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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品はオリジナルキャラクターを含みます。

血混ざり捜査官

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  1. 1 : : 2016/08/05(金) 00:32:50


    今回のssは、 血混(ちま) ざりのカネキを主人公としたものです。


    人間として、捜査官の道に進み、喰種を駆逐していきます。
  2. 2 : : 2016/08/05(金) 00:34:18
    【設定】


    ・金木の親は、 父が喰種で、 母が人間。


    その間に生まれてきたのが金木。


    血混ざりの希少例である。


    ぐらいですかね・・・
  3. 3 : : 2016/08/05(金) 00:34:39

    暗い暗い夜道を目的もなく歩く



    一人で。



    食料もなく



    お金もなく



    いつ死んでもおかしくない状態だ



    母は死に・・・息子(ぼく)ひとり



    僕は祖母の家に預けられる事になったけど・・・



    その家には 僕の居場所はなかった。



    それが嫌になり



    つい数時間前家でを行った



    金木「お腹空いたな・・・」



    食べ物もくれないその家は・・・ただの・・・僕にとっての監獄



    僕はそこから脱獄したのだ



    自由になるために!



    金木「ん?」



    祖母の家からかなり歩いた所だった。



    そこには、真っ暗で不気味な道があった。



    今の僕は、死というものが怖くない



    いつ死んでもおかしくないからだろう



    前の僕だったら怖くて立ち止まっていただろう



    僕はズカズカとその暗闇の道を歩いていく



    すると!



    一人の男が出てきた



    「兄ちゃん。うまそーな匂いしてんな?」



    金木「美味そう?」



    「ん?俺の正体しらねぇのか?」



    小さい頃から本やニュースをよく見ていた金木は、知っている・・・そう



    金木「喰種」



    喰種「ああ!喰種だよ!」



    喰種「逃げるのがおそかったな!今すぐ楽にしてやる!」





    男は肩から細くて青い尖った物体を出す







    きっとあれで攻撃をしてくるんだろうな・・・







    アレに当たったら死ぬかも・・・







    今更死なんてどうでも良くなってきたな







    いっそ楽になろうかな?







    「君!危ないぞ!!」



    後ろからかなり大きい声で叫ばれた



    その声で正気に戻る金木。



    金木(は!マズイ!?喰種はすぐそこまで来ている!)



    喰種「死ねぇ!!!」ブォン



    体の奥底から湧いてくる謎の力



    僕はその力のままに体を動かす



    金木「・・・ッ!」スカッ



    金木は喰種の攻撃を間一髪で躱す



    そして・・・



    タッタッタッタッ



    壁を走る



    金木「喰らえ!」



    喰種の背後から飛び蹴りをする



    ゴオッ



    見事喰種に当たり喰種の顔が地面に勢い良く当たる



    喰種「ぐあっ!」



    だが、直ぐに立ち上がる



    喰種「よくもやってくれたな!」



    喰種「ころっーー!」



    ズバァン



    ついさっきまで喋っていた喰種の体からは・・・


    赤い赤い水が噴水の様に吹き出る



    その前に立つ一人の男



    金木「あなたは?」



    「俺の名前は・・・有馬だ・・・」



    金木「有馬?」



    すると、後ろから白いコートを着た連中がコチラに向かってくる






    白いコート



    喰種を殺す






    本に書いてあった通りなら・・・その人たちを






    白鳩と呼ぶ







    白鳩「大丈夫かい?」



    金木「はい・・・なんともないです・・・」



    白鳩「君・・・名前は?」



    金木「金木研です・・・」



    有馬「金木・・・お前に聞きたいことがある」



    白鳩「有馬さん!?」



    有馬「少し2人にさせてくれ」



    白鳩「はっ!」
  4. 4 : : 2016/08/05(金) 00:47:45

    血混ざりとかあやふや何で間違っていたりしたらすみませんーm(。>__<。)m
  5. 5 : : 2016/08/05(金) 01:21:58


    少し離れた場所



    有馬「金木と言ったな」



    金木「はい。」



    有馬「お前は・・・喰種か?」



    金木「い、いえ!喰種ではありません!」



    有馬「あの壁を走ったりするのは・・・喰種か血混ざりの奴にしかできないぞ」



    有馬「お前が喰種でないなら・・・血混ざりじゃないとおかしい」



    有馬「お前の親は何をしている?」



    金木「母は過労で亡くなって・・・父は物心がつく前に亡くなって・・・顔も知らないんです」



    有馬「そうか(父が喰種か・・・)」



    有馬「金木は、何歳で何年生きている?」



    金木「えーと、15歳で今15年ぐらい生きてます」



    有馬「15歳で15年生きている?(可笑しいな)」



    有馬(血混ざりなら・・・もっと歳をとっているはずだが?やはり喰種か?)



    有馬「金木。腹は減っていないか?」



    金木「はい・・・かなり空いてます」



    有馬「そうか・・・ならこれでも食え」



    有馬は懐からチョコレートを出す



    有馬「チョコレートは、案外いいものだぞ」



    金木「ありがとう・・・ございます」



    パクリ パクリ とチョコレートを頬張っていく



    有馬「うまいか?」



    金木「はい!とても美味しいです!」ニコッ



    有馬(??喰種ではなさそうだな・・・)



    有馬(ならば・・・コイツは・・・血混ざりの希少例か?)



    有馬「何故こんな場所に居たんだ?」



    金木「それは・・・」



    有馬「言いづらい事なのか?」



    金木「いえ・・・言います」



    金木「母が亡くなって、僕は祖母の家に預けられたんです。」



    金木「祖母の家では・・・僕の居場所はなく・・・夜ご飯もなくて・・・嫌になって・・・」ウルウル



    金木「今日・・・家で・・・したんです・・・」ポロポロ



    金木「歩いている最中、ここの前を通り・・・興味本位でここに・・・入ってみたんです・・・そしたら、喰種が出て・・・」



    有馬「わかった。もうそれ以上喋るな」



    有馬「つまり祖母の家が嫌で家でした。そして今、行く宛がない。そうだな?」



    金木「はい・・・」



    有馬「・・・お前をアカデミージュニアに入れる」



    金木「アカデミー・・・ジュニア・・・?」



    有馬「嗚呼・・・お前のあの運動神経なら・・・首席を目指せるだろう」



    金木「僕・・・運動なんて・・・」



    有馬「運動は得意じゃないのか?」



    金木「・・・はい」



    有馬「さっきはすごい動きをしていたが?」



    金木「あれは・・・死ぬと思ったら・・・体の奥底から湧いてくる謎の力に任せて・・・行動したんです・・・」



    有馬「そうなのか・・・」



    有馬「だが、どうする?このままだとお前は行く宛もなくただ一人、喰種に食われるのを待つだけだが?」



    有馬「アカデミーに来るなら何不自由なく暮らしていけるぞ?」



    金木「わかりました・・・僕を・・・アカデミージュニアに連れていってください!!」



    有馬「嗚呼」





    金木と有馬は話し合いを終えて、元の場所に戻る


  6. 6 : : 2016/08/05(金) 06:54:13
    期待だ
  7. 7 : : 2016/08/05(金) 07:35:50
    きーたーいーです!!
  8. 8 : : 2016/08/05(金) 09:25:31
    >>6 >>7
    期待ありがとうございます!!
  9. 9 : : 2016/08/05(金) 09:26:51


    白鳩「有馬特等」



    有馬「金木をアカデミージュニアに入れる」



    白鳩「大丈夫なんですか?」



    有馬「問題はない・・・お前も見ただろあの運動神経を」



    白鳩「はい。」



    有馬「なら良いな」



    白鳩「わかりました」



    有馬「帰るぞ」



    白鳩「はっ!」



    金木は白鳩の車に乗せられて本部に連れていかれる

  10. 10 : : 2016/08/05(金) 09:28:06


    ーー本部ーー



    有馬「金木とりあえずこの部屋で待っててくれ」



    金木「わかりました」



    一人。部屋で待つ。



    数分後・・・



    一人のガタイのいい捜査官と思われる人が入ってきた



    「やあ。君が金木研君かな?」



    金木「はい。あなたは?」



    「自己紹介が遅れたね」



    篠原「篠原というものだ」



    篠原「これでも立派な特等捜査官なんだよ?」



    金木「そうなんですか・・・」



    篠原「・・・元気ないね」



    金木「そうですか」



    篠原「その年で色々とあったんだろうね」



    篠原「まー。僕に出来ることがあったら言ってくれ」



    金木「ありがとうございます」



    篠原「そろそろ本題に入ろうか」



    篠原「私がここに来た理由はね・・・」



    篠原「君のアカデミージュニアについてだ!」



    金木「僕のアカデミージュニア ?」



    篠原「嗚呼。アカデミージュニアには、親がいない子とかが多いんだ」



    篠原「その中には、喰種を殺すという憎しみを持った子が特に多い」



    篠原「他には・・・問題を持った子もいるな」



    篠原「そういう子とかには、気をつけてくれ」



    金木「はい。」



    ガチャ



    有馬「篠原さん。」



    篠原「有馬。話は終わったのか?」



    有馬「ええ。総議長直々に話をつけてきました」



    篠原「そうか。では金木くん君は今からアカデミージュニアの生徒の一員だ!」



    金木「あ、はい。何かありがとうございます・・・」



    有馬「気にするな・・・今からアカデミーに向かうぞ」



    篠原「表に車を用意するから行ってきな」



    金木「わかりました」



    金木はペコリと篠原に頭を下げて部屋を出る

  11. 11 : : 2016/08/05(金) 09:30:14
    篠原さんの喋り方あってるのかな?:(´◦ω◦`):
  12. 12 : : 2016/08/05(金) 13:30:50
    篠原さんって一人称は「私」じゃなかったっけ?
    間違えてたらすみません…
  13. 13 : : 2016/08/05(金) 21:07:37
    >>12 自分はわからないんで何とも言えないですw
    コメント下さっただけで満足です!ありがとうございます!
  14. 14 : : 2016/08/05(金) 23:31:26


    本部の外に出ると、一台車が止まっていた



    有馬「さ、乗るぞ・・・」



    金木「はい」



    車に乗った有馬と金木は、アカデミージュニアに向かう




    ーーアカデミージュニアーー



    有馬「ついたな」



    金木「ここが、アカデミージュニア・・・!」



    有馬「ここからは一人で行け。中に事情をわかっている人がいる。その人の元まで行くんだ。」



    金木「有馬さん・・・」



    有馬「・・・なんだ?」



    金木「色々とありがとうございました!」ペコリ



    有馬「気にするな・・・俺はもう行く」



    金木「また会えるのを楽しみにしています!」



    有馬「嗚呼。」



    この時の有馬はどこか嬉しそうな顔をしていた



    有馬(金木研・・・あいつの成長が楽しみだ・・・!)





    有馬と別れて一人



    アカデミージュニアの門を潜ったすぐそこには・・・教官がいた



    教官「お!君が金木研くんだね?」



    金木「はい」



    教官「さ!コッチに来て」



    教官に言われるがままについていく



    するとそこには・・・何十人もの人がいた



    どうやらこの部屋は・・・勉強や講義などを行うようだ。



    僕は今、その部屋の一番目立つ場所に立たされている



    教官「はい!注目!今日から新しく仲間になる金木研くんだ!みんな仲良くするように!!」



    「 「はーい!」 」




    クロナ「・・・」



    ナシロ「・・・」



    玲「ふぁー・・・ネムネム」



    教官「金木にアカデミージュニアを案内してくれる人はいないか?!」



    スッ スッ



    2人の女の子が手を挙げた



    教官「お!じゃあ安久黒奈と奈白頼むぞ!」



    クロナ「はい」



    ナシロ「きて。案内する」



    金木「あ、うん」



    色々な部屋を説明してくれる2人



    クロナ「で、あっちが〇〇で、こっちが△△。わかった?」



    金木「うん。ありがとう2人とも」



    ナシロ「そう言えば自己紹介してなかったね」



    ナシロ「私の名前は 安久奈白」



    クロナ「私は 安久黒奈」



    シロクロ「よろしく」スッ



    金木「金木研です。こちらこそよろしく」スッ



    3人は握手をする

  15. 15 : : 2016/08/06(土) 09:42:56
    期待です!!
  16. 16 : : 2016/08/06(土) 11:43:55
    期待だ
  17. 17 : : 2016/08/06(土) 23:30:54
    >>15 >>16
    有り難きお言葉!!期待ありがとうございます!(;///;)
  18. 18 : : 2016/08/06(土) 23:31:01

    クロナ「なんて呼べばいい?」



    金木「好きに呼んでいいよ」



    クロナ「わかった。」



    ナシロ「じゃあケン。次はあっちの部屋を説明するから来て。」



    金木「わかったよ。ナシロちゃん」



    次の部屋を説明しに行くナシロとクロナ



    ーーー
    ーー




    クロナ「ここが最後。図書室」



    金木「図書室もあるんだ!」



    クロナ「中は結構広いよ」



    ガラガラ



    金木「うわー!大量の本!」



    ナシロ「本好きなの?」



    金木「うん!」



    クロナ「そうなんだ。オススメの本とかあったら教えて」



    金木「僕のオススメはね・・・この『拝啓カフカ』だよ」



    クロナ「拝啓・・・?」



    ナシロ「カフカ・・・?」



    金木「うん。これを書いた高槻先生の処女作なんだ。」



    クロナ「ありがとう。また、読んでみる」



    カネキ「うん!」



    ガラガラ



    教官「お!金木!こんなとこにいたのか!探したぞ」



    金木「どうしたんですか?」



    教官「お前の部屋を紹介しに来たんだ」



    金木「僕の・・・部屋?」



    ーーー
    ーー




    教官「ここが金木の新しい部屋だ!」



    壁には番号と思われるものが書いてある



    ____
    | 0 1 3 |
     ̄ ̄ ̄ ̄


    金木(013番だな!覚えなきゃ)



    ガチャ



    教官「おーいお前達!」



    「教官?どうしたんですか?」



    教官「今日からここに金木も住むから、仲良くするんだぞー」



    「「はーい!」」



    教官「さ、金木。入れ入れ。」



    金木「お邪魔・・・します・・・」



    「金木よろしくな!」



    ルームメイトになる元気のある子が返事をしてきた



    金木「うん。よろしく」



    荷物を置くロッカーでは、二段構成となっていた。


    上は布団などが敷き詰められている


    下はどうやら荷物を置くらしい



    金木「ん?あの・・・教官・・・」



    教官「どうした?」



    金木「僕の・・・左側の子・・・ずいぶんと荒れていますが・・・大丈夫でしょうか?」



    教官「あー。鈴屋か・・・・・・大丈夫だ。」



    金木「鈴屋?」



    「アイツには関わらない方が良いぞ」



    「頭が少し皆と比べて可笑しいしな」



    金木「そうなんだ・・・」



    「おまけに白髪だ。怖くて近づきたくねぇよ」



    教官「その話は一旦終了!金木。あと数分でご飯だから、食堂に来るように!」



    金木「わかりました」

  19. 19 : : 2016/08/08(月) 00:10:07


    数分がたった時・・・



    ご飯を作る食堂のおばちゃんと思われる人が、放送で全生徒に呼びかける



    食堂のおばちゃん『ご飯ができたよ!!ご飯食べたい奴!とっとと食堂に来なぁ!!』



    おばちゃんが放送を切った瞬間・・・



    外が一斉に騒がしくなる



    ガヤガヤガヤガヤ



    「やっべ!!早く行かねぇと!」



    金木「早く行く?どういう意味?」



    「食堂にはな!・・・個数が決まっている・・・超うまいサンドウィッチがあるんだよ!!皆それを狙ってやがる・・・!!」



    金木「サンドウィッチ・・・!?」



    「いつも夕方のご飯の時間になると始まるんだ!『サンドウィッチ取り』が!!」



    「ここに数年間いる奴もいるが・・・一個も取れたことがないらしい・・・!一日10個ぐらいのサンドウィッチ。俺も食ってみたいぜ!!」



    「コホン・・・コホン・・・実はな・・・」



    「そのサンドウィッチ取りにはな・・・"悪魔"がいるんだ・・・」



    金木「悪魔?」



    「嗚呼。いつも絶対に一番最初にサンドウィッチを取るやつだ。今までそいつらのスピードに勝った奴はいない・・・。奴らは俺らとは動きが違うんだ・・・」



    金木「どんな人だろ・・・?」



    「あ!やっべ!長々と喋りすぎたなぁー!!今日はもうサンドウィッチ残ってないわ・・・」



    金木「あ・・・僕のせいだね・・・ごめん・・・」



    「いや、気にすんなって!どうせ取れなかった事だし」



    「そんな事より・・・俺ご飯もらってくるわー!」



    金木「うん!」



    テクテクテクテク



    金木もご飯をもらいに行こうとした時だった・・・



    クロナ「ケン。はい」



    金木「うわっ!ク、クロナちゃん!?」



    クロナ「いらないの?サンドウィッチ」



    金木「え?このサンドウィッチって・・・!まさか?!」



    ナシロ「うん。サンドウィッチ取りのサンドウィッチだよ」



    金木「え?これって取るの・・・とても難しいんじゃ・・・」



    ナシロ「?・・・簡単だよ?」



    クロナ「皆。私たちより遅いし、いつも私たちが一番」



    金木(一番って!?)



    金木「ね、ねぇ!」



    クロナ「なに?」



    金木「クロナちゃん達って・・・悪魔って呼ばれてるの?」



    クロナ「サンドウィッチを取ってたらいつの間にかそう呼ばれるようになった」



    金木(やっぱりぃぃぃ!)



    金木(クロナちゃん達ってそんなにすごい子達なの!?)



    ナシロ「どうしたの?ケン?」



    ナシロ「早くご飯を取りに行こ!」



    金木「う、うん!」



    ご飯を取り机に向かう3人



    金木「ヨイショ・・・このサンドウィッチって・・・そんなに美味しいの?」



    クロナ「うん。とても美味しい」



    ナシロ「食べたらわかるよ」



    金木「食べてみるね」



    パクッ パクッ



    金木「!?!?」



    クロナ「どう?」ニヤニヤ



    金木「お、美味しぃ!!」



    ナシロ「ふふふ。それは良かった」

  20. 20 : : 2016/08/08(月) 00:12:26


    ご飯を食べ終え、食器を片付けて部屋に戻る



    部屋に戻っている時、中庭前を通った。



    中庭には、一人の少年が足をぶらつかせながら空を見ていた



    金木「クロナちゃん」



    クロナ「なに?」



    金木「あの子は?」



    クロナ「アイツは・・・玲だよ」



    金木「玲?」



    ナシロ「鈴屋玲」



    金木「鈴屋!」



    ナシロ「知ってるの?」



    金木「いや、僕のロッカーの隣の人なんだ」



    クロナ「そうなんだ」



    そんな話をしていると・・・



    玲「あっれー?ナシロとクロナじゃないですかぁー」



    玲「それと・・・?」



    金木「金木研です」



    玲「金木くんですか〜!」



    クロナ「今日自己紹介してたでしょ」



    玲「寝てましたですぅ〜!」



    クロナ「はぁー・・・」



    金木「そう言えばこんなところで何してるの?」



    玲「虫とかを探してるんです〜」



    金木「虫?」



    玲「そうです〜。けど、今日はぜーんぜん見つからなかったので、かえります」



    金木「そうなんだ」



    玲「では!バイバイでーす!」フリフリ



    金木「バイバーイ」フリフリ



    金木「悪い子には見えないな」



    クロナ「・・・気をつけた方がいいよ・・・」



    ナシロ「玲は・・・内心何を考えてるのか・・・わからない」



    金木「・・・大丈夫だよ!」



    クロナ「・・・気をつけてね」




    少し進むと、男子・女子と分かれてる道があった



    クロナ「ここで、お別れだね」



    金木「うん。また明日!」



    シロクロ「おやすみ」



    金木「おやすみ」




    金木は自分の部屋に戻る



    すると・・・



    玲「あ!金木くん〜」



    玲に話しかけられる



    金木「どうしたの?」



    玲「一緒にお風呂に入りましょうよー♪」



    金木「うん。いいよ!」



    玲「決まりです〜!」

  21. 21 : : 2016/08/09(火) 18:24:22


    ーーお風呂ーー




    ポカァーン





    玲「ここがお風呂です♪」



    金木「広いね!」



    玲「そんな事より、あそびましょー!」



    ダッ!



