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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品はオリジナルキャラクターを含みます。

The future 4 years later

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  1. 1 : : 2017/01/24(火) 20:02:00
    こういう自己紹介(?)的なのは、苦手な分類に入ります。どうも。

    今から書こうと思っている物語は、
    http://www.ssnote.net/series/3248
    コチラの4年後の未来です!

    時間があれば是非、読んでみて下さいね!

    ⚠僕のマイペースな性格ゆえ、更新が不定期になることがあります。迷惑かけます。


    A story starts
  2. 2 : : 2017/01/25(水) 00:55:01
    咲き誇る花びらを風に揺らす桜の木。
    窓から差し込む太陽の優しい光。

    眩しげに眼を細め、あなたの穏やかな表情に私は優しい表情で見惚れる・・・ハズだった。



    朝7時の起床時間が、15分ほど経った頃・・・



    『コラーッ恵玲奈!いつまで寝てるの!』ガチャ



    怒声は辺りに響き渡り、その場の雰囲気をも変えるものだった。

    鬼だ・・・鬼がやってきたのだ。



    エレナ「うう・・・あと5時間だけ寝かせて・・・」



    「5分の間違いでしょ?早く起きなさい!」バサッ



    遂には、今まで大切に温めてきた毛布をひっぺはがされてしまった。僕の布団は極寒の地になる。



    エレナ「ひゃああ・・・寒いよぉ・・・ボクの羽毛ちゃん毛布返してよ・・・!」カタカタ


    フリーダ「ふふっ、いい目覚ましになったかしら?って、この毛布冬用じゃん!また勝手に押入れから出してきたわね?(真空にするの大変だったのに・・・)」


    エレナ「だって夜は冷えるんだもん・・・ねぇねぇ、洗面台まで連れてってー・・・」グイグイ


    フリーダ「はぁ・・・呆れた、あなたはもう"中学二年生"になるのよ?いつまでも甘えたこと言ってるんじゃありません!」コツン


    エレナ「あう・・・おねーちゃんのいじわる!おこりん坊!!」プクー


    フリーダ「あのね、私はあなたのためを思って言ってるのよ?いつまでもそんなこと言ってると、ヒナ姉に言いつけ『ボク、歯磨きしてくるね!』


    フリーダ「いい判断ね、エレナ。」




    あれから"4年後"私は19歳になりました。
    高校卒業後、親友のクリスタと同じ大学へ通っている。

    行きたい大学に行く為に、自分の睡眠時間を減らしてまで、毎日勉強に切磋琢磨した日々が懐かしいわ・・・。確か、私が死ぬほど勉強している時に、エレナが「ねえねえ、お姉ちゃんお姉ちゃん!えれなとあそぼー?」とか言ってきたな〜。断るのが辛かったよ。

    ・・・ま、そのおかけで毎日が楽しい、充実したキャンパスライフを送れてるからいいけどね!

    他に変わったことといえば・・・エレナの身長が伸びたことぐらい?4年前は127.5cmだったけど、今はなんと150.2cm!22.7cmも伸びました。私を越すのはまだ先になりそうね。

    体重も約15〜30kgと、15kgも増えました!まだまだエレナを抱っこorおんぶができます!(中学生だったら40キロ以上あってもいいのに・・・)

    "もう"しないけどね。
    あの子ももう中学生なんだから、そろそろ「姉離れ」させないと(・・・いや、私の場合はお母さん?)だって、未だに夜中にトイレにも行けないんだよ?すぐに私の布団に潜り込むし。(それは全然OKだけど)お姉ちゃん・・・いやお母さん!あなたを立派な子に育て上げるわ!私の理想な男の子にね。そして、あわよくは私を嫁に貰っていただきたいところだ。


    お姉ちゃんの想い 君に届け──



    フリーダ「さて、次はヒナ姉を起こそうかしら」




    スタスタ/


    『?、あら恵玲奈!やっと起きたのね♡"私か"パンかチョコクリスピー・・・どっちがいい?』


    エレナ「んー・・・クロナにするー♪」ダッ


    クロナ「うふ♡(そう言うと思ってたわ!)飛び込んでおいで!」パッ


    エレナ「お姉ちゃあーん♪」ダキッ


    クロナ「エレちゃあ〜♪フリーダちゃんにまた怒られてたでしょ?」


    エレナ「うん・・・フリーダお姉ちゃんがね、酷いんだよ!ボクの羽毛ちゃん毛布をとりあげたんだから!」


    クロナ「あらあら、それは酷いお姉ちゃんだこと。朝ごはん、チョコクリスピーでいい?」ナデナデ


    エレナ「うん♪」ダキッ


    『ふわぁ〜・・・ぉはよー・・・』


    我が家の寝坊助姉弟の姉、ヒナタがあくびをしながらリビングにやってきた。


    クロナ「ヒナちゃんおはよ!」


    エレナ「ヒナ姉おはよ!ふふ、髪ボサボサ!」クスクス


    ヒナタ「恵玲奈もな」ワシャワシャ


    エレナ「あうう・・・やめてよ!」プクー


    ヒナタ「へへっ、後で直してやるよ。クロ姉、しょうゆ取って」


    クロナ「はい、どうぞ!」スッ


    ヒナタ「さんきゅー」ポタポタ


    フリーダ「えーちゃんも玉子焼き食べる?」


    エレナ「食べる!甘いやつね!」


    フリーダ「はいはい、作ってくるね!」スッ


    クロナ「フリーダちゃん〜、お姉ちゃんにはココアを!」


    フリーダ「はーい」
  3. 3 : : 2017/01/26(木) 06:34:03
    クロナ「はいエレたん♡お口あ〜んして?」スッ


    エレナ「あーん」パクッ


    フリーダ「あーっ、姉さん!またエレナにそんなことしてるー!」プクー


    エレナが姉離れできない理由は、これ(クロナ)にある。


    クロナ「何か問題でも?私はエレたんとラブラブモーニング中なんだから、邪魔しないでよ!んねっ、エレたんっ♪」


    エレナ「ねっ♪フリーダお姉ちゃんもえれなにあーんして?」


    フリーダ「コラ!姉さんが味方についてるからって、調子に乗るんじゃありません」コツン


    ヒナタ「ラブラブモーニングねぇ・・・(あたしは"後で"あるからいいか)」モグモグ


    クロナ「えーれたんっ♡そんなお姉ちゃんほっといて、私のアイフォンで動画でも観よ?♪」


    フリーダ「はぁ・・・姉さんは弟離れね(とか軽々しく言っちゃったけどそれは私でも無理だわ)てか食事中は携帯禁止」ハイッボッシュウ


    クロナ「バカなこと言うじゃありません!そんな君にひとつクレームがあります」


    フリーダ「・・・なんでしょう?」


    クロナ「エレたんのシリアルがもう無いよ?フリーダが昨日買い忘れたから」


    フリーダ「えっ、うっそ・・・ほんとだ・・・」


    クロナ「今日こそは、ちゃんと忘れないで買ってきてね!エレたんの朝は、お茶碗一杯のチョコクリスピー(と私)で始まるんだから!!」グイグイ


    フリーダ「はいはい、わかりましたよ・・・」


    朝食を食べ始めて、15分が経つ。
    ここの家では毎朝、某情報番組「めざまし時計TV」を視聴している。


    エレナ「ねえお姉ちゃん!」


    クロナ「なーにマイハニー♡」ニコッ


    エレナ「ダーリン♡えっとね、今日はめざましに出ないの?」


    フリーダ「なにその呼び合い」

    ヒナタ「ほっとけ」


    クロナ「でないよ!もし私が出演するとしたら、きっとエレちゃんより先に起きて、今頃あそこにいるかな?」ニコッ


    エレナ「そっか!じゃあ大丈夫だね!」


    クロナ「ん、何が大丈夫なの?」


    エレナ「前にお姉ちゃんがめざまし時計に出てたときに、変なおじちゃんがボクのクロナに話しかけてたから・・・」ムスッ


    フリーダ「変なおじちゃんて・・・・・」


    クロナ「(ボクのクロナ//)あれはインタビューだったから・・・ゆるちて?」テヘッ


    エレナ「イヤ!それでもボクのお姉ちゃんなの?えれな以外の男の人と話さないで!」ポカポカ


    クロナ「はいはい、ごめんねハニー?不安にさせてしまって(いけぼ)」ナデナデ


    ヒナタ「ふふっ、まーた嫉妬してんのか!」ツン


    エレナ「違うもん!クロナはえれな以外の男の人と話しちゃダメなの!それにヒナタもフリーダも!!みーんなボクだけのお姉ちゃんなんだい!!!」グイッ



    姉一同「((なにその縛り 嬉しい限りです))」



    クロナ「そっか、じゃあもう結婚しないとだね!私の誓いのキスをどうぞ♡」チュッ


    エレナ「ん//お姉ちゃん♡」ダキッ


    フリーダ「はいはい、イチャイチャはもう終わり!食べ終わったんなら、早く制服に着替えて来なさい?」


    エレナ「はーい、ヒナ姉いこー?」ガシッ


    ヒナタ「おう(よしキタ!!)」スッ


    毎朝の恒例行事、エレナに制服を着させるのはあたしが担当している。
    内容はエレナの髪をセットしてやったり、身だしなみを整えてやったりしてる。

    あたしの部屋でな。



    エレナ「・・・ねえ!なんでヒナ姉のスマホのホーム画面、ボクの寝顔なの?//」カァァ


    ヒナタ「へへ〜、よく撮れてるだろ!昨日一緒に昼寝した時、お前の寝顔が可愛すぎてついな」


    エレナ「勝手に撮らないでっていつも言ってるでしょ?寝顔なんて恥ずかしいよぅ・・・//」モジモジ


    ヒナタ「動くな!コテ使ってんだから・・・火傷しても姉ちゃん知らないぞー」


    エレナ「ムゥ・・・ヒナタのいじわる!」


    ヒナタ「こら、姉ちゃんかヒナ姉だろ?(今日はネオウルフにアレンジしようかな〜)」スッ


    エレナ「ふん・・・(そうだ!お返しに、ヒナタのことボクのスマホに撮ってやる!)」ピッ


    ヒナタ「・・・(ん)?」チラッ


    エレナ「ふふ・・・(シャッター音消してるから、気づいてない!)」パシャッ


    ヒナタ「・・・ばーか」チュッ
  4. 4 : : 2017/01/28(土) 21:10:41
    エレナ「あんっ、やめてよぅ!いきなりえれなにキスとかしないで?今の写真・・・消させてよ!」グイグイ


    ヒナタ「やだね〜〜、人のこと盗撮してるやつなんかの言う事は、姉ちゃんきかなーい!」ベー


    我ながら特大ブーメランだな。


    エレナ「うう・・・何さ!ヒナタの盗撮魔!もう、フリーダお姉ちゃんにやってもらうからあぁぁぁ」ダッダッダ


    ヒナタ「ちょ、オイ!待てよ!」ガシッ


    エレナ「やめて!離して!ヒナタなんかどうせ・・・えれなにイジワルするんだから・・・」


    ヒナタ「悪かったよ・・・でもな、これは愛ゆえのイジワルなんだよ・・・わかってくれ(可愛い反応するから、いじりがいがあるしな)」


    エレナ「そんなのわからないよ!絶対に反省してないもん!」プイッ


    ヒナタ「(あり、バレた?)エレナ、よく聞きな?お前のことを盗撮するような姉ちゃんだけど、あたし・・・お前のことを愛してるんだよ」

    ヒナタ「この地球上の誰よりもな(いけぼ)」


    エレナ「ヒナタ・・・えれなもだよ。えれなもヒナタのこと・・・愛してるよ」ダキッ


    ヒナタ「エレ・・・お前はもう、一生姉ちゃんのだからな」スッ


    エレナ「うん、えれなも・・・ヒナタと一緒に居たい・・・」ギュッ


    ヒナタ「エレナ・・・キスしよっか」スッ



    チュッ…


    あたしはエレナを抱き寄せ、唇を重ねる・・・ハズだった。


    ヒナタ「ん・・・(?、あれ・・・唇の感触がないな・・・)」チラッ


    フリーダ「なにやってんの。ふたりとも。」ゴゴゴ


    鬼のような顔をした彼女が、二人のキスを手で塞いだようだ。


    エレナ「あ・・・お姉ちゃん・・・」ビクッ


    ヒナタ「な、なにかな三女くん・・・?あたしとエレナの誓いのキスの邪魔をして」


    フリーダ「なんて"?」ギロッ


    ボク達は鬼のような顔をした、フリーダお姉ちゃんに酷く睨まれる・・・背筋が凍りついた。


    エレナ「ぼ・・・ボク、お着替えしてくるね!」スッ


    フリーダ「はーい、いってらっしゃーい!」ニコッ


    ヒナタ「あっ、コラ!一生を誓い合ったあたしを見捨てんのか!?」スッ…


    フリーダ「ヒナ姉・・・恋愛ドラマの真似してる場合?エレナを着替えさせるのに一体何分かかってんの?」ガシッ


    ヒナタ「すみません・・・(こえぇぇぇえええ)」カタカタ


    フリーダ「これからは選手交代ね・・・私なら5分で身支度させれるわよ?」


    ヒナタ「それはだな・・・エレとの大切なコミュニケーションがあってだ・・・」


    フリーダ「なーにがコミュニケーションですか!ただでさえ朝は忙しいのに!」


    ヒナタ「へいへい、姉ちゃんが悪かったよ!アイス奢るから許して?」


    フリーダ「ん、ならハーゲンダッツ2個で手を打つわ!」

    フリーダ「さて、えーちゃん!もう着替え終わった?」チラッ


    私はエレナに期待の目を向けてみる。
    きっと私のエレナなら、もうとっくに着替え終わってるはずだよね?


