このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
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マルコ「狂気」
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                  - 1 : : 2020/04/14(火) 00:52:37
- ※閲覧注意※
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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                  - 2 : : 2020/04/16(木) 10:46:23
- ー訓練兵団 南方ー
 アルミン「はぁ‥はぁ‥」
 マルコ「大丈夫アルミン?」
 アルミン「う、うん‥何とか‥」ヨロッ
 アルミン「マルコは‥平気そうだね」
 マルコ「そんな事ないよ。僕も身体を動かす訓練はあまり得意じゃないからね」
 アルミン「でもマルコは平均以上に身体能力が高いでしょ?それに体格も大きいし」
 マルコ「そんな事ないよ。ライナーやベルトルトと比べたら小さいし」
 アルミン「190cm前後あるあの二人は‥なんか別格だと思うけどね」
 マルコ「まぁ確かに。でも僕みたいに180前後の兵士はあんまり珍しくないと思うけどな」
 アルミン「いやいや。兵士の平均身長は170前後なんだし、マルコは十分恵まれた方だと思うよ」
 マルコ「そう言われると悪い気分はしないな」
 アルミン「さて‥そろそろ‥午後の訓練が始まるね」ムクリ
 マルコ「そうだね。午後は確か座学だったよね?」
 アルミン「うん。僕からしたら安息の時間だよ」
 マルコ「その気持ち分かるよ。僕も頭を使う事は好きだからね」
 アルミン「じゃあ行こうか」スタスタ
 マルコ「うん」スタスタ
 
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                  - 3 : : 2020/04/17(金) 00:43:12
- ー訓練終了後 男子寮ー
 マルコ「ふぅ‥疲れた」
 アルミン「そうだね。今日の座学の内容はそれなりに難しかったし」
 マルコ「それなりか。やっぱりアルミンは頭が良いんだね。僕は半分くらいしか理解できなかったよ」
 アルミン「本当?なら今度一緒に勉強しようよ」
 マルコ「アルミンに教えてもらえるなら心強いよ」
 「お前が疲れているのは本当に訓練のせいなのか?」
 マルコ「!」ビリッ!!!!!
 アルミン「マルコ?どうしたの?」
 マルコ「い、いや‥何か‥」
 アルミン「?」
 マルコ(今のはなんだ?‥幻聴か?‥疲労してるからか?)
 マルコ「ごめん。どうやら疲れているみたいだ。」
 アルミン「そ、そうだよね。今日はもう休もうか」
 エレン「おーい!!アルミン!風呂入りに行こうぜ!!!」スタスタ
 コニー「お!マルコもいたのか?お前も一緒に風呂に行こうぜ!」スタスタ
 マルコ「うん。でもトイレに行きたいから先に行っててよ」
 エレン「おう!待ってるぜ。」スタスタ
 アルミン「後でね」スタスタ
 マルコ「うん」ニッコリ
 
- 
                  - 4 : : 2020/04/17(金) 16:55:19
- ー男子寮 トイレー
 マルコ「ふぅ‥」スタスタ←鏡の前
 マルコ(さっきの幻聴が聞こえてきた時‥頭痛もしたし‥酷く体調が悪くなった)
 マルコ(とてもじゃないが‥普通とは思えない‥何かの病気なのか?)
 「病気なんかじゃない。それが本当のお前の姿だ」
 マルコ「だ、誰なんだ!?」
 「お前が今日疲れているのは日々の訓練のせいか?いいや、お前は他の奴らと本音で話し合ってない。だから気を遣って疲れているのだ」
 マルコ「誰なんだ!?こっちの質問に答えろ!!!!」
 「お前は何も悪くない。だがこのままではいつか取り返しのつかない事になるだろう。そうなる前にお前の全てを曝け出してしまえばいい。なぁに。何も難しい話ではない」
 「ただ素直になれば良いだけの話なんだ」
 マルコ「あぁ‥」ガクン!!!!!
 ライナー「!」ガチャ!!!
 マルコ「違う‥そんなの僕じゃない‥」
 ライナー「おい‥マルコ?大丈夫か?」
 マルコ「‥」
 ライナー「マルコ!!!しっかりしろ!!!」ユサユサ!!!!
 マルコ「‥!‥ライナーか?」
 ライナー「大丈夫か?医務室に行った方がいいんじゃ‥」
 マルコ「いや大丈夫だよ。」ムクリ
 ライナー「え?」
 マルコ「心配してくれてありがとう。でも僕は本当に大丈夫なんだ」ニッコリ
 ライナー「明日は一日中身体を動かす訓練なんだぞ?」
 ライナー「一応医務室に行った方がいいんじゃないか?」
 マルコ「うん。確か対人格闘と立体機動の訓練だよね?‥これは絶好のチャンスだね」
 ライナー「ん?」
 マルコ「いや何でもないよ。今の僕はとても気分が良いんだ」
 マルコ「明日が楽しみだねライナー」ニッコリ、ガチャ
 ライナー「‥」(なんだ今の違和感は‥マルコと喋ってる感じがしなかった‥)
 ライナー「何も起きなければいいんだが‥」
 
- 
                  - 5 : : 2020/04/18(土) 00:28:55
- ー翌日 午前対人格闘訓練ー
 キース「今日の対人格闘訓練はより多くの者と組んでもらう」
 全員「!」
 キース「同じ人間だけでやっていると、ある程度攻撃や防御のパターンが分かってくるため、慣れさせないためにする」
 キース「それに特殊な技術はなるべく多くの人間に習得してもらいたいからな」
 アニ(私の事がバレてるのかな?‥もしかしてサボっていた時のことも‥)
 ライナー(アニは教官にバレないように上手くサボっていると思ったが‥俺の思い違いだったか?)
 キース「五分ごとにベアを変える。型を行うのでなく、試合形式で執り行う。くれぐれも手を抜かぬように」
 「これじゃサボらないぞ」
 「また俺たちで適当にやろうと思っていたのにな」
 「くそ‥午後は立体機動訓練だってのに‥体力を回復する暇がないぞ」
 エレン「おいおい。今日もアニと組んでもらうつもりだったのによ」
 ミカサ「エレン私と組もう」
 エレン「!‥いいぜ。今日こそ勝ってやる!!」
 ジャン「おーいマルコ。組もうぜ」
 マルコ「あはは。僕はアニと組もうと思っていたんだ」
 ジャン「‥お前‥マジで言ってるのか?」
 マルコ「本気だよ。それに今日はエレンが独占できないし、都合が良いんだよ色々とね」スタスタ
 ジャン「都合が良いんだよ?‥どういうことだ?」
 アニ(誰か弱そうな奴と適当に組むか‥)スタスタ
 マルコ「あ!アニ!!僕と組んでくれないか?」ニコニコ
 アニ「私と?」(マルコか‥真面目だから対人格闘も手を抜かない印象だけど‥コイツは優しそうだから流せるか?)
 アニ「別に‥構わないけど?」
 マルコ「あはは。ありがとうね。お手柔らかに頼むよ」ニコニコ
 アニ(マルコは見かけによらず力が強く‥リーチもそれなりにある。)
 アニ(でもスピードは遅いし‥頭がいいけど懐に入り込めば‥)ブオオオオ!!!!!!
 アニ「!」スカッ!!!!バッ!!!!
 マルコ「おお!!!避けられた!!!やっぱり良い動きをするね〜」スッ
 アニ(速い‥私が油断していたから‥か?)ブオオオオ!!!!!!
 マルコ「ほっ!!!はっ!!!」ブン!!!ブン!!!
 アニ「!!!」スカッ!!!!バッ!!!!
 アニ(いや‥間違いない‥)バッ!!!!!
 マルコ「ふっ!!!!」バッ!!!!
 アニ(打撃の速度が上がっている!?‥でも力任せの攻撃‥カウンターを合わせれば‥)ビュン!!!!!
 マルコ「!」ドゴォン!!!!!!
 アニ(よし!!!タイミングは完璧だ!!!!!)ゴォ!!!!!
 ベルトルト「!」
 ライナー「どうした?」
 ベルトルト「いや‥マルコが普段より良い動きをしてるなって思っていたんだけど」
 ベルトルト「アニのカウンターのローキックをまともに受けていたから‥大丈夫かなって」
 ライナー「あぁ‥気の毒に」(もしマルコが失神したら医務室に連れてってやるか‥)
 
