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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品はオリジナルキャラクターを含みます。

霧切「実は私は…」

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  1. 1 : : 2017/03/24(金) 15:50:39
    (。・ω・。)

    アメリカン三郎です

    短編にしようかなと思ってますが場合によっては長くなるかもです

    タイトルは別にパロディとかじゃないんだからねっ!


    原作のネタバレ注意!
    キャラ崩壊注意!

    では、スタート。
  2. 2 : : 2017/03/24(金) 16:01:35
    僕は苗木誠!

    訳あって希望ヶ峰学園でコロシアイの真っ最中!

    だけどみんな仲良く元気にやってるよ!

    モノクマって奴ももう諦め状態で学園内の様々な所を解放してくれたんだ!

    今日はどんな1日になるのかなって思ってたら、

    霧切「朝食の後、話したい事があるから私の部屋に来てくれるかしら」

    って霧切さんに誘われちゃった! やったぜ!

    今は朝食も終わって霧切さんの部屋の扉にノックをしてるよ!

    ガチャ

    霧切「あら、早いのね…どうぞ入って」

    苗木「うん…」


    〜 霧切の部屋 〜

    苗木「で、話って何かな?」

    霧切「えぇ…話って言うのは…」


    苗木(愛の告白かなぁ…わくわく…)


    霧切「私…実は…」モジモジ


    苗木(この流れは…勝った! 第三部完ッ!!)











































    霧切「人じゃ……ないの」


    苗木「うん喜んで…ん?」
  3. 3 : : 2017/03/24(金) 19:54:02
    苗木「…んん? ちょっと待って、見慣れない言葉が聞こえたような気がするんだけど…もう一度、ワンモアプリーズ?」

    霧切「えっとね…実は私は人外なのよ…」

    苗木「」

    霧切「そう、私は妖精なの。この姿は人間界で生きる為の仮の姿…」

    苗木「」

    霧切「あ、因みに私は探し物の妖精よ」


    霧切 響子 【探し物の妖精】


    苗木「そこだけなんか探偵っぽいなぁ」

    苗木「…で、なんで僕なんかに?」

    霧切「貴方はなんて言うか…信頼出来るし…いざという時にみんなを引っ張っていける人だと私は思ったのよ…」

    苗木「ほむほむ…」

    霧切「それで、なんでも受け入れてくれそうな貴方になら、打ち明けてもいいかなって…」

    苗木「へー…そうなんだ…」

    霧切「お願いがあるのだけれど…みんなにはまだ言わないで置いてくれるかしら…唐突にそんな事話されてもみんな混乱すると思うのよ…」

    苗木「今まさに僕が混乱状態なんだけど」

    苗木「はぁー…分かったよ。みんなには黙っとくよ…」

    霧切「ありがとう苗木君…」

    そう言う彼女を部屋に残し(てか彼女の部屋だし)、僕は真っ先に自分の部屋に帰った。


    〜 苗木の部屋 〜

    苗木「…」スゥ-

    苗木「受け入れる物にも限度があるよッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!」

    苗木「なんだよ妖精ってッッ! 厨二に目覚めたのかッッッッ!!??」

    苗木「仮に妖精だとしようッッ!! カップラーメンの妖精じゃねーのかよッッ!!!!」

    苗木「遅れたけどネタバレ注意だよッッ!!」

    苗木「あ、でも僕だけに打ち明けたって事は…僕を信用しているし、将来一緒に生きていこうっていう暗示かも…ッッ!!」

    苗木「ふぉおおおおおおッッ!!! よっしゃあああああああああああッッ!!!!」

    コンコン

    苗木「ん? 誰だろ…」
  4. 4 : : 2017/03/24(金) 23:53:29
    苗木「はぁーい、どなた?」カチャ

    十神「ふん、入るぞ」ズカズカ

    苗木「うわ十神君!いきなりどうしたの!?」

    十神「とりあえずドアを閉めろ」

    苗木「う、うん…」バタンッ

    十神「苗木…お前に話がある」

    苗木「…」

    苗木(まさか…そっち系!?)

    十神「…驚くなよ?」モジモジ

    苗木(おい! なんでモジモジしてんだよ! まさか本当にそっち系…)

    十神「実は俺は人じゃないんだよ」

    苗木「いや、ちょっと待っ…え?」

    苗木「えぇーと…ワンモアプリーズ?」

    十神「なんども言わせるな…俺は人じゃない…この姿は仮の姿…」

    十神「実は俺は悪魔なんだ」


    十神 白夜 【悪魔】


    苗木(…そっちかよぉおおおおおッッ!!)

    十神「…なんだ? 余り驚いてないようだが…まさかバレてたのか!?」

    苗木「いや、今知ったよ…うん」

    十神「この事は誰にも言うなよ…たとえジェノサイダーに殺されそうになってもなッ!」

    苗木「う、うん…分かったよ…」

    十神「用件はそれだけだ…じゃあな」ガチャ

    苗木「…」スゥ-

    苗木「またかよぉおおおおおおおおおおおおッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

    苗木「なんでッッ!! このッッ!! 学園にはッッ!! 人外がッッ!! 2人もッッ!! いるんだよッッ!!!」

    苗木「はぁー…はぁー…」

    苗木「ま、まぁいいさ…ちょっと色々な事がありすぎて疲れちゃったよ…朝日奈さんでも見て和もう…」


    〜 食堂 〜

    朝日奈「あ! 苗木ー!」

    苗木(ふぇー…朝日奈たんかあいいよぉ〜)

    苗木(あ、言い忘れてたけどキャラ崩壊注意だよ! 後で>>1に書いとかなくちゃ…)

