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進撃の巨人Another 第16話 『選ぶ』 ――憲兵団配属編 No.8――

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  1. 1 : : 2013/11/04(月) 10:34:46

    進撃の巨人Another 第16話 『選ぶ』

    ――憲兵団配属編 No.8――


    ――――トロスト区滞在 2日目(配属15日目)――――

    ユーク「昨日も話したけど、街の復興がまだまだで訪れる場所もそんなにないね」スタスタ

    アニ「そうだね、でも今日は、2人と会うんでしょ?」トコトコ

    ユーク「あぁ、連絡手段がないから、どこにいるやら」

    アニ「訓練兵舎とか、調査兵団本拠地とか、順に回ってみる?」
  2. 2 : : 2013/11/04(月) 10:35:45

    ユーク「案外、そこら辺で、復興工事を手伝わされていたりしてな」ハハハ

    アニ「でも、その可能性は低いんじゃない?」

    アニ「今は、次の壁外調査の為の作戦会議で毎日大変だとか、ミカサも言ってたし」

    ユーク「例の手紙で?」

    アニ「うん。基本的に午前は、兵法講義で索敵陣形のフォーメーションを覚えることに
       時間を費やして、午後からは、馬術訓練と立体機動をメインに訓練してるんだってさ」

    ユーク「なるほどね。壁外だし、それらを重点的に訓練するのは、大事な事だ」フムフム
  3. 3 : : 2013/11/04(月) 10:36:16

    アニ「流石に、索敵陣形の事までは、聞けなかったよ」

    ユーク「その判断は正しい。あまりにしつこく追及すると、途端に怪しまれるからな」

    アニ「うん、そうだね」

    ユーク「じゃあ、訓練兵舎から順に回ってみるかい?」

    アニ「そうしようか」


  4. 4 : : 2013/11/04(月) 10:37:27

    ――――訓練所――――

    ユーク「着いた」ピタッ

    アニ「ここも解散式以来だね」シミジミ

    ユーク「トロスト区内だから、到着にそんなに時間も掛かってないわけだが」

    アニ「今は、誰かいるのかな?」キョロキョロ

    ユーク「とりあえず、まずは教官の所へ、挨拶に行くべきじゃないか?」

    アニ「そうだね。もう卒業した身だし、無断で徘徊するのは、不躾だよね」

    ユーク「…今年も、居るんだよな?」

    アニ「…多分、この先もずっとね――――」


  5. 5 : : 2013/11/04(月) 10:37:56

    ――――教官・職員室――――


    コンコンコン


    「む?宜しい、入りなさい」


    ガチャ


    ユーク「失礼します」ペコリ

    アニ「…失礼します」ペコリ
  6. 6 : : 2013/11/04(月) 10:38:20

    キース「おお!久しぶりだな、2人とも」

    ユーク「はい、2週間ぶりですね。ご無沙汰しておりました」バッ

    アニ「……」バッ

    キース「宜しい、直りなさい」スッ

    ユーク「はい」スッ

    アニ「……はい」スッ
  7. 7 : : 2013/11/04(月) 10:38:35

    キース「…それで、今日はどういったご用件だ?」フフ

    ユーク「はい、久しぶりに訓練所を見て、思い出に浸りたくなりまして」

    アニ「……」

    キース「…そうか、先日のトロスト区奪還戦、辛い思いもしただろう」

    ユーク「……はい」

    アニ「……」ジッ
  8. 8 : : 2013/11/04(月) 10:38:55

    キース「だが、貴様の活躍は、耳に届いている。カロライナとボットを救出したそうだな」

    ユーク「はい、運よく間に合いました」

    キース「助かったことには、変わりはない…よくやったな」

    ユーク「…はい、お褒めの言葉、ありがたく頂戴致します」バッ

    キース「...直りなさい」

    ユーク「ハッ」スッ
  9. 9 : : 2013/11/04(月) 10:39:19

