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狼男と団長さん

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  1. 1 : : 2014/08/27(水) 22:40:41
    こんばんは、どうも猫大福です。

    いつもは3DSで投稿しているのですが、今日はスマホとやらで、投稿したいと思います。(名前変えました)

    多分、カノキドです。

    投稿はのろのろ更新です。

    では、書きたいと思います。
  2. 4 : : 2014/08/27(水) 22:59:27
    カノside

    僕は先祖代々引き継がれている、狼男の子孫だとか。

    幼い頃は、狼男って何?って父さんに聞いてたっけ。

    …この欺く能力は、本当に便利だ。

    満月を見ると、狼男になるっていうのは、どうやら迷信ではなく、真実であって、皆でお月見をしたときは、直に月が見れなかったし、如月ちゃんに無理やり見せられたときは、焦ったけれど、瞬時に能力を発動したからバレなかったんだっけ。

    アジトでも、丸い物はたくさんある。

    例えば…お皿や、扇風機、目玉焼きの黄身でもなりそうになった。

    狼男になってしまうのは、丸いものを見たときと、高揚しているとき。

    狼男になると、耳と尻尾が生える。

    もしもバレたら「どう?リアルでしょ?」とでも言って、誤魔化そう。
  3. 5 : : 2014/08/27(水) 23:07:46
    アジト

    カノ「キドはさ、狼男って信じてる?」

    ここはリビング、僕とキドはソファーにもたれ掛かっている。

    キド「狼男?」

    カノ「うん、この間テレビでやっててさ」

    キド「…興味ない」

    キドはそう言うと、読んでいた雑誌に目を移した。

    カノ「もし…僕が狼男だったらどうする?」

    キド「…さぁな、知らんが…まぁ、お前が狼男だったところで、何の変わりもないだろう。」

    カノ「!…それって、僕が狼男でも、変わらず接してくれるってこと…?」

    キドは雑誌から目を離さずに言ったけど、素直に嬉しかった。

    カノ「ありがとう、キド」
  4. 6 : : 2014/08/27(水) 23:11:58
    キド「…可笑しいぞお前、それだと、まるで…お前が狼男みたいな言い方するな」

    キドは、一旦雑誌から顔を外し、僕の方を見て顔をしかめた。

    カノ「あぁ…うん、そうだね」

    僕は上手く欺けなかった。キドが言ったことは、僕に当てはまっていたのだから。
  5. 7 : : 2014/08/27(水) 23:21:43
    翌日

    モモ「皆さん!私、仕事の関係で遊園地のチケットを貰っちゃったんですけど…誰か…いりません…?」

    と、如月ちゃん元気よく言い、元気なく言い終わった。

    手には、6枚のチケットが握られている。

    コノハ「じゃあ…僕はいいや…ネギマ特売日だから」

    響也「僕もいいや、賑やかなところは苦手だし」

    ということで、遊園地に行くメンバーが決まった。

    カノ「あー楽しみだなぁ♪」ニコニコ

    キド「くれぐれも、暴走するなよ、特に如月とカノとシンタロー」

    モモ「私は大丈夫ですよっ!」

    シンタロー「おおおおお、俺も行くのかよ!」

    エネ「あったりまえですよ!ご主人!」

    マリー「わぁ~皆でお出掛け?」

    セト「そうっすよ、マリー」
  6. 8 : : 2014/08/27(水) 23:22:11
    の、七名となった。
  7. 9 : : 2014/08/27(水) 23:23:24
    続きは明日にします。

    コメントは大歓迎です!
  8. 10 : : 2014/08/28(木) 12:37:07
    当日in遊園地

    シンタロー「なぁ…なんで俺まで行かないと行けないんだよ…」

    エネ「それはですね…ジェットコースターにはカメラ機能がありまして、ご主人の無様な姿を一生残すためですよ!」ニヤリ

    流石エネちゃん、とことん言うね。
    シンタロー君、乗る前から放心状態だよw
  9. 11 : : 2014/08/28(木) 12:41:50
    マリー「セト、あれ何?」

