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兵長への手紙。兵長からの手紙。

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  1. 1 : : 2013/12/16(月) 21:39:33

    女型との戦いのその後のリヴァイとペトラの悲しい物語になってます。

    前回のリヴァペトはハッピーエンドだったので今回は少し悲しめ。
    前作で支援して下さった方とまた会えたらな。と思ってます!
  2. 2 : : 2013/12/16(月) 21:40:07
    支援&期待です♪
  3. 3 : : 2013/12/16(月) 22:21:58
    期待(*^^*)支援(*^^*)♡
  4. 4 : : 2013/12/16(月) 22:56:10
    前回の作品も読ませていただきました!
    今回も期待してます(`・ω・´)
  5. 5 : : 2013/12/16(月) 23:33:54
    期待!

  6. 6 : : 2013/12/17(火) 14:52:20
    支援
  7. 7 : : 2013/12/17(火) 21:10:16
    >>2>>3>>4>>5>>6
    皆さん!
    ありがとうございます!
    このSS本気で書きます。笑
    (↑今までもちゃんと書いてたつもりです笑)
  8. 8 : : 2013/12/17(火) 21:10:28
    第57回壁外調査。

    巨人化能力を持つエレンイエーガーを
    率いた今回の壁外調査は調査兵団史上
    最も残酷であり歴史に残る壁外調査となった。



    足音がこだまする。
    一人寂しくこだまする。

    その音はピタリとやんだ。



    リヴァイ「入るぞ。」

    返事はない。

    何故ならここは
    今は亡き特別作戦班の
    ペトラ ラルの自室であったからだ。

    リヴァイ「…。」

    特別作戦班の紅一色。

    綺麗好きだったのだろう。
    部屋は綺麗なままだった。

    今からここにある全ての遺物を
    整理しなければならない。

    これはリヴァイにとって地獄のような
    作業だった。

    遺物一つ一つに向き合うたび
    彼女は死んだのだと思い知る。


    リヴァイ「…ん?」

    視線の先には
    小さな箱。

    リヴァイ「これは…」

    小さな箱に詰まっていたのは

    沢山の思い出だった。

    リヴァイは腰を下ろした。

    まるで時が止まったかのように
    箱の中に手を伸ばす。
  9. 9 : : 2013/12/17(火) 21:31:46
    リヴァイ「…日記?」

    そこにあったのは少し古びた日記。

    リヴァイ「…っ。」


    リヴァイ「ああ…。ペトラ。ごめんな。」



    ××月××日

    今日から旧調査本部で待機。

    オルオのモノマネがウザい。

    でもエレンが笑っていたのはオルオのおかげだろう。
    このまま仲良くなりたい。


    リヴァイ「オルオ…。確かに似てなかったが、悪い気はしなかった。」

    ××月××日

    兵長と掃除道具を買いに出ました。

    兵長は綺麗好きだから部屋も綺麗にしておかないと。

    リヴァイ「汚い部屋なんざ暮らせねぇだろ。」

    ××月××日

    ハンジ分隊長がやって来た。
    兵長はハンジ分隊長に対してはよく喋る。
    うーん。モヤモヤ。

    巨人話から逃げるように退散した。
    エレンは朝まで付き合わされるだろう。

    リヴァイ「モヤモヤって…。ハンジとは付き合いが長いだけだ。」
  10. 10 : : 2013/12/18(水) 18:54:16
    期待!
  11. 11 : : 2013/12/20(金) 00:37:43
    ××月××日

    今日エレンの巨人化実験をした。

    エレンに向かって刃を向けてしまった。兵長はエレンを庇った。
    だけど私達の判断は間違ってない。
    兵長はこんな私達だから選んでくれた。

    きっと私達は最高のチームになれる。

    あっ、余談。
    今日は少し兵長と話せた。
    兵長のそばにいれた。
    少し機嫌が悪かったけど、持って行った紅茶を飲んでくれた。
    嬉しい。

    リヴァイ「……」

    ××月××日

    今日は兵長と2人きりだった!

    人は皆兵長を人類最強と讃えて
    勝手に想像して勝手に絶望する。

    でも私は兵長に初めて会った時
    この人に一生ついて行こうって思えた。
    兵長の冷たい瞳はよく見ると情熱的で温かくて大好き。

    兵長みたいな人と…
    うわわわ!こんな事書いたら…
    でも決めた!


    リヴァイ「…。ありがとう。」


    ××月××日

    リヴァイ「この日は……」

    ********

    ペトラ「兵長!今夜もハンジ分隊長来られるんですかね?!」

    リヴァイ「だろうな。」

    ペトラ「なら今夜、部屋に行ってもいいですか?」

    リヴァイ「何故だ。」

    ペトラ「兵長にお話が!」

    リヴァイ「なら構わん。」

    この日ペトラは俺に気持ちを伝えた。

    泣きそうな顔で

    「兵長!…好きです。
    大好きなんです…」

    と言った。


    だけどペトラの気持ちに答えてやる事は出来ない。

    そう思った。

    ペトラは作り笑いをして
    部屋から出て行った。

    間違ってない…
    そう言い聞かせたはずだった。

    ××月××日

    兵長に気持ちを伝えた。
    謝らせてしまった。

    ずっと心に閉まっておくはずだったのに。

    兵長ごめんなさい。


    この日の日記は
    どこか湿っていた。

    泣いて紙が破れるほど
    ペトラは泣き続けた。

    その事を日記は物語っていた。

    リヴァイ「…。っつ…」


  12. 12 : : 2013/12/20(金) 00:45:53
    >>10

    ありがとうございます!
    マイペースながら頑張ります!
  13. 13 : : 2013/12/23(月) 03:02:59
    期待です〜ヽ(´▽`)/
  14. 14 : : 2013/12/23(月) 03:12:25
    これと少し似てるね