    キース「ふふ、掛け声と敬礼が1テンポずれていたぞ?」クス

    ユーク「ははっ」クス

    キース「貴様があの経験を経ても尚、元のままで安堵したぞ」

    アニ「......」

    キース「ふふ、レオンハートも変わらず、いい目をしている」

    アニ「...ありがとうございます」
  10. 10 : : 2013/11/04(月) 10:40:34

    キース「貴様ら精鋭の士気が落ちていなくて、本当にホッとしている、今のところはな」

    ユーク「今のところ...とは?」

    キース「...憲兵団の実態は、その眼で見たな?」

    アニ「......」

    ユーク「......はい」

    キース「...それでも尚、やはり憲兵団に居続ける覚悟はあるか?」
  11. 11 : : 2013/11/04(月) 10:45:00

    ユーク「……」

    アニ「……」

    キース「トラス、レオンハート、そしてこれから配属されるボット」

    キース「貴様らの事は私も認めている。だから…決して腐らないと、誓ってくれるか?」ジッ

    ユーク「はい、私達も信念を貫き通す覚悟を決めて、選んだ道です」

    アニ「...はい」
  12. 12 : : 2013/11/04(月) 10:45:26

    キース「...そうか、それを聞いて、安心した。ありがとう!」

    ユーク「こちらこそ、信用していただき、ありがとうございます」

    アニ「...ありがとうございます」

    キース「...少し、話が逸れたな。すまない」

    ユーク「いえ、この後の人生を左右する、大事なお言葉でした」

    キース「ははは、ありがとうな。それでこの後は、兵舎を見て回るのか?」
  13. 13 : : 2013/11/04(月) 10:46:50

    ユーク「はい。少し思い出に浸って、心の傷を癒すつもりです」

    アニ「......」

    キース「そうか、ならば許可しよう」

    ユーク「ありがとうございます!」

    アニ「ありがとうございます」

    キース「強い意志を持つ貴様ら2人だから、私は信用はしている」
  14. 14 : : 2013/11/04(月) 10:47:16

    キース「しかし決して、感傷に飲み込まれない様、気を付けることだ」

    ユーク「はい、注意します。しかし」

    キース「ん、なんだ?」

    ユーク「…今は2人なので、その辺は大丈夫です」ニッ

    アニ「......」ジッ

    キース「...そうか、杞憂だったか」
  15. 15 : : 2013/11/04(月) 10:48:01

    ユーク「はい。それでは、行って来ます。帰りには、またここへご挨拶に来るつもりです」

    キース「私もまだここに居るつもりだ。帰る際に一言でいいので、声を掛けるように」

    ユーク「ハッ、では、失礼します」バッ

    アニ「...失礼します」バッ


    ガチャ バタン

    スタスタ スタスタ


    キース「2人とも、良い顔つきだったな」

    キース「しかし心の奥底では、何かを抱えているようでもあったようにも、見受けられる」
  16. 16 : : 2013/11/04(月) 10:48:24

    キース「...だが、もう私が口を出す事でもないか」フゥ

    キース「彼等の様な立派な若者が、ここを巣立っていくのを、こうやって確認できることが」

    キース「今の私にとっての、最大の悦《よろこ》びだ」

    キース「彼等が生き残ってくれる事こそが、私に生きる希望と、活力をくれる」

    キース「...それでは、今年も厳しく訓練兵達を扱くとするか」イキイキ


  17. 17 : : 2013/11/04(月) 10:48:50

    ――――訓練兵舎内――――

    ユーク「教官の言葉、重かった」ズシッ

    アニ「...ほんとにね」ズキズキ

    ユーク「教官が、俺達訓練兵に対して、愛情を以《もっ》て厳しく接してくれていた事は、
        知っていたが...これでは、あまりにも教官の努力が報われないな」ズキズキ

