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バレットクロス

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  1. 1 : : 2017/06/04(日) 22:01:42
    小説です。
    コメント気軽にお願いします
  2. 2 : : 2017/06/04(日) 22:02:09
    「じゃあまた来るから。来週までに仕入れといてくれよ」
    そう言って店を出た。
    カラン、とドアについた鈴が鳴る。
    そろそろコートが要るかなと思いながら馬車に向かおうとした時、路地裏から何か出てきた。
    ジーンズに暗い赤のTシャツ、その上にグレーのカーディガンを着た人影。小柄なので女かと思ったが、どうにも女が着ているような服ではない。
    少年は内股で少しフラつきながら俺を見ると、言った。

    「…この馬車はどちらへ向かいますか」

    「南に20分ほど行った屋敷だが」

    「よろしければ…乗せて頂けませんか。自宅が近いので」

    自宅が近いにしては見たことのない顔だ。
    ウチの館は貴族階級の屋敷が連なる邸宅街だから、こんなボロ雑巾みたいな薄汚れた少年の居場所などあるはずがない。

    「何処の方かな」

    「フック家の者です」

    「ウチの近所にフックという家は無いが」

    少年は表情を変えなかった。
    ただ、荒い息をしていた口を閉じると、そのまま大きく傾いて路地の壁に肩をつき、そのまま倒れてしまった。

    「おい」

    返事はない。
    事切れたのかと思って駆け寄ってみると、気を失っただけのようだ。
    先程までの引きつった呼吸ではなく眠るような息をしている。

    弱っている程を見せての追い剥ぎか何かかと思ったが、目の前で倒れられたのでは放って置くわけにもいかない。
    仕方ないので抱きかかえて馬車に乗せようとしたとき、少年の右腰から何かが音をたてて落ちた。

    シートの上に少年を横たえてから落ちたものを拾ってみると、3インチのリボルバーだった。
    こいつ、やはり…と思ったが、スイングアウトしてみると薬莢は全て空だった。
    これでは脅しに使うこともできまい。
    仮に弾入りと見せかけて脅すつもりだったとしても本人が気を失っているのだから仕方がないし、抱き上げた感じでは演技とも思えなかった。

    リボルバーをポケットに押し込むと、男は運転席に座って鞭を鳴らした。

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okoucha_ss

しのぎさん

@okoucha_ss

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