ssnote

x

新規登録する

作品にスターを付けるにはユーザー登録が必要です! 今ならすぐに登録可能!

リヴァイ「ウォール高校と」ジーク「レベリオ高校は」エレン「仲が悪い」

    • Good
    • 5

loupe をクリックすると、その人の書き込みとそれに関連した書き込みだけが表示されます。

▼一番下へ

表示を元に戻す

  1. 1 : : 2018/05/04(金) 19:30:16
    進撃の学パロでマーレ勢の立ち位置を適当に書いてみた。
    亀更新なので切のいいところで終わる。
    期待はするな。

    設定
    ・ウォール高校と隣町のレベリオ高校はメチャクチャ仲悪い。
    ・リヴァイとジークはそれぞれの高校の2年で顔役。
    ・エレン達はウォール附属中学校の1年でリヴァイの後輩。
    ・ライナー3人組は小学校卒業後にレベリオから引っ越してウォール附属中に入学したので一部を除いてレベリオとは仲悪くない。
    ・エレンは町の堺の不良の溜まる喫茶店でアルバイトしている。
    ・ジークは微ブラコンでエレンにレベリオ高を受験して欲しいが、エレンはリヴァイに気に入られているので今のところその気はない。

    大体こんな感じ。


  2. 2 : : 2018/05/04(金) 19:41:39

       僕ことアルミン・アルレルトは、人生初の危機に直面している。



    「もしもーし」



    入学式から一週間後、街境の本屋の店頭で立ち読みしていたら、肩をポン、と叩かれた。
    どうやら夢中になりすぎてお邪魔しちゃったようだ。店員さんへのお詫びと会計の準備をしようと顔を上げたら



    「どのツラ下げて俺らの縄張りでくつろいでんだ?」







    「ナヨっちいウォールの中坊ちゃんよぉ…」




    不良に絡まれました。



  3. 3 : : 2018/05/04(金) 20:29:49

    ガシァッ‼


    アルミン「ひぃッッ!」

    方を組まれて路地裏に連れ込まれたら、フェンスに追いやられて蹴りを入れられる

    (うわ…日本の漫画で見た不良のまんまだぁ…)



    レベリオ校生a「なぁ…お前んとこのアッカーマンがこの前俺らのチームの4人を病院送りにしてくれたんだよ」

    レベ校b「おいよせよポルコ。ここは中立地帯だ、揉め事起こしたら…」

    ポルコ「黙ってろよマルセル!!
    しかもご丁寧に全員の顔に蹴りを食らわせて奥歯を一本ずつ持って行ってな。何か言う事があるだろ?」



    リヴァイ・アッカーマンーーー

    うちの中学が附属するウォール高校の2年

    表向きは成績優秀な美化委員だが、極度の潔癖症で入学からわずか一ヶ月で校内のゴミ(不良)掃除を完遂した腕っぷしを持つ男…

    同じ学内ですら、彼を恐れるあまり関わりを持とうとしないのがほとんどだ

    もちろん僕だって関わってなんかいない

    そんな僕にいったい何を言えと言うんだ?!




    アルミン「その…ご愁傷さまです…」



    僕は思った通りの言葉を言った。だってその通りなんだし仕方ないじゃないか。

    むしろとばっちりを食らった僕こそご愁傷さまだよ!



    ポルコ「ああそうさ!とんだご愁傷さまだよなぁッ!!
    茶店で口喧嘩したはずみでカップをぶちまけちまっただけでボコボコにされたんだぞ?!
    理不尽にも程があるよなぁ?!」


    マルセル「落ち着けポルコ!あの後4人分の治療費をウォールの理事長が払って決着したろ?」


    ポルコ「アッカーマンが頭を下げに来たか?!
    あの野郎理事長が出張っておきながら自分はごめんの一言もなしだ!!
    しかも次の日あいつを問い詰めたらなんて言ったと思う?!」





  4. 5 : : 2018/05/04(金) 20:34:28


    リヴァイ『自分の部屋にゴミが転がってたら…


    掃除するだろ?』
  5. 6 : : 2018/05/04(金) 20:48:55

    アルミン(うぁあ…)



    ポルコ「あいつと同じ店に居たせいで理不尽な目に遭ったんだ…ならお前がここで俺と出会って理不尽な目に遭ったって仕方ねえよなぁ?!」ガシ

    マルセル「ポルコ!!」


    胸ぐらを掴み上げられた僕は拳が振り降ろされる恐怖に屈した


    アルミン「ごっ、ごめんなさいいい!!!」


    ああ…彼の言うとおり理不尽だ

    新刊を待ち切れずに一人で街堺の本屋に来たばかりに

    こんな事なら地元の本屋に入荷されるのを大人しく待っておくんだった

    迫り来る彼の拳を前にまぶたを固く閉じたーーー










    「楽しいか?そんな事して…」




  6. 7 : : 2018/05/04(金) 20:55:37

    覚悟した痛みは届かなかった

    代わりに届いたのは知っている声だった



    ポルコ「ああ?
    こっちは今取り込みちゅーーー



    アルミン「イェーガー、くん……?」







    エレン「あんまり近所で揉め事起こさないでくれよーーーまた客足が遠退いちまうだろうが」


  7. 8 : : 2018/05/04(金) 21:26:10

    そこにはウェイターみたいな格好をして買い物袋を抱えたた僕の同級生ーーー


    エレン・イェーガーが居た





    ポルコ「イ、イェーガー!お前いつから居た?!」ガタガタ


    エレン「たった今からだよ」


    ポルコと呼ばれた不良が僕を掴んだ手を放し、周りを戦慄の表情で見回す


    マルセル「…お前一人だけか?」


    もう一人は冷静に、だが用心を含む視線を向けた


    エレン「そーだけど?でもあと五分くらいでジークも店に来るって言ってたぞ」


    マルセル「ッ、言っておくが、止めようとしたんだ!
    ポルコはまだ殴ってないし、何も盗るつもりも無かった!
    だからどうか見逃してくれ!!」


    エレン「…………」チラ


    不意に目線を向けられた


    アルミン「え? あの…」





    エレン「どーすんだ?」





    アルミン「ヘ?」


    エレン「絡まれてただろ。お前はどうしたいんだ?」


    ポルマル「「………」」


    視線が今度は僕に集まり、いきなり采配を委ねられた

    この二人の命運を握ってしまったが、一人は止めようとしてくれてたし、正直言ってもう関わりたくはなかった


  8. 9 : : 2018/05/04(金) 21:42:11

    アルミン「い、いいんじゃないかな…赦してあげても」


    エレン「…だってよ。ジークには黙っててやるから、行けよ」


    マルセル「…済まない、恩に着るよ。ポルコ、行くぞ」

    ポルコ「くそ…ウォール校の悪魔共が…」




    一人は謝意を、もう一人は悪態を向けて立ち去った







    エレン「じゃ…俺も行くから」


    アルミン「あ、待ってよイェーガー君!」


    エレン「ん?」


    アルミン「助けてくれてありがとう!」


    エレン「いーよ別に。揉め事起こされたらこっちも迷惑だからな。気をつけて帰れよ」


    アルミン「うん………あれ? 
    イェーガー君はここで何してたの?」


    そう
    ここはウォール校のあるパラディタウンとレベリオ校のあるマーレシティの境だ

    両校の血の気の多いグループが長年抗争を繰り広げる危険地帯なのに、何故彼はこんな格好でここにいるんだ?



    エレン「買い出し」


    アルミン「買い出しって…家が近いの?」


    エレン「俺こっから3丁目先の喫茶店でアルバイトしてんだよ」





    アルミン「……ええ?」



  9. 10 : : 2018/05/04(金) 22:35:33
    喫茶店 フクロウ

    ガチャ
    カランカラン

    エレン「ただ今戻りましたー。あとお一人様入られまーす」


    アルミン「ご、ごめんください」オドオド



    イェーガー君のバイト先の喫茶店まで付いてきてしまった

    ここは日本の人気漫画を仕入れている事からウォール・レベリオ両校の学生が溜まっていたらしいが、店の席の数は僅か15しかない

    利用権を巡って喧嘩が絶えなかったため、今では普通の学生は立ち寄らない、不良達の巣窟などと揶揄されている



    店主「2分遅れたが…何をしていた?」


    エレン「良いじゃねーか2分くらい。どうせ開店まで15分余裕があるんだしよ」


    店主「仕込みが終わるまでに戻れと何度も言ったはずだ」


    エレン「同じ学校の奴がいたから客引きしてたんだよ」



    アルミン(興味本位で付いてきてしまったけど、お店が仕込み中だったとは……邪魔になっちゃったかなーーーって、あれは!!)

    アルミン(うわああ!振撃の巨人軍が最新号までコンプリートしてるよおおお!!)ワナワナ

    アルミン(ッ?! こっちの棚には鰊尾維新の芋物語シリーズの翻訳版が……最高だ!!)



    アルミン「凄いよイェーガー君!!
    こんなに沢山の漫画やラノベが置いてあるなんて!!」


    エレン「お、おぉ?」


    アルミン「噂に聞いてた以上だ!
    不良の溜まり場って聞いて諦めてたけど、まさかこんな素晴らしいーーー」





    店主「……」


    我に返って振り向くと、何を考えているのか分からないような目をした店主さんと目があった

    不味い……ただでさえ準備中の店に押しかけたのに、不良の溜まり場だなんて失礼が過ぎるよ



    アルミン「あのっ………お忙しい時にすみませんでした、やっぱり帰ります」ペコ





  10. 11 : : 2018/05/04(金) 22:44:28

    店主「………待て」ガタ



    アルミン「はい…」


    ああ、店主さん見るからに不機嫌そうだ
    どうしよう



    コトン

    お説教されるかと思いきや本棚の近くの席に紅茶の入ったカップが置かれた


    店主「日本の漫画が好きなんだろう?
    せっかくだから見ていけよ」


    この人意外と気前が良かった

    僕はとりあえず振撃の巨人軍の1から5巻までを引き出して席についた




  11. 12 : : 2018/05/05(土) 00:25:42

    カランカラン

    一巻目の2章に差し掛かったら店のドアのベルが鳴った
    あれ? 開店までまだ時間があった筈なのにお客が入って来るなんて…


    「やっほーエレェーン。
    お兄ちゃんが来たよぉ〜?」


    なんだ
    お兄さんが見舞いに来たのか
    そういえばイェーガー君って兄弟がいたんだ
    意外


    エレン「ああ?来たのかよジーク」


    ジーク「まったくつれない弟だなぁ〜。
    せっかく部活サボって会いにきてやったのにさぁ」


    エレン「帰れよ」


    ジーク「え!?そこは1杯いかがじゃないの!?」


    エレン「さっきピークさんからライン来てたぞ。ここに来たら何も出さずに追い返せって」


    ジーク「い~んだよ。俺が本気で投げりゃどうせ誰も打てないんだし。守備なんて練習するだけ無駄だって」


    エレン「野球チームのキャプテンにあるまじき言動だな」



    お兄さんは野球部なんだ…あれ?
    うちの学校の野球部にジークなんてピッチャーいたっけ?



  12. 13 : : 2018/05/05(土) 00:40:29

    「まったくですよ。いい加減キャップの責任を自覚して下さいよ」



    黒髪の女の人がいつの間にかジークさんの背後に立っていた
    おかしいな、ベルの音は聞こえなかったのに



    ジーク「あ、あれぇ? 何でピークちゃんがここに居るの?」汗


    ピーク「エレン君に教えて貰いました」ニッコリ



    エレン「ここに来るってラインした時点で教えといたんだよ」



    ジーク「店長さん! 店員が勤務中にスマホイジってんですがこれはどう思いますか?!」



    店長「そもそも今は営業時間ではないな。もうすぐ開店なので退出願おうか」



    ピーク「ご迷惑をお掛けしましてすみませんでした。
    さぁ部活に行きますよ?」




    ジーク「嫌だぁああ!! 
    かわいい弟の煎れてくれた茶を飲まずに帰れるかぁあああ!!」ジタバタ










    「ーーーうるせぇな」



  13. 15 : : 2018/05/05(土) 06:44:57

    「いい歳してTPOも身に着けてねえのか?
    ギャアギャアやかましいブラコン猿野郎が」


    不機嫌を隠さない毒舌が割り込んできた


    エレン「あ、いらっしゃませリヴァイ先輩」


    アルミン(え?)


    なんだか不吉な名前が聴こえたぞ
    入り口に目を向けるとウォール高最強の掃除人
    リヴァイ・アッカーマンがいた


    アルミン(ひいいい!! 
    何でリヴァイ先輩がここに?!)


    ジーク「これはこれは。
    相変わらず辛気臭そうなつまらないツラだなリヴァイ」


    リヴァイ「誰かさんの見苦しい奇行を見せられたせいでな。エレン、ブレンドティーだ」

  14. 16 : : 2018/05/05(土) 21:07:41

    ジーク「エレン〜出さなくていいよ。
    潔癖症のリヴァイ君は塩素たっぷりの水道水の方が嬉しいだろ〜?」ゴト


    リヴァイ「ほう……。
    エレン、俺は毛ほども考えちゃいねえが……お前の兄貴はお前の煎れた紅茶が不衛生だと言いたいらしいぞ。
    俺は気に入っているがな」


    ガタン


    ジーク「だだだ誰が不衛生なんて言ったぁあああ!!!?」

    ジーク「ち、違うぞエレン‼
    こんな粗暴な奴にはお前の煎れた繊細な茶なんてもったいないと言ったんだ‼
    お前の手がきれいなのはお兄ちゃんはよ〜く知っているんだからーーー

    コトン

    エレン「はいどうぞ、リヴァイ先輩。
    あ、ジーク。洗うのメンドイからコップすすいどけよ」


    ジーク「チョッ!?
    エレン、俺への対応雑すぎない!?」


    リヴァイ「…いい香りだな」ズズー


    ジーク「このヤロォ〜〜〜ッ!



    ……エレン、俺にも1杯ちょうだい?」ニカ〜


    エレン「かしこまりましたぁ〜。

    店長ー、ブレンドコーヒーはいりまぁーす」



    ジーク「何で俺には煎れてくんないの!?
    お兄ちゃんはお前の煎れた紅茶飲みたいのに!!」


    エレン「だってジークコーヒー派だろ。
    コーヒーは店長の担当だし」


    ジーク「今日は紅茶の気分なの!
    可愛い弟のお手製が飲みたいんだよぉ〜〜」


    エレン「え? ヤダよカップ洗うの面倒くさいし」


    店長「お待たせしたな、ブレンドだ」コトン


    エレン「残さず飲めよ」


    ジーク「空気読んでよ店長おおおおーーーッ!!!」


  15. 17 : : 2018/05/05(土) 21:16:35

    ピーク「この後練習があるんだからさっさと飲んじゃって下さいね。
    店長、いつもお騒がせしてすみません」ペコ


    店長「もう馴れたことだ。
    待つのも退屈だろう、君の分だ」カチャン


    ピーク「そんな、お気遣いなんて結構ですよ!」


    店長「とは言え、淹れてしまった分はもう下げられん。冷める前に飲んでくれたほうが無駄にならない」


    ピーク「ふぅ……それじゃ、いただきますね」


  16. 18 : : 2018/05/06(日) 18:06:51

    ジークさんとリヴァイ先輩とイェーガー君のやり取りを尻目に、黒髪の女の人ーーーピークさんは店長さんからカップを受け取った

    ピーク「……ふふっ、相変わらず美味しい。
    ジークさんじゃなくても毎日通いたくなりますね」



    アルミン(キレイな人だな…でもあんな人うちの野球部にいたら気付くと思うんだけどな〜…


    −−−ん?)


    ふと、彼女とジークさんの制服に目をやる

    襟元に刺さった校章に描かれていたのは9芒星−−−さっき絡んできた2人と同じレベリオ校だった




    ガタン‼


    ジーク「んん?」

    ピーク「あら?」
     
    リヴァイ「あん?」


    ヤバイ!!
    思わず手に持った振撃の巨人軍を落としてしまった


  17. 19 : : 2018/05/06(日) 18:31:31

    ジーク「オヤオヤ?
    俺たち以外にこの時間に店に居るってことは……エレンの友達かなぁ?」


    エレン「いや、ただの同級生。
    さっき偶然会ったんだけど、ここでバイトしてるのを話したら付いてきたんだ」


    リヴァイ「あぁ? ……うちの中等部の奴か」


    ピーク「珍しいわね。
    エレン君が友達を連れてくるなんて…」


    エレン「だから友達じゃないですってばピークさん」


    どうしよう……
    一気に注目を集めてしまった
    なるべく目立ちたくなかったのに

    視線に縫い止められて固まっていた僕にピークさんが近付いてきた




    ピーク「はじめまして。
    私レベリオ校の高等部のピークっていうの。
    君なんて名前?」ニコ


    アルミン「え!?
    あ、アルミン、アルレルト……です」


    ピーク「ふぅーん。
    アルレルト君はここ初めて?」


    アルミン「あ……はい」


    ピーク「ふふっ。
    そんなに固くなる必要ないよ?
    エレン君の友達なら私達も歓迎するよ」


    エレン「だからただの同級生ですってば」


    ジーク「そうかそうかぁ……エレンもついに同年代の友達が出来たんだなぁ。
    ガラの悪い年上のチビなんかとツルむよりもお兄ちゃんは健全だと思うぞ?」ウンウン


    リヴァイ「……ベタベタ引っ付いてくる暑苦しい変質者よりは確かに健全だな」


    エレン「はぁ……もう良いですよそれで」




  18. 20 : : 2018/05/06(日) 18:53:11
    訂正
    ウォール校:中等部から大学部までの一貫校
    リヴァイ:ウォール校の高等部2年→1年

    観てる人は脳内で補完してくれ
  19. 21 : : 2018/05/09(水) 12:07:44
    〜〜〜〜〜〜〜
    〜〜〜〜



    アルミン(何……この状況)





    ジーク「なぁエレン〜
    やっぱ受験するなら絶対うちの高等部が良いって!
    そうすりゃ帰りにバッティングでもボーリングでも何でも一緒に連れてってやれるしさぁ〜」


    エレン「受験勉強めんどいからヤダよ。
    このまま繰り上げ式にうちの高等部入る方が楽だし」


    リヴァイ「おいエレン… 今度、美化委員会のお茶汲み係のバイトしねえか?
    お前は筋が良い……ここで磨いたスキルを活かせしてみようと思わねえか?」


    エレン「そうですか?
    じゃあ時間を取れるか今度店長と相談してみますね!」



    ジーク「ああもう!
    そうやって純真なエレンを悪の道に引き込むな!!」٩(๑`^´๑)۶




    イェーガー君は二人の言い合いを流しながら淡々と仕事している

    彼はどうやらこの二人にかなり気に入られているみたいだ

    それにしても犬猿の中と言われたウォール校とレベリオ校の生徒が揃って同じ店にいるのは、何とも奇妙な光景だ

    店の静かな雰囲気が余計に異様さを引き立てている
    時計を見るともうすぐ5時になる頃だ





    コーンコーン


  20. 23 : : 2018/05/09(水) 12:39:15

    店長「おいお前ら……開店時間だ、邪魔だからそろそろ出ろ」


    ジーク「ありゃ?
    もうこんな時間か……じゃあそろそろ練習いかないとなぁ」


    ピーク「思いっきり遅刻ですけどね」


    ジーク「そういうピークちゃんだって店長からラテをご馳走してもらってたじゃないの」


    リヴァイ「美味かったぞエレン。
    明日また学校でな…」


    エレン「ありがとうございます。お会計入りますね」


    アルミン「あ、じゃあ僕も次お願いします」


    ジーク「じゃあ一緒に払ったげるよ」


    アルミン「え!? い、いや流石に悪いですよそれは……」


    ジーク「気にしなくて良いよ。
    エレンの友達なら俺の弟も同然だよ」


    アルミン「でも……」チラ

    エレン「…………」ハァ…

    思わずイェーガー君に視線で助けを求めると、呆れたような溜め息のあとに目で返してきた


    エレン(好きにさせとけ)


    アルミン「それじゃあ、お言葉に甘えて……」


    ジーク「うんうん、厚意に甘えられるときはきちんと甘えとくんだよ〜?」


    ピーク「じゃ、私のラテの分もお願いします」


    ジーク「え」


    ピーク「私マネージャーなもので………

    誰かさんが練習をサボる度に探しに駆り出されるんですよねぇ……」ニコォ…


    ジーク「」


    ジーク「奢らせてください」ペコ


  21. 24 : : 2018/05/09(水) 17:50:09
    www
    期待
  22. 25 : : 2018/05/09(水) 17:52:50
    »24
    あんがと
  23. 26 : : 2018/05/09(水) 18:08:56

    カランカラン

    アルミン「じゃあねイェーガー君。今日は色々ありがとう」


    エレン「ああ良いよ別に。またな」


    ジーク「ねぇねぇエレン〜
    明日また来るからさ、今度こそお兄ちゃんにお茶淹れてくれよ〜?」


    エレン「来んなよ」


    ジーク「全くうちの弟はツンデレだなぁ!」


    ピーク「ホラホラ練習行きますよ」グイ


    ジーク「あぁ〜んピークちゃんの鬼ーー!」ズリズリ


    エレン「いつもうちの愚兄がすいません、ピークさん」


    ピーク「もう慣れちゃったよ、不本意な事にね」クス


    ジーク「……ところでエレン」


    エレン「何だよ?」


    ジーク「親父はどう?」


    エレン「相変わらずだよ」


    ジーク「そっか……やっぱりウチに来る気はないか?」


    エレン「……わりぃ、まだその気はねえから」


    ジーク「来たくなったらいつでも来いよぉー」手フリフリ


    エレン「……」フリフリ





    ピークチャンミタ‼?
    エレンガバイバイシテクレテルヨ‼キチョウナデレイタダキマシタ‼

    ハヤクイキマスヨ!



  24. 27 : : 2018/05/09(水) 20:07:49
    ジークさんにはずっと無愛想だったけど、別れ際に手を振り返した時のイェーガー君はどことなく嬉しげだった


    アルミン「じゃ、僕も行くよ。また明日学校でね、イェーガー君」


    エレン「エレンで良い。ジークもイェーガーだし、名前で呼ばれたほうが紛らわしくねえだろ」


    アルミン「そう?じゃあ僕のこともアルミンで良いよ。明日からよろしくね、エレン!」


    エレン「ああ。帰りは気を付けろよ、アルミン」






    お父さんお母さん、おじいちゃん

    漫画やアニメのマニアというだけでヲタク扱いされ、友達が出来ないまま小学校を卒業してしまった僕ですが、今日初めて友達が出来ました
    ヤッホーい!!


    さて、早く家に帰らないと
    こんな所をうろついてたらまた危ない人達に絡まれかねない



    「おい」



    誰だぁああああ!!死亡フラグ建てたのはああああ!?!?



    アルミン「ひぃッッ!!すみませ−−−


    って、リヴァイ先輩!?先に帰ったんじゃ!?」


    リヴァイ「いちいち声かけるたびに怯えんじゃねえよ。ウゼえ」イラ


    アルミン「う…すみません。でも、てっきり先に帰られたと思ってたので………」



    だって暗がりでいきなり校内最恐の人と出くわしたらテンパっちゃうよ
    僕の肝っ玉の小ささを見くびらないで下さい!



    リヴァイ「どうせ方向は同じなんだ……途中まで送ってやる」


    アルミン「え?」







  25. 28 : : 2018/05/09(水) 20:41:14
    〜〜〜〜〜〜
    〜〜〜




    リヴァイ「………」スタスタ

    アルミン「………」トボトボ










    アルミン(………気まずい)

    さっきから会話すること無くひたすら歩いている僕とリヴァイ先輩

    僕を心配してくれるのは嬉しいんですけど、こんな張り詰めた空気の中にいるのは正直言ってキツいです


    アルミン(何か話しかけてみようかな……でも機嫌悪そうだしなぁ…)


    リヴァイ「おい」


    アルミン「ハッ、ハイ!」ビク


    リヴァイ「エレンとジークの事はあまり他の奴らに触れ回るな。良いな?」


    アルミン「はい……あの、聞いてもいいですか?」


    リヴァイ「何だ?」


    アルミン「あの喫茶店、開店前だったのにリヴァイ先輩もジークさんとピークさんも普通に入れましたよね?

    どうしてですか?」


    リヴァイ「……ッチ」


    舌打ちされた……質問しなきゃ良かった


    リヴァイ「……お前はこの辺りの事情は知っているか?」


    アルミン「えっと……うちの不良とレベ校の不良がよく喧嘩してるって事くらいしか」


    リヴァイ「そうだな……正確にはあの喫茶店のある街の境界で、互いの縄張りを巡る小競り合いが起こるんだが……

    あの喫茶店の半径50m以内は揉め事を禁じる中立地帯みてぇなモンになってる」


    アルミン「中立地帯……ですか?」





  26. 29 : : 2018/05/09(水) 20:44:58
    こーいう感じのss普通に好き♪

    作者さん期待だよ!
  27. 30 : : 2018/05/09(水) 21:10:20

    リヴァイ「ああ…あの喫茶店の周りで喧嘩をした奴はウォール校もレベ校も関係なく纏めて制裁が下される」


    初耳なんですけど
    そんな物騒なルール


    アルミン「せ、制裁って……一体誰がするんですか?」


    リヴァイ「俺とジークだ」



    ん?リヴァイ先輩とジークさん?



    リヴァイ「制裁といっても、一服を邪魔する目障りな奴らを纏めて躾けてるだけだ。

    どっちかの生徒が一方的に問題をおこした場合は原則として身内が〆ることになってんだが……最近はあまり関係ねえな。
    見かけた側が始末を付けてる」



    アルミン「えっと……ジークさんて喧嘩強いんですか?」


    リヴァイ「今レベ校を仕切ってんのはアイツだ」



    今日はなんて日だよ……2校の不良の元締めと知り合いになるなんて
    それにしてもあのブラコン全開のジークさんがレベ校のトップだなんて……人は見掛けによらないなぁ




  28. 31 : : 2018/05/09(水) 21:49:43
    »29
    支援ありがとさん

    −−−−−−−−−−−−−−−




    リヴァイ「まぁ……そんな風にやって来たおかげで、今じゃ店の周りで大した騒ぎも起こらなくなってたんだが……

    ………いつの頃からか、周りの奴らが勝手に俺達を担ぎ出しやがった」


    気がついたらお山の大将って奴ですね


    リヴァイ「お前も知っての通り、うちの生徒とレベ校の連中は最悪に仲が悪い」

    リヴァイ「目が合っただけで殴り合いなんざ日常茶飯事だ」

    リヴァイ「そんな連中を引き連れて同じ店に入ったらどうなる?」



    アルミン「一触即発……ですか?」



    リヴァイ「そうならねえように、俺達だけ開店の30分前に利用出来るように店長に取り計らった。
    周りの連中に内緒でな」


    アルミン「なるほど。
    でも、単に時間をズラすだけでも事足りるんじゃ……」



    リヴァイ「バカ言え…あんな汗臭え連中に囲まれて茶を味わえるかってんだ」


    アルミン(そういえばこの人、潔癖症だったんだよね)


  29. 32 : : 2018/05/09(水) 22:17:04

    リヴァイ「それにジークもエレンと会うためにわざわざ練習をすっぽかしてまで来てんだ。ウゼえ取り巻き共に話の邪魔をされたくはねえだろうよ」


    アルミン(ああ……納得)


    アルミン「そういえばリヴァイ先輩とエレンは仲が良さそうでしたけど、先輩もエレンに会うために来てたり……とか?」



    リヴァイ「……………ッチ」

    リヴァイ「俺はブレンドティーを誰にも邪魔されずに飲みてぇだけだ。あんなブラコンと一緒にすんな」イラ



    アルミン「アハハ……失礼しました」

    アルミン(でもわざわざ勧誘しに来てるくらいだ……よっぽど気に入られたんだな)




    リヴァイ先輩と別れた後、僕は無事に家に着いた
    色々疲れたからさっさと寝る事にした

  30. 33 : : 2018/05/09(水) 22:46:03

    喫茶店 フクロウ

    カランカラン

    エレン「ありがとうございました〜」

    エレン「ふぅ……それじゃ、時間になったし先に上がるからな」


    店長「ああ……ご苦労だった。」カチャカチャ


    エレン「ん〜」


    ピロリン

    エレン「ん?」


    スマホ〈アルレルトを送っておいたぞ〉


    エレン「………」ピッピッピッ


    スマホ〈ありがとうございました、お疲れ様です〉






    店長「珍しいな」キュッキュッ


    エレン「何が?」


    店長「お前があの3人以外にあの時間に連れてくるなんてな…」


    エレン「別に……ただの気まぐれだよ」


    店長「中学に入ったんだ……バイトだけじゃなく部活でも始めたらどうだ?友人が増えるぞ」


    エレン「やりてえ事がねえんだよ。でもまぁ、美化委員会の手伝いはやってみる」


    店長「そうか……グリシャとカルラから入学祝いが届いてた。部屋に運んでおいたぞ」


    エレン「サンキュー」


    店長「今度帰ってくるのはいつになりそうだ?」


    エレン「学校が夏休みになる頃には帰国できそうだってさ」


  31. 34 : : 2018/05/09(水) 23:43:56

    エレン「……わりいな。住み込みでバイトさせて貰って」


    店長「気にするな……こっちも雑務をやって貰って助かる」




    俺の父さん、グリシャ・イェーガーは腕の良い外科医だ

    昔は大手の病院に務めていたらしく、そこの院長の娘−−−ダイナさんと恋に落ちるも、結局相手側の家に猛反対された末に別れたらしい


    その後は病院を追われ町医者として開業し、看護師をしていた母さんと結ばれたのだが……

    なんと母さんが俺を身篭った後、別れたダイナさんとの間に子供が出来ていたことが発覚した




  32. 35 : : 2018/05/09(水) 23:56:34


    ダイナさんは懐妊に気付いたとき、周りに堕ろすように言われたが、結局父さんを忘れられず、実家を飛び出して俺の腹違いの兄−−−ジークを産んだのだ

    すったもんだの末に、母さんはジーク母子を認めたのだが、やはり父さんは近くで暮らすのが気まずいのか、何かと海外出張などの口実を作って家を空けるようになった

    ダイナさんもそんな俺達の家庭の事情を察してか、パラディタウンから離れたマーレシティに居を構えた

    母さんは俺をなるべく一人にしないようにしてくれたが、あまりに留守が長引くと出張先へ乗り込む事も増えた

    そこで俺の預け先として白羽の矢がたったのが、父さんの学生時代からの友人−−−クルーガーの営む喫茶店 フクロウであった


    エレン(最初はホントにガキの手伝い程度だったのが……
    今じゃ紅茶の担当だからな)


    最初に預けられたのは小四だったか

    なまじ医者として評判の良かった俺達一家は何かと注目された

    俺はそんな周りの目を嫌うあまり友達が作れず、フクロウに入り浸っていたのだが、ある時自分で適当に配合した茶葉で淹れた紅茶をクルーガーに飲んでもらったら、思いのほか上手く出来上がった


  33. 36 : : 2018/05/10(木) 00:52:32
    エレンとアルミンは苗字で呼び合ってほしかった
  34. 37 : : 2018/05/10(木) 00:54:08

    クルーガーに褒められて気を良くした俺は、更に美味い茶葉の組み合わせを夏休みの自由研究で提出し、それが大当たりして今ではフクロウの正式メニューに採用された


    俺の喫茶店でのバイトはこうして始まった








  35. 38 : : 2018/05/10(木) 01:00:01

    眠いので続きは明日からで。

    レス付けてくれた皆、どうもです。

  36. 39 : : 2018/05/10(木) 01:07:39
    エレン本人が友達じゃないって言ってるのに名前で呼び合うとかどうよ
  37. 40 : : 2018/05/10(木) 06:17:44

    どうも、凡人です
    再開します

    あとエレンとアルミンが名前で呼び合うのおかしいと言う声を頂きましたが、アメリカンな設定なので初対面を除き基本的に名前で呼び合うのが普通と解釈して下さい

  38. 41 : : 2018/05/10(木) 06:59:42
    ウォール校

    「おはようごぜえやす!リヴァイさん!」ザ

    「今日も相変わらずキメててらっしゃる!」ザ

    「靴磨かせて下さい!!」ザザ





    リヴァイ「うるせえよ」イラ


    朝っぱらから暑苦しい顔近づけんじゃねえよ
    いちいち声かけやがってウゼえんだよ
    躾が足りねえみてぇだな



    「やぁリヴァイ。今日も暑苦しい連中に囲まれて登校かい?気分は悪くない?」


    リヴァイ「……悪くねえように見えるか?」



    「ハンジさん、お疲れ様ッス!」ザ



    ハンジ「ハイハイ別に疲れていないけどお疲れ」


    リヴァイ「テメエらいい加減失せろ。目障りだ」ギロ



    「ハッ!失礼しやした!!行くぞお前ら!!」

    「「「「ウッス!!」」」」

    ゾロゾロ




    ハンジ「相変わらず人望に厚いね君は」


    リヴァイ「…ノシた相手にまとわり付かれるのはどういう人望だ」


    3年前にこのウォール校の中等部に入学してからというもの毎日がこれだ

    当時のウォール校は汚え上にウゼえゴミ共がそこかしこに蔓延ってやがった

    俺は美化委員会に入り、その後は清掃活動に明け暮れた


  39. 42 : : 2018/05/10(木) 07:32:11

    リヴァイ『おい……今ここに吸い殻を捨てたのはテメエか……?』


    不良『あんだぁコラ。文句でもあんのかチビ』


    リヴァイ『あるからテメエみてえなゴミに声をかけてんだよ』ギロ


    不良『礼儀のなってねえ中坊だなオイ。
    先輩が直々に指導してやんよ』手ポキポキ


    ……………
    ……



    ふぅ……
    やはり掃除が済んだあとは気分が良い

    だが、掃除すると自分の服にも汚れが飛ぶ
    さっさと帰って洗濯しねえと染みになっちまう

    集積所にゴミを放り込んでそのまま家に帰った
    あ〜スッキリした

    〜〜〜〜〜〜


    リヴァイ『糞が……』

    カラン,カコン

    ある日の事だ
    更衣室のロッカーの陰に空き缶や空き瓶が山積みになってやがった
    最近ハエが飛んでたのはコレのせいか
    デレッキでゴミ袋に缶を詰める
    瓶は洗わねえと資源ゴミに出せねえな

    カコーン カランカラン

    『オーイそこの中坊!その缶も頼むぜー!』

    『進んでゴミ拾いたぁ感心だな』プシュ

    『先公共に隠れて飲む酒は旨えな〜』グビ



    リヴァイ『…………』

    ………
    ……


    ゴミ袋1『〜〜〜〜!〜〜〜〜〜ッ!』
    ゴミ袋2『ッ!?ッッ!?』ジタバタ
    ゴミ袋3『−−−ッ−−−−−−』ピクピク


    思ったより袋を消費しちまった
    また会計に文句を言われるなコリャ

    だがこれでもう空き缶のポイ捨ても減るだろう
    俺はまとめたゴミ袋を集積所に放り込んで家に帰った

    早くシャワーを浴びてえ







  40. 43 : : 2018/05/11(金) 09:28:05

    そんな日々の清掃作業をこなしていったある日のことだ


    『あの時はよくもやってくれたなあ、アッカーマン!!』つバット

    『この糞チビがぁああ!!ドタマかち割ってやらあ!!』チェーンブンブン

    『今度はテメエをゴミ袋に詰めてやるよ!!』

    『Sサイズで十分だよな?』

    『袋にしてドブ川にブチ込んでやるぞ!!』

    『『『『ブッ殺す!!』』』』





    リヴァイ『……ッチ』


    処分した筈のゴミ共が戻って来やがった
    モップ掛けしていた俺の周りを汚え面が取り囲む
    おかげでせっかく磨いた床がまた汚れちまうだろが
    いい加減分別すんのも面倒になってきた


    リヴァイ『……………埋めるか』


    とりあえず手にしたモップに本来の役割を与えるとしよう


    『お前ら!!やっちまえ!!!!』



    〜〜〜〜〜〜
    〜〜〜〜
    〜〜


    『痛てぇよお……』ズリ…ズリ…
    『ごめんなさい!ごめんなさい!!』ブルブル
    『やめてくれええ!!もう袋に詰められるのはイヤだああああ!!!!』バタバタ
    『』ガタガタガタ


    『な……なんて奴だ……なんて……』


    リヴァイ『オイ……』


    『ヒッッ!!』ビクゥ!


