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ベルトルト「金髪乙女のあの子」

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  1. 1 : : 2013/12/13(金) 23:34:41
    ベルアニシリーズ第一作です。

    色々考えたんですが、初心に戻ってベルアニを書こうと思いました

    ベルアニ好きな人 ぜひ見てください 

    ベルアニあんまり好きじゃない人! …好きにさせられるよう頑張ります
  2. 2 : : 2013/12/13(金) 23:56:16

    チュンチュン


    カーーンカーーン

    朝の鐘が鳴り響く 僕たち訓練兵にとっての目覚まし時計だ


    今日は酷く眠い。

    大きな欠伸をしながら、食堂に向かった



    席にはみんながもう座っていた

    ライナー「ベルトルト、今日は遅かったな?」

    ベルトルト「うん、なんか疲れててさ」

    ライナー「そうか 無理するなよ」

    ベルトルト「うん」


    いつものように食事をとる

    彼女の方をチラッと見る


    アニはいつものようにミーナと二人きりで食事をしている


    ……青い綺麗な眼  綺麗な金色の髪 


    ……僕はアニの事が小さい頃から好きだ




    でも僕には告白するなんて勇気はない


    だからいつもこうやってアニの方を眺めている。

    それだけだった


    時々、アニがこちらに気づいて振り向くのを見ては視線を逸らしていた


    ライナー「またか」

    ベルトルト「?」

    ライナー「お前の見てる方向はいっつも同じだな」

    ベルトルト「……あぁ」

    ライナー「気持ち、伝えなくていいのか?」

    ベルトルト「………うん」

    ライナー「ま、別に俺が口出しすることじゃないか」


    ライナーはゆっくり席を立ち上がった


    ライナー「じゃあ訓練で…な」

    ベルトルト「あ、うん」

  3. 3 : : 2013/12/14(土) 00:11:10
    期待!頑張ってください!
  4. 4 : : 2013/12/14(土) 00:21:14
    >>3 ありがとうございます!
  5. 5 : : 2013/12/14(土) 00:34:47

    教官「貴様ら!訓練が始まるぞ!とっとと用意しろ!」

    教官のうるさい声で我に返る


    今日も訓練訓練。





    僕が一番楽しみな時間は対人格闘の時だ


    アニはいつもエレンと訓練をしている

    その横顔からは なんとなく楽しそうな感じがする


    …アニが楽しそうだ。

    その様子を見るだけで僕は幸せだった


    アニの相手が僕だったらどれだけ幸せだろうと思ったりもするけれど、相手がエレンだからこそ生まれる感情なのかな と思うと 納得せざるを得なかった



    そして辛い訓練も終わり、夕食

    またアニの方を眺めて食べる



    ……

    毎日毎日こんなことの繰り返しだ


    ライナー「なぁ、ベルトルト」

    ベルトルト「なんだい?」

    ライナー「今度、いつ襲撃するかについて 明日話合おうと思う いいか?」

    ベルトルト「うん 分かった」

    ライナー「じゃあな おやすみ」

    ベルトルト「あぁ おやすみ」



    ベットに横たわる

     
    うっすら見える窓の外を覗いた

    月が…綺麗だ

    今夜は満月。


    こんな月をアニと眺めたいな……


    なんて馬鹿な事を考えている内に、いつの間にか眠っていた

  6. 6 : : 2013/12/14(土) 00:44:33
    期待期待期待です!
  7. 7 : : 2013/12/14(土) 02:06:19
    見ます!期待です♪
  8. 8 : : 2013/12/14(土) 11:06:54
    >>6 >>7 ありがとうございます 期待に応えられるよう頑張ります
  9. 9 : : 2013/12/14(土) 11:15:59
    翌朝


    ライナー「よし、ベルトルト いいか?」

    ベルトルト「うん」


    ライナー「アニ、ちょっといいか」

    アニ「………」





    僕たちは人気のない宿舎裏に集まった


    ライナー「よし、手短に行こう 次の襲撃についてだ」

    アニ「いつやるんだい…?」

    ライナー「できるだけ早めに行いたい…がまだ分からん」

    ベルトルト「最近は壁付近の警戒が厳重になってるから、今回はアニに任せたいんだけど……」

    アニ「そう……分かったよ」




    ひとまず話はそれだけで終わった


    やっぱりアニは浮かない顔をしていた。

    僕だってそうだ これがどれだけ辛いことかよく分かっている



  10. 10 : : 2013/12/14(土) 16:07:29
    期待です!アニ神さん頑張って下さい!
  11. 11 : : 2013/12/14(土) 16:22:38
    頑張れアニキ
  12. 12 : : 2013/12/14(土) 21:34:19
    頑張ってください!
  13. 13 : : 2013/12/14(土) 23:53:22
    >>10 >>11 >>12 ありがとうございます 頑張ります
  14. 14 : : 2013/12/14(土) 23:57:34

