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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品はオリジナルキャラクターを含みます。

渚「死んだ世界戦線?」茅野「2話!」

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  1. 1 : : 2017/07/16(日) 08:15:08




    対天使用作戦本部

    茅野「遂に来たね…」

    渚「来たって何が?」

    茅野「天使の猛攻よ」

    渚「天使の猛攻…ゴクリ…どうして猛攻なんか?」

    茅野「テストが近いから…」

    渚「あー、なんで?」

    竹林「授業をうけさせることも大切だが、テストでいい点数を取らせることも天使にとっては重要なことなのです」

    渚(とんでもない想像をしていた僕が一番恥ずかしい…)ズーン

    茅野「逆にこれはチャンスかもね」

    前原「何か案があるのか?」

    茅野「今回はテストで天使を邪魔をするわよ」

    磯貝「その内容は?」

    茅野「天使のテストをすべて赤点にする」

    渚「しょうもないような…」

    茅野「そしたら、テストの順位も最下位になるでしょうね」

    イトナ「それをやる意味を教えて欲しい」

    茅野「少なからず、彼女は威厳を保っていられるとは到底思えないよ?」

    イトナ「なるほど…教師や生徒から見る目を変えさせれば天使も弱くなると?」

    茅野「その通り!って事で、今回のメンバーを発表するよ」

    磯貝「全員で行かないのか?」

    茅野「あまり多い人数で行くとかえって目立つし、教室を変えられて天使に細工ができなくなる恐れがある…」

    磯貝「なるほど…」

    寺坂「んじゃ、俺はパスだな…細工とかする器用もねぇよ…」

    中村「私もパース」

    茅野「今回のメンバーは、竹林君、杉野君、磯貝君、イトナ君、渚、そして、私で行くわよ」

    渚「え?また僕も?」

    イトナ「おい、なんで俺まで…」

    茅野「普通の見た目基準で選んだの、完璧でしょ?」

    渚、イトナ「どこがだ?」



    茅野「それじゃあテストで反撃よ。オペレーションスタート!!」 





  2. 2 : : 2017/07/16(日) 08:44:06


    教室

    茅野「テスト当日の座席はくじ引きで決定される…天使は窓際の前から2番目…その前を誰か当てて」

    渚「そんな無茶な…」







    杉野「あー、ハズレだ…」







    竹林「僕の席は天使から遠すぎる…」







    磯貝「駄目だった」









    渚「うーん…僕も遠い…」












    茅野「やったー!!一番!!ってハズレじゃない!!」

    磯貝「誰か天使に近い席のやつはいるか?」

    イトナ「一つ前だ…」

    茅野「よっしゃっ!!」ガッツ

    渚「いや、茅野喜び過ぎ…」

    イトナ「で?俺は何をすればいい?」







    茅野「答案用紙が配られる際に二枚確保しておいて、1枚は天使にすり替えれるように、あとは白紙に…いや、それだと不自然に見られるね…答えを適当に書いちゃって」

    イトナ「とは言っても何を書けばいいんだ?」

    茅野「そうね!将来の夢について書けるだけ書いちゃって!」

    イトナ「物理なんだが?」

    茅野「そんなの気にしない!宇宙飛行士のパイロットになりたいとかイルカの飼育委員とか書けばいいのよ!」

    渚「相当なバカだね…」

    竹林「回収の時はどうするんです?」

    茅野「杉野君!あなたは全員に注目されるように行動を起こして!」

    杉野「んな無茶な…」

    茅野「とにかく、一人一人の行動がか掛かっているの!お互いに頑張ろう?」

    イトナ「それはいいんだが…天使の名前知ってる奴いるか?」

    全員「…」


    竹林「そのまま天使」

    杉野「生徒会長でも通る気が…」

    磯貝「かもな…イルカの飼育委員とか書くぐらいの馬鹿なんだからな…」

    渚「いやいや、自分の名前も書けないなんてどんなアホすぎるやつなの!!というか、なんで皆天使の名前知らないの!?」

    茅野「知る機会なんてなかったもん」

    渚「よくなかったね!ちょっと職員室に行って聞いてくる!」タッタッタッ!






