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アルミン「がっこうぐらしっ!」〜巨人の次はゾンビだった!?〜

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  1. 1 : : 2017/03/30(木) 16:35:19
    ────2017年、春。


    誰もが望んでいた学校生活は…




    その日、音を立てることも無く、崩れた──








    ※このssは、アニメ「がっこうぐらし」を見た暇人が勝手に進撃の巨人で話の展開をします。
    久しぶりに書くのでキャラが定まっていませんが、その辺りも含めてお楽しみください。
  2. 2 : : 2017/03/30(木) 16:52:40
    ……ァ……ルミン……ァル……ミン……





    誰かが呼ぶ声がする──この声は…






    途端に、意識が浮上していく。



    エレン「アルミンっ!!」ユサユサッ!


    アルミン「っ!え、エレン…?」



    誰かと思ったら、エレンが体を揺さぶっていたようだ。




    エレン「アルミン!良かった!無事だったか!怪我はないか!?痛いところは!?」



    アルミン「ちょ、耳元でそんな叫ばないでよ!
    …別に、ないけど…」



    僕の親友のエレンは、どうしてこんなに焦っているのだろうか?



    それに、ほんの少し前の記憶が思い出せない。




    エレン「そうか、噛まれてないんだな…!ほんっとうに良かった!!(グッ」


    アルミン「う、うん…ちょっと大げさすぎない?それに…ここは?僕たち、確か新1年生の入学式の準備をしていたはずだけど…」



    そうだ、入学式の準備。


    今年、新3年生になる僕たちは、新1年生を迎えるための準備をしていた。


    それがどうして、こんなところに?




    エレン「それは後で話す!とにかく、ミカサたちのところに行くぞ!」グイッ


    アルミン「え、えぇっ!?」





    タッタッタッ



    エレンに無理やり手を引っ張られ、廊下を走っていき、階段を上り、やがて三階のある教室の前についた。




    エレン「ほら、ここだ!入るぞ」ガラッ


    アルミン「はい!?ちょっ、待ってってば!」




    全国の学校からして珍しく、多分僕らの学校しかないであろう場所。







    そう、この壱壁中学校、三階の職員室前だ。
  3. 3 : : 2017/03/30(木) 17:11:48
    当然、職員室が二階であろうと、三階であろうと、先生がいるはずであり──




    ガラーン…



    アルミン「…え」




    本来いるべき先生たちはおらず、職員室内は静寂に包まれていた。




    エレン「おーい!ミカサー!」



    ミカサ「エレン、そんなに大声で呼ばなくてもちゃんと聞こえる」



    エレン「アルミン連れてきたぞ!」



    ミカサ「!アルミン、無事だったの?」



    アルミン「え、あ、うん…この状況は?」



    アニ「…教師は皆逃げたんだよ。あの騒ぎでね」



    アルミン「うわっ!?あ、アニ…」



    アニ「大丈夫かい?」



    アルミン「ご、ごめん…」



    …あれ?先生が逃げてて、ミカサやアニがわざわざここにいるってことは、結構ヤバいことが起こったんじゃ…


    アルミン「あ、あの、騒ぎって?」



    ミカサ「覚えてないの?」



    エレン「あぁ、こいつ運ぶ時気絶してたから」



    アニ「あっ…そういやそうだったね」



    アルミン「うっ…い、息ができなくなって、いつの間にか…」



    エレン「アルミン、お前他の奴らに押されて下敷きにされてたんだぞ?」


    アルミン「えぇっ!?え、エレンが助けてくれたの?」



    エレン「おう。アニもな」



    アルミン「そ、そうだったんだ…」


    なんて情けない…いや、そんなことよりもまずは状況の把握だ。



    アルミン「二人共、ありがとう。それで?」



    エレン「あぁ、なんていうか、これ…そのまま言っても大丈夫なのか?」



    ミカサ「アルミンなら大丈夫。前の時代の方が酷かったから」



    アルミン「前の時代…あぁ、もしかして、人が…?」


    エレン「あぁ。あいつら、巨人みたいなことしやがって…噛まれた奴らも、同じようになっていったんだ」



    アニ「馴染み深いので言えば、ゾンビかな」


    アルミン「ゾンビ!?」



    今、脳裏にニトロプラスのがっこうぐらしがよぎったのは気のせいだと思いたい。



    ミカサ「それで…皆逃げ惑って、先生らは外に逃げて、私達はこの職員室に逃げてきた」


    エレン「ここなら水もあるし非常食も少し置いてあるみたいだしな」



    アニ「リアルがっこうぐらしか」


    アルミン「いやそんなふざけてる場合じゃない…よね?」



    僕が言えたことじゃないけど…



    エレン「とりあえず、外からの救援をここで待つってことだよ」


    アルミン「…!」ガタッ


    僕はいきなり机を叩いた。ある事実に…いや、推測に辿り着いてしまったからだ…



    エレン「お、おい…アルミン?」


    ミカサ「アルミン、大丈夫?」


    アニ「吐きそうならそこに袋あるけど」



    アルミン「いや、そうじゃないから!?」
  4. 4 : : 2017/03/30(木) 17:15:26
    ※次の更新時は今日の夜です。
  5. 5 : : 2017/03/31(金) 07:28:44
    がっこうぐらし好きです!!!!!!
    コラボ(?)嬉しい!!!!
    期待です!
  6. 6 : : 2017/03/31(金) 13:41:09
    すみません、寝落ちしてしまいました。