    タッタッタッ




    ザバァン!



    行き良いよく走り、お風呂に飛び込む玲



    玲「さー金木くんも!」



    金木「あ、あぶないよ・・・」



    玲「だいじょうぶですよ〜」



    金木「・・・じゃあ一回だけ・・・」



    ダッ!



    タッタッタッ・・・



    出だしは良かったが・・・



    ツルン!



    金木「うわぁっっ!!!」



    ゴンッ!



    何もない場所でコケてしまい・・・



    頭を強打する。



    玲「だいじょぶですか〜?」



    金木「うん・・・何とか・・・」



    玲「ケガが無くて良かったです♪」



    金木「・・・あはは」



    玲「どうしたです?」



    金木「いや、玲くんはさ。」



    玲「玲でいいですよ」



    金木「うん。」



    金木「玲はさ、怖い子何だろうな・・・て思ってたけど、本当はいい子なんだね」



    玲「僕がですか?」



    金木「うん。お風呂に誘ってくれたり。コケた僕を心配してくれたり・・・」



    玲「そうです?僕はいい子なのですか?」



    金木「うん!みんなは玲のことを嫌な風に言うけど僕は違うよ」



    金木「みんなは見た目だけで判断してるんだ」



    金木「本当の玲を知ればあんな事は言えない・・・」



    玲「・・・僕の友達はケンだけでいいです」



    金木「僕だけ?」



    玲「ケン以外の友達は興味ないです」



    金木「クロナちゃんとかナシロちゃんたちは?」



    玲「友達ですよ」



    金木「??。さっき僕以外の友達は興味ないって・・・」



    玲「男友達としてです♪」



    金木「!!・・・そういうことね!」



    玲「はい〜!」



    この後も2人は仲良くお風呂に入り、



    部屋に戻った。




    部屋に戻った時には、電気は消えていた。



    みんなはもう寝てるみたいだ




    金木「僕達も寝ようか」



    玲「そうですね〜」



    布団を敷き



    寝る




    玲「おやすみなさいですぅ〜」



    金木「うん。おやすみ・・・」



    これで、アカデミージュニア・・・一日目が終了した。




    金木(アカデミージュニアに来て・・・初めてできた友達。3人。篠原さんは『気をつけろ』って言ってたけど、みんなみんな優しい子ばっかりだな!!・・・明日も新しい友達ができるかな?)

  22. 22 : : 2016/08/09(火) 22:12:22
    期待
  23. 23 : : 2016/08/09(火) 22:24:27
    >>22 期待ありがとうございます!!
  24. 24 : : 2016/08/09(火) 22:24:32


    ーー次の日ーー






    放送から目覚めの音が鳴る・・・







    じりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりじりーーん!





    目覚まし時計の音だろう・・・かなりうるさい。いや、とてもうるさい。




    金木「ファー・・・」



    玲「あ、起きましたかぁ?」



    金木「玲。おはよう」



    玲「おはようですぅ!」



    布団をロッカーに片付けて、朝食を食べるため、食堂に移動する。



    食堂に向かう際・・・




    クロナ「ケンおはよ・・・ププッ!」



    ナシロ「ふふww」



    金木の顔を見て笑う2人



    金木「ん?僕の顔になんかついてる?」



    クロナ「うんん。寝癖がすごいことになってるから」



    ナシロ「面白かったの」



    金木の髪は全てが立ち上がっている状態だった



    ツンツン



    玲「すごいですね!」



    金木「なおらないかな?」



    ナシロ「私たちがなおしてあげようか?」



    金木「いいの?」



    クロナ「うん。一旦手洗い場に行こう」



    金木の髪を治すため、手洗い場に移動する



    ポケットからクシをだすクロナ



    クシに水をつけて金木の髪を研いでいく



    サー・・・


    サー・・・


    サー・・・



    クロナ「はい。治ったよ」



    金木「ホントだ!ありがとう!」



    クロナ「うん」



    玲「早く食堂にいきましょ〜ペコペコですぅぅ」



    金木「食堂に行こうか」



    金木達は、食堂に行き、朝ご飯をとり、椅子に座る



    ナシロ「今日は、対格闘訓練があるよ」



    金木「対・・・格闘・・・訓練?」



    ナシロ「うん。実際に人と人が戦うの」



    金木「戦う!?」



    クロナ「どうしたの?」



    金木「僕・・・運動はちょっと・・・」



    クロナ「運動苦手なの?」



    ナシロ「だけど、大丈夫だよ。ここに入れば嫌でも運動能力は上がるから」



    金木「それだと嬉しいな・・・」



    朝ご飯を食べ終わった金木達は、



    『対格闘訓練』を行うため、外に出る

  25. 25 : : 2016/08/10(水) 15:40:35
    期待
  26. 26 : : 2016/08/10(水) 22:01:33
    >>25 期待ありがとうございます!
  27. 27 : : 2016/08/10(水) 22:01:38


    教官「金木。」



    金木「教官?」



    教官「まずはお手並み拝見と行こうか・・・一番右の列に並べ」



    クロナ「私たちは一番左の列。ここでお別れだね」



    シロクロ「バイバイ」フリフリ



    金木「うん。バイバイ」フリフリ



    一番右の列に並ぶ金木



    一番右の列には、運動が苦手そうな子がいっぱいいた。



    金木(この子達なら僕でも勝てそうだな)



    教官「金木。いきなりだが、お前から試合を始めてもらう」



    教官に偽クインケを渡される


    ーーー


    通称:ブレード


    形は、剣である。竹刀や木刀の感じだ。


    ブレードに衝撃などを与えると刃が光る


    人の肌・体・服などに当たると、その当たった場所だけが赤く光る


    ブレードとブレードがぶつかり合った場合は黄色く光る


    ⚠︎切れません⚠︎


    ーーー


    金木「これは?」



    教官「↑説明略〜というものだ。」



    教官「これを持って戦うんだ」



    金木「はい。わかりました」



    説明を受けた金木は、教官に指示を出され、戦闘の位置に移動する。



    相手もちょうど準備できたようだ



    教官「では!これから試合を始める!」



    教官「レディー・・・ファイト!!」



    教官の大きな声で試合が始まった





    数十メートルの距離で睨み合う金木と生徒。



    最初に動いたのは・・・生徒だった!



    生徒「はぁぁぁっ!」



    生徒は頭の上でブレードを構えて走ってくる。



    金木「この場合は・・・左に避ける?いや、右か?」



    金木「・・・違う・・・敵は隙だらけだ。そこをーー!」



    金木「ーーー斬る!!」ズサッ



    生徒「うっ!・・・」



    金木のブレードが赤く光った



    教官「勝負あり!」





    教官「金木。さっきの判断は良かったぞ!」



    金木「ありがとうございます」



    教官「おし!金木は、Dの列に行こうか!」



    金木「Dの列?」



    教官「ここはな、左から順にS.A.B.C.D.Eの順番に列がなっている」



    教官「左には、強い子が集まっていぞ。お前もSの列に行けるように頑張れ!」



    金木「て事は・・・クロナちゃんやナシロちゃんは、Sの列に並んでいるのか・・・」



    金木「やっぱり・・・あの子達はすごい子なんだな・・・」ブツブツ



    ぶつぶつと独り言を言いながらDの列に並ぶ金木



    Dの生徒「あ!君が新入りの生徒。金木くんか!」



    金木「あ、はい。初めまして」



    D生徒「初めまして!今から僕と戦わないかい?」



    金木「うん!よろしく!」



    ーーー
    ーー




    教官「では!今から金木とD生徒の試合を始める!!」



    戦闘の位置に立つ2人



    金木「・・・・・・」カマエ



    D生徒「・・・・・・」カマエ



    ザザッ・・・



    教官「レディー・・・ファイト!!」



    ダッ!



    走り出す金木。



    D生徒「!・・・どう来る!?」



    金木「はぁっ!」ブン



    ブレードを横に振る金木



    ガキィン!



    ブレードは黄色く光る



    金木「ガードされた!?」



    D生徒「そりぁそうだよ!」



    D生徒「そんな見え見えな攻撃は効かないよ!」ブン



    金木「うあっ!」



    びびってしまう金木



    トン



    D生徒のブレードは赤く光る



    D生徒「はい。僕の勝ち」



    腰を抜かして地面に座っている金木



    金木「・・・強い・・・!」



    D生徒「僕なんかまだまだだよ」



    金木「Dの列の子がこんな強さだったら・・・その上は・・・」チラッ



    S列を見る金木



    そこには・・・クロナとナシロが勝負していた。



    クロナ「はぁっっ!」ブン



    ガキィン!



    ナシロ「はっ!」ブュン



    躱すクロナ



    クロナ「らあっ!」フュン



    ナシロ「ッッ!」スカッ



    ギリギリ躱すナシロ






    金木「!!・・・やっぱりすごい!」



    Sの列の子もクロナとナシロの戦いを唖然と見ている

  28. 28 : : 2016/08/11(木) 22:10:58


    ーー夕飯ーー



    クロナ「ケン。今日の対格闘訓練かっこよかったよ。」



    金木「あ、ありがとう・・・///」



    カッコイイと言われ顔を赤くする。



    ナシロ「その調子で頑張ってね」



    金木「うん!」



    金木「そう言えば玲。」



    玲「ん?なんですぅ?」



    金木「対格闘訓練の時・・・いた?」



    玲「サボってましたですぅ〜」



    金木「さ、サボってた・・・!?」



    玲「はい〜!」



    金木「・・・ハハハ」



    苦笑いを作る金木



    この後。



    夕飯を食べ終えた金木は、クロナとナシロと別れ、玲と一緒に風呂に入る。



    玲「いきますよぉ!」



    ダッ!



    タッタッタッタッ



    ザバァーン!!!



    玲「あはは!おもしろいです〜!」



    そう。お風呂に飛び込む行為。



    これは、僕達の日課になっていた。



    金木「次は僕だね!」



    ダッ!



    タッタッタッタッ



    ザバァーン!!!



    金木「プハァー・・・ハハハ!上手く飛び込めた!」



    玲「もう一回やるですぅー!!」



    ダッ!



    ザバァーン!!!



    この日課には、忘れてはいけない『人』が一人いる。



    ガラガラ!



    勢いよく、ドアが開かれる。



    教官「コラァァ!!静かに風呂に入らんかぁ!」



    そう。教官だ。



    教官「たっくよぉー。何回注意すれば気が済むんだ?」



    玲「何回でもですー」



    教官「うるせぇ!!早く頭を洗い出やがれ!」



    玲「はぁーい」



    これがいつもの僕達のお風呂。

  29. 29 : : 2016/08/11(木) 22:30:26









    それから数日。









    日が過ぎた・・・









    今・・・








    僕は・・・

































































    『イジメ』を受けている
  30. 30 : : 2016/08/11(木) 22:45:44
    イジメ…イジメ!?!?

    頑張って下さい!期待!
  31. 31 : : 2016/08/12(金) 03:26:01
    どうなってんだ?

    期待
  32. 32 : : 2016/08/12(金) 09:35:09
    イジメはダメェ〜
    月山「カネキ君をいじめている人はゆるさない
    この ぼくがぁ」
  33. 33 : : 2016/08/12(金) 12:34:45
    玲と仲良くしてたからかな
    玲は怖いけど金木なら
  34. 34 : : 2016/08/12(金) 16:32:52
    金木覚醒ルートか?
  35. 35 : : 2016/08/12(金) 21:23:57


    >>30 期待ありがとうございます!!


    >>31 読んでからのお楽しみ的な感じで・・・(^_^;
    期待ありがとうございます!!


    >>32 金木「月山さん!?」


    >>34 おお!(*¯艸¯)

  36. 36 : : 2016/08/13(土) 01:38:28


    イジメを受けている理由は・・・



    ・超レアなサンドウィッチをいつも食べている。


    食べられない奴からにしては、入って早々サンドウィッチを口にしていふことが気に喰わないようだ。



    ・気味の悪い玲と、とても仲が良い事。


    白髪でいつも何を考えているかわからない奴とつるんでいる事で、最近金木も、噂になっている。



    ・クロナとナシロと仲がとてもいい。


    女子の中で圧倒的に人気な2人。

    異性で見る男子が9割。

    そんな男子からは、恨まれている。



    ・運動はできないが勉強がとてもできる。


    勉強ができない奴らが運動で勝っている金木に負けるのが屈辱すぎるとの事・・・



    あと、入って間もないのに調子に乗ってるなど・・・







    そんな事で、金木は、憎き存在へと変わった・・・

  37. 37 : : 2016/08/13(土) 01:43:24



    子供は多少気に喰わない事があれば、その気に喰わない者同士で集まり、気に喰わない奴を潰す。



    それがイジメだ。


    弱いのなら尚更・・・


    殺られるだけ・・・

  38. 38 : : 2016/08/13(土) 02:04:58

    朝。



    金木「ふぁー・・・おはよう。玲。」



    玲「ふぁー・・・おはよですぅー・・・」



    金木「僕トイレに行ってくるね」



    玲「わかりました〜」



    目が覚め、玲に挨拶をして、トイレに行く。



    廊下を歩いていると・・・



    「金木だ!w」


    「噂の奴か?w」


    「近寄んなよなw」



    など・・・。



    辺りからヒソヒソと話が聞こえる。



    いや、聞こえるんじゃなくて・・・



    わざと聞こえるように話している。



    金木「・・・・・・」



    金木は、暗い顔をして、トイレに入っていく。


    ーーー
    ーー



    尿をたし終えた金木は、トイレから出てくる。



    そして、部屋に戻ろうとした時だった!



    イジメっ子「おりゃぁ!」ドン!



    後ろからイキナリ飛び蹴りをしてきたのだった!



    金木「あっ・・ッッ・!」



    背中を蹴られ前にバランスを崩す。


    少し前に歩いていた人にぶつかる。



    イジっ子2「おい?何ぶつかってんだよ!」



    バァン!



    イジっ子2は、金木を押す。



    押された金木は、また、別の人にぶつかり、押される。



    それが繰り返さる。



    ついには、輪の状態になって押し合いが始まった。



    「オラオラ!w」ドン!



    「こっち来んなよー!w」ドン!



    「どっかいけ!w」ドン!



    金木「うあっっっッッ!!」



    最後は地面にこかされて終わった。




    ーー部屋ーー



    玲「やけに長かったですねー。金木くん?」



    金木「うん。ちょっとお腹が痛くなって・・・」



    玲「食べすぎは注意ですよぉ!」



    金木「うん。気をつけるね」



    玲「僕はお腹が空いたですぅ〜!食堂にいきましょ!」





    ーー食堂ーー



    クロナとナシロは、先に食べていた。



    それを見て金木達もご飯を取りに行き、クロナ達の机に向かう。



    その時・・・!


    ドン!



    イジっ子3「あ、悪ぃw」



    肩を思いっきりぶつけられる。



    そして、持っていたご飯をこぼす。



    金木「あ、、、・・・」



    今のを見ていたクロナとナシロは、思わず立ち上がる。



    クロナ「ねぇ。今の」



    ナシロ「わざとぶつかった」



    シロクロ「よね?」



    イジっ子3「ああ?言いがかりはやめてほしいなwコイツが確り歩いてねぇのが悪ぃんだろぉ?」



    クロナ「しっかり歩いてないのはアンタ」



    イジっ子3「うっせぇな」



    ナシロ「謝りなよ」



    イジっ子3「何でこんな奴に謝らなきゃいけねぇんだよ?マジ意味わかんねぇ」



    クロナ「コイツ・・・!!」



    金木「落ち着いてクロナちゃん。」



    クロナ「ケン・・・」



    金木「僕は平気だから・・・」



    クロナ「でも・・・」



    金木「もう一回ご飯を取りに行けば全てが終わるから」



    クロナ「・・・わかった。」



    イジっ子3「www」ケラケラ



    クロナ「クッ!・・・」



    もう一度ご飯を取り直し、席に座りご飯を食べる。



    クロナ「あのままでいいの?」



    金木「いいんだよ。」



    ナシロ「私は納得できない」



    金木「・・・・・・」



    クロナ「・・・今日は対格闘訓練がある・・・気をつけて・・・」



    金木「うん・・・」

  39. 39 : : 2016/08/13(土) 07:37:24
    期待しとるよ
  40. 40 : : 2016/08/13(土) 12:16:50
    期待
  41. 41 : : 2016/08/13(土) 18:54:33
    カネキ、途中から隻眼の喰種になってほしい!
  42. 42 : : 2016/08/13(土) 18:56:54
    血混ざりだからRc数値?
    増やしたら半喰種になれない
  43. 43 : : 2016/08/14(日) 00:41:52


    >>39 期待ありがとうございます!!


    >>40 嬉しいです!ありがとうございます!


    >>41 途中から隻眼の喰種ですか・・・。
    このssが終わったらそういうのを書きたいなと思っています!!

  44. 44 : : 2016/08/14(日) 01:02:59


    対格闘訓練をするために、外に出る。



    金木は、Dの列に並ぶ。



    すると、



    D生徒「金木くん!」



    前に勝負したDの生徒が僕に近づいてきた。



    D生徒「僕が教えてあげようか?」



    金木「・・・いいの?」



    D生徒「うん!いいよ!強くなりたいでしょ?」



    金木「うん!よろしく!」



    ーーー
    ーー




    D生徒「じゃあ僕がこうするから、こういうふうにガードして。おけ?」



    シュミレーションを行うD生徒。



    D生徒「じゃあ行くよー!」



    ブン



    金木「うぁ!」



    D生徒は、軽くブレードを振るが・・・



    金木は、ビビって、地面に尻をつける。



    D生徒「違うよ金木くん。」



    D生徒「こういうふうに・・・しろって言っただろぉが!!」ブォン!



    次は力を入れて思いっきりブレードを振る。



    すると・・・



    ドゴォ!



    鈍い音が鳴る・・・



    金木「う、あっっぁあぁ!」



    金木は、頭を抑えている。



    頭からは・・・血がたらりと流れる。



    それも、かなりの量だ・・・



    D生徒「おらっ!邪魔なんだよ!保健室行ってこいよぉ!」ゲシゲシ



    地に座っている金木を何回も蹴るD生徒。



    金木「ッッ!!」



    ふらふらになりながら、頑張って保健室に行く金木。



    ーーー
    ーー




    保健室で手当してもらった金木。



    保健室の先生に「どうしたの?」と聞かれたが、「コケました」と説明して、何とかやり抜けた金木



    金木「はぁはぁ・・・うっ!」



    今金木は、頭に包帯を巻いている。



    金木「う、がぁ!」



    突然吐き気が襲ってくる。



    急いでトイレに行きもどす、



    金木「ゴホッ・・・ゲホッゲホッ」



    イジメが原因で、ストレスが溜まり、もどしてしまったのだろう。



    この後金木は、教官に「休みます」と伝え、部屋に帰る。



    金木「はぁー。」



    誰もいない部屋。



    やることもない。



    暇すぎて金木は、眠りについてしまう。















    ーー??ーー








    ーねぇ。





    誰、だ?






    ーそろそろ僕が欲しくなってくるよ




    僕が・・・欲しい?






