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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

【R18】夢野秘密子は『ベッド』で眠る

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  1. 1 : : 2017/02/21(火) 10:02:13
    息抜きに小ネタ

    ・最原×夢野

    ・夢野S

    ・性描写あります。

    ・誤字脱字あったらゆるして

    ・キャラ崩壊もゆるして


    以上をご了承頂けた方はご覧下さい
  2. 2 : : 2017/02/21(火) 10:02:30
    「んあー…」


    昼過ぎに、夢野秘密子は、自分の部屋の『ベッド』の上で寛いでいた。


    時間は3時を少し回ったくらいだ。


    夢野が『ベッド』の上に跨ったのが2時である為、既に1時間以上が経過している。


    「んあー…そろそろ起き上がろうかのう…」


    そう言いながら身体を起こし、腰を上げて、ゆっくりゆっくり『ベッド』から身体を離していくが…


    「んー…やっぱり起き上がるのが面倒じゃ…」


    バタンと倒れ込むように、腰を落として『ベッド』に倒れ込む。




    「…ッ!」


    「んー?なんじゃ?今、何か『ベッド』から何か聞こえたような気がしたが…ウチの気のせいかのぅ…?」


    そう言いながら、夢野はユサユサと腰を振る。


    「…! …………!!」


    「んー…ウチの気のせいだったようじゃの。さて、今の時間は…」


    夢野は時計の方をちらりと見る。


    「おお!3時20分か。この『ベッド』で寝始めてからもうそんなに経つのだな!」


    夢野は、からからと笑う。


    「このまま何も無ければ、4時にはこの『ベッド』ともお別れじゃのぅ…寄宿舎のベッドも、あれはあれでいいものではあるが…」


    夢野はなんとなく残念そうにしている。


    「どうじゃ?『ベッド』よ?お主もウチと離れるのが寂しいじゃろ?」


    「…」


    その『ベッド』は、襲いくる快楽に只管耐えていて、返答出来ない。


    「なんじゃ、つまらんのぅ…まあ、4時まで我慢が持つといいな」


    「なあ?最原よ。」


    夢野は、跨っている『ベッド』こと、最原にそう言った。


    今、夢野と最原は繋がった状態にある。しかし、最原はベッドに固定されたままで、動くことが出来ない。


    つまり、夢野にされるがままの状態だ。


    (どうしてこうなったんだっけなあ…)


    最原はそう思った。
  3. 3 : : 2017/02/21(火) 11:41:29
    夢野さんがS…来るものがありますね…茶柱登場フラグ?
  4. 4 : : 2017/02/21(火) 12:07:32
    ロリコン!(誉め言葉)
  5. 5 : : 2017/02/21(火) 12:39:07
    跨がってるであれと思った
  6. 6 : : 2017/02/21(火) 18:47:59
    最原がこうなった理由は、何故か。