    僕はアニの事が好きだ。

    でも、正直に気持ちを伝えられない

    きっとこれからもこのままなんだ … そう思っていたある日


    僕に転機が訪れる
  15. 15 : : 2013/12/15(日) 00:05:53
    それは対人格闘訓練の時に起きた。



    ベルトルト(今日はアニ、エレンと組んでないのか…)


    エレンと組まない日は稀だ。

    アニは相手がいないのかサボって歩いている


    今がチャンスだ! 男ベルトルト アニと接触のチャンスだ!

    ここでやらなきゃいつやるんだ!



    と自分を勇気づけてアニに声を掛けた


    ベルトルト「ね、ねぇアニ……」

    アニ「?」

    ベルトルト「一緒に…訓練してくれないかい? 相手がいなくてさ」

    アニ「…いいよ」


    アニはあっさり承諾してくれた


    やったよ!ベルトルト遂にやったぁ!

    念願のアニキックが喰らえるぜぇ!!!!!!


    ……と 内心取り乱しそうになりながら構えた


    アニ「やるからには容赦しないから、よろしく」

    ベルトルト「うん 分かってるよ」
  16. 16 : : 2013/12/15(日) 00:16:24

    アニ「…いくよ」 ダッ

    ベルトルト「……こいっ」


    小さい頃からの馴染みだ。アニの動きはよく把握している


    僕は蝶が舞うようにアニの蹴りを避け、懐に潜り込む




    ……つもりだった




    蝶のように舞おうとして全然舞えなかった僕のヘニョヘニョの避けは、足を滑らせる結果となった


    ベルトルト「うわっ…!?」 

    アニ「あっ!?」


    ドシッ


    アニの方にもたれ掛かるようにして倒れた


    ベルトルト「ア、アニ……ごめん!」

    アニ「……い、いいよ」


    あーーーー 絶対嫌われたよコレ!

    もうダメだ おしまいだ。 逃げるんだぁ


    と思った



    ベルトルト「大丈夫……怪我はない?」


    アニに手を差し伸べる


    アニ「別に大丈夫……だよ」


    アニは頬を真っ赤に染めて顔を背けた


    ベルトルト「何照れてるの」

    アニ「照れてなんかないよ」

    ベルトルト「いや、顔真っ赤だよ?」

    アニ「…見るんじゃないよ」


    確かにアニの顔は真っ赤だった。


    アニは照れ屋さんだな。

    こんなさり気ないボディタッチで照れちゃうのか

    可愛い



    と思っていたが、アニが恥ずかしがっていた理由はその後すぐ分かった



    ……


    そう 見られていたんだ。


    みんなに



    ざわめきが起こる


    時々聞こえる声

    「えっ、あいつらできてるの?」

    「ベルトルト、今の偶然か?意図的?」

    「馬鹿!意図的に決まってんだろ!」



    そんな会話を聞いていると、僕まで恥ずかしくなってきた


    ベルトルト「その……アニ、ごめん!」


    それだけ言い残すと僕は一目散に人目につかない場所を目指して駆け出した
  17. 17 : : 2013/12/15(日) 23:28:26
    期待!支援!
  18. 18 : : 2013/12/16(月) 01:00:30
    エレアニで、エレンが記憶喪失して
    クリスタが割り込んでくる話を
    つくって欲しいです
  19. 19 : : 2013/12/16(月) 17:49:25
    >>18 エレアニはまた別の機会に書きますー
  20. 20 : : 2013/12/16(月) 17:59:11
    ベルトルト「はぁ……」 深くため息をつく。

