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進撃の巨人Another ――番外編―― 第5話 『お楽しみ♪』

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  1. 1 : : 2013/10/14(月) 17:06:12
    進撃の巨人Another ――番外編―― 第5話


    ――――前回までのあらすじ――――

    私は、104期訓練兵・主席「ミカサ・アッカーマン」

    今は、同じく10傑の「ユーク・トラス」と「アニ・レオンハート」の2人を騒動に巻き込んで、
    正面からほくそ笑むことを慣(なら)わしとしている(ニヤリ)

    前回は、エレンも含めた4人で街でのダブルデートをした!キリッ(と思っていたのは、ミカサ本人だけ)

    エレンに(可愛い服とかを)褒められて、新しい服を買ってもらい、とても幸せだった(ウットリ)

    だが、アニとユークの2人の未来はまだ遠く、もどかしく感じたり、それがまた楽しみだったり――――


    ――――――――
    ――――
    ――

  2. 2 : : 2013/10/14(月) 17:07:59

    ――――深夜 女子寮――――

    ミカサ「(今回の『前回のあらすじ』は私が担当した!)」キリッ

    ミカサ「(ユークには『自己紹介を除いて3行に纏めておいて』と言われて
         いたのだが、こんな感じでよかったのだろうか)」ウーン

    ミカサ「(あのダブルデートから早くも数日たった)」(再度注意:そう認識しているのはミカサだけ)

    ミカサ「(あの2人にはあれ以来、日常にとりわけ変化は観察されていない)」ムム

    ミカサ「(互いに意識する展開でその素振りがあったから、ようやくユークが自分の
         真の気持ちに気付いたかと思ったが、結局、私の勘違いで終わってしまった)」ハァ
    (『――番外編―― 第4話』参照)
  3. 3 : : 2013/10/14(月) 17:08:26

    ミカサ「(ユークもあれでいて、自分の事だけには殊更、鈍感。うーむ、手強い)」グヌヌ

    ミカサ「(もしかしたらユークはいつの間にか、本人が気づかないうちに
         自分の気持ちに蓋をしてしまっているのかもしれない)」

    ミカサ「(だとしたら、これからも何かのきっかけを与え続ければ、
         運よくそれが開く可能性も微レ存?)」ゴロゴロ

    ミカサ「(しかし現状、私だけではアイデアにも煮詰まってしまう…)」ナヤミング

    ミカサ「(朝食のときにでも、あくまで2人の事は伏せつつ、皆に意見を
         乞うてみるのも有りかもしれない。うん、そうしよう)」モゾモゾ

    ミカサ「(……Zzz)」スピー グーグー


  4. 4 : : 2013/10/14(月) 17:08:46

    ――――翌朝 食堂――――

    クリスタ「え、幼馴染同士を意識させる方法?」キョトン

    ミカサ「そう。何かアイデアはないだろうか?」

    ミーナ「エレンとの仲で気になることでもあったの?」

    ミカサ「(あくまで2人の事は伏せておく)…その通り。もっとエレンと仲良くなりたくて」

    クリスタ「確かにエレンもあんまり、ミカサのことを意識してる様子ないもんね」モグモグ

    ミカサ「(……え!?)」アゼン
  5. 5 : : 2013/10/14(月) 17:09:09

    ミーナ「そうだよねぇ、エレンもちゃんとミカサの気持ちに気付いてあげたらいいのにねぇ」

    ミカサ「そ、そ、それは、一体どういうことだろうか!?」オロオロ アセアセ

    アニ「(ミカサ、挙動不審)」モグモグ

    クリスタ「いや、ミカサがエレンに前向きに向かって言っているのは、周知の事実だよ?」

    クリスタ「でも、肝心のエレンが全然ミカサの方を見てないから、
         どうしてもミカサが空回りしているようにも見えちゃうんだよね」モグモグ

    ミーナ「ミカサもそのことに不満を持っているから、こうやって相談したんでしょ?」

    ミカサ「(ど、どうしよう。私が、周囲からそのような評価を受けていたなんて)」オロオロ
  6. 6 : : 2013/10/14(月) 17:09:46

    ミカサ「え、ええ、その通り。だから是非、貴方たちの意見を聞かせてもらいたい」キリッ(なんとか立て直した)

    アニ「(今日のミカサ、なんだか百面相みたいに表情がコロコロ変わるな)」モグモグ

    クリスタ「あっ!私、今いいアイデア思いついたんだけど、話してもいい?」ハイハイ!

    ミーナ「(咄嗟に思いついたアイデアなんて大丈夫なのかな。あのクリスタだし…)」ウーム

    ミカサ「(これは、まずい。何とかして私とエレンの仲を軌道修正しなくては!)」オロオロ

    ミカサ「クリスタ!是非、その意見を聞かせてもらいたい!」ハヤク!ハヤク!

    クリスタ「えっとね、こういう状況になったら、どうなるかなって思って――――」


  7. 7 : : 2013/10/14(月) 17:10:16

    ――――男子側――――

    ユーク「そういえば、昨晩のコニーの渾身のギャク、笑いすぎて腹が痛かったな!」ワハハ

    コニー「おい、ユーク!その話はもうやめてくれって言っただろ?」オイオイ

    ライナー「いーや、あんな面白いこと話題にせずにはいられないだろ、
         俺だって被害者なんだから」ガハハ

    ベルトルト「ライナーは頑丈だね、あんな目に遭ったのに」ニガワライ

    ユーク「あれ、ほんとにやると思ってなかったから、成功(?)したとき、
        猶更、笑いが止められなかったよ」ハハハ

    ジャン「ああ、あれには俺もかなり笑わせてもらったぜ!」ケラケラ
  8. 8 : : 2013/10/14(月) 17:10:58

    エレン「まさか、いきなり、ライナーの尻に火を近づけるなんてな!」ハハハ

    マルコ「コニーにとっては単なる好奇心だったんだろうね、
        本当におならに火が引火するのかどうか」


    ※おならの主成分はメタンガスCH4(引火性)やアンモニアNH3(それなりの爆発力)ですが、
     2倍程度にガスを圧縮した状態でないと、爆発に至るまでの活性化エネルギーを下げられません。
     しかし、死傷者は存在していますので、その環境(場所)によってはご注意ください


