腕時計の商品ページ等を見ていると、「手巻き(マニュアル・ワインディング)」「自動巻き(オートマティック)」といった文言を見かけることが少なくありません。これは、ゼンマイの巻き上げ方式による違いです。

機械式腕時計はゼンマイを巻き上げ、それがほどける力を動力源としています。ちなみにクォーツ式だと、この動力源を電池が担います。
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ゼンマイは香箱と呼ばれる歯車に格納されていますが、この巻き上げをリューズを使って手動で行うのが手巻き、ローターの回転運動を利用して行うのが自動巻きです。自動巻きだと腕の動きによってローターが回転するため、すなわち着用し続けていれば、理論上はゼンマイが巻き上がり続け、時計も動き続けることとなります。
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一方の手巻きは、時計が動き続けていればゼンマイもまたほどけ続け、一定時間が経過したらリューズを使って手での巻き上げ操作が必要となってきます。

主ゼンマイ



主ゼンマイ

※ゼンマイと香箱車。香箱車には角穴(かくあな)車が備わっており、ゼンマイ先端部がひっかかった芯と繋がっています。リューズを操作するとこの角穴車も回転し、ゼンマイの巻き上げが行われます。自動巻きはローターの回転運動によってこの角穴車を回転させることでゼンマイ巻き上げが行われているというわけです。なお、香箱車は万が一ゼンマイが切れてしまったとしても、他のパーツに影響を及ぼすことを防ぎます。



手動での操作いらずな自動巻きの利便性は言わずもがなで、現在は腕時計市場での主流になっていることは前述の通りです。もっとも、自動巻き腕時計が本格的に普及したのは、結構最近のことです。

「リューズ操作のいらないゼンマイ巻き上げ」という構想は1770年代に確立していました。

アブラアン・ルイ・ペルレによって開発され、1780年にアブラアン・ルイ・ブレゲが「ペリペチュエル」として実用化します。しかしながら懐中時計はそう動かすような代物でもなかったため普及はあまりせず、発展していくのは腕時計の時代となった20世紀以降です。
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タイプ メンズ
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