    遡ること1ヶ月前、最原は食堂にいた。


    既に夕食は済ませている。そして、食堂に残っていたのは百田、王馬、天海など男子だけだった。


    女子たちは、その日は夕食後は食堂に立入禁止となっていた。


    簡単に言うと、女子会ならぬ、男子会というやつだ。


    女子の目が無いため、男子たちはワイワイ騒いだり、猥談などをしたりしてハメを外した。


    最原もそれに漏れず、男だけの雰囲気を久しぶりに楽しんでいた。


    やがて、男子会も半ばになると、誰が持ち込んだのか、トランプなどのテーブルゲームに興じるようになった。


    勿論、ただ遊ぶだけでは無い。罰ゲームもあった。


    ゲームに負けた人は、王馬が予め用意してきた箱の中に手を入れて、その中にある紙の内容を実施させられた。


    皆、罰ゲームを回避する為、必死になって勝とうとした。


    王馬が用意した罰ゲームは、どれも非常に嫌なものばかりだった。


    例えば、天海は皆から一人づつ油性ペンで顔に落書きされた。


    キーボは、女子全員のマネを全力でやらさせた。


    百田に至っては、4回も負けた為、上記の2つに加えて、水を1リットル一気飲みという地味に嫌らしい罰を2回もやらされた。


    他の皆も、程度に差はあれ、罰ゲームを受けた。他ならぬ王馬自身も罰ゲームの対象になり、皆から顔に全力でデコピンされた。


    しかし、最原はゲームを重ねてもビリを回避し続けていた。その為、皆段々と最原を狙い撃ちするようになっていった。


    そして、会も終盤に差し掛かった頃、ついに最原はビリになってしまった。


    そうして、最原は仕方がないと思いながら、箱の中に手を入れる。


    箱の中を探るが、殆どの紙が無くなってしまった為、中々見つからない。


    そして、漸く手先に紙の感触を感じると、それを手に取った。


    そうして、最原は紙の中身を確認して、固まる。




    『誰でもいいから女子の部屋に入って、私物を1つ取ってくる』




  7. 7 : : 2017/02/21(火) 19:16:08
    「な、何だよこれ!?」


    最原は思わずそう叫ぶ。


    「何々?最原ちゃん何引いたの?」


    後ろから王馬が覗いてくる。


    「あっ!ついに引いたね最原ちゃん!オレ、これ入れたの一枚だけだったから引かれないかと思ってたよ!」


    そう言って、笑う王馬。


    「で…でも、こんなのって…」


    最原は流石にこれは…と思いながら紙を箱に戻そうとする。


    しかし、その手を王馬に止められる。


    「ダメだよ最原ちゃん!引き直しは駄目だって、最初に言ったでしょ?」


    確かにそう言っていたが…


    「それとも…最原ちゃん、罰ゲームやらないつもりなの?」


    王馬の言葉に、その場に居た全員が最原を見る。


    「うふふ…最原さん、まさか、「やらない」なんていいませんよね?」


    罰ゲームで女性を演じている真宮寺がそう言う。


    「最原クン、逃げちゃ駄目ですよ!」


    キーボも怒ったように言う。


    「…!……!!!」


    罰ゲームで喋ることが出来ないゴン太も、ジェスチャーで怒ったようなそぶりをしている。


    「最原君、確か一度も罰ゲーム受けて無いっすよね?絶対に受けてもらうっすよ…」


    天海は落書き塗れの顔を向けて、鬼気迫る目で最原を見てくる。


    「フン…ま…諦める…事だな…」


    星は、罰ゲームで逆立ち状態のまま、顔を赤くしてそう言う。


    「ちょ…ちょっと待ってよ!?皆!幾ら何でもこれはちょっと…」


    そう言った最原の肩に、ポンと手が置かれる。


    振り向くと、水を飲んだ事で苦しそうな顔をしている百田が居た。


    「…終一。」


    そして、ドスの効いた声で言う。


    「…やるよな?」


    否定出来る訳が無かった。
  8. 8 : : 2017/02/21(火) 19:42:02
    あぁ…
  9. 9 : : 2017/02/21(火) 19:44:58
    こうして、最原は罰ゲームの為に食堂を出て、寄宿舎の方に向かっていた。


    最原は、去り際の王馬の言葉を思い出す。


    『あ、そうそう!ちゃんと女子の誰かの部屋に入って取ってきてね!起きている子に頼んだりしても、後で分かるからねー!』


    (はあ…って事は、本当に誰かの部屋に入らなきゃいけないのか…)


    最原はそう思いながら歩く。もしも、王馬がそう言って居なければ…


    そこまで考えて、抑も自分がいきなり「私物を渡してくれ」なんて女子に言って承諾する訳が無いことに気がつく。


    最原は1つため息を吐くと、気持ちを切り替えて、誰の部屋に入るか考え始める。


    まず、赤松。彼女は優しい人だが、バレた後が怖い。赤松に軽蔑されたら、きっと自分は生きていけないだろう。


    次に、春川。こちらはもっと怖い。バレた瞬間殺されるまである。


    東条は、抑も隙が無さそうだ。部屋に入った途端にバレてしまうだろう。


    入間は…きっと夜はずっと作業しているだろう。昼にもそんな事を言っていたし…


    アンジーはどうか。もしもバレたら、自分が芸術品にされかねない。というか、絶対にされる。


    茶柱。論外だ。男嫌いの彼女は、私物を持っていくどころか部屋に入るだけで半殺しにされる事だろう。


    (となると、残っているのは…夢野さんか)