    朝日奈「あ…苗木、後でプールに来て欲しいんだけど…いいかな?」

    苗木「うんいいよ(おぉ…これは…)」

    苗木(いや待て…この流れはまさか…いや、朝日奈さんに限ってそんな…そうだよな! きっと2人で泳ぎの練習とかそんなんだよきっと! さて、朝日奈さんはどんな泳ぎを見せてくれるのか…)










    数時間後…

    朝日奈「実は私…人魚なんだ…」

    苗木「本当にありがとうございました」
  5. 5 : : 2017/03/25(土) 00:09:03
    朝日奈「え!? 苗木知ってたの!?」


    朝日奈 葵 【人魚】


    苗木「そんな訳ないよ! 今知ったんだよ…」

    朝日奈「そうなんだ! 良かったー! あ! この事はみんなには内緒ね! さくらちゃんにも!」

    苗木「大神さんには言わないの?」

    朝日奈「うん…さくらちゃんを困らせたくないし…」

    苗木「そ、そう…」

    朝日奈「それじゃあね! みんなには内緒だからねー!」ノシ

    苗木「うん! 分かったヨー…」

    苗木「…」


    〜 苗木の部屋 〜

    苗木「AAAAAAAASAAAAAAAA…」

    僕は部屋で、言葉にならないような声をベッドの枕に聞かせていた…

    霧切さんが探し物の妖精だった事…

    十神君が悪魔だった事…

    朝日奈さんが人魚だった事…

    そんな重要な事を3人から聞かされ…もう頭が狂いそうになっていた。

    苗木「…ハッ! まさか…ここに人間は僕しかいない…!?」

    苗木「…そんな訳…無いよな…?」

    苗木「…まぁ、人外でも僕は気にしないけどね」

    何より、みんなは今まで何度も窮地を切り抜けて来た仲間だしね…

    苗木「うん! なんだか心が落ち着いて来たよ。さっきの僕は何かおかしかったんだ」

    苗木「さぁ、次は誰と過ごそうかな…」

    コンコン…

    苗木「ん? 誰だろ…」
  6. 6 : : 2017/03/25(土) 10:26:47
    苗木「はいどなた〜?」カチャ

    舞園「こんにちは苗木君」ネコミミ

    バタンッ!

    苗木「…いや、見間違いだよね…うん…」

    苗木「ごめんごめん、ちょっと手が滑って」カチャ

    舞園「いえ!気にしてないですよ!」ネコミミ ピョコピョコ

    苗木「」

    舞園「苗木君…ちょっとお話があるんですけど…」ネコミミ

    苗木「ウン...ハイッテイイヨ」

    舞園「では…」ソソソ...

    バタンッ

    苗木「君の言いたい事はなんとなく分かるよ。秘密を教えてくれるんだよね?」

    舞園「え? なんで分かったんですか!?」ピコピコ

    苗木「うん…ちょっとね…」

    舞園「…あ、そういう事ですか」

    苗木「…え?」

    舞園「実は私はエスパーなんです」

    苗木「…うん、そのネタはもう僕には聞かないよ」

    舞園「いや、ネタとかそういうのじゃなく…」

    苗木「と、いうと?」

    舞園「私、本当にエスパーなんですよ」

    苗木「…ファッ!?」


    舞園 さやか 【エスパー】


    苗木「…え? いや…つまり? 舞園さんは本当にエスパーで、あの時は本当の事を言っていたと?」

    舞園「はい。あの時は信じてくれないだろうなーって思って冗談なんて言ってしまったんですが…」

    舞園「今の苗木君なら打ち明けられると思って…」

    苗木「は、はぁ…」

    舞園「あぁ、みんなには離してくれても問題はありませんが、いう時は冗談って付け加えて下さいね! では…」ガチャ

    苗木「はいはーい…」

    バタンッ

    苗木「…」スゥ-

    苗木「ネコミミは何だったんだよッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
  7. 7 : : 2017/03/25(土) 10:42:15
    苗木「動いてたんだけどッ!! 絶対それ関係だと思ったんだけどッッ!!!」

    苗木「てかどうやって動いてたのあれッ!?」

    モノクマ「どうしたの? 苗木君…」

    苗木「キィサァマァッッッこれはどういう事だァアァアァアァアァアァアァアァアァアッッッッッ!!!!!!!!!!!!」ガッ

    モノクマ「きゃー! 学園長に暴力はダメー!」

    苗木「名前は言わないけどなッッッ!! この学園に人ならざる者と知ってあの人達を入学させたのかッッッッ!?」

    モノクマ「人ならざる者? さっき言ってたエスパーとか妖精とか悪魔とか人魚の事?」

    苗木「知ってたのか!?」

    モノクマ「いんや、僕も初めて知ったよ。驚きすぎて頭から綿が出るほどに」

    苗木「そうなのか…」

    モノクマ「…苗木君。多分…」

    苗木「…この後も…」

    コンコンッ

    苗モ「!?」

    苗木(来た…)

    モノクマ(どうすんの…?)

    苗木(居留守を使う)

    コンコンッ

    苗モ「…」

    コンコンコンコンッ

    苗モ「…」

    コンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンッ

    苗木「ああもう何だよッッ!!!!!!」ガチャ!

