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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品はオリジナルキャラクターを含みます。

【オリロンパ番外編】もう一つのコロシアイ

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  1. 1 : : 2017/03/20(月) 19:07:15
    これはNG行動に憧れた僕がオリロンパのキャラクターを巻き込んだ話です。

    こちらで何人死亡しても本編にはさっはり関係ありません。

    NG行動と襲撃者の二つの要素が加わった究極の絶望を貴方に...

    参加者

    ・【超高校級の???】架宮 博人
    ・【超高校級のドラマー】相桐木 蘭
    ・【超高校級の幸運】今槻 エイル
    ・【超高校級のダンサー】伊峰 七瀬
    ・【超高校級のエンジニア】櫻田 悠輔
    ・【超高校級のクリエイター】織下 亜義斗
    ・【超高校級の環境委員】風間 友利
    ・【超高校級の???】紫ノ声 潤真
    ・【超高校級の弓道家】城代 悠
    ・【超高校級の図書委員】瀬楽 月紗
    ・【超高校級の天文部】七夕 星羅
    ・【超高校級のピアニスト】戸芽崎 直哉
    ・【超高校級の美術部】夏目 翔
    ・【超高校級の陸上選手】望海 明香
    ・【超高校級の広報委員】非石 真名
    ・【超高校級の勇気】簑影 雪音
    ・【超高校級の空手選手】大和山 恒正


    ・荒らしはお断りします。
    ・推しキャラはいないと思いますが、キャラが死んだことに対しての文句は受け付けません。
    ・駄文です。

    ・以上の事が全身で受け止めてやるよ!!!という人はどうぞ。
  2. 2 : : 2017/03/20(月) 19:14:29

    ???「君には襲撃者を頼みたいと思います。」

    ???「どうすればいいんでしょうか?」

    ???「あなたの仲間を殺してください。ですが、NG行動にお気をつけを。」

    ???「了解しました。あなたの気に入る絶望をお届けしましょう。」

    ???「...期待していますよ。【超高校級の%▽&#♯】さん。」

  3. 3 : : 2017/03/20(月) 19:58:21

    .....


    目が覚めるとそこは学校だった。


    希望ヶ峰学園でもない。


    架宮「...」

    望海「博人!!」

    架宮「...」

    望海が心配そうに覗き込んでいる。

    望海「よかった...君が最後だよ。」

    とにかく...起きるか...

    風間「お?目覚ましたか?架宮!!」

    紫ノ声「無事そうでよかったー♪」

    大和山「そうでござる!!」

    伊峰「よじゃったぁ~うえええん!!!」

    織下「泣くな泣くな。」ナデナデ

    夏目「まぁよかったね。」

    架宮「これって...」

    非石「モノクマさんに集まってと言われて...」

    今槻「なんだろうね?」

    モノクマ「オマエラ!!!」

    全員「!!?」

    モノクマ「オマエラが中々コロシアイをしないもんでボクは飽きたよ!!!」

    戸芽崎「言われずとも僕らが貴様の言うことなど聞くか。」

    城代「で、何のよう?」

    モノクマ「オマエラにNG行動をきめました!!」

    架宮「NG行動?」

    モノクマ「簡単に言うと、左手の腕輪に書いてある行動をすると死ぬよ!!」

    櫻田「...」

    簑影「単純だな...」

    モノクマ「以上!!!コロシアエ!!!」

    そう言ってモノクマは去っていった。
  4. 4 : : 2017/03/21(火) 16:55:54
    ...NG行動...

    俺のNG行動は...何だろう...

    ー前後の出席番号の人物が死亡するー

    出席番号...俺の出席番号は七番。

    ようは、風間と紫ノ声が死ぬと俺もゲームオーバーか。

    今槻「...」

    七夕「コレが...NG行動?」

    七夕「ふざけないでよ...こんなゲーム...参加しないわ!!」

    戸芽崎「落ち着くんだ。」

    櫻田「人が死ぬことを虚しく思えねぇ異常なやつはいねぇだろうな!!!!」

    城代「怖い...何でこうなっちゃったの?」

    相桐木「嫌ですぅ...うぅ...」

    夏目「な...なんだよ...」

    簑影「...」

    瀬楽「...」

    架宮「とりあえず...この中に...NG行動を明かせるやつはいるか?」

    全員「....」

    当然だが、明かせる仲間はいなかった。

    紫ノ声「なぁ。ルール...確認しようぜ。」

    全員はタブレット型生徒手帳を開いた。

    ルールは二つだった。

    ・NG行動のバングルを外すことを禁じます。
    ・生徒の中に襲撃者がいます。

    風間「あぁぁあ!!!腹立つ!!!なんだよこれぇ!!!」

    非石「一体...どうして...」

    櫻田「おい。てめぇ...」

    櫻田「てめぇだよ!!!バカ!!!」

    架宮「お..おれ?」

    櫻田に指を指され、反応した。

    櫻田「この学園内はどうやら、三階まで解放されてるらしい。探索したらどうだ?」

    架宮「そうだな。全員でいくか...」

    櫻田「バカか。てめぇ...よく聞け。グループつくってやった方がいいよな?てめぇ...何でわかんねぇんだよ!!!」

    架宮「そうか...櫻田。ありがとうな。」

    櫻田「ふん...まぁいい。俺と組め。お前。」

    城代「私?」

    櫻田「あぁ。てめぇだ。」

    櫻田...紛らわしいな...

    簑影「架宮。いいか?」

    架宮「あ?珍しいな。お前から話しかけてくるなんて...いつも一匹狼なのに...」

    簑影「事情があるんだ。見ろ。」

    簑影はバングルを見せてきた。

    ー単独行動をするー

    なるほど...一人で行動できないわけだ...

    架宮「じゃあ。俺も。」

    俺も簑影にNG行動を見せた。

    簑影「なるほど...巻き込まれる形式か...」

    こうして、

    各教室に非石、風間

    保健室に城代、櫻田

    図書館に瀬楽、大和山、望海

    音楽室に戸芽崎、夏目、相桐木

    コンピューター室に織下、七夕、今槻

    プールに俺と簑影、伊峰がいくことになった。
  5. 5 : : 2017/03/21(火) 18:27:20
    伊峰「あ。架宮君!!」

    架宮「相変わらず元気だな。」

    伊峰「うん!!!元気!!」

    簑影「伊峰...お前は織下とは行動しないんだな。」

    伊峰「うん!別れた方がいいかな?って!」

    簑影「普通のプールだな。」

    伊峰「プールだね~♪」

    架宮「プールだな。」

    『ブーブーブーブー』

    架宮「!!?」

    簑影「タイム...リミット?」

    伊峰「ね...眠い...ぃ...」

    俺たちは眠りについた。

    いや。薬で眠らされた。
  6. 6 : : 2017/03/21(火) 19:38:01
    架宮 ー前後の出席番号の人物が死亡するー
    相桐木 ー?????????ー
    今槻 ー?????ー
    伊峰 ー??ー
    櫻田 ー????????????????????ー
    織下 ー???????ー
    風間 ー?????ー
    紫ノ声 ー??????ー
    城代 ー??????????????????????????ー
    瀬楽 ー??????????ー
    七夕 ー????????ー
    戸芽崎 ー??????ー
    夏目 ー?????ー
    望海 ー??????????ー
    非石 ー?????ー
    簑影 ー単独行動をするー
    大和山 ー?????ー
  7. 7 : : 2017/03/21(火) 19:46:31


