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差異

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  1. 1 : : 2014/07/27(日) 04:51:00
    深夜のテンションって怖い……いやもう朝ですけど。

    次回作はシリーズ作品が完結してからとか宣っておきながら気づいたらなんか書いてたよ。


    注意点

    ※キャラ崩壊あり。というかそれがメイン。
    ※カップリング要素はなし。が、あえて述べればやっぱりエレクリ気味。
    ※会話文主体。心理描写少なめ。
    ※更新は遅い、かな。あくまで気晴らしなので。

    以上が許せないという方はお戻りを。

  2. 2 : : 2014/07/27(日) 04:52:54
    scene1

    《ミカサ・アッカーマン(幼年期)の場合》


     目が覚める。


    いつのまにかベッドに入り込んでいるミカサを蹴り落とすことから俺の朝は始まる。


    エレン「……」ゲシッ

    ミカサ「! んっ……もっと……」


    エレン「……」ドゲシッ

    ミカサ「っ……ああ、朝からエレンに蹴られるなんて……なんてご褒美! なんて幸福!」


    全力でこいつを壁の外に放り投げたい衝動に駆られた俺はおかしくない筈。


    ミカサ「もっと! もっと蹴ってエレン! 踏みつけてもいい! ただしその場合は靴下を履いて私を見下ろしながら蔑むような目線を付け足してほしい」ハァハァ

    エレン「……」


    お医者さん、呼んでこないと。

    あ、父さん医者だった。

  3. 3 : : 2014/07/27(日) 10:04:29
    scene2

    《アルミン・アルレルト(幼年期)の場合》


    アルミン「あ、エレン! こっちこっち!」

    エレン「悪いアルミン、ちょっと変態の相手してて出るのに手間取っちまった」

    アルミン「あー、それはご愁傷さま。ミカサのドMにも困ったものだよね……っと、そんなことより見てよエレン! またお爺ちゃんの部屋から新しい本見つけたんだ!」

    エレン「へぇ、今度こそマシなやつなんだよな」

    アルミン「大丈夫、きっとエレンも気に入ると思うよ」スッ


     『穴がない? おいおい、お前のケツは飾りかい?』


    エレン「……」

    アルミン「見てよこのヤオイ本! この斬新なタイトル! 表紙に書かれてる男の人の肉体美! まさに至高の逸品だよ!」

    エレン「嗜好の一品だな」 

    アルミン「これを読めばきっとエレンもわかる筈さ。男×男という世界の素晴らしさを!」



    誰でもいい。医者を呼んできてくれ。

    父さん? ……もう手遅れだ。

  4. 6 : : 2014/07/28(月) 05:32:43
    scene3

    《ライナー・ブラウン(訓練兵時代)の場合》


    ライナー「よおエレンきゅん」

    エレン「……ライナー、か。何か用か?」

    ライナー「おいおいエレンきゅん、何度も言わせるな、俺を呼ぶ時はライ子かライちゃんと」

    エレン「寝言は死んでから言え“女装野郎”」

    ライナー「もうエレンきゅんったら、いつになったら俺にツンじゃなくてデレを見せてくれるんだ?」

    エレン「ツンもデレもお前には見せねえよ」

    ライナー「ふふ、そう言っていられるのも今のうちだぞ♪」


    そう言った奴の視線の先は……俺の尻……。


    エレン「……」ダッ


    身の危険を感じた。

    身の、危険を、感じた。

  5. 8 : : 2014/07/28(月) 20:09:16
    scene4

    《ベルトルト・フーバー(訓練兵時代)の場合》


    エレン「……ベルトルト? 何してるんだ?」