    夢野。彼女はいつもぽやっとしている為、何を考えているかよく分からない。従って、彼女に関しては未知数と言える。


    しかし、今の最原に残された選択肢はそれしか無かった。というより、他の選択肢は地雷でしか無い。


    (そもそも、まだ寝るには早い時間だし、今の時間に寝ていそうなのって夢野さんくらいしかいなさそうなんだよなぁ…)


    最原はそう考える。夢野はいつも気怠そうにしているし、夕食の時も眠たそうにしていた。


    きっと今も寝ている事だろう。そう思いながら、最原は夢野の部屋の前にたどり着く。


    辺りには誰も居ない。後は、鍵が開いていない事を祈るだけ…


    最原の祈りが届いたのか、夢野の部屋に鍵はかけられていなかった。


    それを喜ぶべきか、はたまた警戒心の薄い事を心配に思うべきかは知らないが、ともかく鍵が開いていたことは僥倖だ。


    最原は、ほんの少しだけドアを開けて、部屋を覗き込む。


    見ると、ベッドが膨らんでおり、寝息が聞こえてくるのが分かる。


    どうやら夢野は寝ているようだ。


    最原は、辺りを確認したのち、自分の身体が通る分だけゆっくりとドアを開けると、


    中に入り、後ろ手でゆっくりゆっくりドアを閉めた。

  10. 10 : : 2017/02/21(火) 19:54:14
    …閉める必要あったん?
  11. 11 : : 2017/02/21(火) 20:10:31
    お巡りさんここにロリの部屋に冷静に侵入した探偵がいます
  12. 12 : : 2017/02/21(火) 20:27:55
    罰ゲームだから仕方ない
  13. 13 : : 2017/02/21(火) 21:30:29
    部屋に入った最原は、忍び足で歩いていく。


    速やかに何かしらの私物を持って、部屋を出なければ。


    そう思いながら、辺りを見渡す。


    最原は、当初、夢野のマジックの道具があるだろうと考えていた。


    それを持って行けば、皆も納得するだろうと思ったからだ。


    しかし、最原の思惑はハズレだったようで、それらしい物は見つからない。


    次第に最原に焦りが見られる。


    (ま、まずい…このままだと…)


    最原は、手ぶらで食堂に戻った場合を想定した。


    そして、皆の鬼気迫る顔。特に、百田が浮かべるであろう顔を想像してブルリと震える。


    (ど、どうする僕!と、とにかく何でもいい!何か…何か無いか!)


    そうして辺りを見渡して、最原は、夢野のベッドの側の机の上に、ある物を発見する。







    それは、夢野の綺麗に折り畳まれたパンツだった。


    着替えの上に置かれたそれは、今の最原には輝いて見えた。


    純白のそれは、下腹部を隠すというよりは覆うというのが相応しい程大きく、まさしく「子供用ぱんつ」といった形をしていた。



    それを見て、ゴクリと唾を飲み込む最原。


    普段の最原であれば、絶対にやらないであろう行為。しかし、今の最原は焦りからか、冷静な思考を欠いていた。


    震える手で夢野の下着に手を伸ばし、掴む。



    「んっ…」


    途端に、夢野が寝返りをうってこちらを向く。


    気付かれたか…?


    しかし、どうやら目覚めはしなかったようだ。最原は安心したように一息つく。


    最原は、ひとまず夢野の下着を上着のポケットに入れる。


    そして、入って来た時と同じく、忍び足でドアまで戻る。


    ドアをゆっくりと開けて、誰も居ないことを確認すると、部屋から出て、ゆっくりとドアを閉める。


    そうして、急いで食堂へと戻っていった。





    食堂にたどり着くと、皆がこちらの方を見る。


    最原は駆け寄って、机の前に立つ。


    皆の視線が集まる中、 最原はポケットに入れていた下着を出し、机の上に置いた。


    その途端、最原は皆に祝福される。


    この瞬間、男子会のボルテージは最高潮に達した。


    最原は、この時だけは、憂いも忘れて安堵し…








    (やってしまったあああああああああ!!!!!!!!!)