    渚「全く、なんでこんな…」

    ガシッ!

    渚「え?」

    天使「どこ行くの?テスト始まるよ?」

    渚「あ…少し緊張しちゃって…」

    渚(どうしよう…名前が生徒会長で通るなんて可哀想だよ…それに…)

    天使「そんなに不安なの?」

    渚「いや、そこまでは…」

    天使「大丈夫、落ち着いたらできるよ?」

    渚「うん、ありがとう」

    天使「うん、えっと…」

    渚「僕は潮田渚」

    天使「うん、潮田君」

    渚「えっと…君の名前は…」

    天使「立華」

    渚「下の名前は?」

    天使「かなで」

    渚「立華…かなでさん…」

    かなで「うん、合ってる」

    渚「ありがとう、立華さんのお陰で楽になったよ…」

    かなで「じゃあ、頑張って」




    渚「…立華かなでさんだって」

    茅野「あー、そんな名前だったねー」

    渚「知ってたの!?つかなんで棒読み!?」

    茅野「別にー」
     



  3. 3 : : 2017/07/19(水) 18:14:43



    そして、一時間目のテスト終了した…




    教師「よし、答案用紙を前の奴に渡して行け」

    渚(何でだろう?記憶がないはずなのにスラスラと解けた…)





    杉野(くそ…やるしかないか!!)

    杉野「ああっ!!!グラウンドからデカイタケノコが生えてきてるぞ!!!」








    教師「…」シーン

    全員「…」シーン

    渚、茅野、竹林、磯貝、イトナ「…」シーン







    渚「アホだ…」





    杉野「クッソー!!」スチャ




    茅野「はぁ、仕方ないか…」ポチッ






    バッシューーー!!

    杉野「なっ!」

    ズゴンッ!!








    Replay

    バ  ッ  シ  ュ ー ー ー ! !


    杉 野 「 な っ ! 」


    ズ ゴ ン ッ ! !









    全員「っ!」

    杉野「ぐはっ!!」バタンッ!





    杉野「あ、頭がぁーーー!」



    かなで「…」ジー

    イトナ「…」コソコソ










    茅野「杉野君が万が一失敗したときの為に椅子の下に推進エンジンを搭載させておいたの!どう?ちょっとした宇宙飛行士の気分は?」

    杉野「天井に激突して死ぬとこだったぞ!?ってか!よく推進エンジンなんか作れたな!!」

    茅野「フォローしたんだから感謝してよね!イトナ君、このまま続けて」

    イトナ「分かった」

    茅野「それじゃあ、次に竹林君ね」

    竹林「まさか…僕も気を引く役割なのですか?」

    茅野「当たり前」

    竹林「それは杉野君の仕事では?」

    茅野「オオカミ少年は知ってる?」

    竹林「繰り返される嘘は信憑性を失うという…」

    茅野「その通り」

    竹林「まさか!それで僕を頭数に!?」

    茅野「でなきゃ、ここに居るわけないよ」

    竹林「辞退を!!」

    茅野「やりなさい」ニゴ

    竹林「はい…」

    杉野「諦めて、天井に激突して砕き散れ竹林」

    竹林「何か気を引く事を考え出さなければ!!」

    イトナ「次はどうすればいい」

    杉野「イトナは良いよな、楽な仕事で」

    イトナ「俺もかなり苦労するんだ。そっちは頭ぶつけるだけで済むんだからいいだろ」

    杉野「はぁ!?」

    竹林「苦労するなら代わって下さい」

    イトナ「だが断る」

    竹林「どっかのネタを引き出してきましたよこの人!!」

    茅野「こらーーー!!!静かにしろーーー!!!」




    かなで「…」ガタツ


    茅野「ヤバっ!」



    渚「あー!!さっき答え合わせで揉めていて!解決したよ!杉野は0点!何も問題なし!心配しなくていいよ!」

    かなで「そう…」スチャ






    茅野「はぁ…」

    イトナ「で?回答はどうすればいい?」

    茅野「教科は?」

    イトナ「世界史」

    茅野「それじゃ、地球は宇宙人に支配されたって書いておいて」

    杉野、竹林、磯貝「は?」







  4. 4 : : 2017/07/19(水) 18:19:04
    期待です!いつも楽しんで見てます!
  5. 5 : : 2017/07/23(日) 20:21:26