- 
                  - 6 : : 2020/04/18(土) 10:57:45
- マルコ「痛っ!!!!痛いよ!!!!アニ!!!!」ビョン!!!ビュン!!!
 アニ「!」(コイツ‥あんまり効いてないのか?)
 ライナー「マルコの奴‥相当痛がってるな」
 ベルトルト「いや‥あれは違うんじゃ‥」
 マルコ「なるほど。よく鍛えられた足技だね。アニの得意技なのかな?」ニッコリ
 エレン「‥」
 ミカサ「エレン。何であの女を見ているの?」
 エレン「いや‥おれはどっちかって言うと‥マルコの事を見ていたんだけどな」
 ミカサ「自分の訓練に集中しよう。その程度では人間にすら勝てるか危うい」
 エレン「お前‥言ってくれるじゃないか!!!!」ブォォン!!!!
 ミカサ(そう‥あなたは私だけを見てればいい)スカッ!!!
 ジャン(くそっ‥エレンとミカサイチャつきやがって‥お前のせいだぞ‥マルコ‥)
 マルコ「じゃあもっと君の技を堪能させてくれないかな?」スタスタ
 アニ(さっきのローキックはただのローキックじゃない。カウンターだったから通常よりダメージが大きいはずなのに‥)スッ←構える
 マルコ「」ニコニコ、スタスタ
 アニ(ノーダメージ‥力を隠していたのか?‥それとも‥)スカッ!!!!
 マルコ「いや〜やっぱり避けられちゃうね〜」ブォォン!!ブン!!!!
 アニ(全ての動きが単調だけど‥1発でもまともに食らったらやばそうだね‥)グルン!!!!!ゲシッ!!!!!
 マルコ「!」ドサッ!!!!!
 アニ(これ以上の打撃の攻防は危険だ‥関節技で極める!!!!!!)ガシッ!!!!!
 マルコ(まさか転ばされるとは‥威力ではなく相手のバランスを崩す事に特化したローキックか‥そして瞬時に関節技を仕掛けてくる)ジタバタ!!!!!
 アニ(単純な力では負けているけどアンタの力をフルに発揮できないようにすればいいのさ!!!簡単には逃がさないよ!!!!)ググググググ!!!!!!
 マルコ(なるほど‥力を入れづらい‥でも‥)ムクリ!!!!!!
 アニ「!」(強引に起き上がった!?)バッ!!!!!!
 マルコ「チェックメイト!!!!!!」ドゴォン!!!!!!!!
 アニ「!?」ゴキッ!!!!!!!!
 全員「!」
 アニ「ぐっふ‥」ドサッ!!!!
 
- 
                  - 7 : : 2020/04/18(土) 11:18:22
- マルコ「あ、ごめんね。ついつい力が入り過ぎちゃったよ」(さっきの動揺が無かったら勝負は分からなかった)
 マルコ(僕の身体能力が上がったのは事実だけど‥格闘技の技術はまだまだ未熟だね‥)
 ベルトルト「」スタスタ
 マルコ「ん?ベルトルト?どうかしたの?」
 ベルトルト「やり過ぎなんじゃないかな?マルコ」
 マルコ「え?」
 アニ「」シーン
 ベルトルト「見てみなよ。アニは失神している。ここまでやる必要は無かったと思わないか?」
 マルコ「は?これは訓練なんだよベルトルト。訓練で手を抜いて、本番で力を発揮できるのかい?」
 ベルトルト「確かにこれは訓練だ。でもアニは女の子なんだよ?体格も違うし、パワーだって圧倒的な差だったはずだ」
 マルコ「女だからって手加減しろって?冗談言わないでよベルトルト」
 ベルトルト「何?」
 マルコ「アニはいつもエレンやライナーを投げ飛ばしてるじゃないか。」
 ベルトルト「君は何が言いたいんだ?」
 マルコ「女だからって特別扱いする必要はないって事さ。戦場では敵は情けをかけてくれないよ?それが人間でも巨人でもね」
 マルコ「性別を気にするほど兵士の世界は甘くはないんじゃないかな?君だって仮にも成績上位者の一員なんだ。それくらい理解しなよ」
 ベルトルト「僕には分からないな。訓練の度に仲間を怪我させてるようじゃ、本末転倒だと思うんだけど?」
 ベルトルト「怪我をさせるのは明らかにやり過ぎだよ。僕たちは強くなるために訓練をしてるのに、身体を壊す事が目的じゃ意味ないでしょ?」
 マルコ「身体を壊す事が目的じゃないよ。僕もみんなと同じように強くなる事が目的さ。巨人や狂人から身を守るためにね」
 「おいおい‥マルコとベルトルトが喧嘩か?」
 「え?ベルベルトじゃ無かったか?」
 ベルトルト「君達も人の名前で遊ぶのいい加減にしなよ!!!!」
 全員「!」
 ベルトルト「君たちはそれはネタだからって面白がってるかもしれないけど!!!こっちは全然面白くないからね!!!!」
 ベルトルト「自分たちの勝手な価値観を至上のものだと思い込むな!!!!人の迷惑を考えろ!!!!!」
 マルコ「随分と怒っているみたいだね。アニがフルボッコにされたのが、そんなに悔しかったのかな?」ニッコリ
 ベルトルト「君‥本当にマルコなの?いつもの君とだいぶ違うんだけど?」
 マルコ「いつもの僕?それは君の主観的な物の見方がダメなんだろ。僕はもう前までのマルコなんかじゃない」
 マルコ「僕は生まれ変わったのさ」ニヤリ
 マルコ「それにしてもそこまで怒るとは‥アニに対して特別な感情でも抱いていたの?」
 ベルトルト「うるさいよ‥どうやら今の君は話が通じなそうだね」スッ←構える
 全員「!?」
 コニー「お、おい!?ベルトルトとマルコがやるのか!?」
 サシャ「これは意外なカードですね‥どっちもデータがあんまり無いからこの勝負‥分かりませんよ」
 ライナー「ベルトルトの奴‥大丈夫か」
 アルミン「結局こうなるんだね‥教官もいないし‥誰も止める人がいないよ」
 ジャン「これも訓練の一環だろ?問題ないんじゃねぇの?」
 アルミン「ジャン‥君はあの2人の戦いが見たいだけだろ?」
 ジャン「お、バレたか。まぁ‥あんなに自分の感情を表に出すマルコは初めて見るからな」
 ジャン「それにアニもさっき倒してるし‥」
 アルミン「でもベルトルトも強いよ。ミカサやアニの影に隠れていたけどね」
 ジャン「あぁ‥これは一瞬も見逃せないぞ」
 
- 
                  - 8 : : 2020/04/18(土) 11:34:22
- マルコ「ふーん。少しは話の分かる奴かと思っていたけど‥やっぱり君もそうやって力で解決するような野蛮人か」スッ←構える
 ベルトルト「君だって構えてるじゃないか?」ジリッ
 マルコ「君と言う敵が現れたからね。無抵抗でやられると思ったかい?」ドォッ!!!!
 ベルトルト「うっ!?」ヨロッ!!!!
 マルコ「何を驚いているんだよ!?君から仕掛けてきた喧嘩だろ!!!!!」ドゴォン!!!!
 ベルトルト「!?」ガクンッ!!!!!
 マルコ「早く反撃しないと終わらせちゃうぞ!!!!!」ガシッ!!!!
 マルコ「!」ブォォン!!!!!ヒュー!!!!!!
 コニー「ま、マルコを投げやがったぞ!?」
 サシャ「ミカサと同じことを‥」
 コニー「まぁ今日投げ飛ばされたのはライナーじゃないけどな」
 ライナー(フラグ立てるんじゃねぇよコニー‥)
 マルコ「おっと!!」グルン!!!!!スタッ!!!!
 全員「!」
 ベルトルト(空中で身体を激しく動かして落下を免れたか‥)
 エレン「す、すげぇ‥」
 ミカサ「まるで立体機動装置を使ったような動き‥」
 アルミン・ジャン「‥」
 「ハッハッハッ!!!!いいぞ!!!2人とも!!!!」
 「マルコ!!!お前力を隠してやがったのか!?ベルトルトもいい感じだぞ!!!!」
 「コイツは夢のカードだ!!!もっと盛り上げてくれよ!!!!」
 フランツ・ハンナ「うおおおおおおお!!!!!!!」
 フロック「お、おい‥なんだこの異様な空気は?」
 ダズ「俺に聞かれても知らねぇよ‥」
 ライナー(マルコ‥ベルトルト‥このままじゃどっちかがぶっ倒れるまで終わらないぞ‥)
 マルコ(残念ながら現段階ではベルトルトの方があらゆる面で僕に勝っている‥普通にやったら勝てないな)
 ベルトルト(なんだろう‥物凄く感覚が研ぎ澄まされている‥それに周りが良く見える)
 ベルトルト(今の僕なら何でも出来そうだ‥)
 マルコ(ベルトルトは教官からも潜在能力が1番あると破格の評価をされていた‥身長193cmに筋肉のつき方も悪くないし‥何でもそうなくこなす実行力がある)
 マルコ(じゃあ‥こうするしかないな)スッ
 ベルトルト(構えた!?‥まだ戦意を失ってないのか‥出来ればさっきので怯んで欲しかったけど‥)
 ベルトルト(ここまで来たらやるしかなさそ‥)ゲシッ!!!!!!!
 全員「!?」
 ベルトルト「い、いった!!!!!」ゴロゴロ!!!!!!
 マルコ「ありがとうアニ」ニッコリ
 アニ「礼には及ばないさ」
 「あ、アニのローキックがベルトルトに‥」
 「しかもあれは不意打ちだからそうとう効いてるはずだぞ‥」
 「しかし‥なんでアニはベルトルトを攻撃したんだ?」
 ライナー(アニの奴‥巨人の回復能力を使いやがったな。失神してからの復活が早過ぎる‥何を考えてるんだ?)
 ベルトルト「ああ‥アニ‥どうして?」
 