    ベッドの上で、夢野のパンツを前にがっくりと項垂れた。
  14. 14 : : 2017/02/21(火) 21:41:33
    …なにやってんだ
  15. 15 : : 2017/02/21(火) 21:45:55
    最原にパンツとか今更だろ
  16. 16 : : 2017/02/21(火) 21:58:07
    翌朝、最原は目が覚めた。


    …もっとも、殆ど眠れなかった為、目にクマが出来ていたが。


    そうして、机の上をチラッと見る。


    何度も確認したそこには、夢野のパンツがあった。


    それを見て、ため息を吐く最原。


    (やっぱり…夢じゃなかったか…)


    最原は、この光景が現実である事に絶望した。


    (それにしても…コレ、どうやって夢野さんに返したら…)


    最原は考える。部屋に放り込むか?いや、それだと怪しまれる。かと言って直接渡すなんて論外だ。


    (考えても仕方がない。ひとまず食堂に行って、ご飯を食べよう…その後でゆっくり考えるか)


    最原は、ベッドから起き上がり、顔を洗って身だしなみを整える。


    そして、部屋から出ようとして…思い出したように夢野の下着を掴むと、机の引き出しの中に放り込んだ。







    最原は食堂に着いた。


    「あ、おはよう最原君。…昨日は何があったの?百田君も、天海君も顔にラクガキされてるし…」


    赤松が、入って来た最原に挨拶し、そう尋ねる。



    「あはは…その…色々あってね…」


    「そうなんだ…でも、楽しかったんだろうね。」


    赤松はそう言って笑う。その笑顔は今の最原には眩しかった。


    やがて、百田と天海が最原に気がつく。


    「よ、よう…終一。」


    「あ…最原さんどもっす。…自分、最原さんのこと、尊敬するっす」


    百田がぎこちなく挨拶し、天海は何故かさん付けで最原を呼ぶ。


    「おはよう、百田くん。…何でさん付けなの?天海君?」


    「いやだって…昨日のアレは尊敬もので…」


    最原は慌てて天海の口を塞ぐ。


    (昨日のアレは内緒だって言ったじゃないか!)

    (も、申し訳ないっす…つい口が滑って…)


    最原と天海は小声でそう言う。


    最原は、ひとまず落ち着こうとして椅子に座った。


    「んあー…眠たいぞ…」


    「夢野さん、大丈夫ですか?」


    暫くすると、そんなやり取りをしながら夢野と茶柱が入って来た。


    「あっ…」


    最原は、思わず夢野の方を見る。


    (昨日のこと…バレてない…よな…?)


    最原はドキドキしながらそう思う。


    すると、その視線に夢野が気がついたようだ。


    「んー?最原よ。お主、どうかしたのか?ウチの顔に何か付いているのかの?」


    夢野は不思議そうに答える。


    「な、何でもないよ…夢野さん。お、おはよう」


    「んー…ならよいのじゃ。さて、今日の朝食は何かの…」


    そう言って、夢野は茶柱と共に席に座った。


    (よ…よかった…どうやら、バレてないみたいだ…)


    最原は、夢野の様子を見て、安心する。


    これで残った問題は、夢野の下着をどう戻すかだけだ。


    そう思いながら、最原は朝食の時間を過ごした。
  17. 17 : : 2017/02/21(火) 22:02:13
    おい天海…まあ主人公たちにとっては今更か…
  18. 18 : : 2017/02/21(火) 22:11:16
    (うーん…駄目だ。いい方法が浮かばない。)