    僕はマリーが指差す方を見た。

    そこには、ティーカップがあった。

    マリーが乗ったら、まるで不思議の国のアリスがティーカップに乗っているような図になるだろうな…

    セト「あ、あれっすか?…の、乗ればわかるっすよ!」

    あ、セト知らないんだ。

    セトと目が合った。
    僕は、頭の中でティーカップって言って、ぐるぐる回るアトラクションだよ!と言った。

    セトは心を読み、口パクでありがとうっす!と言った。
  10. 12 : : 2014/08/28(木) 22:26:24
    カノ「キド~」

    僕は後ろからキドに抱き付く。

    …と、思ったら、キドからみぞおちに肘の攻撃を受けた。

    カノ「き…キド…肘はなくない…?」ヨロヨロ…

    キド「抱きついてくるお前が悪い」

    確かに悪いかも知れないけどさぁ、キドがそんなに美人なのも悪いよね。

    カノ「まぁ、それよりもさ、折角来たんだから楽しもうよ?」

    キド「…いいだろう、折角だからな」



    カノ「キドってば、本当は楽しみだったくせに~素直じゃないね…グハッ!

    キド「黙れ」

    僕は、照れ隠しの腹パンを受ける。

    キドは本当に可愛い。

    そう、見ての通り僕はキドが好きなんだ。
  11. 13 : : 2014/08/28(木) 22:34:48
    パッと目線を上げる。

    目に入ったのは、大きく…丸い…観覧車。


    血が騒ぐ。

    それも、僕ではない何かが、いや、僕の中の獣が。

    現れる。

    僕の本当の姿。


    欺く能力がある限り、僕は本当の姿を見せられないと思っていたけれど、今は別の意味で本当の姿を見せられない。


    昔からの幼馴染みのセトにも。

    気が合う如月ちゃんにも。

    いつもからかうと石にされるマリーにも。

    ニジオタ引きニートのシンタロー君にも。

    ノリがよくて僕と似ているエネちゃんにも。


    そして…目の前にいる。僕の愛する人。キドにも。





  12. 14 : : 2014/08/28(木) 22:38:10
    と、考えている内に、耳と尻尾がはえる。

    カノ「っ!」

    落ち着け…落ち着け…僕。

    大丈夫。上手く欺けばいいんだから。

    キド「カノ?」

    !…キド、駄目だ。

    彼女は心配させてはならない人物だ。

    なんとか、バレないようにするしかない。
  13. 15 : : 2014/08/28(木) 22:41:25
    カノ「キド、どうかした?」

    キド「あ、いや…」

    …バレてないのかな?

    カノ「キド、行きたい場所ある?」

    キド「…人気(ひとけ)のない場所に行きたい」

    カノ「うん、了解団長」

  14. 16 : : 2014/08/28(木) 22:46:37
    シンタローside

    おえっ…吐きそうだ…

    俺は今、ジェットコースターに乗ったばかりだ。

    写真撮られて、エネにからかわれるし、ジェットコースターが回転なんかしやがるから、気持ち悪いし、吐いてるからか、周りの人から変な目で見られるし…

    もう、最悪だ…

    エネ「ごっしゅじーん!私、あの写真を皆さんにメールしときましたから!」

    シンタロー「は!?何しやが…うぐっ、また吐きそ…

    エネ「はっwご主人ざまぁww」
  15. 17 : : 2014/08/28(木) 22:52:26
    セトside

    本当にマリーは天使っす。

    羽が生えてるように見えるっす…

    マリー「セト!楽しかったね!今度はアレがいいなぁ~」

    あぁ…本当に可愛いっす…

    あ、ええと…マリーが指さしたのは…

    セト「…」←わからない

    能力発動

    客(あー楽しかった!メリーゴウランドまた乗りたいなぁ)

    セト「マリー、アレはメリーゴウランドっすよ、一緒に乗るっす!」

    マリー「うん!」
  16. 18 : : 2014/08/28(木) 22:57:47
    モモside

    モモ「やっぱり夏はお汁コーラ味のかき氷ですね!!」

    モモ「…バレないかな…」

    フードをしてる

    ドンッ!!

    モモ「きゃっ!」バサッ

    ベチャッ!

    お汁コーラ味のかき氷が落ちるのと同時に、モモのフードが脱げる。

    客「如月モモだ!!」

    わー!

    サイン下さい!!

    モモ「!」ダッ!!

    散々だなぁ…


  17. 19 : : 2014/08/28(木) 23:08:18
    面白い!期待!!続きまだかナ?(^∀^)
  18. 20 : : 2014/08/28(木) 23:09:39
    カノside人気のない場所

    …どうしたのかな?キド…

    あからさまに動揺してる。

    カノ「キド…?」

    キドの目、赤い…?

