この作品は執筆を終了しています。
ミカサ「我等」クリスタ「デート尾行隊!」
- 
                  - 1 : : 2013/12/27(金) 00:58:36
- 6作目です
 
 ミカサ「プロデュース?」
 http://www.ssnote.net/archives/3611
 
 アルミン「休暇の予定は」ミカサ「試験次第?」
 http://www.ssnote.net/archives/3803
 
 ミカサ「花の香りと」クリスタ「恋の予感?」
 http://www.ssnote.net/archives/4245
 
 ミカサ「掃除するほど」アニ「仲がいい?」
 http://www.ssnote.net/archives/5042
 
 ミカサ「東洋に」アルミン「伝わる心?」
 http://www.ssnote.net/archives/5454
 
 の続きです!
 とりあえずスレだけ立てときます
 
 
- 
                  - 11 : : 2013/12/27(金) 23:38:55
 ---------------夜 女子寮
 クリスタ「ーーーで、ここはこう結えばいいと思うの」シュルシュル
 ミカサ「……でもそれだと少し気合いが入りすぎでは?」
 クリスタ「うーんそうかなぁ……あ、じゃあここはこうして……」シュルシュル アミアミ
 サシャ「……」
 ミカサ「……」ジーッ
 クリスタ「ほら、どう?」ジャーン
 ミカサ「……」ジーッ
 サシャ「……おお」マジマジ
 ミカサ「ええ、とてもいいと思う。やはりサシャはアップが似合う」グッ
 
- 
                  - 12 : : 2013/12/27(金) 23:39:20
 クリスタ「うん!ほら、サシャ見える?」つ鏡
 サシャ「はい……すごいですね!これ」ジーッ
 ミカサ「この編み込みカチューシャ?がとてもかわいい」
 クリスタ「あと……あった!これもポニーテールに結んで……」キュッキュッ
 サシャ「? なんですか、それ?」
 クリスタ「茶色のリボンだよー」キュッ
 ミカサ「シンプルでサシャらしい。よく似合っている」ポンポン
 サシャ「ありがとうございます!じゃあ明日はこの髪で行きますね!」ワクワク
 フクハドウスルノ?
 コレトコレトー……
 ワイワイ
 
- 
                  - 13 : : 2013/12/27(金) 23:39:51
 ユミル(よくまぁ飽きずにやってられるよなぁ)フワァ
 ユミル(この2、3週間毎晩毎晩髪型がどう服がどうって……)ゴロゴロ
 ユミル(ただでさえ訓練がキツいってのに、恋する乙女は違うねぇ)ノビー
 クリスタ「ねぇねぇユミル!ちょっと見て!」パタパタ
 ユミル「? なんだクリスタ」
 ミカサ「このサシャ、どう思う?」
 サシャ「……」ドキドキ
 ユミル「……」ジーッ
 クリスタ(ユミル、なんだかんだちゃんと考えてくれてるんだよね)ウフフ
 
- 
                  - 14 : : 2013/12/27(金) 23:40:12
 ユミル「ま、いいんじゃねぇの?」フン
 クリスタ「よかったぁ!」パアァァ
 ユミル「んで?明日はどこに行くんだ?」
 サシャ「前に行った所ですよ!」
 ミカサ「あの時のサシャおすすめのお店」
 ユミル「ほー……で?」
 サシャ「? で、とは?」キョトン
 ユミル「……お前まさか飯食うだけで終わりとか思ってんじゃねぇだろうな?」
 サシャ「え!?違うんですか!?」ガーン!
 ユミル(やっぱりこうなったか……)ハァ
 
- 
                  - 15 : : 2013/12/27(金) 23:40:36
 クリスタ「ええ!?サシャったらそのつもりだったの!?」
 ミカサ「サシャ、せっかくの機会なのだからそれではもったいなさすぎる」ガシッ
 サシャ「ええ……でも何したらいいのか……」オロオロ
 クリスタ「もぅ、デートプランは自分で立てたいって言うから私達も口出ししなかったのにー」プクー
 サシャ「ご、ごめんなさい……」
 ユミル「……お前、明日の目標は何だ?」
 サシャ「目標、ですか?」
 
- 
                  - 16 : : 2013/12/27(金) 23:41:03
 ユミル「お前は明日、あいつとどうなりたいんだ?もう言っちまうのか?」
 サシャ「いっ、いえ!全くそのつもりはありません!ただ……もう少し仲良くなれたらいいなと……」
 ミカサ「……私がみる限りサシャとジャンは掃除のときにとても仲が良くなったと思うのだけど」
 サシャ「それはそうなんですけど……あの……まだそういう対象として見られていないというか……」
 ユミル「要するに、お前はあいつから“女の子”として見られたい訳だ」
 サシャ「! そ、そうなりますね///」カアァァ
 
- 
                  - 17 : : 2013/12/27(金) 23:41:25
 クリスタ「じゃあ明日はジャンに少しでも女の子として見てもらうことを目標にしよう!」フンス
 ミカサ「ええ、それがいいと思う」グッ
 サシャ「よ、よし!がんばります!」フンス
 ユミル「で?具体的にはどうすんだ?何か案はあるのか?」
 サシャ「えっ……と……」
 サシャ「……」フムム
 サシャ「……ないです…」ショボーン
 ユミル「はぁ……どうすんだよ」
 サシャ「どうする、と言われましても……」
 ミカサ「! では、こんなのはどうだろうか」ピコーン!
 ---------------
 ----------
 -----
 
- 
                  - 18 : : 2013/12/28(土) 00:59:45
 ---------------翌日 女子寮
 クリスタ「サシャ、準備はOK?」
 サシャ「はい!ばっちりです!」グッ
 ミカサ「お財布は持った?お金は多目に持ってる?ハンカチ忘れてない?」ソワソワ
 サシャ「そんなに心配しなくても大丈夫ですよ!」クスクス
 ユミル「なんでお前がそわそわしてんだよ」ケラケラ
 ミカサ「どうも落ち着かなくて……」
 クリスタ「ふふっ、今日のために沢山準備したんだもん!大丈夫だよ!」ニコッ
 ユミル「そうだぞ、自信持って行ってこい」
 
- 
                  - 19 : : 2013/12/28(土) 01:00:12
 サシャ「ありがとうございます!今日はユミルがやけに優しいです」
 ユミル「ばっ!き、気のせいだろ」フイッ
 クリスタ「もー素直じゃないんだからー」クイクイ
 ミカサ「ユミルはやっぱり優しい人」
 ユミル「なんでそうなるんだよ……」
 サシャ「では皆さん!行ってきます!」バッ
 クリスタ「行ってらっしゃい!」フリフリ
 ユミル「ま、がんばれよ」フン
 ミカサ「気をつけて」フリフリ
 
- 
                  - 20 : : 2013/12/28(土) 01:00:35
 サシャ「はい!」タタッ
 ガチャ
 バタン
 クリスタ「……」
 ミカサ「……」
 ユミル「……」
 クリスタ「じゃっ!私達も行こうか!」ルンルン
 ユミル「本気で行くのかよ……」
 クリスタ「当たり前じゃない!デートの行方を見守るの!」フンス
 ユミル(さすがに尾行を当たり前というのはどうかと思うぞクリスタ……)ハァ
 
- 
                  - 21 : : 2013/12/28(土) 01:00:54
 ミカサ「さぁ行こう。見失う前に」スタスタ
 ユミル「はぁ……まぁバレないように尽くせよ」
 クリスタ「え?ユミルも行くんだよ?」キョトン
 ユミル「は!?」
 ミカサ「そう、これは決定事項」
 ユミル「まじかよ……」
 クリスタ「さっ!れっつごー!」グイグイ
 ミカサ「さぁ早く早く」グイグイ
 ユミル「はぁ……」ズルズル
 ---------------
 ----------
 -----
 
- 
                  - 22 : : 2013/12/28(土) 01:01:28
 ---------------兵舎前
 ユミル「ちょっとまて、お前ら一日中付け回すつもりか?」
 クリスタ「? そのつもりだったけど……」
 ユミル「それはやめとけ。さすがにやりすぎだ」
 ミカサ「まぁ言われてみればそうかもしれない……」
 クリスタ「じ、じゃあ後を付けるのはご飯の時までにするよ!それならいいでしょ?」
 ユミル「……ま、それならいいだろ」
 
- 
                  - 23 : : 2013/12/28(土) 01:01:55
 ミカサ「わかった。では、見失わないうちに早く行k」
 ミカサー!
 ミカサ「?」クルッ
 アルミン「ミカサ!」タッタッタッ
 エレン「あ、どっか出掛けんのか?」タッタッタッ
 ミカサ「ええ、これから少し……その、街へ」
 アルミン「そっか……じゃあ駄目だね」シュン
 ミカサ「? なにかあるの?」
 
- 
                  - 24 : : 2013/12/28(土) 01:02:22
 アルミン「あのね、ミカサとかるたの対戦がしたかったんだけど……」
 エレン「出かけるなら仕方ないな。また今度にs」
 クリスタ「そ、それなら!ミカサは
 午前中だけの用事だから、午後からなら大丈夫だよ!」チラッ
 クリスタ(そうすればミカサも午後はエレンと一緒にいられるし!)
 ユミル「そうだな、こっちの用事は早く終わるから午後は空いてるはずだぞ」チラッ
 ユミル(クリスタの考えがなんとなく分かるな)フン
 ミカサ「え、えっと……」タジタジ
 
- 
                  - 25 : : 2013/12/28(土) 01:02:45
 アルミン「本当!?じゃあ午後になったら談話室に来てね!僕もエレンもそこにいるから!」
 エレン「ああ、俺はその間アルミンに教えてもらうことにするかな」
 ミカサ「……ええ、わかった……?」
 エレン「じゃ、また後でな!」
 アルミン「楽しんできなよー!」フリフリ
 アルミン(と、言ったけど)テクテク
 アルミン(前々からミカサ達が何かを話し合っていたのは知ってたんだよね)テクテク
 
- 
                  - 26 : : 2013/12/28(土) 01:03:06
 アルミン(そしてこの間‘うっかり聞いてしまった’話と今朝のジャンの様子から見て)
 アルミン(ミカサ達、今日はサシャとジャンを尾行するつもりなんだろうな)フフッ
 アルミン(……後でさり気なく聞いてみようっと)ルンルン
 エレン「アルミン、今日なんか機嫌良くないか?」
 アルミン「え?そうかな?」ニコニコ
 エレン「ああ、なんかずっと嬉しそうだしよ。何かあんのか?」
 アルミン「特にないよ!きっと天気が良いからだよ!」ルンルン
 エレン「? そうか?」
 ---------------
 
- 
                  - 27 : : 2013/12/28(土) 01:04:39
- 次から出てくる「()」は小声での会話と思っててください
 