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                  - 9 : : 2020/04/18(土) 11:43:00
- アニ「何が?私は出過ぎた真似をしたアンタを撃退しただけなんだけど?」
 ベルトルト「うう‥どう言うことなんだ?‥それは?」
 アニ「これは訓練だ。失神するほどの激しい攻防になるのは当然のこと。アンタは私を庇ってマルコに喧嘩を売ったのかもしれないけど、訓練に私情を挟まないでくれるか?」
 ライナー(いつもミカサとやり合ってるのは私情じゃないのかよ‥)
 ベルトルト「僕は‥アニのために‥」
 アニ「私はアンタに助けを求めたかい?私とマルコは自分の意志でペアを組んだんだ。これからマルコに技を教えるから邪魔をしないでくれるかい?」
 ライナー「ベルトルト‥肩を貸してやる‥」
 ベルトルト「うん‥ありがとう」
 「ありゃベルトルトは完全にアニに振られたな」
 「恋愛脳野郎が‥あれはそう言う問題じゃないだろ」
 「なんだよ‥もう終わりかよ。つまらないな。どっちかが倒れるまでやれば良かったのに」
 アニ「さぁマルコ。アンタには私の格闘技術を全て叩き込んでやるよ」←構える
 マルコ「ありがとう。格闘技術に関しては君の方が圧倒的に上だからね」
 マルコ「いや、君の技術はこの訓練兵団で1番かな」ニッコリ
 アニ「そうだよ。そんな私に教えてもらえるんだ。有り難く思いな!!!!!」ドォッ!!!!!
 マルコ「!」ドォッ!!!!!
 ジャン「一件落着か?どうやらアニの怪我も大したこと無さそうだし」
 アルミン「‥」
 アルミン(運良く教官に見つからなかったから‥大事にはならなかった‥でも‥なんだろう‥この違和感は‥)
 
- 
                  - 10 : : 2020/04/18(土) 12:00:57
- ー1ヶ月後 訓練兵団 食堂ー
 マルコ「最近の僕の技はどうだい?」
 アニ「対人格闘も立体機動の訓練も確実に上達しているよ」
 アニ「まさか短期間でここまで成長するとはね。アンタも潜在能力があったようだね」
 マルコ「ははは。師匠が優秀だからだよ」
 ミーナ「本当にそうだよ。マルコに座学を教えてもらったり、アニから格闘術の稽古をしてもらったから‥私の成績も上がってるし」
 アニ「アンタがやっと本気で訓練を始めたから‥当たり前だ」
 ミーナ「ちょ‥今までだって真剣にやってきたつもりなんだけど」
 アニ「いいや、今と比べたら明らかに本気度が違う。この調子で頑張りなよ」
 マルコ「その通りさ!!!僕らはもっと強くなって立派な兵士になるんだよ!!!!」
 「最近アイツら仲良いよな」
 「マルコとアニは恋仲なんじゃないか?」
 「そうやってすぐに恋愛話にするのはお前の悪い癖だと思うぞ」
 クリスタ「最近あの3人仲良いよね。いつもご飯一緒に食べてるし」
 ユミル「あ?‥あぁ‥そうだな」
 クリスタ「私も入れてもらおうかな〜」
 ユミル「は?何でだよ?」
 クリスタ「だってあの3人どんどん成績か上がってるでしょ?仲間同士自分の得意分野を教え合うことは大切なことだと思うの」
 ユミル「お前はやめておけ」
 クリスタ「どうして?」
 ユミル「お前はそのままでいろ。それにお前は私の天使だからな!!!」ガシッ
 クリスタ「ちょっと!!やめてよ!!!」
 「天使‥」
 「女神‥」
 「結婚したい‥」
 ユミル(クリスタ‥本気でアイツらと仲良くなりたいのか?)
 マルコ「ハッハッハッ!!!!それは最高だね!!!」
 ユミル(もしかしてクリスタも‥いや‥私の考え過ぎか)
 アルミン「ねぇユミル」
 ユミル「ん?アルミンか?お前が私に話しかけてくるなんて珍しいな」
 アルミン「ちょっと話があるんだ」
 クリスタ「話?」
 アルミン「ごめん‥ユミルと2人きりで話したいんだ」
 ユミル「私はお前みたいな金玉がついてるかどうか怪しい奴なんて趣味じゃねぇぞ?」
 アルミン「ごめん。告白じゃないんだ。大事な話だ」
 ユミル「‥分かった。クリスタ。少し席を外すぞ」ガタッ
 クリスタ「え、うん」
 アルミン「ごめんね。訓練が始まる前に話したかったんだ」スタスタ
 ユミル「おい。ここじゃダメなのか?」スタスタ
 アルミン「出来れば人のいない所で話がしたいんだ」スタスタ
 ユミル「お前やっぱり私に告白したいんだろ?」スタスタ
 アルミン「そんなわけないんじゃないか」スタスタ
 ユミル(いくら私だってそこまでハッキリ言われたら傷つくぞ‥)スタスタ
 マルコ「‥」チラッ
 クリスタ「」モグモグ
 マルコ・アニ・ミーナ「」ガタッ
 
- 
                  - 11 : : 2020/04/18(土) 12:22:37
- ー食堂から少し離れた所ー
 アルミン「ここなら誰も来ないかな‥」
 ユミル「お前の話したいことってのはマルコ達の事か?」
 アルミン「ユミルも気付いていたんだね」
 ユミル「気付かない方がおかしいだろ。アイツらの雰囲気は異常だ」
 アルミン「そう。一見すれば自分達の成績を上げるために助け合う模範的な兵士」
 アルミン「でも‥まるでマルコを崇拝する宗教のような空気感は恐怖すら抱く」
 ユミル「あぁそうだな。何かアイツらを治すための考えはあるのか?」
 アルミン「ない」
 ユミル「おい‥」
 アルミン「でもどうしてあの3人があんな風になってしまったのか‥それについては心当たりがある」
 ユミル「話してみろ」
 アルミン「1ヶ月前‥マルコはよく頭痛がしていると言っていた。そしてある日の訓練後に‥声が聞こえると言っていた」
 ユミル「声?」
 アルミン「そう。本人はそう言ったことに気づいてなかったみたいだけど‥それからマルコは変わっていったと思う」
 ユミル「精神的な疾患か何かなのか?」
 アルミン「うん。でも僕たちが思っている以上に深刻になっていると思う」
 アルミン「そしてアニとミーナには共通点がある」
 ユミル「共通点?」
 アルミン「2人ともマルコに失神させられている」
 ユミル「マルコに失神させられたから‥アニとミーナもおかしくなったと?」
 アルミン「そうなんだ。まるで‥何かのウイルスに感染するかのように‥」
 マルコ「やぁ!面白そうな話をしてるね!!!」スタスタ
 アルミン・ユミル「!?」
 クリスタ・アニ・ミーナ「」スタスタ
 ユミル「クリスタ!?お前‥どうして?」
 クリスタ「だから言ったでしょ?私はマルコ達と仲良くしたいって」ニッコリ
 ユミル「そんな急に仲良くなれるわけないだろ!?何があったんだ!?」
 マルコ「何もないよ。僕たちは本音で語り合っただけさ」ニッコリ
 アルミン(完全に囲まれてる‥僕とユミルの会話の内容も聞かれていたのか?)
 ユミル「てめぇ!!!クリスタに何をしやがったんだ!?」ガシッ!!!!
 マルコ「おいおい。そんなに服を引っ張ったら破けちゃうだろ」ニコニコ
 アニ「やめなよユミル」グキッ!!!
 ユミル「!?」ズキッ!!!!
 ミーナ「マルコ。大丈夫?」
 マルコ「問題ないよ」ニッコリ
 クリスタ「ねぇどうしてそんな暴利を振るうの?」
 ユミル「お前がマルコ達におかしくされちまったからだ!!!!私のクリスタを返せ!!!!」
 アルミン「ユミル!!!少し冷静になってくれ!!!!相手の思う壺だ!!!!」ガシッ!!!!
 マルコ「う〜ん。やっぱり君は油断ならない男だねアルミン」
 マルコ「非力な男だけどね。敵に回すと厄介な奴だ」ドゴォン!!!!!!!
 アルミン「!?」グラッ!!!!
 ユミル「アルミン!!!!‥てめぇ!!!」ガシッ!!!!!
 アニ・ミーナ「」ググググ!!!!!!!
 ユミル(アニはともかく‥ミーナまで格闘術を‥)ググググ!!!!!!
 アルミン「あぁ‥」ビリッ!!!!
 マルコ「そう。こっちにおいでゆっくりと」ニコニコ
 
