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エレン「ばれんたいん、だ?」

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  1. 1 : : 2014/02/10(月) 23:55:05


    アルミン「え?エレンが猫になっちゃった?」
    http://www.ssnote.net/archives/9636


    エレン「心理テスト?」
    http://www.ssnote.net/archives/9646


    アルミン「ジャンケンで誰が飲むか決めよう!」
    http://www.ssnote.net/archives/9662


    アルミン「エレンが、記憶喪失?」
    http://www.ssnote.net/archives/9683


    エレン「は?劇、ですか?」ハンジ「ベタに白雪姫とかどうかな?」
    http://www.ssnote.net/archives/9719


    ハンジ「エレン、君にチョコレートをあげよう」(怪しい薬入り)
    http://www.ssnote.net/archives/9811


    ハンジ「鬼ごっこを開催する!!」
    http://www.ssnote.net/archives/9849



    前作です。
  2. 2 : : 2014/02/10(月) 23:58:40




    アルミン「あれ?エレン、知らないの?」

    エレン「知らねえよ、何だよそれ。」

    アルミン「以前、ハンジさんも言ってたじゃないか。」

    エレン「ばれんたいんをか?」



    アルミン「(本当こういう行事は疎いな、エレンは)」


  3. 3 : : 2014/02/11(火) 00:06:13

    あなたが書いた作品とても面白いです!

    期待!
  4. 4 : : 2014/02/11(火) 01:14:27
    このシリーズめっちゃおもろい!期待してる!
  5. 5 : : 2014/02/11(火) 01:49:03
    質問ですが、ミカン飴さんはジャンミカは好きな方ですか?それとも、あまり好きではない方ですか?
  6. 6 : : 2014/02/11(火) 10:11:32
    >>3 ありがとうございます!嬉しいです!
    >>4 頑張ります!ありがとうございます!
    >>5 エレミカが基本多いですね、私。ジャンミカはジャンがいじられている方が好きなんですよね(笑)ごめんね、ジャンw




