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アルミン…疑いの心、信じる気持ち

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  1. 1 : : 2015/03/01(日) 15:19:49
    2作目です。

    これは、アルミンの壁外調査の時の心情を、急に書きたくなったので書いてみようと思います。

    書き溜めもないので遅いと思いますが頑張ります!

    オチは…ないかな?
  2. 2 : : 2015/03/01(日) 15:20:22
    期待!
  3. 3 : : 2015/03/01(日) 15:34:41
    壁外




    アルミン「…………?」


    アルミン「さっきから変だ……赤の煙弾が撃たれてしばらく経つのに陣形が乱れてる…」



    …通常種ならそれほど心配はないはずだけど…



    アルミン「……!まさか…」



    ドォオオォォン‼︎



    アルミン「‼︎‼︎…あれは…」


    アルミン「黒い煙弾!?」


    近くの人間を無視して中央に迫っているのか!?


    間違いない!奴はーーーー







    奇行種だ‼︎




    ‼︎‼︎あっちはネス班長たちが…いや、ベテランの先輩方だ…


    でも、平地での立体起動は困難を極める……まさかとは思うけど、大丈夫だろうか……

















  4. 4 : : 2015/03/01(日) 15:50:04
    バシュ ギュィイイィィイィン!

    ザシュッ‼︎ グラッ… ザクッ!



    熟練のコンビネーションで平地のハンデを物ともせず、奇行種を仕留めた



    ホッ



    アルミン「やった!ネス班長!」


    これがこの時のアルミンの素直な感想だった








    これから悪夢が起こるとも知らずに…






    二人は馬に乗り、平地を駆けて行った



    ふーーっ…助かった〜




    ズシン ズシン



    アルミン「え?」



    また巨人?それにここにいるということは…奇行種か?


    それにいくらベテランでも二回連続は…


    ……いや、僕が行っても足手まといになるだけだ


    班長たちを、信じよう………







  5. 5 : : 2015/03/01(日) 15:56:18
    http://www.ssnote.net/archives/24696#bottom

    「時雨蒼燕流」です。

    一作目の作品です、よろしければ見てください。

    パスワード忘れちゃって執筆中になってますが、終わってます!
  6. 6 : : 2015/03/01(日) 16:27:46
    アルミン「………」ドォォォォォ



    アルミンは、黒の煙弾を放った



    アルミン「!?」


    アルミン「なんだあれ!?速すぎる‼︎」



    まずい‼︎ネス班長たちが踏まれる‼︎



    あれ?『踏まれる』?なんだ?この違和感…



    っと!そんな場合じゃない‼︎ネス班長たちは………



    その頃、ネスたちはうなじにアンカーを発射したところだった



    パシッ…………グチャッ

















    ……………へ?



    女型は先輩を握りつぶした………



    僕があっけにとられている間に女型は



    女型「………」ガシッ


    ネス「…は?…」



    ワイヤーを掴み



    女型「……」ブンッ ベシャッ



    先輩を殺した




    「踏みつぶそうとした」「握りつぶした」「潰した先輩たちを食べない」


    ああ………




















    嫌な予感が当たってしまった

























    ドクン ドクン ドクン




    アルミン「………」ドクン ドクン


    アルミン「違うぞ…」


    アルミン「違う…奇行種じゃない!」


    「ネス班長教えてください………」


    「どうすればいいんですか!?」


    「奴は……通常種でも…奇行種でもありません…」


    「「知性」がある…」


    「巨人の体を纏った人間です‼︎」


    「だっ…誰が!?何で!?何でこんな‼︎」


    「まずいよ‼︎どうしよう!?」


    「僕も死ぬ‼︎殺される‼︎」



    この時のアルミンの心情は






    死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない





    絶望一色であった…
















  7. 7 : : 2015/03/01(日) 16:31:05
    すいませんm(_ _)m

    トリップミスしました

    あと、アドバイスや欠点などがあれば、言ってくれれば嬉しいです!
  8. 8 : : 2015/03/01(日) 17:04:23
    ドドドドドドドドド



    そうだ、馬だけでもどこかへ避難させないと



    アルミン「行け!」



    と、逃がした直後



    ドォッ‼︎



    すぐ後ろで爆音がなった




    ああ…もうすぐ後ろまで来てるんだ…



    ふと、あたりが暗くなった



    上を見上げると………僕を踏もうとしてる?




    こいつは…いや、こいつらは



    何が目的なんだ











    その直後、その足がアルミンのすぐ横に落ち、直撃ではなかったものの、その衝撃で吹き飛んだ





    ゴロゴロゴロゴロ


    「うっ……あぁ、いっ!」


    僕はとっさに受身を取ったが体のあちこちが痛かった



    ハァッハァッハァッ


    走ったわけでもないのに息切れがすごい






    ズシン‼︎








    僕がうずくまっている横に女型が膝をついた



    ………僕……死ぬの?