    教師「はい、それじゃあテスト回収して」


    竹林(やるしかないか…)ガタツ


    教師「?そこのメガネの君、どうしたの?」


    竹林「先生、実は私…」バサッ!


    竹林「着痩せするタイプなんです!」(腹筋がバッキバキ)















    竹林「どうですか?」

    教師「いいから座りなさい」

    竹林「はい…」スチャ

    茅野「…」ポチッ



    バシューーー!!!

    竹林「うわっ!!」










    Replay

    バ シ ュ ー ー ー ! ! !

    竹 林 「 う わ っ ! 」













    ドゴンッ!!!

    竹林「ぐはっ!!」

    バタンっ!!





    かなで「…」ジー 
     
    イトナ「はぁ…」コソコソ











    茅野「よく堂々とあんな事ができたね…逆に罪悪感が出たよ…」  

    竹林「自信があったというか…なんというか…恥ずかしながら影で鍛えていたというか…」

    杉野「いいから服着ろよ…」

    茅野「イトナ君、引き続きお願いね」

    イトナ「分かった。次は英語だが…」

    茅野「なら、全部カタカナで」

    イトナ「分かった…」

    茅野「じゃあ、次磯貝君ね」

    磯貝「遂に僕か…で、何をすればいいんだ?」

    茅野「簡単な話。天使に告白すればいいのよ」

    磯貝「天使に告白ね…了解…って…」

    茅野以外全員「えええええええ!!!!」














    教師「はい、じゃあ、後ろから集めて」

    磯貝「た、立華!時と場所を選ばずごめんなさい!ずっと前から君が好きだった!付きあってくれ!!」

    かなで「じゃあ、時と場所を選んで」

    磯貝「」

    教師「そ、そこの君、座りなさい…」

    磯貝「」スチャ





    杉野「まぁ、そりゃフラレるわな…」

    バシューーー!!

    クルクル!!!

    杉野「はぁっ!?」

    ドゴンッ!!





    Replay

    バ シ ュ ー ー ー ! !

    ク ル ク ル ! ! !

    杉 野 「 は ぁ っ ! ? 」

    ド ゴ ン ッ ! !




    杉野「」ブラブラ(天井に突き刺さった状態)





    かなで「…」ジー

    イトナ「…」コソコソ



  6. 6 : : 2017/07/23(日) 20:38:37


    杉野「おいおい!!コラコラ待ちやがれっ!!」

    茅野「な、何よ!」

    杉野「何で磯貝じゃなくて俺なんだよ!!」

    茅野「だって、磯貝君はメンタルを傷つけられたじゃない」

    磯貝「」チーン

    渚「い、磯貝君…」






    こうして、テスト期間は終わりを告げた…


    渚、イトナ「…」

    寺坂「なぁ、お前らテスト如きで何があったんだ?」

    杉野、竹林「…」ボロボロ

    磯貝「」チーン

    中村「どうせ、茅野の事だからロクなことじゃないかもね…」









    キーンコーンカーンコーン

    職員室前

    渚「はぁ…疲れたな…」

    ガラッ

    渚「?立華さん?」

    かなで「潮田君、こんにちわ…」スタスタ

    渚「う、うん…何かあった?」

    かなで「何も」

    渚「…」









    翌日

    茅野「噂は広まったね」

    渚「天使の全教科0点のこと?」

    茅野「ええ…」

    片岡「もっと噂によれば…昨日、生徒会長が職員室に呼び出されて全教科の教師に問い詰められたとか…」

    渚(昨日の立華さんが職員室にいたのは…それだったのか?)