    リヴァイ『てめえらを相手したせいで床がまた汚れちまったじゃねえか……どうしてくれんだ?』ギロ


    『あ……ああ……』ゾゾ_











    ギャアアアアア!





  41. 44 : : 2018/05/12(土) 21:12:10


    ああ汚え……

    制服がまた汚れちまった
    帰りにクリーニングに出すか

    今回は処分したゴミの量が多かったせいか結構時間が掛かっちまった
    しかしその分念入りに粉砕して埋めた
    もう戻ってくる事もねえだろう

    一段とキレイになった学び舎を見上げる
    これで明日からは目に付くゴミも減ってちったぁ快適に過ごせる

    爽快感と達成感に包まれて家に帰った










    ……………筈だったんだが

  42. 45 : : 2018/05/12(土) 21:31:55

    翌日

    ザワザワ

    リヴァイ『オイ……………これは何だ?』




    『うわ……ひっでーな』

    『そんな……校門が破られるなんて』

    『許せねえ……!俺等の尊厳が……俺等の校舎がッ!』




    何事かと思い校門をくぐった俺は騒動の原因を把握した

    そこには、昨日帰る前に俺が綺麗にしたはずの校舎は無かった






     ウ ォ ー ル の 腰 抜 け 共






    壁面にぶち撒けられたペンキでそう書かれていた




  43. 46 : : 2018/05/12(土) 21:50:29


    生徒1『レベリオだ……奴らがやったんだ』

    生徒2『そうだ! あのクズ共の仕業に違いない!!』



    リヴァイ『オイ……』ゴゴゴゴゴ



    生徒1『うわッ⁉ ア、アッカーマン!?』

    生徒2『な、なんか用か……?』

    リヴァイ『……レベリオの仕業とはどういう事だ?』ゴゴゴゴゴ



    リヴァイ『詳しく話せ』ギロ


  44. 47 : : 2018/05/13(日) 00:50:40
    エレンとアルミンが斉木の窪谷須と海藤とかぶる
  45. 49 : : 2018/05/13(日) 12:05:25

    高等部の不良連中の話によると

    ウォール校は隣街のレベリオ校と町堺で勢力を2分しており、長年に渡り戦力が拮抗した為に危ういバランスを保っていた

    だがどういう訳か最近は押され気味で、こちら側のテリトリーにレベリオの奴らが入り込んで好き勝手に暴れ出していたらしい

    町の溜まり場はいつの間にかレベリオの奴らが陣取り、不良はおろか一般の生徒すら締め出される有様だった

    そしてついに、校舎に宣戦布告を叩き付けてきたのが今朝だった



    リヴァイ『やったのはレベリオの連中で間違いねえんだな?』



    生徒1『ああ……校門を破ったときに襲われた警備員が、奴らの校章が入ったスポーツバッグを見たらしい』

    生徒2『アイツら……夜明け前に乗り込んで来て消化器を改造した放水銃で校舎をこんなにしやがったんだ』


    リヴァイ『おい待て。
    警備員がやられたなら普通は警察沙汰の筈だ。
    パトカーは来てねえようだが通報したのか?』


    生徒1『警察は呼ばれない』


    リヴァイ『……どういう事だ?』


    生徒2『うちのレイス理事長はレベ校のフリッツ理事長と遠縁だ。身内同士で面倒が起きるのを嫌って揉み消すつもりだ。
    クソ!これじゃあ奴らの言うとおり腰抜けだ!!』


    どうやら俺の1ヶ月間の努力を台無しにしてくれたのはレベリオ校のクソ野郎共で決まりなようだ


    リヴァイ『……………ッチ』

    ムカつく

    弱腰の理事長もそうだが手前の縄張りをおめおめとくれてやった不良共だ

    掃除もロクにしねえ上に腕っぷしも立たねえと来た
    なんの為に存在してやがんだ







    …………………………ん?


  46. 50 : : 2018/05/13(日) 12:27:34

    生徒1『実はここ1ヶ月の間、不良達が何者かに闇討ちされて戦力が大幅に落ちていたんだ』

    生徒2『突然姿を消して翌日にはボコボコになって何故かゴミ集積場で発見されてる……
    きっとレベ校の奴らの仕業だったんだ!!』


    リヴァイ『……』


    生徒1『卑怯な奴らめ……刺客を送り込んで内側からジワジワと切り崩そうとしやがったんだ』

    生徒2『そうに違いない!
    昨日はついに退院した奴も含め、主だった不良は皆病院に送られた!!
    邪魔な不良を一掃して、とうとう俺達の町を全部乗っ取る気なんだ!!』



    リヴァイ『…………………………かもな』クル


    スタスタ

    俺は急用を思い出してその場を離れる事にした
    今日は学校をフケることにしよう
    どうせこんだけ汚れちまったら俺一人の手には負えんしな

    そういや昨日絡んできやがった奴らは元気だろうか……
    別にさっきの話とは関係ねえんだが、昨日はやり過ぎちまったかもしれん
    掃除を邪魔しやがったのは悪いことだが、俺も少々感情的になっちまった

    見舞いに行くか

  47. 51 : : 2018/05/15(火) 13:21:59

    病院



    不良1『クソぉ……まさか中坊相手に全滅するとはなんてザマだ』イテテ

    不良2『自分が情けなくなるぜ……こんだけの人数で挑んで返り討ちにされるなんてよ』

    イテエヨォ…
    クルナ,クルナァアア! オチツイテ!チンセイザイモッテコイ!
    オレハゴミオレハゴミオレハゴミオレハ……
    ブツブツ




    コンコン

    ナース『面会でーす』ガチャ


    不良1『あぁ? ……ったく、誰だy』






    リヴァイ『よぉ……………』ヌゥ

  48. 52 : : 2018/05/15(火) 20:33:09


    ガチャン! パリン!

    不良1『ひ、ひぃいいいい!!!!』ガタガタ

    不良2『アッカーマン!? うわぁああああ!!』バタバタ


    フクロヅメニサレルノハモウイヤダァアアア
    ゴメンナサイゴメンナサイ



    リヴァイ『……ッチ』

    うるせえな……病室を訪ねたぐれえで喚くんじゃねえよ
    テメエ等それでも不良か?







    リヴァイ『……お前らに尋ねたいことがある』





  49. 53 : : 2018/05/15(火) 20:41:07

    町堺の商店街


    リヴァイ『……』スタスタ


    俺は今、マーレシティとの境界の近くを歩いている
    今ではここいらは完全にレベリオの勢力圏に堕ちている
    さっきから胸糞悪い視線がそこかしこから向けられている




    リヴァイ(問題の喫茶店はこっから100mだったか……)


    どうも俺の校舎にペンキをぶちまけた糞共が件の喫茶店に入り浸っているらしい


    〜〜〜〜〜
    〜〜〜

  50. 54 : : 2018/05/15(火) 21:02:46

    リヴァイ『喫茶店フクロウだと?』


    不良1『ああ…そこに行けば間違いなくレベ校の不良共に会えるはずだ』


    リヴァイ『確かなんだろうな?』ジロ


    不良2『本当だって!
    アイツらとは昔からその店の利用権を巡ってしょっちゅうやり合ってた。
    俺等がこうなっちまった今、奴らはそこに居座ってる筈だ』


    リヴァイ『なんだってその店を巡って喧嘩になる?』


    不良1『そこの店主の知り合いがよく海外主張してて、その伝で日本の漫画やラノベを仕入れて店に置いてるんだ』


    リヴァイ『そうか………邪魔したな』スタスタ







    不良1『……おい待てよ、まさか乗り込む気か?』

    ピタ

    リヴァイ『だったらどうした?』


    不良1『やめとけ!今あの町にノコノコ行ったらいくらお前でもやられるぞ!?』


    不良2『俺等の校舎までとうとうやっちまったんだ……今頃は町中がレベ公の巣窟だ。
    辿り着くのも無理ってもんだ』



    リヴァイ『俺は掃除の邪魔する奴は容赦しねえ…………掃除した場所を汚すやつは特にな』





    『 分 か っ て ん だ ろ ? 』



    不良1,2『』ゾク









    不良1『マジで行くのかよ……』

    不良2『なぁ……アイツ、大丈夫か?』

    不良1『……知るかよ。
    勝手にくたばりゃあ良いんだよ』

    不良2『でも……これ、あいつが』



    【フルーツ盛合せ】



    不良1『……………』


  51. 55 : : 2018/05/15(火) 21:16:57
    〜〜〜〜〜
    〜〜〜



    制服で来たのは正解だった
    探すまでもなくさっきから向こうから絡んで来やがる
    おかげで手間も省けた
    ゴミの掃除なら手慣れたもんだ
    例の喫茶店の店がある通りに出た
    もうすぐだな




    チリンチリン

    子供『サンキュー、おばちゃん』

    婆『気を付けて戻りな。ここいらは最近騒がしいからねえ』

    バタン




    ガキのお使いか
    見た所小学生のようだが、バーテンみてえな恰好してやがる……


    ……………まさかな



    リヴァイ『おいガキ』


    子供『あん?なんだよ兄ちゃん。
    人をいきなりガキ呼ばわりすんなよな!』


    リヴァイ『お前そんな恰好で何してる?』

  52. 56 : : 2018/05/15(火) 21:33:29

    子供『見りゃ分かるだろ、買い物だよ』


    態度のでけえガキだ
    おまけに年上の俺に物怖じしねえとは
    それにしてもこいつの身なりはどう見ても喫茶店の店員のそれだ


    リヴァイ『……まさかお前、フクロウで働いてんじゃねえだろうな?』


    子供『そうだけど?
    兄ちゃんもしかしてこれから店に来んのか?』


    マジかよ……これから乗り込む店はこんなガキが働いてんのか
    やり辛え……


    リヴァイ『……そのつもりだ』


    子供『今は止めたほうが良いぜ?
    兄ちゃんウォール校に通ってんだろ?
    今レベリオのヤンキーが占領してるからあまり良い気分がしないと思うよ』


    リヴァイ『心配すんな。空くまで外で待つ』


    店の外に誘い出してから〆るとしよう


    子供『……しょうがないなぁ』


    タッタッタッタ



    俺の答えを聞いたガキは面倒臭そうな顔をした後に店に向かって走り出した



  53. 57 : : 2018/05/16(水) 20:40:40
    期待!
  54. 58 : : 2018/05/17(木) 10:41:27
    喫茶店 フクロウ

    カランカラン

    『おい、さっさと2巻貸せよ』

    『もうちょっと待てよ、今最後の章読んでんだよ』

    『だはははは!!なんでそうなるんだ!?』ゲラゲラ

    『あー笑った。ん? おい5巻持ってったの誰だよ?』



    店外

    リヴァイ『こりゃマジであっちの奴らの掃き溜めだな……』


    しかも奴ら、カップ1杯しか飲んでねえな
    漫画読むだけの為に店に陣取ってやがる
    迷惑な連中だ
    さっきのガキはテーブル席にいる奴らに何やら話しかけているようだ




    子供『お客さん方、今1人入るからカウンター空けて貰えますか?』



    ヤンキー1『あ〜?今は俺達が座ってんだよ、見てわかんねえのか?』

    ヤンキー2『ねえ〜ボクどうちたの?お手伝い?偉いでチュねぇ〜』

    ヤンキー3『オイやめろ、お前がやると気持ち悪いんだよ』

    ヤンキー4『わりいな小僧。あと30分したら帰ってやんよ』ケラケラ


    子供『……』ハァ


    子供『お客さん方?
    テーブル席のソファ、3人掛けなのに座ってるのは2人だけですよね?
    カウンターに座ってるお客さんに詰めてもらえばあと1人座れるんですけど』


    ヤンキー2『ッチ…………あのねえ坊や。
    今このテーブル席は俺等が使ってんの。
    新しい客が来たら今いる客を追い出すのって失礼じゃね?』

    ヤンキー3『そーそー。普通新しい客に待ってもらうのが筋じゃねえかなぁ?』


    子供『…………お客さん方、さっきから1杯だけ頼んでずっと漫画読んでばかりですね』


    ヤンキー4『だったらどうした?俺らも客なのは変わんねえだろが?』


    子供『ここは漫画を読むための店ではありません、コーヒーを飲むためのお店です。
    今待ってるお客さんは1杯飲むのに座る席が必要なんです。

    そしてこの店を利用するお客さんが占有出来るのは一人一席です』

    子供『他のお客さんに迷惑をかけたら次からは入店を拒否させて貰いますよ?』


  55. 59 : : 2018/05/17(木) 11:13:04

    リヴァイ(ほう…………)

    あのガキ、態度がでけえだけじゃねえ
    結構度胸がありやがる
    10人以上の不良相手に怯みもしねえとは……


    ヤンキー1『…………ッチ!
    おい、そっち詰めろ』

    ヤンキー2『んだよ……ッたく!』シブシブ

    ヤンキー3『これで満足だろ?さっさと失せろ!!』



    子供『ご協力ありがとうございます』ペコリ

    子供『―――』チラ


    こっちに目配せした
    どうやら交渉成功らしい
    当初の予定と違うが、とりあえず様子見で店に入るとしよう
    念の為学ランは脱いどくか


    カランカラン

    子供『いらっしゃいませー』



    ヤンキー2『んだよ、中坊かよ』

    ヤンキー3『中坊だぁ?
    ……にしちゃあちっこ過ぎねえか?』

    ヤンキー4『気取った小坊じゃねえのか』ケラケラ

    ヤンキー1『ガキのくせに一丁前に喫茶店なんかに来やがってよ!』

    アハハハハ
    ボウヤ,ガッコウドウシター⁉
    ゲラゲラ




    ……うぜえ奴等だ
    うちの学校のゴミ共が可愛く見えるレベルだ


    子供『……ここ座ってくれよ』スッ


    空いたカウンターに座る
    メニューを差し出したガキに礼を言っておこう


    リヴァイ『わりいな。世話を掛けちまった』


    子供『気にしなくていいぜ』ニカ

    子供『―――じゃない!

    どうぞお気になさらず、お客さん。
    注文が決まりましたら呼び鈴でお呼びください』


    リヴァイ(様子見がてら何か頼んでみるか)



  56. 60 : : 2018/05/17(木) 19:26:22

    参ったな

    俺は紅茶派なんだが、ここで出してるのはコーヒーオンリーか……
    正直ブラックとミルクくらいしか違いが分からん
    取りあえずブレンドコーヒーでも頼むか

    そういやこのガキ、コーヒー淹れれんのか?



    リヴァイ『おい。お前が淹れるのか?』


    子供『俺じゃないよ。
    コーヒーは店長が淹れる』


    リヴァイ『そうか……』


    まぁそうだろな
    見た所小学生のこいつには流石に無理だろう
    ふとカウンターの向こうの棚を見ると、
    茶葉の缶とティーポッドが置いてあった
    メニューには無かったはずだが……


    リヴァイ『後ろの棚に紅茶が置いてあるが、出してねえのか?』


    子供『今のところはまだ出す予定はないよ。
    茶葉の配合がまだ完全じゃないから』


    リヴァイ『………………そうか』


    残念だ


    子供『……もしかして兄ちゃん、紅茶派?』


    リヴァイ『まぁな』


    子供『じゃあ淹れてあげるよ。代金はサービスするから心配要らないよ』


    リヴァイ『お前が淹れるのか?』


    子供『紅茶出そうって店長に言ったのは実は俺なんだ。だから店で出すときは俺が紅茶の担当になるんだ』


    リヴァイ『…アッサム貰えるか?』


    子供『あいよー』カチャカチャ




    そう言うとガキは準備を始めた
    まぁ、ガキの出すものにそれほど期待はしちゃいねえが、待ってる間に奴等の話に聞き耳を立てる


  57. 61 : : 2018/05/17(木) 19:52:10

    ヤンキー3『おい、肘当てんなよ!』

    ヤンキー4『狭えんだよ!
    ッたく、せっかく忌々しいウォールのアホ共から店をぶん取ってやったのによ!』

    ヤンキー1『そういや、最近はウォールのアホ共のツラ見掛けねえな』

    ヤンキー2『何でも、誰かは知らねえが連中を病院送りにしてる奴がいるそうですぜ』

    ヤンキー3『ほお、俺らのチームの奴か?』

    ヤンキー2『いいや。ヘッドの話じゃ、アイツら勝手に仲間内で潰し合ってるらしい』

    ヤンキー4『何だそりゃ!?
    わざわざ俺らの手間を省いてくれてんのか?
    親切な奴らだ。
    誰だいその病院送りにした奴ら?』

    ヤンキー2『いや…どうもやったのは1人らしいぜ。
    昨日は連中がそいつに報復リンチ仕掛けて返り討ちにされちまったとか』

    ヤンキー3『ハハハ! マジかよ!?
    そんな腕の立つ奴が今まで向こうにいたか?』

    ヤンキー1『どんな奴にせよ、たった1人にやられるような情けねえ腰抜け共だったってのは確かだな』

    ヤンキー3『腰抜けといや、今朝の連中の校舎見たか?
    ありゃ傑作だったな』

    ヤンキー2『ああ、まさにアイツらにぴったしの文句だったな』

    ヤンキー4『やった奴らセンスあり過ぎ』


    チガイネエ‼
    ダハハハハ



    リヴァイ『……………』


    どうやらあいつらの中に実行犯はいねえらしい
    だが本棚近くのテーブル席にいるあの4人はおそらく周りの奴よりは格上だ
    絞め上げりゃ何か吐くかも知れん

  58. 63 : : 2018/05/18(金) 12:00:18

    子供『お待たせしました、アッサムです』カチャ


    俺が頼んだ紅茶が来た
    取りあえずさっさと飲んじまうか
    その後に奴らを外に誘い出して詳しく聞かせてもらうとしよう


    リヴァイ『ああ…悪いな』

    ズズ…



    リヴァイ『……………』


    ……思った以上に美味い
    香りが濃く出ている
    かと言って苦味がしつこくも無い
    期待しないでいたがこのガキ、中々出来るな


    子供『どう?一応店長にお墨付きは貰えたから酷くはないと思うんだけど』


    リヴァイ『……確かに美味いな』


    認めよう
    このとき俺はヤンキー共の存在やペンキ塗れにされた校舎の事も忘れちまう程に感動していた


    子供『へへ……お客さんに出したのは初めてだけど、上手く行って良かったよ』


    歳の割に落ち着いた奴だと思ったが、褒められてはにかんだツラはまんまガキだ


    リヴァイ『これで十分美味いと思うが、まだ店には出せねえのか?』


    子供『今はまだ店長と値段を打ち合わでしてるんだ。
    実はブレンドティーも出してみてえんだけど、そっちは今ひとつ物足りねえんだ』


    リヴァイ『出せば間違いなく常連が1人着いてくるぞ。店長にもそう言っとけ』


    子供『ありがとな兄ちゃん』





  59. 64 : : 2018/05/18(金) 12:00:58


    『おい!6巻は俺が次だぞコラ!!』ガタン

    『順番なんざ決めてねえだろテメエ!!』ガタン

    『ふざけんな!!さっきから待ってんだ、よこせ!!』

    ガシャン‼ パリン

    『やべ、落としちまった』

    『おいガキ、カップが割れたぞ!片付けとけ!!』




    子供『~~~ッ、ああもう!!』

    ガキはまたかと言わんばかりの不満顔で塵取りを掴んだ


    サッサトソウジシロ! 
    オキャクサン、コレデ3ドメデスヨ!
    ツギハベンショウシテモライマスカラネ!

    自分でカップを落としておいて悪びれもしねえとは
    あのガキとどっちが年上か分かりゃしねえ……
    破片を処分したガキが済まなそうに詫てきた


    子供『騒がせてゴメンな』


    リヴァイ『いや……ところで、あのヤンキー共はいつから入り浸ってやがんだ?』


    子供『昼の部からからずっとだよ……
    ああやって騒ぐから他のお客が寄り付かねえし、カップ1杯頼んで何時間も居座るから売り上げも少ないし、困っちまうよ』


    リヴァイ『店長は何してる?』


    子供『どうせ他に来る客もいないから揉めるなって言ってる』


    リヴァイ『なるほどな……』


    茶も十分堪能したことだし、そろそろ本来の目的を果たすとしよう
    それにさっきからこの店にこいつらがいるのがムカついてきた


    リヴァイ『茶、美味かったぞ。いくら払えばいい?』


    子供『いや、良いって。
    サービスだって言ったろ?
    それにまだ値段決めてないからお金は受け取れないよ』



    リヴァイ『そうか……………わかった』

    バサ


    ヤンキー1234『『『『―――ッ!』』』』


    席を立ってヤンキー共の前で学ランを羽織る
    向こうもどうやら俺がウォールの生徒だと気付いたのか、会話が止まる


    子供『ちょ、なにもこんなとこで!?』


    リヴァイ『1杯奢ってくれた礼だ……




    うるせえハエ共を追っ払ってやる』ジロ





    『『『『…………アァん?』』』』ピキ



    ヤンキー共にひと睨みして店を出る
    さあ出てこい
    相手は中坊がたった1人だ
  60. 65 : : 2018/05/19(土) 21:50:04

    路地裏

    ヤンキー1『ようようチビ助。
    さっき俺等の事をハエっつったか?』


    リヴァイ『自覚があるようで何よりだ』


    ヤンキー2『おいおいテメエ俺等に喧嘩売る気か?
    中坊1人で乗り込んでくるたぁいい度胸だ』


    リヴァイ『…………あいにく俺は喧嘩しに来た訳じゃねえ』


    『今更命乞いかぁ!?』
    『赦して欲しけりゃマッパになって土下座しやがれゴラァ!!』
    『中坊だからって手加減しねえぞ!』

    ソーダソーダ‼


    どうも誤解を与えちまったみてぇだな
    こいつ等のお粗末な脳ミソにそこまで期待するのも酷ってもんだが



    リヴァイ『オイ…………この中に今朝ウォール校にペンキをぶちまけたクソ野郎を知っている奴がいたら名乗り出ろ』


    ヤンキー共『『『『『『『『……………………………………
    ハァ??』』』』』』』』



    リヴァイ『素直に話してくれたらそいつは見逃してやる』







  61. 66 : : 2018/05/19(土) 22:06:37











    ―――――――っぷ



    だははははははははははははははははははははははははははははは!!!!!!
    ゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラ!!!!!






    ヤンキー1『ははははは!!
    お前ら聞いたか!? 素直に話したら見逃すってよぉ!!』

    ヤンキー2『ククククク!
    こいつ俺達をお仕置きするつもりだぜ!!
    アタマおかしいんじゃねえの!?』

    アハハハハハ‼
    プークスクス
    ハライテェーー‼






    …………どうやら素直に話してくれる気はねえようだ
    残念だ
    正直こいつ等には特に恨みもねえし、あの店に近づかねえよう脅すくらいで勘弁してやろうと思ってたんだが


    リヴァイ『…………………………答えはNoで良いか?』



    俺が念を押すとヤンキー共はポッケからナイフを取り出した

    ヤンキー1『話して欲しけりゃ力尽くで聞いてみなチビ』



    リヴァイ『安心した……………これで








     心 置 き な く 掃 除 出 来 る 』


  62. 68 : : 2018/05/19(土) 22:15:34

    喫茶店フクロウ


    キュ キュ キュ

    子供『……………さっきの兄ちゃん大丈夫かな?』








    『『『ぎぃやぁあああああああああーーーーッッ!!!!!!!!』』』




    子供『――――うぉッ!! 何だ!!?』ビク



    バタン‼

    カランカラン…



  63. 69 : : 2018/05/19(土) 23:57:13

    路地裏





    うつ伏せのヤンキー1『うぐぁああッ……』

    くの字になって悶絶するヤンキー3『ーーッ、がはッ!!ごぉえええ!!』ビク ビク

    手足が変な方向に曲がったヤンキー4『』

    その他ヤンキーだったもの『『『』』』







    ヤンキー2『お願いだぁあぁああッッ!!
    もうやめてくれええぇえぇえ!!!!』

    ギリギリギリ

    リヴァイ(腕ひしぎ中)『うっせーな……
    止めてやるからさっさと吐けよ』

    俺だって辛えんだよ…………てめえ等の耳障りな喚き声を聞くために無駄に労力を使わせられてんだぞ
    オマケにまた制服をクリーニングに出さねえといけなくなった


    リヴァイ『他の奴らはお前がラインに校舎の画像を上げたっつってたぞ。
    誰が撮ったか心当たりくらいあるだろが』ギシィィィ



    ヤンキー2『ウギァアアアッッ!!
    や、やったのは中等部1年のジークって奴だ!!』




    やれやれ……こいつでようやく犯人に辿り着いたか
    まさか俺と同い年の奴の仕業だったとは

    リヴァイ『中1だと?
    なら今年入学したばかりじゃねえか。
    何でそんな奴までこっちまで乗り込んで来る?』




    ヤンキー2『これ以上詳しい事は知らない!!本当だ!!!!』



    ………ウソをついてる様子はないか
    もうこれ以上は聞き出せそうにねえな

  64. 70 : : 2018/05/20(日) 00:00:32


    リヴァイ『そうか……………教えてくれてありがとう』ギギギギ





    ゴキン



    ヤンキー2『ーーーーッッ!!!!
    がぁあぁあああああああああッッッッ!?!?!?』




    リヴァイ『うるせえよ。
    外しただけで騒ぐな』




    ヤンキー2(脱臼)『ひグッ、えぐッ……
    いでえよ……何で……?
    正直に話したじゃねえかよぉぉ……………』メソメソ




    リヴァイ『ああ…………そいつは別勘定だ』





    ヤンキー2『……………?』グスグス





    リヴァイ『テメエ…………さっき店でカップを割ったな?』









    リヴァイ『俺はゴミを散らかす奴らが心の底から嫌いなんだよ』

  65. 71 : : 2018/05/20(日) 00:56:16

    ヤンキー2(え……………そっち?)




    リヴァイ『さて…………最後に警告だ。
    他の仲間にも伝えとけ』



    ヤンキー2『………?』ビクビク



    リヴァイ『二度とあの店で騒ぎを起こすんじゃねえ』ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ






    ヤンキー2『ヒィッ!!』ガタガタ



    リヴァイ『……………良いな?』ギロ




    ヤンキー2『う…………ああああああ!!


    助けてくれええええええええ!!!!』ダッ









    ふぅ……
    何はともあれこれで犯人の目星は付いた
    アイツらもしばらくはあの店に寄り付かねえだろうし、今日はもう帰るか
    帰りにホームセンターで明日の掃除で使う
    うすめ液を買って行こう




    タタタタ

    子供『おい!! 兄ちゃん無事か!?』


    リヴァイ『よぉガキ。見ての通り無事だ』


    子供『良かった―――――うわッ、何だこりゃ!?
    さっきのヤンキー共じゃねえか!!』


    リヴァイ『慌てんな、死んじゃいねえよ』


    子供『まさか……兄ちゃんがやったのか?』


    リヴァイ『―――――だったらどうだってんだ?』


    怖くなったか?
    まあ無理もねえか
    さっきまで接客してた奴がヤンキー以上に危ねえ奴だと知ったら誰だって―――――――






    子供『スッゲエ!!』


  66. 72 : : 2018/05/20(日) 01:21:28

    リヴァイ『……………は?』



    子供『兄ちゃんたった1人でヤンキー共をやっつけてくれたんだろ!?』

    子供『スゲエよ!ありがとな!!』キラキラ



    予想外の反応だ
    誰かをボコって尊敬や感謝されたのは初めてだ


    リヴァイ『……………別に大したことじゃねえ。
    俺にとって不快なクソ共を掃除しただけだ』



    子供『でも、今までアイツらには店も迷惑してたんだ。
    ホントに助かった……………じゃない!
    本当に助かりました!』ペコリ




    …………面白いガキだ







    リヴァイ『おいガキ。

    ―――――お前、なんて名だ?』






  67. 75 : : 2018/05/20(日) 02:28:18

    翌日

    喫茶店フクロウ

    カランカラン

    リヴァイ『よう、エレン』


    エレン『あ!いらっしゃいませ、リヴァイさん!』


    店長『……エレン、知り合いか?』


    エレン『昨日話した、ヤンキーを追っ払ってくれた人だよ店長』


    店長『ああ……君がそうか』


    このおっさんが店長か
    エレンの父親か?……にしては老けてるな


    リヴァイ『……昨日は店を騒がせて悪かった。
    申し訳無い』


    店長『いや……こちらこそうちの店員が何かと失礼した。
    それに迷惑な客を処理してくれたお陰で今日は客足が多い。
    むしろ礼を言いたい』


    エレン『リヴァイさん、ご注文をどうぞ!!』


    こいつ……タメ口がなくなったと思ったら落ち浮きが無くなってねえか?