    最原は朝食を済ませた後、自室に戻って、夢野の下着の後始末について考えていた。


    なるべく早いうちに戻さなければ、不審に思うだろうし、そうかと言って簡単に戻せる訳がない。


    最原はため息を吐くと、部屋の中をぐるぐると歩き回る。


    散々考えたが、結局いい案が浮かばなかった。


    時計を見ると、10時30分を指していた。考えに没頭しているうちに、大分時間が経っていたようだ。


    (気分転換に散歩でもするか)


    最原はそう思い、ドアを開けて部屋を出た。


    暫く歩いていると、向こうから件の夢野がやって来た。


    「おお、最原よ…浮かない顔をしているが、何かあったのか?」


    夢野は、最原の様子を不審に思ったのか、そう言ってくる。


    「い、いや…何でもないよ…ゆ、夢野さん」


    最原は慌てているのを隠してそう返す。


    「そうか…それならウチは部屋に戻るぞ…身体が怠くてな…」


    夢野は気怠げにそう言って、歩き去ろうとする。


    そうして、最原の側を通りすぎるあたりで


    「おおそうだ、最原よ。」


    夢野は、ピタリと止まって最原に言う。










    「そうじゃの…13時くらいになったら…ウチの下着を持って部屋に来るのだぞ。」



    呆気に取られる最原を尻目に、夢野は寄宿舎に戻っていった。











    暫くして、掃除をしている東条は、廊下に崩れ落ちるようにしている最原を見かけた。


    「さ、最原君…貴方、具合でも悪いのかしら?」


    東条は、心配そうに尋ねる。


    「…ナンデモナイヨ」


    最原は、それだけ言うと、カクカクとしたぎこちない動きで自分の部屋に戻っていった。


    「?」


    後には、不思議そうな顔をした東条だけが残された。
  19. 19 : : 2017/02/21(火) 22:13:55
    東条さんちょいちょい絡みますね。好きだからいいけど
  20. 20 : : 2017/02/21(火) 22:30:10
    バレテーラ
  21. 21 : : 2017/02/21(火) 22:30:42
    わぉ
  22. 22 : : 2017/02/21(火) 22:38:47
    そこから少し時間が流れ、12時50分頃、最原は夢野の部屋に着く。


    そして、震える手でドアをノックする。


    「おお、最原よ。よく来たな。さあ、ウチの部屋に入るのじゃ」


    最原は、魂の抜けたような顔をして、中に入る。


    そして、夢野は最原が入ると、鍵をかける。

    「して…最原よ。ウチのパンツは持って来たかの?」


    夢野は、振り向いて最原に問う。


    最原は、ブルブルと震える手をポケットに入れて、夢野の下着を取り出した。


    「おお、確かにこれはウチのパンツじゃ!いやあ、戻ってきてよかったぞ」


    夢野は、最原の手からパッと下着を取る。


    「…夢野さん。」


    「んあ?なんじゃ、最原よ」


    夢野がそう尋ねると、最原はその場で土下座した。


    「僕は…僕は何てことを…本当に、ごめんなさい!」


    最原はそう言って夢野に謝罪する。


    「んー…そう言われてものう…最原は、ウチの部屋に忍び込んで、下着泥棒をしでかしたからな。ここは1つ、茶柱に相談してみようか」


    「!それは…それは、勘弁して…下さい…」


    最原は懇願する。もしもこの事が茶柱に伝われば、間違いなく彼女は自分を半殺しにするだろう。


    そして、他の女子たちにも自分の悪行が伝わって、軽蔑されるに違いない。


    「お願いします!どうか、許して…」


    夢野は何か考え込んでいるようだ。


    「そうじゃのぅ…」


    暫くの間、部屋に沈黙が流れる。


    「…まあ、最原がこんな事をしでかすとは思えんし、大方何かそうしなければならない事情があったのでだろう。」


    最原の普段の振る舞いから判断したのか、夢野はそんな事を言う。


    それを聞いて、最原の顔が少し元に戻る。


    「そ、それじゃあ…」


    「けれども、このままお咎めなしというのものぅ…」


    暫く考えた末に、夢野はベッドの方を見た。


    そして、最原とベッドを見比べる。


    「?」


    最原は、夢野の様子に疑問を抱く。


    そうして、何かを考えついたようにニヤリと笑う。


    その笑みは、夢野の子供のような顔付きに似合わず、妖艶な雰囲気を醸していた。


    「最原よ。この事は不問にしてやろう。そのかわり…」


    「そ、そのかわり…?」





    「うむ。最原よ、ちょっとウチの『ベッド』にならんか?」



  23. 23 : : 2017/02/21(火) 22:43:41
    ガタッ!
    まあそれはともかく、これはハーレム参加フラグ?
  24. 24 : : 2017/02/21(火) 23:08:59
    (『ベッド』になる…?)