    モノクマ「おーまーたーせ♪」


    モノクマ「襲撃者さん、起きてる?」


    モノクマ「お待ちかねの、襲撃タイムだよ!」


    モノクマ「襲撃者は、一度の襲撃タイムにつき、1人殺せます」


    モノクマ「さぁ、今日のターゲットは、だ〜れ〜か〜な〜?」


















    生存者

    17名
  8. 8 : : 2017/03/21(火) 19:55:14

    私の名前は瀬楽月紗。

    『超高校級の図書委員』だから、

    大和山君と望海さんと一緒に図書館を捜索してた。

    すると...

    『ブーブーブーブー』

    瀬楽「!!」

    大和山「なぬ?」

    望海「な...なに?」

    瀬楽「タイム...リミット?なに...うぅ...」

    大和山「眠気が....」

    望海「だめ...たえられな...」

    私たちは眠りについた。
  9. 9 : : 2017/03/21(火) 19:56:45








    タイムリミット 一回目






  10. 10 : : 2017/03/21(火) 19:59:36

    瀬楽「...生きてる?」

    望海「大丈夫...みたいだね...」

    大和山「よかったのぉ...」

    どうやら、私たちは生きているようだ。

    しかし、誰か死んでいることにはかわりはない...

    すると...

    簑影「瀬楽!!!」

    伊峰「大和山君!!望海ちゃん!!」

    伊峰さんを担いだ簑影さんがきた。

    瀬楽「...どうしたの?」

    簑影「大変なんだ...」



































    簑影「架宮が襲撃者に殺された!!!!」

    もう絶望は始まっていたのだ。
  11. 11 : : 2017/03/22(水) 17:37:47
    架宮博人は才能が不明だった。

    そんな自分を責めつつもバラバラだった私たちを纏めてくれた。

    私たちにとって架宮博人は『希望』だった。

    しかし、最初に『希望』は絶たれた。

    プールサイドで大量の血を流し、倒れていた少年。

    それはまさしく『希望』であった架宮博人だった。

    私に『感情』をくれた。

    好きという気持ちを持たせてくれた恩人はもういない。

    望海さんは無言だった。

    しかし、幼いときからの友人を失ったショックが大きかったからか、肩は震えていた。

    よく見ると彼の胸に刺さっているのはモノクマをモチーフにしたようなナイフが刺さっていた。

    どうやら、刺し傷が致命傷となったらしい。

    しかし、犯人は余計なものを残してくれたものだ。

    それは、血文字。簡単に言うならば『ダイイングメッセージ』だ。

    内容は単純。

    一部は掠れているが、

    『シュウ◆キ◆◆ハオ◆◆◆』

    どうやら、『オ』から始まる人物に罪を擦り付けようとしていたらしい。

    文字数から考えて織下亜義斗に擦り付けようとしていたのだろう。

    だが、それを書いたのは架宮博人ではない。

    何故ならば、彼の指は綺麗だったからだ。

    拭き取ったあともない。

    瀬楽「...襲撃者...一体...」

    架宮博人の死体は教室の一室に置いておくことにした。

    どうせ、こんな状況に勉強するものはいないだろうから...

    ここからは架宮博人の遺志を私が受け継がなければ...
  12. 12 : : 2017/03/22(水) 19:22:16
    伊峰「...ねぇ...犠牲者も出ちゃったし...NG行動...教えあわない?」

    望海「ここに全員集めよう。私と簑影で呼んでくるよ。」

    簑影「あぁ。」

    大和山「待て。俺もいく。」

    伊峰「...私もいくよ!!!瀬楽ちゃん...NG行動いいかな?」

    瀬楽「私のNG行動はこれ。」

    私は伊峰さんにバングルを見せた。

    そう...私のNG行動は...

    ー今槻エイルが死亡するー

    伊峰「...今槻君...」

    伊峰「...私のNG行動...見て。」

    ー走るー

    瀬楽「難しいね...」

    伊峰「...動けないんだよ...おかげで簑影ちゃんに担がれちゃった...」

    伊峰「...簑影ちゃんは単独行動できないからね...」

    二人でNG行動を明かしていると...

    誰かをお姫様だっこして走ってきた大和山君が来た。

    そして...その誰かは...














































































    体の左の部分が変色した簑影さんだった。
  13. 13 : : 2017/03/22(水) 19:44:54
    私たちは簑影さんに語りかけた。

    瀬楽「簑影さん!!!しっかりして!!!」

    しかし、返答はない。

    息を確認するが、すでに死んでいた。

    彼女の紫色の髪の毛よりも黒く紫色は毒薬だとわかった。

    だめ...間に合わなかった...

    大和山「NG行動を話してくれなくて...気づいたら音楽がなって...」

    簑影さんなりの優しさが...彼女の命を奪ってしまった...

    NG行動...

    ー単独行動をするー

    離れてしまった瞬間に...

    というわけか...

    大和山「うう...くやしいでござる...」

    瀬楽「NG行動...大和山君の教えてくれる?」

    大和山「!!!」

    瀬楽「私のと伊峰さんのを教えるから...」

    私と伊峰さんは大和山君にバングルを見せた。

    大和山「わかったでござる。」

    そう言って、大和山君はNG行動を見せてきた。

    ーケガをするー

    伊峰「厳しいね...」

    瀬楽「とにかく...簑影さんの死体は架宮君の死体があるところと同じところにおいておこう...」

    大和山「じゃあ。おいてくるでござる。」

    瀬楽「体育館で会いましょう。」

    架宮博人、簑影雪音。

    二人も犠牲者が出てしまった。

    もう被害者は...出さない...出させない!!!
  14. 14 : : 2017/03/22(水) 19:46:21

    架宮 ー前後の出席番号の人物が死亡するー 【DEAD】
    相桐木 ー?????????ー
    今槻 ー?????ー
    伊峰 ー走るー
    櫻田 ー????????????????????ー
    織下 ー???????ー
    風間 ー?????ー
    紫ノ声 ー??????ー
    城代 ー??????????????????????????ー
    瀬楽 ー今槻エイルが死亡するー
    七夕 ー????????ー
    戸芽崎 ー??????ー
    夏目 ー?????ー
    望海 ー??????????ー
    非石 ー?????ー
    簑影 ー単独行動をするー 【DEAD】
    大和山 ーケガをするー
  15. 15 : : 2017/03/23(木) 15:57:09
    本編とあわせて期待です
  16. 16 : : 2017/03/24(金) 18:18:50
    期待です。
    自分も似たような作品を執筆しているのでお互いに頑張りましょう。
  17. 17 : : 2017/03/25(土) 14:26:55
    >>15 ありがとうございます!!
    >>16 読んでいただきありがとうございます。お互いに頑張りましょう!!