  68. 76 : : 2018/05/22(火) 10:51:53

    リヴァイ『……昨日の紅茶、
    今日は金を払って飲みてえんだが……頼めるか?』


    エレン『分かりました!
    店長、値段は取りあえずアメリカンと同じでいいですか?』


    店長『まぁ良いだろう』


    エレン『それじゃ、すぐにお出ししますね!』

    カチャカチャ 



    なぜ今日もこの喫茶店に来たのか
    昨日潰したヤンキー共は今頃奴らの元締めに俺のことを伝えてる筈だ
    たった1人の中坊に縄張りを荒らされた挙げ句、仲間を全滅させられたとくりゃ、奴らはプライドを守る為に報復を仕掛けるだろう
    俺の校舎を汚しやがったジークとか言う奴が出てくりゃ御の字、手掛かりくらいは掴めるはずだ




    エレン『お待たせしました、アッサムです!』コト




    まぁ、美味い茶が楽しみで来ているのもある


    リヴァイ『ああ』ズズ…


    美味い……
    自分で淹れたりすることはよくあるが、ここまで上手に入れられた試しはねえ
    コイツのおかげで他人の手が触れたもんを口にするのも悪くないと思うようになった


    店長『……エレン。
    お客に応接するときは大声で話すな。
    喫茶店は味だけでなく雰囲気を大事にしろと言ったはずだ』


    エレン『……わかったよ』ムス


    店長『……勤務中の話し方はどうした』


    エレン『かしこまりました、店長』




    まだ小学生の割にはしっかりした奴だとは思ってたが、
    この店長の指導の成果か
    店の雰囲気から見てセンスは悪くねえようだ


  69. 77 : : 2018/05/22(火) 11:10:57

    カランカラン

    ???『ヤッホーエレン!お手伝い頑張っているか〜?』


    エレン『うげ…』


    雰囲気に水を挿すようなチャラついた声が響いた
    エレンが入ってきた客を見て露骨に嫌な顔を見せる
    招かれざる客か?


    ???『相変わらずツンツンしてるな〜!
    記念に撮っとこ』パシャパシャ


    エレン『やめろよウゼえな!
    客来てんだぞ!』プンプン


    ???『あ、お騒がせしてスンマセン』ヘラヘラ



    ウゼえ上に軽い奴だな
    制服を見るにレベ校の生徒…………昨日のヤンキー共の一味か?

    リヴァイ『……おいエレン。
    何なら追い出すか?』ヒソヒソ


    エレン『いえ、ぜひお願いしたいと言いたいとこなんですけど…………コイツはちょっと』ヒソヒソ



    ???『え?なになに?
    お兄ちゃんに内緒でお客さんと何話してんの?
    仲間外れなんて悲しいぞエレン〜』



    マジでウゼえな
    男がこのノリで話すのがこんなにもウゼえもんだったとは……………




    ………………………………………ん?

  70. 78 : : 2018/05/23(水) 22:41:36

    リヴァイ「オイ……お前、名前は何だ?」


    ???「うん?俺っすか?
    あっと……自己紹介しないとな」

    イェーガー「どうも、イェーガーといいます。
    実は俺、エレンの兄貴なんすよ〜」


    リヴァイ「……マジか?」


    エレン「……はい」


    リヴァイ「全然似てねえな」


    イェーガー「アッハハハ……やっぱそう思う?
    ところでおたくの名前をまだ聞いてないな」


    リヴァイ「……リヴァイだ」


    イェーガー「どもども、リヴァイ君。
    そっかー君がリヴァイ君ねぇ〜。
    エレンから聞いたよ。何でもうちのワル共を店から追い出してくれたそうじゃん?」

    イェーガー「世話をかけたねぇ〜」

  71. 79 : : 2018/05/24(木) 08:07:58

    リヴァイ「……」

    何だか小馬鹿にされてるようでムカつく
    だが目の前で兄貴を邪険に扱うのも気まずいだろう
    エレンの顔を立てて握手くらいは応じてやろう

    リヴァイ「別に……俺が迷惑したから片付けただけだ」スッ

    ガシ

    ギュゥゥウウウ

    どうやら友好を結ぶ気はねえようだ


    イェーガー「いや〜昨日からエレンが君の事をひっきりなしに話すもんでさ………一度どんな奴か会ってみたかったんだ……」ギリギリ


    リヴァイ「……………そいつは光栄だ」ギリギリ


    イェーガー(図に乗るなよリヴァイ君…………
    エレンのお茶汲み修行に付き合って来たのは俺なんだよ。たまたま店でサービスされたからっていい気になるな)ボソ


  72. 80 : : 2018/05/24(木) 08:55:13

    イラ……

    リヴァイ「分かった……………気を付けよう」ミシィィイイ


    イェーガー「んがぁぁああああ!?!?」グギギギギ

    パッ


    エレン「うわっ!?
    いきなり叫ぶんじゃねえよジーク!」


    イェーガー「こ………このヤロウ、やりやがったな……痛えよ……」


    リヴァイ「おっとスマン。
    ちょっとだけ強めに握り返したんだが……どうやらお前の兄貴にはちと強すぎたらしいな」


    エレン「やっぱスゲえなリヴァイさん!
    ジークの握力って100kgはあんのに!」キラキラ


    イエーガー「エ、エレぇ〜ン……
    兄ちゃんの心配してくんないのぉ〜?」


    エレン「はぁ?どうせまた握り潰そうとしたんだろ?いい加減俺の知り合いに会うたびに牽制すんの止めろよな!」


    イエーガー「いいや!!
    きっとコイツも良からぬ考えでお前に近づいてきたに違いない!
    こんな目付きの悪いのが居たら悪影響だ!!」



    リヴァイ「大きなお世話…………ん?

    ちょっと待て……今ジークって言ったか?」ジロ


  73. 81 : : 2018/05/25(金) 15:25:41

    イェーガー改めジーク「あん?そうです俺がジークです何か?」ペッ


    リヴァイ「そうか…………1つ聞いておきたいことがある」



    リヴァイ「俺が1ヶ月かけてピカピカにした校舎にペンキをぶちまけやがったクソ野郎を探しているんだが……」





    リヴァイ「まさかお前がそうか?」ゴゴゴゴゴ




    ジーク「……そうだと言ったら……………どうする気かな?」


  74. 82 : : 2018/05/25(金) 15:50:30

    リヴァイ「……残して欲しい手足を言え。
    2本までなら考慮してやっても良い」ギロ


    ジーク「生憎手足はやれないなぁ……
    俺こう見えてピッチャーなんでね」


    リヴァイ「そうか……………表へ出ろ。
    ここでお前を掃除したら店が汚くなっちまう……」


    ジーク「良いね…………俺って結構しつこいよ?

    自分で言うのもなんだが、台所の換気扇の油汚れ並に手強いから覚悟したほうが良い……」ガタン


    リヴァイ「心配いらねぇ……………掃除は得意だ」ガタン


    エレン「え? あのリヴァイさん、どうしたんですか?」


    リヴァイ「エレン……悪いがお前の兄貴には貸しがある……取り立てさせてもらうぞ」


    エレン「貸しって………おいジーク、何かしたのかよ?」


    ジーク「…………悪いねエレン、ちょっとばかしこの坊やと遊んで来るよ」


    ツカツカツカ…

    バタン
    カランカラン






  75. 83 : : 2018/05/25(金) 21:02:00

    路地裏

    ジーク「漫画とかでよく路地裏で喧嘩するパターンは見たけど、まさか自分で体験するとはねぇ〜……」ザッザッザッ


    路地の奥の方へ移動してやがる
    何か企んでんのか?


    リヴァイ「ずいぶん余裕だな………昨日のクソ野郎共がどうなったか聞いてんだろ?」


    ジーク「悪いけど病院送りになる気は無いよ。
    君がやっつけた奴らよりは出来るつもりなんでね」ザッザッザッ……


    さっきからどうも個人的に気に食わねえ奴だ
    だが逆に感謝してえ気分だ
    嫌いな奴が相手なら遠慮する必要も無い……

    と言いたいところだが…………


    リヴァイ「お前の弟に免じて立ち上がれなくなる程度で勘弁してやる……来な」ジリ…


    ジーク「ふむ……そっちからで良いよ。
    自分から仕掛けるよりやり返す方が気が楽だ」

    ザッ

    ジーク「俺スポーツマンだからさ……
    自分から暴力振るうのキライなんだよね」スッ…





    リヴァイ「そうか………………………




    ダン‼





    ジーク(―――疾い!!)





    何のつもりか知らねえが、一気に距離を詰めてやる
    先ずは顎を撃ち抜いて――――――――



  76. 84 : : 2018/05/25(金) 21:11:47


    ――――――――――ブゥン‼





    ビシィ‼‼



    リヴァイ「うぐッッ!!!?」ザザッ



    ビシ‼

    ビシビシビシビシィッッッッ!!!!!!

    リヴァイ「ぐぁッッ!!?」







    ジーク「あっと………………体狙ったつもりだったんだけど、一発顔面に当てちまった」

    ジーク「…………やっぱさっき握られたせいで
    コントロールが甘いな……
    すまないな、痛かったろ?」



    リヴァイ「ぐ……コイツは…………ボルトか?」ヨロ…

  77. 85 : : 2018/05/25(金) 21:19:31

    コイツ……!

    ボルトを散弾みたいに投げつけてきやがった!!


    リヴァイ「……わざわざ奥に移動して距離を取ったのはこのためか」ツー

    ポタ… ポタ…


    ジーク「分かってんじゃん……
    狭い路地だから避けようにも逃げ場が無い―――

    ―――――――――――っしょ?!!」ブゥン‼



    リヴァイ「ッッ!!」


    ビシビシビシ!!!!


    リヴァイ「ぐぉッッ!!?」



  78. 86 : : 2018/05/25(金) 21:51:53

    やべえ!

    脇に移動しても路地が狭い上、壁で跳弾して逃げ場が……!!


    リヴァイ「クソッ!!!!」ダン




    ジーク「お? 意外と冷静だな……
    そうだ、このボルトのつぶてから逃れるには
    後ろに下がって路地を抜けるしか無い」

    ジーク「俺は素手の喧嘩はあまり強くないんでね………殴って腕を痛めたりしたら野球が出来ないだろ?
    だから殴られない、かつ殴る必要の無いやり方を編み出したんだ」ジャラ



    リヴァイ「く…………暴力がキライだと?
    こっちの方がよっぽどえげつねえだろが!!」



    ジーク「暴力に立ち向かうのに必要なのは知恵とさらなる暴力だ。
    ……さてどうする?
    そうやって通りの角に隠れていてくれれば俺も痛い思いをさせずに済む」


    ジーク「言っておくが無駄弾を撃たせる気なら無駄だぞ?
    お前が逃げ切れられない距離に踏み込むまでは撃たない。
    そしてこの狭い路地の長さは20mだ。
    奥にいる俺のとこへ辿り着くまでに4回は打ち込める」


    ジーク「さっきは警告のつもりで顔を避けたが………次は顔面に当てる。そうすりゃ流石のお前も怯むだろ?
    怯んだ分俺は時間稼ぎが出来て撃ち込む回数を増やせる」



    ジーク「…………どうだ?まだ続けるか?」


  79. 87 : : 2018/05/27(日) 22:22:10

    リヴァイ「あいにく俺はお前を見逃すつもりは全く無い。
    俺の校舎を汚した落とし前はつけさせてもらう」



    ジーク「……そうか、残念だ。
    エレンがお前を気に入ってたからなるべく怪我はさせたくなかったんだが……」

    ジーク「来いよリヴァイ君……」




    リヴァイ「とは言えこの威力……流石に何発も食らったらマジでヤベえな」

    リヴァイ「だがどうにかして奴に近付かねえと――――――」








    ジーク「ん〜やっぱ素直に飛び込んでくるほど馬鹿じゃないか……」ジリ…



    リヴァイ「おい!
    今からテメエの面をぶっ潰す!
    覚悟を決めるんだな!!」



    ジーク「ならさっさと潰しに来いよ。
    俺に近づかない限りお前は手も足も出せないぞ?」



    リヴァイ「そうだな…………そうさせて貰う!!」ガシャン
  80. 88 : : 2018/05/27(日) 22:27:58

    ジーク(来るか!)ザッ


    ガシャン‼ ガシ! ガシ!


    ジーク「―――!?
    ……………なんの音だ?」


    ガン! カン! カン! カン! カン!……


    ジーク(近づいて来やがる……
    だが奴の姿が見えない!
    一体何をして……………)







    ダン‼


  81. 89 : : 2018/05/27(日) 23:46:44

    ジーク「―――――上だと!?」バッ

    ジーク(コイツッ、屋根を伝って―――――)




    リヴァイ「ここだ!」バッ



    ジーク「跳びやがった――――――クソォ!!!」

    ブン!!!!





    リヴァイ「ぐっ!」ビシビシ‼


    スカ スカ


    ジーク(拙い!体勢が崩れて狙いが―――――)




    ____スタッ

    リヴァイ「――――――――来たぜ!」ブゥン!



    ゲシィ‼



    ジーク「ガッ!!!?」


    ドサ‼


    ジーク(馬鹿な……
    屋根によじ登ってここまで伝って来るなんて普通するか――――!?)




  82. 90 : : 2018/05/28(月) 00:10:42


    リヴァイ「ハァ、ハァッ―――――ようやく……一発食らわせたか」ゼェ…ゼェ…

    コイツのつぶての威力はマジでヤバかった
    だが真上に向かって投げるのは流石に慣れてなかったようだ
    威力こそ落ちて無かったが、狙いが散漫で2発しか俺に当たらなかった


    ジーク「この…………バケモノが!」ヨロ…



    リヴァイ「光栄に思え………
    俺が一発食らわすまでにここまで傷を負ったのは初めてだ」ゼェ…ゼェ…



    ジーク「クソッ!!!!」ブン‼


    リヴァイ「チィ――――!!!!」ダ‼‼



    バキィ!!!!

    ジーク「ゲボォ!!?!?」ドサ


    リヴァイ「お前の戦法は距離を取られたら確かに厄介極まりねえが……………接近しちまえば逆に投げるまでの動作が掛かり過ぎて素手相手には不利だ」



    ジーク「……あんな方法で距離を詰めてくる奴がお前以外にいるかよ……ぐっ!!」



    リヴァイ「さて………これでようやくお前におしおきが出来る」ザッ

    リヴァイ「だがその前に一つ聞きてぇ……………
    お前は俺と同じ中1だ。
    ついこの前入学したばかりのお前が、なんだってうちの校舎に乗り込んで来た?」



  83. 91 : : 2018/05/28(月) 00:23:34
     
    ジーク「……………何で今それを聞く?」



    リヴァイ「長年抗争を続けて来た高等部の連中ならともかく、お前は何の恨みも因縁もねえ筈だ……………そんな奴が、わざわざ警備員を怪我させてまでウォール校に殴り込んで来るか?」

    リヴァイ「あれをやったのはお前の意志か?


     それとも……………命令されたか?」





    ジーク「……………なるほどね…」

    ジーク「イカれてると思ってたが、存外頭も回る奴だ……エレンが気に入る訳だ」


  84. 93 : : 2018/05/28(月) 00:44:34

    ジーク「お前達の校舎を汚したのは済まないと思ってるよ……………だが、レベリオ校では下級生は上級生の言うことに逆らえない、暗黙のルールがある」

    ジーク「特に高等部の連中の命令は俺達中等部には絶対だ……………
    逆らったら目を着けられ、暴力も当たり前に振るわれる」

    ジーク「平穏に過ごすには服従する以外に選択肢は無い……………だから無茶な命令だろうと、
    やるしか無かったんだ」



    リヴァイ「……………お前に命令したのは誰だ?」



    ジーク「高等部のコスロって奴……うちのヤンキー共のヘッドだよ。
    しかし参ったよ………お前みたいなのを相手にするくらいならあのデブを殴る方がまだ勝算があったかもな」


    ジーク「…………話は終わりか?
     ………ならさっさと済ませてくれよ。
    出来ることなら骨折は勘弁して欲しいな」


  85. 94 : : 2018/05/28(月) 09:30:07

    リヴァイ「……わかった、善処はしてやる」スッ




    ジーク(だから嫌だったんだ…………他校との喧嘩に関わるなんて)













    ???「おいおいジーク………結局お前までヤラれてんじゃん」



  86. 95 : : 2018/05/28(月) 09:44:32

    リヴァイ「あ?」


    ジーク「コスロ……………さん」




    コスロ「茶店取り返してこいっつったのに………これだから中坊は使えねえ」

    ゾロゾロ



    ムカつく面したデブがいきなり会話に混ざって来やがった
    後ろの奴らはレベ校の高等部か……
    20人以上はいやがる



    コスロ「リヴァイっつったか?
    昨日はコイツが世話になったな」

    ヤンキー2「……よぉ」



    リヴァイ「ああ……お前か。
    昨日外した肩は無事か?」



    ヤンキー2「ふざけやがって…………ヘッド、コイツで間違いありません」

    コスロ「うちのを10人病院送りにした奴と聞いて見に来てみりゃ、エラくチビだな…………」

    コスロ「……んで、散々大口叩いといてあっさり返り討ちになったってわけか、ジーク?」



    ジーク「……すみません」



    コスロ「……ったく、これじゃあお前のとこのガキ共に手を出さねえって約束も無効だなぁ?」
    ニタニタ



    ジーク「ま、待って下さい!
    俺は負けましたがコイツも消耗してます、
    昨日みたいには戦えないはずです!」

    ジーク「勝てこそしませんでしたが、俺は十二分にレベリオ校に貢献したはず……
    だからどうか、リトルの皆にこれ以上手を出さないで下さい!!」



  87. 96 : : 2018/05/28(月) 15:32:25

    コスロ「はん! 負けても厚かましさだけは健在だな?
    しかしまぁ………」



    リヴァイ「…………」ゼェ… ゼェ…



    コスロ「まあお前一人でここまで疲弊させた事は褒めてやるよ。

    おいテメエら! こいつを囲め!!」



    ゾロゾロゾロゾロ…



    リヴァイ「見くびられたもんだな……俺がちょっと疲れた程度でお前らみてーなクソ共にやられるとでも?」



    コスロ「いいや? お前がこんだけの人数相手でも危うい事くらい分かってるさ…………おい、連れて来い!」


    ヤンキー2「ヘイ! 
    オラ、暴れんなこのクソガキ!!」





    ンーー!ンンーーーーッッ!!


    リヴァイ「――――!?
    エレン……てめえ等……………」ギロ



    エレン「んんんんッッ!!」ジタバタ



    ヤンキー2「へへ……このガキ、お前と仲良しなんだろ?
    ジークとやり合ってる間、心配そうに覗いてたんだ」

    コスロ「言いたい事は解るよな?
    お前がちょっとでも抵抗しようもんなら……………」パチン


    スチャ

    リヴァイ「てめえ……………」



    コスロ「このガキが俺のナイフで痛い目に遭うんだぜ?」



    エレン「――――――ッ、…………ンンンンンンッ!!!!」ジタバタ ジタバタ

    ゲシィ! ゲシィ!

    ヤンキー2「痛ててて!
    いい加減にしやがれクソガキ!!」ゴン!





    エレン「んぐう!!……………モガモガ
    ――――――プハッ!


    いい加減にすんのはそっちだろが!!
    人質とった上大人数で囲むなんて卑怯だぞ!!
    正々堂々勝負しろぉ!!」



  88. 97 : : 2018/05/28(月) 16:09:46

    コスロ「ぷっ――――ダハハハハハ!!
      おいガキ。
      俺達は勝負じゃなくて喧嘩してんだよ!」

    ヤンキー2「卑怯だぁ?
      それがどうした!?
      俺達は不良だ、正々堂々なんざ知ったことか!!」

    ヤンキー他
      「「「「「そうだそうだ!!」」」」」

    ハハハハハ‼




    エレン「くっそぉ…………
     ごめんなさいリヴァイさん……
     俺、ジークがリヴァイさんと喧嘩するって思って……心配で…………」



    リヴァイ「…………エレン。
    お前が気にする事じゃねえ、心配するな」



    エレン「でも……」





    リヴァイ「それとな…………そいつ等の言っている事は間違っていねえ」

    リヴァイ「俺は校舎を汚したこのクソ野郎共を掃除しに来た……こんな奴らが卑怯な手を使ってくるなんざ端から分かりきってんだ」

    リヴァイ「それに、だ……こんな奴等如きに勝負なんざする価値もねえ……」



    リヴァイ「手前よりも年下のガキを脅して手を汚させた挙げ句、関係ない喧嘩の尻拭いまでさせるような臆病者がいくら集まったところで、
    俺はかすり傷すら付かねえよ」




  89. 98 : : 2018/05/28(月) 16:18:26

    コスロ「ほーん……じゃあかすり傷が付くか試してやるよ。
    お前ら! やっちまえ!!
    抵抗したらこのガキを痛めつけてやる」


    ヤンキー共
    「「「「「「「「「
     おお!!」」」」」」」」」ザッ
















    「…………………………あのぉ〜……………」



  90. 99 : : 2018/05/28(月) 16:24:54

    コスロ「なんだジーク?

    起きたんならさっさとお前もコイツをボコれ!!」



    ジーク「コスロさん……………そのクリッとした可愛いおメメの坊や、どうしたんですか?」



    コスロ「このガキか?
    このチビが昨日からコイツと仲良くしてたからとっ捕まえて人質にしたんだよ。
    それがどうした?」



    ジーク「そうなんですかぁ〜…………

    それでそんな物騒なもんを突きつけてんですねぇ〜……………」



    コスロ「分かったならさっさと――――











    バキィィイイ!!!!!!!!

  91. 100 : : 2018/05/28(月) 16:48:16

    コスロ「ぶげぇえッ!!!!」ズザザ





    ヤンキー共
    「「「「「「ヘッド!!?」」」」」」

    ヤンキー2「な!? ジーク、てめえなんの真似だ!!」




    ジーク「…………」ザッ ザッ ザッ




    ヤンキー2「コイツッ! 近付くんじゃねえ!」
    ギリ…



    エレン「ぐっ……」

    ジーク「」ピタ



    ヤンキー2「よ、よし………それでいい。
    貴様ぁ……中坊の分際でコスロを殴りやがって!!
    覚悟は出来て―――――――






    ブゥン!!






    ――――ズガン!!!!


    ーーーーッッ、

    うぎゃあああああーーーーッッ!!!!」







  92. 101 : : 2018/05/28(月) 22:54:21
    てんさい

  93. 102 : : 2018/05/28(月) 22:54:41
    君 かっこいい
  94. 103 : : 2018/05/28(月) 22:55:20
    りり
  95. 104 : : 2018/05/28(月) 22:56:07
  96. 106 : : 2018/05/28(月) 22:59:04
    え?
  97. 107 : : 2018/05/29(火) 23:57:08

    ヤンキー2「は、はにゃがァあああ!!」パ




    エレン「うぉっと!」スル

    ジーク「大丈夫かエレン」

    エレン「う、うん……」

    ジーク「後ろに隠れてろ」

    エレン「分かった………」タタ





    コスロ「ぐぅう………」キッ

    コスロ「………ジークッ、このバカ野郎がぁああ!!
    誰を殴ったかわかってんのかテメエ!!?
    この落とし前はテメエ一人で済むと思うなy―――――」


    ガシ






    ジーク「 落 と し 前 だ 
     ぁ 〜 ? 」ゴゴゴゴゴ



    コスロ「あが…は、離せ」ギリギリ




    ジーク「人の可愛い弟に汚え手で触りやがってよぉ……」ユラリ

    ジーク「落とし前つけんのはテメエの方だよ
    コスロ『さん』?」



    ベキィ‼


    コスロ「ぽ……………」ドサ




  98. 108 : : 2018/05/30(水) 00:32:31


    モブヤンキー(以下モブヤン)
    「ひっ……イェーガー、テメエ俺らに楯突く気か!?」

    モブヤン「お前の大事なリトルリーグのガキ共がどうなっても良いのか!?」





    ジーク「――――――邪ッッッッッッッ!!!!」ギュオン



    ズガガガガ‼‼




    モブヤン「「「「おわぎゃああああ!!!」」」」



    モブヤン「ヒィ!!?」
    モブヤン「ヒデえ……」ゾク
    モブヤン「嘘だろおい……」ブル…



    モブヤンだった何か「「「「  」」」」









    ジーク「なぁリヴァイ君……
    俺ちょ〜っとブチ切れちゃってさぁ…………
    すこぉ〜しだけ手ぇ組まない?」ゴゴゴゴゴ


    リヴァイ「………同感だ。
    いい加減俺もコイツ等のツラを拝むのが耐えら得なくなったトコだ」ゴゴゴゴゴ




    ザッ ザッ ザッ ザッ





    モブヤン「クッ…………お前ら怖気づいてんじゃねえ!!
    こっちは20人いんだぞ!
    一人増えようが関係ねえ!!」




    ヤンキー共「「「「へ、ヘイ!!」」」」



  99. 109 : : 2018/05/30(水) 00:36:30



    リヴァイ「おいお前………間違えて俺に当てたら脳天叩き割るぞ」ザッ ザッ ザッ

    ジーク「安心しなよ………俺キレたときのがコントロールの精度上がるんだ……
    ほらアレだよ、窮地になると却って昂揚するランナーズハイって奴だ」ザッ ザッ ザッ

    リヴァイ「この程度のゴミ共相手に窮地に追いやられるとは情けねえ……」ザッ ザッ ザッ

    ジーク「イヤ違うから。
    窮地ってのは俺じゃなくて弟のって事だから。
    お父さんスイッチならぬお兄ちゃんスイッチみたいな」







    モブヤン「な、舐めやがって!!
    やっちまえ!!」

    ヤンキー「「「「「おお!!」」」」」

    ウォオオオオオ‼
    シニサラセェ−−‼
    ドドドドドド




    ジーク「今思えば何でこんな汚物の下に付いてたんかなぁ〜……自分でもさっぱり理解出来ない」

    リヴァイ「汚物か…………言い得て妙だがまぁ良い……………」







    リヴァジク『『 磨 り 潰 す 』』





  100. 110 : : 2018/05/30(水) 00:50:36

    5分後




    エレン「す、すげえ……………」ボーゼン







    「あ〜あ〜…………お前が逃がした奴仕留めるのに気を取られて何発か食らっちまったじゃないか」


    「いつから俺はテメエのフォローに回った?
    お前の身の安全なんざ知るか」

    ジーク「そんなこと言って、俺がお前の背後に回った奴をノさなかったら今頃お前の身長2センチ縮んでたぞ?」

    リヴァイ「恩着せがましい奴だ………俺は14人はブチのめしたぞ。
    文句言う前にもっと貢献しろ」

    ジーク「貢献言うなら俺大将ブチのめしました〜」


    リヴァイ「ッチ……………まぁ良い。




    ――――――――――これでようやく片付いた」







    ヤンキー共の屍の山
    「「「「「「「「「「 」」」」」」」」」」


    ドーン


  101. 111 : : 2018/05/30(水) 01:08:49

    ジーク「とはいえ流石に……………
    疲れたぁ〜」ゴロン


    リヴァイ「まぁ……こんだけの人数は……
    俺も……骨が折れたぜ……」ガク






    エレン「――――ッ!! リヴァイさん、ジーク!」ダッ





    ジーク「エレぇ~ン…………何でコイツの名前が俺よりも先に来んの?泣いちゃうよ?」


    リヴァイ「よぉ……………怪我はねえか?」


    エレン「俺は大丈夫………二人とも血が出てる!
    俺、店に行って救急箱と店長呼んでくるから、動いちゃ駄目だよ!?」


    ジーク「あ〜いいよいいよ、かすり傷だから平気さ。
    そうだろ?」


    リヴァイ「かすり傷だ?何の事だ?
    俺は全くもって無傷だが?」



    エレン「良いからここで待ってて!!
    絶対だぞ!?」タタタタ…






    ジーク「………全く心配性だなぁ。
    ま、可愛いから良いけど」


    リヴァイ「………小学生とは思えねえくらいしっかりした奴だな。
    本当にお前、あいつの兄か?」








    ジーク「……………半分は、ね」


  102. 112 : : 2018/05/30(水) 01:32:51

    リヴァイ「……………半分だと?」


    ジーク「あ〜今のナシ!
    忘れてくれ」


    リヴァイ「どう言う事だ?
    お前とあいつはあの店長のガキじゃなかったのか?」


    ジーク「イヤ店長は関係ない。
    店長はエレンを預かってるだけ……………
    ああもう、質問するな!」


    リヴァイ「預かってる?
    お前達の親は――――」






    ジーク「ちょっと黙れ」






    リヴァイ「……………悪い」


    ジーク「…………エレンの事を考えるなら、あいつが良いって言うまで触れないでくれ」


    リヴァイ「その、なんだ……………すまない。
    気の毒な事を聞いちまった」






    ジーク「……………は?」





    リヴァイ「まさかあの歳で両親と死に別れるなんざ――――――」


    ジーク「待て待て、死んでないから。
    親父もお袋もちゃんと生きてるよ!」


    リヴァイ「……………ッチ、紛らわしい言い方すんじゃねえよ」イラ


    ジーク「……俺が言うのも何だけど、お前ってかなり理不尽な奴だな」


    リヴァイ「俺はてっきり両親と死別したエレンをお前店長親子が引き取っているものとばかり……」





    ジーク(呆)「ハァ〜…………」

    ジーク「俺とエレンは腹違いの兄弟だ」

    ジーク「そんで……エレンの両親は今外国に行っている。今じゃ一年のほとんどは離れて暮らしてる」

    ジーク「……………そうなった原因のひとつが、俺達親子なんだ」

    ジーク「わかるよな?後は察してくれ」




    リヴァイ「ああ……察した………」


  103. 113 : : 2018/05/30(水) 01:54:53

    リヴァイ「ところで…………………………

    ――――――校舎の件についてだが」



    ジーク「……………今それに触れるか?
    勘弁してくれよ、まだ制裁し足りないの?
    どんだけ校舎を好きなんだよお前」


    リヴァイ「その事はもういい。
    結局お前はあのクソデブに脅されてやった訳だしな」チラ




    コスロだったもの「」



    ジーク「…………俺がリトルリーグでピッチャーやってんのを、あいつ等が嗅ぎ付けてさ……。
    しつこくケンカ要員に加えようとしてきたのを断わり続けてたら、
    あいつ等今度はリトルの後輩にまで嫌がらせをしてきてさ」

    ジーク「メチャクチャにされたくなかったら言うことを聞けって、後輩達まで盾にとって、どうしようもなかった」

    ジーク「どーしよっかなぁ…………こうなっちまったら、俺一人が制裁受けても済まないだろな」





    リヴァイ「……………」

    リヴァイ「………お前はそっちの頭を潰した。
    下の奴らは中1のお前に負けた奴を頭とは認めねえだろうな」


    ジーク「俺に下剋上しろって言うのか?
    冗談きついよ、うちの学校にあと何人ワル共がいると思ってる?」


    リヴァイ「今俺達が潰したのはコスロの取り巻の中でも上の奴らだろう。
    なら残りは更に下のカスばかりだ」

    リヴァイ「そいつ等全員を下せばいい。
    俺が手を貸してやる」


    ジーク「…………お前が?
    そんなことしてお前に何の得がある?」


  104. 114 : : 2018/05/30(水) 02:45:20

    リヴァイ「正直うちとお前のとこの不良共の諍いに興味はねえ……」

    リヴァイ「だが今回みてえに巻き添えで迷惑を被るのはたくさんだ」

    リヴァイ「お前だってそうだろう?」



    ジーク「……………まぁね。
    リトルの奴らにまで飛び火しちゃったし、エレンのバイト先にも被害が及んでるんだし」



    リヴァイ「こいつは持論なんだが………
    躾に一番効くのは痛みだと思う。
    どんなに頭の悪い畜生だろうが、徹底的に味わせりゃ、自ずと教訓を得るだろう……………