    ベルトルト「! ああ、エレンか。さっきからアニを探してるんだけど見つからなくて。君は見かけなかったかい?」

    エレン「知らないな。あと頭に被ってる女物のパンツは棄てておけ」

    ベルトルト「はははっ、何を言ってるんだいエレン。これは僕が長年かけて手に入れたアニの〇〇付きのパンティーだよ? 被らないのは失礼じゃないか」

    エレン「お前いっぺん死んでこいよ」

    ベルトルト「ふっ……いつか君にも判る時がくるさ。女の子のパンティーの素晴らしさが!」

    エレン「お前いっぺん死んでこいよ」


    こいつとアルミンを一緒にしてはいけない。

    何故かそう思った。


  6. 9 : : 2014/07/29(火) 04:48:18
    scene5

    《ジャン・キルシュタイン(訓練兵時代)の場合》


    ジャン「おいおい、何しけた面してんだよ死に急ぎ野郎。あーわりぃ、しけた面してんのはいつもだったな」

    エレン「……ジャンか。お前も……いや、いいや」

    ジャン「? なんだか知らねえが、いつまでもそんな面晒してんじゃねえぞ。目障りだからな」

    エレン「ああ、そうだな。……お前も、いつまでも全裸でいるのはやめた方がいいぞ。風邪引くから」

    ジャン「へっ、俺はお前と違って鍛えてるからな。三日や四日裸でいようが風邪なんて引かねえよ!」

    エレン「……」

    ジャン「んじゃ、俺はちょっくらミカサに会いに行ってくるからよ。精々いつまでもしけてることだな」スタスタ

    エレン「……」


    今日であいつの全裸も五日目か……。

    風邪薬、医務室まで取りに行こう。

  7. 10 : : 2014/07/29(火) 18:03:03
    scene6

    《アニ・レオンハート(訓練兵時代)の場合》


    アニ「……」

    エレン「アニ」

    アニ「! ……ああ、あんたか。私に何か用かい?」

    エレン「ベルトルトがお前のこと捜してたぞ」

    アニ「ベルトルトが? ……ふうん」

    エレン「? 行かないのか?」

    アニ「いいさ。どうせいつものアレだろうし、放っておいても問題ないよ」

    エレン「そうか……じゃあ俺はこれで──」

    アニ「待ちな」ガシッ

    エレン「……なんだよ」

    アニ「少し付き合いなよ」

    エレン「嫌だよ」

    アニ「……へえ、私みたいな女とは話したくないって訳?」

    エレン「少なくとも頭に男物のパンツ被った奴とは話す趣味はないな」

    アニ「クリスタとはよく話してるじゃないか」

    エレン「だって唯一の癒しだし。頭にパンツなんか被ってないし」

    アニ「ま、その気持ちも判るけどね。ここにいる奴ら、揃いも揃って変態変人ばっかだし」

    エレン「その筆頭が何言ってやがる」

    アニ「心外だね。私のどこが変態なんだい」

    エレン「頭、頭」


    ……近頃胃が“さらに”痛くなってきた気がする。

    しかし自覚がないっていうのも恐ろしいな。

    いや、自覚されても困るんだけど。


  8. 11 : : 2014/07/29(火) 20:12:19
    scene7

    《コニー・スプリンガー(訓練兵時代)の場合》



    エレン「……」ハァ

    コニー「ん? エレンじゃねえか。何ため息なんかついてんだよ」

    エレン「ああ、コニーか……いや、そんな大したことじゃないから、気にしないでくれ」

    コニー「そうか? ならいいけどよ……ああそうだエレン、お前に訊きたいことあるんだけど、いいか?」

    エレン「ん?」

    コニー「人間ってどうして生きてるんだと思う?」

    エレン「…………あー、なんだ、えっと、それはどういう……」

    コニー「いや、ふと思ったんだけどよ。俺達は今こうして生きてるだろ? けどよ、今自分は生きている、なんて毎秒考えながら生きてる奴なんていないだろ? 少なくとも俺はそうだ」