    コニー「ああ!立体機動装置の原理がガスの噴射でそのガスが、
        火に引火しやすいって、この前、習っただろ?」

    コニー「だから同じガスのおならならどうなるかって考えたんだ!」スゴイダロ!
  9. 9 : : 2013/10/14(月) 17:11:34

    ジャン「お前にしては頭を使ったな!だが、その知識は訓練兵1年目に
        習ったことだ。お前は知るのが遅すぎた」ヘッ

    ユーク「しかも、立体機動装置に使うガスとおならのガスの主成分は
        違うんだから、引火するかどうかなんて確証はないぞ?」

    コニー「なんで成分が違うなんてわかるんだよ?」

    ユーク「それは、匂いを嗅いだら大体わかるだろ?」

    マルコ「コニーだって、立体機動装置に使うガスの原料である
        氷瀑石の匂いは嗅いだことはあるだろ?」

    ジャン「そういうことだ。だからそんな馬鹿な実験する奴なんて、そういない」
  10. 10 : : 2013/10/14(月) 17:12:00

    ジャン「だが、存分に笑わせてもらったぜ!流石俺達のコニーだな」ケラケラ

    コニー「おう!俺は天才だからな!」

    ユーク「(一応、褒めてはいるか...?)」クス

    ユーク「だが…クスス…ライナーにはもう一度ちゃんと…クスス…
        謝っておけよ?尻、燃えちゃったんだし…ハハハ」プルプル

    コニー「おう!すまなかったな、ライナー!ごめん!!」ペコリ

    ライナー「いいよ、もう気にするな!俺も初めてこんな体験したが、楽しかったぞ!」ワハハ

    ユーク「(そんな経験、したくないけどな…クスス…腹いてぇ――――)」プルプル


  11. 11 : : 2013/10/14(月) 17:12:41

    ――――女子側――――

    クリスタ「――――それでね?その後、――――」ペラペラ

    ミカサ「うんうん、なるほどなるほど」コクッコクッ


    ワハハハハ! ハライテェ!


    ミカサ「なにやら、男子が皆で笑っている。私も混ざってこようか…」

    ミーナ「ミカサ、最後までクリスタの話聞いてあげて」

    ミカサ「クリスタ、貴重な意見をありがとう。私は、
        ちょっと向こうへ行って話を聞いてくる」スタスタ

    クリスタ「そしたら、きっと男の子はね……ってあれ?ミカサ、どこ行ったの?」オーイ

    ミーナ「(クリスタ、貴方はどうしてそうクリスタなの?)」ホロリ

    アニ「(今日は皆、一段と騒がしいなぁ――――)」


  12. 12 : : 2013/10/14(月) 17:13:00

    ――――夜 女子寮――――

    ミカサ「(今日はちょっと面白いアイデアをクリスタから貰えた)」

    ミカサ「(ので、明日の夜に決行し、その効果の程を試してみようと思う)」

    ミカサ「(あの2人で試して、成功すれば、今度は私とエレンが…)」グヘヘ

    アニ「(なんかミカサが悪いこと企んでそうな顔してる…)」ヒキッ

    ミカサ「(待っていて、アニ、そしてユーク。私が貴方達のキューピットになってあげる)」

    ミカサ「(そして、私とエレンも無事結ばれて、一石二鳥に…)」ウヘヘ
  13. 13 : : 2013/10/14(月) 17:13:23

    アニ「ミカサ、そろそろ灯り消すけど、いいかい?」

    ミカサ「ええ、わかった。おやすみなさい、アニ」キリッ

    アニ「…おやすみ。(表情が忙しいなぁ)」


    ミカサ「Zzz…えれぇん…むにゃむにゃ」グーグー

    アニ「……」クークー


  14. 14 : : 2013/10/14(月) 17:13:37

    ――――翌日 対人格闘訓練――――

    アニ「ユーク、組まないかい?」

    ユーク「勿論、いいぞ!」

    アニ「ちょうど、聞きたい話もあってね」イクヨ!

    ユーク「何を?」コイ!

    アニ「昨日の朝、食堂で男子が大笑いしていたけど、あれ、何の話だったの?」
  15. 15 : : 2013/10/14(月) 17:13:59

    ユーク「アニも気になってたか」ハハハ

    アニ「あれだけ、大声で騒がれたら、気にもなるさ。正直、五月蝿かったってのもあった」

    ユーク「…あー、それはごめんな?」

    アニ「少しくらいならいいけど、あんまり五月蝿いと落ち着いて
       食事できないからさ、今度からは自重してよ?」

    ユーク「わかった。皆にも言っておく。勿論、アニの名前は伏せるから安心しろ」

    アニ「ありがと。でも皆アンタの口からじゃ、私がそう言ったって分かっちゃうかもね」

    ユーク「…かもな。でもあくまで匿名にするから」
  16. 16 : : 2013/10/14(月) 17:14:32

    アニ「で、結局、話の内容は何だったの?」

    ユーク「これがまた傑作なんだよ。コニーがな――――」


    ミカサ「(ユークはアニと組んでいる。ここからなら会話の内容は
         聞き取れなくても、表情程度は読み取れる。観察、観察…)」チラチラ


    アニ「へぇ、それはおもしろいね。ふふ」クス

    ユーク「アニもやっぱり、笑うだろ?だが、予想外に
        燃えてしまって、大パニックになったんだ!」ハハハ
  17. 17 : : 2013/10/14(月) 17:15:01