    最原は夢野の発言を聞いてそう思う。


    「うむ、そうじゃ。もし最原が『ベッド』になると言うのならば、この件は不問にしよう。勿論断ってもいいが…その時は、分かっておるな?」


    夢野は、言外に、「言う通りにしろ」と言っていた。


    「わ、分かったよ…夢野さん…『ベッド』にでも何でもなるよ!」


    「そうかの!ウチは嬉しいぞ」


    夢野は、最原の同意を得て嬉しそうに笑う。


    「それじゃあ、早速準備を始めようぞ」


    夢野はウキウキとしながら、机の引き出しをゴソゴソと漁る。


    そうして取り出したのは…縄。


    「ゆ、夢野さん…?その…何をしているの?」


    「何って…決まっているだろう。最原を『ベッド』にする為の準備をしておる」


    そう言うと、夢野は最原をベッドまで引っ張る。


    「ほれ、早く仰向けに寝転がらんか!ウチは早く『ベッド』で寝たいのじゃ!」


    「わ、分かったよ…」


    言われるままにベッドの上で仰向けになる最原。


    夢野は、縄を使って最原の四肢をベッドの足に固定していく。


    最原が何か言う暇も無く、あっという間に最原はベッドに固定された。


    その上に、夢野は跨る。


    「ちょ、ちょっと!?夢野さん!?何してるの!?」


    「何って…今から『寝る』のだが…それより、何処に喋る『ベッド』がある!静かにしておれ!」


    夢野にそう言われて、最原は押し黙る。


    (落ち着け僕…ここで夢野さんを怒らせたら、皆にバレてしまうかもしれない…とにかくここは言われた通りに大人しく黙って…)


    そう考えている最原だが、不意に下腹部にひんやりとした空気が当たるのを感じた。


    視線をそちらに向けると、いつの間にか、最原のズボンがパンツごとずらされ、自身の肉棒が露わになっていた。


    (!?な、何をやって…)


    呆気に取られる最原だが、更に衝撃的な光景を目の当たりにする事となる。



    「んっ…」


    夢野はスカートの中に手を入れると、ストッキングを脱ぎ始めた。


    そうして、腰を浮かすと、スカートの下に最原の肉棒が来るような体制になる。


    そして、夢野はスカートの前を持つと、ピラッと捲って最原にその中身を見せる。





    最原は、夢野のスカートの中に、ツルツルの性器を見た。






    (ちょ、ちょっと…なんで夢野さん穿いてないんだ…っていうか、ま、まさか…)


    最原はその光景に困惑しつつも、興奮を覚えはじめる。


    そして、少しづつ肉棒が硬く、大きくなる。






    「これは独り言じゃ」






    夢野がその姿勢のまま言う。







    「今の時間は2時。これから4時になるまで、『ベッド』に異常がなければそれで終わりじゃ」







    「けれども、もしも、『ベッド』に異常があった時、例えばそうじゃの…ウチの身体を白いペンキか何かで汚してしまったら、また明日も『ベッド』の点検をするからの」






    そう言いながら、夢野はゆっくりと腰を落としていく。







    やがて、最原の肉棒の先が、夢野の性器にピトッと触れる。








    「それじゃあ、『ベッド』よ。ウチを汚さないように、我慢するのだぞ?」







    そう言って、夢野は腰を落とし、肉棒がズブッと性器に沈み込んだ。






  25. 25 : : 2017/02/21(火) 23:33:50
    そんなやり取りがあったのが1ヶ月ほど前のこと。


    (結局あの後…僕はすぐに出しちゃって…それで…この1ヶ月くらい毎日夢野さんと…)











