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ジャンクリ 2 クリスタ「遺書の書き方...?」 ジャン「あぁ」

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  1. 1 : : 2013/11/07(木) 18:49:52
    ジャンクリ 2話目です

    1作目 ジャンクリ1 満月の丘で http://www.ssnote.net/archives/1932

    別作 エレアニ 雪の中で http://www.ssnote.net/archives/1055







  2. 2 : : 2013/11/07(木) 18:50:44
    前回なんかうまく投稿できなかったんで、もう一回投稿します
    では
  3. 3 : : 2013/11/07(木) 18:51:47
    ジャン 「はぁー(あくび) ねみーなぁ...)」

    時計の針は9:00を指している。

    ジャン 「休日だってんのになんでこんなこと...まぁ、ミカサとの予行練習だと思えばいいか。」ブツブツ

    コニー 「なんだよー、ジャン。 もう起きんのか?」モゾモゾ

    ジャン 「まぁな、ちょっと出かけてくる。」

    コニー 「連れはいるのか...? 居なきゃ俺も行こうかな...」

    ジャン 「...大丈夫だ。気にすんな。」

    コニー 「ふぅーん。なら俺は寝るぜ。」

    ジャン 「ああ...」

    ジャン (こいつなりにマルコのこと気にしてくれたんだろうな)

    ジャン (馬鹿の癖に...)

    ジャンは身支度を始める。

    ジャン (彼女と行くわけじゃねぇし、別に気合入れる必要もねぇよな)

    ジャン (っつても、めしぐらい奢ってやるかな...)

    財布をとり、ポケットに入れようとしたとき、何かがひらひらと落ちた。

    ジャン 「?」

    拾ってみると、親からの定期的な手紙であった。

    ジャン (ババァからの手紙か... そういや卒業間際に来たっけな...)

    ジャンはもう一度その手紙を読み返す。

    そこには、強気な母らしい、政府や近所への悪口やほか諸々の不満など永遠と書き連ねてあった。

    ジャン (はぁー、相変わらずだな。年をとったら丸くなると思っていたのに...)

    そしてその手紙の最後には、息子の憲兵団入りを喜んでいる母の正直な気持ちがあった。

    ジャン (...そーいや去年の長期休み以降会っていないな...。)

    ジャン (調査兵団に入るってことは手紙で伝えてあるが、壁外調査の前に、一度顔を出しておくか...)

    ジャン (もう会えるか分らないしな...)チラ

    時計 9:40

    ジャン (おっと。流石に女を待たせる訳にわいかないよな)

    ジャンは兵門へと移動を開始する。
  4. 4 : : 2013/11/07(木) 18:52:23
    〜〜〜兵門〜〜〜

    ジャン (10分前くらいでもよかったかな...)

    ジャン 「!?」

    余裕を持って待ち合わせ場所に到着したジャンだったが、クリスタは既にその場所で待っていた。

    クリスタ 「あ、ジャン!! おはよう!!//」

    ジャン 「おう、おはよう... あれ、待ち合わせ時間間違えた?」

    クリスタ 「うぅん、早いくらいだよ?」

    ジャン 「そうだよな。 おまえいつから待ってたんだ?」

    クリスタ 「わっわたしも今来たばっかりだよ!?//」

    ジャン 「そっか、良かった。流石に待たせるのは良くないからな...」

    クリスタ (1時間前にはもういたなんて言えない...//)

    ジャン 「なかなか可愛い格好じゃんか。センスいいな。」

    クリスタ 「え// ありがとね// ジャンもかっこいいよ//」

    ジャン 「え? いつも兵舎で着てたやつだけどな?」

    クリスタ 「...」チーン

    ジャン 「あ、そうだ、クリスタ。買い物終わった後ってお前暇?」

    クリスタ 「うん、そうだけど。 なんで?」

    ジャン 「悪いんだけど... 実家に少しよらしてくんねぇか?」

    クリスタ 「実家?」

    ジャン 「あぁ... そんなに長くはいねぇよ。 顔を出すくらいだ。」

    ジャン 「親にずっと会ってないからな。璧外調査の前に、1回くらいはとおもってな...」

    ジャン 「別に嫌なら先帰っていてもいいんだけどよ。 でも荷物持ちができねぇだろ?」

    クリスタ 「実家か...」

    ジャン 「あぁ... 。 やっぱり、ちょっと嫌か?」

    クリスタ 「うぅん。 全然平気。私だって成長したもん。」

    ジャン 「そっか、悪いけど頼むな。」

    クリスタ 「うん」

    ジャン 「じゃあ、そろそろ行くか」
  5. 5 : : 2013/11/07(木) 18:52:51
    クリスタ 「ねぇ、ジャン//」モジモジ

    ジャン 「ん?」

    クリスタ 「昨日の寝る前のこと覚えてる?//」モジモジ

    ジャン 「寝る前...?」

    ジャン (そーいやなんかいい夢を見ていた気がするんだが...)

