。
    私は確かに腕はあるが自分のためにしか動いてない。エレンを守るため・・・とか。
    そういう面で尊敬しつつあった。



  21. 21 : : 2013/11/10(日) 16:07:39
    ミカサ「でも一番好きなのはエレン。」

    アルミン「それはそうだけどさ。そのジャンの元気を取り戻したとはみんなが思ったけど、どうもジャンに近づき難かったのも事実でどうしようか悩んでた。正直、ここはミカサしかいないと思ったんだけど。ミカサが言い出したってことは、ミカサ自身でも思ってたんでしょ?ジャンを助けるのはミカサしかいないって。」

    アルミンの思考力の恐ろしさを感じた。ほぼアルミンの言ってることは合ってる。私しかいないと思った。
    エレンは確かに仲がいいが、元気を取り戻すのにはすこし違う。
    アルミンは気遣ってくれるが、回復には欠けている。
    ジャンはマルコとほぼ一緒にいたし、マルコ以上に仲のいい人はいなかった。けど、ジャンが一番に思っている人ならミカサ・・・・つまり私だと思った。

    ミカサ「アルミンの言っている事は間違ってない。ジャンが一番思っている人は私だと思ったが、それは助けるためであって好きという感情とは違う。」

    アルミン「でも、ほっとけないんでしょ?それに、僕がジャンのこと好きと聞いたとき少し顔があかくなってたきがするけど・・・?。」

    そんなつもりはなかったけど、今も赤くなってる気がする。

    ミカサ「それを・・恋・・・という?」

    アルミン「そんなところだよ。僕はそんな大きい声で言えないけど、アニが好きだ。話すときどきどきする。」

    アルミンがアニのこと好きだなんて全く気がつかなかった。
    私が昨日話しかけた時点ではどきどきすることはなかったが、ジャンのほうはどきどきしてるのがよくわかった。

    アルミン「まぁ、とにかく!明日一度もなかったジャンと二人きりでのデートなんだから、そこで初めて気持ちに気がつくと思うよ。たのしんできなよ!」

    ミカサ「デートじゃない。わかった。」

    とだけ言って自室へ戻った。
  22. 22 : : 2013/11/10(日) 16:10:10
    ちょっと今日はこれ以上進めないかもしれません泣

    用事がスムーズに進んだら9時くらいに出現できると思います!
  23. 23 : : 2013/11/10(日) 18:11:28
    自室にこもって考えた。アルミンの言う通りこれは恋なのか。恋という基準は人それぞれだ。私の行動を見て、アルミンは私がジャンに恋してると判断した。私はジャンが私のことを見たり話すときに緊張したりしているので彼は恋しているとわかる。
    私は……私は…最近、ジャンが元気ないために取り戻してあげたい。彼の笑顔が戻るように………。こうやってジャンのことばかり考えているところが恋…なのかも…しれない。なんとなく結論が出せずに、アルミンが言ったように明日話してみて考えることにした。

    ミカサ「おやすみなさい。明日会いましょう。」

    とつぶやいて寝た。
  24. 24 : : 2013/11/10(日) 18:26:43
    朝。日差しが窓から入ってくる。時計を見ると休日にもかかわらず、訓練のある日と同じ時間に起きていた。6時。ジャンと出かけるまで6時間ある。長いのか短いのか…私にはよくわからないけど、長い気がする。

    自室からでて水を飲みに食堂へ歩く。人の気配は全くなく、私の足音だけ響く。休日は皆、8時くらいに起きて十分に睡眠をとっているため、私が食堂へ行くうちにだれかに会うことはないだろう。

    食堂へ着く。水飲み場にだれかいた。私と身長が少し高くて細身で…

    ミカサ「おはよう。ジャン。」

    ジャンはこちらをみて少し水をふきだした。手で口をおさえながら

    ジャン「お、お、おはよう、ミカサ!急に出てくるからびっくりしたぜ…。にしても、今日起きるの早いな。」

    ミカサ「ジャンも十分早い。目が覚めたらこの時間だった。」

    ジャン「俺も。昨日はやく寝たからかな…。あっと///今日よろしくな…?」

    ジャンの顔が赤くなった。

    ミカサ「こちらこそよろしく。」

    ジャン「待ち合わせなんだけどさ//俺が前いたとこ…。芝生のところにしないか?」

    ミカサ「ジャンがそうしたいならそれでいい。」

    ジャン「ありがとな//じゃあ後で」

    と行って走って食堂から出て行った。
  25. 25 : : 2013/11/10(日) 18:45:15
    水を飲みスッキリした。どこからか視線を感じた。