    土足で縄張りに踏み込めば、どんな目に遭うのかを、な」



    ジーク「……………つまり、俺らの領分を侵そうとする奴らを協力して潰す………そういう事か」



    リヴァイ「まぁそうなる訳だが……………
    お前はリトルリーグの後輩を護れる。
    俺は学校に汚えゴミ共が寄り付かなくなって気分が良い」

    リヴァイ「一人じゃ難しいが、お前と俺なら大概の奴らは相手にもならねえだろう。
    協力して損はねえと思うが……………

    どうだ?」







    ジーク「……………その俺達の領分に、
    『フクロウ』は含まれんの?」


    リヴァイ「そうだな……………俺もあの店が気に入った。胸糞悪いクソ共が居座ってさえ居なければな」







    ジーク「…………俺も不良はキライなんだよね。あんなのがエレンの近くに居たら人格形成に悪影響だよ」スッ

    リヴァイ「決まりだな」スッ




    ―――ガシ―――





  105. 115 : : 2018/05/31(木) 21:53:56
    ――――――――――――――
    ――――――
    ――




    喫茶店 フクロウ

    ジーク「………とまぁ、そんな感じでこの辺で不良狩りをやってたらいつの間にか俺達が校内最強の座に君臨しちゃったって訳さ」ズズー



    アルミン「……なんと言うか、
    本当に実現するあたりがアッカーマン先輩らしいって言うか………」チラ



    リヴァイ「…………ようやく不良共のツラを見ずに済むと思ったら、今度は何故か担ぎ上げられて付き纏ってきやがる」ッチ



    ジーク「なんって〜かさぁ……………
    ああいう連中は力関係に正直というかねぇ、
    やっぱ自分よりも強い奴の下に就きたがるんだなって制圧し終えて気付いた」



    アルミン「見事に大将に担がれたんですね……………それにしても、ジークさんって案外優しいんですね。
    後輩を護るために身を削るあたり」



    ジーク「案外とは何だよ?
    俺は誰にだって優しいお兄ちゃんだよなぁ、エレン?」







    エレン「……」キュッキュッ



    ジーク「無視しないでよ兄ちゃん寂しくて死んじゃうよ?」


  106. 117 : : 2018/06/01(金) 21:14:38

    エレン「…………優しい兄貴なら会うたびに鬱陶しくスキンシップしようとするなよ」



    リヴァイ「傍から見りゃ、危ねえやつ以外の何モンでもねえな……
    おいエレン、お前にコイツをやろう、防犯ブザーだ」



    エレン「あ、助かります。
    さっそく使わせてもらいますね」



    ジーク「何だよエレン、そんなの無くたってお前にチョッカイ出す奴は俺がぶっ飛ばしてやるよ。
    あとエレン、怪しい人から物を貰っちゃいけません!
    寄越しなさい」



    エレン「リヴァイさんどうしましょう、見るからに怪しい人物が迫って来るんですが…………
    コレ、使っちゃっていいですか?」



    リヴァイ「まぁ待て。
    親戚に警官やってる奴がいる。
    そいつに頼んで始末して貰おう。
    今呼んでやる」ポチポチ



    ジーク「止めろぉ!!
    不当逮捕だぁぁあああ!!!!」





  107. 120 : : 2018/06/01(金) 21:49:32
    ミスった
    上のアルミンのアッカーマン先輩はリヴァイ先輩に脳内補完よろ
    ―――――――――――――――――――

    アルミン「アハハハ……………
    ところでエレン、明日から部活の選択が始まるけど、どこか決めてるとこはあるの?」



    エレン「ねえよ」キュッ キュッ



    アルミン「だったらさ、漫画研究会はどう?
    僕が入ろうと思ってるんだけど、一緒に入らない?」



    エレン「興味ねえな。他を当たってくれ」



    アルミン「う〜ん残念……………考えたら、ここには漫画がたくさん揃ってるしね」ペラ



    エレン「……つーかお前何でここに来てんだよ?」



    アルミン「いやさぁ……ここってこの時間帯なら不良や他のお客さんも来ないんでしょ?
    だったら安心して漫画読めると思って、リヴァイ先輩にお願いして付いてきたんだよ」



    エレン「そうかい……」



  108. 123 : : 2018/06/01(金) 22:14:55

    アルミン「ところでアニメとか好き?
    僕パソコンに気に入ったの入れてるからおすすめの―――」



    エレン「あのさぁ……………俺そういうの興味ねえんだよ。
    あと、何かお前なれなれしくねえか?」



    アルミン「だって僕たち昨日から友達じゃないか!」



    エレン「知らねえよ。
    そもそも昨日のいつから友達になった?」



    アルミン「僕を店に呼んでくれたじゃないか!」



    エレン「オメーが勝手に付いてきただけだろ」



    アルミン「あと名前で呼び合う仲になった!」



    エレン「お前日本かぶれが過ぎるぞ……
    こっちじゃ普通に名前で呼び合うだろが」



    アルミン「イヤだなぁ、僕をファーストネームで呼んでくれるのは家族以外は君だけだよ」








    エレン「……………」



    アルミン「言ってて哀しくなった…………」シクシク



    エレン「その……………ドンマイ」



    アルミン「それに僕を不良から助けてくれたじゃないか!」



    エレン「だから揉め事が起こると困るからって昨日も――――」









    「「ちょっと待て」」





  109. 124 : : 2018/06/01(金) 22:15:30

    アルミン(あ、ヤバ――――)








    ジーク「ねえアルミン君。
    不良に絡まれたって本当?
    アルミン君?」ゴゴゴ



    ジークさん、エレンに合わせて名前呼んでくれるのは嬉しいですからもうちょっと離れて下さい、近いです



    リヴァイ「ここいらで騒ぎを起こす奴はもう居ねえと踏んでいたんだが…………
    どうやら躾のなってねえのがいるらしいな。
    うちの学校か?」ギロ



    ジーク「いやそれはない。
    アルミン君に絡んだなら相手はうちの奴らだろう。
    うちのヤンキー共にはエレンに手を出せば俺がブチ殺すと釘を刺してある。
    アルミン君の話からして止に入ったのがエレンだと知って退却したんだろう。
    そんなトコだろう、アルミン君?」



    ジークさんアルミン君はもう良いです
    あと察し良過ぎですワロえない




    エレン「未遂で済んだから良いだろ別に。
    アルミンだって許すって言ってたし」



    アルミン「そ,そうですよ!
    僕は気にしてませんから!!」

    むしろ今更掘り返されても困るよ!!
  110. 125 : : 2018/06/02(土) 22:37:04

    エレン「全く…………近所の掃除は助かりますけど、あんまりやり過ぎないで下さいよ?
    ただでさえ普通のお客さんが減ってるのに、物騒な事になったら経営に響くって店長が心配してますから」



    リヴァイ「……………善処しよう」ズズ



    ジーク「まぁ気を付けるよ」ズズー

    ジーク「ん〜美味い………
    この紅茶メニューに出して正解だよエレン」



    エレン「そりゃどうも」



    ジーク「……なぁエレン、今度お袋を連れてきてもいいか?」



    エレン「…………俺に聞く事かよ?
    好きにすりゃ良いじゃねえか」



    ジーク「そっか…………そんときゃまたコレ淹れてよ、きっと気に入る」












    「ダイナはコーヒー派じゃなかったか?」

  111. 126 : : 2018/06/02(土) 22:51:11

    エレン「ああ店長、休憩上がったのか?」



    店長「変わったことは?」



    エレン「いつも通りだよ」



    店長「分かった…………」



    ジーク「おいおい店長、何でアンタお袋の好み知ってんのさ?」



    店長「忘れたか?
    誰がお前らの親父にダイナを紹介したか」



    エレン「そういや父さんがダイナさんと出会ったのここだったっけ……」

    ジーク「エレンがここでバイトしてるって知ったら飲んでみたいって言い出してさ」



    店長「そうか…………なら俺の出番は無いな。
    エレン、出してやるといい」



    エレン「……………良いけど」

    ジーク「心配ないよエレン。
    飲んだらさっさと帰るからさ」


  112. 127 : : 2018/06/02(土) 22:58:51

    店長「そうだな……………さてお前ら。
    そろそろ開店だ。
    客の邪魔になる前に帰れ」


    ジーク「へ〜い…………」ガタ

    リヴァイ「今日も美味かったぞエレン」

    エレン「ありがとうございます。
    清掃頑張って下さいね」

    ジーク「お兄ちゃんにも何かガンバ言ってよぉ〜?」

    エレン「サボってる奴には言わねえから」キッパリ






    カランカラン

  113. 128 : : 2018/06/02(土) 23:07:27



    カランカラン


    ベツニソトマデオクラナクテイイゾ
    キニシナイデクダサイ







    ???「ん?」




    リヴァイ「それじゃあエレン、委員会の事だが、気が向いたらいつでも遠慮するな」

    エレン「分かりました」








    ???「あれは――――
    イェーガー君にリヴァイ先輩?
    ……え、どういう関係なのあの二人?」








    ジーク「ああもう!
    人の弟に良からぬ勧誘をするなよリヴァイ!!」








    ???「―――ッ!?
    アレってまさか……………レベリオの元締めのジーク・イェーガー!?」

  114. 129 : : 2018/06/04(月) 07:35:33
    エレミカですか?
  115. 130 : : 2018/06/04(月) 16:55:40
    »129
    カップリングはまだ決めてない
    でも原作とスクカーの設定が参考なので人間関係は踏襲するつもりだよ

  116. 131 : : 2018/06/04(月) 17:23:33

    翌日



    通学路

    エレン「ファ〜………」





    アルミン「おはよう!エレン!!」


    エレン「何だよ……アルミンか」


    アルミン「今日からクラブの勧誘が始まるよ! 
    楽しみだなぁ………」


    エレン「……オメーはやりてえ事があって幸せだよな」目コスコス


    アルミン「あれ?
    なんだか眠そうだね」


    エレン「昨日の夜にジークからひっきりなしにラインのメッセージが来てよ……
    やれリヴァイ先輩に近づくなだの、野球は良いぞだの……」


    アルミン「アハハハ………でも、やっぱり今のうちにどこかのクラブに入ってた方がいいよ。
    グループに所属してない生徒ってイジメのターゲットにされやすいらしいから」


    エレン「イジメぇ?
    少なくとも不良共ならリヴァイ先輩がシメて大人しい筈だろ?」


  117. 132 : : 2018/06/04(月) 17:32:08

    アルミン「イヤ、不良は関係ないんだ。
    生徒同士のグループからあぶれちゃうとパシリにされたり村ハチにされたりしやすいんだよ」


    エレン「いわゆるぼっちってやつか」


    アルミン「まあそうだね。
    エレンはリヴァイ先輩に気に入られてるから心配無いかもしれないけど、僕なんて小学校の頃は苦労したよ……」


    エレン「ふ〜ん……ま、俺は美化委員会を覗いてくるよ。
    バイトまで見学してるからよ」








    「ちょっと君!今美化委員会って言ったかい!?」


  118. 133 : : 2018/06/04(月) 17:53:52

    エレン「ん?アンタ誰?
    アルミンの知り合いか?」

    アルミン「いや、僕も知らない」



    「ああ済まない、申し遅れた」




    マルロ「俺は1年のマルロ・フロイデンベルクだ」



    エレン「エレン・イェーガー、同じ1年だ」


    アルミン「僕はアルミン・アルレルト。
    おんなじ1年だよ」


    マルロ「よろしく。
    それはそうと、君今美化委員会に行くって言ったか?」


    エレン「そうだけど?」


    マルロ「絶対にダメだ!
    あの委員会に近づくなんて物理的にも人生的にも自殺行為だ!!」


    エレン「は?どういう事だ?」


    マルロ「君らはまだ知らないのだろうが、美化委員会は高等部の不良が屯する魔窟だ!
    今あそこは中等部1年目にして全学の不良を制圧したアッカーマンという奴が仕切っている」

    マルロ「風紀委員会ですら手出しできない危険な所だ………行ったら間違いなく不良に襲われる上、内申にも悪影響になりかねん!」



    エレン「……………へ〜」


    アルミン「でも真面目に活動しているんだろ?
    学校もすごくキレイだし、ホントにそんな危ないとこなの?」





    マルロ「それはな…………

    アッカーマンは病的な潔癖症で、部下たちに掃除を徹底させているからなんだ。
    奴の近くで埃一つでも舞い上げたが最後、病院送りになるほど暴力を浴びせられ、翌日にゴミ袋に詰められて集積所に遺棄されるという……」



  119. 134 : : 2018/06/04(月) 17:57:34
    >>30エレミカにしてください
  120. 135 : : 2018/06/04(月) 18:07:54

    アルミン(エレン、そこんとこどうなの?)ヒソヒソ


    エレン(誇張も混じってるけど、否定出来ねえな)コソ…



    エレン「……まぁ何だ。
    忠告は聞いた、気を付けるよ」


    マルロ「そのほうが懸命だよ……
    だが安心して欲しい、俺が風紀委員長に上り詰めたら、そんな危険地帯は校内から一掃してやる!」


    アルミン「え、君風紀委員会に入るの?」


    マルロ「ああ。そしてこの学校から暴力を無くし、生徒による真の平和な秩序を作る!
    それが俺の望みだ!!」


    エレン「そ、そうか…………じゃな」ソソー


    アルミン「ガンバってね……………」ササー





    スタスタ

    アルミン「マルロ、リヴァイ先輩に半殺しにされないと良いんだけど…………」


    エレン「心配ねえさ……あの人は結構常識人だ」


    アルミン「そう願うよ……心から」


  121. 136 : : 2018/06/04(月) 18:14:21
    »134
    ほのぼのに終らせるけど考慮はしておく
  122. 137 : : 2018/06/04(月) 19:25:46
    カプはいらないです
  123. 138 : : 2018/06/04(月) 21:44:53
    俺もカプなしがいい
  124. 139 : : 2018/06/04(月) 22:01:59

    ガヤガヤ
    オハヨーヒストリア!
    キョウモアイカワラズオウツクシイ!
    オレトランチヲイッショニ…
    キタネエツラヲメガミニミセンナ!




    エレン「ん?
    あそこやけに賑やかだな………」


    アルミン「ああ、ヒストリアのグループだね」


    エレン「ヒストリア……ああ、アイツね。
    フリーダの妹の」


    アルミン「理事長の娘でその上可愛いし、入学してからあっという間に学校中の人気者になっちゃったんだよね」


    エレン「ふ〜ん……」チラ






    ユミル「テメエら!
    ヒストリアに用があんならまず私を通しな!」



    ヒストリア「…………」ピコピコ



    モブ「ヒ、ヒストリア!
    Badwomanの新作のチケットが手に入ったんだ、ぜひ俺と一緒に!!」

    モブ「テメエ抜け駆けはずるいぞ!」


    ウルセエ!
    ワーワー



    デデーン

    ヒストリア「あ………死んじゃった」



    モブ「ぜぇ、ぜぇ……それでヒストリア!
    今度の土曜の夜にでも――――



    「ねえ――――」






    ヒストリア「せっかくファイナルステージまで行ったのにあんたが気を散らしたせいで死んじゃったんだけど?」ジロ



    モブ「へ? あ、その……ごめん」



    ヒストリア「……………私ここまで来るのに2週間費やしたのよね。
    あなたにとっては2週間という時間って、ごめんの一言で済むだけの価値なの?」



    モブ「いや、そういう意味じゃなくって―――」








    ヒストリア「ねえ、ユミル―――――」

    ヒストリア「目障りだから皆片付けといて?」ニコ




    ユミル「だってよぉ?」ニタァ〜


    モブ「ひぃ!」




    ヒストリア「私先にHR言ってるから後お願いね〜」スタスタ



    ユミル「あいよ〜♪

    さぁ〜てお前ら……………身の程を弁えずに私の女神に近付いた罪を懺悔する準備はOK?」



    モブ「「「   」」」







    ヒィイイイイイイ‼



  125. 140 : : 2018/06/04(月) 22:18:52

    カプ無し希望が多かったので決めません
    (くっつかないとは言っていない)

    …………………………………………………………………



    エレン「……どっかで見た光景だな」


    アルミン「小柄で色白……
    真っ青な瞳に輝くブロンド……
    全てを見下すかのような高慢な態度……

    良いよね〜…………」ウットリ



    エレン「お前…………あんなのが良いのか?」ジト

    エレン(ガワは良いけど性格はあんまり良くなさそうだな)



    アルミン「因みに入学式当日にファンクラブが結成されて、更に僕は会員ナンバー77だよ!」ドヤァ


    エレン「あーはいはい。すごいすごい」


    エレン(なんにせよ、ああいう親が権力持ってる奴と揉めたら面倒そうだ……………どうせ関わることもねえんだし、俺は近づかないでおこう)














    ヒストリア「……………」スタスタ






    ――――チラ


  126. 141 : : 2018/06/04(月) 22:21:53





    ――「さっさと教室行くぞ」

    ――「ああ、待ってよエレーン」










    ヒストリア「……………まさかね」クル



    スタスタ


  127. 142 : : 2018/06/04(月) 22:22:07
    カプありがいいです
  128. 143 : : 2018/06/05(火) 00:15:38
    カプなしでお願いします
  129. 144 : : 2018/06/05(火) 12:29:35
    カプありがいいです
  130. 146 : : 2018/06/05(火) 13:35:51

    1年cクラス

    キース「入学から一週間が経ち、お前達も学校の雰囲気に馴れてきた頃だろう!」

    キース「本日より各クラブ及びサークル活動の勧誘が始まる!」


    キター! オレバンドヤロ
    ヤッパバスケダロjk
    チョウリケンキュウカイ……ジュルリ


    キース「静まらんか!誰が私語をしていいと言った!?」


    シン…



    キース「スポーツや文化活動の他、チャリティーや学内の委員会も含まれる!」

    キース「校長曰く!
    生徒は勉学だけでなく、各々の趣味に沿った活動を生徒同士で取り組み、人間関係や社会性を育むべし、とある」

    キース「各グループには高等部の生徒も参加している。
    せいぜい揉まれてくるが良い…………」

    キース「本日の授業は午前のみとし、午後からグループ見学の時間とする!」

    キース「以上でホームルームを終える!
    解散!!」ザッ


    ツカツカ バタン







    ドワ‼
    ワイワイ
    ガヤガヤガヤガヤ
  131. 147 : : 2018/06/05(火) 17:06:11
    カプありで
  132. 148 : : 2018/06/05(火) 18:09:33
    カプなしで
  133. 149 : : 2018/06/05(火) 18:23:46
    カプありで
  134. 150 : : 2018/06/05(火) 18:24:01
    カプありで
  135. 151 : : 2018/06/05(火) 18:24:14
    カプありで
  136. 152 : : 2018/06/05(火) 18:24:33
    カプありで
  137. 153 : : 2018/06/05(火) 21:31:45
    今のところ明確なカプは無いけど
    ミカサ
    ヒストリア
    アニ
    フリーダ
    とはちょくちょく絡むので
    以下カプ有無は封印ヨロ

  138. 154 : : 2018/06/05(火) 21:54:46

    センセイガイカツイハゲオヤジトカマジツマンナイ
    イケメンノワカイホウガイイナー
    エルヴィンセンセイトカ?
    ソレデクラブドコニスル?


    マルコ「クラブ活動かぁ…………でもスポーツは疲れるし、文化系でも覗いてみよっかな?」




    ドカ
    ジャン(机に足乗せふんぞり返り)「…………」




    マルコ「…………?」

    マルコ(何だかパンキーに制服を着崩した人が居るな………)




  139. 155 : : 2018/06/05(火) 22:03:18


    ジャン「……」

    来たぜ…………遂にこの時が来たぜ!


    ジャン(不良の多いウォール校に入学すると決まってから、漫画や街のチーマーのファッションを参考にし、この日のために準備をしてきた……………)


    目指すはこの学校の不良の頂点に君臨するリヴァイ・アッカーマン……………
    あの人の右腕となって俺は変わるんだ……
    そう……………ちょい悪ナイスガイに!


    ジャン(そう……………あれは小5の春休みだった)


    ……………
    ……




    ジャン坊『なんか女子の気を惹くファッションとかねえかな〜』



    キャイキャイ

    ネエネエキイタ?


    ジャン坊『ん?』







    女生徒1『ウォール校の新しい不良のリーダー、なんかメッチャカッコいいらしいよ!』

    女生徒2『ナニナニ?どんな人?』

    女生徒1『何でもその人、中等部に入学して一月で学校中の不良を〆ちゃったらしいの!』

    女生徒2『マジで!?
    格闘技でもやってんの?』

    女生徒1『それがさぁ、美化委員会なんだってその人!』

    女生徒2『ハァ?』

    女生徒1『先輩の話だとその人、メッチャキレイ好きで常に頭巾とエプロン姿で学校を掃除してんだけど、喧嘩が強くて他の不良も纏めて片付けちゃったんだてさ!』

    女生徒2『何それ、不良なのに潔癖症?
    なんかカワイ〜、ギャップ萌える〜』

    女生徒1『ルックスなんだけどさ、眼付きがメッチャ怖いんだけど、身長が160cmくらいで見た感じ怖かわいいっていうかさぁ―――』



    ペチャクチャ






    ジャン坊『……………不良か』

  140. 156 : : 2018/06/05(火) 22:12:30

    ジャン(そして気付いた……………女はちょっと恐いけどギャップのある男に興味を持つと!)

    ジャン(そう………時代はチョイ悪なんだ!!)




    ――――――
    ――




    ???「……」ジィー






    エレン「ん〜……やっぱリヴァイさんとこくらいしか思い付かねえな」

    アルミン「やっぱ漫研かなぁ……ん?
    パソコン研究会?」





    ???「……」ジィー





    エレン「ん?」チラ




    ???「―――ッ、」プイ




    エレン「……………はぁ?」





    アルミン「そっかぁ〜パソコンでアニメとかも観れるんだ………良いなぁ」

    エレン「おい、アルミン」ボソ


  141. 157 : : 2018/06/05(火) 22:22:54

    アルミン「なんだいエレン……………ハッ、まさか君もパソ研に―――」


    エレン「入らねえよ。
    それよりほら、アイツ」ユビサシ


    アルミン「アイツ……?」フリムキ






    ???「……………」チラ チラ





    アルミン「……メッチャこっち見てくるね」


    エレン「目を向けると慌てて逸らすのにそうでないときはずっとあんな感じだ。
    誰だよアイツ?」


    アルミン「……って、君覚えてないの?
    ミカサ・アッカーマン、
    クラス合わせで自己紹介してたじゃないか」


    エレン「俺自分の自己紹介終わったらぼーっとして時間潰してたからよ。

    ……………ん?
    アッカーマンだって?」


    アルミン「うん、リヴァイ先輩の従妹って噂になってたね。
    君は覚えてないだろうけど」







    ミカサ「…………」ジジィー


  142. 158 : : 2018/06/05(火) 22:40:32

    エレン「~~~~~」

    アルミン「~~~~,~~~~~~」





    ミカサ(やはり彼は昨日の喫茶店の店員………)


    驚愕の光景だった………

    あの重度の潔癖症が他人の淹れた飲み物を口にした事もそうだが、

    ブッチギリの気難しさと無愛想さで一匹狼を気取っていたアイツが他の誰かと仲良く話し、あまつさえ自分のテリトリーに招こうとするなんて


    ミカサ(一体何者なの…………)


    それに昨日同席していたレベリオの不良のトップ、ジーク・イェーガー…………

    彼の前で犬猿の仲と言われた2校のワルの頭が仲良く茶を飲みなんて……



    初めて同年代の男子に興味が湧いた

  143. 159 : : 2018/06/06(水) 05:11:07

    午後 

    ジャン(さて……まずは美化委員会の会室に行かねえと)

    この学校の生徒は不良に目を付けられるのを嫌って美化委員会にはほとんど接触したがらねえ

    校内の清掃活動をしていても声も掛けられない、孤高の集団だ
    入ろうなんて奴は余程のモノ好きか怖いモン知らずの死に急ぎくらいだ


    ジャン(だが敢えて俺は行く。
    まずは挨拶だ……やる気を見せ、かつへりくだる態度で舎弟に……)ブツブツ







    スタスタ

    エレン「えーと………文化棟の4階の奥だったな」






    ―――ブツブツ








    エレン「ん?」



  144. 160 : : 2018/06/06(水) 05:15:44


    美化委員会会室前

    ジャン「スー……ハー……よし!」スッ




    ジャン「いや待て…………やっぱ学ランのボタンは閉じるか」ポチ…ポチ…

    ジャン「よし、行くぜ……」スッ




    ピタ

    ジャン「待てよ……ピアス着けてたら粋がった奴と思われて焼きを入れられちまうかも……」ゴソゴソ

    つピアス(磁石式)

    ジャン「よし……今度こそ大丈夫だ」スッ





    ピタ

    ジャン「あーでも、なよっちいヤツに思われて一生パシリにされちまったりしたら………
    や、やっぱ上2つくらいボタン外した方が……………」








    「おい、そこで何してんだ?」


  145. 161 : : 2018/06/06(水) 05:32:46

    ジャン「うぉわぁ!!」ビク



    エレン「入らねえなら先に通らしてくれねえか?さっきから待ってんだけど」



    ジャン(な、何だよ、同じ1年じゃねえか……
    脅かしやがって!)

    ジャン「よぉ、お前イェーガーだったか?
    ここに何の用だ?」



    エレン「何って……美化委員会に見学しに来たんだよ」



    ジャン「ハ? オイオイ本気で言ってんのか?
    オメエ、ここに入る気か?」



    エレン「別にまだ決めてねえよ。今日はあくまで見学だ」



    ジャン「ぷっ……ハハハハハ!!こんな如何にも喧嘩慣れしてねえヤツ(自分も)がここへ入ろうってのか!?
    よっぽどの死に急ぎらしいなお前!」



    エレン「は? 別に美化委員会と喧嘩は関係ないだろ」イラ



    ジャン「あのなぁ…………ここがどこか分かってんのか?
    校内のワルが集まるいわば虎穴だぞ?
    お前みたいなのが受け入れられるわけが――――」








    「……騒がしいな」

  146. 162 : : 2018/06/06(水) 13:06:46


    エレン「あ、リヴァイ先輩こんにちは」


    ジャン「ハァッ!?」ビクーン





    リヴァイ「よお……早速来たかエレン」





    ジャン「お、お、お、お疲れさまです先輩!」ビシィ





    リヴァイ「今日もバイトか?」


    エレン「はい。でも時間までここの見学をさせてもらおうと思うんですが良いですか?」


    リヴァイ「俺が誘ったんだ、気にすんな」






    ジャン(え………………俺無視されてる?
    つーかアイツ、リヴァイ先輩が誘ったってどういう事だ!?)



    ジャン「…………あの」


  147. 163 : : 2018/06/06(水) 13:11:49

    リヴァイ「………あん? 誰だお前は?」


    ジャン「1年cクラスのジャン・キルシュタインです!」ペコ


    リヴァイ「そうか……見学希望者か?」


    ジャン「ハイ! よろしくお願いします!」


    リヴァイ「……まぁ良い。入れ」ガラ



  148. 164 : : 2018/06/06(水) 13:40:01

    美化委員会 会室



    リヴァイ「ここが会室だ。
    おいお前ら、見学希望の1年だ」




    「え!?ホントに来たんですか?」

    「わぁ、いらっしゃい!」

    「よく来たな、歓迎するぞ」

    「フン…………せいぜい足引っ張らねえようにするんだな」




    エレン「エレン・イェーガーです。
    よろしくお願いします、先輩方」

    ジャン「ジャン・キルシュタインです!
    よろしく、お願いします!!」




    リヴァイ「お前らも自己紹介してやれ」


  149. 165 : : 2018/06/06(水) 13:47:47

    「誰からやる?」

    「あ、じゃあ私からでいい?」

    「ふ……率先して名乗るとはちったぁ俺を立てる心構えが出来たか?」

    「は? あんた自意識過剰じゃないの?」



    「まぁ良いわ、始めましょ!」

    ペトラ「初めまして、私中等部3年のペトラ・ラル。
    よろしくね、二人とも」ニコ



    エレン「よろs―――ジャン「よろしくお願いします、ペトラ先輩!!」



    ペトラ「ふふっ、ペトラ先輩…………いい響きだわぁ〜」

  150. 166 : : 2018/06/06(水) 18:14:20

    グンタ「俺はグンタ・シュルツ、同じ中3。
    よろしくな」



    エレン「よろしくお願いします、グンタ先輩」

    ジャン「おねがいしゃーす!」



    エルド「エルド・ジン。
    中3、来てくれて嬉しいよ」

    オルオ「オルオ・ボザドだ………
    ここに来るとは度胸がある……
    せいぜい俺r〈ガリ〉――――ぐぉあ!?」



    ジャン(思いっきり舌噛んだ!!)

    エレン「うわ!? 大丈夫ですか!?」

  151. 167 : : 2018/06/06(水) 18:54:14

    オルオ「がッ、ペペッ!!
    ―――ッチ、俺としたことgペトラ「ああ良いの良いの!いつもの事だから気にしないで!」


    エレン「はぁ………」


    ジャン「あの………メンバーはこれで全員なんですか?」



    エルド「正式なメンバーはあと3人高等部にいる」



    ジャン「えっと…………全部で8人って事ですか?」



    ペトラ「ああもしかして、ここが不良の溜まり場って聞いてた?」クス


    オルオ「これだからガキは困る……
    噂を鵜呑みにしやがって」



    ジャン「え? じゃあ学校で掃除してた方たちは……」



    グンタ「あいつ等は美化委員じゃなくって、リヴァイ委員長の個人的な助っ人みたいなモンさ」


    リヴァイ「不本意な事にな…………」


    ペトラ「ただねぇ……清掃活動の助けになってくれてはいるんだけど、見た目がアレだから私達まで一緒に見られちゃって……」ハァ


    エルド「そういうイメージが固まっちまって去年は誰も入らなかったのさ。
    今年はこうして新入生が来て良かったよ」


    オルオ「俺達が進級したら中等部が0になっちまうとこだった……そういう点では期待しといてやる」





    エレン「……………え?」

  152. 168 : : 2018/06/06(水) 19:06:18

    オルオ「…………何だよ『え』って?」






    エレン「オルオさんって……中等部だったんですか?」


    ペトエルグン「―――――ブッ!!!!」


    ジャン(バカ!コイツ先輩に向かって!)





    オルオ「俺が中等部じゃ悪いか!?
    高等部とでも思ったかコラ!!」



    エレン「あ、いえ………
    てっきり学部の方かとばかり………」





    オルオ「   」


    ドッ―――

    ペトエルグン「「「アハハハハハ!!」」」




    ペトラ「アハハハ! もうエレン君ったら〜」
    クスクス

    グンタ「ガハハハハハ!! 俺も初めてあった時は同い年には思わなかったぜ!!」ゲラゲラ

    エルド「俺なんて教員か用務員かと思ったくらいだ……クククク!」



  153. 169 : : 2018/06/06(水) 19:08:02
    確かに原作読んだあとオルオの設定見ると意外と若いんだよねw
    期待
  154. 170 : : 2018/06/06(水) 19:36:38


    エレン「あの………オルオ先輩。
    知らなかったとはいえ失礼しました、ごめんなさい」ペコ


    オルオ「ぐ………まぁ、反省してんなら今回だけ大目n―――グンタ「気にすんな!なかなか良い先制ジャブだったぞ」

    エルド「許す許す!」

    ペトラ「エレン君って面白い子ね!」


    オルオ「おい!許すのは俺なんだが!?」


    ワイワイ





    ジャン「……………」ポツン




    なんだこの空気……俺だけ置いてけぼり?
    それよりもコイツッ!
    序盤で上手いこと掴みやがって!
    しかも不良の溜まり場どころか普通に良い雰囲気じゃねーか!








    リヴァイ「自己紹介はもうそのへんで良いだろ……。
    そろそろ見学させてやれ」

  155. 171 : : 2018/06/06(水) 19:40:31

    エルド「そうッスね。じゃ、取り敢えず空いてる椅子に座ってくれ」


    グンタ「ペトラ、お茶を頼む」


    ペトラ「じゃ、グンタはお菓子ね」


    オルオ「さて……俺は資料でも」






    エレン「あ、お茶なら俺にやらせてもらえませんか?」



  156. 172 : : 2018/06/06(水) 19:45:20

    ペトラ「え? 良いよ気を遣わなくても」




    リヴァイ「ペトラ。 やらせてみろ」




    ペトラ「リヴァイ先輩が言うのなら……」


    エレン「気にしないで下さい。
    見学させてくれるお礼と思ってください」


    ペトラ「そう…? じゃ、お願いね!」



    ジャン(ペトラさんのお茶を飲むチャンスが……余計な真似を!)

    オルオ(1日の楽しみを……このガキ!)