    ーうん。



    どいう意味・・・?






    ーまだ時期ではない。また今度ね



    今度?







    それっきり彼の声は、聞こえなかった。

  45. 45 : : 2016/08/14(日) 01:19:46
    第2人格? 期待
  46. 46 : : 2016/08/14(日) 03:35:47
    雫ちゃんだっけ?出ないんですか?
  47. 47 : : 2016/08/14(日) 11:32:09
    期待
  48. 48 : : 2016/08/15(月) 00:06:53
    >>45 秘密です!期待ありがとうございます!


    >>46 その子は出さない予定です・・・m(。>__<。)m


    >>47 期待ありがとうございます!!!
  49. 49 : : 2016/08/15(月) 00:19:55
    カネキの中に眠る喰種の人格?

    期待
  50. 50 : : 2016/08/15(月) 00:52:47
    >>49 そう言う設定です!期待ありがとうございます!
  51. 51 : : 2016/08/15(月) 00:55:01


    金木は、目を覚ます。




    金木「・・・寝て、たのか」



    その場で伸びをする。



    金木「んー!」



    時計を見ると夕ご飯の時間になっていた



    金木「やば!ご飯!」



    金木は、急いで食堂に向かう。



    ーー食堂ーー



    周りのみんなは金木の頭に巻いている包帯を見て笑う。



    「ダッセ!w」



    「弱い証拠だ!w」



    金木「・・・」



    金木は、無言のままご飯を取り、クロナ達の机に向かった。



    クロナ「ケン。その頭の怪我は?」



    金木「あー!転んでね。頭ぶつけちゃった」



    ナシロ「嘘言わないで!」



    クロナ「私たちに本当の事を言って!」



    金木「・・・」



    クロナ「ねぇ!」



    ナシロ「私たち・・・そんなに信用ない?」



    クロナとナシロは、今にも泣きそうな顔をしていた。



    金木「!?」



    金木「ち、違うよ!ただ迷惑をかけたくないだけで・・・」



    そんな時だった・・・



    教官「おい!鈴屋!」



    教官がイキナリやってきて玲の名前を呼ぶ。



    玲「なんですぅ?」



    教官「なんですぅ?じゃないだろ!」



    教官「あの子をやったのはお前の仕業だろ!」



    教官は、『あの子』に指をさす。



    あの子という子は、顔に包帯を巻いていて、金木よりも酷い怪我をしていた。



    金木「あの子は!?」



    クロナ「どうしたの?」



    金木「僕に怪我を負わせた『D生徒』だ!!」



    金木「玲。君まさか・・・!」



    玲「友達ですからねぇ!!黙って見過ごすことなんてできませんですよ。」



    ナシロ「玲。」



    金木「僕のために・・・ありがとう・・・玲」



    「鈴屋ヤリやがったぜw」



    「ありがとう・・・だってよぉ!w」



    玲は、教官に連れていかれる。



    金木「僕も・・・今日は帰るよ・・・」



    クロナ「・・・うん。気をつけて」



    ナシロ「おやすみ・・・」



    金木「うん。おやすみ」



    この後。



    金木は、風呂に入りもう一回眠りにつく。



    いつもよりかなり早い時間に就寝だ。



    その理由は・・・







    ー僕に会いに来たんだね?

  52. 52 : : 2016/08/15(月) 00:57:35
    はい、そうです
    君に会いに来たのだ(キリッ

    期待
  53. 53 : : 2016/08/15(月) 00:59:00
    >>52 期待ありがとうございます!!
  54. 54 : : 2016/08/15(月) 00:59:04


    そう。『僕の中の声』の人に会いに来たからだ。




    ー取り敢えず。僕の正体をご覧あれ。



    パチン!



    指を鳴らす。



    すると、何もなく真っ暗な世界がイキナリ白に染まる。



    どこまでも地平線に白の道が続いている。



    そんな世界に、イスが2つ。



    向かい合うように置いてある。



    奥の方のイスに座っている白い髪の毛の彼。



    金木「僕・・・!?」



    そう。僕と同じ顔だった。



    髪の毛の色が違うだけであって、それ以外は全て一緒。



    カネキ「取り敢えず座りなよ」



    金木は、イスに座る。



    カネキ「僕の正体知りたい?」



    金木「コクリ・・・」



    カネキ「わかった。」



    カネキ「まず聞いて欲しい事がある」



    カネキ「僕ときみは同一人物である」



    カネキ「そして」



    カネキ「キミの体は喰種の血と人間の血が流れているんだ」



    金木「そうなの?!」



    カネキ「知らなかった?」



    カネキ「キミのお父さんは喰種」



    カネキ「お母さんは人間」



    カネキ「そして、生まれたのがきみ。金木研」



    カネキ「で、ここからは簡単に言うね」



    カネキ「人間の血をAとします。」



    カネキ「喰種の血をBとします。」



    カネキ「きみはAであり、僕はBである。」



    カネキ「きみは人間の方の金木。そして、僕は喰種の方のカネキ」



    カネキ「前、喰種に襲われて死にかけた事があったよね?」



    金木「うん・・・あの時はなんかすごい力が出てきたけど・・・」



    カネキ「そう。その力が僕の力。」



    カネキ「一時的に僕がキミの体を乗っ取ったんだ。」



    カネキ「体の奥底から出てきた謎の力ではなく」



    カネキ「僕が力となって、奥底から上がってきただけ。」



    金木「そう・・・なんだ」



    カネキ「大体は理解してくれたかな?」



    カネキ「今から本題に入りたい」



    金木「本題?」



    カネキ「結構前からきみはイジメにあってるよね?」



    金木「・・・うん」



    カネキ「このイジメはどこまでも続くと見ていい」



    カネキ「終わらないだろうな」



    金木「教官に言えば!」



    カネキ「いや、教官に言っても無駄さ」



    金木「どうして?」



    カネキ「何回注意されようが、怒られようが、同じことを繰り返すのが子供。」



    カネキ「風呂を何回も飛び込む玲もそうだろ?」



    金木「・・・確かに・・・」



    カネキ「でも、明日から奴らを黙らせる方法が一つあるんだ」



    金木「奴らを黙らせる?」



    金木「どうするの?」



    カネキ「簡単な事。」



    カネキ「奴らに僕の力を見せつければいいのさ」



    金木「そんな事どうやって・・・」



    カネキ「僕と君が入れ替わればいいんだよ」



    金木「入れ替わった僕はどうなるの?」



    カネキ「大丈夫。消えたりはしない」



    カネキ「ここから僕の視点を見るだけになる」



    金木「それだけ?」



    カネキ「僕達は一心同体だから、テレパシー的な事はできる」



    金木「そうなんだ」



    カネキ「で、これ以上イジメを受けないために、これ以上クロナちゃんナシロちゃん玲に迷惑をかけないために、変わろ?」



    金木「うん。変わろ」







    そして、2人は手を繋ぎカネキと金木は、入れ替わる。







    この日。






    黒と白が変わる







    黒は白を染め







    白は黒を染め







    白と黒に変わる。





  55. 55 : : 2016/08/15(月) 11:57:47
    期待
  56. 56 : : 2016/08/15(月) 18:51:38
    期待
  57. 57 : : 2016/08/15(月) 21:42:13
    期待ですーー!
  58. 58 : : 2016/08/15(月) 22:00:34
    気持ちぃ~↑↑ですわぁ~↓↑
  59. 59 : : 2016/08/15(月) 22:30:07

    >>55 >>56 >>57

    期待ありがとうございます!!
  60. 60 : : 2016/08/16(火) 00:42:37


    朝。



    目を覚ますカネキ。



    カネキ「ふぁー・・・」



    手を握ったり開いたりする。



    カネキ(おし!大丈夫だな!)



    玲「・・・あれー?」



    カネキ「玲。おはよう」



    玲「カネキくん?ですか?」



    カネキ「うん。そうだよ」



    玲「髪の毛染めたんです?」



    カネキ「うんうん。色々あってね」



    玲「まー僕はきにしませんです〜」



    玲「それより僕とお揃いで嬉しいですよ!」



    カネキ「あ!そう言えば昨日はありがとうね」



    玲「いいですよ〜」



    玲「友達ですから、これからも頼ってくださいねー」



    カネキ「うん!」



    カネキ「あ、トイレに行ってくるね」



    玲「行ってらしゃいですー。僕は先に食堂に行ってますのでぇ」



    カネキ「うん。わかった」



    部屋から出て、トイレを目指す。



    道中・・・



    「あいつ?カネキか?」



    「ストレス溜まって白髪生えたんだよw」



    「鈴屋と一緒か・・・気味が悪いよ」



    カネキ「・・・」



    以前とは違い堂々としているカネキ。



    イジメっ子(今回もやってやるか!)ブン



    イジメっ子はカネキの背後からパンチをする。



    が・・・!



    パシッ!



    イジメっ子「なに!?」



    カネキは、片手でそのパンチを受け止めていた



    カネキ「きみは前僕に後ろから蹴った子だよね?」



    イジメっ子「あ?それがなんだよ」



    カネキ「ちょうどいいや」



    カネキ「今ここでやり返しとくか」



    今掴んでる手を左に捻るカネキ。



    イジメっ子「うあっ!」



    バランスを左に崩すイジメっ子



    その隙を逃さないカネキは、



    カネキ「は!」ドォン



    イジメっ子の頭にかかと落としを決める。



    イジメっ子「あがっ!・・・ぁっっ!」



    イジメっ子は、そのまま気を失い倒れる。



    「嘘だろ?」


    「カネキ。あいつあんなに強かったか?」


    「俺らもヤベェんじゃねえの?」


    「イジメてた奴らは・・・全員殺られる!」



    最後の言葉で、男子生徒はその場から逃げていく。



    何も無かったかのように、トイレに行くカネキ。



    尿を済ませ、食堂に向かう。



    ご飯を取りに行くカネキ。




    クロナ「ホントだ!髪の毛が白になってる!」コソコソ



    ナシロ「どうして?」コソコソ



    玲「僕もわからないです」コソコソ



    コトッ



    机にご飯を置き、イスに座るカネキ。



    クロナ「どうしたの?その髪?」



    カネキ「これ?・・・」



    ナシロ「うん。」



    カネキ「ここでは話にくいから後ででもいい?」



    クロナ「うん。」



    カネキ「取り敢えずご飯食べよう」



    ーーー
    ーー




    食器などを返しに行くカネキ



    ドン!



    イジメっ子2「あ?何当たってんだよ?」



    カネキ「いや。当たってきたのはそっちでしょ」



    クロナ(ケンが反発した!?)



    ナシロ(これも髪の毛と関係あるのかな?)



    玲「やってしまえですぅ!」





    イジメっ子2「殺すぞ?」



    カネキ「殺す?」



    カネキ「お前に人が殺せるの?」



    イジメっ子2「あ?殺してやるよ」



    カネキ「殺ってみなよ」



    イジメっ子2「チッ・・・おちょくりやがって!」ブン



    イジメっ子2は、拳を強く握り、パンチを繰り出す。



    スカッ



    イジメっ子2「な!?」



    「カネキが避けたぞ!」



    「どうなるんだ?!」




    カネキ「・・・」ガシッ



    カネキは、無言で、相手の顔を片手で掴む。



    イジメっ子2「何をする!?」



    カネキ「黙れよ」



    ヒュン!



    ドカァン!



    掴んだ手をそのまま下に勢いよく、押す。



    すると、イジメっ子の頭が机に当たる。



    かなりの勢いがあったため、机が粉砕する。



    イジメっ子「がっ・・・!」



    「殺りやがった!」



    「強すぎる!?」



    クロナ「ケン。」



    玲「スッキリしましたか?」



    カネキ「うん。かなりね」



    玲「さー次は対格闘訓練ですよ!」



    玲「速く行きましょー」



    カネキ「うん。そうだね!」



    カネキ「・・・てか、玲サボるんじゃ・・・」



    玲「今日はサボりませんよ」



    玲「強くなったカネキくんと戦いたいからですよ」

  61. 61 : : 2016/08/16(火) 00:56:16
    おぉ、面白くなってきた!
    期待です!
  62. 62 : : 2016/08/16(火) 01:01:42
    >>58きwりwざwきwおwやwじ



    やれやれ!もう殺すこと許可するよ!

  63. 63 : : 2016/08/16(火) 01:02:02
    あと期待!
  64. 64 : : 2016/08/16(火) 06:46:48
    カネキ君が鬼畜やいいぞもっとやってしまえなのです
  65. 65 : : 2016/08/16(火) 07:22:53
    んな期待
  66. 66 : : 2016/08/16(火) 07:23:28
    ↑「んな」はミスです。すみますん
  67. 67 : : 2016/08/16(火) 07:41:12
    すごく期待!面白いです
  68. 68 : : 2016/08/16(火) 08:53:24
    カネキ強すぎ…!
    めっちゃ期待!!
  69. 69 : : 2016/08/16(火) 09:36:14
    期待です!
  70. 70 : : 2016/08/16(火) 12:41:17
    コメントがたくさん!Σ(・ω・ノ)ノ
    ありがとうございます!
  71. 71 : : 2016/08/16(火) 12:45:51
    >>61 期待ありがとうございます!!


    >>62 >>63 期待嬉しいです!(^人^)感謝♪


    >>64 わかりました!!もっと鬼畜なカネキくんを!(๑´罒`๑)ニヒヒ


    >>65 >>66 わかりました!期待ありがとうございます!!

    >>67 すごく期待してもらって嬉しいです!ありがとうございます!!

    >>68 これからもっとカネキくんを強くしたいと思ってます!!めっちゃ期待ありがとうございます!!


    >>69 期待ありがとうございます!!

  72. 72 : : 2016/08/16(火) 21:44:47


    クロナ「それよりケン」



    ナシロ「どうしてそうなったのか教えてよ」



    カネキ「あ・・・!」



    カネキ「場所を変えよう」



    カネキ達は人気のない場所に移動して、『何故白髪になったのか』という事を、嘘偽りなく全て話た。



    嘘偽りなく話せた理由は、クロナちゃん・ナシロちゃん・玲を心から信用しているからだ。



    もし、心から信用していない人にこの事を話すと、この後の人生が、大きく変わってしまうかもしれない・・・。



    クロナ「そうだったんだ」



    ナシロ「人間と喰種の血が流れているんだ。」



    玲「すごいですねぇ!」



    クロナ「全て話してくれてありがとうケン。」



    ナシロ「私たちは、ケンの味方だから安心して。」



    クロナ「この話は他言無用ね」



    カネキ「うん。よろしく」



    ナシロ「わかった」



    玲「はぁいですぅ〜♪」



    カネキ「じゃあ、対格闘訓練をしに行こうか」



    クロナ「うん。」





    〜対格闘訓練〜



    玲「僕はコッチです〜」ユビサス



    玲は、S列を指さす。



    カネキ「え?玲ってS列なの?」



    玲「はぁい!」



    カネキ「じゃあ、玲と戦うには、S列に行かなきゃダメなのか・・・」



    玲「今のカネキくんの強さなら行けますよぉ!」



    玲「では!S列で待ってますねぇ!」タタタッ



    玲は、S列に並びに行く。



    カネキ「負けてられないな」



    D列に並ぶカネキ。



    そして、対戦相手が決まる。



    生徒「よろしくお願いします。」



    カネキ「よろしくお願いします」



    2人はスタート地点に着き、ブレードを持つ。



    教官「レディ・・・ファイト!!」



    ダッ!



    カネキ「はぁぁぁっ!」ブン



    教官の開始合図とともに、走り出したカネキは、目にも止まらぬ速さで、走り出す!。



    そして、生徒の近くまで来たところで、ブレードを振り、生徒の後ろで立ち止まる。



    生徒「!?」



    カネキの速さについていけなかった生徒は、困惑する。



    教官「そこまで!」



    カネキのブレードは、赤く光っていた。




    カネキ「ふー。」



    「嘘だろ?」



    「冗談やめろよな・・・」



    「瞬殺とか・・・」



    教官「すごいなカネキ!!」



    カネキ「そうですか?」



    教官「嗚呼!。今の強さならA列に行けるぞ!」



    カネキ「A列ですか!?」



    教官「ん?嫌か?」



    カネキ「・・・いや、S列に行きたいんですが・・・」



    教官「S列は、強い奴らばっかりだ。行きたいならA列の子を全員倒すんだな!」



    カネキ「・・・わかりました」



    渋々A列に並ぶカネキ。



    A列には、5人並んでおり、誰も彼もカネキに悪口などを言った奴らばっかりだった。



    生徒「カネキが来やがった・・・!」



    生徒2「目障りなんだよなー」



    生徒3「邪魔だっつうの」



    カネキの前でも平気に悪口を言う、生徒達。



    カネキ「・・・」



    カネキ「ねぇ」



    生徒「無視無視」



    手をシッシッとしながらカネキの返事を無視する。



    カネキ「僕はS列に行きたいんだ」



    今のカネキの言葉を聞いたA列の生徒達は・・・



    生徒2「嗚呼?」



    生徒3「こんな奴が行けるわけねぇだろw」



    カネキ「でさ、S列に行くにはさ、『A列の子を全員倒す』なんだ。シンプルでわかりやすいよね」



    生徒「何が言いてぇ?」



    カネキ「僕VS君たち(5)で殺らない?」



    生徒3「てめぇ・・・舐めてんのか?」



    カネキ「うん。舐めてるよ」



    生徒3「なんだと!?」



    カネキ「僕をボコボコにしたいんでしょ?」



    生徒「嗚呼!お前は目障りだからなー!」



    生徒「後悔すんなよ?」



    カネキ「後悔なんてしないよ。するのは得だけ」



    〜〜



    教官「では!今からカネキVSA生徒(5)の試合を始める!」



    教官「レディ・・・ファイト!!」

  73. 73 : : 2016/08/16(火) 21:45:52

    最初に動き出したのは・・・生徒5だった。



    無謀に突っ込んでいく生徒5。



    生徒5「こんな雑魚。後先考えなくても勝てる!!」



    カネキの目の前まで来た生徒5は、ブレードを振るう。



    ブン!



    空気が斬れる音だけがする。



    生徒5「・・・あれ?いねぇ・・・」



    カネキ「チェックメイト」



    姿が消えたように躱したカネキは、いつの間にか、生徒5の後ろに回り込む。



    カネキ「はぁ!」



    ドォン!



    生徒5の首にブレードを叩き込む。



    生徒「な、に・・・!?」ドサッ



    そのまま気を失い倒れる。



    カネキ「後・・・4人!」ダッ!



    生徒4「俺の方に来やがった!?」



    生徒4の近くまで来たカネキは、イキナリしゃがみ込み、その場で足を軸にして、回る。



    回っている最中に、生徒4の足元を蹴る。



    すると、生徒は、カネキに、両足を蹴られたせいでバランスを保てなくなり、カネキから見て右に倒れる。



    その倒れる所を見逃さずカネキは、ブレードでお腹を突く。



    生徒4「ゴホッ!・・・・・・ッッ」



    カネキ「残り・・・3人」



    生徒2「みんな・・・瞬殺・・・!」



    生徒3「こうなったら3人で殺るぞ!」



    生徒「嗚呼!」



    カネキが来るのを待つ3人は、その場で構える。



    カネキ「全員一気に蹴散らすか」



    ダッ!



    生徒「来るぞ!」



    カネキは、生徒2の近くまではしってくる。



    生徒2「はぁっ!」ヒュン



    カネキに向けてブレードの突きを入れるが、カネキは、ジャンプして躱す。



    そして、カネキは、空中で一回転する。



    シュン!