    >>5さん、ありがとうございます。
    今のところ進撃のキャラしか出さない予定です。
  7. 7 : : 2017/03/31(金) 14:01:52
    そう…今、自分たちが置かれている立場は、例のがっこうぐらしと少し似ている。


    この状況で既存のアニメと比べて考えるなど、かなり馬鹿馬鹿しいことだが、僕は真剣に考えていた。


    先ほど、アニがゾンビ…というように例えていたが、もし本当にそうだとすると、その原因が必ずどこかにあるはずだ。


    無論、今はそんなことを考えている余裕はないし、それよりも自分たちがゾンビに襲われる可能性を極力減らすように努力しなければならない。




    そして僕は、この屋上の秘密の場所に、大量の備蓄品があることを知っていた。





    アルミン「皆、まずは下からゾンビとやらが上がってこないように、バリケードを作ろう」



    アニ「バリケード?まさか、机で作るのかい?」



    ミカサ「ふむ…できなくはない」


    エレン「いやできるのかよ」



    ミカサ「さすがに片っ端から倒していてはジリ貧だし、何より臭いが酷い」



    アルミン「倒すこと前提なんだね!?」



    正直、ミカサならできてしまいそうな気がするのが一番怖いんじゃないかな?


    でも、いつまでも女の子頼りでいるわけにもいかない。


    いつか来た時に備えて、僕も何かできるようになってなくちゃ…僕だけ役立たずなんて、そんなのは許されないんだから。



    アニ「バリケード、作るって言ってたよね?それなら、美術室が同じ階にあるから、そこから連結するような縛るものを持ってくればいいんじゃないかい?」



    エレン「なるほど…お前頭良いな」



    アニ「だてにがっこうぐらし見てないからね」



    アルミン「あ、やっぱりそっち方面の知識活用するんだ…」



    でも、アニのおかげで何とかなりそうだ。



    ミカサ「なら、私はエレンと階段の近くまで机を運んでいく。二人はその縛るものとやらをお願い」



    アルミン「うん、任せて!」



    アニ「分かった。無理はするんじゃないよ」



    ミカサ「ええ、ありがとう」



    エレン「うっし、それじゃあ時間もないだろうし早速やるか!」




    そう言って、エレンたちは教室に入っていった。




    アルミン「僕たちも急ごうか、アニ」



    アニ「そうだね。長い針金あたりがあればがっこうぐらしみたいに…(ブツブツ」



    アルミン「そもそも作るところ知らないのに、あのアニメみたいにできるのかな?」




    あのバリケードがアニメでは簡単に破られていたことを思い出しながら、僕らは美術室に向かった。
  8. 8 : : 2017/03/31(金) 14:25:09
    ガラガラ…



    アルミン「…やっぱり、美術室にも、誰もいないね」



    アニ「もう私たち以外の生存者はいないのかもしれないね…っと、これは違うな…(ポイッ」



    アルミン「ちょ、あんまりそこら辺に放り投げない方が…」



    アニ「どうして?もう誰も来ないかもしれないのに」



    アルミン「…逃げる時、滑って転んだら危ないんじゃないかな?」



    アニ「…へぇ。万が一を考える、ってか。さすが、座学勉学ともに優秀だったお方が考えることは違うね(ノソノソ」



    アルミン「あ、いや…ごめん。別に、バリケードが役に立たないとか、そういうことが言いたいわけじゃ…」



    アニ「分かってるよ。ちょっと皮肉じみた言い方をしたかっただけさ」



    アニは一見、この世界に馴染んでいるように見えて、前の時の世界観が強かったりする。



    それがどうしてなのかは分からないけど、一つ言えるのは、アニがいるからこそ僕ら三人は平和ボケしないで済むということだろう。



    アルミン「…あ、アニ!これとかどうかな?針金じゃないけど…」



    アニ「ふむ…柔軟性、強度性ともに問題なし、と…数は?」



    アルミン「何でか分からないけど、たくさんあるよ。持ちきれないほどにね」ドッサリ



    アニ「よし、それじゃあそれを持って行こうか。アルミン、そこのカゴに入れたらどうだい?少しは持ちやすくなるよ」



    アルミン「あ、そうだね。そうするよ」ドサドサッ



    こうして、僕たちは無事に材料を手に入れることができた。



    といっても、わずか一分程度の出来事なんだけどね。



    ガラガラ…トン
  9. 9 : : 2017/03/31(金) 14:31:43
    ※一日の投稿更新ノルマを二回に決めました。
    今日の夜、寝落ちしなかったら来ます。
    |柱|ω・`)ノシ
  10. 10 : : 2017/03/31(金) 16:51:44
    ‎|•'-'•)و✧
  11. 11 : : 2017/03/31(金) 17:26:36
    頑張れ~!!!期待です!

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