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ユミル「クリスタが人形を手離さない…」

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  1. 1 : : 2014/08/07(木) 20:49:06
    休暇


    クリスタ「ユミル!あの雑貨屋さんいこ!」

    ユミル「おー…なんか怪しそうなとこだな」

    クリスタ「きっとこういうところに掘り出し物があるんだよ!」

    ユミル(かわいいな~)

    ユミル「ほんじゃ入るぜ、女神様」



    クリスタ「みてみて!大きなパワーストーンがあるよ」

    ユミル「うわ、うさんくせー…」

    ユミル「七面鳥の目玉とか売ってるし…気持ち悪」

    クリスタ「でもかわいい置物もたくさんあるよ」

    ユミル「たしかに…お?」


    ユミル「なあ、この人形お前ににてないか?」

    クリスタ「どれどれ…わあ…きれい」

    ユミル「すげーリアルだな」

    クリスタ「……」ジー

    ユミル(すげー見てる…)

    ユミル「ほしいのか?」

    クリスタ「えっ!?いやそういうわけじゃ…」

    ユミル(とかいいつつチラチラみてるな)

    ユミル(よし、かってやろ!)


    ユミル「いいよいいよ買ってやるよ女神様♪」

    クリスタ「そんなつもりで見てた訳じゃないから…」

    ユミル「はいはい、おーい店員さん、これいくらだ?」


    店員「ああ、それかい?2000円だよ」※円でお願いします

    ユミル「うーん…ちょっと高えな」

    クリスタ「ゆ、ユミル!いいからほんとに!」

    店員「うーん…まあこれは実質ただで手には入ったものだし特別に500円にしてあげよう!」

    ユミル「おお!ナイス店員さん!」

    店員「はい、毎度あり!」



    ユミル「ほら、クリスタ」

    クリスタ「私もお金だすよ!」

    ユミル「いいんだよいいんだよ、そのかわりもうちょっと休日デートつきあってもらうぜ」

    クリスタ「もう…じゃあ私も今度ユミルに髪飾り買ってあげるから!」

    ユミル「サンキュー♪」



    クリスタ(私に似てる……か)

    クリスタ(吸い込まれそうな瞳…)

    ユミル「クリスタ、いくぞ」

    クリスタ「あ、はーい」

    クリスタ(大切にしよっと)

  2. 2 : : 2014/08/07(木) 21:03:36
    ユミル「なんか買い食いしようぜ~」

    クリスタ「うん!」


    ライナー「お、クリスタ!…とユミル」

    ユミル「あん?なんだよゴリラ。私は今かわいいクリスタちゃんとデートしてるんだよ」

    ライナー「まあまあ少し話すくらいいいだろ?」

    クリスタ「ライナーとベルトルトも何か買いに?」

    ライナー「ベルトルトが布をほしいといってな、つきそいだ」

    ユミル「布?なにしに?」

    ベルトルト「服に穴があいたから取り繕うと思ってね、新しいのを買うお金ももったいないし」

    ユミル「あー、なるほど」

    ライナー「ん、クリスタ、その人形どうした?」

    クリスタ「ユミルに買ってもらったの」

    ライナー「おお、奇麗だ」

    ユミル「おいおいクリスタもういこーぜ」

    クリスタ「あ、ちょ、ひっぱらないで!」

    ライナー「またな」




    宿舎


    ミーナ「わ~クリスタその人形かわいいね!」

    クリスタ「うん、ユミルに買ってもらっちゃった」

    サシャ「ユミルはクリスタにはほんと甘いですね」

    ユミル「はは、当たり前だろ?天使なんだから」

    ユミル「な、愛しのクリスタ♪」

    クリスタ「…………」ジー

    ユミル「…クリスタ?」

    クリスタ「!!」

    クリスタ「あ、ご、ごめん!聞いてなかった!」

    ユミル「おいおい私よりもその人形をかまいすぎるなよ~」

    クリスタ「あはは、ごめんごめん」


    サシャ「ではみなさんそろそろご飯にいきましょうか!」

    ミーナ「うん!」

    クリスタ「あ、私ちょっと着替えたいから先にいってて」

    ユミル「いや、まってるぜ?」

    クリスタ「いや、ほんと大丈夫」

    ユミル「おーわかった」ガチャ




  3. 3 : : 2014/08/07(木) 21:20:51
    クリスタ「………」


    私はそっと人形をもちあげる


    クリスタ「私に似てる…か」

    クリスタ(確かに金髪だし幼い感じの顔出し、作りも精巧で人間みたい)


    クリスタ「この子になら、悩みを相談できそう」

    クリスタ「もう一人の私だと思って」



    クリスタ「ねえねえ人形さん、私の悩みをきいてくださいな」

    人形「…………」

    クリスタ「私の名前はね、本当はヒストリア・レイスっていうのよ」

    クリスタ「だけどヒストリア・レイスは存在しちゃだめだから、クリスタ・レンズとして生きてるの」

    人形「………」


    クリスタ「最近ね、自分がなんだっけってわからなくなっちゃうの」

    クリスタ「みんなといつも一緒にいるクリスタは…ほんとの私とは別物で」

    クリスタ「ユミルには本当の自分を大切にしろっていわれたけど、本当の私は存在しちゃだめで……」

    人形「………」


    クリスタ「…あなたはまっすぐ私をみて話をきいてくれるわね」

    人形「………」

    クリスタ「ふふふ、いい話し相手ができたわ」

    人形「………」

    クリスタ「また、よろしくね」


    クリスタ「よし、私もご飯たべにいこっと」ガチャ

    人形「………」




    人形「クリ……ス……タ」


  4. 4 : : 2014/08/07(木) 21:24:04
    ホラーでしょうか…期待です!!
  5. 5 : : 2014/08/07(木) 21:48:00
    次の日


