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ソードアート・オンライン セカンド・アンダーワールド

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  1. 1 : : 2018/06/11(月) 19:47:19

    「キリトくん、ねぇキリトくんったら!」
    「あ、わ、悪いアスナ」
    最近彼、私の彼氏でありこの世界では夫でもある少年キリトくんはどうもぼーっとしていることが増えた。もともと普段から何かを考えだすと人の話を聞かなくなるところはあるけど、最近はただただぼーっとしていることが多い。
    「最近どうしたの?いっつもぼーっとして。私の話きいてた?」
    「ごめん聞いてなかった…」
    「もう〜リズたちとの勉強会の話だよ」
    「あ、あぁその話か」
    リズベットことリズはこの世界だと鍛治妖精族(レプラコーン)の女の子で私の大切な友達だ。もうすぐ学校でテストがあるのでその勉強をみんなでしようということになったのだ。
    「で、キリトくんは来れる?」
    「ん〜その日は何も予定なかったはずだからたぶん行けるよ」
    「よかった。キリトくん最近英語が少し苦手になっちゃってきてたから少し心配だったんだよねー」
    「に、苦手ってわけじゃないよ。ただここ2年間神聖語の勉強ばっかりやってたから忘れてきちゃってただけであって…」
    彼は数週間前までソウル・トランスレーター《STL》でアンダーワールドにログインしていた。《死銃》事件後、犯人の新川恭二とその兄である赤目のザザこと新川昌一の共犯者である金本敦の奇襲により彼は一度心臓が止まってしまった。それから治療のために菊岡誠二郎に《STL》へと入れられた。彼はそこで2年半の間もとの世界へ戻るため仲間とともに《セントラル・カセドラル》へと向かったが激戦の末、彼の仲間はアリスという少女を残して全滅してしまった。その結果、彼は自我を失ってしまった。それから大きな戦いを経て彼はこの世界へと帰還した。
    「とにかく!その分君は頑張らないといけないんだから!」
    「は、はい」

    『ソードアート・オンライン セカンド・アンダーワールド 2』へ続く
  2. 2 : : 2018/06/11(月) 19:54:18
    今回初投稿のTrueです!あんまり長くは書けませんでしたが少しずつ増やしていく予定です!
    普段小説を書いていないしssnoteも使ったことがないので読者さんから変だって思われるかもしれませんが
    そこは暖かい目で見守ってやってください。
  3. 3 : : 2018/06/11(月) 22:15:05

    『ソードアート・オンライン セカンド・アンダーワールド 2』



    またやってしまった。

    最近は本当にぼーっとしてしまう。そのせいでアスナにも心配をかけてしまっている。気づくと自分の世界に入ってしまっている。俺は今心のどこかでとても孤独を感じている。アスナやみんなが近くにいるにもかかわらず何故か寂しさを感じてしまう。《SAO》でソロをしていた時はこんな気持ちになることはあってもここまで辛くなることはなかった。何かモヤモヤすることがあればそれを忘れるために狩り場へ行っては一人でいつまでも剣を振っていた。今同じことをしてもたぶんモヤモヤが消えることはないだろう。

    今は午後6時13分。アスナは少し前に夕飯の時間だと言ってログアウトした。周りには誰もいない。

    「たまにはソロでやってみるのもいいか…」

    誰にともなく呟き俺はソファから腰を上げた。ちょうどここ《アルブヘイム・オンライン》、《ALO》でも辺りが暗くなってきた頃だ。俺は戦闘服を装備すると外に出びだした。新生アインクラッド第22層の転移門広場へと向かい現在の最前線へと転移する。近くのエリアへ行き1人モンスターを狩り出す。

    数十匹倒し周りのモンスターのポップが追いつかなくなった頃、俺は視線を感じて動きを止めた。索敵スキルを発動させると木の後ろに妙な違和感を感じた。誰かが《ハイディング》しているのだろう。しばらく目を凝らし続けていると徐々に木の後ろの物体の輪郭がはっきりとしてくる。

    「そこのやつでてこい」

    俺がそう言うと木の後ろの奴はゆるりとその姿を現した。黒くて大きなローブのようなものをまとっていて種族も性別もわからない。俺が見ていると、そいつはウィンドウを開いた。反射的に剣を構えるがそいつが手で制してくるので剣を下ろすとそいつはローブの装備解除をした。隠れていた姿があらわになる。まず最初の印象は黒い男だ。髪も瞳の色も黒。恐らく俺と同じ《スプリガン》だろう。少し長めの髪を後ろで束ねている。男アバターのわりにやや細身で眼鏡をかけている。服もほとんどが黒で統一されている。俺も周りから見たらこんなに黒いのかなぁと思っているとそいつはようやく口を開いた。

    「さすが、黒ずくめ(ブラッキー)先生ですね。いや、黒の剣士と言った方がいいかな。私のハイディングを、しかも最初は勘だけで見破るとは」

    「なんの目的で《ハイディング》をしていたかきかせてもらいたいな」

    「いえいえ、噂の英雄黒の剣士様がソロでこんなところまで出てくるなんて腕並を拝見するいいチャンスだと思いましてね……というのは冗談です。そんな怖い顔しないでください」

    こいつのこの誤魔化すような話し方やにやにや笑いを見ていると、前に《SAO》の下層で会ったモルテという男を思い出してとても感に触る。確か奴と初めて会ったのもこんな暗い時だったか。あの時俺は奴に《デュエル》を利用した《PK》をされかけたので警戒心を解く気になれない。