- 
                  - 28 : : 2013/12/28(土) 01:05:02
 コソコソ コソコソ
 クリスタ「(待ち合わせ場所に着いた……けど)」
 ユミル「(芋女しかいないな……)」
 ミカサ「……?」
 ミカサ(あ、全く気にしていなかったけれど……)
 ミカサ「(ユミル、今何時?)」
 ユミル「(今は……)」チラッ
 ユミル「……」
 クリスタ「(……ユミル?)」
 
- 
                  - 29 : : 2013/12/28(土) 01:05:29
 ユミル「(…ぅ時だ)」
 クリスタ「(……え?)」
 ユミル「(10時だ)」
 ミカサ「(待ち合わせは確か……)」
 ユミル「(11時だ)」
 クリスタ「(ええ……あと一時間もあるの……)」
 ミカサ「(……これは私達のミスでもある)」
 
- 
                  - 30 : : 2013/12/28(土) 01:05:45
 ユミル「(だな。あいつも気づいてなかったのか?)」
 ミカサ「(いえ、サシャの様子を見る限りおそらくそうではない)」
 サシャ「……」チラチラ ソワソワ
 クリスタ「(きっと落ち着かなかったんだね……)」
 ユミル「(はあ……)」
 ミカサ「(仕方ない、あと一時間待ちましょう)」ハァ
 ---------------
 
- 
                  - 31 : : 2013/12/28(土) 01:06:09
 一時間後
 ユミル「(なあ、そろそろ11時になるんだが)」
 クリスタ「(ジャンは……)」
 ミカサ「(! 来た)」
 コソコソ
 ジャン「よう、遅れてすまねぇな。待ったか?」
 サシャ「いっ、いえ!私も今来た所ですよ!!///」カアァァァ
 
- 
                  - 32 : : 2013/12/28(土) 01:06:32
 ー物陰sideー
 ユミル「(嘘付け!)」
 クリスタ「(もしかして……)」
 ミカサ「(サシャはこのやりとりがしたかっただけ……?)」
 ーサシャ&ジャンsideー
 ジャン「ん?お前なんかいつもと違うな?」ジーッ
 サシャ「そ、そうですか!?///」ドキドキ
 
- 
                  - 33 : : 2013/12/28(土) 01:06:50
 ー物陰sideー
 クリスタ「(よしっ!よく気が付いた!)」
 ミカサ「(このままサシャを褒めt)」
 ーサシャ&ジャンsideー
 ジャン「……まぁいいか。ほら、行くぞ」スタスタ
 サシャ「あ……」シュン
 サシャ(褒めて……もらえなかった……)タタッ
 ー物陰sideー
 ユミル「(だーっあいつなんだよ!馬鹿だろ!)」
 クリスタ「(本当だよ!乙女心がわかってないんだから!)」プンプン
 ミカサ「(まぁ……あまり期待してはいけないのかもしれない……)」ハァ
 
- 
                  - 34 : : 2013/12/28(土) 01:07:28
 ーサシャ&ジャンsideー
 サシャ「あ、あの!一応お店は考えて来たんですけど、どこか行きたいお店はありますか?」ドキドキ
 ジャン「あ?あー……まぁそれは任せるわ」スタスタ
 サシャ「わっ、わかりました!ちょっと早いですけど、もう行っちゃいますか?」
 ジャン「そうだな!混んでても面倒だし、行くか。案内してくれ」
 サシャ「はいっ!任せて下さい!」ニコッ
 
- 
                  - 35 : : 2013/12/28(土) 01:07:50
 ジャン「おう!頼んだぞ!」ニカッ
 サシャ「っ!!////」カァァァ
 ジャン「? 顔赤いぞ?熱でもあんのか?」
 サシャ「い、いいいいえ!大丈夫ですよ!大丈夫、大丈夫……///」ドキドキ
 ジャン「……?」
 ー物陰sideー
 クリスタ「(あのサシャを見て何も気が付かないなんて!)」
 ユミル「(こっちもとんだ鈍感野郎だな)」ケッ
 ミカサ「(こっちも、とは?)」
 クリユミ「(なんでもない(ねぇ)!)」
 ミカサ「(そう……)」
 
- 
                  - 36 : : 2013/12/28(土) 01:08:23
 クリスタ「(……でも……なんだかいい感じなんじゃない?話も弾んでるみたいだし!)」ニコニコ
 ミカサ「(ええ、とても良い雰囲気)」
 ユミル(今の所は、だけどな)
 ユミル(これが時間が経ってどうなるか……)
 クリスタ「(このまま上手くいっちゃうかもね!)」ウフフ
 ミカサ「(ええ、少し心配しすぎたかもしれない)」
 ---------------
 ----------
 -----
 
- 
                  - 37 : : 2013/12/28(土) 01:09:22
 ---------------街中
 スタスタ ガヤガヤ
 サシャ「ーーーなるほど、そうすればいいんですね」フムフム
 ジャン「ああ、明日の訓練で試してみろよ。ガスの減りが全然違うはずだぜ」
 サシャ「ありがとうございます!やっぱり立体機動のことは立体機動が上手な人に聞くに限りますね!」
 ジャン「お前も上手いと思うけどな。細いし軽そうだし」
 サシャ「っ!///」ボンッ!
 
- 
                  - 38 : : 2013/12/28(土) 01:09:49
 ジャン「あとはその勘だけで動く癖を無くせばずっと良くなるぜ」
 サシャ「そっ、そそそそそうですね!///」
 ジャン「? なんだ急に」
 サシャ「なんでもないですぅ……///」
 サシャ(ほ、ほほほほ細かっち言われた……)
 サシャ(普段からそげなこと思っとったんかいな?)
 サシャ「は、恥ずかしか……///」ボソッ
 ジャン「なぁ、どうかしたのかよ?」ノゾキコミ
 サシャ「っ!なんでもないですっ!!///」カァァァ
 
- 
                  - 39 : : 2013/12/28(土) 01:10:14
 ジャン「やっぱお前顔赤いぞ?無理してんなら帰った方がよくn」
 サシャ「大丈夫ですっ!」ガシッ
 ジャン「うおっ!?」ビクッ
 サシャ「本当に、大丈夫、ですから、気にしないで、下さいね?」ジッ
 ジャン「……ああ、わかったよ」フッ
 サシャ「……」ホッ
 ジャン「……おい」
 サシャ「はい?」
 ジャン「……手」チラッ
 サシャ「……」チラッ
 サシャ「あっ!///ご、ごめんなさい、つい!////」カアァァァ
 
- 
                  - 40 : : 2013/12/28(土) 01:10:40
 ジャン「お前、本当面白いな!」ケラケラ
 サシャ「か、からかわないでくださいよぅー!」
 ハハハハッ
 ヒドイデス!オゴリマセンヨ!
 スマン!ワルカッタ!
 ー物陰sideー
 クリスタ「(ほぅほぅ、いい雰囲気じゃないのー)」ニヤニヤ
 ミカサ「(本当。意図的では無いとはいえボディタッチが発生した。とても大きな進歩)」ウンウン
 ユミル「(お前らなぁ……)」
 
- 
                  - 41 : : 2013/12/28(土) 01:11:17
 クリスタ「(だって楽しいんだもん!)」
 ミカサ「(ね、クリスタ)」ニコッ
 クリスタ「(ねーミカサ!)」ニコッ
 ユミル「(ったく……)」
 ミカサ「(そう言いながらきちんと付いてくるユミルもユミル)」
 ユミル「(生憎私には尾行の趣味なんてないんだがな。お前らを野放しにすると後々面倒なことになりかねねぇし)」フン
 
- 
                  - 42 : : 2013/12/28(土) 01:11:43
 クリスタ「(ユミルもサシャのことが放っておけないのね)」クスクス
 ユミル「っ!だから!違うって言ってんだろうg」
 ミカサ「(ユミル!声が大きい、聞こえてしまう)」ガバッ
 ユミル(く、苦しい……)モガモガ
 クリスタ「(大丈夫だよ、2人には聞こえてない)」
 ミカサ「(よかった……)」パッ
 ユミル「(お前、ちょっとは手加減しろよ……)」ゲホゲホ
 
- 
                  - 43 : : 2013/12/28(土) 01:12:12
 ミカサ「(すまなかった。咄嗟の事だったので力加減を間違えてしまった)」
 ユミル「……」ハァ
 クリスタ「(ほら、早く行かないと見失っちゃうよ?)」タタタッ
 ユミル「(へいへい)」スタスタ
 ーサシャ&ジャンsideー
 サシャ「あ!見て下さいよこれ!」タタタッ
 ジャン「あ?なんだそれ」
 サシャ「髪留めですよ!かわいいですねぇ」チラッ
 ジャン「ほー……」ジーッ
 
- 
                  - 44 : : 2013/12/28(土) 01:12:45
 サシャ「? どうしたんですか?」
 ジャン「いや、女子はこういうのが好きなんだと思ってな」
 サシャ「ええ、好きな子は好きですよ」フフッ
 ジャン「そうか……そうか……」ブツブツ
 ジャン(ミカサもこういう物が好きなのか?そうなのか?)ウーン
 サシャ「?」
 ジャン「すまん、なんでもねぇ。後で見ようぜ」スタスタ
 サシャ「あっ」
 
- 
                  - 45 : : 2013/12/28(土) 01:13:07
 ジャン「おい、早く行くぞ」スタスタ
 サシャ「……」ムスー
 サシャ「もうっ」ボソッ
 サシャ「……」スタスタ
 ー物陰sideー
 ミカサ「(今の会話はどう思いますか、クリスタさん)」
 クリスタ「(そうですねぇ、ちょっとジャンは乙女心が分からなさすぎだと思います)」フムフム
 ユミル「(もう誰だよお前ら)」ハァ
 
- 
                  - 46 : : 2013/12/28(土) 01:13:38
 クリスタ「(でも!今の流れだと絶対に)」
 ミカサ「(『じゃあ俺が買ってやるよ』キリッ)」
 クリスタ「(ってなるところでしょう!!)」
 ユミル「(人生そう上手くいかねぇってことだ)」
 クリスタ「(むぅー……)」
 ユミル(というかミカサは本当に何なんだよ)
 ミカサ「(……ジャンには男らしさというものがあまり感じられない)」
 クリスタ(ああ……)
 ユミル(かわいそうにな……)
 
- 
                  - 47 : : 2013/12/28(土) 01:14:02
 ユミル(なんっだよこれ!サシャもジャンも不憫すぎるだろ!)ブンブン
 クリスタ(ジャン!目の前にかわいいかわいい女の子がいるのよ!もっと男らしい所見せないと!思わぬ所で株下げてるよ!)ブンブン
 ミカサ「(2人とも何してるの……?)」
 クリユミ「(なんでもない(ねぇ)よ!)」
 ミカサ「(そう……)」
 ミカサ(デジャヴ……)
 