    アニ「男子は、バカな事ばっかりやってるんだね」

    ユーク「女子寮ではそんなことはないのか?話題がなくなるぞ?」

    アニ「そんな大げさな話題なんてわざわざ作らないよ」

    ユーク「ここは娯楽も少ないから、馬鹿騒ぎできるだけで、幸せだと思うぞ?」

    アニ「あんた、すっかり溶け込んじゃったね。大丈夫なの?」

    ユーク「……そこは安心しろ。俺にだって信念を貫いて生きている」

    ユーク「“捨てる覚悟”はこの1年で固めてみせる」

    アニ「…そう、少し安心したよ」

    ユーク「(俺は、アニも心配なんだけどね)」
  18. 18 : : 2013/10/14(月) 17:15:23

    アニ「それと、もう1つ気になることがあってね」

    ユーク「何だい?」

    アニ「こっそりと、ミカサの方、見てみな」ヒソヒソ

    ユーク「…ミカサ、今度は何をしてるんだい?」コソコソ

    アニ「さぁ、わかんないけど、昨日の夜からちょくちょく表情が
       緩んでいたから何かあるんじゃないかって思っていてね」ヒソヒソ

    ユーク「また何か企んでるかもしれないって?」コソコソ

    アニ「そういうこと。だから、アンタも注意しときなってこと」ヒソヒソ

    ユーク「わかったよ。どうせまた、振り回されるし」コソコソ

    アニ「まぁ、そういうことだよ」
  19. 19 : : 2013/10/14(月) 17:15:38

    ユーク「じゃあ、これ以上、俺達がひそひそ話していても
    向こうに悟られるから、訓練を再開しよう!」

    アニ「いいよ。かかってきな!」スッ

    ユーク「今日は一本取ってやるから、覚悟しとけよ!」スッ

    アニ「アンタじゃ、まだまだ私には勝てないよ」クス

    ユーク「慢心も今の内だ、いくぞ!」ダッ


    ミカサ「(やはり、決行は今夜――――)」


  20. 20 : : 2013/10/14(月) 17:16:32

    ――――夜 女子寮――――

    ミカサ「……」ムクリ

    ミカサ「(そろそろ作戦を開始しよう。手筈は整っている。周囲の状況は大丈夫だろうか)」キョロキョロ

    アニ「……」スピースピー

    ミカサ「(皆、寝てる。では、今のうちに)」ソローリ ソローリ


    ガチャ バタン


    アニ「……」クークー(※一度寝たら起きない)


  21. 21 : : 2013/10/14(月) 17:17:07

    ――――男子寮――――


    スピー グーグー ゴーゴー


    ユーク「……」クーーー


    ガチャ バタン


    ミカサ「(抜き足、差し足、忍び足…)」ソローリ ソローリ コソコソ

    ミカサ「(ユーク、安心したように寝てる)」

    ミカサ「(しかし、今夜は貴方を完膚なきまでにドキドキさせてみせる)」

    ミカサ「(いざ、決行!)」ソソクサ

    ユーク「……」クークー(※こいつも割と起きない)


  22. 22 : : 2013/10/14(月) 17:17:40

    ――――女子寮――――

    アニ「……」スピーーー


    ポイッ ポスン


    ユーク「……」グーグー

    ミカサ「(……)」ニヤリ

    ミカサ「(ユークをアニのベッドへ入れて、完成!)」キラーン

    ミカサ「(さぁ、ユーク、目を覚ました時、あまりの衝撃に悶えるといい!)」ニヤニヤ
  23. 23 : : 2013/10/14(月) 17:18:07

    ミカサ「……」ホッペ ツンツン

    ユーク「…ううーん」ムニャムニャ

    ミカサ「……」ツンツン

    ユーク「…なんだ、一体」ゴシゴシ

    アニ「……」スースー

    ユーク「……」

    ユーク「(……は?)」

    ミカサ「(……クスクス)」ニマニマ

  24. 24 : : 2013/10/14(月) 17:18:41

    ユーク「(なんで、アニが目の前に?)」ワカラン

    ユーク「(遂に、何かポルターガイスト的な何かが起こったか?)」ウーム

    ユーク「(……いや、待て、考えるんだ。そもそもここは男子寮で正しいのか?)」

    ユーク「(俺が、アニのベッドに入ってしまっているという可能性も微レ存…)」

    ユーク「(周囲の様子をそっと確認してみよう)」キョロキョロ


    「……」スピーー

    「……」クーー

    ミカサ「……」ニヤニヤ


    ユーク「(…情報を分析し、わかったことがある)」フゥ

    ユーク「(…ここは多分、女子寮だ。どうやら俺が移動していたらしい)」キリッ

    ユーク「(そしてその原因分子は今、俺達の目の前で憎たらしく、ほくそ笑んでいる)」イラッ
  25. 25 : : 2013/10/14(月) 17:19:05

    ユーク「君が、仕掛けたのかい?」コソコソ

    ミカサ「その通り、ちょっと貴方達に実験になってもらいたくて」ヒソヒソ

    ユーク「ひでぇ言い様だな。アニはこの事を知っているのか?」コソコソ

    ミカサ「いいえ、彼女はまだ何も知らない。だからこそ、今後の展開が楽しみ」ニマニマ

    ユーク「面倒くさいことしてくれて」イラッ

    ミカサ「二度と機会がない状況を作ってあげたのだから、寧ろ感謝してくれても構わない」ドヤァ
  26. 26 : : 2013/10/14(月) 17:19:21

    ユーク「(…うぜぇ)君が俺を寝てる間に運んできたの?1人で」

    ミカサ「ええ、貴方は軽くて移動が割と簡単だった」

    ユーク「全然、気付けなかった。情けない」

    ミカサ「そんな自虐的にならなくてもいい。これも忍の業の1種」ドロン

    ミカサ「故に、それに気付けなくても仕方のないこと」
  27. 27 : : 2013/10/14(月) 17:19:42

    ユーク「結局、俺をアニのところに連れて来て、何をさせたいんだい?」

    ミカサ「特にこれといって、指示を出すわけではない。

    ミカサ「幼馴染が同じベッドで寝ているという状況で、
        何が起こるか実験してみたかっただけ。(後で参考にするために)」

    ユーク「…残念だけど。何も起こる気がしないよ」

    ユーク「折角、俺を持ってきたところ悪いけど、帰らせてもらうよ」モゾ

    ミカサ「いいえ、ただでは帰さない」グイ

    ユーク「…力強いな。単純に今は勝てないって分かる」ゴロン

    ミカサ「いつも納得が早くて、大変助かる。(局所で鈍感だけれど)」
  28. 28 : : 2013/10/14(月) 17:20:06

    ユーク「俺は、ここでどうすればいいんだい?」

    ミカサ「いいえ、特に何も。何をするかは貴方の裁量に任せる」

    ミカサ「私は、ただベッドに入って、こっそりそちらの様子を観察しているだけ」

    ユーク「(全く、何考えているんだか。普通の相手だったら、従わないところだが…)」チラ

    ミカサ「……」ワクワク

    ユーク「(好奇心をむき出しにしたミカサ相手じゃ勝ち目はないか。諦めて今の状況を受け入れよう。それに…)」
  29. 29 : : 2013/10/14(月) 17:20:52