    キド「ふぅ…」パッ

    あ、戻った。
    つまり、今まで能力使ってたってこと?

    キド「人はいないな…お前、早くソレしまえ」

    ソレ…?

    カノ「え?何のこと?」

    キド「…しらばっくれんな、早く能力解け」

    能力?え、でも…解いたら狼男に…

    キド「早くしろ」

    カノ「ちょっとまって、キド…キドには僕がどう映ってるの?」

    お願いだから…アレだけは言わないで…

    キド「お前に耳と尻尾が生えてるように、見える。これ、この間のだろ?狼男だったらみたいな奴の」

    カノ「え、あっうん!」

    …おかしいな…僕、欺けなくなった…?

    前までは、狼男のこと隠してこれたのに…急過ぎる…
  19. 21 : : 2014/08/28(木) 23:13:21
    というより、キドが能力使って、僕のこと隠してくれてた…?

    カノ「キド、ありがとう…でも、キドには本当のこと教えとくね…?」

    …これでキドが僕のこと嫌いになっても、仕方ない事なんだ。

    いつかはそうなる運命だったのだから。

    キド「本当のこと…?」

    カノ「僕…





















              狼男なんだ」
  20. 22 : : 2014/08/28(木) 23:22:32
    …キドが僕のこと嫌いになっても、仕方ない。

    僕は、狼男。

    キドは人間なんだから。


    今までは、繋がりがあった気がした。

    仲間。絆。幼馴染み。


    全てがプツン…と切れた気がした。

    キドとの繋がりはもうない。

    粗探しをするように繋がりを探せば、無いこともないが、この大嫌いなこの能力があることぐらいだ。


    カノ「僕のこと…嫌いになっていいからね」

    カノ「もう、おせっかいな嘘つき狼男の世話なんてしなくていいんだよ」

    カノ「暴力も振らなくていいんだよ」

    カノ「からかう人もいないんだから、スカートだってはいていいんだよ」

    カノ「僕のこと…元から嫌いだろうけど…























        僕のこと…嫌いにならないで…」 

    カノ「僕のこと、忘れていいよ」

    カノ「キド、最後に一言いい?」
  21. 23 : : 2014/08/28(木) 23:25:04
    随分と強引に言ったけど、今くらいは許してくれますか?

    嘘吐きで、いつも不気味な笑顔を振り撒いている僕の話を聞いてくれますか?



    一番伝えたかったことを、伝えていいですか?
  22. 24 : : 2014/08/28(木) 23:25:48
    カノ「僕は、キドを愛しています。」
  23. 25 : : 2014/08/28(木) 23:28:05
    一番伝えたかった言葉。

    それは叶わない想い。


    狼男と、1人の少女

    今、思えばこれが初恋だった。


    キドは今、どんな顔をしていますか───?
  24. 26 : : 2014/08/28(木) 23:32:33
    キドの顔は真っ赤で、僕が見た中でも一番赤い。

    その姿はまるで、熟れた林檎のようで、美しかった。

    キド「じ、状況が上手く読み込めないんだが」

    カノ「うん、ごめんね」

    軽く謝る。

    けれど、キドには聞こえていないみたいだ。

    カノ「…さよなら、キド」
  25. 27 : : 2014/08/28(木) 23:36:03
    キドside

    そう言って、アイツは消えた。

    草原に。

    先祖が狼だからか、アイツは元々身軽だった。

    意味が解らない。


    カノが狼男で、カノは俺が…好き…で……狼男だから、と、カノは消えた。

    この真実を、皆に話すべきか…

    …皆なら、大丈夫だろう。
    仲間を大切にする奴らだ。俺が心配してどうする…
  26. 28 : : 2014/08/28(木) 23:38:06
    続きは明日にします。

    見てくれた方、とてもありがたく思います。
    これからも、どうぞよろしくお願いします。
  27. 29 : : 2014/08/29(金) 23:05:19
    まだかな(^∀^)~♪
  28. 31 : : 2014/08/29(金) 23:09:03
    >>29