- 
                  - 48 : : 2013/12/28(土) 01:14:23
 ユミル「(おい、店に入っていくみたいだぞ)」ツンツン
 クリスタ「(あ、本当だ!私達も行こう!)」
 ミカサ「(お店の中に?)」
 ユミル「(さすがにバレるだろ……)」
 クリスタ「(大丈夫、大丈夫!見つかったら見つかったで偶々ってことにすればいいんだから!)」
 ユミル「(お前なぁ、そんな嘘通用すると思うk)」
 ミカサ「(それならきっと大丈夫。行こう)」
 ユミル「(は!?ちょっ、ミカサ……)」
 ユミル(ったく……この2人嘘なんて付けねぇだろ……)ハァ
 ---------------
 ----------
 -----
 
- 
                  - 49 : : 2013/12/28(土) 14:50:20
 ---------------レストラン
 クリスタ「ふぅ、席が近くなくて良かった」
 ユミル「ああ、バレる心配はなさそうだな」
 ミカサ「でもここからでは2人の様子が見えない」
 クリスタ「こうやって背伸びすれば見えるよ!」ノビー
 ユミル「そこまでしなくていいだろ」フワァ
 クリスタ「でも気になるだもん!」
 ユミル「あんま見過ぎんなよ。バレるから」
 クリスタ「分かってるって」ウフフ
 
- 
                  - 50 : : 2013/12/28(土) 14:51:17
 ミカサ「今日はクリスタが楽しそう」
 クリスタ「楽しいよー!だってデートなんてしたことないから憧れちゃうし!」ニコニコ
 ユミル「そんなん私がいつでもしてやるって」
 クリスタ「もう、ユミル!それじゃあ意味ないでしょ?私はサシャみたいな、甘酸っぱーい恋がしたいの!だって素敵じゃない?もちろん両思いになることも素敵なことだけど、片思いのまま相手のことをじーっと見つめる感じも良いと思うの!それに、ーーー」ペラペラ
 ユミル「……」
 ユミル(やっちまった……)
 
- 
                  - 51 : : 2013/12/28(土) 14:51:38
 ミカサ「……」
 ミカサ(ユミル……)ジトーー
 ユミル(すまん……)
 ミカサ「そ、それよりクリスタ、早く食べる物を決めないと……」
 クリスタ「あっそうだった!うーんどれにしよっかなー」ワクワク ニコニコ
 ミカユミ(可愛い……)ホンワカ
 ---------------
 
- 
                  - 52 : : 2013/12/28(土) 18:13:28
 ユミル「おい、見ろ。2人出て行くぞ」チョイチョイ
 クリスタ「あっ本当だ!」
 ミカサ「2人の様子は……」
 ユミル「……」
 クリスタ「……」
 ミカサ「……」
 ミカサ「……心なしかサシャの表情がさっきより曇っているような気がするのだけど…」
 クリスタ「やっぱりミカサもそう思った?」
 ユミル「……確かにな。さっきとは少し違う気もするが……」
 
- 
                  - 53 : : 2013/12/28(土) 18:14:21
 ミカサ「もしかしたらさっきよりも落ち着いたという事なのかもしれない」
 クリスタ「あ、きっとそうだよ!だってさっきはあんなに楽しそうだったんだもん!心配いらないよね」ニコッ
 ミカサ「ええ、私もそう思う。ので、ここはそっとしておきましょう」
 ユミル「……」
 クリスタ「ね、ユミル?聞いてた?」クイクイ
 ユミル「あ?ああ、聞いてたぞ」
 クリスタ「よし、じゃあ後はそっとしておいて、私たちは帰ろう!」
 
- 
                  - 54 : : 2013/12/28(土) 18:14:38
 ミカサ「そう、私はエレンとアルミンの所に行かなければ」
 ユミル(……あれは本当に落ち着いたってことなのか?)フムム
 ユミル(なんとなく胸騒ぎがする……)ザワザワ
 ユミル(気のせいだと……いいんだが)
 クリスタ「ユミルーおいてっちゃうよー!」フリフリ
 ユミル「あ!ちょ、待てお前ら金払えよ!!」ガタッ
 ---------------
 ----------
 -----
 
- 
                  - 55 : : 2013/12/28(土) 18:15:48
 ---------------夕方 談話室
 ガヤガヤ シュバンッ
 アルミン「ねぇミカサ!こんな札の並べ方考えたんだけどどう思う?」チョイチョイ
 ミカサ「?」
 アルミン「これをここに置いて……この札をこっちに移して……」スッスッ
 ミカサ「……」ジーッ
 アルミン「ーーーで、こうすれば取りやすくなるんじゃないかな」
 ミカサ「……それでもいいと思うけれど、私はこれはここの方がーーー」
 エレン「あー暇だー」グテーン
 
- 
                  - 56 : : 2013/12/28(土) 18:16:19
 クリスタ「ミカサもアルミンもずっとかるたの話してるもんねぇ……」
 ユミル「しかしまぁ2人とも取るのが速くなったもんだ」ケラケラ
 エレン「ああ、あの2人はすげぇよ」グテーン
 アルミン「エレンは得意な札とそうじゃない札の差が激しいんだよ」テクテク
 エレン「お前聞いてたのかよ」グテーン
 ミカサ「そう、エレンは一字決まりだけは速い」スタスタ
 エレン「なんだよお前ら馬鹿にしてんのかよー」グテーン
 
- 
                  - 57 : : 2013/12/28(土) 18:16:50
 アルミン「そうじゃなくて、他の札も一字決まり並みの速さになればもっと強くなるってことだよ」クスクス
 ミカサ「アルミンの言う通り。それに、エレンは空札にすぐ飛び出す癖も直した方がいい」
 アルミン「そうだね、もっと冷静に判断出来るようにならないと」
 エレン「ちくしょー……」
 ユミル「ボロクソだな」ケラケラ
 アルミン「でもこうやって考えると、かるたって結構訓練とかに通じる所があると思うんだ」
 クリスタ「? どういうこと?」
 
- 
                  - 58 : : 2013/12/28(土) 18:18:33
 アルミン「札の並べ方は作戦を考えることと似てるし、一字決まりだけじゃなくて他の札もとれるようになるってことはバランスよく出来るってことだろう?」
 アルミン「たとえ一字決まりだけが速くても、それだけじゃ勝てるようにはならない。訓練でもそうじゃないかな?忍耐力も付くし」
 クリスタ「そう言われてみればそうかもしれないね……」フムフム
 ユミル「さっすが!座学一位さんは考えることが違うねぇ」ケラケラ
 クリスタ「ユミル!そういう言い方しちゃだめよ!」メッ
 
- 
                  - 59 : : 2013/12/28(土) 18:19:01
 アルミン「はは……でも、僕も人のこと言えないな……出来るのは座学だけだし、実技では何も……」
 「そういうこと言うなって前に言わなかったっけ?」
 一同「!?」クルッ
 アルミン「あ、アニ!」
 アニ「あんたまだそんなこと言ってたの?そういうことは思っても口に出すもんじゃないよ」フン
 アルミン「そうだったね……うん、ありがとう!アニ!」
 アニ「……」フイッ
 
- 
                  - 60 : : 2013/12/28(土) 18:19:54
 ユミル「おうおう、お前らいつの間にそんな話したんだぁ?」ニヤニヤ
 アニ「……いつだっていいでしょ。あんたには関係ないよ」
 ユミル「はぁーあ……相変わらず冷たいねぇ」ケラケラ
 アニ「それより、あんたらにちょっと聞きたいことがあるんだけど」
 ミカサ「?」
 アニ「さっき兵舎の入り口でサシャに会ってね」
 クリスタ「あ、帰ってきたんだね!」
 アニ「どうも様子がおかしかったから何か知らないかと思って聞きに来たんだけど」
 
- 
                  - 61 : : 2013/12/28(土) 18:20:24
 エレン「様子がおかしいって?」
 ミカサ「具体的にはどんな……?」
 アニ「簡単に言うといつものサシャとは正反対だよ。あと……」
 アルミン「あと?」
 アニ「目が真っ赤だった。慌てて隠してたけど、私と会うまで一人で泣いてたんだろうね」
 クリスタ「えっ!?」
 エレン「は!?」
 
- 
                  - 62 : : 2013/12/28(土) 19:17:24
 ミカサ「泣い……てた?サシャが?」
 アルミン「そんな、どうして……」
 アニ「それが分かんないから聞きに来たんじゃないか。同室のあんたらなら何か知ってるんじゃないのかい?」
 クリスタ「う……」オロオロ
 ミカサ「……」
 ユミル「……行くぞ」スクッ
 アルミン「どこに!?」
 ユミル「サシャの所に決まってんだろ」
 
- 
                  - 63 : : 2013/12/28(土) 19:18:03
 アニ「何か心当たりがあるの?訳知り顔だね」
 ユミル「……まぁな」
 ユミル(多分、悪い予感が当たったな。昼間の胸騒ぎは気のせいじゃなかったってことか)
 ユミル「クリスタ!ミカサ!行くぞ」スタスタ
 ミカサ「ええ!」スタスタ
 クリスタ「あっ待ってよ!」タタタッ
 アニ「……」
 アルミン「……」
 エレン「何があったんだ?」
 
- 
                  - 64 : : 2013/12/28(土) 19:18:39
 アルミン「……」
 アニ「ねぇ。何か知ってるでしょ」
 アルミン「うっ」ギクッ
 エレン「は?アルミン知ってんのか?」
 アルミン「いや、あくまでも予想だよ!それに、これはあんまり人に言って良い話じゃ、ないと思うから……」
 エレン「そ……うか……」
 アニ「……じゃ、私も戻るから」クルッ
 
- 
                  - 65 : : 2013/12/28(土) 19:18:59
 アルミン「あ、知らせてくれてありがとう!」
 アニ「……」ヒラヒラ
 アルミン「……」
 エレン「……」
 アルミン「はぁ……」
 エレン「……サシャが泣くなんて……何があったんだろうな…」
 アルミン「……僕たちも、寮に戻ろうか」
 エレン「ああ、そうだな」
 アルミン(きっと、今頃ジャンはもう帰って来てるから……)
 ---------------
 ----------
 -----
 
- 
                  - 66 : : 2013/12/28(土) 19:19:29
 ---------------宿舎内 廊下
 クリスタ「サシャ、どうしちゃったんだろう…あの後何かあったのかな?」テクテク
 ミカサ「私たちが見たときは、すれ違いはあったものの楽しげに話していた……」スタスタ
 ユミル「……」スタスタ
 ミカサ「……ユミル、もしかして何か知っているの?」スタスタ
 クリスタ「え!?そうなのユミル?」テクテク
 ユミル「いや、知ってる訳じゃねぇが……」スタスタ
 
- 
                  - 67 : : 2013/12/28(土) 19:20:41
 ミカサ「予想でも良い、ので、教えてほしい」スタスタ
 ユミル「……」ウーム
 「本人から聞いた方がいいんじゃないの?」
 ミカサ「アニ」
 アニ「ったく。知らせた本人をおいていくんじゃないよ」スタスタ
 ミカサ「それはすまなかった」
 