    クリスタ「おはよう、人形さん」

    人形「………」

    クリスタ「みんな朝ご飯を食べにいったから今は私たち2人だけ」

    クリスタ「またお話しましょう?」ニコ

    人形「…………」


    クリスタ「私ね、綺麗な死に方をしたいの」

    人形「………」

    クリスタ「みんなにとっていい人で死にたい」

    クリスタ「誰も私なんていらなかったと思われないで死にたい」

    クリスタ「どんな方法があるかな~?」

    人形「…………」

    クリスタ「誰かを守って死ぬ?…でも私なんかが守れる命なんてたかがしれてるよね…」

    クリスタ「やっぱ弱いんだよな…私」

    人形「…………」





    人形「そんな……コと…ない…よ」

    クリスタ「!!!」

    クリスタ「あれ…今……」

    人形「………………」


    クリスタ「気のせい…?」

  6. 6 : : 2014/08/07(木) 21:49:02
    >>4

    ありがとうございます!
    軽くホラー??かも
  7. 7 : : 2014/08/07(木) 22:04:04
    夜 宿舎


    ミーナ「クリスタ何してるの?」

    クリスタ「人形さんに髪といであげてるんだ」

    ミーナ「ふふ、大切にしてるんだね」

    クリスタ「うん!」

    ユミル「ありがたいな」



    ミカサ「私も…触ってみたい」

    クリスタ「はい、どうぞ」

    ミカサ「おお…案外しっかりとしたつくり」

    ミカサ「見たことないような生地でつくられてる」

    ミーナ「確かにね~貴族の物だったとかかな?」

    クリスタ「ふふ、みんなから愛されてよかったね♪」

    人形「……………」


    ミーナ「アニも触る?」

    アニ「私は…いい」


    アニ「ねえ、クリスタ」

    クリスタ「何かな?」

    アニ「私の住んでいたところに伝わる話なんだけど…」


    アニ「人形に感情移入しすぎたら乗っ取られるって話」

    ユミル「なんだなんだ?ホラーかよ」

    アニ「まあ…ほどほどにってことだよ」


    アニ「今日あんたが人形に必死に語りかけてるところみちゃってね」

    クリスタ「!!!」

    アニ「まあ、何話してるのかは聞こえなかったけど」

    ミーナ「ふふ、かわいいじゃないの」

    ミカサ「私も昔自作のエレンくん人形に毎日話しかけてた」

    ユミル「そいつはホラーだ」


    クリスタ「えへへ…あまりにも綺麗だったからつい話してみちゃったの」

    アニ「そう、悪かったね。変な話して」

    クリスタ「ううん」



    クリスタ(みられちゃったんだな…)


  8. 8 : : 2014/08/07(木) 22:10:35
    夜中 空き部屋


    クリスタ(ぬ、抜け出してきちゃった)


    私は袋から人形を取り出す


    クリスタ(ここならきっと誰もこないしみられない)

    クリスタ(宿舎からは遠いし教官のねてる部屋からも遠い)


    クリスタ「さあ、人形さん?」

    クリスタ「お話をしましょう」



    クリスタ「みんなあなたのことをかわいい、綺麗ってほめてたわよ」

    人形「………」

    クリスタ「あなたは芯から美しくてうらやましいわ」

    人形「…………」



    人形「あ……り、が…と」

    クリスタ「!!!」

    クリスタ「やっぱりあなた話せるのね!?」

    人形「………う、ん」

    クリスタ「うれしい!話し相手が本当にできたわ!」


    クリスタ「ふふ、これからも仲良くしてね」

    人形「………う、ん」


    クリスタ「じゃあ今日はもう戻りましょう」



  9. 9 : : 2014/08/07(木) 22:17:18
    朝 朝食


    クリスタ「うーん…」

    ライナー「お、どうしたんだクリスタ?」

    クリスタ「人形さんに着せ替える服とかあればいいなって思って…」

    ライナー「なんだ、人形をもってるのかクリスタは」

    クリスタ「うん、この前街で会ったときにもってたでしょう?」

    ライナー「そうだっけ…」

    ベルトルト「まあちょっとしかみてなかったしね」


    ベルトルト「でもどうしていきなり服を?」

    クリスタ「いつも同じ服じゃ汚いかなって」

    ライナー(ああ、少し幼いけど女神だ)


    ライナー「つくってやるとかどうだ?」

    ライナー「ベルトルト、お前布余ってるだろ」

    ベルトルト「いいよ、あげる」

    クリスタ「ありがと!!」


    ユミル「クリスタ~人形大事にするのもいいけど私にもかまってくれよ~」

    ライナー「はは、人形にとられるとは無様だな」

    ユミル「は!」



    クリスタ(よし、あいた時間につくろっと)

  10. 10 : : 2014/08/07(木) 22:23:48
    一週間後


    クリスタ「できた~」

    ミーナ「わあ!とってもかわいい!」

    サシャ「ベルトルト意外といい布をもってましたね…」

    クリスタ「ふふ、これでもう汚くないね」

    人形「………」

    クリスタ(皆がいるときは当然だけど喋ってくれないんだなあ…)


    クリスタ(あれから毎晩一緒にお話をしている)

    クリスタ(日に日によく話せるようになってきてとってもうれしい)