    山田「おうふ…いましたか苗木誠殿」

    苗木「山田君か…」

    山田「この前言ってたマンガですぞ」っマンガ

    苗木「あ、ありがとう」

    山田「では、これで…」

    苗木「うん…じゃあね…」

    バタンッ

    苗木「…何にもないのかよ…ッ」
  8. 8 : : 2017/03/27(月) 09:28:07
    コンコンッ

    苗木「今日は来客が多いよ…」

    苗木「はいはい、誰かな?」ガチャ

    不二咲「あっ…こんにちは苗木君…ちょっといいかな?」

    苗木「不二咲さん…入って入って」

    不二咲「うん、ごめんねぇ…」

    苗木(あ"あ"あ"↑〜可愛いんじゃ↓あ↑〜)

    バタンッ

    不二咲「…実はねぇ、苗木君に打ち明けたい事があるんだぁ…」

    苗木「へ、へぇ…何かな?(おい! まさかまさかまさかまさかァーーーー再びかァーーーーーーッ!?)」

    不二咲「2つあるんだけど…0と1どっちがいい?」

    苗木「うーん…1?(0と1って不二咲さんっぽいなぁ…」

    不二咲「うんじゃあ言うねっ!」

    不二咲「実は…僕…」



















    不二咲「男なんだぁ…」

    苗木「」

    不二咲「今まで黙っててごめんねぇ…」

    苗木「お、おう…ちょっと頭の中を整理していいますか?」

    不二咲「苗木君口調がすごく変だよぉ?」

    苗木(くそぉおおおおおおおおおおおおああああああああああああッッッッッ!!!!)

    苗木(そうだよッッ!! 通りで初めて会った時この子女の子なのになんか…とか思ったんだッッッ!!!!)

    不二咲「えっと…もういい?」

    苗木「えあうん、次行ってどうぞ」

    不二咲「あ、うん。実は僕はアザラシなんだ」

    苗木「………………………は?」

    不二咲「あ、見せないと信じてくれないよねぇ…」

    ポンッ

    不二咲「アウッ!」

    苗木「」

    苗木(何気に見せてもらったの初めてだなぁ…)


    不二咲 千尋 【アザラシ】


    ポンッ

    不二咲「こんな感じかなぁ…」

    苗木「…じゃあこれ…え? 鶴の恩返し的な?」

    不二咲「うーん…ちょっと違うと思うけど…動物園にいた所を変な男の人に石をもらって…それで…この姿になれるんだぁ」

    苗木「あ、本当の姿アザラシなのね」
  9. 9 : : 2017/03/27(月) 18:16:25
    不二咲「それで動物園から逃げてきた所をある人に助けられて、プログラミングを習ったんだぁ」

    苗木「そうだったんだ…でもまさか不二咲さ…いや、不二咲君が男で、しかもアザラシだったなんて…」

    不二咲「アザラシって言うのはみんなには内緒にしておいてくれるぅ? 男っていうのは明日みんなに話す予定なんだぁ!」

    苗木「へぇ…もし良かったら僕がフォローしてあげるよ?」

    不二咲「ありがとう! でも男っていうのは大和田君にも話してあるし、明日もフォローしてくれるんだ。大和田君とは一緒にトレーニングしてる仲だし」

    苗木(へー…大和田君が…)

    不二咲「苗木君にも話したのは、苗木君は何でも信じてくれそうだから!」

    苗木「そ、そうなんだ…」

    不二咲「じゃあ! また夕食の時に!」ガチャ

    苗木「うん…! じゃあね…」

    バタンッ

    苗木「1日に5人からすっごい秘密を話されてしまう僕って…」
  10. 10 : : 2017/03/30(木) 08:38:01
    夕食を食べた後…

    苗木「よし、誰と過ごそうかな…」

    山田「おーい! 苗木誠殿ー!」

    苗木「あ、山田君…どうしたの?」

    山田「セレス殿が苗木誠殿に話したい事があると」

    苗木「セレスさんが…?」


    〜 多恵子ルーム 〜

    セレス「おいこらビチグソッ!!」

    山田「セレス殿、苗木誠殿を連れて来ましたぞ」

    セレス「御苦労ですわ山田君」

    苗木「セレスさん何の用?」

    セレス「山田君にはもう話してあるのですが…」

    セレス「実は私、キメラなのです」

    苗木「キメラ? マザーの?」

    セレス「それは究極キマイラですわ」

    セレス「まぁ、実践しないと信じてくれないでしょうし…ふんっ」

    直後、セレスさんの頭からは羊の角が、背中からはコウモリの翼が生え、スカートからは口だけの蛇が顔を覗かせた。


    苗木「…ファッ!?」

    セレス「うふふ…驚きました?」


    安広 多恵子 【キメラ】


    山田「拙者も初めて見た時驚きましたぞ」

    セレス「これはまだ序の口…本来ならもっと獣らしくなるのですが…」

    苗木「キメラか…」

    今思ったんだけど僕ってみんなからの信頼度明に高くない?


    苗木「…で? 山田君は?」

    山田「えぇ? 拙者にござるか〜?」

    山田「拙者はフツーの人間ですぞ苗木誠殿」


    山田 一二三 【人間】


    苗木「へー…そうなんだ…(人なのは僕だけかなと思ってた…)」

    山田「えぇ、人外なのはセレス殿だけでしょうしな」

    セレス「いいえ、私の他にも何人かいます…感じが悪いのが」

    苗木「へ!? 他にもいるの!?(既に数名ほど知ってるけど)」

    セレス「はい。なんかこう…動物の勘…みたいなので」

    山田「なんと…」

    セレス「苗木君…この事はみんなにはどうか内密に…」

    苗木「うん。分かったよ。じゃあね!」

    バタンッ

    苗木「…全員分メモとかに書かなくちゃな…」
  11. 11 : : 2017/04/02(日) 00:45:24
    〜 苗木の部屋 〜

    苗木「…これでよし」

    ー メモ ー
    霧切さん  探し物の妖精
    噛ませ君  悪魔
    朝日奈さん 人魚
    舞園さん  エスパー
    不二咲君  アザラシ
    多恵子さん キメラ
    今夜は山田 人間