    生徒2の頭にブレードが当たる。



    生徒2「いっ・・・てぇ!」



    生徒「今だ!」



    空中で、身動きがとれないカネキを、生徒達は、そこを狙う。



    生徒「はぁ!」ヒュン



    生徒1「らぁっ!」シュン



    カネキ「そんなもの・・・当たるか!!」



    カキィン



    何とかブレードでガードしたカネキは、足の裏で生徒の顔を蹴り飛ばす。



    生徒「ぐあっ!」



    蹴った衝撃を利用して綺麗に着地するカネキ。



    生徒1「くそ!」ダッ!



    生徒1「こうなったら・・・やけくそだ!!」ブン!



    大きくブレードを振りかざす生徒1だが、



    ドス



    カネキに、お腹を突かれる。



    ブレードの先端は赤く光る。



    生徒1「く・・・そっ!」



    負けを認める生徒1



    カネキ「後は君だけだよ」



    カネキのケリによって吹っ飛ばされた生徒は、フラフラと立ち上がる。



    生徒「あとは、俺だけ・・・か」



    生徒「お前には・・・負けたくない!」ダッ



    タッタッタッタッタッ



    カネキに向かって走り出す生徒。



    生徒「はぁぁぁぁぁ!」



    バァァァン!



    生徒「?!」



    生徒が右手に持っていたブレードは、カネキによって弾き飛ばされる。



    生徒「う、そ・・・?」



    急いでブレードを拾おうとする生徒だが!



    シャキン。



    生徒「へ・・・?」



    生徒の目の前でブレードを突き立てるカネキ。



    カネキ「もう終わりだ。」



    カネキ「はぁ!!」



    ドォン



    生徒に容赦なくブレードを振りかざす。



    教官「そこまで!」



    教官「相手チーム〇人!よってカネキの勝ち!」



    オオオオオオオ!!



    周りからは、歓声があがる。



    「カネキつぇな!」



    「アイツに適うやつはそうそういねぇだろ」



    「ヤベェ・・・イジメられねぇよ。やり返されるよ・・・」



    カネキ「きょーかん。」



    教官「本当に成し遂げてしまうとはな・・・。嗚呼約束だ。S列に並びなさい!」



    カネキ「おし!」



    S列に行くカネキ。



    カネキ「玲。来たよ」



    玲「待ってましたー!」



    玲「では!今から僕とやりましょ☆」

  74. 74 : : 2016/08/17(水) 01:33:21
    期待☆超期待
  75. 75 : : 2016/08/17(水) 07:57:45
    期待だぁぁぁ
  76. 76 : : 2016/08/17(水) 21:57:58
    >>74 超期待ありがとうございます!!


    >>75 期待Σd(ゝ∀・)ァリガトォ♪
  77. 77 : : 2016/08/17(水) 21:58:33
    やる事を終えたら書き始めます・・・お待ちを・・・
  78. 78 : : 2016/08/17(水) 22:55:12
    0時から書き始めます。順番は、
    『血混ざり捜査官』→『不死身のグール』→『隻眼の王カネキケン』→『双子の隻眼』です。
  79. 79 : : 2016/08/18(木) 00:40:14


    〜〜


    教官「では、今から。カネキVS鈴屋の対決を始める!」



    教官「レディ・・・ファイト!!」



    カネキ「・・・」ギリッ



    ブレードを強く握りしめる。



    ダッ!



    そして、地面を蹴る!



    タッタッタッ!



    カネキ「はぁっ!」ブン




    ガキィン。



    玲「まだまだですねえ」



    玲「はぁ!」ブン



    ガキィン



    カネキ「玲こそ・・・まだまだだな!」ブン



    ガキィン



    玲「こんな攻撃・・・大したことありませんよ!」ブン



    スカッ



    後ろに避けるカネキ。



    玲「躱しましたか」



    カネキ「はっ!」ブン



    カネキも、玲に向けてブレードを振るうが・・・



    スカッ・・・



    玲「どこ狙ってる・・・ですぅ!!」



    いとも簡単に避けられ、その隙に、間合いを詰める玲。



    玲「これで終わりです!」ヒュン!



    カネキ「 ニヤッ 」



    カネキは、引っかかったなと言わんばかりのニヤつき顔を見せる。



    玲「!?」



    次の瞬殺・・・!



    バキッ!



    玲「な・・・!」



    カネキは、玲の持っていたブレードを蹴り飛ばす。



    カネキ「危なかった・・・」



    玲「・・・」



    カネキ「玲。降参か?」



    玲「いえ・・・武器がなくても殺りますよ。ーー素手で!!」ダッ



    カネキ「なに?!」



    玲「はぁっ!」シュン



    蹴りをかましたカネキは、片足で立っている状態だ。そのため、玲のパンチを胸元にまともに喰らってしまう。



    ゴッッ!



    カネキ「ぐあっ!・・・」



    玲「まだまだ続きますよぉ!」シュシュシュ!



    玲のパンチの雨が降り注ぐ。



    バキバキ


    ゴキッ・・・ガキッ。



    カネキ「がはぁっ・・・」



    玲の連続技をよけれずに、全て喰らう。



    玲「吹っ飛んでください。」ヒュ。



    ズコッ!



    最後は、お腹を蹴られ、後方に吹っ飛ぶカネキ。



    その間に、玲は、武器を拾いに行く。



    カネキ「・・・ゴホッ・・・ゴホッ・・・玲。強いな!」



    玲「そろそろ終いにしましょ〜♪」



    ブレードを振り回しながら、近づいてくる。



    カネキ「うん。そうだね」



    カネキ「そろそろ終わりにーーしよう!!」ヒュォン!



    カネキは、玲の顔に向けて、ブレードを投げる。



    玲「?!・・・そんなもの当たりませんよ」スカッ



    カネキ「引っかかったな!」



    カネキは、遠近法を利用して、ブレードで自分の姿を見えなくする。その間に、猛ダッシュで一定の距離まで近づき、ドロップキックをする。



    カネキ「はぁぁぁぁぁ!」



    反応が遅れた玲は、お腹にドロップキックを喰らう。



    玲「ぐ・・・!あっ!」



    その衝撃で後方に転がる玲。その時に、ブレードを手放してしまう。



    玲「そう・・・きましたか!」



    カネキ「へへへ・・・」



    玲「お互い武器を持たず・・・」



    カネキ「フラフラの状態・・・」



    玲「後はもう・・・!」



    カネキ「拳で決める!!」



    ダッ!



    2人は同じタイミングで、地を蹴り走る。



    そして、拳を強く握り、くりだす。



    カネキ「はぁぁぁぁぁ!」



    玲「はぁぁぁぁぁ!」



    ーーー

    ーー





    バタッ。




    教官「そこまで!!」




    教官「結果!!」




    教官「引き分け!!」



    両者ともに力尽きその場に倒れる。



    カネキ「はぁはぁ・・・玲・・・!強いね!」



    玲「カネキくん・・・こそっ!」



    カネキ「また・・・戦おう・・・!!」



    玲「はぁい・・・!」

  80. 80 : : 2016/08/18(木) 00:44:48
    実に面白い
    だからこそ期待する価値がある
  81. 81 : : 2016/08/18(木) 01:25:52
    >>80 ありがとうございます!!これからも頑張ります!!!
  82. 82 : : 2016/08/18(木) 09:17:54
    面白いです!
    頑張ってください!
  83. 83 : : 2016/08/18(木) 13:44:23
    期待です
  84. 84 : : 2016/08/19(金) 11:40:32
    頑張れー
  85. 85 : : 2016/08/19(金) 22:50:44
    >>82 ありがとうございます!!頑張っていきます


    >>83 期待ありがとうございます!!


    >>84 最近忙しくて・・・励ましの言葉をもらい嬉しいです!(;///;)
  86. 86 : : 2016/08/19(金) 22:50:50


    教官「今日はここまで!」




    教官の一言で対格闘訓練がおわる。




    「夕飯だー!」



    「今日こそはサンドウィッチを・・・!」



    玲「・・・」



    玲「カネキくん。」



    カネキ「ん?」



    玲「サンドウィッチ食べましょ!」



    カネキ「いいよ!」



    一旦部屋に帰り、休憩する。



    そして、給食のおばちゃんが、夕飯の放送をする。



    その放送が終わったと同時に、外が騒がしくなる。



    カネキ「玲。」



    玲「はぁい!」



    やる気満々の2人がドアを開け、外に出る。



    ガチャ・・・



    カネキ「?」



    ドアを開けた先には、クロナとナシロが立っていた。



    カネキ「なんでここにいるの?」



    クロナ「サンドウィッチ取りに行くんでしょ?」



    ナシロ「早くしないとゲットできないよ。」



    カネキ「おし!今から行くか!」



    カネキが走ろうとした瞬間だった・・・



    ぐいっ!!



    襟をクロナに掴まれる。



    カネキ「ぐぁっ!!」



    クロナ「ストップ。」



    カネキ「エホッ・・・エホッ・・・何するの?!」



    クロナ「コッチの方が近道。来て。」



    カネキ「え・・・う、うん。」



    クロナ達についていくカネキ。



    カネキ「ここ、って・・・」



    クロナ「女子トイレ」



    カネキ「なんでここが近道なの!?」



    クロナ「このトイレの窓を通り、食堂に行く。」



    カネキ「え?普通に行ったほうが近いんじゃ・・・?」



    ナシロ「今はサンドウィッチ取りが始まってる。だから、人が多くて通れないの。」



    カネキ「あー!」



    クロナ「じゃあ行くよ。」



    女子トイレの窓を通り、裏の道を通って、食堂に行く。



    〜〜




    クロナ「着いた。」



    食堂のおばちゃん「まぁ!今日はカネキくんと玲くんもいるじゃない!」



    ナシロ「うん。」




    食堂のおばちゃん「サンドウィッチ4つね!はいこれ」



    予め用意してあったサンドウィッチをもらう。



    その時だった・・・



    「げっ!もう居やがる!!」



    「はぁ!?4個なくなってるじゃねぇか!!」



    「俺がもらう!!」



    ワーーギャーーァーギャアギャア!!!



    カネキ「玲。食べよっか!」



    玲「そうですねえ」



    机に移動して、サンドウィッチを食す4人。





    クロナ達の裏ルートは、カネキ、玲、食堂のおばちゃん以外には、知られていない。

    食堂のおばちゃんは、この事を『頭を使ってるから、面白いねぇ』とかなんとか言っている。

    そのため、怒られたりはしない。



    カネキ「パクパク・・・ゴクン・・・」



    カネキ「やっぱり美味しいね」



    玲「ほーうですねぇ」モグモグ



    クロナ「明日も取に来る?」



    玲「んー。これからずっとです!」



    クロナ「わかった。」



    ナシロ「これからは、一緒に取りに行こ」



    カネレイ「うん!」
  87. 87 : : 2016/08/19(金) 22:56:42
    ほのぼのします(ノ▽〃)
    あと、期待です。
  88. 88 : : 2016/08/19(金) 23:05:30
    ちょっと気になることがあったんですけど…女子トイレって、もう使われてない方ですか?それとも普段から女子が使ってる方ですか?

    あと誤字がありましたよ。
    嫌がる⇨居やがるじゃないですか?
  89. 89 : : 2016/08/19(金) 23:19:21
    >>87 期待ありがとうございます!!


    >>88 密かに行動していると言う感じなので、もう使われていない女子トイレでお願いします!!あと、指摘ありがとうございます!しっかり直しておきますね!
  90. 90 : : 2016/08/20(土) 18:20:13
    期待です
  91. 91 : : 2016/08/20(土) 20:19:59
    期待だぁぁぁぁぁぁ
  92. 92 : : 2016/08/20(土) 23:28:07

    >>90 期待ありがとうございます!!○┓


    >>91 期待(*´▽`人)アリガトウ♡
  93. 93 : : 2016/08/20(土) 23:35:58
    そろそろ物語を進めて行こうと思っております。
  94. 94 : : 2016/08/21(日) 00:12:09
    期待してます*\(^o^)/*
  95. 95 : : 2016/08/21(日) 01:36:15
    >>94 ありがとうございます!!
  96. 96 : : 2016/08/21(日) 01:42:41
    期待max
  97. 97 : : 2016/08/21(日) 01:51:36

    >>96 ありがとうございます!!感動MAX((o(*>ω<*)o))
  98. 98 : : 2016/08/21(日) 01:52:28


    金木とカネキが入れ替わり、早数週間。



    今日は、玲と戦った以来の対格闘訓練だ。



    対格闘訓練が無い日は、喰種に関する勉強・講義などが多い。



    やっぱり頭を使うより、体を使った方が断然楽しい。



    おっと・・・こんな話をしている暇はないな。



    今僕は、いや、数秒前に僕は・・・今日の対格闘訓練で、決闘を挑まれたのだ。



    その相手は・・・



    ナシロちゃんとクロナちゃんだ。



    クロナ「じゃあ私たちは先に外に行ってるね」



    ナシロ「早く来てね」



    クロナとナシロは、その場から去っていく。



    カネキ「参ったな・・・」



    玲「ん?どうしたです?」



    トイレを済まして帰ってきた玲が、カネキの独り言を聞き、『僕がトイレ行っている間に何が起こったのか』・・・と気にする玲は、カネキに尋ねる。



    カネキ「さっきクロナちゃんとナシロちゃんに今日の対格闘訓練で決闘を挑まれたんだ」



    玲「いいじゃないですかー。どうして参ったなんですか?」



    カネキ「いや、相手女の子だし・・・」



    玲「クロナ達は女の子ですが、強いですよ」



    カネキ「それは知ってるけど。強くても相手は女の子だし・・・ね?」



    玲「そんな事行ってたらクロナ達に怒られますよぉー」



    カネキ「そうだけど・・・」



    玲「さ、対格闘訓練やりにいきましょー!」



    足早に外に向かう玲。その後を、追いかけるかのように歩くカネキ。



    ーー外ーー



    クロナ「どっちからケンと勝負する?」



    ナシロ「どうする?」



    クロナとナシロは、どっちが先にカネキと勝負するかを決めているようだ。



    カネキ「2人でかかっておいでよ」



    クロナ「?!」



    ナシロ「本気で言ってる?」



    カネキ「うん。本気だよ。」



    カネキ(これで負ければ、変に思われないだろう!。流石に女の子に勝つのは嫌だな・・・)

  99. 99 : : 2016/08/21(日) 01:54:26


    〜〜



    教官「では今からカネキVSクロナ&ナシロの対決を始める!」



    教官「レディ・・・・・・ファイト!!!」




    クロナ「行くよ!」



    ナシロ「うん!」



    シュッ!



    2人は素早く動き、両側から攻撃を仕掛ける。



    カネキ「!?」



    クロナ「は!!」ブン



    ガキィン!!



    ナシロ「はぁ!!」ブン



    スカッ・・・



    クロナの攻撃は防ぎ、ナシロの攻撃は、避けるカネキ。



    カネキ「流石双子だ。コンビネーション抜群!」



    カネキ「思ってた以上に強い!!」



    クロナ(『2人でかかっておいでよ』って言葉!!)ブン



    ナシロ(後悔させてやる!!)ブン



    連続で攻撃してくるクロナとナシロ。



    カネキ「はぁ!」ガキィン



    カネキ「ほぉ!」スカッ



    防いだり、躱したりの繰り返しのカネキ。



    そんな時だった・・・



    突如来客者が現れた。



    カネキ「あれ・・・は!?」



    クロナ「よそ見するなんて!!」



    ナシロ「随分余裕なんだね!!」



    シロクロ「はぁぁぁぁ!!」ブン!



    カネキ「あり・・・」(ボコッ



    クロナ達が振るったブレードが顔に当たり、カネキは、吹っ飛ぶ。



    カネキ「いっ・・・てててて・・・!」



    「元気そうだな」



    カネキ「有馬さん!!」



    有馬「カネキ久しぶりだな」



    カネキ「どうしてここに?」



    有馬「お前の事について来たんだ」



    カネキ「僕・・・ですか?」



    有馬「嗚呼」



    有馬「それよりカネキ。」



    カネキ「なんですか?」



    有馬「強くなったな」



    カネキ「え?わかるんですか?」



    有馬「俺にはわかるよ。何より昔とは、違う目をしているからな」



    カネキ「そうですか?」



    有馬「そうだ。」



    有馬「少し・・・俺がみてやろうか?」



    カネキ「いいんですか?!」



    有馬「嗚呼。構わない。遠慮なく来い!」



    〜〜



    カネキ「行きますよ!!」



    有馬「いつでも来い!」



    ブレードを構える有馬。



    ダッ!



    地を勢いよく蹴るカネキ。



    カネキ「はぁ!!!」




    カネキ「らあっ!」ブン



    有馬「甘いぞ。」ガキィン



    カネキ「なんの!」



    カネキ「は!!!」ブン



    有馬「・・・」スカッ



    有馬「スピードは、速いが、攻撃が単純だ。」



    カネキ「くそっ!」



    一旦有馬から、距離をとる。



    カネキ「これなら!」ダッ



    右手にブレードを持つ。



    有馬(右から来るのか。)



    だが、既のところで・・・



    クイッ



    カネキは、体を時計回りに回り、有馬の左脇を狙う。



    有馬「!?」



    さすがの有馬もそう来るとは予想もしていなかったようだ。



    カネキ「これならいける!!」ブン!



    だが・・・



    有馬「!」ブン



    バキぃ・・・!



    有馬がカネキのブレードをブレードで弾き飛ばしたのだった。



    カネキ「・・・え?」



    あまりにも一瞬の事で、何が起こったのかわからないカネキ。ただ右手が痛いということしか理解出来ていない。



    有馬「お前のブレードは、もう無い。だから俺の勝ちだ。」



    カネキ「つ・・・よい・・・!!」

  100. 100 : : 2016/08/21(日) 01:54:31


    〜〜



    教官「では今からカネキVSクロナ&ナシロの対決を始める!」



    教官「レディ・・・・・・ファイト!!!」




    クロナ「行くよ!」



    ナシロ「うん!」



    シュッ!



    2人は素早く動き、両側から攻撃を仕掛ける。



    カネキ「!?」



    クロナ「は!!」ブン



    ガキィン!!



    ナシロ「はぁ!!」ブン



    スカッ・・・



    クロナの攻撃は防ぎ、ナシロの攻撃は、避けるカネキ。



    カネキ「流石双子だ。コンビネーション抜群!」



    カネキ「思ってた以上に強い!!」



    クロナ(『2人でかかっておいでよ』って言葉!!)ブン



    ナシロ(後悔させてやる!!)ブン



    連続で攻撃してくるクロナとナシロ。



    カネキ「はぁ!」ガキィン



    カネキ「ほぉ!」スカッ



    防いだり、躱したりの繰り返しのカネキ。



    そんな時だった・・・



    突如来客者が現れた。



    カネキ「あれ・・・は!?」



    クロナ「よそ見するなんて!!」



    ナシロ「随分余裕なんだね!!」



    シロクロ「はぁぁぁぁ!!」ブン!



    カネキ「あり・・・」(ボコッ



    クロナ達が振るったブレードが顔に当たり、カネキは、吹っ飛ぶ。



    カネキ「いっ・・・てててて・・・!」



    「元気そうだな」



    カネキ「有馬さん!!」



    有馬「カネキ久しぶりだな」



    カネキ「どうしてここに?」



    有馬「お前の事について来たんだ」



    カネキ「僕・・・ですか?」



    有馬「嗚呼」



    有馬「それよりカネキ。」



    カネキ「なんですか?」



    有馬「強くなったな」



    カネキ「え?わかるんですか?」



    有馬「俺にはわかるよ。何より昔とは、違う目をしているからな」



    カネキ「そうですか?」



    有馬「そうだ。」



    有馬「少し・・・俺がみてやろうか?」



    カネキ「いいんですか?!」



    有馬「嗚呼。構わない。遠慮なく来い!」



    〜〜



    カネキ「行きますよ!!」



    有馬「いつでも来い!」



    ブレードを構える有馬。



    ダッ!