    ユミル「おいおいクリスタ、お前最近寝れてないんじゃないか?」

    クリスタ「そ、そんなことないよ」

    クリスタ「ちょっと服をつくるのに頑張りすぎちゃったのかも」


    ユミル「……そいつの服くらい買ってやるから無理すんな」

    クリスタ「ありがと、だけど折角ユミルがかってくれたんだから大事にしたいんだよね」ニコ

    ユミル「………」

    ミカサ「?」

    ミカサ「ユミル、どうかした?」

    ユミル「……別に」



    サシャ「みなさん、ねますよー!」

    ミーナ「はーい」


  11. 11 : : 2014/08/07(木) 22:31:39
    夜中 空き部屋


    クリスタ「着心地はどう?」

    人形「とっても、いい感じ」

    クリスタ「気に入ってくれてよかった」

    人形「青のフリルが、素敵」

    クリスタ「でしょでしょ?」


    クリスタ「今日ね、対人訓練の時初めてユミルの武器を奪えたんだよ!」

    人形「おめでとう」

    クリスタ「えへへ~他にはエレンがアニに羽交い締めにされてるところにライナーがとんできたの!」

    人形「ミカサかい?」

    クリスタ「正解!だんだん私の周りのことわかってきたね!」

    人形「私はあなたのことは、なんでもしってるから」

    クリスタ「うんうん!」


    クリスタ「あなたはご飯をたべるの?」

    人形「たべ…な、い」

    クリスタ「そっか~まあ、こんなおいしくないもの食べてもしかたないもんね」


    クリスタ「何かほしいものとかは?」

    人形「…………」

    人形「か…ら、だ」

    クリスタ「???」

    人形「体につけるものがもっと、ほしい」

    クリスタ「そうだね!」

    クリスタ「もっと沢山つくってあげるよ!」



    クリスタ「よし、今日はもうおやすみね」


  12. 12 : : 2014/08/07(木) 22:39:39
    次の日


    ユミル「なあ、クリスタ」

    クリスタ「どうしたの?」

    ユミル「ご飯の時まで人形つれてるのはどうかと思うんだ」

    クリスタ「だって…部屋においておくのかわいそうじゃない…」


    クリスタ「さすがに訓練の時はつれてけないけど、少しでも一人でいる時間を少なくしてあげたくて…」

    ユミル「………」

    ユミル「いいか、クリスタ」

    ユミル「そいつは生きていない、わかってるよな?」

    クリスタ「……」


    ユミル「ご飯もたべないし、服が汚れてもきにしない、汗もかかないしな」

    クリスタ「……」

    ユミル「まして喋ることなんてないんだよ、わかってるな?」

    クリスタ「………」

    クリスタ「わかってるよ」


    ユミル「ああ、だからほどほどに…」

    クリスタ「わかってるって!!!」

    ユミル「!!!」


    クリスタ「……ごめん、先もどる」

    ユミル「おい…」


    サシャ「めずらしいですね、クリスタがおこるなんて」

    ミーナ「ユミルも少ししつこすぎたんじゃ…」

    ユミル「ああ、わかってる」

    ユミル「わかってるけど……」

    サシャ「どうしたんですか?」



    ユミル「昨日の夜中な、クリスタ部屋をでていったことに気づいて後をつけたんだ」

    ユミル「それでよ、空き部屋に入っていったかと思ったらよ」



    ユミル「あいつ一人で人形と話してたんだ」

    サシャ「!!?」

  13. 13 : : 2014/08/07(木) 22:44:00
    昨日の夜 空き部屋


    ユミル(クリスタ…何してるんだ?)



    クリスタ「着心地はどう?」

    クリスタ「とっても、いい感じ」

    クリスタ「気に入ってくれてよかった」

    クリスタ「青のフリルが、素敵」

    クリスタ「でしょでしょ?」



    ユミル(一人で…会話してる?)


    クリスタ「今日ね、対人訓練の時初めてユミルの 武器を奪えたんだよ!」

    クリスタ「おめでとう」

    クリスタ「えへへ~他にはエレンがアニに羽交い 締めにされてるところにライナーがとんできた の!」

    クリスタ「ミカサかい?」

    クリスタ「正解!だんだん私の周りのことわかっ てきたね!」

    クリスタ「私はあなたのことは、なんでもしってるか ら」

    クリスタ「うんうん!」

    クリスタ「あなたはご飯をたべるの?」


    ユミル(クリスタ、頭おかしくなっちまったのか?)



    クリスタ「そっか~まあ、こんなおいしくないも の食べてもしかたないもんね」

    クリスタ「何かほしいものとかは?」


    ユミル(これは即行どうにかしねーと…)



    クリスタ「???」

    クリスタ「体につけるものがもっと、ほしい」

    クリスタ「そうだね!」

    クリスタ「もっと沢山つくってあげるよ!」


    ユミル(戻ろう)


  14. 14 : : 2014/08/07(木) 22:45:29
    人形が喋ってるところがクリスタに…これは何かあるのだろうか…(
  15. 15 : : 2014/08/07(木) 22:52:37


    サシャ「そんなことが…」

    ユミル「ああ、ほんとホラーかとおもったぜ」

    ユミル「いや、ホラーとかなしに私はクリスタがあのまま別人になってしまいそうでこわいんだ…」

    ミーナ「ユミル……」


    ユミル「できるんならあいつのもとからあの人形を離してえ」

    ミーナ「そうした方がいいかもね…訓練にも差し支えがでるかもしれないし」




    宿舎


    クリスタ「ああ、ユミルにあたっちゃった」

    人形「あなたは悪く、ないよ」

    クリスタ「ふふ、ありがと」

    コンコン


    ユミル「クリスタ、いるか?」

    クリスタ「!!!」

    ユミル「その…悪かった」

    ユミル「ただよ、心配があるなら私がきくからさ」

    ユミル「夜はしっかりねろよ」


    クリスタ「……うん、ありがと」


    クリスタ「さて、訓練にいこっかな…」

    人形「が…んばっ……て」

    クリスタ「ふふ、いってきます」


  16. 16 : : 2014/08/07(木) 23:10:21
    夜中


    クリスタ(ユミルはああいってたけど…やめられない)