    ジャン 「うーん、なんかあったか?」

    クリスタ 「え? あったよ!? 思い出して//」

    ジャン 「寝る前にしたこと〜〜?」

    ジャン 「あ!!」

    クリスタ 「思い出した//?」

    ジャン 「小便いったな...」

    クリスタ 「...その前だよ...」

    ジャン 「その前は... 歯磨きしたな」

    クリスタ 「それよりも前...」

    ジャン 「うーんと、寝巻きに着替えたかな?」

    ジャン 「てかなんそんなこと聞くんだ?」

    クリスタ 「...ねぇ、ほんとに覚えてないの?」

    ジャン 「悪い。 お前が何が言いたいのか、さっぱりわからねぇんだけど...」

    クリスタ 「...」ズーーン

    クリスタ 「初めてだったのに...」ボソ

    ジャン 「ん? 何が初めてだって?」

    クリスタ 「なんでもないよ... 行こう、ジャン。」ズーーン

    ジャン 「おう。 なんかお前落ち込んでねぇ?」

    クリスタ 「そんなことないよ...」ズーーン

    ジャン 「ふーん、ならいいけど。」
  6. 6 : : 2013/11/07(木) 18:53:17


    〜〜〜商店街〜〜〜

    ガヤガヤ

    ジャン 「すげぇ人混みだな...」

    クリスタ 「先日の巨人の進行で、品物不足が問題になってるからね...」

    ジャン 「まぁな。でもなんでこっちに来たんだ? 日用品売り場ってむこうの通りに確かあったよな?」

    クリスタ 「ちょっとよりたい所があって...//」

    ジャン 「ふーん...」

    クリスタ 「ここなんだけど...」

    ジャン 「え... ここ?」

    クリスタ 「う、うん// 朝ごはん食べてないから、早めの昼食でもいいかなと思って...// 前に来て 美味しかったから...//」

    ジャン 「まぁ、確かに旨そうなメニューだけどよ...」

    ジャン 「ここカップル限定だぞ?」

    クリスタ 「ベッ別に男女でなら問題ないんじゃない//!?」

    ジャン 「旨いならなんでもいいけど... 」

    ジャン 「で、誰と前に来たんだ?」

    クリスタ 「え!?」

    ジャン 「だってここカップル限定じゃん」

    クリスタ 「さっサシャと!!」

    ジャン 「サシャは無理だろ。 女だぜ?」

    クリスタ 「そうだった、サシャには教えて貰ったんだ!!」アセアセ

    ジャン 「なんだよ〜〜 教えろよ〜〜 水臭いぞ〜〜」ツンツン

    クリスタ (雑誌で調べて来たなんていえないよぉ...//)

    クリスタ 「そうだった!! ライナーだった!!」アセアセ

    ジャン 「え!? ライナー!?」

    クリスタ 「そう!! ライナー!! 私から誘ったの!!」アセアセ

    ジャン 「お前から!?」

    クリスタ 「うん!!」アセアセ

    ジャン 「へぇー...」

    ジャン (なんだよ、ライナー。お前普段あんなこと言ってたけど、結構いいとこまで来てんじゃんか)

    クリスタ 「な、納得した!?」アセアセ

    ジャン 「まぁな...」

    クリスタ 「良かった」ほ...

    ジャン 「応援するぜ!!」

    クリスタ 「!?」

    ジャン 「お前とライナーの恋!!」

    クリスタ 「え!? ちっちが...」

    ジャン 「遠慮すんなって。 大船に乗った気持ちで俺に任せてくれ!!」

    クリスタ 「違う... 違うってば... 私の好きなのは...」

    ジャン 「立ち話してると通行人の邪魔だから、さっさと中入ろうぜ?」

    クリスタ 「うん...」

    クリスタ (勘違いされちゃった...)シュン...