    地を勢いよく蹴るカネキ。



    カネキ「はぁ!!!」




    カネキ「らあっ!」ブン



    有馬「甘いぞ。」ガキィン



    カネキ「なんの!」



    カネキ「は!!!」ブン



    有馬「・・・」スカッ



    有馬「スピードは、速いが、攻撃が単純だ。」



    カネキ「くそっ!」



    一旦有馬から、距離をとる。



    カネキ「これなら!」ダッ



    右手にブレードを持つ。



    有馬(右から来るのか。)



    だが、既のところで・・・



    クイッ



    カネキは、体を時計回りに回り、有馬の左脇を狙う。



    有馬「!?」



    さすがの有馬もそう来るとは予想もしていなかったようだ。



    カネキ「これならいける!!」ブン!



    だが・・・



    有馬「!」ブン



    バキぃ・・・!



    有馬がカネキのブレードをブレードで弾き飛ばしたのだった。



    カネキ「・・・え?」



    あまりにも一瞬の事で、何が起こったのかわからないカネキ。ただ右手が痛いということしか理解出来ていない。



    有馬「お前のブレードは、もう無い。だから俺の勝ちだ。」



    カネキ「つ・・・よい・・・!!」

  101. 101 : : 2016/08/21(日) 14:26:39
    期待です
  102. 102 : : 2016/08/21(日) 20:35:34
    期待
  103. 103 : : 2016/08/21(日) 22:59:08
    >>101 期待ありがとうございます!!


    >>102 期待(*´▽`人)アリガトウ♡
  104. 104 : : 2016/08/22(月) 00:09:35
    期待せざるを得ない
  105. 105 : : 2016/08/22(月) 00:28:50


    有馬「ケン。今回はここまでだ。」



    有馬「俺は用事があるから、終わったら話そう。」



    有馬は、そう言うと去っていく。



    そして、アカデミージュニアの中に入っていく。



    「君がカネキケン君だね。」



    カネキ「はい?」



    「私は和修吉時だよ」



    カネキ「和修?」



    吉時「あれ?私のこと知らない?」



    カネキ「すみません・・・」



    吉時「いや、気にしないでくれ」



    吉時「私は、本局の局長をしている者だよ。」



    カネキ「局長!?・・・なぜそんな方が僕の名前を・・・?」



    吉時「今日はね、貴将の言ったとおり、君。」



    吉時「カネキくんの事について来たんだ。」



    カネキ「僕何か怒られるんでしょうか・・・?」



    吉時「ハハハ!違うよ。」



    吉時「君を三等捜査官にしようと思ってね」



    カネキ「僕を・・・三等捜査官に・・・!!」



    吉時「嗚呼」



    吉時「では、さらばだカネキくん」



    吉時もアカデミージュニアに入っていく。



    テクテクテク



    クロナ「今の人は・・・」



    ナシロ「有馬特等だよね!?」



    カネキ「うん」



    クロナ「喋ってたけど・・・どうゆう関係なの?」



    カネキ「僕の・・・命の恩人だよ」



    クロナ「命の恩人・・・?」



    カネキ「うん。僕が喰種に襲われてる時に助けてくれたんだ」



    ナシロ「そうなんだ」



    ~〜


    話を終えた有馬と吉時がカネキの元に来る。



    有馬「ケン。お前は明日から三等捜査官に慣れるが・・・どうする?」



    カネキ「え?明日からですか!?」



    有馬「嗚呼。総議長である、『和修 常吉』が直々にカネキに会いたいと言っている。」



    カネキ「そんな人が・・・!!。僕に!?」



    有馬「俺がカネキの事を話したらな」



    有馬「『一度会ってみたい』って・・・」



    カネキ「そうなんですか」



    カネキ「でも・・・僕はまだここを卒業したくはありません」



    有馬「!・・・そうか・・・そう言うと思っていた。」



    有馬「友達ができたのか」



    カネキ「はい。」



    有馬「その友達はどこにいる?」



    カネキ「すぐそこに・・・」ユビサス



    カネキが指さした先には、クロナとナシロと玲がいた。



    玲達に近づいていく有馬。



    有馬「君たちがカネキの友達か」



    クロナ「はい」



    有馬「そうか」



    有馬「君は確か・・・安久黒奈と安久奈白か?」



    クロナ「!?どうして名前を?」



    有馬「君たちのここでの功績は、局内でもかなり噂になっている」



    ナシロ「そうなんですか」



    有馬「あと、鈴屋玲」



    玲「はぁい?」



    有馬「君が玲か」



    有馬「カネキとは、一番仲がいいらしいな」



    玲「そうですよー」



    有馬「玲。君の事も局で噂になっている。」



    有馬「みんな立派な捜査官になってくれ。」



    クロナ「はい!」



    有馬「頑張れ。あと、カネキの事をあと少しだと思うが頼む」



    玲「はぁいですぅー!」



    有馬「カネキ。」



    カネキ「有馬さん」



    有馬「半年後お前はここを卒業だ。」



    カネキ「半年・・・ですか」



    有馬「嗚呼。悔いのないように友達と仲良く過ごすんだ」



    カネキ「!・・・わかりました!」



    有馬「じゃあ俺はもう行く」



    カネキ「有馬さん。また半年後に会ってくれますか!」



    有馬「嗚呼。半年後ここに迎えに行く」



    カネキ「はい!待ってます!」



    有馬「じゃあな」



    吉時「バイバイカネキくん。」



    カネキ「さようなら!有馬さん。吉時局長。」




    ーーまた半年後に!!



  106. 106 : : 2016/08/22(月) 00:30:13


    >>104 感謝せざるを得ないです!!
  107. 107 : : 2016/08/22(月) 00:33:05
    期待

    シロクロはグールになってしまうのか...3人は同窓会をしてしまうのか...
  108. 108 : : 2016/08/22(月) 03:11:27
    >>107 期待ありがとうございます!そうですねぇ・・・(´-`).。o()


    そこはアンケートとります!!



    1.シロクロは、喰種化して、カネキと同窓会を開く。(原作と同じで、什造がカネキに変わるだけです)


    2.シロクロは、喰種化せず、このまま捜査官の道を進む。(オリジナル物語です。)


    という感じです。



    コメントお願いします(*・ω・)*_ _))ペコリン



  109. 109 : : 2016/08/22(月) 08:13:44
    2でお願いです
  110. 110 : : 2016/08/22(月) 08:53:38
    1でお願いします
  111. 111 : : 2016/08/22(月) 10:34:58
    2でお願いします
  112. 112 : : 2016/08/22(月) 10:35:49
    2がいいです
    超高校級に期待してます‼️
  113. 113 : : 2016/08/22(月) 13:47:42
    2がいいです
  114. 114 : : 2016/08/22(月) 15:01:25
    2が良いなぁ。
  115. 115 : : 2016/08/22(月) 22:50:20

    2が多いですな。では、2で決定します。


    >>110 同窓会のssも時間があれば書いてみたいなと思います!!
  116. 116 : : 2016/08/23(火) 00:41:35


    卒業が半年後と決まった。



    この半年をどうやって過ごそうか・・・



    教官からは、「楽しく自由に過ごしなさい!」と言われた。



    そう言えば最近妙に女の子達から視線を感じる。何だろ?



    ~朝。朝食~



    「来た!カネキ様よ!」



    「きゃー!カッコイイ!」



    「白髪に凛々しい顔ぉ!!ヤバイわ!」



    ボソボソとカネキに聞こえないぐらいの声で喋る女の子達。



    カネキ「今日も女の子達から視線を感じるな?」



    カネキ「何だろ?」



    ご飯を取り、いつもの机に移動する。


    クロナとナシロは、もうご飯を食べていた。



    クロナ「ねぇケン。」



    カネキ「ん?」



    ナシロ「何か女の子達に言われた?」



    カネキ「いや。何も」モグモグ



    クロナ「ナシロ。まだケンは、大丈夫みたい!」ボソボソ



    ナシロ「うん!良かったね!」ボソボソ



    カネキ「?・・・何ボソボソ話してるの?」



    クロナ「うんん。コッチの話。」



    カネキ「あーん。モグモグ。ゴックン」



    カネキ「はー。食べ終わった。」



    カネキ「ぼくは、行くね」



    クロナ「私も一緒に行く」



    ナシロ「私も!」



    玲「カネキくん。人気ですねえ」モグモグ



    次は、喰種に関する勉強だ。



    そのため、筆記用具などを持ち、勉強をする部屋に移動する。



    玲・カネキ・クロナ・ナシロ ↑前


    と言う順番で横に座っております。



    教官「では~。今日は、喰種の赫子について勉強していこうと思う!」



    教官「以前説明した『羽赫』『甲赫』『鱗赫』『尾赫』とあるが、これにも相性がある!」



    教官「わかるヤツいるかぁ~?」



    ・・・・・・



    スッ!



    一つ手が上がる。



    教官「おっ!カネキ!」



    カネキ「はい。『羽赫』は、『尾赫』に強く、『尾赫』は、『鱗赫』に強く、『鱗赫』は、『甲赫』に強く、『甲赫』は、『羽赫』に強いです。」



    教官「正解!!」



    周りからは「おぉ〜!」という声が上がる。



    「やっぱりカネキ様は、天才だわ!」



    「賢くて運動ができるなんて!カッコイイ!」



    「ねぇ!そろそろ告白したらー!」



    「えぇー振られちゃうよー」



    「第一告白しようにも・・・あの双子がカネキくんのボディーガードみたいに一緒にいるからなぁー」



    「今にもコッチみてるもん!」



    シロクロ「・・・」ジーー



    「怖い!」


    「ね!告白しようにもできないの・・・他の女の子もそうだよ」



    「私もカネキくんの事が好きなのになぁー」



    教官「おい!そこ!話しているようだが!か次いくぞ!」



    「ちっ。見つかった」



    「勝手に次行けっつうの」



    教官「聞こえてるぞ!」



    「はいはいーすみませんー」



    教官「たくっ・・・なんて奴らだ」



    教官「それで!喰種にはーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」


    ーーー

    ーー





    教官「今日はこれで終わりだ」



    「やったー!やっと終わったー」



    カネキ「休み時間か・・・何しようかな?」



    玲「屋上に行きませんかぁ?」



    カネキ「屋上?」



    玲「はぁい!お絵かきをしたいなと思いましてですぅー!」



    カネキ「お絵かき。いいよ!」



    玲「決まりですねー」



    クロナ「ねえ玲。」



    玲「なんですぅ?」



    クロナ「私も一緒にお絵かきしていい?」



    玲「クロナ達がですか?珍しいですねー。別にいいですよー。」



    玲「では、屋上で集合ですー!」



    玲とカネキは、屋上に向かう。



    ナシロ「クロナ」



    クロナ「うん。わかってる」



    クロナ「他の女の子達にケンは取らせない!!」

  117. 117 : : 2016/08/23(火) 09:37:53
    超絶期待です
  118. 118 : : 2016/08/24(水) 16:40:26
    面白い。
    超絶期待ですぅ。
  119. 119 : : 2016/08/24(水) 19:47:34
    おいちゃん、ワクワクしちゃうわぃ♪
  120. 120 : : 2016/08/25(木) 01:02:44
    >>117 超期待ありがとうございます!!


    >>118 超絶期待ありがとうございます!!


    >>119 おー!わくわくしますかぁー!うれしいです!
  121. 121 : : 2016/08/25(木) 01:02:51

    29日にテストがあるので月曜日まで超亀更新で行かせてもらいます。大変申し訳ないです。m(_ _)m
    25日に一回は、投稿します。

    30日以降は、一日に一回ぐらいのペースで投稿していきます。(いつも通り)
  122. 122 : : 2016/08/25(木) 19:13:17
    なっ!?その画像は・・まさか当たったとでも言うのかー!?
  123. 123 : : 2016/08/25(木) 21:51:15
    >>122 いえ・・・当たっておりません・・・.˚‧º·(ฅдฅ。)‧º·˚.
    エト欲しいーーー!!今頑張って緋水晶貯めております・・・。(✩´艸`)
  124. 124 : : 2016/08/25(木) 23:32:36



    屋上に向かうカネキ。



    すると、一人の女の子が近づいてくる。



    クロナ「ナシロ!」



    ナシロ「うん!」



    サッ!



    クロナ「ケン〜今日は何の絵書くの?」ギュッ



    カネキの右腕を掴むクロナ。



    ナシロ「私達書いてよ」ギュッ



    カネキの左腕を掴むナシロ



    クロナ(これで近づけないだろ!)



    「あ、あのーー「クシュン!」 」



    カネキ「クロナちゃん。風邪?」



    クロナ「んー?何だろ?」



    ナシロ(クロナナイス!)チラッ



    クロナ(うん!)チラチラ



    目で喋る2人。



    カネキの前に歩いている玲。



    玲「もう少しで屋上に到着しますねえ」ワクワク



    カネキ(そう言えば・・・さっき何か声がしたような・・・)



    カネキ達は、階段を上り、屋上に繋がるドアを開ける。



    ガチャ



    玲「おー!屋上についたですぅ〜」



    カネキ「そうだね!」



    空はとても晴れており、雲ひとつない。



    青空が広がる。



    玲「何かこうかまようですねー」



    カネキ「じゃあここから見える景色を書いてみたら?」



    玲「!そうですねぇ!」



    玲「さすがカネキくんですぅ!」



    カネキ「へへっ!」



    クロナ「私たちは何書く?」



    ナシロ「ケンを書く?」



    クロナ「絵を書いているケンを書く」



    ナシロ「うん。」



    クロナ「じゃあ勝負する?」



    クロナ「どっちが上手くケンを書けるか」



    ナシロ「勝負!いいね!」



    カネキの絵を書き出す双子達。



    カネキ(何を書こう・・・)


  125. 125 : : 2016/08/26(金) 02:07:20
    期待です!
  126. 126 : : 2016/08/26(金) 02:09:44
    深夜活動お疲れ様です!(≧∇≦)
  127. 127 : : 2016/08/26(金) 14:25:58
    まだすか⁇
  128. 128 : : 2016/08/26(金) 17:08:49
    オモロイの作品
  129. 129 : : 2016/08/26(金) 17:21:25
    面白いです!期待です。
  130. 130 : : 2016/08/27(土) 23:56:52


    >>125 期待ありがとうございます!!深夜は疲れますね0(:3 )~


    >>127 すみません・・・都合など色々と悪いもので・・・。超亀更新になります。ほんとに申し訳ありませんm(_ _)m


    >>128 おぉ!ありがとうございます!


    >>129 期待ありがとうございます!!嬉しいです!!
  131. 131 : : 2016/08/28(日) 00:00:16




    数時間屋上で絵を書いたみんなだが・・・



    カネキは、結局書くことがなく、白紙のまま終わった。



    クロナ達は、『ケンを書いた!どっちが上手い?』と、言われたが、さすが双子だ!と、思った。


    2人が書いた絵はすべてが一緒だった。


    角度、色、書き方、書いた場面、書いた場所、・・・などなど・・・。


    まるで、コピー機でコピーしたかの様に・・・



    カネキ「どっちが上手いって言われても・・・」



    クロナとナシロの絵は普通に上手かった。


    誰がどう見ても書いたものが人だということがわかる。



    カネキ「2人とも一緒だよ・・・」



    クロナ「・・・」 チラチラ



    ナシロ「・・・」 チラチラ



    相手が書いた絵と、自分が書いた絵を何度も見直す2人。



    クロナ「真似しないでよ」



    ナシロ「真似したのはそっち。私は私が思ったように書いただけ」



    クロナ「私も自分のままに書いた!」



    ケンカを始める2人。



    すると、そこに玲がやってくる。



    玲「ケンカはだめですよー」



    玲「うーん。2人が書いた絵はうまいですねえ〜」



    玲「勝者は、2人でいいんじゃないですかぁ〜」



    クロナ「勝者は、2人?」



    玲「しょうがないですよー。あなた達は双子なんですから」



    ナシロ「ふた・・・ご」



    玲「そうです!」



    玲「双子は、考えることも全て一緒なんですから。だからとても仲がいいんですよ。だから、ケンカは、だめです。」



    クロナ「玲・・・」



    ナシロ「そうだね・・・」



    玲「双子のシンクロ率はすごいですからねえ」



    玲「考えることが一緒なら・・・好きな人も一緒ですよねぇ〜」ニヤニヤ



    クロナ「なっ・・・!///」



    玲「顔を赤くしてどうしたですぅ?クーローナー??」ニヤニヤ



    クロナ「な、何でもない!///」



    クロナ「早く行こ・・・!」



    午後の授業に戻るカネキ達。



    ーーー

    ーー





    〜夜〜



    布団に入って、眠りにつこうとしているカネキ。



    カネキ(・・・もう1日が終わるのか・・・早いな)



    カネキ(はぁ・・・この調子だったら半年なんてあっという間だな・・・)





    そんな事を考えていると・・・5ヶ月が経った・・・



    カネキ(もう、5ヶ月が経った・・・いくら何でも早くない!?)



    玲「ふぁーオハヨーですうー」



    カネキ「え、あっ、・・・おはよう玲」



    玲「どうしたです?」



    カネキ「いや、もう・・・あれから5ヶ月も経ったからさ・・・早いなぁーって思って・・・」



    玲「そうですねえ・・・」



    玲「あと、1ヶ月ぐらいですが、楽しい日々を送りましょ!」



    カネキ「・・・玲。・・・うん!」




    ー今は11月30日ー



    ーカネキが卒業まであと・・・20日ー
  132. 132 : : 2016/08/28(日) 00:00:57


    布団に入り、横になっているカネキ。



    カネキ(今日も1日が終わった・・・早い)



    カネキ(充実した日々を送ってるからかな?)



    カネキ(まー・・・まだ、日はある・・・寝よ)



    そんな事を考えているカネキだが・・・



    あれから数日が過ぎた・・・



    カネキがアカデミージュニアに入れるのはあと、





















    一週間。






    〜朝〜




    クロナとナシロに呼ばれ『1人で屋上に来て』と言われた。




    ガチャ



    屋上に着くカネキ。



    クロナ「来たね」



    ナシロ「こっちに来て」



    カネキ「話って・・・?」テクテク



    クロナ「うん。大事な話なの」



    ナシロ「ゴクリッ・・・」



    クロナ「そ、その・・・///」



    ナシロ「///」



    シロクロ「好きです!/////」



    カネキ「・・・・・・・・・・・・え?」



    クロナ「ケンのことが・・・好き///」



    ナシロ「私も・・・大好き///」



    カネキ「え?え?」



    クロナ「けどね・・・答えはまだ聞かない・・・」



    ナシロ「私たちがいつか立派な捜査官になった時・・・」



    シロクロ「答えを教えて」



    そう言うとふたりは屋上から姿を消す。



    一人屋上に残るカネキ。



    カネキ「僕・・・告白されたのか・・・」



    カネキ「すこし・・・風に当たろう・・・」




    『いつか立派な捜査官になった時・・・答えを教えて』



    さっきの言葉が何度も頭の中でリピートされる。



    カネキ「立派な捜査官・・・か」



    カネキ「あと、一週間で卒業するけど・・・僕・・・立派な捜査官になれるのかな・・・?」






    捜査官になる、嬉しさと不安を抱いて、アカデミージュニアを過ごしていたら・・・



    ー残り一日ー

  133. 133 : : 2016/08/28(日) 00:06:15
    面白すぎ
    期待です
  134. 134 : : 2016/08/28(日) 00:36:49

    >>133 ありがとうございます!!
  135. 135 : : 2016/08/28(日) 14:34:08
    現実時間だと1分で終わるんだよなぁ
  136. 136 : : 2016/08/28(日) 14:42:54
    北井気体奇態機体
    キチガイですいません
  137. 137 : : 2016/08/29(月) 15:21:56
    まだかい⁇
  138. 138 : : 2016/08/29(月) 21:01:21
    面白いですな。
    上から目線でスイマセン(,_,)
  139. 139 : : 2016/08/30(火) 22:08:20

    >>136 きたいありがとうございます!!