    クリスタ「今日もお話ししましょう」

    人形「しましょうしましょう」


    クリスタ「今日はね、ジャンがエレンと言い合いしてたらキース教官がきちゃって」

    クリスタ「ミカサがエレンだけかばった時のジャンの顔おもしろかったな~」

    人形「ジャンは、いつもかわいそう」



    ユミル「おいクリスタ、何やってるんだ!」

    クリスタ「!!!」

    ユミル「おい、約束しただろ?夜はちゃんとねるって」

    クリスタ「だ、だって…お人形さんが寂しそうなんだもん!」

    ユミル「人形はそんなこと思わない!」

    クリスタ「思ってる!いつもお話ししたら楽しそうだし!」

    ユミル「それは妄想だ!お前が勝手にキャラづけして勝手に話してるだけだ!」

    クリスタ「違うもん!お話ししてくれるもん!!」



    ユミル「ち………」

    ユミル「そうか、この人形がいるからだめなのか…」

    クリスタ「違う!違う!!」

    ユミル「こんなやつ…買わなきゃよかった!!」ヒョイ


    クリスタ「あ!!返して!返して!!」

    ユミル「壊してやる…」

    クリスタ「嫌だ!!泣いてる!泣いてる!」


    クリスタ「やめてぇぇええええ!!!!」

    ユミル「!!?」


    クリスタは突如ユミルに向かって飛びかかる


    クリスタ「返して…返して…!!」


    そして何度も何度もユミルを蹴り、殴り、ぶつ


    ユミル「お、おいやめろ!!」

    クリスタ「返して返して返して返して」

    ユミル「クリスタ!騒いだら教官がくる!」


    クリスタ「!!!」

    ユミル「ほら、人形は返す」

    ユミル「戻るぞ」


    クリスタ「あ……ユミル、私…」

    ユミル「………」


    ユミルは何もいわず立ち去った


    クリスタ「あ……私、何して…」

    人形「……守って、く…れて」

    人形「あり……が、と」

    クリスタ「!!」


    人形「きょ……うは、いっしょ、に、ねよ?」

    クリスタ「うん!もちろん!」


  17. 17 : : 2014/08/07(木) 23:20:32



    クリスタ(ユミルひどいよ、人形を壊そうとするなんで…)


    私は今お人形をだいてねている


    人形「う……ん、ひ、ど…い」

    クリスタ(ユミルは私のことをわかってくれると思ったのに!)

    クリスタ(やっぱり私にはあなたしかいないよ!)


    人形「う……ん、わ、たし……も」




    クリスタ(もういやだ!私のことも!ユミルのことも!)


    クリスタ(こんな人生…もういや!!)



    人形「ふ……ふ、」

    人形「ふふふふふふふふふふふふふふふ」



    人形「お……や、すみ」

  18. 18 : : 2014/08/07(木) 23:29:21
    ホ、ホラー……
  19. 19 : : 2014/08/07(木) 23:32:32



    クリスタ(体が重い……)

    クリスタ(やっぱり寝不足が祟ったのかな?)


    クリスタ(ユミルにちゃんと謝らないと…)


    ユミル「クリスタ!?本当か!?」

    クリスタ(え!?何!?)


    ???「うん、この人形捨てようと思うんだ」


    クリスタ(え、誰!?私!?)

    クリスタ(誰これ、てゆーかどうして体動かないのよ!?)


    ???「ごめんね、ユミル。私どうにかしてた」

    ユミル「よかった…ほんとよかった!!」

    ユミル「私が捨てにいこーか?」

    ???「ううん、安心して、ちゃんと捨てるから」


    クリスタ(あ…持ち上げられた)

    クリスタ(私…もしかして人形になってる!?)


    ユミル「それじゃあ先ご飯いくな」

    ???「いってらっしゃい」

    クリスタ(まってユミル!!いかないで!!)

    クリスタ(私…まだあなたに!!)



    ???「クリスタ、からだ、ありがとね」

    クリスタ「!!あなたは…お人形さん?」

    ???「何百年も…閉じこめられてた」

    ???「やっと、でられた」


    クリスタ(そ、そういえば…)


    アニ『私の住んでいたところに伝わる話なんだけ ど…』

    アニ『人形に感情移入しすぎたら乗っ取られるっ て話』


    クリスタ(そんな!!嫌だ!!こんな死に方!!)

    ???「ヒストリア・レイスはいらない子」

    ???「だから私が代わりになってあげる」


    クリスタ(嫌だ…嫌だ…)


    ???「あなたの居場所…居心地がいいわね」







    ???「おしまい」
  20. 20 : : 2014/08/07(木) 23:32:58











    クリスタ(お………終わらせないわ!!)