  157. 173 : : 2018/06/06(水) 19:59:52

    エレン「♪〜」コトコト カチャカチャ






    ペトラ(手慣れてるわね…………)

    グンタ(心なしかペトラよりも上手に見える)ガサガサ

    オルオ「ホラ、体験用の資料だ(イマイチだったら何てイビろうか)」

    ジャン「あ、どうも(どうせ普通かそれ以下だろ……後で不味いって言ってやろ)」



    コポコポ……

    エレン「出来ましたよ皆さん」



    エルド「あ、リヴァイ委員長には冷蔵庫から―――」




    リヴァイ「いや、コイツのを貰う」

  158. 174 : : 2018/06/06(水) 20:43:30

    エルペトオルグン「「「「え!?」」」」



    ジャン「……?」

    ジャン(なんだこの反応?)



    エルド「その……良いんですか?」



    リヴァイ「ああ」



    ペトラ(わ、私が細心の注意で淹れても飲んでくださらないリヴァイ先輩が、そんな………)

    グンタ(あの、自分で入れたとき以外に口を付けようとしない先輩が……)

    オルオ(嘘だろ……リヴァイ先輩が他人の淹れた飲み物を口に……)







    エレン「じゃ、どうぞ〜」コト…

  159. 175 : : 2018/06/06(水) 20:52:25

    ズズー




    リヴァイ・エレン以外「……………」

    (((((何だこれ!?)))))




    エルド(ペトラが淹れた時より格段に上だ!)

    グンタ(紅茶って……………こんなに美味い飲みモンだったのか!?)

    ペトラ(ま、敗けた……………これは間違いなくプロの仕事よ)

    オルオ(クッ…………美味い、けど………何だか敗けた気分だ)



    ジャン「…………」

    まいったな……………
    美味えよこの紅茶
    こんなんどこに文句をつけろってんだ!?





    リヴァイ「……」ズズ

    リヴァイ「……相変わらずいい腕だ」



    エレン「へへ、ありがとうございます。
    先輩方、お口に合いましたか?」

  160. 176 : : 2018/06/06(水) 21:00:25

    ペトラ「そ、そうね…………美味しかったわ、とっても」

    グンタ「驚いたな……今まで飲んだ中で一番良いぞ」

    エルド「素直に感動した、美味いよこれ……」

    オルオ「わ、悪くはねえな…………」







    ジャン「……………」


    エレン「よう、お前はどうだ?」


    ジャン「…………は!
    生憎俺はコーヒー派なんでね!
    悪いがお茶の違いなんて知らねえな!」



    エレン「コーヒー派…………」ハイライトオフ


    リヴァイ(眉間のシワ5割増)「……………ッチ!」





    ジャン「…………」ブル

    ジャン(なんだ!? ―――――殺気か?)



  161. 177 : : 2018/06/06(水) 21:05:11

    レベリオ校




    ジーク「ブェーックショーイ!!」


    ピーク「………いつにも増して豪快なクシャミですね」


    ジーク「おっかしいね、
    もう花粉の季節かな〜?」

    ジーク「……………ハッ!!
    そうだ、エレンが寂しがって俺を…………」



    ピーク「それはない」



    ……
    …………
  162. 178 : : 2018/06/06(水) 21:24:46

    リヴァイ「一息ついたところで本題だ…………
    エルド、活動内容の説明から始めてくれ」


    エルド「はい。
    まず美化委員会の担当だが……………




    〜〜〜略〜〜〜



    …………っと、大体こんなところかな」



    エレン「内容はそれほど多くはないんですね……」


    エルド「まあな。掃除は不良共が勝手にやってくれるから、俺達の担当は花壇や池の生き物の世話なんかが多いな」


    ペトラ「教室や廊下の所々に花を生けたりとか、結構面白いのよ?」


    グンタ「そんじゃ、後は一緒に回って見てみるか!」



    ジャン「!(ペトラ先輩と組みてえな……)」





    リヴァイ「……よし、この後は2組に別れて実際の活動を見せてやれ。
    俺は見廻りに出る。
    終わったらそのまま解散して良い」



    エレン「あれ?リヴァイ先輩はご一緒ではないんですか?」


    オルオ「馬鹿め……リヴァイ先輩は不良共の監督を引き受けておられるから多忙なんだ、
    お前らに構ってるよゆ〈ガチ〉―――あべぇ!!」


    エレン「うわ! また………」


    ペトラ「だから言ったでしょ?
    いつもの事だからって」





    エルド「納得したところでグループに別れるとしよう」

    グンタ「グーパーで良いだろ」

    エレン「分かりました」

    ペトラ「じゃ行くよー。


    「「「「せーの、グー……」」」」」」







    ジャン(ペトラ先輩ペトラ先輩ペトラ先輩ペトラ先輩ペトラ先輩ペトラ先輩ペトラ先輩ペトラ先輩ペトラ先輩!!)

    オルオ(ペトラは俺の嫁ペトラは俺の嫁ペトラは俺の嫁ペトラは俺の嫁ペトラは俺の嫁ペトラは俺の嫁ペトラは俺の嫁ペトラは俺の嫁)









    「「「「「「パー!!」」」」」」


  163. 180 : : 2018/06/06(水) 21:40:55

    ペトラ「それじゃあ行くよ、エレン!」

    グンタ「俺達は文化棟の周りを行くか」


    エレン「はい!お願いします、先輩方!」







    エルド「じゃあ俺達は中等部棟の方を周ろうか」

    オルオ「…………………………おう」


    ジャン「おねがいします……………」




    エルド(……………邪念の込め過ぎだな)



    オルオ(クソクソクソ!)

    ジャン(ジャン念…)






    ホラエレン,コッチコッチ
    アワテンナヨペトラ



    俺は思い知った
    我が身への理不尽さを
    そしてイェーガー…………


    ホラハヤク!
    チョ…ペトラセンパイヒッパリスギ……








    アイツ絶対許さねえええええ!!!!




  164. 182 : : 2018/06/07(木) 07:22:20

    ペトラ「…………」スタスタ




    エレン「あの………グンタ先輩、ペトラ先輩何だか怒ってるみたいですがどうしたんでしょう?」



    グンタ「…………ま、気にしない方がいいぞ」

    グンタ(半ばお茶汲み担当だったのに、新入生に格の違いを見せつけられりゃ……プライドがなぁ)


    スッ

    ペトラ「ねえグンタ……」ボソ

    グンタ「うぉ!」ビク

    ペトラ「ちょっと手洗いに行きたいんじゃない?」ボソボソ

    グンタ「は? いや、別に…………」

    ペトラ「 行 け 」



    グンタ「あ〜悪い、ちょっとションベン行ってくる。先行っててくれ」



    エレン「ああどうぞ。お構いなく」







    グンタ(マジでチビるかと思った)タッタッタッ

  165. 183 : : 2018/06/08(金) 18:35:05

    エレン「………じゃ、ここで待ってますか?」

    ガシ

    ペトラ「エレン君………ちょっとこっち来て」グイ


    エレン「え? どこ行くんですか?」


    ペトラ「良いから!」





    空き教室

    ガラ

    ペトラ「ここは…………大丈夫そうね」キョロキョロ


    エレン(誰もいない教室に無理矢理つれこまれた……………何する気だろ)オドオド

    エレン(や、やっぱりさっき俺何か怒らせる事をしちゃったのか?
    オルオさんの事馬鹿にしちゃった事か?)





    ペトラ「ねぇ、エレン君…………」ジリ





    エレン「ごめんなさい! 
    どうか命だけは!!」

  166. 184 : : 2018/06/08(金) 18:44:13

    ペトラ「え?」

    エレン「……え?」






    ペトラ「いやあの…………命だけはって何の事?」


    エレン「だ、だって俺、これから〆られるんじゃ…………」


    ペトラ「違うわよ!
    痛い事なんてしないよ、ちょっと人に聞かれたくないからここに来てもらっただけ!」


    エレン「な、なんだ………それで何の話ですか?」


    ペトラ「その……………自分でもいきなりこんな事をお願いするのはどうかとは思うんだけど………」


    エレン「…………大丈夫ですよ。
    俺に出来る範囲でしたら何でも言ってくださいよ」







    ペトラ「……………あのね」


    エレン「はい」


  167. 185 : : 2018/06/08(金) 18:51:05

    ペトラ「恥を忍んで言うわ!
    私に紅茶の淹れ方を教えて下さい!!」


    エレン「良いですよ」


    ペトラ「そこをなんとか!
    無理を言ってるのは承知の上で―――――

    …………え?」



    エレン「だから、教えてあげますよ?」



    ペトラ「……良いの?」



    エレン「別に秘密にするような事じゃないですし…………」



    ペトラ「そ、そっか……………良かったぁ〜」ホッ





  168. 188 : : 2018/06/08(金) 20:39:19

    ???「あ〜あ………せっかく妹が入学しても全然口きいてくれないし、全くお父さんの浮気症のせいでホントに迷惑しちゃうわ………」ブツブツ




    ―――「……その気持ち、分かりますよ」

    ―――「やっぱりそうでしょ?」




    ???「あれ?
    この教室はどこのグループも使ってなかった筈じゃ――――」



    ???「覗いてみるか……」ヒョコ







    エレン「俺もお茶を飲んでくれる人が居たからそれなりに上達しましたから……」

    ペトラ「良いなぁ………私もグンタ達は飲んでくれるから頑張ってはいるんだけど、リヴァイ先輩にはなぁ…………」ハァ






    ???「なんだ、ペトラか……………
    そう言えばリヴァイ先輩が新人の勧誘に成功したって言ってたっけ――――
    ――――!!?」





    エレン「………明日の会合に出るとき、俺のやり方で良ければお見せします。
    それに俺もペトラ先輩の美味しいお茶飲んでみたいです、だから一緒に頑張りましょうよ」


    ペトラ「エレン君…………」


    エレン「リヴァイ先輩にも絶対にペトラ先輩のお茶、美味しいって言わせてみせます!
    保証しますよ」胸ドン


    ペトラ「……クス、エレン君って優しいね。
    君みたいな後輩が出来て私も嬉しいよ」








    ???「……何なのかしらこの感情?
    胸焼けと吐き気がする。

    ああアレだ、公共の場でイチャつくバカップルを目にしたときに抱くあの感情だわ」


  169. 189 : : 2018/06/08(金) 21:00:16

    ???「それにしても…………
    エレンったらしばらく見ない間にずいぶん逞しくなっちゃって……………懐かしいなぁ」


    ???「あの子もエレンがいるって聞いたらきっと喜ぶよね……………うん、教えてあげよ!」

    タッタッタッ…





    …………………………
    ……………
    ……


    リヴァイ「良いかテメエら……仮にも美化委員会の一員を自称する以上、雰囲気にも気を遣え」

    リヴァイ「せっかく校舎を綺麗にしても、暑苦しい格好で周りを固められて気分を台無しにされたらムカつくだろ?」



    不良(withモップ&箒)
    「「「ヘイ!仰せの通りで!!」」」





    ハンジ「おーおーやってるやってる」

    ハンジ「リヴァイ〜、次化学準備室の整頓の手伝い頼むよ!」



    リヴァイ「うるせえクソメガネ。
    おとといやったのに何で部屋中ススまみれになってんだ?」


    ハンジ「いやさぁ〜鎮痛剤と合法薬剤でコデロイン作れるって学部の先輩に聞いたから、確かめたくなっちゃってさ……………と言うわけで今日もよろしく!!」



    リヴァイ「ッチ……………おいテメエら、早速出番だ。やっとけ」



    不良共「「「ウス!!」」」



  170. 190 : : 2018/06/08(金) 21:21:22

    グンタ「お疲れさまッス、リヴァイ委員長にハンジ先輩」

    ペトラ「お疲れさまです先輩方」

    エレン「お疲れさまです」ペコ




    リヴァイ「ああ……………今まさに疲れたとこだ、この化学準備室に来たせいでな」


    グンタ「うわ………なんすかこの惨状?
    ついこの間掃除したんじゃ?」

    エレン「壁が焼け焦げて所々に溶けたような穴が……」ソー

    ペトラ「ちょっ、触っちゃ駄目よエレン!!」







    ハンジ「あははは!知的好奇心の追究って良いね〜」


    リヴァイ「お前の好奇心てのはフラスコを爆発させて満たされんのか?
    俺達は必要のねえ仕事を増やされて迷惑を被ってんだが?」


    ハンジ「偉大なる先人達は数多の失敗と挫折を乗り越えて偉業を成し遂げたんだぞ!?
    つまりは私が失敗したという事はそれだけ真理の解明に近付いてるのであって―――

    …………おや? そこにいる1年生は新人かい?」

  171. 191 : : 2018/06/08(金) 22:12:13
    フォローできなくてタイムラインに表示させれないから
    いつの間にか更新されてて辛い
  172. 192 : : 2018/06/09(土) 10:03:00
    期待です!
  173. 193 : : 2018/06/09(土) 21:27:15

    リヴァイ「まぁそんな所だ」


    ハンジ「そうかそうか、遂に新入生が加わったか!
    初めまして、私はハンジ・ゾエ。
    高等部1年で化学研究会の会長をしている」


    エレン「初めましてハンジ先輩。
    エレン・イェーガーです」


    ハンジ「ほほう……じゃあ君がリヴァイの行きつけのフクロウの店員君かい?」


    エレン「ええ……まぁ」





    リヴァイ「おい」


    ハンジ「あっ………」





    ペトグン「「フクロウ……?」」




    ハンジ「あーあー!
    袋売り、ゴミ袋屋さんの間違い!」


    グンタ「……なんでピンポイントで袋だけ扱ってんですか?」

    ペトラ「リヴァイ先輩のゴミ袋ってそこで買ってるんですかぁ?」

  174. 194 : : 2018/06/09(土) 21:42:13

    リヴァイ「まぁそんな事はどうでもいい、お前らはまだ回る所が残ってるか?」


    グンタ「いえ、もう会室に引き返すとこっす」


    リヴァイ「なら今日はこの辺でいいだろ……
    ここで解散して良いぞ」


    ペトラ「良いのですか?
    私もお手伝いした方が……」


    リヴァイ「いや。
    俺はこのクソメガネに顰蹙の意味を再教育する」ギロ


    ハンジ「ま、待ってよリヴァイ!
    ちょっとばかしウッカリしただけじゃないかぁ〜」


    リヴァイ「ちょっとこっち来い」ガシ


    ハンジ「ちょ、怖いってリヴァイ!
    グンタ!ペトラ!助けてよ!!」ズルズル







    ペトラ「無理です」

    グンタ「おたっしゃで……」






    リヴァイ「さぁ、体育館裏に行こうぜ……」


    ハンジ「体育館裏!?
    痛い事する時にお定まりの場所じゃん!?」


    リヴァイ「俺は躾けには言葉より痛みのほうが効くと思っている」





    ハンジ「イヤアアアァァァァ……………___


    ズルズル……


  175. 195 : : 2018/06/09(土) 21:58:23

    グンタ「さて、じゃあ解散すっか」


    ペトラ「そうね、エルド達にもライン送っとくね」ポチポチ


    エレン「…………なんか変わった人ですね、ハンジ先輩って」


    グンタ「まぁ…………あの人は自分の欲望に忠実でな」


    ペトラ「でも悪い人じゃないよ。
    学校の皆がリヴァイ先輩を不良のトップだと思って避ける中で、ハンジ先輩だけは変わらず接し続けていたらしいし」






    体育館裏


    リヴァイ「何度も口を酸っぱくして言ったはずだよなぁ、ハンジ?」ギリギリ


    ハンジ「うごおおおお!
    ギブギブ、締まってるって!!」タップタップ


    リヴァイ「これ以上あの喫茶店に押し掛ける奴が増えたら俺がくつろげねえんだよ……」ギギギギ


    ハンジ「ごめんって! もう言わない!
    フクロウ? 何それ聞いたことない!!」


    リヴァイ「……………いっそこのまま落として
    マジで記憶を消してみようか?」キュゥウ


    ハンジ「面白そうだけど私で実験するのやめてええええ!!!!」


  176. 196 : : 2018/06/09(土) 22:25:04

    下校時間


    「なぁ、ヒストリアがチアダンに入るって聞いたけど本当か?」



    ヒストリア「…………本当だけど?それが何?」ピコピコ シィータァー!

    私今パズードーラやってんの
    見てわかんない?



    「実はさ、俺アメフトに入るんだけど、今度の地区大会にうちの学校のチアも出るって聞いてさ」



    ヒストリア「……………」ピコピコ 40ビョウデシタクシナ!

    いや知らねえよ
    肉ダルマ共が泥だらけでどすこいするのの何が面白いのよ



    「それでさ、もしヒストリアが来てくれたら俺もメッチャやる気が出ると思うんだよな〜」チラ



    ヒストリア「…………」ピコピコ

    うぜえ
    私が出なきゃやる気出ないって何なの?
    んな些細な事にモチベ左右されるって、アンタスポーツ向いてないんじゃないの?
    大体やる気って何をヤル気よ
    下心見え見えの馬鹿ヅラ下げて私に応援しに来いって何様よコイツ




    「あの………ヒスt――――」


    ヒストリア「私ユミル待たせてるからまた今度ね〜」スタスタ







    「……………」ハァ






    「また撃墜されたのかい、ライナー?」



  177. 197 : : 2018/06/09(土) 22:35:53

    ライナー「………居たのかベルトルト」



    ベルトルト「入学式以来ずっとアタックしててなんにも進展が無いのに………いい加減諦めたらどうだい?」


    ライナー「余計なお世話だ。
    こうなったら地区大会で活躍して俺が彼女に相応しい男だとアピールするしか無い!」


    ベルトルト(ライナー……彼女は明らかにスポーツに関心の無い人種だよ)

    ベルトルト(どうせならゲームとかで共通の話題を見つければいいのに)




    ライナー「女を惹きつけるのはやはり漢らしさ、汗の滴るスポーツマン!
    これだろ!?」







    「はッ!!
    チャンチャラおかしいな!」


  178. 198 : : 2018/06/09(土) 22:54:19

    ライナー「―――何だと?
    どこがおかしいんだ!」




    ユミル「お前みたいな体力しか能のないゴリラ如きが私のヒストリアの気を惹こうなんて思うこと自体ナンセンスだ!」


    ライナー「貴様……………いい加減ヒストリアを自分のものみたいに言うのはやめろ!
    百合などという不毛な道はお前独りで歩め!
    ヒストリアを巻き込むな!!」


    ユミル「四六時中一緒のお前らに言われたかないね!
    汚らわしいホモ共がヒストリアの視界に入ってくんじゃねえよ!!」


    ライナー「俺はホモじゃない!!」

    ベルトルト「僕にまで飛び火させないでよ!!」




    ベルトルト(僕だって女の子と仲良くしたいさ……………ライナーに頼りきりで他の人と仲良くなるチャンスをふいにしてしまったけど、僕だって!)





    ベルトルト「……………あれ?」

  179. 199 : : 2018/06/09(土) 23:08:36

    ユミル「あん? 何だ腰巾着?」



    ベルトルト「君、ヒストリアを待ってるはずじゃなかったの?」


    ライナー「そう言えば、俺の話の途中でユミルを待たせてるからって言ってたような……………」



    ユミル「…………何の話だ?」





    ……………………………………………………


    ヒストリア「………」スタスタ


    ふぅ………どいつもこいつもウザいのよ
    私が理事長の娘ってわかった途端あからさまに摺り寄ってマジでキモい
    そのくせ私にはクソどうでもいい下らない話ばっか振ってきて
    どうせ皆私の家の事を知ったらまた勝手に幻滅して離れて行くんでしょ?

    ま、今度は上手くやってやるわ
    小学校みたいなヘマをしないよう知り合いのいないウォール校に入ったし、姉さんには近付かないよう釘を刺した

    私の事を知ってる奴なんてここには――――










    ???「おーい! ヒストリアー!!」


  180. 200 : : 2018/06/10(日) 06:08:40

    ヒストリア「げ…………」

    あのバカ姉貴!
    あれほど話しかけんなって言ったのに!






    「ニュースよ! さっき文化棟で誰に会ったと思―――――むぐ!?」


    ヒストリア「大声で私の名前叫ばないでよ、フリーダ姉さん……話し掛けないでって言ったでしょ」口塞ぎ

    私の腹違いの姉のフリーダ
    愛人の娘の私と違って正妻との間に産まれた本当のお嬢様
    私みたいな紛い物じゃない、素のままで皆に好かれる優しい姉…………

    隣に立たれると自分が酷くくすんで見えるから、正直苦手



    フリーダ「―――プハ!
    ゴメンゴメン、あんまり興奮しちゃってて忘れちゃってたよ……」タハハ…



    ヒストリア「…………話があるんでしょ? 何よ?」



    フリーダ「そうそう、さっきエレンに会ったの!
    覚えてる?
    小さい頃うちの屋敷に来てたグリシャ先生の息子の!!」




    ―――は?

    ちょっと待って、嘘でしょ……
    よりによってエレンがこの学校に?



    ヒストリア「……………それ……本当なの……?」



    フリーダ「うん!
    久しぶりに会ったけど全然変わってなかったよ!まぁ………女の子に好かれるとこも」



    ヒストリア「…………」汗



    フリーダ「……あれ?
    顔色悪いね、どうしちゃったの?」



    やっぱり今朝のは見間違いじゃなかった…

    終わった……エレンは私が理事長の不倫で出来た娘だと知っている
    他の生徒にバラされたら、私の学校での地位が―――



  181. 201 : : 2018/06/10(日) 23:12:38
    面白いです!期待です!頑張ってください!
  182. 202 : : 2018/06/10(日) 23:27:29
    見ていてワクワクします!
    応援してます!!
  183. 203 : : 2018/06/11(月) 00:15:38

    フリーダ「ねえヒストリア!
    明日お昼にエレンも誘ってみない?
    昔みたいに3人で―――――」


    ヒストリア「……悪いけど、私これからちょっと用事があるの」


    フリーダ「あれ? どこ行くの?
    何だったら一緒に……」


    ヒストリア「付いて来ないで!」タッタッタッ…







    フリーダ「ああもう……気難しいお年頃になっちゃったのねえ……」



  184. 204 : : 2018/06/11(月) 00:20:30

    タッタッタッ



    ヤバイ ヤバイ
    エレンが私の事を誰かに話したら―――






    『おーい見ろよ皆!
    バイタの子供が来たぜ!!』

    『こいつのかあちゃん、よその旦那さん寝取ったインバイなんだってよ!』

    『うわぁ、じゃあこいつもきっとインバイだぞ!』

    『ねえねえ? アンタのその綺麗な服、金持ちのパパに買ってもらったの?』

    『良かったねぇ〜ママが金持ちの愛人になれたからお菓子も服も選り取り見取りで……』

    『あんたみたいなのなんて言うか知ってる?
    カッコウの雛って言うのよ』






    うるさい……うるさい!!

    あんた達はもうここには居ないのよ!



    ヒストリア(もう小学校の惨めな私とは違うんだから!
    私はあんた達みたいな底辺とは住む世界が違うのよ!)

    ヒストリア(私の新しい世界をぶち壊されてたまるか!!)







    ユミル「ったく、あのゴリラが……ヒストリアの奴どこにも見当たらねえじゃんか」





    「 ユミル!!」

  185. 205 : : 2018/06/11(月) 00:33:23

    ユミル「おお、ヒストリア!
    どこ行ってたんだよ寂しk――――

    ヒストリア「あのねユミル………」




    ……………
    ……





    喫茶店 フクロウ

    カランカラン

    エレン「ただいま〜」



    ドドドドドド




    ジーク「おっ帰りぃいいいい!!!!」ガバ


    エレン「うげぇ!? 抱き着くんじゃねえよ!
    離せ気持ち悪い!!」


    ジーク「なぁなぁ!
    やっぱ野球部に入るんだろ! な?
    俺が毎日手ほどきしてあげるからさ、そんで高等部はうちの学校に来て兄弟で部を引っ張ってくんだ!! な?」


    エレン「だからいいって!
    俺スポーツとか面倒臭いんだってば!!」

  186. 207 : : 2018/06/11(月) 00:47:26

    ジーク「…………まさかと思うがエレン、お前あのチビのとこへ行くんじゃないだろな?」


    エレン「だから昨日言ったじゃねえか、見学してみるって。
    この店で働いてて掃除も慣れてんだし」


    ジーク「エレン…………お前は自らの価値に気づいていない!
    俺のもとへ来い!
    俺がお前を特訓してやる」


    エレン「いや、いいです」


    ジーク「俺とお前、兄弟二人で力を合わせ、甲子園を共に制覇しようではないか!?」クワ


    エレン「そのネタ拒否られる結末ありきだぞ。
    つーかここ日本じゃねえから!
    甲子園なんて無いから!!」


    ジーク「はぁ………兄ちゃん悲しいぞエレン。
    俺はお前の事を知ったとき、弟とキャッチボールする光景をずっと待ち望んでいたんだぞ?」


  187. 208 : : 2018/06/11(月) 07:19:47

    エレン「キャッチボールなら日曜日に付き合ってるだろ…………」カチャカチャ

    エレン「ほらよ」コト



    ジーク「ん。ありがとう」ズズー





    カランカラン

    リヴァイ「……………」



    エレン「ああ、いらっしゃいませリヴァイ先輩」

    ジーク「うわ………来やがった」


    リヴァイ「いつもの頼む」


    エレン「はい、ちょうど出来たとこです」コポコポ

    コト

    リヴァイ「ありがとう」ズズ


    リヴァイ「……………ふぅ〜」


    エレン「……ずいぶんお疲れみたいですね」


    リヴァイ「あのクソメガネが……余計なことばかりペラペラと」


    エレン「別に良いじゃないですか、お客さんが増えてくれるとこっちも助かりますし……」


    リヴァイ「良くねえよ。
    ただでさえ日頃から鬱陶しい奴らが金魚のフンみてえにくっついて来やがるんだ…」

    リヴァイ「せめてこの時間のここでだけはゆっくりしてえ……」ズズ


  188. 209 : : 2018/06/12(火) 20:50:50
    いいですね!いい感じにワクワクしてきました!
  189. 210 : : 2018/06/12(火) 22:22:22
    ヒストリア、エレンのこといじめそう
  190. 211 : : 2018/06/13(水) 12:44:04
    ありえますね!
  191. 212 : : 2018/06/13(水) 13:48:09
    おっふ
  192. 213 : : 2018/06/13(水) 18:29:12
    期待してくれた皆さんお待たせしました、
    再開します
  193. 214 : : 2018/06/13(水) 19:14:50

    ジーク「ところでリヴァイ……どうもエレンがお宅の掃除屋にお邪魔してるみたいなんだけどさ〜

    ………まさか受け入れるわけないよな?」


    リヴァイ「だったらどうした? 
    ウォール校の事でお前が気にすることでもあるか?
    『レベリオ校の』ジーク」


    ピキ

    ジーク「調子に乗るなよリヴァイ…………
    貴重な青春を学校の掃除に費やす根暗どもが。
    うまいことエレンを洗脳したつもりだろうが、俺が救い出してやるんだからな!」


    リヴァイ「ああん? 俺がいつ洗脳した?
    その役に立たねえメガネごと脳天叩き割ってやろうか……?」ガタ


    ジーク「やってみろよ……うまく行けば5cmくらい身長を伸ばしてやれるかもな?
    陥没して縮んだら謝るよ……」ガタン





    エレン「はいはい、おかわり入りましたよ〜」



    ジークリヴァイ「「くれ」」

  194. 215 : : 2018/06/13(水) 19:25:15

    エレン「全く…………ジーク、いい加減リヴァイ先輩と顔合わせるたびにケンカふっかけるのやめろよな」コポコポ


    ジーク「弟が悪の道に踏み込んで青春を無駄にするのは見過ごせない」

    リヴァイ「人んちの校舎をペンキまみれにした奴がよく言う……」


    エレン「リヴァイ先輩も、いちいちジークの言う事に乗らなくていいですから」カチャカチャ

    エレン「はいどうぞ。そろそろ時間ですし、この1杯でお仕舞いですよ?」コト コト




    リヴァイ「エレンの顔を立てて聞かなかったことにしてやる」ズズ


    ジーク「人の弟の顔を勝手に立てるとは厚かましい奴だな」ズズー

  195. 216 : : 2018/06/13(水) 20:35:31

    カランカラン

    ジーク「今からでも遅くはないぞエレン、お前なら運動部でもきっとイケる」


    エレン「わかったわかった、考えとくよ(考えた上で却下するけど)」


    ジーク「ホントにだぞ?きっとだぞ?」


    エレン「いーからさっさと帰れ!」


    リヴァイ「じゃあなエレン…………明日もよろしく頼む」


    エレン「はい!こちらこそよろしくお願いします」


    リヴァイ「…………なあエレン」


    エレン「はい?」


    リヴァイ「誘っておいてこんなこと言うのもなんだが…………
    俺はお前のやりたい事があるならそっちをするべきだと思う」


    エレン「…………」


    リヴァイ「俺はお前の淹れた茶が飲めりゃ、お前が美化委員会に所属しようとしまいと気にしねえ……
    そういう事だ」

    エレン「……分かりました、帰りはお気をつけて」


    リヴァイ「ああ」







    カランカラン バタン

    エレン「……やりたい事、ね」






  196. 217 : : 2018/06/13(水) 21:08:03

    カランカラン


    エレン「いらっしゃいませ……」



    「あー!やっぱりエレンだ!」


    エレン「…………なんだ、フリーダか。
    久しぶり、小3のとき以来か」


    フリーダ「む…………そうですよ〜フリーダでぇす。
    ペトラじゃなくてがっかりした?」


    エレン「は? なんでペトラ先輩が出てくんだよ?」


    フリーダ「さっき誰もいない教室で楽しそぉ〜〜にお喋りしてたのはだれだったっけなー?」


    エレン「なんだよ見てたのかよ……」


    フリーダ「エレンもヒストリアもホントにつれないね、昔はあんなに一緒に遊んだのに。
    ウォール校に入ったならまっ先に私に会いに来てくれるかと思えば……」ハァ


    エレン「ヒストリアね…………遠目に見たけどそっくりだったな

    ――――“クリスタ”に」


    フリーダ「―――ッ!」ハッ


    エレン「うん?何だよ、どうかしたか?」


    フリーダ「う、ううん!気のせい!」

    フリーダ(そうだった……………あの子ったらエレンの前ではずっと“クリスタ”で通してたんだったわね、忘れてた)



  197. 218 : : 2018/06/13(水) 21:14:56


    エレン「そういやクリスタは元気か?
    あいつも中学に上がったんだろ?」


    フリーダ「ええ……元気よ、一応」


    エレン「そっか……
    フリーダもすっかり良いみてえだな、父さんも治療した介があるだろな」


    フリーダ「…………エレンが何度も遊びに来てくれてたからね」



  198. 219 : : 2018/06/14(木) 05:18:10

    エレン「それよりなんか飲むか?」


    フリーダ「ああそうね、ダージリン貰えるかな?」


    エレン「ダージリンね、ちょっと待ってろ」カチャカチャ


    フリーダ「………ねえねえ、ここって長いの?」


    エレン「ん、まあな。
    小4の頃からバイトしてる」


    フリーダ「エレンの家ってシガンシナ地区だったよね?ここから結構遠いけど、ご両親は心配してない?」


    エレン「俺んち今父さんと母さんが出張で居ないから、ここで面倒見てもらってんだよ」コポコポ


    フリーダ「じゃあ家はどうしてるの?」


    エレン「月2回掃除に行ってる…………っと、
    出来たぞ」コト


    フリーダ「ありがとう。
    …………ん〜いい香り、いただきまーす」ズ








    エレン「……どうだ?」


    フリーダ「……………バカうま」

    フリーダ(何これ……………うちの家政婦のより断然美味しい!)

    フリーダ「ねえ、エレン…………またこれ飲みに来て良い?」


    エレン「好きにしろよ。
    客なんだから別に許可なんて要らねえだろ」


    フリーダ「ありがとう!明日も来るね」


  199. 220 : : 2018/06/14(木) 14:48:38
    リヴァイ=斉木
    コニー=燃堂
    アルミン=海藤
    エレン=窪谷須
    マルロ=灰呂
    ジャン=鳥束
    ミカサ=女体化斉木
    フリーダ=照橋
    アニ=夢原
    サシャ=目良
    クリスタ=梨歩田
    ダズ=高橋
  200. 221 : : 2018/06/14(木) 18:22:53
    >>220はぃ???? 
  201. 222 : : 2018/06/14(木) 18:25:41
    >>220 ん?