    ジャン 「?」
  7. 7 : : 2013/11/07(木) 18:53:52
    〜〜店内〜〜

    ジャン 「じゃぁ、俺はハンバーグで。」

    クリスタ 「私はオムライスお願いします」

    店員 「かしこまりました」

    ジャン 「...」

    クリスタ 「...」

    モブ女 「はい、あーんして〜〜」

    モブ男 「あ〜〜ん」パク

    モブ女 「おいしい〜〜〜?」

    モブ男 「君に食べさせて貰ったら何でも美味しいよ!!」

    モブ女 「やだぁ〜〜もぉ〜〜」

    イチャイチャイチャイチャイチャイチャイチャ(店内の様子)

    ジャン 「... なぁ、クリスタ...」

    クリスタ 「...うん?」

    ジャン 「お前...ほんとにライナーとこんなところに来たのか?」

    クリスタ 「ほっほんとだよ!?」ドキ

    ジャン 「そうか... 」ソワソワ

    クリスタ (予想以上だった... 流石に私でもこれは...)

    店員 「失礼します。 水をお持ちしました。」コト

    ジャン 「え? ちょっと!!」

    店員 「はい?」

    ジャン 「1つしかありませんけど...」

    店員 「え? それがなにか?」

    ジャン 「え? だって普通は...」

    店員 「あ、お客様は当店初めての利用ですか?」

    ジャン 「えーと、俺は初めてのだけど...こっちは前に」

    クリスタ 「あ、あの... 私も初めてです...」

    クリスタ (やっぱり嘘はむりだった!!)ジワァ

    ジャン 「は?」

    クリスタ 「...」ウツムキ

    店員 「そういうことでしたか!! この店はですね、2人の
    距離をもっと縮めるってことをモットーにしておりまして...」

    店員 「例えばお冷やなんかも、ひとつのものをこの二股ストローで2人で飲み会っていただきます。」

    ジャン 「!?」

    クリスタ 「...//」

    店員 「まずは物理的な距離を縮めましょう!! なんてねw」

    ジャン (笑えねー...)

    店員 「それでは、ごゆっくり」スタスタ

    クリスタ 「...」ウツムキ

    ジャン 「...」チラ

    クリスタ 「...」ビクッ

    ジャン 「なんで嘘ついたんだ...?」

    クリスタ 「えっと...その...」アタフタ

    ジャン 「...」ジーー

    クリスタ (ヤバイ、なんか言い訳しないと!!)アタフタ

    ジャン 「...」ジーー

    クリスタ 「今度ミカサと来たらどうかなぁって!!」アタフタ

    ジャン 「ミカサ?」

    クリスタ 「そう!! この店結構女子の中で有名でね、ミカサも興味があるって言ってたよ!!」

    ジャン 「まじか!? クリスタ!?」

    クリスタ 「うん、ほんとだよ!!」ドキドキ

    ジャン 「そうか!! じゃぁ、ミカサとデートした時は、ここに来ればいいんだな!?」

    クリスタ 「う、うん。そうだね...」

    ジャン 「サンキュークリスタ。マジで助かる!!」ホクホク

    クリスタ 「どーいたしまして...」ズキズキ

    クリスタ (なんか...複雑...)
  8. 8 : : 2013/11/07(木) 18:54:24
    〜〜〜

    店員 「お待たせしました!! ハンバーグとオムライスです。」

    ジャン 「お! やっと来たか!!」

    店員 「勘定はここに。では、ごゆっくり。」スタスタ

    ジャン 「んじゃ、いただきます」

    クリスタ 「いただきます」

    ジャン 「おっ!! 結構旨いな!!」パクパク

    クリスタ 「オムライスも美味しいよ」パクパク

    ジャン 「確かにうまそうだな。 一口もらっていいか?」

    クリスタ 「いいよ...//」

    クリスタ (これは、あーんってやつよね...//)

    ジャン 「...」ヒョイ

    クリスタ 「え!?」

    ジャン 「...」パク

    クリスタ 「あ...」

    ジャン 「ほんとだ!! めちゃくちゃ旨いな!!」

    ジャン 「これならミカサの胃袋掴むこと間違いなしだな...」グフフ

    クリスタ 「...」

    クリスタ 「...」ジワァ

    クリスタ 「ねぇ、ジャン。私も、それ、頂戴...」

    ジャン 「あぁ、いいぜ?」皿を差し出す

    クリスタ 「...」

    ジャン 「なんだよ? 食わねぇのか?」

    クリスタ 「ジャンがとって...」

    ジャン 「え?」

    クリスタ 「あーんってしてよ...」ジワァ

    ジャン 「おっおう!!」アセアセ

    ジャン (なんで泣きそうなんだよ...)

