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KAZUHIRA

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  1. 1 : : 2020/11/08(日) 06:54:46
    LAST OF THE SAMURAI #1 KAZUHIRA










    こんな世界になって、もう何年経っただろうか


    あたしがまだ…4歳の時だっけかな…



    日本中のお寺や神社から得体のしれない生き物が大量に湧き出て…


    思い出しても仕方ないか…とにかく今日の夜ご飯…どうしようか…



    ゴーン…



    夕方の鐘だ、もうそんな時間か…


    今日は鬼狩り、昨日は妖怪退治…


    どれかひとつでいいよ…面倒くさいし…


    ぜんぶひっくるめて"もののけ"とかに統一出来ないのかな…


    鬼、妖怪、魔物…いちいち区別しなくても同じ討伐対象何だから…


    …………今日も疲れたな、腰が痛い…


    あたしまだ18だよね?もうそんな歳かって思っちゃった…


    玲「はぁ…」

  2. 2 : : 2020/11/08(日) 07:00:33
    ただいま

    この言葉を、最後に言ったのはいったいいつだっけ…


    少なくとも、まだその頃にはあたしの家族は生きてたかな…


    父さん、母さん、和也兄、空ちゃん…


    いつしかあたしだけになった…


    今では、もう涙も出てこない



    涙はもう、枯れるほど流したから…



    あたしに出来る事は、家族の分まで生きること


    死んでも文句を言われなように生きること



    明日も討伐任務だ、頑張ろう
  3. 3 : : 2020/11/10(火) 12:52:26
    …朝の時報が鳴る

    今日も一日が…曇天の一日が始まった



    今日の任務は…魔物祓い

    簡単な話、魔物狩りだ


    あたし…いや、私達"サムライ"の仕事


    戦闘着は、シンプルな黒い袴の上に薄手の白い道着を着る

    その上から着物を重ねて羽織る


    防具はいらない、なぜならこの服が既に防具になっているからだ

    特殊素材で織ってあるらしいけど、詳しくは知らない

    動きやすいからいいけどね
  4. 4 : : 2020/11/17(火) 00:28:57
    今日の場所は、渓谷の集落を拠点に行う討伐任務

    川がすぐ近くに流れてるから少し寒い



    今の時代は、とても便利なもので

    依頼書を提出するにわざわざ紙を用意する必要がない

    メールで事足りる


    それに、文明が崩れても技術力までは無くならない

    スマホやパソコンの類いは、液晶画面を必要としなくなった

    リストバンド状の情報機器に手をかざせば、空中に画面が現れる


    時代の逆行と同時に、確実に時代は進歩している

    大都市を象徴していたビル群は見る影もないほど廃れているけど、電車などはまだ生きている

    その上、電車はもちろん、自動車などもほとんどが有害物質排出0の永久燃料を使用している

    更には、人や物資を遠くの地まで運ぶ空間転送装置や、磁力を利用し空中を舞って移動できる道具まで開発されるくらいだ


    それ程まで技術が発展しておきながら、なぜバケモノ共を倒す兵器がないか

    理由は単純、銃器を作れても弾薬が足りなくなるからだ

    銃弾を放つ銃、光線を放つ銃…どれも弾薬は無限では無い

    まだその分野での技術革新は進んでいないのだ

    ならば如何にしてバケモノ共を倒すか


    日本人は刃物を選んだ

    刀が主流になっているのは、太古の"侍"をリスペクトしてのこと


    日本独自のものを遺していく意味合いもあり、日本人は日本古来の武具を使用している


  5. 5 : : 2020/11/17(火) 01:42:06
    …なんてことを考えてるうちに、拠点の集落に着いた

    今日は私だけじゃないはずで…あ、いた

    「遅いぞ玲ー」

    幼馴染みで同業者、藤井敦也(ふじいあつや)