    苗木「…うん。これで良いはずだ…」

    苗木「何処と無く違う気がするけどこれで良いはず…」

    コンコンッ

    苗木「ん? 誰だろ…はぁーい」ガチャ

    桑田「よぉー苗木! ちょっと邪魔するぜ」

    苗木「桑田君だ…どうしたの?」

    桑田「まーまー、取り敢えずドア閉めろや」

    苗木「う、うん…」

    バタンッ

    桑田「苗木…ソウルフレンドのお前に言わなきゃならねー事がある…」

    苗木「な、何…?(お前もか)」

    桑田「実は俺…宇宙人なんだぜ!」

    苗木「宇宙人…!?」


    桑田 怜恩 【宇宙人】


    苗木「ほんとなの?」

    桑田「マジだぜ? 俺宇宙人なんだぜ?」

    桑田「地球と同じ様な星、5個くらい見つけてるぜ?」

    苗木「マジでッ!?」

    桑田「どれも結構遠いがな…んで、この事はみんなには内緒だぜ? 俺とお前の秘密だ」

    苗木「う、うん! 分かったよ!」

    桑田「そんだけだ! 良い夢みろよ!」ガチャ

    バタンッ

    苗木「…」スッ

    ー メモ ー

    桑田君 宇宙人


    苗木「これでよし」

    その日、僕はぐっすりは眠れなかった…
  12. 12 : : 2017/04/02(日) 07:02:29
    モノクマの反応からして少なくとも盾子ちゃんは人間なのかな?
  13. 13 : : 2017/04/05(水) 02:44:06
    >>12 果たしてどうかな…

    ネクストデイッ!!


    苗木「…ふぁあー…あさk」

    そこまで言いかけて、僕は固まった。

    舞園「おはようございます」

    目の前に舞園さんがいたからだ。

    苗木「…何故?」

    舞園「エスパーですから」

    苗木「いやそうじゃなくて」

    なんだか今日も一日おったまげーな事が起きる予感がした。
  14. 14 : : 2017/04/07(金) 09:59:47
    期待です!
  15. 15 : : 2017/04/07(金) 14:11:05
    >>14 ありがとうございます!


    朝ご飯の時間中、

    不二咲君が例の件について告白した。

    みんなは驚いていたけど、すぐに受け入れてくれた。

    なお、十神君と舞園さんは分かってたらしい。

    悪魔とエスパーだからか…


    苗木「さぁて…今日はどんな事が起こるかなー」

    葉隠「おー苗木っちー!」

    苗木「葉隠君? どうかしたの?」

    葉隠「俺は占い師なんだべ!」

    苗木「知ってるよ、3割当たるんでしょ? 相変わらず確率低いよね」

    葉隠「あぁ、占い師だべ。本当は10割当てる事も出来るべ」

    苗木「え?」


    葉隠 康弘 【占い師(本物)】


    苗木「えぇとつまりぃ? 葉隠君は本当はすごい占い師で、占いも言った事は本当に当たるの?」

    葉隠「そうだべ、今までは自分の正体を知られない為に身分を隠してたり、口調や髪型、性格を変えてたんだべ」

    苗木「なんでそんな事を…」

    葉隠「これ以上は言えないべ…だからこの事はみんなには言わないで欲しいんだべ。みんなに迷惑はかけられないべ」

    苗木「は、葉隠君…」

    葉隠「じゃあなー苗木っちー!」

    苗木「…うん」


    〜 苗木の心の中 〜

    苗木の心の中の苗木「グギガァアアアアアアアアアアアアアッ!!!!」

    苗木の心の中の苗木「葉隠くぅうううううううううううん!!! クズとか思ってごめぇぇぇぇぇぇええええええん!!!」


    顔は平静を装いながら、心の中は台風の真っ只中並みに荒れていた。
  16. 16 : : 2017/04/16(日) 11:46:26
    唐突な夜ェ…

    〜 苗木の部屋 〜

    苗木「」

    僕は…疲れ切っていた…

    実はあの後、色んな人から色んな告白をされた

    ドワーフだの幽霊だの妹になりすましてるだの…

    苗木「みんなぁ…」

    モノクマ「やぁ苗木くん! こんな所で会うなんて奇遇だね!」

    ベッドで項垂れてると、モノクマが現れた。

    苗木「モノクマ…君も人外なのかい?」

    モノクマ「僕はそもそも人じゃないけど」

    苗木「いやでも中の人(黒幕)は?」

    モノクマ「何の事? 僕の中に誰もいませんよ?」

    苗木「…」

    モノクマ「そんな貴様に我がZ団が最高のおもてなしをしてくれるわ!」

    モノクマ「あ、Z団のZは絶望のZね」

    苗木「最高のおもてなし?」

    モノクマ「知りたい?」

    苗木「どうせロクでもないんだろ? 僕はもう寝る」ゴロン

    モノクマ「まぁ待ちなよお若いの」

    モノクマ「悪い話じゃないぜ…」

    苗木「…まあ聞くだけ聞くよ」

    モノクマ「うぷぷ…」






























    苗木「は?」
  17. 17 : : 2017/04/18(火) 08:43:59
    色んな人の部分の詳細を…!
  18. 18 : : 2017/04/18(火) 09:28:13
    ちょっと待て、妹に成り済ましているはまだフツーだろ…
  19. 19 : : 2017/04/21(金) 17:22:54
    >>17 それは違うよ!