    エレン「……まあ、そうだな」

    コニー「だろ? でも俺達は生きている。生きようとしている。不思議だよな」

    エレン「むしろ何故お前が今このタイミングでそんな話を切り出したかが甚だ不思議なんだが。今は飯時だろ、飯食えよ」

    コニー「最初に言ったろ、ふと思ったって。俺だってなんでこんな話をしたのかわかんねえよ」

    エレン「……そのふと何かを思い付く癖やめた方がいいぞ」


    この前は座学の教官にどうやったら森羅万象を操れるかなんて聞き出したしな、こいつ。

    アルミンが言うには……なんだっけ、ちゅーにびょう? だっけか。

    よくわからん。

  9. 12 : : 2014/07/30(水) 17:37:22
    scene8

    《サシャ・ブラウス(訓練兵時代)の場合》


    サシャ「……」ゴソゴソ

    エレン「ん、サシャ? 何やってんだ」

    サシャ「!? エ、エレン!? あ、いえ、これはその……」

    エレン「……それ、さっきの昼飯のパンか? 食べなかったのかよお前」

    サシャ「いや、これは、そのぅ……」

    エレン「……どっちにしろ、教官にバレたらまずいぞ。今ならまだ訓練にも間に合うだろうし、食べちまえよ」

    サシャ「だ、ダメですよ食べるなんて! これは……あっ……」

    エレン「これは?」

    サシャ「…………これは、ですね……」ゴニョゴニョ

    エレン「なに? なんだって?」

    サシャ「だ、だからですね! これは……わ、ワンちゃんに……」

    エレン「……ワンちゃん? それって犬のことか?」

    サシャ「う、そ、そうですよ。女子寮の近くで見つけて、すごくやつれてて、それで……」

    エレン「あー、何となく理由は判った。けどなあ、それでお前が満足に動けなくなったら意味がないだろ。最近元気ないってクリスタが言ってたぞ」

    サシャ「だ、だって……目の前でお腹空かしてたら、見捨てておけませんよ。私は“一日二日食べられなくても”平気ですし」

    エレン「……とりあえず、それは食べておけ。午後からの訓練についていけなくなるぞ」

    サシャ「うっ……で、でも……」

    エレン「……今日の俺の晩飯からも少し分けてやるから。それでいいだろ」

    サシャ「! ほ、本当ですか──っ、あ、ありがとうございますエレン!」

    エレン「わかったならとっとと食え」

    サシャ「は、はい!」モグモグ


    サシャ(フフフ、愚かですねエレン。普通に考えて訓練所に犬が迷い混む筈がないでしょう。たとえ犬がいたとしても私の貴重な食糧を与える筈がないじゃありませんか。くふっ、これで今日の晩御飯が増えますね!)