    アニ「……」スースー

    ユーク「(アニと一緒に寝るなんて、開拓地の時以来だ。
    訓練兵になってからは、すっかり忘れていた感覚だ)」シミジミ

    アニ「……」スーー

    ユーク「(最近は、膝枕してあげることもあったけど、ここまで接近して
         顔を見るのも久しぶりな気がする…いや、実際そうだろう)」

    アニ「……むにゃぁ」スースー

    ユーク「……可愛い」ボソッ

    ミカサ「…(ぴくっ)!!」クスクス
  30. 30 : : 2013/10/14(月) 17:21:10

    ユーク「(思わず、口に出してしまった。不覚…あぁ、ミカサが笑ってるよ…)」ハァ

    ミカサ「(もっと、もっと!)」ワクワク

    ユーク「(…っていう感じのことを考えてるんだろうなぁ。表情で容易に分かってしまう)」

    ミカサ「(行け!行け!!)」クイックイッ

    ユーク「(いや、行かないからね?何を期待しているんだい、全く…)」プイッ

    ミカサ「......」シュン

    ユーク「(君は本当に、自分に正直で表情豊かだね)」
  31. 31 : : 2013/10/14(月) 17:21:31

    アニ「……うぅーん」ムニャムニャ

    ユーク「……(人の苦労も知らないで…)」ナデナデ

    アニ「…うぅん」スリスリ

    ユーク「(…昔を思い出す)」

    ミカサ「……」ジーッ

    ユーク「(ミカサ、君は大人しく寝ていなさい)」シッシッ

    ミカサ「…む」ムスッ
  32. 32 : : 2013/10/14(月) 17:21:55

    ユーク「(そんなことより、今はアニを撫でる!)」ナデナデ

    アニ「……むにゃぁ」スリスリ

    ユーク「(……癒される)」ジーン

    ミカサ「(ユーク!私も私も!!)」ハイハイ

    ユーク「(君は、“いずれ”エレンに夜這いでもかけて撫でてもらいなさい)」シッシッ

    ミカサ「……」シュン
  33. 33 : : 2013/10/14(月) 17:22:13

    ユーク「(こうやって見ると、アニは本当に整った顔立ちしてるなぁ…やはり美人だ)」

    アニ「……」スースー

    ユーク「(そういえば、アニは、誰か好きな人でも居るんだろうか?)」ウーム

    ミカサ「(……)」

    ユーク「(こんなにも美人なんだ。きっと、アニの事を好きな人も少なくないんじゃないかなぁ)」モンモン

    ユーク「(もし現れたとしたら、そいつが一体どんな輩か、俺が見極める!)」カカッテコイ
  34. 34 : : 2013/10/14(月) 17:22:57

    ユーク「(でも一方で、アニは周囲から一線引いていると思われている節があるからなぁ)」

    ユーク「(俺達が戦士で居続ける限り、人類はおろか人を好きになる
         ことすら俺達には許されないことなのかもしれない)」

    ユーク「(人へ情が移れば、後に自らの首を絞めることになると、ベルトルトも
         言っていたし、アニもそれを意識して一線引いているのかもしれないな)」

    ユーク「(でも俺は、人類を滅ぼす責務とは関係なく、アニを守りたいと思う…...家族として)」グッ

    ユーク「(これ以上、アニに寂しい思いをさせるのは、嫌なんだ)」ブンブン
  35. 35 : : 2013/10/14(月) 17:23:22

    ユーク「(だから、アニにはちゃんと友達を作ってほしいと思っているし、
    だからこそ、一緒に食事をしたり、話の場を作ったりしている)」

    ユーク「(ミーナも仲良くしてくれていて本当に助かっている)」シンミリ

    ユーク「(アニ、君は今、何を思って生きているんだい?)」

    ユーク「(俺は君じゃないから、それだけは俺には解らないよ…)」ハァ

    ユーク「(アニ……)」ギュ

    アニ「……」パチリ

    ユーク「(あ!起きた?)」ドキリ
  36. 36 : : 2013/10/14(月) 17:24:04

    アニ「……ユーク?」

    ユーク「……そうだ」ドキドキ

    アニ「……え、えぇっと…何してるの?」

    ユーク「……寝ている間に、ミカサに連れて来られてたみたいで、
        ミカサの監視もあって、部屋から出られず、帰れないんだ」チラ

    アニ「え、ミカサが?」チラ

    ミカサ「……」ニマニマ
  37. 37 : : 2013/10/14(月) 17:24:18

    アニ「…あぁー、納得。それなら仕方ないね」ハァ

    ユーク「ごめん、油断してた。アニが言っていたのはこのことだったんだな」

    アニ「仕方ないよ。相手がミカサだもの。何を仕掛けてくるか分からない」

    ユーク「だから、暫くの間、このまま我慢してくれ」

    アニ「別に構わないよ」

    ユーク「ありがとう」
  38. 38 : : 2013/10/14(月) 17:24:40

    アニ「でも、目が覚めちゃったし、周りが目を覚まさない程度に話でもしていようよ」

    ユーク「ミカサに聞かれてもいいの?」

    アニ「“言えないこと”は、言わなくていいし、日常の話でいいんだ」

    ユーク「わかった。俺もアニとゆっくり話がしたい」

    アニ「じゃあ、何から話そうか。話題振ってよ」

    ユーク「そうだなぁ、じゃあこんな話聞いたことあるか?――――」

  39. 39 : : 2013/10/14(月) 17:24:58

    ミカサ「(2人とも案外、落ち着いている。ちょっとつまらない。何か展開が欲しいところ)」

    ミカサ「(やはり、私が何かきっかけをつくるべきか…でもそれでは結局、
         2人の為にはならない…私は“2人に”何かを起こしてほしい…難しい)」ムムム