    ライナー「おう、お前ら。何の話してんだ?」

    エレン「ああ、ライナーか。」

    ベルトルト「おはよう、エレン、アルミン。」

    アルミン「おはよう、二人とも。今、バレンタインの話をしてたんだ。」



    ライナー「バレンタイン?何だそれは?」

    アルミン「あれ、ライナーたちも知らないの?」

    ベルトルト「うーん、聞いたことはないかな。」



    アルミン「女子が好きな相手にチョコレートを贈る日だよ。」

  7. 7 : : 2014/02/11(火) 10:14:23



    ライナー「好きな相手に!?(じゃあ、女神は俺に!)」

    ベルトルト「え?好きな相手?(……僕が贈るっていうのはダメなのかな?)」

    エレン「げ、チョコレート…」

    アルミン「明らかに表情が違うんだけど、エレン大丈夫?」




    エレン「チョコレートは嫌な思い出しかない。」

    アルミン「……あー、ハンジさんか。」

    エレン「俺、あの時の記憶ねえけど、ベルトルトにつきっきりだったそうだな。」

    ベルトルト「……あー、あの時のこと?(棒」

    エレン「何か悪い」

    ベルトルト「ううん、エレンも被害者だもんね(棒」


  8. 8 : : 2014/02/11(火) 10:18:01



    コニー「お、バレンタインの話か?」

    アルミン「え、コニー知ってるの?」

    コニー「おう!っつっても、さっきジャンに聞いたんだけどな!」

    ジャン「まあ、俺は物知りだからな。」



    アルミン「まあ、僕たちがも貰えるかは分からないけどね。」

    ジャン「………」

    コニー「そうなのか?」

    ライナー「………」

    ベルトルト「………」

    エレン「そりゃあそうだろ。俺達は訓練兵だぞ?そんなことしてる暇なん」



    ジャン「そういう意味じゃねえだろ!?」

    エレン「は、はあ!?」

    ジャン「お前、ほんっと、空気察しねえよな!!」


  9. 9 : : 2014/02/11(火) 10:24:01




    アルミン「まあまあ、エレンはそうだって分かってただろう。」

    エレン「そういう意味だよ、そりゃあ」



    ジャン「はあ、俺もミカサからのチョコレート欲しいぜ。」

    コニー「俺は誰でもいいから一個くらい欲しいなー。」

    ライナー「欲がねえな、コニー。」

    ベルトルト「まあ、コニーの言い分も分からなくはないよね。」



    エレン「はあ?チョコなんて貰ってどうすんだよ。」



    ベルトルト「エレンの言ってることは理解できないけど…」

    ジャン「ありゃあ、理解できねえどころか、ムカつく域だぞ。」

    コニー「確かに。」

    ライナー「ああいうヤツにはチョコレートを貰う権限はないよな?」

  10. 10 : : 2014/02/11(火) 10:35:45
    >>9 エレン「どういう意味だよ、そりゃあ」でした。
    すみません。




    ジャン「それもそうだな。」

    ライナー「エレン、お前もし当日にチョコ貰ったら食べるんじゃねえぞ。」



    エレン「はあ?貰うわけねえだろ。」

    ライナー「いや、そこは貰っとけ!」

    ジャン「そうだ!貰っとけよ!」



    アルミン「……何かすごい下心ありだよね。」

    ベルトルト「いつものことじゃないか。」

    コニー「そうなのか?」

  11. 11 : : 2014/02/11(火) 10:41:34




    エレン「いや、まずこんな時期にチョコレートなんて作る暇あると思ってんのか?」

    ジャン「……それもそうだな。」

    ライナー「そうかもしれんな。」



    アルミン「でもバレンタインだよ?嫌な予感しない?」

    ベルトルト「嫌な予感?」

    コニー「どうしたんだよ、アルミン」




    アルミン「いや、余計な人とか出てきそうだと思って。」


  12. 12 : : 2014/02/11(火) 10:45:10




    ハンジ「ということで、バレンタインにチョコレートを贈るというのは素晴らしいことです!教官!」←余計な人



    キース「……久々に会いに来たと思えば、何の言い分だ、それは。」

    ハンジ「女子がそれによってやる気をだし、訓練にもさらにやる気をだす!素晴らしいことですよ!」

    キース「……ただ単に貴様はバレンタインを行いたいだけだろ。」

    ハンジ「まあ、そうともいいます!」

    キース「ドヤ顔をするな。」



    ハンジ「いいじゃないですか!その日はそういうことをしてもいいと思いますよ!」

    キース「……私はそういうのは疎いからな。」


    ハンジ「じゃあ、私がやりましょう!喜んでお引き受けします!」

    キース「(嫌な予感がするのは私だけか?)」


  13. 13 : : 2014/02/11(火) 10:47:55




    ジャン「な、何?バレンタインをやる、だって?」

    アルミン「うん、何かやっぱり余計な人が出てきたみたい。」

    ライナー「おいおい、そりゃあ本当か?」

    ベルトルト「……死闘になりそうだね、それは。」




    エレン「……何か、今日はどっと疲れが」

    ミカサ「エレン、大丈夫?」

    エレン「ああ…ただ、ねみぃ」




    アルミン「……絶対、エレンには殺到しそうだよね。(ミカサとかミカサとかミカサとか…)」


  14. 14 : : 2014/02/11(火) 10:52:25
    期待です
  15. 15 : : 2014/02/11(火) 11:06:54
    >>14 ありがとうございます!頑張ります!