    >>137 今日から書いていくつもりです!!


    >>138 いえいえ!気にしないでください!ありがとうございます!
  140. 140 : : 2016/08/31(水) 00:05:56


    クロナ「明日でケンは・・・」



    ナシロ「うん・・・卒業・・・だね・・・」



    クロナ「今日は・・・ケンで内緒に開かれるお別れパーティー・・・」ウルウル



    ナシロ「クロナ・・・」



    クロナ「・・・泣いちゃ・・・ダメだよね・・・」



    ナシロ「うんん。・・・お別れ・・・だからしょうがないよ・・・」



    クロナ「・・・ナシロぉ・・・」ポタポタ



    ナシロ「大丈夫・・・また、 また あえ る・・・よ・・・」ポタポタ




    ナシロ「私たちも・・・ココを卒業したら・・・ケンと同じ場所に・・・いける・・・」ポタポタ



    クロナ「・・・うんっ・・・」ポタポタ



    ナシロ「そろそろ・・・ケンの・・・祝いが・・・始まるね・・・」ポタポタ





    〜〜



    「「「「卒業おめでとーー!!」」」」




    アカデミージュニアの生徒達がカネキが、食堂にやって来た瞬間、大量のクラッカーで、迎えてくれる。



    カネキ「・・・え?」



    玲「カネキくんは、明日で卒業ですからねえー」



    玲「そのお祝いですぅ!」



    カネキ「玲!みんな・・・!」



    クロナ「ケン・・・おめでとう・・・!」



    ナシロ「向こうでも頑張ってね・・・!」



    カネキ「うん。ありがとうクロナちゃん・・・ナシロちゃん・・・!」



    クロナ「うん。」



    ナシロ「向こうでも元気でね」



    カネキ「心配ありがとう。」



    食堂のおばちゃん「ほら!ご飯できたよー」



    食堂のおばちゃんが丹精込めて作った大量のご飯が机に並べられていく。



    カネキ「すごい量!」



    食堂のおばちゃん「好きな分だけ食べなさい!」



    カネキ「ありがとうございます!」



    教官「ではーみんな!仲良くご飯を食べよう!」



    教官「と、言いたいところだが!」



    教官「ここはカネキに、言ってもらおう!」



    すると、カネキにすべての目線が集まる。



    カネキ「え、えっーと・・・」



    カネキ「今日は、僕のためにこんな素晴らしい企画を立ててくれてありがとう。今日でみんなとご飯を食べるのは最後だから・・・楽しく、賑やかに終わりたいなと、思ってます!では、いただきます!」



    「「「「「いただきます!」」」」」



    玲「では、食べましょー!」



    ナシロ「うん。」



    モグモグ・・・



    カネキ「美味しぃ!」



    食堂のおばちゃん「今日は本気で作ったからね!」



    カネキ「すごいですね・・・!」



    食堂のおばちゃん「ありがとう!カネキくん。」



    カネキ「ムシャムシャ・・・ガブガブ・・・ゴクンッ」



    玲「すごい食べますねえ!」



    玲「僕も負けてられないですぅ〜!」



    玲「ガツガツ・・・モリモリ・・・ムシャムシャ・・・ゴクンッ」



    〜〜



    カネキ「ぷはー・・・食べすぎた・・・」



    玲「僕もですぅ・・・」



    カネキ「ちょっと・・・風に当たって気分転換してくるよ・・・」



    玲「わかりましたですぅ!」



    玲「僕はこのままデザートを食べに行ってくるです!」



    カネキ「!?まだ、食べるの!」



    玲「デザートは、別腹ですよ!」タッタッタッ



    カネキ「ははは・・・」

  141. 141 : : 2016/08/31(水) 00:07:07


    カネキは、一人になり、外の空気を吸うため、外に出る。



    カネキ「よっこいしょ・・・」



    外に置いてある椅子に座る。



    サッー・・・



    夜の風が音を立てながら、吹く。



    カネキ「涼しいな」



    一人のんびりしていると・・・



    「ねぇ・・・ケン・・・」



    カネキ「ん?」



    後ろから声が聞こえたので、後ろを向くカネキ。



    すると、そこには・・・



    カネキ「クロナ・・・」



    クロナ「隣・・・いい?」



    カネキ「いいよ・・・」



    カネキとクロナは、並んでイスに座る。





    2人には、沈黙が訪れる・・・






    だが、その沈黙をクロナが破る。





    クロナ「ケン。」



    カネキ「・・・」



    クロナ「私ね・・・」



    カネキ「・・・」



    クロナ「ケンが卒業するのは・・・」



    クロナ「本当は・・・いや なの・・・」



    クロナ「もっと もっと もっと!一緒に 居たい!」ポタポタ



    そう言うクロナの目は、涙で、いっぱいだった



    カネキ「クロナ・・・ちゃん」



    クロナ「ごめんね・・・迷惑なこと言って」ポタポタ



    クロナ「でも、この気持ち・・・抑えきれなくて・・・」ポタポタ



    クロナ「もっと もっと 一緒にケンと 過ごしたい あそびたい 仲良くなりたい !」ポタポタ



    カネキ「クロナちゃん・・・」



    クロナ「もっとーーー」



    カネキ「もう言わなくていいよ」ギュッ



    クロナ「・・・ふぇ?・・・」ポタポタ



    カネキにイキナリ抱かれたことに、情けない声を漏らす。



    クロナ(暖かい・・・これが・・・ケンの・・・温もり・・・///)



    カネキ「僕ももっと・・・みんなと仲良くなりたい・・・けど、もう時間なんだ・・・」



    クロナ「・・・」ギュッ



    抱いているカネキの服を強く掴む。



    カネキ「もう、時間はすぐそこまで来ている・・・だけど、まだ、少しだけなら・・・時間はある・・・その時間を無駄にせず・・・みんなと最後の楽しみを味わおうと思う。」



    カネキ「だけど、時間が来たら・・・行かないと行けない・・・」



    クロナ「そんな・・・」



    カネキ「ごめんね・・・」



    クロナ「ねぇ・・・ケン・・・行かないっーー」



    チュッ



    クロナ「!?!?/////」



    カネキ「プハァ・・・今のは・・・約束。」



    カネキ「また、立派な捜査官になって・・・僕に会いに来てねって言う約束。」



    クロナ「もう、/////」



    クロナ「強引なんだから///」



    カネキ「嫌だった・・・?」



    クロナ「うんん。嫌じゃない・・・」



    クロナ「ねぇ・・・もう少しだけ・・・このままでいさせて・・・」ギュッ



    2人はイスに座りながら、抱き合い、もう一度キスをする。

  142. 142 : : 2016/08/31(水) 00:24:52
    ついにクロナにも幸せが。
  143. 143 : : 2016/08/31(水) 17:46:01
    ナシロはとうなるのでしょーか?
  144. 144 : : 2016/08/31(水) 21:46:54


    >>142 ついにクロナにもですね!


    >>143 大丈夫ですよ!みんな平等にします!
  145. 146 : : 2016/08/31(水) 22:20:14


    カネキ「クロナちゃん・・・」



    カネキ「そろそろ僕は戻らないと」



    クロナ「・・・うん」



    カネキ「先に戻っているよ・・・」



    カネキは、その場から去っていく。



    そして、クロナは、一人ベンチに残る。












    ーー建物の陰ーー






    ナシロ(・・・)ギリッ





    カネキにジュースを届けにきたナシロだが・・・


    カネキとクロナのやり取りをすべて聞いてしまう。


    そして、手に持っていたジュースを力強く握る。



    〜〜



    カネキのお別れパーティーも終盤に迫り・・・



    教官「くかぁー・・・」



    「ふぁー・・・ねむい」



    時間は深夜3時・・・



    みんな盛り上がりすぎて、時間など気にしなかった。



    教官達は、お酒やビールを飲み、酔っ払って眠りについた。



    そんな中・・・カネキは・・・



    カネキ「明日から・・・か」



    玲「ふぁー・・・カネキくんじゃないですかぁ?」



    カネキ「玲・・・」



    玲「寝ないのです?」



    カネキ「うんん。そろそろ寝るよ」



    玲「そういえばもう、お別れですね」



    カネキ「・・・」



    玲「次は僕達がカネキくんに会いに行く出番です!」



    玲「捜査官になって待ってて下さいね!」



    カネキ「・・・うん!!」



    玲「さー!そろそろ寝るですよぉー」



    カネキ達は、眠りについた。



    〜〜



    朝9時。



    荷物をまとめたカネキが外に一人立っている。



    そして、その後ろに、並ぶように立っているみんな。



    教官「車が来たな・・・」



    ガチャ・・・



    車がカネキの近くで止まり、中から有馬貴将が出てくる。



    有馬「迎えに来たぞ・・・カネキ。」



    カネキ「有馬さん・・・」



    カネキは、荷物を持ち、一歩また一歩と有馬に近づいていく。



    時だった・・・!



    ナシロ「ケン!」



    ナシロがカネキを呼び止めたのだ。



    カネキ「ナシロちゃん・・・?」



    ぐいぐいと近くまで来るナシロ。



    そして、カネキの目の前で止まる。



    ナシロ「私にも約束して」



    カネキ「私にも・・・!」



    ナシロ「知ってる。昨日クロナとキスをした事は・・・」



    ナシロ「だから・・・」



    チュッ



    ナシロ「約束ね。私との」



    ナシロがカネキにキスをする。



    カネキ「約束の内容は・・・?」



    ナシロ「私が立派な捜査官になってケンに会いに行くと言う内容」



    カネキ「うん。その時まで待ってるよ!」ニコッ



    ナシロ「うん!」



    有馬「そろそろ行くぞ」



    カネキ「はい。」



    カネキ「バイバイ・・・ナシロちゃん・・・そして、みんな・・・」



    「元気でなー!」



    「また、帰ってこいよー!」



    「私も捜査官になるからね!」



    ガチャ



    カネキは、車に入り、出発する。






    ナシロ「ケン・・・ッ!」ポタポタ



    クロナ「ナシロ・・・」



    ナシロ「お別れは・・・悲しいよ・・・」ポタポタ



    クロナ「そう・・・だね」ポタポタ



    〜〜



    有馬「カネキ・・・」



    カネキ「はい?」



    有馬「お前はいつからあんなにもてるようになったんだ?」



    カネキ「もててるんですか?僕?」



    有馬「フッ・・・」



    カネキ「え?なんですか今の!?」



    カネキ「教えてくださいよ!」



    有馬「自分で考えて自分で気づけ」



    有馬「そろそろ本局に着くぞ」



    カネキ「ゴクリッ・・・!」
  146. 147 : : 2016/09/01(木) 07:39:29
    うぃーねー
  147. 148 : : 2016/09/01(木) 14:37:53
    期待しすぎるわ
  148. 149 : : 2016/09/01(木) 17:21:16
    期待です
  149. 150 : : 2016/09/01(木) 17:29:58
    超期待です!!
  150. 151 : : 2016/09/01(木) 18:40:55
    おおおおおももももももししししししろろろろろろろすすすすすぎ
  151. 152 : : 2016/09/04(日) 00:03:35


    >>147 ありがとうございます!


    >>148 期待ありがとうございます!!


    >>149 期待ありがとうございます!


    >>150 超期待ありがとうございます!!


    >>151 ああありりりがががとととううう!!!
  152. 153 : : 2016/09/04(日) 00:03:40


    この数日。熱を引きまして、投稿をしておりません。本当にスミマセンm(_ _)m

    コメントを返すのが精一杯でした・・・


    ですが!


    熱は引いてきたので、明日から投稿を再開していこうと思います!!


    期待してくださってる皆様スミマセンでした。


    明日から再開です・・・
  153. 154 : : 2016/09/04(日) 00:35:39
    無理せずに頑張ってくださいなー
  154. 155 : : 2016/09/04(日) 00:45:56
    お気になさらず。
    あと、期待してます。
  155. 156 : : 2016/09/04(日) 11:08:59
    頑張ってください。!(^_^)
  156. 157 : : 2016/09/04(日) 23:41:28

    >>154 ありがとうございます!


    >>155 期待ありがとうございます!


    >>156 嬉しいです!ありがとうございます!


    今から書いていきます
  157. 158 : : 2016/09/05(月) 00:12:45


    本局に着いたカネキ達は、有馬が先頭を歩き、CCGのトップである。


    和修常吉総議長の部屋に向かう。




    コンコン



    常吉「はいれ。」



    ガチャ



    有馬「有馬貴将です」



    常吉「有馬か。そして、」



    カネキ「カネキケンです」



    常吉「ほぉ。お主がカネキか。」



    有馬「総議長。カネキに会いたいと言いましたので、連れてきました」



    常吉「嗚呼。ご苦労。有馬」



    有馬「いえ。」



    常吉「して、カネキ。」



    カネキ「はい?」



    常吉「お主は、アカデミージュニアを半年で卒業した感想を聞こう。」



    カネキ「感想・・・ですか、」



    カネキ「もっと、みんなと仲良くなりたかったですね」



    常吉「そうか。」



    常吉「だが、安心せよ」



    常吉「ここでも新しい仲間が沢山出来る。」



    常吉「お主なら、きっといい仲間ができるだろう」



    カネキ「ありがとうございます」



    常吉「お主に、期待しているぞ」



    カネキ「はい。」



    有馬「要件は、それだけで?」



    常吉「嗚呼。」



    有馬「では、これで失礼します」





    総議長の部屋から出たカネキと有馬は、次の場所を目指し歩く。



    有馬「明日から仕事に出てもらうぞ」



    カネキ「明日からですか」



    有馬「不安か?」



    カネキ「いえ。寧ろ楽しみです!」



    有馬「そうか」



    有馬「今から20区の局に向かう。付いてこい」



    20区の局に向かうため、また、車に乗り移動する。



    ーー20区。局ーー



    有馬「着いた。」



    カネキ「20区ですか」



    有馬「嗚呼。ここは、ほかの区と比べて比較的安全な区だからな」



    有馬「初心者のお前にはいい土台になる。」



    有馬「入るぞ」



    カネキ「わかりました」



    自動ドアが開かれ、局の中に入る。



    そして、ゲートを潜り、エレベーターを使い、うえへと上がっていく。



    エレベーターは、止まる。



    そして、とある一室の部屋のまえまで、来る。



    コンコン



    ガチャ。



    有馬は、ドアを開け、中に入る。



    すると、中にいた捜査官達は、スッ!っと立ち上がり、頭を下げる。



    亜門「おはようございます。有馬特等。」



    有馬「嗚呼。おはよう」



    篠原「久しぶりだな〜有馬」



    有馬「久しぶり。篠原特等。」



    2人は、軽く握手を交わす。



    真戸「して、有馬特等。そちらの方は?」



    有馬「嗚呼。明日からここで働くカネキ三等捜査官だ。」



    亜門「カネキ!?」



    篠原「アカデミージュニアを半年で卒業した子じゃないか?!」



    篠原「なんでここに?」



    有馬「急なことで悪かった。」



    有馬「カネキは、戦闘が出来ると言っても、まだ、子供だ。それに、ここの事もよくわかっていない。」



    篠原「そうか。」



    有馬「だから、安全な20区で、基礎を覚えてもらおうと思っている。」



    篠原「わかった。」



    有馬「カネキ。一応しっかり挨拶をするんだ。」



    カネキ「初めまして。三等捜査官のカネキです。以後よろしくお願いします。」ペコリ



    篠原「嗚呼。よろしく頼むよ」



    亜門「よろしく頼む。カネキ」



    真戸「よろしく。カネキくん。」



    みんなと握手を交わし、元の位置に戻る。



    有馬「カネキは、明日からここで働く事になる。」



    有馬「今日は、この局でも、見学しとけ。」



    カネキ「わかりました。」



    カネキ「では、失礼します。」






    この日。



    すべての局で・・・噂になった。



    『アカデミージュニアを半年で卒業した子が、20区の捜査官になったと・・・』



    『しかも、有馬より、若い年で捜査官になった。』


  158. 159 : : 2016/09/05(月) 17:35:34
    期待しかない
  159. 160 : : 2016/09/06(火) 04:03:32
    有馬さんの喋りかた少し雑じゃあないですか?
  160. 161 : : 2016/09/08(木) 19:38:20
    >>159 期待ありがとうございます!


    >>160 スミマセン。次からは気をつけます・・・m(_ _)m
  161. 162 : : 2016/09/08(木) 23:45:42


    有馬に「局でも見学しとけ」と言われたカネキは、行く宛もなくうろちょろとしている。



    「ねぇ、あの子」



    「白髪のあの子って!」



    「噂のカネキくんじゃない!?」



    「すごーい!本物だ!」




    キャッキャッキャッキャッ



    カネキ(何だろ?・・・僕を見て何か言ってる?)