    >>18 普通ですね…


    モノクマ「おやぁ? 聞こえてなかった?」

    苗木「ワンモアプリーズ?」

    モノクマ「これにのっとって僕の正体も明かしちゃおうかなーって」

    苗木「いやさっき中の人はいないって…」

    モノクマ「中の人いなかったら僕ゲームやアニメで喋れないよ」

    苗木「メタだなぁ…」

    モノクマ「とにかく、明日の正午みんなを集めるからさ、じゃあね! 僕は戦刃さんにお仕置きをしないと…」

    苗木「程々にねー」

    苗木「…もう僕は分かってるんだよなぁ」

    舞園「うふふ…バッチリです苗木君。黒幕は江ノ島盾子という人です」

    舞園「因みに私はエスパーの力かなんかで姿を消してました」

    苗木「うん分かった。じゃあその人に」

    苗木「お仕置きしないとねぇ…」
  20. 20 : : 2017/04/27(木) 23:17:04
    その後…

    〜 体育館 〜

    モノクマ「やあやあやあ、集まって下さったね」

    十神(悪魔)「ふん、またくだらん動機でも思いついたか」

    石丸(ドワーフ)「どんな動機が来ようとも! 僕達は殺し合わないぞ!」

    大和田(狼男)「よく言ったぜ兄弟!」

    大神(幽霊)「我らは固い絆で結ばれている…」

    モノクマ「ふーん…で、今回集まっていただいたのは〜」

    モノクマ「なんと!! 今日は僕の正体を明かそうとおもいたったのです!」

    不二咲(アザラシ)「え…」

    霧切(妖精)「貴方の正体…つまり」

    舞園(エスパー)「黒幕…この殺し合いの首謀者の事ですよね?」

    モノクマ「察しがいいじゃないの流石エスパーだ!」

    舞園(エスパー)「…」

    モノクマ「では、ミラクルモノクルダイヘンシーン!!」


    ボォワーーーーーンッ!!!


    葉隠(本物の占い師)「な、何だべ!?」

    戦刃(江ノ島)「…」

    江ノ島「ファーー!!! 私様、参上ッ!!」

    江ノ島「みんなの人気者でカリスマーなギャルこと江ノ島盾子ちゃーーーーーーん!!」

    苗木「や は り お 前 か」

    江ノ島「あれー? 何だか知った様な口ぶりだね」

    苗木「戦刃さんが一晩で話してくれたからね」

    戦刃江ノ島以外「うん」

    戦刃(江ノ島)「ごめん盾子ちゃん…」

    苗木「そして舞園さんのエスパーで君だと確定したのさ」

    江ノ島「ふーん。なんか超展開っぽいねー」

    朝日奈(人魚)「それで、貴方はどうするの?」

    江ノ島「うーん…どうしましょうかねー」

    桑田(宇宙人)「まさか、逃げられると思ってねーよな?」

    江ノ島「逃げられないでしょうねー」


    江ノ島「私様が普通の人間なら…ね?」


    苗木「え…?」
  21. 21 : : 2017/06/01(木) 16:15:40
    更新が遅れてすみませんでした!

    では、続きをどうぞ!



