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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

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Shadow of the Colossus 【エレンと巨像】 episode1

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  1. 1 : : 2017/02/09(木) 12:55:32

    こんにちわ、峰依(れい)と申します。
    初めまして!

    私、今までは読み専だったんですけど、
    今回初めてSSに挑戦してみたいなと思います!

    実は元の作品となったものがあるのですが、ご存知の方いますかね?(笑)

    2005年頃に発売され、リメイク作品が出されるなどして人気を博した【ワンダと巨像】という上田文人さんのPS2及びPS3の作品です!

    私、小さい頃からこのゲームが大好きなので今でもよくプレイしているんです!(笑)

    今回はそのワンダと巨像を【進撃の巨人】のエレン達で二次創作させて頂こうと思います!

    原作の登場人物(今回進撃のキャラで描く人物)

    ・主人公:ワンダ(エレン)

    ・ヒロイン:モノ(ミカサ)

    ・ドルミン(原作と同じ)

    ・村の司祭:エモン(ピクシス)

    ・エモンの側近(アルミン)

    ・エモンの側近(ジャン)

    ・村の少女(ミーナ)

    このようなキャラ配置で行きます!

    つたない文でしかも初めてなので、読みにくいかも知れませんが、それでも私の自己満足にお付き合いして下さったら幸せです!꒰⌯͒•·̫•⌯͒꒱
  2. 2 : : 2017/02/09(木) 12:56:12


















  3. 3 : : 2017/02/09(木) 13:30:22

    風が遠く遠く、そして強く吹いている。

    ワシがその翼を広げ、宙を高く舞う。



    ゴオオオオオォォオォ___



    生き物の気配を感じさせない夜の荒野。

    冷たい風は止むことなく、吹き荒れている。

    そんな中で



    一人の青年と黒馬がゆっくりと、

    だが確実に、一歩一歩、歩みを進めていた。




  4. 4 : : 2017/02/09(木) 13:36:44

    青年は薄茶色の髪を風に揺らしながら、馬のたずなを強く握りしめる。

    左腰に掛かっている『剣』の重みを感じながら、柔らかな布に包まれて、フードを被せられている『彼女』を


    右手で今一度、抱きしめる___


    もう、永遠に感じる事の出来ない体温を
    愛しく思う。


    もう一度、『彼女』に出逢うために。

    もう一度、『彼女』の笑顔を見るために。



    青年は 『禁断の地』へと向かう。



  5. 5 : : 2017/02/09(木) 13:43:34
    ───────────
    ─────────
    ───────
    ──────
    ─────
    ────
    ───
    ──


    ─同刻─


    ガチャ…!