    エレナ「ふ、フリーダお姉ちゃん・・・なんかさかむけして、血が出ちゃったよぉ・・・」ウルウル


    (下半身だけ)クマちゃん
    パジャマのままでした☆


    フリーダ「んもぉ〜なにやってるの?早くしないとアニちゃん迎えに来ちゃうよ?」


    エレナ「うう・・・だって・・・ヒナ姉、ボクにもアイス奢って?バニラのやつ」ウワメヅカイウルウル


    ヒナタ「お前もか・・・(その表情は反則//)」キュン


    クロナ「私のエレナがさかむけしたって聞いて」ヒョコ


    ヒナタ・フリーダ「ナイスタイミング」グッ


    エレナ「あ、クロナー♪指から血が出ちゃったよぉ・・・」パァ


    クロナ「それは一大事!お姉ちゃんが治してあげるね?外ハネボブちゃん♪」チュッ


    ヒナタ「ネオウルフだよ(うむ、今日も上手くセットできたな)」


    エレナ「っやん♡えへへ〜」ニヘラ


    クロナ「んー・・・」チュゥゥ

    クロナ「よし、止血終了!後は絆創膏を貼って・・・っと!」ピタッ


    エレナ「お姉ちゃん!どうもありがと!」ニコッ


    クロナ「いえいえ!ふふっ、めんこいなぁ」ダキッ


    エレナ「んん♪ク〜ロ〜〜〜ナァァ〜♡」スリスリ
  5. 5 : : 2017/01/29(日) 06:06:49
    クロナ「なーたっの♡(求愛かしら)」チュパッ


    エレナ「っやん//口はダメだよ!」


    クロナ「んふ♡何で?新婚なんだしいいじゃない!」


    エレナ「んーん・・・恥ずかしい//」カァァ


    クロナ「頬を赤らめちゃって・・・可愛い、外ハネたんのそーいう所が、おねーちゃん大好きよ」チュッ


    ヒナタ「だからネオウルフ・・・」


    エレナ「その呼び方きんし!それに何回もキスばかりしないで?」


    クロナ「いやだ♪・・・何回もアナタにキスをしているのに・・・いつになったら私のだけのモノになるのかしらね?」ジッ


    フリーダ「でた!通称やんでれ姉さん。」


    エレナ「んーん?そんなことしなくても、えれなはクロナの・・・//」ボソッ


    クロナ「ドキン♡ んー?ちゃんと言ってごらん?私のなーに?」ジッ


    エレナ「ううん・・・//えれなはクロナの・・・」モジモジ


    クロナ「ほーら。ちゃんとこっちを向いて言いなさい?じゃないとお耳を舐め『コラッ!いい加減にしなさい!!』



    私の怒声により、2人のイチャイチャタイムは終わりを告げた。



    ヒナタ「なあエレ、学校終わんの確か12時過ぎだっけ?」


    エレナ「そう!だからぎゅってして!」グイグイ


    ヒナタ「はいはい・・・給食は?」ナデナデ


    エレナ「ないよ!4時間目が終わったらね、すぐに下校するの」ギュッ


    ヒナタ「ん、なら昼メシどうしよっか。姉ちゃんの所で学食食べる?」


    フリーダ「そっか!そういえば始業式って給食出なかったわね」


    エレナ「いやいい!エマお姉ちゃん達と食べるから!」


    ヒナタ「え、先生達と?」


    エレナ「うん、昨日の夜に約束したんだ!ホラ!」パッ


    自分のポッケからスマホを取り出し、私たちにエマ先生とのlimeのやりとりを見せてくれた。


    クロナ「もぉ〜、ダメじゃない!そーいうのは早く言わないと・・・」スッ


    ヒナタ「ほんとなー」チラッ


    フリーダ「どれどれ・・・」




    〜エマとのlimeのやりとり〜


    ─エマお姉ちゃん♡─


    既読
    0:10(エマお姉ちゃん!夜遅くにごめんね>_< )

    既読
    0:11(起きてる?ω?)

    ─(今日)─

    (起きとるよー♡)0:15

    (てかこんな時間まで起きてたの?
    子供は早く寝なさい!)0:16

    既読
    0:17(寝れないんだもん)

    (それでも夜更かしはめっ!)0:17

    既読
    0:18(イヤ!エマお姉ちゃんと話したい!)

    (悪い子だな!フリーダに言いつけるよ?)0:19

    既読
    0:20(そんなことしたらダメだよ!
    ナイショでlimeしてるんだから!)

    既読
    0:20(見つかっちゃったら怒られちゃうよ!)

    (はは〜ん!さては毛布に潜って携帯を弄ってるな?)0:23

    既読
    0:24(え!なんでわかったの?)

    (私とエレナは相思相愛だからかな)0:25

    既読
    0:24(じゃあ、この事は僕とエマお姉ちゃんのヒミツね!)

    (んーなら、秘密にしててあげるかわりにエレナの可愛い自撮りを送って♡)0:26

    既読
    0:27(えーやだよ!自撮りは恥ずかしいからイヤ!)

    (秘密の話はなかったことで。)0:28

    既読
    0:28(ううわかったよ!)

    既読
    0:29(erenaが写真を送信しました。)

    (やーんきゃわいい♡)0:30

    (横に寝てるのクロナ?何手繋ぎながら寝てんのさ♡)0:30

    既読
    0:31(そうだよ!お姉ちゃんがね、僕の手を離してくれないの・・・)

    (へぇ〜めっちゃ混ざりたい)0:31

    既読
    0:33(ねえ、電話してもいい?)

    (いいけど大丈夫なの?)0:33

    既読
    1:04(通話時間0:30)
  6. 6 : : 2017/02/21(火) 01:26:50
    クロナ「へえー、昨晩はやけに寝言が多いなと思ったら、電話してたのね。エレのすけ」ギロッ


    エレナ「お姉ちゃん(えれのすけ?)・・・起きてたんだ・・・?」ビクッ


    クロナ「ビミョーにね(え リサさんのlimeある・・・しかも結構ラブラブ)」


    フリーダ「クリスタとペトラ先生にアイ先生の連絡先まで・・・(ハートマーク多すぎない?コンナモンカ)」

    フリーダ「あっ、そういえばエレナさん!2人だけのヒミツについて、お姉ちゃんにも詳しく教えて欲しーなぁ?」ギロッ


    エレナ「ううっ・・・二人して睨みつけないで?(まさかそこまで見られるとは・・・)」ビクッ


    ヒナタ「夜中に隠れてこんな事を・・・(は?なんでマドカのlimeも持ってんの?)」スッ


    エレナ「ヒナ姉?もう返してよぉ!」グイグイ


    ヒナタ「ちょっと待って(ミサキとミサちゃんのもあるし・・・これはエレナの姉ちゃんとして確認しない訳には)」ピッ


    ※『ミサ』・・・ヒナタの親友、ミサキの妹。




    ─マドカ姉─


    ─(今日)─

    既読
    1:10(マドカ姉!起きてますか?)

    (起きてるわよ。こんな時間にどうしたの?)1:11

    既読
    1:11(あっ起きてた!寝れないのー・・・泣)

    (そっか可哀想にね。)1:11

    (寝れない理由は人によって色々あるけど、原因をいくつか挙げてみるわね。寝る前にカフェインを摂り過ぎたとか、体が疲れていない、お昼寝のし過ぎとか・・・後は考え事やストレスが原因で、寝れないって事は良くあるわ。)1:12

    (何か悩んでる事があるんだったら、私に相談して?あなたの力になるから。)1:13

    既読
    1:14(うん?どうもありがと!)

    既読
    1:14(あのね夜は寂しいんだ)

    既読
    1:15(ぼく以外だれもおきてないの)

    (そっか、寂しいのね。)1:15

    (ほんとはエレちゃんも、みんなと一緒に寝れたら寂しくないのにね。)1:15

    既読
    1:16(うん・・・電話してもいい?)

    (いいけど、ちょっとだけよ?)1:16

    (通話時間0:34)

    既読
    1:50(マドカ姉!ありがとう!)

    既読
    1:50(お陰で寂しくなくなった!)

    (いいえ。また寂しくなったらいつでも連絡してきなさい?電話でもいいから。)1:51

    既読
    1:51(わかった!)

    (そういえば、明後日ってエレちゃん空いてる?)1:51

    既読
    1:51(うん!遊べるよ!)

    既読
    1:52(やっと学校以外の外出禁止令が解けたんだ!)

    (そう!それなら良かった。)1:52

    (じゃあさ、お姉ちゃんエレちゃんの学校まで迎えにいくから、校門の前で待っててくれる?)1:53

    既読
    1:53(わかったよ!)

    (約束ね。この前ね、美味しいケーキ屋さんを見つけたの!連れて行ってあげるね。)1:54

    既読
    1:54(ほんとに?やったー!)

    既読
    1:54(マドカお姉ちゃん大好き!!)

    (あらあら、私もあなたのことは大切に思っているわ。)1:55

    (エレちゃん大変!もう少しで午前2時になっちゃう!)1:55

    既読
    1:55(別にいいよ!僕、このまま起きてるから!)

    (え?それはダメよ。)1:56

    (このまま寝ないんだったら、ケーキはおあずけね。)1:56

    既読
    1:56(ええそんな・・・)

    (嫌なら早く寝なさい。じゃないと、いつまで経っても目の下のクマが良くならないわよ?)1:57

    既読
    1:57(わかった、マドカ姉!おやすみなさい!)