    ふと、頭に感触がきた



    スッ




    女型はフードを取ってこちらを覗き込んだ



    僕は、目をそらすことができなかった
































    10秒、いや5秒もなかったかもしれないが僕には数日経ったかのように感じた



    ゴゴゴゴゴ



    女型が急に動いたことで僕は現実に引き戻された



    「蛇に睨まれたカエル」のように、うごけないでいると、女型は向きを変え、どこかへ走り去って行ってしまった


































    ドクン ドクン ドクン



    アルミン「…ぅ…」ガクガクガク



    ドクン ドクン



    アルミン「……ぁ…」ブルブルブル



    ドクン ドクン



    アルミン「ハアッ!ハアッ!」



    自分で肺に空気が入っていくのがわかる



    アルミン「…殺さない……のか?」フルフル


    アルミン「何だ今の……?」ブルブル


    「フードをつまんで……顔…?顔を確認した?」フルフル



    それに…先輩方はすぐ殺したのに、何で僕は殺さなかったんだ?



    ……いや、殺せなかった?ということは、身近な人……同期の誰かか?








    いや、今は気が動転してるだけだ。



    今まで3年間苦楽を共にしてきた仲間を疑うなんてどうかしてる………



    その時




    ????「アルミン!」



    よかった



    誰か来たみたいだ

  9. 9 : : 2015/03/01(日) 17:45:28
    アルミン「ライナー!」



    よかった、ライナーがいてくれればひとまず安心だ



    馬も一頭連れてる来てくれてるし


    〜〜〜〜戦闘シーンまで省略〜〜〜〜


    ドッドッドッドッドッドッドッドッ



    ズザザザ!


    アルミンたちは三方に別れた



    アルミン(あっちから来た時よりだいぶ遅くなった……疲れたのか?)


    アルミン(あの速度で再び走られたら手遅れだ!)


    (今やるべきだ……)


    (いま手を打たないと……)


    (ヤツはうなじの弱点を理解してる。他の巨人とは全くの別物)


    (仕留めるのは不可能だろう)


    (すくなくとも…人間の常識に当てはめた限りではそうだろう…けど)


    アルミンはミカサと人類最強の人物を思い浮かべながら思った


    (あの二人ならもしかしたら………)



    女型「……」ギロ


    アルミン「ん!?」



    こっちを見た?



    ドォッ‼︎



    さっきまで普通に走っていた女型が一瞬で切り返し


    アルミン「ーーーーうっ‼︎」グイッ

    アルミンも急いで切り返したが、間に合わず


    バチンッ‼︎


















    あ…………………………




    ヒュゥゥゥゥゥゥゥ



    僕は今、
    どうなってる?



    飛んでいる?



    そんなことを考えていると……







    ドサッ


    体に激痛が走り、その痛みを味わう暇もなく



    ガシャガシャ ゴロゴロゴロゴロ



    ズザザザザザ








































    僕は…………どうなってる?







































    立体機動装置は……………壊れたのか?





    さっきの落馬もあって、身体中が焼けるように痛い



    視界が赤いと思ったらどうやら頭から血が出てるなこれは



    その視界の中で捉えれたのは先程僕を、恐怖のどん底に落としたあの顔だった





    アルミン!




    誰かが僕の名前をよ 呼ぶと、女型はすぐに振り返り迎撃態勢に入った



    あれは、ジャンか?



    パシュッ パシュッ ギュィイイィン



    !?ダメだ‼︎そんなんじゃすぐ捕まる‼︎
    考えろ!考えろ!考えろ‼︎



    誰も失わない選択を‼︎
































    そうだ‼︎さっきの仮説を試せばいい



    可能性は薄いがやらないよりマシだ



    そして僕は、限界まで息を吸い、
    力の限り叫んだ








  10. 10 : : 2015/03/01(日) 18:41:50
    >>2さん


    ありがとうございます!
  11. 11 : : 2015/03/01(日) 20:46:20
    「ジャン‼︎‼︎‼︎」


    「仇を取ってくれ‼︎」


    「右翼側で本当に死に急いでしまった死に急ぎ野郎の仇だ‼︎」


    「そいつに殺された‼︎」


    アルミンは必死に、そして一字一句丁寧に叫んだ



    これで反応があれば同期なのは確定だ!






























    女型「………!!!」ピタッ



    よし‼︎止まった!



