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コニー「こいってなんなんだ?」

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  1. 1 : : 2013/11/16(土) 14:29:23
    ワカメロンです。長ったらしい前作を読んでくださってた方が居たらありがとう。

    前作がgdgd長文、ギャグとエロがごっちゃだったので、今回は短く可愛くいきます。
    題名通り今回の主役はコニー。

    「みーな・えろらいな【前編】【後編】」の後日談派生だけど、この話単体としてもお読み頂けます。



    【前作を読んでいる人にも読んでいない人にも、とりあえずあらすじ】

    前作でミーナがモブからエロかわヒロインになる

    ライナーがホモからノーマルに退化

    アニとミカサがちょっと仲良くなる

    マルコが泥酔

    お酒の入ったアニがデレる

    ライナーとクリスタが付き合い出す

    ミーナ、ミカサ、ユミル、キース教官、ジャンが5人で度々夜中に抜け出してラーメン屋に行くようになる

    ミーナがオルオとエルヴィンに遭遇する

    恋の特別任務応援組織・ミカサ班が編成される

    ジャンがどさくさに紛れてミーナに告白する

    ライナーが食堂の扉を壊す

    ジャンがアニに蹴られる

    ジャンとミーナが夜の立体機動をする

    マルコが色々勘違いしてベルトルトを意識しだす

    なんやかんやあってキース教官が仲間の一員みたいになる

    ベルトルトがアニに告白する

    エレンのパンツが伸びる

    ユミルがアルミンをお持ち帰りする

    ミーナとジャンが付き合い出す

    コニーがハンジの指揮の下、兵舎の池で鯉の養殖を始める←いまここ
  2. 2 : : 2013/11/16(土) 16:03:34
    ―兵舎の池―

    コニー「いっぱいいますね!こんなに沢山見たことねぇや!」

    ハンジ「壁内はまだ食糧が不足しているからね。鯉を沢山仕入れてみたんだ。コニー、君の狩猟民族としての野生の勘を飼育に役立てたいんだよ。」

    コニー「はい!任せてください!」バッ

    ハンジ「育てた鯉は、皆の食事に出したり、実験に使ったりするからね。」

    コニー「俺の村では飼ってるだけだったけど…食べられるんですか?!すげぇ!楽しみだ!!」

    ハンジ「はは、まだ気が早いよ。もう少し大きくなってからね。
    池の水が汚れてきたら、弁を抜いて少し川に流して綺麗な水と入れ替えること、冬は越冬といってご飯をあげる必要は無いから。あと、水温は常に15℃以上を保ってね。」

    コニー「はい!!」




    ――――――

    よう皆!104期生きっての天才、コニー・スプリンガー様だぞ!!


    いろいろあって、ハンジ分隊長と一緒に「こい」を「ようしょく」することになったんだ!

    ハンジ分隊長にまで頼りにされるなんて、やっぱり俺は天才だな!



    そう言えば、この前ミーナがマルコに「こいって、どんな感じ?」って聞きに来てたな。俺の村にはいっぱいいたぜ!ミーナも意外と馬鹿だったんだな!

    マルコはこいすると頭がいっぱいになるらしいぞ。こいが結構好きなんだな!食糧になるくらいだから、きっと、おいしいんだな!早く育てて食ってみたいぜ!

    エレンは「くちく」にこいしてて、サシャはパンと芋にこいしてるらしいぞ、なんか変だよな!




    ――――――

    コニー「お前ら、ご飯の時間だぞ~。沢山食べて早く大きくなれよ!」ポイポイ

    鯉 バチャバチャバチャ…パクパク


    こいって、餌をやると一気に皆でこっちに来るんだ、かわいいよな!

    あ、サシャが走って来たぞ。




    サシャ「コニー、何してるんですか?…そ、それは食べ物ですか?!私にも分けてください!」ガバッ

    コニー「ばっ、馬鹿野郎!これはこいの餌だよ!人間は食えねぇんだ!」

    サシャ「そうですか…。それは残念ですね。」シュン

    コニー「俺たちは食えねぇけど、一緒に餌やろうぜ!」

    サシャ「わぁ!餌を撒いたらいっぱい泳いで来ましたよ!かわいいですね!」

    コニー「だろ?俺たちももうすぐ食事だろ、行こうぜ!」エッヘン



    餌があるとすぐ寄って来るところとか、サシャとこいって、ちょっと似てるな!かわいいよな!
  3. 3 : : 2013/11/16(土) 17:38:07
    ――――――

    ハンジ「そろそろ食べられそうな大きさになってきたね。試しに捌いてみようか。」

    コニー「本当ですか?!楽しみだな!」

    ハンジ「ここのは60センチ級だね。大きい物は、1メートル以上になるよ。」

    コニー「す、すげぇ!巨人のうなじを削ぐ所と同じくらいですね!!」

    ハンジ「…巨人の事について語っても、いいかな?」




    こいもだいぶ大きくなってきたな。早く食べてみたいぜ!

    ハンジ分隊長がなんかいろいろ言ってたけど、長過ぎて全然覚えてねぇや!

    訓練に行ったら、皆に「2日もどこ行ってたの?」って心配されたし、キース教官も安心して泣いてたから、たぶん日付が変わってたんだな!

    その日はキース教官も餌やりに来たぜ!なんだかんだ言って優しいよな!


    そう言えば昨日、ジャンがぎっくり腰になったんだってさ!大丈夫かな。馬でもぎっくり腰になるんだな!