    ここはいつも僕が一人になりたい時に使っている隠れ場所。



    ここなら誰も気が付かない 筈……


    「ねぇ」


    ベルトルト「!?」 ビクッ



    ベルトルト「アニ、なんでここに!?」

    アニ「あんたを追っかけてきただけだよ」

    ベルトルト「そうか……」

    アニ「……ねぇあんたさ」

    ベルトルト「?」

    アニ「私の事、ずっとチラチラ見てるけど」

    ベルトルト「!!」


    驚いた。

    本人にも気付かれていたのか……

    あー終わった もうこれからはアニの後ろ姿さえ拝めない…


    そう思った僕だったが、アニが掛けてきた言葉は意外な物だった


    アニ「……なんで見てるの」

    ベルトルト「その……うん……えっとね」

    アニ「まさかと思うけど」

    ベルトルト「……っ」

    アニ「……」


    一旦間を置いて、こちらを見つめるアニ。

    怖い

    まさに獅子だ レオンだ レオンハートだ



    この獅子を前に嘘は付けない。

    そうだ、この機に言ってやる。


    ベルトルト「アニ……僕は……」

    アニ「……」

    ベルトルト「その……君の事が………好きなんだ」

    アニ「!?」


    アニは一瞬、驚いた表情を見せた


    ベルトルト「その…君が僕の事どうとも思ってないのは知ってるけど……僕は君の事が好きなんだ……ごめん、だから」


    アニ「……へぇ」

    ベルトルト「ごめん……」

    アニ「…別に 気にしてないから」

    ベルトルト「あ……うん」

    アニ「………あんたさ」

    ベルトルト「?」

    アニ「そう思ってるなら、最初から言いなよ」

    ベルトルト「え…?」

    アニ「……行動に現してくれないと気持ちに応えられないよって言ったの」


    アニの言葉がどういう意味か分からず、一瞬戸惑った
  21. 21 : : 2013/12/16(月) 18:06:41
    ベルトルト「え……?どういう……」

    アニ「……私が気に食わないのは、あんたのその消極的な姿勢」

    ベルトルト「……」

    アニ「…で?あんたは好きだからどうして欲しいの?」


    あれれ 話の方向がどこに行っているのか分からなくなってきたぞ?

    どどどどうしよう


    ベルトルト「どうしてって……えっ」

    アニ「……付き合って欲しいの?」



    付き合う。

    聞いた時 僕は心臓に槍が刺さるような衝撃を受けた


    ベルトルト「えっ……?あ……それは……そうだね」


    曖昧に返答をした


    アニ「……意志が弱い」

    ベルトルト「へ?」

    アニ「男ならもっと「付き合ってくださいお願いします!」って言うもんでしょ」

    ベルトルト「つ、付き合ってくださいお願いします!?」

    アニ「………はい、まぁまぁだね」



    アニが何をしたいのか僕にはさっぱりだった。

    ただ一つ思ったのは 

    ーーー  からかわれてる。


    ベルトルト「えっと……その」

    アニ「何?」

    ベルトルト「アニは……何がしたいの?」

    アニ「は?あんたの応答に答えてるんだよ」

    ベルトルト「?」

    アニ「…私がいつあんたの告白を断った?」

    ベルトルト「……!!??」



    それが遠まわしに 「いいよ」 の答えだと思った時、僕は興奮で思わず声を上げそうになった。



  22. 22 : : 2013/12/16(月) 19:35:23
    ベルトルト「その……アニ…もしかして」

    アニ「………」

    ベルトルト「付き合って……くれるの?」

    アニ「……別に……いいけど」


    アニは少し照れたように顔を逸らしながら言った


    ベルトルト「……っ!!」


    瞬間、喜びが溢れ出た。

    無意識にアニの手を掴み


    ベルトルト「ありがとう!!」


    アニ「……っ、びっくりするじゃないか」


    アニは突然の出来事に相当びっくりした様子だ


    ベルトルト「よかった……本当に…」

    アニ「ふん……あっ、ただし この事はバレないようにしなよ?……面倒だから」

    ベルトルト「うんっ!僕影薄いから絶対バレないよ!」

    アニ「……」クスッ


    アニは小さく微笑むと、みんなのいる方へ戻っていった
  23. 23 : : 2013/12/16(月) 20:13:53

    ベルトルトに好きって言われた

    どうしようどうしようどうしよう

    これからどうなるんだろう 付き合うんだよね?

    私もいよいよリア充なんだよね?

    ……わくわく



    なんて思いながら軽快にみんなのところへ戻っていると、不意に声を掛けられた


    「アニー」


    アニ「ひゃいっ!?」ビクッ 

    クリスタ「えっ、そんなに驚かなくても……」

    アニ「ごめん……何?」

    クリスタ「さっきベルトルトと何してたの?」




    …… 





    終わった。


    バレないようにしようとしたのに2分と持たなかった


    アニ「え?…別に何も」


    こうなったら誤魔化すしかない!

    別に何も を連呼して誤魔化してやる!!!



    クリスタ「なんか神妙な面持ちで話してたからさー?まさか告白?」クスッ


    アニ「ぺっ!?…そ、そんなことはないよ!?」


    しまった。

    漫画キャラ並に派手に動揺してしまった

    なんだ ぺっ? って

    どこまで動揺したらこんな声が出るんだ!