    ……とか思ってんだろうなぁ。ったく、これで何回目だよこの手口は。前は猫だったっけ。

    まあ、今日は確か俺の嫌いな人参が出た筈だし……ちょうどいいか。
  10. 13 : : 2014/07/30(水) 17:38:29
    scene9

    《ユミル(訓練兵時代)の場合》


    ユミル「……」オロオロ

    エレン「……何してんだ」

    ユミル「ひゃっ!? あ、エ、エレンか。お、脅かすなよなっ」

    エレン「わりぃ。それでユミルは何してんだよ」

    ユミル「わ、私は、クリスタを……捜し、てて……」アワアワ

    エレン「……お前、まだその恥ずかしがり屋なところ治らないのか?」

    ユミル「し、仕方ないだろ! 恥ずかしいもんは恥ずかしいんだよ!」

    エレン「あのな、俺達もう一年はこうして顔合わせてるんだぞ。初対面ならまだ判るが、いい加減慣れないもんか?」

    ユミル「う……わ、私だってな、好きで恥ずかしがってる訳じゃないんだぞ……でも、どうやっても治んなくて……」ウル

    エレン「何も泣くことはないだろ……あー、俺が悪かった。俺が悪かったから泣き止め、な?」ナデナデ

    ユミル「うー……」グスッ

    エレン「……」ナデナデ


    ほんと、見た目と中身との差が激しいんだよな、こいつ。

    アルミン曰く、ギャップ萌えだとかなんとか。

    ……うん、やっぱりよくわからん。

  11. 16 : : 2014/08/06(水) 20:03:51
    scene10

    《クリスタ・レンズ(訓練兵時代)の場合》


    エレン「はぁ……おっ」

    クリスタ「!」

    エレン「よ、クリスタ。何してんだ?」

    クリスタ「(*´ω`*)」

    エレン「馬術がうまくいったお礼をしに馬小屋に行くって? 相変わらず馬が好きだなー、お前は」

    クリスタ「(´・ω・`)」シュン

    エレン「いや、別に嫌いじゃないけどよ……ていうかクリスタ、自分のこと卑下しすぎだろ。馬術以外も頑張ってんだろ? 最近成績伸びてきたみたいだし」

    クリスタ「!」ガッツポ

    エレン「……お前、きゅ、急に恥ずかしいこと言うなよ……まあ、そう言ってもらえるのは素直に嬉しいけどさ。俺よりもっと見本になるような奴は沢山……」

    クリスタ「(´・ω・`)?」シュン

    エレン「…………、判ったよ。じゃあ俺もこれからもっと頑張んなきゃな」

    クリスタ「(*´ω`*)」クイクイ

    エレン「ん、なんだよ……あー、さっきのやつ見てたのか……ったく」ナデナデ

    クリスタ「♪」


    ……ああ、癒される。

  12. 17 : : 2014/08/07(木) 05:15:18

    クリスタ「?」クビカシゲ

    エレン「ん? なんでため息ついてたかって? ……いつものあれだ、あれ」

    クリスタ「(^_^;)」

    エレン「ああ、本当、なんなんだろうな。俺の周りには変態達しか集まらないのか……ああ、クリスタは別だぞ。あとはユミルに……まあ、サシャとコニーもまだマシかなあ。他の奴等はクリスタの方からもいろいろ言って貰ってるけど、あんま効果無さそうだし」

    クリスタ「(´・ω・`)」ショボン

    エレン「いや、お前が落ち込むことねえよ。むしろ誉められるべきだ」

    クリスタ「?」クビコテン

    エレン「なんでって……。実際、『変態衆』の仲間入りしそうだったマルコや『ドM同盟』に加盟しかけたミーナを寸前で……限り無くアウトだった気もするが、まあ引き留めてくれただろ? あれだけでも俺の胃には充分効果はあったから」

    クリスタ「……?」

    エレン「医務室から胃薬とか貰ってるし、当分は大丈夫。ただ教官からはあまり無茶するなって言われたよ……全裸で」ハハッ

    クリスタ「……」ナデナデ

    エレン「……。サンキュ。こうやって慰めてくれるのもクリスタだけだ」

    クリスタ「……!」ムンッ

    エレン「え? お前がどうにかするって……? いや、でもあいつらはお前が思ってる以上に変態だぞ? ミカサなんか昔とは手がつけられないくらいのドMっぷりを発揮してるし」

    クリスタ「……!!」

    エレン「……、わかった。ただしあんま無理するなよ?」

    クリスタ「(`・ω・´)ゝ」ラジャ

    エレン「ハハッ、けど本当に無理するなよ? ……それじゃ、そろそろ寮に戻るか」

    クリスタ「……」コク


    ……。


    天使、だなあ。

  13. 18 : : 2014/08/08(金) 15:32:29
    scene11

    《ミカサ・アッカーマン(訓練兵時代)の場合》


    ミカサ「おはよう、エレン」

    エレン「ミカサか……ああ、おはよう」

    ミカサ「突然なのだけれど、話がある」

    エレン「……また殴ってくれとか蹴ってくれとか罵ってくれとかじゃないよな。嫌だぞ朝っぱらからんなことするの。朝じゃなくても嫌だけど」

    ミカサ「実に魅力的な提案だけれど、今日はそのことじゃない」

    エレン「提案してねえから」

    ミカサ「……実は昨日、クリスタと話をした」

    エレン「クリスタと……?」

    ミカサ「そう。近頃エレンの愛の鞭が心なしか弱くなってきていたと思い、私からクリスタに相談した。クリスタは、エレンは最近心身共に疲れている、と言っていた」

    エレン「愛の鞭じゃねえよ」

    ミカサ「それで、本当なの?」

    エレン「……まあ、そうだな」

    ミカサ「どうして私に相談してくれなかったの」

    エレン「元凶の一角が何を言うか」

    ミカサ「……ごめんなさい、エレン」

    エレン「……なんだよ急に」

    ミカサ「クリスタに怒られた。エレンが胃を痛めて夜な夜な枕を涙で濡らしているのは、私が無理難題をふっかけているからだと」

    エレン「……枕?」

    ミカサ「そこで私は自分の過ちに気がついた。……私は、今まで自分のことしか考えていなかった。『ドM同盟』を立ち上げ、同志を増やし、エレンに毎日罵ってもらえれば、それがエレンの幸せにも繋がると思っていた」