    ジャン 「ほら、クリスタ」ヒョイ

    クリスタ 「...」

    ジャン 「今度はなんだよ!!」

    クリスタ 「あーんって言わなきゃヤダ...」ムスゥ

    ジャン 「...」ゲンナリ

    ジャン 「はい... あーん」

    クリスタ 「...//」パク

    クリスタ 「...おいしい//」もぐもぐ

    ジャン 「...」

    クリスタ 「...満足//」ふぅー

    ジャン (...めんどくさ!!)

  9. 9 : : 2013/11/07(木) 18:54:50
    〜〜店の外〜〜

    クリスタ 「ごめんね、ジャン。奢ってもらちゃって...」

    ジャン 「いいよ、気にすんなよ...」

    ジャン 「しかしいろいろ凄いところだったなー」

    ジャン 「二人で一個の飲み物なんて、どんな発想してやがんだよ...」

    ジャン 「飲みにくくてしょうがなかったよなぁ?」

    クリスタ 「う、うん。そうだね。」

    クリスタ (結局恥ずかしくて二人で一緒に飲めなかった...)

    クリスタ (次に来た時は絶対...!!)

    クリスタ 「またふたりで来たいな〜、なんて//」

    ジャン 「気が向いたらな...」

    ジャン 「でも、ミカサとのデートの時は使わせてもらうぜ」

    クリスタ 「あ...うん...」

    クリスタ 「...」

    クリスタ 「...ジャンはさ...」

    ジャン 「あ?」

    クリスタ 「ミカサのどんなところが好きなの?」

    クリスタ (まずは感情を押し殺し、情報収集なのだ)フンス

    ジャン 「それ聞くのか〜〜」

    ジャン 「まぁ、一目惚れした原因はなぁ...」

    クリスタ 「うんうん」

    ジャン 「あの綺麗な黒髪だ」

    クリスタ 「え...」

    ジャン 「あのつやつやした黒髪が、ミカサの最大の魅力と言っても過言ではないよなぁ...」

    クリスタ (黒髪... 私は金髪...)

    クリスタ 「ジャンは黒髪以外興味ないの?」

    ジャン 「ないな。対象外だ」

    クリスタ (私は対象外...)ズーン

    ジャン 「でもクリスタが黒髪にしたらさ...」

    クリスタ 「え?」

    クリスタ (まっまさか... //)

    ジャン 「似合わなくて笑っちゃうよなw」

    クリスタ 「...」チーン

    ジャン 「他にミカサの良い所はなぁ」

    クリスタ 「うん...」

    ジャン 「スタイルの良さだ!!」

    クリスタ 「すっスタイル...?」

    ジャン 「あぁ。 スラッとして、背筋をピンと伸ばしたあのたたずまいがなんとも言えねぇよなぁ...」

    クリスタ 「ジャンは... 小さい子は嫌いなの?」

    ジャン 「嫌いじゃないけど、守備範囲じゃねぇな!!」

    クリスタ 「...」ゴフッ

    ジャン 「他にはな クリスタ 「もういいよ!!」

    ジャン 「え?」

    クリスタ 「その話つまんないからもういい!!」プンプン

    ジャン 「え?」

    クリスタ 「ジャンの好みなんてどうでもいいよ!!」プンプン

    ジャン 「おまえがきいてきたんだろ...」

    クリスタ 「知らない!!」プンプン

    ジャン 「なんで怒ってんだよ!! あ、着いたぞ」

    クリスタ 「ほんとだ。 ジャンのどうでもいい話だけで着いちゃったね。」

    ジャン 「...おまえ、そんなトゲのあるやつだったか?」

    クリスタ 「ジャンだけにはね!!」プンプン
  10. 10 : : 2013/11/07(木) 18:55:27
    〜〜店内〜〜

    ジャン 「初めは何見に行くんだ?」

    クリスタ 「うーん、カーテンが欲しいかな?」

    ジャン 「カーテンか... あっちの方だったよな...」

    クリスタ 「うん、行こう」

    ジャン 「...」

    クリスタ 「? どうかした?」

    ジャン「...クリスタって、この店来たことあんのか?」

    クリスタ 「時々女子と一緒に来るけど... どうして?」

    ジャン 「手紙とかって...売ってないかな?」

    クリスタ 「手紙? 多分、あそこの店に売ってるんじゃないかな?」

    クリスタ (何に使うんだろう...)

