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不二咲「出来たよ苗木君!記憶を消すスイッチだよ!」

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  1. 1 : : 2014/01/04(土) 16:55:52
    苗木「ありがとう不二咲さん!これで絶望姉妹を更生させてみせるよ!」

    不二咲「くれぐれも悪用しないでね!っていうか後で返してね!」

    苗木「うん!その方が安全だもんね!じゃあ行ってくるよ!」

    苗木「さてと…じゃあまず戦刃さんからやってみよう!どこにいるのかな…」
  2. 2 : : 2014/01/04(土) 17:31:48
    苗木「あ、いたいた!戦刃さーん!」

    戦刃「…あ、苗木君!」

    苗木「えっと…。戦刃さんの超高校級の才能って何だっけ?」

    戦刃「え?忘れちゃったの?…ちょっとショックだよ」

    苗木「あ!ご…ごめん!」

    戦刃「…はあ…。超高校級の軍人…だよ」

    苗木「ああそうだっけ!あともうひとつなかった?」

    戦刃「え?ああ…」

    戦刃「【超高校級の絶望】だよ」

    苗木(今だ!)

    ポチ

    ビビビビビビビビ!

    戦刃「ッ!?」

    戦刃「え…?な…何?」

    苗木「あ、いや、何でも無いよ!ところでさ、戦刃さんの才能を教えてよ」

    戦刃「えーっと、レーションの早食いだよ?」

    苗木「いや特技じゃなくて。超高校級の才能を」

    戦刃「あ…!ごめん。えーっと確か、超高校級の軍人…だよ。うん」

    苗木「もうひとつ無かった?」

    戦刃「え?あったっけ?えーっと…ごめん…忘れちゃった。…って、それ以前に…そんな才能あったっけ?」

    戦刃さんは電子生徒手帳を調べた。

    苗木「あ…!」

    戦刃「…ないよ?」

    苗木「え?」

    苗木(ああ、そういえば戦刃さんのプロフィールには、軍人しか書いてなかったっけ。よかった)

    苗木「ああごめん!僕の勘違いだったよ!うん、戦刃さんの超高校級の才能は軍人ね!今度は覚えとくよ!じゃあね!」

    戦刃「あ…うん」
  3. 3 : : 2014/01/04(土) 17:42:36
    苗木(やった!成功だ!)

    苗木(相手が口にした直後に、相手に向かってスイッチを押すと、その事を忘れてしまう!なんとか出来た!)

    苗木(次は江ノ島さんだ!)


    情報処理室


    苗木「江ノ島さん!」

    江ノ島「あ、苗木!」

    苗木「えっとさ、江ノ島さん。君の超高校級の才能って、なんだっけ?」

    江ノ島「え?確か…ギャル…だったっけ?」

    苗木「もう一つあったよね?」

    江ノ島「ああ、【絶望】ね」

    苗木(それを忘れろ!)

    江ノ島「【暇】だなー」

    ポチ

    ビビビビビビビビ!

    苗木「あ」

    江ノ島「ん?どした?」

    苗木「あ、いや!何でも無い!」

    江ノ島「さてとっ。私は今暇じゃないんだから。それで用件は終わり?」

    苗木「え…えっと…才能をもう一回教えてよ!」

    江ノ島「【電子生徒手帳を見りゃいい】じゃん」

    苗木「それは違うよ!」

    【電子生徒手帳のプロフィール】

    苗木「電子生徒手帳を見ただけじゃ分からない才能があったじゃないか!それを忘れたんだよ!」

    江ノ島「…無駄に偉そうね」

    苗木「あ…。ご、ごめん…」

    江ノ島「まあいいよ。私の才能は、ギャルと【絶望】…だったよ。たしか」

    苗木(それを忘れろっ!)



    江ノ島「あー【お腹空いた】ー」



    ビビビビビビビビ!

    苗木「あ」

    江ノ島「…ふっ」

    苗木「…!まさか…!」

    江ノ島「あんたがやろうとしてることは、とっくにバレてんのよ!」

    苗木「…!」
  4. 4 : : 2014/01/04(土) 18:31:03
    江ノ島「私様の2つめの才能を忘れさせる事で、私様による【絶望】を止めようというのね?【残念でした】あ!さっきの【お姉ちゃん】と【苗木】君のやりとりと、【不二咲さん】と苗木君のやりとりを、ここでずっと見ていたのでしたあー!」

    苗木「…!」

    江ノ島「私様による【絶望】は、誰にも止められはしないわ!」

    苗木「!」

    苗木(それを忘れろ!)

    ポチ

    江ノ島「あ

    ビビビビビビビビ!

    江ノ島「ッ!」

    江ノ島「…ふ」

    江ノ島「私様の絶望は…止められはしない!」

    苗木「…ええ!?まさか…耐えた!?」

    江ノ島「【絶望】である事が私なのだから!」

    苗木「それを忘れろっ!」ポチ

    ビビビビビビビビ!

    江ノ島「【絶望】に…侵されろ!」

    苗木「それを忘れろ!」

    ビビビビビビビビ!

    江ノ島「希望で…【絶望】を…潰せはしない!」

    苗木「それを忘れろ!」

    ビビビビビビビビ!

    江ノ島「そんなのに負けるか!私が【絶望】でなきゃ、私じゃないんだ!」

    苗木「…それを忘れろ…!」

    ビビビビビビビビ!

    江ノ島「…!」

    江ノ島「私は…!【超高校級の絶望】だ!!」

    苗木「それを忘れろ!!」

    ビビビビビビビビ!

    江ノ島「…く…!」

    江ノ島「…やっぱだめだ…。勝てない…」

    江ノ島「忘れてしまう…」

    江ノ島「…くっそ…」

    苗木「…よく耐えたよ…ここまで…。すごくびっくりした…」

    苗木「戦刃さんは速効だったんだけど…」

    江ノ島「残姉に負けるのは嫌だもんね…」

    江ノ島「あーあ…負けちゃった…」

    江ノ島「私は【超高校級の絶望】以外にありえない…」

    苗木「…それは違うよ」

    ビビビビビビビビ!

    苗木「君は、絶望以外でもいいじゃないか…」

    江ノ島「よくいうよ…何も知らないくせに…」

    苗木「え?」

    江ノ島「ま、私も知らないけどね…。というか…もう…覚えてないよ…。まるで、小さい頃の記憶みたいに…」

    江ノ島「いっそ完全に忘れさせてよ…。【絶望】」

    苗木「…」

    ビビビビビビビビ!

    江ノ島「…」

    江ノ島「…うん。完全に忘れた」

    苗木「…え?自覚できるの?」

    江ノ島「まあね。今まで苗木と何を話してたかすら覚えてないけど、何かを忘れた事は分かってる…」

    苗木「…君の才能は?」

    江ノ島「超高校級のギャル…それだけだよ。他にもあったかもしれない…。だけど、覚えてない。多分、苗木が奪ったんじゃ?」

    苗木「…うん」

    江ノ島「そっか…。まあ苗木がやったなら安心だ。恐らくこれでいいんだな。私は1つしか才能を持ってない。うん」

    苗木「…うん」
  5. 5 : : 2014/01/04(土) 18:44:19
    とりあえず、コロシアイ学園生活の事だけを少し話した。

    江ノ島「…なるほど。そんなことがね…」

    苗木「…で、どう?ここから出れる?」

    江ノ島「…ごめん。出る方法までキレイサッパリ忘れちゃってさ」

    苗木「…ごめん。ちょっと強すぎた」

    江ノ島「なーに謝ってんの!苗木はなんも悪くないって!」

    苗木「…」


    廊下


    苗木「…はあ。江ノ島さん…なんとかしてくれるかな…」

    苗木(あ、そうだ。このスイッチ返さないと…)

    苗木(…ついでに、記憶の修復ができるかも聞いてみよう)


    不二咲部屋


    苗木「はい不二咲さん。これ返すよ」

    不二咲「あ、スイッチ。で、どうだった?」

    苗木「うん。成功はしたよ」

    不二咲「そっか。良かったあ」

    苗木「…それでさ、記憶の修復って…可能?」

    不二咲「うーん…難しいかな…。消すだけならまだ簡単だけど…」

    苗木「…そう」

    不二咲「何かあったの?…必要なら頑張るよ!」

    苗木「…暇だったら…ちょっとずつ作ってほしいかな。いつまでかかってもいいから」

    不二咲「うん。分かった」

    不二咲「あ、そうだ。【スイッチ】」

    苗木「ああごめん。はい」

    不二咲さんに渡した

    ツルッ

    2人「あ」

    手が滑って落とした

    ポチ

    落ちてスイッチが押された

    ビビビビビビビビ!

    不二咲「ッ!?」

    不二咲さんがさっき言った言葉を忘れた

    不二咲「…あれ?なんだろうこのスイッチ…。苗木君の?」

    苗木「え?いや…不二咲さんの」

    不二咲「私はこんなの持ってないよ?誰かの落とし物かなあ?」

    苗木「いやだから…不二咲さんのだよ」

    不二咲「いやだから…私のじゃないよ…。多分誰かの落とし物だよ。…とりあえず、苗木君。預かっておいてくれるかな?」

    苗木「え!?だから不二咲さんのだって!」

    不二咲「僕のじゃないよ…。うーん…誰の物か…見当もつかないよ…」

    苗木「…」

    不二咲「だから…一時的にでいいから…苗木君、預かっておいてよ」

    苗木「うん…分かった」
  6. 6 : : 2014/01/04(土) 19:06:04
    廊下


    苗木(…これどうしよう…)

    舞園「あら?苗木君!」

    苗木「あ、舞園さん!」

    舞園「何ですか?そのスイッチは」

    苗木「え?ええっと…ただのスイッチだよ」

    舞園「なんでそんなものを?」

    苗木「ええっと…そう!モノモノマシーンで当たったんだよ!」

    舞園「へえ…!そんなものまで入ってるんですか?」

    苗木「みたいだね」

    舞園「…なんか元気ないですね?」

    苗木「え!?な…なんで!?」

    舞園「っふふ。すぐに分かりますよ」

    苗木「そ…そう?」

    苗木(僕ってそんな単純なのかな…)

    舞園「まあ単純っていえば単純な方ですかね」

    苗木「あ…」

    舞園「エスパーですから」


    食堂


    大和田「おいこらてめえ!!」

    十神「何だ」

    腐川「び…白夜様!」

    苗木「え?え!?ちょっと…!何があったの!?」

    大和田クンが、十神クンに向かって大声で叫んでいた!

