ミカサ「アニのほのぼのお誕生日!!」
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- 1 : 2014/03/22(土) 09:50:39 :
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ミカサ「……」ウロウロ スタスタ
私はミカサ。104期訓練兵の1人で…一応、主席
私は今、とある悩みを抱えていて、こうして歩きながら物思いに考えている
近々、友人の誕生を迎えるのだが、プレゼントを贈ろうかどうかという事
その「友人」…いや、彼女にとって私はまだ「知り合い」程度にしか認識していないかもしれないが…
私がこうも思い悩んでいるのは、彼女にある思いを馳せているからだ
その彼女の名は…アニ・レオンハート
私と同じく、女性の身でありながらこの104期生の中で10傑に入る実力を持っている
元々女性が少ない訓練兵のなかで近い立ち位置の同性に、当然私は興味を持っていた
私が彼女に寄せる思い…それは…
ミカサ「アニと友達になりたい」
ただ…それだけである
ミカサ「アニに…どんなプレゼントを贈ればいいだろうか?」
私は、この事で悩んでいた――――
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- 2 : 2014/03/22(土) 10:10:02 :
- 期待です♪
更新楽しみにしておりますね(๑′ᴗ‵๑)
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- 3 : 2014/03/22(土) 13:14:57 :
- 期待だよ☆
楽しみに待ってるよん♪
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- 4 : 2014/03/22(土) 17:53:47 :
- 期待してまってるよ(  ̄ー ̄)ノ
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- 6 : 2014/03/26(水) 20:44:11 :
アニ「……」
もう、2年目も終わりそうだね
今のところ、総合成績は4位。うん、順調じゃないか
このまま後1年過ごせば、2つ目の目標を達成した事になる
アニ「…そういえば」
思わず声に出しちゃったけど…誰も見ていないし、構わないか
そう…私の事を見ている奇特な奴なんて…いるわけがないよね
…話が逸れそうになったけど…って、自分の心に話しかけたけど、なんかそれも虚しい
アニ「…誕生日、か」
また声に出してしまったね
それだけ、私の中でここでの生活を捨てる事に躊躇があるって事かい?
…答えは出ない。戦士…この言葉だけが、今の私の存在を支えている
そんな事は、分かっている…分かっているけど…このやるせない気持ちは…一体――――
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- 7 : 2014/03/26(水) 21:16:11 :
ミカサ「……」トコトコ
とりあえず、同性の同期に聞いてみよう
私は深く考えると迷宮に入ってしまうから、相談が先決だと…以前、アルミンが言っていた
ミカサ「…あっ!」
…サシャだ
…まぁいい。とにかく聞いてみること!…って、アルミンが言っていた
ミカサ「サシャ!」
サシャ「ミカサ、どうしたんですか?」
ミカサ「実は…」
くだんのアニの誕生日の事で尋ねてみた
サシャ「なるほど、アニの誕生日プレゼントですか…」ムムム
手を口元に添え、考えている様子を見せるサシャ
こうしていると、彼女も少しは知的な女性に見えなくもない…おっと、失礼だった
そうこう余計なことを巡らせているうちに、サシャの中で答えが決まったようだった
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- 8 : 2014/03/26(水) 21:30:45 :
サシャ「無難に手料理を振る舞うというのはどうでしょうか?」
なるほど。食べ物関連という事を考慮に入れなければ、中々の名案
これまでもか!というほど、食べ物に執着を見せるのは、やはりサシャの由縁だと思った
ミカサ「ふむふむ。手料理…でも私、料理はからっきし」ショボン
サシャが真面目に案を出してくれたのはありがたいけれど、料理は経験が無い
お菓子を作るとしても、あまりに下手の物をアニに食べさせるわけにはいかない
ミカサ「ありがとう、サシャ。料理については少し考える」
サシャ「はい!必要とあれば、私もお手伝いします!」
そういって、胸を叩くサシャはいつもより頼もしく思えた
さて、次は誰のところに行こうか
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- 9 : 2014/03/26(水) 21:36:54 :
ミカサ「……」スタスタ
なんとなく、女子寮に戻ってきてしまった
でも、ここなら誰かに会える気がしたから
誰かアニの友達に聞いてみた方がいいだろうか?
アニの友達…すぐに思い当たるのは、ミーナ
思った矢先にその姿を捉えた
ミカサ「ミーナ」
ミーナ「ミカサ、なぁに?」
ミーナはいつもアニと一緒に居る…というより、アニに引っ付いている
アニは大概呆れた顔をしてあしらっているけれど、本気でミーナを払いのけた事はない
つまり、アニはミーナにはそれなりに気を許しているという事…つまり友達?
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- 10 : 2014/03/26(水) 21:42:06 :
ミカサ「実は、アニの誕生日の事で…」
ミーナ「なるほどね。ミカサもアニにプレゼントを贈りたいんだぁ!」
この子はいつも活発にしている。こういうところも皆に好かれる要素なのだろうか
アニもこんな元気な子はまるで対照的なのに、いつも一緒にいる印象がある
アニは…ミーナの事は友達と認識しているのだろうか
とにかく、ミーナに話を聞いてみない事には始まらない気がする
ミーナ「私は何か手作りのプレゼントをあげようかなと思っているんだよ!」
ミカサ「手作り…」
なるほど。気持ちを優先するという事
それならば、私にも出来る気がする
ミカサ「ミーナは何を手作りするつもりなの?」
ミーナ「私?私はねぇ…」
ドタドタドタ!!
なんだろう、急に騒がしくなった――――
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- 11 : 2014/03/26(水) 22:17:57 :
- がんばれ
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