    カネキ「あの〜すみません・・・」



    「きゃー!話しかけられた!」



    カネキ「あ、ダメでしたか?」



    「うんん。全然大丈夫だよ!」



    「それよりどうしたの?」



    カネキ「この局について、知りたいんですが・・・」



    「それならね!」



    「あれを見るといいよ」



    そう言って、女捜査官は、この局の内部構造が書かれた大きなポスターに指を指す。



    カネキ「ありがとうございます。」



    「いえいえ〜!」



    「それより、明日からここで働くんだよね?」



    カネキ「はい。よろしくお願いします。」



    「期待してるよ!」



    カネキ「ありがとうございます。では、」



    カネキは、お礼を言い内部構造が書かれたポスターの元へ向かう。



    〜〜






    カネキ「ここの局・・・かなり大きいな」






    カネキ「・・・・・・へぇー色んな部屋があるな・・・」






    カネキ「!!」





    カネキ「ここ、図書室がある!」



    カネキ「前々から本を読んで見たかったからなぁー」



    カネキ「行くか・・・図書室」



    ーーー

    ーー





    ーー図書室ーー



    図書室に入ったカネキ



    カネキ「かなりの本があるな」



    カネキ「なにを読もうかな?」



    カネキは、本を選ぶため、色んな本棚の周りをうろちょろする。



    そして、見つけた。



    一冊の本。



    カネキ「これは・・・」



    そう言ってカネキが取り出した本は・・・



    『特等捜査官を超える!! 天才の戦闘!』



    と言う戦い方が書かれた本を取り出す。



    ペラペラペラ


    カネキ「・・・これ・・・人間には無理だろ・・・」



    その本には、人間には出来ない尋常じゃない戦闘方法が書かれていた。



    カネキ「右に行って・・・クインケを宙になげて・・・走り・・・攻撃・・・そして、投げたクインケを・・・キャッチして・・・フィニッシュ攻撃・・・か」



    カネキ「無理だな」



    パタン



    本を閉じて元の位置に戻す。



    カネキ「他に・・・なんかないかなー?」



    カネキ「ん?」



    『拝啓カフカ』



    カネキ「なんだろ・・・これ?」スッ



    ペラペラペラ



    カネキ「何か・・・残酷だな・・・」




    この小説は主人公が害虫になるお話だった。



    害虫になった主人公は、腐ったチーズなどを好み食すようになる。



    他にもグロイ言葉などが沢山あった。



    そんな小説に・・・僕は・・・何かを感じた。



    カネキ「これ借りていくか・・・」



    そう言って『拝啓カフカ』を手に取り図書室から出る。


    〜〜


    ーー精神世界ーー



    金木「ねぇ」



    カネキ「どうしたの?」



    金木「その本」



    カネキ「ん?」



    金木「読んだことあるよ」



    カネキ「そうなんだ」



    金木「内容教えてあげよっか?」



    カネキ「やめて」



    金木「ごめんごめん」



    カネキ「それよりさ、」



    カネキ「この体では、僕が主に戦いや体を動かす事をするから、君は頭を使う事を主にやってよ」



    金木「うん。いいよ」



    金木「僕達は一心同体だからね」



    カネキ「うん」



  162. 163 : : 2016/09/09(金) 22:20:12
    これを見てるとついつい顔がニヤけてしまうwww期待です!
  163. 164 : : 2016/09/10(土) 17:31:14
    >>163 マジですか!?嬉しいです!!期待ありがとうございます
  164. 165 : : 2016/09/10(土) 17:31:22


    精神世界から現実に戻り・・・



    廊下を歩いていると、有馬と出会う。



    カネキ「有馬さん」



    有馬「カネキ。」



    有馬「取り敢えず話は終わった。」



    カネキ「そうなんですか」



    有馬「最後にお前の家について説明しとく。」



    つ紙


    有馬は、カネキに一枚の紙を渡す。



    カネキ「これ・・・は?」



    有馬「お前がこれから住む家だ。」



    有馬「家といってもアパートだがな」



    有馬「もし、不満があるなら・・・」



    有馬「その時は有名な捜査官になり、自分で新しい家を買え」



    この時の有馬は、何処か明るい感じの顔をしていた。


    その目からは、「お前ならやれる」と言う意志が込められている感じがした。



    カネキ「!!」



    カネキ「はい!」



    有馬「それだけだ。」



    有馬「俺は忙しい。またな」



    カネキ「さようなら」



    カネキは、有馬に渡された一枚の紙を見る。



    紙には、カネキがこれから住む家の場所が記されていた。



    カネキ「ここから近いな」



    今日はやることもなく家に帰るカネキだった。



    〜〜



    カネキ宅に向かう途中・・・



    カネキは、とある喫茶店の前で立ち止まっていた。



    カネキ「『あんていく』?どういう意味だろ?」



    カネキ「入ってみるか」



    『あんていく』と言う名前が気になったカネキは、お店の中に入ることにした。



    カラン カラン



    店長「いらっしゃいませ」



    お客であるカネキに挨拶をする店長と・・・



    トーカ「こちらの席にどうぞ」



    アルバイトと思われる若い女の子がカウンター席の椅子を引く。



    丁寧な接客に思わずカネキは・・・



    カネキ「ありがとうございます」



    感謝の言葉を告げる。



    店長「ご注文は?」



    カネキ「ブラックコーヒーで」



    店長「かしこまりました」



    そう言ってコーヒーを作り始める店長。



    カネキ(ここのお店・・・いいな)



    カネキ(ここで読書もいいかも・・・)



    そんな事を考えている時だった。



    カネキ(!)



    お店の奥の方の席に紫髪の若い美人の女の人が、本を読んでいた。



    リゼ「・・・」ペラ



    カネキ(彼女は本が好きなのかな?)



    コトッ



    店長「ブラックコーヒーです」



    カネキ「!」



    カネキ「ありがとうございます」



    ズズズッ・・・



    カネキ「!?・・・美味しい!」



    店長「そう言ってもらえてと嬉しいです。」



    店長「それより、彼女の事・・・気になります?」



    カネキ「あ、いえ・・・本を読んでるから・・・少し気になっただけです・・・」



    店長「本・・・好きなんですか?」



    カネキ「好きというか・・・今日・・・気になった本を見つけまして・・・」



    店長「何という本か教えて貰ってもよろしいでしょうか?」



    カネキ「はい。」



    カネキ「『拝啓カフカ』です」



    店長「!?」



    カネキ「どうしたんですか?」



    店長「それ、高槻作品ですよね?」



    カネキ「はい」



    店長「実は・・・彼女も高槻作品を読んでいるんですよ」



    カネキ「そうなんですか!」



    カネキ「へぇー」ジー



    リゼ「・・・!」



    カネキの目線に気づいたリゼは、ニコッとカネキに笑う。



    カネキ「あはは・・・」



    何か気まづくなるカネキ。



    カネキ「あ、サンドウィッチ一つください」



    店長「わかりました。」



    ーーー
    ーー



    店長「サンドウィッチです。」



    カネキ「パクパクパク・・・ゴクン!」



    カネキ「美味しいですね」



    店長「ありがとうございます」



    カネキ「パクパクパク・・・ズズズッ・・・ゴクン!」



    サンドウィッチとコーヒーを完食したカネキは、お会計に向かう。



    トーカ「〇〇〇円です。」



    カネキ「はい。」



    トーカ「丁度ですね。」



    トーカ「ありがとうございましたー」



    カラン カラン



    カネキ「ふー。」



    カネキ「『あんていく』・・・か、また来よう。」







    場所は変わり・・・




    まだ、あんていくに残っているリゼ






    リゼ「ふふふ」ペロリ

  165. 166 : : 2016/09/11(日) 01:01:32
    期待‼︎
  166. 167 : : 2016/09/11(日) 19:28:44
    期待です!!
  167. 168 : : 2016/09/13(火) 03:56:24
    期待しかできない
  168. 169 : : 2016/09/13(火) 20:57:38
    >>166 期待ありがとうございます!


    >>167 期待嬉しいです!!(;///;)


    >>168 ありがとうございます!!!ヽ(;▽;)ノ
  169. 170 : : 2016/09/13(火) 20:59:28


    あんていくから出て、真っ直ぐ家に帰ったカネキ。



    そして、今。



    新しい家のドアを開けようとしている





    ガチャ






    スタスタスタ・・・



    一通りすべての部屋を確認する。




    カネキ「どこも悪くないな」



    カネキ「一人暮らしには、丁度いいな」



    部屋は、『リビング』『寝室』『台所』『トイレ』『お風呂』と、すべて分かれていた。



    さらに、必要な道具などは、すべて元から揃っていた。



    カネキ「!?」



    有馬からもらった紙をゴミ箱に捨てようとした時だった・・・



    後ろに細い字で『必要な物はすべて揃わせた。もし、足りないものがあるのならば、自分で仕事をして買え。あと、タンスの中にお前の捜査官服が入っている。それを着て明日から仕事をしろ。』



    カネキ「有馬さん・・・!」



    カネキ「ありがとうございます。」



    カネキ「明日のために、今日はもう寝るか。」



    カネキは、ふかふかのベッドで明日を迎える。




    ーー朝ーー



    a.m. 5:00



    いつもより早く起きたカネキ。



    カネキ「今日から仕事か、」



    カネキ「頑張っていくぞ!」



    やる気を出して、仕事の支度をする。



    a.m. 6:00



    朝ごはんを食べて、歯を磨き、服を着替えて、今。



    カネキ「少し早いけど、行くか。」



    20区の局に向かうカネキ。



    朝だけど人が結構歩いていた。



    カネキ「さすが都会だな・・・」



    カネキ「今ここに、喰種が一人でも入ったら・・・」



    ブンブン!



    顔を横に何回も振り、思考を止める。



    カネキ「そんな事はよそう。」



    カネキ「ちゃちゃっと支部に行きますか」





    ーー20区の局ーー



    うぃぃぃぃん



    自動ドアが開けれる。



    カネキが来たのをわかったカウンターにいた女の人が、コチラに近づいてくる。



    「カネキ三等。」



    カネキ「はい?」



    「こちら、有馬さんからです。」



    そう言って渡されたのは・・・『クインケ』だった。



    カネキ「ありがとうございます!」



    「いえいえ。お仕事頑張ってください」



    そう言って受付の女の人は、去っていく。



    カネキ「7:00から集合だけど・・・」チラッ



    カネキ「今は6:30・・・か」



    カネキ「先に行っとくか」



    カネキは、昨日篠原達と出会った部屋へ向かう。



    ガチャ・・・



    篠原「よっ!」



    カネキ「篠原特等!?」



    カネキ「おはようございます」



    篠原「おう。おはよう」



    亜門「早いなカネキ」



    カネキ「おはようございます!亜門一等」



    亜門「嗚呼。」



    真戸「私もいるよ」



    カネキ「おはようございます!真戸上等!」



    真戸「うん。おはよう」



    篠原「それより、片手に持ってるのってクインケだよね?」



    カネキ「はい」



    篠原「それ・・・『ユキムラ3/1』だよな?」



    カネキ「『ユキムラ』?」



    篠原「有馬がまだ、三等の時に使ってたクインケだよ。」



    カネキ「そうなんですか!?」



    篠原「まー平子に受け継がれたんだけどな」



    カネキ「そして、僕に受け継がれた・・・と」



    篠原「有馬は、カネキを相当期待してるみたいだな」



    カネキ「ははは・・・」



    篠原「さ、少し早いが始めようか」



    亜門「はい。」



    ボードが用意される。



    そこに、『美食家』『大食い』の名前が記される。



    篠原「コイツらは共にSレートだ。」



    篠原「最近は、『大食い』をよく目撃するな。」



    カネキ「『大食い』とは・・・?」



    亜門「名前の通り、人を必要以上に捕食する奴だ。」



    カネキ「『美食家』は?」



    亜門「コイツは、未知なる食材を探している奴だ。」



    カネキ「変わった喰種ですね」



    篠原「話を戻すぞ」



    篠原「『大食』は、最近というか、いつも目撃されている。だが、『美食家』は、最近・・・目撃情報が少ない。」



    カネキ「こういう場合は・・・どうするんですか?」



    篠原「聞き込みだな」



    篠原「怪しいヒトとかを見かけなかったか聞くんだ。」



    カネキ「わかりました」



    篠原「では、解散」

  170. 171 : : 2016/09/13(火) 21:35:28
    期待!
  171. 172 : : 2016/09/17(土) 22:44:00
    >>171 期待ありがとうございます!!
  172. 173 : : 2016/09/17(土) 23:34:12



    『美食家』と『大食い』の目撃情報がないか聞き込みに行ったカネキだが、何一つ利益になる情報は手に入らなかった。



    そして、時間は過ぎ・・・お昼。



    カネキ「お腹がすいたな・・・あの店に行くか」



    〜〜


    カラン カラン




    店長「いらっしゃいませ」



    カネキ「どうもー」



    今日は高校生が居なかった。



    居ないというか学校に行っているのだろう。



    だが、今回は、男の人と女の人が変わりに働いていた。



    カウンター席に座り、クインケを地面に置く。



    店長「その服・・・」



    カネキ「ん?」



    店長「喰種捜査官の方なのですか?」



    カネキ「はい。今日から働いているんです。」



    店長「そうなんですか・・・」



    店長「お仕事頑張ってください」



    カネキ「ありがとうございます。」



    カネキ「あ、ブラックコーヒーとサンドウィッチお願いします」



    店長「かしこまりました。」



    カネキ(!!)



    カネキ(今日も彼女が来てる。)



    リゼ「・・・・・・」ペラペラ




    店長「どうぞ」



    どうやら、コーヒーとサンドウィッチが完成したようだ。



    カネキ「ありがとうございます。」



    カネキ「いただきます。」



    〜〜



    昼ごはんを食べ終えたカネキは、支部に戻るためあんていくから出る。



    カネキが出た数分後・・・リゼもあんていくを出る。




    リゼ「フフフ・・・」ペロリ






    ーーーーーー



    カネキ「・・・・・・」テクテク











    リゼ「・・・」テクテク





    気づかれない様に慎重に歩くリゼ。





    カネキ「・・・・・・」テクテク






    リゼ「・・・・・・」テクテク




    徐々に距離を縮めていく。



    リゼ(こっからどうしようかしら?)



    リゼ(何気ない感じで話そうかしら?そして、裏路地に連れていき・・・♡♡)ペロリ




    カネキ「・・・・・・」テクテク





    リゼ「・・・・・・」テクテク





    カネキ(何だ?誰かにつけられている?)



    カネキ(それと殺気も感じるな・・・)



    テクテクテク



    リゼ「あのぉー」



    カネキ「ん?」



    カネキ「あなたは・・・!」



    リゼ「はい!あんていくでいつも本を読んでいる神代利世という者です。」



    カネキ「初めまして。カネキケンと申します。」



    リゼ「あんていくにいる時毎回私の方を見ていますが・・・本・・・お好きなのですか?」



    カネキ「まー読み始めた・・・って感じですかね?」



    リゼ「何の本をお読みで?」



    カネキ「拝啓カフカです」



    リゼ「へぇー!高槻作品なんですね!」



    カネキ「はい。」



    リゼ(そろそろかな・・・♡)



    リゼ「ここじゃああれなので裏路地に行ってゆっくりお話しませんか?」



    カネキ「いいですよ」



    カネキ(何故裏路地なんだ?)





    ーー裏路地ーー



    リゼ「カネキさんは、高槻作品の本を読むのは初めてなんですか?」



    カネキ「はい。初めてですね」



    カネキ(なんだ?殺気が・・・この人から感じられる・・・!)



    リゼ「そう言えば!!ここの近くの本屋さんで高槻先生のサイン会が開かれるらしいですよ!」




    カネキ「そうなんですか」



    カネキ(何を考えている?!)



    リゼ「あー・・・靴がぁ・・・」



    リゼ「先に行っといてください。すぐ行きます」



    カネキ(靴?普通に歩いてただろ?異常はないはずだ。)



    リゼ(ふふふ!)ズモモモモモモ



    リゼ「はぁぁ!」



    カネキが前を歩いている隙に赫子を出し、後ろから攻撃を仕掛けるリゼ。



    カネキ「!?」



    シュパァン



    カネキ「・・・」



    リゼ「・・・」





    リゼ「・・・」ツー



    頬に血が流れる。



    リゼ「え?」ツー



    カネキの方を見ると、クインケを起動し、攻撃をした後だった。



    リゼ「カウンター?」



    リゼ「何て瞬発力なの!?」



    リゼ「あなた・・・人間なの?」



    カネキ「僕は・・・人間だよ?」



    リゼ「ふふふ・・・お腹が空いたの・・・あなたを食べさせてぇぇぇ!!」ズモモモモモモ



    カネキ「はぁ!」



    カキィン



    リゼ「私の攻撃を防ぐなんて!?」



    カネキ「何を慌てているんだ?」


    スパァン


    スパァン



    スパァン



    赫子を全て斬り落とされる。



    カネキ「これで終わらせる」



  173. 174 : : 2016/09/18(日) 07:04:16
    きぃたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎
  174. 175 : : 2016/09/18(日) 17:10:20
    きぃたああああああああああいいいいいいい!!!!!
  175. 176 : : 2016/09/18(日) 23:12:33
    グルカルでーURアヤトー当たったー
    めっちゃうれしー>_<
  176. 177 : : 2016/09/19(月) 13:22:30

    >>174 ありがぁぁぁとぉぉぉううぅございます!!!


    >>175 きっっったあぁぁぁぁいいっありがとうごっザッぃぃぃまぁぁすぅ!!


    >>176 URアヤト当たったんですか!?おめでとうございます!!!
  177. 178 : : 2016/09/19(月) 13:54:28
    期待いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃいいぃぃぃぃぃぃいいいぃぃぃぃぃ
  178. 179 : : 2016/09/19(月) 16:42:12


    リゼ「これが人間の力?・・・」



    リゼ「そんなわけ・・・ない!!」ギュルルル



    斬り落とされた赫子を再生して、攻撃を仕掛けるリゼ。



    シュッ



    シュッ



    赫子を伸ばして攻撃するリゼだが、軽々と攻撃を躱される。



    リゼ「はぁ・・・はぁ・・・」



    リゼ(私が焦っている?!)



    リゼ(そんなはずはない!相手は人間!)



    リゼ「私の攻撃が避けられるはずがない!!」ビュュン



    太い赫子をカネキに向けて攻撃するが・・・



    ザクッ!



    カネキ「そんな程度か?」



    リゼ(なんで・・・いとも簡単に私の赫子が切られるの?)



    リゼ「くっ!」ダッ



    勝てないと悟ったリゼは、その場から逃げ出す。



    カネキ「逃がすかっ!」ビュン



    カネキは、やり投げの様にクインケを投げ、リゼの心臓を貫く。



    リゼ「がっぁ!」ボタボタ



    大量の血を吐き出すリゼ。



    リゼ「強すぎる・・・わ」クスクス



    そして、リゼは力尽きその場に倒れる。



    カネキ「初めて喰種を駆逐した・・・!」



    カネキ「これ・・・どうしよ?」



    リゼの死体をそのまま持っていくと、一般市民などに悪影響な事を及ぼしてしまうため、カネキは携帯でCCGの人達を呼ぶ。



    〜〜



    数分後・・・



    捜査官「カネキ三等」



    カネキ「これです」



    捜査官「確かに・・・喰種ですね」



    捜査官「わかりました。この喰種を分析する必要があるので、こちらで処理しておきます。」



    捜査官「何かわかり次第即刻お知らせします。」



    カネキ「はい。わかりました。」



    この日カネキは、そのまま支部え帰っていった。



    そして、リゼの事を分析などをしていたら、コイツが『大食い』ということがわかった。



    リゼを討ち取ったのはカネキだったため、リゼの赫子は、カネキの新たなクインケとなる。



    そして、次の日の朝。



    いつも通り20区の会議室に向かう。



    ガチャ



    篠原「オッスカネキ!」



    亜門「『大食い』を単独撃破するとはな!!」



    真戸「君にはビックリだよ」



    カネキ「ありがとうございます。」



    篠原「そう言えば地行博士が呼んでたぞ。新しいクインケが完成したんだろうな!」



    カネキ「!!」



    篠原「さ、今から行ってきな!」



    カネキ「はい!!」



    カネキは、足早に地行博士の元に向かう。



    〜〜



    ウィィィン



    エレベーターが開く。



    地行「お!カネキくん。来たね!」



    カネキ「クインケは!?」



    地行「ふふふ!」



    地行「今回のクインケは、凄いよ!」



    地行「僕が今まで作ってきたクインケで一番の最高作だ!!」



    地行「見たまえ!」バッ



    被されていた赤い布を勢いよく取る。



    すると、カネキのクインケがあらわになる。



    カネキ「これは!」



    地行「そう。これが君のクインケだ。」



    名前ーー


    形 ブレード型


    赫子 鱗赫


    レート S



    地行「名前は自分で決めてくれ」



    地行「それより!このクインケの一番凄いところはね!!」



    地行「赫子が生きているっていうところなんだよ!!」



    カネキ「赫子が生きている?」



    地行「嗚呼!!さすが『大食い』だね!」



    地行「肉を食べたいっていう思いが強いせいかな?」



    地行「何故か不思議と生きているんだ。」



    地行「まさに奇跡だよ!」



    地行「おっと・・・熱くなりすぎてしまったね」



    地行「クインケの使い方を説明するよ」



    地行「持ち手の少し上にボタンがあるんだ。そのボタンを押すと、捕食モードに切り替わる。」



    地行「捕食モードとは、どこからともなく口の付いた赫子がクインケから出てくるんだ。その赫子が肉や赫包を食すんだ。」



    地行「あと、赫包を食べれば食べるほど君のクインケは、『進化』していく」



    カネキ「進化・・・!」



    地行「まー喰種の共食いと一緒の原理だ。」



    地行「説明はこんぐらいかな?」



    地行「試しに少しここで使ってみなよ」



    カネキ「はい。」

  179. 180 : : 2016/09/19(月) 16:45:00
    >>178 期待ありがとうございますっっっ!!
  180. 181 : : 2016/09/19(月) 19:30:10
    ダァァァァァァあったらぁぁぁ‼︎‼︎
    ここデェ‼︎‼︎
    かきたまえぇぇぇぇぇぇ‼︎‼︎
  181. 182 : : 2016/09/19(月) 20:16:04
    >>181 はぁ?
  182. 183 : : 2016/09/19(月) 21:53:50
    >>182
    ひぃ⁇
  183. 184 : : 2016/09/20(火) 00:57:01
    >>181から>>183の一連のやり取りクソw
  184. 185 : : 2016/09/20(火) 21:31:08