    -女子寮-


    アニ「バレンタイン?」

    クリスタ「そう!今年はやらせてくれるんだって!」

    ユミル「アニも女子の端くれなら知ってるだろ、それくらい?」

    アニ「まあ、知ってるは知ってるけど…」



    サシャ「バレンタインですかー。チョコレートいっぱいですねー。」

    ユミル「おい、涎を拭きやがれ。汚ねえ」



    ミカサ「みんなは……誰にあげるの?」


  16. 16 : : 2014/02/11(火) 11:14:12




    クリスタ「えー、私はみんなにあげるよ(パァ」

    ユミル「(え、女神…?)」

    アニ「(……確かに女神ね)」

    ミカサ「(……ということは、エレンにも!?)」

    サシャ「流石クリスタです~!」



    ユミル「私はクリスタにあげるだけかなー。」

    サシャ「む!私にもください!!」

    ユミル「……ったく、厚かましいな。」



    ミカサ「アニは?」

    アニ「あ、アタシは……(そりゃあ、一番にあげたいのはエレンだけど、ミカサに邪魔されそうだしね)」

    ミカサ「………」

    アニ「(無難にいっとく方がいいか?)」

    ミカサ「アニ?」



    アニ「ライナーとベルトルトにはあげようと考えている(カモフラージュは多いことに越したことはないだろう)」

  17. 17 : : 2014/02/11(火) 11:15:58



    ミカサ「(ほ、エレンにはあげないのか)…そう。」

    サシャ「アニ!私にもください!」

    アニ「そりゃいいけど…」

    サシャ「やったああああ!あ、ミカサもくださいね!」

    ミカサ「気が向けば(アルミンにも用意しとこうかな)」



    ユミル「そうだ、ミカサ。」

    ミカサ「?」

    ユミル「ジャンにも用意しとけよ。」

    ミカサ「何で……ジャン?」


  18. 18 : : 2014/02/11(火) 11:23:33



    ユミル「そりゃお前…(貰った後にエレンにもあげてるミカサを見て、失望する姿を見たいだけに決まってんだろ…)」

    アニ「(絶対、よからぬこと考えてるあれ)」




    ミカサ「……でも、私はエレンとアルミンに」

    ユミル「あのなー、ミカサ。もしエレンが自分とアルミンにしかチョコをあげないお前を見て、『コイツ、重い』って思ったらどうすんだ?」

    ミカサ「そ、そんな…っ」

    ユミル「ここはカモフラージュとして、ジャンにもあげとくべきだ。」

    ミカサ「そう、……分かった。」

    ユミル「(意外と素直だよな、ミカサって。……操りやすい!)」


  19. 19 : : 2014/02/11(火) 11:30:44



    クリスタ「じゃあ、各々あげる人決まってるんだね。」

    アニ「まあ」

    ミカサ「もちろん、一番大きいのはエレン。」

    アニ「(私もエレンには少し凝ったものに…)」

    クリスタ「(エレンのだけ、メッセージ付にしようかな…)」



    ユミル「ところで、お前は作らないのか?」

    サシャ「私は食べる専門ですので!」

    ユミル「……お前、マジで女なのか?」


  20. 20 : : 2014/02/11(火) 11:46:53



    -男子寮-



    エレン「あー、ねみぃ」

    アルミン「今日はよっぽど疲れたんだね。」

    エレン「まあ、アニと格闘技した後に、立体起動でミカサについて行ったからなー。」

    アルミン「またまたすごい一日を過ごしたね、エレン。」



    ジャン「な、なあ。バレンタインっつーのは明日か?」

    アルミン「そうだと思うけど……諦めてなかったの?ジャン」

    ジャン「当たり前だろ!……み、ミカサが俺にくれるかもしれねえじゃねえか!」

    コニー「だから、それはねえから。」


  21. 21 : : 2014/02/11(火) 11:48:24




    ライナー「まあ、希望を持つのはいいことだ。」

    ベルトルト「でも落とされた時には最悪だけどね。」

    ライナー「………」

    ジャン「………」

    ベルトルト「何か、ごめん。」



    ジャン「いいじゃねえか!!希望持つくらい!」

    ライナー「そうだ!!俺だって、俺だってなあ!」

    ベルトルト「うん、だからごめん。」


  22. 22 : : 2014/02/11(火) 12:15:42



    エレン「何だ、みんなして…まだ言ってんのか?」

    ジャン「何だ、と…?」

    エレン「は?」



    ジャン「テメエは貰えるからいいよな!?ミカサに貰えるって確定してるから!!」

    エレン「はあ!?知らねえよ!つか、ミカサが俺に『あげる』なんて一言も言ってねえんだから分かんねえだろうが!!」

    アルミン「(いや、あげるだろ絶対)」

    ジャン「は!……そ、それもそうか。」

    コニー「(いや、是が非でもあげるに決まってんだろ)」


  23. 23 : : 2014/02/11(火) 12:32:10



    アルミン「とりあえずみんな落ち着こう。」

    ライナー「そうだな。ここでぎゃあぎゃあ言っても仕方ない。……明日、全てはっきりするもんな。」



    ベルトルト「ジャンももう寝よう。」

    ジャン「絶対、エレンにミカサのチョコレートが渡りませんように。絶対、エレンにミカサのチョコレートが渡りませんように。」

    ベルトルト「………ジャン。」



    コニー「うっし、俺も寝るかなー。」

    エレン「おー、おやすみー。」



    アルミン「(明日、何事も起こらないといいけどなー)」


  24. 24 : : 2014/02/11(火) 13:04:39
    エレンにクリスタとミカサのチョ綿せれるようにしてください
    無理ならいいです 期待
  25. 25 : : 2014/02/11(火) 13:05:58
    関係ないけど名前あらためてみてださいのでかえました
  26. 26 : : 2014/02/11(火) 14:06:06
    ベルトルトには私からあげるよつチョコレート
    期待!
  27. 27 : : 2014/02/11(火) 15:50:04
    期待
  28. 28 : : 2014/02/11(火) 16:22:38
    24»クリスタは皆にあげるらしいぞ
  29. 29 : : 2014/02/11(火) 17:13:25
    (・ー・)チェッ
  30. 30 : : 2014/02/11(火) 17:14:32
    ジャンとライナーにチョコはこない
    (`ー´)キリッ
  31. 31 : : 2014/02/11(火) 19:46:21
    ベルトルトって長身だから意外にモテそうw
    ライナーは…、ないな。
  32. 32 : : 2014/02/11(火) 20:04:32
    ユミルは誰にあげるんだ?
    俺的にベルトルさんにしてほしい
  33. 33 : : 2014/02/11(火) 20:04:34
    »31個人的にはモブにモテるタイプだって思ってるwww
  34. 34 : : 2014/02/11(火) 20:49:27
    >>31
    ベルトルトは影薄ということをわすれちゃあいけない(`ー´)キリッ
  35. 35 : : 2014/02/11(火) 21:09:52
    たくさんコメントありがとうございます。
    マイペースに進めさせていただいております。