    そして、数日後…

    それは全校集会で予期せぬ事が起きた…

    「ええ…立華かなでさんは、本日をもって生徒会長を辞任し、代わりに生徒会長代理である赤羽カルマ君にやってもらいます」

    渚「っ!」

    茅野達「っ!」


    コツ…コツ…コツ…コツ…

    カルマ「どうぞ、よろしくー。俺が生徒会長になったからには覚悟しておいてねー」ギロ





    茅野「そんな…こんなこと予想もしてなかった…」 

    寺坂「カルマの野郎…一体どういうつもりだ!」

    茅野「…今夜、オペレーション・トルネードをするわ…」







  7. 7 : : 2017/09/08(金) 19:45:30


    夜 学食

    岡野「よし、やるよ!」

    菅谷、岡島、三村「…」コク






    岡野「不機嫌そうな顔してー♪」




    「今日も始まったぞ!!」

     






    ーーーーーーーー

    菅谷「その曲、不破が残した最後のやつだ」

    岡野「え…そんな曲に私が歌詞つけて良かったの?」

    菅谷「そうだな…この新曲と俺達第二のバンドに皆が賛成してくれかどうかだな…」

    ーーーーーーーー


    「「うおおお!!!」」


    岡野「そんなふりして戦うことに必死ー♪」


    岡野「いつまでも!変えないで!氷のように!♪」










    渚「ねぇ…」

    杉野「ん?」

    渚「僕達って何と戦ってるんだろ?」

    杉野「何って…邪魔する奴等だろ?」

    渚「誰が邪魔するの?」

    杉野「そりゃ、天使かもだし…カルマか?」

    渚「…来るのか…天使は…」








    矢田「もう少しで盛り上がりに入るよ」

    茅野「了解」












    渚「ん!来たぞ!」カチャッ!

    杉野「っ!」カチャッ!





    イトナ「来たか…」

    寺坂「やってやんよ」

    神崎「いつでもOKです」







    かなで「…」スタスタ






  8. 8 : : 2017/09/08(金) 20:00:22




    杉野「ガードスキル発動前に仕留めるぞ…」

    渚「待って!撃っちゃだめだ!」

    杉野「え?」

    渚「みんな!聞いて!狙撃中断だ!」

    イトナ『どういうことだ?』

    寺坂『渚、今ふざけてる場合か!』

    神崎『何かあったの?』

    渚「うん、何か様子がおかしい!敵意か戦意がないっていうか…まるで違う目的でここに来ただけみたいな…」

    杉野「どういうことだよ…」

    渚「よくわからないけど…僕達には眼中にないはずだ…」

    杉野「マズイな…あいつが学食の中に…」








    学食内

    竹林「?」







    かなで「…」スタスタ






    竹林「なっ!天使!!トランシーバーは!?くそ!ない!!」バッ!


       




    茅野「ん?」  
     





    竹林「っ!」(かなでを指差す)





    茅野「なっ!天使!?外は何してるの!………ん?」






    かなで「…」スタスタ






    茅野「…」

    竹林『どうする?』

    茅野「ちょっと待って…何かがおかしいわ…え?食券の自販機で何してるの?」






    かなで「…」ピッ

    『麻婆豆腐』







    茅野(ええ!!あれは全校生徒が一切手を付けない麻婆豆腐!?なんであんなものを!?)

    矢田「カエデちゃん、曲は最高潮に来ています…」
      
    茅野「え?う、うん…」チラッ








    かなで「…」スタスタ







    茅野「回して!!」

    矢田「了解、回して下さい」


    ウィーーーン!!!