    敦也「珍しいじゃないの、遅刻寸前なんて」

    玲「ちょっと考えごとをね…」

    敦也「?なんの考え事だ」

    玲「いや、あの…あたしの名字、須藤で良かったなぁて…」

    敦也「ん?名字?」

    玲「母さんの旧姓が安室だったの、もし父さんが婿養子だったらあたしアムロ・r

    敦也「分かった理解したからフルで言うのはやめとこう…」

    既に手遅れなような気がするけど…このサイトは

    敦也「それより、今日の任務だけど…」

    玲「どうかした?」

    敦也「今まで見たことない新種の魔物がいるって噂があってだな…そいつがエラい強いやつらしい」

    玲「この近く?」

    敦也「いんや、遠めの任地の話だよ、でも用心しといた方がいいかもしれない」

    玲「そう…分かった」

  6. 6 : : 2020/11/18(水) 00:59:53
    玲「!時間だ」


    昼の時報が鳴る

    敦也「よし…2120年5月10日午後0時より任務開始っと」


    時は2120年

    終わりの中に希望を探す、人々の姿がそこにある


    それを阻む無数の敵

    魔物、妖怪、鬼、etc…

    数えればきりがないが、生きるためには戦わねばならない


    特に私達のような身寄りのない人達にはありがたい職

    武器装備、居住環境まで用意してくれる討伐隊は天職だった


    敦也「さて、開始直後だが…はいコレ」

    玲「ナノマシン…」


    討伐隊を始めとしたこの世の公認武装組織の兵士は、皆ナノマシンを使用している

    戦闘中のアドレナリン分泌催促、長期戦においての栄養分泌、更には戦闘において枷となる怯えや恐怖などの感情抑制を行うよう設定されており、人類領域の維持に大いに貢献している先端技術の1つだ

    ここでは、注射器状のものを採用しており、首から体内にナノマシンを注入する


    注射は苦手だからできればやりたくないけど…

    玲「……痛い」

    敦也「我慢だよ我慢、こいつには散々お世話になってるからな」

    玲「…このナノマシンってさ」

    敦也「ん?」

    玲「致命傷を負ったときに1回だけ超回復する機能が備わってるらしいよ」

    敦也「そうなの?初耳だわぁ…」

    玲「あたしも昨日初めて聞いて…ホントだったらいいね…」

    敦也「生き返る様なものか…」
  7. 7 : : 2020/11/18(水) 23:47:48
    敦也「要するに…1回だけ死ねるって事か…」

    玲「なに言ってんのよ…流石にそこまで万能ではないよ、たぶん…」

    敦也「そうだな…よし、行くか」


    魔物祓いとはつまり魔物討伐である

    作戦範囲内にある"巣"のような物に近づき、魔物を斬っていく


    ここの渓谷は,西洋の魔物ゴブリンの巣と化している

    集落を襲っては、物資や武器を奪い逃げていく、野盗のような種族

    物品だけならまだいい、奴らが奪うのはもっと凄惨極まる




    人の臓器や手足、果ては眼球などもほじくりだし戦果として堂々と持ち帰る


    ゴブリンの被害者は、もう何度も見た


    変わり果てた人間の姿

    何度見ても胃液がこみ上げる


    任務は進み、ゴブリンの巣も残りひとつ

    敦也「ここの巣が最後だ、行くか」

    玲「うん、終わらせよ…うん?」


    変だ、様子がおかしい

    巣の中から、ゴブリンであるような…そうでも無いような気配がする…

    それも生気の感じない気配が…


    確認してみたら、それは見るも無惨に破壊し尽くされたゴブリンの死骸だった


    敦也「…兵士の殺し方じゃない」

    玲「打撃痕…本物の野盗の仕業?」

    敦也「わからん…とにかくこの巣はもう手を入れる必要は無い…帰ろうか」

    玲「そうだね…まずは拠点戻ろう」














    敦也「おい…冗談よしてくれよ…」


    拠点があったはずのそこには、破壊された家屋と虐殺された集落の住民があった

    玲「!この打撃痕は…さっきの…」

    敦也「巣で見たやつか…何なんだいったい…」
  8. 8 : : 2020/11/19(木) 00:25:24
    玲「とにかく生存者を探さないと………敦也」

    敦也「なんだ!」

    玲「あれ……なに?」


    玲の視線の先

    そこにいたのは、顔とくちばしが繋がったような顔面に、羽毛を纏ってはいるが明らかに人間と同じ体格をした、二足歩行の真っ黒な何かだった


    敦也「なんだ…あいつ


    刹那だった


    敦也が何か言い終わる寸前奴の姿が見えなくなった


    そしたら、隣から鈍い音が聞こえて、横を見ようとした




    その打撃は、あたしの腹部を襲った


    玲「っっっハ!!!!」


    刀を抜こうにも、腕が追いつかない


    気力を保つので精一杯だ


    黒い…獣…


    もしかして、敦也が言ってた新種…?