    ミカサ「アルミン?」

    と言ったらアルミンが食堂の入り口から顔を出した。

    アルミン「おはよう、ミカサ。起きるの早いね。」

    ミカサ「おはよう。アルミンも。」

    アルミン「ほんとだよね。寝てたいのに。用事ないと8時まで寝てる。けどさ、今日はアニと勉強するんだ。それでかもしれない。」

    あくびしながら答えていた。

    ミカサ「私も。寝たい。」

    アルミン「朝早く起きるってことは、ジャンとのデート楽しみなんじゃないの?僕もアニと勉強するのとても楽しみなんだよね。よく聞かない?子供のころとかさ、遠足だとか運動会だとかの前日って早く起きるものじゃない?つまりさ、楽しみにしていることがあるとつい早起きするってのはありがちなんだ。ミカサもそんなかんじ?」

    少し戸惑う。エレンと出かけた時の前日は朝早く起きてしまったかもしれない。悪いけど、アルミンやサシャと遊ぶときはゆっくり寝ていた。

    私は、ジャンとのデートを楽しみにしているのか……?
  26. 26 : : 2013/11/10(日) 18:53:01
    ミカサ「ジャンにさっき会った。ジャンも同じ?」

    アルミン「そりゃあそうだよ。ジャンはきっっと生きている間にミカサとデートできるなんて思ってもいなかったよ。楽しみに決まってるよ。」

    ミカサ「そっか。じゃあ私も楽しみ。」

    アルミンは微笑んでいた。

    アルミン「そういえば、一応エレンや僕ではないわけで仲間だけどね。訓練の服では行かないでよ?街に出るんだし。」

    そういえば、服は考えてなかった。訓練の服で行こうとはしないが私服なんてあまり持っていなかった。

    ミカサ「さすがに訓練の服では行かない。今日ついでに服も買う。」

    アルミン「そうするといいよ!後言い残すことはないかな……。うん。楽しんできてね!」

    ミカサ「もちろん。取り戻す。」

    アルミンが手を振っているのを見送って食堂から出た。
  27. 27 : : 2013/11/10(日) 19:06:23
    自室へ戻り服を漁った。いまは暖かいので白いシャツに暗めの赤ロングスカートにした。時間があったので座学を少しして準備を進めていたら10時になっていた。座学を真剣にやっていたらすぐに時間がたち部屋から少し声が聞こえてきた。みんなさすがに起きたのだろうか。私は、自室で軽い朝食を食べ12時までなにをするか考えていた。
    特にやることがなくて、とりあえずエレンの部屋へ行った。

    ミカサ「エレン、いる?」

    ドアをノックしながら言う。
    そしてドアが開いた。


    エレン「おう、ミカサ。なんのようだ?」

    いつも以上に寝癖がつき、いままさに起きたという感じだった。

    ミカサ「12時まで着替える以外ですることない。なにか話そう。」

    エレン「わかったぜ、まーとりあえず入っていいぞ。」

    エレンの部屋へ入った。
  28. 28 : : 2013/11/10(日) 19:49:37
    ミカサ「時間経つのが長く感じる。することがない。」

    エレン「ジャンとのデートか?というか意外に楽しみにしてそうでよかったよ。」

    ミカサ「いや、エレンとでかけるほうg(ry」

    エレン「そんなこときいてねーよ。ジャンの前でそんな風に俺が〜だから…とか言うなよ?今日は"ジャン"とだからな?」

    ミカサ「百も承知。そんなこと言わない。」

    エレン「ならよかった。じゃあじっくり楽しんでこいよ!」

    とニコニコしていた。そのあと104期のメンバーの中で起こった出来事などを話していたら、11時になった。

    エレン「結構いい時間だぞ。着替えてこい。幸運祈る!」

    ミカサ「わかった。」

    と言ってエレンの部屋から出て自室に戻った。
  29. 29 : : 2013/11/10(日) 20:02:42
    自室で着替えて持って行くもののチェックをして自室から出て鍵を閉めた。まだ少し早いが芝生のところへ歩いていく。


