●クロコダイル●

ゾンビが出てくるバイオハザードのような世界観だった。きっとバイオハザードの新作とコロナウイルスの影響でこのような夢を見てしまったのだろう。それは鮮明に覚えている。夕方に寝ていた時の夢だった。

水上を走る汽車?のような乗り物に俺は乗っていた。車内は狭くて乗客も少なかった。荒廃した風景が外には広がっていて、凶暴化したワニが何匹もいた。窓が空いていたので襲いかかってくるから、乗客や俺も対抗していた。 武器は棒切れだったがそれでも効果があった。ワニは怯んでいた。

運転席には謎の肌が荒れている老人のような人物がいて、俺たちの様子を見ていた。

そして凶暴化したワニの襲撃によっていよいよ汽車が転覆しようと言う時に、運転席にいた老人が俺に向かって、何かを発言した(よく覚えてない。たぶんお前は合格したみたいな事を言われたと思う)
閃光のような眩しいと同時に変な音がしたようだ。恐らく水上を走る汽車が沈んだのか?


そして気がつくと近未来的な自動車(空飛ぶ車?)や見たことないトラックのような物体が走る奇妙な町にいたのだ。

しかし人の気配はなく、いるのは俺と運転席に無言で佇んでいた老人だけだった。

その老人の話では凶暴化したワニの襲撃で生き残ったのは、俺と老人だけであり他の乗客は全滅したらしい。何故生き残ったのかとその老人に尋ねると、どうやら謎のウイルスに感染して致命傷を負ったもののそこから回復したらしい。

これとコロナウイルスのニュースを見た影響だろうか?当たり前だが潜在的に感染症に対する恐怖心があるのだと思う。

人が何故いないのか?そのウイルスとは何なのかは不明。そもそも街が荒廃している理由すら不明で、何故汽車なんかに俺が乗っていたのかも不明。夢なんて何でもありだからな。

わからないことだらけでこれは夢だと思いながら、俺は老人の案内でどんどんと奇妙な町に進んでいく。楽しかったようにも感じていた。

そして廃墟と化した無人ビルに一緒に入っていく事になった。そのビルの中で太った中年男性のようなゾンビに襲われる事になる。どうなら理性の残っているウイルス保菌者は俺とその老人だけらしい。知能が失われるとゾンビ化するようだ。

そしてウイルスが体内に入り込み無事に知性を保ったままだと、ゾンビに普通の人間よりも襲われやすくなるそうだ。

俺はその老人から色々とこの夢の世界の設定を聞かされた。エレベーターで上の階まで上がると、そこにはゾンビ化した小型犬がいた。マジで小さかった。

俺はなんとかその犬を餌などで手懐けることに成功するが、老人はいつの間にか消えてしまっていた。


その世界観の俺は唯一まともに話すことが出来るのはその老人だったので、ビルの中を探す事にした。すると驚く事にさっきまではボロボロだった室内が急に豪華な宮殿のような内装に変化していた。(もはや夢だから何でもありである)

そしてまた気がつくと螺旋状の真ん中に大きな時計のある、下が真っ暗で何も見えない階段に移動していた。降りても降りても下にはつけない。階段には絨毯が敷き詰められており、赤色で高級感があった。見方によっては血のようだった。
そんか怪奇現象を体験していると、俺は夢から覚めてしまった。


訳の分からない事だらけだったので、すぐに夢だと理解できたが身体が思うように動かせなかった。現実と夢の世界がリンクしていることの裏付けになる、面白い夢だった。