    -バレンタイン当日-


    エレン「んー、よく寝た。」




    ジャン「(ミカサのチョコ、ミカサのチョコ…)」

    ライナー「(女神のチョコ、女神のチョコ…)」



    コニー「今日、バレンタインなんだよな?俺にもチョコレート貰えるかな?」

    ベルトルト「どうだろう?(……コニーが純粋すぎて、本当辛い)」




    エレン「何か、浮き足立ってるな。」

    アルミン「まあ、こんなもんだよね。」


  36. 36 : : 2014/02/11(火) 21:12:59




    クリスタ「あ、おはよう!みんな!」



    ライナー「(女神、降臨!!)」

    ジャン「(ち、ミカサはまだか…っ!)」



    エレン「ああ、おはよう。」

    クリスタ「あ、エレン!こ、これ!」

    エレン「何だこれ?」



    アルミン「……やっぱり、エレンにはあるよね」

    クリスタ「あ、もちろんアルミンにもあるよ!」

    アルミン「え?」



    クリスタ「男子全員分用意してるから(パァァ」

    アルミン「(天使)」

    ジャン「(女神)」

    ライナー「(これは結婚するしかない)」

    コニー「まじで!?ありがとう!クリスタ!!」

    ベルトルト「あ、ありがとう(……何か、色々とつっこまない方がいいのかもしれない)」

  37. 37 : : 2014/02/11(火) 21:14:49



    エレン「へえ、もしかしてバレンタインなのか?」

    クリスタ「あ!ダメ!!」

    エレン「?」

    クリスタ「ちゃんと部屋に帰ってから、一人で開けてね!」

    エレン「……あ、ああ。」

    クリスタ「ちゃんとエレンが食べてよ!」

    エレン「も、もちろん…っ」




    ライナー「(女神のチョコレート)」

    ジャン「ま、まあ、悪くねえな。」

    アルミン「ありがとう、クリスタ。」



    クリスタ「どういたしまして。」

    ユミル「お前ら、有難く食えよ。」


  38. 38 : : 2014/02/11(火) 21:16:34



    クリスタ「ああ、ユミル。おはよう。」

    ユミル「おお。………あ。」




    ベルトルト「じゃあ、僕はこれで」

    アニ「ベルトルト。」

    ベルトルト「あれ、アニ?」

    アニ「ん」

    ベルトルト「え?」

    アニ「気が向いたから、あげる」

    ベルトルト「え?いいの?」

    アニ「うん。……あ、ライナーにもあげといて。」

    ベルトルト「自分であげなよ。」

    アニ「面倒。」

    ベルトルト「あははは」



    ユミル「………」

    クリスタ「ユミル?」

    ユミル「あ、いや……」

    クリスタ「?」


  39. 39 : : 2014/02/11(火) 21:17:40
    »34影薄って言っても3位だからwww
    存在が知られていないわけではないwwwと信じてるwww
  40. 40 : : 2014/02/11(火) 21:18:46