    ミカサ「(とりあえず、もう少し、耳を傾けて様子を伺うとしよう)」コソコソ


    ユーク「――――という、オチだったんだよ」ヒソヒソ

    アニ「アンタのところは、面白い話題に尽きないんだね」クス ヒソヒソ

    ユーク「見事なまでに個性派揃いだからな。大体毎日、誰かが
        何かをしでかしてくれて、それが笑いの種になっているよ」クスス
  40. 40 : : 2013/10/14(月) 17:25:20

    アニ「私も男に生まれたかったよ」

    ユーク「…なんでそんなこと思うんだ?」

    アニ「だって男なら、そんな風に気兼ねなく馬鹿騒ぎできるし、互いに気遣いも少なくて済む」

    ユーク「女の子の場合は、そうもいかないって?」

    アニ「まぁね。皆、周囲に嫌われない為に必至だよ。流行や話題に無理について行ったりね」

    ユーク「そういう気苦労は、あまり好きにはなれないよな。俺もアニも」ワカル
  41. 41 : : 2013/10/14(月) 17:25:41

    アニ「そういうこと。嫌われたくはないけど、興味もないことに一々、合わせないと
       いけないのは、正直、面倒くさいんだ。だから私は1人でいるのが好きなんだ。」

    アニ「一緒にいるとしても、アンタみたいにあまり気を遣わなくてもいい奴がいい」

    ユーク「…そうか。そういう風に感じていたんだな。今まで分からなかったよ。」

    アニ「こういう心情はあまり、他人に話すものじゃないしね」

    ユーク「今の話もきっと、ミカサには聞かれていると思うけど、よかったのか?」

    アニ「別にミカサはこういうことを弱みに握ったりしないと信用してるから、大丈夫だよ」

    ユーク「よかったね、ミカサ。君の理解者だよ」

    ミカサ「ええ、ありがとう、アニ。貴重なアニの本音が聞けて、私もとても嬉しい」ジーン
  42. 42 : : 2013/10/14(月) 17:25:58
    読んでるよ〜
  43. 43 : : 2013/10/14(月) 17:26:10

    アニ「…それに、男に生まれたかったのには、ほかにも理由がある」

    ユーク「それって?」

    アニ「私は、格闘ばかりだから、どうせなら男の身体の方がもっと強くなれたし、
       身長だって、きっともっと大きかったはずだ」

    ユーク「でも、アニはいつもか弱い乙女がどうのこうのとか、
        もっと女の子の扱いがどうのって言っているじゃないか」

    アニ「それは、女に生まれたからには、そうありたいと思うからだよ」

    ユーク「複雑なんだね、女の子って」

    アニ「そうだよ。だからもっと大切にしな」ギュ
  44. 44 : : 2013/10/14(月) 17:26:53

    ユーク「わかったよ……でも、アニ。男に生まれたかった2つ目の理由は
        後に言っていた身長の願望こそが、本命なんじゃないのか?」ニヤリ

    アニ「……(ぎくっ)」ドキリ

    ユーク「全く、アニは可愛いなぁ」ナデナデ

    アニ「くっ!恥ずかしいから、止めな!」

    ユーク「…なら、止める」パッ

    アニ「あっ!」

    ユーク「……」

    アニ「……」

    ユーク「……」ナデナデ

    アニ「んっ」スリスリ
  45. 45 : : 2013/10/14(月) 17:27:14

    ユーク「やっぱり、甘えたいんじゃないか」ナデナデ

    アニ「うるさい。こんな状況だからちょっと気がおかしくなってるんだよ」スリスリ

    ユーク「ミカサが見てるよ?」ナデナデ

    アニ「もういいよ。何回も膝枕とか見られたんだし」スリスリ

    ユーク「そうだな。もういっそ、見せつけて煽ってやろうか」チラ ニヤリ

    ミカサ「くっ!!」ヤラレタ
  46. 46 : : 2013/10/14(月) 17:27:30

    ユーク「こうして密着していると、アニは俺の身体にすっぽり収まる感じだよな」ギュ

    アニ「どうせ、小さいって言いたいんでしょ?」フンッ ギューー

    ユーク「一々、マイナスに考えてむくれるなよ。女の子らしくていいじゃないか」

    アニ「…こんなに甘えるのも、たまにだけだからね」ギューー スリスリ

    ユーク「それでもいいさ。たまには抱えてるもん、吐き出せよ」ギュウ ナデナデ

    ミカサ「むぅ、私もいつかエレンにやってもらう!」

    ミカサ「ので、覚悟しておいて!」
  47. 47 : : 2013/10/14(月) 17:28:01

    ユーク「俺達が何を覚悟すればいいんだよ」アキレル

    ミカサ「いつか貴方達にも気づかせて、私に感謝する日が来るだろう、覚悟!」ビシィ

    ユーク「(意味わかんないなぁ)」ナデナデ

    アニ「(ミカサ、さっきから何を言ってるんだろう)」スリスリ

    ミカサ「ユーク、いつまで撫でているの?早く帰るべき」グイグイ

    ユーク「いや、君が仕掛けてきたんだろ?しばらくは好きにさせてよ」
  48. 48 : : 2013/10/14(月) 17:28:24

    ミカサ「では、アニ。貴方からユークにやめるよう言って」グイグイ

    アニ「え?やだよ。たまには気を許した家族に甘えたいし」スリスリ

    ミカサ「くっ!!今回は、私が貴方達2人に返り討ちに遭ってしまったようだ、不覚!」

    ユーク「…わかったよ。もう朝になりそうだし、点呼が始まる前に早々に戻るとするよ」

    ユーク「でも、ミカサ。君が俺を無断で運んできたことは忘れないようにね」チラ

    ミカサ「そうだった。ごめんなさい。貴方には迷惑をかけた」シュン

    ユーク「別にいいよ。結果オーライだったから。それじゃね」ヒラヒラ
  49. 49 : : 2013/10/14(月) 17:28:51


    ガチャ バタン 

    スタスタスタ


    ミカサ「それじゃ、私たちは少し仮眠しましょう」

    アニ「そうだね。まだ少し眠いよ」

    ミカサ「今回の実験で、この作戦は成功することがわかった」

    ミカサ「ので、私は今度エレンに撫でてもらおう!」ケッテイ!