    期待です!頑張ってください!
  202. 223 : : 2018/06/14(木) 19:30:57
    どうも、作者です
    実は私は斉木楠雄は1話しか読んだことないです
    あとこのssは作者の妄想であり実在の人物団体書籍とは一切関係ありません
  203. 224 : : 2018/06/14(木) 19:53:02

    翌日 通学路



    スタスタ

    アルミン「おはよう!エレン!」


    エレン「おう…………」


    アルミン「昨日リヴァイ先輩のところに行ったんだよね?
    どう? 上手くやれそう?」


    エレン「まーな…………先輩方も普通に良い人ばかりだったよ」


    アルミン「そっかぁ……1年からはエレンだけかい?」


    エレン「いや、他にも同じクラスの……………
    ええっとジョンだったかジョニィだっけか?
    とにかくそいつと俺で2人来てた」

    エレン「そういうお前は…………ああやっぱ良いや」



    アルミン「僕? そうそう聞いてよ!
    昨日はパソ研と漫研に見学に行ったんだけど、そこの先輩方とすっかり意気投合しちゃってさ!掛け持ちでいいから来ないかって誘われちゃって!
    あと同じクラスのマルコ氏が一緒に来てたんだけど、これまた絶妙なチョイスで―――」


    エレン「ああ分かった分かった、良かったな」



  204. 225 : : 2018/06/14(木) 20:04:34

    ウォール校


    ペトラ「ふぁ〜…………」


    オルオ「なんだペトラ…………寝不足か?
    睡眠不足は仕事と美容の敵だぞ?」


    ペトラ「あんたに美容のことでとやかく言われたか無いわよ。
    店でタバコと酒買うときに身分証の提示を求められないクセに………」イラ


    オルオ「ッチ…………人の忠告を無視すりゃ後で高くつくぞ?」


    ペトラ「………あんたリヴァイ先輩のキャラ真似てるつもり?
    リヴァイ先輩はそもそもいちいちそんなコメント出さないわよ、本気で真似するなら喋んないでよ」


    エルド「よお二人とも、朝から相変わらず夫婦漫才か?」



  205. 226 : : 2018/06/14(木) 22:14:58

    ペトラ「やめてよエルド………その冗談全ッ然笑えない」ゾゾー


    オルオ「ふ………流石に長年連れ添ってりゃそう見えちまうのも仕方ねぇ〈ボギャ〉アガァッ!?」ガチ


    ペトラ「ふざけんな!大体付き合いの長さならグンタやエルドもずっと一緒のクラスなんだから同じでしょ!?」


    エルド「ハハ……………わりいわりい」

    エルド「ところで昨日の見学希望の新入生、今日も来そうか?」


    ペトラ「エレンなら必ず来るよ。
    そう言えばそっちで見てた子はどう?
    脈はありそう?」


    エルド「ジャンか…………なんと言うか、初め抱いた期待と現実のギャップに苦悩したような感じだったな」


    オルオ「ッチ、これだから根拠のねえ噂に踊らされるヤツぁダメなんだ」





    エレン「あ、おはようございます、先輩方。
    昨日はお世話になりました」


    ペトラ「あ、エレン! おはよう!」ニコ



    アルミン(うわ!なんと眩しい笑顔………)

    オルオ(俺には決して見せねえペトラスマイルを……このガキ……!)



    エルド「ようエレン!
    昨日は茶ぁごちそうさんだったな」


    エレン「喜んで頂けて良かったです」


    ペトラ「ねえエレン、そっちの子は友達?」


    エレン「いや、ただのクラスメイト―――「アルミン・アルレルト、エレンの友達です!」―――おい……」


    ペトラ「ふぅーん…………私ペトラ・ラル。
    中等部3年の美化委員なの」


    エルド「俺はエルド・ジン。
    ペトラやこっちのオルオと同じ美化委員で、中3だ。よろしくな」


    オルオ「ッチ……………オルオ・ボザドだ」


    アルミン「……………どうも。
    えっと……ボザド先輩は、高等部………ですか?」




    オルオ「」ピキ


    ペトエル「ブフ!!」

    エレン「……………」ハァ~…


  206. 227 : : 2018/06/14(木) 22:23:16

    オルオ「どいつもこいつも…………」プルプル


    アルミン「あ、あの…………すみません、まさか大学の先輩だとは知らず…………」


    オルオ「俺は中3だ!!!!」






    ペトラ「ねえエレン。今日はお茶汲みの先生お願いね?私楽しみにしてたんだから!」

    エルド「なんだペトラ。
    お前エレンに弟子入りするのか?」

    エレン「そんな大層な事じゃないですよ、コツを教えるだけですから。
    ……………あれ、グンタ先輩は一緒じゃ無いんですか?」

    ペトラ「ああグンタ?
    今日は日直だから早いの」










    「 お ぉ 〜 〜 い !!」
  207. 228 : : 2018/06/14(木) 22:29:55

    エルド「おっと………噂をすれば」


    ダッ ダッ ダッ


    グンタ「ハァ、ハァ、…………エレン、お前何やらかしたんだ?」


    エレン「はい? えっと…………俺がどうかしましたか?」


    グンタ「風紀委員会がお前を校門で待ち構えてたぞ!?」


    ペトエルオルアル
    「「「「ハァ!?!?」」」」







    エレン「えぇ…………?」
  208. 229 : : 2018/06/15(金) 00:39:12
    ヒストリアが絡んでるのかな?
  209. 230 : : 2018/06/15(金) 18:49:12
    期待です!ふーきいーんふう
  210. 231 : : 2018/06/16(土) 14:03:41
    最近これを見るのが、日課になりました!
    頑張ってください!!
  211. 232 : : 2018/06/16(土) 21:28:32

    校門

    ザワザワ 

    フウキイインカイノヤツラダ
    マタダレカガナンカシデカシタノカ?
    ウゲ………ナイルノヤツダ
    アノヒゲダサイヨネ~
    コモノカンパナイ
    ……



    ナイル「……………ッチ」イライラ



    マルロ「………」

    ヒッチ「………」

    ボリス「………」

    デニス「………」



    ナイル「ゴホン! 
    一人足りないがまぁ良い……………さて、風紀委員の諸君。
    配布した資料の写真の顔を覚えたな?
    もう一度おさらいだ」

    ナイル「昨日女生徒の一人が財布を盗まれたと訴え出た。その生徒曰く、放課後に空き教室に置いていたバッグからいつの間にか財布が抜き取られていた」

    ナイル「目撃者の証言によると中等部の男子生徒と女子生徒がその時間にその教室にいた。
    まだ確定したわけではないがその二人が関与している可能性は大だ」

    ナイル「女生徒の方は特定できていないが男子生徒の方は中等部1年のエレン・イェーガーであることが判明した」

    ナイル「この学校では生徒による自治権が認められている。故に、君たち風紀委員には 校則に違反した生徒を取り締まる権限が与えられている」

    ナイル「都合よく問題を起こした生徒が現れた訳だし、この機会に諸君らには実際に取締りを見学してもらう。
    先輩委員達はこれから登校してくるであろうエレン・イェーガーを確保し、生徒指導室に連行してくるように。
    新入委員は手順を見て覚えておけ」

    ナイル「では指導室で待っている」スタスタ






  212. 233 : : 2018/06/16(土) 21:58:37
    おっふ
  213. 234 : : 2018/06/16(土) 22:22:55

    先輩委員a「はぁ〜………朝っぱらから呼び出し食らっちまうとは面倒臭えな」

    先輩委員b「おい新入生、今ナイルが言った通り、これから俺達がその不届きなクズを大勢の生徒の前で取っ捕まえて晒しモンにする。
    お前らはソイツの哀れな末路を愉しんでくれ」


    マルロ「あの………質問良いでしょうか?」


    先輩a「あん? 言ってみろ」


    マルロ「この、エレン・イェーガーがやったという確たる証拠も無いのに、こんな大勢の生徒の前で連行したら、仮に彼が無罪だった時に学内での彼の評価が損なわれてしまうのでは………?」


    先輩b「心配要らねーよ。
    俺らはそいつが有罪だったときは大々的に公開すりゃ良い。無罪だったらその場で放免、あとは生徒が各々で判断するだけだ」


    マルロ「………?
    こちらのミスだったと釈明しないのですか?」


    先輩a「俺達は生徒を取り締まるのが仕事であって、そいつが有罪か無罪かなんてわざわざ教えて回る必要はねえのさ」


    先輩b「その通り。なにも俺達は端から決めつけてる訳じゃない、ちょっと事情を聞かせて貰う為に立ち寄ってもらうだけさ。
    周りがどう捉えるかなんていちいち気にする事じゃない」


    先輩a「まぁ大抵の生徒は何か起こりゃ、そいつは黒だと考える。お前らは気にせずどんどん取り締まって評価を上げりゃ良い」


    先輩b「内申点を稼ぐのにこの仕事は美味しいぞ?」


    先輩a「ストレスの解消もな」


    先輩b「違いない」


    ゲラゲラ




    マルロ「……………」ギリィ

    マルロ(何だコイツら!
    濡れ衣を着せられた生徒に悪いとも思わないのか!?)


  214. 235 : : 2018/06/16(土) 22:33:09

    マルロ「しかしですね―――「いやぁ流石風紀委員会!学校の秩序を守って内申点も上がるなんて良い待遇ですねぇ〜!」ゲシ


    マルロ(ぐ!………ヒッチ!?)


    先輩a「お? 分かってるじゃねえか」


    ヒッチ「実は私ぃ、高校は中央の推薦狙ってるんでぇ。
    こうやって人の役に立てる委員会で活動できるなんて光栄ですぅ〜」


    先輩b「まぁ歴代の風紀委員にはそれで名門や有名大学に進んだ奴らもいたしな」


    ヒッチ「へえぇ〜すごぉーい」


    ~~~~~


    ~~~~~


    先輩a「そろそろ来る頃だな」


    先輩b「お前ら、よーく見とけよ?」


    ヒッチ「はぁ〜い!」

  215. 236 : : 2018/06/16(土) 22:39:22
    進撃の巨人をきちんと現パロにしている感じで感情移入しながら読めます

    頑張ってください!!
  216. 237 : : 2018/06/16(土) 22:58:00

    マルロ「……………おい、ヒッチ!」


    ヒッチ「感謝してもらいたいわねぇ?
    アンタあのまま歯向かってたら追い出された挙げ句目ぇ着けられてたかも知んないのよ?」


    マルロ「お前は自分の評価を上げられれば他の生徒が濡れ衣を着せられても平気なのか?
    性悪め!」


    ヒッチ「はぁ?
    アンタだって甘い汁が吸いたくて風紀委員会に応募したんでしょ?
    同じ穴のムジナを邪険に出来る立場ぁ?」


    マルロ「お前なんかと一緒にするな!
    俺は生徒を理不尽な暴力から守ろうと風紀委員になったんだ!
    この学校に蔓延る、不良の存在や後輩への服従の強制のような悪しき風習を撤廃し、理想の学舎にするためにな!!」


    ヒッチ「ウザ…………あんた大統領にでもなるつもり?
    空気読めないのも程々にしてくんない?」



    マルロ「何とでも言え……………」

    マルロ(エレン・イェーガー……………一度話しただけだが、入学したばかりでこんな自分を不利にする行動をするヤツとは思えん)

    マルロ(訴え出た女生徒の証言を鵜呑みにして彼を晒し物にするのは性急過ぎじゃないか?
    ナイル先生は疑問に思わなかったのか?)









    「くくく…………良い状況になってるじゃねえか……」



  217. 238 : : 2018/06/16(土) 23:08:32
    ヒストリアがなんかしたな
  218. 239 : : 2018/06/16(土) 23:19:29

    「噂通り、この学校の風紀委員会は生徒のアフターケアは我感ぜず、だ……………晒し物にするならこれ以上の適任は居ねえ。
    これで安心だろ?


    ____ヒストリア?」



    ヒストリア「そうね……………信用を奪うには好都合だわ。
    貴女がこんなに悪賢いとは思わなかったわ

    ____ユミル」



    ユミル「お前のためなら悪女でも悪魔でもお望みどおりになり切れるんだぜ?
    可愛い私のヒストリア」



    ヒストリア「アイツが連行されたらすかさず『あの事』を学校中に広めて。
    そうすればアイツが何を言おうと誰も信じなくなる」


    ユミル「はいよ。お前を脅そうとした事、アイツに後悔させてやらねえとな」


    ヒストリア「……………ええ」





    ヒストリア(あんたも同じ目に遭えばいいんだ……………私を裏切ったお返し、受取ってよ)




    ヒストリア(ねえ?エレン……………)

  219. 240 : : 2018/06/16(土) 23:57:44



    ___『俺はぜったいお前のことは誰にも言わねえ!だから安心しろよ!』


    本当? 信じていいの?


    ___『おう!俺はずっと味方だからな!』


    ……………………
    …………





    ヒストリア「……………嘘つき」ポソ









    通学路

    グンタ「とにかくあいつ等に晒し上げられたら終わる!
    今日は病欠ってことで休んどけ!」


    エレン「そんな大袈裟な……………別に何もしてないんだし気にする事じゃ___」


    エルド「………いや、マズイぞ。
    アイツらはお前が無実だろうが関係ない。
    実績を作る為なら他の生徒の評判なんて気にしない」


    オルオ「俺等も一度やられた事があるからな…………1年目でアレをやられたら卒業までずっとハブられかねん」ブルル…


    ペトラ「でもいずれは学校中に知れるわ………
    誤解が広まる前に何か手を打ったほうが……」


    アルミン「あの………何を心配してるんですか?
    普通に事情を説明して後で誤解を解いて貰えば―――」


    グンタ「アイツらの頭にあるのは手柄だけだ!
    生徒をしょっ引いて内申点を稼ぐだけで無実だったやつの信用なんてどうでも良いんだ!!」



  220. 241 : : 2018/06/17(日) 15:43:58
    ここまでやるとは.......!!
    生徒会がなんとかしてくれたら....!!
  221. 242 : : 2018/06/17(日) 15:48:06
    おっふ
  222. 243 : : 2018/06/17(日) 20:31:19
    フリーダー!!!エレンを助けてくれー!!
  223. 244 : : 2018/06/17(日) 20:34:46
    おっふ
  224. 245 : : 2018/06/17(日) 20:36:47

    アルミン「………どうする?」


    エレン「ん〜………どうしよっかな……?」


    エルド「とにかく、俺達が先に行って事情を聞き出してみよう」


    ペトラ「そうね………エレン本人が行っても問答無用で連れてかれるだろうし」


    グンタ「わざわざこの時間に張ってるのも生徒の目が多い場所で吊るし上げるためだろうしな」


    オルオ「俺は遠慮する…………以前酒とタバコを買ったと言いがかり付けられて村ハチにされちまったトラウマが……………うぇえ」ブルル


    ペトラ「いつもの出しゃばり癖はどうしたのよ!?
    後輩の危機なんだから泣き言言わない!!」


    グンタ「エレンはちょっと影で待ってろ、良いな?」


    エレン「はぁ………何だかすみません。
    よろしくお願いします」ペコ


    ペトラ「じゃ、行くよ皆!」


    オルオ「うげぇ…………腹痛くなってきた」



  225. 246 : : 2018/06/17(日) 20:37:29
    フリーダでも!リヴァイでも!ジークでも!いいからエレンを助けてくれー!!!!!
  226. 247 : : 2018/06/17(日) 20:54:27


    校門

    エルド「風紀委員会がこんな朝から仕事とは多忙なことだな?」


    風紀先輩a「おやおや。
    美化委員会の面々が仲良く登校か。
    仲の良いことで」

    風紀先輩b「何だお前ら?
    相変わらず底辺のクズ共の掃き溜めでよろしくやってんのか?」


    グンタ「………何だと?」


    ペトラ「グンタ、抑えて…………
    あなた達、エレンに何の用なの?」


    エルド「今度は何の言いがかりで生徒の生活を台無しにする気だ?」ジロ





    マルロ「…………(あれが美化委員会か)」

    ヒッチ「何あいつら……面倒くさ」





  227. 248 : : 2018/06/17(日) 21:30:43

    先輩a「言いがかりとは失礼な。
    こっちは学内の秩序、ひいては生徒達の為に身を粉にして働いてんだよ」

    先輩b「お前らに説明してやる義理は無い…………と、言いたいとこだが。
    どうも今回の件に関しては無関係では無いようだな」


    ペトラ「どういう事よ?」


    先輩a「お前らのトコに見学に行ったガキが盗みを働いたと届け出があった。
    そこんとこの話を聞かせてもらおうとこうしてわざわざ待ってやってんだよ」


    エルド「盗みだと? 何のことだ!?」


    先輩b「昨日ある女生徒が文化棟の空き教室に置いてあったバッグから財布を盗まれた。
    その時間帯にそこをうろついてたのがこのエレン・イェーガーだと言うことだ」写真ペシペシ


    グンタ「エレンが盗った証拠でもあるのか?」


    先輩a「証拠は無いがこいつが、そこに居たのを目撃した奴が居るんだ。疑わしい奴がいたら事情を聞くのは当たり前だろう?」


    オルオ「こんな大勢の前でゲシュタポみてぇにふん縛ってか?」



    ザワザワ

    「何だ?美化委員会と風紀委員会が揉めてんのか?」

    「どうせまた暴力沙汰でも起こしたんだろあいつらは」

    「迷惑な連中ね」

    「どうせ巣食ってんのは落ちこぼれの不良共なんだから追い出してほしいぜ……」





    先輩b「ま、逃げられるのを防ぐ為には多少手荒になるのも仕方が無いだろ?
    仮に黒なら抵抗するかも知れんからな」

  228. 249 : : 2018/06/17(日) 22:01:59

    ペトラ「エレンは何も盗っていないわ!
    盗った瞬間を見た訳でもないのに生徒の前で犯人扱いするなんてやり過ぎよ!!」





    先輩a(この女……………気が強えけど上玉だな)




    先輩a「おいb、……………、……………」ボソボソ

    先輩b「~~~、~~~~~~……そいつは名案だ」ニヤ


    先輩b「おいペトラ・ラル。昨日お前はイェーガーと件の空き教室に居たのか?」


    ペトラ「そうよ!エレンは何も盗らなかったわ、私が保証する!」


    先輩a「ならお前も来てもらおう。
    共犯者の疑いがある」


    ペトラ「な!?」


    オルオ「おいちょっと待て!!
    なんでペトラまでしょっ引くんだよ!?」


    先輩b「言っただろう?
    イェーガーと共謀した可能性がある。
    お前も容疑者だ」

    先輩a「指導室で取り調べを受けてもらう。
    ひょっとしたらカバンや服ん中に取った財布を隠してるかもしれんしなぁ?」ジロジロ


    ペトラ「嫌よ!
    あんた達にそんな事する権利が―――」


    先輩b「あるんだよなぁ…………ほら、俺達風紀委員だから。
    学校の秩序を守るのは義務だから」

    先輩a「はいはい、とりあえずイェーガーは来ねえし、まずはお前からだ」ガシ


    ペトラ「ちょ、離しなさいよ!?」


    グンタ「野郎、離せ!」ガシ







    先輩b「ッシ!!」ガス






    グンタ「___ガハ!!」ズサァ

    エルド「グンタ!? 貴様良くも!」



    先輩b「悪いのはそいつだろう?
    いきなり掴みかかってくるなんて公務執行妨害だ」

    先輩a「活動の邪魔するやつを力づくで黙らせる権利もあるんだぜ?
    ___っと、暴れんなよこのアマ!」ゲシ






    ペトラ「うぐ!? ……………いったぁッ!」





    オルオ「テメエこのやろう!!」ダッ


    エルド「オルオ待て!」

    オルオ「うるせえ!! 
    もう限界だ、堪忍袋の緒が切れた!」




    先輩b「何だまたお前か。
    飲酒喫煙の次は暴力沙汰か?
    学習能力の無いやつだ……………」スッ




    オルオ「ペトラに触んじゃねええええ!!」











    ___ヒュン


  229. 250 : : 2018/06/17(日) 22:19:18

    ビシィ!!!!


    先輩a
    「ぐぁ!?___痛ってぇッ!!!!」パ




    ペトラ「え!? ___くっ!」ダッ




    先輩b「女がッ………ッチ、どうしたa!!」

    先輩a「ちっくしょう……………脛に何か……」サスサス

    先輩b「コイツは…………500銅貨?」




    オルオ「ペトラ! 大丈夫か!?」


    ペトラ「平気。それよりグンタ!」


    エルド「メリケンサックで殴られた………気絶しちまった」

    エルド「それより今のは……………って!?」

    オルオ「__アイツ!! 何やってんだよ!?」






    アルミン
    「あわわ……エレン、君なんて事を!?」




    エレン「……………」ザッ ザッ ザッ





    ペトラ「エレン!?
    出てきちゃ駄目って言ったのに!?」





    エレン「……………先輩方。
    お気遣いを無駄にしちゃってすみません」




    エレン「でも___





    _____いい加減俺も限界です」ユラァ


  230. 251 : : 2018/06/17(日) 22:31:26


    マルロ「イェーガー、アイツ…………」



    ヒッチ「__ハハッ! やっちまったよアイツ!!」

    ボリス「風紀委員に怪我をさせやがった………」

    デニス「ありゃもうオシマイだな…………」





    先輩b「イェーガー? やっと来たか…………」

    先輩a「クソっ…………あのガキ!! 
    よくもやりやがったな!?」






    エルド「バカ野郎!! どうして出てきた!?
    何の為に俺達が庇ったと思ってんだよ!?」



    エレン「本当にすみません、エルド先輩…………

    でも俺、耐えられないんですよ…………

    俺の為に誰かが痛い思いするのも__」



    ザッ ザッ ザッ




    エレン「権力を傘に他人を好きに出来る奴の存在も」ギロ



  231. 252 : : 2018/06/17(日) 22:52:09

    ドヨドヨ……

    「おい………あの1年坊、風紀委員会に攻撃したぞ」
    「あーあ、これでアイツも村ハチコースか、かわいそうに……」
    「なになに? 風紀委員会にケンカ売っちゃったの?」
    「面白いじゃん………ちょっと見てこうぜ」





    先輩a「ぐ…………おいテメエ、今何をしたか分かってるのか!?
    俺達風紀委員に暴力を振るったんだぞ!
    こりゃもう弁解の余地なく有罪確定だ!!
    お前はもう終わりだ!!」





    エレン「……………だから?」ザッ ザッ ザッ




    先輩b「これは明らかに公務執行妨害だ…………
    おい1年! よく見ておけ!
    風紀委員会の活動を妨害する非協力的な生徒にはこうやって対応する!!」スッ

    先輩a「味なマネしやがって…………10倍にして返してやる」スチャ

    バチバチ



    マルロ「ス、スタン警棒!?」

    ヒッチ「ちょ……マジで?」




    エレン「なぁ風紀委員の先輩……………
    あんた、なんでグンタ先輩とペトラ先輩を殴った?」



    先輩a「は? そんなの取り調べを拒否しようとしたからに決まってるだろ」

    先輩b「俺達は反抗的な生徒に制裁する権限がある…………だから今からお前を痛めつけても教員も生徒も誰も文句は言わない。
    残念だったな?」






    エレン「へぇ〜…………つまりあんた等は俺を殴って良いけど、俺はあんた等を殴ったらダメだと…………」







    エレン「___ふ ざ け ん な 」

  232. 253 : : 2018/06/17(日) 23:08:12
    エレンが段々watchmenのロールシャッハに似てきた気がする
    気のせいだと思いますが.....
  233. 254 : : 2018/06/18(月) 00:05:24
    期待です!エレンかっこいいー!最高!
  234. 255 : : 2018/06/18(月) 06:17:55

    先輩a「うるせぇ!! 1年だからって容赦しねえぞガキ!!」ダッ




    エレン「____」ジャラ


    エレン「______ふんんッッ!!!!」ブゥン




    ビシィ!!!!

    ベチン‼ ベチィ‼



    先輩a「ぎゃあああああ!!!??」

    警棒カラーン



    先輩a「うぐぅッッ!! う、腕がッ!?」ガク





    ザワ‼

    「何だあの1年!?」
    「何か投げつけたぞ!!」






    先輩b「な!? コイツ、小銭で!?」




    エレン「まさかあのバカ兄貴に習った投球技術が役立つ日が来るなんて____

    ____なッッ!!!!」ビュン‼





    ビシビシビシィ!!!!!



    先輩b「うぐぁぁあああああ!!?!?」



  235. 256 : : 2018/06/18(月) 06:33:19

    チャリン チャリーン


    先輩b「がぁあッ………」顔オサエ

    先輩b(顔にモロにッ___全く近付けない!)



    エレン「どうだ? 一方的にやられる奴の気持ちが分かったか? 先輩?」ジャラ…


    ____ブゥン‼‼

    ビシビシビシ!!!!



    先輩b「うぁああああああ!!!!」








    エルド「ヤバイぞ…………エレンの奴どう見てもキレてる!」

    オルオ「おい、そろそろ止めたほうが良くないか?」

    ペトラ「エレン、もう良いわ!
    これ以上やったら本当にまずいことになっちゃう!!」






    ヒョイ

    エレン「へぇ……………この警棒、このボタン押して殴ればいいのか」ポチ

    バチバチ



    先輩a「ひぃ!?」

    先輩b「よ、よせ! やめろ!!」



  236. 257 : : 2018/06/18(月) 06:49:40

    エレン「あんた……………さっき関係ないグンタ先輩をメリケンで殴ったな?」ザッ ザッ



    先輩b「い、いやその………殴った……かな?」ギク



    エレン「ペトラ先輩の顔もぶったよな?」
    ザッ ザッ



    先輩a「そ、そうだったか……?
    へへへ……わ、悪い、ちょっと興奮してて覚えてなくってよ…………」ビクビク





    __ピタ







    エレン「___ふぅ〜ん?
    …………覚えてないんだ? ハハハッ!」ニッコリ


    先輩ab「「ヘ、へへへへへ…………」」


    エレン「ハハハハハハハ!
    そっかそっか。なら仕方ねえよな?」


    先輩a「そ、そうなんだよ!」
    先輩b「全くだよな! 仕方ないよな!?」



    エレン「そうだよなぁ〜……………忘れちゃったなら仕方ない。









    ____だったら







    俺が再現してやるから

    よぉく思い出せぇええええ!!!!」ブゥン!!






    先輩ab「「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?!?!?!?!?」」



  237. 258 : : 2018/06/18(月) 06:58:12

    エルド「ダメだ!全然聴こえてない!!」

    ペトラ「エレンダメぇええええ!!!」





    先輩ab「「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああさああああああああああ!!!!?!?!?」」








    ガキン!!!!






    「落ち着きなよエレン」ギリギリギリ


    エレン「お前!?」






    マルロ「レオンハート…………」






    アニ「朝から招集かけられて面倒臭いから仮病してのんびり登校しようと思って着いてみたら……………あんたが騒動の中心とはね」


  238. 259 : : 2018/06/18(月) 07:05:24

    エレン「離せよアニ!! 今この害獣共を駆逐してやんだ、邪魔すんなよ!!」



    アニ「ああ、やっぱり。完全にキレてる……………こりゃ落とすしか無いね____っと!!」ヒュン

    ガキ!!

    エレン「ぐ!?」



    アニ「___シッッッ!!!!」ゲシィ



    ドゴォ


    エレン「ゴハァ!?」



    アニ「ちょっと大人しくしな」ギギギ



    エレン「アニ、テメェ……………」ギリギリギリ






    「ちょっとアニちゃん!
    やり過ぎやり過ぎ!!」



  239. 260 : : 2018/06/18(月) 07:14:14

    アニ「でもフリーダ先輩、こうでもしないとコイツは手が付けられないことはご存知なんでしょ?」



    フリーダ「そうだけどまずは誤解を解かなきゃ!!」



    エレン「フリーダ………?」









    物陰

    ヒストリア「フリーダ姉さん………!
    余計な事を!!」


    ユミル「おいおい……………どうなってんだ?
    なんでフリーダ姐さんが出張ってくるんだ?」


    ヒストリア(マズい……………姉さんが騒ぎを聞きつける前にエレンを取り押さえる筈が……
    予想外に時間が掛かり過ぎた)


  240. 262 : : 2018/06/18(月) 07:53:27

    ザワザワ

    「フリーダ? フリーダ・レイスだって?」
    「マジかよ、理事長の娘がお出ましだぞ……」
    「あの1年坊とどういう関係だ?」




    エルド「…………風向きが変わったな」

    ペトラ「フリーダ…………なんであなたが?」



    フリーダ「アニちゃんから風紀委員会の招集の事を聞いてまさかと思って来てみたのよ」

    フリーダ「……ねえ風紀委員会の皆さん、
    エレンが昨日財布を盗んだと疑ってらっしゃるようだけど?」ジロ



    先輩a「ぐ………そうだ、いや、そうです!
    財布が無くなった時間帯にその場にいたのはこのガキとあの美化委員会の女だけです!」

    先輩b「だから事情を聞こうとしたら反抗しやがったんです!
    しかも俺達に暴力を__」






    フリーダ「__私はこの二人が教室に居るのを見てたけど、盗みなんかして無かったわよ?」




    先輩b「し、しかしですね…………」

    先輩a「俺達はナイル先生の指示で……」




    フリーダ「じゃあ私が直接ナイル先生に説明します!
    ………連れて行って貰えますね?」


    先輩b「わ、分かりました!!」

    先輩a「俺はあのガキと美化委員会の奴らを連れて行くので__」



    フリーダ「ああそれなら不要です」



    先輩a「な!? どうしてです!?」

    先輩b「たとえ無実でも、我々の仕事を妨害した上に暴力を振るったんですよ!?
    十二分に懲罰に値します!!」



    フリーダ「……………あなた達が怪我をさせた2人は結局のところ何か校則に反する事をしたの?」



    ペトラ「…………」
    グンタ「」


    フリーダ「それにナイル先生が命じたのは指導室までエレンを連れてくることでしょう?」

    フリーダ「あなた達にペトラを連行する理由も、勝手に取り調べる権限も無いわよね?」ジロ



    先輩ab「「う………」」
  241. 263 : : 2018/06/18(月) 08:06:40

    マルロ(そうだ………………風紀委員会には生徒を連行し、公務を妨害する生徒に制裁を課すことはできても、生徒への取り調べはあくまで教員の仕事だ)

    マルロ(ラル先輩を取り調べる権限までは与えられていない!)




    フリーダ「………何か他に問答はありますか?」



    先輩a「……………いえ」

    先輩b「ありません………」



    フリーダ「なら良かった、ナイル先生の所ヘ行きましょ?」



  242. 264 : : 2018/06/18(月) 08:24:27
    フリーダ!!アニ!!エレンを助けてくれてありがとー!!!!!
  243. 265 : : 2018/06/18(月) 16:46:42
    abザマァwww
  244. 266 : : 2018/06/18(月) 20:39:26

    フリーダ「さてと…………美化委員会のみんな、そういう訳でちょっとエレンを借りてくね」


    ペトラ「ええ…………フリーダ、助かったわ。
    ありがとう」

    エルド「ああ………恩に着る」

    オルオ「全く、大人しい顔してとんでもねえガキだぜ。

    なあ?」




    エレン「…………すみません」


    アニ「キレると容赦が無くなるとこも、球威が上がるとこも相変わらずだね。
    ジークさんそっくりだよ」フッ


    エレン「うっせぇ………つーかいい加減放せよ!」




    フリーダ「アニちゃん、もう落ち着いたみたいだし、放してあげて?」


    アニ「はいはい、これで良い?」パッ


    エレン「あー痛かった………

    ___お前、ウォール校に入ってたんだな」



    アニ「まぁね…………ライナーとベルトルトも一緒だよ」
  245. 267 : : 2018/06/18(月) 20:48:05

    エレン「あいつらもか?
    てっきりマーレの学校に入ったと思ってたぜ」


    アニ「私らはAクラスだから顔合わす機会無かったんだよ」



    フリーダ「はいはい、積もる話はその辺にして行くよ!」パンパン


    アニ「そうですね、ホラ行くよ」


    エレン「ああ分かったよ____」ハッ







    エレン「___って、ちょっと待て!!」


  246. 268 : : 2018/06/18(月) 21:37:02
    >>253
    どちらかというと斉木の窪谷須に似てる
  247. 269 : : 2018/06/18(月) 22:14:23

    フリーダ「え? どうしたの?」






    エレン「さっき今月分の小遣い投げちまったんだ!
    頼む、先に拾わせてくれ!!」





    エルオルペト「「「あ………」」」


    アニ(呆)「あんた………」



    …………………………







    ペトラ「もう!だからじっとしてなさいって言ったのに…………」ガサガサ


    エルド「お、あったあった。
    おーい! こっちは1700見つけたぞ」


    オルオ「つーか何で全財産をわざわざ小銭にすんだよ!?
    札持ち歩けよな!!」ゴソゴソ


    エレン「だって…………お札崩したらなんか損した気分になって使いづらいじゃないですか」
    ガサガサ


    ペトラ「そんなにお金が大事ならそもそも武器なんかに使わなきゃ良いでしょ!?」


    フリーダ「全部で3万4千…………もう1限目始まっちゃうわねぇ……………」ガサガサ


    アニ「アホらし……………」ゴソゴソ










    リヴァイ「…………………………おい」


    リヴァイ「どういう状況だこれは?」


  248. 270 : : 2018/06/18(月) 22:32:59

    5分後

    リヴァイ「ほらよ、落ちてたのはこれで全部だ」ジャラジャラ


    エレン「すみません!! 本当に助かりました!!!!」ビシィ


    リヴァイ「妙に来るのが遅えと思ったらそんな騒ぎになってたとはな………」




    ペトラ「流石は美化委員会の長……………
    こんな短時間に集めるなんて」

    オルオ「始めからリヴァイ先輩探したほうが早かったんじゃねえか?」

    エルド「同感だ……」



    アニ「………」



    フリーダ「まったく!
    エレン、お金を粗末にしちゃダメでしょ?
    ちゃんと反省しなさい!良いわね?」メ!