- 
                  - 12 : : 2020/04/18(土) 12:40:44
- アルミン「」ピタッ!!!!
 マルコ「!」
 アルミン「はぁ‥はぁ‥僕が‥何の準備もしないで‥ユミルに君の話を持ちかけたと思っていたの?」ユラッ
 マルコ「へぇ〜こりゃ驚いたな。力は弱いくせに精神力に関しては一人前なんだね」
 マルコ「君は見た目よりも勇敢な人だったんだ。尊敬に値するよ」ドゴォン!!!!!!
 アルミン「!?」ビリッ!!!!!ドサッ!!!!!
 マルコ「お休みアルミン。そして君はこれから新しい人生を歩むんだよ!!!!」
 アルミン「」シーン
 ユミル(執拗に頭を狙いやがって‥やっぱりアルミンの仮説は正しかったみたいだな)ググググ!!!!!!
 アニ「アンタもいい加減に諦めなよ」ググググ!!!!
 ミーナ「そうだよ!!ユミルも楽になった方がいいよ!!!」ググググ!!!!
 ユミル「悪いが私はアンタらみたいに人のために動きたくないんだよ!!!」ググググ!!!!
 ユミル「第二の人生はイカしたものにしてやるって決めてるのさ!!!!」ググググ!!!!
 アニ(コイツ‥まだ諦めてないのか‥)
 アルミン「」ムクリ
 ユミル「!‥アルミン!!!しっかりしろ!!!お前までおかしくなったら‥」ググググ!!!
 アルミン「おはようございます。マルコ様」ぺこり
 ユミル「!?」ググググ!!!!!
 マルコ「おはようアルミン。僕のことを敬うのは結構だけど、皆んなの前では普通にしてくれよ。バレたら面倒だからさ」ニッコリ
 アルミン「うん!!分かったよ!!」ニッコリ
 ユミル「嘘だろ‥アルミン‥お前まで‥」ググググ!!!!!
 クリスタ「ねぇユミル。できれば貴方には手荒な真似はしたくないの。私の話を聞いてくれる?」
 ユミル「クリスタ‥」ビリッ!!!!
 「お前はクリスタ・レンズと一緒にいたいんだろ?だったら抵抗する意味は全くないはずだ。」
 ユミル「だ、だれだ!?」ググググ!!!!!
 クリスタ「ねぇユミル。私はどうやったらみんなに必要とされるか‥どうやって死ねば喜んで貰えるのかずっと考えていたの」
 ユミル「そんな事知っていたさ!!!だから私はお前を‥」ググググ
 クリスタ「でもね。マルコ達と話し合って見ると‥私の悩みはとても些細な事だって気づいたの」
 ユミル「な、何を言ってるか分からないぞ!!!戻ってこい!!!クリスタ!!!!」ググググ!!!!!
 「人の話は黙って聞くものだぞ。ましてやお前の大切なクリスタ・レンズの有難き言葉だ。」
 ユミル「お前は黙ってろよ!!!引っ込んでろ!!!!」ジタバタ!!!!
 マルコ「もう離していいよ。どうせこの人数からは逃げられない」ニッコリ
 アニ・ミーナ「了解」スッ
 アルミン「」スッ
 ユミル(しっかり私を囲んでやがる‥私も‥)パッ!!!!
 クリスタ「私はね。もう他人のために自分を犠牲にするのはやめたの。今日から私は自分のために生きていきたい。そう思ったの」
 ユミル「目を覚ませクリスタ!!!お前はマルコ達に利用されてるだけだ!!!!」
 クリスタ「違うよ。マルコ達はそれぞれの目的のために動いてるの。私達は協力関係にあるだけ。何が不満だって言うのユミル?貴方も私たちと一緒に生きていこうよ」
 クリスタ「辛いことがあっても前を向いて歩いて行こうよ。この世界は辛いことばかりじゃないよ。楽しいことにも目を向けて人生を謳歌しようよ。ユミルだってそう思っているんでしょ?」
 ユミル「ぐっ!!!」ビリッ!!!!
 マルコ「さぁ!!!ユミル!!!!自分に素直になるんだ!!!!」
 マルコ「君の大好きなクリスタも僕の仲間なんだよ!?僕と一緒にいれば!!!クリスタとも居られる!!!!何か問題でもあるのかな!?」
 マルコ「君は人を疑い過ぎなんだよ!!!!僕たちの心はクリーンで汚れは一切ない!!!!下心なんてまるでないんだよ!!!!」パッ!!!
 マルコ「さぁ!!!僕と共に第三の人生を歩んで行こう!!!!」
 ユミル「え‥」
 アルミン・クリスタ・ミーナ・アニ「」ニコニコ
 
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                  - 13 : : 2020/04/18(土) 12:45:50
- ユミル「うっ‥」ガクンッ!!!!!
 マルコ「さぁ面をおあげ。今はどんな気分だい?ユミル?」ニッコリ
 ユミル「とても晴れやかな気分でございますマルコ様。私を配下に加えてくれてありがとうございます」ムクリ
 マルコ「なぁに〜。僕たちの利害関係が一致しただけだよ」ニッコリ
 マルコ「アルミンにも言ったけど身内で話すとき以外は普段通りで頼むよ」ニッコリ
 ユミル「あぁ分かったよ。で?今度は何をするんだ?」
 マルコ「時は満ちた。この1ヶ月で洗脳の実験も僕たち個人の実力を伸ばすことが出来た。これからも継続するよ」
 マルコ「でもこの現状の訓練兵団は僕たちの実験場には相応しくないよね?」
 ユミル「つまり‥なんだ?」
 マルコ「今日の訓練が始まる前に速やかに教官達を仲間にしたいんだ」ニッコリ
 アルミン「いい考えだね」
 マルコ「他の教官達は今の僕たちだけでも何とかなるだろうけど、キース教官は別格だ」
 マルコ「だからまずは僕たちの戦力を強化しようじゃないか」ニッコリ
 
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                  - 14 : : 2020/04/18(土) 19:39:48
- ー廊下ー
 マルコ・アニ・ミーナ・クリスタ・アルミン・ユミル「」スタスタ
 コニー「ん?お前ら大勢でどこに行っていたんだ?」
 マルコ「少しだけ雑談していたんだよ。それに丁度よかった」
 サシャ「?」
 マルコ「コニーとサシャにも用事があったんだ。僕たちと一緒についてきてくれるかな?」ニッコリ
 アニ・ミーナ・クリスタ・アルミン・ユミル「」ニッコリ
 サシャ「いいですよ‥もうすぐ訓練が始まりますけど、少しだけなら」スカッ!!!!!
 マルコ「!」ブン!!!!
 コニー「やっぱりそう来たか‥」
 マルコ「やっぱり?まさか僕たちがこうする事が分かっていたのかな?」ニッコリ
 サシャ「狩猟民族を舐めないでください。危険察知くらいは当たり前のように出来ますよ」
 コニー「俺は狩猟民族出身じゃないが‥お前らがイカれてる事くらいは分かる」
 マルコ「ハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッ!!!!」
 コニー・サシャ「‥」
 マルコ「まさか君たちに気づかれるとはね。少し露骨過ぎたかな?」ニッコリ
 マルコ「でも‥」
 アニ・ミーナ・クリスタ・アルミン・ユミル「」パッ!!!!
 コニー「お前ら‥どうしちまったんだよ?」
 サシャ「そうですよ!!こんなのおかしいです!!!」
 マルコ「」ビュン!!!!!!!!
 コニー・サシャ「!」ドゴォン!!!!!!
 コニー(裏拳で‥同時に‥)ドサッ!!!!!
 サシャ「‥」ビリッ!!!!!
 マルコ「悪いけど時間が無いから手短に済ますよ」ビリッ!!!!!!!!
 コニー・サシャ「」ムクリ
 マルコ「さて‥行こうか‥」
 