    葉隠「あ!苗木っち!と舞園っち!実はな…!」


    〜回想〜


    十神「ようプランクトン」

    大和田「ああ!?」


    葉隠「っていう事があったんだべ!」

    苗木「回想みじかっ!わざわざ使う必要なかったよね!?」

    大和田「おい十神!!もう一度言ってみやがれ!」

    十神「ようプランクトン」

    十神「フン。これで満足か?」

    大和田「よおし!今からぶん殴ってやるからそこ動くな!」

    十神「どうせプランクトンの意味も知らないくせに、よく怒れるな。その怒りやすさは尊敬に値する」

    大和田「歯ぁ食いしばれ!いややっぱ食いしばるな!」

    苗木「お…大和田クン!ちょっと待って!ストップ!」

    大和田「邪魔すんな!!」

    苗木「な…なんで怒ってるの!?」

    葉隠「苗木っち俺の話聞いてたか!?」

    大和田「こいつが【俺の事をプランクトンっつった】からだ!!」

    苗木「それを忘れろ!!」

    ビビビビビビビビ!

    大和田「…ッ!?」

    …シーン…

    十神「…何をした?」

    苗木「…大和田クン。落ち着いた?」

    大和田「…お?お、おう…」

    大和田「あれ?俺は何に対して怒ってたんだ?」

    苗木「多分疲れてるんだよ」

    大和田「そ…そうか…」

    十神「…驚いたな。苗木。何をしたんだ?」

    舞園「苗木君すごいです!」

    葉隠「スイッチのようなものを使ってたべ」

    腐川「な…なによそれ…。人の怒りを沈めるの…?」

    苗木「ううん。人の記憶を消すスイッチだよ」

    全員「…!」

    苗木(…!しまった!)

    ほぼ全員「よこせえええ!!」
  7. 7 : : 2014/01/04(土) 19:12:26


    ビビビビビビビビ!

    苗木「はあ…はあ…」

    舞園「わ…すごい…」

    十神「…俺は何をしようとしたんだ…?」

    葉隠「思い出せん…。苗木っちから何かを奪おうと…?」

    腐川「な…なんだったかしら…?」

    大和田「苗木すげえな…」

    苗木「僕じゃなくて…このスイッチが…だけどね」


    廊下


    苗木「ああ…疲れた…」

    舞園「一旦忘れさせる事を言わせなきゃ駄目なんですね」

    苗木「うん…その直後にスイッチを押すのが難しくて…」

    舞園「忘れた事に関連することも忘れてしまうんですね…」

    苗木「うん。まあ一部ね」

    舞園「あの…苗木君。それ…一回だけ貸してくれませんか?」

    苗木「え?いいけど…何に使うの?」

    舞園「えっと…」

    舞園「とりあえず、私の部屋に来てください!」

    苗木「え?うん」
  8. 8 : : 2014/01/04(土) 20:13:11
    舞園部屋




    舞園「ありがとうございました!」

    苗木「え?あれ?もう用は済んだの?」

    舞園「はい!もちろん記憶は消しましたけど!はいこれ、スイッチです」

    苗木「あ、うん」

    苗木「…何を忘れさせたの?」

    舞園「秘密ですよ。そうじゃないと記憶を消した意味がないじゃないですか」

    苗木「まあそうだけど」

    ピンポーン

    苗木「?」

    舞園「はーい?」

    ガチャ

    桑田「よっす!」

    バタン

    苗木「…?」

    舞園「…」

    苗木「…舞園さん?」

    舞園「はい?」

    苗木「…いや…なんでもない」

    ピンポーン

    舞園「…」

    苗木「…」

    ピンポーンピンポーンピンポーン

    舞園「ああもう!」

    ガチャ

    桑田「俺の話を聞いてくれよ!」

    舞園「…何ですか?」

    桑田「実はな…」

    桑田「球速が記録更新したんだぜ!すげえだ

    バタン!!

    苗木「うわっ」

    あまりに勢いよく閉まって、僕は倒れた。

    バキッ
  9. 9 : : 2014/01/04(土) 20:13:26
    苗木「ん?」

    体を支える為に出した手で、思いっきりスイッチに体重がかかっていた。

    苗木「うわ!壊れてないかな…」

    舞園「あ、試すなら丁度いい人がいますね」

    ガチャ

    桑田「あ!舞園ちゃん!【伝えたい事がある】んだよ!実はな…!」

    苗木「えい」ポチ

    ビビビビビビビビ!

    桑田「ッ!」

    桑田「?あれ?なんだっけ?まあいいや。じゃあな舞園ちゃん」

    舞園「…ふう」

    バタン

    苗木「うん。よかった。壊れてなかった…

    ビビビビビビビビビビビビビビビビ!!!バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ!!!

    苗木「うわああああ!?」

    舞園「!苗木君!?」

    スイッチが放電してる!?

    苗木「あれ…でも…電気は感じない…まさか…!」

    がむしゃらに投げた!

    苗木「…う…!」

    舞園「苗木君!?」


    苗木「…?」

    舞園「苗木君!!大丈夫ですか!?」

    苗木「…」

    苗木「…誰?」
  10. 10 : : 2014/01/05(日) 00:31:20
    舞園「え…?」

    苗木「おねえちゃん…だれなの?」

    舞園「え…ええ??」

    苗木「ええ…っていうの?」

    舞園「あ…違いますよ!私の名前は、舞園さやかですよ!」

    苗木「まいぞの…さやか…?」

    舞園「そうですよ!…やっぱり覚えてませんか?」

    苗木「…」

    苗木「…じゃあ…ぼくのなまえは?」

    舞園「舞園誠です」

    苗木「ぼくは…まいぞの…まこと?」

    苗木「まいぞの…まこと…」

    舞園「あっ!嘘です!うそうそ!あなたの本当の名前は、苗木誠ですよ!」

    苗木「なえぎ…まこと…」

    苗木「なえぎ…まこと…。うん。なんかしっくりくるかんじがするよ」

    舞園「そうですか…」

    舞園(…どうしよう…。一旦…スイッチと一緒に不二咲さんに見せた方がいいですよね…)

    舞園「苗木君。不二咲さんの所へ行きましょう!」

    苗木「ふじさきさん?…って?」

    舞園「あ…えっと…超高校級のプログラマーの…って、とにかく来てください!」

    苗木「え…うん」


    ガチャ


    朝日奈「あ、舞園ちゃんに苗木!やっほー!」

    舞園「あ…朝日奈さん!こんにちは!」

    苗木「あさひなさん…?」

    朝日奈「ん?苗木、どうしたの?」

    苗木「…」

    舞園「ほ…ほら苗木君!早く行きますよ!じゃあ失礼しますね!」

    朝日奈「あ…うん」

    苗木「バイバイ」

    朝日奈「えっと…うん。バイバイ」
  11. 11 : : 2014/01/05(日) 00:32:43
    新作ですか!
    期待です!
  12. 12 : : 2014/01/05(日) 00:33:49
    >>11ありがとうございます!かなり励みになります!
  13. 13 : : 2014/01/05(日) 00:43:29
    不二咲部屋


    舞園「…ってわけで…」

    不二咲「…」

    苗木「きみが…ふじさきさん?」

    不二咲「うん」

    舞園「どうですか?苗木君は治りそうですか?」

    不二咲「うーん…正直分からない…。一応頑張ってみるけど…」

    不二咲「このスイッチが微妙に壊れた状態で使っちゃったから、忘れろビームが放出されて、それをほぼ全て苗木君が受けた…」

    不二咲「だから苗木君はすごく強力な記憶消去を受けて、ほぼ全てを忘れちゃったみたいだね…」

    舞園「そんな…!」

    不二咲「…うぅ…。このままずっと治らない可能性もあるんだあ…。とにかく頑張って、記憶修正機を作るけど…」

    不二咲「正直…あまり期待されても困るかな…一度消えた記憶は元から無いも同然だから…記憶を直すんじゃなくて…作るしか…」

    舞園「…」

    不二咲「それに、僕だけでは限界もある…。それなりの設備がある研究所ならまだしも…ここで…しかも1人じゃあ…」

    舞園「…私にそんな事言われても…分かりませんよ…」

    不二咲「あ…ごめん」

    舞園「苗木君は…治りますか?」

    不二咲「…」

    不二咲「治すよ!絶対に!」

    舞園「…不二咲さん…お願いします…!」

    不二咲「うん!」

    苗木「?」
  14. 14 : : 2014/01/05(日) 00:58:22
    不二咲「とりあえず今の苗木君の現状だけど、一応少しの知識はあるみたい。食事とか部屋とか、そういう単語は伝わると思う」