    エレン「…………分かったよ」

    エレン「先輩方、ご迷惑お掛けしてすみません」ペコ



    ペトラ「…………まぁ、私達を助けるためだったんだし、もう良いわ。

    ___エレン、助けてくれてありがとうね」


    エルド「そう考えりゃイーブンだな……………
    サンキューな」


    オルオ「ま!あのまま俺の必殺の突きを食らわせてやっても良かったんだが……………礼は言っといてや〈ガリ〉___あが!?」




    リヴァイ「とにかくだ。
    金をそんな用途に使うのは感心しねえが……………エルド達の為に戦ってくれた事は感謝する」


    リヴァイ「ありがとな」


  249. 271 : : 2018/06/18(月) 22:48:37

    ペトラ「!!?」
    エルド「!!?」
    オルオ「!!?」


    3人(((あの鉄仮面の如き先輩が微笑を!?)))



    エレン「いえ………結局俺は皆さんの配慮を無駄にしました、感謝されることなんかありません………」



    リヴァイ「だがお前は殴られたペトラとグンタの為に決断した……………大概の奴らは保身を優先するがお前はこの2人を優先した。
    それは誇っていい………」

    リヴァイ「レイスにレオンハートだったな?
    お前たちにも礼を言う。
    うちの委員達を庇ってくれてすまなかったな」



    フリーダ「いえ…………当然の事をしたまでです」


    アニ「…………」

    アニ(リヴァイ・アッカーマン………………噂に聞いてたよりも常識人だね)




    エレン「……………あれ?
    アルミンとグンタ先輩は?」


    アニ「アルミン? ああ、金髪の1年かい?
    風紀委員の一人と一緒にのされたシュルツ先輩を保健室まで連れてったよ」


  250. 272 : : 2018/06/18(月) 22:58:42

    10分前


    グンタ『』

    アルミン『ええっと……………グンタ先輩でしたね? 皆エレンの全財産を探すに忙しいみたいだし、僕が連れていきますね』グイ


    ___ズシ
     

    アルミン『お………重いッ、インドア派にこの重みは、来るッ! __!!』ズル…ズル…





    マルロ『…………………………』


    ガシ


    アルミン『え?』




    マルロ『お前1人では流石に無理だ___
    肩、もう一方は俺が担ぐ』







    ……………………………………………………



    エレン「……………マルロが?」


    アニ「こっちの手違いで迷惑をかけたお詫びだってさ」


    フリーダ「……………」

    リヴァイ「……………」

    エルオルペト「「「……………」」」





    カーン… カーン… カーン…

  251. 273 : : 2018/06/20(水) 04:00:06

    指導室


    ナイル「………………………………………」イライラ







    フリーダ「___という訳なんです」ニコニコ


    エレン「……………」

    アニ「___」




    ナイル「レイス………いくらお前が理事長のご息女とはいえ、風紀委員会の活動に気まぐれで口出しするのは控えて欲しいのだが?」


    フリーダ「あら、気まぐれではありませんよ?
    風紀委員会は盗難の件に関して情報提供を呼び掛けていますし、私は昨日のイェーガー君のアリバイを証明できます」

    フリーダ「先生のお立場なら彼が無実だと分かったほうが事件の進展に繋がって喜ばしいこととお察ししたのですが……………

    ___このままイェーガー君が濡れ衣を着せられたままのほうが良かったとでも?」ニッコリ



    ナイル「ぐっ……………だとしても彼をここに連れてくるのは風紀委員の仕事だ!
    君が出しゃばっていい理由にはならんぞ!?」



    フリーダ「そのことなのですが…………
    先生はイェーガー君を連れてくるよう命じられたのでしたね?」



    ナイル「ああそうだが?」



    フリーダ「aさんとbさんは支持が出ていないのにペトラを連行しようとしたみたいですが、止めようとしたグンタを殴って気絶させてましたよ?」



    ナイル「…………委員には各々の裁量で校則に違反する生徒を取り締まる権限がある。
    妨害する生徒を排除する権限もな」



    フリーダ「委員が女子生徒を密室で取り調べる権限もですか?」



  252. 274 : : 2018/06/20(水) 22:09:14
    ナイルウザッw
  253. 275 : : 2018/06/20(水) 22:49:05
    期待です!ナwイwルw
  254. 276 : : 2018/06/20(水) 23:03:12
    おっふ
  255. 277 : : 2018/06/21(木) 21:46:51

    ナイル「? 生徒を取り調べるのは教員の仕事の筈だが……」



    フリーダ「そうですか。
    なら先ほど件の二人がペトラのカバンや服の中に隠している、と言って勝手に取り調べようとしてたのは……………

    きっと私の見間違いだったのでしょうね?」ニッコリ



    ナイル「___ッ」ゾク

    ナイル「と、当然だ!風紀委員会の活動は校則に厳正なのだからな!」



    フリーダ「では……………エレンとペトラの潔白については納得していただけましたか?」


    ナイル「……………ああ、分かった。
    情報の提供ありがとう……」


    フリーダ「いえいえ。……………ところで




    ____被害に遭った女生徒は、誰か分かりますか?」



    ナイル「……………」


    フリーダ「___」


    ナイル「……………本人が名前を出したくないと言っている」

    ナイル「私に教える事は出来ないし、君も知る権利はないと思うが?」




    フリーダ「___そうでしたね。
    お騒がせしてすみませんでした。
    エレン、行くよ」



    エレン「………失礼しました」


    スタスタ  ガララ

  256. 278 : : 2018/06/21(木) 22:03:36

    アニ「それじゃあ私も授業に戻りますので……」



    ナイル「おいレオンハート…………
    今朝の招集に遅刻したことの説明が済んでいないぞ」


    アニ「低血圧で起きられなかったんですよ。
    以後気をつけます」


    ナイル「ッチ……………さっさと戻れ!」


    アニ「失礼しました」





    __バタン

    ナイル「くそ! せっかく潰す口実が出来たと思ったら、フリーダの奴め!

    ………何故美化委員会に肩入れする!?」









    フリーダ(ナイル先生の態度…………昨日のヒストリアの反応……………まさかとは思うけど__)



    エレン「なあフリーダ、お前アニと知り合いだったのか?」


    フリーダ「ん? ああ、アニちゃんね。
    あの子風紀委員会と掛け持ちで合気柔術クラブに入ってるのよ。
    で、中等部の代表が__」


    エレン「お前ってわけか」







    アニ「そういう事だよ」
  257. 279 : : 2018/06/22(金) 23:55:27
    ヒストリアとエレンに・・・何があったんだ?
  258. 280 : : 2018/06/23(土) 01:16:23
    おっふ
  259. 281 : : 2018/06/24(日) 16:49:19
    ダークリユニオン
  260. 282 : : 2018/06/24(日) 20:37:52

    エレン「よう。
    お前が風紀委員会とか意外だな………
    そういうの面倒臭がる奴だと思ってたのに」



    アニ「内申点を稼げるらしいから入っただけだよ。
    あんたこそ美化委員会なんて意外なんじゃないの?」



    エレン「俺は知り合いにお茶汲み係のバイトしないかって誘われたんだよ」



    アニ「ふぅん……
    ___てことはまだあの店で働いてるんだ?」



    エレン「まぁな」



    フリーダ「ねえちょっと」

    フリーダ「そういう二人はどういう関係なの?
    ずいぶんお互いのこと知ってるみたいだけど?」



    アニ「小学校の頃にリトルリーグで何度か会った事があるだけですよ」



    エレン「ジークの奴に引っ張って来られてな」



    ……………
    ……

  261. 283 : : 2018/06/24(日) 21:00:51

    3年前





    ジーク「いやぁエレンがうちのチームに助っ人に来てくれて兄ちゃんもうウキウキしまくりだよ〜」ルンルン


    エレン「……………(今日は差し入れ持って行って帰るはずだったのにどうしてこうなった……)」
    ズルズル


    ジーク「良いかいエレン。
    転がってきたボールを兄ちゃんに向けて投げるだけの簡単なお仕事だから!
    思いっきり投げていいんだからな〜?」ワクワク


    エレン「………それなら遠慮無く投げれそうだよ」ズルズル

    エレン(いっそ顔面凹ませてやろうか……)



    ジーク「お?
    エレンもやる気出てきたか?
    日曜日のキャッチボールの成果を見せてやろうな!」


    ジーク「___っと、まずは皆に顔合わせしないとな。

    おーい!
    皆お待たせーー!!

    助っ人連れてきたぞーーーー!!!!」







    アニ「……………助っ人? 本当に居たんだ」

    ピーク「目の錯覚かな………あの子引き摺られてるように見えるんだけど?」

    ライナー「…………え?あれ、誘拐?
    違うよな?」

  262. 284 : : 2018/06/24(日) 21:11:53

    ジーク「さ〜皆!
    紹介するよ、弟のエレンだ!


    可愛いだろ?」



    エレン「…………エレン・イェーガーです」



    ジーク「人数不足の我がチームの為に助っ人を買って出てくれたんだよな!
    いやぁ優しい弟に恵まれたなあ俺!!」





    エレン「…………………………よろしくお願いします」






    ライナー(うわ……メチャクチャ不機嫌そうだな)

    ベルトルト(どう見ても無理矢理連れて来られたっぽい)

    ピーク(弟さん、あまり似てないのね)

    アニ(……………)



  263. 285 : : 2018/06/24(日) 21:45:03

    ???「ま、まぁ取り敢えずお互い自己紹介しません?」



    ジーク「ん、そうだな。
    じゃ、年中組は言い出しっぺのコルトからよろしく!」


    コルト「さっそくですか……………コホン、

    俺はコルト・グライス、ポジションはキャッチャーだ。
    今日は助っ人に来てくれてありがとう」

    マルセル「俺はマルセル・ガリアード。
    ファーストをやってる、よろしくな」

    ピーク「私はピーク。ポジションはサード、今日は来てくれてありがとうね、エレン君」ニコ



    ジーク「次は年少組な。皆エレンと同い年だぞ?」



    ライナー「んじゃ、俺から…………
    俺はライナー・ブラウン、ポジションはセカンドだ。来てくれてありがとな」


    ベルトルト「えっと……………はじめまして?
    僕はベルトルト・フーバー、守備はライトを担当してる」


    アニ「…………アニ・レオンハート。
    レフト担当」


    ポルコ「ポルコ・ガリアード………ショートだ」



  264. 287 : : 2018/06/24(日) 22:10:54

    ジーク「んで!
    最年長の俺がピッチャー兼キャップって訳だ。
    エレンには空席だったセンターをやってもらうつもりだ。
    この位置ならベルトルトとアニちゃんもサポートに回れるしな!」



    エレン「…………俺が出なくても問題無くねーか?」



    ジーク「なにぶん今度の試合は人数規定が有ってさー…………今まではセンターをライトとレフトでカバーしてたんだが、どうしても9人で参加しなきゃならない」

    ジーク「まぁ、俺が投げればランナーは出ないからあまり送球は気にしなくて良いよ」









    ポルコ「………ちょっと良いすか?」
  265. 288 : : 2018/06/26(火) 22:25:13
    ポルコ「フラグですか?それ?いつもセンターに飛んでってアニとべる・・・なんちゃらが走ってる気が・・・」ww
  266. 289 : : 2018/06/26(火) 22:38:38
    ダークリユニオン
  267. 290 : : 2018/06/27(水) 08:57:33
    おっふ
  268. 291 : : 2018/06/27(水) 19:38:09
    期待です!
  269. 292 : : 2018/06/27(水) 20:32:20
    おっふ
  270. 293 : : 2018/06/28(木) 04:59:40
    スレ主失踪?
  271. 294 : : 2018/06/28(木) 06:14:05

    どうも、お待たせしました。
    投稿します。
    _______



    ジーク「うん? どうしたガリアード?」


    ポルコ「そいつに聞きたいことがあるんすよ」


    エレン「俺?」


    ポルコ「お前今までどのポジションやってたんだ?」


    エレン「ポジションに入った事はないよ」


    ポルコ「……………は?」

    ポルコ「ちょっと待てよ、お前野球やったことあんのか?」



    エレン「…………無いけど」




  272. 295 : : 2018/06/28(木) 06:27:10

    ポルコ「……………ジークさん、どういうことっすかこれは?」


    ジーク「だから言ったろ?数吸う合わせだって。
    まあ今までも8人でやって来たんだし、大丈夫だろ?」


    ポルコ「冗談じゃないっすよ!
    こんなド素人連れてくんならコルトさんとこの弟やライナーの従妹のがまだ使えますよ!?」


    ジーク「あいつらは幼年組だから年齢に引っ掛かるだろ?
    まぁ拾って投げるぶんには困らないから!
    なあエレン?」


    エレン「どうも俺はお役に立てないみたいですし、やはり今日は帰ります。
    ご迷惑お掛けしてすみません」ペコ


    ジーク「ちょっとちょっと!
    お願いだから帰んないで!」


    エレン「だって俺より上手いのいるんだろ?
    歳誤魔化してそいつ等を出せばいいじゃんか」


    ジーク「いや〜見た目的にそいつは厳しいんだな〜………」



  273. 296 : : 2018/06/28(木) 06:36:09

    マルセル「落ち着けポルコ。
    ジークさんの言うとおり、このままじゃ人数が足りなくて出場自体危うかったんだ。」


    ピーク「そうだよポッコ。どうせ今までだって8人で何とかしてたんだ、来てくれただけでも感謝しないと」


    ポルコ「その呼び方止めろっつっただろ!?」


    ジーク「話は着いたな。
    取り敢えず今から受付に行ってくるから適当に駄弁ってていいぞ〜」スタスタ






  274. 297 : : 2018/06/28(木) 06:45:34

    ポルコ「ッチ!…………エレンつったか?
    ジークさんの弟だからって甘えんじゃねえぞ!
    ヘマしたら落とし前つけて貰うからな!?」


    エレン「そうならなきゃ良いけど………」


    マルセル「おい、今からプレッシャー掛けてやるなよポルコ」


    コルト「エレン君だったね………
    あまり心配しなくて良い。
    ジークさんの投げる球は144㎞/hだ。
    中学生でこの速さを打てるやつなんてまずいないからさ」


    ピーク「取り敢えずライナー、送球トレーニングはエレン君と組んでやんな」


    ライナー「おう、任せろ!
    えっと、俺の事は呼び捨てで良いよ。
    そっちもそれで構わないか?」


    エレン「………ああ、よろしくな」


    ライナー「まぁ、キャッチボールするだけだからさ、気楽にやってこうぜ!」




  275. 298 : : 2018/06/28(木) 06:55:29

    グラウンド



    エレン「__でぇいッ!」ビュウン



    __バシィ‼


    ライナー「__っ、中々速いな………よ!」ブゥン



    エレン「そうか?ジークとキャッチボールするときはこんなもんだぞ」パシ








    アニ「…………」ブン


    ベルトルト「ライナー、もうエレン君と仲良くなったのか」パシ

    __ブン


    アニ「………」パシ



    ベルトルト「まぁ出場出来て良かったけど、出来たら経験者が良かったなぁ………アニはどう思う?」



    アニ「…………」

    アニ「……………別に興味ないね」ブン






  276. 299 : : 2018/06/28(木) 07:36:06

    試合中盤


    レベリオジャイアン:1
    相手チーム:0



    ジーク「う〜ん…………今日は中々点を取り難いな」


    コルト「相手のピッチャー、かなり手強いです。
    序盤で1点入れなかったら勝ちは厳しかったかもしれません」


    ピーク「ピッチャーだけじゃ無いよ」


    ジーク「ああ…………あの5番な、さっきから俺の投球をじぃ〜っと観察してて正直ウザい」


    マルセル「まさか癖を探してるんですか?」









    ライナー「相変わらずジークさん凄えな…………ランナーが一人も出てねえや」


    ベルトルト「けどこっちも1点だけだ………相手のピッチャー、ジークさんほどじゃないけど相当速いよ」


    ポルコ「兄貴が1点入れてなかったらヤバかったな」








    エレン「……………」



    アニ「……………」ボー



    エレン「…………なぁ、お前試合の状況とか興味ねえのか?」



    アニ「どうせジークさんとコルトしか出番無いし、私があれこれ心配してどうすんのさ?」



    エレン「信頼されてんな、ジーク」



    アニ「別に信頼なんてしてない」



    エレン「は?」



  277. 300 : : 2018/06/28(木) 07:55:50

    アニ「別にこの試合の勝ち負けなんて私にはどうでも良い」



    エレン「………えっと、お前ずっとこのチームやってたんだろ?
    勝ちたくねえのか?」



    アニ「私はライナー達にせがまれて入っただけさ。
    野球自体別に興味ある訳じゃない………アンタだってそうじゃないの?」



    エレン「………じゃあなんで今もこのチームに居るんだ?
    興味ねえなら辞めたって構わねえだろ?」



    アニ「……………………お節介なら結構だよ。
    会ったばかりのアンタにあれこれ言われたくないよ」スタスタ










    エレン「なんだよアイツ…………自分で話し始めといて」




  278. 301 : : 2018/06/28(木) 08:03:16

    アニ「……………」

    アニ(別に野球が好きな訳じゃない………運動が得意だから続けるのは苦じゃなかっただけ)

    アニ(……………ただ)チラ





    ライナー「~~~~」

    ベルトルト「~~~~、~~?」






    アニ(友達と一緒のほうが楽しいから…………)



    アニ(辞めないだけだよ)



  279. 302 : : 2018/06/28(木) 16:28:53
    中学生で144㎞/hか
    今は何㎞/h出せるんだ?
  280. 303 : : 2018/06/28(木) 21:29:39
    »302
    ジークは通常時のmaxは150㎞だけどキレると15km上乗せされるよ(主にエレン絡みで)

  281. 304 : : 2018/06/28(木) 21:51:59

    後半


    ポツ__ ポツ__


    ザァァ……





    ピーク「やだ、降ってきたよ……」



    ジーク「あらら…… 天気予報も当てになんないなぁ」

    ジーク「でもま、さっさと3振獲っちまうけど



    ____ね!!!!」ブゥン‼








    ___ズル




    ジーク「___やべッ!?」






    バッター「__ッ!!」


    ____カキン






    ピーク「な!?」
    ライナー「不味い!」



    ジーク「ファースト!」


    マルセル「任せろ!!」ダッ

    マルセル(獲った___)




    バチャ 


    マルセル(何!?)スカ





    バッター「ッしゃぁ!!」ダッ






    ジーク「チィ!!

    ___ベルトルトぉ!!」





    ベルトルト「ハイ!!」


    ガッ



    ベルトルト「ライナァア!!!」ブン!



    ライナー「間に合え!!」






    パシ



  282. 305 : : 2018/06/28(木) 22:09:01


    「セーフ!!」




    ライナー「クッ!
    ___間に合わなかったか!!」

    ポルコ「2塁に出やがった………」

    ピーク「ちょっとヤバイね………」

    マルセル「ちくしょう!
    …………ミスっちまった」

    コルト「不味いな…………次は5番のアイツだ」






    5番バッター「…………」




    ジーク「マズイねこりゃ…………」

    ジーク「タイム!!」







    ザ__ ザ__


    ジーク「すまん、大口叩いといてこのザマだ……」


    マルセル「いや、俺がミスったせいです………すみません」


    ポルコ「しょうがねえさ、ぬかるんでボールの軌道が変わっちまったら無理もねえよ」


    コルト「そうだな………本降りになって足場が悪くなってきた。
    それにジークさん、雨でコントロールが乱れ始めてます」


    ジーク「ああわかってる、
    この状況で変化球はリスキーだ。
    しかしな………」チラ







    5番バッター「…………」ブン! ブン!


  283. 306 : : 2018/06/28(木) 22:36:32
    レベリオチームの打順が気になる
  284. 307 : : 2018/06/28(木) 23:07:30

    ライナー「明らかにストレートを見越してますね…………タイミングを測ってド真ん中を狙ってますよ」

    ベルトルト「ここであの5番が塁に出たら……」

    アニ「……………」

    ピーク「どうします? 
    敬遠して先行のランナーを3塁に出すのもリスクがありますけど………」

    ジーク「…………………………」










    ジーク「……………直球勝負で行くか」




    コルト「しかしジークさん、アイツも恐らくストレート狙いです。
    勝ちを狙うなら敬遠してリードを保つべきでは………」


    ジーク「あのさ………この状況、楽しいとは思わねえ?」


    コルト「楽しむって………」


    ジーク「2塁にランナー、バッターは見るからに手強そうなのが出てきた」

    ジーク「しかもこっちは変化球は封じられストレートで勝負するのみ」

    ジーク「メチャクチャスリリングじゃん!」ウズウズ


    ピーク「またバクチに出るんですか?」


    ジーク「向こうはマジで勝負を掛けて来てんだぞ?
    ならこっちも勝算抜きに応じてやろうじゃねえの。
    こういう勝負こそ試合の醍醐味なんだぜ?」



  285. 308 : : 2018/06/28(木) 23:11:09
    敬遠しても塁が詰まっていない限りランナーは動かないぞ
  286. 309 : : 2018/06/28(木) 23:27:21

    話の都合で一部オリジナルルールにしてます、その辺は勘弁下さい

    ーーーーーーーーーーーーーーーーー



    コルト「しかし………」



    ピーク「良いじゃないの」

    ピーク「こっちも向こうもリスクを負ってるんだ、運に掛けるのも面白いんじゃない?」


    マルセル「そうだな…………」


    コルト「…………分かりました」

    コルト「どの道キャッチャーの俺はピッチャーの球を受ける他ありません、
    存分に付き合いましょう」


    ジーク「すまん。
    そういうわけで、みんな頼む」


    ライナー「了解、キャップ」

    ベルトルト「任せてください」

    ポルコ「ホームランだけは止めてくださいよ?」

    アニ「分かりました」





    エレン「……………」



  287. 310 : : 2018/06/28(木) 23:32:58
    ということはランナー3塁で敬遠したら一点入っちゃうのか
  288. 311 : : 2018/06/28(木) 23:40:08

    ジーク「………なあエレン、あとちょっとだけ頑張ってくれるか?」


    エレン「………試合の後にミスド奢れよ?」ジト


    ジーク「ああ良いさ………ありがとな」


    エレン「…………いきなり拉致されてユニフォーム着せられるわ、雨の中試合に出されるわ、
    本当に勝手なアニキだよな…………」

    タッタッタ




    ジーク「……………」ハァ…


    ピーク「あら珍しい…………弟さんのご機嫌を損ねて落ち込んでるんですか?」




    ジーク(不機嫌な顔のエレンも可愛いなぁ〜〜〜!!)ゾクゾク





    ピーク「」

    ピーク(見なかった事に……………)ススー





    マルセル「……………なあコルト。
    ジークさんの表情、心なしかキモくね?」

    コルト「? そうか?」



  289. 312 : : 2018/06/28(木) 23:46:42

    「ゲームスタート!!」



    ザァァ………



    ジーク「さあて…………可愛い弟に元気を分けてもらったし____」パンパン





    5番バッター「……………」





    ジーク「いっちょ全力でやったろうか___


    ____なぁ!!!!!!」ズギュン!





    5番バッター「___ッ!」




    ___ブン











    コルト「ッ、!!!」ブワシィィン‼



  290. 313 : : 2018/06/29(金) 00:04:37

    「1ストライク!」



    マルセル「空振りした!?」
    ライナー「速え………」
    ポルコ「さっきと段違いだ!」

    ピーク(球速が上がってタイミングを完全にズラされてる…………)




    コルト(すげえな………これがジークさんの本気か)ビリビリ

    ___ブン




    5番バッター「………!」キッ




    ジーク「あれぇ? 
    タイミング合わせられなかった?
    残念だね〜」パシ



    5番バッター「…………」ス



    ジーク「あくまで打つ気か…………良い根性してんじゃん……………」ス




    ジーク「ッシ!!!!」ドギュン‼





    5番「____!!」







    ___キィン‼‼





    マルポルライ「な!?」




    ガシャン!!!!








    「ファール!!」






    ピーク(捉え損なったけどタイミングを合わせてきた!
    このバッター、やはり手強い!!)



  291. 315 : : 2018/06/29(金) 00:15:51

    ジーク「ホぉ〜…………できるやつだと思ってたけど、まさか当ててくるとはね」パシ



    ジーク「やっぱ野球って……………

    ____ハラハラするよなぁ!!!!!!」




    ビシュン!!!



    ズゴゴゴゴゴ‼‼‼




    5番「___ッ!」ブン









    ___キィン‼




    コルト「ッッ!!!」




    ドビチィィイ!!!



  292. 316 : : 2018/06/29(金) 00:27:56

    「ファール!!」




    コルト(今のを当てるとは………)

    ピーク(フェ……………フェンスにめり込んだ)

    マルセル(アレ受け損なったらコルト死ぬぞ…)

    ポルコ(俺キャッチャーじゃなくて良かった)

    ライナー(ああ……漫画で見たな、☆ヒュウマ。
    アレ実際にあり得るんだ……)

    ベルトルト(恐い。ジークさんが恐い)

    アニ「……………ベルトルト、少し下がるよ」



    ベルトルト「アニ?」


    アニ「あのバッター、多分外野まで飛ばせる。
    備えときな」タッタッタ



  293. 317 : : 2018/06/29(金) 00:41:51

    ジーク「やるじゃん。
    打者一人に4球目投げるの初めてだ……」パシ



    5番「…………」



    ジーク「無口なやつだな…………バトル漫画みたいにちょっとくらいやり取りしようぜ?」



    5番「…………何故最初から本気を出さなかったんです?」



    ジーク「おや?君女の子だったの。
    のっぽだから男と思ってたよ」



    5番「トークに誘っておきながら質問に答えないので?」



    ジーク「ああ悪い悪い。
    さっきはスイッチ入ってなかっただけ。
    今は入ってんの」




    5番「スイッチ……?」




    ジーク「そ。
    そのスイッチの名は___」ス




    5番「___」ジリ







    ジーク「お兄ちゃんスイッチだぁああああああああああ!!!!!!」ズギシャァ!!!!




  294. 318 : : 2018/06/29(金) 00:47:24

    チュゴゴゴゴゴゴゴ!!!!





    5番「___」ブン









    ____カン





    ライナー「打った!!?」

    ポルコ「嘘だろおい!?」

    マルセル「これは……」




    ピーク「外野フライだよ!!!!」



    ヒュウゥゥ__






    ジーク「ッ、センタァアアアアアア!!!!」










    エレン「俺ぇ!!?」


  295. 319 : : 2018/06/29(金) 00:49:57

    ベルトルト「エレン、前出過ぎ!!
    下がって!!」


    エレン「うぉおおおお!!マジかぁああ!?」

    ダダダダ







    「どきな!!」



  296. 320 : : 2018/06/29(金) 00:55:26

    エレン「アニ!?」






    アニ「素人なんざ端から当てにしてないよ、引っ込んでな!!」タタタタタ‼



    アニ(ここだ___捕れる!!)

    ダッ‼





    ライナー「行け!捕れるぞアニ!!」







    ランナー「ち!!」

    5番「……………………」









    ザザザッ!

    アニ「これで勝った___」バッ






    ___ピチョン



  297. 321 : : 2018/06/29(金) 00:59:51


    アニ「うぁ!?」

    アニ(目に滴が!? ボールは___)








    ___ボカ


    ㌧ ㌧ コロコロ……














    5番「エラーだ!! 走れ!!!!」ダッ


    ランナー「いやっほぉぉおお!!
    ラッキー!!!!」ダダダダ!




  298. 322 : : 2018/06/29(金) 01:06:19

    ライナー「何だと!?」

    マルセル「こんな時に!?」

    ピーク「送球急げ!!」

    ポルコ「ちっくしょうがぁッ!!」ダッ




    ダン!

    ランナー(3塁抜けた! このまま本塁に戻ってやる!!)





    ベルトルト「アニ!! 送球を___」

    ベルトルト(ダメだ!! 下がり過ぎて内野までの距離が!!!!)



    アニ「た、球を___」ダッ

    アニ(嘘……私のミスか!?)











    ___ガシ!




  299. 323 : : 2018/06/29(金) 01:12:45







    エレン「どおりゃあああああ!!!!!」






    ___ズビシュゥン!!!!!!










    5番「何!?」


    コルト
    マルセル
    ピーク
    ポルコ
    ライナー
    ベルトルト
    アニ
    「「「「「「「
           !!!!?
                」」」」」」」




    ドドドドドドドド




















    ズバァン!!!!!!


  300. 324 : : 2018/06/29(金) 03:43:38
    アウトカウントが気になる
  301. 325 : : 2018/06/29(金) 06:49:33

    コルト「ぐ………と、捕った」ビリビリ






    「あ、アウト!!」










    ーーーーーーーーーーーー





    アニ(その後、私達のチームは1点リードを保ったままジークさんが残りの打者を打ち取っていった)

    アニ(人数合わせに過ぎなかったエレンが私のポカをカバーしファインプレーを見せた事に感激したジークさんは、破竹の勢いで完封した)

    アニ(試合は私達の勝利で幕を閉じた)










    ジーク「エルェエエエン!!!!」グワシ!



    エレン「は、離せえええ!!!」ジタバタ



    ジーク「やっぱりお前は神童だ!!お兄ちゃんもう最高に嬉しいよ!!!」ムギュウウウウウ



    エレン「ぐぁああああ!!気持ち悪いから止めろお!!」ジタバタ



    ジーク「やっぱ中学はウチの学校受けようよ!!俺と一緒に野球やろうぜ!!
    な!?」








    ギャアアアアア‼
    エレエエエン‼


    ピーク「何はともあれ………勝てたね」

    コルト「まさに思わぬ助っ人ってな」

    マルセル「外野の距離からホームへ直接届けるとは………流石はジークさんの弟」

    ポルコ「ケッ___あんだけ投げれんなら始めにそう言えってんだ………」

    ライナー「エレンのおかげで命拾いしたなあ、アニ?」ニヤニヤ

    ベルトルト「やめなよライナー………」



    アニ「うっさいね………」





  302. 326 : : 2018/06/29(金) 07:06:02


    アニ「………」



    イイカゲンハナセヨ‼
    マズハリトルニニュウダンカラダナ!



    アニ「___」スタスタ


    ベルトルト「アニ?」







    ジーク「次の試合にも出て経験積んでおこう!そのほうが良いって!!」


    エレン「ヤダよ!面倒くさい!」








    アニ「___ねえ……」


  303. 327 : : 2018/06/29(金) 09:27:37
    ジークがブラコンならフリーダはシスコン?
  304. 328 : : 2018/06/29(金) 17:33:30
    ジークとピーク付き合ってないけど
    付き合ってほしい
  305. 329 : : 2018/06/29(金) 18:13:13
    ジークとリヴァイが突き合って
    ピークとペトラが付き合ってほしい
  306. 330 : : 2018/06/29(金) 21:02:49
    え、え、え、エレンさんマジかっけー!

    期待です!
  307. 331 : : 2018/06/30(土) 21:25:04

    ジーク「お前なら絶対エースに___

    あれ? どしたのアニちゃん?」



    エレン「離せってば!」




    アニ「いえその…………弟さんに話が」



    ジーク「おやおやぁ? 
    アニちゃんもうちのエレンの魅力に気付いちゃったか?」



    エレン「ああああ! いい加減にしろ!!」ゲシ



    ジーク「あた!?」パ



    エレン「ふう………気持ち悪かったぁ………」ゾゾ

    エレン「で、何だよ?」



    アニ「あのさ……………さっき私のエラーをフォローしてくれたじゃん?