- 
                  - 15 : : 2020/04/18(土) 20:01:25
- ー教官室ー
 キース「む?‥入れ‥」
 マルコ・アニ・ミーナ・クリスタ・アルミン・ユミル・コニー・サシャ「」ガラガラ
 キース「‥とっくに訓練開始時刻は過ぎているはずだが?」
 マルコ「ええ。僕達以外の訓練兵はとっくに訓練を開始しています」
 キース「‥何か私に用事でもあるのか?」
 マルコ「はい。キース教官には僕たちの仲間に入ってもらいたいと思っています」ニッコリ
 キース「‥言っている意味が分からないのは私だけか?」
 マルコ「意味が分からなくても貴方は必ず僕たちの仲間になることでしょう。既に貴方以外の教官達は僕たちの仲間になりましたので」
 キース「‥訓練兵にも手を出したのか?」
 マルコ「ここにいる訓練兵以外には手を出してませんよ」
 キース「ボット‥アルレルト‥貴様ら2人はもっと賢い奴らだと思っていたが‥どうやら違っていたようだな」ガタッ
 アルミン「そんな事ありませんよ。少なくとも貴方よりはずっと賢いはずです。」ムキッ!!!
 アルミン「見てくださいよこの筋肉!!マルコ様の仲間にしてもらっただけで、一瞬で急成長したんですよ!!!この全能感が得られるなら、マルコ様の仲間にならない理由が見当たりませんよ!!!!キース教官!!!!」ニチャァ
 キース「‥このような事態は初めてだ。どのような判断を下し、処遇を決めるのか‥」
 マルコ「そんな事考える必要なんてありませんよ。どうせ貴方も‥」ドゴォン!!!!!
 教官室の窓←バリーン!!!!!!!
 ユミル「ま、マルコ様!!!!!」
 キース「ふん!!!!!」ブォォン!!!!!!!
 アルミン「え!?」←投
 クリスタ「!?」ズシャ!!!!!!
 ユミル「クリスタに何しやがる!?」ドォッ!!!!!
 キース「」バゴォン!!!!!!
 ユミル「!?」ドサッ!!!!!
 アニ(クロスカウンター‥一瞬でアルミンとクリスタとユミルの3人がやられた)
 サシャ「キース教官!!!!!」ブン!!!ブン!!!!
 キース「‥」パッ!!!!バッ!!!!
 コニー「いつもの恨みをここで晴らしてやりますよ!!!」ブン!!!!ブン!!!!!
 キース「」ガシッ!!!!!
 コニー・サシャ「!」ググググ!!!!!!
 キース「お前たち2人は馬鹿だが身体能力は兵士として高い‥もっと格闘術も真剣にやっていたら‥」ドガアッ!!!!!!
 コニー「ふぐっ!?」ドサッ!!!!!
 サシャ「あぶっ!!!!」ガブリ!!!!←噛みつき
 キース「!‥ふん!!!!!!!」ドゴォン!!!!!!!!
 サシャ「ごぉ!!!???」ズターン!!!!!!
 ミーナ「!」
 アニ(サシャをそのまま床に叩きつけやがった‥なんて怪力なの‥)
 キース「お前たちは来ないのか?」
 アニ「他の奴らが戦ってるのを見て分析をしていたんですよ。ねぇ?」
 ミーナ「えぇそうよ‥キース教官が強いのは分かったけど、私たち2人の連携が有れば‥」ドゴォン!!!!!!
 アニ「!」バッ!!!!!!
 ミーナ「ぐっ!!!!‥あぁ‥」ドサッ!!!!!!
 キース「反応速度が速いな。」バシッ!!!!
 アニ(私の渾身のローキックを受け流された!?)ブン!!!!ブン!!!!
 キース「甘い!!!!!」バキッ!!!!!
 アニ「!!!!」(一撃が重い‥しっかりガードしたのに‥)ズサァッ!!!!!
 アニ(そりゃそうか‥熊みたいにデカい身体をしてるし‥)ズキッ!!!!!
 キース「どうした?もうお終いかレオンハート?」
 アニ「いいえ‥もちろんこれからですよ!!!!!!」ダッ!!!!!!←走る
 キース「‥」スッ←構える
 
- 
                  - 16 : : 2020/04/19(日) 10:43:38
 アニ「シッ!!!!!」バシッ!!!!ゲシッ!!!!
 キース「‥!」ドォッ!!!!!
 アニ「!?」(強引に!?)グラッ!!!!!
 キース「はっ!!!!!」ドゴォン!!!!!
 アニ「!?」ドサッ!!!!
 アニ「つ、強すぎる‥」プルプル
 キース「レオンハート。貴様の技術は素晴らしい。相手の力を利用して最小限の力でも相手に有効打を与える。体力の消耗も少なく、貧弱な者でも戦いやすい技術だな」
 アニ「‥」
 キース「だが貴様も重々承知しているだろうが、圧倒的な力は戦闘を支配できる。巨人のようにな。お前はアッカーマンのように人外の力を出せるわけではない。タイマンで私に挑めば当然の結果だ」
 キース「技術と分析だけで勝てるなら、人間は巨人をとっくに滅ぼしてるだろう」
 アニ「で、では‥私も見せてあげましょう‥」
 キース「ん?」
 アニ「私の本当の力を‥」ピン!!!←指輪
 キース(指輪に針を仕込んでいたのか‥だがそんなものでは‥)
 マルコ「やめるんだアニ!!!!!その力は使ってはいけない!!!!」
 アニ「ま、マルコ様!!!」
 マルコ「アニ。あとは僕に任せるんだ」ニヤリ
 キース「ボット‥まだ気を失っていなかったのか」
 マルコ「えぇ。あの程度では僕の意識を刈り取る事は出来ませんよ」ニッコリ
 キース「貴様らのような異常者を開拓地に移籍させるわけにはいかん。貴様らの身柄は憲兵団に引き渡し、その後の処遇は彼らに委ねる」
 キース「だが今ここで降参すれば訓練兵団施設内の独房で考える時間を与えてやる」
 マルコ「降参するつもりはありませんよ。だってこの訓練兵団で1番強い元調査兵団団長のキース教官を仲間に出来るんですから」ニヤリ
 マルコ「教官達を仲間にすればこの訓練兵団は僕のもの同然です。あとは時間をかければどうとでもなりますから」ニヤリ
 キース「貴様‥私の事を知っていたのか?」
 マルコ「いいえ。でも貴方のデータは彼から結構聞きましたよ。貴方を倒すためにはどんな些細な情報でも聞き逃しませんでした」
 キース「!」
 眼鏡教官「‥キース。まだマルコ様に対抗していたのか?」
 キース「お前まで‥」
 マルコ「さっき言ったでしょ!?貴方以外の教官は仲間になったって!!!」
 眼鏡教官「キース。お前も我々の仲間になるんだ。そうすればお前のコンプレックスを解消できるぞ?」
 キース「‥何?」
 