- 
                  - 68 : : 2013/12/28(土) 19:21:29
 ユミル「お前も来るのか?」
 アニ「……いちゃ悪いの?」ムスー
 ユミル「……珍しいと思っただけだ」フン
 アニ「……」
 アニ「……私だってそれなりに心配してんだよ」スタスタ
 ---------------
 ----------
 -----
 
- 
                  - 69 : : 2013/12/28(土) 19:22:15
 ---------------女子寮
 ガチャ
 クリスタ「サシャ……いる?」ソローリ
 ユミル「……この中か?」
 布団のカタマリ「」
 ミカサ「またこの状態になっているの……」
 
- 
                  - 70 : : 2013/12/28(土) 19:22:50
 クリスタ「ね、ねぇサシャ?何かあったの?」ユサユサ
 ミカサ「話すだけで楽になることもあるというし……」
 クリスタ「話して、くれないかな?」
 布団のカタマリ「」モゾモゾ
 サシャ「はい……」ヒョコッ
 ユミル「っ!お前……」
 アニ(目がもっと赤くなってる……相当泣いたみたいだね)チラッ
 
- 
                  - 71 : : 2013/12/28(土) 19:23:08
 ミカサ「サシャ、こっちに座ると良い」ポンポン
 サシャ「……」ストン
 ユミル「……」ジッ
 ミカサ「……?」
 クリスタ「それで……何があったの?」ナデナデ
 サシャ「け、今朝待ち合わせ場所でジャンに会ってから……ご飯の時まではなんともなかったんです……」
 サシャ「けど……ご飯の時にーーー」
 ---------------
 ----------
 -----
 
- 
                  - 72 : : 2013/12/28(土) 19:23:33
 ---------------昼間 レストラン
 ジャン「ここ本当旨いな!」パクパク
 サシャ「気に入っていてだけました?」モグモグ
 ジャン「ああ、今度は違うものも食ってみてぇな」モグモグ
 サシャ「よかったです!」ニコニコ
 ジャン「結構食ったがお前金大丈夫なのか?」
 サシャ「大丈夫ですよ、このくら……い……」ゴソゴソ
 サシャ「……」
 
- 
                  - 73 : : 2013/12/28(土) 19:23:53
 ジャン「……はぁ、今日は俺が払う」
 サシャ「そ、そんな!」
 ジャン「金、足りねぇんだろ?」
 サシャ「うう……すみません……」
 ジャン「ったく……金ねぇんなら軽々しく奢るとか言うなよ?」
 サシャ「はい……わかりました」シュン
 ---------------
 
- 
                  - 74 : : 2013/12/28(土) 19:24:23
 ユミル「お前何のために行ったんだよ」
 サシャ「いや……まさかあんなにお金を持ってなかったとは思わなくて……」
 ミカサ「行く前に確かめたはず……」
 サシャ「……」フイッ
 サシャ「それでですね……」
 ユミル「……」
 クリスタ「……」チラチラ オロオロ
 アニ「……」
 ミカサ「……?」
 ユミル(これは……とんでもない修羅場になりそうな気がするな……)
 ---------------
 
- 
                  - 75 : : 2013/12/28(土) 19:24:45
 サシャ「ジャン、本当にすみませんでした」ペコリ
 ジャン「気にすんなって」フリフリ
 ジャン「良い下見になったしな……」ボソッ
 サシャ「……え?」
 ジャン「いや、なんでもねぇ」
 サシャ(今……今下見って言った……?)
 サシャ(きっと……きっと気のせい)スーハー
 
- 
                  - 76 : : 2013/12/28(土) 19:25:08
 サシャ(……! そうだ!今こそミカサに教えてもろうた事ば試すチャンス!)
 サシャ「じ、ジャン!お詫びに、一つだけなんでも言うこと聞いてあげますよ!」
 ジャン「は!?」
 サシャ「ほ、ほら、早く言ってくださいよ!」
 ジャン「俺は別に……」
 サシャ「私が良くないんです!」クワッ!
 ジャン「……そこまで言うか」
 
- 
                  - 77 : : 2013/12/28(土) 19:25:26
 サシャ「さぁ早く!」ドーン
 ジャン「……本当になんでもいいのか?」
 サシャ「は、はい!」ドキドキ
 ジャン(何がいいか……あ、そういえば…)
 ジャン(……そうだ、これなら良いだろ。こんな機会滅多にねぇしな)ウンウン
 ジャン「じゃあ……」
 サシャ「……」ドキドキ
 ---------------
 
- 
                  - 78 : : 2013/12/28(土) 19:41:51
 コンコン
 ミカサー、イルー?
 ユミル「ったく誰だよこんなときに」スタスタ
 ガチャ
 ミーナ「あ、ユミル!ミカサ今いr」
 ユミル「お前、どうやったらこんなタイミングで来れるんだよ」ギロッ
 ミーナ「へ?」キョトン
 
- 
                  - 79 : : 2013/12/28(土) 19:42:16
 アニ「……一番良いところで邪魔が入ったってこと」フン
 ミーナ「えっうぇっ、そうだったの?ごめん!」アタフタ
 ミカサ「私に何か用があるの?」
 ミーナ「あ、うん!なんか外でジャンが呼んでるんだけど」
 サシャ「!」ピクッ
 クリスタ「えっ!?」
 アニ「……!?」
 
- 
                  - 80 : : 2013/12/28(土) 19:43:09
 ユミル「……」ガックリ
 ユミル(そういうことか……)
 ミーナ「え?え?みんな何でそんな反応なの?」
 ミカサ「……ジャンが?なぜ?」
 ミーナ「さぁ?たまたま会っただけだから分かんない」
 ミカサ「そう……」チラッ
 
- 
                  - 81 : : 2013/12/28(土) 19:43:53
 ユミル「……とりあえずお前行ってこい」
 ミカサ「ええ……わかった……ありがとう、ミーナ」スタスタ
 バタン
 ミーナ「みんな、どうしたの?」キョトン
 ユミル「これは……」
 ユミル(とんでもねぇことになりそうだぞ……)
 
- 
                  - 82 : : 2013/12/28(土) 19:44:12
 クリスタ(そんな……どうすればいいの……?)オロオロ
 アニ(……これはさすがのサシャにも相当…)チラッ
 サシャ「……」ジワッ
 アニ(堪えてるみたいだね……)ハァ
 ミーナ「え、ちょっと、サシャ?どうしたの?」オロオロ
 ユミル「……いいからお前、話してみろ」
 サシャ「はい……」グシグシ
 ---------------
 
- 
                  - 83 : : 2013/12/28(土) 23:11:52
 ジャン「……本当になんでもいいのか?」
 サシャ「は、はい!」ドキドキ
 ジャン「じゃあ……」
 サシャ「……」ドキドキ
 ジャン「ミカサへのプレゼント、選ぶの手伝ってくれ」
 サシャ「……」
 サシャ「……え?……プレ……」
 
- 
                  - 84 : : 2013/12/28(土) 23:12:24
 サシャ(そんな……)
 ジャン「俺、女子の好みとかよく分かんねぇからさ。ミカサと部屋が同じお前なら何か知ってんじゃねぇかと思ってよ」
 サシャ「ぁ……はい……」ボー
 サシャ(状況が……)
 ジャン「な、いいだろ?」
 サシャ「……はい、いいですよ」ボー
 サシャ(飲み込めん……)
 ジャン「んじゃ、さっき見た所行くか?」
 サシャ「……はい」ボー
 サシャ(頭が……追いつかん)
 
- 
                  - 85 : : 2013/12/28(土) 23:12:46
 ジャン「おい、早く行くぞ」スタスタ
 サシャ「!」ハッ
 サシャ「はい!」ガタッ
 サシャ「……」ジワッ
 サシャ(駄目だ……諦めちゃ駄目だ……)グシグシ
 サシャ(ジャンのミカサば好いとんは最初から分かっとった事だ……)ブンブン
 サシャ(ここは笑顔で……!)キッ
 サシャ「ほ、ほらジャン!早くしないと置いて行っちゃいますよー」タッタッタッ
 ジャン「あ、待てよ!」ダッ
 ---------------
 
- 
                  - 86 : : 2013/12/28(土) 23:13:14
 サシャ「そのあと……一緒に……選んで…」
 サシャ「それから……えっと」
 サシャ「話しながら……帰って、きました……」
 クリスタ「サシャ…」
 サシャ「2人でいたときは平気だったんですけど……」ジワッ
 サシャ「1人になってから、もう……耐えられなくて……」ポロポロ
 サシャ「そこで、アニに、会いました……」ポロポロ
 
- 
                  - 87 : : 2013/12/28(土) 23:13:44
 ユミル「……」
 アニ「……」
 ミーナ「……」
 ユミル(不憫すぎて……かける言葉が見つからねぇ…)
 アニ(……そんなことがあったとは)
 ミーナ(……さすがに可哀想だわ)
 クリスタ「サシャ……泣きたいときは思いっきり泣いていいのよ?」ナデナデ
 サシャ「うっ……うぅっ……く、クリスタぁぁぁぁ!」ビエーン
 
- 
                  - 88 : : 2013/12/28(土) 23:14:05
 クリスタ「よく1日頑張ったね、偉かったね」ギュッ
 サシャ「わぁぁぁぁん!!!」ビエーン
 ユミル「……」ナデナデ
 アニ「……」ナデナデ
 ミーナ「サシャぁ……」ギュッ
 サシャ「うわぁぁぁぁぁぁ!!わぁぁぁぁん!!!」ビエーン
 ユミル「……」チラッ
 アニ「……」チラッ
 スタスタ スタスタ
 ガチャ
 バタン
 ---------------
 
- 
                  - 89 : : 2013/12/28(土) 23:14:36
 部屋の外
 ユミル「はぁー……」
 アニ「思ったより深刻そうだね」ハァ
 ユミル「ああ……まさかジャンがそこまでバカだとは思わなかった」
 アニ「まぁあっちにはあっちの思いがあるからね。そう簡単にはいかないさ」
 ユミル「そうはいってもなぁ……」
 アニ「さすがにサシャが不憫だね。健気すぎて心苦しいよ」
 
- 
                  - 90 : : 2013/12/28(土) 23:14:58
 ユミル「……ああ」
 アニ「……歯切れがわるいね。あんたらしくもない」
 ユミル「いや……昼間から悪い予感はしてたんだ」
 アニ「……昼間から?」
 ユミル「あ」
 アニ「……もしかして、あんたら付けてたの?」
 
- 
                  - 91 : : 2013/12/28(土) 23:15:24
 ユミル「……ああ、私はそんなつもりはなかったんだがな」
 アニ「……クリスタとミカサ?」
 ユミル「クリスタはまだ分かるんだがな。ミカサまでノリノリだったからな……」
 アニ「……で、悪い予感って?こうなることも分かってたのかい?」
 ユミル「……ここまで大事になるとは思ってなかったが」
 アニ「……」ハァ
 