    (おやすみ。)1:58
  7. 7 : : 2017/03/17(金) 05:23:44
    ヒナタ「ほぉ・・・あの自称エレナの姉め(あたしの許可なく、うちのエレナとスイーツデートの約束なんかしてんじゃねぇ!)」スッ


    エレナ「もおーっ!いい加減返してよ!」パッ


    ヒナタからアイフォンを取り返して、足早に玄関へと向かう。


    ヒナタ「お、おい!チッ・・・逃げられたか(これから尋問しようとしたのに)」ムスッ


    フリーダ「こらこら、カバンも持たないでどこに行く気?」スッ


    エレナ「え・・・忘れてた・・・ありがと!」ヒョイ


    フリーダ「ふふ、忘れん坊なんだから(なんか顔色悪いなぁ・・・また貧血かしら?)」ナデナデ

    フリーダ「えーちゃん、チョットごめんね」スッ


    エレナ「ん」ピクッ


    私はエレナの下まぶたを、アッカンベーをした時のようにめくってみる。


    フリーダ「あっ、やっぱり・・・!真っ白だ・・・」


    赤血球の不足により貧血が起きている人は、下瞼が真っ白になる。

    そう、実はこの子は【鉄欠乏性貧血】
    鉄欠乏性貧血(女性に多くみられる)は、貧血の7割を占める最も多いタイプで、赤血球の主原料となる鉄の不足が原因らしい。

    エレナの鉄欠乏性貧血が発覚したのは2年前。この子が12の時。ある日突然、私に胸の痛みを訴えてきたので、内科医院に連れて行ったところ、お医者さんに『鉄欠乏性貧血』を診断された。エレナが冷え性なのも貧血のせい。
    それからは1日に1~2回(昼、夕食後)鉄剤の内服をしている。


    クロナ「困ったわね・・・気分はどう?」ナデナデ


    エレナ「へーきだよ!」ニコッ


    ヒナタ「ほんとかー?お前の大丈夫は、姉ちゃん信用できないなぁ・・・」

    ヒナタ「この前みたく、突然道端に倒れ込んだりしたし」コツン


    エレナ「だ、大丈夫だよ!そうなる前にちゃんとお薬飲むから!」


    フリーダ「約束だよ?気分が悪くなったりしたら、すぐに私かヒナ姉に連絡するのよ?」ナデナデ


    エレナ「わかった!」スッ


    フリーダ「よーし!カバンにお薬入れておくからね!」


    エレナ「ありがとう!それじゃあ・・・」スッ


    靴を履き、玄関のドアノブに手をかけた瞬間、ボクはクロナに抱き寄せられ、顔を胸に埋められた。


    クロナ「まーて♡お姉ちゃんとの大切な行ってきますのチュウ忘れてるよ?」チュッ


    AM8:05。
    "いつもどうり"わたしは最愛の弟に『いってらっしゃいのキス♡』をした。


    エレナ「あう」ジーッ


    クロナ「ううっ//なにその反応!//」キュン


    私のエレナはこんな表情をした。

    (頬を赤らめる)+(困り顔)+(上目遣い)

    あなたは最愛である姉の私を、萌え殺そうとしているのね?あなたはAngel's assassin.


    エレナ「お姉ちゃん・・・いよいよもうお別れだね・・・」シュン


    クロナ「そうね・・・辛いわね・・・」ナデナデ


    エレナ「えれな、クロナと離れたくないよ・・・」


    クロナ「エレちゃん・・・それはお姉ちゃんも同じ。だけどね、辛い事や苦しい事を乗り越えた先には、きっと喜びや幸せが待ってる」ギュッ

    クロナ「今が頑張り時なの。どんなに辛い現実でも、逃げちゃダメなの」ナデナデ


    フリーダ「おっ(エレナに甘い姉さんが久々にいい事言ってる!ちょっと大げさな気もするけど・・・)」


    普段はエレナの事をこれでもかってくらい、甘やかしているあの姉さんがねぇ・・・・・。


    クロナ「だけどねエレちゃん」


    フリーダ・ヒナタ「(ん)?」


    クロナ「頑張りすぎるのは身体に良くないから、今日はズル休みしちゃおっか?」


    エレナ「え!?いいの?」パァ


    クロナ「いいのいいの!今日はCDジャケットの撮影だけだし、すぐ終わるからお姉ちゃんとスイーツでも食べに行こっか!」ニコッ


    フリーダ「姉さん・・・(ほんと期待を裏切らないわね)」


    ヒナタ「クロ姉・・・(内心そうだと思ってたぜ)」


    エレナ「えっ!お姉ちゃんの新しいアルバム出るの?」


    クロナ「うふふ、ほんとはナイショだったんだけどね?一週間後にはお店に並ぶかな〜♪」ナデナデ


    エレナ「わあ〜、そうなんだ!いつもみたいにえれなに一番最初にちょうだいね!お姉ちゃんのサイン付きで!」


    クロナ「もちろん〜!私、エレちゃんの学校にお休みの電話してくるね!」


    エレナ「わかった!ボクは私服に着替えてくる!」
  8. 8 : : 2017/08/03(木) 03:31:41
    フリーダ「・・・・・」ムスッ



    『ねえ・・・二人とも。』



    遂には怒気を含んだ声になり、二人は廊下に正座をさせられる。


    フリーダ「クロナさん、私の言いたい事・・・分かるよね?」ニコッ


    ⚠我が家の三女様の怒りメーターが、頂点に達した模様だ。


    クロナ「お気持ちはお察しいたします」


    フリーダ「エレナもだよね?」


    エレナ「お察しします」ペコッ


    フリーダ「当然ね。いつまでもダラダラとして、おめかししない悪い子はだーれ?」


    クロナ「私です(本気で怒られちゃった・・・仕事帰りに三女様が好きなペカちゃんのショートケーキでも買ってご機嫌をとるか)」スッ


    ヒナタ「─たくっ、三女様をキレさせたらダメだろ?(あたしにも火の粉が飛んでくるし)」


    エレナ「三女様こわい・・・でもね、次女様のひなおねーちゃんが怒った時の方が怖いから全然大丈夫だよ!」


    ヒナタ「何が大丈夫なんだよ・・・姉ちゃん、あんまエレナに対しておこんねぇじゃん」

    ヒナタ「むしろ甘やかしてる方だし(クロ姉程じゃないけど)」


    エレナ「そうだっけ?」キョトン


    ヒナタ「そうだよこら!」ツン


    エレナ「あうっ」


    ヒナタ「ふふっ、早く学校いけ!遅刻すんぞ」


    エレナ「うん・・・ひなおねーちゃん!最後にぎゅってして?」パッ


    ヒナタ「はいはい(へへ あたしがこいつの誕生日の時にやったネックレスオソロイノヤツ 学校に行く時も付けてくれてるんだな)」ダキッ


    エレナ「あったかい・・・落ち着く・・・ずっとこうしてたい・・・」ギューッ


    ヒナタ「姉ちゃんも・・・ほっぺに学校頑張れのキスしてやるよ」チュッ


    エレナ「えへへ//ありがとう!じゃあ、いってくるね!」


    クロナ>エレチャンイッテラッシャーイ!
    フリーダ>キヲツケテイクンダヨ


    ヒナタ「いってら〜、気をつけてなー」フリフリ



    ー・・・こうして無事、エレナはアニと合流。
  9. 9 : : 2017/09/05(火) 02:39:36
    タッタッタ/


    アニ「はぁ」


    AM8:20分。約束の時間が10分ほど経った頃、いつもと雰囲気が違う(髪型のせい)エレナが、息を切らしてやってきた。


    エレナ「ご、ごめんねアニ!待った?」ハァハァ


    アニ「・・・遅い。何分待たせる気?」ギロッ


    エレナ・・・なんだか今日はいつもと雰囲気が違う。髪型のせい?今日のエレナは珍しくかっこよく見えるな。

    ね、ネオウルフだっけ?外ハネがいい感じ。ヒナタさんにヘアセットしてもらったのかな?上手いな、さすが美容専門学生。羨ましい。私もヘアセットしてもらいたいくらい。


    エレナ「ゴメン・・・フリーダお姉ちゃんに怒られてたんだ・・・・・(怖かったな・・・)」カタカタ


    アニ「アンタまた何かやらかしたの?まあ、アンタの事だからどうせ寝坊とかしたんだろ」


    エレナ「・・・なんでわかるの?」


    アニ「ばーか、お見通しだっての」コツン


    エレナ「あう・・・・・アニ、中学生になってからボクに対して冷たくなったよね?名前で呼んでくれなくなったし(少しヒナ姉に似てきた・・・)」


    アニ「・・・もっと冷たくしてやろうか?」


    エレナ「ほら、そういう所だよ!前はボクに対して優しくて、甘やかしてくれるお姉ちゃんだったのにな・・・」


    アニ「はあ?今だってそうだろ?無駄口叩いてないで少し走るよ。このままだと遅刻するから」スッ


    エレナ「えっ せめて早歩きにしよ?さっきまで怒られてたボクを労わって」


    アニ「・・・ナメてんの?いいからスタバまで走る!!!」ガシッ


    エレナ「あん!?もうクタクタだよぉ・・・」


    アニ「誰のせいだと思ってんの?だいたいアンタは──・・・」


    エレナ「はいはいわかったわかった!走るよ!走ればいいんでしょ!!(アニ・・・フリーダお姉ちゃんにも似てきたな・・・)」


    アニ「最初からわかればいいんだよ」


    エレナ「ふん・・・お先!」ダッ


    アニ「ふふ 張り切るのはいいけど、転ぶなよ(ロスるから)」
  10. 10 : : 2017/10/20(金) 03:56:55
    家から1km離れてるスタバに、なんとか10分以内に到着できたエレナ達。残りは商店街を通り、学校まで600mとなった。


    エレナ「も、もうだめ・・・歩けないや・・・」ゼェゼェ


    アニ「ハァハァ・・・へぇー、今回は転ばなかったね」


    エレナ「いつも転んでるような言い方しないでよ!ドジっ子みたいじゃん!」


    アニ「ドジっ子じゃん?もしかして自覚してないの?」


    エレナ「何を言うかぁ!!えれな、全然ドジっ子なんかじゃないし!アニこそドジっ子なんだい!」


    アニ「(可愛い)・・・うるさ、早く学校行こ」プイッ


    エレナ「もうアニなんか嫌い!いいもん、クロナとlimeするから」スッ


    アニ「おいおい・・・ながらスマホするなよ」


    エレナ「知らない!」プイッ





    ─おねーちゃん♡─



    ([lime ディスティニー トュムトュム]kuronaさんがハートを送ったよ♪ゲーム内のメールBOXを確認して、1000コイン貰っちゃおう♪)4:24


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    4:30(ハートありがとう!お返し♡)

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    4:31([lime ディスティニー トュムトュム]erenaさんがハートを送ったよ♪ゲーム内のメールBOXを確認して、1000コイン貰っちゃおう♪)

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    4:31(お姉ちゃん今どこ?)

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    4:32(何時だと思ってるの?早く帰ってきなさい!!)

    既読
    4:32(…ハニーは寂しいよ?)


    (Thanks('-^v))4:32

    (今ですね、リサさんに車で送ってもらってる途中なのです)4:33

    (ハニーよ、もう少しだけ待ってて^^;)4:33

    (エレたんの好きなマイネームイズドーナッツのストロベリーグ買ってきたからゆるちて?)4:33

    既読
    4:34(ほんとに!!!やったあああ)

    既読
    4:34(だったらなおさら早く帰ってきてよ!)

    既読
    4:34(erenaが写真を送信しました。)

    (なに堂々と浮気写真送ってるのよ!このばかちん!!!!)4:35

    (私以外とチュウしやがって)4:35

    既読
    4:35(違うよ誤解だよ!ヒナ姉が勝手に撮って送ったんだよ!)

    既読
    4:35(えれなは悪くないもん(`3´))

    既読
    4:36(いいから早く帰ってきて!!!)

    (そーいうことにしといてあげる)4:36

    (はいはい)4:36

    (ついた、リサさんもいるから)4:51

    (kuronaが写真を送信しました。)8:25

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    (erenaが写真を送信しました。)8:27

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    9:11([lime ディスティニー トュムトュム]erenaさんがハートを送ったよ♪ゲーム内のメールBOXを確認して、1000コイン貰っちゃおう♪)

    ([lime ディスティニー トュムトュム]kuronaさんがハートを送ったよ♪ゲーム内のメールBOXを確認して、1000コイン貰っちゃおう♪)9:12

    ─(今日)─

    8:35(お姉ちゃん!緊急事態発生です!!!)



    >lime/ ピロンッ


    クロナ「ん」スッ


    えれたん♡から1件のメッセージ。


    クロナ「なしたのエレたん♡」
  11. 11 : : 2017/10/22(日) 03:55:02
    ─えれたん♡─


    ─(今日)─

    (お姉ちゃん!緊急事態発生です!!!)8:36

    既読
    8:36(こちらお姉ちゃんです。どうされましたか!!)