- 
                  - 17 : : 2020/04/19(日) 11:05:06
- 眼鏡教官「お前は日頃から愚痴のように言っていただろ?特別な存在に強烈なコンプレックスを抱いていたと」
 キース「‥」
 眼鏡教官「お前が調査兵団をやめてこの訓練兵団の教官になったのは、無駄死にさせた兵士たちへの罪悪感ではなく、あの特別な組織にいる事が苦痛だった」
 眼鏡教官「自分より経験が浅いのに有能な指揮官だったエルヴィン。160cmと小柄ながら人類最強の兵士と謳われるリヴァイ。巨人の研究に日夜没頭して成果を上げていたハンジ。」
 眼鏡教官「自分は突撃しか能力がなく部下をたくさん殺してしまったとも言っていたな。でも本心は凡人の自分に耐えられなかっただけだ」
 キース「‥」
 マルコ(この教官を連れてきて良かったよ‥正面戦闘では勝てないと分かったからね)
 マルコ(十分な戦力を投入したつもりだったんだけど‥やはり五体満足で何年も巨人の戦場から生き延びてきたキース教官の強さは伊達じゃない)
 マルコ(単純な武力での制圧が無理なら精神攻撃が非常に有効だ。仮に完全に感服させる事ができなかったとしても、弱ったところをトドメだ)
 眼鏡教官「何とか言ったらどうだキース?マルコ様の仲間になれば瞬時に生物としての強さを獲得できるんだぞ?しかも我々はお互いに言葉を発さなくても心を通わせる事ができるのだ」
 眼鏡教官「この人類史が始まって以来、マルコ様ほどの偉業を成し遂げた者がいるだろうか!?マルコ様こそこの壁の真の王になるのに相応しい!!!!いずれこの訓練兵団施設だけでなく、壁の中を支配される事だろう!!!!」
 キース「下らないな。貴様らはただの家畜以下の存在だ」
 眼鏡教官「な、なんだと!?」
 キース「我々が普段食べている食事は誰のおかげだと思う?立体機動装置やブレードを作っているのは誰だ?この施設をお前達に作れるのか?」
 眼鏡教官「な、何を言っている!?」
 キース「人間は1人じゃ生きていけない。お前らのようなカルト教団のような存在はこの壁の中の安泰を乱す。」
 キース「やはり貴様らは全員憲兵団に引き渡すしか無いようだな」スッ←構える
 マルコ「出来ますかね〜僕だってまだまだ全然戦えますし、教官達全員を相手にできる程の体力は残っていますか〜?」ドゴォン!!!!!
 マルコ「ぐぎっ!?」ゴン!!!!!
 眼鏡教官「心底失望したよ!!!!お前には!!!!」バキッ!!!!!
 キース「それはこっちの台詞だ‥」スタスタ
 眼鏡教官「」ドサッ!!!!!
 マルコ「ゲホッ!!!!」ヨロッ!!!
 キース「ボット‥貴様が他の者を洗脳したんだろ?戻す方法を教えろ」
 マルコ「い、嫌だね‥僕の楽園をアンタに壊される訳にはいかない‥」
 キース「ふむ‥」ドスッ!!!!
 キース・マルコ「!?」
 アニ「この!!!!ハゲ!!!!!」ドスッ!!!!←指輪の針
 キース「‥ぐっ!!!!」ブワァ!!!!!
 アニ「ごっ!!??」ドゴォン!!!!!
 マルコ「おらっ!!!!倒れろ!!!」バキッ!!!!
 キース「しまっ‥」グラッ!!!!
 マルコ「さぁ!!!!僕と共に新しい人生を歩んで行きましょう!!!!!!」ガシッ!!!!
 キース「!?」ビリッ!!!!!!!
 
- 
                  - 18 : : 2020/04/19(日) 11:21:41
- 「キース・ジャーディス。お前は密かに恋心を抱いていたカルラをグリシャに奪われて‥全てが狂ったと思わないか?」
 キース「!?」(なんだこの声は!?どこに隠れている!?)ビリッ!!!!
 「そもそもお前が選ばれた存在だと吹聴したのはどこの誰だ?お前を勘違いさせてくれたのは誰だ?」
 キース(いやこれは‥直接頭の中に‥声が流れているのか!?)ビリッ!!!!!
 マルコ「‥」
 「悔しいだろ。悲しいだろ。グリシャに復讐したいよな?いいやグリシャ・イェーガーだけでない。お前は特別な存在を抹消したい。違うか?」
 「お前のコンプレックスを解消するには特別な存在に自信がなるか、特別な存在を1人残らず駆逐するしか方法はない」
 キース「や、やめろおおお!!!!これ以上喋るな!!!!!」ビリッ!!!!ビリッ!!!!
 「さぁ‥お前もこっちに来い‥後悔のない正しい選択をお前ならば出来るはずだ。」
 「お前は‥無能ではない」
 キース「‥」ガクンッ!!!!!
 マルコ「‥」フッ!!!!
 マルコ(さすがに自我も強い‥先に‥皆んなを復活させた方がいいな‥洗脳ができない可能性もあるし‥)ビリッ!!!!!!!
 アニ・ミーナ・クリスタ・アルミン・ユミル・眼鏡教官「」ムクリ!!!!!
 マルコ(人間の持っている回復能力を最大限に高める‥まぁ‥アニとユミルは例外だけどね)
 ミーナ「ぐわああああ!!!!!ぎゃあ!!!!!」ジタバタ!!!!!
 マルコ「!」
 アルミン「あれ?‥僕は何をしていたんだ‥」ヨロッ!!!
 マルコ「そんな馬鹿な!?僕の洗脳から2人も外れた!?」(何が起きている!?アルミンはともかく‥ミーナは1ヶ月という時間をかけて洗脳したんだぞ!?)
 
- 
                  - 19 : : 2020/04/19(日) 11:35:41
- ミーナ「うご!!!!あああっ!!!!」ゴロゴロ!!!!!
 マルコ(暴れている‥頭が痛いのか?何が原因なんだ!?)
 アルミン「‥マルコ‥君は僕を‥」
 マルコ「黙れ!!!!!お前は眠っていろ!!!!!」バキッ!!!!!
 アルミン「ぐっ!!!!」ドサッ!!!!!
 ミーナ「ああ!!!!ここはどこ!?私は誰なの!?誰か助けてよ!!!!!」ジタバタ!!!!!ゴロゴロ!!!!!
 クリスタ・ユミル「マルコ様‥」
 アニ「コイツどうしますか?」
 マルコ「何が起きているのか‥ミーナの頭の中に入って確かめる必要があるな」
 マルコ「お前達はキースを拘束しろ。奴もまだ洗脳が完璧ではない可能性が高い!!!!!」
 アニ・クリスタ・ユミル・コニー・サシャ・眼鏡教官「御意」バッ!!!!!
 ミーナ「やめてぇえええ!!!私に近寄らないでよ!!!!!ああままめ!!!!」バタバタ!!!!!
 マルコ「ふっ!!!」バキッ!!!!!
 ミーナ「痛い!!!!何でこんな事するのよ!!!貴方達は誰なの!?」バタバタ!!!!!
 マルコ(この力でも気絶しないだと!?)
 ミーナ「あぁ!!!!!神よ!!!!この哀れな私を救ってください!!!!お願い致します!!!!何でもしますからぁ!!!!」ジタバタ!!!!!
 ザシュッ!!!!!!!!
 ミーナ「」ブシャァ!!!!!!!!
 マルコ「‥役立たずには用はないよ」←ブレード
 全員「!」
 マルコ「何を見てるんだい?ねぇ?」
 コニー「いえ‥」
 サシャ「何でも‥ありませんよ‥マルコ様‥」
 ミーナ「あぁ‥血が出てる‥意識を‥痛い‥
 」ベチャ!!!!!
 マルコ「やっぱり狂人となれば心臓を貫くだけじゃ死なないか」ザシュッ!!!!
 ミーナ「」ボトッ!!!!!←首
 クリスタ「ひっ!!」ビクッ!!!
 マルコ「はぁ‥」ビリッ!!!!
 ユミル「ま、マルコ様!?大丈夫ですか!?」
 マルコ「違う‥こんなの僕じゃない!!!!僕から出て行け!!!!!」
 アニ「こ、これは!?」
 マルコ「‥ふぅ‥心配かけたね。もう大丈夫だよ」
 アルミン「本当に大丈夫ですか?」
 マルコ「うん‥良かった。アルミンも戻ってきてくれたんだね!!!」
 アルミン「はい‥一時は迷走していましたが‥」
 眼鏡教官「マルコ様。キースが‥」
 キース「‥マルコ様‥」
 マルコ「いい子だね。洗脳は成功のようだね」
 アルミン「一つ質問なのですが‥何故ミーナを殺したのですか?彼女にはまだ利用価値があったのではないでしょうか?」
 マルコ「うーん‥さっき彼女の頭の中を調べたんだけどねー」
 マルコ「彼女にはもう利用価値が無いことが分かったんだよ」ニッコリ
 アルミン「なるほど‥そう言う事でしたか‥」
 コニー「すみません‥馬鹿な俺にも理解できるように、説明してくれませんか?」
 マルコ「仕方ないなー‥つまりだよ」
 マルコ「ミーナはもう僕の力に耐えられなかったんだ。」
 サシャ・マルコ「?」
 