- 
                  - 92 : : 2013/12/28(土) 23:15:46
 アニ「ミカサはどうして呼ばれたんだと思う?」
 ユミル「大方昼間のプレゼントとやらを渡しn」
 「アニ……ユミル……」
 アニ「ミカサ。戻ってきたのかい」
 ミカサ「ええ……」
 
- 
                  - 93 : : 2013/12/28(土) 23:16:11
 ユミル「それで……あいつはなんの用だったんだ?」
 ミカサ「これを……」つ袋
 アニ「もらったの?」
 ミカサ「ええ…今日街に行ってきたから買ってきたって……」
 ユミル「……」
 ミカサ「断ったのだけど……受け取るだけ受け取ってくれって……そのまま捨てても構わないからって……」
 アニ「そう……」
 
- 
                  - 94 : : 2013/12/28(土) 23:16:36
 ミカサ「それで……大体予想はついているのだけど、サシャには何が……?」
 ユミル「あの後な、ーーー」
 ~説明中~
 ミカサ「そ、んな……じゃあ今まで私は……」
 ユミル「自分を責めるな。お前は悪くねえんだから」
 アニ「ああ。あんたに非はないよ。知らなかったものは仕方ない」
 
- 
                  - 95 : : 2013/12/28(土) 23:17:05
 ミカサ「でも……今までずっと……サシャはジャンが、その……」
 ユミル「お前が好きだって?」
 ミカサ「そう……それを知っていて……それでも頑張っていて……それなのに、私は何も知らないまま協力するなど無責任なことを……」
 アニ「ミカサ!」
 ミカサ「!」ハッ
 アニ「もうやめな。あんたがどうこうした所で何も変わんないよ」
 
- 
                  - 96 : : 2013/12/28(土) 23:17:29
 ミカサ「そう、そうだった。私は冷静じゃなかった」
 サシャ!ヤメナヨ!ドコイクノ!?
 コエガ!コエガスルンデス!
 ダメダヨ!サシャ!
 ガチャ
 サシャ「……」ハァ、ハァ
 クリスタ「サシャ!」
 
- 
                  - 97 : : 2013/12/28(土) 23:17:55
 ミカサ「さ、サ……シャ……その、私……」
 サシャ「……」
 ミカサ「何も、知らなくて……その…サシャの為と思ってやっていたのだけど……」
 サシャ「私の……為ですか?」
 ミカサ「ええ……サシャが幸せになれるなら、私も嬉しいとおm」
 サシャ「どうしてですか……」
 
- 
                  - 98 : : 2013/12/28(土) 23:18:44
 ミカサ「え?」
 サシャ「ミカサには……ミカサは分かるんですか!?私の気持ちが!!」
 ミーナ「サシャ!やめなよ!」ガシッ
 サシャ「本当に好きな人が目の前にいるのに!!その人は私のことを少しも見てくれなくて!!」ポロポロ
 ミカサ「っ!」
 
- 
                  - 99 : : 2013/12/28(土) 23:19:37
 ユミル「……」
 サシャ「その人にはずっと好きな人がいて!!その好きな人は私よりもずっと強くて美人で賢くて!!!」ポロポロ
 クリスタ「サシャ、お願い、やめて……」オロオロ
 サシャ「その人の話をずっと横で聞き続ける、その人のプレゼントを笑いながら選ぶ、私の気持ちがわかるんですか!?!?!?」ポロポロ
 ミーナ「サシャ……」
 
- 
                  - 100 : : 2013/12/28(土) 23:21:37
 サシャ「私だって……好きで好きでたまらないのに……!こんなに、がんばってるのに!!」ポロポロ
 ミカサ「……」
 アニ「もうやめな。そんなことミカサに言ってもどうにもならないよ」
 ユミル「そうだ。悪いが、今のお前の言ったことは八つ当たりでしかねぇよ」
 ミカサ「サシャ、私は……」
 
- 
                  - 101 : : 2013/12/28(土) 23:24:31
 サシャ「……と、…カサな…い……れば」ボソボソ
 ミカサ「……サ……シャ?」
 サシャ「もともとミカサなんていなければ!!!私はこんな思いをすることもなかったんですよ!!!!それn」ポロポロ
 ミカサ「!」
 バシィン!
 
- 
                  - 102 : : 2013/12/28(土) 23:30:08
 クリスタ「ゆ……ユミル……!?」
 ユミル「お前、今何て言った……?」ギロッ
 サシャ「……」ヒリヒリ
 アニ「……」
 ミーナ「……」
 ユミル「なぁ……お前今ミカサに何言ったか分かってんのか……?」
 サシャ「……っ」ヒリヒリ
 
- 
                  - 103 : : 2013/12/28(土) 23:30:33
 ミカサ「……」
 ミカサ「いえ……確かにサシャの言う通り。私が、いなければ……」
 ミーナ「ミカサ、何を言い出すの!?」
 ミカサ「サシャのためと思ってやっていたことが……結局サシャを苦しめてしまっていた」
 サシャ「……」
 ミカサ「ごめんなさい、サシャ。私のせいで……ごめん、なさい……」ペコリ
 アニ「ミカサ……」
 
- 
                  - 104 : : 2013/12/28(土) 23:31:03
 ミカサ「……」クルッ
 アニ「ミカサ!どこいくんだい!?」
 ミカサ「っ!」タッタッタッ…
 サシャ「……」
 ユミル「おい……」
 サシャ「!」ビクッ
 ユミル「もう一度言う。お前、今自分が何言ったかわかってんのか?」ギロッ
 
- 
                  - 105 : : 2013/12/28(土) 23:33:32
 クリスタ「ユミルもやめて!」オロオロ
 ユミル「嫌だね」ガシッ
 ミーナ「ユミル!何も胸ぐら掴まなくても……!」
 ユミル「いいんだよ。こいつにはちゃんと言ってやらねぇとわかんねぇんだから」
 サシャ「……」
 ユミル「……お前、何ミカサのせいにしてんだよ。お前がジャンに相手にされねぇのがミカサのせいだって言いてぇのか!?」
 
- 
                  - 106 : : 2013/12/28(土) 23:33:59
 サシャ「っ!」
 ユミル「片思いがそんなにほいほい上手くもんじゃねぇって、お前も知ってんだろ!?その八つ当たりで!ミカサにどんなこと言ったのか、わかってんのかって聞いてんだよ!!!」
 クリスタ「もうやめてユミル!お願いだから!」ウルウル
 アニ「ユミル!もうやめな!!」
 ユミル「……チッ」パッ
 
- 
                  - 107 : : 2013/12/28(土) 23:34:23
 サシャ「うっ……」ドサッ
 ユミル「……とにかくお前、頭冷やせよ。自分が何言ったかよく考えるんだな」
 スタスタ
 ミーナ「ちょっ、ユミル!」
 バタン
 クリスタ「……」オロオロ
 
- 
                  - 108 : : 2013/12/28(土) 23:34:43
 サシャ「……」フラフラ
 クリスタ「サシャ?」
 ガチャ
 バタン
 アニ「……クリスタ」
 クリスタ「?」
 
- 
                  - 109 : : 2013/12/28(土) 23:35:09
 アニ「……もし部屋に居づらいようだったらこっちの部屋来なよ」
 クリスタ「……ううん、大丈夫、きっと大丈夫だよ。アニ、ありがとう」
 ミーナ「そう?辛くなったらいつでもおいで?」ナデナデ
 クリスタ「うん、ありがとう」
 アニ「……じゃ、私達は部屋に戻るよ」
 クリスタ「ふ、2人とも!その……巻き込んじゃってごめんね?」ウルウル
 ミーナ「いいのよ、気にしないで」ニコッ
 
- 
                  - 110 : : 2013/12/28(土) 23:35:29
 アニ「ああ。どっちかというと巻き込まれに行った方だからね。あんたが気にする必要は
 ないよ」
 クリスタ「ん……ありがとう」
 ミーナ「じゃあ、また後でね?」
 クリスタ「うん、後でね」フリフリ
 アニ「……」ヒラヒラ
 クリスタ「……」
 クリスタ「どうしたら、いいんだろう……」ポツーン
 ---------------
 ----------
 -----
 
- 
                  - 111 : : 2013/12/29(日) 01:17:15
 ---------------兵舎裏
 フラフラ ヨロヨロ
 ミカサ「……」フラフラ
 ミカサ「はぁ……」ストン
 ミカサ(私は……どうすればいいのだろう)
 ミカサ(サシャの為を思ってやっていたことだったのに)
 ミカサ(それがサシャを苦しめていたなんて……)
 
- 
                  - 112 : : 2013/12/29(日) 01:17:36
 ミカサ(私のしていたことは自己満足に過ぎなかったのだろうか)
 ミカサ(いくら知らなかったとはいえ、無神経すぎたのだろうか……)
 ミカサ「……」ハァ
 ミカサ「わからない……」ジワッ
 ミカサ「こんなとき、私にはどうすればいいのかわからない……」ポロポロ
 ミカサ「……っ」ガサッ
 ミカサ「!」ハッ
 
- 
                  - 113 : : 2013/12/29(日) 01:17:56
 ミカサ(ジャンからもらったもの……そのまま持ってきてしまった)
 ミカサ(……これは私がもらってもいいものなのだろうか)
 ミカサ(せっかくジャンが選んでくれたものを捨てたりするなんて出来ない……けど)
 ミカサ(これは、使えない……)グッ
 ミカサ(サシャの気持ちを考えると、使えない……)
 
- 
                  - 114 : : 2013/12/29(日) 01:18:24
 ミカサ「私はどうすれば……」ハァ
 タッタッタッ
 ミカサー!ミカサー!
 「ミカサ!やっと見つけた!!」
 「ミカサ……ってお前、泣いてんのか!?」
 ミカサ「え、エレン……アルミン……」ブワッ
 アルミン「ミカサ!?」
 
- 
                  - 115 : : 2013/12/29(日) 01:18:48
 ミカサ「大丈夫。私は泣いていない」ポロポロ
 エレン「思いっきり泣いてるじゃねぇか」
 ミカサ「……っ」グシグシ
 アルミン「隣、座るね」ストン
 ミカサ「ん……」グシグシ
 エレン「んじゃ俺はこっちに」ストン
 ミカサ「……2人とも、なぜここに?」
 
- 
                  - 116 : : 2013/12/29(日) 01:19:03
 アルミン「女子寮にミカサを呼びに行ったんだ。けど、いなかったから僕たちで外を探してたんだ」
 エレン「こっちも色々あってな」
 ミカサ「色々、とは?」
 アルミン「うん、あのね、ーーーー」
 ---------------
 ----------
 -----
 