    (アニがえれなに対してイジワルな態度をとってくるんです、、)8:36

    既読
    8:37(それは専門家の私が詳しく説明致しましょう。)

    既読
    8:37(ようするにそれは、愛ゆえのイジワルですね。わかりますよ、非常に。)




    クロナ「アニちゃん・・・お主なかなかやりうるな(可愛い反応するからついいじっちゃうんだよね〜私もたまにいじわるしちゃうもん)」

    クロナ「まあ、嫁にはやらんけどね」私のだから



    Line/ピロン

    (それ流行ってるの?さっきヒナ姉にも言われたよ?)8:39

    既読
    8:39(我々お姉ちゃん株式会社の社内の中ではね。)

    (変な会社!!倒産させてやる!!!)8:39

    既読
    8:40(やめてやめて笑)

    既読
    8:40(それよりもう学校着いたの?(・・?))

    (まだ!でもあともうちょっとで着くよ!)8:41

    既読
    8:41(そっか!ねえ、えれな!今日はあまり遅くならないでね?)

    (わかった!6時ぐらいに帰るね!)8:41

    既読
    8:42(6時ぐらい?不良かおのれは!!!)

    既読
    8:42(6時まで家に帰らないとか何考えてるの?そんな遅い時間まで、お姉ちゃんが承諾すると思った?)

    (え、そんなに怒る?)8:42

    既読
    8:43(そりゃ怒るわばかたれめ!!!)

    既読
    8:43(お姉ちゃんと約束したよね?お外で遊べる時間は5時までって)

    (それは小学生の時でしょ!)8:43

    (中学生で門限が5時までってありえないよ!他の子はみんな6時とかなのに!)8:43

    既読
    8:44(うちはうちよそはよそ、でしょ?私の家ではエレナは5時まで)

    (そんなこと言っても無駄だもん!ちゃんとフリーダお姉ちゃんと決めたんだから!中学生は6時までって)8:44

    既読
    8:44(あなたね、私とフリーダどっちが偉いか知ってるの?)

    (フリーダお姉ちゃん)8:45

    既読
    8:45(ばかちん!!!!!!)

    (もう学校ついたから携帯の電源切るね?)8:45

    (ばいばーい!!)8:45



    クロナ「えっ、ちょ──」



    (コラ!!話はまだ終わってないぞ?)8:46

    (電源切るな!!)8:46

    (おーい)8:46

    (エレナ?)8:47

    (不在着信)8:47

    (不在着信)8:48

    (不在着信)8:48

    (あなたいい度胸ね。この私に喧嘩を売るなんて。)8:49

    (お姉ちゃん、実は怒るとヒナタやフリーダより怖いからね)8:49

    (知らないよーーー)8:49

    (ばかちん)8:50
  12. 12 : : 2017/10/22(日) 04:43:58
    エレナ「ふんっ、クロナなんか嫌いだもん」


    アニ「どうしたのさ?あんたがそんなこと言うなんて・・・明日雪でも降るのかな」


    エレナ「今日ね、始業式が終わったらね、エマおねーちゃんのところでお昼ご飯食べに行くんだけど」


    アニ「うん」


    エレナ「多分、食べ終わった後遊ぶから6時ぐらいに帰るってクロナに言ったの」


    アニ「うん、それで?」


    エレナ「そしたらね、クロナが6時に家に帰るのは不良だって言うんだよ!門限は5時までって!おかしいよね?」プンスカ


    アニ「う、うん・・・でもクロナさんの気持ちも少しわかるな・・・(喧嘩が可愛いってなにごとさ)」


    エレナ「もぉー怒った!今日はお姉ちゃんと口聞かない!いつもお姉ちゃんがお仕事で疲れて帰ってくるから、少しでも疲れが取れるといいなと思って肩たたきしてあげてたけど、今日はしない!」


    アニ「そう(ああ どうせ口聞くし肩たたきしてあげるんだろーな)」スタスタ


    エレナ「あっ、待ってよアニ!」ガシッ

    エレナ「始業式だから校門の前に人だかりがたくさんできてて、新しく来た一年生の人たちがボクのことを睨みつけてて怖いよう・・・」カタカタ


    アニ「あんた、いまだに人だかりが苦手なの?」


    エレナ「だ、だってえれなは視線恐怖症だもん」

    エレナ「だから・・・ね?えれなから離れないで?ちゃんと手繋いで」スッ…


    アニ「はあ・・・まったく、しょうがないね」

    アニ「目立って嫌なんだよな・・・ほら、早く玄関まで行こ(まあ 満更でもないけど)」ギュッ


    エレナ「うん!!」ニコッ




    >ザワザワ >コソコソ


    「ねえ、ルックス神ってる子いるんだけど」

    「あの子でしょ?この中学校にきてほんとに良かった」


    「遂に俺に春が訪れたか」

    「何言ってんだ、ちょーーーー女の子っぽいけど男だぜ?」


    「先輩なんだね!部活とかやってるのかな?」

    「どうだろうね!あの子目当てで入部する人とか多そう」

    「私とか私とか私とか?」

    「イエス」

    「ねえ、あの子めっちゃいい匂いした」

    「なんか誰かに似てない?」

    「この中学校に入学できて、控えめに言って生きててよかった」

    「みんなぜったいあの子のこと狙うよね」

    「だから私とか私とか私とか?」

    「グッド」


    ※これがエレナにはこう見えてます。


    「なあ、あいつ泣かそうぜ」

    「いいな、ウゼーし」


    「思いっきりぶん殴ってやる」

    「サンドバッグ」


    「蹴りてー」

    「泣かせたい」


    「燃やしたい」

    「それいいね」


    「どつきたい」

    「小突きたい」

    「絶望と恐怖を味わらせたい」

    「わかるちょーーーーーわかる」



    エレナ「うう・・・早く教室行きたい・・・」カタカタ


    アニ「そうだね。今年の1年生はウザそうだな(今年もこいつと一緒のクラスになれたらいいな)」



    ささやかな願いよ、天に届け──・・・。
  13. 13 : : 2017/10/28(土) 03:18:34
    新しいクラス、新しい友達、新しい担任の先生。環境が変わり、新生活が始まろうとしていた。

    廊下の名簿には新一年生は三階の教室へ、二年生は二階、三年生は一階の教室へ向かい、各自新しいクラスの名簿を確認するようにと記載されていた。


    アニ「二階だってさ、行こ?」


    エレナ「うん!上靴履くからちょっと待ってね」スッ


    アニ「え、可愛い!ナイキの靴じゃん(いいな)」


    エレナ「えへへ、この靴はボクも気に入ってるんだ!お姉ちゃん達とお揃いだし♪」ニコッ


    アニ「お姉ちゃん達って?」


    エレナ「フリーダお姉ちゃんとヒナ姉にクロナと!」


    アニ「へえー、みんなあんたと一緒で黒色なの?」


    エレナ「んーん、違うよ!クロナは黒でフリーダお姉ちゃんは白でヒナ姉は紫だよ!」


    アニ「ふーん、みんななんかイメージカラーに合ってるね」


    エレナ「そうだね!それにクロナとは色までお揃いなんだ♪」


    アニ「ふふ、よかったね(なんだ なんだかんだ言ってやっぱりクロナさんの事が大好きなんじゃん)」


    エレナのアイフォンのロック画面の待ち受けもクロナさんだし。このクロナさん綺麗で可愛すぎる。

    ※ちなみにホーム画面の待ち受けは、ヒナタとフリーダ。


    エレナ「他にもいろいろお姉ちゃん達とのペアルックあるけど、聞きたい?」


    アニ「いや結構です(こいつのありとあらゆる物がお揃いで埋め尽くされてそう)」


    ※その通りです。
  14. 14 : : 2017/11/04(土) 04:12:05
    「やったー!またかなえと一緒のクラスだ!」

    「神様に感謝ね!」


    「チッ、またお前と一緒かよ」

    「んだよ、また俺と同じクラスになれて嬉しいくせに」


    「やったぁぁ!!!今年も恵玲奈くんと一緒だ!」

    「は、ずる」

    「あんただけズルい」

    「へへ〜ん、去年はあまり仲良くなれなかったから今年は親友になってみせる!恋人同士でも可(てかそれを強く望む)」

    「あんたじゃムリムリ」

    「あの子人見知りの極みだからね」




    エレナ「うわあ・・・混んどる・・・(地獄だ)」


    アニ「騒がしいし、少し空いてから見に行くか」


    エレナ「そうだね・・・(うう・・・もう帰りたい・・・帰ってお姉ちゃん達に甘えたい・・・)」



    『えれなの大好きなお姉ちゃん達へ 助けてください。』 byえれを



    アニ「私、トイレ行ってくるけどあんたも来る?」


    エレナ「行く!ちょうどボクもトイレしたかったところ」


    アニ「ふーん、なら早く行こ」






    ───・・・・・・





    し〜ん・・・



    エレナ「アニ・・・早く来てくれないかな・・・」


    アニより先にお手洗いを済ませた彼は、男子トイレと女子トイレの間の壁にもたれかかっていた。

    待ってる間が暇なので、廊下に貼られている防犯のポスターを見ていると、


    >「だーれだぁ♡」ムギュー


    女の人の甘い声がした。
    その人に後から目を隠され、抱きしめられる。


    エレナ「ひゃあっ・・・え、エリーナせんせぇ?」ビクッ


    エリーナ「ピンポーン♪」パッ



    ☆自己紹介☆

    名前:エリーナ・リリー

    年齢:23歳
    身長:168cm
    体重:secret

    容姿&性格:クールで気品があって、キリッとした美しさが魅力的。仕事も完璧にこなし、生徒や先生からも人気があって、みんなからは「クールビューティな先生」と言われている。※これは表の顔であって裏の顔はわがままでプライドが高く、一度気に入ったものは絶対に離さないタイプ。また、表の顔と裏の顔で口調も大きく変わるようだ。

    要素:エレナとアニが中学一年生の時の担任の先生。担当科目は英語。



    エレナ「やっぱり♪おはようございます!」パァァ


    エリーナ「Good morning 恵玲奈くん!こんな所で何やってるのかしら?」


    エレナ「えーと、アニを待ってます!」ニコッ


    エリーナ「そう・・・・・」スッ


    ハムッ♡


    急に先生の顔が近くなり、耳たぶを甘噛みされた。


    エレナ「ひゃあぁぁ・・・//やめてください!」パッ


    エリーナ「先生、恵玲奈くんに言いましたよね?"ふたりきり"の時は敬語はナシって」


    エレナ「っ// 先生だって人のこと言えないじゃん!」


    エリーナ「Please be quiet!」ウリッ


    今度は唇に人差し指を当てられた。


    エレナ「せんせぇ・・・ボク、英語苦手だからなんて言ってるのかわからないよぉ・・・」ウルウル


    エリーナ「それはimpoliteness,ついクセでね♪」ナデナデ


    エレナ「(だめだ)そういえば、エリーナ先生は何でここに?」


    エリーナ「んー、ちょっと用事でね!(まあ 主に恵玲奈くんに会うためなんだけど)」


    エレナ「そっか!ボク、まだクラス発表の紙見てないんだ!今年の担任の先生は、誰になるんだろ〜な」チラッ


    エリーナ「What?」


    エレナ「今年もエリーナ先生が担任だったらいいな♪」ニコッ




    Yes, why does this child make me such susceptibility?
    ああ、この子供はなぜ私をそのような感受性にしますか?

