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仮面ライダードライブ&W episodeB

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  1. 1 : : 2017/06/23(金) 17:49:14

    【彼を望むものは誰か】

    『チェイス』
    その意味として『追跡』というものが挙げられる。彼の異名はそれに尽きない。
    『魔進チェイサー』『死神』そして、
    『仮面ライダーチェイサー』
    そんな彼は何者だったのだろうか。他人の空似だ。と信じたい。そうだ、他人の空似だ。
    チェイスはそんな事しない。そう、しないのだ
    必ず・・・・・、必ず?何故そう言い切れる。
    元々チェイスはロイミュード側の男なんだ。
    裏切る要素は充分にある。だが、何故だ?
    何故・・・俺はこんなに悲しむ?この胸の苦しみは一体なんだ!?
    そんな事を思いながらただ一言俺はこう言う。
    「俺は・・・馬鹿だな、チェイス」
    そんな馬鹿げた状況に戸惑いながら剛は床についた。
    「剛?いる?」
    「うん、何?姉ちゃん」
    「あの、チェイスのことで・・・」
    言うべきなのだろうかと霧子は思っていた。
    だが、気付いたら言ってしまっていたのだ。
    「そのことならいい、帰ってくれ」
    「ここは私の家」
    今剛は、姉の霧子の家に居候している。
    「そうだったな・・・ごめん」
    「ううん、良いよ謝らなくて・・・・」
    その後、2人での間に会話が交わされることは
    無かった。





  2. 2 : : 2017/06/23(金) 19:29:24
    チェイスとは、進之介や剛と共に
    ロイミュードでありながらロイミュードと戦った仲間だ。
    そして、以前霧子がロイミュードに襲われたとき、「プロトドライブ」として
    霧子を助けたのもチェイスだ。
    だが、チェイスは・・・・死んだ。
    殺されたのだ剛の父親に。
    チェイスが剛に言った死に際の最後の言は・・・・・・これだった。
    「人間が俺にくれた宝物だ・・・」
    と言い、『運転免許証』と『シグナルチェイサー』を剛に託した。
    「俺とお前はダチではないが・・・」
    剛は何もその時大切なことを伝えられなかったことを後悔していた。
    そして、チェイスはこう言ったのだ。
    「待っていてくれ・・・・」と。
    それが最後の会話だ。
    その後、ロイミュードであるチェイスの
    コアは砕けた。つまり、2度と元には
    戻らない。
    剛はチェイスを自分のダチと認めなかったことを後悔している。
  3. 3 : : 2017/06/24(土) 12:32:00

    『風都市、バードパーク』
    様々な鳥類が放し飼いにされている施設のことだ。今回はそんなほのぼのした
    雰囲気の場所で事件は起きた。

    【鳴海探偵事務所】

    「翔太郎、大丈夫かい?」
    心配そうな表情を浮かべるこの幼顔の
    男、フィリップだ。
    「あ、あぁ、大丈夫・・・ゲホッ!」
    この今にも死にそうな男が左翔太郎。
    現在この男は体調を崩している。
    「まったく、Aロイミュードの事件で死にかけたのにまた死ぬ気かい?」
    「うるせぇ!『アクセル事件』は・・・もう片付いたんだ今は関係・・ねぇ」
    「『アクセル事件』か。照井竜に怒られそうな名前つけたね」
    「いいんだよ・・・今照井は海外に行ってんだか・・・ら・・ゴホッ」
    「そうだね、まぁ今は翔太郎の風邪を
    治すことが先決だよ」
    「あぁ・・・すま・・ん」
    『ピンポーン』
    「翔太郎、客だ」
    「ハァ、こんな時に・・・」
    翔太郎の代わりにフィリップがドアを
    開ける。
    「はい、どちら様ですか?」
    そこにいたのは「詩島霧子」だった。
    「ど、どうも」
    「あぁ、霧子ちゃんか」
    「霧子・・・?って確か・・」
    「翔太郎無理しないでくれ」
    「してねぇよ・・・」
    「あれ、進之介は?」
    「えっと・・・泊さんは・・」
    フィリップはこの時点で何となく察しはついていた。
    「まさか・・・進之介も?」
    フィリップの問いに若干躊躇った。
    「・・・・はい」