    >>181 今から書きますので!お、お、お、お、落ち着いてくだしゃい!!(((;°▽°))


    >>184 笑っちゃいました(・ω<)
  185. 186 : : 2016/09/20(火) 22:03:51
    お願いしますかけください
  186. 187 : : 2016/09/21(水) 01:15:00



    ポチッ



    ギュィィィィン



    どこからともなく口の付いた赫子が現れる。



    カネキ「おぉ!」



    カネキ「凄い!」



    地行「だろ!」



    カネキ「これで喰種を駆逐していくのかぁー」



    地行「嗚呼。君には期待しているよ!」



    カネキ「はい!」



    カネキ「頑張ります!!」
  187. 188 : : 2016/09/22(木) 03:25:00



    地行博士からクインケを貰い



    20区の支部に帰宅する。



    カネキ「クインケの名前は『リゼ』でいいか・・・考えるのがめんどくさいし」



    篠原「お!カネキ!帰ってきたか」



    カネキ「はい。ただ今戻りました」



    真戸「カネキくん。君の新しいクインケ・・・私に見せてくれないか?」



    亜門「はぁ・・・真戸さん・・・」



    亜門「悪いカネキ。真戸さんは、クインケが大好きな人なんだ・・・」



    カネキ「全然構いませんよ」



    ガチャ



    ギュィィィィン



    カネキのクインケが起動される



    真戸「ほぉ!これは素晴らしいね!」



    篠原「鱗赫のブレード型か」フムフム



    カネキ「あとこのクインケには、秘密があります」



    真戸「なに!?秘密だと?」



    カネキ「はい。」



    ポチッ



    ギュィィィィン



    カネキ「この様にボタンを押すと『捕食モード』に切り替わるのです。」



    真戸「素晴ぁしぃぃ!」



    真戸「こんなクインケ人生で初めて見るよ!!」



    カネキ「地行博士も『最高傑作だ!』と言われていました」



    真戸「さすが地行博士だ。」



    篠原「ゴホンゴホン」



    篠原「さ、カネキも帰ってきたことだ・・・会議の続きを始めよう。」



    ボートを持ってくる篠原



    篠原「20区に残るのはあと、『美食家』だけ」



    篠原「これも全てカネキのおかげだ。」



    カネキ「いえ。」



    篠原「『美食家』コイツの情報が一つもないが・・・名前からして、食にこだわる奴だということがわかる。」




    篠原「すこし・・・噂で聞いた話しだ。」



    篠原「喰種が経営する『喰種レストラン』って言うのがあるらしい・・・」



    亜門「喰種レストランですか?」



    篠原「嗚呼。」



    真戸「ほぉ・・・怪しいね・・・私の勘がそう言っているよ」



    篠原「そうか・・・なら、調べてみる価値はありそうだな」



    篠原「では、今回は『美食家』について調べるだ。じゃあ解散」



    解散と言われたカネキは、取り敢えず『美食家』の事について調べるために、パソコンへ向かう。



    カチカチカチカチ



    カネキ「んー。『美食家』について・・・何も出てこないなぁー」



    カネキ「やはり・・・直接喰種に聞く・・・方がいいのかな?」



    今のやり方では、限界が近いと思ったカネキは、クインケを持ち外へ出る。



    カネキ「昼間の喰種ってどんなへんにいるんだ?」



    カネキは取り敢えず、裏路地,建物の影で隠れた場所,暗い場所,空き地,廃墟,などなど・・・



    調べてみたけれど、全て空振りだった。



    そして、日が暮れ始めて・・・



    夕方



    カネキ「はぁ・・・喰種いなかったな・・・」



    カネキ「まぁ喰種がいない=安全っていうことだからいいんだけど」



    カネキ「今日もあんていくに寄って帰るか」



    カランカラン



    店長「いらっしゃいませ」



    カネキ「ブラックコーヒーで」



    店長「かしこまりました」



    いつもと同じ席に座るカネキ。



    コーヒーが出来上がり、飲む。



    カネキ「美味しいな・・・」



    店長「どうです?仕事の方は?」



    カネキ「全然ですよ」



    カネキ「空振りばっかです」



    店長「そうなんですか」



    店長「何事も経験ですからね」



    カネキ「はい。」



    店長「お仕事頑張ってください」



    カネキ「ありがとうございます」



    コーヒーを飲み干すとカネキは、お金を払い店から出ていく。



    帰り道。


    いつもと同じ道を歩いている時だった



    ドンッ!



    背の高いイケメンの男性と曲がり角でぶつかってしまったのだ。



    カネキ「あ!すいません」



    「いや、気にしないでくれ」



    彼のこけた拍子に一枚の名刺が胸ポケットからヒラリと落ちる。



    それを拾うカネキ。



    カネキ「月山・・・習・・・」



    月山「それが僕の名前さ」



    カネキ「そうなんですか」



    カネキ「あ、すいません。名刺お返しします」



    月山「嗚呼。拾ってくれてありがとう。」



    カネキ「では、さようなら」



    月山「adieu」



    月山と別れ一人歩いているカネキ。



    カネキ「・・・さっきの人・・・喰種なんだ」



    カネキ「しかも、喰種レストランに通っている喰種だなんて・・・」



    カネキ「運がいいな!」

  188. 189 : : 2016/09/22(木) 07:02:16
    期待です!、頑張ってください!
  189. 190 : : 2016/09/22(木) 07:03:10
    ちなみに、ハイルとか、出てこないんですか?
  190. 191 : : 2016/09/22(木) 09:53:54
    店長は芳村にしたほうがいいっすよ
  191. 192 : : 2016/09/22(木) 10:23:08


    >>189 期待ありがとうございます!!!
    ハイルは出すか出さないか迷っております( ̄▽ ̄;)



    >>191 そうなんですか?
  192. 193 : : 2016/09/22(木) 18:09:24
    んー、確かに、芳村の方が、分かりやすい
  193. 194 : : 2016/09/22(木) 21:57:57


    月山習と書かれた隣に『喰種レストランメンバー』と書かれていた。



    それを見たカネキは、月山習が喰種だという事がすぐにわかった。



    次の日いつもの様に20区の支部へ朝早く向かう。



    篠原「では会議を始める」



    篠原「昨日の会議の後に何か『美食家』についてわかった事がある人・・・?」



    カネキ「はい。」



    篠原「お!じゃ、カネキ」



    カネキ「はい。昨日家に帰っている途中『美食家』と出会いました」



    亜門「!?」



    篠原「どこで出会ったんだ?」



    カネキ「〇〇の近くの曲がり角でばったりとぶつかったのがきっかけです。」



    カネキ「ぶつかった拍子に相手の喰種が名刺を落としてしまい、それを僕が拾ったのです。その時、彼の名前の横に『喰種レストランメンバー』と書かれていました。」



    真戸「ほぉ・・・喰種レストランか・・・ちなみに名前は?」



    カネキ「月山習です。」



    篠原「月山・・・習・・・か」



    亜門「外見とか覚えてるか?」



    カネキ「はい。大体は覚えています。」



    篠原「じゃあ、似顔絵を書く人に頼んで書いてもらおう。」



    カネキ「わかりました。」



    似顔絵担当の捜査官を呼び、カネキが一つ一つ月山習の特徴を言っていく。



    そして、似顔絵を書き終える。



    「これでどうですか?」



    カネキ「!!」



    カネキ「そっくりです!」



    捜査官が書いた似顔絵は、月山習の顔そのものだった。



    「わかりました!これを20区支部の捜査官全員にコピーして渡しますね!」



    カネキ「よろしくお願いします。」



    そして、20区の捜査官は、月山習を探すために捜査にとても力をいれた。



    〜〜



    ーーあんていくーー



    バタバタバタ



    外を走り回る捜査官達。



    トーカ「最近捜査官の人数が増えましたね」



    芳村「嗚呼。かなりマズイかもね」



    カラン カラン



    「すっーーーー・・・ハァーー」



    「何度来てもここの匂いはイイね!」



    トーカ「何のようだ・・・クソ山」



    月山「ひどいなぁ・・・霧嶋さん」



    トーカ「それより最近捜査官の数多くね?」



    月山「どうやら・・・僕の手配書が広まってるみたいなんだ」



    トーカ「はぁ?!」



    月山「ここに来るまで3人ぐらいの捜査官に追いかけられたよ」



    トーカ「てめぇ!」



    月山「ははは!!」



    トーカ「何を笑ってやがる!」



    月山「安心したまえ!」



    月山「僕を誰だと思っているんだ?」



    月山「月山習だぞ?」



    月山「僕の手にかかればあのような捜査官なんて一瞬でーー」



    ギュッ



    拳を力強く握る月山



    月山「Bad Endingさ!」



    トーカ「取り敢えずここに来んじゃねえ!」



    トーカ「私達まで巻き込むつもりか?」



    芳村「トーカちゃん!!」



    芳村「あんていくは、助け合いだ」



    芳村「困った時は何時でもここに来なさい」



    月山「ありがとうございます。芳村氏」



    月山「では、これで」



    カラン カラン



    お店から出て行った月山。




  194. 195 : : 2016/09/22(木) 23:51:55
    期待っす
  195. 196 : : 2016/09/23(金) 21:02:16
    月山は一人で逝ってこいw
  196. 197 : : 2016/09/26(月) 03:36:44
    月山より金木くんが月山に襲われないか心配
  197. 198 : : 2016/09/29(木) 20:16:11


    >>195 期待ありがとうございますっ!!!


    かなり放置してしまいすみません。今から書いていきますー
  198. 199 : : 2016/09/29(木) 21:04:57



    捜査官と出会わない様に、人気のない路地裏を一人歩く月山。



    月山「僕の手配書が出回っている・・・か・・・」



    月山は、昨日ぶつかったカネキの事を思い出す。



    月山「やはり僕の名刺で、僕の正体がバレていたか・・・」



    月山「この騒ぎを沈めるには・・・取り敢えず昨日の少年をなんとかするしかないな」



    数日後・・・



    完璧な変装をした月山は、カネキを見つけるために、東京の20区を走り回る。



    月山「はぁはぁ・・・彼は・・・何処だ?」



    月山「!?」



    月山「あれは!」



    仕事終わりのカネキが一人歩いていた。



    月山「とうとう見つけたぞ!」



    月山「君ィ!待ちたまえ!」



    カネキ「??」



    大声でカネキを呼ぶ月山。



    カネキ「なんですか?」



    月山「君とすこし話がしたいんだ」



    カネキ「・・・忙しいんですみません。」



    めんどくさいなと思ったカネキは、月山の話を断り、足早にまた前を歩き始める。



    月山「いいのかい?『美食家』についてなんだけどね」



    カネキ「 ピクッ 」



    『美食家』と聞いたカネキは、思わず体がその場でピタリと止まる。



    カネキ「・・・あなた・・・何者なんですか?」



    月山「通りすがりの青年さ!」



    つ手紙



    懐から手紙を出す月山。



    月山「ここに『美食家』について書かれている」



    月山「では、僕はこれで」ダッ



    カネキ「・・・」



    月山からもらった手紙を開けるカネキ。



    ペラペラ



    ーーー



    『今日の午前0時に協会に来てほしい。』



    『そこに美食家が現れる。』



    『これは嘘ではない。罠でもない。』



    『君とお話がしたいのさ』



    『by 月山 習』



    ーーー



    カネキ「・・・行ってみるか」




    そして・・・午前0時。




    ガラガラガラ



    協会の扉が開かれる。



    すると、テレリラリラリラリテレテレテレリラリラリラリテレテレ



    綺麗なピアノの音がなり始める。



    カネキ「・・・あなたが『美食家』で間違いありませんよね?」



    ピアノを引いている月山の後ろに立つカネキ。



    ピアノを引くのをやめて、立ち上がりカネキの方を見る月山。



    月山「そうだよ・・・カネキケンくん」



    カネキ「何故僕の名前を?」



    月山「君のことを調べさせてもらったよ」



    月山「だが、わかったのは、名前とアカデミージュニア出身ということだけだ。」



    月山「しかも、アカデミージュニアをすぐに卒業したらしいじゃないか!・・・・・・」



    月山「君こそ何者なんだい?」



    カネキ「僕は人間ですよ」



    月山「そうかい。」



    カネキ「そして、あなたは喰種。ここには、捜査官と喰種がいる。」



    カネキ「これの意味わかりますよね?」



    月山「僕は君と話に来たと言っただろ?」



    カネキ「こっちは仕事が関係している以上ーー」



    カネキ「ーー駆逐させてもらいます」



    ガチャ



    カネキ「クインケ起動」



    ギュィィィィン



    月山「なら仕方ない・・・殺るか」



    ズモモモモモモ



    カネキ「死んでもらいます。美食家さん」シュ



    ガキィン



    月山「そんな攻撃が僕につうじるとでーもっ!!」ブォン



    後ろに大きく飛ばされるカネキだが、上手いことバランスをとり地面に着地する。



    カネキ「次だ。」ダッ



    勢い良く走り、月山の体左部分向けてクインケを振るう。



    月山「あまいよ。」←ガードスルツキヤマ



    と、見せかけてのその場で反時計回りをして、月山の右腹をグサッと斬る。



    月山「ぐっ・・・!」



    カネキ「まだまだ」



    グサグサグサグサ



    斬撃の連撃を喰らう月山。



    月山「はぁ・・・はぁ・・・僕は・・・ここでやら・・・れる・・・のかな?」



    カネキ「生命力はすごいな。これで終わりだ」チャキ



    クインケを構え直すカネキ。



    トドメの一撃を喰らわそうとしたその時・・・



    バババババ



    協会の天井を破り、羽赫の羽が飛んでくる。



    カネキ「誰だ?」



    ???「月山くん。安全なところへ」



    月山「あなた・・・は?」



    ???「速く」



    月山「はい・・・」



    カネキ「あなた?・・・誰であり、何の真似ですか?」



    ???「そんな事は今はどうでもいい・・・さぁ。私を殺しに来なさい!」


  199. 200 : : 2016/09/30(金) 16:13:18
    芳村だな
  200. 201 : : 2016/09/30(金) 21:29:24
    うんうん
  201. 202 : : 2016/10/02(日) 03:48:43


    >>200 >>201 バレましたか!^^*
  202. 203 : : 2016/10/02(日) 04:17:24



    カネキ「・・・」



    カネキは、分かっていた。



    突如として現れたこの喰種は、他の喰種とは、ケタ違いの強さだということを・・・



    まず、見た目でわかる。



    赫子で覆われたと思われる部分が多々ある。



    いや、全てだ・・・



    これをーー



    カネキ「『赫者』」



    ???「ほぉ・・・赫者を知っているのかい」



    カネキ「えぇ・・・本で読んだ事がありますから・・・それに、その本に書かれていた赫者の喰種が、『SSSレート フクロウ 』である事も」



    カネキ「本に出てきた喰種とソックリですね。あなた・・・SSSレート喰種のフクロウですか?」



    ???「むぅ・・・そこまでわかっているのか・・・」



    ???「そうだ・・・私はフクロウだよ」



    フクロウ「正体を知られたいこう・・・君を消すしか無いようだね」バババババババババ



    ショットガンの玉の威力ぐらいの羽赫攻撃を繰り出すフクロウ。



    普通・・・一般の人ならば、SSSレート喰種を前にしたら、立っていられるのがギリギリなのに、カネキは、恐怖心に囚われずいつも通りの素早い身のこなしで、羽赫の攻撃を躱していた。



    そして、考えていた事がーー



    カネキ(SSSレート喰種の赫包をこのクインケが食べたら何処まで強くなるんだろ?)シュシュ



    ありえないほどの落ち着き様である。



    フクロウ「隙だらけだ」シュン



    赫子で宙に浮いているカネキをぶっ刺そうとしたフクロウだが、、、



    カネキ「簡単にかわせますよ」スカッ



    そして、、、



    ポチッ



    ガブッ



    ボタンを押したと同時に口のついた赫子がクインケから出現する。その赫子が、フクロウの肩あたりを捕食する。



    フクロウ「ぐっ!・・・赫包をやられた・・・」



    カネキ「これで強くなっただろ?」



    そう言ってクインケを見るカネキ、



    すると、ギュィィン



    クインケが少しだけ、大きくなった。



    カネキ「重さも少し増えたな」



    フクロウ「危うし。捜査官」



    フクロウ「今ここで滅する」



    羽赫を硬質化させて、ブレードにした状態でこちらに向かってくるフクロウ。



    フクロウ「はぁ!」



    カネキ「は!」



    ガキィン



    フクロウ「ぬ!」



    カネキ「らっ!」



    ガキィン



    お互いのクインケと赫子が激しくぶつかり合う。



    フクロウ「・・・時間だ!」シュン!



    鋭い爪で、素早い突きをカネキに放つが・・・



    スカッ



    避けられるとともに・・・



    グシャッ!



    腕を斬られる。



    フクロウ「ぐあぁっ!」ズモモモモモモ



    腕を斬られたフクロウは、羽赫で、何処かに飛び去っていく。



    協会に一人残されたカネキ。



    カネキ「明日。朝一に報告だな」

  203. 204 : : 2016/10/02(日) 07:18:23
    金木強し〜
  204. 205 : : 2016/10/02(日) 10:25:23
    それな(゚o゚;;
  205. 206 : : 2016/10/02(日) 19:11:29
    チンコおいし~
  206. 207 : : 2016/10/02(日) 19:35:12
    どんな味?
  207. 208 : : 2016/10/05(水) 20:56:42
    更新頑張ってください。
  208. 209 : : 2016/10/05(水) 21:25:50
    どんな味wwwww
  209. 210 : : 2016/10/08(土) 01:57:22
    金木やばしやばし
  210. 211 : : 2016/10/08(土) 13:37:56
    ちんこうま
  211. 212 : : 2016/10/09(日) 14:26:14
    どんな香り?
  212. 213 : : 2016/10/09(日) 18:45:06
    キモい黙れ
  213. 214 : : 2016/10/19(水) 22:37:30
    書けへんのけ?
  214. 215 : : 2016/10/23(日) 14:47:06
    はよせーや
  215. 216 : : 2016/11/04(金) 21:30:41
    無理せずに頑張って下さい‼︎
    期待という名の応援を勝手ながらさせて頂きます。
    そして面白いです‼︎
  216. 217 : : 2016/11/23(水) 11:23:26
    頑張ってください
  217. 221 : : 2016/12/21(水) 18:23:12
    期待

  218. 223 : : 2016/12/31(土) 02:32:27
    またおまえかあきないね
    更新がんばってください期待
  219. 224 : : 2017/01/03(火) 15:42:16
    期待です
  220. 225 : : 2017/01/15(日) 13:11:44
    作品消してるから生きてるはず
  221. 226 : : 2017/01/15(日) 13:13:19
    てかみんな、最近の活動見ろよな
  222. 227 : : 2017/10/12(木) 21:05:57
    まだ続き出ませんか?
  223. 228 : : 2018/04/03(火) 10:06:12
    面白すぎやしません?w
    続きに期待!!
  224. 229 : : 2018/07/05(木) 23:33:12
    続編ヨロシクオネガイシマス
  225. 230 : : 2018/07/08(日) 13:23:24
    続きはいつ出ますか?
  226. 231 : : 2018/07/21(土) 22:37:02
    頑張ってください。
    期待です!
  227. 232 : : 2018/08/07(火) 12:10:04
    か~~~~め~~~~は~~~~め~~~~波ァァァァァーーーー
  228. 233 : : 2019/03/09(土) 23:26:13
    続きに期待

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