  21. 21 : : 2014/08/07(木) 23:35:02

    もやもや好きな人はここがendで

    嫌いな人はまだ続きます
  22. 22 : : 2014/08/07(木) 23:37:23
    おぉ、待ってます…!!!こういうss大好き!
  23. 23 : : 2014/08/07(木) 23:44:04
    宿舎 男子


    ベルトルト「あれ、ライナーその人形…」

    ライナー「ああ、いいだろ?」

    ジャン「確かそれクリスタのだろ?ご飯の時までもってきてたやつ」

    ライナー「ああ、クリスタがゴミ捨て場に捨てるのをみてしまってな…」

    ライナー「ついついもってきてしまった」


    コニー「うわ、ライナー相当きもいな!」

    ライナー「だって考えて見ろ!女神が四六時中大事にしてたものだぞ!興奮するだろ!」

    ベルトルト「ライナー、もう話すのをやめようか」

    ジャン「うわ…捨ててきた方がいいんじゃね?」

    ライナー「いや、クリスタが捨てたならもう持ち主はないんだ!俺が好きにする!」


    ライナー「なあ、ジャン。お前ミカサが人形すてたら拾って大事にするだろ?」

    ジャン「お、おう…確かに」

    アルミン「そういやミカサ昔エレンの人形つくってたよね」

    エレン「え!?アレ俺だったのかよ!」

    ジャン「くそ!うらやましーんだよ!」


    マルコ「まあまあとりあえず、ご飯を食べにいこうか」

    ライナー「ああ」



    人形「………………」



  24. 24 : : 2014/08/07(木) 23:53:52
    おもしれー!

    ライナーには是非クリスタを救ってもらいたい

    ってことで期待
  25. 25 : : 2014/08/07(木) 23:55:41
    訓練


    サシャ「うーん…クリスタ様子がおかしいですね…」

    ミーナ「寝不足のせいかな…それとも人形を捨てちゃったせいで??」


    クリスタ(人形)(何これ…!私の時代こんなのなかったし!)

    キース「レンズ、今の状態で立体機動は危ない。今日は見学をしていろ」

    クリスタ「はっ!」


    ユミル「大丈夫か…?」

    クリスタ「うん!心配してくれてありがとね!」

    ユミル「………」



    アニ「……………」ジー

    ベルトルト「クリスタをみてるの?」

    アニ「いや、うん」

    アニ「気になることがあったから」

    ベルトルト「気になること?」


    アニ「ほら、故郷での怖い話でさ…」

    アニ「人形の中に魂を閉じこめられるみたいなやつあったじゃん」

    アニ「アレ思い出しただけ」

    ベルトルト「ああ、あれね…」

    ベルトルト「それだっていいたいの?」

    アニ「……そうだったら大変だね」


    アニ「それにあの人形、どうみても壁外の技術でつくったものだった」

    ベルトルト「確かに…」



    ベルトルト「今、ライナーの元にあの人形があるんだ」

    アニ「え、なんで?」

    ベルトルト「ゴミ捨て場にあったのをクリスタの私物と聞いて持って帰ってきたらしい…」

    アニ「あいつ…」

    ベルトルト「調べてみようか」


  26. 26 : : 2014/08/07(木) 23:56:12
    ライナー頑張れ!!クリスタを救ってくれ!!!!
  27. 27 : : 2014/08/07(木) 23:58:00
    ライナーか…頼りないな
  28. 28 : : 2014/08/07(木) 23:59:09
    >>27
    そんなこと言わないでもらえます?

    …いや、勘違いだったらいいんですけどね。
  29. 29 : : 2014/08/08(金) 00:02:40
    どちらかと言うとアニが救ってくれそうな気がする
  30. 30 : : 2014/08/08(金) 00:06:48
    >>29
    あ、成程…
  31. 31 : : 2014/08/08(金) 00:13:15
    ベルトルト「ライナー、君は今戦士かい?」

    ライナー「は?俺らは兵士だろ?」

    ベルトルト「………」


    ベルトルト「昔々あるところに人形職人がいました。彼はいつもひとつひとつ丁寧に手作りの人形をつくっていました」

    ライナー「お、いきなりどうした…?」

    ベルトルト「中略、彼はある日自分のつくった人形に恋をしてしまいました」

    ベルトルト「毎日彼はその人形に話しかけ、ずっと一緒にいました」

    ベルトルト「彼はその人形にいいました。
    『何かほしいものはあるかい?』」

    ベルトルト「彼女はいいました『お友達がほしいわ』」

    ベルトルト「そこで彼は人の魂を人形に閉じこめる事ができる人形をつくりだしました」

    ベルトルト「彼は近所の子供、大人、かまわず魂を閉じこめました」

    ベルトルト「彼女には沢山友達ができました」


    ベルトルト「またある日、彼はいいました『他にほしい物はあるかい』」

    ベルトルト「彼女はいいました『ええ、そうね…あなたのから「うおおおおお!!!!」


    ライナー「俺は戦士だ、その怪談はやめてくれ、ほんとに」

    ベルトルト「これは怪談っていうかおとぎ話に近いけど…」

    ライナー「怪談の方は本当に怖いからいうなよ」


    ライナー「で、どうしたんだ?」

    ベルトルト「えっとね、もしかしたらさっきいった話が本当に起きているかもしれない」

    ライナー「…………」

    ベルトルト「ライナーが拾ってきたあの人形…」

    ライナー「な…あれ、そうだったのか」

    ベルトルト「もしかしたらクリスタが人形の中身と入れ替わったのかもしれない」

    ライナー「は!?」

  32. 32 : : 2014/08/08(金) 00:16:13
    おぉ、ベルトルト鋭いな…凄い。
  33. 33 : : 2014/08/08(金) 00:28:59
    ベルトルト「アニから聞いたんだ、クリスタがあの人形に異常に虜になってたって」

    ライナー「いや、でも…あれはおとぎ話とかの話だろう?」

    ベルトルト「おとぎ話は意外と現実に起こったことをもとにしていたりするしね」

    ベルトルト「それに今日のクリスタは様子がおかしかった…」

    ライナー「なるほどな…とりあえず人形を調べてみるか?」

    ベルトルト「うん、夜に三人で集まって調べよう」


    ベルトルト「もしかして本当にあの人形に魂がやどってて、壁外の情報をもらされたりしたら大変だしね」




    夜 倉庫


    人形(私これからどうなるんだろ…)

    人形(ライナーが拾ってくれたおかげで焼かれずにすんだけど…)


    人形(そしてこのメンバーは何??ライナーとベルトルトはわかるけどアニって…)


    ライナー「おい、お前はもしかしてクリスタか?」

    人形(!!!)