    一瞬だった…

    江ノ島さんはとんでもない速さで僕に襲いかかり、

    僕の首筋に歯…いや、牙を立てた…

    苗木「うぐぁ…ッ!!」

    江ノ島「チューチュー…ぷはっ やっぱ人間の血液はサイコーね!!」

    僕は血を吸われていた…

    苗木「うぅ…」

    霧切「苗木君ッ!」

    江ノ島「あ、もうちっとだけ」カプッ

    苗木「ううぁ…あ…」

    くそっ…分かってても対処出来ないか…


    〜 回想 〜

    昨日の夜…

    舞園「それと、江ノ島さんは人間ではありません」

    苗木「あ、やっぱり?」

    舞園「多分吸血鬼かなぁ…それくらいだと思います」

    苗木「…そうか」



    苗木「くっ…」

    力が入らない…これが貧血か…

    大和田「てめぇ!! 苗木に何しやがる!!」

    大神「苗木から離れろ…」

    戦刃「動くな」チャキ

    不二咲「うわっ!」

    石丸「不二咲君!!」

    戦刃「動けばこいつを殺す」

    十神「チッ…」

    江ノ島「さてさて〜? 人間(・・)の皆様はこれからどうするのかな〜?」

    山田「ぬぅ…」

    セレス「テメェ…」

    江ノ島「あーそうだったわ、ここに人間は数人しかいないんだったわ〜! 盾子ちゃんってば忘れん坊さん♡」テヘリン

    石丸「何だと!?」

    大和田「てめぇ! 俺の正体を…」

    十神「どうでもいいではないか…みんな苗木に話しているだろ…」

    十神「ここにいる人間は苗木、山田、腐川の3人のみ…後は人外や超能力者達…そうなんだろ?」

    江ノ島「さっすが悪魔の十神クーン!! 伊達に数万年も悪魔をやってないねー!!」

    十神「…過去の事まで調査済みか…」

    江ノ島「まぁ? 私らも吸血鬼だしぃ? 数千年は生きてるしぃ?」

    十神「なら、俺がどれだけ強いかも知ってるな?」

    江ノ島「うん、だから…」

    十神「…グワァー!!!」

    苗木「十…神…くん…?」

    江ノ島「きゃはは! 悪魔払いの結界はもう学園中に仕掛けてあんだよッ!! まずてめーからお陀仏だッ!!」

    腐川「白夜様ああああああッ!!?」

    十神「腐川…苗木を…守れ!」

    …そう言って十神君は…消滅した…

    桑田「十神が…消えちまった…!?」

    江ノ島「邪魔すんなら次は君が消えるかもねー?」

    霧切「…あなたの目的は何?」

    江ノ島「えぇーと…食料となる人間の確保…そして世界征服の邪魔者の排除…それと後は…」

    江ノ島さんが後ろを向いた直後、

    舞園「テレポート!」

    舞園さんがそう叫び、みんなが消えていった…

    江ノ島「あ、テメェーー!!」

    舞園「私がここで足止めしておくので、腐川さんは苗木君を!」

    腐川「で、でも…」

    舞園「十神さんから命令されたでしょ!? 早く!」

    腐川「ッ!! …苗木っ! 行くわよっ!」

    苗木「舞…そ…のさん…」

    舞園「大丈夫です。私、エスパーですから」

    苗木「あ…」

    舞園「テレポート!」

    シュン…
  22. 22 : : 2017/06/01(木) 16:42:42
    書き溜め

    江ノ島「あさてあさてあさて…面倒なことをしてくれたね? 舞園ちゃん」

    舞園「…」

    江ノ島「お姉ちゃん、アレ、お願いね?」

    戦刃「うん」

    舞園「苗木君の所へは行かせません」

    江ノ島「どうかなー?」

    江ノ島「いくらあんたがエスパーでもさ、戦闘力あるの?」

    江ノ島「その能力で人を傷つけた事、ありますかー?」

    舞園「ッ…本当に調べてるんですね」

    江ノ島「今ならさ、見逃してあげるからさ、とっとと消えな」

    舞園「そうはいきません…苗木君に足止めするっていってしまったので」

    江ノ島「…あっそ」

    舞園「足止めにもならないかもしれませんが、時間稼ぎにはなるでしょう…」

    江ノ島「…じゃ、死ね」シュン

    舞園「ッ…」

    江ノ島「はいおしまい」ドスッ

    舞園「うっ…」ドサッ

    舞園の腹に、江ノ島の腕が突き刺さる…

    舞園「…」ハ-...ハ-...

    江ノ島「あー、まだ死んでねーんだ…てか飽きてきたなー。ちゃっちゃっと終わらせるかー」

    舞園「…苗木…君を……殺さない…で…」

    江ノ島「はぁ? 殺すわけないじゃん!!」

    江ノ島「あいつは死ぬまで私様の食料になるのさ…」

    舞園「…貴女は……悪魔…で……す…」

    江ノ島「何言ってんのよ…」

    江ノ島「悪魔は十神じゃん!」ズバッ

    舞園「ぁ…」ガクッ

    江ノ島「さーて、愛しの苗木っちは〜?」






    苗木「…舞園さん…?」


    十神白夜  浄化
    舞園さやか 死亡

  23. 23 : : 2017/06/01(木) 20:35:00
    石丸「ど、どうすれば…いいのだ…」

    石丸「ここは…女湯ではないか!!」

    石丸「と、とにかく…江ノ島さんから逃げるにはここにいるしか…くっ…誠に不本意だが…」

    ガラガラ…

    石丸「!!!(誰か来る!?)」

    ヒタ…ヒタ…

    石丸「…」

    ガラッ!

    石丸(もうダメか…!?)












    朝日奈「あれ? 石丸じゃん…って何でここにいるの!!?」

    石丸「あ、朝日奈君か…し、仕方なく…だな…」

    朝日奈「…ねぇ、石丸も人間じゃないの?」

    石丸「…そ、そうだな…僕はドワーフなのだ」

    朝日奈「…私は人魚なんだ…」

    石丸「道理で泳ぎが上手いわけか…」

    朝日奈「あたし…怖いよ…」

    石丸「……ここに一緒に隠れていようではないか!」

    朝日奈「…ありがとう」





    〜 植物園 〜

    大和田「ここは植物園か…」

    不二咲「そうみたいだね…」

    大和田「…不二咲…おめー」

    不二咲「僕…アザラシなんだ…」

    大和田「…」

    不二咲「ある人から石をもらってこの姿に…」

    大和田「……そうか、よく話してくれたな…」

    大和田「俺は狼男さ…」

    不二咲「狼…?」

    大和田「おう…だからあいつが襲って来るようなことがあれば、戦力にはなるかもな…」

    不二咲「…」

    大和田「おっと、お前も強くなってるんだったな…すまねぇ」

    不二咲「!! うんっ!!」



    ???「はぁーい? お取り込み中大変申し訳ありませんが…」



    大和田「!! 来やがったな…」



    不二咲「ぐぅ…」



    江ノ島「絶望の時間だコラァ! せいぜい足掻きな!!」


  24. 24 : : 2017/06/03(土) 00:25:02
    〜 5階 教室の1つ 〜

    お…な……よ…! な…ぎ…!…

    苗木「…んむ…何だ…?」

    腐川「さっさと起きなさいよっ! 苗木!!」

    苗木「腐川さん…あー…まだ頭がぼーっとする…」

    苗木「って違う! 舞園さんは!?」

    腐川「さ、さぁね…も、もう殺されてるかもしれないし…瀕死のまま、助かってるかもしれないし…」

    苗木「…」

    舞園さん…

    腐川「ったく…白夜様が命令したからしょうがないけど…なんで苗木なんかと…」

    苗木「…取り敢えず、みんなを探さないと…」

    腐川「あ! ち、ちょっ…まだ隠れてた方が安全なのにぃいい〜…」


    〜 植物園 〜

    苗木「…くっ…大和田君…」

    そこには、無残に切り刻まれた大和田君の亡骸があった…

    腐川「あぁ…血…」クラッ

    腐川「危な! あいつが出る所だった…」

    苗木「あいつ…?」

    腐川「あ、い、いや…何でもないわよっ!」

    苗木「にしてもこんなの…酷すぎるよ…」

    腐川「…あ、相手は吸血鬼…なのよね? あんたの血、吸ってた様だし…」

    腐川「吸血鬼は、残虐なイメージが…あるけど…ほんとだったのね…」

    苗木「…」


    大和田紋土 死亡

  25. 25 : : 2020/07/19(日) 02:04:01
    3年ぶりに更新します。



    一方…

    石丸「…」

    朝日奈「…今頃みんな、どうしてるのかな…」

    石丸「…無事を祈るしか…ない…」

    カツ……カツ……

    石朝「!?」

    石丸(足跡…!)

    朝日奈「い、石ま…」

    石丸『静かに!』

    戦刃「…………………?」

    石丸(戦刃君か…!)

    戦刃「………」キョロキョロ

    戦刃「……そこ、いるんでしょ?」

    石朝「!!」

    石丸(見つかったか…!)