    「僕の親友をこいつが踏み潰したんだ‼︎」


    「足の裏にこびりついてるのを見た‼︎」



    ギュィィィン ザザザザザッ



    よし!ジャンは逃げれたな……



    でも、ここからどうする?



    それに…本当に同期が敵だったなんて…



    タンッ パシュッ



    ‼︎ライナー!?直接行くのか?いや!無茶だ‼︎



    パシッ



    「あっ………」



    ググググ ギリギリギリ‼︎



    見てるこっちが痛いくらいにライナーが締め付けられていく



    や、やめ…



    そう思った瞬間



    ビシュッ



    あたりに真っ赤な血が飛び散る



    そんな……うそ……



    同期が巨人でライナーも死んで…どうすれば……



    ビュッ!



    「え!?」



    まさか!



    ズパパパパパ!



    ライナーは回転しながら出てきた



    やっ……た……!よかった‼︎



    喜びも束の間、僕はいつの間にかライナーに抱えられていた



    何やら喋っているがそんなもの聞く余裕はなかった



    ゴゴゴゴゴ ズズズズン

    ズシン ズシン ズシン


    ライナー「見ろ!デカ女の野郎め…」


    ライナー「びびっちまっておかえりになるご様子だ!」



    よかった!助かった!



    ん?ちょっと待って………そんな……‼︎



    なぜ…………



    あっちは中央後方…………



    エレンがいる方向だ………



    いや、今僕がそれを考えても仕方がない



    何処か………落ち着ける場所は………‼︎



    「ライナー!あの木がいっぱい集まってる所へ!あそこで少し休もう」


    ライナー「………ああ!そうだな!」


    ジャン「馬も呼ばなきゃだしな!」














  12. 12 : : 2015/03/01(日) 21:31:56
    ピィィィィィィーーーーー‼︎‼︎‼︎



    さっきからずっとジャンが笛を鳴らしてるが一向に馬はこない



    初めての巨人で怯えてしまっているのだろうか………



    ライナー「どうだアルミン、立体機動装置は?」



    それは僕も気になってたが見た限りでは大丈夫そうだ



    「だいじょうぶ……留め具が正しく外れてくれたから壊れてはいないんだ」


    ライナー「そうか…それはよかった」


    ライナー「だがどうする?馬が一頭しかいないぞ……」


    ライナー「ジャンの馬が戻って来れば三人とも移動出来るんだが………」


    「……………」


    そんなことより、今は女型の正体のことしか頭になかった

































    同期が敵?女型と言うからには中も女性だろう………いや、そう仮定しよう



    でも、何処から正体を暴く?



    エレンの場合は容姿は少しだが面影もあった



    女型の顔は………



    ズズズズズ



    アルミンは、先程倒された時の映像を思い出していた



    あの時は死ぬほど怖かったのに、今思い出そうとすると少し時間がかかった



















    ……ミン





    ……………ン



    ライナー「おい!アルミン!」


    「!!」


    いきなり大きな声で話しかけられたことで、アルミンは意識が現実に戻った



    ライナー「やはり……まだ意識はしっかりしないのか?」



    同期を疑ってるなんてあまり知られたくない



    「うん……まだちょっとボーーっとするよ………」



    僕はごまかすことにした



    ライナー「そうか………もう決めねぇとな、辛い選択だが……」


    ライナー「一人ここに残る必要があるようだ………」



    いや、まだ可能性はある



    「まって…その前に煙弾を撃ってみよう」


    「陣形が直進してたら四列三班あたりが近くに来てるはずだ」



    僕は目で、訴えた



    「頼む」と………





























    ドォォォオォォオォ



    ジャン「緊急事態の信号弾だ」


    ジャン「これだけじゃ意図が伝わるとは思えねぇが」


    ライナー「アルミン」


    ライナー「あと3分だけ待つ。それまでに決めるぞ」



    いや、それはもう決めてる



    この中で誰が生き残れば役に立つかなんて分かり切ってる



    「僕が残る」



    ジャン「!?ちょっと待てよアルミン」


    「代わりに報告してほしいことがある」


    「できればエルヴィン団長にだけ……」



    同期に他に女型の仲間がいるなら………いや、きっといるだろう



    もしいたら、ジャンは目立ちすぎだし



    ライナーは、さっき潰されかけたんだ……あり得ない………















    このときの僕は間違っていた



    いや、まだ知らなかったんだ………



    この世界に









    あり得ないなんてことは「あり得ない」ということを




























    ジャン「ちょっと待てアルミン、それはお前が自分で報告しろ」


    「!?」


    何を言ってるんだジャンは?



    ジャン「誰か来たみたいだ……しかも!馬を二頭連れて‼︎」



    本当にそんなに運のいいことが?