- 
                  - 20 : : 2020/04/19(日) 11:53:13
- マルコ「君たちの精神の強さには個人差がある。」
 コニー「それは分かっていますが‥」
 マルコ「僕の洗脳は精神と肉体が強化されるように、頭に直接強い電気信号のようなものを送信するんだ」
 マルコ「でも器が僕の力に耐えれなくなると精神崩壊を起こして、ミーナのように暴走するんだ」
 サシャ「じゃあ‥アルミンはどう言う事なんですか?また戻りましたが‥」
 マルコ「僕の洗脳は僕自身が攻撃によって相手を失神させる事で成り立つ。そして洗脳が解除される時は、僕以外の人間に失神されたら稀に洗脳が解ける事があるらしい。さっきのアルミンの現象で確信に変わったよ」
 アルミン「でも僕以外の人も失神させられましたよね?僕だけ意識が戻ったのは不自然なのでは?」
 マルコ「いいや不自然ではないよ。君は他の人より意志が強い。だから意識が一瞬だけど戻ったんだ」
 ユミル「なるほど‥そういう事でしたか‥」
 マルコ「まぁ‥僕の力がそんなに都合の良いものではない事が分かった。これからもっと実験しないといけない」
 眼鏡教官「では‥すぐにはこの訓練兵団施設を乗っ取る事が出来ないという訳ですか‥」
 マルコ「あ、君はもう要らないから死んで構わないよ」ザシュッ!!!!!
 全員「!」
 眼鏡教官「そんな‥」ブシャァ!!!!!!
 眼鏡教官「」ドサッ!!!!!
 クリスタ「ど、どうして‥命令に背いたわけでもないのに‥」
 マルコ「彼は座学の担当教官だったはずだ。これからは新しい科目を取り入れるから旧体制は要らないんだ」
 マルコ「座学の授業ならアルミンと僕の2人で十分だ」ニヤリ
 アルミン「なるほど‥僕とマルコ様で座学を通して、他の訓練兵を洗脳するんですね?」
 マルコ「洗脳は出来ないよ。でも彼らをこっち側に誘導できるように試行錯誤するつもりだ。少しずつ僕たちの思い通りに動かせるようにしたいんだ」
 アルミン「それは素晴らしいお考えですね!!!」
 アニ「ミーナと眼鏡教官の死体‥どうします?どこかに埋めて隠しておきましょうか?」
 マルコ「いや彼らには死んでも役に立ってもらうよ」ニッコリ
 全員「?」
 
- 
                  - 21 : : 2020/04/19(日) 12:10:45
- ーその日の夜 食堂ー
 エレン「なぁアルミン。お前どこにいたんだ?訓練の時居なかったよな?」
 アルミン「あぁ‥ちょっと用事があってね」
 ミカサ「アルミンだけじゃなくて‥他にもいなかった人がいた」
 アルミン「うん‥僕と同じ用事で呼び出されていたんだ」
 エレン「用事ってなんだよ?」
 アルミン「それについては教官から説明があると思うよ」
 キース「揃っているか?」スタスタ
 全員「!」
 キース「残念な知らせだ。ミーナ・カロライナ他、数人の教官が訓練兵団を脱退した」
 ジャン「‥ん?あれは‥」
 キース「そこで数人分の食費が浮いたので‥肉を皆に振る舞うことにした」
 教官複数「」スッ!!!←肉
 全員「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
 「に、肉なんて久し振りだぜ!!!!」
 「俺なんか初めて肉なんて食うぞ!!!!」
 「しかしこれ何の肉なんだ?牛肉?豚肉?それとも鶏肉か?」
 「馬肉なんじゃねぇの?」
 「馬鹿だなお前。馬なんて高価で買えないだろ?これはきっと鹿肉だぜ!!!」
 キース「私はこれで失礼する。存分に味わえ」スタスタ
 サシャ「お肉!!!お肉!!!!お肉!!!!お肉!!!!お肉!!!!!」ムシャムシャ!!!!!ゴクン!!!!
 コニー「やっと豪華な飯が食えるぜ!!!!う、美味い!!!!旨すぎる!!!!」ガツガツ!!!!!
 ジャン「おお‥やっぱりハードな訓練の後はガッツリしたものが食べたいよな‥なぁマルコ?」
 マルコ「うん、そうだね。肉が食べられるなんて感謝しないとね!!!」ゴクリ!!!
 ジャン「しかし‥珍しいな。今日はアニ達と食べないのか?」
 マルコ「たまには一人ぼっちのジャンとも食べてあげないと‥ジャンも寂しいでしょ?」
 ジャン「お、俺は別にボッチじゃねぇよ」チラッ
 エレン「おお!!!なんかあんまり食べたことない味がするな!!!」ゴクリ!!!!
 ミカサ「ええ‥不思議な味がする」パクパク
 アルミン「うん‥でもなんか強くなった気がするよ」ニヤリ
 エレン「そうだな!!!やっぱりタンパク質を摂取しないと身体がデカくならねぇよな!!!」
 アルミン「その通りさ!!!もっと肉を食べて強くなろうよ!!!!」パクパク!!!!
 エレン「ハッハッハッ!!!今日のアルミンはテンションが高いな!!!!」パクパク!!!
 ミカサ「エレンも人の事言えない」
 アルミン「別にいいでしょ!!!せっかくの肉料理なんだ!!!もっとテンション上げていこう!!!!」
 全員「」ワイワイ!!!!ガヤガヤ!!!!!
 アニ「‥」パクパク
 ライナー・ベルトルト「」スタスタ
 アニ「ちょっと‥デカイのが2人来られたら‥暑苦しいんだけど?」
 ベルトルト「あぁごめんね」
 ライナー「アニ。食い終わったらいつもの場所に来い‥」ボソッ
 アニ「あぁ‥了解」パクパク!!!!
 マルコ(本当は一瞬でここを制圧したかった‥でも僕の洗脳が完璧ではない以上‥目立つことは避けたい‥)
 マルコ(時間をかけてゆっくりと‥洗脳すれば‥いい‥まだ卒業まで一年くらいはあるんだから‥)ニッコリ
 ジャン「満面の笑みだぞ?そんなに肉が旨いのか?」パクパク!!!
 マルコ「うん。それに嬉しいんだよ」ニッコリ
 ジャン「ま、お前の気持ち分かるぜ。いつもマズイ飯ばかりだったからな」ゴクン!!!!
 マルコ「ハッハッハッ!!!食べられるだけ感謝しないとダメだよ!!!」ムシャムシャ!!!!
 ジャン「こんな時まで説教はやめてくれ。」ゴクリ!!!!!
 マルコ「悪いな!!!」ゴクリ!!!!
 アニ「さて‥行くか」スタスタ
 クリスタ・ユミル「」チラッ!!
 マルコ「‥」パクパク!!!!
 ジャン「ん?今度は真顔になってどうした?」
 マルコ「気にしないでくれ。肉が嬉しすぎて情緒不安定なんだよ」ニヤリ
 ジャン「そ、そうか‥」
 
- 
                  - 22 : : 2020/04/19(日) 14:24:42
- ー倉庫ー
 アニ「」スタスタ
 ベルトルト「ライナー‥来たよ」
 ライナー「誰もいないな?」
 ベルトルト「うん‥人の気配はしない。」
 アニ「待たせて悪かったね。で?また定期連絡かい?」
 ライナー「いや違う」
 アニ「だよね‥この間王政に侵入した時‥後に定期連絡はやった‥」
 アニ「じゃあ何の為に私を呼び出したの?」
 ライナー「‥お前なら‥察しがついてるんじゃないか?」
 アニ「‥マルコ達の事かい?‥言ったでしょ?別に私は‥」
 ライナー「いやそうじゃない。」
 アニ「ん?」
 ベルトルト「僕とライナーは君が戦士の本来の目的を忘れているんじゃないかって相談していたんだ」
 アニ「もちろん忘れるわけないじゃないか。始祖を奪還するために憲兵団になる。そして隙をついて王政に潜入捜査及び壁の中の情報収集」
 ライナー「覚えてるじゃないか」
 アニ「心配し過ぎだよ。マルコ達とは自分の成績を上げるために頑張ってるんだし。私もさらに強くなれれば作戦の成功率は上がる。違わない?」
 ライナー「確かに筋は通っているな。だが最近のお前は何か変わったように見える」
 アニ「それはアンタの目が節穴なんでしょ?私の本質は何も変わってないさ」
 ベルトルト「なら‥いいんだけどね」
 ライナー「お前‥マルコ達に俺たちの秘密を言ってないよな?」
 アニ「さぁ?でも私とマルコ達は一切の隠し事はしてないとだけ言っておこうか?」ニヤリ
 ベルトルト「え?」
 ライナー「それはどう言う意味だ?返答次第ではタダじゃおかないぞ?」
 マルコ「やめなよライナー。ベルトルト。大男2人が1人の女の子を虐めて恥ずかしくないの?」スタスタ
 ライナー・ベルトルト「!?」
 アルミン・クリスタ・ユミル・コニー・サシャ「」スタスタ←完全武装
 教官複数「」スタスタ←完全武装
 ベルトルト「これは‥ら、ライナー!!!」
 ライナー(立体機動装置に‥散弾銃‥やる気満々だな‥)
 マルコ「なんだい?こんな所で密会をしてバレないと思っていたのかな?」ニッコリ
 ライナー「マルコ‥お前達は俺たちの正体を知っているのか?」
 ベルトルト(ライナー‥そんな直球で聞かないでくれよ‥)
 マルコ「知っているさ。アニの本当の姿を見せてくれたし‥それにユミルも巨人だよ」
 ベルトルト「ユミル‥まさか!?」
 ライナー「マルセルの顎を継承したのか!?」
 マルコ「正解だ」ニヤリ
 ベルトルト(僕たちは丸腰だ‥)
 アニ「」スチャ←ピストル
 ベルトルト(それにアニすら味方か確信できない‥もうマルコに懐柔されてると考えた方がいい)
 ライナー「俺たちを囲んで‥お前達の目的はなんだ?」(まさか‥キース教官達まで‥)
 マルコ「愚問だね。自分たちの正体を隠して生活してる、裏切り者の君らが分からないわけ無いと思うんだけどなー」ニッコリ
 ライナー・ベルトルト「‥」
 