    http://shingekikyojin.net/archives/27969755.html

    支援

  15. 15 : : 2014/01/15(水) 01:05:31
    支援です!
  16. 16 : : 2014/01/24(金) 21:53:33
    >>13ありがとうございます!
    >>14素敵な話ですー!比べものになりません笑
    >>15ありがとうございます!
  17. 17 : : 2014/01/24(金) 21:53:39
    ××月××日

    あんな失礼なことを言ったのに兵長は
    普通に接してくれる。

    "なんで好きになったのかな"
    なんて考えてたらキリがない。


    いつも兵長はどことなく寂し気で
    だけど強くて惹かれるのに時間なんてかからなかったの。

    私が訓練兵のときに同期だった子達は
    家庭をもって幸せに暮らしている。

    少し羨ましい。

    私は兵長なんかとは比べものにならないけどそれでもここまできた。


    ずっとそばにいたい。

    少しだけ欲張って、

    かなり欲張って

    あなたの隣で。

    リヴァイ「ペトラ。
    お前…。」


    リヴァイは何かを決心したかのように
    日記の新たな1pを開いた。

    ペトラ。
    お前の大切な日記にこんな事を書いてもいいかと悩んだが許せ。

    あの日
    お前の気持ちに応えてやれなかったこと、後悔している。

    だから今更なんだ。という話かもしれないが、

    俺はお前を愛していた。

    すまない。逃げてしまって。

    リヴァイ「つっ!!!」

    リヴァイは泣いた。
    声を押し殺してまるで初めて泣いたかのようにわけもわからず泣いた。

    リヴァイ「ペトラ…」

    気がつけば朝になっていた。

    リヴァイ「……

    !!!!」

    リヴァイ兵長へ

    泣かないで下さい。
    兵長のお気持ちを聞けて幸せです。

    私こそ貴方を困らせてしまってごめんなさい。

    兵長ずるいです。
    ホント、素敵過ぎるんだから。

    大好きですよ。

    リヴァイ「ペトラ!!!!!」


  18. 18 : : 2014/02/23(日) 15:41:37
    うわぁ〜ん。・゜・(ノД`)・゜・。ペトラ〜(T ^ T)泣けます…ものすごく泣けます…切ないけど続きが気になるぅ〜…>_<…
  19. 19 : : 2014/03/08(土) 16:13:59
    ヤバイ。涙腺崩壊
  20. 20 : : 2014/03/18(火) 04:17:02
    もう一度ペトラに会えた。

    それと同時に

    自分は意気地なしだと思い知る。
    こんなクソみてぇなプライドで
    一体俺は何を守っているのか。
    わからなくなる時がある。

    リヴァイ「この日記…もらってもいいか。ペトラ。」

    どこからともなく

    ペトラの笑い声が聞こえたような気がした。

    無情にも時は流れ
    彼女の死から一週間が経ったある日の事だった。
  21. 21 : : 2014/03/20(木) 16:02:26

    コンコン

    ハンジ「リヴァイ。手紙が届いてるよ。」

    リヴァイ「誰からだ。」

    ハンジ「ペトラのお父さん。」

    ハンジから受け取ったその手紙に
    書かれていた願いは悲しくも美しかった。

    リヴァイはその手紙を胸元にしまう。



  22. 22 : : 2014/04/21(月) 23:21:10

    人知れずしてここへ来る。

    いつもは見つめるだけだったペトラの居場所。

    今宵はここへある贈り物を。

    リヴァイ「…。お前のサイズに合うか?


    左薬指。お前は何もしていなかったはずだ。
    ならこれからはこれをしててくれ。」
  23. 23 : : 2014/04/21(月) 23:22:36


    ペトラ

    今日お前の眠っている場所へ
    指輪をおいた。
    ただのプレゼントじゃねぇ。

    今更ですまない。

    結婚しよう。
  24. 24 : : 2014/04/21(月) 23:23:06

    最後の1P
    彼女の返事は

    はい。

    だった。
  25. 25 : : 2014/04/22(火) 18:38:57
    良い・・・良かった!最高でした!
  26. 26 : : 2014/04/22(火) 18:55:43
    感動です! 。・°°・(>_<)・°°・。
  27. 27 : : 2014/04/22(火) 23:00:59
    鳥肌たちました‼︎
  28. 28 : : 2014/04/28(月) 23:01:02
    友達の前で号泣してしまい恥ずかしいと思い友達をみたら友達も号泣してました
    チョー!感動!
  29. 29 : : 2014/04/28(月) 23:10:46
    皆様ありがとうございます(u_u)
    嬉しいです。もっとしっかり文書書けるよう頑張ります。
  30. 30 : : 2014/04/29(火) 10:15:59
    とても感動した
  31. 31 : : 2014/08/13(水) 08:47:22
    めっちゃいい作品!!!!
  32. 32 : : 2014/12/20(土) 12:05:27
    涙でパソコンのキーボードが、、、
    涙があふれて止まらない、、、、、

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