    不二咲「でも、知識以外はほぼ何も覚えてない。自分の名前すら覚えてないし、ここがどこかも知らないと思う」

    不二咲「それと記憶がない事で、苗木君は幼少化してる…。言葉も行動も、少し幼稚な感じになるかな」

    不二咲「ざっとこんな感じだよ」

    舞園「…」

    苗木「…まいぞのさやか?どうしたの?」

    舞園「…何でもありませんよ。苗木君」

    舞園「大体分かりました。不二咲さん」

    不二咲「あと、こっちも記憶修復に努めるけど、そっちでもできるだけ、苗木君に色々教えてあげてほしいんだ」

    舞園「はい。分かりました」

    不二咲「…まあ私からはこれくらいだよ」

    不二咲「このスイッチは処分しておくよ。…はあ…私は何でこんなものを作っちゃったんだろう…」

    舞園「…じゃあ、失礼しますね」

    不二咲「うん」

    舞園は立ち上がった。

    …が、苗木は座ったままだ。

    舞園「…苗木君?行きますよ?」

    苗木「あ、うん」

    苗木は立ち上がった。

    舞園「じゃあ、ありがとうございます。不二咲さん。では」

    苗木「バイバイ。ふじさきさん」

    バタン

    不二咲「…」

    不二咲「…落ち込んでなんかいられない…!」

    不二咲「頑張ろう!苗木君の為に!」
  15. 15 : : 2014/01/05(日) 01:07:16
    廊下


    朝日奈「あっ2人とも」

    舞園「朝日奈さん」

    苗木「こんにちは!あさひなさん!」

    朝日奈「うん!こんにちはー!」

    朝日奈「苗木、元気だねー!」

    苗木「うん!」

    朝日奈「舞園ちゃん?何かあったの?」

    舞園「えっと…」


    朝日奈「へえ…。記憶が…」

    朝日奈「そっか…じゃあ…私の事も…覚えてないんだ…」

    舞園「…」

    苗木「どうしたの?あさひなさん?ぐあいがわるいの?」

    朝日奈「ううん。大丈夫。私はいつも元気だよ」

    そう言って、朝日奈は苗木を撫でた。

    朝日奈「みんなに知らせてきた方がいいかな?」

    舞園「…分かりません。下手に言って混乱させても困りますし…。今はできるだけ隠しておこうと思います」

    朝日奈「そうだね。それに、不二咲ちゃんが上手くやってくれれば、騒ぎが起こる前になんとかなるもんね!」

    朝日奈「私もできるだけ黙っておくよ!うん!」

    舞園「ありがとうございます。朝日奈さん!」

    朝日奈「じゃ、私はこれからプールに行くところだったんだ!バイバーイ!」

    苗木「バイバーイ」
  16. 16 : : 2014/01/05(日) 11:59:38
    モノクマ「やっほー!」

    苗木「わああああ!!」

    苗木は、舞園の後ろに隠れた。

    舞園「わっ!苗木君!?」

    苗木「まいぞのさやか…!こわいよお…!」

    モノクマ「…ここまで怖がられるデザインだったっけ?結構試行錯誤したんだけどなあ…多分」

    舞園「っていうかモノクマ!何か用ですか!?」

    モノクマ「うーん…やっぱり今の苗木君じゃあ頼りにならないかあ…聞きたいことがあったんだけどなあ…」

    舞園「…?モノクマ、苗木君が記憶を失ってること、知ってるんですか?」

    モノクマ「もちろん。ボクも被害者だからね」

    舞園「え?」

    モノクマ「元々狙いはボク達絶望姉妹だったみたいだけどね…。かくかくしかじか」

    舞園「なるほど…。じゃあ…本当にここから出られなくなったわけですか…?」

    モノクマ「まあどうやらそうなんだよねー。一応探してはいるんだけどさ」

    モノクマ「でもさ…本当は出ない方がいいのかもね」

    舞園「え…?」

    モノクマ「かくかくしかじか」

    舞園「…」

    モノクマ「まあそういうわけだよ。で、苗木君に聞きたいのは、ちょっと彼とボクにしか分からないパスワードがあるみたいで」

    舞園「苗木君とモノクマしか知らないパスワード…?」

    モノクマ「うん。でも、どっちも記憶喪失なんてね」

    モノクマ「消された記憶に関連するものも忘れるのは、君も知ってるよね?」

    舞園「はい…」

    モノクマ「ボクの場合、ほぼ全てに関連する記憶だったみたいで、ボクもほとんどの記憶を消されちゃったんだよねー」

    舞園「そうですか」

    モノクマ「リアクション薄っ!もうちょっと心配してくれてもいいじゃない?」

    舞園「そんな余裕はありませんよ。あなたが記憶を消されたのは、あなた自身の責任じゃないですか」

    モノクマ「うっ…」

    舞園「苗木君は事故ですけど、あなたたちは記憶を消されるべき事をしたんですから、多少の苦労は仕方ないです」

    モノクマ「はあ…厳しいね…」

    舞園「私達の味方になってくれるなら、頑張ってくださいね?それなら私も精一杯応援しますから!」

    モノクマ「分かったよ!じゃあボクも出来る限りの事をしてみるよ。じゃあね〜」

    モノクマは去った。

    苗木「…」

    …が、苗木はまだ涙目で震えていた。

    舞園「大丈夫ですよ?もうモノクマはいなくなりましたよ」

    苗木「ものくま…?しろくろのくまさんのこと?」

    舞園「はい。あれは攻撃とかしてきませんから、安心していいですよ」

    苗木「…」

    舞園(かわいい)
  17. 17 : : 2014/01/05(日) 16:44:54
    桑田「あっ舞園ちゃん!…と苗木!」

    舞園「…こんにちは」

    苗木「こんにちは!」

    桑田「よっ!なんか今日は元気だな苗木!」

    苗木「うん!」

    桑田「おっしゃ苗木!今日は野球でもしようぜ!舞園ちゃんが応援に来てくれるしさ!」

    舞園「えっ私は

    苗木「うん!いいよ!じゃあいこう!」

    桑田「おーし!じゃあ植物庭園にレッツゴー!」

    苗木「おー!」

    舞園「…大丈夫かな…」


    植物庭園


    舞園「苗木君。あの人は桑田君です」

    苗木「くわたくん?」

    舞園「はい。で、野球は知ってますか?」

    苗木「えーっとね、ぼーるをなげて、ぼーるをうつ!」

    舞園「はい。じゃあ頑張ってね」

    苗木「うん!」

    桑田「よっしゃ!いくぞ苗木!」

    苗木「うん!」

    桑田「うらああ!」

    ビシュン!!

    ドゴオン!!

    舞園「…」

    苗木「…」

    桑田の剛速球が、壁に叩きつけられた。

    桑田「あ、わりぃ。強すぎた」

    苗木「…」

    桑田「…苗木?」

    苗木「うわあああん!!まいぞのさやかああああ!!」

    苗木は舞園に泣きついた。

    桑田「えええええ!?」

    舞園「あ…な…苗木君!?」

    桑田「え…ちょ…おい!?何があった!?かすったか!?」

    舞園「えっと…すみません!これで失礼します!」

    桑田「お…おう」

    舞園「行きますよ、苗木君」

    苗木「…うん…ぐす…」


    廊下


    舞園「…ふう…。やっぱりばれないようにするにも限界が…」

    苗木「…」

    舞園「…まあ…あれを投げられたら誰でも怖いですけど…」
  18. 18 : : 2014/01/05(日) 20:25:36
    舞園「苗木君。次から私を呼ぶ時は、さ…舞園さんって言ってください」

    苗木「まいぞのさん?」

    舞園「はい」

    舞園(欲望に負けて、さやかって呼ばせてしまうところだった…危ない)

    苗木「まいぞのさやか!つぎはどこにいく?」

    舞園「あっだから私の事は、舞園さんって呼んでください」

    苗木「…まいぞのさん」

    舞園「よく出来ました」

    苗木「で、まいぞのさやん!どこにいくの?」

    舞園「なんか変な風に混ざっちゃいました!?」

    大神「む…?そこにいるのは苗木に舞園か?」

    武道場から、大神が出てきた。

    舞園「あ、大神さん!」

    苗木「こんにちは!」

    大神「朝日奈から大体話は聞いているぞ。苗木が記憶を失ってしまったらしいな」

    舞園「ああ…やっぱり大神さんには話すかと思ってましたけど…」

    大神「案ずるな。我もこのことは誰にも話はせん。ただ混乱を招くのみだからな」

    舞園「ありがとうございます!」

    苗木「まいぞのさんやか。このおねえちゃんはだれ?」

    大神「ふっ…。女扱いしてくれただけでも嬉しいな…」

    舞園「このお姉ちゃんは、大神さんですよ」

    苗木「おおがみさん?」

    大神「舞園よ。なにか困った事があれば、遠慮無く我に言うといい。出来るだけ力になろう」

    舞園「ありがとうございます!大神さん!」

    大神「では我は更衣室でトレーニングでもしてこよう」

    舞園「あ、はい。では」

    苗木「ばいばい」

    大神は去って行った。
  19. 19 : : 2014/01/05(日) 22:30:25
    下に向かう途中…

    セレス「あら。苗木君。舞園さん」

    苗木「こんにちは!」

    セレス「ふふふ。苗木君はいつも元気ですわね」

    セレス「私は今から娯楽室に行くところですけど、貴方たちもどうでしょう?」

    苗木「うん!いこう!まいぞのさやんか!」

    舞園「そうですね」

    セレス「?」


    娯楽室


    セレス「山田君が快く来て頂いて、感謝致しますわ」

    山田「あれれー?おっかしーなー?ボクには無理矢理連れ去られた記憶があるのですがね…?」

    セレス「細かい事は気にしない方がよろしいですわよ?」

    舞園「で…何をするんですか?できれば簡単ので…」

    セレス「簡単のですか…麻雀は駄目でしょうか?」

    舞園「苗木君。麻雀って出来ますか?」

    苗木「うーん…たぶん…」

    セレス「そうですか?」

    山田「では…至極簡単技術不要!スロットで参りましょう!」

    セレス「スロットですか。まあいいでしょう」

    舞園(よかった…。スロットなら…)

    セレス「では私から」


    …いきなり777。

    山田「なんとお!?」

    苗木「わあ!おねえちゃんすごい!」

    セレス「えっ…?」

    舞園「っ!!」

    舞園は、素早く苗木を隠し、小声で囁いた。

    舞園「あの黒い人はセレスさんで、あの太ってる人が山田君」

    苗木「え?えーっと?くろいほうが…や…せれすさん?で?でかいほうが…えっと…やまだくん?」

    舞園「はい。そうです。良く覚えられましたね。偉いですよー」

    舞園は苗木を撫でた。

    苗木「えへへ〜」

    舞園(かわいい…)

    セレス「…あの…何してるんでしょうか?」

    舞園「えっ!?えーっと…」

    苗木「や…せれすさんすごかったよ!」

    セレス「そうですか?これくらい造作もありませんわ」

    山田「では次はボクが」

    苗木「ぼくがやる!」

    山田「そ…そうですか。どうぞ」


    777

    苗木「わーい!」

    舞園「苗木君すごいです!」

    山田「…777って…こんな簡単に出るもんだったっけ?」

    セレス「お見事ですわ。さすが超高校級の幸運…といったところでしょうか」

    山田は全く揃わず、舞園は点数の低いものがそれなりに揃った。
  20. 20 : : 2014/01/05(日) 23:19:49
    2F廊下


    腐川「あ…あああなたたち…」

    舞園「あら。腐川さん」

    苗木「こんにちは!」

    腐川「な…苗木…ちょっと来なさいよ…」

    苗木「え?えっと…まいぞのさんや。どうしよう?」

    舞園「行きましょう。人のお願いは、出来るだけ叶えてあげましょう」

    苗木「わかった!じゃあいこう!おね…

    その瞬間、舞園は苗木を連れて隠れた。

    腐川「??」

    舞園「いいですか?さっきの人は、腐川さんですよ」

    苗木「ふかわさん」

    舞園「よしっ」

    再び現れた。

    苗木「じゃあふかわさん!どこにいくの?」

    腐川「と…図書室よ…。…あ、あんたは来なくていいから!」

    腐川は舞園に言い放った。

    舞園「は…はあ」


    図書室


    腐川「そ、そこに白夜様がいるでしょ?だ…だから、あんたは白夜様に話しかけて来なさいよ…!」

    苗木「え?なに?ねえ。まいぞのさんかは?」

    舞園「苗木君。あそこにいるのは十神君で、あなたはあの十神君に話しかければいいんですよ」

    苗木「うん!わかった!」

    そして苗木は行った。

    腐川「な、なによ…結局ついてきたのね…」

    舞園「はは…」

    苗木「とがみくん?」

    十神「何だ」

    苗木「えーっとねえ」

    十神「用件がないなら出て行け」

    苗木「え?でもふかわさんが」

    腐川「っ!?」

    十神「…おい腐川」

    腐川「は…はい!」

    十神「邪魔だ。消えろ」

    腐川「は…はい」

    腐川は出て行った。

    十神「…」

    十神はまた本を読み始めた。

    十神「…」

    苗木「…」

    十神「…苗木。いつまでそこにいるつもりだ」

    苗木「え?」

    十神「ただそこに居るだけのつもりなら、とっとと消えろ。目障りだ」

    苗木「きえる?そんなことできないよ」

    十神「…出て行け」

    苗木「うーん…いいのかなあ…まいぞのさやかが

    十神「いいから出て行け!」

    苗木「ひっ…!」

    十神「俺の読書の邪魔をするな。消え失せろ!」

    苗木「…うぅ…ぐす…」

    ガチャ!