- 
                  - 117 : : 2013/12/29(日) 01:19:28
 ---------------少し前 男子寮
 ガチャ
 アルミン「ねぇマルコ、ジャンまだ帰って来てない?」ヒョコッ
 マルコ「ジャン?ジャンは今朝出かけたっきり、帰ってきてないよ」
 アルミン「そっか、まだ帰って来てないんだね」
 エレン「? なんでジャンのことを気にするんだ?」
 アルミン「うーん……ちょっ
 とね。気になることがあって」
 
- 
                  - 118 : : 2013/12/29(日) 01:20:05
 マルコ「……サシャのことかい?」
 エレアル「!?」
 アルミン「ま、マルコ知って……!?」
 マルコ「知ってたというか、あのサシャの様子を見れば誰でもわかるよ」ハハッ
 エレン「どういうことだ?」
 アルミン「まぁエレンにもいずれわかるよ」
 ガチャッ
 ジャン「よう、帰ったぜ!」
 
- 
                  - 119 : : 2013/12/29(日) 01:20:31
 マルコ「おかえり、ジャン……なんか機嫌いいね?何かあった?」
 ジャン「おっ!さすがマルコ!実はな……」
 ジャン「ミカサにプレゼント渡してきたんだ!!」
 マルコ「!?」
 アルミン「えっ!?」
 エレン「は?ミカサ?」
 
- 
                  - 120 : : 2013/12/29(日) 01:20:51
 ジャン「おいおい、なんでそんな驚いてんだよ?」ケラケラ
 アルミン「……」ガックリ
 アルミン(あああああー!!そういうことかぁぁぁぁ!!)
 エレン「アルミン?」
 アルミン「……」orz
 マルコ「……ジャン、今日誰と出かけたんだっけ?」
 ジャン「? サシャだ」
 エレン「サシャ!?」
 
- 
                  - 121 : : 2013/12/29(日) 01:34:12
 マルコ「……ジャン、サシャと出掛けてミカサにプレゼントを買うことになった経緯をなるべく詳しく教えてくれ」
 ジャン「あ? ああ、ーーーー」
 ~昼間のこと説明中~
 マルコ「……」
 アルミン「それじゃあ……ジャンはサシャに、ミカサへのプレゼントの相談をした……ってことでいいのかい?」
 
- 
                  - 122 : : 2013/12/29(日) 01:39:54
 ジャン「そうだ!あいつなかなか良いセンスしてんだよな!おかげで良いのが買えt」
 マルコ「全く君って奴は!!」クワッ!
 エレン「おわぁっ!?急にどうしたんだよマルコ!!」ビクッ
 ジャン「は!?」
 マルコ「ジャン、君は訓練では確かに周りをよく見て的確な判断が出来ている。でもね……」プルプル
 
- 
                  - 123 : : 2013/12/29(日) 01:40:16
 アルミン「ちょ、マルコ……」アセアセ
 マルコ「こっちの面で君がそんなに人の気持ちが分からない人だとは思わなかったよ!!」クワッ!
 ジャン「どういうこt」
 マルコ「どうもこうも無いだろ!!じゃあ聞くけど君、今日サシャのことを一度でもきちんと褒めたかい!?サシャの表情を一度でもきちんと見たかい!?」
 ジャン「そりゃあ、まぁ……褒め……てはねぇ……けど」タジタジ
 
- 
                  - 124 : : 2013/12/29(日) 01:41:38
 マルコ「それがまず駄目だ!前にも言っただろ!?ちゃんと言ってあげるのが大事だって!!」
 ジャン「いや、その……」
 マルコ「それで?君から見たサシャはどんな表情だった?」
 ジャン「表情?ずっと楽しそうだったが……」
 マルコ「君の目は節穴か!!!!そんなんでミカサを振り向かせようとかよく言えたもんだよ!!!!」ドンッ
 アルミン「マルコ、落ち着いてよ」アセアセ
 
- 
                  - 125 : : 2013/12/29(日) 01:42:02
 ジャン「っ!なんでマルコにそんなこと言われなきゃいけねぇんだよ!!関係ねぇだろ!!」
 マルコ「今日1日……1日、サシャがどんな気持ちで過ごしたのか、ジャンには分かるのか!?」
 ジャン「はぁ!?だからなんで」
 マルコ「君には!!せっかく街に遊びに行ったのに!相手が他の子の話ばかりしてるのをずっと聞いていて!挙げ句の果てにはプレゼントまで考えさせられた、サシャの気持ちが分かるかって聞いてるんだよ!!!」
 ジャン「!!」
 
- 
                  - 126 : : 2013/12/29(日) 01:42:28
 アルミン「マルコ!!それ以上はダメだ!!」バッ
 マルコ「!」ハッ
 エレン「……」ボーゼン
 アルミン「マルコ、これはジャン達の問題だ。これ以上は口を挟んじゃだめだ」
 マルコ「そうだね……ありがとうアルミン。危なかったよ」
 アルミン「ジャン、マルコは君にヒントをあげたんだ。僕達はこれ以上は何も言わない。あとは、自分で考えてくれ」
 
- 
                  - 127 : : 2013/12/29(日) 01:42:49
 ジャン「考えるって……」
 アルミン「ジャンが、サシャにどれだけひどい事をしたのかを」
 ジャン「っ!」
 マルコ「……正直、君にはがっかりしたよ、ジャン」スタスタ
 エレン「お、おい、マルコ!」
 
- 
                  - 128 : : 2013/12/29(日) 01:43:22
 ジャン「……クソッ」スタスタ
 エレン「ジャン!?」
 エレン(何がどうなってんだよ……)
 アルミン「……」ハッ
 アルミン「エレン、行こう」グイッ
 アルミン(早くミカサの所に……)
 エレン「ちょ、どこ行くんだよ!?」
 アルミン「いいから」グイグイ
 アルミン(サシャと喧嘩とかしてないといいんだけど……)
 ガチャッ
 バタン
 ---------------
 ----------
 -----
 
- 
                  - 129 : : 2013/12/29(日) 09:45:05
 ---------------兵舎裏
 ミカサ「そう……そんなことが……」
 アルミン「マルコがあそこまで怒るなんて思わなかったよ」アハハ
 エレン「ああ、あれはびっくりしたな」ハハッ
 ミカサ「……」
 アルミン「……」
 エレン「……」
 
- 
                  - 130 : : 2013/12/29(日) 09:45:26
 アルミン「ミカサも……大変だったね」ナデナデ
 ミカサ「アルミン……」
 エレン「……」ナデナデ
 ミカサ「エレン……」
 アルミン「もう女子寮で起きたことはクリスタから聞いたんだ」ナデナデ
 エレン「俺はそういうことに詳しいわけじゃねぇけど、聞いた限り、お前は悪くねぇよ」ナデナデ
 ミカサ「でも……こういうときに私はどうしていいのかわからない」
 
- 
                  - 131 : : 2013/12/29(日) 09:45:50
 アルミン「うーん……ミカサはどうしたいの?」
 ミカサ「私は……サシャと仲直りしたい……ジャンとマルコも……仲直りしてほしい……」
 エレン「まぁそうだよなぁ……」
 ミカサ「今になって冷静に考えてみても……私のしたことで何がいけなかったのか……わからない」
 アルミン「……ミカサは、サシャの為を思ってやったんでしょ?」
 ミカサ「それはもちろん、そう」
 
- 
                  - 132 : : 2013/12/29(日) 09:46:11
 アルミン「それに、ミカサはジャンについてのことは知らなかったんだ。こればっかりはどうしようもないよ」
 エレン「サシャも……辛かったからきっとミカサに当たっちまったんだろ。嫉妬なんてして当然じゃないか?」
 アルミン「……」ビックリ
 ミカサ「……」ビックリ
 エレン「? 2人して何驚いてんだよ?」
 アルミン「だってエレンが……」
 ミカサ「嫉妬なんて言葉を使う所を初めて見た」
 
- 
                  - 133 : : 2013/12/29(日) 09:46:38
 エレン「ばっ!お前ら俺を馬鹿にしすぎだろ!」
 ミカサ「でも……ねぇ、アルミン」
 アルミン「ねぇ、ミカサ」
 エレン「おい何2人だけで納得してんだよ!」ユサユサ
 アルミン「だ、だって、エレン、だもん」ガクガク
 エレン「それどういう意味だよ!」
 ミカサ「……」クスッ
 
- 
                  - 134 : : 2013/12/29(日) 09:47:00
 エレン「!」
 アルミン「あっ!」
 ミカサ「?」
 エレン「お前、やっと笑ったな」ニカッ
 ミカサ「え?」
 アルミン「……」
 アルミン「……ミカサ、考えてもどうにもならないこともあるんだよ」
 ミカサ「……アルミンがそんなことを言うなんて」
 
- 
                  - 135 : : 2013/12/29(日) 09:47:31
 アルミン「ふふっ、ここは一回流れに任せてみたら?案外上手くいくかもしれないよ?」
 ミカサ「でももし……」
 エレン「駄目だったらその時考えりゃいいだろ。とにかく、お前もうその顔やめろよ?誰かが暗い顔してんのは好きじゃねぇ」
 ミカサ「……わかった」
 アルミン「ふふっ、エレンはミカサの笑顔が大好きだもんね?」クスッ
 ミカサ「!///」ポンッ!
 エレン「ちょ、何言ってんだよアルミン!///俺は誰かがって言ったんだぞ!///」
 
- 
                  - 136 : : 2013/12/29(日) 09:47:54
 アルミン「はいはい」クスクス
 ワラウナヨ!
 エレンハホントニワカリヤスイネェ
 ナンダヨソレ!ドウイウイミダヨ!
 ミカサ「……」
 ミカサ(2人が来てくれてよかった……)
 ミカサ(明日からどうなるか分からないけど…)
 ミカサ(ここはアルミンの言う通り、流れに任せてみよう)
 ミカサ(……サシャと、仲直り……)
 ミカサ(早く、元に戻りたい……)
 ミカサ(でも今の状況で、サシャは私と話をしてくれるのだろうか……)
 ---------------
 ----------
 -----
 
- 
                  - 137 : : 2013/12/29(日) 09:48:18
 ---------------同じ頃 女子寮
 布団の中
 サシャ「……」モゾモゾ
 サシャ「うう……」
 サシャ(言い過ぎた……完全に言い過ぎた)ドヨーン
 サシャ(……ミカサは何も悪くなかんに……)ドヨーン
 サシャ(ただん嫉妬と八つ当たりでミカサを傷つけてしもた……)ドヨーン
 サシャ(今まで……色々してくれたんに)
 
- 
                  - 138 : : 2013/12/29(日) 09:48:41
 サシャ(ばってん……今日ん事ば思い出すと……)
 サシャ「はぁー……」
 ツンツン
 「サシャ、起きてる?」
 サシャ「んっ……」ヒョコッ
 「少し、話してもいいかな?」
 サシャ「クリスタ…いいですよ」
 
