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【ショートストーリー】アルターエゴ・山田一二三「惨劇回避」

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  1. 1 : : 2017/03/13(月) 07:37:00
    これは、ダンガンロンパの各章で惨劇を回避したことを想定したときのストーリーです!

     筆者の考えですので、少しぬるま湯になるかもしれませんが、最後まで目を通して頂けると幸いです!

     実際のセリフと異なる点もありますが、温かい目で見てください!

     今回の章は、山田・アルターエゴ編と、セレス・石丸・時々山田編の二つのシチュエーションに分けます!

     今回は安価はありません!

    桑田・舞園編http://www.ssnote.net/archives/52289

    不二咲・大和田編
    http://www.ssnote.net/archives/52306
  2. 2 : : 2017/03/13(月) 07:42:58
    僕の名前はアルターエゴ!ご主人たまがつくってくれたAI(人工知能)ですぅ!

    今日もご主人様がお風呂場に来た……

    そして、僕の電源を入れる……

    「お帰りなさいませ!ご主人たま♡」

    はっきりいって、このプログラミングはどうかと思うが、まぁ仕方ない……

    今回受け取ったご主人たまからの命令は

    「希望が峰学園のネットワークに侵入し、今回の事件の情報を得ること……」

    これが目的だった。そうして、ぼくの決死の行動が始まるのであった……
  3. 3 : : 2017/03/13(月) 08:33:28
     まずは、インターネットにダイブする。人間で言うと、夏の暑いときに海に飛び込む爽快感を、体で味わうぐらいの心地よさ。

     この、心地よさが僕は好きだ。

     そして、ロックを解除していく……

     一つ、また一つ……

     そして、たくさんの情報を吸収した後、

    「ふぅ……」

     と一息……

    「そろそろスリープしよう……」

     吸収したデータを保存し、スリープしようとしたとき……

     目の前に女の子が……

    「(なんで……こんな時間に……)」

     そう思ってる間に目が合ってしまった……

     沈黙……

    「キャァァァァァ!!」

     彼女は悲鳴を上げて走ってしまった!

    「なんか、一気に疲れたな……」

     ぼくはそのままスリープモードに入り、夢の中へとダイブした……
  4. 4 : : 2017/03/13(月) 09:19:38
     どうも!拙者は超高校級の同人作家!山田一二三ですぞ!

     ぼくは、いま食堂にいますぞ!そこで、朝日奈葵殿のある話を聴いてしまって震えているところでしたぞ!

    「私……見ちゃったんだ……不二咲ちゃんの幽霊……」

    「バカ言うな!不二咲は……」

     十神白夜殿がそう言いかけたとき、十神白夜殿の首筋を白くて……細い指が……巻き付いて……

    「な~ん~の~は~な~し~?」ユラァ

    「キャァァァァァ!」
    「ぎにゃぁぁぁぁ!」
    「ぐわぁぁぁぁぁ!」

     驚く三人が振り返ると、そこには白いもこもこしたものが立っていたのです。

     それに気づいたもこもこしたものは、バッと自分の白いものをめくった……中にいたのは

    「エヘッ!びっくりした?」ニコッ

     笑顔で笑う不二咲千尋殿だったのです。
  5. 5 : : 2017/03/13(月) 09:22:29
    「こんな時に何をしている……」

     十神白夜殿が静かに聞き返すと、不二咲千尋殿は、

    「朝日奈さんが見たのは、幽霊じゃないよ!」

     と答えたのです。

    「幽霊じゃないとなると?」

    「とりあえず、みんなを大浴場に集めてくれるかな?」

     普段、あまり見られない、不二咲千尋殿からの招集をきき、三人はメンバーを呼んで、大浴場に向かったわけです。
  6. 6 : : 2017/03/13(月) 12:59:31
     そして、大浴場に集まってくるメンバー。

     口を開いたのは苗木誠殿だった。

    「こんなところに何があるの?」

     その言葉を聞いて、不二咲千尋殿は続けた……

    「ぼくは皆の希望になりたい!!」

     不二咲千尋殿の言葉に驚きを隠せないぼくは、

    「それはいかなるものかというのがきになりますぞ!」

     と続けた。

     その言葉を聞くと、不二咲千尋殿が、ロッカーの扉を開いた。その先にあったのは図書室にあったノートパソコンだった。

     そのパソコンをスリープから起動させると……

     不二咲千尋殿の顔が現れた。

     そうして、こう言葉を発したのだ。

    「お帰りなさいませ!ご主人たま!」
  7. 7 : : 2017/03/13(月) 15:11:33
     ボクはアルターエゴ。

     その晩から、毎日のように誰か来た。

     山田くんの趣味丸出しの話、霧切さんへの連絡、ご主人たまとのたわいもない会話や仕事のこと、石丸くんとお勉強……

     二日ぐらいした後、体育館ではコロシアイをした人に対して報酬のお金が出るという話が出た。

     しかしながら、その程度では動くそぶりはなかったのだが、ある晩……事件が起こった……

     石丸くんと山田くんがボクを使う順番でもめていたのだ!

     その後のことはボクはわからないけど、ご主人たまいわく、2人の仲はピリピリしていて、いつ殺人が起こっても仕方ない状態らしい……

     ――――山田くんと話をしないと……

     そう思ってたときに、山田くんがやってきた。

    「アルターエゴ殿!ぼくは決めましたぞ!石丸をやってやるんだ!!コロシテヤルンダ!」

    「落ち着いて!山田くん!流れに任せたらだめ!!」

     ここからボクの戦いが始まった。
     
     山田くんを止めるための……
  8. 8 : : 2017/03/13(月) 15:21:17
     拙者は山田一二三!

    「拙者は落ち着いておりますぞ!」

    「いや、落ち着いてないでしょ!」

    「サツイに飲み込まれてはだめだよ!今までの優しい山田くんはどこにいったの?」

     アルターエゴ殿と話し始めてから30分ぐらいがたったでしょうか。

     気持ちではわかっていても、脳裏に浮かぶ石丸清多夏殿へのサツイに、どうしたものかとあがいている自分がいた。

    「山田くん、話し合いでどうにかならないかな?山田くんにとって、石丸くんは友達でしょう?」

    ――――友達……

     この二文字がボクの心に突き刺さる。



    「山田くん!どうして君はこのようなものをもってきたんだ!」

    ――――あれ?

    「これは、拙者のバイタリティですぞ!」

    ――――こんなの、近い記憶にない……

    「いかなる理由でもこれは没収だ!!」
    「ひどいですぞ~!」

    ――――そうか……これが友達か……ボクの理想か……

    「アルターエゴ殿……」
    「拙者は皆を守りたい!」
    「一瞬でもサツイをもってしまった自分に打ち勝ちたいですぞ!」

    「うん!それでこそ山田くんだよ!」ニコッ

    それから、夜が明けるまで、アルターエゴ殿とたわいもない会話を続けた。

    皆を守るために、どう闘うかも含めて……
  9. 9 : : 2017/03/13(月) 15:22:10
    今回は短いですが、ここまでです!次回はセレス・石丸・時々山田編をお送りします!

    セレス・石丸・時々山田編
    http://www.ssnote.net/archives/52351

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ruka0111

ルカ

@ruka0111

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