    舞園「苗木君!」

    苗木「うええええええん!!まいぞのさやかああああああ!!」

    十神「!?」

    舞園「泣かないでください!ね?苗木君?」

    苗木「…ぐす…ひっく…」

    十神「…おい。苗木はどうしたんだ?何があった?」

    舞園「…」

    苗木「…うぅ…」

    舞園「…忘れてください」

    十神「…」

    舞園「何でもありませんから。今見たこと聞いた事を全て忘れてください!」

    十神「…分かった」

    舞園「さ、行きますよ。苗木君」

    苗木「…うん」

    十神「…」
  21. 21 : : 2014/01/06(月) 12:43:39
    図書室前


    腐川「…」

    舞園「あら?」

    苗木「ふかわさん、ねてるの?」

    舞園(…寝てるというより…気絶してる?)

    舞園(壁に近いから…多分、図書室から走って出てきて、誤って壁に激突したんだろうけど…)

    直後、腐川は倒れた体勢のまま飛び上がり、天井に掴まって体勢を立て直し、天井を蹴って、回りながら着地した。

    舞園(…!しまった!腐川さんが気絶したら…!)

    ジェノサイダー「ジェノサイダー3上!!ゲラゲラゲラ!!ってどこだここ」

    舞園「苗木君!」

    苗木「わっ」

    舞園は、苗木を引っ張って逃げた。

    …が、その時に叫んだのが命取り…

    ジェノサイダー「んあ?まこぴんとマイマイ見っけ!ゲラゲラゲラ!!」

    ジェノサイダーは追ってきた!

    舞園「マイマイって…。私はカタツムリですか…?」

    苗木「ねえまいぞのさやか。なんで、ふかわさんからにげるの?」

    ジェノサイダー「ぶふぉっ!!まーくんが何かすごく萌える!!やっべえ殺したくなってきた!!ヒャッハアアアアア!!」

    ジェノサイダーは沢山のハサミを取り出した!

    舞園「やばい!!一番出会ってはいけない人だった!!」
  22. 22 : : 2014/01/06(月) 14:43:11
    プール 待合室


    舞園「苗木君!電子生徒手帳出してください!」

    苗木「えっと…あ、はい」

    ピー

    男子更衣室が開いた

    舞園「入って!早く!」

    苗木「まいぞのさやかは?」

    舞園「えっと…私は別ルートから入りますから、苗木君はこの部屋の奥の扉に入ってください!多分朝日奈さんが居ますから!」

    苗木「…うん」

    苗木は入っていった。

    ジェノサイダーが追ってきた!

    ジェノサイダー「待ちやがれええい!!ゲラゲラゲラ!!」

    舞園「っ!」

    電子生徒手帳をかざした。

    ピー

    女子更衣室のドアが開いた。

    ジェノサイダーが辿り着く前に、ドアを閉めた!


    プール


    苗木「…」

    朝日奈「あ、苗木?どうしたの?舞園ちゃんは?」

    ガチャ

    舞園「苗木君!あ!朝日奈さん!」

    苗木「まいぞのさやかああ!」

    苗木は舞園に泣きついた。

    朝日奈「あはは。舞園ちゃんが、なんかお母さんみたいだね」

    舞園「苗木君にとっては実際そうなんでしょうね…」

    朝日奈「あれ?そういえば、なんで記憶喪失で幼少化するの?」

    舞園「詳しくは分かりませんけど、今までの人生経験とかなんとかも無かったようになる感じみたいで…」

    朝日奈「じゃあ実際、苗木は1歳程度なのかな?」

    舞園「多分そうだと思いますよ」

    ガチャ!

    ジェノサイダー「見っけた!!まこちんと…青髪と牛乳女!」

    舞園「名前で呼んでくださいよ!?」

    朝日奈「何でジェノサイダーが!?」

    舞園「壁に激突して気絶したらしいんですけど…」

    ジェノサイダー「ゲラゲラゲラ!!」

    朝日奈「あっそうだ!2人とも!歩いて逃げてて!」

    舞園「え!?」

    ジェノサイダー「ゲラゲラゲラ!!待て待てー!切り刻んで切り刻んで、刺し殺して磔にしてやらあ!!」

    ジェノサイダーが走って追ってきた!

    ツルッ

    全員「あ」

    ゴシャ!

    滑って頭を打った!

    朝日奈「ふう。まあ作戦通り。プールサイドを走ったら危ないよ!…まあ…ここまで大惨事になるとは思わなかったけど」

    舞園「じゃ、今の内に逃げましょうか」
  23. 23 : : 2014/01/06(月) 15:30:01
    本格的…!頑張ってください!
  24. 24 : : 2014/01/06(月) 15:52:26
    >>スカイさん ありがとうございます!


    食堂


    霧切「あら。苗木君。舞園さん。朝日奈さん」

    苗木「こんにちは!」

    舞園(今日は人とよく会うなあ…)

    朝日奈「あーお腹空いたなー。何か無いかなー」

    石丸「朝日奈君!昼前に何か食べるのは良くないぞ!」

    大和田「昼として食えばいいじゃねえか」

    石丸「それもだめだっ!昼は12時に全員で食べる!」

    大和田「めんどくせー」

    朝日奈「えーっと…ってまだ10時じゃん!昼まであと2時間じゃん!ちょっとくらいいいでしょ!」

    石丸「そのちょっとが、風紀が乱れる原因になるのだ!」

    霧切「…相変わらず細かいわね」

    舞園「あ、でも紅茶はいいんですか」

    霧切は紅茶を飲んでいた。

    霧切「飲み物は食事には入らないからいいみたいね」

    苗木「おね…

    …と苗木が言った直後に、舞園は耳打ちした。

    舞園「この人は霧切さんです」

    苗木「きりきりさん。なにのんでるの?」

    霧切「紅茶よ。…それと、今のはわざとなの?」

    苗木「?」

    舞園「きりぎり。です」

    再び舞園は耳打ちした。

    苗木「きりぎり…さん?」

    霧切「何?」

    苗木「きぎりりさん」

    霧切「…」

    霧切「…舞園さん」

    舞園「…はい」

    霧切「彼に何があったの?」

    舞園「…」

    苗木「きききぎっ」

    舞園(噛んだ)

    霧切(噛んだ)

    苗木「きり…ぎり…さん?」

    霧切「…」

    霧切は舞園を睨んだ。

    舞園「…」
  25. 25 : : 2014/01/06(月) 19:23:02


    舞園「…っていうわけです」

    霧切「なるほどね…」

    苗木「きりきりさん!それちょうだい!」

    霧切「…」

    霧切「…あ、紅茶?」

    舞園「駄目ですよ!」

    霧切「私は別に構わないけど」

    舞園「だって苗木君にとっては苦いだろうし、霧切さん飲みかけじゃないですか!」

    苗木「だめなの?まいぞのさやか」

    舞園「だめです」

    苗木「…」

    霧切「…なんであなたには舞園さやかって呼ぶのかしら?」

    舞園「間違えて覚えてしまったんですよ…。直そうとしたんですけど…また戻ってしまって…」

    苗木「まいぞのさやかー。おなかすいたー」

    石丸「駄目だぞ苗木君!12時まで待つんだ!」

    朝日奈「堅いこと言わないでよ!」

    舞園「…はあ。仕方ないですね…。何か飲み物を持って来ますか。霧切さんも来て下さい」

    霧切「…何で?」

    舞園「苗木君に相応しいものを選べるでしょ?」

    霧切「仕方ないわね。ついてってあげるわ」

    舞園(まあ私が戻ってくるまでに苗木君に変な事しないか心配なだけだけど)

    舞園と霧切は厨房に入っていった…

    苗木「?」

    戦刃「あ。苗木君!」

    戦刃が現れた!
  26. 26 : : 2014/01/06(月) 20:07:13
    戦刃「どうしたの?」

    苗木「…おなかすいた」

    戦刃「あ、じゃあレーション食べる?」

    石丸「戦刃君!昼食前に食べるのはよくないぞ!!」

    戦刃「あ…。じゃあ苗木君。私の部屋に行こ」

    苗木「…いいのかな…」

    戦刃「うん。いいよ。ここじゃ石丸君がうるさいし」

    苗木「…わかった」

    2人は出て行った…

    舞園「まあやっぱり牛乳ですよね」

    霧切「そうね」

    舞園「苗木君ー。…って…あら?」

    霧切「…居ないわね」

    舞園「え?ええ!?苗木君!?」


    戦刃部屋


    戦刃「はい」

    レーションをあげた。

    苗木「ありがとう!おねえちゃん!」

    戦刃「え…?」

    苗木は、レーションを開けずに食べようとした。

    戦刃「わああああ!苗木君!まず開けないと!」

    苗木「え…?どうやるの?」

    戦刃「え…ええっと…」

    …戦刃が開けてあげた。

    戦刃「…はい」

    苗木「おねえちゃんありがとう!」

    戦刃「え?ええ?」

    戦刃が混乱している間にも、苗木は既にレーションを食べ始めた。

    戦刃「…!まさか…!」

    苗木「?」

    戦刃「盾子ちゃんなの!?」
  27. 27 : : 2014/01/06(月) 22:59:18
    苗木「じゅんこちゃん?」

    戦刃「とぼけないでよ!ね!盾子ちゃんなんでしょ!?盾子ちゃんが苗木君らしきものを操作してるんだよね?」

    苗木「??」

    モノクマ「ボクは何もしてませんがな!」

    戦刃「あっ。盾子ちゃん!」

    モノクマ「モノクマとお呼び!」

    戦刃「モノクマ。あの苗木君も盾子ちゃんが操作してるんでしょ?」

    モノクマ「うーん。残念ながらボクではないんだな」

    戦刃「嘘でしょ?」

    モノクマ「いや本当だよ。かくかくしかじかで」

    戦刃「記憶喪失…ああ!!あのスイッチ!!」

    モノクマ「まあ心当たりあるよね。そらそうだよね。被害者だもんね」

    戦刃「で、盾子ちゃんも被害者なんだよね?」

    モノクマ「ま、そうらしいんだよねー。何を忘れたのやら」

    戦刃「苗木君がやったのなら間違いないよね」

    モノクマ「相変わらず苗木君万歳だな!まあいいや。じゃ、苗木君の世話、よろしくね〜」

    戦刃「え、うん」

    モノクマは去って行った

    苗木「おねえちゃん!れーしょん!ちょうだい!」

    戦刃「あ、はい。っと。開けとかなきゃ…」


    廊下


    霧切「じゃあ、手分けして苗木君を探しましょう」

    舞園「はい!戦刃さんに連れ去られたらしいので、私は戦刃さんの部屋に行ってみます!」

    霧切「じゃあ、私は彼女がよく行きそうなところを調べていくわ」

    2人は苗木と戦刃を探しに行った…
  28. 28 : : 2014/01/06(月) 23:59:17
    戦刃部屋


    苗木「うああああああん!!」

    戦刃「な…苗木君…!泣かないでって…!」

    戦刃(どうしよう…!小さい子の相手なんてしたことないし…!)