    黒ずくめのわんこさんありがとうございます!
  29. 32 : : 2014/08/29(金) 23:11:35
    キドside


    そんなこんなで俺は1人先に、家へ帰った。

    カノがもしかしたら帰っているか…と少し期待しながら。

    誰もいないはずの家に、ただいまと言う。

    いつもなら、カノが返事をしてくれるが、返事はない。

    だが、書き置きが1つ。

    机の上に置いてあった。
  30. 33 : : 2014/08/29(金) 23:14:19
    皆へ

    いままで隠していたけれど僕は、狼男です。

    それに何故だか、能力も無くなってしまいました。

    なので、僕は皆といる資格はありません。

    いままで仲良くしてくれて、ありがとう。


    鹿野修哉より
  31. 34 : : 2014/08/29(金) 23:16:25
    それは、いつものカノにしては大変、簡素な物立った。

    普段、アイツは敬語など使わないし、むしろ、聞いたこともないかもれない。

    もしかすると、これが本当のカノ。

    鹿野修哉なのかもしれない。
  32. 35 : : 2014/08/29(金) 23:22:13
    キド「…くっそ……っ」ダンッ!

    壁がへこむ。

    俺が、壁に対して殴ったせいだ。

    そして、俺が何故壁を殴ったかは…


    団長なのに、1人のメンバーのことも知らずにいたこと。

    自分に対しての怒りだった。


    もう一つは、カノに対しての怒り。

    どうして相談しなかったのか。
    狼男だと、何故言わなかったのか。

    …大体わかるが、カノの口から聞きたいことは山ほどある。

    キド「…カノ……」

    俺は、憎いアイツの名前を呟くと、自室に入った。
  33. 36 : : 2014/08/29(金) 23:26:29
    あれから、約3時間が経った。

    今、カノはどうしているのか。

    ちゃんと生きているのか。

    どこにいるのか。


    キド「…」


    ガチャッ!

    モモ「ただいま帰りましたー!」

    マリー「キドー?先帰ってるの?」

    セト「カノ?いるっすか?」

    シンタロー「」ゲッソリ

    エネ「ご主人乙ですw」


    あいつらが帰ってきたみたいだ。
  34. 37 : : 2014/08/29(金) 23:36:21
    セトside


    コンコン

    セト「キド…?入るっすよ?」

    幼馴染みといっても、女の子の部屋に入るのは緊張するっすね。

    女の子と言っても、キドっすけど


    …こんなこと言ったら、カノみたいにされるっすかね…

    とりあえず、聞きたいことを聞くっす。

    セト「キド、カノの姿が見当たらないっすけど、なんか知ってるっすか?」

    と、言うと、キドは自室の机の上を指差した。

    見ると、それはカノの書き置きだった。

    セト「こ、これ…本当っすか…?」

    キドはベッドの上で小さく頷いた。

    …信じられないっす…

    あの…あの、カノが…

  35. 38 : : 2014/08/29(金) 23:40:44
    マリー「セト…?」ガチャ…

    マリーも心配なんすね…

    セト「…マリー、これ見るっす…」

    マリー「え?何…」ヒラッ…

    マリーは、顔がどんどん青くなっていった。

    マリー「こ…これ本当なの……?」

    俺と同じこと聞いてるっすよ。

    セト「多分…本当っす…」

    マリー「そんな…」
  36. 39 : : 2014/08/29(金) 23:45:29
    キドside


    マリー「皆!これ見て!!」タッ!

    おい、カノ。

    皆が心配してくれているぞ。

    お前なんかの為にな。

    それほどお前は必要とされている。違うか?


    …言っただろ、『お前が狼男だったところで、何の変わりもない』と…

    それは、皆も同じなんだ。

    お前。俺達を見くびっていたろ。


    …これは、その罰だ───
  37. 40 : : 2014/08/29(金) 23:55:31
    ───さぁ、mission開始だ。


    キド「おい、お前等集まれ」バサッ

    俺は、お前等の団長だ。

    俺は、ここの地区辺りの地図を広げる。

    モモ「いったい何ですか?」

    キド「カノを捜すぞ」

    シンタロー「…狼男か」

    エネ「電脳人間の私がいること自体不思議ですし、ありえますよね」

    マリー「カノの行きそうなところかぁ…」

    セト「どこっすかね…」

    試行錯誤する中、結局決まったのは《手分けして捜す》だった。

    4つのチームに分かれて捜すことになった。


    俺(単独)

    セト&マリー

    シンタロー(エネ)

    モモ(単独)

    だ。





  38. 41 : : 2014/08/30(土) 00:00:03
    キド「…目隠しmission開始だ」

    俺が、そう言うと。

    皆は、思い思いに返事をした。

    マリー「うん!」

    セト「了解っす!」

    モモ「はい!」

    シンタロー「おう…」

    エネ「わかりました!」




    目隠し団。これより───













    出動開始!!
  39. 43 : : 2014/08/30(土) 08:50:08
    キドside


    日が暮れてきた…

    っち…面倒だな…

    キド「…おい、カノ。『かくれんぼ』は終わりにしよう」

    …まぁ、こんなこと言っても意味が無いことは知っているけどな…

    ??「じゃあ、おにごっこしようよ」
  40. 44 : : 2014/08/30(土) 08:52:39
    俺は、パッと振り返った。

    後ろは歩道橋で、その上にカノはいた。

    キド「!」

    『おにごっこ』だと?