    サシャ「いや~、バレンタインは最高ですねー。」

    コニー「おま…っ、その数どうした!?」

    サシャ「おねだりして貰いました(キリッ」

    コニー「……お前なー。」

    サシャ「あ、これコニーにあげます。」

    コニー「え?」



    サシャ「ちょっと失敗しちゃったチョコです。こういうのやっぱり私向いてないみたいなんですよねー。」

    コニー「サシャ…」

    サシャ「まあ、ほとんど私が食べて二個くらいしか入ってないんですが。」

    コニー「台無しだよ。お前、今の全部台無し。」


  41. 41 : : 2014/02/11(火) 21:22:12




    ジャン「(……くそ、ミカサが来ねえ)」





    ミカサ「おはよう、ジャン。」

    ジャン「ああ………って、ミカサ!?」

    ミカサ「?」

    ジャン「(な、何で俺に一番に話しかけるんだ!?い、いつもはエレンじゃないか!!何で!?)」

    ミカサ「ジャン?」

    ジャン「あ、いや……お、おはよう!」



    ミカサ「ああ、これ。」

    ジャン「え!?マジか!?」

    ミカサ「じゃ。」

    ジャン「(み、ミカサの、チョコ…?」



    ミカサ「アルミン、はい。」

    アルミン「あ、ありがとう!ミカサ!」

    ミカサ「ん」

    ジャン「(これはあれか?俺にだけってやつか?そうだよな、てかそれしかないよな!だって、最初に俺だったもんな!……ふ、見ろよ!エレン、俺がミカサの本命……)」





    ミカサ「エレン、こ、これ…」

    エレン「お、いいのか?」

    ミカサ「初めて作ったから、どうか分からないけど」

    エレン「ありがとな。」

    ミカサ「うん」


  42. 42 : : 2014/02/11(火) 21:23:31




    ジャン「………」

    ライナー「どんまい、ジャン。」

    ジャン「いいんだ。ミカサからのチョコを貰えただけで十分だ。」




    ミカサ「エレン、私の本命はあなただけだ。」

    エレン「何だいきなり…」

    ジャン「………」

    ライナー「気を落とすな、ジャン。」

    ジャン「分かってたさ…。俺は分かってた。」


  43. 43 : : 2014/02/11(火) 21:25:50




    -訓練所前-


    ベルトルト「………」

    ユミル「あ、ベルトルさん。」

    ベルトルト「あれ、ユミル?」



    ユミル「ほれ。」

    ベルトルト「?これ、何?」

    ユミル「あー、チョコ?」

    ベルトルト「え?」



    ユミル「あ、あれだ!クリスタの分作ってたら、余ったからアンタにやる!」

    ベルトルト「え?僕に?」

    ユミル「そうだっつってんだろ!」

    ベルトルト「………はは、ありがとう。」

    ユミル「ち、笑うな。……こ、このことは誰にも言うなよ!」

    ベルトルト「うん」




    ユミル「(ち、ガラにもねえことやるもんじゃねえな)」


  44. 44 : : 2014/02/11(火) 21:26:14
    ジャンww
  45. 45 : : 2014/02/11(火) 21:28:05




    -男子寮-


    ジャン「ミカサのチョコ」

    ライナー「女神のチョコ」

    ベルトルト「(……アニの、作ったチョコ)」

    コニー「いやー、やっぱこういう日があってもいいよな。」




    エレン「……何だ、あの異様な光景」

    アルミン「まあまあ。今日は大目に見ようよ。」

    エレン「あ、そう。」

    アルミン「あれ、エレン?クリスタとミカサに貰ってたのは見たけど、もう二つはどうしたの?」

    エレン「ああ、これか?」


  46. 46 : : 2014/02/11(火) 21:30:16



    アニ『エレン』

    エレン『アニ?さっき格闘技やっただろ。……もう勘弁』

    アニ『違うよ!……ほら、これ』

    エレン『何だ?……え、これ、チョコか?』



    アニ『別に他意はない。た、ただアンタにはお礼をしたいというか……、他の奴とは全然違うから。』

