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エレン「下らん世界だ」

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  1. 1 : : 2017/10/28(土) 08:43:02
    初めましての方は初めまして

    復活しました、よしと申します

    いつも見てくださっている方、有難うございます(久々だなぁこの挨拶)

    SSnote、アプリにならないかなぁと思う今日この頃でございますが

    今回も今回とてエレンチートでございます

    ですので、そちらが苦手、虫酸が走る!、と言った方はご覧になるのを控えた方がよろしいかと思われます

    他に、亀更新や、駄作、日本語の謎表現などが含まれます

    こちらも苦手な方は回れ右でお願い申し上げます

    それではいってみますか!

    レッツゴー!
  2. 2 : : 2017/10/28(土) 08:49:25
    エレン「人々は壁の中で生きている。」


    エレン「人々は知らない」


    ────────囚われていることを


    エレン「人々は知らない」


    ────────生かされている身であることを


    エレン「そして人々は知るだろう」


    ────────────死を
  3. 3 : : 2017/10/28(土) 09:28:40
    ──シガンシナ区壁上──


    エレン「なぁ、オッサンはなんで駐屯兵団なんだ?」


    ハンネス「オッサンじゃねぇハンネスだ。
    そうだな、これが一番楽だからだな。だはははは!」


    エレン「こんなだからいつまで経っても酔っぱらいバカって言われんだよこのバカ」


    ハンネス「誰が馬鹿だこのチビ!」


    モブ兵1「醜い喧嘩はやめとけよw」


    モブ兵2「そうだぜハンネス、大人気ねぇぞー」


    ────────

    エレン・イェーガーは拾い子だ

    駐屯兵団が森の中で発見、保護し、駐屯兵団みんなで育てている

    本人は親の顔も知らなければ、名前も知らない

    親の代わりをいちばん務めているのはハンネスだ

    面倒見もよく、エレンに愛情を注いでいる

    ────────────

    この日も、いつも通り壁上でだべっていた

    そう、いつも通り…………
  4. 4 : : 2017/11/10(金) 00:38:03
    今度こそファイト〜
  5. 11 : : 2017/12/08(金) 04:45:06
    何行か書いたところですべて吹き飛びやる気をなくしておりました、よしでございます

    お久しぶりでございます

    暇な時に書いていこうと決めましたので、進行はとても遅いかと思いますが、宜しければ見てやってくださいm(_ _)m

    >>6
    申し訳ありませんが、見づらいという方もいるかと思いますので、削除させていただきます。
    お気づかいありがとうございます
  6. 12 : : 2017/12/08(金) 04:49:06
    >>4
    ありがとうございます
    期待を裏切らないよう務めます
  7. 13 : : 2017/12/08(金) 04:58:41
    ハンネス「そらそうとエレン、おま……」