    アニ「なんだアンタ、そのためにわざわざユークを攫ってきたの?暇だね」アキレタ

    ミカサ「アニだって、ユークに甘えられたのだから、私に感謝しても罰は当たらないと思う」

    アニ「はいはい、ありがとね。おやすみ」バサッ

    ミカサ「おやすみなさい」モゾモゾ


    ――――――――
  50. 50 : : 2013/10/14(月) 17:29:10

    ユーク「(ミカサの行動力には常々、驚かされるな)」スタスタ コソコソ

    ユーク「(まぁ、お陰で久しぶりにアニと寝ることになったけど、こんなことが
         何回もあっては、いつかは社会的に死ぬ日が来てもおかしくない)」シンパイダ

    ユーク「(…そう考えると、やっぱりミカサって…恐ろしいなぁ)」ブルッ

    ユーク「(任務云々の前に社会的に死ぬって…はは、なんだそりゃ――――)」


  51. 51 : : 2013/10/14(月) 17:30:32

    アレンさん、タイムリーレビューありがとう!

    ここからは後半戦だよ!いつもよりちょっとだけ短め。

  52. 52 : : 2013/10/14(月) 17:31:25

    ――――翌朝 食堂――――

    エレン「そういえば、ユーク。昨晩居ない時間あったけど、どこか行ってたのか?」モッグモッグ

    ユーク「え?(気づかれてたのか)」ドキリ

    ユーク「あぁ、ちょっと気分が悪くて、夜風に当たってたんだ。
        ぼーっとしててね、気がついたら時間が経ってた」ハハハ

    エレン「そっかぁ、お大事にな」モッグモッグ゙

    ユーク「それと、気づいていたのがエレンだけなら、あまり周囲に言わないでくれよ?
        それが、何かの拍子で教官の耳に入る可能性だってあるから」ヒソヒソ

    エレン「あぁ、わかったよ。その辺は大丈夫だ。俺しか知らないと思うし、誰にも言わない」モッグモッグ
  53. 53 : : 2013/10/14(月) 17:32:02

    ユーク「ありがとう。流石エレン、話が分かるな」

    エレン「(ごくんっ)あぁ!仲間を守るのは当たり前だろ!」ニカッ

    ユーク「(くっ!!そんなまっすぐな眼で“仲間”って言われると、別の意味で心苦しい!)」キリキリ

    ミカサ「……」ニコニコ

  54. 54 : : 2013/10/14(月) 17:32:13

    ミーナ「ねぇ、アニ!今日はユークがミカサ達と食べてるから、いっぱいお話しできるね!」

    アニ「食事のときくらい静かにしてなよ」モグモグ

    ミーナ「つれないなぁ。訓練中は基本、私語禁止だからこういう時にしか話す機会ないよ?」

    アニ「私は特に話すこともないから、別にいいよ。勝手に喋っといて」モグモグ

    ミーナ「ちょ、ひどーい!」

    アニ「……」シーン モグモグ

    ミーナ「ねぇ、お話しよーよ!アニったらぁ!」ユサユサ

    アニ「……」ツーンッ


  55. 55 : : 2013/10/14(月) 17:32:29

    ――――兵站行進訓練――――

    ユーク「はぁはぁ、もう30kmは走ったな。荷物重くて、少し疲れてきた」ゼェゼェ

    アニ「しゃべるだけ、体力を消費するよ。それと、後で話があるから」ハァハァ

    ユーク「今は……って体力温存が優先だったな。今話したばかりだった」ザッザッザ

    アニ「……後でね」タッタッタ


  56. 56 : : 2013/10/14(月) 17:32:53

    ――――行進終了――――

    ユーク「やっぱ、この訓練体力勝負でしんどいな」ゼェゼェ

    アニ「……」ハァハァ

    ユーク「アニは、なんでそんなに消耗少ないんだ?省エネ体質なの?」ハァハァ

    アニ「なにそれ?別に温存の仕方が上手いのと、単なる体力差じゃない?」フゥ

    ユーク「それを省エネというんだが。体力差か…辛辣だな。息整うのも早いな」ハァハァ

    アニ「それで、さっき言ってた話なんだけどね」

    ユーク「行進中に言わなかったってことは、ある程度、長い話になるのか?」

    アニ「そう。実は、昨日のあの後ね――――」


  57. 57 : : 2013/10/14(月) 17:33:59

    ――――その日の夜 男子寮――――

    ミカサ「(昨日で作戦は成功することがわかった。あの2人でああなった
         のだから、私とエレンではそれ以上の結果が望めるはず)」ムフフ

    ミカサ「(では、エレン達の部屋へ、いざ!出陣!)」バッ


    ガチャ バタン

    コソコソ ソローリ


    ユーク「(…来たか)」パチリ
  58. 58 : : 2013/10/14(月) 17:34:34

    ミカサ「(……)」ソローリ ソローリ

    ユーク「ミカサ…」ボソリ

    ミカサ「(びくっ)!!」ドキリ

    ユーク「……」ジーッ

    ミカサ「ユーク、起きていたの」ヒソヒソ

    ユーク「アニから、話は聞いていた。君が昨日俺を運んだ理由が、
        俺達を使った事前演習だったことをね。しかし、もう来るとは」ハヤイネ

    ミカサ「そう。それでは仕方がない。ごめんなさい。その通り」ゼン ハ イソゲ ト イウ
  59. 59 : : 2013/10/14(月) 17:37:39

    ミカサ「貴方達の昨日の出来事から、この作戦の成功率の高さが算出された」

    ミカサ「ので、早速今日、行動へ移した」フンス

    ユーク「志しは大したものだけど、まだ“その時”じゃない」フッ

    ミカサ「それは、一体どういうこと?」ナニ!?