    I knew that I must not fall in love with you.
    私はあなたに、恋をしてはいけないことは分かっていた。

    Still I like you.
    それでも、私はあなたが好きです。

    I can't stop loving you
    私は、あなたを愛しているのをやめることはできません。

    so you are my light
    あなたは私の光です。


    エリーナ「安心しなさい。私は今年もあなたと一緒だから。」
  15. 15 : : 2017/11/08(水) 06:39:04
    エレナ「えっ ほんとに?やったー!!」パァァ


    エリーナ「ふふっ、I'm happy,too」


    エレナ「み、みーとう!」ニコッ


    力なく微笑んだ。木の葉の間からこぼれる夏の夕暮れの最後の光のような微笑みだった。

    私はそんな、彼の無邪気なにこにこ顔に釘付けになる。

    You're really good-looking.
    あなたは本当に美しい。

    I want you to be near me.
    私はあなたに私のそばにいて欲しい。

    He is mine
    彼は私のものです。


    エリーナ「Different! Me tooよ(ああ、恵玲奈 私の恵玲奈くん。私だけを見てて?私だけにその"特別"な笑顔を見せて?他の子なんかに見せないでよ)」ダキッ


    ボクはエリーナ先生に、力強く抱きしめられた。痛いくらいにだ。



    I'm the group of the monopoly desire.
    私は独占欲の塊です。

    I'm ugly
    私は醜い。

    Very ugly
    とても醜い。


    ギュー・・・

    抱きしめてる強さが、更に増してく。
    このままでは、握り潰されるリンゴみたいになってしまう。


    エレナ「うう・・・せんせ、痛いよぉ・・・離して?」トントン


    エリーナ「あっ・・・ご、ごめんね?!痛かったよね?(しまった。あなたの事を想うばかり、つい力強く抱きしめてしまったわ)」アタフタ


    やっと我に返った感じだ。


    エレナ「う、うん・・・大丈夫だよ!」


    エリーナ「ほんとに?I'm sorry.どうかしてたわ(でもね、それくらい私はあなたの事を想っているのよ)」


    抱きしめてる強さは、そのままあなたへの愛。


    >タッタッタ


    エリーナ「!!、恵玲奈くん、こんな所で何してるの?早く新しい教室に行きなさい」スゥゥ


    エレナ「えっ」


    エリーナ「アニちゃんも。もうあなた達は二年生になるのよ?いつまでもダラダラとしてるんじゃありません」


    アニ「は、はい・・・(エリーナ先生・・・いつからここに?それと今エレナに何してた?)」


    エレナ「うn・・・はい!(そっかアニが来ちゃったからか)」


    エリーナ「じゃあ、私は先に担当の教室に行くから。恵玲奈くんも早く来なさいね」スッ…タッタッタ


    エレナ「はい!」


    アニ「・・・あんた、今エリーナ先生になんかされてなかった?」


    エレナ「え、何もされてないよ?」


    アニ「でもあんたと先生の距離・・・近くなかった?」


    エレナ「それはボクの目にゴミが入っちゃって、エリーナ先生に取ってもらってたの・・・」


    アニ「それならいいけど、あの先生は気をつけた方がいいよ(気づいたらエレナの近くにいるしね)」


    エレナ「う、うん・・・(アニ・・・なんでそんなこと言うんだろ?)」


    アニ「なんかあったら私に言いな。いいね?」


    エレナ「わかった、ありがと!(先生はただ"寂しい"だけなのに)」


    アニ「そろそろ私達も教室行かないと」


    エレナ「そ、そうだね!何組になるのかな〜」ドキドキ





    ────・・・・・





    2年1組 担任 エリーナ・リリー


    男子16名





    ・江名本 恵玲奈







    女子17名。


    系33名。



    2年2組 担任・・・












    2年3組 担任 ・・・・・


    男子15名


    ・ コニー スプリンガー







    女子17名






    ・アニ レオンハート

    ・ミーナ カロライナ



    ・サシャ ブラウス





    系32名。




    アニ&エレナ「は」



    名簿には衝撃的な事実が記載されていた。
    この世界は残酷だ。


    エレナ「な、なんでボクだけ1組・・・(もうダメだ・・・不登校になろう)」


    アニ「しかもよりによってひと組離れてるし・・・(サイアク)」


    エレナ「もういや・・・やっていけないよ・・・」ウルウル
  16. 16 : : 2017/11/10(金) 06:12:26
    >ガラガラ


    1組の教室の引き戸が乱暴に開いた。


    エリーナ「コラッ、恵玲奈、アニ!!」

    エリーナ「先生、さっきも言いましたよね?気が緩みすぎよ、早く教室に入りなさい!!」


    新学期早々、先生に怒られてしまった。
    しかもみんなの前で。


    エレナ「は、はい!?」ビクッ


    アニ「・・・はい(うざ)」スッ


    エレナ「じゃ、じゃあねアニ・・・ミーナ達によろしくね?(うう怒られちゃった・・・)」シュン


    アニ「うん・・・もし休憩時間あったら、みんなとあんたの所行くから」タッタッタ



    こうしてどのクラスも、新担任からの挨拶と生徒一人ずつ、自己紹介が行われた。



    ━2年1組 リリークラス━



    エリーナ「はい、私からは以上よ。それでは出席番号1番から順に、自己紹介をしてください」

    >自己紹介かー、何いおー
    >自分がキモオタだって事言えば?
    >おぬしww捻り潰すぞ

    >綺麗な先生だね!
    >でもちょっと怖いな・・・
    >クールビューティだもんね

    エリーナ「自己紹介の内容は、自分の名前と好きな食べ物、クラスのみんなに一言何か言ってください」

    >ハーイ

    >ねえねえ!恵玲奈くんの好きな食べ物ってなんだろうね!
    >チョコベビーじゃない?
    >いや、意外とかばやきやさんという線も
    >いやいやマーブルチョコだって
    >それ、あんたらが今食べたい物言ってるだけだろ

    エリーナ「ちなみに先生の好物はもつ鍋よ」

    >へぇー!先生って意外とフツーなんですね!
    >なんだ、超セレブが食べてる物でも言うのかと思った!
    >ああ、イタリアン料理とかね!


    出席番号1番から自己紹介が始まり、ついに7番目のエレナの番になった。


    エリーナ「はい次、恵玲奈くんお願いします」


    エレナ「は、はい!(うわぁ緊張してきた・・・)」スッ


    >可愛い。
    >綺麗・・・
    >天使かな?

    >早くあの子と友達になりたいんだけど
    >それな!limeとか交換したい
    >なんか誰かに似てる気がする


    エレナ「ぼくは江名本(えなもと)恵玲奈です!え、え〜と・・・好きな食べ物はパスタです・・・こ、これからよろしくお願いしましゅ・・・あっ・・・//」カァァ


    >アハハ!キャハハ!ワハハ!


    ボクが噛んだことで、クラスは爆笑の渦に包まれた。

    さ、最悪だ・・・最後の最後で噛むなんて・・・あれだけフリーダお姉ちゃんとクリスタお姉ちゃんで、ヒミツの自己紹介の練習したのにな・・・無駄だった。もう嫌だ帰る。


    >キミ、カワウイィィーネ!
    >お前は誰なんだよ

    >可愛すぎな

    >あの子、結構おちゃめなんだねー
    >そこがカワイイよね!
    >とりあえずベリーベリーキュートなのはお分かりになった。


    エリーナ「(Pretty♡)はい、次の人」


    エレナ「ハァー・・・(フリーダお姉ちゃん、クリスタお姉ちゃん・・・自己紹介の特訓・・・無駄だったよ・・・)」シュン




    一方その頃フリーダは・・・



    フリーダ「えーちゃん、みんなの前でしっかり自己紹介できたかなー・・・(お姉ちゃんは心配なのです)」


    クリスタ「大丈夫でしょ!あれだけ私達と特訓したんだもん!」


    フリーダ「そうよね!あの子はYDKだしね♪」


    クリスタ「そうそう、やればできる子♪」








    エリーナ「これで全員言いましたね。一年間共に過ごす仲間ですから、早く顔と名前を覚えてくださいね。先生も頑張ります」


    >ハーイ!


    エリーナ「それでは始業式の流れを軽く説明します。一度しか言わないから、注意して聞くように」


    エリーナ先生による始業式の説明が始まった。


    エレナ「(はぁ嫌だな・・・全校生徒が集まるなんてさ)」

    エレナ「(それより早くエマお姉ちゃん達に会いたいな〜 ふふ、会ったら真っ先にギューしてもらうんだ♪)」

    エレナ「(今は11時15分だから・・・後1時間で帰れる!)」


    始業式よ、早く終われ──
  17. 17 : : 2018/01/26(金) 06:26:13
    >はい、オッケーです!

    お疲れ様でーす/


    「江名本さん!これからCDジャケットのデザイン構成やロゴの作成などするので、要望などあったら何でもご相談くださいね!」


    クロナ「わかりました、考えてみます!」ニコッ


    「はい、では30分後にまた!」


    PM12:00。
    アーティスト写真撮影終了。


    リサ「お疲れ!飲み物、野菜ジュースでいいかしら?」スッ


    クロナ「リサさん、どうもありがとう・・・」シュン


    リサ「どうしたのクロナ?浮かれない顔して。またエレナくんとケンカでもした?」


    クロナ「アタリです。ちょっと聞いてくださいよリサさん!うちのエレナったら最近、私に対してすっごく反抗的な態度をとるようになったんですから!(お姉ちゃんに成長を感じさせてくれますね)」


    リサ「(これまた長くなりそうね・・・)あらあら、エレナくんも遂に反抗期到来かしら」


    クロナ「limeで口答えばっかするんです・・・挙句の果てには未読無視まで・・・(お姉ちゃんは悲しい)」シクシク


    リサ「へぇー、エレナくんがクロナに対してそんなことするようになったんだ!ほんとに成長したわね〜」カンシン


    クロナ「感動してる場合じゃないですよぉ!!私にとっては一大事なんですからね!」

    クロナ「・・・まあ、反抗的な態度をとるエレナも私にとっては愛らしいんだけどね///」


    リサ「バカ姉ね(見てて気持ちいいくらいに)」


    クロナはスマホに保存されている、お気に入りのエレナの写真を見返し始める。その数は余裕で1000枚は超えていた。

    クロナのスマホには、約1000枚の画像ファイル(動画もあり)を保存しているため、動作が重く、容量の空きがない。※流石に少し困ってるみたいだ。


    クロナ「はあん♡いつ見てもこのねこ耳えれにゃんは癒されるなぁ//」キュン


    リサ「っ・・・//クロナ、それ私にも送って?携帯のロック画面にしたいの」


    クロナ「えー、嫌ですよ!この写真は私専用なんですから。いくらリサさんのお願いだからっといっt『怪獣の被り物を被ったエレナくんが、がおーってやってヒナちゃんとじゃれあう動画あげるから』


    クロナ「トレードしましょう。」
  18. 18 : : 2018/01/30(火) 05:25:26
    午後12時15分、始業式終了。
    どのクラスも帰りのホームルームが行われ、新学期から使う、新しい教科書が配られた。


    エリーナ「教科書の代金は、皆さんの税金から支払われているので、丁寧に綺麗に扱うように。」


    >はーい!


    エリーナ「それと(恵玲奈くん10冊もある重たい教科書を1人で持っていけるのかしら・・・)明日から早速授業が始まります。(be worried sick 私のcarで送ってあげたい・・・)くれぐれも忘れ物には気をつけるように。」


    >はーい!


    >ねえ、HR終ったら真っ先にあの子のとこ行こ!
    >そーね!limeゲットしちゃお♪


    エレナ「・・・(なんか嫌な予感するな・・・)」ピクッ


    >ねね、知ってる?江名本さんって"両親"いないんだって
    >知ってる、確か年の離れたお姉さんと暮らしてるんだっけ?
    >そうだったと思う!
    >へぇ〜恵玲奈くんって兄弟いたんだね!見てみたいなぁ

    >意外と苦労してるんだな・・・

    >私ね、中1の時、恵玲奈くんと同じクラスだったんだけど、授業参観の時見たよ。恵玲奈のお姉さん。
    >マジ!どんな人だった!?
    >綺麗で優しい人だったよ!顔はあまり似てないけどね。
    >へぇー。

    >あと、ちょっと顔が怖いお姉さんがもう一人いたよな・・・
    >ああ、でもあの人もかなりの美人だったよな

    >あともう一人いたよね!サングラスでマスクの変なお姉さん!
    >ああ、あのめちゃくちゃ美人オーラぱねぇ人か!