    お陰で助かったよ、ありがと」



    エレン「何だ、別に気にしなくていいぜ。
    仲間を助け合うのがチームなんだろ?」



    アニ「……………あとさ」

    アニ「さっきはあんたの事素人なんて言って押し退けちゃったけど……………あんた凄いよ。
    取消すから許してくれる?」



    エレン「良いよ、別に気にしてねえし。
    つーか素人だし」



    アニ「謙遜しなくて良いよ。
    さっきのあんたの送球、素人に出来る芸当じゃない」



    エレン「……………?」




    エレン「………あれが普通じゃないのか?」



  308. 332 : : 2018/06/30(土) 21:38:27


    アニ「何言ってんだい?
    あの距離からホームに投げ帰せる奴なんて普通居ないよ。

    だよねベルトルト?」



    ベルトルト「う、うん………普通なら内野に経由して貰わないと無理だよ。

    それに君が投げた球のスピード、どう見てもピッチャーのそれだったよ」



    ライナー「ああ……球の軌道が真っ直ぐだったぞ。
    一体どんな肩してんだ?」



    コルト「ミットに受けた時は軽く痺れたよ………君、まるでジークさんみたいだったよ」



    ポルコ「どう考えてもお前経験者だろ。
    隠さなくたって良かったのに、突っかかった俺が馬鹿みてえじゃん………」ッチ




    エレン「違う違う、俺は素人だって!」






    エレン「週に一回ジークのキャッチボールに付き合ってただけだよ」




  309. 333 : : 2018/06/30(土) 21:58:23
    エレアニがいいなぁ(ボソッ
  310. 334 : : 2018/06/30(土) 22:10:59
    やっぱりエレンさんマジかっけー!
    期待です!
  311. 335 : : 2018/07/01(日) 16:34:56
    エレライかエレアルのホモエンドがいい
  312. 336 : : 2018/07/03(火) 21:26:08


    回想


    ジーク『なあなあエレン!これな〜んだ!?』



    エレン『グローブとボールだろ?』



    ジーク『なら話は早い。
    今からキャッチボールしようぜ!』










    河川敷

    ジーク『ほんじゃ、俺から投げるからキャッチして投げ返せよー?』


    エレン『は〜い………』


    ジーク『ほれ!』ブン


    エレン『おっと………』パシ


    ジーク『ナイスキャッチ!
    次はエレンが投げてみろ』パンパン


    エレン『えっと…………えい!』ポーン


    ポテ  コロコロ

    ジーク『よっ…………』キャッチ



    エレン『…………』



    ジーク『あっはははは!
    ドンマイドンマイ!
    まだ始めたばっかだししょうがないさ!』



    エレン『うっせーな!次は届くんだからな!』




    ジーク ←←← 50m →→→ エレン







    別の日

    エレン『でぇい!』ブン


    ポテ ポテ

    ジーク『よっと』キャッチ

    ジーク『ハハハ!ちょっと届くようになったな!』



    エレン『くっそぉ〜〜!』






    ジーク ←←←← 60m →→→ エレン


  313. 337 : : 2018/07/03(火) 21:32:51

    更に別の日


    エレン『どりゃ!』ブゥン


    ボテッ ボテボテ……


    ジーク『ハッハッハッハ!
    どうしたエレン? 
    まだまだ兄ちゃんのグローブには届かないかな〜?』



    エレン『ぐぬぬ…………』プルプル






    ジーク ←←←←← 70m →→→ エレン




    そのまた別の日



    エレン『でりゃああああ!』ビシュウ!



    トーン__


    ジーク『よっと!』パシ

    ジーク『いやぁようやく1バウンドで届いたかぁ…………
    だんだん上手くなってきたぞ、感心感心!』



    エレン『くそ!後ちょっとなのに!』グヌヌ




    ジーク ←←←←←← 80m →→→ エレン



  314. 338 : : 2018/07/03(火) 21:42:13


    しばらくした日


    エレン『…………なぁジーク! 本当にこの距離が普通なのーッ!?』ビシュ!


    ジーク『もちろんだーッ! キャッチボールは皆こんくらいの距離で投げるんだぞーッ!』
    ズパン


    エレン(……………学校のクラブ、野球だけはやめとこう)


    ジーク(うんうん!
    エレンの肩もだいぶ出来上がってきたぞ。
    そろそろリトルリーグに誘ってみるか!)








    ジーク ←←←←←←←← 100m →→→ エレン






    エレン(……………何だか違和感が)

  315. 339 : : 2018/07/03(火) 21:57:27


    現在


    エレン「あのクソ兄貴………毎回こっそり距離を取ってやがった」


    アニ「そのお陰でこっちは助けられたもんだね。
    あれから何回か試合に助っ人で出てくれて、監督なんか正式に入団してくれって言い出すし」


    エレン「この学校受ける時はマジで鬱陶しかったよ……………今でもレベ校受けろってうるさいし」



    フリーダ「ふぅ〜ん……エレンって運動とかするイメージ無かったと思ってたけど、ずいぶん青春してたのね」


    アニ「うちのチームじゃ今でも語り継がれてますよ、外野の守護神なんて言われて」


    エレン「あ〜もう!恥ずかしい呼び名思い出させんなよ!」


    フリーダ「さっきの小銭投げ、お兄さんの教育の賜物だったって訳ね………」



  316. 340 : : 2018/07/04(水) 18:03:21

    アニ「そういうフリーダ先輩は、エレンとはどんな関係なんですか?」


    フリーダ「ん〜………昔ちょっとね……………」


    アニ「…………ああ、別に言いたくないんでしたら___」






    エレン「こいつが昔、毒キノコで腹壊したのを俺の父さんが治療してやったんだよ」



    フリーダ「キャアアア!!?
    ちょっとエレン!?」///


    アニ「___ブッ!」



  317. 341 : : 2018/07/08(日) 23:07:16

    エレン「何だよ?
    別に隠すような話じゃねえだろ?」



    フリーダ「そこは隠してよ!
    まるで私がいやしんぼに聞こえちゃうじゃない!!」



    エレン「牧場の柵に生えてたきのこ食う奴がいやしんぼじゃなくて何なんだよ?」



    アニ「ブフ!!」



    フリーダ「イヤああああ!!?
    もう言わないで!
    それ以上言うな!!
    アニちゃんも噴き出さない!」



    アニ「すみません…………………………プクク」



    フリーダ「うぁああ……………
    苦労して築き上げた威厳がぁ…………」



  318. 342 : : 2018/07/08(日) 23:20:05

    アニ「ま、まあ………
    おおよその経緯は把握しました。
    それでグリシャ先生の治療を受けているときにエレンと知り合ったってことですね」



    フリーダ「そうだけどぉ…………
    そうなんだけどぉ……………」シクシク



    エレン「あんときはビックリしたな…………
    いきなり黒服のオッサン達が診療所に押し掛けて父さんをリムジンに押し込んで行っちまったんだからよ。

    んで、次の日から俺もフリーダんちにお見舞いに行ったんだったな」



    フリーダ「お父さんがパニックになって、とにかく1番評判の良い医者を連れてこいって言ったもんだから……」



    アニ(医者を拉致って……………レイス家って)



    エレン「まあそんな訳でフリーダとはちょっとした馴染みなんだよ」



  319. 343 : : 2018/07/08(日) 23:28:28

    フリーダ「まあね……………」



    フリーダ(言えない……………

    ヒストリアのおままごとに付き合ってたら可愛さに我を忘れて盛られたきのこを平らげたなんて言えない)










    アニ「………ま、何はともあれあんたはこれで無罪放免。
    貸しにしとくからそのうち取り立てるよ」



    エレン「げ……………マジか」



    アニ「別に理不尽な事を言ったりしないから安心しなよ」



    エレン「………どうせまた荷物持ちで一日中連れ回されんだろ?」



    アニ「分かってんならそれで良いよ」


  320. 344 : : 2018/07/15(日) 06:12:58

    1年Cクラス


    ガヤガヤ


    アルミン(エレンは指導室に行っちゃったけど、大丈夫かな……)


    マルコ「どうしたんだいアルミン同志?
    浮かない顔だね」


    アルミン「ああマルコ同志。
    友達が風紀委員のとこに行っちゃっててさ」


    マルコ「風紀委員!?
    大丈夫なのその人…………」


    アルミン「フリーダ先輩が庇ってくれてるから大丈夫だと思うんだけどね……………」


    マルコ「ひょっとして今朝の校門での騒動かい?」


    アルミン「うん、まあね…………」








    ジャン「……………」



  321. 345 : : 2018/07/15(日) 06:20:32



    ジャン(クソッ! 先んじられた!!)

    ジャン(風紀委員と喧嘩した上一方的にやっつけた?

    何だよそれ……………)







    ジャン(メチャクチャカッコいいシチュエーションじゃねえかちくしょう!!)

    ジャン(皆が恐れる風紀委員会に逆らう俺カッコイーってか?
    反逆者気取りが!!)

    ジャン(イェーガーの野郎、
    毎度毎度俺の企てを横から掻っ攫いやがって…………ああムカつくぜ!!)




    ジャン「____けっ!」


  322. 346 : : 2018/07/15(日) 09:08:20
    エレミカ期待
  323. 347 : : 2018/07/15(日) 11:23:00
    あれ?アルミンをファーストネームで呼ぶのは家族以外ではエレンだけじゃなかったっけ?
    それともマルコもアルミンの家族なのか?
  324. 348 : : 2018/07/15(日) 17:17:24
    エレライ期待
  325. 349 : : 2018/07/16(月) 16:45:18
    CP希望多くて草
  326. 350 : : 2018/07/16(月) 22:23:36
    エレライ希望がキモすぎワロタwwww
  327. 351 : : 2018/07/16(月) 22:31:00
    350
    なんで?原作もエレライ展開じゃん
    エレライは公式だぞ
  328. 352 : : 2018/07/16(月) 22:31:44
    エレフリ期待です
  329. 353 : : 2018/07/16(月) 22:58:02
    エレアル期待
  330. 354 : : 2018/07/19(木) 15:38:30

    廊下


    アニ「じゃ、私のクラスこっちだから」


    フリーダ「二人ともまたね〜」


    エレン「おう。色々ありがとな、アニ。
    あとフリーダ」


    フリーダ「ちょっと。私はオマケ扱いか!」


    ~~~~~~~


    エレン「はぁ………何かと大変だったな」

    エレン(それにしても…………この学校はどうなってんだ?)

    エレン(風紀委員会は何かにつけて美化委員会を敵視するし、スタン警棒まで持ってるし……)

    エレン(そもそもあのナイルだかチグリスだかって先生、俺を見かけたって話だけで犯人に決め付けるし………………)



    エレン「…………ま、いっか。
    別に俺にどうこう出来る訳じゃなし」






    ミカサ「……………」ジー

  331. 355 : : 2018/07/19(木) 15:53:51

    ミカサ(エレン・イェーガー………)

    ミカサ(あのリヴァイが通うフクロウの店員で)

    ミカサ(奴が直々に美化委員会にスカウトしたほど気に入られて)

    ミカサ(殺人的な投球技術の持ち主で)

    ……

    ミカサ(影の支配者と言われるフリーダ先輩の知り合いで)

    イ……

    ミカサ(何となくムカつくレオンハートに馴れ馴れしく付き纏われ)

    オイ……

    ミカサ(私の心を掴んで放してくれない、謎多き存在)







    エレン「オイ!聴こえてんのか!?」





    ミカサ「ハッ!?!?」ビックウ!!

  332. 356 : : 2018/07/19(木) 16:22:43

    エレン「さっきから人を付け回して何の用だ?」


    ミカサ「あ……え、あ…………」オドオド


    エレン「お前、ここ最近俺をジロジロ見てたよな?
    一体何のつもりだ?」ズイ


    ミカサ「ひぅ!…………か、顔、近__」ビクン


    エレン「言いたい事があるならハッキリ言ったら___」






    ミカサ「シィッ!!!!」バシュ



    ボォン‼‼‼




    エレン「うわぁ!? 何だ!?煙!!?」



    ミカサ「さよなら!」シュン‼


  333. 357 : : 2018/07/19(木) 21:53:36
    煙?(笑)忍者かな?

    期待です!
  334. 358 : : 2018/07/19(木) 22:28:40

    エレン「ゲホ!ゲホ!」

    エレン(何だってんだよ一体!?
    何でいきなり煙幕!?
    つーかアイツ一瞬で消えやがった!!)





    ツカツカ

    ナイル「ち………せっかく美化委員会を潰して奴の鼻をあかすハズが……」ブツブツ

    モクモク

    ナイル「ん?___な!?
    煙だと!?火事か!!」



    エレン「げ!?」



    ナイル「ん!? 誰かそこにいるな!!
    貴様の仕業だな!?」


    エレン「やべ!」ダッ


    ナイル「逃げる気か!だが逃さんぞ!!」ダッ

  335. 359 : : 2018/07/19(木) 22:42:55

    エレン(クソォ!アイツのせいでまた濡れ衣被っちまう!!)ダダダダダ


    ナイル「待ああてええええええ!!!」ズダダダダダダダダダ!!

    ナイル(さっきの鬱憤、貴様で存分に晴らさせてもらうぞ!!)


    エレン(疾!? 
    何だよこの異様な執着は!?)

    エレン(ヤバイ!捕まる___)




    ___ドン



    ???「のわぁ!?」ドベシ!



    エレン「うぉ!?」

    エレン(誰かとぶつかった!?___だが!)

    エレン(今は逃げる!誰だか知らんが堪忍してくれ!!)ダダダダダ





    ???「痛ってーな!あの野郎!!」


    ___ガシ


    ???「へ?」


    ナイル「捕まえたぞこの放火魔めが!!」



    ???「ええ!?」


    ナイル「学校に火を放つとは!
    問答無用! 警察を呼んで豚箱送りだ!!」


    ???「そ、そんな…………」


    ジャン(警察沙汰なんて洒落になんねえ!!)




  336. 360 : : 2018/07/19(木) 23:14:23

    遡る事5分前___教室


    ガヤガヤ

    ジャン(ちッ!胸糞悪い!)ガタン

    ジャン(このままふけっちまおっと)スタスタ




    廊下

    ジャン(あーあ…………不良の巣窟と言われた美化委員会もイメージと違うし、ペトラ先輩も今朝の事もイェーガーの野郎に先越されるし、うまく行かねえな、ちくしょう)






    「おい!聴こえてんのか!?」




    ジャン「__!
    このムカつく声は…………」




    エレン「お前、ここ最近俺をジロジロ見てたよな?
    一体何のつもりだ?」




    ジャン(な!?あの野郎、もう追っかけまで!?)



    「あ……え、あ…………」オドオド



    ジャン(うぉ!? めっちゃタイプの女子!!
    あの娘がアイツの事を!?)

    ジャン「ふざけやがってぇぇぇ…………」ワナワナ





    ジャン(待てよ___ここであの娘の前でアイツをブチのめしてやったら………)


    ホワンホワン


    エレン(妄想)『ぶげぇ〜〜!?』ドシャ

    ミカサ(妄想)『その……………助けてくれてありがとうございます』ペコ

    ジャン『良いって事よ。お前みたいな可愛い子に手を挙げるクソ野郎を見過ごせなかっただけさ』

    ミカサ『か、可愛い!?
    私が!?そんな!』///

    ジャン『おっと悪い。俺は自分に正直なんでよ、思ったことがすぐ口から出ちまった。
    忘れてくれ……』

    ミカサ『ジャン君……………』ポー

    ホワンホワン


    ジャン「へ、へへへへ…………」ニヤリ

    ジャン「悪く思うなイェーガー!
    ぶん殴ってやる!!」ダッ





    ボォン‼‼‼



    ジャン「うぉおおお!?何だ何だ!?」



    ___ドン



    ジャン「のわぁ!?」ドベシ!







    ___現在


    ナイル「さあ顔を見せて貰おうか!」グイ


    ジャン「ち、違います!俺じゃなくてイェーガーが___」ズリズリ


    ナイル「うるさい!!そんな名前今は聞きたくもない!!」


    ジャン「そんな!?」


    ナイル「さっさと煙から出て顔を見せろ!!
    警察に突き出す前にマヌケヅラを拝んでやる!!」


    ジャン「嫌だああああ!!」



    ジャン(ああ……何で俺……………こんな目に)

    ジャン(俺は……………高校デビューが、)

    ジャン(女子にモテたいだけで…………
    なのに…………こんな)



    ジャン「やめてえええええええ!!!!」

  337. 361 : : 2018/07/19(木) 23:27:05

    天井

    ミカサ「……………」





    シュタ__

    ナイル「ん?」



    ミカサ「___フッ」トス



    ナイル「う!? ぐ……………」ドシャ



    ジャン「へ?」






    ミカサ(換気!)ガラ ガララ!!





    バサァァー

    ジャン「な!?き、君は___」


    ミカサ「走って!!」グイ


    ジャン「お、おう!」


    ダダダダダ……





  338. 362 : : 2018/07/19(木) 23:44:54



    ナイル「」




    カツカツ


    教師P「それは難儀じゃのぅ……」


    教師E「ハハハ、まあ彼らも何とかやれていますので。
    お気遣いありがとうございます」


    教師P「お主も不良を手懐ける為とはいえ、ずいぶん思い切ったことを____うぬ?

    そこに倒れておるのは…………」


    教師E「ナイルじゃないか。
    おい、起きろナイル」ユサユ


    ナイル「」カクカク


    教師P「ううむ………完全に熟睡しておるようじゃな。
    こんな廊下の真ん中で惰眠を貪るとは、けしからんな。
    ますます生徒達に舐められてしまうぞ?」


    教師E「とにかく起こしましょう。
    おーい、ナイル起きろー」ペチペチ




    ナイル「___」パチリ


    教師P「む?ようやく起きて___」


    ナイル「捕まえたぞ放火魔ぁ!!」ガシ‼




  339. 363 : : 2018/07/19(木) 23:53:57

    教師E「放火魔………? 私がか?」


    ナイル「エルヴィン!?
    貴様ぁ………………とうとう学校に火をつけたな!やはり貴様は許せん!!」



    エルヴィン「ちょっと待てナイル。寝ぼけてないでしっかりしろ!」


    ナイル「うるさい!だいたい貴様は昔から外面は繕っておきながら裏で俺を___」


    教師P「いい加減目を覚まさんか!!」ベチン


    ナイル「うぐ!? ぴ、ピクシス教頭!?」

    ナイル「そ、そうです!
    こいつです、このエルヴィンが遂に!!」


    ピクシス「遂に何じゃ?」


    ナイル「学校に放火を!今すぐ警察を呼んでください、こいつを突き出すんです!!」


    エルヴィン「だから一体何のことだ?」


    ナイル「まだしらばっくれる気か!?
    ピクシス先生ご覧下さい、あちらに煙が!
    エルヴィンの仕業です!!!」






    ピクシス「ふむ……………どこにも火は上がっとらんぞ?」





  340. 364 : : 2018/07/20(金) 00:01:37

    壁「特に」
    床「何も」
    窓「異常は」
    天井「無いどす」



    ナイル「あ、あれ……?さっきは確かに…………」


    エルヴィン「夢でも見てたのか?」


    ピクシス「さて…………ゆっくり話を聴くとしようかの、ナイル先生?」ジロ


    ナイル「あ……いや、その……………」


    ピクシス「勤務中に居眠り。しかも生徒の行き来する廊下で寝ぼけて騒ぐとは感心せんのう?」


    ナイル「あ、あははは……………」



    ナイル「なんでだぁあああああ!?!?!?」



  341. 365 : : 2018/07/20(金) 00:24:28
    エレン=遊戯
    ジャン=城之内
    アルミン=羽蛾
    リヴァイ=海馬
  342. 366 : : 2018/07/23(月) 07:34:12

    物陰

    ミカサ「…………上手く巻けた」



    ジャン「ゼェ…ゼェ…、助かった…………」

    ジャン「ありがとな、あんた……」



    ミカサ「礼はいらない(元々は私が撒いた種だし)」



    ジャン(ハッ!? これはお近付きになれるチャンス!!)

    ジャン「な、なあ! 何かお返しをさせてくれよ!」



    ミカサ「要らない」


    ジャン「そんな事言わずに! 借りっぱなしなのは性に合わねえんだよ!」


    ミカサ「要らない」


    ジャン「何だったらランチ奢るぜ!?
    デザートも付けよう!」


    ミカサ「要らない」


    ジャン「喫茶店でお茶でも!!」



    ミカサ「要らな____!」

    ミカサ(ちょっと待て…………イェーガー君は喫茶店フクロウの店員)

    ミカサ(彼に会いに行く口実として店を訪ねるのに、道連れとして活用すれば……………)






  343. 367 : : 2018/07/23(月) 08:00:12

    私は自身の醸し出すどんよりしたオーラに加え、周りとは離れた趣味のせいで人との付き合いが下手だ

    友人と言える存在も無く、ましてや恋人などできようはずも無い

    そんな環境を見限り自分の世界に没頭しながら迎えた中学で、彼に巡り会った


    喫茶店フクロウの店員、エレン・イェーガー

    漫画に出てくる玄執事みたいで一目で虜になった

    声を掛けようと頑張ってみたものの、男子の気を惹く話題も無く、遠くから見つめるだけの日々

    何か共通の趣味でも無いか観察したが、唯一の繋がりはあの粗暴でムカつく潔癖症のチビ従兄との繋がりだけ

    それならばと、お客としてフクロウに行こうかと思ったが、私はインドア派に徹して来たせいで極度の人見知りになってしまっていた


    喫茶店なんてお洒落な場所に一人で行くなど考えただけで恐ろしい
    かと言って一緒に行ってくれる知人も無く、よりにもあのチビに頭を下げるなど受け容れられなかったが……………………


  344. 368 : : 2018/07/23(月) 08:15:25


    ミカサ「わかった、なら一緒に行って欲しい店がある」



    ジャン「そんな事言わないでぜひ___え?」


    ミカサ(幸い私はこの男には微塵も関心はないからか、そばに寄られても特に気にはならない。
    ので、私の事をどう見られようと何とも思わない。それに御礼をしなければ気がすまないと言うなら、こちらの目論見に協力して貰っても問題は無いハズ。
    むしろ感謝されても良いくらいだ)


    ミカサ「場所はパラディタウンとマーレシティの境界の喫茶店フクロウ」



    ジャン「な!?良いのか!?」



    ミカサ「学校が終わったらそこで落ち合うという事で。
    間違っても校内や校門で待ち合わせる様な真似はしないで欲しい。
    周りに要らぬ誤解を与えたらこちらとしては非常に迷惑……………理解した?」



    ジャン「おう!バッチリだぜ!!」



    ミカサ「では、ここからは別行動で。
    また会おう」スタスタ




  345. 369 : : 2018/07/31(火) 01:17:36
    スレ主失踪?
  346. 370 : : 2018/08/02(木) 06:58:04

    1-Cクラス

    ガララ


    アルミン「あ! エレン、大丈夫だった!?」


    エレン「……………」


    アルミン「……エレン? どうしたんだい?」


    エレン「……………なあアルミン。
    忍者って今でも存在するのか?」


    アルミン「はあ?
    イヤだなあ、今の時代に忍者なんて居ないことくらい、マニアでも知ってるよ?」


    エレン「だよな!?
    ……居ねえよな?いてたまるかってんだ!!」


    アルミン「……?」






    マルコ「……?」スンスン

    マルコ「何だか煙ったい臭いがするような………」

  347. 371 : : 2018/08/02(木) 07:20:59

    アルミン「いったい何があったんだい?」


    エレン「………ストーカーを捕まえたら煙幕で逃げられた」


    アルミン「それは………何とも言いようが無いね」


    エレン「俺も何がなんだか分かんねえよ………
    今日は朝から色々あり過ぎて疲れたよ」ガク





    ???「なあなあ!」

  348. 372 : : 2018/08/02(木) 07:49:35

    エレン「ん?」


    アルミン「えっと……スプリンガー君だっけ?」




    コニー「おうよ、コニー・スプリンガーだ!
    お前、エレン・イェーガーだよな!?」


    エレン「そうだけど?」


    コニー「風紀委員をZENIGATAみてえな技でボコボコにしたエレン・イェーガーだな!?」


    エレン「ぜ、ぜにがた………?」


    アルミン(ルパンの?)


    コニー「すげー威力だったなアレ!
    どこで習ったんだ?」


    エレン「習ったっつーか………騙されたっつーか………」


    コニー「? まあそこは別にいいや。
    それよりさ!俺にアレを伝授してくれよ!」


    エレン「伝授って、ありゃただ投げ付けてるだけだぞ?」


    コニー「いーや、ありゃプロレベルの投球技術と俺は見た!
    俺には分かる……………お前も俺と同じ、そうなんだろ?」

  349. 373 : : 2018/08/02(木) 13:40:29

    エレン「同じって何が?」


    コニー「天才だって事だ!!」バーン


    エレン(いや、兄貴による陰謀だ)


    コニー「隠してもわかるぜ。
    お前、野球の経験者なんだろ?
    俺と組んでこの学校のエースの座を乗っ取ろうぜ!」


    エレン「ん?お前………野球チームなのか?」


    コニー「おうよ!俺はピッチャー目指してんだ!」


    エレン「お前………よくあんな泥まみれになって疲れるだけのスポーツをやってられるな……」


    コニー「へへ、そんな煽てたってなんにも出ねえぜ?」




    アルミン(皮肉が通じてない)

    エレン(こいつ馬鹿だ)




    エレン「なあコニー……悪いけど俺、野球にもお前の修行にも付き合う暇はねえんだ。美化委員会の仕事もあるし、バイトもやんなきゃいけねえからよ」


    コニー「何だよ勿体ねえ!せっかく___」







    ガララ

    ジャン「……………」スタスタ



    ガン!




    エレン「うん?」




    ジャン「よぉイェーガー……………さっきは世話になったなぁ?」ズイ

  350. 374 : : 2018/08/07(火) 21:51:53

    コニー「何だよお前! 今俺が話してたんだぞ!」


    ジャン「うるせえ!ちょっと待ってろ!」

    ジャン「イェーガー!てめえよくも俺を身代わりにしやがったな!?
    おかげで危うく俺が濡れ衣を着せられるとこだったんだぞ!!」


    エレン「身代わり……?
    何の事だよ?」


    ジャン「とぼけんな!
    さっき廊下で煙を焚いた後だッ!
    俺を突き飛ばして自分だけ逃げやがって!!」




    エレン「あ〜………アレお前だったのか…………」


  351. 375 : : 2018/08/07(火) 22:00:57

    ジャン「昨日から事あるごとに俺の野望を邪魔しやがって!
    もう許さねえ!」グイ‼



    エレン「おわ!?」ガタン




    アルミン「エレン!」

    コニー「おお!?
    喧嘩か!やれやれッ!!」



    ジャン「一発そのツラ殴らせろ!!」


    エレン「何すんだよ!?
    放せよ、服破けちゃうだろ!!」


    ジャン「余裕かてめえ!?
    服なんかよりこれから凹むツラの方を心配しやがれ!!」ブン


    エレン「放せって___」ガキ




    ジャン「んなッ!?」



    エレン「言ってんだろぉッ!?」ゲシ


    ガターン‼

  352. 376 : : 2018/08/07(火) 22:24:58

    ジャン「ぐぁあ!?」ドタン‼ ビリィ!



    アルミン「投げ飛ばした!?」

    コニー「うぉ!スゲえ!!」




    エレン「ああ!? シャツが!!」

    エレン「どうしてくれんだよコレ!!」



    ジャン「うぐぐ……………今、何が……………」ゴロン








    ギャァギャア


    ミカサ「……………何やら教室が騒がしい」

    ミカサ(やっぱりこういう雰囲気には慣れない……………家でカーテンを閉め切った部屋でロウソクを焚いて黒騎士を召喚する魔法陣の模索をしている方がよっぽど____)




    ガララ


    エレン「破けちゃっただろが!」半裸


    ジャン「テメエだきゃ泣かせる!絶対泣かせるからな!!」







    ミカサ「_____!!!!?」





    ミカサアイ(⚫Rec)

    半裸エレン「いい加減頭きた!
    とことんやってやる!!」ボカボカ!


    ジョン「こっちのセリフだ!
    美味しい所ばっか掻っ攫って行きやがって!」
    ガッ! ガッ‼


    適度に色白なエレン「美味しい所?
    何言ってんだお前は!?」ゲシ


    J何とか「不良なんか知らねえって顔しといてちゃっかりリヴァイ先輩に気に入られやがって!」ギュウゥゥ


    痩せてるようで意外と引き締まったエレン「お前には関係ねえだろが!!」ガス‼


    ジェロニモ「あイテ!!
    やりやがったなこの野郎!!」







    ミカサ「…………………………学校最高」ハナジタラー


  353. 377 : : 2018/08/08(水) 03:59:55
    エレンは嘘予告と同じで陽キャでも陰キャでもないのか?
  354. 378 : : 2018/08/08(水) 05:17:14
    19歳ジャンはダルビッシュに似てるから大人になったらモテそうだけどな
  355. 379 : : 2018/08/10(金) 21:35:01

    エレン「あだだだだ!!耳引っ張んなテメエ!!」


    ジャン「うるへぇ!!お前こそ鼻フックやめろ!!」




    マルコ「……………そろそろ止めたほうが良いんじゃない?」

    アルミン「は! ふ、2人ともそのへんにしておいた方が……」






    ガララ











    キース「…………………………何の騒ぎだ?」ギョロリ






    アルミン「あ」


  356. 380 : : 2018/08/13(月) 07:50:51

    ヒストリア「……………」イライラ




    モブ「や、やあヒストリア!
    こんな所で会うなんて奇遇だね!
    所で全く偶然にも、今度のビードルズのライブのチケットがあってさ、俺と___」


    ヒストリア「私さぁ」ジロ

    ヒストリア「もうそのコンサート、貴賓席で予約してんのよね」

    ヒストリア「他当たってちょうだい」



    モブ「…………ごめん」トボトボ






    ユミル(荒れてんな…………ああなると話し掛けただけで毒吐くから黙ってよっと)



    ヒストリア「……………」イライラ


  357. 381 : : 2018/08/13(月) 08:03:16



    ヒストリア(何なのよあのバカ姉貴!)



    フリーダは良くも悪くも人を疑おうとしない
    特に一度でもお世話になった相手や友人を何が何でも信じようとする

    馬鹿じゃないの?

    私は基本的に友達なんて信じない
    私みたいな地位の高い人間に纏わりつく友達は大概がおこぼれにありつこうと打算で近づく奴らばかりだ

    そのくせちょっとでも弱みを見せると勝手に幻滅して、離れて行って、寄ってたかって攻撃し出す

    そんな薄汚い奴らを信じるフリーダが私には滑稽に見える




    ヒストリア(フリーダも……………エレンを信じて痛い目に遭えば良いんだ)

  358. 382 : : 2018/08/13(月) 08:14:35

    1年Aクラス


    ガヤガヤ

    ライナー「だからさ、俺が大会で活躍してチーム内でのし上がればきっとヒストリアの方から声が掛かってくるはずだ」


    ベルトルト(ライナー、彼女にスポーツはアドバンテージにはならないよ)

    ベルトルト「……………彼女、スマホのゲームが好きみたいなんだし、今からでも始めて共通の趣味を作ったほうが良いんじゃない?」


    ライナー「何言ってるんだベルトルト!
    チアダンと言ったらスポーツ!
    スポーツと言えばこの学校はアメフト以外に無いだろう!!」


    ベルトルト(ついこの間まで野球一筋だったクセに……アメフトが人気とわかった途端にこれだよ)


    ライナー「何が何でも今度の地区大会は__」


    ガララ




    ヒストリア「……………」スタスタ


  359. 383 : : 2018/08/16(木) 01:21:33
    何これ
    面白い、期待です

▲一番上へ

名前
#

名前は最大20文字までで、記号は([]_+-)が使えます。また、トリップを使用することができます。詳しくはガイドをご確認ください。
トリップを付けておくと、あなたの書き込みのみ表示などのオプションが有効になります。
執筆者の方は、偽防止のためにトリップを付けておくことを強くおすすめします。

本文

2000文字以内で投稿できます。

0

投稿時に確認ウィンドウを表示する

このSSは未登録ユーザーによる作品です。

「進撃の巨人」カテゴリの人気記事
「進撃の巨人」カテゴリの最新記事
「進撃の巨人」SSの交流広場
進撃の巨人 交流広場