    アニ「想像すらしていないだろうね。成績上位の2~5位を占めた私達が...」

    ユーク「アニ、もう口を閉じよう。昨日言ったこと、忘れたのかい?」ヒソヒソ

    アニ「...ごめん、気を付ける」シュン
  18. 18 : : 2013/11/04(月) 10:49:49

    ユーク「ところであいつらは、兵舎のどこで寝泊まりしてるって?」

    アニ「あぁ、それなら、兵舎とは別の建物で『来客専用の部屋』ってあっただろ?」

    ユーク「あぁ、あのほとんど使われてなくて、埃が溜まり易かったところか」ピーン

    アニ「そう、掃除が面倒だったところ」ハァ

    ユーク「そこが、今年からまた使われるようになったって事か?」

    アニ「そう、ちょうど空いてるなら...って事らしいよ」
  19. 19 : : 2013/11/04(月) 10:51:14

    ユーク「...居るのかねぇ」

    アニ「さぁね。でもまずは行ってみないと、何にもわからないさ」

    ユーク「そうだな。『箱の中身は蓋を開けてみないと…』ってやつだ」

    アニ「何それ?」キョトン

    ユーク「ちょっと、小難しい話になるがいいか?」

    アニ「...まぁいいよ。聞いてあげる」
  20. 20 : : 2013/11/04(月) 10:51:45

    ユーク「ふふっ、ありがとう」クス

    アニ「それで?」

    ユーク「半年程前に、アルミンとマルコとで、そういった記述がある論文を見つけたんだよ」

    アニ「ふぅーん、どんな内容だったの?」

    ユーク「結論としては、『未知の物が入った箱があると仮定して、その中身が良いものか
        悪いものかを当てるには、開けて見るまで、確率は常に50%である』という事だ」

    アニ「...つまり、どういう事?」
  21. 21 : : 2013/11/04(月) 10:52:50

    ユーク「結論の方は、小難しく考える必要はなくて、その言葉の意味そのままなんだ」

    アニ「うぅーん、わからない」ポカーン

    ユーク「ヒントをあげる」ゴソゴソ スッ

    アニ「両方のポケットに手を突っ込んで、何をしてるの?」

    ユーク「今、俺が突き出した両手のどちらかには、コインが1枚だけ入ってる」

    ユーク「さぁ、どっちでしょう?」
  22. 22 : : 2013/11/04(月) 10:53:16

    アニ「は?」

    ユーク「...これが、この問題の鍵を解く大ヒントだ」ニコ

    アニ「...そんなの分かる訳ないじゃん。見てないんだからさ」ムッ

    ユーク「そう。アニは『見ていない』。だから、分からない」

    ユーク「じゃあアニにとって、俺の右手にコインが入っている確率は何%?」

    アニ「そんなの、左右のどちらかなんだから、50%でしょ?.....あっ、そうかっ!」ピコーン
  23. 23 : : 2013/11/04(月) 10:53:57