    ピンポーン

    戦刃「!?」

    ガチャ

    舞園「こんにち…わあ!?苗木君!?」

    戦刃「あ…!舞園さん!」

    苗木「あ!まいぞのさやかああああ!!」

    苗木は舞園に飛びついた。

    舞園「あー…よしよし。えーっと…何があったんですか?」

    戦刃「…苗木君が武器を勝手に持っちゃって…。それを止めて…で…泣き出して…」

    舞園「はあ…。…じゃあ、何で戦刃さんの部屋に苗木君が?誘拐ですか?」

    戦刃「あ!いやいや!苗木君がお腹空いたっていうから…レーションをあげてて…」

    舞園「…ああ、はい。大体分かりました」

    戦刃「苗木君、記憶喪失なんだよね?」

    舞園「え?はい」

    戦刃「じゅ…モノクマが教えてくれたんだけど…やっぱり本当だったんだ…」

    舞園「…」

    舞園(えっと…今苗木君の記憶喪失を知ってるのが…私・霧切さん・戦刃さん・江ノ島さん・不二咲さん・朝日奈さん・大神さん…。隠してるつもりが、随分多くの人にばれてしまってる…)

    舞園(…っていうか、モノクマなら全員に言いふらしてもおかしくない!?)

    舞園「モノクマーー!!」

    モノクマ「はいよっ」

    苗木「ひっ!」

    モノクマ「呼ばれて怖がられるって…」

    舞園「苗木君の記憶喪失の件、誰に話しましたか?」

    モノクマ「全員」

    舞園「…」
  29. 29 : : 2014/01/07(火) 10:32:49
    モノクマ「ま、冗談だけどね!実際は戦刃さんにしか話してないよ!」

    舞園「なんだ、冗談ですか…」

    舞園(じゃあやっぱり…腐川さんとセレスさん以外の女子全員に知れ渡ってる…)

    モノクマ「まあ、腐川さんとセレスさん以外の女子全員に知れ渡ってるね」

    モノクマ「うぷぷ。他の人が思った事を、わざわざ別の人がリピートするなんて、中々ないよね!」

    舞園「勝手に人の心を読まないでください!」

    モノクマ「君が言う?それ君が言う事なの?」

    舞園「…」

    戦刃「???」

    モノクマ「アーッハッハ!ちょっとした暇つぶしになったよ!じゃ、まったねー!」

    モノクマは去って行った…

    苗木「…」

    舞園「もう大丈夫ですよ。苗木君」

    モノクマ「なんて思ったら大間違い!」

    苗木「わあああ!?」

    モノクマ「ブヒャヒャヒャヒャ!」

    舞園「消えてください!」

    モノクマ「はいはい…」

    モノクマは去って行った…

    苗木「…」

    …苗木は舞園の後ろで震えている

    舞園「…はあ。モノクマが現れて…どっと疲れましたね…」

    戦刃「…あ、そうだ舞園さん。苗木君の記憶って直せるの?」

    舞園「分かりません。今不二咲さんが、記憶修復装置を作ってるらしいんですけど…」

    戦刃「記憶修復…」

    戦刃「…あ!!」

    舞園「?」

    戦刃「松田夜助の神経学レポート!」
  30. 30 : : 2014/01/07(火) 11:18:27
    舞園「…???」

    苗木「????」

    舞園「えっと…なんですかそれ」

    戦刃「えっと…」

    戦刃「ゼロとかIFとか見て」

    舞園「え!?」

    戦刃「まあ簡単に言うと、超高校級の神経学者が書いたレポートで、記憶に関する事も書いてあるんだよ」

    舞園「へえ。そんなものがあるんですか…」

    戦刃「うん。盾子ちゃーん」

    モノクマ「モノクマって呼べ!」

    苗木「…っ!」

    舞園「怖くないですよ」

    モノクマ「で?なんだっけ?松田君の神経学?」

    戦刃「うん。どこにあるの?」

    モノクマ「さあね〜」

    舞園「教えてください!」

    モノクマ「いやホント、ボクにも分からないんだよね〜。まあ消されたんだろうけど」

    舞園「…どんだけ広い範囲消されたんですか…」

    モノクマ「いやもうほとんど全部だよ!苗木君にも負けないよ!」

    戦刃「じゃあ…探さないと…」

    舞園「そうですね。それがあれば、不二咲さんがなんとか出来るかもしれませんし」

    モノクマ「ついでにボク達の記憶も直してほしいなあ〜」

    舞園「それは駄目です」

    戦刃「私も何を消されたのか分からないけど、苗木君がやったのなら正しい事だと思う」

    モノクマ「ショボーン…」

    モノクマ「ん…?」

    舞園「?」

    モノクマ「おいちょっと!何してんだ!勝手に使うな!おい!」

    戦刃「??」

    ピンポンパンポーン

    モノクマ「『諸君!12時になった!今から食堂に集まり、全員揃って昼食を頂こうではないか!』」

    モニターに現れたモノクマと、ここに居るモノクマが同時に言った。

    モノクマ「『では、食堂にて待っているぞ!』」

    プツン

    舞園「…」

    戦刃「…」

    苗木「…」

    モノクマ「あーもう!とっとと出て行け!それとも一生ここで暮らしてもらおうか!?」

    舞園「…モノクマルームに、誰かが…多分石丸君が…入ったみたいですね」

    戦刃「…食堂に行こうか」

    苗木「うん」

    モノクマ「…あっ!モノクマ出したままだった!」

    …モノクマは去って行った…

    3人「…」
  31. 31 : : 2014/01/07(火) 17:25:03
    食堂


    石丸「よしっ!十神君と腐川君と江ノ島君以外揃ったな!」

    大和田「随分欠けてるな」

    舞園(でも…3人以外ちゃんと来るなんて、さすが超高校級の風紀委員…。逆らう人が少ない…)

    江ノ島「私様はここに居るわよ!」

    朝日奈「あ、居た」

    腐川「わ…私も居るわよ…!」

    葉隠「お?腐川っちが来るなんて、珍しいべ!」

    腐川「な…何よ…!白夜様が来るっていうから来たのよ!」

    葉隠「完璧に騙されてんべ」

    十神「俺はここに居るが?」

    葉隠「うお!?」

    セレス「どういう風の吹き回しですの?」

    十神「超高校級の絶望がいるのなら、見逃すわけにもいくまい」

    江ノ島「やっだー十神君!何それ私の事好きなの?」

    十神「そんなわけないだろう」

    腐川「で…でしゃばんじゃないわよ!」

    十神「黙れ」

    腐川「…」

    石丸「ま…まあ、全員集まった事は嬉しいじゃないか!ハッハッハ!」

    舞園(…人数が多いと困るんだけどな…)

    苗木「?」


    葉隠「あ、苗木っち。そこの醤油取ってくれ」

    苗木「え?」

    舞園「はいどうぞっ!」

    葉隠「おっサンキュー!」

    桑田「…!」

    桑田「苗木ー!そのソース取ってくれ」

    苗木「えっと…」

    舞園「ああ、それです」

    苗木「はい!」

    桑田「お…おう…。サンキュー…」

    戦刃「はい苗木君。レーション」

    苗木「ありがとう!」

    大和田「ん?苗木ってレーションが好きなのか?」

    苗木「うん!れーしょんっておいしいよね!」

    石丸「む…。好物については何も言えないが…。食堂に居るのだから、ここにあるものを食べようとは思わないのかね?」

    朝日奈「えー別にいいじゃん」

    セレス「朝日奈さん。さすがにドーナツばかり食べるのは体に悪いですわよ」

    朝日奈「プロテインも飲んでるから平気だよ!」

    不二咲「えっと…。そういう問題じゃないと思う…」

    戦刃「朝日奈さん。レーション食べる?」

    石丸「…僕の話…聞いていたのか?」

    大和田「ほっとけよ兄弟。こういう奴らは言っても聞かねえよ」

    石丸「く…。まあ…強制はしないが…」


    舞園(…ふう。なんとかみんなにはばれなかった…)

    不二咲「あっ舞園さん」

    舞園「あら、不二咲さん。どうでしょうか?」

    不二咲「うーん…一応頑張ってるんだけど…やっぱり限界があるんだよ…」

    戦刃「記憶に関するレポートでもあればなんとかなる?」

    不二咲「うん…。そっちに関しては専門外だから…多分そういうのがあれば…なんとか…」

    舞園「記憶を消すのはそういう知識は要らないんですか」

    不二咲「全く要らないわけじゃないけど、まあ私もある程度の知識はあるからね」

    戦刃「じゃあやっぱり…」

    江ノ島「必要なんだね。レポート」

    苗木「わっ」

    舞園「あ、江ノ島さん。レポート見つかりました?」

    江ノ島「それが全然なのよねー。一体どこに隠したのやら」

    十神「何の話だ?」

    江ノ島「女子会の打ち合わせだよ」

    十神「…苗木が混じってるのは気のせいか?」

    江ノ島「気のせいだからとっとと消えろ」

    十神「…」

    舞園(…あっ)

    十神「まあいい。じゃあな」

    舞園(十神→図書室→書庫)

    舞園「あああああ!!」
  32. 32 : : 2014/01/07(火) 18:37:23
    書庫


    十神「…おい」

    霧切「これは違うわね」

    朝日奈「うーん…。神経…質。もうまぎらわしい!」

    十神「…戦刃。気を付けろよ。そこの本棚の本は、見ただけで命を狙われる可能性が…

    ペラッ

    戦刃「うーん…まともなの載ってないなあ…」

    十神「…」

    十神「…貴様ら!書庫を荒らすな!!」


    図書室


    舞園「昔々、あるところに…

    苗木「…」

    …苗木は舞園の読み聞かせに熱中している。

    セレス「…ここにも絵本とかあるのですか…」

    大神「…」

    セレス「…で、書庫に居る方達は何を探しているのでしょう?」

    腐川「…知らないわよ…!とっとと出てってくれないかしら…!私はここで白夜様の読書を見るのが趣味なのに…!」

    セレス「…世間ではそれをストーカーと呼ぶらしいですわよ?」

    大神(…やはりここにはない…か)


    書庫


    十神「おいお前達。いい加減にしろ。お前達は何を探しているんだ」

    江ノ島「女子会で作るスイーツが書かれてる本とか」

    十神「ここにそんなものがあるわけないだろう!」

    朝日奈(女子会、引っ張るなあ)

    戦刃(…まあ十神君も本気にはしてないよね…)

    十神(女子会…。どんなものかは知らんが、こんなに準備に手間がかかるものなのか?)