    かなで「…」(食券を離す)











    パラパラ…

    渚「…」

    杉野「…」






    茅野「…」












  9. 9 : : 2017/09/08(金) 20:18:41



    渚「…」
     
    『麻婆豆腐』

    杉野「おいおい渚、それ誰も頼まない事で有名な激辛麻婆豆腐だぞ?原ですら白いご飯で食ってもヤバイって有名なんだぜ?」

    渚「この食券掴んじゃったから仕方ないよ…」









    麻婆豆腐「」ドーン

    渚「見た目はそこそこだね…」

    杉野「色は唐辛子並みの赤だけどな…」

    渚「とりあえず食べる…」

    パクッ!

    渚「うわっ!!一口で激辛!!」ポタポタ

    杉野「だ、大丈夫か?渚。」

    渚「ん?待って…上手い!美味しいよこれ!杉野も食べてみてよ!」

    杉野「ええ…んじゃ…一口…」


    パクッ!


    杉野「んぎゃああああああ!!!痛い!!辛い!!!死にそう!!やっぱ痛い!!」ドン!ドン!!

    杉野「ん?待てよ…後から来るこの風味…なるほど…これは味わい深いな…」

    渚「でしょ?こんな美味しい麻婆豆腐食べたことないよ」

    杉野「案外、当たりメニューなのかもな…」

    茅野「それ、天使が食べようとしていた麻婆豆腐よ」

    渚「もしかして、あの食券、立華さんが買った物なの?」

    茅野「この目で見たから間違いないわ…」

    渚(立華さん…もしかして…この麻婆豆腐食べたくて…そんな幸せを僕は奪ってしまったのかな…)

    渚「もしかしたらさ…」

    杉野「ん?」

    渚「今の天使なら僕達の味方になるんじゃないかな?」

    前原「おいおい渚、お前バカか!これまでどれほどの仲間がアイツの餌食にって…誰も死んでないけど…どれほど痛めつけられたか!」

    「そうだ!そうだ!」

    「今日は大人しかったからって、またいつか牙を向かれるか分かんねーぞ!!」

    杉野「愚問だったな、渚…」

    渚「はは…そうかもしれない…」




    なんで…あんなこと言ったんだろう?


    それは恐らく、僕の脳内に彼女が孤独に過ごす毎日を思い浮かんだからかもしれない…



    生徒会長としての役目もなくなった彼女に


    僕は痛々しい程…悲しいと思う姿が目に浮かんだ









  10. 10 : : 2017/09/08(金) 20:23:30







    バタンっ!!!


    茅野「っ!」

    「「…」」ゾロゾロ


    寺坂「なんだテメェら?やろうってのか?」




    千葉「っ!」カチャッ!!

    茅野「やめなさい千葉君、一般生徒よ」

    千葉「…」




    カルマ「やぁ…死んだ世界戦線の皆さん」




    渚「カルマ君…」




    カルマ「いろいろと容疑はあるけれど…時間外活動の高速違反により全員反省施設に移動してもらいまーす!」


    渚「…」


    茅野「…」







    カルマ「この俺が生徒会長になったからには…言う事は聞いてもらうよ?」















  11. 11 : : 2017/09/10(日) 08:26:51

    数日後

    茅野、渚「…」スタスタ

    前原「やっと開放か…」スタスタ

    磯貝「あんな硬い床で寝るのはもう懲り懲りだな」スタスタ

    竹林「天使を失墜させ、カルマが生徒会長になったことによってかなり危機的状況に陥っていますね」スタスタ


    寺坂「チッ、あいつ等いつか返り討ちにしてやるからな…」

    律「それは駄目ですよ!カルマさん以外の生徒はNPCなんですから!私達のルールを忘れたのですか?」

    茅野「そうよ…それが私達のルールだから」

    片岡「それにしても変だよね」

    イトナ「何がだ?」

    片岡「今頃になってカルマが私たちにこんなことをさせるなんて…なんで今まで大人しくしていたのか…」

    磯貝「天使が抑止力だったからか?」

    片岡「どうだろう?」

    竹林「いや、可能性は否定できません。ギルドの襲撃、野球の試合など私達に幾度なく邪魔をしてきました。ですが…テストのオペレーションの時には彼の邪魔など入らずスムーズに完遂できました…」