    今日で完全に元気取り戻してくれるかな…。目的はそれだけ…とは言い難い。私にはジャンに対する気持ちも確認しなければなかった。わかればいいな…。

    考えながら歩いていたら、もう着いてしまった。あと30分くらいある。
    芝生の上に座って風に当たるのを感じていた。


    ?「ミカサ。」

    声でわかった。ジャン。私と同じくらい早かった。私は声のした方に振り向き見た。

    ミカサ「ジャン。」

    名前だけいい立ち上がった。

    ジャン「早かったんだな。」

    ミカサ「ジャンこそ。私はすることがなかったから早く来た。」

    ジャン「そっか//ミカサのスカート姿みるの初めてだわ。似合ってる//」

    ジャンは顔をずっと真っ赤にしていた。ジャンは白いシャツに黒いベストで訓練で見るジャンとは違って見えた。

    ミカサ「ありがとう。ジャンも訓練でみるイメージと違ってかっこいい。」

    ジャン「ほ、ほ、本当か!?ありがとな!じゃあ、行こうか////」

    ミカサ「うん。」

    私とジャンは訓練所を離れ街へ出掛けに行った。
  30. 30 : : 2013/11/10(日) 20:14:10
    街に着きジャンが落ち着いたように見えた。

    ジャン「昼飯はどこにするんだ?」

    ミカサ「サシャが行きたいと言っていたお店。パンが美味しいと聞いた。」

    ジャンは少し笑いながら言った。

    ジャン「あいつの言うところはほとんど美味いとこばっかだからな。楽しみにしてるぜ!」

    ミカサ「なら良かった。ジャンの好きな食べ物はなに?」

    ジャン「俺は…ピザとか?好き嫌いはないから、美味しんもんだったらなんでもいいような…。ミカサは?」

    ミカサ「私は甘いものが好き。」

    ジャン「そうか!知らなかった!食堂で甘いもんでるわけねーしなあ。じゃ今日デザートも食べに行こうか////?」

    ミカサ「うん。」


  31. 31 : : 2013/11/10(日) 20:24:23
    なんかただの恋人同士にしか見えなくなってきた。

    でも私はジャンといて楽しい。自然にそう思ってる。


    そして私とジャンはお店に入って注文し、料理が来るのを待っていた。

    ジャン「もうこんな機会ないから、いろいろ聞いて…いい?」

    ミカサ「うん。」

    ジャン「ミカサってなんでそんなに巨人削げるんだ?怖くないのか?」

    ミカサ「怖い。けど、いままで訓練してきた成果だから。もっと、巨人を削いで安心させたい。」

    ジャン「ミカサはすごいな。改めて尊敬するよ。怖いどころじゃなくなったよ俺は…」

    といいかけたところで料理が届いた。食堂で出されているものとは比べられないほど美味しいそうだった。

    ジャン「すんごく、美味しそうだな!いっただきまーす!」

    ミカサ「うん。いただきます。」

    一口食べただけでも美味しいとわかる。幸せだ。

    ジャン「ほんとーに美味いな!サシャに感謝だわ!」

    ジャンは手を止めずに食べ進めている。

    ミカサ「うん。私も感謝する。」

    二人で完食し、店を出た。
  32. 32 : : 2013/11/10(日) 21:27:41
    ジャン「ごちそうさまあ!また来たいわ。」

    ミカサ「私も。あ。そう、服買いたいんだけど、付いてきてくれる?」

    ジャン「もちろん!」

    私はお店から出て少ししたところの服屋に寄った。
    店に入ってジャンがすぐ

    ジャン「これとかいいんじゃないか?」

    見てみると黒みのかかった赤いワンピースだった。正直、私も気に入った。ジャンはセンスがいいのかも。

    ミカサ「私もこれがいいと思った。買ってくる。」

    ジャン「いいのか?俺が言ったやつで?」

    ミカサ「ジャンはセンスがいい。私もこれがいいと思った。」

    ジャン「ならうれしい///」

    私はすぐワンピースを買ってジャンの元へ行った。
    ジャンはアクセサリーを見ていた。

    ジャン「この薔薇の指輪とかどう?」

    ミカサ「かわいい…。」

    ジャン「ほんとか?なら俺買ってあげるよ。俺を誘ってくれたお礼に…。」

    ミカサ「いや、悪い。私はただ…。」

    ジャン「いやいいよ!もうある機会じゃないし…」

    ジャンが最後の方なにを言ったかあまり聞き取れなかった。

  33. 33 : : 2013/11/10(日) 22:13:31
    今日はこれ以上進みません( ゚д゚)
  34. 34 : : 2013/11/11(月) 07:05:13
    ジャン「はい!これ!」