    エレン「支離滅裂すぎて何も言えないんだが。何がどうなったら『ドM同盟』から俺の幸せに繋がるんだよ」

    ミカサ「しかしそれは違った。それは所詮、私の自己満足に過ぎなかった……。私の欲求が、願望が、エレンの為にもなると都合のいいように解釈して──私は、気づかない内に貴方を傷つけてしまった。ごめんなさい」

    エレン「いや、分かってくれたんならいいんだけどさ」

    ミカサ「……ありがとう、エレン」


    エレン(……すげえなクリスタ。あの“ドMの狂戦士”とまで呼ばれているミカサを改心させちまったよ。一体何をしたんだあの癒しっ子は……)


    ミカサ「それでエレン、私は今回の反省を活かし、自分を変えてみようと思う」


    エレン(しかし、これで俺のストレスの原因の一端が崩れた。これで三日置きで医務室に通ってたのが週一くらいにはなる筈)





    ミカサ「今度からはドMだけでなく、Sの方も極めていくつもり」

    エレン「まあ待て焦るな」

  14. 19 : : 2014/08/08(金) 20:42:19
    エレン「何がどうしてどうなったらそういう結論に至った。分からねえぞ、頭の先から爪の先まで理解が追い付かねえぞオイ」

    ミカサ「クリスタは言っていた。一方的な感情の押し付けは迷惑でしかないと。ならば、私がSも極め、SMの両刀使いになればいいと考えた」

    エレン「いや違うから。クリスタの言いたかったのはそうじゃなくて……」

    ミカサ「分かっている。MからSに転じる……ましてや両立するのは並大抵のことではないということは」

    エレン「分かってねえよ。何一つ分かってねえよ」

    ミカサ「だから私は秘密裏に活動している『ドSでパンツを愛でる会』のトップであるアニに接触し、手を取り合うことにした」

    エレン「ちょっと待て、いい加減俺の頭で理解できる許容量をオーバーしそうなんだが。ついでに俺の胃は既に痛みを訴えてきているんだが」キリキリ

    ミカサ「“ドSの先導者”であるアニの下で修行を積めば、私は新しい世界へと旅立てる。そう確信している」

    エレン「そのまま現世から旅立ってくれ。わりと切実に」

    ミカサ「だから安心してエレン。道は見えた。私はもう大丈夫」

    エレン「…………」

    ミカサ「? どうしたのエレン、急に机に突っ伏して」

    エレン「…………うー、あー」


    クリスタァ……。


    誰でもいい、誰でもいいからあの癒しっ子を連れてきてくれ。


    もうもたないよ。いろいろと。







    クリスタ「…………」チラッ



    ミカサ「エレン?」

    エレン「うぅ……クリスタァ……」



    クリスタ「…………」



    クリスタ「あはっ♪」


  15. 20 : : 2014/08/09(土) 03:39:53
    scene**

    《※※※タ・※ン※の       》




    …………。

    あはっ、あは、アハハハハハハ!

    ああエレン、エレンエレンエレンエレン!

    私のエレン! ああっ、あの苦しむ顔が堪らない! 可愛いよエレン。今すぐに抱きついてキスの雨でも降らしたいくらい。もっともっと歪ませたい追い詰めたい苦しめたい!

    泣いてる顔も良かったなぁ。ああ、毎夜毎夜苦痛に歪めるあの表情。私だけが知るエレンの顔。私しか知らない! 私だけのもの!