    体育館には全員が集まっていた。

    今槻「こんなところに集まらせてどうしたの?」

    瀬楽「NG行動を...教えてくれる?」

    櫻田「おい。てめぇ。てめぇが教えろと言ってはいはい教えますよ。なんていうわけねぇだろ。」

    瀬楽「私もそこまでばかじゃない。」

    瀬楽「今から...私のNG行動を明かす。やれるならばやりなさい。」

    瀬楽「私は殺されるほど弱くはないけれど?」

    私は笑う。

    半分脅しだが、かまわない。

    今槻君を守ればいいんだから。

    今槻「さりげなく怖いね。君は。」

    望海「...」

    望海さんがなんか考えてから...

    望海「...瀬楽。君のこと、信じるよ。」

    望海「...私のNG行動は...瀬楽だけに見せるよ。」

    望海さんは私に近づいてきてバングルを見せる。

    ー肩を三回たたかれるー

    望海「君のこと、信じてるから。」

    望海さん...

    瀬楽「ありがとう。」

    望海さんに私のNG行動を見せる。

    望海「...なるほどね...」

    戸芽崎「僕は見せん。瀬楽が襲撃者の可能性があるからな...」

    櫻田「俺もそいつの言うとおりだ。簡単に人を信じて待っているのは裏切りだ!!!」

    織下「ふん...面白いじゃないか...瀬楽。」

    織下「しかし、こういうのはどうだ?NG行動、NG行動が人に知られる...」

    櫻田「...!!」

    城代「...」

    紫ノ声「月紗...君は何を賭けるんだい?」

    瀬楽「...命を。」

    紫ノ声「!!!っはは...面白いじゃないか...」

    瀬楽「...」

    七夕さんがさっきから下を向いている。

    あとで話をしよう。

    瀬楽「以上だよ。もういい。」

    七夕さんが目を覆い隠した...

    なるほど...

    とりあえず...七夕さんとは繋がっておくべきだね...
  18. 18 : : 2017/03/25(土) 15:43:05
    七夕「...大丈夫かな..」

    瀬楽「目隠して。」

    七夕「!!!」

    NG行動がわからない以上、こうするしかない...

    七夕「誰?」

    瀬楽「...瀬楽月紗。あなたの味方よ。」

    七夕「瀬楽...ちゃん?」

    七夕「...」

    戸惑いつつも手を開く。

    どうやら、目を合わせるとかのNG行動では無いようだ。

    瀬楽「NG行動かな?目を覆い隠していたのは...」

    七夕「そうなの...ごめん...」

    瀬楽「...七夕さん。私のNG行動は今槻君が死ぬことなんだ。君のNG行動を教えてくれる?」

    七夕「...」

    七夕さんは頷いてバングルを見せてきた。

    ー襲撃者を見つけるー

    瀬楽「...七夕さん、信じて。私は襲撃者じゃない。」

    七夕「瀬楽ちゃん!!!」

    七夕さんは抱きついて泣いていた。

    誰が襲撃者かわからない。

    辛かっただろう...

    瀬楽「...七夕さん...私の部屋にいて...きっと...無事でいられるはずだから...」

    七夕「ごめん...ありがとう...」

    仲間はいて損はない。
  19. 19 : : 2017/03/25(土) 16:11:13

    七夕さんを私の部屋につれていった後...

    私は探索をしていた。

    遺体を置いていた教室の扉が開いていた。

    誰かいるのか...

    覗いてみると、櫻田君が手を合わせていた。

    瀬楽「...櫻田君?」

    櫻田「...吃驚した...お前か...」

    瀬楽「...」

    櫻田君の横に立ち、手を合わせた。

    櫻田悠輔。

    私自身もよく掴めない男だ。

    『超高校級のエンジニア』の名の通り、機械面に強いらしい。

    さっきから、彼の発言には違和感がある。

    まぁ、彼にも感情ぐらいはある。

    簑影さんが死んだことに対してショックは受けているだろう。

    櫻田「...じゃあな。」

    瀬楽「...もう行くの?」

    櫻田「俺は十分だ。そいつの元にいるのはてめぇの役目だ。」

    ようは、架宮君の元にいてやれと言うことか...

    瀬楽「ありがとう。」

    櫻田君は教室から出ていった。

    NG行動は教えてくれなかった。
  20. 20 : : 2017/03/25(土) 16:17:38
    教室で私は花を添えた。

    植物園にあった花だった。

    瀬楽「ありがとう。架宮君。」

    私に表情はないはずだ。しかし、何故だろう?

    視界がぼやけてくる...

    嘘だ。

    だって、あの日から表情は消したんだ。

    なんで...

    なんで?

    ねぇ。教えてよ。姉さん。

    『壊したものは返ってくるの?』

    私は生まれて17年間で『二回目の涙』を流した。
  21. 21 : : 2017/03/25(土) 16:47:49
    教室から出ると...








    『うわあああああああああああああああああ!!!!』











    という悲鳴が聞こえた...


    瀬楽「!!!」

    私は悲鳴が上がった方へ向かった。

    向かっている途中で、

    非石「瀬楽さん!!!」

    非石さんと合流した。

    そして、悲鳴が上がったコンピューター室にいくと...

    コンピューター室の中をみて、戸惑っている夏目君と相桐木さんがいた。

    そして...その先には...

























