    \キーンコーンカーンコーン/



    エリーナ「それでは解散してください。みんな寄り道したりせず、真っ直ぐ家に帰るように。」


    『はーい!』
    『さようならー!』


    帰りのホームルームも終わった教室は、開放感からざわめきに満ちていた。


    ガラガラ

    >よっしゃあー!遊びに行こうぜ!
    >ああ!

    >俺ん家でゲームしない?モンハンワールドあるぜ
    >いいね、俺もうHR解放したぜ


    『みんな!まだ帰らないで!1組のグループライム作ったから、私とQRコード交換して!』


    さてさて、クラスlimeをご存知だろうか。高校などのクラス単位でできるlimeグループのことだ。最近はクラス発表と同時にクラスlimeが誕生し、そこから男子グループや女子グループ、少人数グループが生まれていくという。


    「おっけー♪男子も交換してよね!」

    「おう!」


    >私、正直入りたくない

    >私もー、通知とかうるさそう


    「うわっ、俺やだなー・・・通知とか絶対うぜぇだろ」

    「いやそれな!どうせくだらねぇやりとりとかするだけだろ」

    「なあ、アヤカちゃんグループライムに招待されたって」

    「なにっ、それを早く言わないか!」

    「おーいマナミ!!早く俺のQR読み取れよ!」

    「はいはい、招待するからちょっと待って」



    「ねえ、江名本さんもQRコード教えて?」


    エレナ「えっ・・・(やだなぁ入りたくない)う、うん・・・」スッ…


    嫌々自分のQRコードを読み取ってもらう。


    「えへへ、ありがとう!招待しとくねん♪(後で個チャ行こーっと)」スッ

    「・・・へぇー(トプ画ネコにしてるあたりかわいい)江名本さんって"クロナ"聴くんだ!」


    エレナ「えっ?(あっ)」ビクッ


    し、しまった・・・!
    ぼくのlimeのホーム画面、クロナお姉ちゃんのままだった・・・。

    ぼくのお姉ちゃんが、"あのクロナ"だとクラスのみんなに広まったりなんかしたら、後々面倒な事になる・・・お姉ちゃんにも迷惑かけちゃうしね。

    ここはなんとかして打開策を見つけねばならない。


    エレナ「う、うん!ホーム画面にするくらい好きなの!(うう・・・なんか適当なのに変えとけば良かった・・・)」


    ただ幸いなことに、ホーム画面にしているクロナの画像は、彼女のCDジャケットだった。

    それも彼女の名曲ばかり集めたセカンドアルバム。これはオリコン1位と2位を同時に獲得し、売上枚数は250万枚を超える。


    「そうなんだ〜♪私もよく聴くよ〜・・・って、iPhoneケースクロムハーツじゃん!?しかも本物!!」


    エレナ「くろむはーつ?それってボクのiPhoneケースの事?」キョトン


    「うん!そんな高価な物持ってるなんて凄いね!誰から貰ったの?」


    エレナ「(クロナ)お姉ちゃんから・・・・・(これってそんな凄い物だったんだ・・・)」
  19. 19 : : 2018/02/04(日) 07:23:26
    クロナ『──エレちゃん!iPhoneケースはこのケースを使ってね!』はいどうぞ

    エレナ『わあっ!カッコイイ十字架だね、ありがとう!あれ?これってお姉ちゃんとお揃いだ♪』

    クロナ『うふふ、あなたの大好きなお姉ちゃんとペアケースできて良かったわね?』ニコッ

    エレナ『うんっ♪』ダキッ

    ヒナタ『げっ!それ本物のクロムハーツじゃん!結構したんじゃない?』2つで50万以上とか

    クロナ『ふっ、まあね。人と被るのが嫌なのよ』ドヤッ

    ヒナタ『かっこよ』





    「──エレナ!」


    教室の窓から僕を呼ぶ声がした。聞き慣れた声だ。


    エレナ「!、みんなぁ!迎えに来てくれたんだ!!」パァ


    コニー「おう!一緒に帰ろうぜエレナ!」

    サシャ「エレナ!帰りにコンビニ寄りましょう!アニがお菓子奢ってくれるらしいです!」

    アニ「蹴るよサシャ」

    ミーナ「エレナ!早くおいでよ!(あれ?今日のエレナ・・・なんかカッコイイ)」ドキッ


    エレナ「うん!じゃ、じゃあ・・・またね?」スッ


    「うん・・・また明日ね(ちえー、もっと話したかったのに)」



    タッタッタ/

    コニー「俺は寂しいぞエレナ!クラス離れちまってよ」


    エレナ「ボクも寂しいよコニー・・・ひとりだけ取り残されてさ・・・これからきっと・・・・・いじめられるんだぁ・・・・・・・」ジワァ


    ミーナ「ネガティブ思考やめい!」ビシッ


    エレナ「あうっ」


    サシャ「ふふ、エレナは相変わらずですね!クラスこそ離れてしまいましたけど、こうやって毎日エレナのこと迎えに行きますからね!」ニコッ


    エレナ「さ、サシャ・・・ウルッ ありがとう!って、だからアニ!!ちゃんと帰りも手繋いで?じゃないと安心して玄関まで行けないよぅ・・・」スッ


    アニ「はぁ・・・しょうがないね」ギュッ


    ザワザワ

    >「ねえ、あの子とアニって付き合ってるの?」

    >「ウソだウソだウソだよ・・・」

    >「だって手繋いでる・・・」


    アニ「いい加減そのヘタレな性格を直したら?」


    エレナ「ヘタレじゃないもん・・・(あっ、フリーダお姉ちゃんからlimeきとる)」スッ




    ─フリーダおねね──


    ─(今日)─

    (えーちゃん〜学校終わった?)12:45

    既読
    12:46(今終わったよ!)

    既読
    12:46(お姉ちゃんは今お昼休憩中?)

    (いえす^^クリスタと学食食べてるよ!)12:46

    (新しい教室どうだったの?アニちゃんと同じクラスになれた?(・・?))12:47

    既読
    12:47(それがなれなかったんだ…これからもうやっていけないよ…)

    既読
    12:47(サシャ達とも離れちゃったし…)

    (えー!!離れちゃったの…)12:48

    (残念だったね…帰ったらたーんと慰めてあげるね?)12:48

    既読
    12:48(慰めてくれるだけじゃ足りないよ…だからね?学校はもう休ませて欲しいな?)

    (まあ、気持ちはわかるけどそれはダメよ。)12:48

    (えーちゃん、そんな事言わずに1年間頑張ろうね?)12:49




    エレナ「・・・なにさ(別にいいもん!たまにヒナ姉が学校に休みの電話入れてくれるから)」





    ─えーちゃん──


    既読
    12:48(よしよし、帰ったらたーんと慰めてあげるね?)

    (慰めてくれるだけじゃ足りないよ…だからね、学校はもうお休みしたいな?)12:48

    既読
    12:48(まあ、気持ちはわかるけどそれはダメよ。)

    既読
    12:49(えーちゃん、そんな事言わずに1年間頑張ろうね?)








    フリーダ「えっ既読無視!?うそでしょ!!?」
  20. 20 : : 2018/02/08(木) 12:48:31
    エレナ「ふん!フリーダお姉ちゃんなんか知らない!!ミュートにしてやる!」プイッ


    アニ「・・・あんたまたlimeで喧嘩したの?(ブロックじゃないあたり可愛い)懲りない人だね〜」ナデナデ


    エレナ「えへへ//アニが久しぶりに撫でてくれたぁ♪」ニヘラ


    アニ「っ、ふん・・・//」プイッ


    ミーナ「あー、アニ!顔赤くなってるー!」ニヤニヤ


    サシャ「ほんとですね!エレナに恋ですか?」ニヤニヤ


    アニ「・・・うるさい」ゲシッゲシッ


    ミーナ「痛い!」

    サシャ「痛いです」


    コニー「なあエレナ!3時から河原で三角ベースやるんだが、お前も来るか?」


    エレナ「コニー・・・ごめんね?ボク、他に用事があるから行けないや・・・」


    コニー「そうか!残念だ!」


    ミーナ「用事?なんの〜?」


    エレナ「えーとね、エマお姉ちゃん達の所にご飯食べに行くんだ!」


    ミーナ「へぇー、そうなんだ!ほんと仲良いよね〜」

    ミーナ「この間なんかも、エマ先生?だっけ?その人の家に泊りに行ったんでしょ?」


    エレナ「うん、そうだよ!エマお姉ちゃんの家はボクの秘密基地なんだ♪」ニコニコ


    ミーナ「秘密基地なの!そっかそっか!(可愛いエレナ//)」キュン
  21. 21 : : 2018/02/09(金) 06:13:48
    \ピーンポンパンポン/

    >えー、下校時間となりました。生徒達は廊下に整列し、直ちに下校して下さい。

    >繰り返します。下校時間となりました。生徒達は担任の先生の支持に従い、直ちに下校して下さい。



    エマ「・・・お、やっと終わったねぇ〜〜(始業式はやる事多くて疲れるなぁ)」ノビー

    エマ「(あーあ、私の愛しのエレナよ 早く来てくれ)エレナにかまちょのlimeでもしてみるかね」スッ




    ─ひめ─


    12:59(私のひめちゃんや〜もう学校は終わったかな?)




    ピロン/


    エレナ「ん?(あっエマお姉ちゃんからだ!)」スッ




    ─エマお姉ちゃん─


    (私のひめちゃんや〜もう学校は終わったかね?)12:59

    既読
    1:00(終わったよ!)

    (おーそうか!ならもうこっち向かってる?)1:00

    既読
    1:00(うん!今ね、大宮橋渡ったところ!)

    (もうそこまで来てんじゃん♡)1:01

    (校門のところに立ってるから、はやくおいでね)1:01

    既読
    1:01(わかった!すぐ行くね!!)

    (おん、丁度こっちの生徒達も下校したから気をつけて来てね?)1:02

    既読
    1:02(うん!)
  22. 22 : : 2018/02/11(日) 07:24:52
    エレナ「じゃあ、ボクはこっちだから!」


    サシャ「はい!さよならです!」

    ミーナ「まったねーんエレナ!」フリフリ

    コニー「おう、またな!」

    アニ「じゃあね。明日も遅刻したら承知しないから」


    エレナ「う、うん・・・なるべく気をつけるよ・・・それじゃあ、みんなまたね!」フリフリ


    さてさて、みんなともこれでお別れだ。
    また明日、学校で会おうね。

    心の中でそう呟くと、彼はエマが待ってる高校へと歩き出した。

    「アハハーそれでねー」
    登下校中の女子高生の楽しげな会話が聞こえてきた。

    その声を聞いて、懐かしい気持ちがこみあげてくる。今から4年と半年前、彼の義姉である、フリーダと初めて出逢った思い出だ。

    きっかけは母親からの、"虐待"に耐えれなくなり、家を飛び出したことから始まった。

    そこからフリーダお姉ちゃんと、クリスタお姉ちゃんに、クレープの屋台がある公園で出会ったんだよね。
    そうだそうだ。そんなこともあったね。




    ジリリッ



    ある日を境に、母親は壊れてしまった。
    せっかく一生懸命積み上げてきた積み木が、跡形もなくバラバラに崩れてしまうように。

    積木くずし


    「どうして?」

    いつかクロナに聞いてみたことがある。

    この質問をする度に、クロナの表情が変わった。スゥーっと、まるで電源スイッチをオン/オフにするかのように、笑顔が浮かんだり消えたりした。

    「おかあさんは今ね、辛いモヤモヤと頑張って戦ってるんだよ。」

    っと、ガラスのように透き通った瞳で、お姉ちゃんはそう言った。

    「だからね、今はあんな感じだけど、心の中のモヤモヤがなくなったらきっと、優しいお母さんになるよ。」

    笑顔で僕にそう教えてくれた。
    でも、僕には言葉の意味がわからなかった。





    これはいつかの日





    「うわぁあぁあああああお母さんやめて!!!エレナにそんなことしないで!!!!!!」


    おかあさんはまだ3つのぼくを7階のベランダから放り投げようとしたよね。


    「うるさい!!!!!!私はお前だけで充分なんだよ!こいつは要らないんだよ!!!!!!」


    「あぁぁぁあぁああやめて!!!!エレナを私から奪わないで!!返して離して!!!!!」


    おねえちゃんは泣き叫んで、必死にお母さんから僕を取り返そうとした。

    ぼくはそれを何も考えずに、ただじっと見つめていた。今から自分が、母親によって何をされようとしているのか、わからなかったからだ。


    「あぁぁァァァもうぅぅうるさいッッ!!!!!そんなにこいつが大事なら勝手にすればいいじゃないッ!!!!」


    お母さんは僕をクロナに放り投げると、僕に関わる全ての物の処分を始めた。僕が写った写真はカッターで切り刻み、数少ない服は捨てて、さっきまで食べていた たまごボーロを粉々にするんだ。