    ああ、どうしたらもっと貴方のそんな顔を見れるかな。

    ミカサを歪めた程度じゃあ駄目ね。いっそ関わりのある奴みんな壊しちゃおっか。うんそうしよう!

    狙うならユミルにコニーにサシャね。気休め程度だけどエレンを安定させてるし……アハッ、どうやって壊そうかなぁ。盛大に狂わせた方がエレンは苦しむよね。悲しむよね。落ち込むよね。そうだよねエレン。

     みんな狂わして私にすがり付くエレン……あはぁ、想像しただけでよがり狂っちゃいそう。

    そうだよ、みんなみんな壊れて狂っちゃえばいいんだ。そうすればエレンはもっと私の元に来てくれるようになる。私に構ってくれるようになる。私だけを見てくれるようになるんだ。

    ……あれ? 待って。そんな面倒なことしなくても、全員消しちゃった方がもっと早くエレンを私のものにできるんじゃないかな。

    うん、そうだよ、そうだよ、その通りだよ。そっちの方が明らかに手っ取り早いじゃない。

    あ、でもなあ、それだとエレンの苦しむ過程が見れないか。エレンの苦痛で狂気で歪みに歪んで歪みきっちゃった顔……ああっ、きっと可愛いんだろうなぁ。濡れちゃうくらいに。


    どうしよう、迷うなぁ、迷うなぁ。


    でも大丈夫だよね。時間はまだたっぷりあるんだもん。いざとなったら監禁して四肢を鎖で繋げればいいし。ふふっ、それもまた気持ち良さそうだなぁ。肌にくい込む鎖、焦燥しきって今にも死にそうなエレン…………アハ、いいかも。




    エレン。

    私のエレン。

    私だけのエレン。


    安心して。私は貴方の味方だよ。何があっても離れない。離してやるもんか。


    誰にも渡さない。誰にもあげない。エレンは私だけのものなんだ。私とずっと一緒にいるんだ。



    ずうっと、ずうっと。貴方は私だけのモノ。



    ずうっと、ずうっと。



    ね? エーレン。




    アハッ♪




    『差異 END……?』
  16. 21 : : 2014/08/09(土) 19:12:13
    どうも、作者です。


    『差異』はこれにてエンドです。読んでくれた読者の皆様、ありがとうございます。


    もともと超短編、作者の息抜きで執筆していた作品なので、これ以降の展開は考えていません。妄想くらいはしてましたけど。


    もし気が向けば続き……後日談を書くかもしれませんが、今のところその予定はありません。


    では。

  17. 22 : : 2014/08/10(日) 13:12:34
    読みやすく、面白かったです!
  18. 23 : : 2014/08/10(日) 15:33:27
    とても刺激的なお話でした。
    お疲れ様です!(*´∀`*)ノ
  19. 24 : : 2014/09/07(日) 11:00:40
    NISIさんとこのクリスタはやっぱりNISIさんのとこのクリスタ(ドS)だった(諦め)
  20. 25 : : 2017/12/04(月) 23:13:30
    みんな怖い
  21. 26 : : 2017/12/16(土) 13:29:50
    クリスタサイコパス?
  22. 27 : : 2020/10/06(火) 13:59:20
    高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
    http://www.ssnote.net/archives/80410

    恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
    http://www.ssnote.net/archives/86931

    害悪ユーザーカグラ
    http://www.ssnote.net/archives/78041

    害悪ユーザースルメ わたあめ
    http://www.ssnote.net/archives/78042

    害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
    http://www.ssnote.net/archives/80906

    害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
    http://www.ssnote.net/archives/81672

    害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
    http://www.ssnote.net/archives/81774

    害悪ユーザー筋力
    http://www.ssnote.net/archives/84057

    害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
    http://www.ssnote.net/archives/85091

    害悪ユーザー空山
    http://www.ssnote.net/archives/81038

    【キャロル様教団】
    http://www.ssnote.net/archives/86972

    何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
    コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
    http://www.ssnote.net/archives/86986

    http://www.ssnote.net/categories/%E9%80%B2%E6%92%83%E3%81%AE%E5%B7%A8%E4%BA%BA/populars?p=38

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