    ユーク「非常に残念な御知らせだが、今の君が特攻を仕掛けても、ただ爆死するだけだ」

    ユーク「だから、今の君をエレンの元に向かわせるわけにはいかない」キリッ


        ※雰囲気はシリアス(?)ですが、あくまでヒソヒソと会話しています


    ユーク「無駄死にする必要はどこにもない。兵法講義でも習っただろう?」ヤメトケ

    ミカサ「貴方の忠告には感謝する。事実、兵士としてのストラテジーに富んだ貴方が
        言うのであれば、それは正しいのだろう。私だって、馬鹿ではない」ダガ コトワル
  60. 60 : : 2013/10/14(月) 17:40:16

    ユーク「一体何が、君をそこまで駆り立てるんだ。分からないなぁ。
        (“兵士”として…か。いずれ俺は“戦士”に戻るんだがな)」ダカラ イマハ ヤメトケッテ

    ミカサ「強いて言うなれば、エレンへの愛。貴方は、以前、アニの羞恥心の為に
        勝機のない戦いを私に挑み敗れた。私はその姿に胸を打たれ、感銘を受けた」イヤダ
        (『――番外編―― 第2話』参照)

    ユーク「くっ!!ならば、俺の身を呈してでも、君を止めらなければならない。
        君自身の為、そして、エレンの為に!!(貞操的な意味で)」オレ ココデ シヌノ?

    ミカサ「私の前に立ちはだかる敵はどんなに強くても、どんなに残酷でもなぎ倒す。
        戦わなければ…勝てない!勝てば、生きる!絶対に、勝つ!」アナタモ シンセナイ ケッシテ

    ユーク「ふっ、それは、君が言うことじゃないだろ?(俺の方が弱いんだから)」ドウモ
  61. 61 : : 2013/10/14(月) 17:41:04

    ミカサ「邪魔したければ、邪魔すればいい。それじゃ」ガバッ

    ユーク「くっ!!行かせない!」バッ ガシッ

    ミカサ「放して。エレンの元へ向かえない」グググ

    ユーク「だから、さっきから行くなと諭しているだろう」グググ

    ミカサ「でも、この程度の力ならすぐに振りほどける」バッ

    ユーク「それは、させない!アニ、今だ!!」

    アニ「悪いね、ミカサ」シュッ トンッ
  62. 62 : : 2013/10/14(月) 17:41:34

    ミカサ「そんな、何でアニが…いつの間に背後から…」バタン

    ユーク「よくやった、アニ。作戦完了だ」フゥ

    アニ「アンタの演技、かなり熱入ってたね。こっちも少し引き込まれたよ」

    ユーク「ミカサの注意を引くのに必死だったからな。俺も少しスイッチ入ってた気がする」

    アニ「それじゃ、ミカサは予定通り、私が回収していくよ」ガシッ

    ユーク「あぁ、情報提供やら奇襲やらまで頼んだのに、後片付けも任せてすまない」
  63. 63 : : 2013/10/14(月) 17:41:55

    アニ「アンタが作戦を立てなければ、エレンはアウトだっただろ?いいじゃないか」フフ

    ユーク「あぁ、これでエレンの平和は保たれた。(貞操的な意味で)」グッ

    アニ「それじゃ、おやすみ」

    ユーク「あぁ、おやすみ。ありがとう」ヒラヒラ

    アニ「……」グイグイ

    ミカサ「チーン」ズルズル

    ユーク「よし、任務完了!寝よう……Zzz」


  64. 64 : : 2013/10/14(月) 17:42:27

    ――――翌日 対人格闘訓練――――

    ミカサ「昨日は見事に撃退されてしまったが、こんなことでは、私は諦めない!」キリッ

    ユーク「『ので、次に戦うときは、覚悟するべき!キリッ』って?」クス

    ミカサ「折角、私が気合を入れて申し込んでいたのに、セリフを横取りするとは感心しない」ムスッ

    ユーク「なんせ“撃退者”なんでね(セリフを横取りした意味でも)」フッ
  65. 65 : : 2013/10/14(月) 17:43:14

    ミカサ「今日の私はエレン分が足りなくて、少々機嫌が悪い…ので、覚悟はできている?」ユラリ

    ユーク「……」

    ミカサ「……」

    ユーク「……」ジリッ

    ミカサ「……」ジリッ

    ユーク「……」ニコ

    ミカサ「……」ニコ

    ユーク「やばいっ!!」ダッシュ

    ミカサ「…逃がさない」ビュンッ
  66. 66 : : 2013/10/14(月) 17:43:45


    キョウハ ミノガシテーー!!

    ゼッタイニ タオス!!


    アニ「……」ジーー

    ミーナ「アニ、ユークを助けてあげないの?」

    アニ「いや、あのくらいの修羅場を潜り抜けられないようじゃ、“この先”
       いずれダメになるだろうから、今のうちに色々と経験するべきだよ」フフ

    ミーナ「うわぁ、アニの隠れた残虐性が見え隠れしてるよ」
  67. 67 : : 2013/10/14(月) 17:44:08

    アニ「そんなんじゃないよ。ただ...ね」

    アニ「(いずれはミカサにも勝たなければいけない時が必ずやってくる。
        脅威になりうるのなら、今のうちにちゃんと戦って研究しておきなよ、ユーク)」


    ミカサ「何、この程度で終わり?他愛もない」グギギ

    ユーク「くっ、負けてなるか!」グググ


    ライナー「あいつら何かあったのか?最近、仲が良かったり、あんな風に取っ組み合ったり」

    ベルトルト「さぁ、僕たちが知らない間にもユークはどんどん前へ進んでいるのかも
          しれないね。(ユーク、君はそんな調子で大丈夫なんだろうね?心配だ……)

  68. 68 : : 2013/10/14(月) 17:44:45

    ミカサ「(でも、今回ほど体が密着していて、何も思わないなんてありえない)」

    ミカサ「(直接、成果は得られなかったけど、この2人と一緒に居れば、
         まだまだ面白いことが転がってくるかもしれない)」

    ミカサ「(確かに、一連の私の行動はすべて自己満足に過ぎない)」

    ミカサ「(でも、どうしても2人を成就させたい。これが、今の私の我がまま)」

    ミカサ「(必ず、貴方を真の意味でアニの元へ叩き落とす。ので、覚悟すべき!)」グググ

  69. 69 : : 2013/10/14(月) 17:45:05

    ユーク「降参だ!今日はもう、降参するから勘弁してぇー!!」ジタバタ

    ミカサ「……ふふっ(これからも毎日が2人を見るのが、楽しみ♪)――――」



    進撃の巨人Another ――番外編―― 第5話

    『お楽しみ♪』



    La Fin.