    最原が夢野の『ベッド』となった日、最原は開始から5分も経たずに果ててしまった。


    しかし、それで夢野は終わってくれず、抜かずに最原にもたれかかった。


    あの時は、破瓜の痛みもあっただろうに、夢野はそれをおくびにも出さずに気怠げにしていた。


    最原は、その時の感覚を今でも覚えている。


    突然、自身の性器を襲った締め付けられるような感覚。


    果てた後も容赦無く襲ってくる、肉壷の暖かさと快楽。


    もたれかかってくる夢野から発せられる甘い香り。


    それら全てが最原を狂わせていた。


    しかし、動こうとしても四肢を固定されているため出来なかった。


    そうして夢野は、時折思い出したかのように身体を動かして、最原の肉棒を刺激させるのだ。


    けれども、もう少しで絶頂を迎えるという辺りで夢野は、その動きをピタリと止め、「んあー」と鳴いて軽く眠る。


    その間にも、絶え間なく締め付けてくる夢野の膣の感覚。


    最原は、そんな生殺しの感覚をずっと味わってきた。


    そして、漸く4時になると、夢野は起き上がり、引き抜こうとする。


    最原は、引き抜く直前の快楽に耐えられず、夢野の腹をどろりとした白いペンキで汚してしまう。


    「まったく…この『ベッド』は…ウチを2回も白いペンキで汚しおって…」


    夢野は、だらしのない『ベッド』を冷ややかな目で見つめた。


    「まあ、よいわ。」


    そう言って、最原の縄を解いていく夢野。


    そうしている内にも、夢野は下着を穿かず、最原に見せつけるように尻を振るものだから、最原は再び肉棒を直立させる。


    しかし、夢野が


    「最原よ…一応言っておくが…ウチを襲ったら、後は分かるな?」


    そう牽制するものだから、何も出来ない。


    そうして、縄を全てほどき終えると、夢野は最原に言った。


    「さて、最原よ。また明日も頼むぞ♪」


    その言葉は最原に痛いほど突き刺さったのを覚えている。









    時計はそろそろ3時45分になる辺りを指していた。


    「おお!今日の『ベッド』はよく持つのう。最初の頃は、5分と経たずにウチを白いペンキで汚しておったというのに…」


    夢野は時計を見て、からからと笑う。


    そして、再び腰を動かし始める。


    最原は、その快楽に必死に耐える。


    この1ヶ月で、最原はだいぶ我慢が出来るようになった。


    つい先日は、ついに残り30分のところまで持ったのだ。


    しかし、最後は快楽に負けて、夢野の中に出してしまう始末。


    しかし、今日は、今日こそは我慢してやる。そう思って最原は耐えていた。


    残り時間はあと15分。最原は耐えることが出来るだろうか?
  26. 26 : : 2017/02/22(水) 00:10:29
    快楽に耐える最原と、じっくり腰を動かす夢野。


    時間は既に3時50分を過ぎている。


    最原は、快楽に必死に耐えながら思う。


    (あと…何分だろう…ああ…でも…あともう少しで…)


    残り5分を切ったころ、不意に夢野の口が開く。


    「これは、独り言じゃ」


    そう言って、動きをピタリと止める夢野。


    「実はな…ウチ、今日は…危ない日なんじゃ」


    「だから…もしも今日『ベッド』が白いペンキを出したら…ウチはきっと、妊娠してしまうかもしれん…」


    それを聞いた最原は、その言葉が、自身の本能を刺激してくるのを感じていた。


    夢野を妊娠させろと。目の前のメスを孕ませろと。本能がそう囁きかけてくる。


    それは、自身の下腹部に猛烈に現れる。最原の肉棒は、今までにない程興奮しきっていた。


    夢野は、それを感じて悦ぶ。


    最原はもう限界だった。もう我慢が出来ない。今すぐにでも、ペンキが夢野の膣内を真っ白に塗り潰してしまいそうだ。


    (あ…もう…無理…)