    次の衝撃は後頭部だった



    目は見えているが、自分が倒れているのは分かった




    視界の中で、敦也が何とか戦っているのが見える





    でもそれもすぐ終わった




    目の前の友は、腹部を貫かれ崩れ落ちた







    想像してもいなかった






    終わりが






    こんなにあっけないなんて




    まだ




    20ねんもいきていないのに









    ナノマシン




    超回復






    どうすれば発動するかも分からない







    やつが近づいてくる





    あたしをみおろしている








    目の前が暗くなった





    踏み潰される直前まで意識があるのは辛い







    そんな事考えてるって事は…まだ生きてる?








    静かに目を開ける








    そこにいたのは



    白い羽織りに身を包んだ剣士だった





    それを最後に











    あたしの世界は閉じた
  9. 9 : : 2020/11/20(金) 00:55:11




















    今の状況を表現するなら、このひとことに尽きる






    真っ暗で、何も見えない




    何も感じない










    あれ?








    心臓の動く音がする









    耳も…聞こえる











    どうして?






    静かに目を開ける




    閉じたはずの世界が、視界を埋め尽くす




    そして気づく










    生きてる




    玲「なんで…?」

    敦也「起きたか」

    玲「!?」


    咄嗟に起き上がる


    その直後、後頭部に痛みが走る


    玲「ぅっっ!!」

    敦也「そんなに動くな、頭蓋骨粉々だったんだからよ」

    玲「ハァ…ハァ…生きてるの?あたしたち…」

    敦也「生きてるか……そうとも言えるし、違うとも言えるらしい」

    玲「え?」

    敦也「とにかく話はあの人としよう」


    敦也の視線の先には、最期に見たはずの白い羽織りを着た剣士がいた


    敦也「とりあえず玲も目覚めたから…ありがとう、かずひ…ろ?」




    和平「"カズヒラ"だ、そんな珍しい?」




  10. 10 : : 2020/11/28(土) 12:48:07

    白巻きの柄に青い鞘の太刀

    薄紺の着物に白い羽織り


    彼はひとこと"和平(カズヒラ)"と名乗った
  11. 11 : : 2020/12/27(日) 08:57:28
    和平「運が良かったな、俺がいなけりゃとっくに死人だった」

    敦也「本当だよ!本当に一度…」

    玲「え?」

    敦也「あぁ…いやね、例のナノマシン」

    玲「ナノ…あっ!」

    敦也「それの超回復機能を働かせてくれたのが和平さんであって、お陰で俺達助かったワケだ」

    玲「そう…でも」

    敦也「どした?」

    玲「敦也、お腹…」

    敦也「あ…」


    和平「超回復機能はな」

    玲「!」

    和平「身体の損傷具合で回復力が変わるんだよ」

    玲「損傷…具合?」

    敦也「そうなんだよ!」

    和平「言っちゃ悪いけど、外圧損傷と腹貫かれたのでは度合いが違う…玲のほうが軽かったって事だ」

    玲「…死にかけに重い軽いあるの?」

    和平「あるんだろうな…正直俺も分からんけど」

    玲「そう…」

    和平「さてと、ここに長居は無用だ、療養にとっておきの場所がある、着いてきな」

    敦也「どこに行くんだ?」

    和平「メイド喫茶」

    敦也「あぁ、メイド喫茶…」







    敦也,玲「「メイド喫茶?」」









    和平「着いたぞ、ここだ」



    敦也「これは…………」

    玲「うん………」


    ーーーーーーーーーーー
    | 冥人喫茶へようこそ☆ |
    ーーーーーーーーーーー


    敦也「そういう事かィィィィィ!!!!」




    続く(いや雑…
  12. 12 : : 2020/12/27(日) 16:34:31
    巻末小話

    炎の大将・戦帰りのバス中にて…編



    星野仙二「………………」イライライライラ

    部下甲「おいやべぇよ…仙さんめっちゃ怒ってるよ…」

    部下乙「あぁ…作戦が上手く行かなかった上に自分はドブにハマるわ犬の糞踏むわ流れ矢がケツにブッ刺さるなんてよ…」

    甲「猛烈にアンラッキーだったよな…」

    運転士「あっ、信号間に合わないな…」

    キキィ………………プシュー






    星野「なに止まっとるんじゃワレェ!!」ズォ


    運転士「ヒヤァァァァ!!?」



    甲乙(恐ろしい………………)


    続く

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著者情報
Ryusei18Asuka

雷電(・-#)

@Ryusei18Asuka

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LAST OF THE SAMURI(没) シリーズ

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