    胸に包丁が刺さり、息絶えた風間君が倒れていた。

  22. 22 : : 2017/03/25(土) 17:02:49
    夏目「これは...」

    相桐木「...なんでぇ...」

    非石「風間さん...」

    夏目「こりゃ...襲撃者か?」

    瀬楽「それは違うよ!!!」

    【凶器】→

    夏目「なんで?」

    瀬楽「襲撃者に襲われた架宮君の胸にはモノクマをモチーフにしたようなナイフが刺さっていた。」

    瀬楽「あんな、特殊なナイフ...襲撃者しか持ってないからね...」

    夏目「じゃあ襲撃者以外のやつが殺したって言うのかよ!!!」

    非石「そんな人がいるんですか!?」

    瀬楽「NG行動...それ以外にはあり得ない...」

    相桐木「...NG行動!!!?」

    瀬楽「...く...」

    まさか...NG行動とは...あの悪趣味なクマ...どこまで考えてくれるの..!!
  23. 23 : : 2017/03/26(日) 16:53:04



    絶望は繋がるものだった。




    『助けてええええええええ!!!!』





    瀬楽「夏目君...任せていいかな?」

    夏目「またかよ!!!くそ...行くぞ!!!相桐木!」


    『~♪~♪~♪』

































































    相桐木「...」

    夏目「相桐木?」
























    相桐木「...い...いやぁ...」


    相桐木さんの体には毒が注射されていた...
  24. 24 : : 2017/03/26(日) 17:08:11
    夏目「あ...相桐木?」

    相桐木「...夏目君...私...死んじゃいます...ごめんなさい...」

    夏目「なんで...なんでだよ...」

    相桐木「...短い...間...でしたが...たのし...かった...です...」


    ドサッ


    夏目「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」

    非石「相桐木...さん?」

    瀬楽「...NG行動...非石さんと私は風間君のNG行動を、夏目君は相桐木さんのNG行動を確認しよう。」

    風間君の...NG行動を知るためにバングルを操作した。

    ー物を投げるー

    瀬楽「...確認できたね?非石さん。」

    非石「はい...メモをってできませんね。」

    非石さんは私にバングルを見せてきた。

    ーメモを取るー

    非石「タイミングができたので、隠すつもりはなかったんですよ?」

    夏目「終わったかい?」

    非石「はい。相桐木さんはどうでしたか?」

    夏目「...NG行動だったよ...いってくれたってよかったじゃん...」

    夏目君は目に涙をうかばせつつ話した。

    夏目「重要な部分がまだだったね。相桐木のNG行動は同性が二人死ぬこと...」

    ー同性が二人死亡するー

    夏目「どこかで...女子が死んだんだ...」

    瀬楽「...」

    女子が死んだ。一体、誰が...
  25. 25 : : 2017/03/26(日) 17:10:45

    架宮 ー前後の出席番号の人物が死亡するー 【DEAD】
    相桐木 ー同性が二人死亡するー 【DEAD】
    今槻 ー?????ー
    伊峰 ー走るー
    櫻田 ー????????????????????ー
    織下 ー???????ー
    風間 ー物を投げるー 【DEAD】
    紫ノ声 ー??????ー
    城代 ー??????????????????????????ー
    瀬楽 ー今槻エイルが死亡するー
    七夕 ー襲撃者を見つけるー
    戸芽崎 ー??????ー
    夏目 ー?????ー
    望海 ー??????????ー
    非石 ーメモを取るー
    簑影 ー単独行動をするー 【DEAD】
    大和山 ーケガをするー
  26. 26 : : 2017/03/26(日) 19:24:03
    ー時間は遡り、視点変化ー

    「...」

    まさか、かばってくれるなんて思ってなかった...

    どうして...

    『ガチャ』

    鍵がかかったドアを開こうとする音が聞こえた。

    戸芽崎君か...

    戸芽崎「失礼するぞ...七夕。」

    七夕「戸芽崎君?」

    戸芽崎「やはり、ここにいたか...」

    七夕「戸芽崎君...私...」

    戸芽崎「言わなくていい。辛かっただろう。」

    七夕「うぅ...」

    『ダンダン!!!』

    七夕「!!!?」

    『ダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダン!!!』

    戸芽崎「...ち...七夕!!逃げるぞ!!!」

    戸芽崎君は私の手を掴み、隠し扉から脱出した。

    戸芽崎「瀬楽に教えてもらってよかった...こっちだ!!!」

    七夕「戸芽崎君!!!」

    襲撃者が扉を叩いているかもしれない。

    襲撃者が追いかけてくるかもしれない...

    目をあわせられない...!!

    戸芽崎「ここを抜ければ、保健室だ!!僕が食い止めているうちに早く!!!」

    七夕「でも!!」

    戸芽崎「僕は奪うことしかできなかった。僕は才能を使って罪をおかし続けた...」

    戸芽崎「僕は逃げてたんだ...いきるかちなんて無いと思ってた...けれど...違った。」

    戸芽崎「貴様が僕のいきるかちを与えてくれた...ありがとう。絶対、忘れない...」

    戸芽崎君はナイフを持って侵入者に向かっていった。

    私は戸芽崎君とは逆方向に走った。


  27. 27 : : 2017/03/27(月) 15:24:07

    ぬけたさきは保健室だった。

    どうやら、棚の後ろにあったらしい。

    保健室には誰もいなかった。

    ベッドの上に座った。

    戸芽崎君は無事だろうか?

    すると...

    『ガラッ』

    あ。君か...

    よかった。無事だった...え?

    なんで、ナイフを構えてるの?

    なんで、戸芽崎君を引きずってるの?

    ねぇ...どうして...嗤ってるの?

    ねぇ...どうして...戸芽崎君を殺したの?

    君は襲撃者なの?

    いや、違う。バングルは反応しない...

    対抗しなきゃ...殺される...!!

    私は望遠鏡を構えた。

    しかし、

    望遠鏡は虚しく床に落ちた。

    どうやら、戸芽崎君は『彼』と戦っていたらしい。

    しかし、僅差で負けてしまって...

    やめて...

    こっちに来ないで!!!

    死にたくない!!!死にたくない!!!死にたくない!!!!!!!

    私の視界は真っ赤に染まった。
  28. 28 : : 2017/03/27(月) 18:33:46
    ー視点 七夕→瀬楽ー

    ...

    保健室には戸芽崎君と七夕さんが死んでいた。

    何回も切り刻まれていた。

    仲がよかったはずの二人が殺しあった?

    いや。ありえない。

    二人とも殺されたんだろう。

    『カッカッカッカッ!!』

    ヒールつきの靴の走る音がする...

    ヒールつきの靴を履いてたのは...

    まさか...

    城代「月紗!!?無事?」

    瀬楽「城代さん?どうしたの?」

    城代悠か...

    彼女が慌てているということは...

    城代「大変なの...櫻田君が行方不明なの!!!」

    櫻田悠輔が...?

    一体、どういう...
  29. 29 : : 2017/03/27(月) 18:39:02
    城代さんと櫻田君を探すことになった。

    瀬楽「最後に見たのはいつ?」

    城代「5分ぐらい前かな?落とし物したかも...って...そうしたら...」

    瀬楽「行方不明だったって訳か...」

    城代「それにしても...どこ行ったのよ...!!」

    瀬楽「機嫌悪いね?何かあっ...」

    話の途中で...

    『あがあああああああああああああああ!!!!』

    と、男子の悲鳴が聞こえた。

    城代「これって...」

    瀬楽「...行こう!!」

    悲鳴が上がった方へ向かう。

    向かった先には...




























    体に毒が注射されていた大和山恒正の姿があった。

  30. 30 : : 2017/03/27(月) 18:44:00
    大和山「せぇ...がくぅ...逃げてくれ...」

    大和山「あい...ては...銃を...持ってる...」

    大和山君の腕には銃の攻撃が当たっていた。

    つまり、NG行動を犯したんだ。

    大和山「犯人は...貴...殿の...ちか...くで...操って...いた...」

    大和山君は動かなくなった。

    城代「いやあ!!!!」

    瀬楽「...」

    私たちは気づけばよかった...