    戦刃「隠れてないで出てきなよ。ほら」

    石丸『…朝日奈君』

    朝日奈『何…!?』

    石丸『僕が戦刃君と戦っている間にここから逃げろ』

    朝日奈『あ…あんた…! 死んじゃうよ!!』

    石丸『大丈夫。これでもドワーフだからな! 人間相手に簡単には死なない!』

    朝日奈『…でも…』

    戦刃「来ないならこっちから行くよ」

    石丸『もう時間がない! 健闘を祈る!』バッ

    朝日奈『石丸!!』

    石丸「バレてはしょうがないな!!」

    戦刃「あ…本当にいたんだ…まぁいいか…さっさと終わらせて苗木君を捕まえなきゃ」

    石丸「そうか! だが僕は簡単には死なないぞ!」

    石丸はどこからか持ち出したツルハシを持つ。

    戦刃「……」

    戦刃はナイフを両手に持ち、構える。

    瞬間、女湯は戦場と化した。


    朝日奈(…石丸…ごめん…!)


    戦いの最中、女湯から走り去る朝日奈…


    石丸(くそっ…攻撃が当たらない…やはり軍人…素早い…!)

    石丸(…なら)

    戦刃の一瞬の隙をつき、背後に回る石丸。

    ガッ!

    戦刃「グ…ッ!?」

    ツルハシの肢の部分で戦刃の首を絞めた。

    戦刃「ガ…カハッ…グァア…!」ザクッザクッ

    ナイフの持ち手を変えて、石丸の胴体にナイフを抜き差しする戦刃。

    それでも石丸の手は緩まない…

    石丸「ぐうぅぅ…!!!…」

    戦刃「…ッ!……ガッ………!!」


    戦刃は憎しみのこもった目で石丸を睨みつけ…





    ツルハシを持つ彼の右手を噛みちぎった。




    石丸「………な…っ?」


    落ちゆく自身の右手。


    戦刃「……生徒の中で…人間は苗木君と腐川さんと山田君の3人。私は人間だって…言ってなかったよね?」



    戦刃の額からは20センチはあるであろう角が生え、



    犬歯は長くなり牙と化す。



    目は黄色く光り、瞳孔は獣のように縦に長く広がった。



    戦刃は理解が追いついていない石丸の喉にかぶりつく。



    喉は抉れ、大量の血液が噴射する。



    石丸「……ぁ…」



    戦刃「…あまりうまくない」


    石丸「…ぃ……み………は…………」


    戦刃「…私は…」







    戦刃「“鬼” だよ」







    石丸「………………………」





    石丸清多夏 死亡
  26. 26 : : 2020/09/15(火) 00:49:57
    ー 体育館 ー

    山田「およよ…灯台モトクラシーとはこの事ですな…始まりの地であるここなら江ノ島殿もそこそこの時間経たないと探さないでしょう…」

    山田「それにしても…ここで十神白夜殿と舞園さやか殿が……いや、舞園さやか殿はまだ分かりませんが…」


    山田は体育館の中央まで歩き、足を止める。

    床にはおびただしい量の血が散乱している…


    山田「この血の量は…多分もう……」

    ???「何をしているのですか?」

    山田「うひゃああぁ!!!??」

    セレス「しー!!! 声が大きいんだよこのビチグソッ!……江ノ島さんか戦刃さんに見つかってしまいますわ」

    山田「セレス殿ですか……びっくりしましたぞ…」

    セレス「とりあえず、この体育館のどこかに隠れましょう…」

    山田「そ、そうですな…」

    山田(やりましたぞ…キメラのセレス殿がいてくれるなら、江ノ島殿が来たとしてもほぼほぼ互角に戦える…かも!)

    セレス(もし江ノ島さんが来たら山田君を差し上げましょう…逃げる時間くらいは稼げるでしょうし)


    ー 食堂 ー

    葉隠「………」

    桑田「…うぉ!? なんだ葉隠か…」

    葉隠「桑田っちか…」

    桑田「大変な事態だよなこれ…てかお前、こんな広い場所で隠れもしねーのは殺してくれって言ってるようなもんだぞ!?」

    葉隠「いや、大丈夫だべ。占いではあと30分はここに江ノ島っちはこないべ」

    桑田「いや3割当たりなんだろ!? お前の占い!」

    葉隠「いや…実は…」

    カクカクシカジカ…

    桑田「…なるほどな…」

    葉隠「黙っていてすまなかったべ」

    桑田「…いやいいんだよ。俺も宇宙人だしさ」

    葉隠「…へー、宇宙人…」

    桑田「まぁこれと言って使える技とか無いんだけどな…血液と体液が酸性って点ぐらいで」

    葉隠「そうなんだべ…まるでSF映画みたいだべ…」

    桑田「はー…舞園ちゃん、無事なんかなぁ…」

    葉隠「…占うのが怖いべ……」

    桑田「……いや占わなくていいぞ!?」











    ー ??? ー


    ハァー……ハァー……


    モウ……じかんガ………ナイ……


    はやク………いカナクチャ………


    な……え…ぎ………
  27. 27 : : 2021/11/08(月) 01:30:52
    お待たせしてすみません。続きを書いていこうと思います。



    ー ??? ー

    江ノ島「あらあら…その姿になったの何年ぶりー?」

    戦刃「……3年…いや5年ぶり…くらい……?」

    江ノ島「その姿になったって事は…相当追い詰められたんだね?」

    戦刃「……………」アセアセ

    江ノ島「まぁいいよ。苗木とっ捕まえてくれたらね」

    戦刃「う、うん! 頑張るよ…!」タッタッ…

    江ノ島「…さーて…次はあそこですかね…!」


    ー トラッシュルーム ー

    霧切「…ここは安全かしら…?」

    大神「…霧切か」

    霧切「大神さん…あなたも何かしらの人外なのよね?」

    大神「うむ…我は…幽霊……我は数年前に命を落としたが…何故か普通の人間にも見えるし、ものも持てる。霊除けのお札が貼られていなければ壁も通り抜けられる」

    霧切「……そうなのね。私は探し物の妖精よ」

    大神「ふむ…そうなのか…」

    霧切「…しばらくはここに潜伏していましょうか…」

    大神「…朝日奈が心配だ……」
  28. 28 : : 2021/11/11(木) 00:12:29
    ー 視聴覚室 ー

    苗木「…みんな…生きてるかな…」

    腐川「…こんな時に…他人の心配…?」

    苗木「みんな、大事な仲間だからさ…もちろん腐川さんもね」

    腐川「……ふんっ…別に…そんな事言われても嬉しくないわよ…!」

    苗木(めちゃくちゃ嬉しそう)


    ガチャ…キィ…!