    人形(ど、どうしてわかったの!?)


    人形(私はクリスタ!私はクリスタだよ!)

    ライナー「うーん…反応がないな」

    アニ「てかどうやってクリスタか調べんのよ」

    ベルトルト「話してくれたりしたらいいんだけど…」


    人形(そうだ…話せないかな?)

    人形(私があの子に魅了されていたとき、確かにユミルの言うとおり私は自分が人形になりきって話をしていた)

    人形(だけど、確実に私が喋ってると思えないこともきこえてきた…)

    人形(まあ、私の耳かおかしかったとかじゃもうおしまいだけど)


    人形(すごく念をだしたら通じないかな…)



    ベルトルト「…………」

    ベルトルト「声じゃなくて、動いた方が楽だと思うよ」

    アニ「は?何いってんの?」


    人形(なるほど…!動け!)


    人形「…………」ピク

    ライナー「おお…」

    アニ「やっぱり…何かいることは確かだね」


  34. 34 : : 2014/08/08(金) 00:46:25
    アニ「あんた、クリスタ?”はい”だったら動いて、”いいえ”だったらとまってて」

    人形「……」ピク

    ライナー「まて、嘘をついている可能性もある。悪霊とかだったらな」

    アニ「うーん…そうだね」


    アニ「クリスタ、今日のあんたのパンツの色ピンクと黒のストライプだったよね?」

    人形「……」バシバシバシ

    アニ「いてて…いきなり活発に動き出した」

    ライナー「ピンクと…黒の…ストライプ」

    ベルトルト「なんか本人ぽい反応だ…」


    ライナー「クリスタはもしかして人形にのっとられたのか?」

    人形「………」コク

    ライナー「ほんとうにあるのか…そういうの」

    アニ「戻りたい?」

    人形「………」コクコク


    ベルトルト「随分と動けるようになったね…これ以上は無理だろうけど」

    ベルトルト「話せるかな?」

    人形「……あ、…あ」

    ライナー「おお…すごい」

    アニ「話ずらそう」



    ユミル「話はきかせてもらった」

    三人「「「!!!!」」」

    ベルトルト(な、なんでユミルが…)

    ユミル「どういうメンツか知らねえけど…私も協力させてくれ!」

    ライナー「あ、ああ」


    アニ「実はね、私たち故郷近かったのかしらないけど同じおとぎ話と怪談があってさ」

    アニ「今回のことが気になって集まることにしたんだ」

    ユミル「へえ……まあどうでもいい、クリスタを助けたい」

    ユミル「今日のクリスタ…明らかにおかしかった」

    ユミル「クリスタを元に戻してやりたい」



    アニ「てかどーやってやるの?」

    ライナー「だよな…」

    ユミル「おう」

    ベルトルト「本に書いてあった事でいいなら…」


  35. 35 : : 2014/08/08(金) 00:47:24
    ねます!明日完結させます!
    進撃14巻発売日!!
  36. 36 : : 2014/08/08(金) 01:24:42
    エンドが二通り…!面白いです!そして宣伝を入れるとは素晴らしい…!笑
    期待です( ˙︶˙ )
  37. 37 : : 2014/08/08(金) 01:58:25
    話は聞かせてもらった!人類は滅亡する!

    って空目した・・・

    面白い、続き期待してる!
  38. 38 : : 2014/08/08(金) 20:40:38
    ベルトルト「精神を不安定にさせたら乗っとれるらしいよ」

    ユミル「あ?」

    ベルトルト「その本にでてくる人形は持ち主に接触することで持ち主の精神をだんだん病ませていって」

    ベルトルト「その弱った精神を無理矢理追い出してのっとるんだ」

    ライナー「詳しいな」


    ユミル「そういやクリスタはあの人形を手にしてから徐々に病んでいったな…」

    ベルトルト「クリスタなら乗っ取りやすいとか考えてたのかもね」


    アニ「まあ、とりあえず私たちはあの変なクリスタの精神を病ませればいいってわけ?」

    ライナー「見た目がクリスタなのに…」

    ユミル「本当のクリスタを取り戻すためだ、やむを得ない」


    人形(私に…できるのかな?)

    人形(身体をのっとることなんて…あの子も私をあそこまで壊さなきゃのっとれなかったのに)

    ベルトルト「強く願えばきっとできるさ」

    ユミル「そーいやベルトルさん、意外とこういうの大丈夫なんだな」

    ユミル「怪談とか冷や汗かいて怖がりそうなのによ」

    ライナー「確かに、お前そういうの苦手だっただろ?」

    ベルトルト「はは…慣れ、かな」


    アニ「とりあえず決行は明日」

    アニ「都合よく休暇だしね」

    ユミル「おう、ついでに私は街にいってあの人形がどこからきたか聞いてみるよ」

    ライナー「お、アレ街で買ったのか?」

    ユミル「は?お前もみてたじゃねーかよ」

    ユミル「クリスタもその後いってたじゃねーか」

    ベルトルト「まあとりあえず今日は戻ろう」


    アニ「人形は悪いけど男子寮にもっていって」

    アニ「あのクリスタに見つかったら困るし」

    ユミル「変なことしたら許さねえぞ、ライナー」

    ライナー「あ、当たり前だ!」



    人形(そして今日はそのまま解散)