    私に向かって銃を構えている人物が居ることに...

    そして、






























    銃声は響いた。





    城代「月紗!!!!!!」
  31. 31 : : 2017/03/27(月) 18:49:35
    ー視点 城代悠ー

    大和山君が死んだ...

    彼のNG行動...

    難しかっただろうな...

    瀬楽「...行こう。」

    城代「う...うん...」




    柱の奥で何者かが...

    私たちに向かって『銃を構えている』。


    城代「月...」


    叫ぼうと思ったが、遅かった。

    しかし...













    ???「瀬楽ぅうううううううううううううううううううううううううううううう!!!!」







    『誰かの声』と『銃声』は響いた
  32. 32 : : 2017/03/28(火) 18:40:54
    ー視点変化 瀬楽ー

    .....あ...

    瀬楽「...あ..ぁ...」

    流れる...

    流れてく...

    嫌だ...

    なんで...

    痛い...

    なんで...








    『私なんか庇ったのよ...』













    瀬楽「......」




















    瀬楽「櫻田君!!!」





    そこには体の左部分を血に染めた櫻田君が倒れていた。

    銃の弾は彼に当たったのだ。
  33. 33 : : 2017/03/28(火) 18:50:25

    城代「櫻田君!!!しっかりして!!!」

    櫻田「...ぅ...」

    私のせい?

    嘘...

    なんで...

    とにかく...病院につれていかないと...



    櫻田君をなんとか二人で運んで病室の中につれていった。

    酸素マスクをつけた。

    止血をするために、服を脱がせて包帯を巻いた。

    そんなときだった。

    城代「もういいかな?」

    城代さんが話しかけてきた。

    城代「あの時さ...櫻田君が月紗をかばったとき...抱きついてたじゃん...」

    体が熱くなる。

    瀬楽「...緊急事態だったじゃん...しょうがないよ...」

    城代「...吃驚した...」

    城代「でもさ、あの声は聞いたよ。月紗を名字で呼び捨てにするやつが月紗を狙ったんだ...」

    城代「大分、絞れてきたね。襲撃者が。」

    『ブーブーブーブー』

    瀬楽「...!!」

    私は急いで鍵を閉めた。

    睡眠薬によって眠らされた。
  34. 34 : : 2017/03/28(火) 18:52:27

    モノクマ「おーまーたーせ♪」


    モノクマ「襲撃者さん、起きてる?」


    モノクマ「お待ちかねの、襲撃タイムだよ!」


    モノクマ「襲撃者は、一度の襲撃タイムにつき、1人殺せます」


    モノクマ「さぁ、今日のターゲットは、だ〜れ〜か〜な〜?」


















    生存者
    10名
  35. 35 : : 2017/03/28(火) 18:53:37

    架宮 ー前後の出席番号の人物が死亡するー 【DEAD】
    相桐木 ー同性が二人死亡するー 【DEAD】
    今槻 ー?????ー
    伊峰 ー走るー
    櫻田 ー????????????????????ー
    織下 ー???????ー
    風間 ー物を投げるー 【DEAD】
    紫ノ声 ー??????ー
    城代 ー??????????????????????????ー
    瀬楽 ー今槻エイルが死亡するー
    七夕 ー襲撃者を見つけるー【DEAD】
    戸芽崎 ー??????ー【DEAD】
    夏目 ー?????ー
    望海 ー??????????ー
    非石 ーメモを取るー
    簑影 ー単独行動をするー 【DEAD】
    大和山 ーケガをするー【DEAD】
  36. 36 : : 2017/03/29(水) 18:32:48

    目を覚ました。

    どうやら、城代さんも櫻田君も襲撃者には襲われていないようだ。

    城代「...無事...月紗?」

    瀬楽「...うん...」

    無事なようだ...

    しかし...櫻田悠輔...あの銃の攻撃でしんでいないといいが...

    櫻田「...ぉ...ぃ...」

    がらがら声で私の名を呼ぶ。

    瀬楽「...しゃべらないで...!!!血液が...」

    櫻田「...お...まえは...時...々...無...茶を...する...」

    櫻田「...だ..から...しゅう...げ...きしゃにねら...われる...んだ...」

    櫻田「はぁ...こりゃ...駄...目だな...おれ...死ぬな...」

    瀬楽「...死なせない。絶対、私が死なせない。」

    櫻田「...はは..」

    『コンコン!!』

    紫ノ声「あーけーてー」

    紫ノ声「そこに居ることはわかってる!!!お母さんが心配してるぞ!!」

    城代「黙れ!!!」

    城代さんがドアをあけて紫ノ声くんに一発お見舞いする。

    紫ノ声「おえ!!!さすが、女子...という訳で...って...」

    紫ノ声「悠輔!!!死んだの?」

    城代「勝手に殺すな!!!!」

    紫ノ声「つーか、一大事なんだよ!!!」

    紫ノ声「真名が!!!」

    瀬楽「...非石さんが?」










    紫ノ声「襲撃者に襲われちまったんだよ!!」
  37. 37 : : 2017/04/01(土) 18:50:40
    非石さんの死体は三階の教室で発見された。

    架宮君の死体と同じく一刺しだった。

    瀬楽「...櫻田君。もう歩けるの?」

    櫻田「...まぁな。」

    城代「そんな...襲撃者?」

    瀬楽「でしょうね。モノクマのナイフ...」

    紫ノ声「ちっ...誰が襲撃者なんだよ...」

    櫻田「...う...」

    紫ノ声「悠輔!!?」

    櫻田「...大丈夫だ。紫ノ声。」

    城代「...真名...」

    ...襲撃者...

    一体、誰?


  38. 38 : : 2017/04/02(日) 16:30:04


    城代「ねぇ...あれ!!!」

    城代さんが黒板の方を指さした。

    黒板にはチョークでこう書いてあった。

    『襲撃者は参加者を殺せと命令されてるだけ。襲撃者は死なないといけない。襲撃者は死を慴れてる。参加者が全員死んだら襲撃者は助かる。』

    紫ノ声「おい...マジかよ...」

    櫻田「...襲撃者のために、犠牲になれってことかよ...」

    瀬楽「襲撃者は参加者を殺せと命令されてるだけ...つまり、本人に意思はないのね...」

    城代「死なないといけない...助かるには全員殺さないといけない...けれど、襲撃タイムでは一回しか手を出せない...」

    瀬楽「...」

    瀬楽「今日は部屋でゆっくり考えたい。もう解散しない?」

    櫻田「そうだな!!お前も疲れてんだろ?」

    瀬楽「...その前に、NG行動を教えてくれる?櫻田君。紫ノ声君。城代さん?」

    城代「...」

    櫻田「...はぁ?」

    紫ノ声「俺は別にいいよ?隠してたら怪しまれるだけだしねぇ!!」

    紫ノ声君はバングルを見せてきた。

    ードアを開けるー

    紫ノ声「にしし!!!無理ゲーじゃね?」

    城代「私は『才能を使う』だよ。」

    城代「教えないつもりはなかったんだけどね...」

    城代「櫻田君も教えてあげたら?怪しまれるよ?」

    櫻田「...騙されて殺されるぐらいなら...怪しまれた方がましだ。」

    紫ノ声「必死だね~悠輔は。可愛いなぁ!!抱きつきたい♪」

    櫻田「近づくんじゃねぇよ!!変態!!」

    紫ノ声「ツンデレだなぁ!!」

    城代「紫ノ声君。多分違う。別の方向行っちゃうからやめて。」

    紫ノ声「イッちゃう?」

    城代「ぶちのめすぞ。」


    その後もどうでもいい話をして、解散した。
  39. 39 : : 2017/04/02(日) 21:55:56
    城代は嘘確定かな?
  40. 40 : : 2017/04/03(月) 16:04:30


    はぁ...