    図書室


    舞園「…こうして、おじいさんとおばあさんは、幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたしっ」

    苗木「まいぞのさやか!もういっかいよんで!」

    舞園「はい。じゃあ別の…あら?」
  33. 33 : : 2014/01/07(火) 20:22:28
    舞園(何これ…。表紙は…金の斧銀の斧なのに、中身が…何かのノートとかレポートみたいな…)

    舞園(…)

    苗木「まいぞのさやか?どうしたの?」

    舞園(神経学…!?)


    2F廊下


    ペラ…ペラ…

    霧切「…恐らく間違い無いわね。神経学レポートだわ」

    朝日奈「やったじゃん!舞園ちゃんすごい!」

    舞園「苗木君のおかげですっ!」

    苗木「えへへ!」

    霧切「じゃ、これを不二咲さんに渡してくるわ」

    舞園「はい!」

    大神「あの絵本は、本を隠す為のカモフラージュ用だったのだな」

    戦刃「確かに…高校生であれを読む人はいないだろうけど…」

    江ノ島「逆に目立つよねー!あっはっは!」

    舞園「とにかく、これでもう大丈夫ですね。あとは不二咲さんがなんとかしてくれれば!」

    江ノ島「でもさあ、不二咲ちゃんがちゃんと出来るか、心配じゃな〜い?」

    戦刃「…確かに…あの本があっても…」

    大神「江ノ島よ。松田と面識のあるお主なら、多少は分かるのではないのか?」

    江ノ島「残念でしたー!確かに多少の知識はあったかもしれないけど、分かりませーん!消されたのか元々無かったのかすらも、今の私には全く分からないのでーす!キャハッ!」

    大神「…そうか」

    舞園「うーん…確かにちょっと心配になってきましたし…。少し様子を見に行ってきますね。苗木君。行きましょう」

    苗木「はーい!」
  34. 34 : : 2014/01/07(火) 21:33:25
    不二咲部屋


    舞園「おじゃましまーす」

    苗木「ふじさきさん、こんにちは!」

    不二咲「あ、2人とも。この本ありがとう!」

    舞園「でも…それ使えそうですか?」

    不二咲「うん。なんとかね…」

    舞園(やっぱり自信なさそう…)

    苗木「まいぞのさやか。まいぞのさやか」

    舞園「どうしたんですか?」

    苗木「おしっこ」

    舞園「ええっ!えっと…」

    不二咲「あ、じゃあ私が連れて行くよ」

    舞園「え?連れて行くって…」

    不二咲「苗木君。ほら、来て」

    舞園「苗木君。行ってらっしゃい」

    苗木「うん」

    苗木と不二咲は出て行った…

    舞園「…一体どうするつもり…ん?」

    デスクの上に、パソコンと本がある

    舞園「へえ…。やっぱり超高校級は伊達じゃない…。全然分からないなあ…」

    本をパラパラとめくってみるが…

    舞園「…全然分からない…」

    舞園「…あ、電子生徒手帳…。何で部屋に置いてあるんだろう…」

    何気なく起動させる。

    【不二咲千尋】

    起動時に持ち主の名前が現れた。

    舞園「…」

    ピッ  ピッ

    何気なく操作していると…

    舞園(…男?)

    舞園(え…?不二咲さんが…?)

    ガチャ

    舞園「…っ!」

    不二咲と苗木が戻って来た。

    不二咲「あ、電子生徒手帳」

    舞園「あ…えっと…これは…」

    不二咲「えっと…見るのは別に構わないけ…

    不二咲「…ど…」

    不二咲「ああああああああああ!!!」

    舞園「っ!?」

    苗木「!?」

    不二咲「ご…ごめん!!返して!!」

    舞園「あ…はい…」

    電源を切って返した。

    不二咲「え…えっと…」

    舞園「…」

    舞園「…男…なんですか…?…不二咲さん」
  35. 35 : : 2014/01/07(火) 23:15:01
    不二咲「…うん」

    不二咲「…ごめんね。いつか…打ち明けようと…思ったんだけど…」

    舞園「…」

    舞園「…じゃあ…」

    舞園「私じゃ出来ない苗木君の世話は、よろしく頼みますね!」

    不二咲「…え?」

    舞園「不二咲さんが男でも女でも、私はあまり気にしませんよ。それより、苗木君の記憶喪失の件を知っている男性の方がいないことに気付いたので、不二咲さん、なにかあったらよろしくおねがいしますね!」

    不二咲「えっと…うん。…あの…」

    舞園「?」

    不二咲「…軽蔑とか…しないの?」

    舞園「するわけないじゃないですか!むしろ、不二咲さんを軽蔑する人がいたら、その人こそ軽蔑されるべきだと思いますよ!」

    不二咲「…あ…ありがとう…」

    舞園「はいっ。…それで…苗木君は治りそうですか?」

    不二咲「あっ。えっと…。まあそれなりにはできそうだよ。…頑張れば」

    舞園「…頑張れば…ですか」

    不二咲「消しておいてなんだけど、記憶の事はよく知らないんだ…。無責任で…ごめんね…」

    舞園「い…いえ…」

    不二咲「でも、これがあれば少しはできそうなんだ!だから…頑張ってみるよ!えへへ…。苗木君が早く治るといいよね!」

    舞園「そうですね…!…はい!」


    一方その頃
    図書室
  36. 36 : : 2014/01/08(水) 15:25:58
    十神「お前達…。女子会の準備だか何だか知らんが…」

    十神「とっとと出て行け!!」

    セレス「…江ノ島さん。行きますわよ」

    江ノ島「えー」

    セレス「…そこは軍事関連の棚ですわ。それに、図書室よりも娯楽室の雑誌の方が、いい情報を集められるはずですわよ?」

    江ノ島「んー。ぶっちゃけ女子会って嘘だし」

    全員「!?」

    江ノ島「あっはっは!ここまで嘘を突き通しておいて、ここでネタばらしするってのも新しいよなあ!!」

    十神「別に新しくもない。用がないのなら早く出て行けと言っているんだ」

    江ノ島「用ならあるよー?強いて言うなら、ここで十神君を邪魔することー!」

    十神「出て行け」

    腐川「あんたたち…!ものすごく邪魔なのよ!!」

    十神「お前もだ。視線が鬱陶しい。今すぐ出て行け」

    腐川「…」

    江ノ島「じゃ、用も終わったし、出るかー」

    セレス「…終わったも何も、用なんか最初から無かったはずですわ」

    江ノ島「誰がそう決めた?」

    セレス「…?」

    江ノ島「私が、全く用が無いのにあんなところに留まると思う?」

    セレス「はい。思いますわ。…ですが、何か思わせぶりな口調ですわね?」

    江ノ島「すぐに分かるよ」


    書庫


    戦刃「…」

    …戦刃は何かを熱中して読んでいる。


    寄宿舎廊下


    舞園(…今思えば、出来るだけ人に会いたくない状況のハズなのに、今日に限って色々な人と会うなあ…)

    舞園「部屋で過ごしましょうか?」

    苗木「うーん」


    舞園部屋


    苗木「わー!」

    ボフッ

    苗木はベッドにダイブした。

    舞園(…まあ、苗木君を苗木君の部屋に1人で入れといてもいいんだけど…やっぱり心配だよね)

    苗木「…」

    舞園「?苗木君?」

    苗木は、デスクの上をじっと見ていた。

    舞園「?」

    舞園「…あっ」

    デスクの上には、苗木が舞園にあげた、子猫のヘアピンが置いてあった。
  37. 37 : : 2014/01/08(水) 22:02:03
    舞園(苗木君に初めて貰ったプレゼントで…ずっと部屋に飾っていた…)

    苗木「…まいぞのさやか…」

    舞園「?」

    苗木「ぼく…。これをしってるきがする…」

    舞園「…」

    苗木「…なんだろう…。…なにか…なつかしいかんじがする…」

    舞園「…苗木君」

    舞園「…これは…あなたが初めて…私にくれたプレゼントですよ」

    苗木「ぼくが…?」

    舞園「はい。苗木君が、です」

    苗木「…しらない…」

    苗木「…しらない…ぼくは…しらない…」

    苗木「…しらない…しらない…しらない…はず…なのに…」

    苗木(ぼくは…知っている…)

    苗木(まい園さやかに…プれぜんトを…あげた…ことが…ある…はず…なのに…)

    苗木「っ!」

    舞園「苗木君!?大丈夫ですか!?」

    苗木(おもいだせない…?知らない…?)

    苗木(あたまのかたすみに…うっすらと…覚えている…?)

    ピンポーン

    苗木「っ!!?」
    舞園「っ!?」

    舞園「…」

    ピンポーンピンポーン

    舞園「…」

    ガチャ

    桑田「苗木!野…

    バタン!!