    人形(私たちは男子寮に戻った)

  39. 39 : : 2014/08/08(金) 20:53:58
    次の日 昼


    アニ「クリスタ、少し話さないかい?」

    クリスタ「うん、いいよ!めずらしいね」

    アニ(普通に話す分には違和感ないね…)

    アニ「じゃあ倉庫にきて」

    クリスタ「わかったよ」




    クリスタ「話ってなに?」

    アニ「どうしていきなり立体機動できなくなったのかなって」

    クリスタ「えーっと…なんだか調子が悪いみたい」

    アニ「ふーん、あとあの人形どうしていきなりすてたの?」

    クリスタ「ああ…あの人形のせいでユミルと仲違いしちゃったから…」

    クリスタ「きっと今頃燃やされて跡形も無いだろうね」

    アニ「ふーん」




    アニ「それって、これ?」

    クリスタ「!!!」

    クリスタ(な、なんでここに!?)

    人形「………」

    クリスタ「なんで…もってるの?」

    アニ「それよりなんであんたが”ここ”にいるの?」

    アニ「…人形の中身さん」

    クリスタ「!!!」

    クリスタ(どうして…バレテルノ!?)

    クリスタ(とにかく…逃げましょう)



    ユミル「おっと逃がさねえよ…」ガシ

    クリスタ「ひ!?」

    ライナー「扉も塞がせてもらった」

    ベルトルト「もう逃げられないよ」

    クリスタ(こんなにも中に人がいたなんて…)


    クリスタ「ユミル!?なにをするの!?」

    クリスタ「私は人形なんかじゃない!クリスタ・レンズだよ」

    ユミル「そんなんで騙されるかよ」

    ユミル「本物のクリスタに身体を返してもらうぞ」


  40. 40 : : 2014/08/08(金) 21:09:16

    面白い!
    期待です
  41. 41 : : 2014/08/08(金) 22:15:21

    クリスタ「………」

    クリスタ「ふ~ん、どうやって?」

    アニ「あんたがクリスタにやったみたいにしてやるんだよ」

    アニ「この身体を捨てたいって思うようにね」シュッ

    クリスタ「ひ…」


    アニがクリスタの顔に寸止めで殴りかかる


    アニ「まったく…傷つけたらユミルが怒るからね」

    アニ「寸止めにするしかないけど、私もただの乙女」

    アニ「いつまで寸止めを維持できるかわからないからね…」シュッ


    クリスタ「こ、これくらいで…ひっ」

    アニ「暴れないでよ、あてちゃうよ」


    ライナー「なんか…かわいそうになってくるな」

    ユミル「おいおい同情すんな、のっとられるぞ」


    クリスタ「こ、こんな脅しじゃ私の何百年の思いは消えないわ!」

    クリスタ「絶対…絶対自由になるってきめたんだから!!…ひっ」


    クリスタ「たった一回の盗みで私は自由を失った!貴族の連中に閉じこめられた!」

    クリスタ「それから何十年、部屋にしまわれ、何百年巨人の髪の毛にからまり時をすごした!」

    アニ(か…髪の毛って)プ

    クリスタ「そしてウォールマリアが突破され、やっと地獄の日々から解放された!」


    ユミル「そうそう、この人形のこと店員さんにきいてきたんだ」

    ユミル「誰かがウォールマリアが突破された日に拾ってそれをただでもらったらしい」


    クリスタ「クリスタはいつもシニタイシニタイいっていた」

    クリスタ「こんな居心地のいいばしょをすてるなんてもったいない!」

    クリスタ「私がかわりにもらってあげるのよ、うふふふふふふふ」





  42. 42 : : 2014/08/08(金) 22:23:47
    ユミル「本当に居心地がいいと思ってんのか?」

    クリスタ「ええ、とっても素敵よ!みんな愛してくれる、かまってくれる、素敵!」




    アニ「てかあんた立体機動とかできないでしょ?成績悪かったら開拓地いきだよ?」

    クリスタ「へ?」

    アニ「開拓地にいったら地獄のような日々だね…食糧も限られる、人として扱われない、ねる場所も汚い」

    アニ「あんたのこれからの未来は絶望しかまってないけど?」

    アニ「それなら人形のままの方がよかったとか思うかもね…どうせお腹とかもすかないんでしょ?」


    クリスタ「……………………」



    ユミル「よし、迷ってる!!今だクリスタ!」


    人形(ええ!?このタイミングで!?)

    人形(だ、だけど!人形なんていやだ!)


    人形(私は…)

    人形(人間として生きたいわ!!)



    人形(私の身体……返しなさい!!)

    クリスタ「し、しまっ………」




  43. 43 : : 2014/08/08(金) 22:33:58
    すげぇ
    イケイケー
  44. 44 : : 2014/08/08(金) 22:38:29


    ─────────────
    ─────────
    ─────
    ───

    クリスタ!!

    クリスタ!!!!


    ???「な、なに…?」

    ユミル「クリスタ!お、おきたか!」

    ???「あ、あれ…ちゃんと話せてる…」


    私は自分の身体をみる

    ちゃんと、人間の身体だった


    クリスタ「私…戻れたんだね」

    ユミル「よかった…ほんとよかった!」

    クリスタ(そうだ…ユミルにちゃんとあやまらないと!)