    クリスタ 「なんで、手紙なの...?」

    ジャン 「あー、ちょっとな」

    クリスタ 「私には言えないの?」

    ジャン 「まぁ...な...」

    クリスタ (ミカサ... かな...)

    ジャン 「だから、クリスタが買ってる間は、俺、別行動していいか?」

    クリスタ 「え?」

    ジャン 「ちょっと俺にも用事ができたからさ...」

    クリスタ (そんな... 一緒に回れなきゃ意味ないのに...)

    クリスタ (いいや、ジャンはミカサのほうが大事なんだ... 私がわがままをいって邪魔しちゃだめだ...)

    クリスタ 「うん、分かったよ」ニコ

    ジャン 「すまねぇな。俺の方が早く済むと思うから、本屋で立ち読みしてるわ。」

    クリスタ 「じゃぁ、私も買い物が終わったら本屋に行くね。」

    ジャン 「ああ、頼むわ...」

    クリスタ 「うん、行ってくるね」

    ジャン 「俺のことは気にしなくていいからな。ゆっくり選んでこいよ。」

    クリスタ 「うん...」

    ジャン 「じゃあ、俺も行ってくる」スタスタ

    クリスタ 「あ...」

    クリスタ (行っちゃった...)

    クリスタ (一人でも楽しもう...)

  11. 11 : : 2013/11/07(木) 18:56:17
    〜〜1時間後〜〜

    クリスタ (買い物は全部終わった...)

    クリスタ (でも、全然つまんなかった...)

    クリスタ (ジャンと一緒に服とか選びたかったのに...)ジワァ

    クリスタ「...」ゴシゴシ

    クリスタ (泣いちゃダメよ。無理言って来てもらったんだから。)

    クリスタ (でも仕返しになんかしてやろう!!)

    〜〜

    クリスタ (いたいた!! ジャンだ!!)

    クリスタ (なんの本を読んでるのかな... エッチな本じゃないよね//)

    クリスタ (いやそんなわけないでしょ!? でも気になるな...)

    クリスタ (よし、確認しよう!!)

    クリスタ (後ろからそぉーっと行って...)

    クリスタ (バレないように、慎重に、慎重に...)

    クリスタ (そして...)

    クリスタ (一瞬で奪う!!)クワッ

    クリスタ 「とりゃぁ!!」バシっ

    ジャン 「うお!?」

    クリスタ 「なんの本読ん出るの?」

    ジャン 「バカ野郎!! 返せよ!!」アタフタ

    クリスタ (すごく慌ててる... 見られたくない内容だったのかな?)

    クリスタ 「さて、どれどれ...」

    ジャン 「 馬鹿が...」

    クリスタ 「え!?」

    クリスタ 「これって...」

    ジャン 「...」

    クリスタ (正しい遺書の書き方...?)