    ピカッドォォォォォン

    ────────────

    突如落雷が発生し、空気が凍る

    その数瞬が過ぎ去ると、いつ現れたのか……壁の外に超大型の巨人が見える

    ────────────

    エレン「!?な、なんだよ、こいつ……!」


    モブ兵士1「うそ、だろ?この壁を……超えたでかさの巨人……!?」


    ハンネス「それ以前に、どっから現れやがった!?」


    ──────────────

    唖然とするもの、悲鳴をあげるもの……歓喜するもの

    様々な反応を見せる人々

    そして思い出した

    巨人たちに支配されていたこの世界を

    そして、鳥籠という檻にいた屈辱を

    ────────────


    ハンネス「てめぇら!大丈b」


    ドゴォォォォォンン


    ────────────


    言葉は又しても途中で遮られる


    それは、超大型巨人が壁の門を蹴り崩した音であった


    風圧で門付近にいた人々は吹き飛び


    家でお茶をすすっていた旦那は飛翔した門の破片につぶされる


    そう、一瞬にしてこのシガンシナ区は変貌した








    巨人の敷地という名の地獄に








    ──────────────
  8. 14 : : 2017/12/08(金) 05:21:28
    エレン「あ、うあ……」


    ハンネス「駐屯兵団!市民の避難を誘導する!それぞれ散開し、避難誘導に務めよ!散れ!」


    兵士群「「了解!!」」


    ──────────────

    この中ではハンネスが一番冷静でった


    そしてエレンを抱き抱え、壁を飛び降りる


    立体機動装置を起動させ、街を飛びながらエレンを船へと運んでいく


    ──────────────


    エレン「お、おっさん!?な、何が起きたんだ……!?
    なんで、俺たちは飛んでるんだよ!!」


    ハンネス「逃げるためだよ!お前をつれてって、ほかの連中逃がさなきゃなんねぇからさ!」


    エレン「……巨人は見たことあるし……でかさも上から見る限り大したこと無かった……それなのに、逃げるのかよ!
    あんなヤツら、倒せばいいだろ!!!」


    ハンネス「エレン、出来るならそうしてるぜ?
    ほら、着いたぞ、とっとと乗れよ!じゃあな!」


    エレン「あ、おい待ておっさん!!
    …………勝てる……よな……おっさん……」


    ──────────────

    その言葉には、死んで欲しくない


    そんな気持ちが込められていた


    そう、負けるはずがないのだ。何が巨人だ、何も怖くない、きっと勝てる、きっと……


    しかし、そう思う気持ちは一瞬にして霧散する


    人が雪崩るように船に押しかけるのだ


    どんどんと船は川に沈んでいく


    やがて、満員になると、船は出航していく


    泣いているもの、目を瞑り祈るもの、様々な人間が様々な反応を見せている


    その中に一人、エレンの目に止まる人物がいた


    小柄な、自分と同じくらいの少女が、自分を抱えてうずくまっているのだ


    ──────────────


    エレン「お、お前……どこか、痛いのか……?」


    ???「痛く、無い……ううん……痛い……ここが、痛い……」


    エレン「……?胸、怪我してんのか?」


    ???「違う……心……心が痛いの」


    エレン「心……?」


    ???「みんな自分が大事……だから、自分が助かるために必死になってる……」


    エレン「そりゃそうだろ。助かりたいのはみんな一緒だ」


    ???「そうだけど……自分だけしか考えれないなんて……とても寂しい」


    エレン「……死ぬかもしれねぇのに、人の事考える余裕があるのかよ!!」


    ???「でも、考えれるのが……本当の強さ、何じゃないかな……?」


    ──────────────

    この時エレンはハンネスが頭に浮かぶ


    この少女の言葉は……なぜか心に響いた


    そして、どこか心が痛かった


    共感したのか、自分も寂しい人間だと思ったのか、それはエレンには分からなかった


    ──────────────


    ???「あなたは、強いひと……なの?」


    エレン「え、あ…………」


    ???「……きっとあなたは強いよ……だって、目が……ううん、何でもない」


    エレン「目……?」


    ──────────────

    聞き返すも言葉が帰ってくることは無かった


    船が到着し、また人の流れか起きたからだ

  9. 15 : : 2017/12/12(火) 00:33:52
    前作?から来ました。のんびり更新でも頑張ってくださいね!
  10. 16 : : 2017/12/21(木) 22:55:17
    >>15
    おお!それは感激です!ありがとうございます。
    頑張りますね~(>ヮ<)


    はい、というわけでお久しぶりでございます、よしでふ。
    んじゃ、かいていきますー
  11. 17 : : 2017/12/21(木) 23:14:15
    エレン「本当の……強さ……」


    ────────────


    そんなことを考えながらながされるまま


    人の中を進んでいった


    しばらくすると、避難民に対する食料配布が始まった


    死んだような目をした人間達の唯一の楽しみなのだろう


    それとも生きるために致し方なくだろうか


    長い行列を作り、小さなパン一つのために何時間も待っている


    それを横から眺めているエレンは、さっきの言葉についてかんがえていた


    ────────────


    エレン「(本当の……強さ……)」


    エレン「ハンネスのおっさんは、強い……でも俺は……」


    ハンネス「ん?呼んだか?エレン」


    ──────────


    突如後ろからひょっこりと現れるおっさんことハンネス


    それに驚き椅子から転げ落ちるエレン


    はたからみれば何ともシュールな光景だ


    ────────────


    エレン「おっさん、無事だったのか!!」


    ハンネス「ったりめぇよ!それよりエレン、これからどうする気だ?」


    エレン「え、どうするって……」


    ハンネス「きっとこれからは俺ら駐屯兵たちも戦線に参加しなくちゃならねぇはずだ。
    そうなりゃお前の面倒見てやれなくなるんだよ」


    エレン「……俺は…」


    ハンネス「ん?どうした?」


    エレン「俺は、おっさんみたいに兵士になったらいいのかな」


    ハンネス「そりゃお前……あー、んっとだな」


    エレン「んだよ、はっきり言えよ」


    ハンネス「育ててきた親としては反対だ。兵士ってのはとても危険だ。
    そんな中にわざわざ突っ込まなくても、開拓地で安全に暮らすことだってできる」


    エレン「安全な壁の中で一生を終えるなんて、まるで家畜じゃないか!!」


    ハンネス「!!!」


    エレン「そりゃ安全ならきっと長生きできる。でも、それじゃまるで家畜だ。
    俺は、いつか、この壁の向こうを取り戻して自由になりたい!(何を言っているんだ俺は)」


    ──────────────


    思ってもみない言葉が飛び出てくる


    それを聞いたハンネスや、周囲で聞いていた人達の目を丸くさせた


    エレンの心の底で諦めていた願い


    いつか壁の外に出てみたい、という願い


    それがついに覚醒したのだ


    そして、いままでは目標も何も無かったエレンにとって、この目標はとてもキラキラと輝いたものに見えるだろう


    ────────────


    ハンネス「いいのかエレン……そりゃお前、修羅の道だぞ」


    エレン「……あぁ、こんな所で腐っていくくらいなら、壁の外に出た方がマシだ」


    ハンネス「そうか……エレン、今お前はいい目をしてるぜ」


    エレン「目……?」


    ハンネス「その綺麗な目はいつか、人類の希望になる。
    俺たちは応援してるからな……頑張れよ。」


    エレン「ありがとな、おっさん……」


    ────────────


    目標を見つけ走り出した人間の力は底知れない


    そしてハンネスはエレンの無事を、エレンはハンネスの無事を祈り


    エレンは開拓地へ、ハンネスは壁の警護へと歩みを進める
  12. 18 : : 2017/12/21(木) 23:19:47
    そして数年の月日が流れていった


    その数年間、エレンは開拓地で食糧生産をしていた


    そして今日、訓練兵団の入団式が開かれる


    その会場に、エレンの姿はあった


    ──────────────


    エレン「(ここか……今日俺は、兵団に入るんだな)」


    エレン「すいません、入団希望の者ですが。」


    受付「はい、ではこちらに名前をお願いします。
    ようこそ訓練兵団へ」


    ──────────────


    会場には覚悟を決めた顔が多く並んでいた


    もしかすれば、あの数年前の惨劇を目の当たりにした者もいるのかもしれない


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Yoshiyoshi

よし

@Yoshiyoshi

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