    疲れたな...


    寝て疲れをとった方がいいかもね...


    私は眠りについた。


    しかし、






    『コンコン』







    ドアをノックする音がしてドアを開けた。








    すると今槻君が立っていた。



    今槻「失礼するよ。今後の作戦を君と話し合いたくてね。」

    瀬楽「...今槻君...その...少し話さない?」

    今槻「...どうしたの?別にいいけど...」

    私はバングルを今槻君に見せた。

    今槻「...ごめん。」

    瀬楽「いいえ。いいの。」

    今槻「僕のNG行動は...まぁ。君にはわかってしまうからいいか...」

    今槻「で、どうかな?襲撃者の...見当は...?」

    瀬楽「...襲撃者はまだよ。けれど、殺人をおかしてる人が他にいる。」

    瀬楽「それはわかってる。」

    今槻「なるほど...聞けて嬉しいよ。」

    今槻「じゃあね。失礼しました。」

    今槻君は礼をして部屋を出ていった。

  41. 41 : : 2017/04/03(月) 16:28:05
    視点変化 瀬楽→???


    絶対に出てやる...

    その為には人を殺さなければならない...

    しかし、こうすればいい。

    事故のように殺す。

    ここは廃墟のため、壁も脆い。

    爆発させれば一発で崩れ落ちる...

    才能で人を殺す。

    最高の響きだ。

    あいつらは...伊峰七瀬と織下亜義斗か...

    ちょうどいいところに来た...

    二人で死ぬのも悪くないだろう?

    さぁ...このボタンを押せば爆発する。

    二人のいるフロアはジ・エンドだ。










    モニターの向こうから



    崩れ落ちる廃墟が見えた。
  42. 42 : : 2017/04/04(火) 21:23:50
    あぁあああ!オリイミィ!
  43. 43 : : 2017/04/05(水) 17:50:12
    ー時間は遡り、視点は伊峰ー

    廃墟を探索することにした。

    私のNG行動は織下君には話してないし、織下君のNG行動も教えてもらってない。

    お互い、迷惑をかけないようにしているのだ。

    織下「伊峰。できれば急いでくれ。廃墟がいつ崩れるかわからないからな...」

    伊峰「うん...ごめん...」

    私は早歩きする。

    早歩きはセーフらしい...

    織下「どうした?走れないのか?」

    伊峰「えへへ...足挫いちゃって...」

    私は嘘をついた...

    困ったなぁ...嘘をつくのは辛い...

    『ボンッ』

    伊峰「!!?」

    織下「なっ...」

    爆発だ...なんで...?

    織下君の上から瓦礫が落ちてきそう...

    あれは...当たっちゃダメだ!!!

    私は...







































    走って織下君を突き飛ばした。




    『~♪~♪~♪』
  44. 44 : : 2017/04/14(金) 17:40:26
    ー視点変化 瀬楽ー

    伊峰さんの死体を見つけたのは起きてから10分経ったときだった。

    瓦礫が足に刺さり、負傷したからか伊峰さんの血が瓦礫についていることを確認できた。

    そして、伊峰さんの胸においてあった包帯。

    これは恐らく、彼のものだろう。

    伊峰さんは笑って死んでいた。

    後悔などなかったんだろう。

    伊峰さんがNG行動を犯してまで誰を守りたかったか...

    大体、予想はできていた。

    すると、

    『捕まえたぞーーー!!!』

    という声が聞こえたので、向かうことにした。
  45. 45 : : 2017/05/05(金) 15:48:56

    声がする方に向かうと全員が揃っていた。

    そして誰かを囲んでいるようだった。


    織下「問いに答えてもらおうか。」


    襲撃者?


    織下「お前が襲撃者か?」

    ???「...」

    織下「貴様が...襲撃者かと聞いているんだ。」

    ???「ちがう。」

    織下「お前も行動はカメラに写っていたんだ。」

    ???「ちがう!!!俺は...襲撃者なんかじゃない!!!」

    紫ノ声「...けどよ...カメラに写ってた以上、どうしようもないだろ...」

    ???「なんで...」

    櫻田「証拠がある以上、襲撃者だろう。ナイフも持っていたからな...」

    ???「俺じゃないんだ!!!信じてくれ!!!」

    瀬楽「待って。話の流れがわからないんだけど...」

    望海「あぁ...えっと...監視カメラを設置したんだ。そしたら襲撃者が写っていてその人が非石を刺したのさ...」

    瀬楽「誰が...」

    望海「危険だから捕まえたんだ。」


    彼は紐で結ばれていた。

    そして自分への疑いを否定していた。

    君が本当に襲撃者なの...?



































    夏目君...
  46. 46 : : 2017/05/05(金) 17:03:14

    夏目「信じてくれよ!!俺は襲撃者じゃないんだ!!俺にはできないんだ!!」

    織下「じゃあ...お前は人を殺していないのか?」

    夏目「それは...」

    織下「なぜ戸惑う...?貴様...やったのか...」

    夏目「あ...ごめん...あのさ...俺...やってしまったんだ..」

    夏目「織下...本当にごめん!!!」

    織下「貴様...まさか...あの爆発は...」

    夏目「俺が作った...ボタンを押したのも...俺だ...」

    織下「...罪は償うべきだ。貴様も...わかってはいるのだろう...」

    夏目「...それは...」

    織下「少し話したい。いいか。」

    夏目「...」


    織下君と夏目君は教室に入っていった。

    その10分後

    『パン』

    と乾いた銃声がした。
  47. 47 : : 2017/05/05(金) 17:24:55

    織下「...瀬楽か...」

    織下「あいつはすべて告白した。だからこその結末さ。」

    瀬楽「織下君...夏目君は...」

    織下「頭を銃で撃ち抜いた。生きてはいないだろう。」

    織下「先にいっておこう。あいつは襲撃者ではない。それは貴様が死体を見ればわかることだ。」

    瀬楽「...みせてくれる?」

    織下「死体好きだな...」


    教室にはいると頭から血を流して倒れた夏目君がいた。

    脈を確認した。

    さすがに生きているわけがなかった。

    そして織下君の優しさも感じた。


    織下「バングルを見てみろ。」


    夏目君のNG行動は...