    ごめんなさい
    ごめんナサイ
    「うう・・・エレナ・・・ごめんね、ごめんね・・・・・」
    おかあさんは、ぼくがきらいなんだね
    「痛かったよね・・・怖かったよね・・・・・」
    ごめんなさい
    「ごめんね・・・ちゃんと守ってあげれなくて・・・」
    ゆるしてください ごめんなさい
    「守る、守るよエレナ・・・お姉ちゃんがぁ・・・・・」
    ごめんなさいゆるして
    ゆるしてゆるしてゆるしてゆるしてゆるしてゆるしてゆるしてゆるしてゆるしてゆるしてゆるして
    「あなたのこと、絶対に守るからね──」
    ぼくがいるからいけないんだ




    通りゃんせ 通りゃんせ
    行きはよいよい 帰りは怖い
    怖いながらも 通りゃんせ



    ごめんなさいゆるしてごめんなさいゆるしてごめんなさいごめんなさいゆるしてゆるしてゆるしてゆるしてごめんなさいゆるしてごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい




    いないいないばぁ。
    優しい顔が出てくることは二度となかった





    うまれてきて、ごめんなさい──・・・・・・

    ごめんなさい



    『おかあさんがしあわせになってやさしくなりますように』

    そう、流れ星に願いを託した。
    だけど、その願いはこの先ずっと、


    ──届くことはなかった。
  23. 23 : : 2018/05/13(日) 09:22:56
    思い出したくもない辛い記憶が、突然掘り起こされた。両足は、運動神経をすっぽりと抜き取られてしまったかのように、動きを止めた。

    このまま数分間、彼はその場から動けなくなる。まるでそれは、電源をオフにした、うなだれるペッパーくんの姿のように。










    ・・・・・──エレ。










    ・・・・・エレナ?










    ──・・・・・『エレナっ!!!!!』




    突如、僕のことを呼びかける声が、僕の耳に鳴り響いた。


    エレナ「っえ!!?」ビクンッッ


    驚きで心臓が激しく動悸した。
    彼は、はね返されたように正気に帰って後ろに飛びすざった。


    「よかった・・・こんなところにいたんだな。」
    「電話も応答しないし、心配したんだからな。」


    声の主は・・・エマだった。
    いつまでも待ち合わせの場所に来ないエレナに、だんだん何かあったんじゃないかと心配も重なって、待ち合わせ場所付近をウロウロしていると、石像のように固まったエレナの姿があった。


    エマ「こんな所でボケーッとしてどうしたの?」


    エレナ「・・・んーん、少し考え事してただけだよ!」


    エマ「考え事って・・・(そんな風には見えなかったよ?)ま、まあ何もなくて安心したよ!」


    エレナ「エマお姉ちゃん・・・待たせてごめんなさい・・・・・」ペコッ


    深々と頭を下げて謝罪をした。


    エマ「・・・顔、上げなよエレナ」クイッ


    エレナ「え?」


    手で顎をクイッと持ち上げて、顔を強制的に自分のほうに向けられキスをされそうになる。


    エマ「私を待たせたバツ、唇で払ってもらうよ」スッ


    エレナ「え、ちょ・・・」


    チュッ,


    ついに唇が重なった。エレナの唇はあまりに甘美で柔らかかった。


    エマ「・・・どう?キュンときた?」ニヘラ


    いたずらな笑みでそう言った。
    "顎クイ"なんて、女子の憧れのシチュエーションだ。


    エレナ「っ・・・//ぜ、全然?ヒナ姉にやられた時の方がドキドキしたかな〜」ニヘラァ


    笑顔を緒って悪戯な笑みを浮かべてくる。
    こんなの、可愛いに決まってる。仕返しされた。それも倍返しだ。


    エマ「(今の表情写真に撮りたかったな//)いや、ヒナタはずるくない?」


    エレナ「ずるくないもん!ヒナ姉はえれなのママレードボーイだもん」


    エマ「懐いな、ママレードボーイなんて私が小さい時の漫画だよ?よく知ってたね〜」ナデナデ


    エレナ「先週の土曜日にね、ヒナ姉が映画館につれてってくれたの!」

    エレナ「その時に観たんだ、ママレードボーイ♪」


    エマ「そういえば最近実写化されてたね!(私もエレナと映画館デートしたい)」
  24. 24 : : 2018/06/14(木) 00:58:55
    エマ「休日に映画館に連れて行ってくれるなんて、優しいお姉ちゃんだね!」カンシンカンシン


    エレナ「うん!最近のえれなのマイブームはね、大好きなひなたんと休日にお出掛けすることなのだ」エッヘン


    エマ「(羨ましい)・・・あのさ、エレナ」


    エレナ「え?」


    エマ「ぶっちゃけ、私とヒナタ・・・どっちの方が好き?」


    エレナ「えっ・・・そんなの選べないよ・・・だってどっちとも、えれなの大事で大好きな人だもん!」


    『2人とも、愛してやまないかげかえのない存在だ。』

    俯き加減に視線をそらしながらそう言った。


    エマ「その言い方はズルいよ。どっちかにして?」ジッ


    エレナ「うう・・・じゃあ、間をとって"クロナお姉ちゃん"」


    エマ「その手があったか・・・クロナはやっぱり、エレナの1番?」


    エレナ「・・・うん、クロナだけはえれなの特別なの♡」ニヘラァ


    ほんとは順位なんてつけられないんだけどね。


    エマ「クロナ・・・おまえがナンバー1だ・・・」
  25. 25 : : 2018/06/17(日) 06:21:33
    ーーー



















    ーー


























    ────聞こえてくる。
    鈴を鳴らすような『妹』の声が。





    ───レイ…ねぇ……




    彼女は私にとって、唯一無二の存在だった。
    この世に私の味方は一人だけ。まわり中全部が敵で、"妹以外"みんな消えてなくなってしまえばいい。そう思っていた。

    この世のすべてに絶望していた時に、彼女は笑って私に明かりを灯してくれていた。

    はじまりは、小さな公園の片隅。

    当時、転んでできた膝の擦り傷の痛みと、差し出された彼女の手を覚えている。太陽の下の、眩しい白いワンピースも鮮やかに今も脳裏に焼き付いている。

    はにかんだ笑顔が、とても眩しく感じた。ずっと一緒だと思っていた。だけど、神様はそれを許してはくれなかった。いつしか二人の世界は暗転した───。






    ───レイ…ねぇ、なんでバイバイするの?
    いかないでよ……



    ずっと一緒にいられるようにと、願った道が分かれ道。


    しょうがない。しょうがないのよ、●●✖。
    あなたにも、いつかわかる時がくるわ。




    ──理不尽ね、"アイツら"のせいで私たちは離れて暮らすことになるのよ。

    ●●✖、いつか"その時"が来るまで、いい子で待っていてちょうだい。あなたのこと、絶対に迎えにいくからね。

    また逢える、また逢えるから・・・・・・私はそう信じているわ・・・・・・

































    とある空港・・・




    ──・・・から、出発便のご案内をいたします。
    ──行き、7時30分発、123便は、ただいま皆様を機内へとご案内中でございます。
    東京行き、7時30分発、123便をご利用のお客様は保安検査場をお通りになり、7番搭乗口よりご搭乗ください。



    ???「・・・・・・。」


    ???「──会長、お帰りなさいませ。長期間の海外へのお仕事、お疲れ様でした。」


    「ただいま、久しぶりね。」


    「お久しぶりです。帰りの手配は既に申請済みです。そちらまで、ご案内しますね。」


    「ええ。」


    やっと、やっとだ──。
    この日をどれだけ待ち望んだことか。

    ようやくこれで・・・あなた"達"に逢えるのね。



    I have been waiting by my cute sister brother who,
  26. 26 : : 2018/06/26(火) 07:18:58
    ガチャ

    玄関から鍵を開ける音がした。


    「ただいまー」


    なにやら誰かが家に帰ってきたようだ。


    「おかえりなさい、エレチャン。」


    自分が家に帰ったら、この世で一番綺麗で、誰よりも優しくて世界で一番大好きな、クロナお姉ちゃんに膝枕をしてもらう──などと思っていた矢先、事態は急展開した。
    頭の中は現在進行形で、緊急事態を告げるサイレンが鳴り響いている。

    何故なら、普段は滅多に怒ったりしない、仏のようなマイシスターの瞳が怒りに燃えていたのだから。


    クロナ「私の言いたい事、言わなくても分かるよね?」


    据わった目でボクのことを睨み付けてくる。
    ボクがこの時間に帰ってくる事を、未来予知でもしていたのだろうか。予想外だ。
    まさか・・・玄関に待ち伏せされていたとは。


    クロナ「黙っていないで・・・なんとか言って。」


    ドスのきいた低音ボイスで、エレナを問い詰める。

    完全完璧にお怒りモードだ。
    彼女のこんな姿をみられるなんて、ある意味レアかもしれない。


    エレナ「ごめんなさい・・・・・」


    ──私が怒ったら、ヒナタやフリーダよりも怖いからね。

    ・・・それはこういう事だったのか。
    エレナの中での、絶対に怒らせてはいけないお姉ちゃんランキング、文句ナシの1位だよ。おめでとう。

    クロナお姉ちゃんになら、怒られても大丈夫。お姉ちゃんが怒っても、取り返しがきく。その時までは、そう思っていられたのにな。


    エレナ「気付いたらこんな遅くなっちゃった・・・・・・ごめんなさい・・・」


    こうなったら・・・ひたすら謝り倒す作戦実行だ。


    クロナ「謝ればいいってもんじゃない。だよね?」


    エレナ「はい・・・」


    その作戦は虚しく、失敗に終わるのであった。


    クロナ「私のlime、ちゃんと見てたの?何回電話したと思ってるの。」


    それを言われて、恐る恐る携帯の通知を確認してみると不在着信が14件、ボクの年齢とシンクロしている。


    エレナ「マナーモードにしてたので、気づきませんでした・・・」


    クロナ「はぁ?ありえないわね。6時過ぎても帰ってこないあなたを心配して、近所を探し回ったのよ?私。」

    クロナ「あなたがそそのかしたのか、エマお姉ちゃんからの返信も遅かったし・・・いつもはすぐに返してくれるのに。なんか言った?」


    エレナ「そそのかしました・・・お姉ちゃんから連絡が来ても・・・無視してって・・・・・」ジワァ


    エレナ、ここで涙目。


    クロナ「どうしてそんな事言った?」


    エレナ「ゴメンなさい・・・・・」


    クロナ「ごめんなさいじゃなくて・・・どうしてかって聞いてるの!!」ガシッ


    ヒナタ「ま、まあまあクロ姉!エレナも反省してるみたいだし、もうそれくらいでしといてあげれば・・・?」


    フリーダ「姉さん・・・私からもお願い」


    普段からあまりキレない人がキレると、最初からクライマックスなのだ。


    クロナ「あなた達は黙ってて!今私はエレナと話をしているの!!」


    エレナ「うっ・・・ヒッグ うう・・・」ポロポロ


    ヒナタ「クロ姉、少し落ち着いて?」


    フリーダ「そうよ・・・何もそこまで言わなくてもいいじゃない(さっきまで私と仲良くぺかちゃんケーキ食べてたのに・・・)」


    クロナ「まったく・・・エレナに携帯を持たせたのが間違いだったわね・・・そのせいで夜更かしもするし」


    エレナ「ヒッグ・・・もうしません・・・・・」


    クロナ「ほんとに?今の言葉、お姉ちゃん信じていいの?」


    エレナ「はい・・・これからはお姉ちゃんとの約束はちゃんと守ります・・・・・」ポロポロ


    クロナ「・・・よーし、よく言った!」

    クロナ「ならもう─・・・いいよ?」ニコッ


    彼女の中で燃え盛っていた怒りは、ようやくこれで鎮火された。

    お説教タイム終了。
    私は泣いてしまったエレナを優しい目つきで見下ろし、頬をそっと無でた。


    クロナ「これでよくわかったでしょ?これからは、お姉ちゃんの言いつけはちゃんと守ること。いいね?」ナデナデ


    エレナ「はぃ・・・・・」ポロポロ


    わたしだって怒ることくらいある。
    私はエレナにそれを教えたのだ。
  27. 27 : : 2019/04/23(火) 04:19:03
    場面は変わり、とある高級車『メルセデス・マイバッハ プルマン』の車内・・・