    …面白い…

    キド「受けて立つ!!」タッ

    カノ「そうこなくっちゃ!」タッ

  41. 45 : : 2014/08/30(土) 08:57:59
    カノは何故か角を曲がると、俺に見えるように少し立ち止まっているようで、俺がカノの姿を見失うことは一度もなかった。

    カノ「ははっ楽しいね!」タッ

    キド「…俺は疲れた」ハァ…

    もう息が切れてきたか…

    まぁ、もともと体力は無かったからな。

    キド「お前はまだ大丈夫なのか?」タッ

    カノ「んー先祖狼だしね」タッ

    …それだと、狼vs人間みたいなものじゃないか。
  42. 46 : : 2014/08/30(土) 09:08:07
    俺は立ち止まる。

    カノ「あれ?キド、もう降参?」

    能力を使う。

    カノ「キド、僕には見えるよ」

    …知ってる。

    俺はカノの目の前に立つ。

    カノ「次は…♪~♬~~

    6時のチャイムだ。

    もうそんな時間か。

    カノ「キド、もう帰ったら?暗くなってきたし」

    カノは俺に帰るよう促す。

    キド「お前も帰るなら、俺も帰る。お前が帰らないと言うのなら、お前が帰るまでお前も帰らない。」

    カノ「ええー…それって僕がキドのこと好きって知ってて、言ってるの?」

    キド「…帰るぞ」

    カノ「…迷惑かかるよ」

    キド「それでもいい」

    カノ「僕、狼男なんだよ」

    キド「だからなんだ」

    カノ「…僕は…キドが好きだけど、狼男なんだよ、こんな想い伝わらないのに、近くにいるって言うのが一番辛いんだよ…?」


    沈黙。

  43. 47 : : 2014/08/30(土) 09:24:36
    沈黙を破ったのは俺。

    キド「…お前、勘違いしてるな」

    カノ「…してないよ」

    キド「…お、俺は……カノが…カノ「キド、例え僕達が両思いだとしても、僕は狼男なんだよ?」

    キド「…男は皆、狼と言うだろ?お前とさほどかわらんだろう?だから、俺はカノが好きだ」

    俺はさらりと、告白の返事をした。

    珍しく顔が赤い。

    カノ「…能力ないときに、言わないでよ…欺けないから…」

    キド「と、とりあえず、俺はお前を必要としているんだ!だから、帰るぞ!」

    俺はカノの手を取りグイッと引っ張った。

    カノ「…うん」ニコッ

    くそっ…アイツの欺いていない時の笑顔は、俺にとっては必ず赤面するから、好きじゃない…けど、嫌いじゃない…
  44. 48 : : 2014/08/30(土) 09:25:48

    すみません、また名無しでした。
    (早く登録したい…)
  45. 49 : : 2014/08/30(土) 09:27:27
    あと、脱字です。

    珍しく顔が赤い。

    珍しくカノの顔が赤い。

    でした。すみません。
  46. 52 : : 2014/08/30(土) 16:58:48
    帰り道 カノキド注意。キドside

    カノ「僕さ、ずーっと前からキドが好きだったんだ…」

    なんだ、いきなり。
    て、照れるだろ…//

    キド「…」

    カノ「キドはさ、いつから僕のこと好きだったの?」

    予想外の質問。

    コイツ…懲りないのか?
    よし、一発蹴りを…

    カノ←真剣な顔

    うぐっ…コイツ…欺けないんだったか…?


    キド「…正直…そんなこと、お前に言われるまで考えたこともなかった。お前に言われて気付いたんだ」

    カノ「何に?」

    キド「う…そ、それは……お前が…」プルプル…

    カノ「んー?」ニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤ


    俺はカノに蹴りを入れた。

    もちろん命中。

    カノ「けほっ…まぁいいけどさ、かわりに手、繋いで帰ろうよ」スッ

    カノは左手を出す。

    俺は右手を出して、その手を掴む。

    夕日に照らされた俺は、顔が赤いことを夕日のせいにした。

  47. 53 : : 2014/08/30(土) 22:15:27
    アジトカノside

    カノ「たっだいまー!」

    「カノ!?」

    この声はセトかな?