    エレン『……それは俺を認めてくれてるってことか!?』

    アニ『……は?』



    エレン『ありがとな!アニ!!俺、もっと頑張るぜ!!』

    アニ『……うん(鈍感が)』


  47. 47 : : 2014/02/11(火) 21:31:51




    アルミン「(アニに同情するよ)」

    ベルトルト「(……アニ)」



    エレン「まあ、折角もらったしな。」

    アルミン「じゃあ、もう一つは?」

    エレン「ああ、ハンジさん。」




    アルミン「え?」

    エレン「今度こそ絶対に何も入れてないって土下座して言われたから、貰うしかなくてよ。」

    アルミン「……何がしたいんだろうね、ハンジさん。」


  48. 48 : : 2014/02/11(火) 21:34:50



    アルミン「じゃあ、やっぱりエレンが一番貰ってるんだね。」

    エレン「数なんて関係ねえだろ。」

    ジャン「そういうのは勝ったヤツが言う言葉だよな。……ち」



    ライナー「じゃあ、あとはみんな二つずつか?……って、お?ベルトルト、お前三つあるじゃねえか。どうした?」

    ベルトルト「え?(……あ、これユミルに貰った分)」

    ライナー「他に誰かに貰ったのか!?」

    ベルトルト「あー………、ちょっと色々な経由で僕に回ってきてね。」

    ライナー「何だ、そりゃ」


  49. 49 : : 2014/02/11(火) 21:36:25




    ジャン「くそ、こうなったらやけ食いだ!!」

    アルミン「あ、ジャン…」



    ジャン「………って、え?」

    アルミン「どうしたの?ジャン」




    ライナー「………」

    ベルトルト「………」

    コニー「………」

    アルミン「………」



    ジャン「………これは、何だ?」

    アルミン「チョコ、じゃないかな?」

    ライナー「まあ、チョコだろうな。」

    ベルトルト「チョコだね。」

    コニー「チョコだな。」


  50. 50 : : 2014/02/11(火) 21:37:40




    エレン「何だよ、全員揃って…」

    ジャン「え、エレン!!お前、ミカサのチョコ開けてみろ!!」

    エレン「はあ!?」

    アルミン「いいから開けてあげて、エレン」



    エレン「……じゃあ、アルミンも開けてみろ。」

    アルミン「そうだね。」





    ジャン「………」

    ライナー「………」

    コニー「………ま、まあ、最初から分かってたことだよな。」

    ベルトルト「まあね。」


  51. 51 : : 2014/02/11(火) 21:41:08



    ジャン「何でだ!!何で、エレンにはいっぱい入ってるのに、俺にはチョコ一粒なんだよ!!」

    ライナー「しかもご丁寧に『義理です』って書いてやがる。」

    コニー「しかも『ついでです』って小さく書いてんぞ。」

    ベルトルト「その後に『エレンに重いって思われないためです』っても書いてる」



    アルミン「ま、まあ、僕もエレンよりは少ないから。」

    ジャン「お前は何も書かれてないだろうが!!」

    アルミン「そ、そうだけど」

    ジャン「くそ!!何でだ!!ミカサあああああ!!」


  52. 52 : : 2014/02/11(火) 21:43:36




    エレン「うるせえな。……お、クリスタのチョコの箱の中に何か入ってやがる。」

    ライナー「何だと!?」



    エレン「『いつもエレンに励まされてます。これからも仲良くしてね。クリスタより』」

    ライナー「お、俺にはそんなのなかったぞ!!」

    アルミン「……そういうこともあるよ。僕のにもなかったから。」



    エレン「アニのはすげえデカいハート型だな。」

    ベルトルト「(ぼ、僕のは普通の形だ。)」

    エレン「何か、すげえなみんな」

    ベルトルト「(分かってても、ちょっとショック)」


  53. 53 : : 2014/02/11(火) 21:45:02



    アルミン「それで?ハンジさんのチョコはどんなのだったの?」

    エレン「ああ、今から見る。」