    クリスタ「ユミル、ごめんなさい」

    ユミル「いいんだよいいんだよ!お前が無事ならそれでよ!」


    クリスタ「私…今までずっと綺麗な死に方をしたいってばかり考えてた」

    クリスタ「でも……今はね」


    クリスタ「生きたい、本当にそう思ってる」

    ユミル「!」

    クリスタ「本当の自分を…大切にしたい」

    クリスタ「今はまだ向き合えないけど…いつかは…」

    ユミル「ああ!ほんと最高だぜクリスタ!」ギユー

    クリスタ「苦しいよ…フフ」



    クリスタ「アニもライナーもベルトルトもありがとう」

    ライナー「当然な事をしたまでさ」

    クリスタ「うーん…でも、私の捨てた私物を持って帰るのはさすがに…」

    ライナー「まいったな…忘れてくれ!」

    クリスタ「ふふ…今回だけだからね」

    ライナー(ああ…結婚しよ)



    クリスタ「そうだ、この人形どうしようか…」

    ベルトルト「僕が処理しておくよ」

    クリスタ「本当?」

    ユミル「確かにベルトルさんやけに詳しかったしな」

    ユミル「本に処理方でものってたのか?」

    ベルトルト「まあね」

    アニ「そうこうしてるうちにもう日が沈んだね」

    クリスタ「戻ろっか」

    ベルトルト「じゃあ僕は処理してからいくよ」

    クリスタ「うん、ありがと」




    クリスタ(ここ何週間かいろいろあったけど…)



    クリスタ(自分自身と向き合えるいい経験だったかもしれない)

    クリスタ(みんな、本当にありがとう)







  45. 45 : : 2014/08/08(金) 22:40:12
    乙様でした!!!!感動!!!
  46. 46 : : 2014/08/08(金) 22:54:34


    …………………。





    人形(まだ、終わらないのね)

    人形(ハッピーエンドでさっさと終わらせちゃえばいいのに…)



    ベルトルト「ほんとにね」

    人形「!!!」


    人形(通じてる…?)

    ベルトルト「君も一人じゃ寂しいだろうからね…」


    そのまま私は屋根裏部屋のようなところへつれてかれる


    ???(お、なんかかわいいのがきたな)

    ???(クリスタにちょっとにてないか?)

    ???(おお、確かに)


    人形「…ヒッ」

    人形(何これ…何これ!?)


    その部屋には大量の人形が置かれていた

    どれも布と綿でつくった簡単なもの

    だけどどれも歪で…まるで恨みをこめたような…



    ベルトルト「ライナーはね…戦士のはずなのにいつも兵士化してしまうんだ」

    ベルトルト「だからね、兵士化したライナーの魂を人形に閉じこめてしまえばいいんだって思ったんだ」

    ベルトルト「昔みた、絵本みたいにね」



    ベルトルト「だけど、どれだけ魂を閉じこめてもすぐに兵士化してしまってさ…」

    ベルトルト「もう52体目になってしまったよ」

    人形(嫌だ…嫌だ…こんなところに囲まれるのなんて…!!)


    ベルトルト「じゃあ僕はまたもう一体つくらないとだめだから…」


    ???(かわいいなぁ)

    人形(嫌だ…嫌だ!!)

    ???(結婚しよ) ???(結婚しよ) ???(結婚しよ) ???(結婚しよ) ???(結婚しよ) ???(結婚しよ) ???(結婚しよ) ???(結婚しよ) 

    人形(嫌だぁぁあああああ!!!!)




    ベルトルト「はあ…また布を買わないと」





    本当におしまい

  47. 47 : : 2014/08/08(金) 22:56:15
    読んでくれた方、コメント下さった方ありがとうございました!

    ライナーめっちゃ期待されてたけど全然活躍しなくてすみませんでした!

    そして14巻、めっちゃおもしろいです!
  48. 48 : : 2014/08/09(土) 11:33:39
  49. 49 : : 2014/08/10(日) 00:57:59

  50. 50 : : 2014/08/10(日) 02:22:31
    すげぇ...

    お疲れ様です!
  51. 51 : : 2014/08/10(日) 12:28:07
    ホwラーwwwwww結婚しよwwwwww

    面白かったです!
  52. 52 : : 2014/08/16(土) 22:30:37
    ホラーのポイントおかしいwwww
  53. 53 : : 2014/08/19(火) 18:36:01
    ww最後のライナーが一番怖かったwww
  54. 54 : : 2014/09/17(水) 00:30:53
    最期のライナー怖かった。
    ベルトルさんにそんな趣味があったとは…
  55. 55 : : 2015/02/06(金) 20:59:26
    べ、べべべべべべ別ににここ怖くないしいジョバー
  56. 56 : : 2016/04/23(土) 21:44:26
    ベルベルト…
  57. 57 : : 2016/04/23(土) 21:59:17
    これって本当にはないよね?
  58. 58 : : 2016/04/24(日) 13:46:31
    結婚しよ結婚しよ結婚しよ結婚しよ結婚しよ
  59. 59 : : 2020/10/06(火) 13:18:37
    高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
    http://www.ssnote.net/archives/80410

    恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
    http://www.ssnote.net/archives/86931

    害悪ユーザーカグラ
    http://www.ssnote.net/archives/78041

    害悪ユーザースルメ わたあめ
    http://www.ssnote.net/archives/78042

    害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
    http://www.ssnote.net/archives/80906

    害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
    http://www.ssnote.net/archives/81672

    害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
    http://www.ssnote.net/archives/81774

    害悪ユーザー筋力
    http://www.ssnote.net/archives/84057

    害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
    http://www.ssnote.net/archives/85091

    害悪ユーザー空山
    http://www.ssnote.net/archives/81038

    【キャロル様教団】
    http://www.ssnote.net/archives/86972

    何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
    コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
    http://www.ssnote.net/archives/86986

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larcy6v6

くまお

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