    舞園「…」

    苗木「…」

    苗木「…あれ?…なんだったんだろう…」

    苗木「なんか…ぼーっとしてたみたい…」

    舞園「…そう…ですか」

    舞園「疲れてるんでしょう。今日は早めに寝ましょうか」

    苗木「うん!おやすみ!」

    舞園「まだ3時ですよっ」

    舞園「あっおやつ食べますか?」

    苗木「たべるたべるー!なにー?」

    舞園「うーん…何か食堂に無いか探してきましょうか」

    苗木「うん!しゅっぱーつ!」
  38. 38 : : 2014/01/08(水) 23:11:01
    食堂


    食堂には、朝日奈と戦刃がいた。

    苗木「あっ!あさひなさん!おねえちゃん!」

    3人「え…?」

    舞園「えーっと…戦刃さん?」

    戦刃「…私は何もしてないよ」

    舞園「苗木君。おねえちゃんの名前は、戦刃さんっていうんですよ」

    苗木「いくさばさん?」

    戦刃「うん」

    苗木「いくさばちゃん!れーしょんちょうだい!」

    3人「!?」

    舞園「…ああ…戦刃さんとおねえちゃんが混ざってしまったんですね…」

    戦刃「えっと…とりあえず…はいレーション」

    苗木「ありがとう!」

    舞園「…レーションおいしいですか?」

    苗木「うん!とってもおいしいよ!」

    戦刃「あっ…と。開けておかないと…」

    舞園「あ、待って下さい」

    戦刃「?」

    舞園「開け方を覚えてもらった方がいいですよね?」

    戦刃「…あ、そうか。教えなきゃね」

    苗木「?」



    戦刃「はい苗木君。レーション」

    苗木「ありがとう!」

    そして苗木は自分で開けて、食べた。

    舞園「…教えた事が身についてくれるって、すごく嬉しいですね…!」

    戦刃「そうだね…!」

    苗木「?」

    舞園「…っていうか…レーションじゃなくて普通の食べ物あげましょうよ!」

    朝日奈「ドーナツならあるけど…」

    苗木「れーしょんがいい!」
  39. 39 : : 2014/01/09(木) 00:30:45
    朝日奈「あ、そういえば…もうすぐ夜だよね。風呂とか…そういえばトイレとか、どうしてるの?」

    舞園「あ、不二…

    舞園(…あっ!だめだ。不二咲さんが男だっていうのは秘密にしておきたいし…)

    舞園「え…えっと…一応まだ小さい子と同じなので、トイレは女子トイレを使ってましたよ?」

    戦刃「…でも、風呂とかはそうもいかないよね…」

    舞園「そうですね…」(同じ言い訳が使えない…)

    舞園「まあ、こちらでなんとかしますから!」

    朝日奈「そう?無理しないで、頼ってくれちゃっていいからね?」

    舞園「はいっ。ありがとうございます!」

    戦刃「…あ、誰か来る」

    大和田「っはっはっは!今日も耐えたなあ兄弟!」

    石丸「っはっはっは!いつまでも勝負がつかないことを祈るぞ兄弟!」

    …汗だくの2人がはいってきた。

    朝日奈「うわっ…。暑苦しい…」

    大和田「やっぱサウナで汗かいた後は、牛乳を一気に飲むに限るな!」

    石丸「ああそうだな!牛乳は、早朝・運動後・サウナ後・風呂後・食事等、いつ飲んでも効果を発揮する、万能飲料だな!」

    葉隠「あっはっは!あの2人は、いつ見ても暑苦しいな!」

    桑田「まあそうだけどよ。暑苦しいだけで言ったらアイツもだろ?」

    葉隠「ん?誰だべ?」

    舞園「…ちょっと私、部屋に戻ってますね」

    朝日奈「…それがいいね。人数が多いとばれやすいし…」

    戦刃「…まだまだ集まってくる気配がする…」


    舞園部屋


    舞園「…ふう」

    苗木「まいぞのさやかー!あそぼっ!」

    舞園「いいですよ。何しましょうか?」
  40. 40 : : 2014/01/09(木) 00:43:35
    夜-night time-


    ピンポーン

    ガチャ

    舞園「あっ不二咲さん」

    不二咲「苗木君」

    苗木「ふじさきさん!こんにちは!」

    不二咲「うんっ。こんにちはぁ。じゃあ、連れて行くね」

    舞園「よろしくお願いします。苗木君、行ってらっしゃい」

    苗木「うん」

    舞園「…」

    バタン

    舞園「…まあ、元に戻るまでずっと洗わないのは流石に汚いし…」

    舞園「…今の内に私もシャワーでも浴びてこようっと」



    舞園「…はあっ」

    久しぶりに苗木から解放されて、ベッドに倒れ込んだ。

    舞園(…いや、苗木君とずっといられたのは嬉しいんだけど…やっぱりちょっと疲れるかな…)

    舞園(…このまますぐに…寝ちゃいそう…)

    ピンポーン

    舞園「っ!」

    ガチャ

    苗木「まいぞのさやかー!」

    舞園「っと。不二咲さん、ありがとうございます!」

    不二咲「うん。じゃあね。おやすみなさい」

    舞園「おやすみなさい」

    苗木「おやすみなさい!」

    バタン

    苗木「まいぞのさやかー!なにしてあそぶー?」

    舞園「今日は遊びませんよ。もう寝ますよー」

    …それから舞園は、30分ほど苗木を寝かせるのに尽くし、舞園はその後一瞬で眠った。
  41. 41 : : 2014/01/09(木) 07:51:34
    キーンコーンカーンコーン

    モノクマ『オマエラ!おはようございます!…』

    舞園「…」

    舞園(…朝…か)


    食堂


    苗木「みんなー!おはようー!」

    朝日奈「あっ苗木!おはよう!」

    石丸「おはよう苗木君!朝から元気なのはいいことだな!」

    舞園「おはようございます」

    戦刃「…おはよう」


    舞園「不二咲さん」

    不二咲「うん?」

    舞園「どうですか?出来そうですか?」

    不二咲「うーん…まだ分からないけど…でも、順調に進んではいるよ!」

    舞園「そうですか!良かった!」

    舞園「…あ、そういえば…不二咲さん。昨日の夜…苗木君が私のヘアピンを見て…」
  42. 42 : : 2014/01/09(木) 08:10:01
    舞園「…っていうことが…」

    不二咲「…!」

    不二咲(ない記憶思い出すのは不可能のはず…。体が覚えていることならまだしも…)

    不二咲「舞園さん!あとで苗木君貸してくれる?」

    舞園「ああ、いいですよ」

    戦刃(人を物みたいに…)

    苗木「いくさばちゃん!れーしょんちょうだい!」

    戦刃「あ、はい」

    苗木「ありがとう!」

    大和田(苗木ってこんな無邪気だったか?)

    十神(…何かあるな)

    葉隠(苗木ってレーション好きだったか?)

    桑田(いつの間に戦刃ちゃんになってるだと!?くそ…苗木!!)


    不二咲部屋


    苗木「?」

    不二咲「やっぱり…」

    舞園「どうでしたか?」

    不二咲「うん…。ない記憶を使うのは不可能…。それなのに、苗木君がヘアピンに反応した…ってことは…」
  43. 43 : : 2014/01/09(木) 18:56:52
    不二咲「苗木君には、消えてない記憶も少しあるんだよ。…まあそれもすごく曖昧で、思い出せそうになるけど絶対に思い出せない、半端なレベルだけど」

    舞園「ものすごく嫌な感じですね」

    不二咲「うん。えーっと…」

    それから不二咲は少し黙り、何かをプログラムしているようだった。

    …そして

    不二咲「出来たよ舞園さん!記憶を一部取り戻せるよ!」

    舞園「本当ですか!?」

    不二咲「うん!…まあ…ごく一部だけど。消えきってない記憶を再生してみるんだ!いくよ!」

    enter
    カチッ!

    ビビビビ!!

    苗木「っ!」

    舞園「…」

    苗木「うっ…。…あれ…舞園さん?」

    舞園「苗木君!!」

    不二咲「わ…。まさかいきなり人名なんて…」

    舞園「え?」

    不二咲「記憶の残骸を修復したわけだけど、やっぱり消えきってないのは、特に印象深いものだけみたいなんだよね…」

    不二咲(記憶の修復すら使わずにヘアピンに反応したのは…苗木君にものすごく印象強かったんだろうなあ…)

    苗木「あたまに…とぎれとぎれのいめーじがうかんでくる…」

    不二咲「…まあ…約17年間の記憶の中で、ごく一部の記憶だけ戻ったから…そりゃあ…途切れ途切れになるよね…」

    モノクマ「こりゃあおったまげましたなあ!」

    苗木「うわっ!モノクマ!?」

    不二咲(あ…モノクマもやっぱり覚えてるんだ…)

    舞園(そりゃあ…これは印象深いですよね…)

    モノクマ「不二咲くーん。ボクの記憶も直してくれないかなあ?」

    不二咲「その前に、苗木君を治さないといけないから…」

    舞園「いや江ノ島さんの記憶は直さなくていいですよ!」

    モノクマ「うう…ひどいなあ…」

    苗木「モノクマ!」

    モノクマ「はにゃ?」

    苗木「ぼくはきみなんかにはまけないぞ!」

    モノクマ「ひらがなばっかで読みにくいんですけど?」

    不二咲「…あ、コロシアイ宣言の時だけの記憶が戻って、止めた記憶は戻ってないんだね」

    舞園「…」

    不二咲「…しょうがない」

    苗木「ぼくは【ころしあい】なんてしないよ!」

    不二咲「えいっ」

    ポチ

    ビビビビビビビビ!

    苗木「っ!?」

    苗木「…あれ?」

    舞園「不二咲さん…?それ…」

    不二咲「なんとなく直しておいてよかったよお」

    舞園「…あ!ちょっとそれ貸して下さい!」

    不二咲「え?」
  44. 44 : : 2014/01/09(木) 22:09:42
    舞園「モノクマさん。座禅部って言って下さい?」

    モノクマ「は?座【禅部】?」

    舞園(今だ!)

    ポチ

    ビビビビビビビビ!

    モノクマ「うぎゃああああ!」

    舞園「やった!」

    モノクマ「何がやっただよ!」

    舞園「…え?」

    モノクマ「お前の考えてる事なんかお見通しなんだよ!」

    不二咲「座…禅部…全部…ね。確かに、これなら全部忘れるだろうけど…モノクマには…」

    モノクマ「まったくもう!そういうのは、ちゃんと江ノ島盾子様に直接やらないとねえ?」

    舞園「…やっぱりそうですか…」

    モノクマ「ん…?」

    モノクマ「ちょっと用事が出てきたから帰るね。ばーい!」

    モノクマは去った

    不二咲「用事って何だろう…?」

    舞園「…知りませんよ」


    廊下


    舞園「苗木君」

    苗木「なに?」

    舞園「私の名前は何でしょうか?」

    苗木「舞園さやか!」

    舞園「…じゃあ…あそこにいる赤い服を来たお姉ちゃんは?」

    苗木「あっ!あさひなさん!」

    朝日奈「あ、苗木!やっほー!」

    大神「…苗木か。舞園よ。記憶は戻ったのか…?」

    舞園「はい!少し!」

    朝日奈「え!?本当に!?ねえ苗木!私の名前、フルネームで言える?」

    舞園(あっそうか。それはまだ教えてない…)

    苗木「あさひなさん!」

    全員「…」

    舞園(…うん。苗木君にとっては、「朝日奈さん」っていう名前の人なんだなあ…)
  45. 45 : : 2014/01/09(木) 23:22:15
    大神「朝日奈よ。気にするな」

    朝日奈「…」

    舞園(苗木君に印象深いもの…)

    舞園「苗木君!あなたの妹さんの名前を教えてください!」

    苗木「えーっとね、こまる。苗木こまる」

    舞園「!」
    朝日奈「!」
    大神「…!」

    朝日奈「すごいじゃん!」

    大神「流石は不二咲だな。よくやってくれた…」


    苗木「あっ!くわたくん!」

    桑田「よう苗木!と舞園ちゃん!」

    苗木「くわたくん!きょうもやきゅうやろう!」

    桑田「お?いいけどよ、【また泣くなよ〜?】」

    舞園(えいっ)

    ポチ

    ビビビビビビビビ!