    ガチャッ

    カノ「皆、心配させてごめんね」

    僕は、謝る。


    欺いて。

    カノ「えっと…順を追って話していくね?」


    カノ「僕は、狼男なのは皆知ってるよね、それで…能力が無くなったって言うのも、知ってると思うんだけど…」

    皆は、心配そうな顔を僕に向ける。

    僕って愛されてるぅ♪…なーんてね☆


    カノ「能力戻ったんだよね~」

    キド「は?」

    カノ「えーっとさ、僕、背丈伸びてない?」

    キドと僕が隣に並ぶ。

    すると、僕の方が高い。

    キド「は!?」

    カノ「急激な成長のせいで、能力が一時的に使えなくなったみたいなんだよね~」
  48. 54 : : 2014/08/30(土) 22:34:44
    キドside

    なっ!

    キド「それは、いつからだ?」

    カノ「うーん…多分、アジトに帰る時?」

    !…つまり…

    カノ『キドはさ、いつから僕のこと好きだったの?』

    あの、真剣な顔は…

    …と、怒りが込み上げてくる。

    キド「おい、カノ」

    カノ「ん?何?」

    ガッ!!

    俺は、また蹴りを入れる。

    カノ「もー好きだって言った仲なのにー」

    カノ、お前今なんて言った?

    皆「え!?」

    キド「」

    あぁ、バレた。

    モモ「本当ですか!?」

    マリー「キド、おめでとう!」

    キド「あ、いや…そのだな…」

    カノ「いやぁ、みんなありがとう!」

    セト「幼馴染みとしてうれしいっす!」

    エネ「ご主人?」ww

    シンタロー「…リア充爆発しろ!」




    end
  49. 55 : : 2014/08/30(土) 22:37:48
    終わりです。
    最後はシンタローが乙でした。

    いつか、番外編を書こうと思うので、是非みてもらいたいと思います。

    閲覧ありがとうございました!!
  50. 56 : : 2014/08/30(土) 23:35:20
    おおーー!番外編も期待(^∀^〃)
  51. 57 : : 2014/08/31(日) 12:03:33
    黒ずくめのわんこさん、コメントありがとうございます!
  52. 58 : : 2016/02/27(土) 00:01:05
    凄く面白かったです。
  53. 59 : : 2023/07/10(月) 10:58:50
    http://www.ssnote.net/archives/90995
    ●トロのフリーアカウント(^ω^)●
    http://www.ssnote.net/archives/90991
    http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3655
    http://www.ssnote.net/users/mikasaanti
    2 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 16:43:56 このユーザーのレスのみ表示する
    sex_shitai
    toyama3190

    oppai_jirou
    catlinlove

    sukebe_erotarou
    errenlove

    cherryboy
    momoyamanaoki
    16 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 19:01:59 このユーザーのレスのみ表示する
    ちょっと時間あったから3つだけ作った

    unko_chinchin
    shoheikingdom

    mikasatosex
    unko

    pantie_ero_sex
    unko

    http://www.ssnote.net/archives/90992
    アカウントの譲渡について
    http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3654

    36 : 2021年11月6日 : 2021/10/13(水) 19:43:59 このユーザーのレスのみ表示する
    理想は登録ユーザーが20人ぐらい増えて、noteをカオスにしてくれて、管理人の手に負えなくなって最悪閉鎖に追い込まれたら嬉しいな

    22 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:37:51 このユーザーのレスのみ表示する
    以前未登録に垢あげた時は複数の他のユーザーに乗っ取られたりで面倒だったからね。

    46 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:45:59 このユーザーのレスのみ表示する
    ぶっちゃけグループ二個ぐらい潰した事あるからね

    52 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:48:34 このユーザーのレスのみ表示する
    一応、自分で名前つけてる未登録で、かつ「あ、コイツならもしかしたらnoteぶっ壊せるかも」て思った奴笑

    89 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 21:17:27 このユーザーのレスのみ表示する
    noteがよりカオスにって運営側の手に負えなくなって閉鎖されたら万々歳だからな、俺のning依存症を終わらせてくれ

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