    茅野「まさか…カルマ君は最初から天使が邪魔で…」

    渚「僕達を利用して天使から生徒会長の座を奪ったってことなの…」

    竹林「ええ…きっとそれしかありません。けど…どうしてあの時のオペレーションで気づかなかったのか…不覚でしたね」

    茅野「いえ、仕方ないよ…でも何か嫌な予感がする…」

    神崎「浅はかなり…」












    対天使用作戦本部

    茅野「…」

    竹林「で、これからの活動はどうするのですか?」

    杉野「ようやく本題来たな…」

    茅野「取り敢えず…数日ぐらい生徒会の動きを偵察するために好きに授業を受けておいて、一般生徒の邪魔はしないように。それからカルマ君と遭遇したら下手な抵抗はせずその場から逃げるように。以上、解散」






    茅野「渚」

    渚「ん?」

    茅野「これ持っておきなさい」

    渚「それって…トランシーバー…貴重な物でしょ?なんで、僕に」

    茅野「ある頼みがあるの。天使…いえ…元生徒会長、立華かなでさんの監視をお願い」

    渚「…なんで?」

    茅野「もう役目が終わったからって、また何か動き出すか分からないから。それに渚とは随分親しいみたいだし」

    渚「…」

    茅野「ほら!胸張って歩く」ドンッ!

    渚「わっ!」






    茅野(渚には天使の監視をしてもうとして…私は彼の監視ね…)










  12. 12 : : 2017/11/27(月) 13:05:33



    「えー、ここがこうなるとして…」



    渚「僕達はどうすればいいの?」


    杉野「あー、まぁこうのんびりしていればいいさ。アイツらは例外だ」





    竹林「っ!っ!」(腹筋)



    磯貝「そうだな…今日は葉っぱを使った料理にしようかな?」



    神崎「…」(手に定規を載せバランスを取っています)



    寺坂「…」(机の上で居眠り)



    教師「…」



    渚「目立ち過ぎ…」


    杉野「かもな…」




    前原「エースのワンペアだ!」 


    岡野「ふふーん!スリーカード!」


    岡島「はぁ!?」


    菅谷「ストレートフラッシュ」


    岡野「うわーん!負けた!!」



    「君達もう少し静かにできないかな?」



    前原「あー、すいません」  



    ガラッ!  


    カルマ「何してるのかな?君達」


    前原「カルマだ!!」


    岡島「逃げろ!!」


    渚、杉野、寺坂、磯貝を除くメンバー全員が逃げ出した


    寺坂「…」


    カルマ「ねぇ寺坂、何してんのかなー?」


    寺坂「…」


    カルマ「あれれ?シカト?寺坂の癖に生意気だよー?」


    寺坂「うるせぇ!!」ブンッ!


    カルマ「僕に暴力とはアッパレだねー」


    寺坂「この野郎!」


    ガシッ!!


    渚「寺坂君落ち着いて!!」


    磯貝「ひとまず退散だ!!」


    寺坂「放しやがれお前ら!!」









    カルマ「本当に面白いねー」















  13. 13 : : 2017/11/27(月) 13:11:38




    渚「ハァ…こんなことして何になるっていうんだよ…ん?」スタスタ


    かなで「…」(読書中)


    渚「ね、ねぇ、立華さん」


    かなで「何?」


    渚「良かったらさ、学食で麻婆豆腐食べないかな?どう?」


    かなで「…」


    渚「…」


    かなで「…」スタスタ


    かなで「行くんじゃないの?学食」


    渚「え!?う、うん!!」スタスタ













    茅野「…」ギー


    「申し訳ありません」


    カルマ「なら罰だね」


    ドスッ!!


    「うがっ!!」


    ドスッ!バキッ!!ドスッ!








    茅野「なるほど…彼がこの世界に滞在していた理由が明らかになったわね…」










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