目が見える。目を見ている。白い目があなたを見ている。あなたの白い目が皆の目を見ている。日の光は強過ぎた、暗闇は深過ぎた。必ず現すのだ。それは高き故に遮られしエジソンの遺産にして黒鉄の王が纏いしバンパーの突起。 何を見ている? 誰も正確には答えられない。真実と欺瞞は何処に? 確保。確保。破壊。護国卿は何処に? 収容。収容。漏出。夢見るベンチは何処に? 保護。保護。漸減。あなたと私が死ねば何かが助かるだろう。それは終わり。彼は助かりあなたは死ぬ。 最早誰も信じぬ時が来る。あらゆる人々があらゆるものを信じなくなる。あなたはそれを信じている。私はそれを信じている。光陰矢の如し。それはいつなのか? いま今イマ、つまりは未来。過去。繰り返し。巡。始まり。過去。今。 神の心臓と悪魔の心臓はどちらが先に生まれたか? 黄金と闇はどちらが早く存在したか? 全ての意識は繋がっている。あなたは私を知らず、そして知っている。 怒りと当惑が意識を繋ぐ。いつか誰かが訊ねるだろう。「この世界は何度目だ?」私はこう答えなければならない。「この世界は九度目だ。まもなく梵天の塔の十本目が立つ」 時間は進む。不安と恐怖は全てに繋がる。あなたの不安と恐怖はあらゆる不安と恐怖。それらをもたらすあらゆるものと繋がっている。意識は繋がる。意識はあらゆるものと繋がっている。私はあらゆるものと繋がっている。 怒りが見える。白い目が見える。終わりが見える。あなたが見える。私が見える。逆転の刻は近く、人の形が獣の形となり、4の老人は姿を変える。今にも神は寝返りを打つ。兄弟たちが寝言をあげ、世界の悪は終わりを告げる。悪は悪でなくなり、それを失った世界は老衰する。 Dsgr Riv;of Lryrt キーボードは横へとズレる。あなたは日本人。文字や言葉が横へとズレる。最早すべてが形を保てぬ。覗き込め。白い目は光も闇も受け付けない。盲目こそがあらゆる力に対抗し得る。 さあ、見よ。