    ユーク「あぁ。おそらく、アニの考えは、“正解へ一歩、辿り着いた”」

    ユーク「この様に、実際に見てみない限りは、どう考えて足掻いても、確率は50%から一切、変わらない」

    アニ「そういう事だったのね」

    ユーク「そう。実はこれが、世界の本質とも言える事なんだ」ジッ

    ユーク「結果を見てからであれば、その確率は100%の確証を得られる」

    ユーク「そうなれば、正しい選択肢を選ぶ事もまた、容易だ」
  24. 24 : : 2013/11/04(月) 10:54:29

    アニ「それも、そうだね」

    ユーク「けれどこの世界では、その様な機会は、決して訪れない」

    ユーク「人間皆が日々、未知の事象とぶつかって、己で考えて、葛藤しているんだ」

    アニ「そうだね」

    ユーク「だから俺達は、実際に世界を見て、触れて、感じなければ…」

    ユーク「この世界の事を何1つとして、解ったという事にはならないんだよ」
  25. 25 : : 2013/11/04(月) 10:55:45

    アニ「......」ジッ

    ユーク「だから、俺はエレンの話を聞いて、外の世界に興味が湧いたんだ」

    アニ「……!!」

    ユーク「とは言っても、この確率50%という理論については、俺が自分の
        知的探求心の強さを納得する為の、後付けなんだけどな」ニッ

    アニ「そうだったんだ。アンタが外の世界に行きたくなった、本当の理由って...」

    ユーク「まぁ、そんなところだよ。俺も世界へ飛び出して、様々なものを見てみたいんだ」
  26. 26 : : 2013/11/04(月) 10:56:10

    アニ「...いつか叶うといいね」ニコ

    ユーク「あぁ!!」ニッ

    ユーク「因みに、アニはどちらの手だと思った?」

    アニ「え?うぅーん...左かな?」スッ

    ユーク「どうして、どう思った?」

    アニ「だって、さっきアンタは『右手』って口にしたから...」
  27. 27 : : 2013/11/04(月) 10:56:36

    ユーク「なるほど。例とは言え、本物をわざわざ示す必要はないって考えたのか?」

    アニ「うん、まぁ、そんなところかな。でも、そこまで考えて答えたわけでもないよ」

    ユーク「......正解は、これだ――――」

    アニ「えっ!?そんなっ!!」ガーン

    ユーク「――――正解は、どちらの手にもコインは入っていない......第3の選択肢だ」ニヤッ

    アニ「...酷いね、アンタ」グスッ
  28. 28 : : 2013/11/04(月) 10:56:55

    ユーク「...まさか、こんな小遊びで泣かれるとは...ごめん」ナデナデ

    アニ「...嘘だよ?」ニヤリ

    ユーク「...やられた...俺も詰めが甘いな、全く」フフ

    ユーク「仕掛けている時は、どうも俺にも隙が生じやすいみたいだ」

    アニ「知的な戦略の“カウンター”には気をつけなよ?」

    ユーク「あぁ、この機会に注意するよ」
  29. 29 : : 2013/11/04(月) 10:57:11

    アニ「でもさ、最初からそんな例外を出すのは、流石に無しなんじゃない?」ムスッ

    ユーク「なんだ?悔しかったのか?」クスクス

    アニ「...ふんっだ!!」プイ

    ユーク「...だが、アニ。これもまた世界の本質だ」ジッ

    アニ「...そうだね」

    ユーク「世界は、常に確率50%という簡単な選択肢だけで、存在なんてしていない」
  30. 30 : : 2013/11/04(月) 11:02:17

    アニ「……」

    ユーク「俺さっき、言ったよな?」

    ユーク「『アニの考えは、“正解へ一歩、辿り着いた”』ってさ」

    アニ「思い出した。その言葉の意味は、この事だったんだね」

    ユーク「その通りだ。初めから『第3の選択肢』という例外から話すのはさ」

    ユーク「少しだけ尚早かと思ったが、アニにはちゃんと知っておいてもらいたかったんだ」
  31. 31 : : 2013/11/04(月) 11:02:38

    アニ「……」

    ユーク「俺達には“この先”、様々な困難が目の前に立ち塞がり、選択を迫られる事だろう」

    アニ「...うん」

    ユーク「その時に考え得る選択肢を“絶対に”見誤らないように、今、戒めを込めたんだ」

    アニ「ありがとう。勉強になったよ」

    ユーク「それじゃあ、感慨(本当は、人探し)を再開するか」スタスタ
  32. 32 : : 2013/11/04(月) 11:03:14

    アニ「ねぇ、まだ聞きたいことがあるんだけどさ...」ギュ

    ユーク「ん、なんだい?」クルッ