    「ところで・・・"例の件"、ちゃんと調べてくれた?」


    「勿論です、──会長。椎堂の調べによると、──と──は、親子で間違いないそうです。」


    「!、・・・・・そう・・・・・。」


    「お気持ちはお察し致します。──会長が四六時中、──様の事を憶っていたこと。」


    「・・・・・ええ、あの子には数十年間も侘しい思いをさせてしまったわ・・・・・。」

    「こんな・・・何年間もあの子を放ったらかしにしていた私なんて・・・今更何をって思われるでしょうね・・・・・。」


    「それは違います!!──会長は──様の事を本気で愛していらっしゃいます。例え幼い日に離れ離れになったとしても、──様なら心広く受け入れてくださるはずです。」


    「──が私の事を"覚えていてくれたら"・・・の、話だけどね。」


    「私は今でも、──様が──会長のことをお忘れになられていないと、信じておりますよ!ですからネカティブな思考はおやめください。」


    「・・・・・そうね、ネガティヴな発言はするもんじゃないわね。」


    「そうですよ!社員一同、健闘をお祈りしますよ!──会長!」


    「いい部下を持ったわ、ありがとう───。」



























    かごめ かごめ



    籠の中の鳥は



    いついつ出やる



    夜明けの晩に



    鶴と亀が滑った



    後ろの正面だあれ




    うしろのしょうめん だーれだ











  28. 28 : : 2020/01/23(木) 07:44:54
    普段は温厚で、滅多に怒ることがないクロナに叱られてしまったエレナ。

    姉3人の中で一番包容力があり、自分のことを超のつくほど甘やかしてくれる彼女に怒られたショックはとてもでかかった。


    エレナ「うう・・・・・(お姉ちゃんに怒られちゃった・・・)」グズッ


    そして安定の部屋の隅っこ。
    彼にとって、部屋の隅は人が来る方向をある程度限定できるので、心身にゆとりが生まれるのだ。


    フリーダ「ほらほら、そんなところいないで?姉さん、もう怒ってないからこっちおいで?」ナデナデ


    エレナ「うん・・・」ゴシゴシ


    フリーダ「こらこら、ワイシャツで拭かない!シミが出来ちゃうでしょ」


    エレナ「うう・・・おねえちゃんの怒りんぼぅ・・・」シュン


    フリーダ・クロナ「(シュンとなっちゃうエレたんかわいい/////)」キュン


    ヒナタ「エレ、姉ちゃんの部屋でゲームでもしよ?南の島で虫取りしたい」チョイチョイ


    エレナ「・・・うん!やるー!!」パァァ


    クロナ「なら私も入れて!まだ家のローンが残ってるの」


    フリーダ「3人とも〜ゲームは程々にしてよ」


    ヒナタ「わかってるって」ポンッ


    クロナ「そういえばねエレちゃん!私の村にカフェができたんだよ!」スッ


    エレナ「わぁ、凄い!えれなはね、また管理人さんに怒られとる・・・(ゲームでも怒られるのか・・・)」


    ヒナタ「ふふっ、ちゃんとセーブしないからだぞ」ナデナデ


    クロナ「そうだよ!ちゃんとセーブしないと次はデータ削除されちゃうよ♡」


    エレナ「えっ・・・次からちゃんとする・・・」ピコピコ


    クロナ「ふふふ、エレちゃんの村人寝癖ついてて可愛い♡」キュン
  29. 29 : : 2020/04/05(日) 03:02:28
    ゴゴー (停車する音)


    「おかえりなさいませ、──会長!シャルロット様をお連れ致しました。」スッ


    >ニャーン


    「ありがとう。久しぶりね、シャルちゃん。元気してた?」


    シャルロット「ニャーン(姉様!ご無沙汰しております。シャルは姉様にお逢いしとう御座いました!)」スリスリ


    「長い間、お留守番させてごめんなさいね。私もシャルちゃんに会いたかったわ。」ナデナデ


    シャルロット「ニャ〜ン(とんでもございません、姉様。お忙しい中お迎えに頂き、感謝致します。)」


    「ふふふ。──会長、そろそろ──様の自宅の方へ、ご案内致しますね。」


    「ええ、よろしく頼むわ。」


  30. 30 : : 2020/04/05(日) 04:46:59
    >ピンポーン

    時刻は午後8時。
    なんの前触れもなく、エントランスからチャイムが鳴った。


    フリーダ「はーーい(こんな時間に誰だろう?)」ピッ


    >夜分遅くに大変失礼致します。わたくしSS不動産管理会社代表取締役"江名本"会長の秘書、長谷川えりと申します。


    フリーダ「ハ、ハァ・・・?(不動産会社????)」キョトン


    こうなるのも無理がない。
    唐突に家のチャイムが鳴ったと思えば、こんな時間に来るはずもない、ましてや見知らぬ人から自分は不動産会社の代表取締役の秘書だと明かされるのだから。


    フリーダ「な、なんか御用でしょうか?(新手の不審者かしら・・・?)」ドキドキ


    >失礼いたしました、こちらわたくしの名刺でございます。モニター越しにはなってしまいますが、どうぞご確認くださいませ。


    そう言うと、高そうな名刺ケースから名刺を取り出し、モニター越しから見せてきた。

    ・・・確かに本物のようだ。
    だが質問の答えになっていない。
    不動産会社の人が、家に何の用だというのか。


    クロナ「フリーダ、私が代わるわ」スッ


    フリーダ「う、うん・・・お願い」


    フリーダに代わって、改めてクロナが用件を聞く。


    >その声は、クロナ様でいらっしゃいますか?


    私の事を最初から知っているような口を利く。


    クロナ「左様でございますけど・・・何故、不動産会社の秘書と名乗る者が家に?」


    私は身構えてそう訊ねる。
    もしかすると、この人は不審者かも知れない。さっきの名刺だって、偽装した物かも。

    あまりにもしつこいと、そろそろ警察に通報する事も視野に入れなくてはならない。
    私には、下の姉弟達を守る義務があるのだ。


    >エリ、そんな名乗り方じゃかえって怪しまれてしまうわ。私に代わりなさい。

    >も、申し訳ございません・・・


    モニターに映る長谷川えりの背後からもう一人、なぜか懐かしく思えてしまう人物が姿を現した。


    >最初から私が出ればよかったわね。


    その声は、私の過去の記憶を呼び起こさせる不思議な声だった。


    >びっくりさせてごめんなさいね。


    その声は、私に安心感を与えてくれる。


    >久しぶりね、黒奈───。




    ────玲奈。
    その声は、私の幼少期の記憶を思い出させた。
  31. 31 : : 2020/05/23(土) 07:49:38
    遡ること21年前──





    「れいちゃん、お母さん病院にいってくるから、クロナの事よろしくね。」



    時計の針が、午後3時を指した時、聞き慣れた台詞が吐かれた。


    ・・・・まただ。これで何回目なんだろう・・・。



    「遅くなりそうだから、ご飯はこれで買って食べてね。」



    また、テーブルにお札が置かれた。
    今日もまた、コンビニで買ったご飯を食べることになる。

    もうお母さんの手料理なんて、何ヶ月も食べれてない・・・。



    レイナ「・・・わかった。」スッ



    「それじゃあね。」ガチャン



    母親がいなくなると、私は妹のクロナの面倒を見る。そして少し時間が経つと、妹とコンビニへご飯を買いにいく。これが私の日常。妹の世話をする事が、私の日頃の行いなのだ。



    クロナ「ねえねえ、おねーたん、おねーたん!」グイグイ


    小さな手で、私の服の袖を手繰り寄せてくる。

    最近この子は、よく言葉を発するようになった。遂に、私の事も「お姉ちゃん」っと・・・。まだ完璧ではないけど、トレーニング次第では、ちゃんとお姉ちゃんと呼べる日は、そう遠くはないだろう。



    レイナ「ん?なしたの〜」


    クロナ「くろな、おなかないないなのー!」


    ないない。自分はお腹が空いたんだと、澄んだ瞳で私にそう訴えてきた。


    レイナ「待ってね、出掛ける準備するから。」スッ


    そう妹に言い聞かせ、私は身支度を始めた。








    レイナ「クロナ、何食べたい?」


    クロナ「んーとね、どうぶつクッキー!」スッ


    レイナ「またそれなの?おやつばかりじゃなくて、ちゃんと栄養のあるものも食べないと・・・」


    クロナ「やー!くろな、これ食べたい!」


    レイナ「もうっ・・・しょうがないな(おにぎりとかでいいかな)」スッ


    なるべく、栄養バランスが偏らないように私は気をつけて食品を選んだ。







    クロナ「おねーたん?おうちの前に誰かいるよ〜?」


    レイナ「え?」チラッ


    午後4時に、必ず家に訪問してくる人がいる。


    「あっ、玲奈ちゃんだよね?今おうちにお母さんはいるかな?」


    ・・・そう、児童相談所の職員だ。
    普段、この人達が訪問してくる時は私達は家にいる。そして居留守を使うのだ。そうしないと、この人達に私達は連れ去られてしまう事を私は知ってたからだ。

    最悪のタイミングで、この人達に鉢合わせてしまった。


    レイナ「・・・居ません。母は仕事が忙しいので」


    「そう、お母さんは何時頃に帰ってくるのかな?」


    「怖がらないでね?私達はお母さんとお話がしたいだけだから」


    クロナ「うう・・・おねーたん・・・」ギュッ


    レイナ「大丈夫だよ。あなた達みたいな人は信用できません。毎日毎日訪問してきて・・・第一、母が帰宅してくる時間なんて私にはわかりません。では」スッ


    この時の私は、児童相談所の権限の強さをよく理解していなかった。

    『児童福祉法第三十三条児童相談所の所長は、必要によって親の同意なしで子どもを保護できる』


    「ゴメンね、私達は君たちが心配なの。」

    「お姉さん達と、あたたかいところに行こね」



    こうして私が8才の頃、まだ2才の妹と共に児童相談所の施設で一時保護される。


    「うちの子を見ていただいてありがとうございます。」


    それから1ヶ月後、一時保護は解除される。
    母が、一時保護解除の条件をクリアしたからだ。

    児相担当者からも見て、母は病的な部分がない、子供を渡しても大丈夫、と判断された。


    しかし私は、里親の家に引き取られる事となった。


    父が母をそう促した。
    自分達には2人も子供を育てる責任が無い、2才の黒奈を残して、玲奈は里親に預けよう。っと・・・。

    この2人の会話を聞いたとき、私は深く絶望した。両親と離れ離れになるからじゃない、妹のクロナと離れて暮らさないといけなくなるからだ。この子は唯一、私の心の支えだったのに。



    その7年後、第3子である『恵玲奈』が生まれた。

    その頃、父はもうこの世にはいなかった。
    自分に生命保険をかけ、事故に見せかけて自殺したのだ。

    その事もあり、母は重度の"統合失調症"を再発──。


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