    クリスタ 「なんで... こんなもの...」

    ジャン 「...」

    クリスタ 「...あ」

    クリスタ 「さっきの手紙ってのも...これを書くため?」

    ジャン 「まぁな...」

    ジャン 「今日実家に帰るのも、それがひとつの目的だ。」

    クリスタ 「目的?」

    ジャン 「あぁ...」

    ジャン 「1ヶ月後の壁外調査の終わった頃には生きてるかどうかもわかんねぇ...」

    ジャン 「だから、先に遺書でも書いて渡しとこうと思ってな...」

    クリスタ 「...」

    ジャン 「もし俺が死んだら、その時に開いてもらおうと思って...」

    ジャン 「まぁ、1ヶ月後に開かれなかったとしても、いつかその時は訪れるはずだけどな...」

    クリスタ 「...」

    クリスタ 「ごめんなさい...」

    ジャン 「ん?」

    クリスタ 「私、調子に乗っちゃった...」シュン

    ジャン 「気にすんなよ...」

    クリスタ 「...ごめんなさい」グス

    ジャン 「はぁー、 泣くなよ...」

    クリスタ 「...」グスグス

    ジャン 「クリスタ...」

    クリスタ 「な、なに...?」ビク

    ジャン 「機嫌直しにこれ、やるよ」

    そういってジャンが差し出したのは、クリスタの目の色と同じ、透き通った青色の髪留めだった。

    クリスタ 「え? 髪留め?」

    ジャン 「さっきついでに雑貨屋よってな...」

    ジャン 「お前ちょっと髪長いだろ? それで留めておいた方がいいぞ?」

    クリスタの顔に再び笑顔が戻る。

    クリスタ 「...ありがとう...」

    クリスタ 「綺麗な色だね...」

    ジャン 「気に入ってもらえたなら良かった。」

    クリスタ 「大事に使わせてもらうよ...」

    ジャン 「いいよ、てきとうに使ってくれ」

    クリスタ 「いま、つけてみていい?」

    ジャン 「ああ。 荷物、持つよ」

    クリスタ 「ゴメン」
  12. 12 : : 2013/11/07(木) 18:56:48
    そういって荷物を渡し、髪を結んだ。

    クリスタ 「どっどう!? 似合う...//」

    ジャン 「ほぉー...」

    クリスタ 「...」ドキドキ

    ジャン 「髪を上げるだけでこんなに大人っぽくなるんだな。」

    クリスタ 「え、大人っぽい?//」

    ジャン 「ああ、結構印象変わるな。」

    クリスタ 「お姉さんに見えるかな?//」

    ジャン 「まぁ、小学年から中学年になったって感じだな(笑)」

    クリスタ 「〜〜〜//」ゲシゲシ

    ジャン 「いてぇ!! なにすんだよ!!」

    クリスタ 「ジャンのせいだからね」プンプン

    クリスタ 「買い物終わったんだから、さっさと実家に行くよ!?」

    ジャン 「あぁ、そうだな...」

    しかし、ジャンの家に行くにあたって、クリスタには1つ不安があった。

    クリスタ (私...人の家族とふれあうの初めてかも...)

    クリスタ 「ねぇ、ジャン?」

    ジャン 「あ?」

    クリスタ 「ジャンのお母さんって、どんな人?」

    クリスタ (できれば優しい人がいいな...なんて...)

    ジャン 「うーん、性格はきついかもな...」

    クリスタ 「え...」

    ジャン 「でも、女の子にはすごい優しいぜ」

    ジャン 「だからクリスタも緊張しなくても大丈夫だぞ?」

    クリスタ 「う、うん」

    クリスタ (そうか、普段通りに行けば大丈夫なんだ!!)

    クリスタ 「じゃあ...」

    クリスタ 「お父さんは?」

    ジャン 「...親父か...」トオイメ

    クリスタ 「あれ...」

    クリスタ (聞いちゃまずかったのかな...)アセアセ

    ジャン 「うーーん、まぁ、対して印象ねぇな...」

    クリスタ 「そっそうなんだ!! じゃぁ、行こうか!?」アセアセ

    ジャン 「おお、行くか。」

    クリスタ 「うん!!」

    ジャン 「てかこれ、重過ぎねぇ!?」ズッシリ

    クリスタ 「ジャンが持ってくれるっていうから、水とか食料とかいろいろ買っちゃった(笑)」

    ジャン 「今じゃなくていいだろ!!」

    クリスタ 「えへへ//」テヘペロ
  13. 13 : : 2013/11/07(木) 18:57:24
    今回は入りなんであんま内容なかったですね(笑)

    次回作は展開変わるんで、よろしく!!

    あと、だんだんシリアス感増してきます

    自分、ジャグ系あんま得意じゃないんで...
  14. 14 : : 2013/11/07(木) 21:03:53
    再度支援
    次回作もよろしくお願いします。
  15. 15 : : 2013/11/07(木) 21:51:55
    ありがとうございます!!
    多分土曜に二作目あげてきます
  16. 16 : : 2013/11/07(木) 22:18:08
    おもしろい!
  17. 17 : : 2013/11/08(金) 16:10:44
    そういえばこのSS読んでふと進撃のBDの特典の画像撮ったから貼る
    http://imgur.com/76QAnC7

    http://imgur.com/Z59eimb
  18. 18 : : 2013/11/08(金) 20:18:17
    BD、お金の余裕ができたら買いたいな!!
  19. 19 : : 2013/11/09(土) 12:44:27
    続きはよ!
  20. 20 : : 2013/11/10(日) 23:57:06
    http://www.ssnote.net/archives/2396 次作のURLです
  21. 21 : : 2014/01/11(土) 19:05:54
    凄い面白いです!クリスタ可愛い♪
  22. 22 : : 2019/02/01(金) 23:50:19
    続き早く




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