    アニ「アンタは初めから、コインを掌《て》の中に入れるつもりは...あったの?」ジッ

    ユーク「......」ガサゴソ

    アニ「今度は、ポケットをひっくり返して...あっ!」

    ユーク「...そう、コインなんて初めからポケットの中には、無かったんだよ」
  33. 33 : : 2013/11/04(月) 11:05:05

    アニ「じゃあ、もし“その時”が訪れたら、私達は一体、どうすればいいの?」ワナワナ

    ユーク「前提条件として、選択肢がごく限られる場合、それをブラフに使うか――――」

    ユーク「それとも、それすら叶わない場合...運命を恨み、諦めるか――――」

    アニ「そんな…」ガク

    ユーク「……」ジッ

    アニ「……」シュン
  34. 34 : : 2013/11/04(月) 11:05:24

    ユーク「...アニ」スッ

    アニ「ん?また両手を突き出して、何?」

    ユーク「...どっちだ?」スッ

    アニ「...無いんでしょ?ならどっちでもいいじゃない」ハァ

    ユーク「...いいから、どっち?」ジッ

    アニ「ブラフにしたって、これじゃあ意味なんてないよ...じゃあ、今度は右手」スッ
  35. 35 : : 2013/11/04(月) 11:07:35

    ユーク「アニ...これが…『諦めない』という、最後の選択肢だ」パッ

    アニ「えっ!?なんでコインがあるの?無い事は、もう“解って”たのに...」ワナワナ

    ユーク「いいや、アニはまだ大事な事を、“解って”いなかったんだ」フルフル

    アニ「どういう事?」

    ユーク「アニはまだ、全ての可能性を見据えていなかったんだ」ジッ

    アニ「一体、どうやったの?『諦めない』っていうのは、つまり、どういう事?」
  36. 36 : : 2013/11/04(月) 11:08:26

    ユーク「『諦めない』とは、『自らの手で、可能性を切り開く力』の事」

    ユーク「そしてこれは、簡単なトリックだよ。服の袖の内側にコインを隠し持っていたというだけの事」

    アニ「そんな...そんな単純な事に、私は...」

    ユーク「そのコインが、初めから仕込んでいたのか」

    ユーク「はたまた、最初にポケットに手を入れた時にそうしたのか」

    アニ「……」
  37. 37 : : 2013/11/04(月) 11:09:20

    ユーク「それについて俺は何も言うつもりはないし、“それを考えるのは、アニ自身”だ」

    アニ「......!!」

    ユーク「それもまた、一見、確率50%だと思うけど」

    ユーク「本当は…そうじゃないって事くらい、今のアニになら解るだろ?」ニッ

    アニ「!!...それが、私の選択肢って事?」

    ユーク「その通りだ」
  38. 38 : : 2013/11/04(月) 11:10:51

    ユーク「この世界の選択肢は、俺達の『努力』と『知恵』と『諦めない意志』」

    ユーク「この3つの要素を纏め駆使すれば、きっと乗り越えられると、俺は思うんだ!」

    アニ「……」ジッ

    ユーク「例え俺達の前に、どんな難解な問題やどんな強敵が立ちはだかったとしても!!」

    アニ「うん…うん!」

    ユーク「……」ニコ
  39. 39 : : 2013/11/04(月) 11:11:32

    ユーク「今、言った前者2つは、訓練兵時代に既に培ったものだ」

    ユーク「でも今回のこの戯れは、アニもおそらく忘れかけていた『諦めない意志』」

    ユーク「それを思い出して欲しかったんだよ」

    アニ「ありがとう。アンタのおかげで、大事な事を思い出せたよ」ポロッ

    ユーク「...泣くな、アニ。美人が台無しだぞ?」ナデナデ

    アニ「アンタは...アンタは、こんな時にも…」ポロポロ
  40. 40 : : 2013/11/04(月) 11:12:53

    ユーク「――――俺が必ず、“正解”へ導いて見せるから」ナデナデ

    アニ「...うん」グスッグスッ

    ユーク「だから、俺を信じて…ついて来てくれっ!!」ギュッ

    アニ「...うんっ!!」ニコ


    ―――――――― 
  41. 41 : : 2013/11/04(月) 11:13:31

    考え得る選択肢の可能性が、どれだけ広がっているとしても

    また、許された選択肢の範囲が、どれだけ限られているとしても

    諦めることは、決して最後の選択肢ではない

    だから俺は、絶対に諦めない

    希望《みち》が無いなら、自らの手で創り出すまでの話

    それが…俺達“人間”に与えられた…最後の選択肢なんだから――――



    To be continued...