    マルコは最近、大きい奴にこいしてて頭がいっぱいなんだとよ!確かに、大きいこいのほうが食べごたえがあるもんな!



    今日はサシャが餌やりに来ないな。

    …なんで俺、がっかりしてんだ?


    大したことじゃねぇ。きっと、仲良しの友達だからだよな!
  4. 4 : : 2013/11/16(土) 19:04:33
    ――――――

    大変だ!なんかよく分かんねぇけど、マルコとアニが決闘してる!
    マルコの奴、駄目って言われてたのにまた酒飲んだんだな?


    …嘘だろ?酔って暴れたからか、マルコが倒れた!決闘は引き分けみてぇだけど…早く医務室に運ばなきゃな!!


    くっそ…重い…。持ち上げられるけど、全然進まねぇ…。ちくしょう!なんで俺はこんなにチビなんだよ!こんなんじゃ、いつも遊んでくれるマルコの事、守れねぇ…!



    よし、サシャと一緒に医務室まで運んだぞ!マルコの奴、飲み過ぎたせいか体も冷えてる…二人で添い寝して温める事にしたぞ!


    マルコ…ちょっと狭いけど、頼むから早く元気になってくれよ!また、俺たちと遊んでくれよな…!!




    ――――――

    マルコ「ぅ……、何だか、ベッドが狭い気がするなぁ…。右の頬にはイガグリみたいな感触があるし、左の頬には長さと量のある毛束の感触が…」パチ

    コニサシャ「zzz…」ギュー

    マルコ「コニー、サシャ、ずっと添い寝して付いててくれてたんだね…ありがとう。」ナデナデ

    コニサシャ「ムニャムニャ…」パチ

    コニー「マルコ…起きたんだな!ごめんな…俺がマルコを守れるくれぇ強かったら……うっ…グスッ…」ギュー

    サシャ「無事だったんですね!良かった…マルコがもう起きないかと思ったら、私…うわぁああん!」ギュー

    マルコ「…二人とも、ありがとう。大好きだよ!」ナデナデ

    コニー「俺も、マルコの事大好きだ!」ギュー

    サシャ「私も、マルコが大好きです!」ギュー

    コニー「!」ムッ

    コニー「サシャ!マルコから離れろよ!」

    サシャ「?!」ビクッ

    サシャ「すすすすすみません!マルコは病み上がりですもんね、コニーの言うとおりです!」パッ

    コニー「…」ホッ


    サシャ「では、今朝は水汲み当番の日なので…私は一足先に失礼しますね!」ガラガラ


    コニー(俺、何で怒ったり安心したりしてるんだ?)

    マルコ「……」ニコニコ




    ――――――

    コニー「"こい"って、俺が育ててる魚のほうじゃなくて、好きって事だったのか!日本語って難しいな!そういえば、マルコは恋してたんだな!」

    マルコ「うん…。でも僕は、自分が恋をしてると錯覚してたのかな。それも男の子に…、馬鹿だよね。」

    コニー「マルコは馬鹿じゃねぇよ!」

    マルコ「…ありがとう。きっかけは僕の勘違いだったけど、最近はいつも彼の事で頭がいっぱいだったし、彼に会えるのが嬉しかった。彼が取られると思ったら…凄く、苦しかったんだ。今では、彼女と幸せになってほしいと思ってるけどね。これって、やっぱり恋だったのかな…?」

    コニー「うーん…俺にはよく分かんねぇけど、マルコはそいつの事が凄く大切だったんだな!」


    マルコ「…コニーは、サシャが僕に抱き付いてるのを見て、嫌だと思ったろ?」

    コニー「うん…。だけど、マルコもサシャも大切な友達なのに、そんな事思ったらいけねぇよな。」シュン

    マルコ「でも、僕が他の人に抱き付いても、何とも思わないだろう?」

    コニー「そうだな。」

    マルコ「コニーの僕に対して思っている大切と、サシャに対して思っている大切は、少し違うんだよ。」

    コニー「難しいな。」

    マルコ「コニーは、鯉が大きくなったら最初に誰に食べさせてあげたい?誰の笑顔が見たい?他の男の子に抱き付いたりしてほしくない女の子は、誰かな?」

    コニー「…サシャだな!」



    マルコ「それが、"恋"だよ。」

    コニー「!」



    【終わり】



    【おまけ】

    コニー「マルコが恋してた大きい奴って、誰だったんだ?どれくらい大きいんだろうな…。」



    コニー「…もしかして超大型巨人か?!」
  5. 5 : : 2013/11/16(土) 19:23:53
    【あとがき】
    完全に自己満足で申し訳ないです。あっという間に始まってあっという間に終わりました。もし読んでくださった方が居たらありがとう、そして、ありがとう。

    前作でコニーが恋と鯉を間違えてたので、その話が書きたかったんです。前作でのマルコの立ち位置が我ながら非常にあさってな方向に飛んでいってました。

    前作とあらすじに、勘違いから発生したマルコの気になる人は書いてありますが、【おまけ】でボケ兼ネタバレ。
  6. 6 : : 2013/11/17(日) 16:11:02
    おもしろかった!コニー最高!!
  7. 7 : : 2013/11/18(月) 18:00:09
    【後日談】アニ「恋の」マルコ「サバイバルゲーム」http://www.ssnote.net/archives/2902#thread-top-navigation
    アニとマルコががんばる。
  8. 8 : : 2013/11/18(月) 18:04:52
    >>みかりんさん、ありがとうございます!
    コニーは馬鹿かわいいけど頭の回転は速いから、中々書きづらかった!

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