    ジャン「(ふん、どうせロクでもねえのだろ)」

    ライナー「(何か天罰が下ればいいんだが)」

    コニー「何か絶対変なの入ってそうだよな」

    ベルトルト「(……ジャンとライナーから出てはいけないものが出てる)」


  54. 54 : : 2014/02/11(火) 21:48:58




    エレン「……普通のチョコだな。」

    アルミン「本当だ。普通だね。」



    ジャン「(ち、何だよ)」

    ライナー「(ち、期待させやがって)」

    コニー「何だ、つまんねえな」

    ベルトルト「そうだね…」



    アルミン「とりあえず、ハンジさんの分食べてみれば?」

    エレン「……何も入れてないとは言ってたけど、本当に食べて大丈夫だと思うか?」

    アルミン「……ま、まあ、大丈夫とは言い切れないけど。」

    エレン「………こうしてても仕方ねえし、食べてみっか」


  55. 55 : : 2014/02/11(火) 21:52:08



    リヴァイ「……で?結局、クソガキにチョコ持ってったのか?」

    ハンジ「まあね。」

    リヴァイ「何も入れてねえんだろうな。」




    ハンジ「もちろん。何も入れてはないよ。」

    リヴァイ「言い方が怪しいんだよ。さっさとげろっちまえ。」




    ハンジ「入れてはないけど、ちょっと恩を売っておこうと思ってね。」

    リヴァイ「恩だあ?」

    ハンジ「そう。……これで次に開発した薬は何も考えず、飲んでもらえるかなって思って」




    リヴァイ「お前、最低だな。」

    ハンジ「何、今更だろう?」




    終わり


  56. 56 : : 2014/02/11(火) 21:53:06
    乙!
    面白かった!
  57. 57 : : 2014/02/11(火) 21:53:11



    なかなか楽しかったです、バレンタインww
    次はホワイトデーとか企画したいですね。



    次回作はどうしようかなー。
    まだ考え中です。


    少々お待ちください。
    あ、ネタややってほしいという話題があれば、ぜひください。


    主の気分次第ではやります。

  58. 58 : : 2014/02/11(火) 22:05:12
    是非104期性転換ネタを!
  59. 59 : : 2014/02/11(火) 22:37:38
    自分はミカサ、アニ、クリスタ、ユミル、サシャが幼女化する話が見たいであります!!
  60. 60 : : 2014/02/11(火) 22:56:29



    ありがとうございます!
    ぜひどちらもやらせていただきます!


    では、104期性転換ネタをやらせていただきますね。
    やっぱり、エレンは外せないですよねww


  61. 61 : : 2014/02/11(火) 23:09:36
    SSかくの美味いですね((((;゚Д゚)))))))

    あなたの作品ここくる前から知ってます( ´ ▽ ` )ノ

    今回も期待通りでした面白かったです( ´ ▽ ` )ノ
  62. 62 : : 2014/02/11(火) 23:12:33
    これはもっと評価されるべき
  63. 63 : : 2014/02/11(火) 23:22:39
    >>61>>62 あ、ありがとうございます!恐縮です!!
    また読みに来てください!!



    エレン「女になる薬、ですか?」
    http://www.ssnote.net/archives/9993


    次回作です。


  64. 64 : : 2014/02/13(木) 08:50:52
    いい・・・
    >>1あんた凄く良いよ
  65. 65 : : 2014/02/13(木) 11:22:48
    >>64 お褒めにあずかり光栄でございます!
    これからもいい作品作れるよう頑張りますね!!
  66. 66 : : 2014/03/05(水) 00:35:58
  67. 67 : : 2015/06/07(日) 14:29:11
    このss、多のss よりコニーがバカじゃない!Σ(゜Д゜)

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