    え?

    ー刃物を持つー

    どういうこと...


    織下「おかしいんだ。まさかだが...俺は...襲撃者ではない人間を...疑っていたのか...」


    このNG行動を見た瞬間、わかったのは...

    夏目翔は襲撃者ではない。

    しかし、カメラには夏目翔が写っていた。

    これは矛盾している。

    一体、どういうことなんだろう...
  48. 48 : : 2017/05/05(金) 17:27:07

    架宮 ー前後の出席番号の人物が死亡するー 【DEAD】
    相桐木 ー同性が二人死亡するー 【DEAD】
    今槻 ー?????ー
    伊峰 ー走るー
    櫻田 ー????????????????????ー
    織下 ー???????ー
    風間 ー物を投げるー 【DEAD】
    紫ノ声 ードアを開けるー
    城代 ー??????????????????????????ー
    瀬楽 ー今槻エイルが死亡するー
    七夕 ー襲撃者を見つけるー【DEAD】
    戸芽崎 ー??????ー【DEAD】
    夏目 ー刃物を持つー 【DEAD】
    望海 ー肩を3回叩かれるー
    非石 ーメモを取るー
    簑影 ー単独行動をするー 【DEAD】
    大和山 ーケガをするー【DEAD】
  49. 49 : : 2017/05/05(金) 17:39:12

    私は保健室に再び行った。

    調べる必要があった。

    戸芽崎君のNG行動を知る必要があったからだ。

    戸芽崎君の左手を持ち上げる。


    ー暴力を振るうー


    なるほど...

    食い止めたとしてもなす術がないのか...

    どうすればいいんだろう。

    疑うことは好きじゃない。

    やめさせなければ...

    この悲劇を。
  50. 50 : : 2017/06/17(土) 19:06:40

    【Assailants】

    ...はぁ...

    困ったものだ。

    自分を偽り...探したいものを探し...

    巻き込まれて...襲撃者で悪役か...

    痒い...

    つらい...

    切ない...

    つまらない...

    あぁああ!

    早く襲撃タイムがこればいいのに...

    早く...目立たせてよ...

  51. 51 : : 2017/06/17(土) 19:21:14

    織下「...ところで、瀬楽。」

    さっきから私に背を向けてばかりだった織下君が話しかけてきた。

    瀬楽「...?」

    織下「...そろそろ、襲撃タイムだ。」

    織下「今日はあそこで眠ろう。」

    瀬楽「うん。」

    織下「...大丈夫だ。今度は絶対に守って見せる。」

    瀬楽「...」

    瀬楽「あの...何が起きたの?」

    織下「...それは...伊峰のことか?」

    織下君は動じることなく質問を返してきた。
    でも、きっとそれは彼なりの強がりで、本当は大切な人が死んで何も思わない人なんていない。

    織下「...助かった...あいつのお陰でな。」

    織下君ははじめて私と目を合わせた。
    織下君の包帯で隠されていた赤い目が私をじっと見つめる。
    迷いの無い綺麗な黄色の目と創られた赤い目。
    織下君は話を続けた。

    織下「...俺は守られてばかりだ。あのときも姉に助けられた。」

    織下「姉は左手を潰してでも...俺を守りたかったらしい。」

    織下「...だから、俺は左目を姉に移植して誓った。大切なものは絶対に守る...」

    織下「残念だが...伊峰に先を越されてしまったがな...」

    『ブーブーブーブー』

    織下「...ちっ...時は早いな...」

    瀬楽「うぅ...」

    三回目の襲撃タイム...

    犠牲者は...

    誰?

  52. 52 : : 2021/10/05(火) 00:37:49
    皆様お久しぶりです。簑影と申します。

    こちらの投稿に関しましては本編よりも先に進行できそうですので、時間ができましたら投稿を再開いたします。

    大変お待たせして申し訳ございませんでした。

    参加者のおよそ半数が脱落し、いよいよ3回目、4日目の襲撃のお時間です。

    瀬楽らは襲撃者を特定できるのか、そして彼女らのNG行動はなんなのか…?

    彼らの覚悟、彼女らの決断を、最後まで見届けていただけたら恐縮です。


    なお、こちらの作品はもしもの物語です。

    こちらの作品で死亡したキャラ、登場した設定等は本編「アルティメットダンガンロンパ4」のストーリーには一切関係ございません。

    それでは投稿再開までしばらくお待ちください。
  53. 53 : : 2021/10/07(木) 02:03:20
    ー時は遡り…ー

    ー視点:城代悠ー

    ごめんね、皆、助けてあげられなくて。

    ごめんね、皆、協力してあげられなくて。

    ごめんね、月紗、


    嘘ついちゃって。

    私のNG行動は「才能を使う」ことじゃないんだ。



    私のNG行動は……

    城代「…え?櫻田君…?」

    襲撃時間に備えて安全な場所を探していたら、櫻田君を見つけた。

    超高校級のエンジニア、そして……誰よりも仲間想いな人。

    そんな彼が、着替えていた。

    彼の脱いだシャツには、大量の血液がついていた。

    櫻田「…あぁ、城代か。」

    城代「櫻田君、その血…」

    櫻田「あぁ、俺のじゃあないよ。」

    櫻田「戸芽崎と、七夕のだ。」

    城代「じゃ、じゃあ!あの2人を殺したのって……」

    櫻田「この俺だな。」

    この人は、何を言ってるの…?

    なんでそんな、誇らしげに……

    櫻田「安心してくれ。俺は、お前を襲う気はない。むしろ守ってやりたいんだ。」

    城代「ど、どういうこと…?」

    櫻田「……お前に、教えるよ…俺のNG行動…」

    そういうと、彼は優しい笑顔のままで近づいてきた。

    私は、彼の言葉を信じて、彼のバングルを確認した。


    そして、私はようやく理解した。

    彼が、

    私のために、

    私のせいで、


    罪を犯してしまったことを。
  54. 54 : : 2021/10/10(日) 01:00:07
    ー視点:櫻田悠輔ー

    俺のNG行動は、「城代悠が4回目のタイムリミットで死亡する」ことだった。
            
    三回目の襲撃時間後、4日目に城代が死亡してはいけない。

    そこから、俺は、3つの運命を考えた。


    1、4日目までに城代を殺害するor死なせる。


    これは、これは考えた瞬間、脳裏から離れた。

    俺は城代悠を気にいっている。アイツは、仲間思いで、高貴であり、俺と共に運命を過ごすのにふさわしいだろう。

    だから、俺は、城代悠を殺害してNG行動を掻い潜るのではなく、城代悠を生かす形でNG行動を掻い潜ることにした。


    2、4日目に城代を守り抜く。

    まぁ、こちらの方法でするのもありだが、これはギャンブルに等しい。

    襲撃者により、城代が殺害されてしまえば終わりだ。

    襲撃者はNG行動を把握している可能性が高い。

    俺が襲撃時間中に活動できない以上、得策とは思えない。

    そして、

    3、4日目までに、襲撃者を襲撃時間外で殺害する。


    城代のNG行動によるが、これが一番だと思った。

    城代に危険が及ぶこともない。

    ただ、襲撃者が分からなければ、この計画は成り立たない。

    だが、常人とは違う頭脳を持った俺は、

    猟奇的な助言が、神から降りて来た。


    “城代悠以外の人間を全て殺害すれば、城代悠に被害を及ぼす人間はいなくなる。”