- 
                  - 139 : : 2013/12/29(日) 09:49:00
 クリスタ「ここ、座るね」ポスッ
 サシャ「……」
 クリスタ「サシャ……私、サシャの気持ちもすごくよく分かるよ。どうしても嫉妬……しちゃうもんね」
 サシャ「はい……情けないです、本当に」ドヨーン
 クリスタ「情けなくなんかないよ!人を好きになるんだから、きっと当然のことよ?」
 サシャ「そうですかね……?」
 
- 
                  - 140 : : 2013/12/29(日) 09:49:24
 クリスタ「うんうん、人として当たり前の感情だよ!それに、サシャの立場でなにも感じない人の方が少ないと思うよ」ニコッ
 サシャ「そうかもしれませんね……」
 クリスタ「でもね」
 クリスタ「サシャは、ミカサに言っちゃいけないことを言った。それは、自分でも分かってるでしょう?」
 サシャ「はい……」シュン
 
- 
                  - 141 : : 2013/12/29(日) 09:49:43
 サシャ「でも…悔しかったんです……デートだと思ってたのは自分だけで……向こうは本当に何とも思ってなくて……」ジワッ
 サシャ「ジャンはジャンでミカサの話ばっかりしてて……それでも笑って聞かなきゃいけなくて……」ポロポロ
 サシャ「もう、どうにかなりそうでした……」ポロポロ
 クリスタ「サシャ……」ナデナデ
 
- 
                  - 142 : : 2013/12/29(日) 09:50:06
 サシャ「本当はあんなこと、言いたくなかったし、言うつもりもなかったんですよ?でも言葉が勝手に口から出てしまったんです……」グスン
 クリスタ「そういうこともあるよ」ナデナデ
 サシャ「……」グシグシ
 クリスタ「……それで」
 クリスタ「サシャは……どうしたい?」
 サシャ「もちろん仲直りしたいですし、謝りたいと思ってます!思ってるんですけど……」
 サシャ「今日のことを思い出すと、どうしても嫉妬の感情が出てきてしまうんです……」
 
- 
                  - 143 : : 2013/12/29(日) 09:50:29
 クリスタ「そっか……じゃあ、しばらくは冷静になる期間にしよう」
 サシャ「冷静に?」
 クリスタ「そう。そうしたら案外自然と元に戻っちゃうかもよ?」
 サシャ「……でも、私はミカサを傷つけてしまいました。それは謝らないと……」
 クリスタ「そうだね、ミカサを傷つけちゃったことに関してはきちんと謝らないとね?」
 サシャ「はい!ただ……私、喧嘩したときってどうしても変に意地を張ってしまうんです……」
 
- 
                  - 145 : : 2013/12/29(日) 09:51:05
 クリスタ「それも大丈夫だよ。まずはよく考えて、自分の気持ちを整理して、自分がどうしたいのかわかったら、そのときはきっと素直になれるよ」ニコッ
 サシャ「……はい、頑張ります!」
 クリスタ「……」
 クリスタ「サシャ!」ガシッ
 サシャ「!」
 クリスタ「サシャ!何かあったら、何でも私に言ってね!私、2人が仲直りできるように協力するから!」ガシッ
 
- 
                  - 147 : : 2013/12/29(日) 09:52:19
 サシャ「……ありがとうございます、クリスタ。ごめんなさい……迷惑をかけてしまって……」
 クリスタ「私のことはいいの。それよりも、早く仲直り、しないとね?」
 サシャ「はいっ!」ニコッ
 ユミル「……」
 ユミル(クリスタも大層なこと言えるようになったもんだ)
 ユミル(ここはとりあえず)
 ユミル(……成り行きを見守っとくか)ゴロン
 
- 
                  - 148 : : 2013/12/29(日) 09:53:31
 ユミル(2人の問題に首を突っ込み過ぎるのもよくねぇしな)フワァ
 ユミル(正確には3人か?)
 ユミル(まージャンもよくここまで複雑にしてくれたもんだな)ハァ
 ユミル(マルコあたりにこっぴどくお説教されたんじゃねぇか?)ノビー
 ユミル(……サシャもめんどくせぇ奴に惚れたもんだ)
 ユミル(ま、とにかく今は)
 ユミル「……流れに任せるかな」ボソッ
 おわり
 
- 
                  - 149 : : 2013/12/29(日) 09:54:22
- 本編はこれでおわりです!
 あとおまけはもうちょっとかかりそうです(^^;)
 
- 
                  - 150 : : 2013/12/30(月) 01:01:17
- 以下おまけ
 
- 
                  - 151 : : 2013/12/30(月) 01:01:54
 ----------------男子寮 廊下
 スタスタ スタスタ
 ライナー「休日まで教官の手伝いとはついてなかったな」
 ベルトルト「うん……結局1日かかっちゃったし」
 ライナー「ま、元々暇だったからよかったんだけどな」ハハッ
 ベルトルト「でもさすがに疲れたよ。……もうすぐ座学の小テストがあるから勉強しようと思ってたのに」
 
- 
                  - 152 : : 2013/12/30(月) 01:02:37
 ライナー「……そういやそんなもんあったな」
 ベルトルト「もしかして、ライナー忘れてたの?」
 ライナー「ああ、すっかり忘れてた」キリッ
 ベルトルト「……またノート貸すよ」ハァ
 ライナー「すまんな、助か……ん?」
 ベルトルト「……あれは、コニー?」
 コニー「……」キキミミ
 
- 
                  - 153 : : 2013/12/30(月) 01:03:02
 ライナー「部屋の壁に耳つけて何してんだ?」
 ベルトルト「……さぁ?」
 ライナー「おいコニー!お前何やってn」
 コニー「しぃぃぃぃぃぃっ!!」クワッ!
 ライナー「お、おう、分かった」
 ベルトルト「何してるの?」
 コニー「(今部屋の中で喧嘩してんだよ)」
 ライナー「(喧嘩?誰がだ?)」
 
- 
                  - 154 : : 2013/12/30(月) 01:03:24
 コニー「(声的に多分マルコと誰かだ)」
 ライナー「(マルコ?珍しいな)」
 コニー「(怒鳴り声、聞こえるだろ?)」
 …!…モイッタダロ!?…トイッテアゲ…ガダイジ…ッテ!!
 ベルトルト「(本当だ……)」
 
- 
                  - 155 : : 2013/12/30(月) 01:03:45
 ライナー「(何て言ってるのか聞こえづらいな……)」キキミミ
 キミノメハフシアナカ!!!!
 ソンナンデミカサヲフリムカセヨウトカヨクイエタモンダヨ!!!!
 ドンッ!!
 コニー「(うお!)」ビクッ
 ライナー「(ミカサ……ってことは相手はジャンか?)」キキミミ
 
- 
                  - 156 : : 2013/12/30(月) 01:04:08
 ベルトルト「(あの二人が喧嘩するなんて何があったんだろう……)」キキミミ
 …ンデマル…ンナ…イワレナ…イケネェンダヨ!!
 カンケ…ェダロ!!
 ……シャガドン…キモチ…ゴシ…ジャンニ…カルノカ!?
 ライナー「(これは相当はげs)」
 キミニハ!!
 セッカクマチニアソビニイッタノニ!
 アイテガホカノコノハナシバカリシテルノヲズットキイテイテ!
 アゲクノハテニハプレゼントマデカンガエサセラレタ!
 サシャノキモチガワカルカッテキイテンダヨ!!!
 ライナー「(……そういうことか)」ハァ
 ベルトルト「(これはマルコが怒るのも無理はないね)」
 
- 
                  - 157 : : 2013/12/30(月) 01:04:35
 コニー「(なぁ、今サシャって聞こえなかったか?)」
 ライナー「(聞こえたっていうかそれが原因だからな)」
 コニー「(なんでマルコとジャンがサシャの事で喧嘩してんだ?)」フムム
 ベルトルト「(きっとそのうちわかるよコニー……)」
 ガチャ
 一同「!」
 
- 
                  - 158 : : 2013/12/30(月) 01:04:59
 アルミン「……」グイグイ
 エレン「ちょ、アルミンひっぱんなって!」ズルズル
 アルミン「ほら、走るよ!」タッタッタッ
 エレン「おい、待てよ!」タッタッタッ
 ドコニイクンダヨ!?
 タッタッタッ…
 
- 
                  - 159 : : 2013/12/30(月) 01:05:19
 コニー「あの2人もいたんだな」
 ライナー「ああ……」
 ベルトルト「あんなに慌ててどこに……?」
 コニー「さぁな。ちょっと部屋入って見ようぜ」
 ライナー「あ、おい!コニー!」
 ガチャ
 ベルトルト(あ……入ってっちゃった……)
 
- 
                  - 160 : : 2013/12/30(月) 01:06:15
 コニー「おーっす!遊びに来たぜーっ!」
 ベルトルト(コニー!上手く知らない振りをしてくr)
 コニー「あ、さっきなんか怒鳴ってなかったか?声が聞こえたんだが」
 ベルトルト(れなかったー!)ガックリ
 ジャン「……なんだお前。盗み聞きとは趣味悪ぃな」フン
 コニー「別にしたくてしてた訳じゃねぇよ。あんだけ怒鳴ってりゃ聞こえるだろ」
 
- 
                  - 161 : : 2013/12/30(月) 01:06:39
 ライナー(しれっと嘘を付いたな)
 ベルトルト(思いっきりそのつもりだったじゃないか)
 ライナー「コニー、今はそっとしておけよ」
 ジャン「なんだライナー。お前も聞いてたのか」ジトー
 ライナー「あ、ああ、まぁ……」
 ジャン「ベルトルトもか?」ジトー
 ベルトルト「えっ、僕は、その……」タジタジ
 ジャン「ま、いいけどよ。お前ら揃って俺の事を馬鹿にしに来たのか?」ゴロン
 
- 
                  - 162 : : 2013/12/30(月) 01:08:22
 ライナー「そんなつもりはない。……なぁジャン、話ならいくらでも聞くぞ」
 ベルトルト「……」
 ベルトルト(もう、ライナーまた兄貴スキル発揮してるよ……)
 ライナー「マルコとあんなに言い合ってたんだ、何かあったんだろ?」ヒソヒソ
 ジャン「生憎話すことなら何もないぜ」
 コニー「……本当か?」ジッ
 ジャン「……なんだよコニー」ジトー
 
- 
                  - 163 : : 2013/12/30(月) 01:08:42
 コニー「俺馬鹿だけど、今のジャンがいつもと違うことぐらいは分かるぞ」ムッ
 ジャン「っ!」
 ライナー「……話したくないなら強要はしないが……」
 コニー「なんだよ、うじうじするなんてジャンらしくねぇな」
 ジャン「……」
 
- 
                  - 164 : : 2013/12/30(月) 01:09:01
 ベルトルト「……ジャン?」
 ジャン「……なぁ、俺はどうすればいいんだ?」
 ライナー「……」
 マルコ「……」ピクッ
 マルコ(ジャンが何か話し始めたな……)
 マルコ(少し、聞いてみよう)キキミミ
 