  70. 70 : : 2013/10/14(月) 17:45:33

    ――――おまけ――――

    以下は、ちょっと今作の流れの中に組み込めなかった1シーンです。
    脈絡の結びつけが難しかったのと、ちょっと今の2人にはこのやり取りは
    早いような気がしたのが、組み込めなかった主な理由です。

    ――――――――
    ――――
    ――
  71. 71 : : 2013/10/14(月) 17:45:46

    ――――中盤 ユークとアニが一緒に寝ているシーンにて――――

    ユーク「(――――こうして、アニを抱きしめていると、
    アニもここ数年で大人になっていたんだなぁと思う)」ギュウ

    アニ「……」ギューー スリスリ

    ユーク「……」

    アニ「……」ギューー ムニュ

    ユーク「(……こういったところとかね)」ドキドキ
  72. 72 : : 2013/10/14(月) 17:46:37

    ユーク「(……別に家族に欲情するわけじゃないけど、こういうことは
         男として、どうしてもドキドキしてしまう)」ドキドキ

    アニ「……」ギューー ムニュムニュ

    ユーク「(それにアニのは、同年代(±2歳程度)に比べて大きいほうだよね)」

    ユーク「(身体はこんなに小さいのに…ちゃんと見えないところでは、大人になっていたんだな)」ジーン

    ユーク「(でもアニは大事な時期を開拓地で過ごしてきたし、栄養環境もよくなかった。
         ここでの食事だってそうだ。…それでいてこのレベルか…もし整った環境に
         居たと仮定して考えると、恐ろしいな)」ウーン
  73. 73 : : 2013/10/14(月) 17:47:26

    アニ「どうしたの?難しい顔して」キョトン

    ユーク「…いや、何でもないよ」

    アニ「ふぅーん」スリスリ

    ユーク「(前にノリで、少しセクハラしたことあったけど案外、間違いじゃなかったんだな)」
        (以前はテキトーに言って、アニに気を遣おうとしただけ)
        (『――番外編―― 第1話』参照)


    ――――――――

    ていう感じの会話を考えていたんですが、ちょっとないなぁと思って、外しました。


  74. 74 : : 2013/10/14(月) 17:52:29

    【あとがき】

    この度もお付き合いいただき、ありがとうございました!
    そして初めてご覧になったからは、以後お見知り置きを!

    ――番外編―― 第5話、これにて完結です!

    今回はずっとユーク達が室内にいたせいか、それほど会話が膨らまず、メリハリのある展開だったかなぁと思います。

    ただし、やはりオチのまとめ方は、第4話が自分の中で頂に居ますね、今のところ。

    おそらく、街に出かけるとフラグが多く、転がっているので、後々使いやすかったりします。

    アニにもっと可愛い服を着て、お化粧もしてもらいたいので、
    積極的に街にデートへ行ってもらおうかな(笑

    因みにもう6話の流れは決まって、後はタイプするのみです!(本編書けよ!)

    それでは!!

  75. 75 : : 2013/10/14(月) 17:54:22
    お疲れ様です(*≧∀≦*)
  76. 76 : : 2013/10/14(月) 17:58:21
    【投稿完了 / シリーズ名 / 話数 / タイトル / URL】

    【13/10/13 進撃の巨人Another ――番外編―― 第4話】
    http://www.ssnote.net/archives/941

    【13/10/12 進撃の巨人Another ――番外編―― 第3話】
    http://www.ssnote.net/archives/923

    【13/10/12 進撃の巨人Another ――番外編―― 第2話】
    http://www.ssnote.net/archives/878

    【13/10/11 進撃の巨人Another ――番外編―― 第1話】
    http://www.ssnote.net/archives/845
  77. 77 : : 2013/10/14(月) 17:58:24

    【13/10/10 進撃の巨人Another 第8話 『本物』】
    http://www.ssnote.net/archives/805

    【13/10/10 進撃の巨人Another 第7話 『捨てる』】
    http://www.ssnote.net/archives/800

    【13/10/10 進撃の巨人Another 第6話 『側』】
    http://www.ssnote.net/archives/796

    【13/10/10 進撃の巨人Another 第5話 『指令』】
    http://www.ssnote.net/archives/795

    【13/10/10 進撃の巨人Another 第4話 『再び』】
    http://www.ssnote.net/archives/793

    【13/10/10 進撃の巨人Another 第3話 『解散式の夜』】
    http://www.ssnote.net/archives/792

    【13/10/10 進撃の巨人Another 第2話 『見たもの、見るもの』】
    http://www.ssnote.net/archives/791

    【13/10/10 進撃の巨人Another 第1話 『4人目』】
    http://www.ssnote.net/archives/790

    【13/10/12 進撃の巨人Another シリーズ ――雑談所――】
    http://www.ssnote.net/archives/924

    【13/10/14 進撃の巨人Another シリーズ ――思い出(過去コメント)保管所――】
    http://www.ssnote.net/archives/1038
  78. 78 : : 2013/10/14(月) 18:41:28
    わああ
    可愛いーーーー(*>ω<*)♡
    最近はミカサが可愛くていいです❤︎
    一度、男子寮の馬鹿騒ぎも書いて欲しいです‼︎
  79. 79 : : 2013/10/14(月) 18:48:07
    >>78

    たまにはミカサにも負けてもらいました
    ユークの才能の発揮ですね

    うぅーん、馬鹿騒ぎの全貌はまだちょっと思いついてないなぁ(汗
  80. 80 : : 2013/10/14(月) 19:10:45

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