  4. 4 : : 2017/06/24(土) 12:44:03

    【警視庁元・特状課活動室】
    「泊さん、大丈夫ですか?」
    「大丈夫だって・・・」
    この辛そうな顔をしている男が「泊進之介」だ。
    「くっそ、事件が起きたらどうすんだよ」
    「休んで下さい」
    「ハァ、活動出来ないのは・・辛いな」
    プルルルル、プルルルル
    電話が鳴り響く。
    「はい警視庁です。・・・わかりました」
    「何か・・・あったのか?」
    「・・・重加速です」
    「はぁ!?・・・くっそ最悪だ・・」
    「泊さんは寝てて下さい私が行ってきます」
    「お、おい!霧子・・・!」
    霧子は部屋を出る。
    「大丈夫かよ・・・」
  5. 5 : : 2017/06/24(土) 13:01:24
    「・・・ということがありまして」
    「アハハ・・・進之介を振り切ったんだ」
    「つか・・・フィリップ重加速って言ったよな」
    「あぁ、ロイミュード特有の能力だね」
    「・・・・ヤバくね?」
    そう、ヤバいのだ。ロイミュードが現れた。だが、進之介は戦えない。Wも
    翔太郎がダウンしているから戦えない。
    ・・・・ヤバいのだ。
    「仕方ないよ。僕が調べるから」
    「そうゆう問題じゃねぇ・・・」
    「じゃ、検索するからね」
    「お願いします」
    フィリップは白紙の本を持って目を瞑る。
    「キーワードは?」
    「おい、霧子お前がキーワードを言え」
    今翔太郎は事件について何も知らない。
    「えっと、キーワードは『鳥』」
    文字が打ち込まれる。
    「『鳥』だと?」
    「はい、ロイミュードは鳥類の姿をしているようです」
    「他にキーワードはあるか?」
    「はい・・・・『ガイアメモリ』です」
    2人に衝撃が走った。
    「「何!?」」
    「どうゆう事だ・・・霧子!」
    「そのロイミュードが暴れた後に複数
    のガイアメモリが落ちていました」
    「・・・何てメモリだ?」
    「・・・・バードメモリです」
    『バードメモリ』かつて人間が使い、
    バード・ドーパントとなったため、
    Wが戦った相手だ。
    「何故バードメモリが?」
    と、言ってる間に本が絞り込まれる。
    本のタイトルは『REBORN bird』
    それを読み、フィリップは意識を戻した。




  6. 6 : : 2017/06/27(火) 16:29:26
    「『REBORN bird』?・・ゴホッ!」
    「うん、そんなタイトルだった」
    『REBORNbird』簡単に訳すと、
    『復活の鳥』という意味だ。
    「どういった意味なんでしょう?」
    「ま、バードドーパントが復活したからだろ」
    そう、今までの話の流れだとそれで片付く。だが、まだ大きな謎があった。
    「でも、何故バードドーパントは復活したんだろうね?」
    「あ、確かにそうですね・・・」
    3人は考えた。1番起こりうる可能性を
    ・・・そして、フィリップがある結論にたどり着いた。
    「また・・メモリの流通が始まった?」
    「・・・何?ゴホッ!!・・どうゆう事・・・だ?」
    メモリの流通はWが既に食い止めた筈だ
    「いや、あくまで予想だけど・・・他に考えられない」
    「始まったとして・・・一体誰がやったんでしょう?」
    「そこ・・なんだよな・・ぁ・・」
    翔太郎は熱を体温計で計りながら頭を抱え込む。
    「また調べてみようか」
    フィリップは再び『地球の本棚』へ入る
    「キーワードはどうしようか」
    「っと・・・『ガイアメモリ』・・だ」
    本が絞り込まれる。だが、まだ1万冊は
    ありそうだ。
    「キーワードが足りないな」
    「マジか・・どうする」
    「では、『復活』とかどうですか?」
    「わかった霧子ちゃんありがとう」
    キーワードが打ち込まれ、絞り込まれる
    そして、残ったのは・・・2冊。
    「2冊?」
    「何かあったんですか?」
    「いや、『メモリの復活』というキーワードで2つ検索結果が出た」
    「それの・・・何が悪い?ゴホッ!」
    「可能性は2つ、『過去にメモリの復活があった』」
    「何・・だと?」
    「そしてもう1つは『2体復活した』という事だ」
    「2体・・・ですか?」
    複数の敵の出現。そうなったら終わりだ
    圧倒的戦力不足。Aロイミュード一体で
    さえ倒すのに苦労したのだ。
    複数体となると、被害は免れない。
    被害が出ると警察が動く。そうすると
    次は警察官や集まってきた野次馬が被害にあう。一度そうなると悪循環が続く。
    つまり・・・詰みだ。
    「ヤベェな・・・それ」
    ピピッ
    「げ、39度・・・」
    「ヤバいね・・・そっちも」
    「笑い事じゃねぇ・・・」
    翔太郎はダウンした。
  7. 7 : : 2017/06/27(火) 20:06:50
    【警視庁元・特状課活動室】
    進之介・撃沈。
    「・・・・・・・」
    この部屋は進之介ひとりである。
    「・・・・ち」
    ち?
    「チクショォォ!!ゲホッ!ゴホッ!」
    (注)少し暴言が飛びます。

    「何でだよ!何で霧子は俺を置いてくんだよ!!そもそも!ロイミュードの事件を霧子1人でどうにか出来る訳ないだろ!!つか!何で俺はウィルスに負けたんだよ!しかもインフルエンザだぞ!?
    全然流行ってない時期だぞ!?医者も医者だよ!何で『いやー、珍しい人ですねぇ〜〜〜ww』とかいうんだよ!正直
    すっっっっごいウザかったよ!
    あのハゲーー!!!」
    某国会議員並みにハゲというこの男は
    後に覚醒する。
    「ハァ、ハァ、うっ!」
    ピピッ
    「41度・・・・?」
    翔太郎を超えた。その理由は明らかだった。
    「やっぱ、スーツは辞めた方がいいな」
    「まさか、アホ?」
    何処からか声がする。
    「あ?誰・・・だ?」
    「剛だよ進兄さん」
    「剛だけじゃないぞ」
    「え・・・何処・・だ?」
    進之介は辺りを見渡すが剛以外の姿は見えない。
    「ここだよ、進兄さん」
    剛は自分の手を指差した。
    「え・・嘘だろ?」
    「嘘じゃないぞ、進之介」

    「どうしてだよ・・・ベルトさん」
    この出来事が彼らの運命を大きく変える
    事になる事を彼らはまだ知らない。

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著者情報
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夜桜隆

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