- 
                  - 165 : : 2013/12/30(月) 01:09:26
 ベルトルト「どうするって……」
 ジャン「お前ら、話聞いてたんだろ?」
 ライナー「聞いてたことは聞いてたが…すまん、もう少し詳しく話してくれないか?」
 ジャン「……わかった」
 ~昼間の事説明中~
 ライナー「なるほどなぁ……」
 
- 
                  - 166 : : 2013/12/30(月) 01:09:49
 ライナー(サシャ、心中察するぞ)ホロリ
 ベルトルト「……」
 ベルトルト(辛かっただろうなぁ……)ホロリ
 ジャン「なぁ、俺はどうすりゃいいんだ?」
 コニー「謝ればいいじゃねぇか」
 ジャン「そういうことじゃねぇんだよ!それじゃ根本的な解決にはならねぇ」
 ベルトルト「まぁ……それはそうだね」
 ジャン「だろ?」
 
- 
                  - 167 : : 2013/12/30(月) 01:10:29
 ライナー「うーん……これは難しいな」フムム
 コニー「何がだよ?」キョトン
 ジャン「……今だから言っちまうが、俺は……その……ずっとミカサが好きだった。というより好きだ」
 ライベルコニ「知ってる」
 ジャン「!! お前らなんで……!?」ガーン!
 ライナー「こう言っちゃ悪いが……」
 ベルトルト「知らない人の方が、少ないと思うよ……」
 ジャン「マジかよ……」ガックリ
 ジャン(マルコの言ってた通りじゃねぇか!)
 
- 
                  - 168 : : 2013/12/30(月) 01:11:06
 コニー「それは今いいだろ」シレッ
 ジャン「コニー!てめぇ……!」ガバッ
 ジャン「……」
 ジャン「ああ、そうだな。今はその話をする時じゃねぇ」
 ジャン「……そう、俺はミカサが好きだ。初めて見たときからずっと」
 ライナー「……」
 
- 
                  - 169 : : 2013/12/30(月) 01:11:33
 ジャン「そのミカサに喜んで欲しくて、笑って欲しくて今日した事は駄目なことだったのか?」
 ジャン「好きな人に思いを伝えるために頑張るのはいけねぇ事なのか?」
 ベルトルト「ジャン……」
 マルコ「……」キキミミ
 ジャン「今日全然サシャの事を見なかった。それは申し訳ねぇと思ってる。でもよ……」
 ジャン「俺にだって、譲れねぇ物くらいあるんだ。仮にあいつの本当の気持ちが分かったからってはいそうですかって訳にはいかねぇんだよ」グッ
 マルコ「……」
 
- 
                  - 170 : : 2013/12/30(月) 01:12:02
 コニー「……なぁ、サシャの気持ちってさ、サシャがお前のことをすk」
 ライナー「コニー!!」バッ
 コニー「……」モガモガ
 ライナー「それは言うなよ。ジャンの為にもサシャの為にもならない」
 コニー(すまん!悪かったから、は、離せ!苦しい!)ジタバタ
 ベルトルト「……ライナー、コニーが」アセアセ
 ライナー「おう、すまん」パッ
 コニー「ぷはっ」ゲホゲホ
 
- 
                  - 171 : : 2013/12/30(月) 01:12:31
 ジャン「いや、いいんだライナー……俺もそう考えたんだよ。そう、考えれば今日のことも説明がつくしな」
 ジャン「でもよぉ……それが分かったところで俺はどうすりゃいいんだよ……!」
 ジャン「確かに俺は無神経だったかもしれねぇ。よりによって一番相談しちゃいけねぇ相手に言っちまったかもしれねぇんだからな」
 ジャン「だが……こう言っちまったら無責任だと思われるかもしんねぇが……俺は知らなかったんだよ、何も……」
 ジャン「……あとから自分で考えてもよく分かんねぇ。というか今もよく分かんねぇ」ガシガシ
 
- 
                  - 172 : : 2013/12/30(月) 01:12:55
 ジャン「あいつが、その……」
 ベルトルト「……ジャンの事が好きだって?」
 ジャン「そう、そうだ。それが本当だとしてもな、ピンと来ねぇんだよ……」
 ライナー「確かにな。今まで何とも思ってなかった奴が自分のことを好きだったとか、考えついても実感わかないよな」ウーム
 ジャン「ああ……だから益々、どうしたらいいかわかんねぇんだよ……」ハァ
 コニー「……まぁ、よく分かんねえけど、頑張るしかねぇんじゃねぇか?」
 ジャン「何をだよ?」
 
- 
                  - 173 : : 2013/12/30(月) 01:13:26
 コニー「ミカサが好きなんだろ?んでもってサシャも気になりだしたんだろ?だったらその気持ちを整理するしかねぇんじゃねぇのか?」
 マルコ(ド直球だなぁ……)
 マルコ(まぁこんな事コニーにしか言えないな)ハハッ
 ジャン「随分簡単に言ってくれるじゃねぇか……」ハァ
 
- 
                  - 174 : : 2013/12/30(月) 01:14:29
 ライナー「だがコニーの言うことは間違ってない。というか寧ろ正しいだろ?だったら、ひたすら考え抜くしかないんじゃないのか?」
 ジャン「まぁな……」
 ライナー「……俺はもう何も言わん。話を聞いてやることなら出来るけどな、一緒に考えてくれなんて言われても応じないぞ」
 ジャン「んなこたぁ分かってるよ」ハァ
 ベルトルト「そんなに急いで結論を出すことじゃないと思うし、ゆっくり考えるといいんじゃない?」
 ジャン「ああ、そうするよ」ヒラヒラ
 
- 
                  - 175 : : 2013/12/30(月) 01:14:53
 コニー「……ん?これで解決か?」
 ジャン「解決はしてねぇだろ」フン
 ライナー「まぁ解決した訳じゃないな」ハハッ
 ベルトルト「でもきっかけは見えたんじゃないかな?」
 ジャン「ああ、あとは1人で考えるわ」
 ライナー「じゃ、俺らは退散するぞ。思考の邪魔になるからな」クルッ
 ベルトルト「そうだね」クルッ
 コニー「じゃあな、ジャン!」クルッ
 
- 
                  - 176 : : 2013/12/30(月) 01:15:35
 ジャン「……」
 ジャン「……お前ら、ありがとな」ボソッ
 マルコ「!」
 ライベルコニ「!」
 ベルトルト「……」フフッ
 スタスタ スタスタ…
 ジャン「はぁー……」ゴロン
 
- 
                  - 177 : : 2013/12/30(月) 01:16:20
 ジャン(考えることは分かってんだけどよぉ)ゴロゴロ
 ジャン(何から考えていいのかサッパリわかんねぇ)ゴロゴロ
 ジャン(どうすっかなぁ……)ゴロゴロ
 マルコ(と、でも考えてるのかな)フフッ
 マルコ(さっきは思わず感情的になっちゃったけど……)
 マルコ(ライナー達のおかげでジャンが考えることから逃げないでくれた気がする)
 
- 
                  - 178 : : 2013/12/30(月) 01:16:56
 マルコ(……やっぱり僕だけじゃまだ力不足だったんだね)
 マルコ(ちょっと悔しいなぁ……)
 マルコ「……」
 マルコ(……後でジャンに謝ろう)
 マルコ(それで、今まで通り側にいよう)
 マルコ(きっと僕に出来ることはそれくらいしかないけど……)
 マルコ(前に進もうとしてる親友を、見守らない手はないからね)フフッ
 おわり
 
- 
                  - 179 : : 2013/12/30(月) 01:17:57
- これでおまけも終了です!
 見て下さった方、ありがとうございました♪
 
- 
                  - 180 : : 2013/12/30(月) 15:29:10
- 良かったです
 
- 
                  - 181 : : 2013/12/30(月) 15:29:50
- 良かった
 
- 
                  - 183 : : 2013/12/30(月) 21:00:39
- 続きに期待
 
- 
                  - 184 : : 2013/12/31(火) 00:29:13
- >>183
 ありがとうございます^^
 がんばりますー
 
- 
                  - 185 : : 2013/12/31(火) 01:11:52
- お気に入りだぜこれは
 
- 
                  - 186 : : 2013/12/31(火) 01:21:04
- >>185
 本当ですか!?
 ありがとうございます^^
 
- 
                  - 187 : : 2014/01/13(月) 18:09:37
- 続き見た〜い‼
 
- 
                  - 188 : : 2014/01/13(月) 18:39:54
- >>187
 ありがとうございます!
 ただ、続きだいぶ後になりそです…
 
- 
                  - 189 : : 2014/01/21(火) 21:44:03
- はぁ、ジャンのばか野郎!!!!!
 はぁぁぁ、バカだ…でもすごく面白い。
 次回も期待!
 
- 
                  - 190 : : 2014/01/21(火) 23:28:11
- >>189
 今回のジャンは恋する鈍感乙女でしたw
 ありがとうごさいます!
 
- 
                  - 191 : : 2014/02/13(木) 18:43:56
- 続きです↓
 http://www.ssnote.net/archives/8334
 
- 
                  - 192 : : 2020/10/28(水) 14:03:53
- http://www.ssnote.net/users/homo 
 ↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️
 http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
 ↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
 ⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️
 ⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
 ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
 10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
 みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
 今回は誠にすみませんでした。
 13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
 >>12
 みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
 現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました
 私自身の謝罪を忘れていました。すいません
 改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
 今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
 あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
 SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
 本当に今回はすみませんでした。
 ⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️
 http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi
 ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
 56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
 ごめんなさい。
 58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
 ずっとここ見てました。
 怖くて怖くてたまらないんです。
 61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
 今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
 お願いです、やめてください。
 65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
 元はといえば私の責任なんです。
 お願いです、許してください
 67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
 アカウントは消します。サブ垢もです。
 もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
 どうかお許しください…
 68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
 これは嘘じゃないです。
 本当にお願いします…
 79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
 ホントにやめてください…お願いします…
 85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
 それに関しては本当に申し訳ありません。
 若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
 お願いですから今回だけはお慈悲をください
 89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
 もう二度としませんから…
 お願いです、許してください…
 5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
 ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
 本当に申し訳ございませんでした。
 元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
 私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
 今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。
 
- 著者情報
- この作品はシリーズ作品です
- 
                ほのぼの104期(ときどき+α) シリーズ 
- 「進撃の巨人」カテゴリの最新記事
- 「進撃の巨人」SSの交流広場
- 進撃の巨人 交流広場
 をクリックすると、その人の書き込みとそれに関連した書き込みだけが表示されます。
                をクリックすると、その人の書き込みとそれに関連した書き込みだけが表示されます。
               もふこ
もふこ 蘭々
蘭々 みぃーふぁ
みぃーふぁ