    村の少女「ぴ、ピクシス様!!!」


    ピクシス「ノックの一つも無しにどうした。ミーナ」


    ミーナ「も、申し訳ございません!」


    ミーナ「で、でも、時は一刻を争うんです! どうか、お早く!」


    ピクシス「……何があったのじゃ?」


    ミーナ「…そ、それが………」


    ミーナ「……『いにしえの剣』と」


    ミーナ「___ミカサ様が!!」


    ピクシス「____なん、じゃと?」










  6. 6 : : 2017/02/09(木) 13:56:40

    ヒョオオオオオオオ___

    ザアアアアア………


    青年と黒馬は、岩のくぼみで雨宿りをしていた。


    青年「………」


    青年「……酷い雨だなあ、アグロ」


    辺りは雨によって空気が湿っている。

    アグロ、と名を青年__エレンに呼ばれた黒馬はそれに微かに反応するようにブルル、と鼻を鳴らす。


    エレン「食べるか? アグロ」


    エレンはアグロの好物である人参を手持ちの布袋から取り出し、彼女の口の前へと運ぶ。

    すると、アグロはまるで嬉しそうに息を吐きながら、エレンの手の上の人参をそっと咥えて、口の中へと運んだ。


    モッシャモッシャ……


    エレン「……ははっ、美味いか?」


    アグロはフンフンと鼻をまた鳴らし、エレンの言葉に応えた。


    そして、エレンは村の模様が刻まれた前掛けを、近くに掛けておいた岩から掴んで、再び羽織る。

    どうやら、雨に濡れてしまっていた前掛けを軽く干していたようだ。


    パサッ…


    エレン「……よし、雨も上がってきたなそろそろ」


    エレン「……行くか。」


    エレンは再び立ち上がると、側で寝かせていた布に覆われた『彼女』をそっと抱ぎ上げる。

    そして、アグロに乗り、雨が止んだ荒野へと、もう一度歩き出した。


  7. 7 : : 2017/02/09(木) 15:33:29


    夜は長く、重くエレンには感じられた。

    切り立った崖の小さな小道を超え、

    枯れ葉が舞う陽の射さない森を抜け、

    再び長い長い荒野を歩く。

    道中、夜が明けて、雲の隙間から何度も

    エレンとアグロの姿を、日が照らした。

    そのような長い行程を幾度か繰り返しながら、一人と一馬の長い旅路は続いた。


    そうして、ようやく彼は辿り着く。

    目的地_____「禁断の地」。


    また、エレンの住んでいた村においては

    その地はこのような名前も

    付けられていたという。


    _____封印された大地。


    「古えの地」とも。

  8. 8 : : 2017/02/09(木) 15:40:19


    長い長い森を抜け、エレンを乗せた
    アグロは何やらとても大きな祠の前へと

    足を、踏み入れた。

    その祠は、大きさとしては二、三十mといったところか。

    物々しさを携えたそれは、まるでエレン達を迎えるかのように、

    堂々と、その姿を立ちそびえている。


    エレン「___ココが、」


    エレン「………古えの地への入口か。」


    アグロは見上げるように首を上に上げ、

    エレンと共に、祠を見据える。


    エレン「……行こう、アグロ」


    エレンはたずなを軽く叩く。すると、

    アグロはそれに応じるように一歩一歩

    再び歩み始めた。






  9. 9 : : 2017/02/09(木) 15:52:40


    祠の真ん中の穴へと、エレンとアグロは

    歩みを進める。

    強い陽の光がエレンの顔を
    照らして、思わず彼は目を細める。

    少し長いその穴を抜ける。


    エレン「………なんだ、こりゃ」


    思わず、がく然とした。

    エレンがアグロとともに祠を抜けた先で
    見たものは、はるかに想像を超えていたもののようだった。

    そこには気が遠くなる程の長さの
    長い長い橋があり、そしてその下には。

    小さな砂漠。草原がある。

    エレンとアグロは、歩みを進める。

    模様の刻まれたの角石ようなものでできた橋には、まるで人が渡る事など初めから想定外のような造りをしている。

    足を踏み外せば、間違いなく即死できると断言出来る高さである。


    エレンは橋をアグロに任せながら、慎重に渡る。


    そして、その橋の果てにある大きな大きな城のような祠を見つめる。


    エレン「アレが__」


    エレン「古えの、祠………」
  10. 10 : : 2017/02/09(木) 16:01:19


    エレンは驚いた。

    まず、橋を渡る際に気付いたことだ。

    橋の下には、民家の一つも無く、それどころか田畑もない___つまり、

    現在見た限りでも、人の姿は微塵も

    無かったのである。

    小さな祠から見えた限りの
    この古えの地は、とてもとても広大に見えた。

    事実、この大地はとても広かった。


    エレンはアグロにまたがりながら
    村から持ち出した、

    古えの地の地図があった事を思い出す。

    布袋からそれを取り出してみた。

    そこに記された大地は___

    凄まじく広大な地だったのである。


    だが、そんな地に

    民家のような印は、一つとして
    存在しなかったのだ。


    いや、あくまでも地図においての
    情報である為、もしかしたら存在するのかもしれないが。

    エレンは密かな疑問を覚えつつ、橋を渡った。

  11. 11 : : 2017/02/09(木) 16:08:27

    そうして、ようやくアグロにまたがる
    エレンは古えの祠へとたどり着いた。

    橋を渡り終えると左側に道があったが、多分こっちじゃねぇな、と予想したエレンはそのまままっすぐ進む。

    まっすぐ進むと、祠への入口と思われるそこは大きな扉で塞がっていた。

    アグロは思わず立ち止まる。

    しかし。


    ガッタン……………ゴゴゴゴゴ


    突如として扉は、上の方へと、大きなごう音を立て、

    砂を撒き散らしながら開いた。

    まるで、入りなさい、といわれてるかのようなタイミングでその扉は開いたのである。


    エレン「行こう、アグロ」


    アグロは戸惑うような仕草をしつつも、
    エレンの軽いたずなの叩きを受け、
    砂利を踏みしめながら前へと進んだ。



  12. 12 : : 2017/02/09(木) 16:14:12

    祠の中へと入ると、

    扉は自動的に再びごう音を立てて
    閉まった。

    その先には、大きな大きな空洞があり
    遥か下には小さな溜池があった。

    風の音が空洞に魔物の様に響いている。


    エレン「…!」


    エレンは左側に下へと通ずる坂のような道があることに気づき、アグロを
    そちらへと向かわせた。

    その空洞は螺旋のように丸く、下へと通ずる道も円を描くように続いていた。


    長い螺旋の道を下へと進み、溜池を横目に、祠の内部へと、エレンはアグロの足を進める。


    そこには。



  13. 13 : : 2017/02/09(木) 16:28:43

    大きな空間が広がり、上には人為的な巨大な穴が空いている。

    だが、何よりもエレンが
    目を奪われたのは___


    八体ずつ両側にそびえ立つ

    奇妙な石像の姿だった。



    https://pbs.twimg.com/media/C4NNZpYUEAAq099.jpg:large
  14. 14 : : 2017/02/10(金) 13:55:22
    き、き、き期待!!!ワンダと巨像大好きですよ!!!
  15. 15 : : 2017/02/14(火) 21:57:25
    うぉお!私もワンダと巨像大好きなんですよ!!期待です!(・∀・)
  16. 16 : : 2017/02/19(日) 19:57:43
    ついにワンダが来た…(´;ω;`)

    私も現在進行形でワンダやってます!期待×数え切れないです(*^^*)

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峰依

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