    「私はあなたと話をしにきただけです」

    「話?俺はあんたとどこかであった覚えはないぞ」

    もともと《ALO》自体に《スプリガン》のプレイヤーはあまり多くない。そんな中でこんな特徴的な奴と会ったらまず忘れない。

    「私たちが会うのはここが初めてです。一応名乗っておきましょう。ユウと言います。もうわかっていると思いますが種族は《スプリガン》です。」

    「キリト。同じく《スプリガン》だ」

    「私はあなたの知り合いの方にある相談をされてあなたに会いに来ました。まぁ今回は話と言ってもこれを私にきただけですが」

    そういうとユウと言った男は再びウィンドウを開き俺のストレージへと何かを送ってきた。

    「これは……録音結晶か?」

    「はい。それにはあなたのご友人の声が入っています。もっとも友人といってもあなたのご友人とはまた別人ではありますが」

    「言っている意味がわからないな」

    「聴けばわかりますよ。それは絶対に1人の時に聴いてください。聴かずに捨ててくれても構いません。でももしそれを聴いて私と話したいと思ったなら、いつでもメッセージを送ってください。私はここの層でいつでも待っているので。それでは私はこれで失礼させていただきます」

    ユウは一方的にそれだけ話すとまた暗闇へと消えていった。俺はストレージの中の録音結晶を見つめ続けた。


    『ソードアート・オンライン セカンド・アンダーワールド 3』へ続く











  4. 4 : : 2018/06/11(月) 22:28:53
    『ソードアート・オンライン セカンド・アンダーワールド 2』を投稿しましたが早速変換ミスを見つけたので報告しますね。キリトが名乗った後のユウのセリフなんですが「渡しにきただけ」というのを「私にきただけ」と書いてしまいました。本当にすいません(>人<;)

    あと、題名なんですがいちいち打つと長いんでコメントの時などは『SAO SAW』と打つことにしました。







  5. 5 : : 2018/06/11(月) 22:37:21
    あとなんかもっとこういう風に書いて欲しいみたいなのあったらぜひコメントください(^ ^)
    それとセリフの前にキャラクター名とか入れた方がいいかなーとか思ってるんで入れた方がわかりやすいという人もコメントください!
  6. 6 : : 2018/07/09(月) 20:03:30
    ソードアート・オンライン セカンド・アンダーワールド 3

    「む〜〜〜」
    ソファの上で白いワンピースの少女が足をぱたぱたと不機嫌そうに揺らしている。その様子をとても愛おしく感じながら尋ねてみる。
    「ユイちゃんどうしたの?」
    「パパが大事なことをしなくちゃいけないから部屋から出ててくれって言うんです」
    「キリトくんが?」
    ユイちゃんはSAOで出会った少女で《メンタルヘルス・カウンセリングプログラム》、MHCPー要はとても高度なAIーだ。


  7. 7 : : 2018/07/14(土) 17:39:32
    ー作者からー
    ちょっと投稿できる時間があまりにも少ないのでSAO SAW何番っていちいち書くのやめます。すいませんm(_ _)m
  8. 8 : : 2018/07/14(土) 19:27:00
    ー続きー

    アスナがユイと出会ったのは旧SAOのアインクラッド第22層の森の中だ。出会った時は蓄積したエラーのせいで記憶を失ってしまっていたが、アスナとキリトはその少女を保護し自分たちの本当の子供のように接した。その後、記憶が戻ってもアスナたちの大切な娘として一緒に暮らしている。
    愛娘として可愛がっているユイを部屋からわざわざ出したからにはきっと何か大事な用事でもあるのだろう。
    「じゃあ、もうすぐリズたちが来ちゃうから、ユイちゃんはママのお手伝いしてくれる?」
    「わかりました!」
    「お皿を並べてもらっていい?」
    アスナは駆け寄って来た少女にストレージから取り出したお皿をわたす。さっきまで不機嫌そうだったのが嘘みたいにご機嫌だ。嬉しそうにお皿を並べるユイを見ながらアスナはお菓子を作ろうか、と思い再びストレージを開こうとした。そのとき____
    突然、キリトのいる部屋のドアが勢いよく開かれた。大きな音を立てながら玄関に向かって黒髪の少年が飛び出していく。
    「き、キリトくんどうしたの!?」
    「悪い!ちょっと用ができた!」
    それだけ言っていくと、翅をだしてそのまま飛んでいってしまった。慌てて自分も外に出るが少年の後ろ姿はあっという間に遠くへ行ってしまいほとんど点にしかみえない。
    「……」
    「パパどうしたんですかねー?」
    ユイも後から出てきて不思議そうな顔をしている。
    アスナはさっきのキリトのどこか必死そうな顔になぜか不安を感じてしまった。あれは何かに怒っているようにも思えた。思わず隣の少女の肩を引き寄せてしまう。すると、ユイも同じことを思っていたのかアスナを安心させるような優しい声で応えた。
    「ママ、大丈夫です。きっとすぐパパは戻ってきますよ」
    娘に心配されてしまいアスナは苦笑した。自分もしっかりしなきゃと思い大きく息を吸って吐く。
    「ありがとうユイちゃん。それじゃあ、一緒にお菓子つくろっか!キリトくんの分もたくさん作ってあげよう!」
    アスナの元気な様子を見て満足したのか、ユイは少し笑うと大きく頷いた。
    その後、リズベットやシリカ、リーファたちも来て勉強会を始めたが、アスナたちが解散しても、アスナがログアウトをする頃になってもキリトが帰ってくることはなかった。
  9. 9 : : 2019/04/03(水) 02:14:18
    書き逃げすんな
  10. 10 : : 2019/05/10(金) 16:17:49
    すいません、話があまりにもまとまらなくて…執筆終了にしたくてもパスワードとかを忘れてしまって(汗)
    『ソードアート・オンライン 《original story》 -OMT-』って名前でほとんど同じ内容になるの書いてるんでそっち読んでください…ほんとごめんなさい

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