    苗腐「!!」



    コツ……コツ……



    苗木(見つかったか…!?)



    コツ……コツ……



    腐川(…あんまりあいつに頼りたくないんだけど…!)



    コツ…コツ…!












    朝日奈「あ…苗木と腐川ちゃん…!」

    苗木「あ、朝日奈さん…! 無事だったんだね…」

    腐川「…あいつかと思ったじゃない…」

    朝日奈「……うぅ…苗木…石丸が…!」


    カクカクシカジカ……


    苗木「……そうなんだ…石丸君が…」

    朝日奈「……生きてるかな…?」

    腐川「……」



    ー プール前 ー

    葉隠「…よし。ここなら江ノ島っちと戦刃っち、どっちも1時間は来ない筈だべ」

    桑田「1時間か…なら少しは休憩できるか…」


    クスン…グスン……


    葉桑「!?」

    桑田「お、おい…今啜り泣きが…聞こえなかったか…?」

    葉隠「聞こえたべ……」


    ヒック……グスン……


    葉隠「また聞こえた…!」

    桑田「お、おい! 誰だコン畜生!!」

    不二咲「……ごめん…2人とも…」(壁の影から出てくる)

    桑田「うぉ!? びっくりした…」

    葉隠「…不二咲っちか?」

    不二咲「…実は」


    〜 回想中 〜

    江ノ島「絶望の時間だコラァ! せいぜい足掻きな!!」

    大和田「チッ…不二咲…ここは俺に任せろ」

    不二咲「お、大和田君…」

    大和田「大丈夫だ…昔どっかで見た映画でも吸血鬼より狼男の方が強かったからな…!」

    江ノ島「ヴァン・ヘ○シング?」

    不二咲「…僕も…一緒に…!」

    大和田「…お前はここをいち早く出て…苗木を見つけて…あいつを守ってやれ」

    不二咲「…え?」

    大和田「…男と男の約束だ…破ったら承知しねーからな!」

    不二咲「!!」

    不二咲「……分かったよ!」ダッ

    江ノ島「きゃーかっこいいー! でもちーたんは通さねーよん」ダッ

    大和田「このやろ…ッ!」ガッ

    江ノ島「うおぉ!? 離せよ!!」ガッガ


    〜 回想終了 〜


    葉隠「なるほどな…」

    不二咲「大和田君……大丈夫かなぁ……」

    桑田「…大和田ならぶっちゃけ大丈夫そーじゃねーか?」

    不二咲「そうかなぁ…」

    桑田「狼になれるなら江ノ島から逃げられそうだけどな…」

    葉隠「…まぁ今はちょいと休憩するべ…」
  29. 29 : : 2022/09/15(木) 02:29:21
    久々に更新します。



    ー 体育館 ー

    山田「ひぃええええええ!!!」タッタッ

    戦刃「意外にすばしっこい…」ダダダダッ

    山田「助けて下さいセレス殿ーッ!!」

    山田「……あり? セレス殿どこ…?」

    戦刃「…はい捕まえた」ガシッ

    山田「ぎゃああああ!! セレス殿ーーー!??」

    戦刃「…太っちょって見た目の割に美味しくないんだよな…殺すだけにしとこ」ザクッ

    山田「カピッ…ヒュー……….」ガクッ

    戦刃「…さて…苗木君を探さなきゃ…あ、その前にセレスさんを仕留めなきゃな……どこだろ…」


    山田一二三 死亡


    ー 廊下 ー

    セレス「…やっぱり囮にして正解でしたわ…まぁそこそこ時間を稼いでくれたようですし…山田君、安らかに眠って下さいまし」タッタッ…

    山田『ゆ〜る〜さ〜ね〜ぇ〜』

    セレス「…何か聞こえたような気がしますが…まぁ気のせいでしょう…戦刃さんが来る前に誰かと合流したいですが…」

    ??「…おい」

    セレス「え…あなたは…?」



    ー トラッシュ・ルーム ー

    霧切「……ツイてないわね」

    大神「ふむ…」

    江ノ島「ほほん…中々のメンツじゃないの…まぁメンツって言うほど居なかったけどな」

    大神「…霧切、逃げよ。ここは我が何とかしよう」

    霧切「……大神さん」

    大神「我は幽霊だ…たとえ吸血鬼だろうと、我を殺すことはできん」

    霧切「……分かったわ…頼んだわよ」ポンッ

    江ノ島「んあ?」

    江ノ島「…チッ…霊気体って奴ですかい…こりゃ面倒だなぁ! まぁ別にいいけどね」

    大神「霧切は追わせぬ…」

    江ノ島「あーはいはい……確かにもう死んだあんたからは血を吸えないし…幽霊だから実態無いわけでこちらからも触れられやしない…」

    大神「…」

    江ノ島「そんな大神さんに質問するけど…」















    江ノ島「清めの塩って知ってる?」



    大神「………ぬぅ…!!」








    朝日奈「……さくらちゃん?」

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