    そう最原が感じたのと



    「おや、もう4時か」


    夢野の発言は同時だった。


  27. 27 : : 2017/02/22(水) 00:11:16
    んああ…
  28. 28 : : 2017/02/22(水) 00:22:51
    「さて、最原よ。 この1ヶ月の間、よく頑張ったのう。ウチは嬉しいぞ!」


    夢野が何か言っている。


    「なんじゃ?聞こえておらんのか。最原よ、もうウチの『ベッド』にならなくてもよいのだぞ?」


    何を言っているんだ?


    「ええい…だからな、お主はもう自由だ!今縄を解いてやるからな。」


    夢野はそう言って、肉棒を引き抜こうとする。


    「ま、待って…」


    すると、最原の口が開いた。


    「…なんじゃ、最原」


    夢野は、訝しげな顔をして最原を見る。


    「その…あの…」


    「なんじゃ、ハッキリせんか!」


    最原は、暫く黙っていたが、やがて言葉を紡ぐ。


    「…下さい」


    「よく聞こえんぞ?最原よ」


    夢野にそう言われて、最原は、ハッキリとした声で言う。








    「僕を…また『ベッド』にして下さい…お願い…します…」







    その言葉を聞いて、夢野は真顔になる。





    「最原よ。お主が以前『ベッド』になったのは、ウチがお願いしたからじゃ。最原よ、お主のそれは、お願いか?」


    「………はい」


    「期間は設けんぞ?それでもよいのか? 」


    「………………はい。」






    「そうか。では…『ベッド』よ、ウチがまた使ってやろう!」





    「!はい…ありがとう…ございます…」






    最原のその言葉は、本心から来るものだった。



    最原は、とうの昔に夢野に依存していたのだ。
















    そして、自由を言い渡された奴隷は、再び元の主人の元に戻ってきた。












  29. 29 : : 2017/02/22(水) 00:26:41







    「…ふぅ、全く、結局今日も白いペンキを出しおってからに…」





    「…」





    「しかも、いつもよりどろりと濃い!おまけに量も多い!全く…とんだ不良品じゃな!」






    「…」






    「まあでも、ウチはこの『ベッド』が大好きじゃ。ちょっとクセがあるが、慣れるとそれも一興」




    「…」






    「まあ、これからもよろしく頼むぞ。 『ベッド』よ。いや…」




















    「パーパ♡」




























  30. 30 : : 2017/02/22(水) 00:29:25
    茶柱が来そうで怖い…てか最後なんだと!?
  31. 31 : : 2017/02/22(水) 00:42:45
    あとがき


    いい息抜きになりました。



    1ヶ月後には、夢野のお腹も膨れて来ることでしょう(確定)



    多分茶柱は泡吹いてぶっ倒れます

  32. 32 : : 2017/02/22(水) 00:43:49
    あちゃー…
  33. 33 : : 2017/02/22(水) 00:46:22
    前々から思ってたけどこの作者はエロのレパートリーの多さと内容の濃さが異次元すぎる
  34. 34 : : 2017/02/22(水) 00:54:12
    >>33 そんなにアレですかねえ…


    これでもだいぶ抑えたつもりなんですが…


  35. 35 : : 2017/02/22(水) 00:59:50
    お前がパパになるんだよEND
  36. 36 : : 2017/02/22(水) 01:01:28
    秘密子寝てなかったのかなそもそも
  37. 37 : : 2017/02/22(水) 12:20:16
    これで抑えているのか…解放されたときどんな神ってる作品が見られるのか…楽しみにしてます!ssいつもお疲れ様です。
  38. 38 : : 2017/02/23(木) 01:28:23
    余談ですが、最原がドアを開けた段階で、夢野は誰かが侵入した事に気がつき、目が覚めていました。


    しかし、忍び込んだのが最原だった為、ひとまず見逃しました。



    それと、先にも書きましたが、夢野は最原の子を孕みました。妊娠しました。ママになりました。これは確定です。

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mendaciorum

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