    赤くて美しい薔薇の指輪を渡してくれた。

    ミカサ「ありがとう…//」

    素直に嬉しかった。プレゼントされることなんてほとんどなかった。

    ミカサ「大切にする。」

    私は袋から出したときに

    ジャン「俺がはめてやるよ。いいか?」

    ミカサ「お願い。」

    ジャンは私の指を持ち、左手の薬指に指輪をはめた。

    ジャン「サイズぴったりだな//」

    ミカサ「とてもかわいい。」

    私は指輪をじっと見ていた。美しくて真っ赤で…。
  35. 35 : : 2013/11/11(月) 07:18:17
    ジャン「じゃあ行こうか?」

    ミカサ「うん。」

    ジャンと会話している間も指輪を見ていた。指輪からでている力のようなものに惹かれていた。

    ジャン「そういや。デザート食べるんだったよな!美味い店あるから連れてくよ!!」

    ミカサ「うん…//」

    ジャンが楽しそうにしている。私もそれを見ているだけで楽しくなるし、笑みがあふれる。ジャンが笑っているとこなんて最近は全くなかっただけに嬉しかった。

    ジャン「ここなんだけど、これもまたサシャが調査済みだから美味いぞ!」

    ミカサ「楽しみ。」

    店に入ると小洒落ていて落ち着く雰囲気な場所だった。
  36. 36 : : 2013/11/11(月) 07:30:14
    席に着き、注文をして料理が来るのを待っていた。

    ミカサ「そういえば、言うのを忘れていたんだけど。今日の夜壁内でも星が綺麗に見える。だから、見に行こう…?」

    ジャンは私が話している間徐々に顔を赤くした。

    ジャン「そ、そうなのか!?行きたい//」

    ミカサ「じゃあ行こう。」

    ジャン「星をみるのにいい場所があるからそこで見よう。」

    ミカサ「うん。」
  37. 37 : : 2013/11/11(月) 15:43:14
    デザートが運ばれてきて一口食べると久しぶりの甘さにとろけた。2年くらいは食べてない気がする。

    ミカサ「とても美味しい。」

    ジャンもうなづきながら、デザートを食べ進めた。ジャンも気にいったらしい。

    ジャン「ううう!ここは最高だわあああ!まじで美味い!」

    ミカサ「幸せそうでなにより。」

    ジャン「ミカサも、な?」

    二人で微笑んでいた。すごく楽しかった。


    時間が止まればいいのに……。
  38. 38 : : 2013/11/11(月) 15:49:24
    微かに思った。ジャンといて楽しい。これは嘘じゃない。身にしみて感じる。私はジャンの目をじっと見た。
    ジャンも気づき目が一瞬あった。

    照れる。目が合うと直視できなかった。私の方からさきに目を離した。


    これを恋というもの…なのかもしれない。
  39. 39 : : 2013/11/11(月) 16:03:05
    私とジャンはデザートを食べ終え店を出た。あたりは暗くなってきて電灯がところどころつきはじめた。

    ジャン「時間が経つのが早いな…。」

    ミカサ「本当。」

    ジャン「街から外れるけどいいか?星みることろ」

    ミカサ「大丈夫。明日は午後から訓練だし。」

    ジャン「そこまで遅くならねーから安心しろ//」

    私とジャンはより暗い道を歩いていった。周りに人はいなかった。
  40. 40 : : 2013/11/11(月) 16:16:54
    ジャン「ここだ!空を一望できていい場所だろ?」