    桑田「っ!?」

    苗木「くわたくーん!はやくー!」

    桑田「お、おう!っしゃ!行くぞ!」


    植物庭園


    桑田「んじゃいっくぞー」

    舞園「優しく投げてあげてくださいねー」

    桑田「分ーってるって!そらっ!」

    シュッ!

    苗木「やっ!」

    ポコンッ

    苗木「あ…」

    桑田「んじゃもう一丁いくぞ!」

    シュッ

    苗木「わっ」

    スコンッ スカッ ポコンッ カッ スカッ スカッ スカッ ポコッ コンッ カンッ スカッ ガッ スカッ キンッ…


    カーン!

    苗木「わーい!やったあー!」

    桑田「おー!中々飛んだなー!」

    舞園「苗木君すごいです!」

    桑田「…ずっと同じ場所・同じ速度で投げ続けていた俺へは…?」

    スポッ

    全員「あ」

    飛んだボールは、モノクマフラワーの中に入っていった…
  46. 46 : : 2014/01/10(金) 16:39:34
    図書室


    十神「…」

    舞園「…ってわけなんですけど…」

    十神「…何故今まで黙っていた」

    舞園「…混乱するかと思いまして…」

    十神「ふん。まあいい。で?何の用だ?記憶喪失については、残念だが俺にはよく分からない」

    舞園(役に立たないなあ…)

    舞園「じゃあ…とりあえず何をすればいいと思いますか?」

    十神「ばれないようにする事だな。この件は、今のところ不二咲にしか片付けられないのだろう?」

    舞園「そうですね…」

    十神「ま、暇ならあの占い馬鹿に聞いてみたらどうだ?」

    舞園「…ああ。なるほど…。確かあの人は、3割の確率だけど的中させるんですよね?」

    十神「そうだな。【記憶喪失】に対してできることを、運が良ければ的中するかもしれんぞ」

    舞園(よっ)ポチ

    ビビビビビビビビ!

    十神「っ!?」

    舞園「では失礼します。苗木くーん!行きますよー!」

    苗木「はーい!」


    ランドリー


    舞園「葉隠君」

    葉隠「おっ舞園っちと苗木っちじゃねえか!」

    苗木「こんにちは!あたまがでかいおにいちゃん!」

    葉隠「はっ!?」

    葉隠「ああなるほどな!将来の子供の母親が一緒っつー占いを信じてんだな!っはっは!」

    舞園「苗木君。この人は、葉隠君です」

    苗木「はがくれくん?」

    葉隠「なんだ忘れちまったんか?しっかり覚えとけよ!俺らは将来親戚になっからな!」

    舞園「で、葉隠君。占ってほしい事があるんですけど…」

    葉隠「何だべ?占い料金は、1回10万だべ!」

    舞園「…分かりましたから…。私が今から何をすべきかを教えてください?」

    葉隠「なるほどな!よっしゃ!占ってやったべ!」

    舞園(直感…)
  47. 47 : : 2014/01/10(金) 20:05:11
    葉隠「心機一転して、新しい自分に目覚めるといいらしいべ!」

    舞園(…ハズレた…)

    葉隠「んじゃ、【占い料金10万円の振り込み】を頼むべ!っはっは!」

    舞園(ほいっと)ポチ

    ビビビビビビビビ!

    葉隠「っ!?」

    舞園「葉隠君!占ってください!」

    葉隠「おっしゃ!」

    葉隠「苗木っちの頭を強打!」
    葉隠「不二咲っちを尋ねる!」
    葉隠「自分の頭を強打する!」



    ビビビビビビビビ!

    葉隠「っ!?」

    舞園「うーん…。まともな答えが出ませんでした…」


    不二咲部屋


    不二咲「できたああああ!!」

    舞園「わっ!」

    苗木「わー!」

    不二咲「あっ!2人とも丁度良いところに!」

    舞園「どうしたんですか!?」

    不二咲「出来たんだよ出来たよ!やっと苗木君の記憶が直せるんだよおお!!」

    舞園「本当ですか!?」

    不二咲「うん!えーっとね…!」

    ガッ!

    不二咲「いたっ!」

    舞園「不二咲さん!?」

    不二咲「え…えへへ…。ちょっと興奮して…机に足ぶつけちゃった…【いたた】…」

    舞園(えいっ!)

    ビビビビビビビビ!

    不二咲「っ!?」

    不二咲「…あれ?何してたんだっけ?…ああ!苗木君の記憶を戻すんだった!えーっと…」

    不二咲「うん!準備完了!じゃあいくよ!」

    enter
    カチッ

    ビビビビビビビビ!!!

    苗木「っ!?」

    バリバリバリバリ!!!

    苗木「…っ!!」



    舞園「…」

    不二咲「…」

    苗木「…」

    ドサッ…

    舞園「わあ!?苗木君!?」

    苗木は倒れた。

    不二咲「あ…。一気に情報を詰め込んだからかな…。でも、次に目覚める時は、元の苗木君のはずだよ!」

    舞園「よかったあ…!」


    舞園部屋


    舞園「…」

    苗木「…」

    苗木「…うっ…」
  48. 48 : : 2014/01/10(金) 21:45:36
    舞園「苗木君!大丈夫ですか!?」

    苗木「い…てて…。何か頭が痛い…」

    舞園「苗木君…!よかった…!」

    苗木「え?え?よかったって…。えーっと…」


    廊下


    朝日奈「あっ苗木ー!」

    苗木「あ、朝日奈さん!こんにちは!」

    朝日奈「こんにちはー!」

    大神「…む?…何だ…?苗木から幼さが消えた気がするのは気のせいなのか…?」

    舞園「やっと治ったんですよ!」

    朝日奈「え!?本当に!?やったあ!!」

    苗木「??」

    朝日奈「苗木!私のフルネームは?」

    苗木「え?朝日奈 葵…?」

    朝日奈「本当だー!」

    苗木「??」

    苗木「舞園さやか。ちょっとお腹空いたし、食堂行こう」

    舞園「はい!そうです…ね?」
  49. 49 : : 2014/01/10(金) 23:59:28
    食堂


    戦刃「あっ苗木君!舞園さん!」

    舞園「こんにちは」

    苗木「やあ戦刃ちゃん」

    舞園「…」

    戦刃「あ、苗木君。レーション食べる?」

    苗木「うん!ありがとう!」

    苗木は大喜びでレーションを食べ始めた。

    戦刃「…苗木君まだ治らないの?」(小声)

    舞園「…もう治りましたよ」(小声)

    戦刃「…え!?これで!?」

    舞園「…はい。これで」

    …苗木は幸せそうにレーションを黙々と食べている。

    舞園「…まるで戦刃さんですね」

    戦刃「…え?私…普段こんななの?」


    植物庭園


    カーン!!

    苗木「やった!」

    桑田「おー!ナイスバッティング!」

    舞園「苗木君すごい!」

    スポッ

    全員「あ」


    ランドリー


    葉隠「よっ!苗木っち!舞園っち!」

    舞園「さっきはありがとうございました」

    葉隠「え?俺なんかしたか?まあ感謝するなら金をくれ!っはっは!」


    4階廊下


    霧切「あら。2人とも」

    苗木「霧キリさん、こんにちは!」

    霧切「…わざとなの?ねえわざとなの?」

    苗木「え?何が?」

    霧切「…ん?…舞園さん、苗木君…治ったの?」

    舞園「はい。そうらしいんですけど…」

    霧切「…」

    苗木「そういえば霧霧さん。学園長室前で何してたの?」

    霧切「何でも無いわ」
  50. 50 : : 2014/01/11(土) 01:02:17
    不二咲部屋


    不二咲「あっ舞園さん。どうだった?」

    舞園「思い出した事は思い出したんですけどね…」

    苗木「?何の話?」

    舞園「記憶喪失の時と今を合体したような感じになっていて…」

    不二咲「あっ。そういえば、記憶が無い間の記憶を消すの忘れてたんだ。だから、記憶が無い時に覚えた事は覚えたまま、今までの記憶も入ったって事みたいだね」

    舞園「あんな少しの記憶でここまで影響するものなんですか?」

    不二咲「普通はしないと思うけど…。ほら、小さい頃に覚えた事は身につくのが早いでしょ?」

    舞園「あー…。だから、速攻で記憶に残ってしまったんですか…」

    苗木「え?えっと…何の話?え?」

    不二咲「また下手に忘れさせようとするのは怖いし…」

    舞園「まあ、今までの記憶があるだけマシですね」

    不二咲「うん。ポジティブに考えよう!」
  51. 51 : : 2014/01/11(土) 01:18:49
    その後


    食堂


    舞園「おはようございます」

    苗木「あっ舞園さやか。おはよう」

    戦刃「おはよう」

    苗木「おはよう、戦刃ちゃん」

    戦刃「はい、レーション持って来たよ」

    苗木「わあ!ありがとう!」

    石丸「苗木君!毎朝毎朝レーションばかりじゃないか!」

    大和田「昼も夜もだな」

    苗木「だっておいしいし」

    石丸「そもそも何で戦刃君は毎回持ってくるのだ!」

    戦刃「え…苗木君に頼まれたから…」


    桑田「それっ」

    苗木「やっ!」

    カキイイン!!

    桑田「うおおお!」

    苗木「わあああ!」

    舞園「すごーい!」

    スポッ

    全員「あ」


    苗木「…あ、そういえば霧霧さん。学園でやりたかった事があるって言わなかったっけ?」

    霧切「…あなたがちゃんと私の名前を間違えずに言えたら教えてあげるわよ」

    苗木「霧霧さん」

    霧切「じゃあね」

    苗木「わああ!ちょっと待って!」


    苗木「舞園さやかっ」

    舞園「はい?」

    苗木「はい。プレゼント」

    【子猫のヘアピン】

    舞園(あ…)

    舞園「ありがとうございます!じゃあ…はい!私からも!」

    苗木「え?」

    苗木「これも子猫のヘアピン?」

    舞園「はいっ!」

    舞園「初めてのプレゼントですっ!」


    END
  52. 52 : : 2014/01/12(日) 17:38:56
    すごい物語ですね!!!面白かったです!!!!!!
  53. 53 : : 2014/01/17(金) 23:39:57
    スマホ版てでいいます。霧切が空気www

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hurenn1gou

フレン@雷

@hurenn1gou

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