    ふふっ、なんて俺は罪深いんだ…

    そうと考えれば行動は早かった。


    自分のNG行動だけではなく、城代の身を案じた行動にもなる。

    城代悠、

    俺を喜ばせた女。

    俺は、お前の、



    心を射抜きたいんだ。


  55. 55 : : 2021/10/10(日) 02:59:14
    ー回想:二回目の襲撃時間直後ー

    最初は、死体にいち早く気づきそうな風間を襲った。

    血の匂いや、皮膚の匂いなどすぐに分かってしまえば、のちに不利になってしまうかもしれない。

    風間『…は?お、おい!てめぇ!なにを……!』

    櫻田「…許してくれ、俺の愛する者の為なんだ。」

    風間『何言って……!俺もタダで死ぬわけにはいかねぇんだよ…』

    風間『ここで、テメェを倒したら…この変な茶番劇も終わるの?』

    櫻田「どうだろうな、それは、カーテンコールまでお預けだ。」

    櫻田「この劇は、お前の死をもって開かれるんだよ!」

    風間『…ッ!』


    風間『あ、う……嘘……だ……ま、真名さ……ッ!』

    櫻田「ありがとう。風間…」

    櫻田「俺をー…」



    次は、NG行動に縛られているからか、目を合わせようとしない七夕を狙った。

    七夕『…い、いやっ!』

    戸芽崎『…チッ、七夕!逃げるぞ!』


    途中で戸芽崎と合流され、少し苦戦したことと、後悔したことを覚えている。


    戸芽崎『瀬楽に教えてもらってよかった…こっちだ!』

    七夕『と、戸芽崎!』

    戸芽崎『ここを抜ければ保健室だ!僕が食い止めているうちに早く!!』

    七夕『でも!』

    戸芽崎『僕は、奪うことしかできなかった、才能を使って罪を犯し続けた。』

    戸芽崎『僕は逃げていた。生きる価値など、ないと思っていたけれど…違った。』

    戸芽崎『貴様が僕の生きる価値を与えてくれた…ありがとう。絶対、忘れない。』


    戸芽崎『貴様…櫻田悠輔だな…?』

    櫻田「…だったら、なんだ?」

    戸芽崎『その凶器をおろせ。』

    櫻田「……………」

    戸芽崎『聞こえなかったのか?おろせと言っているんだ。』

    櫻田「……お前は、七夕を愛しているのか?」

    戸芽崎『…今はそれは…』

    櫻田「答えてほしい。」

    戸芽崎『…愛しているとも。七夕星羅は、真っ直ぐで、僕とは全然違うけれど…』

    戸芽崎『いつも、僕を楽しませてくれた。ピアノをもう一度始めようとしたきっかけも、七夕だった。』

    戸芽崎『だから、貴様にこの先は通させない!』

    櫻田「頼む。通らせてくれ。」

    戸芽崎『断る!ここを通りたければ、僕を倒してから行け!』

    櫻田「……いいんだな…?」

    戸芽崎『…構わない。』

    櫻田『…うまく、避けてくれよ。そうじゃないと、俺が闇に囚われておかしくなる。」

    戸芽崎『どうだがな…!貴様に、僕の刃が当たるのが先だと思うがね!』


    櫻田「戸芽崎…?」

    戸芽崎『…馬鹿め…なんて言う顔をしている…』

    櫻田「なんで、抵抗しなかった…?」

    戸芽崎『しなかっ…たんじゃな…いっ……でき…なかったんだ……』

    戸芽崎『あとで、僕の腕の……バングルを……見るんだな…ふっ……』

    櫻田「………」

    戸芽崎『…おう、だ……ッ………』

    櫻田「……?」

    戸芽崎『一度…悪に染まったなら……覚悟を、決めろよ…?』

    戸芽崎『僕は……、はたせ…なかったがね……』

    俺は戸芽崎の助言には答えなかった。

    しかし、咎を負う覚悟を、決めさせられたのかもしれない。

  56. 56 : : 2021/10/10(日) 03:18:20
    七夕『戸芽…崎?』

    七夕『……な、なんで…?』

    七夕『あんたが…ッ!』

    七夕は怯えた顔をして、俺を見る。

    おそらくは、俺ではなく、俺が引きずっている戸芽崎の死体を見ているのだろう。

    七夕の、星のような瞳に涙が浮かぶ。

    七夕『く、来るなっ!!来るなああ!!』

    七夕は望遠鏡を構える。

    しかし、俺は望遠鏡を蹴り飛ばし、七夕を追い詰める。

    七夕『いやあああああ!』

    七夕は悲鳴を上げた。

    櫻田「すまない、これが……俺の、覚悟だ。」

    星は、堕ち、音は、途絶えた。

    せめて、彼らに敬意を込めて、彼らの遺体は、同じ場所に置いておくことにした。

    彼らが死後、共に救いが与えられるように……

  57. 57 : : 2021/12/26(日) 01:42:17

    ー視点:城代悠ー


    櫻田「と、いう訳だ!わかってもらえただろうか。弓使いよ。」

    城代「………」


    櫻田君は、私の前で罪を話した。

    まるで、子供がテストで満点を取ったかのように誇らしげに語った。

    櫻田君は…私たちの仲間を殺した。

    けれど、それは、私欲でも、正当防衛でもない。

    私の、為だった……


    櫻田「そう落ち込むな、弓使い。貴様は何一つ悪くない。そう全ては運命の仕業だ。運命は我らに幸せを与えなかった!」

    櫻田「そうすれば、俺たちは殺し合うこともなかったのに…そうだろう?」

    櫻田「まぁ、いいさ。どうせ殺めたのなら、2人も1000人も変わらん。罪は罪だ!」

    城代「おうだ、くん……」


    私は泣いた。無邪気に笑って私を慰めようとする彼の前で。


    櫻田「何を泣いている?彼らが次の夜までに死なねば死ぬのは貴様だぞ?」

    櫻田「これは、WIN-WINというやつだ。貴様が悲しむ必要などない。」

    城代「違うッ!!」

    櫻田「……」

    城代「違うの………!」


    違うんだ。

    可哀想なのは、死んだ彼らじゃない。


    櫻田「城代、だから、お前は…」


    ごめんなさい、また、私は、


    城代「だから……!」



    城代「私は、みんなが死んでも、あなたとは生きられないの!!!」


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