  42. 42 : : 2013/11/04(月) 11:13:46

    【あとがき】

    その選択が“正しかった”かどうかを決定するのは、『主観』でも『客観』でもなく

    ――――『結果』に他ならない

    その『過程』がどうであれ、最期に立っていた者こそが、『絶対』を“勝ち”得る

    想像を絶する、本当ならば考えたくはない、世界の掟――――

  43. 43 : : 2013/11/04(月) 11:14:21

    【投稿完了 / シリーズ名 / 話数 / タイトル / URL】

    ――本編――

    【13/11/02 進撃の巨人Another 第15話 『悪癖』】
    http://www.ssnote.net/archives/1992

    【13/11/02 進撃の巨人Another 第14話 『クチは...』】
    http://www.ssnote.net/archives/1943

    【13/11/01 進撃の巨人Another 第13話 『ドウキ』】
    http://www.ssnote.net/archives/1886

    【13/10/31 進撃の巨人Another 第12話 『人柄』】
    http://www.ssnote.net/archives/1841

    【13/10/30 進撃の巨人Another 第11話 『危機と嬉々』】
    http://www.ssnote.net/archives/1815

    【13/10/29 進撃の巨人Another 第10話 『見上げる先』】
    http://www.ssnote.net/archives/1748

    【13/10/28 進撃の巨人Another 第9話 『辛辣』】
    http://www.ssnote.net/archives/1702

    【13/10/10 進撃の巨人Another 第8話 『本物』】
    http://www.ssnote.net/archives/805

    【13/10/10 進撃の巨人Another 第7話 『捨てる』】
    http://www.ssnote.net/archives/800

    【13/10/10 進撃の巨人Another 第6話 『側』】
    http://www.ssnote.net/archives/796

    【13/10/10 進撃の巨人Another 第5話 『指令』】
    http://www.ssnote.net/archives/795

    【13/10/10 進撃の巨人Another 第4話 『再び』】
    http://www.ssnote.net/archives/793

    【13/10/10 進撃の巨人Another 第3話 『解散式の夜』】
    http://www.ssnote.net/archives/792

    【13/10/10 進撃の巨人Another 第2話 『見たもの、見るもの』】
    http://www.ssnote.net/archives/791

    【13/10/10 進撃の巨人Another 第1話 『4人目』】
    http://www.ssnote.net/archives/790

  44. 44 : : 2013/11/04(月) 11:14:32

    ――番外編――

    【13/10/27 進撃の巨人Another ――番外編―― 第8話】
    http://www.ssnote.net/archives/1550

    【13/10/24 進撃の巨人Another ――番外編―― 第7話】
    http://www.ssnote.net/archives/1374

    【13/10/15 進撃の巨人Another ――番外編―― 第6話】
    http://www.ssnote.net/archives/1078

    【13/10/14 進撃の巨人Another ――番外編―― 第5話】
    http://www.ssnote.net/archives/1040

    【13/10/13 進撃の巨人Another ――番外編―― 第4話】
    http://www.ssnote.net/archives/941

    【13/10/12 進撃の巨人Another ――番外編―― 第3話】
    http://www.ssnote.net/archives/923

    【13/10/12 進撃の巨人Another ――番外編―― 第2話】
    http://www.ssnote.net/archives/878

    【13/10/11 進撃の巨人Another ――番外編―― 第1話】
    http://www.ssnote.net/archives/845


    ――雑談――

    【13/10/12 進撃の巨人Another シリーズ ――雑談所――】
    http://www.ssnote.net/archives/924

    【13/10/14 進撃の巨人Another シリーズ ――思い出(過去コメント)保管所――】
    http://www.ssnote.net/archives/1038
  45. 45 : : 2013/11/04(月) 11:20:01

    第16話『選ぶ』でした。

    シュレーディンガーの話は最近の子供でも有名なようですね

    私が中学生だった7、8年ほど前は、その話をしても理解してくれる人が少なかった為に、
    共感を得られず、非常に歯がゆい思いをしたものです(トオイメ

    ...彼の選択が正しかった時は、いつか解るのでしょうか
    そしてその時、彼の隣にいる人とは...

    私ですら、今はその答えを知らないかもしれません

    それでは、また明日!!
  46. 46 : : 2013/11/04(月) 11:22:46
    アデュー(笑)
  47. 47 : : 2013/11/04(月) 11:23:21
    乙です!
  48. 48 : : 2013/11/04(月) 11:30:34
    >>46
    あれ?面白い事あったっけ?(スットボケ
  49. 49 : : 2013/11/04(月) 11:31:05
    >>47
    ありがとね!

    次回もよろしく
  50. 50 : : 2013/11/04(月) 11:39:53
    いつも楽しみにしてます!
    今回も面白かったです~(*´ω`*)
  51. 51 : : 2013/11/04(月) 11:44:58
    >>50
    ありがとね!

    もう少しで憲兵団編終わる?から

    また番外編に期待していてください!
  52. 52 : : 2013/11/04(月) 16:16:35
    おつっしたー
  53. 53 : : 2013/11/04(月) 17:06:42
    >52
    ありがとね
    また見に来てください!
  54. 54 : : 2020/10/06(火) 15:17:58
    高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
    http://www.ssnote.net/archives/80410

    恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
    http://www.ssnote.net/archives/86931

    害悪ユーザーカグラ
    http://www.ssnote.net/archives/78041

    害悪ユーザースルメ わたあめ
    http://www.ssnote.net/archives/78042

    害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
    http://www.ssnote.net/archives/80906

    害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
    http://www.ssnote.net/archives/81672

    害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
    http://www.ssnote.net/archives/81774

    害悪ユーザー筋力
    http://www.ssnote.net/archives/84057

    害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
    http://www.ssnote.net/archives/85091

    害悪ユーザー空山
    http://www.ssnote.net/archives/81038

    【キャロル様教団】
    http://www.ssnote.net/archives/86972

    何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
    コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
    http://www.ssnote.net/archives/86986

    http://www.ssnote.net/categories/%E9%80%B2%E6%92%83%E3%81%AE%E5%B7%A8%E4%BA%BA/populars?p=51

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