この作品はオリジナルキャラクターを含みます。
青い救世主
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                  - 1 : : 2016/08/18(木) 11:23:30
- 初投稿です!
 文章力ないガキですがよろしくお願いします。
 
 注意
 主人公(葵)が鬱
 次男以外あんまり出番ないかも…
 舞台は中学校になりますが、実際に作者が通ってる中学校を参考にしてますので、「中学校ってこんなのじゃ無くね?」と思っても「そういう学校もあるのか」とスルーしていただけると幸いです。
 挫折して放置したり消すかも…
 
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                  - 2 : : 2016/08/18(木) 12:18:19
- 私の名前は中村葵。
 今年から中学生になります。
 そして、今はその中学校の入学式。
 2つ上の姉から中学校のことをよく聞かされていた私は中学校生活がとても楽しみでした。
 特に気になったのは、私の1つ上の先輩達、「松野の六つ子達」の話です。
 
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                  - 3 : : 2016/08/18(木) 12:52:44
- 2年生の先輩に、六つ子がいるんだそうです。
 一卵性なので顔は殆ど同じで、兄弟同士と1人の幼馴染の子を除いて、中学校で見分けがつく人はいないというんです。
 そして6人揃ってイタズラが好きで、昔から近所では有名だったそうです。
 なので、中学校でもよく掃除をサボったり、備品を壊したり、他校の不良とヤバい方のケンカをしたりと、先生を困らせているそうです。
 そして、六つ子の話をしている姉は、いつも楽しそうでした。
 
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                  - 4 : : 2016/08/18(木) 20:24:12
- 楽しそうだね
 うん、小学校よりは
 
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                  - 5 : : 2016/08/18(木) 21:05:39
- 俺は松野家の次男、松野カラ松だ。
 今年から初めて「先輩」になる。つまり、中学2年生だ。
 今は、その中学校の入学式。
 去年はよく先輩方に世話になったから、俺も後輩に頼られる存在になりたいな、と思っている。
 …少し、モテたい、なんて思っていたり。
 「…中村葵」
 「はい!」
 中村…?もしかして、中村先輩の妹か?
 
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                  - 6 : : 2016/08/18(木) 23:15:15
- 前から、よく不良に絡まれている人を見かけて助けることはあっただろう。
 でも、中村先輩の時は先輩の友達の古賀先輩に手を引かれて現場に行ったんだ。
 現場に着いたら、中村先輩は、自分のラケットと水筒で2人組の不良に抵抗していたんだ。
 速攻で不良コンビを撃退した後に大丈夫か聞こうとして、驚いた。
 中村先輩には傷1つなく、ケロっとしていて、ラケットを愛おしそうに握っていたな。
 その後、少し先輩2人と話をしていたんだ。
 同じテニス部のトド松から俺ことを聞いた、だとか、2つ下の妹のことだとか、まあ他愛のない話をしていたんだ。
 そろそろ別れようか、ってなった時に最後に言われたことがやけに印象に残っているんだ。
 「妹になんかあったら今日みたいに守ってくれない?」
 来年来るんだけど私は受験生だし、とか言ってた気がするが、さっきの一言がずっと忘れられなかったんだ。
 そして、家に帰って今の話をおそ松にもしたら何故かおそ松はニヤリと悪巧みをしているような顔をした。
 
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                  - 7 : : 2016/08/18(木) 23:17:58
- 楽しそうだな
 きっと、これからもっと楽しくなるんだよ
 
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                  - 8 : : 2016/08/19(金) 10:07:45
- 入学式が終わり、先生の話を聞き流し、さっさと家に帰りました。
 登下校はいつも1人。近所に仲の良い人がいなかったんです。別に寂しくもないしこれが普通でした。
 家に帰ったら、すぐ姉に捕まりました。
 「○○先生老けてたっしょ?w」
 「え、思ったより若かったけど」
 「嘘だぁ、白髪の量とか見てみ」
 「はいはい、明日ね」
 「にしてもツいてないねぇ」
 「そんなに□□先生って酷いの?」
 「すっごい皮肉屋だよ」
 「えぇ…5、6年の時のクソ担任といい、先生運ないなぁ」
 「私は△△先生だからね〜、やったぜ」
 「△△先生はどんな人なの?」
 「ゆる〜いよ、給食全残しもおk」
 「はあぁ!?何それ羨ましい!」
 くだらない会話。だけど姉と会話する機会はかなり減っているから、こうしたちょっとした会話も噛みしめないと、って思うんです。
 幸せを味わえなくなる前に。
 
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                  - 9 : : 2016/08/19(金) 10:28:06
- 入学式が終わり、先生の話を聞き流し、兄弟全員が集まり、そして帰った。
 登下校はいつも兄弟全員一緒…というわけにもいかず、こうした一斉下校の時にしか全員は揃わない。だから、普段は1人だ。
 1人は少し寂しいが、まあそれが普通なんだろうな。
 …家に帰っていつもの定位置についた途端、おそ松が口を開いた。
 「たはー、ツいてねーなぁ。トト子ちゃんと同クラなれねーとか」
 「僕もツいてないなぁ。1人だけなんて」
 「俺とおそ松は同クラだが、チョロ松は1人か」
 「じゃあ僕達はツいてるね、一松」
 「相棒同士同クラだもんな!」
 「しかも2人はトト子ちゃんとも同クラでしょ?いいなー」
 「あ、トド松も1人だっけ?仲間〜」
 「嬉しくないやい!」
 いつもの会話。きっとこれからもするんだろうが、この日常も噛みしめておかないとな。
 不幸の味を知ってしまう前に。
 
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                  - 10 : : 2016/08/19(金) 11:14:23
- 入学式から数週間が経ち、いよいよ部活の本入部です。
 私は美術部に入部しました。
 運動は嫌いだし、他の文化部はわざわざ全校の前で披露しないといけないし…と考えると、親友の姉が部長を務めている美術部ならやっていけると思いました。
 なので、親友の冬花と一緒に入部しました。
 「葵ちゃんが来てくれて、すっごい嬉しい」
 部長に言われてとても嬉しかった言葉。
 だから私も言います。
 「絵、うまくなりたいので、頑張って練習します」
 さあ、これから3年間、頑張らないと。
 
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