    ……………



    ジャン「あれは……」



    ジャン「クリスタ!」


    クリスタ「みんな!」



    イヤッフゥゥゥーーー‼︎



    メ・ガ・ミーーーー‼︎



    キターーー‼︎



    おっと………取り乱しちゃった…



    ここは壁外何だ……ちゃんとしないと…


  13. 13 : : 2015/03/01(日) 21:39:58
    小さい文字ってどうやって出すか分かりますか?


    ザワザワ

    グスッ コロコロ

    ワイワイのようなものを小さく描きたいんですが…
  14. 14 : : 2015/03/01(日) 23:25:33
    クリスタ「早く乗って!」


    クリスタ「右翼側が大変なことに……」


    ジャン「あぁわかった!助かったぞ!」



    よかった……クリスタがいて本当に良かった



    僕は心からそう思った



    だが同時に、クリスタも女型、またはその仲間の候補だと気づいた



    ジャン「ん!?俺の馬じゃねぇか!」


    クリスタ「この子ひどく怯えてこっちに逃げてきたの……巨人と戦ったの?」


    クリスタ「アルミン!その怪我は?……大丈夫なの?」


    「うん、なんとか」



    あまり心配させたくなかったから、どのように怪我をしたかは言わなかった



    ライナー「よくあの煙弾でこっちに来る気になったな……」


    クリスタ「ちょうど近くにいたし、ジャンの馬がいたから……」


    ライナー「お前は馬にも好かれるし不思議な人徳があるようだな」


    ライナー「命拾いした」


    クリスタ「よかった…みんな」


    クリスタ「最悪なことにならなくて、
    本当に良かった……」キラキラ



    その時僕の目にはハッキリと見えた



    クリスタの後ろからさす光



    後光が



    アルミン「………」



    その姿は女神ではなく



    アルミン(神様……)



    と、素直に思ってしまった




    ジャン「…そうだ、早く配置にもどらねぇと!撤退の指令が出るハズだ」


    ジャン「奴はなぜか先頭の指令班とは逆の方向に行っちまったしな」


    クリスタ「ヤツ?」



    クリスタが質問したが誰も答えなかった



    いや、答えたくなかったのかもしれない



    僕も、正直もう女型とは関わりたくなかった



    ジャン「しかし……壁を出て一時間足らずでトンボ帰りとは……」


    ジャン「見通しは想像以上に暗いぞ…」



    確かにジャンの言うとおりだ



    僕らはまたなんの成果も得られないばっかりか



    大勢仲間を死なせただけだ



    もちろんそれは、このまま帰ればの話だ



    だが、見通しが暗いことに変わりはない
























    くそっ!くそ!クソッ‼︎





























    ドォォォオォォオォ


    ドォォォオォォオォ



    一同「!?」


    ジャン「な……!?」


    ジャン「緑の煙弾だと!?」


    ジャン「撤退命令じゃないのか……」


    ジャン「陣形の進路だけを変えて作戦続行か?」



    そうだ、このまま帰っても仕方がない



    何かが襲って来てるなら逃げるだけじゃ負けるだけだ



    全てを失う覚悟じゃないとさっきの女型やその仲間は捕まえられない



    ライナー「作戦続行不可能の判断をする選択権は全兵士にあるはずだが……」


    ライナー「まさか指令班まで煙弾が届いていないのか?」



    エルヴィン団長の事だ



    無謀な事はしない



    何か考えあってのことだろう



    僕の頭じゃ考えつかないようなことが…



    アルミン「わからなくても今の状況じゃやることは決まってる」


    ドォォォオォォオォ



    緑の煙弾が斜めに向かって飛んでいく



    僕はもう調査兵団に入った時から団長に命は預けてる



    だから、団長を信じて…………



    アルミン「判断に従おう」



























    【完】
  15. 15 : : 2015/03/01(日) 23:27:06
    ありがとうございました!
    これにて完です。

    思いつきだったので捻りもなく1日で終わりましたが、読んでくれた方々

    ありがとうございます!
  16. 16 : : 2015/03/02(月) 00:09:49
    ここが良かった、悪かった

    こうしたほうがいい
    これはやめたほうがいい

    などのご意見くれたらウハウハです!
  17. 17 : : 2015/03/02(月) 20:07:37
    http://www.ssnote.net/archives/32214

    三作目

    ベルトルト「三人で」 シリアス?
    です!

    よろしければどうぞ!
  18. 18 : : 2015/03/04(水) 19:19:34
    変なの作っちゃいました!

    http://www.ssnote.net/archives/32288#top
    頭が良すぎても困る*超超短編

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