    …とか自分で思いながら 次の誤魔化しの手を考える



    クリスタ「え?まさか本当に告白だったの!?」

    アニ「そんなことある訳ないじゃないか あの無口消極空気が告白なんてしてくる訳ないでしょ?」

    クリスタ「じゃあ何を話してたの?」

    アニ「……えっと ……色々?」

    クリスタ「えー教えてよーーー!!」


    駄々をこねるクリスタ。

    可愛い 


    …秘密にしてくれるなら言ってもいいかな……

    なんて思ってしまった



    アニ「…誰にも言わない……?」

    クリスタ「言わないよー」

    アニ「……実は……」



    クリスタ「ぴえぇぇーーっ!?本当に!?」

    アニ「シッ、声が大きいよ!」

    クリスタ「ごっ、ごめん アニも恋する乙女になったんだね!」

    アニ「だから声が大き……」

    ユミル「クリスターーこんなところで何してるんだ?」

    クリスタ「あっ、ユミルー! あのねーアニが」

    アニ「ちょっとあんた約束は!?」

    クリスタ「ユミルにだけ……お願いっ」


    天使だ。

    天使降臨だ


    ……
     

    まぁユミルくらいならいいか


    なんて思ってしまった
  24. 24 : : 2013/12/16(月) 20:32:02
    ヤッター!
    ベルアニだー!
  25. 25 : : 2013/12/16(月) 20:58:09
    アニ可愛いww
  26. 26 : : 2013/12/17(火) 00:16:27
    ユミル「本当か!お前ベルトルさん好きだったのか!?」

    アニ「別に私は……」

    クリスタ「でもベルトルトとアニってお似合いだよね!」

    ユミル「身長差カップルっての?」

    クリスタ「うん!応援するよ!アニ!」

    アニ「あ……うん」




    これから私達に一体何が起こるのだろうか

    ベルトルトと無事にやっていけるのか?


    ・・・・・

    続く
  27. 27 : : 2013/12/17(火) 00:17:45
    今回は最初の出だしっていうか…

    オープニング的な感覚で出したのでここまでにします。

    続きはいつになることやらです

    書きたくなったら書きます
  28. 28 : : 2013/12/17(火) 05:02:19
    乙です!さすがアニ神様!良いベルアニでした!
    続き待ってる!
  29. 29 : : 2013/12/17(火) 05:32:30
    乙!続き楽しみー(*´ω`*)♪
  30. 30 : : 2013/12/17(火) 22:22:00
    >>28 >>29 ありがとうございます♪
  31. 31 : : 2013/12/17(火) 23:29:22
    乙!面白かった!
    続きを全裸待機
  32. 32 : : 2013/12/18(水) 10:13:09
    アニは ~だい? って一度も言ってないよ
    疑問系は ~なの?
  33. 33 : : 2013/12/18(水) 12:19:53
    続き期待してるよ
  34. 34 : : 2013/12/22(日) 16:22:11
    期待している。 とくにアニ
  35. 35 : : 2014/01/01(水) 09:10:15
    >>32気にしたら負け
  36. 36 : : 2014/01/03(金) 16:06:51
    これはいいベルアニ(◌ॢ•ω•◌ॢ)
  37. 37 : : 2014/01/30(木) 17:41:54
    いいねぇ~
  38. 38 : : 2014/02/12(水) 20:59:06
    俺得だわ(笑)
    次回作期待しています。
  39. 39 : : 2014/05/31(土) 16:49:40
    可愛いお話しですね!
    好きです、この感じ♪
  40. 40 : : 2014/06/18(水) 20:22:18
    アニ「別れよう」
    腰巾着「え?」
    影薄「アニちゃんとSEXしてないのに」ウルウル
    アニ「キモッ」
  41. 41 : : 2014/10/13(月) 17:02:40
    期待ですー^^
  42. 42 : : 2015/03/29(日) 23:41:06
    べるとると!よかったな!
    これわ久々に神作品が見れそうだ!
    でも、もうだいぶたってるぞ!?
    放置してないよね?
    期待して待ってるから!
  43. 43 : : 2015/07/27(月) 18:17:21
    動揺しているアニかわいい(≧∇≦)ベルアニ好きです!アニ神さん頑張ってください☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
  44. 44 : : 2017/04/17(月) 22:06:42
    ベルアニだぁ~\(^▽^@)ノ
    アニ大好き!
  45. 45 : : 2018/05/20(日) 01:44:21
    ? 
    あれ?続きは?
    (^o^)ドコダベルアニ

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著者情報
reonheartannie

アニ神

@reonheartannie

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ベルアニ物語 シリーズ

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