    私はジャンの言葉を聞いて周りをみる。上を見上げると木がなく一面空だった。

    ミカサ「すごい。あの光っているのが星?」

    ジャン「そうだな。これからもっとでてくるぜ。座ってようぜ。」

    私とジャンは少し距離を置いて座った。ふいてくる風が気持ちいい。
    私は当初の目的にしていた、落ち込んでいる理由を聞いた。

    ミカサ「ジャン、最近落ち込んでた。どうした?」

    ジャンは寂しげに語った。

    ジャン「……まぁな。マルコが死んだろ?俺は毎晩泣いていた。いくら泣いても落ち着かない。でもその涙は悲しいってだけじゃねーんだ。マルコが巨人に襲われた…とは思えない。つまり104期のメンバーの誰かが殺した…。と思ってるんだ。あくまで仮説だからな。マルコは本当いいやつだけどさ、誰かの秘密とか聞いちゃったんじゃねーのかなって。ありえなくないだろ?誰だって秘密がある。けど、マルコの聞いたのは絶対知り渡ってはいけないことなんじゃねーかな。それで殺された…。俺が泣いていた理由の一つ…それが恨み…といいか、んーなんか違うんだよな。俺が助けられなかったのもある。はぁ…思い出すとまた……」
  41. 41 : : 2013/11/11(月) 16:19:40
    ジャンの目から涙が溢れた。私はそれを見てるだけ…
    なにか手助けできないのか。ジャンの仮説は筋が通ってうなづけなくはない。

    私がジャンの瞳を一回も瞬きせずに見ていたら、ジャンが

    ジャン「ミカサ…少しだけでいい……。手…繋いでくれない…か……?」

  42. 42 : : 2013/11/12(火) 14:37:13
    私は迷わずジャンの左手を両手でつかんだ。

    ミカサ「泣かないで。私も悲しい。」

    ジャンがその言葉を聞いた瞬間微かに笑った。

    ジャン「まさか、と思った。ぜってー繋いでなんかくれないと思った。改めて好きだ…ミカサ。」

    ミカサ「私も…ジャンが好き…。」

    言葉がさきに出てしまった。私はいま言ったことを思い返す前にジャンが私を見て、

    ジャン「俺…いままでで一番幸せだわ。大好きだ…」

    といい私に抱きついてきた。私もなにも考えずにジャンの後ろに手を回していた。

    私の目から涙がこぼれた。

    これが恋。

    相手を迷わず受け入れた。

    ミカサ「私も、ジャンが大好き。」

    小声でしか言えなかったがジャンには聞こたかな。
  43. 43 : : 2013/11/12(火) 14:40:13
    私とジャンはそのまま星の下で眠っていた。

    美しくて最高な一日。

    一日だけじゃ足りない。ずっとこんな日が続けばいいのに…

    あぁ、なんで世界はこんなに美しく出来ているのか。

    恋って…素敵。
  44. 44 : : 2013/11/12(火) 14:42:18
    ジャン「美しくて最高な一日。」

    と耳元で少しだけ聞こえた。
  45. 45 : : 2013/11/12(火) 14:44:23
    END

    かなり長かったのですがお付き合いいただきありがとうございました!

    今回は

    ジャンミカ

    ジャン⇄ミカサを書いてみました!

    珍しいかもですね。

    次回はまだ考え中ですがこれのジャン視点も書いていきたいと思います!
  46. 46 : : 2013/11/12(火) 14:44:53
    リクエストありましたらぜひください!

    最後まで読んでくださりありがとうございました!
  47. 47 : : 2013/11/12(火) 15:04:35
    あ、じゃあ、是非ともジャンクリの方をお願いします…
  48. 48 : : 2013/11/12(火) 15:18:16
    >>47
    了解です!構想が浮かんだら書きますね^_^
  49. 49 : : 2013/11/12(火) 17:58:08
    面白かった
  50. 50 : : 2013/11/12(火) 18:08:31
    良かったです!
    コニミカ見てみたいですw
  51. 51 : : 2013/11/12(火) 22:57:15
    >>50 コニー×ミカサですか!なかなか興味深いですね!考えておきます!
  52. 52 : : 2013/11/14(木) 03:17:51
    いいいいいーじゃないですかぁ

    すごく自然な感じで

    いつかそんなSSかきたいなぁ、と思いましたよ

    マルコ「ジャン、良かったね」
  53. 53 : : 2013/11/14(木) 05:11:42
    ごめん!すごく今更なんだけどさ…
    >>29でジャンがミカサのスカート姿見るの初めてって描写があるけど、実はジャンが初めてミカサに声かけた時ミカサはスカートはいてたんだよね……
  54. 54 : : 2013/11/14(木) 07:01:42


    >>52 ありがとうございます(^ ^)最後にマルコのセリフいれるってのも手でしたね!


    >>53 うわお!?細かいところ指摘していただきありがとうございます(^ ^)気づかずにそのままかいてました(−_−#)
  55. 55 : : 2013/12/07(土) 16:37:24
    ジャンミカ最高!(^_^)b

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