- 
                  - 23 : : 2020/04/20(月) 21:00:40
- ベルトルト「アニ‥頼むから正気に戻ってくれ」
 アニ「私はずっと正気だよベルトルト。何も変わってない」
 ベルトルト「いいや。君は戦士のはずだ。今の君はマルコに利用されている。それだけだ」
 アニ「‥ふん‥私を改心でもさせるつもりかい?」
 ライナー「‥」
 アニ「私はね‥戦士候補生の頃から‥マーレもこの島の連中もどっちも嫌いだったんだよ」
 アニ「どいつもこいつも‥自分の都合の悪い事は隠す‥皆んな嘘つきなんだよ」
 ベルトルト「あぁ‥分かるよ」
 ライナー「ベルトルト‥しっかりしろ」
 ベルトルト「でもね‥僕たちは使命を果たさないといけないんだよ‥じゃないと‥僕たちの家族は楽園送りになる」
 ベルトルト「君の帰りを待つお父さんが‥どうなってもいいの?」
 アニ「‥別に‥私はマルコ様の崇高なるお考えに感動した‥使命や血の繋がってない父親なんてどうでもよくなるくらいにね‥」
 ベルトルト「‥」
 ライナー「ベルトルト‥アニはもうダメだ‥切り捨てるしかない」
 ライナー「俺たちだけでも‥何としてもやり遂げるぞ」
 ベルトルト「でも‥アニを正気に戻す方法があるはずだ。そうだろ?マルコ?」
 マルコ「あったとしても君たちに素直に教えると思うかい?」ニッコリ
 教官複数「」スチャ←散弾銃
 マルコ「大人しく従うなら手荒な真似はしない。でも抵抗するなら‥少し痛い目に遭ってもらうよ」スッ←手
 ライナー「!」ガリッ!!!!!!
 教官複数「!」ドン!!!!ドン!!!!!
 ライナー・ベルトルト「ぐっ!!!???」ブシュ!!!!!!!!!!!!!!!!
 マルコ「一旦下がれ!!!!!!」バシュッ!!!!!←立体機動装置
 カァッ!!!!!!!!
 鎧の巨人「ウオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!」ズドォッ!!!!!
 アルミン「マルコ様‥」スタッ
 マルコ「あぁ‥準備が無駄にならなかったね」カチリ!!!
 鎧の巨人(な、なんだ!?)ズドオオオオオオオオオオオオオオオオツ!!!!!!!!!!!
 アニ・アルミン・クリスタ・ユミル・コニー・サシャ「!」バシュッ!!!!!!!
 アルミン「ま、マルコ様!?何故‥教官達はまだ‥」
 マルコ「鎧の巨人が想像以上に俊敏だったからね。これも必要な犠牲だったさ」
 ベルトルト「ごはっ!!!!」ドチャ!!!!!
 サシャ「へぇ〜やっぱりライナーが守っていたんですね〜」
 コニー「でもさすがに爆撃は少し受けたようだな。再生するとは言え‥気の毒な奴だな」ニヤリ
 ライナー「‥」ボドッ!!!!!!
 ユミル「あのゴリラ‥頸から落ちやがった」
 クリスタ「終わりだね‥ライナー達も大人しくマルコ様に従えば良かったのに。」
 ライナー「ベルトルト‥生きているか?」
 ベルトルト「な、何とか‥ね‥」
 ライナー(まさか‥辺り一帯に爆薬を仕掛けていたとは‥それにしても‥)
 マルコ「」ニッコリ
 ライナー(俺とベルトルトの近くにいた教官達を容赦なく巻き込みやがった‥)
 キース「ぐぅ‥んん‥」プルプル
 マルコ「あ、まだ生きていたんですか」ドン!!!!!←ピストル
 キース「」ドシュ!!!!!、ドサッ!!!
 マルコ「これで楽になりましたねキース教官」ニヤリ
 ライナー(アイツ‥それにしてもマズイ状況だな‥)チラッ!!!!
 マルコ・アニ・クリスタ・アルミン・ユミル・コニー・サシャ「」スッ←完全武装
 ライナー(全員がピストルと立体機動装置を装備している‥)
 ベルトルト「‥腹を括るしか無いようだね」
 ライナー「そのようだな‥」
 訓練兵複数「」ザワザワ!!!!!!!
 ライナー・ベルトルト「!」
 
- 
                  - 24 : : 2020/04/20(月) 21:12:55
- ライナー(くそっ‥さっきの爆発音で‥人が集まってきやがった‥)
 ベルトルト(これは‥マルコ達の正体もバレるんじゃ‥)
 マルコ「」スゥ!!!!!!!
 マルコ「皆んな!!!!!聞いてくれぇ!!!!!!大変なんだ!!!!!」
 全員「!?」
 マルコ「ライナーとベルトルトが巨人だったんだ!!!!!ライナーは鎧の巨人だった!!!!そこを見てみろ!!!!!」
 「あ、あれは‥巨人の残骸?」
 「何でマルコ達は完全武装してるんだ?」
 「おい‥あそこに転がってるの‥教官達なんじゃ‥」
 マルコ「教官達はライナーとベルトルトに殺された!!!!!僕たちはたまたまそれを目撃して!!!!武器を装備して彼らを追い詰めていたんだ!!!!!」
 ミカサ「エレン‥」
 エレン「あれは‥間違いなく鎧の巨人の残骸だ‥人が巨人に?‥どういう事なんだ?」
 マルコ「人が巨人になるなんて僕たちの理解を超えているだろう!!!!だがライナーが鎧の巨人に変身したのは事実なんだ!!!!そしてベルトルトは恐らく超大型巨人だ!!!!!」
 マルコ「二人は人類の仇そのものだ!!!!勇気のある者は武器を装備して戦ってくれ!!!!!逃げたいなら逃げてもいい!!!!僕たちは君たちを責めない!!!!!君たちの判断を尊重する!!!!!約束しよう!!!!!」
 ベルトルト「マルコの奴‥言いたい放題言ってくれるね」
 ライナー「あぁ‥多くの奴らは理解が追いついてないだろう。だがあそこにある鎧の残骸は決定的な証拠になる。」
 ライナー「信用せざるを得ない」(さっきの爆発音で異常事態だと認識して‥程度はあるだろうが恐怖を感じているだろうからな‥)
 マルコ「コソコソと何か話しているぞ!!!!!きっと僕たちをどうやって殺すのか相談をしていたんだ!!!!!さぁ!!!!時間がない!!!!逃げるなら速く逃げてくれ!!!!戦うものは急いでくれ!!!!!」
 全員「!」ダッ!!!!!!!
 ジャン「おいおい‥何だよこれ‥意味わかんねぇよ‥マルコ‥」
 フロック「お、俺は戦わないぞ‥それより他の兵団に助けを求めた方がいいよな」ダッ!!!!!
 ミカサ「エレン‥どうする?」
 エレン「決まってるだろ‥俺は巨人共を殺すために訓練兵になった」ダッ!!!!!
 ミカサ「!‥エレンは死なせない!!!!!」ダッ!!!!!!!
 ライナー「やってくれたな‥マルコ」
 マルコ「ん?これは君たちが望んだ結果だよ?僕は手荒な事はしたくないって最初に言ったよね?」スチャ!!!!!
 アニ・クリスタ・アルミン・ユミル・コニー・サシャ「」スチャ!!!!!
 ライナー・ベルトルト「!」
 マルコ「さぁ‥宴を始めようか」ニヤリ
 
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               筋力@賢者タイム( ^ω^ )
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